JPH10238586A - 流体封入式防振装置 - Google Patents

流体封入式防振装置

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JPH10238586A
JPH10238586A JP4543197A JP4543197A JPH10238586A JP H10238586 A JPH10238586 A JP H10238586A JP 4543197 A JP4543197 A JP 4543197A JP 4543197 A JP4543197 A JP 4543197A JP H10238586 A JPH10238586 A JP H10238586A
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JP
Japan
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vibration
liquid chamber
orifice passage
mounting member
fluid
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JP4543197A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Tanahashi
洋昭 棚橋
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Tokai Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 封入流体の流動作用や圧力制御によって複数
の乃至は広い周波数域の振動に対して有効な防振効果を
得ることが出来る流体封入式防振装置を、簡単な構造と
少ない部品点数をもって提供すること。 【解決手段】 振動が入力される主液室58と、容積可
変の副液室60の間に、低周波側にチューニングされた
第一のオリフィス通路68と、高周波側にチューニング
された第二のオリフィス通路76を設ける一方、副液室
60の壁部の一部を空気圧加振される加振板78で構成
すると共に、該加振板78によって第二のオリフィス通
路76を遮断可能とした。そして、低周波側の振動入力
時には、第二のオリフィス通路76の遮断状態下で第一
のオリフィス通路通路68による防振効果を得るように
する一方、高周波側の振動入力時には、加振板78の加
振によって副液室60に生ぜしめられる内圧変化を第二
のオリフィス通路76を通じて主液室58に及ぼすこと
により液圧制御による防振効果を得るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、内部に封入された非圧縮性流体
の流動作用や圧力制御によって防振効果を得るようにし
た流体封入式防振装置に係り、特に構造が簡単で製作性
に優れた新規な構造の流体封入式防振装置に関するもの
である。
【0002】
【従来技術】従来から、振動伝達系を構成する部材間に
介装される防振連結体や防振支持体の一種として、特開
昭59−1829号公報や特開昭61−2939号公
報,特開平6−117478号公報等に記載されている
ように、振動が入力される液室の壁部の一部を構成する
振動板を電磁駆動手段で加振せしめて、液室の内圧を制
御することによって防振効果を得るようにした能動的な
流体封入式防振装置が提案されており、自動車用エンジ
ンマウントやボデーマウント,メンバマウント,サスペ
ンションブッシュ等への適用が検討されている。
【0003】しかしながら、このような能動的な流体封
入式防振装置においても、未だ、要求される防振効果を
充分に得ることが難しいという問題があり、特に近年に
おける自動車の高級化指向やエンジン機関の高性能化等
に伴って、より一層の防振性能の向上が要求されてい
る。
【0004】そこで、このような要求に対処するため
に、例えば、実開昭61−191543号公報等には、
振動が入力される液室に対してオリフィス通路を通じて
連通せしめられた副液室を形成すると共に、この副液室
の壁部を一部を振動板で構成し、振動板の加振による内
圧変動をオリフィス通路を通じて液室に及ぼすことによ
り、オリフィス通路による流体の共振作用を積極的に利
用して、液室の内圧制御に基づく防振効果がより効率的
に発揮されるようにしたものが提案されている。
【0005】ところが、このようにオリフィス通路を利
用した場合には、流体の共振作用が有効に発揮されるオ
リフィス通路のチューニング周波数域では目的とする防
振効果が有効に発揮されるものの、チューニング周波数
から外れた周波数領域では有効な防振効果を得ることが
難しいという問題がある。特に、オリフィス通路がチュ
ーニングされた周波数域の振動よりも低周波数域の振動
が入力された場合には、液室に惹起される内圧がオリフ
ィス通路を通じて副液室に及ぼされて、振動板の変位や
該振動板を支持する弾性部材の変形などによって逃げて
しまい易いために、液室に有効な内圧変動が生ぜしめら
れ難く、満足できる防振効果を得ることが極めて困難と
なるという問題があった。そのために、例えば、自動車
用エンジンマウントにおいて、オリフィス通路よる流体
の共振作用を利用した液室の内圧制御に基づいて、アイ
ドル振動に対する絶縁効果が発揮されるようにチューニ
ングした場合には、走行時のエンジンシェイク等の低周
波振動に対して有効な防振効果を得ることが難しいので
ある。
【0006】加えて、従来の能動型の流体封入式防振装
置においては、加振板を駆動する電磁駆動手段を組み込
まなければならないために、サイズや重量の増大が避け
られないという不具合があった。しかも、電磁駆動手段
異は、コイルやマグネット等が必要であることに加え
て、目的とする駆動力を安定して得るためには、それら
コイルやマグネットを高い寸法精度で組み込まなければ
ならないことから、構造が複雑で製作が難しく、且つ高
価であるという問題があった。更に、電磁駆動手段を用
いた従来の流体封入式防振装置では、構造が複雑である
ために信頼性や耐久性が問題となる場合もあり、不具合
が発生した場合の対処も難しいという問題もあったので
ある。
【0007】
【解決課題】ここにおいて、請求項1乃至4に記載の発
明は、何れも、上述の如き事情を背景として為されたも
のであって、その解決課題とするところは、オリフィス
通路による流体の共振作用を利用して液室を内圧制御す
ることにより、液室の内圧制御に基づく防振効果を効率
的に得ることが出来ると共に、かかるオリフィス通路の
チューニング周波数よりも低い周波数域の入力振動に対
しても、封入流体の流動作用等に基づいて良好な防振効
果を得ることの出来る、新規な構造の流体封入式防振装
置を提供することにある。
【0008】また、請求項1乃至4に記載の発明は、何
れも、簡単な構造と少ない部品点数をもって構成され
て、小型化や軽量化が有利に図られ得る、新規な構造の
流体封入式防振装置を提供することも、目的とする。
【0009】
【解決手段】そして、このような課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、(a)互いに所定距離を
隔てて配された第一の取付部材および第二の取付部材
と、(b)それら第一の取付部材と第二の取付部材を連
結する本体ゴムと、(c)該本体ゴムによって壁部の一
部が構成されて、第一の取付部材と第二の取付部材の間
への振動入力時に内圧変動が生ぜしめられる、内部に非
圧縮性流体が封入された主液室と、(d)前記第二の取
付部材で支持された剛性仕切部材を挟んで、該主液室と
は反対側に形成された、壁部の一部が弾性壁部で構成さ
れて該弾性壁部の弾性変形に基づいて容積変化が許容さ
れる、内部に非圧縮性流体が封入された副液室と、
(e)前記主液室と前記副液室の間に跨がって形成され
て、それら両室間での流体流動を許容する、防振を目的
とする第一の振動周波数域に応じてチューニングされた
第一のオリフィス通路と、(f)前記主液室と前記副液
室の間に跨がって、該第一のオリフィス通路から独立し
て形成されて、それら両室間での流体流動を許容する、
前記第一の振動周波数域よりも高周波数側の防振を目的
とする第二の振動周波数域に応じてチューニングされた
第二のオリフィス通路と、(g)前記第二の取付部材に
対して変位可能に配設されて、前記副液室の壁部を一部
を構成する加振板と、(h)該加振板に付勢力を及ぼし
て、該加振板を前記第二のオリフィス通路の前記副液室
側の開口部に押し付けることにより、該第二のオリフィ
ス通路を閉塞せしめる付勢手段と、(i)前記加振板を
挟んで前記副液室とは反対側に形成され、内部の負圧力
に基づいて該加振板を前記第二のオリフィス通路の前記
副液室側の開口部から離隔させて該第二のオリフィス通
路を開口せしめると共に、内部の圧力変化に基づいて該
加振板に対して加振力を及ぼすことにより該副液室に内
圧変化を生ぜしめる作用空気室と、(j)該作用空気室
に空気圧を及ぼしめて圧力変化を生ぜしめるためのエア
給排路とを、有する流体封入式防振装置を、特徴とす
る。なお、上記付勢手段は、防振を目的とする第一の振
動周波数域の振動入力時に、主液室に惹起される内圧に
抗して第二のオリフィス通路を閉塞状態に維持せしめる
だけの付勢力を加振板に及ぼし得るものであれば良く、
かかる付勢手段として、例えば、コイルスプリングやゴ
ム弾性体等の弾性部材が好適に採用されるが、その他、
作用空気室に正圧を及ぼして空気ばね作用により付勢手
段を構成すること等も可能である。
【0010】このような請求項1に記載の発明に従う構
造とされた流体封入式防振装置においては、加振板の加
振によって副液室に惹起される圧力が、第二のオリフィ
ス通路を通じて流動せしめられる流体を介して、主液室
に及ぼされるのであり、その際、第二のオリフィス通路
を通じて流動せしめられる流体の共振周波数が、防振を
目的とする第二の振動周波数に応じてチューニングされ
ていることから、第二の振動周波数域の振動入力時に、
対応する周波数で加振板を加振することにより、副液室
に惹起される圧力の主液室への伝達が、封入流体の共振
作用によって、極めて効率的に為されることとなる。
【0011】それ故、第二の振動周波数域の振動入力時
には、加振板に対して空気圧による小さな加振力を与え
るだけで、主液室に大きな内圧変動を生ぜしめることが
出来るのであり、それによって、主液室の内圧を有効に
制御せしめて防振特性を調節し、優れた防振効果を得る
ことが出来るのである。
【0012】しかも、本発明に従う構造とされた流体封
入式防振装置においては、主液室と副液室との間に、第
二のオリフィス通路よりも低周波数域にチューニングさ
れた第一のオリフィス通路が設けられていると共に、第
二のオリフィス通路が加振板によって遮断可能とされて
いることから、第二の振動周波数域よりも低周波数域の
第一の振動周波数域の振動入力時には、第二のオリフィ
ス通路を遮断することによって、主液室に惹起される内
圧変動に基づいて、主液室と副液室の間で第一のオリフ
ィス通路を通じての流体流動が有効に生ぜしめられるこ
ととなる。
【0013】それ故、第二の振動周波数域よりも低周波
数域で防振を目的とする第一の振動周波数域の入力振動
に対しては、第一のオリフィス通路を通じて流動せしめ
られる流体の共振作用等の流動作用に基づいて、有効な
防振効果を得ることが出来るのである。
【0014】加えて、請求項1に記載の発明に従う構造
とされた流体封入式防振装置においては、エア給排路を
通じて作用空気室に繰り返し圧力変動を及ぼすことによ
って、加振板を加振して副液室に内圧変化を生ぜしめる
ことが出来ることから、単に防振装置内部に作用空気室
を形成するだけで良く、加振用の電磁駆動手段を構成す
るためにコイルや永久磁石等の特別な部材を組み込む必
要がないのであり、能動的な防振装置が、簡単な構造と
少ない部品点数をもって有利に実現され得るといった大
きな効果を有する。
【0015】しかも、請求項1に記載の発明に従う構造
とされた流体封入式防振装置は、部品点数が少なく、電
磁駆動機構のように高い寸法精度が要求されることもな
いことから、製作性に優れ、コスト的にも安価であると
いった効果も有する。
【0016】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明に従う構造とされた流体封入式防振装置に
おいて、前記弾性壁部の中央部分に前記加振板が固着さ
れており、該加振板が該弾性壁部を介して前記第二の取
付部材に連結されていることを、特徴とする。
【0017】このような請求項2に記載の発明に従う構
造とされた流体封入式防振装置においては、それぞれ副
液室の壁部の一部を構成する弾性壁部と加振板を、共に
効率的に配設することが出来、防振装置のコンパクト化
が一層有利に図られ得ると共に、弾性壁部の有効面積と
加振板の可動性とを、共に有利に確保することが可能と
なる。
【0018】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は2に記載の発明に従う構造とされた流体封入式防振
装置であって、前記第二の取付部材において、前記副液
室に対して前記加振板を挟んで反対側に位置する収容空
所が形成されていると共に、かかる加振板が、該第二の
取付部材に対して、前記弾性壁部から独立の支持ゴム板
によって弾性支持されており、該支持ゴム板で該収容空
所が仕切られることによって前記作用空気室が形成され
ていることを、特徴とする。
【0019】このような請求項3に記載の発明に従う構
造とされた流体封入式防振装置においては、加振板を支
持ゴム板を介して第二の取付部材に弾性支持せしめるこ
とによって、加振板を第二の取付部材に対して変位可能
に支持せしめる支持機構が、簡単な構造をもって有利に
実現される。また、かかる支持ゴム板は、弾性壁部から
独立形成されていることから、作用空気室に及ぼされる
空気圧による弾性壁部の弾性特性への悪影響も回避され
得る。
【0020】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至3の何れかに記載の発明に従う構造とされた流体封
入式防振装置において、前記作用空気室に及ぼされる負
圧を、防振すべき前記第二の振動周波数域の入力振動に
同期して変動せしめる空気圧制御装置を設けたことを、
特徴とする。なお、かかる空気圧制御装置は、例えば、
防振すべき振動に対応した電気信号を参照信号として、
作用空気室に及ぼされる負圧を調節する圧力調節弁を制
御したり、作用空気室に及ぼされる負圧を切り換える切
換弁を切換制御したりする装置等によって、有利に構成
され得る。また、防振すべき振動に対応した参照信号と
しては、防振対象の振動を実際に検出した信号の他、例
えば、内燃機関によって発生する振動を防振対象とする
場合には、クランクシャフトの回転角信号等を採用する
ことも可能である。
【0021】このような請求項4に記載の発明に従う構
造とされた流体封入式防振装置においては、副液室に対
して、防振すべき振動の周波数に同期した内圧変動が生
ぜしめられることから、第二のオリフィス通路を通じて
流動せしめられる流体の流動作用に基づく防振効果が、
防振すべき振動に対して有効に発揮され得る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明の一実施形態について、図面を
参照しつつ、詳細に説明する。
【0023】先ず、図1には、本発明の一実施形態とし
ての自動車用エンジンマウント10が、示されている。
このエンジンマウント10は、第一の取付金具12と第
二の取付金具14が、本体ゴム弾性体16によって連結
されてなる構造とされており、第一の取付金具12が、
位置決め取付板18を介して、図示しないパワーユニッ
ト側に取り付けられる一方、第二の取付金具14が、ブ
ラケット20を介して、図示しないボデー側に取り付け
られることにより、パワーユニットをボデーに対して防
振支持せしめるようになっている。なお、そのような装
着状態下では、第一の取付金具12と第二の取付金具1
4の間にパワーユニット荷重が及ぼされることにより、
本体ゴム弾性体16が所定量だけ弾性変形せしめられる
と共に、防振すべき振動が、第一の取付金具12と第二
の取付金具14の略対向方向(図1中、略上下方向)に
入力されることとなる。また、以下の説明中、上下方向
とは、図1中の上下方向をいうものとする。
【0024】より詳細には、第一の取付金具12は、下
方に向かって小径化した逆円錐台形状を有しており、そ
の大径側端部には、径方向外方に向かって広がる円環板
状のストッパ部22が一体形成されていると共に、軸方
向上方に向かって突出する雌ねじ部24が一体形成され
ている。また、第一の取付金具12の小径側端面には、
かしめ部26が形成されており、このかしめ部26によ
って、径方向外方に向かって広がる逆カップ形状の傘部
材28が、第一の取付金具12と同一軸上に位置して下
方に突出する状態で固着されている。そして、かかる第
一の取付金具12は、雌ねじ部24の先端面に対して、
パワーユニット側取付面に対する位置決め用突起30を
備えた取付板18が重ね合わされ、この取付板18を介
して、雌ねじ部24に螺着される取付ボルト(図示せ
ず)により、パワーユニットに対して固定的に取り付け
られるようになっている。なお、取付板18には、エン
ジンマウント10を上方から覆うように下方に延び出す
大径円筒形状の保護カバー32が設けられている。
【0025】また一方、第二の取付金具14は、大径円
筒形状の筒金具34と、有底円筒形状の底金具36によ
って形成されており、底金具36の開口縁部に形成され
た外向きのフランジ部38に対して、筒金具34の下開
口縁部に形成されたかしめ部40がかしめ固定されるこ
とによって、全体として深底の有底円筒形状をもって形
成されている。なお、筒金具34のかしめ部40は、コ
字型断面形状とされており、底金具36のフランジ部3
8に対して軸方向に対向位置する段差42を有してい
る。
【0026】さらに、第二の取付金具14には、大径部
37と小径部39からなる大径の段付円筒形状を有する
ブラケット20が、大径部37において筒金具34に外
嵌固定されることによって組み付けられており、このブ
ラケット20の大径部37に固設された脚部43がボデ
ーに対してボルト固定されることにより、第二の取付金
具14が、ブラケット20を介して、ボデーに取り付け
られるようになっている。なお、ブラケット20の小径
部39の開口部には、径方向内方に向かって円環板形状
で突出し、第一の取付金具12のストッパ部22に対し
て上方に所定距離を隔てて対向位置する当接部41が一
体形成されている。
【0027】そして、第一の取付金具12と第二の取付
金具14は、第一の取付金具12の小径側と第二の取付
金具14の開口部側とが対向位置する状態で、同一軸上
で離隔配置されており、本体ゴム弾性体16によって相
対変位可能に弾性連結されている。かかる本体ゴム弾性
体16は、全体として下方に向かって大径化する略厚肉
のテーパ筒形状乃至は中空円錐台形状を有しており、そ
の小径側端部が第一の取付金具12の外周面に加硫接着
されていると共に、その大径側端部が筒金具34の内周
面に加硫接着されている。即ち、本実施形態では、本体
ゴム弾性体16が、第一の取付金具12と筒金具34を
含む一体加硫成形品として形成されており、本体ゴム弾
性体16によって、第一の取付金具12の開口部が流体
密に閉塞されているのである。なお、この一体加硫成形
品には、筒金具34の内周面において軸方向下方に広が
って段差42の内面にまで延び出す薄肉のシールゴム層
44と、第一の取付金具12のストッパ部22から軸方
向上方に向かって突出する環状の緩衝ゴム46とが、そ
れぞれ、本体ゴム弾性体16と一体形成されている。そ
して、第一の取付金具12のストッパ部22が、緩衝ゴ
ム46を介して、ブラケット20の当接部41に当接す
ることにより、第一の取付金具12と第二の取付金具1
4のバウンド方向(荷重入力方向である接近方向)での
相対的変位量が緩衝的に制限されるようになっている。
【0028】さらに、第二の取付金具14には、弾性壁
部としてのゴム弾性壁48と剛性仕切部材としての仕切
部材50が収容配置されている。ゴム弾性壁48は、所
定厚さの円板形状を有しており、外周縁部には円環形状
の固定金具52が加硫接着されている。そして、この固
定金具52が、筒金具34の段差42と底金具36のフ
ランジ部38の間で挟持されてかしめ部40でかしめ固
定されることにより、ゴム弾性壁48が、第二の取付金
具14の軸方向中間部分を軸直角方向に広がって、第二
の取付金具14の内部を軸方向両側に流体密に仕切る状
態で配設されている。なお、固定金具52の第二の取付
金具14によるかしめ固定部位は、シールゴム層44に
よって、充分な流体密性が確保されるようになってい
る。
【0029】また、仕切部材50は、それぞれ略薄肉円
板形状を有する上板金具54と下板金具56が重ね合わ
されて固着されることによって形成されており、下板金
具56の外周縁部が、ゴム弾性壁48に固着された固定
金具52の上面に重ね合わされて、該固定金具52と共
に、筒金具34の段差42と底金具36のフランジ部3
8の間で挟持されてかしめ部40でかしめ固定されるこ
とにより、かかる仕切部材50が、第二の取付金具14
の軸方向中間部分に位置して、第二の取付金具14によ
って固定的に支持されている。
【0030】これにより、本体ゴム弾性体16とゴム弾
性壁48の対向面間に画成された密閉領域が、仕切部材
50によって仕切られており、以て、それぞれ非圧縮性
流体が封入された主液室58と副液室60が、仕切部材
50を挟んだ両側に形成されている。かかる主液室58
は、仕切部材50と本体ゴム弾性体16の対向面間に形
成されており、壁部の一部が本体ゴム弾性体16で構成
されることにより、振動入力時に、本体ゴム弾性体16
の弾性変形に基づいて内圧変動が惹起されるようになっ
ている。また、副液室60は、仕切部材50とゴム弾性
壁48の対向面間に形成されており、振動の直接的な入
力が回避されると共に、壁部の一部がゴム弾性壁48が
構成されていることにより、ゴム弾性壁48の弾性変形
に基づいて容積変化が許容されるようになっている。な
お、主液室58および副液室60への封入流体として
は、水やアルキレングリコール,ポリアルキレングリコ
ール,シリコーン油等が好適に用いられ、特に、流体の
共振作用に基づく防振効果を有利にするためには、0.
1Pa・s以下の低粘性流体を用いることが望ましい。
【0031】また、仕切部材50の外周縁部には、上下
板金具54,56間において、外周面を周方向に延びる
凹溝62が形成されており、この凹溝62が筒金具34
で覆蓋されることにより、筒金具34の内周面に沿って
周方向に延び、連通孔64,66を通じて主液室58と
副液室60に接続されることによって、それら両室5
8,60を相互に連通する第一のオリフィス通路68が
構成されている。また、仕切部材50の中央部分には、
下板金具56の径方向中間部分において、上面に開口し
て周方向に延びる環状凹部71が形成されており、この
環状凹部71によって形成された周溝70が上板金具5
4で覆蓋されることにより、仕切部材50の径方向中間
部分を周方向に延び、連通孔72,74を通じて主液室
58と副液室60に接続されることによって、それら両
室58,60を相互に連通する第二のオリフィス通路7
6が形成されている。なお、第二のオリフィス通路76
における連通孔74は、環状凹部71によって下板金具
56の中央部分で下方に開口して形成された凹陥部75
の側周面に形成されており、それによって、第二のオリ
フィス通路76が、凹陥部75を通じて、副液室60に
接続されている。
【0032】ここにおいて、第二のオリフィス通路76
は、第一のオリフィス通路68よりも、内部を通じて流
動せしめられる流体の共振作用に基づく防振効果が高周
波域の入力振動に対して発揮されるように、それら両オ
リフィス通路68,76の流路長さや断面積等が、本体
ゴム弾性体16やゴム弾性壁48のばね剛性等を考慮し
て設定されている。より具体的には、例えば、第一のオ
リフィス通路68が、シェイク等に相当する10Hz前後
の低周波振動に対して有効な減衰効果を発揮し得るよう
にチューニングされる一方、第二のオリフィス通路76
が、アイドル振動等に相当する30Hz前後の中周波振動
に対して有効な絶縁効果を発揮し得るようにチューニン
グされる。
【0033】また、主液室58内には、傘部材28で狭
窄されることによって、傘部材28の周りを周方向に広
がる円環状の狭窄流路79が形成されている。そして、
この狭窄流路79を通じて流動せしめられる流体の共振
作用に基づいて、第二のオリフィス通路76のチューニ
ング周波数域よりも更に高周波数域の入力振動に対し
て、有効な防振効果が発揮されるように、狭窄流路79
の長さや断面積等が適当にチューニングされている。
【0034】さらに、副液室60の壁部を構成するゴム
弾性壁48には、その中央部分に対して、加振板として
の駆動金具78が加硫接着されている。かかる駆動金具
78は、下方に向かって開口する逆カップ形状を有して
おり、底壁部80の全面がゴム弾性壁48に加硫接着さ
れている。また、駆動金具78の筒壁部82は、下方に
向かって拡径するテーパ筒形状とされていると共に、そ
の開口周縁部から下方に向かって傾斜して径方向外方に
広がる略円環板形状の支持ゴム弾性板84が、加硫接着
されている。なお、支持ゴム弾性板84は、駆動金具7
8の内外周面を被覆するゴム膜86によって、ゴム弾性
壁48と一体形成されているが、充分に離隔されて実質
的に別体構造とされており、力の伝達等が防止されるよ
うになっている。
【0035】そして、支持ゴム弾性板84の外周縁部に
加硫接着されたリング金具88が第二の取付金具14を
構成する底金具36の筒壁部下端に圧入固定されてお
り、それによって、駆動金具78が、支持ゴム弾性板8
4を介して、第二の取付金具14に対して弾性的に支持
せしめられている。また、底金具36は、その開口部が
ゴム弾性壁48で流体密に覆蓋されていると共に、その
内部が駆動金具78と支持ゴム弾性板84によって流体
密に仕切られており、以て、駆動金具78の背後(駆動
金具78を挟んで副液室60とは反対側)には、底金具
36の底壁部との対向面間において、壁部の一部が支持
ゴム弾性板84が構成された作用空気室90が形成され
ている。更にまた、ゴム弾性壁48と支持ゴム弾性板8
4の対向面間には、駆動金具78の外周側を周方向に広
がる環状の介在空間92が形成されており、この介在空
間92によって、ゴム弾性壁48と支持ゴム弾性板84
の力学的な独立性が確保されていると共に、それらゴム
弾性壁48および支持ゴム弾性板84の弾性変形が許容
されるようになっている。
【0036】また、作用空気室90には、コイルスプリ
ング94が収容配置されており、このコイルスプリング
94の付勢力によって、駆動金具78が、底金具36の
底壁部から離隔せしめられ、仕切部材50の下面に圧接
されている。これにより、ゴム弾性壁48の中央部分
が、下板金具56に形成された環状凹部71の突出下面
に圧接されて、凹陥部75の開口がゴム弾性壁48によ
って覆蓋されているのであり、以て、第二のオリフィス
通路76の副液室60側の開口が閉塞されて、第二のオ
リフィス通路76が実質的に遮断されている。
【0037】更にまた、底金具36の底壁部には、ポー
ト部材96が貫通して固着されており、前述の如きエン
ジンマウント10の車両への装着状態下、このポート部
材96に対して空気管路98が接続され、空気管路98
を通じて及ぼされる空気圧が、作用空気室90に及ぼさ
れるようになっている。
【0038】そして、かかるエンジンマウント10は、
車両への装着状態下、空気管路98によって、作用空気
室90が、圧力制御弁100を介して負圧源102に接
続されるようになっており、制御装置104によって圧
力制御弁100の作動が制御されることにより、作用空
気室90に対して適当な空気圧が及ぼされるようにされ
る。即ち、作用空気室90に及ぼされる空気圧を適当に
制御することによって、エンジンマウント10の防振特
性が切り換えられ、入力振動に対して有効な防振性能が
発揮されることとなるのである。
【0039】より具体的には、例えば、第一のオリフィ
ス通路68がチューニングされた低周波振動の入力時に
は、作用空気室90に大気圧が及ぼされる。それによっ
て、コイルスプリング94の付勢力に基づき、駆動金具
78(ゴム弾性壁48)が仕切部材50の下面への当接
状態に維持され、第二のオリフィス通路76が遮断状態
に維持される。従って、入力振動によって主液室58に
内圧変動が惹起されると、副液室60との間の相対的な
内圧差に基づいて、それら両室58,60間で第一のオ
リフィス通路68を通じての流体の繰返し流動が生ぜし
められるのであり、以て、かかる流体の共振作用に基づ
いて、入力振動に対する有効な防振効果が発揮されるの
である。
【0040】ここにおいて、第二のオリフィス通路76
は遮断状態に維持されていることから、主液室58に惹
起される内圧の第二のオリフィス76を通じての逃げが
防止されることとなり、第一のオリフィス通路68を通
じての流体流動量が有利に確保されて、目的とする防振
効果が一層有効に安定して発揮されるのである。
【0041】また一方、第二のオリフィス通路76がチ
ューニングされた中周波振動の入力時には、作用空気室
90に対して、駆動金具78(ゴム弾性壁48)を、コ
イルスプリング94の付勢力に抗して、仕切部材50か
ら僅かに離隔させるだけの基準負圧が及ぼされると共
に、かかる基準負圧を中心として、作用空気室90に及
ぼされる負圧力が、防振すべき振動に対応した周期と大
きさをもって増減変動せしめられる。それによって、図
2に示されているように、第二のオリフィス通路76が
副液室60側に接続されて、該第二のオリフィス通路7
6が連通状態に維持されると共に、作用空気室90の負
圧力によって駆動金具78に及ぼされる下方への吸引力
乃至は変位力が、増減変動せしめられることにより、駆
動金具78が、防振すべき振動に対応した周期で上下方
向に加振される。
【0042】そして、このように駆動金具78が加振さ
れることにより、副液室60の内圧が変化せしめられる
のであり、それによって主液室58と副液室60の間に
内圧差が生ぜしめられると、それら両室58,60間で
第二のオリフィス通路76を通じての流体流動が生ぜし
められることとなる。その結果、主液室58の内圧が変
化せしめられてマウント防振特性が調節されるのであ
り、マウントへの入力振動との位相差を考慮して駆動金
具78を加振することによって、低動ばね化による振動
絶縁効果を向上させることが可能となるのである。
【0043】ここにおいて、副液室60の内圧は、第二
のオリフィス通路76を通じて主液室58に及ぼされる
ことから、第二のオリフィス通路76を通じて流動せし
められる流体の共振作用によって、駆動金具78の加振
によって生ぜしめられる副液室60の内圧が、極めて効
率的に主液室58に及ぼされて大きなパワーが生ぜしめ
られるのであり、駆動金具78を比較的小さな空気圧エ
ネルギで加振した場合でも、主液室58に対して有効な
圧力制御を為すことが出来、目的とするマウント防振特
性が有利に発揮されるのである。なお、その際、第一の
オリフィス通路68も連通状態にあるが、第一のオリフ
ィス通路68は、第二のオリフィス通路76よりも低周
波域にチューニングされており、アイドル振動周波数域
では流通抵抗が極めて大きいことから、第一のオリフィ
ス通路68を通じての流体流動によって主液室58の内
圧制御に基づく防振効果が阻害されるようなことは殆ど
ない。
【0044】従って、上述の如き構造とされたエンジン
マウント10においては、作用空気室90に及ぼされる
空気圧を制御するだけで、流体の流動作用や圧力制御に
基づいて発揮される防振特性を調節することが出来るの
であり、シェイク振動とアイドル振動のように、複数の
或いは広い周波数域に亘る入力振動に対して、有効な防
振性能を得ることが出来るのである。
【0045】しかも、かかるエンジンマウント10にお
いては、それ自体に電磁駆動手段等のアクチュエータ部
材を組み込む必要がないことから、構造が極めて簡単で
製作が容易であり、軽量でコンパクト且つ安価であると
いった大きな利点がある。しかも、構造が簡単なことか
ら、耐久性や信頼性にも優れており、故障した場合でも
対処が容易であるといった利点がある。
【0046】また、かかるエンジンマウント10におい
ては、負圧力を利用して駆動金具78の加振力を得るよ
うになっていることから、特に内燃機関を利用した自動
車等においては、吸気系等に生ずる負圧を有利に活用す
ることが出来るのであり、特別な駆動エネルギ発生手段
が必要ないといった利点もある。
【0047】以上、本発明の一実施形態について詳述し
てきたが、これは文字通りの例示であって、本発明は、
かかる実施形態にのみ限定して解釈されるものではな
い。
【0048】例えば、第一のオリフィス通路および第二
のオリフィス通路のチューニングは、要求される防振性
能等に応じて適宜に変更されるものであり、前記実施形
態における具体例によって限定されるものではない。具
体的には、第一のオリフィス通路をアイドル振動等に相
当する中周波数域にチューニングすると共に、第二のオ
リフィス通路をこもり音等に相当する高周波数域にチュ
ーニングすること等も可能である。
【0049】また、第一及び第二のオリフィス通路の具
体的形態や構造は、そのようなチューニング周波数等に
応じて適宜に変更されるものであって、何等、限定され
るものでない。
【0050】加えて、例示の如き自動車用エンジンマウ
ント以外の各種の防振装置に対しても、本発明が適用可
能であることは言うまでもなく、例えば、米国特許第4
690389号明細書等に開示されているような、軸部
材とその周りに配設された筒状部材によって第一の取付
部材と第二の取付部材が構成された、FF型自動車用エ
ンジンマウント等に好適に用いられる筒型構造の防振装
置に対しても、本発明は、適用可能である。
【0051】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、また、そ
のような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、
何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、
言うまでもない。
【0052】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、請求項
1乃至4に記載の発明に従う構造とされた流体封入式防
振装置においては、何れも、第二のオリフィス通路を連
通/遮断することによって防振特性を切り換えることが
出来るのであり、第二のオリフィス通路を連通せしめた
状態下では、副液室で積極的に生ぜしめた圧力変化を、
第二のオリフィス通路を通じて流動する流体の流動作用
を利用して主液室に及ぼすことにより、主液室の内圧制
御を効率的に行うことが出来、以て、第二の振動周波数
域の入力振動に対して優れた防振効果が発揮される一
方、第二のオリフィス通路を遮断せしめた状態下では、
第一のオリフィス通路を通じて流動する流体の流動作用
を利用して、第二の振動周波数域よりも周波数の低い第
一の振動周波数域の入力振動に対して、有効な防振効果
が発揮されるのである。
【0053】それ故、防振を目的とする振動に応じて第
二のオリフィス通路を連通/遮断することによって、複
数の或いは広い周波数域に亘る入力振動に対して、極め
て優れた防振効果を得ることが出来るのである。
【0054】また、請求項1乃至4に記載の発明に従う
構造とされた流体封入式防振装置においては、何れも、
加振板が外部から及ぼされる負圧に基づいて加振される
ことから、加振用のアクチュエータ手段を構成するため
の特別な部材を内部に組み込む必要がないのであり、そ
れ故、上述の如き優れた防振性能を有する防振装置が、
簡単な構造と少ない部品点数をもって、有利に実現され
得るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての自動車用エンジン
マウントを示す縦断面説明図である。
【図2】図1に示されたエンジンマウントの別の作動状
態を示す縦断面説明図である。
【符号の説明】
10 エンジンマウント 12 第一の取付金具 14 第二の取付金具 16 本体ゴム弾性体 48 ゴム弾性壁 50 仕切部材 58 主液室 60 副液室 68 第一のオリフィス通路 76 第二のオリフィス通路 78 駆動金具 84 支持ゴム弾性板 90 作用空気室 94 コイルスプリング 96 ポート部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに所定距離を隔てて配された第一の
    取付部材および第二の取付部材と、 それら第一の取付部材と第二の取付部材を連結する本体
    ゴムと、 該本体ゴムによって壁部の一部が構成されて、第一の取
    付部材と第二の取付部材の間への振動入力時に内圧変動
    が生ぜしめられる、内部に非圧縮性流体が封入された主
    液室と、 前記第二の取付部材で支持された剛性仕切部材を挟ん
    で、該主液室とは反対側に形成された、壁部の一部が弾
    性壁部で構成されて該弾性壁部の弾性変形に基づいて容
    積変化が許容される、内部に非圧縮性流体が封入された
    副液室と、 前記主液室と前記副液室の間に跨がって形成されて、そ
    れら両室間での流体流動を許容する、防振を目的とする
    第一の振動周波数域に応じてチューニングされた第一の
    オリフィス通路と、 前記主液室と前記副液室の間に跨がって、該第一のオリ
    フィス通路から独立して形成されて、それら両室間での
    流体流動を許容する、前記第一の振動周波数域よりも高
    周波数側の防振を目的とする第二の振動周波数域に応じ
    てチューニングされた第二のオリフィス通路と、 前記第二の取付部材に対して変位可能に配設されて、前
    記副液室の壁部を一部を構成する加振板と、 該加振板に付勢力を及ぼして、該加振板を前記第二のオ
    リフィス通路の前記副液室側の開口部に押し付けること
    により、該第二のオリフィス通路を閉塞せしめる付勢手
    段と、 前記加振板を挟んで前記副液室とは反対側に形成され、
    内部の負圧力に基づいて該加振板を前記第二のオリフィ
    ス通路の前記副液室側の開口部から離隔させて該第二の
    オリフィス通路を開口せしめると共に、内部の圧力変化
    に基づいて該加振板に対して加振力を及ぼすことにより
    該副液室に内圧変化を生ぜしめる作用空気室と、 該作用空気室に空気圧を及ぼしめて圧力変化を生ぜしめ
    るためのエア給排路とを、有することを特徴とする流体
    封入式防振装置。
  2. 【請求項2】 前記弾性壁部の中央部分に前記加振板が
    固着されており、該加振板が該弾性壁部を介して前記第
    二の取付部材に連結されている請求項1に記載の流体封
    入式防振装置。
  3. 【請求項3】 前記第二の取付部材において、前記副液
    室に対して前記加振板を挟んで反対側に位置する収容空
    所が形成されていると共に、かかる加振板が、該第二の
    取付部材に対して、前記弾性壁部から独立の支持ゴム板
    によって弾性支持されており、該支持ゴム板で該収容空
    所が仕切られることによって前記作用空気室が形成され
    ている請求項1又は2に記載の流体封入式防振装置。
  4. 【請求項4】 前記作用空気室に及ぼされる負圧を、防
    振すべき前記第二の振動周波数域の入力振動に同期して
    変動せしめる空気圧制御装置を設けた請求項1乃至3の
    何れかに記載の流体封入式防振装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1055840A2 (en) 1999-05-27 2000-11-29 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd . Switchable liquid-filled vibration isolating mount
US6592110B2 (en) 2000-02-01 2003-07-15 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Switchable liquid-filled vibration absorbing mount
US6863269B2 (en) 2003-03-26 2005-03-08 Tokai Rubber Industries, Ltd. Fluid filled vibration damping device
JP2014163460A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Bridgestone Corp 防振装置

Cited By (6)

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US6439554B1 (en) 1999-05-27 2002-08-27 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Switchable liquid-filled vibration isolating mount
EP1055840A3 (en) * 1999-05-27 2003-04-23 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd . Switchable liquid-filled vibration isolating mount
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