JPH10240021A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH10240021A
JPH10240021A JP4270597A JP4270597A JPH10240021A JP H10240021 A JPH10240021 A JP H10240021A JP 4270597 A JP4270597 A JP 4270597A JP 4270597 A JP4270597 A JP 4270597A JP H10240021 A JPH10240021 A JP H10240021A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
image
transfer belt
belt
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4270597A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Hiroshima
康一 廣島
Hideyuki Yano
秀幸 矢野
Yasuo Yoda
寧雄 依田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4270597A priority Critical patent/JPH10240021A/ja
Publication of JPH10240021A publication Critical patent/JPH10240021A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写工程時に、転写ベルト上に転写印加バイ
アスとは逆極性の電荷が蓄積されて、チャージアップし
てしまうのを防止する。 【解決手段】 トナー画像が1次転写された中間転写体
7に転写材Pへ前記トナー画像を2次転写する転写ベル
ト8が当接している間に、制御装置16の制御により、
電源11から転写ベルト8に対して正と負の各転写バイ
アスを交互に印加することによって転写ベルト8上が除
電され、チャージアップ起因による画像劣化を防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プロセス
を利用した複写機、レーザービームプリンタ、ファクシ
ミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスを利用した従来の画像
形成装置において、トナー像を転写部位において転写材
へ転写する転写手段として転写ベルトを用いるタイプで
は、転写ベルトは、転写材へのトナー像の転写の他に、
転写材の搬送や転写後の転写材を像担持体としてのドラ
ム型の電子写真感光体(以下、感光体という)から分離
して搬送を行う役目もしている。
【0003】転写ベルトは、電気的には良好な転写性を
得るために、実使用抵抗で108 〜1012Ωという中抵
抗領域に制御する必要性があり、また、良好な転写材の
吸着性、搬送性を得るために、適当な静電容量が表層に
あることが必要である。さらに、表面に汚れが付着して
も清掃しやすいように、離型性のある材料が選択されて
いる。
【0004】このような機能を満足するために従来の転
写ベルトは、それぞれの機能を分離するべく、多層構成
(一般に、2層構成)で形成されている。
【0005】また、転写ベルトは、機械的には張力印加
の下に回転駆動されるために、屈曲性、引裂強度特性等
が重要となる。従って、転写ベルトの長寿命化を図るた
めに従来は、樹脂ベルトタイプよにもゴム・エラストマ
ータイプのベルトが一般に使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の画像形成装置の転写ベルトでは、感光体などから転
写材を分離させる手段として、紙の腰を利用した曲率分
離手段を用いると静電吸着力で転写材が感光体側に吸着
してしまうので、転写ベルト等の吸着分離手段を用いる
必要がある。
【0007】このため、転写ベルトの静電吸着力を感光
体よりも大きくする必要がある。具体的手段としては、
転写ベルトを少なくとも2層以上の多層構成とし、表層
側の抵抗を高く、かつ薄層にして、基層側の抵抗を低く
抑えることによって、ベルト自体の静電容量を大きくす
ることで実現できる。
【0008】ところで、電子写真プロセスを利用した複
写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ等の画像
形成装置の通常使用環境では高温高湿環境(以下、H/
H環境という)から低温低湿環境(以下、L/L環境と
いう)まであるため、これらの環境変化によって吸着転
写搬送する転写材の抵抗が大きく変化する。このため、
H/H環境で良好な吸着性を得るためには、本発明者ら
の実験によると表層抵抗1012Ω以上、基層抵抗108
Ω以下の抵抗関係が実現される必要があることが分かっ
た。
【0009】しかしながら、これらの抵抗関係では、L
/L環境下で高抵抗化した転写材を転写、搬送すると、
転写印加バイアスとは逆極性の電荷が転写ベルト表面に
蓄積してチャージアップしてしまい、所望の静電吸着力
が得られないという問題があった。
【0010】このため、従来は転写ベルトに接触する除
電ローラや除電ブラシによって転写ベルト上を除電して
いるが、転写ベルトにトナー等が付着した場合、除電ロ
ーラや除電ブラシもトナーが付着することにより、除電
効果の低下や転写材裏側の汚れの原因にもなる。このよ
うな、不具合を回避するために除電ローラや除電ブラシ
などの除電手段の前に機械的に転写ベルトをクリーニン
グするクリーニング手段が組み込まれている装置もある
が、クリーニング手段で回収した廃トナーを溜めるトナ
ー容器が必要になるなど、転写ベルトの構成が複雑化し
てコストが高くなるなどの問題点があった。
【0011】そこで本発明は、使用環境に影響されるこ
となく、転写時の除電を効率よく効果的に、かつ低コス
トで行うことができる画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、像を担持する像担持体と、該
像担持体を帯電する帯電手段と、前記像担持体上に静電
潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像を現像してト
ナー画像を形成する現像手段と、前記トナー画像を転写
材へ転写する転写手段とを備えた画像形成装置におい
て、前記転写手段への転写バイアスの印加を制御する制
御手段を有し、前記転写手段は、前記像担持体に当接し
て前記トナー画像を1次転写する中間転写体と、該中間
転写体に対して当接離間自在に配置され、前記中間転写
体に1次転写された前記トナー画像を前記転写材へ2次
転写する転写ベルトとを備え、前記制御手段は、前記転
写ベルトが前記中間転写体に当接している間に、前記転
写ベルトに対して正と負の各転写バイアスを交互に印加
するように制御することを特徴としている。
【0013】また、前記転写ベルトは、画像形成時に前
記中間転写体上の画像領域外の非画像領域にも当接さ
れ、前記制御手段は、前記非画像領域において転写バイ
アスとは逆極性の転写バイアスを前記転写ベルトに印加
するように制御することを特徴としている。
【0014】また、前記転写ベルトへの前記逆極性の転
写バイアスの印加時間は、前記転写材のサイズに応じて
制御されることを特徴としている。
【0015】また、前記転写ベルトは多層構成に成形さ
れ、少なくとも熱硬化性ウレタンエラストマーよりなる
基層と、該基層上にフッ素変性樹脂よりなる表層とを備
えていることを特徴としている。
【0016】(作用)本発明の構成によれば、転写ベル
トが中間転写体に当接している間に、転写ベルトに対し
て正と負の各転写バイアスを交互に印加することによ
り、転写ベルト表面の除電を行うことができるので、転
写ベルトの安定した静電吸着力が維持され、分離不良、
チャージアップ起因による画像劣化を防止することがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1は、本実施の形態に係る画像
形成装置(本実施の形態ではカラー画像形成可能なレー
ザービームプリンター)を示す概略構成図である。
【0018】この画像形成装置は、感光体1、帯電ロー
ラ2、露光装置3、現像装置4、転写装置5、定着装置
6などを備えている。
【0019】感光体1は、本実施の形態では負帯電の有
機感光体でアルミニウム製のドラム基体上に光導電層を
有しており、所定のプロセススピードで矢印a方向に回
転駆動される。
【0020】帯電ローラ2は、感光体1表面に対して所
定の押圧力で圧接され、感光体1の回転駆動に伴い従動
回転し、電源(不図示)から帯電ローラ2に対して所定
のバイアス電圧(例えば、直流電圧に交流電圧を重畳し
たもの)を印加して、感光体1を所定の極性、電位に帯
電処理する。
【0021】現像装置4は、Y(イエロー)現像器4
a,M(マゼンタ)現像器4b,C(シアン)現像器4
c,BK(ブラック)現像器4dを備えており、回転駆
動装置(不図示)によって矢印b方向に回転し、各Y現
像器4a,M現像器4b,C現像器4c,BK現像器4
dが現像過程で感光体1と対向するように配設されてい
る。
【0022】転写装置5はドラム状の1次転写を行う中
間転写体7と2次転写を行う転写ベルト8とを有してお
り、中間転写体7は、感光体1表面に当接し、さらに転
写ベルト8表面に当接しており、矢印c方向に回転す
る。中間転写体7には電源9が接続されており、中間転
写体7に所定の1次転写バイアスを印加する。
【0023】転写ベルト8は、転写ローラ10aと駆動
ローラ10bによって伸張懸架されており、駆動ローラ
10bの回転駆動によってベルト上面が矢印d方向に移
動する。転写ベルト8は駆動手段(不図示)により、中
間転写体7に対して当接離間自在に設置されている。ま
た、転写ローラ10aには電源11が接続されており、
転写ローラ10aに所定の2次転写バイアスを印加す
る。
【0024】次に、上記した画像形成装置の動作につい
て説明する。
【0025】画像形成時には、感光体1は駆動手段(不
図示)により所定のプロセススピードで回転駆動され、
所定の帯電バイアス(例えば、直流電圧に交流電圧を重
畳したもの)が印加された帯電ローラ2により所定の極
性、電位に帯電処理される。そして、帯電された感光体
1上に露光装置3によりレーザービームによる画像露光
Lが与えられて、目的のカラー画像の第1の色成分像
(例えば、イエロー成分像)に対応した静電潜像が形成
される。次いで、その静電潜像がY(イエロー)現像器
4aにより第1色であるイエロートナーにより現像され
る。
【0026】感光体1上に形成担時された前記第1色の
イエロートナー画像は、感光体1と中間転写体7との間
のニップ部を通過する過程で、このニップ部での圧力と
電源9より中間転写体7に印加される1次転写バイアス
により形成される電界とによって、中間転写体7の外周
面に1次転写されていく。以下、同様にしてM(マゼン
タ)現像器4b,C(シアン)現像器4c,BK(ブラ
ック)現像器4dにより感光体1上にそれぞれ形成担時
された第2色のマゼンタトナー画像、第3色のシアンナ
ー画像、第4色のブラックトナー画像が順次中間転写体
7上に重畳転写され、目的のカラー画像に対応した合成
カラートナー画像が形成される。この工程を1次転写と
いう。
【0027】この際、感光体1から中間転写体7への第
1〜第4色のトナー画像の順次重畳転写のための電源9
から印加される1次転写バイアスは、トナーと逆極性
(正)である。なお、感光体1から中間転写体7への第
1〜第4色のトナー画像の順次重畳転写工程において、
転写ベルト8及び中間転写体クリーニングローラ12は
中間転写体7から離間している。
【0028】そして、給紙カセット(不図示)から紙な
どの転写材Pがレジストローラ13a,13b、転写前
ガイド14を通して中間転写体7と転写ベルト8との間
の転写ニップ部(転写ローラ10a近傍)に給送され
る。この際、電源11より転写ローラ10aへ2次転写
バイアスが印加され、中間転写体7から転写材P上に合
成カラートナー画像が転写される。この工程を2次転写
という。
【0029】そして、合成カラートナー画像が転写され
た転写材Pは、転写ベルト8によっって定着装置6に搬
送され、加熱溶着された後に排出される。
【0030】また、中間転写体7上に2次転写されずに
残った残留トナーは、電源15から直流電圧に交流電圧
が重畳されたバイアスが印加された中間転写体クリーニ
ングローラ12によって本来とは逆極性の正極性に転換
されて感光体1に静電的に吸着し、中間転写体7上は清
掃化される。感光体1上に吸着した残留トナーはその
後、クリーニングブレード16によって回収される。
【0031】次に、上記した中間転写体7の構成につい
て詳細に説明する。
【0032】図2は、上記した中間転写体7の概略断面
図であり、本実施の形態では厚み3mmのアルミニュム
からなる円筒状の導電性支持体7a上に厚み5mmの弾
性層7bを有し、さらにその上に膜厚15μmの被覆層
である表層7cを有しており、中間転写体7の外径は1
80mmである。弾性層7bの厚みは、転写ニップの形
成、回転による色ズレ、材料コスト等を考慮して0.5
〜7mm程度、好ましくは2〜4mmが望ましく、ま
た、表層7cの膜厚は、下層の弾性層7bの柔軟性を感
光体1表面に伝えるために、5〜30μm程度、好まし
くは10〜20μmが望ましい。
【0033】弾性層7bは、アクリロニトリルーブタジ
エンゴム(NBR)にエピクロルヒドリンゴムを混合し
て形成されており、その抵抗値は105 〜106 Ωに調
整されている。また、表層7cは、ウレタン樹脂をバイ
ンダーに、抵抗制御の導電材としてほう酸アルミニウム
ウィスカー、離型性向上を目的としてPTFEパウダー
を分散して形成されている。
【0034】中間転写体7の抵抗値は、図3に示す測定
装置で測定した。この測定装置20は、中間転写体7に
当接するアルミシリンダ21、高圧電源22、標準抵抗
23を備えている。
【0035】中間転写体7の抵抗値測定時には、駆動手
段(不図示)によってアルミシリンダ21を回転させ、
当接する中間転写体7を従動させる。このときの当接圧
は、実際の画像形成時の使用状態と同様に1Kgf程度
とする。そして、高圧電源22から中間転写体7の導電
性支持体7aに直流電圧を印加することにより、中間転
写体7の弾性層7bに流れる電流はアルミシリンダ21
に流入し、標準抵抗(1KΩ)23を介して接地され
る。
【0036】そして、標準抵抗23の両端の電圧をVr
(V)とすると、中間転写体7の抵抗値Rcは、次式に
よって与えられる。
【0037】Rc(Ω)=106 /Vr(V) また、中間転写体7の表層7cの抵抗値は、前記弾性層
7bを100×100mmのシート状に切り出し、Ad
vantest社製の商品名:R8340およびR12
704を用い、印加電圧:1kV、discharg
e:5sec、charge:30sec、measu
re:30secの条件で測定したところ、1010Ω/
□であった。また、弾性層7bと表層7cを含む抵抗値
は、2×107 Ω(300V印加時)であった。
【0038】次に、上記した転写ベルト8の構成につい
て詳細に説明する。
【0039】図4は、上記した転写ベルト8の概略断面
図であり、基層8aとその上の薄層化した表層8bの2
層構成で成形し、転写電圧が高くなりすぎないように、
転写ベルト8の全体としての抵抗を低くしている。
【0040】基層8aは、屈曲特性、引っ張り強度特性
などの機械的特性を満足するために熱硬化性ウレタンエ
ラストマーで形成されている。熱硬化性ウレタンエラス
トマーはエーテル系であり、一般的にエステル系のウレ
タンゴムよりは加水分解しがたいが、遠心成形により表
面粗さがよくなるため、タック性がある。また、画像形
成時における使用状態では、タック性のある面を内側に
し、駆動ローラ10bとの摺動面に持ってくることで駆
動ロスを少なくしている。表層8bはフッ素変性樹脂で
形成されており、画像形成時における使用状態でのタッ
ク性の問題はない。
【0041】この結果、転写ベルト8は、転写ローラ1
0aと駆動ローラ10bで7%伸張懸架された状態で蛇
行、寄り等の問題は発生せず、長期の使用にも十分に対
応できる。
【0042】さらに、転写ベルト8の表層8bを離型性
に優れているフッ素変性樹脂で形成したことにより、ジ
ャム等の異常事態が発生して転写ベルト8上にトナーが
付着しても、後述するように転写ベルト8へ正負双方の
バイアスを交互に印加することによって、転写ベルト8
上のトナーを中間転写体7上に完全に吐き出して転写ベ
ルト8表面の清掃化を図ることができる。
【0043】次に、転写ベルト8の材質および電気的特
性について説明する。
【0044】まず、内径70mmの遠心成形型を用い、
表層8b側に溶剤可溶タイプのフッ素変性樹脂を厚さ3
0μmにキャスト成形し、次いで熱硬化性ウレタンエラ
ストマー(例えば、商品名:ENDURE(INOAC
Co.))を内側に成形して、その体積抵抗率をカー
ボン分散で107 Ωcmに制御した。また、ベルト層厚
を0.3mmとし、ベルト全体の抵抗を1010Ωに調整
した。
【0045】そして、表層8bの成形は、型の回転速度
を3000rpmとし、硬化温度:150℃、硬化時
間:3時間とした。また、下層8aの成形は、型の回転
速度を3000rpmとし、硬化温度:150℃、硬化
時間:1時間とした。
【0046】また、転写ベルト8の抵抗値は、転写ベル
ト8を100×100mmのシート状に切り出し、Ad
vantest社製の商品名:R8340およびR12
704を用い、印加電圧:100V、discharg
e:5sec、charge:30sec、measu
re:30secの条件で測定した。
【0047】次に、転写ベルト8の紙などの転写材Pの
分離性に影響を及ぼすベルト特性について述べる。
【0048】プロセススピードが速く、かつA4横送り
では紙(転写材P)の目が横目(紙長手に対しては縦
目)となる場合があり、中間転写体7の径が大きい場
合、従来のように転写ローラのみでは紙の分離は不可能
である。これは、紙の分離を紙の腰に頼った重力による
曲率分離に依存しているためで、その物理的力は中間転
写体7への静電吸着力よりもかなり小さい。また、従
来、大口径の感光体からの紙分離は、紙の抵抗によって
大きく左右されることが分かっている。
【0049】高温高湿環境(H/H:30℃、80%R
h)で紙が吸湿などして抵抗が低くなった場合は、紙自
身が電荷を保持できず、リークしてしまうため、転写ベ
ルト8の表層8bの抵抗を高くして、電荷を表層8bで
保持してやらなければ分離性が確保できない。従って、
転写ベルト8の表層8bの抵抗を高くし、下層8aの抵
抗を低くすることによって、転写ベルト8の静電容量を
大きくする構成とすれば、静電吸着力が増して分離でき
る。
【0050】ところが、低温低湿環境(L/L:15
℃、10%Rh)で紙が乾燥している場合は、紙自身が
電荷を保持できるため、中間転写体7と転写ベルト8の
何れかの静電容量が大きい方に紙は吸着される。従っ
て、H/H環境に比べて紙分離は容易な方向にシフトす
るが、転写ベルト8の表面に紙から供給される転写バイ
アスとは逆極性の電荷が蓄積し、チャージアップしてし
まう。
【0051】その結果、転写ベルト8の表層8bの静電
吸着力が減少し、分離性が悪化してしまう。従って、安
定した紙の分離性能を得るためには、転写ベルト8のチ
ャージアップを抑える必要がある。
【0052】次に、上記した画像形成装置での転写ベル
ト8における紙(転写材P)の分離性と画像評価のため
に通紙試験を行った。
【0053】図5は、図1に示した本実施の形態におけ
る画像形成装置(レーザービームプリンター)の転写ベ
ルト8のチャージアップ防止シーケンスと、比較のため
の従来のシーケンスを示した図である。この図に示すシ
ーケンスは、中間転写体7上の画像を2次転写する場合
に限ったもので、この以前に感光体1から中間転写体7
上にトナーを1次転写する工程が4回繰り返されてい
る。中間転写体7上のトナーの紙(転写材P)への一括
転写はフルカラー画像の場合、中間転写体7が4周する
毎に1回の割合で行われる。なお、モノカラーの場合
は、毎周回で2次転写される。なお、本実施の形態で
は、転写バイアスは、20μA定電流制御(最大電圧
3.5kV)、転写逆バイアスは、−1.0kV定電圧
であり、中間転写体7上にA4(LTR)サイズ2ペー
ジ形成することができる。
【0054】図5に示すように、従来のシーケンスで
は、中間転写体7上のトナー画像のある部分(画像領
域)にのみ転写ベルト8を当接させて2次転写していた
が、本実施の形態のチャージアップ防止シーケンスで
は、制御装置16の制御により、中間転写体7上のトナ
ー画像のない部分(非画像領域)にも転写ベルト8を当
接させ、かつ電源11から転写バイアスとは逆極性の転
写バイアス(転写逆バイアス)を印加させるようにし
た。即ち、転写ベルト8が中間転写体7に接している間
に、正と負の双方の転写バイアスを交互に印加するよう
にした。
【0055】このとき、プリントモードは、フルカラー
A4(LTR)サイズ2ページ形成モードで、プリント
スピード6ppm、連続100ページプリントである。
【0056】表1は、図5に示したシーケンスの環境
(常温常湿環境(N/N:23℃、50%Rh)、低温
低湿環境(L/L:15℃、10%Rh)、高温高湿環
境(H/H:30℃、80%Rh))に対する転写ベル
トチャージアップ量の測定結果である。このチャージア
ップ量は表面電位計を用いて測定しており、従来のシー
ケンスでは、発生電圧と表面電位計の示す電圧の和が初
期に20μA定電流で必要とする電圧になっている。
【0057】
【表1】 ところで、環境、特に湿度の影響で転写バイアスは変化
するが、転写ベルトチャージアップ量はある時点で飽和
する。この表に示すように、本実施の形態におけるチャ
ージアップ防止シーケンスでは、プリント初期からチャ
ージアップが抑えられており、常に安定した転写バイア
スでプリントが可能となる。
【0058】一方、図5に示す従来のシーケンスで紙の
分離性を評価したところ、初期は安定していた分離性も
徐々に転写ベルトへの吸着力が弱まってくるような挙動
をみせ、最終的には分離不良が発生したが、本実施の形
態におけるチャージアップ防止シーケンスでは、初期か
ら最後まで安定した分離性が確保された。
【0059】また、乾燥紙の画像転写性を比較すると、
チャージアップした転写ベルトではハーフトーン部分で
激しい飛び散りが発生していたのに対し、本実施の形態
におけるチャージアップ防止シーケンスでは、転写ベル
ト8のチャージアップが抑えられ、ハーフトーン部分で
の飛び散りがない良好な画像を得ることができた。
【0060】このように、転写ベルト8の除電を通常プ
リント中である中間転写体7の非画像領域部分に転写ベ
ルト8を当接させ、逆極性の転写バイアスを印加して行
うことによって、何ら特別な手段を用いることなく、低
コストで転写ベルト8のチャージアップを抑えて効率よ
く効果的に転写ベルト8の除電を行うことができるの
で、分離不良、チャージアップ起因による画像劣化を防
止することができる。
【0061】(第2の実施の形態)本実施の形態では、
プリントされる紙サイズに応じて転写逆バイアスを印加
する時間を変えるようにした構成である。他の構成は第
1の実施の形態と同様である。
【0062】転写材(紙)Pの紙サイズはプリント時に
毎回同じと限られているわけではなく、特にA3(LD
R)サイズ対応の画像形成装置(レーザービームプリン
ター)では、あらゆる紙サイズが使用される。このた
め、本実施の形態では、そのような場合に効率よく転写
ベルト8の除電を行うために、制御装置16の制御によ
り、紙サイズに応じて電源11から転写ベルト8への転
写バイアスと逆極性の転写バイアス(転写逆バイアス)
の印加時間を変えるようにした。
【0063】図6は、本実施の形態における紙サイズに
よる紙間転写逆バイアスシーケンスを示した図である。
【0064】この図に示すように、本実施の形態では、
A4−2ページ形成モード、A3およびA5−1ページ
形成モード時の転写ベルト8への2次転写工程シーケン
スにおいて、紙サイズに応じて転写逆バイアスの印加時
間を変えるようにしたことにより、紙サイズに応じて効
率よく効果的に転写ベルト8の除電を行うことができ
る。
【0065】なお、図6のシーケンスにおいて、A4−
2ページ形成モードの紙間部分(45mm)の間でも、
転写逆バイアスを印加するようにした。
【0066】(第3の実施の形態)本実施の形態では、
転写ベルト8への2次転写工程シーケンスにおいて、上
記した転写ベルト8への転写逆バイアスの印加をモノカ
ラーによる連続プリント時に行った場合であり、中間転
写体7に対して転写ベルト8を離間させることなく当接
状態を保持するようにした構成である。他の構成は第1
の実施の形態と同様である。
【0067】図7は、本実施の形態における紙サイズに
よる紙間転写逆バイアスシーケンスを示した図である。
【0068】この図に示すように、本実施の形態では、
A4−2ページ形成モノカラーモード時において、転写
ベルト8がチャージアップする条件としてモノカラー連
続プリントは最も厳しいが、転写ベルト8を中間転写体
7に当接させた状態で連続プリントすることによって、
当接離間に必要とされるメカ的時間をも有効に使用でき
るため、モノカラー連続プリント時においても効率よく
効果的に転写ベルト8の除電を行うことができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
転写ベルトが中間転写体に当接している間に、転写ベル
トに対して正と負の各転写バイアスを交互に印加するこ
とにより、転写ベルト表面の除電を容易に、かつ低コス
トで行うことができるので、環境に影響されることなく
転写ベルトの安定した静電吸着力が維持され、分離不
良、チャージアップ起因による画像劣化を防止して、良
好な画像形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す
概略構成図。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の中間
転写体を示す断面図。
【図3】中間転写体の抵抗を測定する測定装置を示す概
略図。
【図4】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の転写
ベルトを示す断面図。
【図5】本発明の第1の実施の形態での紙間転写逆バイ
アスシーケンスを示す図。
【図6】本発明の第2の実施の形態での紙サイズによる
紙間転写逆バイアスシーケンスを示す図。
【図7】本発明の第3の実施の形態でのモノカラー連続
プリント時の紙間転写逆バイアスシーケンスを示す図。
【符号の説明】
1 感光体(像担持体) 2 帯電ローラ(帯電手段) 4 現像装置(現像手段) 5 転写装置(転写手段) 6 定着装置 7 中間転写体 7a 導電性支持体 7b 弾性層 7c 表層 8 転写ベルト 8a 基層 8b 表層 11 電源 16 制御装置(制御手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像を担持する像担持体と、該像担持体を
    帯電する帯電手段と、前記像担持体上に静電潜像を形成
    する露光手段と、前記静電潜像を現像してトナー画像を
    形成する現像手段と、前記トナー画像を転写材へ転写す
    る転写手段とを備えた画像形成装置において、 前記転写手段への転写バイアスの印加を制御する制御手
    段を有し、 前記転写手段は、前記像担持体に当接して前記トナー画
    像を1次転写する中間転写体と、該中間転写体に対して
    当接離間自在に配置され、前記中間転写体に1次転写さ
    れた前記トナー画像を前記転写材へ2次転写する転写ベ
    ルトとを備え、 前記制御手段は、前記転写ベルトが前記中間転写体に当
    接している間に、前記転写ベルトに対して正と負の各転
    写バイアスを交互に印加するように制御する、ことを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記転写ベルトは、画像形成時に前記中
    間転写体上の画像領域外の非画像領域にも当接され、前
    記制御手段は、前記非画像領域において転写バイアスと
    は逆極性の転写バイアスを前記転写ベルトに印加するよ
    うに制御する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記転写ベルトへの前記逆極性の転写バ
    イアスの印加時間は、前記転写材のサイズに応じて制御
    される、 請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記転写ベルトは多層構成に成形され、
    少なくとも熱硬化性ウレタンエラストマーよりなる基層
    と、該基層上にフッ素変性樹脂よりなる表層とを備えて
    いる、 請求項1記載の画像形成装置。
JP4270597A 1997-02-26 1997-02-26 画像形成装置 Pending JPH10240021A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4270597A JPH10240021A (ja) 1997-02-26 1997-02-26 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4270597A JPH10240021A (ja) 1997-02-26 1997-02-26 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10240021A true JPH10240021A (ja) 1998-09-11

Family

ID=12643490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4270597A Pending JPH10240021A (ja) 1997-02-26 1997-02-26 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10240021A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100477689B1 (ko) * 2002-12-10 2005-03-21 삼성전자주식회사 습식 전자사진 화상형성장치 및 2차전사방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100477689B1 (ko) * 2002-12-10 2005-03-21 삼성전자주식회사 습식 전자사진 화상형성장치 및 2차전사방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4643324B2 (ja) 画像形成装置
JP2002169383A (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の中間転写体停止位置制御方法
JP2004061941A (ja) 画像形成装置
US5974281A (en) Image forming apparatus using intermediate transfer member
JP4114991B2 (ja) 画像形成装置
JP2002278307A (ja) 画像形成装置及びその除電手段のバイアス制御方法
JP4255709B2 (ja) 画像形成装置及びその転写材ジャム検出方法
JP2007078750A (ja) 画像形成装置
JP4059012B2 (ja) 画像形成装置
JPH10240021A (ja) 画像形成装置
JP3876875B2 (ja) 画像形成装置
JP2001201954A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
US5778281A (en) Transfer apparatus
JP2006072247A (ja) 中間転写ベルト、画像形成装置、中間転写ユニット
JP2002365923A (ja) 画像形成装置及び除電バイアス制御方法
JP2006106667A (ja) 転写装置及び画像形成装置
JP4268772B2 (ja) 画像形成装置
JP4207472B2 (ja) 画像形成装置
JPH1165322A (ja) 画像形成装置
JP3486520B2 (ja) 画像形成装置
JPH11352809A (ja) 画像形成装置
JPH08202172A (ja) 中間転写体を用いたカラー画像形成装置
JPH05210317A (ja) 中間転写体を有する像形成装置
JP3513355B2 (ja) 画像形成装置
JP2000075671A (ja) 画像形成装置