JPH10241184A - 対物レンズ及びこれを用いた光ディスク装置 - Google Patents
対物レンズ及びこれを用いた光ディスク装置Info
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- JPH10241184A JPH10241184A JP9352755A JP35275597A JPH10241184A JP H10241184 A JPH10241184 A JP H10241184A JP 9352755 A JP9352755 A JP 9352755A JP 35275597 A JP35275597 A JP 35275597A JP H10241184 A JPH10241184 A JP H10241184A
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- optical
- disk
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Abstract
(57)【要約】
【課題】光ディスクへの衝突防止機能を有する対物レン
ズを提供する。 【解決手段】レンズ体21とその周囲に設けられたフラン
ジ部24からなる対物レンズ10において、レンズ体21の光
ディスク1 に対向する面22を曲率半径Rが0.05m<
R<0.5mの凸面として、光ディスク1 の回転により
動圧を発生させる。
ズを提供する。 【解決手段】レンズ体21とその周囲に設けられたフラン
ジ部24からなる対物レンズ10において、レンズ体21の光
ディスク1 に対向する面22を曲率半径Rが0.05m<
R<0.5mの凸面として、光ディスク1 の回転により
動圧を発生させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対物レンズ及びこ
れを用いた光ディスク装置に関する。
れを用いた光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置は、記録媒体である光デ
ィスクを回転させた状態で、この光ディスク上にレーザ
ビームを照射して情報を記録したり、あるいは光ディス
クからの反射光を検出して適当な処理を施すことによ
り、光ディスクに記録されている情報を再生する装置で
ある。
ィスクを回転させた状態で、この光ディスク上にレーザ
ビームを照射して情報を記録したり、あるいは光ディス
クからの反射光を検出して適当な処理を施すことによ
り、光ディスクに記録されている情報を再生する装置で
ある。
【0003】ここで、光ディスクとはCD−ROMなど
に代表される再生専用光ディスク、相変化型ディスク
(PD:Phase-change Disk )および光磁気ディスク
(MO:Magneto-Optical Disk)などの記録再生兼用光
ディスクなどの総称である。
に代表される再生専用光ディスク、相変化型ディスク
(PD:Phase-change Disk )および光磁気ディスク
(MO:Magneto-Optical Disk)などの記録再生兼用光
ディスクなどの総称である。
【0004】光ディスク装置は、光ディスクに対して駆
動される光学ヘッドと、レーザダイオードなどに代表さ
れる光源と、対物レンズなどの光学素子を含む光学要素
と、光学要素により導かれたレーザビームを検出する光
検出器を主な構成要素としている。ここで対物レンズ
は、情報の記録時や再生時にレーザビームを絞り込んで
光ディスク上にビームスポットを形成するために用いら
れる。
動される光学ヘッドと、レーザダイオードなどに代表さ
れる光源と、対物レンズなどの光学素子を含む光学要素
と、光学要素により導かれたレーザビームを検出する光
検出器を主な構成要素としている。ここで対物レンズ
は、情報の記録時や再生時にレーザビームを絞り込んで
光ディスク上にビームスポットを形成するために用いら
れる。
【0005】光ディスク装置は現在、パーソナルコンピ
ュータやAV機器への応用を目的として、小型化・薄型
化が要求されている。この要求に対し、従来より光学ヘ
ッドの薄型化が図られている。しかし光学ヘッドの薄型
化にも限界がある。そこで、対物レンズと光ディスクと
の間の距離、いわゆる作動距離WD(Working Distanc
e)を狭くすることが検討されつつある。
ュータやAV機器への応用を目的として、小型化・薄型
化が要求されている。この要求に対し、従来より光学ヘ
ッドの薄型化が図られている。しかし光学ヘッドの薄型
化にも限界がある。そこで、対物レンズと光ディスクと
の間の距離、いわゆる作動距離WD(Working Distanc
e)を狭くすることが検討されつつある。
【0006】作動距離WDを小さくした場合、光ディス
ク上に特定の大きさのビームスポットを形成するために
必要なレーザビーム径(対物レンズから出射されるレー
ザビームの径)を小さくすることができる。そのため、
対物レンズを含む光学系が小型化・薄型化される。
ク上に特定の大きさのビームスポットを形成するために
必要なレーザビーム径(対物レンズから出射されるレー
ザビームの径)を小さくすることができる。そのため、
対物レンズを含む光学系が小型化・薄型化される。
【0007】このように、作動距離WDを減少させるこ
とは、光ディスク装置の薄型化を図る上で極めて効果的
である。ところが、作動距離WDを小さくすると対物レ
ンズが光ディスクに衝突してしまう危険性が増大する。
すなわち、レーザビームが光ディスク表面に正しく焦点
を結ぶようにするために、対物レンズに対してフォーカ
ス方向への位置決め制御が行われている。しかし、外乱
その他の原因によりフォーカス方向制御が機能を失うこ
とがあり、そのような場合には、作動距離WDが小さく
設定された装置は対物レンズが光ディスクに衝突してし
まう可能性が高くなってしまうのである。そして、対物
レンズが損傷を受けることによって、対物レンズの光学
特性が劣化してしまうのである。
とは、光ディスク装置の薄型化を図る上で極めて効果的
である。ところが、作動距離WDを小さくすると対物レ
ンズが光ディスクに衝突してしまう危険性が増大する。
すなわち、レーザビームが光ディスク表面に正しく焦点
を結ぶようにするために、対物レンズに対してフォーカ
ス方向への位置決め制御が行われている。しかし、外乱
その他の原因によりフォーカス方向制御が機能を失うこ
とがあり、そのような場合には、作動距離WDが小さく
設定された装置は対物レンズが光ディスクに衝突してし
まう可能性が高くなってしまうのである。そして、対物
レンズが損傷を受けることによって、対物レンズの光学
特性が劣化してしまうのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、作動
距離WDを小さくして装置の薄型化を図ろうとすると、
対物レンズが光ディスクに衝突してしまう危険性が増大
してしまうという問題があった。
距離WDを小さくして装置の薄型化を図ろうとすると、
対物レンズが光ディスクに衝突してしまう危険性が増大
してしまうという問題があった。
【0009】本発明は、光ディスクヘの衝突防止機能を
有する対物レンズ、または光ディスクへ衝突した場合で
もその光学特性が劣化しない対物レンズ、さらにこの対
物レンズを用いた光ディスク装置を提供することを目的
とする。
有する対物レンズ、または光ディスクへ衝突した場合で
もその光学特性が劣化しない対物レンズ、さらにこの対
物レンズを用いた光ディスク装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は光ディスク上にレーザビームを集束させる
ための対物レンズにおいて、光ディスクに対向する面の
少なくとも一部に、光ディスクに近接したとき光ディス
クとの衝突を防止する動圧(反発力)を光ディスクの回
転により発生する動圧発生面を形成したことを特徴とす
る。この動圧発生面は、具体的には例えば次のように構
成される。
め、本発明は光ディスク上にレーザビームを集束させる
ための対物レンズにおいて、光ディスクに対向する面の
少なくとも一部に、光ディスクに近接したとき光ディス
クとの衝突を防止する動圧(反発力)を光ディスクの回
転により発生する動圧発生面を形成したことを特徴とす
る。この動圧発生面は、具体的には例えば次のように構
成される。
【0011】すなわち、本発明に係る第1の対物レンズ
は、光ディスクに対向する面を曲率半径Rが0.2m<
R<0.5mの凸面としたことを特徴とする。光ディス
クに対向する面に、このような凸面を動圧発生面として
形成することにより、光ディスクの表面性や、光ディス
クの回転に伴う傾き、対物レンズを含む光学ヘッドの傾
きを考慮してもディスク/レンズ間の衝突が生じない程
度の動圧が効果的に発生する。
は、光ディスクに対向する面を曲率半径Rが0.2m<
R<0.5mの凸面としたことを特徴とする。光ディス
クに対向する面に、このような凸面を動圧発生面として
形成することにより、光ディスクの表面性や、光ディス
クの回転に伴う傾き、対物レンズを含む光学ヘッドの傾
きを考慮してもディスク/レンズ間の衝突が生じない程
度の動圧が効果的に発生する。
【0012】本発明に係る第2の対物レンズは、光ディ
スク上にレーザビームを集束させるためのレンズ体およ
び前記レンズ体の周囲に設けられたフランジ部からなる
対物レンズにおいて、フランジ部の光ディスクに対向す
る面をレンズ体の光ディスクに対向する面より光ディス
ク側に突出した凸面とし、この面を動圧発生面としたこ
とを特徴とする。
スク上にレーザビームを集束させるためのレンズ体およ
び前記レンズ体の周囲に設けられたフランジ部からなる
対物レンズにおいて、フランジ部の光ディスクに対向す
る面をレンズ体の光ディスクに対向する面より光ディス
ク側に突出した凸面とし、この面を動圧発生面としたこ
とを特徴とする。
【0013】この第2の対物レンズにおいては、レンズ
体の光ディスクに対向する面の光ディスクへの最近接位
置と、フランジ部の光ディスクに対向する面の光ディス
クヘの最近接位置との光軸方向の距離dを5μm<d<
500μmの範囲に設定することが望ましい。このよう
にすることにより、光ディスクの回転方向に対して間隙
が広がるような楔が形成される部分において発生する、
対物レンズを光ディスクに引きつけるようを負圧を増加
させることなく、かつ対物レンズの全厚を必要以上に大
きくすることなく光ディスクに対する対物レンズの衝突
防止のために正の動圧が効果的に発生する。
体の光ディスクに対向する面の光ディスクへの最近接位
置と、フランジ部の光ディスクに対向する面の光ディス
クヘの最近接位置との光軸方向の距離dを5μm<d<
500μmの範囲に設定することが望ましい。このよう
にすることにより、光ディスクの回転方向に対して間隙
が広がるような楔が形成される部分において発生する、
対物レンズを光ディスクに引きつけるようを負圧を増加
させることなく、かつ対物レンズの全厚を必要以上に大
きくすることなく光ディスクに対する対物レンズの衝突
防止のために正の動圧が効果的に発生する。
【0014】また、第2の対物レンズにおいては、フラ
ンジ部の光ディスクに対向する面の光ディスクヘの最近
接位置がフランジ部の外周側より内周側に変位している
ことが望ましい。このようにすると、フランジ部の光デ
ィスクに対向する面の光ディスクヘの最近接位置がフラ
ンジ部の外周側と内周側の中間にある場合や、外周側に
ある場合に比較して、動圧が効果的に発生されると共
に、ディスク−レンズ間の種々の傾きに対するマージン
も増加し、光ディスクに対する対物レンズの衝突がより
確実に防止される。
ンジ部の光ディスクに対向する面の光ディスクヘの最近
接位置がフランジ部の外周側より内周側に変位している
ことが望ましい。このようにすると、フランジ部の光デ
ィスクに対向する面の光ディスクヘの最近接位置がフラ
ンジ部の外周側と内周側の中間にある場合や、外周側に
ある場合に比較して、動圧が効果的に発生されると共
に、ディスク−レンズ間の種々の傾きに対するマージン
も増加し、光ディスクに対する対物レンズの衝突がより
確実に防止される。
【0015】さらに、第2の対物レンズにおいては、フ
ランジ部の光ディスクに対向する面の曲率半径rを0.
02m<r<0.5mの範囲内に設定することが望まし
い。これにより、光ディスクの表面性、光ディスクの回
転に伴う傾き、対物レンズを含む光学ヘッドの傾きを考
慮してもディスク−レンズ間の衝突が生じない程度の動
圧が効果的に発生する。
ランジ部の光ディスクに対向する面の曲率半径rを0.
02m<r<0.5mの範囲内に設定することが望まし
い。これにより、光ディスクの表面性、光ディスクの回
転に伴う傾き、対物レンズを含む光学ヘッドの傾きを考
慮してもディスク−レンズ間の衝突が生じない程度の動
圧が効果的に発生する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。まず、図1〜図4を用いて本実施形
態に係る光ディスク装置の全体の構成を説明する。ここ
で、図1は光ディスク装置の概略構成を示す断面図、図
2は光学ユニットの断面図、図3は光学ヘッドを含む駆
動系の平面図、図4は光学ヘッドの断面図である。
施形態を説明する。まず、図1〜図4を用いて本実施形
態に係る光ディスク装置の全体の構成を説明する。ここ
で、図1は光ディスク装置の概略構成を示す断面図、図
2は光学ユニットの断面図、図3は光学ヘッドを含む駆
動系の平面図、図4は光学ヘッドの断面図である。
【0017】光ディスク1は、再生専用ディスクまたは
相変化型ディスクや光磁気ディスクのような記録再生用
ディスクであり、図示しないベースに固定されたスピン
ドルモータ2にマグネットチャック等のチャッキング機
構により保持され、記録/再生時にはスピンドルモータ
2によって回転駆動される。
相変化型ディスクや光磁気ディスクのような記録再生用
ディスクであり、図示しないベースに固定されたスピン
ドルモータ2にマグネットチャック等のチャッキング機
構により保持され、記録/再生時にはスピンドルモータ
2によって回転駆動される。
【0018】図2に光学ユニットの構成を詳細に示した
ように、光ディスク1に照射するためのレーザビームを
生成するレーザダイオード3と、光検出器4およびHO
E(Holographic Optical Element )素子5を主たる要
素として光学ユニット6が構成されており、この光学ユ
ニット6は光学ヘッド7の下部に固定されている。な
お、光学ユニット6の下面には放熱性を高める目的で複
数の凹凸が形成されている。
ように、光ディスク1に照射するためのレーザビームを
生成するレーザダイオード3と、光検出器4およびHO
E(Holographic Optical Element )素子5を主たる要
素として光学ユニット6が構成されており、この光学ユ
ニット6は光学ヘッド7の下部に固定されている。な
お、光学ユニット6の下面には放熱性を高める目的で複
数の凹凸が形成されている。
【0019】レーザダイオード3より発せられたレーザ
ビームは、HOE素子5をそのまま通過した後、プリズ
ム8に入射して90°向きを変え、さらに立ち上げミラ
ー9で再び90°向きを変えて、光学ヘッド7の上部に
配置された対物レンズ10に入射する。この対物レンズ
10により、光ディスク1上の記録面上にレーザビーム
が微小なスポットとして集束される。
ビームは、HOE素子5をそのまま通過した後、プリズ
ム8に入射して90°向きを変え、さらに立ち上げミラ
ー9で再び90°向きを変えて、光学ヘッド7の上部に
配置された対物レンズ10に入射する。この対物レンズ
10により、光ディスク1上の記録面上にレーザビーム
が微小なスポットとして集束される。
【0020】光ディスク1からの反射光は、対物レンズ
10、立ち上げミラー9およびプリズム8を経由してH
OE素子5に入射し、HOE素子5で偏向されて光検出
器4に入射する。光検出器4は検出領域を複数に分割し
た多分割検出器であり、各検出領域の出力信号から図示
しない演算回路によって、光ディスク1に記録されてい
る情報に対応した再生情報信号、フォーカス誤差信号お
よびトラッキング誤差信号が生成される。
10、立ち上げミラー9およびプリズム8を経由してH
OE素子5に入射し、HOE素子5で偏向されて光検出
器4に入射する。光検出器4は検出領域を複数に分割し
た多分割検出器であり、各検出領域の出力信号から図示
しない演算回路によって、光ディスク1に記録されてい
る情報に対応した再生情報信号、フォーカス誤差信号お
よびトラッキング誤差信号が生成される。
【0021】そして、図示しないフォーカスサーボ回路
からフォーカス誤差信号に基づいて対物レンズ10のフ
ォーカス方向の位置ずれを補正するように図3中に示す
フォーカスコイル11に電流が流され、フォーカスサー
ボ制御が行われる。同様に、図示しないトラッキングサ
ーボ回路からトラッキング誤差信号に基づいて対物レン
ズ10のトラック方向の位置ずれを補正するように図3
中に示すリニアモータコイル12と立ち上げミラー9に
電圧が印加され、トラッキングサーボ制御が行われる。
からフォーカス誤差信号に基づいて対物レンズ10のフ
ォーカス方向の位置ずれを補正するように図3中に示す
フォーカスコイル11に電流が流され、フォーカスサー
ボ制御が行われる。同様に、図示しないトラッキングサ
ーボ回路からトラッキング誤差信号に基づいて対物レン
ズ10のトラック方向の位置ずれを補正するように図3
中に示すリニアモータコイル12と立ち上げミラー9に
電圧が印加され、トラッキングサーボ制御が行われる。
【0022】対物レンズ10は、この例ではプラスチッ
クマグネットで形成された対物レンズホルダ13に保持
されている。対物レンズホルダ10には、4本の非磁性
材料からなる支持ワイヤ14の一端が固定され、支持ワ
イヤ14の他端は光学ヘッド7に固定されており、これ
により対物レンズ10はその光軸方向に移動が可能とな
っている。光学ヘッド7に固定されたフォーカスコイル
11に電流を流すと、この電流とマグネットで形成され
た対物レンズホルダ13の発生磁界との間で電磁作用が
起こり、対物レンズ10に対して光軸方向つまりフォー
カス方向の駆動力が発生する。
クマグネットで形成された対物レンズホルダ13に保持
されている。対物レンズホルダ10には、4本の非磁性
材料からなる支持ワイヤ14の一端が固定され、支持ワ
イヤ14の他端は光学ヘッド7に固定されており、これ
により対物レンズ10はその光軸方向に移動が可能とな
っている。光学ヘッド7に固定されたフォーカスコイル
11に電流を流すと、この電流とマグネットで形成され
た対物レンズホルダ13の発生磁界との間で電磁作用が
起こり、対物レンズ10に対して光軸方向つまりフォー
カス方向の駆動力が発生する。
【0023】図3を参照すると、リニアモータコイル1
2は筒状に形成されており、光学へッド7の両側面に1
個ずつ設けられている。光学へッド7には、リニアモー
タコイル12を挟んで両側に計4個の滑り軸受15がそ
れぞれ形成されており、光ディスク1の半径方向に沿っ
て形成された2本のガイドシャフト16とそれぞれ係合
している。これにより、光学ヘッド7は光ディスク1の
半径方向に移動が可能となっている。
2は筒状に形成されており、光学へッド7の両側面に1
個ずつ設けられている。光学へッド7には、リニアモー
タコイル12を挟んで両側に計4個の滑り軸受15がそ
れぞれ形成されており、光ディスク1の半径方向に沿っ
て形成された2本のガイドシャフト16とそれぞれ係合
している。これにより、光学ヘッド7は光ディスク1の
半径方向に移動が可能となっている。
【0024】ガイドシャフト16は磁性体で形成されて
おり、磁気回路のヨークとしての役割も果たしている。
ガイドシャフト16の両側には、コ字形のバックヨーク
17が固定されている。また、磁気ギャップを挟んでリ
ニアモータ12と対向する位置にラジアル磁石18が配
置され、バックヨーク17に固定されている。これらの
ガイドシャフト16、バックヨーク17およびラジアル
磁石18によってラジアル磁気回路が形成されている。
このラジアル磁気回路は、リニアモータコイル12に磁
界を作用させ、リニアモータコイル12に流れる電流と
の電磁作用により、光学へッド7に光ディスク1の半径
方向への駆動力を発生させている。
おり、磁気回路のヨークとしての役割も果たしている。
ガイドシャフト16の両側には、コ字形のバックヨーク
17が固定されている。また、磁気ギャップを挟んでリ
ニアモータ12と対向する位置にラジアル磁石18が配
置され、バックヨーク17に固定されている。これらの
ガイドシャフト16、バックヨーク17およびラジアル
磁石18によってラジアル磁気回路が形成されている。
このラジアル磁気回路は、リニアモータコイル12に磁
界を作用させ、リニアモータコイル12に流れる電流と
の電磁作用により、光学へッド7に光ディスク1の半径
方向への駆動力を発生させている。
【0025】次に、本発明に係る対物レンズ10につい
て詳細に説明する。対物レンズ10は、光ディスク1に
対向する面の少なくとも一部に、光ディスク1に近接し
たとき光ディスク1と対物レンズ10との衝突を防止す
る動圧(反発力)を光ディスク1の回転により発生する
動圧発生面を有する。
て詳細に説明する。対物レンズ10は、光ディスク1に
対向する面の少なくとも一部に、光ディスク1に近接し
たとき光ディスク1と対物レンズ10との衝突を防止す
る動圧(反発力)を光ディスク1の回転により発生する
動圧発生面を有する。
【0026】図5に、このような動圧発生面を形成した
対物レンズ10の第1の実施形態を示す。図5におい
て、対物レンズ10のレンズ体21は光ディスク1に対
向する面(ディスク対向面)22が反対側の面、つまり
レーザダイオード3から出射されたレーザビームが入射
する面(入射面)20より大きな曲率半径Rを有する凸
面となっている。対物レンズ10の集束特性は、レンズ
体21を構成する材料の屈折率、入射面23の形状(曲
率分布)、およびレンズ体21のディスク対向面22の
形状で決まる。但し、レンズ体21のディスク対向面2
2の形状にかかわらず入射面23の形状を適当な形状に
形成すれば、必要とする集束特性が得られるため、ディ
スク対向面22を特に曲率半径の大きな形状としても問
題は生じない。
対物レンズ10の第1の実施形態を示す。図5におい
て、対物レンズ10のレンズ体21は光ディスク1に対
向する面(ディスク対向面)22が反対側の面、つまり
レーザダイオード3から出射されたレーザビームが入射
する面(入射面)20より大きな曲率半径Rを有する凸
面となっている。対物レンズ10の集束特性は、レンズ
体21を構成する材料の屈折率、入射面23の形状(曲
率分布)、およびレンズ体21のディスク対向面22の
形状で決まる。但し、レンズ体21のディスク対向面2
2の形状にかかわらず入射面23の形状を適当な形状に
形成すれば、必要とする集束特性が得られるため、ディ
スク対向面22を特に曲率半径の大きな形状としても問
題は生じない。
【0027】なお、ここで示す対物レンズはいずれもプ
ラスチックの射出成型やガラスの研磨成型など、一般的
な手法により形成することが可能である。一方、レンズ
体21の周囲にはレンズ体21と一体に平板状のフラン
ジ部24が形成されており、このフランジ部24が前述
した対物レンズホルダ部13に保持される。
ラスチックの射出成型やガラスの研磨成型など、一般的
な手法により形成することが可能である。一方、レンズ
体21の周囲にはレンズ体21と一体に平板状のフラン
ジ部24が形成されており、このフランジ部24が前述
した対物レンズホルダ部13に保持される。
【0028】ここで、本実施形態においては、レンズ体
21のディスク対向面22の曲率半径Rを0.2m<R
<0.5mの範囲内に設定することにより、ディスク対
向面22を光ディスク1と対物レンズ10との衝突を防
止する動圧発生面として有効に機能させることができ
る。以下、この理由を図6を用いて詳細に説明する。
21のディスク対向面22の曲率半径Rを0.2m<R
<0.5mの範囲内に設定することにより、ディスク対
向面22を光ディスク1と対物レンズ10との衝突を防
止する動圧発生面として有効に機能させることができ
る。以下、この理由を図6を用いて詳細に説明する。
【0029】図6は、光ディスク1と対物レンズ10間
の最小間隙と、光ディスク1に対する対物レンズ10の
浮上力(動圧)との関係をレンズ体21のディスク対向
面22の曲率半径Rをパラメータとして示した図であ
る。
の最小間隙と、光ディスク1に対する対物レンズ10の
浮上力(動圧)との関係をレンズ体21のディスク対向
面22の曲率半径Rをパラメータとして示した図であ
る。
【0030】対物レンズ10を含む可動部の質量は通常
0.5g程度であり、対物レンズ10に加わると推定さ
れる最大加速度(通常は20G)を想定したとき、光デ
ィスク1に衝突しないための対物レンズ10の浮上力
(動圧)、すなわち最大加速度に打ち勝つ浮上力は、1
0gfとなる。ここで、ディスク−レンズ間の最小間隙
は、光ディスク1の表面粗さ(最大高さ:0.3μm)
で決まる。従って、ディスク対向面22によって最大加
速度に打ち勝つだけの浮上力10gfを発生させるため
には、図6よりR>0.2mとすればよいことが判る
(ディスク周速:6.5m/s)。
0.5g程度であり、対物レンズ10に加わると推定さ
れる最大加速度(通常は20G)を想定したとき、光デ
ィスク1に衝突しないための対物レンズ10の浮上力
(動圧)、すなわち最大加速度に打ち勝つ浮上力は、1
0gfとなる。ここで、ディスク−レンズ間の最小間隙
は、光ディスク1の表面粗さ(最大高さ:0.3μm)
で決まる。従って、ディスク対向面22によって最大加
速度に打ち勝つだけの浮上力10gfを発生させるため
には、図6よりR>0.2mとすればよいことが判る
(ディスク周速:6.5m/s)。
【0031】一方、光ディスク1は一般に回転に伴って
周方向の傾き(タンジェンシャルチルト)および半径方
向の傾き(ラジアルチルト)が生じる。これらのチルト
の大きさは、現在開発が進められているDVD(ディジ
タルバーサタイルディスク)では最大7mrad程度と
されている。また、光学ヘッド7が光ディスク1の半径
方向(トラッキング方向)に移動したり、対物レンズ1
0がフォーカシング方向に移動したとき、対物レンズ1
0の光軸は最大2mrad程度の傾き(シフトチルト)
が生じる。従って、光ディスク1と対物レンズ10とは
トータルとして相対的に9mradの傾きを生じる。
周方向の傾き(タンジェンシャルチルト)および半径方
向の傾き(ラジアルチルト)が生じる。これらのチルト
の大きさは、現在開発が進められているDVD(ディジ
タルバーサタイルディスク)では最大7mrad程度と
されている。また、光学ヘッド7が光ディスク1の半径
方向(トラッキング方向)に移動したり、対物レンズ1
0がフォーカシング方向に移動したとき、対物レンズ1
0の光軸は最大2mrad程度の傾き(シフトチルト)
が生じる。従って、光ディスク1と対物レンズ10とは
トータルとして相対的に9mradの傾きを生じる。
【0032】このようなディスク−レンズの相対的な傾
きに対しても、ディスク−レンズ間の最小間際:0.3
μmの下で対物レンズ10が光ディスク1に衝突しない
ようにするためには、図5に示すように対物レンズ10
のレンズ体21の有効直径をDとすると、 (D/2)/R=sinθ である。ここで、θ<<1、つまりθは十分に小さいこ
とから、sinθはほぼtanθに等しく、これはほぼ
θに等しいので、 (D/2)/R>θ=(9+α)mrad とすればよい。
きに対しても、ディスク−レンズ間の最小間際:0.3
μmの下で対物レンズ10が光ディスク1に衝突しない
ようにするためには、図5に示すように対物レンズ10
のレンズ体21の有効直径をDとすると、 (D/2)/R=sinθ である。ここで、θ<<1、つまりθは十分に小さいこ
とから、sinθはほぼtanθに等しく、これはほぼ
θに等しいので、 (D/2)/R>θ=(9+α)mrad とすればよい。
【0033】ここで、αはマージンであり、光学ヘッド
とディスクを回転させるスピンドルモータの組み立て精
度を考慮すると、調整作業を行うに当たって、αとして
最低1mradを確保する必要があるので、 D/2R>10-2 R<50D となる。一般に、直径Dは大きくとも10mmであるか
ら、R<0.5mということになる。
とディスクを回転させるスピンドルモータの組み立て精
度を考慮すると、調整作業を行うに当たって、αとして
最低1mradを確保する必要があるので、 D/2R>10-2 R<50D となる。一般に、直径Dは大きくとも10mmであるか
ら、R<0.5mということになる。
【0034】このように本実施形態によると、レンズ体
21のディスク対向面22の曲率半径Rを0.2m<R
<0.5mの範囲内に設定することにより、このディス
ク対向面22を光ディスク1と対物レンズ10との衝突
を防止するための動圧発生面として機能させ、このディ
スク対向面22によって最大加速度に打ち勝つ浮上力を
発生させると共に、タンジェンシャルチルト、ラジアル
チルトおよびシフトチルトをどのディスク−レンズ間の
相対的な傾きに対しても、対物レンズ10が光ディスク
1に衝突しないようにすることができる。
21のディスク対向面22の曲率半径Rを0.2m<R
<0.5mの範囲内に設定することにより、このディス
ク対向面22を光ディスク1と対物レンズ10との衝突
を防止するための動圧発生面として機能させ、このディ
スク対向面22によって最大加速度に打ち勝つ浮上力を
発生させると共に、タンジェンシャルチルト、ラジアル
チルトおよびシフトチルトをどのディスク−レンズ間の
相対的な傾きに対しても、対物レンズ10が光ディスク
1に衝突しないようにすることができる。
【0035】図7に、動圧発生面を形成した対物レンズ
10の第2の実施形態を示す。図7において、レンズ体
31は光ディスク1に対向するレンズ面(ディスク対向
面)32はほぼ平坦面に設計されており、反対側の面、
つまりレーザダイオード3から出射されたレーザビーム
が入射する面(入射面)33は所定の曲率分布を有する
凸面となっている。対物レンズ10の集束特性は、レン
ズ体31を構成する材料の屈折率、入射面33の形状
(曲率分布)、およびレンズ体31のディスク対向面3
2の形状で決まる。但し、レンズ体31のディスク対向
面32の形状にかかわらず入射面33の形状を適当な形
状に形成すれば、必要とする集束特性が得られるため、
このようにレンズ体31のディスク対向面32をほぼ平
坦な形状としても、特に問題は生じない。
10の第2の実施形態を示す。図7において、レンズ体
31は光ディスク1に対向するレンズ面(ディスク対向
面)32はほぼ平坦面に設計されており、反対側の面、
つまりレーザダイオード3から出射されたレーザビーム
が入射する面(入射面)33は所定の曲率分布を有する
凸面となっている。対物レンズ10の集束特性は、レン
ズ体31を構成する材料の屈折率、入射面33の形状
(曲率分布)、およびレンズ体31のディスク対向面3
2の形状で決まる。但し、レンズ体31のディスク対向
面32の形状にかかわらず入射面33の形状を適当な形
状に形成すれば、必要とする集束特性が得られるため、
このようにレンズ体31のディスク対向面32をほぼ平
坦な形状としても、特に問題は生じない。
【0036】レンズ体31の周囲には、レンズ体31と
一体に光反射面33と同じ側の面が平坦な形状のフラン
ジ部34が形成されており、このフランジ部34の平坦
面の部分が前述した対物レンズホルダ部13に保持され
る。
一体に光反射面33と同じ側の面が平坦な形状のフラン
ジ部34が形成されており、このフランジ部34の平坦
面の部分が前述した対物レンズホルダ部13に保持され
る。
【0037】そして、本実施形態では、フランジ部34
の光ディスク1に対向する面(ディスク対向面)35が
レンズ体31のディスク対向面32より光ディスク1側
に突出した凸面となっており、このディスク対向面35
が前述の第1の実施形態と同様の動圧発生面として機能
する。
の光ディスク1に対向する面(ディスク対向面)35が
レンズ体31のディスク対向面32より光ディスク1側
に突出した凸面となっており、このディスク対向面35
が前述の第1の実施形態と同様の動圧発生面として機能
する。
【0038】ここで、レンズ体31のディスク対向面3
2の光ディスク1への最近接位置と、フランジ部34の
ディスク対向面35の光ディスク1への最近接位置36
との光軸方向の距離dは、5μm<d<500μmに設
定されている。
2の光ディスク1への最近接位置と、フランジ部34の
ディスク対向面35の光ディスク1への最近接位置36
との光軸方向の距離dは、5μm<d<500μmに設
定されている。
【0039】また、フランジ部34のディスク対向面3
5の光ディスク1への最近接位置36は、図7に示され
るようにディスク対向面35の外周側より内周側に変位
している。言い換えれば、フランジ部34の内径をD
i、外径をDoとし、最近接位36の直径をDmとすれ
ば、これらは(Di+Do)/2>Dmの関係に設定さ
れている。
5の光ディスク1への最近接位置36は、図7に示され
るようにディスク対向面35の外周側より内周側に変位
している。言い換えれば、フランジ部34の内径をD
i、外径をDoとし、最近接位36の直径をDmとすれ
ば、これらは(Di+Do)/2>Dmの関係に設定さ
れている。
【0040】さらに、フランジ部34のディスク対向面
35の曲率半径rは、0.02m<r<0.5mに設定
されている。このように設定することにより、フランジ
部34のディスク対向面35を光ディスク1と対物レン
ズ10との衝突を防止する動圧発生面として有効に機能
させることができる。以下、この理由を図8、図9およ
び図10を用いて具体的に説明する。
35の曲率半径rは、0.02m<r<0.5mに設定
されている。このように設定することにより、フランジ
部34のディスク対向面35を光ディスク1と対物レン
ズ10との衝突を防止する動圧発生面として有効に機能
させることができる。以下、この理由を図8、図9およ
び図10を用いて具体的に説明する。
【0041】図8は、対物レンズ10のレンズ体31の
ディスク対向面32の光ディスク1への最近接位置とフ
ランジ部34のディスク対向面35の光ディスク1への
最近接位置36との光軸方向の距離dと、光ディスク1
に対する対物レンズ10の浮上力との関係を示した図で
ある。
ディスク対向面32の光ディスク1への最近接位置とフ
ランジ部34のディスク対向面35の光ディスク1への
最近接位置36との光軸方向の距離dと、光ディスク1
に対する対物レンズ10の浮上力との関係を示した図で
ある。
【0042】距離dを小さくするほど、レンズ体31の
ディスク対向面32と光ディスク1との間隔を小さくで
きるため、作動距離WDの低減に有利となる。しかし、
距離dを小さくし過ぎると、光ディスク1と対物レンズ
10との間隙の光ディスク1の回転方向に対して間隙が
広がるような楔が形成される部分において、負圧すなわ
ち対物レンズ10を光ディスク1に引きつけるような圧
力が発生してしまい、この負圧が光ディスク1に対する
対物レンズ10の衝突防止のために必要な正の浮上力の
発生を阻害するとともに、負圧発生部付近に塵埃が集積
し、対物レンズ10の光学特性を劣化させる恐れがあ
る。
ディスク対向面32と光ディスク1との間隔を小さくで
きるため、作動距離WDの低減に有利となる。しかし、
距離dを小さくし過ぎると、光ディスク1と対物レンズ
10との間隙の光ディスク1の回転方向に対して間隙が
広がるような楔が形成される部分において、負圧すなわ
ち対物レンズ10を光ディスク1に引きつけるような圧
力が発生してしまい、この負圧が光ディスク1に対する
対物レンズ10の衝突防止のために必要な正の浮上力の
発生を阻害するとともに、負圧発生部付近に塵埃が集積
し、対物レンズ10の光学特性を劣化させる恐れがあ
る。
【0043】図8において距離dが小さい領域で浮上力
が低下しているのは、このような負圧が発生することに
よるものと思われる。そして、図8によれば距離dが1
0μmを越えると浮上力の低下はほとんどなくなってい
る。フランジ部34のディスク対向面35によって形成
される浮上力に対して、上記の負圧が無視できる程度ま
で小さくなるためと考えられる。距離dを10μm以上
とすれば十分であるが、必要な浮上力を確保する観点か
らは、負圧が正圧の半分となる5μm以上であれば使用
が可能である。
が低下しているのは、このような負圧が発生することに
よるものと思われる。そして、図8によれば距離dが1
0μmを越えると浮上力の低下はほとんどなくなってい
る。フランジ部34のディスク対向面35によって形成
される浮上力に対して、上記の負圧が無視できる程度ま
で小さくなるためと考えられる。距離dを10μm以上
とすれば十分であるが、必要な浮上力を確保する観点か
らは、負圧が正圧の半分となる5μm以上であれば使用
が可能である。
【0044】一方、距離dを大きくし過ぎると、フラン
ジ部34を含めた対物レンズ10の全厚が大きくなって
しまい、光ディスク装置の厚さを減少させるために作動
距離WDを低減させる意味がなくなってしまう。この点
から、距離dは500μm未満が適当である。
ジ部34を含めた対物レンズ10の全厚が大きくなって
しまい、光ディスク装置の厚さを減少させるために作動
距離WDを低減させる意味がなくなってしまう。この点
から、距離dは500μm未満が適当である。
【0045】図9は、フランジ部34のディスク対向面
35の光ディスク1への最近接位置36の最適位置を見
出すために、光ディスク1と対物レンズ10間の最小間
隙と、光ディスク1に対する対物レンズ10の浮上力と
の関係を最近接位置36の半径rm(直径Dm)をパラ
メータとして示した図である。この例ではフランジ部3
4の内径Diを3mm、外径Doを5mmとしている。
35の光ディスク1への最近接位置36の最適位置を見
出すために、光ディスク1と対物レンズ10間の最小間
隙と、光ディスク1に対する対物レンズ10の浮上力と
の関係を最近接位置36の半径rm(直径Dm)をパラ
メータとして示した図である。この例ではフランジ部3
4の内径Diを3mm、外径Doを5mmとしている。
【0046】同図に示されるように、フランジ部34の
ディスク対向面35の光ディスク1への最近接位置36
の半径rmがrm=2mm(Dm=4mm)の場合、つ
まり最近接位置36がディスク対向面35の外周側と内
周側の中間〈半径方向の中間)にある場合に比較して、
rm=1.6mm(Dm=3.2mm)の場合、つまり
最近接位置36がディスク対向面35の外周側より内周
側に変位している((D1+Do)/2>Dm)場合の
方が浮上力が著しく増大することが判る。
ディスク対向面35の光ディスク1への最近接位置36
の半径rmがrm=2mm(Dm=4mm)の場合、つ
まり最近接位置36がディスク対向面35の外周側と内
周側の中間〈半径方向の中間)にある場合に比較して、
rm=1.6mm(Dm=3.2mm)の場合、つまり
最近接位置36がディスク対向面35の外周側より内周
側に変位している((D1+Do)/2>Dm)場合の
方が浮上力が著しく増大することが判る。
【0047】しかも、このように設定すると、ディスク
−レンズ間の種々の傾きに対するマージンも増加し、光
ディスク1に対する対物レンズ10の衝突をより確実に
回避することができる。
−レンズ間の種々の傾きに対するマージンも増加し、光
ディスク1に対する対物レンズ10の衝突をより確実に
回避することができる。
【0048】図10は、光ディスク1と対物レンズ10
間の最小間隙と、光ディスク1に対する対物レンズ10
の浮上力との関係をフランジ部34のディスク対向面3
5の曲率半径rをパラメータとして示した図である。
間の最小間隙と、光ディスク1に対する対物レンズ10
の浮上力との関係をフランジ部34のディスク対向面3
5の曲率半径rをパラメータとして示した図である。
【0049】前途したように、対物レンズ10を含む可
動部の質量は通常0.5g程度であり、対物レンズ10
に加わると推定される最大加速度(通常、20G)を想
定したとき、光ディスク1に衝突しないための対物レン
ズ10の浮上力(動圧)、すなわち最大加速度に打ち勝
つ浮上力は、10gfとなる。また、ディスク−レンズ
間の最小隙間は光ディスク1の表面粗さ(最大高さ:
0.3μm)で決まるので、フランジ部34のディスク
対向面35によって最大加速度に打ち勝つだけの浮上力
10gfを発生させるためには、図10よりr>0.0
2mとすればよいことが判る。
動部の質量は通常0.5g程度であり、対物レンズ10
に加わると推定される最大加速度(通常、20G)を想
定したとき、光ディスク1に衝突しないための対物レン
ズ10の浮上力(動圧)、すなわち最大加速度に打ち勝
つ浮上力は、10gfとなる。また、ディスク−レンズ
間の最小隙間は光ディスク1の表面粗さ(最大高さ:
0.3μm)で決まるので、フランジ部34のディスク
対向面35によって最大加速度に打ち勝つだけの浮上力
10gfを発生させるためには、図10よりr>0.0
2mとすればよいことが判る。
【0050】さらに、先にも述べたように、光ディスク
1は一般に回転に伴って周方向の傾き(タンジェンシャ
ルチルト)および半径方向の傾き(ラジアルチルト)が
生じる。これらのチルトの大きさは、現在開発が進めら
れているDVD(ディジタルバーサタイルディスク)で
は最大7mrad程度とされている。また、光学ヘッド
7が光ディスク1の半径方向(トラッキング方向)に移
動したり、対物レンズ10がフォーカシング方向に移動
したとき、対物レンズ10の光軸は最大2mrad程度
の傾き(シフトチルト)が生じる。従って、光ディスク
1と対物レンズ10とはトータルとして相対的に9mr
adの傾きを生じる。
1は一般に回転に伴って周方向の傾き(タンジェンシャ
ルチルト)および半径方向の傾き(ラジアルチルト)が
生じる。これらのチルトの大きさは、現在開発が進めら
れているDVD(ディジタルバーサタイルディスク)で
は最大7mrad程度とされている。また、光学ヘッド
7が光ディスク1の半径方向(トラッキング方向)に移
動したり、対物レンズ10がフォーカシング方向に移動
したとき、対物レンズ10の光軸は最大2mrad程度
の傾き(シフトチルト)が生じる。従って、光ディスク
1と対物レンズ10とはトータルとして相対的に9mr
adの傾きを生じる。
【0051】このようなディスク−レンズの相対的な傾
きに対しても、ディスク−レンズ間の最小間隙:0.3
μmの下で対物レンズ10が光ディスク1に衝突しない
ようにするためには、図7に示すように対物レンズ10
の光ディスク1への再近接位置36からフランジ部34
外周までの幅をBとすると、 B/r=sinθ である。ここで、θ<<1、つまりθは十分に小さいこ
とから、sinθはほぼtanθに等しく、これはほぼ
θに等しいので、 B/r>θ=(9+α)mrad とすればよい。
きに対しても、ディスク−レンズ間の最小間隙:0.3
μmの下で対物レンズ10が光ディスク1に衝突しない
ようにするためには、図7に示すように対物レンズ10
の光ディスク1への再近接位置36からフランジ部34
外周までの幅をBとすると、 B/r=sinθ である。ここで、θ<<1、つまりθは十分に小さいこ
とから、sinθはほぼtanθに等しく、これはほぼ
θに等しいので、 B/r>θ=(9+α)mrad とすればよい。
【0052】ここで、αはマージンであり、光学ヘッド
と光ディスクを回転させるスピンドルモータの組み立て
精度を考慮すると、調整作業を行うに当たって、αとし
て最低1mradを確保する必要があるので、 B/r>10-2 r<100B となる。Bは大きくとも5mmであるから、r<0.5
mとなる。
と光ディスクを回転させるスピンドルモータの組み立て
精度を考慮すると、調整作業を行うに当たって、αとし
て最低1mradを確保する必要があるので、 B/r>10-2 r<100B となる。Bは大きくとも5mmであるから、r<0.5
mとなる。
【0053】このように本実施形態によれば、対物レン
ズ10におけるレンズ体31のディスク対向面32の光
ディスク1への最近接位置と、フランジ部34のディス
ク対向面35の光ディスク1への最近接位置36との光
軸方向の距離dを5μm<d<500μmの範囲内に設
定し、またフランジ部34のディスク対向面35の光デ
ィスク1への最近接位置36をディスク対向面35の外
周側より内周側に変位させ、さらに対物レンズ10のフ
ランジ部34のディスク対向面35の曲率半径rを0.
02m<r<0.5mの範囲内に設定することによっ
て、ディスク対向面35を光ディスク1と対物レンズ1
0との衝突を防止するための動圧発生面として機能さ
せ、このディスク対向面35によって最大加速度に打ち
勝つ浮上力を発生させると共に、タンジェンシャルチル
ト、ラジアルチルトおよびシフトチルトなどのディスク
−レンズ間の相対的な傾きに対しても、対物レンズ10
が光ディスク1に衝突しないようにすることができる。
ズ10におけるレンズ体31のディスク対向面32の光
ディスク1への最近接位置と、フランジ部34のディス
ク対向面35の光ディスク1への最近接位置36との光
軸方向の距離dを5μm<d<500μmの範囲内に設
定し、またフランジ部34のディスク対向面35の光デ
ィスク1への最近接位置36をディスク対向面35の外
周側より内周側に変位させ、さらに対物レンズ10のフ
ランジ部34のディスク対向面35の曲率半径rを0.
02m<r<0.5mの範囲内に設定することによっ
て、ディスク対向面35を光ディスク1と対物レンズ1
0との衝突を防止するための動圧発生面として機能さ
せ、このディスク対向面35によって最大加速度に打ち
勝つ浮上力を発生させると共に、タンジェンシャルチル
ト、ラジアルチルトおよびシフトチルトなどのディスク
−レンズ間の相対的な傾きに対しても、対物レンズ10
が光ディスク1に衝突しないようにすることができる。
【0054】また、上述の実施形態ではレンズ体とフラ
ンジ部とが一体成形された例を示したが、フランジ部を
レンズ体とは他の部材(例えばプラスチック等)で製作
した後にレンズ体と一体化することにより対物レンズを
形成してももちろん構わない。
ンジ部とが一体成形された例を示したが、フランジ部を
レンズ体とは他の部材(例えばプラスチック等)で製作
した後にレンズ体と一体化することにより対物レンズを
形成してももちろん構わない。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
ディスク装置の薄型化を図るべく作動距離を小さくして
も、対物レンズの光ディスクヘの衝突を効果的に防止す
ることができる。
ディスク装置の薄型化を図るべく作動距離を小さくして
も、対物レンズの光ディスクヘの衝突を効果的に防止す
ることができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の概
略構成を示す断面図。
略構成を示す断面図。
【図2】図1における光学ユニットの詳細な構成を示す
断面図。
断面図。
【図3】図1における光学ヘッドを含む駆動系の詳細な
構成を示す平面図。
構成を示す平面図。
【図4】図1における光学ヘッドの詳細な構成を示す断
面図。
面図。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る対物レンズの構
成を示す断面図。
成を示す断面図。
【図6】同実施形態に係る対物レンズにおけるディスク
対向面と光ディスクとの最小間隙と対物レンズの浮上力
の関係をディスク対向面の曲率半径をパラメータとして
示す図。
対向面と光ディスクとの最小間隙と対物レンズの浮上力
の関係をディスク対向面の曲率半径をパラメータとして
示す図。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る対物レンズの構
成を示す断面図。
成を示す断面図。
【図8】同実施形態に係る対物レンズにおけるレンズ体
のディスク対向面およびフランジ部のディスク対向面の
ディスク最近接位置の光軸方向の距離と対物レンズの浮
上力の関係を示す図。
のディスク対向面およびフランジ部のディスク対向面の
ディスク最近接位置の光軸方向の距離と対物レンズの浮
上力の関係を示す図。
【図9】同実施形態に係る対物レンズにおけるフランジ
部のディスク対向面と光ディスクとの最小間隙と対物レ
ンズの浮上力の関係をディスク対向面のディスク最近接
位置の半径をパラメータとして示す図。
部のディスク対向面と光ディスクとの最小間隙と対物レ
ンズの浮上力の関係をディスク対向面のディスク最近接
位置の半径をパラメータとして示す図。
【図10】同実施形態に係る対物レンズにおけるフラン
ジ部のディスク対向面と光ディスクとの最小間隙と対物
レンズの浮上力の関係をフランジ部のディスク対向面の
曲率半径をパラメータとして示す図。
ジ部のディスク対向面と光ディスクとの最小間隙と対物
レンズの浮上力の関係をフランジ部のディスク対向面の
曲率半径をパラメータとして示す図。
1…光ディスク 2…スピンドルモータ 3…レーザダイオード 4…光検出器 5…HOE素子 6…光学ユニット 7…光学ヘッド 8…プリズム 9…立ち上げミラー 10…対物レンズ 11…フォーカスコイル 12…リニアモータコイル 13…対物レンズホルダ 14…支持ワイヤ 15…滑り軸受 16…ガイドシャフト 17…バックヨーク 18…ラジアル磁石 21…レンズ体 22…ディスク対向面 23…光入射面 24…フランジ部 31…レンズ体 32…ディスク対向面 33…入射面 34…フランジ部 35…光ディスク対向面 36…ディスク最接近位置
Claims (7)
- 【請求項1】光ディスク上にレーザビームを集束させる
ための対物レンズにおいて、 前記光ディスクに対向する面の少なくとも一部に、光デ
ィスクに近接したとき光ディスクとの衝突を防止する動
圧を前記光ディスクの回転により発生する動圧発生面を
形成したことを特徴とする対物レンズ。 - 【請求項2】光ディスク上にレーザビームを集束させる
ための対物レンズにおいて、 前記光ディスクに対向する面を曲率半径Rが0.2m<
R<0.5mの凸面としたことを特徴とする対物レン
ズ。 - 【請求項3】光ディスク上にレーザビームを集束させる
ためのレンズ体および前記レンズ体の周囲に設けられた
フランジ部からなる対物レンズにおいて、 前記フランジ部の前記光ディスクに対向する面を前記レ
ンズ体の前記光ディスクに対向する面より前記光ディス
ク側に突出した凸面としたことを特徴とする対物レン
ズ。 - 【請求項4】前記レンズ体の前記光ディスクに対向する
面の前記光ディスクヘの最近接位置と、前記フランジ部
の前記光ディスクに対向する面の前記光ディスクへの最
近接位置との光軸方向の距離dを5μm<d<500μ
mとしたことを特徴とする請求項3に記載の対物レン
ズ。 - 【請求項5】前記フランジ部の前記光ディスクに対向す
る面の前記光ディスクヘの最近接位置が前記フランジ部
の外周側より内周側に変位していることを特徴とする請
求項3または4に記載の対物レンズ。 - 【請求項6】前記フランジ部の前記光ディスクに対向す
る面の曲率半径rを0.02m<r<0.5mとしたこ
とを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の対
物レンズ。 - 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項に記載の対物
レンズを用いた光ディスク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9352755A JPH10241184A (ja) | 1996-12-26 | 1997-12-22 | 対物レンズ及びこれを用いた光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34905796 | 1996-12-26 | ||
| JP8-349057 | 1996-12-26 | ||
| JP9352755A JPH10241184A (ja) | 1996-12-26 | 1997-12-22 | 対物レンズ及びこれを用いた光ディスク装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10241184A true JPH10241184A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=26578874
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9352755A Pending JPH10241184A (ja) | 1996-12-26 | 1997-12-22 | 対物レンズ及びこれを用いた光ディスク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10241184A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100459398B1 (ko) * | 2002-02-06 | 2004-12-03 | 엘지전자 주식회사 | 역전구조 디스크의 광기록재생방법 |
-
1997
- 1997-12-22 JP JP9352755A patent/JPH10241184A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100459398B1 (ko) * | 2002-02-06 | 2004-12-03 | 엘지전자 주식회사 | 역전구조 디스크의 광기록재생방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040106 |