JPH10239233A - 表面プラズモンセンサー - Google Patents
表面プラズモンセンサーInfo
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- JPH10239233A JPH10239233A JP4195397A JP4195397A JPH10239233A JP H10239233 A JPH10239233 A JP H10239233A JP 4195397 A JP4195397 A JP 4195397A JP 4195397 A JP4195397 A JP 4195397A JP H10239233 A JPH10239233 A JP H10239233A
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Links
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/17—Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
- G01N21/55—Specular reflectivity
- G01N21/552—Attenuated total reflection
- G01N21/553—Attenuated total reflection and using surface plasmons
Landscapes
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- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 表面プラズモンセンサーにおいて、センサー
面への光ビームの入射角度を容易に変化可能とする。 【解決手段】 表面プラズモンセンサーにおいて、カッ
プラー手段10の入力部13および出力部14として、レンズ
機能と収差補正機能とを有したホログラム光学素子を用
い、光源光学手段20および光検出手段30をそれぞれステ
ージ25, 35上に配置して該ステージ25, 35上でそれぞれ
をX方向に可動とする。光源光学手段20から出射された
光ビームLは入力部13に入射されてセンサ基板2と金属
膜3との界面4の所定の点Pに集束せしめられて所定の
入射角で入射される。光源光学手段20と光検出手段30と
を連動して互いに近接する方向若しくは離間する方向に
移動せしめることにより、所定の点Pにおける光ビーム
Lの入射角を変化させる。
面への光ビームの入射角度を容易に変化可能とする。 【解決手段】 表面プラズモンセンサーにおいて、カッ
プラー手段10の入力部13および出力部14として、レンズ
機能と収差補正機能とを有したホログラム光学素子を用
い、光源光学手段20および光検出手段30をそれぞれステ
ージ25, 35上に配置して該ステージ25, 35上でそれぞれ
をX方向に可動とする。光源光学手段20から出射された
光ビームLは入力部13に入射されてセンサ基板2と金属
膜3との界面4の所定の点Pに集束せしめられて所定の
入射角で入射される。光源光学手段20と光検出手段30と
を連動して互いに近接する方向若しくは離間する方向に
移動せしめることにより、所定の点Pにおける光ビーム
Lの入射角を変化させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面プラズモンの
発生を利用して試料中の物質を定量分析する表面プラズ
モンセンサーに関し、特に詳細には、光ビームのカップ
リング手段が改良された表面プラズモンセンサーに関す
るものである。
発生を利用して試料中の物質を定量分析する表面プラズ
モンセンサーに関し、特に詳細には、光ビームのカップ
リング手段が改良された表面プラズモンセンサーに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】金属中においては、自由電子が集団的に
振動して、プラズマ波と呼ばれる粗密波が生じる。そし
て、金属表面に生じるこの粗密波を量子化したものは、
表面プラズモンと呼ばれている。
振動して、プラズマ波と呼ばれる粗密波が生じる。そし
て、金属表面に生じるこの粗密波を量子化したものは、
表面プラズモンと呼ばれている。
【0003】従来より、この表面プラズモンが光波によ
って励起される現象を利用して、試料中の物質を定量分
析する表面プラズモンセンサーが種々提案されている。
そして、それらの中で特に良く知られているものとし
て、 Kretschmann配置と称される系を用いるものが挙げ
られる(例えば特開平6−167443号参照)。
って励起される現象を利用して、試料中の物質を定量分
析する表面プラズモンセンサーが種々提案されている。
そして、それらの中で特に良く知られているものとし
て、 Kretschmann配置と称される系を用いるものが挙げ
られる(例えば特開平6−167443号参照)。
【0004】上記の系を用いる表面プラズモンセンサー
は基本的に、プリズムと、このプリズムの一面に形成さ
れて試料に接触せしめられる金属膜と、光ビームを発生
させる光源と、上記光ビームをプリズムに通し、該プリ
ズムと金属膜との界面に対して種々の入射角が得られる
ように入射させる光学系と、上記の界面で全反射した光
ビームの強度を種々の入射角毎に検出可能な光検出手段
とを備えてなるものである。
は基本的に、プリズムと、このプリズムの一面に形成さ
れて試料に接触せしめられる金属膜と、光ビームを発生
させる光源と、上記光ビームをプリズムに通し、該プリ
ズムと金属膜との界面に対して種々の入射角が得られる
ように入射させる光学系と、上記の界面で全反射した光
ビームの強度を種々の入射角毎に検出可能な光検出手段
とを備えてなるものである。
【0005】なお上述のように種々の入射角を得るため
には、光ビームの照射系を回転させるいわゆるゴニオメ
ーター(例えば特開平6−50882号参照)が用いら
れたり、あるいは光ビームに種々の角度で入射する成分
が含まれるように、比較的太い光ビームを上記界面で集
束するように入射させる光学系が用いられる。前者の場
合は、光ビームの偏向にともなって反射角が変化する光
ビームを、光ビームの偏向に同期移動する小さな光検出
器によって検出したり、反射角の変化方向に沿って延び
るエリアセンサーによって検出することができる。一方
後者の場合は、種々の反射角で反射した各光ビームを全
て受光できる方向に延びるエリアセンサーによって検出
することができる。
には、光ビームの照射系を回転させるいわゆるゴニオメ
ーター(例えば特開平6−50882号参照)が用いら
れたり、あるいは光ビームに種々の角度で入射する成分
が含まれるように、比較的太い光ビームを上記界面で集
束するように入射させる光学系が用いられる。前者の場
合は、光ビームの偏向にともなって反射角が変化する光
ビームを、光ビームの偏向に同期移動する小さな光検出
器によって検出したり、反射角の変化方向に沿って延び
るエリアセンサーによって検出することができる。一方
後者の場合は、種々の反射角で反射した各光ビームを全
て受光できる方向に延びるエリアセンサーによって検出
することができる。
【0006】光ビームを金属膜に対して全反射角以上の
入射角θで入射させると、反射面の金属膜中にエバネッ
セント波といわれる「にじみ波」が生じる。このエバネ
ッセント波は該金属膜に接している試料中に電界分布を
もち、この金属膜と試料との界面に表面プラズモンが発
生する。p偏光された光ビームが金属膜に対して入射さ
れて生じたエバネッセント波の波数ベクトルが上述の表
面プラズモンの波数ベクトルと等しく波数整合が成立す
ると両者は共鳴状態となり、光のエネルギーが表面プラ
ズモンに移行してプラズモンが励起される。この時、光
のエネルギーの移行のために全反射した光の強度は著し
く低下する。
入射角θで入射させると、反射面の金属膜中にエバネッ
セント波といわれる「にじみ波」が生じる。このエバネ
ッセント波は該金属膜に接している試料中に電界分布を
もち、この金属膜と試料との界面に表面プラズモンが発
生する。p偏光された光ビームが金属膜に対して入射さ
れて生じたエバネッセント波の波数ベクトルが上述の表
面プラズモンの波数ベクトルと等しく波数整合が成立す
ると両者は共鳴状態となり、光のエネルギーが表面プラ
ズモンに移行してプラズモンが励起される。この時、光
のエネルギーの移行のために全反射した光の強度は著し
く低下する。
【0007】それ故、上記表面プラズモンセンサーにお
いては、種々の入射角θで前記金属膜に入射させた光ビ
ームについて、該金属膜により全反射された光ビームの
強度の測定を行うことにより、反射強度が著しく低下す
る現象が生じる時の入射角θsp(全反射解消角)が得ら
れ、この全反射解消角θspと入射光の波数ベクトルK1
から共鳴波数Kspが、Ksp=K1sinθspの関係により導
かれる。表面プラズモンの波数Kspが分かると、試料の
誘電率が求められる。すなわち表面プラズモンの角周波
数をω、真空中の光速をc、金属、試料の誘電率をそれ
ぞれεm とεsとすると、以下の関係がある。
いては、種々の入射角θで前記金属膜に入射させた光ビ
ームについて、該金属膜により全反射された光ビームの
強度の測定を行うことにより、反射強度が著しく低下す
る現象が生じる時の入射角θsp(全反射解消角)が得ら
れ、この全反射解消角θspと入射光の波数ベクトルK1
から共鳴波数Kspが、Ksp=K1sinθspの関係により導
かれる。表面プラズモンの波数Kspが分かると、試料の
誘電率が求められる。すなわち表面プラズモンの角周波
数をω、真空中の光速をc、金属、試料の誘電率をそれ
ぞれεm とεsとすると、以下の関係がある。
【0008】
【数1】
【0009】試料の誘電率εs が分かれば、所定の較正
曲線等に基づいて試料中の特定物質の濃度が分かるの
で、結局、上記反射光強度が低下する全反射解消角θsp
を知ることにより、試料中の特定物質を定量分析するこ
とができる。
曲線等に基づいて試料中の特定物質の濃度が分かるの
で、結局、上記反射光強度が低下する全反射解消角θsp
を知ることにより、試料中の特定物質を定量分析するこ
とができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したタイプの
従来の表面プラズモンセンサーにおいては、光ビームの
界面へのカップリングにプリズムを用いているため、プ
リズム内部での多重反射干渉がノイズの原因となり分析
精度が低くなるという問題がある。また、ビームの入射
角が大きい条件の場合には光学系の大きさが大きくなっ
てしまうという欠点がある。
従来の表面プラズモンセンサーにおいては、光ビームの
界面へのカップリングにプリズムを用いているため、プ
リズム内部での多重反射干渉がノイズの原因となり分析
精度が低くなるという問題がある。また、ビームの入射
角が大きい条件の場合には光学系の大きさが大きくなっ
てしまうという欠点がある。
【0011】また、矩形プリズムや直角プリズムを用い
た場合、光ビームを界面に対して種々の入射角で入射せ
しめるためにプリズムへの光ビームの入射角度を変化さ
せる場合、収差が生じ光ビームの集束位置がずれるとい
う問題があり、これを解消しようと思うと複雑な光軸調
整機構が必要となる。また、光ビームのプリズムへの入
射角を変化させるための照射光学系の回転には複雑な構
造が伴うものである。
た場合、光ビームを界面に対して種々の入射角で入射せ
しめるためにプリズムへの光ビームの入射角度を変化さ
せる場合、収差が生じ光ビームの集束位置がずれるとい
う問題があり、これを解消しようと思うと複雑な光軸調
整機構が必要となる。また、光ビームのプリズムへの入
射角を変化させるための照射光学系の回転には複雑な構
造が伴うものである。
【0012】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、光の多重反射干渉を生ぜしめることなく、光学
系を小型化に構成することができ、簡単な光学系で光ビ
ームの界面に対する種々の入射角を得ることのできる表
面プラズモンセンサーを提供することを目的とするもの
である。
であり、光の多重反射干渉を生ぜしめることなく、光学
系を小型化に構成することができ、簡単な光学系で光ビ
ームの界面に対する種々の入射角を得ることのできる表
面プラズモンセンサーを提供することを目的とするもの
である。
【0013】さらに、複数の試料について同一条件で測
定したい場合や、試料中の物質の二次元的な物性情報を
得たい場合があるという事情に鑑みて、同様に簡単な光
学系で光ビームの界面に対する種々の入射角を得ること
ができ、さらに一次元若しくは二次元走査が可能な表面
プラズモンセンサーを提供することを目的とするもので
ある。
定したい場合や、試料中の物質の二次元的な物性情報を
得たい場合があるという事情に鑑みて、同様に簡単な光
学系で光ビームの界面に対する種々の入射角を得ること
ができ、さらに一次元若しくは二次元走査が可能な表面
プラズモンセンサーを提供することを目的とするもので
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の表面プラズモン
センサーは、所定の屈折率を有する透明基板、および、
この透明基板の一表面側に配され、試料に接触させられ
る金属膜を備えてなるセンサユニットと、前記透明基板
の前記一表面とは反対側の他表面側に、前記所定の屈折
率と略同じ屈折率を有するマッチング液を挟んで配置さ
れたカップラー手段であって、一部に形成されている入
力部から入射された光ビームを透過して前記透明基板と
前記金属膜との界面に入射せしめ、該界面で全反射した
光ビームを透過して他の一部に形成されている出力部か
ら出射する、該光ビームの透過する部分が前記所定の屈
折率と略同じ屈折率を有するカップラー手段と、光ビー
ムを発生する光源とを備え、前記光源から発生された光
ビームを平行光として前記入力部から入射せしめ、前記
界面で全反射されて前記出力部から出射された光ビーム
の強度を検出する表面プラズモンセンサーにおいて、前
記入力部および出力部がホログラム光学素子からなるこ
とを特徴とするものである。
センサーは、所定の屈折率を有する透明基板、および、
この透明基板の一表面側に配され、試料に接触させられ
る金属膜を備えてなるセンサユニットと、前記透明基板
の前記一表面とは反対側の他表面側に、前記所定の屈折
率と略同じ屈折率を有するマッチング液を挟んで配置さ
れたカップラー手段であって、一部に形成されている入
力部から入射された光ビームを透過して前記透明基板と
前記金属膜との界面に入射せしめ、該界面で全反射した
光ビームを透過して他の一部に形成されている出力部か
ら出射する、該光ビームの透過する部分が前記所定の屈
折率と略同じ屈折率を有するカップラー手段と、光ビー
ムを発生する光源とを備え、前記光源から発生された光
ビームを平行光として前記入力部から入射せしめ、前記
界面で全反射されて前記出力部から出射された光ビーム
の強度を検出する表面プラズモンセンサーにおいて、前
記入力部および出力部がホログラム光学素子からなるこ
とを特徴とするものである。
【0015】上記表面プラズモンセンサーにおいて、前
記ホログラム光学素子を、入射された平行光ビームを所
定の位置に集束せしめるものとし、前記光源を前記界面
と平行な面内で、前記所定の位置に近接する方向若しく
は離間する方向に移動せしめる光源移動手段を備え、前
記光源を移動せしめることにより、前記光ビームを前記
入力部の相異なる位置に入射せしめて該光ビームを前記
所定の位置で前記界面に対して種々の入射角度で入射せ
しめるものとしてもよい。
記ホログラム光学素子を、入射された平行光ビームを所
定の位置に集束せしめるものとし、前記光源を前記界面
と平行な面内で、前記所定の位置に近接する方向若しく
は離間する方向に移動せしめる光源移動手段を備え、前
記光源を移動せしめることにより、前記光ビームを前記
入力部の相異なる位置に入射せしめて該光ビームを前記
所定の位置で前記界面に対して種々の入射角度で入射せ
しめるものとしてもよい。
【0016】前記ホログラム光学素子は、レンズ機能と
収差補正機能とを有し、該両機能によって前記光ビーム
を前記所定の位置に集束せしめるものであってもよい
し、シリンドリカルレンズ機能と収差補正機能とを有
し、該両機能によって前記光ビームを前記所定の位置に
集束せしめるものであってもよい。なお、前者の場合、
前記「所定の位置」は点状となり、後者の場合、前記
「所定の位置」は線状となる。
収差補正機能とを有し、該両機能によって前記光ビーム
を前記所定の位置に集束せしめるものであってもよい
し、シリンドリカルレンズ機能と収差補正機能とを有
し、該両機能によって前記光ビームを前記所定の位置に
集束せしめるものであってもよい。なお、前者の場合、
前記「所定の位置」は点状となり、後者の場合、前記
「所定の位置」は線状となる。
【0017】すなわち、前記「レンズ機能」とは、入射
された光ビームを一点に収束せしめる機能をいい、前記
「シリンドリカルレンズ機能」とは、一方向にのみ屈折
率を有し該方向にのみ光ビームを収束せしめる機能をい
う。
された光ビームを一点に収束せしめる機能をいい、前記
「シリンドリカルレンズ機能」とは、一方向にのみ屈折
率を有し該方向にのみ光ビームを収束せしめる機能をい
う。
【0018】また、前記センサユニットを、前記透明基
板と前記カップラー手段との間隔が常に一定となるよう
に位置決めする位置決め手段と、前記センサユニットを
所定の方向に移動せしめるセンサ移動手段とを備え、前
記間隔に前記マッチング液を充填するようにしてもよ
い。
板と前記カップラー手段との間隔が常に一定となるよう
に位置決めする位置決め手段と、前記センサユニットを
所定の方向に移動せしめるセンサ移動手段とを備え、前
記間隔に前記マッチング液を充填するようにしてもよ
い。
【0019】また、光ビームが、前記界面の、前記シリ
ンドリカルレンズ機能の軸方向と同方向の相異なる箇所
に順次入射するように、該光ビームの入力部における入
射位置を移動させる入射位置移動手段を備えてもよい。
ンドリカルレンズ機能の軸方向と同方向の相異なる箇所
に順次入射するように、該光ビームの入力部における入
射位置を移動させる入射位置移動手段を備えてもよい。
【0020】前記「シリンドリカルレンズ機能の軸方
向」とは、屈折力を有する面内に垂直な軸をいうが、
「軸方向と同方向の相異なる箇所」とは、必ずしも軸方
向に沿っった箇所に限るものではなく、軸方向の位置的
変化があれば足りるものである。
向」とは、屈折力を有する面内に垂直な軸をいうが、
「軸方向と同方向の相異なる箇所」とは、必ずしも軸方
向に沿っった箇所に限るものではなく、軸方向の位置的
変化があれば足りるものである。
【0021】なお、前記センサ移動手段と前記入射位置
移動手段の双方を備えた表面プラズモンセンサーにおい
ては、前記センサユニットにおける所定の方向と前記シ
リンドリカルレンズの軸方向とが互いに交差するものと
することが望ましい。
移動手段の双方を備えた表面プラズモンセンサーにおい
ては、前記センサユニットにおける所定の方向と前記シ
リンドリカルレンズの軸方向とが互いに交差するものと
することが望ましい。
【0022】前記「入射位置移動手段」とは、ガルバノ
ミラー等を備えた光学系により光ビームを偏向せしめて
入射位置を移動させるものであってもよいし、光源自体
を機械的に移動せしめて入射位置を移動させるものであ
ってもよい。
ミラー等を備えた光学系により光ビームを偏向せしめて
入射位置を移動させるものであってもよいし、光源自体
を機械的に移動せしめて入射位置を移動させるものであ
ってもよい。
【0023】なお、ここで「カップラー手段」とは、前
記界面に入射される光ビームを表面プラズモン共鳴発生
条件に結合せしめるための手段の総称である。
記界面に入射される光ビームを表面プラズモン共鳴発生
条件に結合せしめるための手段の総称である。
【0024】
【発明の効果】本発明の表面プラズモンセンサーは、セ
ンサー部への光ビームのカップリングにホログラム光学
素子を用いる構成であるため、カップリングにプリズム
を用いる場合に生じる多重反射干渉を防ぐことができ
る。また、プリズムを用いた場合と比較して、装置の小
型化が可能となり、光軸の調整も容易となる。
ンサー部への光ビームのカップリングにホログラム光学
素子を用いる構成であるため、カップリングにプリズム
を用いる場合に生じる多重反射干渉を防ぐことができ
る。また、プリズムを用いた場合と比較して、装置の小
型化が可能となり、光軸の調整も容易となる。
【0025】ホログラム光学素子を、入射された平行光
ビームを所定の位置に集束せしめるものとし、前記光源
を前記界面と平行な面内で、前記所定の位置に近接する
方向若しくは離間する方向に移動せしめる光源移動手段
を備えたことにより、光源を単に移動させただけで、所
定の位置において種々の入射角を得ることができる。
ビームを所定の位置に集束せしめるものとし、前記光源
を前記界面と平行な面内で、前記所定の位置に近接する
方向若しくは離間する方向に移動せしめる光源移動手段
を備えたことにより、光源を単に移動させただけで、所
定の位置において種々の入射角を得ることができる。
【0026】レンズ若しくはシリンドリカルレンズ機能
および収差補正機能を有するホログラム光学素子を用い
ることにより、光ビームを界面において収差無く所定位
置に集束せしめることができる。
および収差補正機能を有するホログラム光学素子を用い
ることにより、光ビームを界面において収差無く所定位
置に集束せしめることができる。
【0027】さらに、センサユニット移動手段、入射位
置移動手段の少なくとも一方、若しくは双方を備えたこ
とにより、一次元若しくは二次元方向に延びる試料や、
一次元若しくは二次元方向に並べられた複数の試料につ
いての分析を効率良く行うことが可能となる。
置移動手段の少なくとも一方、若しくは双方を備えたこ
とにより、一次元若しくは二次元方向に延びる試料や、
一次元若しくは二次元方向に並べられた複数の試料につ
いての分析を効率良く行うことが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第一の実
施形態である表面プラズモンセンサーの一側面形状を示
すものである。
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第一の実
施形態である表面プラズモンセンサーの一側面形状を示
すものである。
【0029】図示されるように、表面プラズモンセンサ
ーの基本構成は、測定すべき試料Sに接触させられる
金、銀等の金属膜が形成されたセンサユニット1と、こ
のセンサユニット1を支持するセンサ支持手段15を備
え、該センサユニット1に対して屈折率マッチングオイ
ル(マッチング液)9を介して配されているカップラー
手段10と、光ビームを発生し、該光ビームをカップラー
手段10に入射せしめる光源光学手段20と、カップラー手
段10から出射される光ビームの強度を測定する光検出手
段30とからなるものである。
ーの基本構成は、測定すべき試料Sに接触させられる
金、銀等の金属膜が形成されたセンサユニット1と、こ
のセンサユニット1を支持するセンサ支持手段15を備
え、該センサユニット1に対して屈折率マッチングオイ
ル(マッチング液)9を介して配されているカップラー
手段10と、光ビームを発生し、該光ビームをカップラー
手段10に入射せしめる光源光学手段20と、カップラー手
段10から出射される光ビームの強度を測定する光検出手
段30とからなるものである。
【0030】次に、本発明の第一の実施形態における各
部の詳細な構成を説明する。
部の詳細な構成を説明する。
【0031】センサユニット1は、均一な厚さのガラス
等からなる透明基板であるセンサ基板2上に金、銀等の
金属膜3が形成されたものである。なお、ガラス基板2
上に金等の金属膜3を形成する場合には、ガラス基板2
上に予めクロムを1nmほど配した上で行う。これによ
り、金属膜3の形成が容易となり、また、剥離が抑えら
れる。また、表面プラズモンセンサーによる分析におい
ては、一般に、金属膜3上に結合反応膜(抗原(あるい
は抗体))を形成し、特定の物質に選択的に応答する抗
原・抗体反応を利用し、それと特異的に吸着する抗体
(あるいは抗原)量を入射角の変化として測定してい
る。ここでは、金属膜3と該金属膜3上に形成された結
合反応膜(図示せず)とを一体としてセンサー膜とい
う。
等からなる透明基板であるセンサ基板2上に金、銀等の
金属膜3が形成されたものである。なお、ガラス基板2
上に金等の金属膜3を形成する場合には、ガラス基板2
上に予めクロムを1nmほど配した上で行う。これによ
り、金属膜3の形成が容易となり、また、剥離が抑えら
れる。また、表面プラズモンセンサーによる分析におい
ては、一般に、金属膜3上に結合反応膜(抗原(あるい
は抗体))を形成し、特定の物質に選択的に応答する抗
原・抗体反応を利用し、それと特異的に吸着する抗体
(あるいは抗原)量を入射角の変化として測定してい
る。ここでは、金属膜3と該金属膜3上に形成された結
合反応膜(図示せず)とを一体としてセンサー膜とい
う。
【0032】また、カップラー手段10は、前記センサユ
ニット1と対面する側に凹部11が形成されたガラスから
なるセル12と、セル12の他面に形成されたホログラム光
学素子からなる入力部13および出力部14とを備えるもの
である。さらに該カップラー手段10はその一部に前記セ
ンサユニット1を支持するセンサ支持手段(センサアタ
ッチメント)15を備えており、このセンサアタッチメン
ト15により、センサ基板2とセル12との距離が常に一定
になるようにセンサユニット1を支持する。なお、セン
サ基板2とカップラー手段10との間には屈折率マッチン
グオイル9が充填される。センサ基板2、ホログラム光
学素子からなる入出力部13, 14を含むカップラー手段10
および屈折率マッチングオイル9には、屈折率が略同じ
ものを用いてそれぞれの界面での光ビームの反射を防止
している。
ニット1と対面する側に凹部11が形成されたガラスから
なるセル12と、セル12の他面に形成されたホログラム光
学素子からなる入力部13および出力部14とを備えるもの
である。さらに該カップラー手段10はその一部に前記セ
ンサユニット1を支持するセンサ支持手段(センサアタ
ッチメント)15を備えており、このセンサアタッチメン
ト15により、センサ基板2とセル12との距離が常に一定
になるようにセンサユニット1を支持する。なお、セン
サ基板2とカップラー手段10との間には屈折率マッチン
グオイル9が充填される。センサ基板2、ホログラム光
学素子からなる入出力部13, 14を含むカップラー手段10
および屈折率マッチングオイル9には、屈折率が略同じ
ものを用いてそれぞれの界面での光ビームの反射を防止
している。
【0033】光源光学手段20は、光ビームLを発生させ
る半導体レーザ等からなる光源21と、光ビームLを平行
光として出射するレンズ22とからなり、この光源光学手
段20は光源光学手段用ステージ25上に設置されてこの光
源光学手段用ステージ25上でX方向に可動とされてい
る。光源21から発せられた光ビームLは、図示しない偏
光子によりp偏光されて入力部13から入射され、センサ
基板2と金属膜3との界面4に所定の入射角θで入射す
るが、この時、光源光学手段20を光源光学手段用ステー
ジ25上でX方向に移動せしめることにより入射角θを種
々の角度に変化せしめることが可能である。ここでX方
向に移動せしめることは、すなわち、界面4に平行な面
内で界面4における光ビームの焦点位置に対して近接す
る方向若しくは離間する方向に移動せしめることと等価
である。なお、この界面4への光ビームLの入射角θは
全反射臨界角以上の角度範囲で変化せしめるように設定
し、光ビームLが界面4で全反射されるようにする。
る半導体レーザ等からなる光源21と、光ビームLを平行
光として出射するレンズ22とからなり、この光源光学手
段20は光源光学手段用ステージ25上に設置されてこの光
源光学手段用ステージ25上でX方向に可動とされてい
る。光源21から発せられた光ビームLは、図示しない偏
光子によりp偏光されて入力部13から入射され、センサ
基板2と金属膜3との界面4に所定の入射角θで入射す
るが、この時、光源光学手段20を光源光学手段用ステー
ジ25上でX方向に移動せしめることにより入射角θを種
々の角度に変化せしめることが可能である。ここでX方
向に移動せしめることは、すなわち、界面4に平行な面
内で界面4における光ビームの焦点位置に対して近接す
る方向若しくは離間する方向に移動せしめることと等価
である。なお、この界面4への光ビームLの入射角θは
全反射臨界角以上の角度範囲で変化せしめるように設定
し、光ビームLが界面4で全反射されるようにする。
【0034】入力部13および出力部14として用いられて
いるホログラム光学素子は、光ビームを集束せしめるレ
ンズ機能と収差補正機能とを有して、入射された平行光
ビームを一点に絞り込むように設計されたものである。
例えば、図2に示すように、所定の角度で入射される平
行光を界面の所定の点Pに集束せしめるように点線23で
示す光路を設定する。このように入力部13に対して異な
る入射位置からに入射される平行光ビームが全て所定の
点に集束せしめられることから、平行光ビームLの入射
位置を位置X1から位置X2へとX方向に移動せしめること
により、所定の点Pにおける光ビームの入射角をθ1 か
らθ2 へと変化させることができる。従って、光源光学
手段を単に平行移動せしめるだけで、界面の所定の点に
おいて光ビームを種々の入射角度で入射せしめることが
できる。
いるホログラム光学素子は、光ビームを集束せしめるレ
ンズ機能と収差補正機能とを有して、入射された平行光
ビームを一点に絞り込むように設計されたものである。
例えば、図2に示すように、所定の角度で入射される平
行光を界面の所定の点Pに集束せしめるように点線23で
示す光路を設定する。このように入力部13に対して異な
る入射位置からに入射される平行光ビームが全て所定の
点に集束せしめられることから、平行光ビームLの入射
位置を位置X1から位置X2へとX方向に移動せしめること
により、所定の点Pにおける光ビームの入射角をθ1 か
らθ2 へと変化させることができる。従って、光源光学
手段を単に平行移動せしめるだけで、界面の所定の点に
おいて光ビームを種々の入射角度で入射せしめることが
できる。
【0035】光検出手段30としては、例えば、フォトダ
イオード、特願平8−109366号記載の2分割フォトダイ
オード、フォトダイオードアレイ、CCDラインセンサ
ー等を用いる。上記光ビームLの入射位置の変化に応じ
て出射用HOEから出射される光ビームLの位置も変化
することから、この光検出手段30は光検出手段用ステー
ジ35に設置され、この光検出手段用ステージ35上でX方
向に可動とされている。光源光学手段20と光検出手段30
とは、連動してそれぞれのステージ25, 35上で互いに近
接する方向若しくは互いに離間する方向に移動されるこ
とにより、光源光学手段20から出射されて界面4で反射
された光ビームLを常に光検出手段30で検出可能とされ
ている。
イオード、特願平8−109366号記載の2分割フォトダイ
オード、フォトダイオードアレイ、CCDラインセンサ
ー等を用いる。上記光ビームLの入射位置の変化に応じ
て出射用HOEから出射される光ビームLの位置も変化
することから、この光検出手段30は光検出手段用ステー
ジ35に設置され、この光検出手段用ステージ35上でX方
向に可動とされている。光源光学手段20と光検出手段30
とは、連動してそれぞれのステージ25, 35上で互いに近
接する方向若しくは互いに離間する方向に移動されるこ
とにより、光源光学手段20から出射されて界面4で反射
された光ビームLを常に光検出手段30で検出可能とされ
ている。
【0036】以下、上記構成の表面プラズモンセンサー
による試料分析について説明する。分析に供される試料
Sは、金属膜3に接触する状態に配置される。光源光学
手段20により発生されてp偏光に設定された光ビームL
が入力部13からカップラー手段10に入射され、該カップ
ラー手段10およびマッチングオイル9を透過して金属膜
3とセンサ基板2との界面4に対して入射される。前述
の通り、光源光学手段20を光源光学手段用ステージ25上
でX方向に移動せしめることにより光ビームLは界面4
に対して種々の入射角θで入射される。光ビームLはこ
の界面4で全反射され、出力部14から出射され、該出射
された光ビームLが光検出手段30によって検出される。
による試料分析について説明する。分析に供される試料
Sは、金属膜3に接触する状態に配置される。光源光学
手段20により発生されてp偏光に設定された光ビームL
が入力部13からカップラー手段10に入射され、該カップ
ラー手段10およびマッチングオイル9を透過して金属膜
3とセンサ基板2との界面4に対して入射される。前述
の通り、光源光学手段20を光源光学手段用ステージ25上
でX方向に移動せしめることにより光ビームLは界面4
に対して種々の入射角θで入射される。光ビームLはこ
の界面4で全反射され、出力部14から出射され、該出射
された光ビームLが光検出手段30によって検出される。
【0037】光検出手段30によって出力される光検出信
号は全反射した光ビームLの強度Iを界面4への入射角
θ毎に示すものであり、この反射光強度Iと入射角θと
の関係は概ね図3に示すようなものとなる。
号は全反射した光ビームLの強度Iを界面4への入射角
θ毎に示すものであり、この反射光強度Iと入射角θと
の関係は概ね図3に示すようなものとなる。
【0038】ここで、ある特定の入射角(全反射解消
角)θspで入射した光は金属膜3と試料Sとの界面に表
面プラズモンを励起させるので、この光については反射
光強度Iが鋭く低下する。それ故、光検出手段30から出
力される光検出信号Sを用いれば全反射解消角θspが分
かり、この全反射解消角θspの値に基づいて試料S中の
特定物質を定量分析することができる。その理由は先に
詳しく説明した通りである。
角)θspで入射した光は金属膜3と試料Sとの界面に表
面プラズモンを励起させるので、この光については反射
光強度Iが鋭く低下する。それ故、光検出手段30から出
力される光検出信号Sを用いれば全反射解消角θspが分
かり、この全反射解消角θspの値に基づいて試料S中の
特定物質を定量分析することができる。その理由は先に
詳しく説明した通りである。
【0039】次に、本発明の二次元走査型の表面プラズ
モンセンサの実施の形態について説明する。図4は、本
発明の第一の実施形態である表面プラズモンセンサーの
一側面形状を示すものであり、図5、図6はそれぞれ図
4に表されたプラズモンセンサーを矢印A方向から見た
形状および矢印B方向から見た形状である。但し、図1
において光源光学手段は省略されており、図4において
は一部断面図とされている。以下、上記第一の実施形態
と異なる構成および作用についてのみ述べることとし、
同一の構成および作用部分についての詳細な説明は省略
する。
モンセンサの実施の形態について説明する。図4は、本
発明の第一の実施形態である表面プラズモンセンサーの
一側面形状を示すものであり、図5、図6はそれぞれ図
4に表されたプラズモンセンサーを矢印A方向から見た
形状および矢印B方向から見た形状である。但し、図1
において光源光学手段は省略されており、図4において
は一部断面図とされている。以下、上記第一の実施形態
と異なる構成および作用についてのみ述べることとし、
同一の構成および作用部分についての詳細な説明は省略
する。
【0040】センサユニット1は、均一な厚さのガラス
等からなる透明基板であるセンサ基板2上に金、銀等の
金属膜3が形成され、金属膜3を囲むようにして防水壁
5が設けられたものであり、測定時にはセンサユニット
1の下部がマッチングオイル9中に浸水せしめられた状
態とする。
等からなる透明基板であるセンサ基板2上に金、銀等の
金属膜3が形成され、金属膜3を囲むようにして防水壁
5が設けられたものであり、測定時にはセンサユニット
1の下部がマッチングオイル9中に浸水せしめられた状
態とする。
【0041】図5に示すように、本実施の形態に係る表
面プラズモンセンサーにおいては、カップラー手段10は
一方向に延びて形成されており、センサアタッチメント
15はカップラー手段10の凹部11に沿って形成されてい
る。なお、センサアタッチメント15は搬送レール(図示
しない)を備えており、この搬送レールに沿って、即
ち、センサアタッチメント15に沿ってセンサユニット1
は可動とされている。センサユニット1には搬送シャフ
ト6が固設され、該搬送シャフト6はローラ7に挟持さ
れており、センサユニット1はローラ7の回転に伴って
矢印X方向へ移動せしめられる構成である。即ち、本実
施形態においては、センサアタッチメント15に備えられ
た搬送レール、搬送シャフト6及びローラ7によりセン
サユニット移動手段が構成されている。
面プラズモンセンサーにおいては、カップラー手段10は
一方向に延びて形成されており、センサアタッチメント
15はカップラー手段10の凹部11に沿って形成されてい
る。なお、センサアタッチメント15は搬送レール(図示
しない)を備えており、この搬送レールに沿って、即
ち、センサアタッチメント15に沿ってセンサユニット1
は可動とされている。センサユニット1には搬送シャフ
ト6が固設され、該搬送シャフト6はローラ7に挟持さ
れており、センサユニット1はローラ7の回転に伴って
矢印X方向へ移動せしめられる構成である。即ち、本実
施形態においては、センサアタッチメント15に備えられ
た搬送レール、搬送シャフト6及びローラ7によりセン
サユニット移動手段が構成されている。
【0042】光源光学手段20は、光ビームLを発生させ
る半導体レーザ等からなる光源21と、シリンドリカルレ
ンズ22と、テレセントリック光学系を利用した光偏向手
段であるテレセントリックスキャナ23とからなる(図6
参照)。該テレセントリックスキャナ23は、シリンドリ
カルレンズ22の焦点位置に配されたガルバノミラー24
と、シリンドリカルレンズ25とからなるものである。光
源21から発せられた光ビームLは、シリンドリカルレン
ズ22によってガルバノミラー24上で焦点を結び、該ガル
バノミラー24によって反射されてテレセントリックスキ
ャナ23のシリンドリカルレンズ25に入射される。該シリ
ンドリカルレンズ25において光ビームLは平行光とさ
れ、入力部13から入射される。本実施形態において入力
部13および出力部14を構成するホログラム光学素子は、
シリンドリカルレンズ機能と収差補正機能とを有するも
のであり、入力部13から入射された光ビームは、金属膜
3とセンサ基板2の界面で一方向に集束せしめられる。
本実施形態においては、図4中紙面に平行な面内のみ屈
折力を有するシリンドリカルレンズ機能を有しており、
紙面に垂直な方向がシリンドリカルレンズ機能の軸方向
である。なお、この軸方向は図6中のY方向と同方向で
あり、光ビームLの入力部13への入射位置は、ガルバノ
ミラー24の揺動に伴ってY方向に平行移動せしめられ
る。
る半導体レーザ等からなる光源21と、シリンドリカルレ
ンズ22と、テレセントリック光学系を利用した光偏向手
段であるテレセントリックスキャナ23とからなる(図6
参照)。該テレセントリックスキャナ23は、シリンドリ
カルレンズ22の焦点位置に配されたガルバノミラー24
と、シリンドリカルレンズ25とからなるものである。光
源21から発せられた光ビームLは、シリンドリカルレン
ズ22によってガルバノミラー24上で焦点を結び、該ガル
バノミラー24によって反射されてテレセントリックスキ
ャナ23のシリンドリカルレンズ25に入射される。該シリ
ンドリカルレンズ25において光ビームLは平行光とさ
れ、入力部13から入射される。本実施形態において入力
部13および出力部14を構成するホログラム光学素子は、
シリンドリカルレンズ機能と収差補正機能とを有するも
のであり、入力部13から入射された光ビームは、金属膜
3とセンサ基板2の界面で一方向に集束せしめられる。
本実施形態においては、図4中紙面に平行な面内のみ屈
折力を有するシリンドリカルレンズ機能を有しており、
紙面に垂直な方向がシリンドリカルレンズ機能の軸方向
である。なお、この軸方向は図6中のY方向と同方向で
あり、光ビームLの入力部13への入射位置は、ガルバノ
ミラー24の揺動に伴ってY方向に平行移動せしめられ
る。
【0043】なお、光ビームの入射位置移動手段として
光偏向手段であるテレセントリックスキャナを用いる代
わりに、たとえば、Y方向に移動可能なステージ上に光
源光学手段用ステージ25ごと配置して、Y方向にステー
ジ25を移動させることによって光ビームの入射位置をY
方向に平行移動せしめる等の構成としてもよい。
光偏向手段であるテレセントリックスキャナを用いる代
わりに、たとえば、Y方向に移動可能なステージ上に光
源光学手段用ステージ25ごと配置して、Y方向にステー
ジ25を移動させることによって光ビームの入射位置をY
方向に平行移動せしめる等の構成としてもよい。
【0044】なお、光検出手段30は、界面4で反射され
出力部14から出射された光ビームを常に受光できるよう
に配置制御されている。
出力部14から出射された光ビームを常に受光できるよう
に配置制御されている。
【0045】以下、上記構成の表面プラズモンセンサー
による試料分析について説明する。まず、センサー膜上
に、異なる試料S1, S2, S3, ・・・が入った複数のサン
プルセル8を配し、各試料Sn(n=1,2,・・・)をそれぞ
れセンサー膜に接触させた状態とする(図7参照)。な
お、図7(b)は、同図(a)の断面を表したものであ
る。
による試料分析について説明する。まず、センサー膜上
に、異なる試料S1, S2, S3, ・・・が入った複数のサン
プルセル8を配し、各試料Sn(n=1,2,・・・)をそれぞ
れセンサー膜に接触させた状態とする(図7参照)。な
お、図7(b)は、同図(a)の断面を表したものであ
る。
【0046】本装置では、センサユニット1をセンサア
タッチメント15の搬送レールに沿ってX方向に間欠搬送
させ、テレセントリックスキャナ20により光ビームLを
Y方向に平行移動させて各試料に対して順次光ビームL
を入射させて各試料についての分析を行う。各試料に対
する分析は、前述の第一の実施形態の場合と同様にし
て、光源光学手段20を光源光学手段用ステージ25上でX
方向に移動せしめて各試料について種々の入射角度で光
ビームを入射して、界面4で全反射せしめられた光ビー
ムの強度を測定する。このように各試料に対して同じ条
件で光ビームを入射せしめるように二次元的に走査させ
ることにより、複数の試料についての分析を短時間で効
率的に行うことができる。
タッチメント15の搬送レールに沿ってX方向に間欠搬送
させ、テレセントリックスキャナ20により光ビームLを
Y方向に平行移動させて各試料に対して順次光ビームL
を入射させて各試料についての分析を行う。各試料に対
する分析は、前述の第一の実施形態の場合と同様にし
て、光源光学手段20を光源光学手段用ステージ25上でX
方向に移動せしめて各試料について種々の入射角度で光
ビームを入射して、界面4で全反射せしめられた光ビー
ムの強度を測定する。このように各試料に対して同じ条
件で光ビームを入射せしめるように二次元的に走査させ
ることにより、複数の試料についての分析を短時間で効
率的に行うことができる。
【0047】なお、上述のように光ビームの二次元的な
走査が可能であるため、本装置は、例えば電気泳動に用
いられたゲルシート等の試料を金属膜3の上に載置し
て、二次元走査することにより、試料において分布して
いる分析対象物質の二次元物性情報を得ることにも利用
可能である。
走査が可能であるため、本装置は、例えば電気泳動に用
いられたゲルシート等の試料を金属膜3の上に載置し
て、二次元走査することにより、試料において分布して
いる分析対象物質の二次元物性情報を得ることにも利用
可能である。
【0048】またさらに、図8に示すように、金属膜3
に複数の領域3aを設定して各領域3aに互いに異なる結合
反応膜が形成されたセンサー膜を用い、二次元的な光ビ
ーム走査を行うことにより、それぞれの領域で生じる相
異なる免疫反応等を各領域毎に分析を行うこともでき
る。
に複数の領域3aを設定して各領域3aに互いに異なる結合
反応膜が形成されたセンサー膜を用い、二次元的な光ビ
ーム走査を行うことにより、それぞれの領域で生じる相
異なる免疫反応等を各領域毎に分析を行うこともでき
る。
【0049】なお、他の実施の形態に係る表面プラズモ
ンセンサーとして、センサユニット移動手段、入射位置
移動手段のうちいずれかの手段のみを備え、一次元方向
に並べられた複数の試料についての分析をする表面プラ
ズモンセンサーとすることもできる。
ンセンサーとして、センサユニット移動手段、入射位置
移動手段のうちいずれかの手段のみを備え、一次元方向
に並べられた複数の試料についての分析をする表面プラ
ズモンセンサーとすることもできる。
【図1】本発明の第一の実施形態に係る表面プラズモン
センサーの側面図
センサーの側面図
【図2】ホログラム光学素子による光ビームの集束につ
いて説明するための図
いて説明するための図
【図3】表面プラズモンセンサーにおける光ビーム入射
角と、光検出手段による検出光強度との概略関係を示す
グラフ
角と、光検出手段による検出光強度との概略関係を示す
グラフ
【図4】本発明の第二の実施形態に係る表面プラズモン
センサーの側面図
センサーの側面図
【図5】図4に示す表面プラズモンセンサーを矢印A方
向から見た図
向から見た図
【図6】図4に示す表面プラズモンセンサーを矢印B方
向から見た図
向から見た図
【図7】マルチチャンネル型のセンサーを示す図
【図8】複数の領域に分割されたセンサー膜を示す図
1 センサユニット 2 センサ基板 3 金属膜 4 界面 9 屈折率マッチングオイル 10 カップラー手段 12 セル 13 入力部 14 出力部 15 センサアタッチメント 20 光源光学手段 23 テレセントリックスキャナ 25 光源光学手段用ステージ 30 光検出手段 35 光検出手段用ステージ L 光ビーム
Claims (6)
- 【請求項1】 所定の屈折率を有する透明基板、およ
び、この透明基板の一表面側に配され、試料に接触させ
られる金属膜を備えてなるセンサユニットと、 前記透明基板の前記一表面とは反対側の他表面側に、前
記所定の屈折率と略同じ屈折率を有するマッチング液を
挟んで配置されたカップラー手段であって、一部に形成
されている入力部から入射された光ビームを透過して前
記透明基板と前記金属膜との界面に入射せしめ、該界面
で全反射した光ビームを透過して他の一部に形成されて
いる出力部から出射する、該光ビームの透過する部分が
前記所定の屈折率と略同じ屈折率を有するカップラー手
段と、 光ビームを発生する光源とを備え、 前記光源から発生された光ビームを平行光として前記入
力部から入射せしめ、前記界面で全反射されて前記出力
部から出射された光ビームの強度を検出する表面プラズ
モンセンサーにおいて、 前記入力部および出力部がホログラム光学素子からなる
ことを特徴とする表面プラズモンセンサー。 - 【請求項2】 前記ホログラム光学素子が、入射された
平行光ビームを所定の位置に集束せしめるものであり、 前記光源を前記界面と平行な面内で、前記所定の位置に
近接する方向若しくは離間する方向に移動せしめる光源
移動手段を備え、 前記光源を移動せしめることにより、前記光ビームを前
記入力部の相異なる位置に入射せしめて該光ビームを前
記所定の位置で前記界面に対して種々の入射角度で入射
せしめるものであることを特徴とする請求項1記載の表
面プラズモンセンサー。 - 【請求項3】 前記ホログラム光学素子が、レンズ機能
と収差補正機能とを有し、該両機能によって前記光ビー
ムを前記所定の位置に集束せしめるものであることを特
徴とする請求項2記載の表面プラズモンセンサー。 - 【請求項4】 前記ホログラム光学素子が、シリンドリ
カルレンズ機能と収差補正機能とを有し、該両機能によ
って前記光ビームを前記所定の位置に集束せしめるもの
であることを特徴とする請求項2記載の表面プラズモン
センサ−。 - 【請求項5】 前記センサユニットを、前記透明基板と
前記カップラー手段との間隔が常に一定となるように位
置決めする位置決め手段と、 前記センサユニットを所定の方向に移動せしめるセンサ
ユニット移動手段とを備え、 前記間隔に前記マッチング液が充填されていることを特
徴とする請求項4記載の表面プラズモンセンサー。 - 【請求項6】 光ビームが、前記界面の、前記シリンド
リカルレンズ機能の軸方向と同方向の相異なる箇所に順
次入射するように、該光ビームの入力部における入射位
置を移動させる入射位置移動手段を備えたことを特徴と
する請求項4または5いずれか記載の表面プラズモンセ
ンサー。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4195397A JPH10239233A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 表面プラズモンセンサー |
| DE69830529T DE69830529T2 (de) | 1997-02-07 | 1998-02-03 | Oberflächen-Plasmonen-Sensor |
| EP98101847A EP0863395B1 (en) | 1997-02-07 | 1998-02-03 | Surface plasmon sensor |
| US09/018,332 US5923031A (en) | 1997-02-07 | 1998-02-04 | Surface plasmon sensor having a coupler with a refractive index matching liquid |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4195397A JPH10239233A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 表面プラズモンセンサー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10239233A true JPH10239233A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=12622574
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4195397A Withdrawn JPH10239233A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-26 | 表面プラズモンセンサー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10239233A (ja) |
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