JPH10239628A - 複合表示装置 - Google Patents

複合表示装置

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JPH10239628A
JPH10239628A JP9061982A JP6198297A JPH10239628A JP H10239628 A JPH10239628 A JP H10239628A JP 9061982 A JP9061982 A JP 9061982A JP 6198297 A JP6198297 A JP 6198297A JP H10239628 A JPH10239628 A JP H10239628A
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optical
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Shoichi Yamazaki
章市 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示光学系と撮像光学系又はシースルー光学
系を同時に成り立たせ、パララックスのない小型の複合
表示装置を得ること。 【解決手段】 画像情報を表示した表示手段からの光束
を観察者の眼球に導光する複数の反射面を有する表示光
学系と、外界からの光束を撮像素子に結像させる複数の
反射面を有する撮像光学系とを有し、該撮像光学系を通
過する光束は光路中に設けた光路分離手段によって該表
示光学系の光路と逆方向に分離し、該両光学系は該複数
の反射面により光線を眼球光軸の正負方向側に交互に折
り畳むこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外界の画像情報から
の光を取り込み撮像素子に形成する撮像光学系と液晶等
の表示手段に表示した画像情報を観察する表示光学系と
を合わせ持つ装置全体の小型化を図った複合表示装置に
関するものであり、特にヘッドマンテッドディスプレイ
やメガネ型ディスプレイと称せられる装置に好適なもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、ヘッドマンテッドディスプレ
イ(HMD)に小型のCCDカメラを取り付け、小型の
CCDカメラから得られた画像情報をHMDにそのまま
表示する装置や、又は小型のCCDカメラから得られた
画像情報を処理して何らかの画像情報に変換し、それを
HMDに表示する装置が提案されている。又、HMDに
おいてシースルー型のHMD(外界の光をダイレクトで
角倍率1で観察できる構成のHMD)も種々と提案され
ている。
【0003】このような形態のHMDは、HMDの表示
手段で表示した画像情報を観察する為の表示光学系の眼
球光軸と外界の画像情報をCCD面上に結像させるCC
Dカメラの光軸が異なっているとパララックスが生じて
くる。パララックスがなく、撮像光学系と表示光学系と
を合わせ持つ装置が、特開平4−22358号公報や特
開平5−303053号公報で提案されている。
【0004】特開平4−22358号公報で提案されて
いる表示光学系は、小型液晶から発せられた光が平面ハ
ーフミラーを介した後、接眼レンズにより眼球に導かれ
ている。一方、撮像光学系は外界の光が平面ハーフミラ
ーを介した後、小型カメラに結像されている。この平面
ハーフミラーは45度で配置されているため装置が大き
くなる傾向があった。又眼球の前に接眼レンズがあるた
め、シースルー光学系が成り立たない。
【0005】特開平5−303053号公報では、シー
スルー光学系が成り立つ構成を開示しているが、光学系
が複雑で装置が非常に大きくなる傾向があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】HMD等の画像観察装
置では、装置を観察者の頭部に装着する為に装置全体の
小型化、及び軽量化を図ることが重要な課題となってい
る。又、パララックスがなく、かつシースルー光学系が
成り立つ小型の装置が要望されている。
【0007】本発明は液晶ディスプレイ等の表示手段に
表示した画像情報を観察する際、表示手段からの光束を
観察者の眼球に導光する為の複数の偏心反射面を有する
プリズム体を含む表示光学系の構成及び外界の画像情報
をCCD等の撮像素子面上に結像させる撮像光学系の構
成を適切に設定することによって、装置全体の小型化を
図りつつ、該双方の画像情報を良好なる状態で観察する
ことができる複合表示装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の複合表示装置
は、(1−1)画像情報を表示した表示手段からの光束
を観察者の眼球に導光する複数の反射面を有する表示光
学系と、外界からの光束を撮像素子に結像させる複数の
反射面を有する撮像光学系とを有し、該撮像光学系を通
過する光束は光路中に設けた光路分離手段によって該表
示光学系の光路と逆方向に分離し、該両光学系は該複数
の反射面により光線を眼球光軸の正負方向側に交互に折
り畳むことを特徴としている。
【0009】特に、(1-1-1) 前記表示光学系の前記観察
者の眼球に入射する光束の眼球光軸又は該眼球光軸を延
長した仮想眼球光軸と、前記撮像光学系の外界から入射
してくる光束の外界光軸は略一致していること、(1-1-
2) 前記光路分離手段を透過作用と反射作用を有する面
から構成し、外界からの光束が前記撮像光学系の一部を
通過し、該光路分離手段を通過し、前記表示光学系の一
部を通過して観察者の眼球に導光して、外界の画像情報
を観察するシースルー光学系を構成していること、(1-1
-3) 前記表示光学系と前記撮像光学系は各々偏心した曲
率を有した偏心反射面を複数個有していること、(1-1-
4) 前記偏心反射面は面頂点回りのアジムス角度によっ
て屈折力が異なっていること、(1-1-5) 前記表示手段か
らの光束は前記表示光学系内の複数の反射面で2回又は
3回反射して結像することなく前記観察者の眼球に導光
されていること、(1-1-6) 前記表示光学系と前記撮像光
学系は臨界角条件を満たす全反射面を含んだ3以上の反
射面を含むプリズム体を有していること、等を特徴とし
ている。
【0010】(1−2)画像情報を表示した表示手段か
らの光束を観察者の眼球に導光する複数の反射面を有す
る表示光学系と、外界からの光束を撮像素子に結像させ
る複数の反射面を有する撮像光学系とを有し、該撮像光
学系を通過する光束は光路中に設けた偏心した曲率を有
した反射面より成る光路分離手段によって該表示光学系
の光路と逆方向に分離しており、該表示光学系は該光路
分離手段の反射面の一方側の反射面を含み、該撮像光学
系は該光路分離手段の反射面の他方側の反射面を含んで
いることを特徴としている。
【0011】特に、(1-2-1) 前記光路分離手段の偏心反
射面は面頂点回りのアジムス角度によって屈折力が異な
ること、(1-2-2) 前記表示光学系の前記観察者の眼球に
入射する光束の眼球光軸又は該眼球光軸を延長した仮想
眼球光軸と、前記撮像光学系の外界から入射してくる光
束の外界光軸は略一致していること、(1-2-3) 前記光路
分離手段の反射面をハーフミラー面から構成し、外界か
らの光束が前記撮像光学系の一部を通過し、該光路分離
手段を通過し、前記表示光学系の一部を通過して観察者
の眼球に導光して、外界の画像情報を観察するシースル
ー光学系を構成していること、(1-2-4) 前記表示光学系
と前記撮像光学系は各々偏心した曲率を有した偏心反射
面を複数個有していること、(1-2-5) 前記偏心反射面は
面頂点回りのアジムス角度によって屈折力が異なってい
ること、等を特徴としている。
【0012】本発明の撮像光学系は、(2−1)外界か
らの光束を偏心した曲率を有した偏心反射面を複数個有
する撮像光学系と屈折素子を有する光学系によって撮像
素子面上に結像させる撮像光学系であって、該撮像光学
系は該複数の偏心反射面によって外界からの光束を外界
方向とその逆方向に交互に折り畳んでいることを特徴と
している。
【0013】特に、(2-1-1) 前記偏心反射面は面頂点回
りのアジムス角度によって屈折力が異なっていること、
(2-1-2) 前記撮像光学系は偏心反射面を含んだ3以上の
異なる光学面を持つプリズム体と、該プリズム体の射出
面近傍に開口絞りを有していること、(2-1-3) 前記光学
系によってピント調節をしていること、等を特徴として
いる。
【0014】本発明の複合表示装置は、(3−1)構成
(2−1)の撮像光学系と、画像情報を表示した表示手
段からの光束を観察者の眼球に導光する複数の反射面を
有する表示光学系とを有し、該撮像光学系を通過する光
束は光路中に設けた光路分離手段によって該表示光学系
の光路と逆方向に分離していることを特徴としている。
【0015】特に、(3-1-1) 前記撮像素子で得られた画
像情報を前記表示手段に表示していること、(3-1-2) 前
記撮像光学系によって撮像素子面上に形成される外界の
画像情報と前記シースルー光学系によって観察される外
界の画像情報の画角は略等しいこと、等を特徴としてい
る。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態1の要部
概略図である。
【0017】同図において、101は表示光学系であ
り、複数の偏心した曲率を有する偏心反射面を複数個有
しており、液晶LCD2で表示した画像情報を観察者の
眼球1に導光している。102は撮像光学系であり、複
数の偏心した曲率を有する偏心反射面を複数個有してお
り外界の画像情報を撮像素子CCD3に結像している。
【0018】本実施形態では、表示光学系101と撮像
光学系102の両方に、複数の内面反射を利用したプリ
ズム体9a,9cを使用している。4は光路分離手段で
あり、偏心した曲率を有した反射面より成り、表示光学
系101からの光路と撮像光学系102の光路とを分離
する面となっている。光路分離手段4は偏心反射面より
成り、表示光学系101で一方側の反射面を使用し、撮
像光学系102は他方側の反射面を使用している。
【0019】尚、外界の画像情報を眼球1に導光して観
察するシースルー光学系も成り立たせるときは光路分離
手段4の反射面をハーフミラーとし(本実施形態ではハ
ーフミラーは透過率50%、反射率50%だけでなく、
比率は任意である)、両光学系101,102のプリズ
ム体9a,9cの材質の屈折率を同じにしている。本実
施形態では、このように各要素を設定して小型の光学系
を得ている。
【0020】尚、本実施形態における偏心反射面は面頂
点回りのアジムス角によって屈折力が異なるようにして
良好なる光学性能を維持している。
【0021】次に、図1の各要素について説明する。表
示光学系101は液晶LCD2からの光がプリズム体9
aの入射面E1に入射し、反射面8aで反射し、全反射
面7aを臨界角度以上の入射角で入射して全反射し、光
路分離手段4で反射し、全反射面7aを臨界角度以下の
入射角で入射して透過面E2より透過して眼球1に導か
れる。このように表示光学系は表示手段2からの光束を
2回又は3回の反射をして結像することなく眼球1に導
光している。これによって液晶LCD2に表示した画像
情報を観察している。撮像光学系102は外界からの光
がプリズム体9cの入射面E3より入射し(全反射面7
cの一部)、光路分離手段4で反射し、全反射面7cを
臨界角度以上の入射角で入射して全反射し、プリズム体
9cの射出面E4より射出後、絞り5、光学系6を経て
撮像素子CCD3に結像する。これによって外界の画像
情報を記録している。
【0022】本実施形態のシースルー光学系は外界から
の光が撮像光学系102のプリズム体9cの入射面E3
に入射し、光路分離手段4(ハーフミラー)を透過し、
表示光学系101のプリズム体9aの射出面E2を臨界
角度以下の入射角で入射し、射出面E2を透過して眼球
1に導かれている。これによって外界の画像情報を観察
している。
【0023】本実施形態において、プリズム体9aの全
反射面7aと射出面E2は同じ曲面より成っており、光
束の入射条件によって使い分けている。又、プリズム体
9cの入射面E3と全反射面7cは同じ曲面より成って
おり、プリズム体9aと同様に光束の入射条件によって
使い分けている。以下の各実施形態においても同様であ
る。
【0024】本実施形態では表示光学系101と撮像光
学系102とを光束分離手段4で対向配置することによ
って、眼球1に入射する光束の眼球光軸1a又は眼球光
軸1aを延長した仮想眼球光軸1bと、外界から撮像光
学系102に入射してくる光束の外界光軸1cが略一致
するようにして、液晶LCD2に表示された画像情報の
観察と、外界の画像情報の撮像素子CCD3面上におけ
る結像、そして外界の画像情報の観察(シースルー光学
系)をパララックスのない状態で同時に成立させるよう
にしている。
【0025】次に本実施形態の特徴について説明する。
【0026】表示光学系101と撮像光学系102は両
者とも複数の反射面を有しており、該複数の反射面によ
り、表示手段からの光及び外界からの光は眼球光軸方向
に沿って、逆方向の方向に交互に折り畳まれ、眼球及び
撮像素子に導かれるようにして、表示光学系、撮像光学
系を併せ持った光学系の厚さを薄くしている。
【0027】又、パララックスをなくすために外界の外
界光軸1cと眼球光軸1aが略一直線上に設定して、撮
像素子からの情報を表示光学系で観察するとき、自分が
今向いている方向の映像がパララックスなしに観察でき
るようにしている。
【0028】更に外界からの光が光路分離手段4を透過
して眼球へ導かれ、外界を観察できるシースルー光学系
を有すると、外界の状況に応じた情報を表示光学系に表
示させ、パララックスがないためスーパーインポーズさ
せられた情報はあたかも現実世界のもののように見える
ようにしている。
【0029】又、本光学系(表示光学系、撮像光学系)
の複数の反射面は、偏心し曲率を有した反射面とし、複
数の反射面を偏心させると反射面の配置を自由にできる
ため、本光学系を薄くできる。そして反射面を平面でな
く曲率を持たせることにより、不用な反射面又はレンズ
を取り除くことを可能としている。
【0030】又、複数の偏心し曲率を有した反射面は、
面頂点回りのアジムス角度により屈折力が異なる面(以
下、自由曲面,面頂点:自由曲面の関数式における頂点
0,0としている。)。偏心し曲率を有した反射面では
非回転対象の偏心収差が発生するが、通常の回転対象の
球面や非球面では、この偏心収差を抑えることができな
い。そこで面頂点回りのアジムス角度により屈折力が異
なる自由曲面(非回転対象)により偏心収差を抑制して
いる。
【0031】本実施形態では、表示手段2からの光が表
示光学系101に入射した後、2回又は3回反射して表
示光学系101を射出し、結像することなく眼球に導か
れるようにして光学系の小系化を図っている。
【0032】他に、表示光学系、撮像光学系共に、臨界
条件を満たす全反射面を含み3面以上の異なる光学面を
持つプリズム体を用いている。この全反射面がプリズム
体の透過射出面を兼ねると、面への入射角度により透過
したり反射(全反射)したりする。通常透過と反射の両
作用を持たせるときは、ハーフミラーを使うが、光量が
減ってしまう。これに対して本実施形態では全反射面に
より光量ロスが全くなく画像が明るくなる。
【0033】本実施形態における光路分離手段4は偏心
し曲率を有した1面の反射面より成り、該表示光学系は
該反射面の一方側の反射面を含み、該撮像光学系は該反
射面の他方側反射面を含んでいる。光路分離手段4を偏
心した平面でなく曲率を持たせることにより、両光学系
とも不用な反射面又はレンズを取り除き、かつ1面で光
路分離しているため、トータルで光学装置を小さくして
いる。
【0034】又、光路分離手段の反射面は、面頂点回り
のアジムス角度により屈折力が異なる面とし、両光学系
から発生する偏心収差を補正している。
【0035】本実施形態では、外界からの光を撮像素子
に結像させる撮像光学系を複数の偏心し曲率を有した反
射面を用いることにより、外界からの光を外界光軸方向
及び逆方向の方向に交互に折り畳んだ後、該撮像光学系
の絞り5を通過し、その後の光学系6を通して撮像素子
3に導いている。これによって複数の偏心し曲率を有し
た反射面により不用な反射面及びレンズを取り除き、光
線を交互に折り畳むことにより撮像光学系を薄型化して
いる。
【0036】その背後に、絞り5、光学系6を配置し
て、前半の複数の偏心し曲率を有した反射面の光学系と
光学系6の大きさをバランスよくしている。又、前半の
複数の偏心し曲率を有した反射面の光学系に正の屈折力
を持たせることにより、絞り径を小さくしている。
【0037】又、複数の偏心し曲率を有した反射面を含
み3面以上の異なる光学面を持つプリズム体9cを用い
て、該絞り5がプリズム体9cの射出面近傍に配置して
いる。複数の偏心し曲率を有した反射面をプリズム面と
すると、複数の反射面を一体で作れ、製造しやすくな
る。又、絞りをプリズム体の射出面近傍に置いてプリズ
ム体9cを小さくしている。
【0038】撮像光学系102のピント調節は絞り面6
以降の光学系6で行っている。これは絞り面5以降の小
さな光学系6を用いてピント調節をしやすくしている。
【0039】又、本発明は、外界から直接眼球の網膜に
映る像倍率と本発明の外界の情報をCCDに取りこみ、
LCDに表示して網膜に映る像倍率を略等しくしてい
る。これはシースルーがない場合は、外界が見えなくと
もあたかも外界を見ているような感じを再現することを
可能とする。又シースルーの場合は、シースルーの外界
に、LCD表示を同じ大きさで重ねることができる為、
例えばCCDに取りこまれた情報を赤外線により得られ
たものとすると、シースルーでは見えなかったものま
で、あたかも見えるように感じることになる。
【0040】次に本発明の各実施形態について説明する
が、各実施形態では主に図1の実施形態1と異なる点に
ついて説明する。
【0041】図2〜図4は本発明の実施形態2,3,4
の要部概略図である。
【0042】図2の実施形態2では、表示光学系101
の液晶LCD2からの光がプリズム体9aの入射面E1
より入射後、順に全反射面7a1で全反射し、全反射面
7a2で全反射し、光束分離手段4で反射し、プリズム
体9aの射出面E2より射出して眼球1に入射してい
る。撮像光学系102では外界からの光はプリズム体9
cの入射面E3に入射後、光束分離手段4で反射し、全
反射面7c1で全反射し、全反射面7c2で全反射し、
全反射面7c1で再度全反射し、プリズム体9cの射出
面E4より射出し、絞り5を通過し、光学系6によって
CCD3面上に結像している。シースルー光学系の光の
順路は図1と同じ構成である。
【0043】プリズム体9aの全反射面7a2と射出面
E2は同じ曲面より成っている。又プリズム体9cの入
射面E3と全反射面7c1は同じ曲面より成っている。
【0044】図3の実施形態3では、表示光学系101
の液晶LCD2からの光がプリズム体9aの入射面E1
より入射後、全反射面7aで全反射し、光束分離手段4
で反射し、プリズム体9aの射出面E2より射出して眼
球1に入射している。撮像光学系102では外界からの
光はプリズム体9cの入射面E3より入射後、光束分離
手段4で反射し、全反射面7cで全反射し、プリズム体
9cの射出面E4より射出し、絞り5を通過し、光学系
6によってCCD3面上に結像している。シースルー光
学系の光の順路は図1と同じ構成である。
【0045】尚、本実施形態においては、表示光学系1
01の液晶LCD2とプリズム体9aの間に他の光学系
6aを設けてもよい。
【0046】図4の実施形態4では、表示光学系101
の液晶LCD2から光がプリズム体9aの全反射面7a
側の入射面E1より入射後、反射面8aで反射し、全反
射面7aで全反射し、光束分離手段4で反射してプリズ
ム体9aの射出面E2より射出し眼球1に入射してい
る。撮像光学系102の光の順路は図3の実施形態3と
同じ構成である。又シースルー光学系の光の順路は図1
と同じ構成である。
【0047】プリズム体9aの入射面E1、全反射面7
a、そして射出面E2は同じ曲面より成っている。
【0048】図5、図6は本発明の実施形態5,6の要
部概略図である。
【0049】実施形態5,6では、前述した図1〜図4
の実施形態1〜4に比べて、表示光学系101と撮像光
学系102の両方がプリズム体を使用しているが、両光
学系が単独の光束分離手段(8a,4)を有している点
が異なっており、その他の基本構成は同じである。実施
形態5、6では互いに独立した光学系を用いて、互いに
少ない光学面数で良好な光学性能を得ている。
【0050】図5の実施形態5の表示光学系101と撮
像光学系102の光の順路は図3の実施形態3と同じで
ある。ただ、両光学系101,102のプリズム体9
a,9cの間に接合体10を設けている点が異なってい
る。接合体10は接着剤又は接合レンズ等から成ってい
る。このとき両プリズム体9a,9cと接合体10の材
質の屈折率を同じくし、撮像光学系102の光路分離手
段4と表示光学系101の反射面9aをハーフミラーに
するとシースルー光学系が成り立つ。シースルー光学系
の光路は外界からの光束が撮像光学系102のプリズム
体9cの入射面E3に入射し、光路分離手段4(ハーフ
ミラー)を透過し、接合体10を通り、表示光学系10
1のプリズム体9aの反射面8aを透過し、射出面E2
に臨界角度以下の入射角で入射して、透過して眼球1に
入射している。
【0051】図6の実施形態6の表示光学系101と撮
像光学系102の光の順路は図3の実施形態3と同じで
ある。ただ、両光学系のプリズム体9a,9cの間を空
気としている点が異なっている。本実施形態において、
シースルー光学系とするにはプリズム体9aの面8aと
プリズム体9cの面4をハーフミラー面とすれば良い。
【0052】図7〜図10は本発明の実施形態7〜10
の要部概略図である。
【0053】図7の実施形態7では、表示光学系101
と撮像光学系102の両光学系を2面の光学面を持つレ
ンズで構成したものである。表示光学系101の液晶L
CD2からの光はレンズ6aを通過し、レンズ11−1
の反射面8a1で反射し、レンズ11−2の反射面8a
2で反射し、レンズ11−1を透過して眼球1に入射し
ている。撮像光学系102の外界からの光はレンズ11
−3を透過、レンズ11−2の光路分離手段4で反射
し、レンズ11−3の反射面8cで反射し、絞り5を通
過し、光学系6によってCCD3に結像している。
【0054】図8〜図10の実施形態8,9,10で
は、各光学要素を曲率を持った薄い反射板12−1〜1
2−3から構成している。こうした場合は、シースルー
光学系の光学性能劣化がほとんどない為、良好な光学性
能が得られる。
【0055】図8の実施形態8では、光路分離手段4の
1面が反射面であり、表示光学系101は一方側の反射
面4を使用し、撮像光学系102は他方側の反射面4で
反射される。尚、シースルー光学系も成り立たせるとき
は、光路分離手段4の反射面をハーフミラーとする。
【0056】表示光学系101の液晶LCD2からの光
はレンズ6aを通過し、反射板12−1の反射面8aで
反射し、反射板12−2の光路分離手段4で反射し、反
射板12−1を透過して眼球1に入射している。撮像光
学系102の外界からの光は反射板12−3を透過、反
射板12−2の光路分離手段4で反射し、反射板12−
3の反射面8cで反射、絞り5を通過し光学系6によっ
てCCD3に結像している。シースルー光学系の光束は
撮像光学系102の反射板12−3を透過し、光路分離
手段4(ハーフミラー)を透過、表示光学系101の反
射板12−1を透過して眼球1に導かれている。
【0057】図9の実施形態9では、表示光学系101
と撮像光学系102の両方に共有光学面(共有反射面)
を持たないことを特徴としている。こうすると互いに独
立した光学系になる為、互いに少ない光学面数で良好な
光学性能が得られる。
【0058】表示光学系101の液晶LCD2からの光
はレンズ6aを通過し、反射板12−1の反射面8a1
で反射し、反射板12−2の反射面8a2で反射し、反
射板12−1を透過して眼球1に入射している。撮像光
学系102の外界からの光路は反射板12−4を透過
し、反射板12−3の光路分離手段4で反射し、反射板
12−4の反射面8cで反射し、絞り5を通過し、光学
系6によってCCD3に結像している。
【0059】又、撮像光学系102の光路分離手段4と
表示光学系101の外界側の反射面8a2をハーフミラ
ーにするとシースルー光学系が成り立つ。シースルー光
学系の光束は撮像光学系102の反射板12−4を透過
し、光路分離手段4(ハーフミラー)を透過し、表示光
学系101の外界側の反射面8a2(ハーフミラー)を
透過し、反射板12−1を透過して眼球1に入射してい
る。
【0060】図10の実施形態10では、表示光学系1
01と撮像光学系102の光路中にオーバーラップ部分
を設け、共有の光学面は持つが、共有反射面を持たない
ことを特徴としている。こうすると光学装置全体を非常
に薄くできる。また互いの共有反射面を持たない為、互
いに少ない光学面数で良好な光学性能が得られる。
【0061】4枚の反射板(12−1〜12−4)のう
ち、中側の2枚の反射板12−3の反射面8a2と反射
板12−2の光路分離手段4をハーフミラーとして、表
示光学系、撮像光学系、シースルー光学系を成り立たせ
ている。
【0062】表示光学系101の液晶LCD2からの光
はレンズ6aを通過し、反射板12−1の反射面8a1
で反射し、撮像光学系102の光路分離手段4(ハーフ
ミラー)を透過し、反射板12−3の反射面8a2(ハ
ーフミラー)で反射し、撮像光学系102の光路分離手
段4(ハーフミラー)を透過し、反射板12−1を透過
して眼球1に入射している。
【0063】撮像光学系102の外界からの光は反射板
12−4を透過し、表示光学系101の反射板12−3
の反射面8a2(ハーフミラー)を透過し、反射板12
−2の光路分離手段4(ハーフミラー)で反射し、表示
光学系101の反射板12−3の反射面8a2(ハーフ
ミラー)を透過し、反射板12−4の反射面8cで反射
し、絞り5を通過し、光学系6によってCCD3面上に
結像している。
【0064】シースルー光学系の光束は撮像光学系10
2の反射板12−4を透過、表示光学系101の反射板
12−3の反射面8a2(ハーフミラー)を透過し、撮
像光学系102の光路分離手段4(ハーフミラー)を透
過し、反射板12−1を透過して眼球1に入射してい
る。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、液晶ディ
スプレイ等の表示手段に表示した画像情報を観察する
際、表示手段からの光束を観察者の眼球に導光する為の
複数の偏心反射面を有するプリズム体を含む表示光学系
の構成及び外界の画像情報をCCD等の撮像素子面上に
結像させる撮像光学系の構成を適切に設定することによ
って、装置全体の小型化を図りつつ、該双方の画像情報
を良好なる状態で観察することができる複合表示装置を
達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の要部概略図
【図2】 本発明の実施形態2の要部概略図
【図3】 本発明の実施形態3の要部概略図
【図4】 本発明の実施形態4の要部概略図
【図5】 本発明の実施形態5の要部概略図
【図6】 本発明の実施形態6の要部概略図
【図7】 本発明の実施形態7の要部概略図
【図8】 本発明の実施形態8の要部概略図
【図9】 本発明の実施形態9の要部概略図
【図10】 本発明の実施形態10の要部概略図
【符号の説明】
1 眼球 2 小型液晶LCD(表示手段) 3 撮像素子CCD 4 光路分離手段(ミラー又はハーフミラーの偏心した
自由曲面) 5 絞り 6 光学系 7 全反射面(偏心した自由曲面) 8 反射面(ミラー又はハーフミラーの偏心した自由曲
面) 9a,9c プリズム体 10 接合体(接着剤又は接合レンズ) 11 レンズ 12 曲率を持った薄い反射板 101 表示光学系 102 撮像光学系

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報を表示した表示手段からの光束
    を観察者の眼球に導光する複数の反射面を有する表示光
    学系と、外界からの光束を撮像素子に結像させる複数の
    反射面を有する撮像光学系とを有し、該撮像光学系を通
    過する光束は光路中に設けた光路分離手段によって該表
    示光学系の光路と逆方向に分離し、該両光学系は該複数
    の反射面により光線を眼球光軸の正負方向側に交互に折
    り畳むことを特徴とする複合表示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示光学系の前記観察者の眼球に入
    射する光束の眼球光軸又は該眼球光軸を延長した仮想眼
    球光軸と、前記撮像光学系の外界から入射してくる光束
    の外界光軸は略一致していることを特徴とする請求項1
    の複合表示装置。
  3. 【請求項3】 前記光路分離手段を透過作用と反射作用
    を有する面から構成し、外界からの光束が前記撮像光学
    系の一部を通過し、該光路分離手段を通過し、前記表示
    光学系の一部を通過して観察者の眼球に導光して、外界
    の画像情報を観察するシースルー光学系を構成している
    ことを特徴とする請求項1又は2の複合表示装置。
  4. 【請求項4】 前記表示光学系と前記撮像光学系は各々
    偏心した曲率を有した偏心反射面を複数個有しているこ
    とを特徴とする請求項1,2又は3の複合表示装置。
  5. 【請求項5】 前記偏心反射面は面頂点回りのアジムス
    角度によって屈折力が異なっていることを特徴とする請
    求項4の複合表示装置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段からの光束は前記表示光学
    系内の複数の反射面で2回又は3回反射して結像するこ
    となく前記観察者の眼球に導光されていることを特徴と
    する請求項4の複合表示装置。
  7. 【請求項7】 前記表示光学系と前記撮像光学系は臨界
    角条件を満たす全反射面を含んだ3以上の反射面を含む
    プリズム体を有していることを特徴とする請求項4の複
    合表示装置。
  8. 【請求項8】 画像情報を表示した表示手段からの光束
    を観察者の眼球に導光する複数の反射面を有する表示光
    学系と、外界からの光束を撮像素子に結像させる複数の
    反射面を有する撮像光学系とを有し、該撮像光学系を通
    過する光束は光路中に設けた偏心した曲率を有した反射
    面より成る光路分離手段によって該表示光学系の光路と
    逆方向に分離しており、該表示光学系は該光路分離手段
    の反射面の一方側の反射面を含み、該撮像光学系は該光
    路分離手段の反射面の他方側の反射面を含んでいること
    を特徴とする複合表示装置。
  9. 【請求項9】 前記光路分離手段の偏心反射面は面頂点
    回りのアジムス角度によって屈折力が異なることを特徴
    とする請求項8の複合表示装置。
  10. 【請求項10】 前記表示光学系の前記観察者の眼球に
    入射する光束の眼球光軸又は該眼球光軸を延長した仮想
    眼球光軸と、前記撮像光学系の外界から入射してくる光
    束の外界光軸は略一致していることを特徴とする請求項
    8の複合表示装置。
  11. 【請求項11】 前記光路分離手段の反射面を透過作用
    と反射作用を有する面から構成し、外界からの光束が前
    記撮像光学系の一部を通過し、該光路分離手段を通過
    し、前記表示光学系の一部を通過して観察者の眼球に導
    光して、外界の画像情報を観察するシースルー光学系を
    構成していることを特徴とする請求項8,9又は10の
    複合表示装置。
  12. 【請求項12】 前記表示光学系と前記撮像光学系は各
    々偏心した曲率を有した偏心反射面を複数個有している
    ことを特徴とする請求項8,9,10又は11の複合表
    示装置。
  13. 【請求項13】 前記偏心反射面は面頂点回りのアジム
    ス角度によって屈折力が異なっていることを特徴とする
    請求項12の複合表示装置。
  14. 【請求項14】 外界からの光束を偏心した曲率を有し
    た偏心反射面を複数個有し、更に屈折素子を有する光学
    系によって撮像素子面上に結像させる撮像光学系であっ
    て、該撮像光学系は該複数の偏心反射面によって外界か
    らの光束を外界方向とその逆方向に交互に折り畳んだ
    後、該撮像光学系の絞りを通過し、光学系を通して撮像
    素子に導かれることを特徴とする撮像光学系。
  15. 【請求項15】 前記偏心反射面は面頂点回りのアジム
    ス角度によって屈折力が異なっていることを特徴とする
    請求項14の撮像光学系。
  16. 【請求項16】 前記撮像光学系は偏心反射面を含んだ
    3以上の異なる光学面を持つプリズム体と、該プリズム
    体の射出面近傍に開口絞りを有していることを特徴とす
    る請求項14の撮像光学系。
  17. 【請求項17】 前記絞り面以降でピント調節をしてい
    ることを特徴とする請求項14の撮像光学系。
  18. 【請求項18】 請求項14,15,16又は17の撮
    像光学系と、画像情報を表示した表示手段からの光束を
    観察者の眼球に導光する複数の反射面を有する表示光学
    系とを有し、該撮像光学系を通過する光束は光路中に設
    けた光路分離手段によって該表示光学系の光路と逆方向
    に分離していることを特徴とする複合表示装置。
  19. 【請求項19】 前記撮像素子で得られた画像情報を前
    記表示手段に表示していることを特徴とする請求項1,
    8又は18の複合表示装置。
  20. 【請求項20】 外界から直接眼球の網膜に映る像倍率
    と前記外界の画像情報を表示し、網膜に映る像倍率が略
    等しいことを特徴とする請求項3又は11の複合表示装
    置。
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