JPH10241193A - ピックアップ装置 - Google Patents

ピックアップ装置

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Publication number
JPH10241193A
JPH10241193A JP9062193A JP6219397A JPH10241193A JP H10241193 A JPH10241193 A JP H10241193A JP 9062193 A JP9062193 A JP 9062193A JP 6219397 A JP6219397 A JP 6219397A JP H10241193 A JPH10241193 A JP H10241193A
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JP
Japan
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light
light beam
polarization
pickup device
optical disk
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JP9062193A
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Inventor
Atsushi Kitamura
厚 北村
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Minebea Co Ltd
Original Assignee
Minebea Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10241193A publication Critical patent/JPH10241193A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種類の異なる光ディスクを使用可能なピック
アップ装置の一層の軽量化かつ低コスト化を実現する。 【解決手段】 光ビームの偏波面を回転可能な偏波回転
器16と、該偏波回転器16を透過した光ビームが進入
する偏光板17とをピックアップ装置に設ける。偏波回
転器16はファラデー素子およびコイルとで構成され、
前記コイルに電気を供給するスイッチ21が偏波回転器
16に接続されており、一方偏光板17は偏波面の角度
に応じて遮光または透過させる偏光フィルタ部17A
と、光ビームを透過させる透過部17Bとで構成され
る。したがって、光ディスクの種類に応じてスイッチ2
1を切替ることで偏波面の角度を異ならしめ、さらに偏
光フィルタ部17Aで遮光または透過され、対物レンズ
9の集光距離を変化できるので、異なる光ディスクを一
の装置で再生可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクドライ
ブに用いられるピックアップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスクの記録情報は、光ディスクの
記録層にレーザ光を照射してピットを開けることによっ
て記録され、さらに光ディスクにレーザ光を照射して、
その反射の強弱によって前記ピットの有無を検出して再
生されており、このような光ディスクの記録・再生操作
は、ピックアップ装置によって行われている。
【0003】このとき光ディスクの種類は、ピットを形
成させるレーザ光の波長に応じて異なり、種類の異なる
光ディスクは、再生時に照射する光ビームの波長もそれ
ぞれ異なっている。例えば現在では、780nm帯の照
射レーザを使用するCD(Compact Disc:以下、標準光
ディスクという)や、標準光ディスクと比較して大容量
かつその厚さが薄型化されたDVD(Digital Video Di
sc:以下、高密度光ディスクという)があり、高密度光
ディスクは波長635〜650nm帯の照射レーザを使
用している。ここで、標準光ディスクは780nm帯の
光ビームを照射して再生されているが、これはレーザ光
源の製造が短波長ほど困難で高コストになるのに起因し
てコスト削減のために使用するものであり、780nm
より短波長の光ビームを標準光ディスクに照射しても再
生可能である。
【0004】従来から上述の標準光ディスクおよび高密
度光ディスクの再生を一のピックアップ装置で再生を行
うことが提案されており、このようなピックアップ装置
の代表的な概略構成を図8ないし図11に示し、該図面
に基づいて以下に説明する。
【0005】図8は高密度光ディスク1a(厚さ:0.
6mm)を再生する場合、および、図9は標準光ディス
ク1b(厚さ:1.2mm)を再生する場合のピックア
ップ装置の概略図である。以下、ピックアップ装置の構
成を図8に基づいて説明する。高密度光ディスク1aと
は対向する位置に所定間隔をおいて受光器2が配置され
る。高密度光ディスク1aと受光器2との間には、受光
器2側から順次、シリンドリカルレンズ3、集光レンズ
4、ビームスプリッタ5およびアクチュエータ可動部6
が配置され、さらに、高密度光ディスク1aと受光器2
を結ぶ軸と直交し、かつ、ビームスプリッタ5に対向す
る位置に、コリーメートレンズ7およびレーザ光源8が
配置されている。
【0006】ビームスプリッタ5は、内部にハーフミラ
ーを備えており、ビームスプリッタ5に進入した光ビー
ムを透過光と反射光に二分岐させる。アクチュエータ可
動部6には対物レンズ9と、駆動機構10によって移動
可能な可動開口制限板11とが配置されている。対物レ
ンズ9は、該対物レンズ9を透過して光ディスク1aに
進行する光ビームの集光位置が高密度光ディスク1aの
記録層に最適に集光する開口数を有する。
【0007】このような構成のピックアップ装置によっ
て高密度光ディスク1aを再生作動を説明する。レーザ
光源8から出射された光ビームは、コリメートレンズ7
に進入して平行光線束に変換され、ビームスプリッタ5
に進行する。ビームスプリッタ5内部のハーフミラーに
よって透過光と反射光に二分岐される光ビームのうち、
反射された光ビームは、図8の上方に進行して、アクチ
ュエータ可動部6内の対物レンズ9に進行する。上述の
ように対物レンズ9の開口数は、高密度光ディスク1a
の記録層に最適に集光するように設定してある。
【0008】該記録層で反射した光線は、対物レンズ9
を透過してビームスプリッタ5に進行し、再び透過光と
反射光に二分岐され、ビームスプリッタ5を透過する光
ビームが集光レンズ4に進入して、受光器2に集光する
ように集束される。このとき、集光レンズ4および受光
器2の間に配置されるシリンドリカルレンズ3を透過す
ることによって、光ビームは、受光器2に最適に集光す
るように非点隔差を与えられる。受光器2は、光ビーム
の強弱によって記録情報を検出することによって高密度
光ディスク1aを再生する。
【0009】ところで、上記のように対物レンズ9は、
高密度光ディスク1aに対応する開口数を設定している
ので、図9に示す標準光ディスク1bを再生する場合に
は、その厚さの相違によって球面収差が生じるため、対
物レンズ9を透過した後の光ビームは、標準光ディスク
1bの記録層に最適に集光させることができないのでエ
ラーが生じてしまう。
【0010】このため、上述のアクチュエータ可動部6
には、駆動機構10を駆動することによって移動可能な
可動開口制限板11が設けられており、可動開口制限板
11は、標準光ディスク1bの記録層に最適に光ビーム
を集光させる開口数の開口部12を備えている。したが
って、標準光ディスク1bを再生する場合には、図9に
示すように、駆動機構11を駆動して可動開口制限板1
1を移動させ、光ビームが可動開口制限板11を透過す
ることによって、標準光ディスク1bの記録層に最適に
集光可能となる。標準光ディスク1bを再生する他の作
動については、高密度光ディスク1aのそれと同一であ
る。
【0011】また、他のピックアップ装置の例として、
図10(a)・(b)に示すように、上述のアクチュエ
ータ可動部6に、高密度光ディスク1aに対応する開口
数の対物レンズ9と標準光ディスク1bに対応する開口
数の対物レンズ9’を搭載した構成としたものがある。
再生しようとする光ディスク1a,1bの種類に応じ
て、対物レンズ9もしくは対物レンズ9’を切り替える
ことにより、上記2種類の光ディスク1a,1bを再生
する。
【0012】また、図11に示すように、上述のアクチ
ュエータ可動部6の構成を、対物レンズ9、液晶シャッ
タ13および制御回路14からなるものとしたピックア
ップ装置も提案されている。液晶シャッタ13は、遮光
部13A(斜線部分)を備えており、制御回路14によ
って、光ビームを遮光および透過可能に切り替えること
ができる。液晶シャッタ13の遮光部13A以外の部分
は、高密度光ディスク1aおよび標準光ディスク1bの
対応波長いづれも透過可能な透過部13Bである。
【0013】高密度光ディスク1aを再生する場合に
は、制御回路14をOFF にして光ビームが透過部13B
だけでなく遮光部13Aも透過可能とし、液晶シャッタ
13を透過した光ビームが対物レンズ9を透過すること
によって、高密度光ディスク1aの記録層に最適に集光
する。一方、標準光ディスク1bを再生する場合には、
制御回路14をONにして光ビームは遮光部13Aでは遮
光され、透過部13Bのみを透過する。このように液晶
シャッタ13によってその一部が遮断された光ビーム
は、対物レンズ9を透過して、標準光ディスク1bの記
録層に最適に集光する。したがって、2種類の光ディス
ク1a,1bを再生可能となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に使用波長の異なる高密度光ディスク1aおよび標準光
ディスク1bはその厚さが異なっているため、両光ディ
スク1a,1bの各記録層の集光位置は異っている。こ
のため、図8および図9に示すピックアップ装置には、
可動開口制限板11がアクチュエータ可動部6に設けら
れている。したがって、高密度光ディスク1aを再生す
る場合には、光ビームは可動開口制限板11を透過せず
対物レンズ9のみを透過して高密度光ディスク1aの記
録層に最適に集光し、一方、標準光ディスク1bを再生
する場合には、可動開口制限板11を移動させ、光ビー
ムが開口制限板11および対物レンズ9を透過すること
によって標準光ディスク1bの記録層に最適に集光す
る。
【0015】このように、高密度光ディスク1aおよび
標準光ディスク1bに応じて可動開口制限板11を移動
させなければならないので、可動開口制限板11を移動
させるための駆動機構10を設ける必要がある。このた
め、アクチュエータ可動部6の重量が増し、アクチュエ
ータの特性低下の要因となっていた。
【0016】また、図10に示すピックアップ装置のよ
うに、高密度光ディスク1a用の対物レンズ9と標準光
ディスク1b用の対物レンズ9’をアクチュエータ可動
部6に搭載した構成の場合には、高密度光ディスク1a
および標準光ディスク1bに応じて、対物レンズ9およ
び対物レンズ9’の切替が必要であることから切替機構
(図示省略)をアクチュエータ可動部6に設けなければ
ならない。このため、アクチュエータ可動部6には、切
替機構と2個の対物レンズ9,9’を備えなければなら
ないので重量が増し、アクチュエータ可動部6の特性低
下の要因となっていた。さらに、光ディスク1a,1b
のいづれかを再生する場合には、対応する対物レンズ
9,9’を、光ビームの光路に移動させるため、光軸の
ずれを生じエラーが発生しやすいという問題がある。
【0017】図11に示すピックアップ装置のように、
液晶シャッタ13をアクチュエータ可動部6に設けた場
合には、再生する光ディスク1a,1bに応じて、制御
回路14のON-OFFを切替なければならず、このような機
構を備えるため、アクチュエータ可動部6の重量が増
し、アクチュエータ可動部6の特性低下の要因となって
いた。さらに、液晶シャッタ13は、現状では製造が困
難なため価格が高額になるので、ピックアップ装置の高
額化に繋がるという問題も生じる。
【0018】したがって、本発明は上記事情に鑑みてな
されたもので、低コストの構成部材を使用し、かつ、ア
クチュエータ可動部6を軽量化することで特性を向上
し、使用波長の異なる光ディスク2aおよび光ディスク
2bを再生可能なピックアップ装置を提供することを目
的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1の発明では、光線を被記録媒体
の記録層で反射させて被記録媒体の記録内容を検知する
ために、ビームスプリッタと、受光器とを含むピックア
ップ装置であって、前記光線を出射する光源と、前記光
源から出射された光線の偏波面の角度が回転可能な偏波
回転器と、光線を被記録媒体に集光させる光集束手段
と、前記光集束手段および前記偏波回転器との間の領域
に配置され、かつ、光線の偏波面の角度とは無関係に光
線を透過可能な透過部と光線の偏波面の角度に応じて光
線を透過または遮光するフィルタ部とを備える偏光板
と、で構成されることを特徴とするピックアップ装置で
ある。
【0020】請求項2の発明では、前記偏光板は、前記
光集束手段に近接して設置されることを特徴とする。
【0021】請求項3の発明では、前記偏光板は、前記
光集束手段と一体的に設けられることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明による第一の実施の形態の
ピックアップ装置を添付図面に基づいて説明する。な
お、従来技術の欄で説明したピックアップ装置と同一部
材には同一の符号を付し、それらの説明は必要な部分を
除き省略する。図1に示す本発明のピックアップ装置
は、従来のアクチュエータ可動部6の構成とは異なるア
クチュエータ可動部15を設け、さらに、ビームスプリ
ッタ5およびコリメートレンズ7の間に偏波回転器16
を設けている。
【0023】アクチュエータ可動部15は、対物レンズ
9と偏光板17とで構成されており、偏光板17は、図
3にその概略が示されるように、ある一定の偏波回転角
の光ビームだけ透過可能な偏光フィルタ部17Aと、偏
波回転角とは無関係に光ビームを透過可能であり前記偏
光フィルタ部17Aの中心付近に設けられた透過部17
Bとで構成されている。このとき偏光フィルタ部17A
は、図4に示されるように、650nmの波長の光ビー
ム(高密度光ディスク1aの照射光に対応、かつ標準光
ディスク1bにも対応可能)のうち、S偏光の光ビーム
を100%透過させ、P偏光の光ビームを100%遮光
する性質を有している。
【0024】このような特性を有する偏光フィルタ部1
7Aとして、例えば、Sio2 やTiO2 等を用いて誘
電体多層膜を形成させたフィルム等が用いられている。
このような偏光フィルタ部17Aを設ける偏光板17の
作製時には、透過部17BにSio2 またはTiO2 等
の多層膜が付かないように、透過部17Bを覆ってマス
クを行った方が望ましい。なお、偏光フィルタ部17A
は、図5に示す透過特性が得られるものであれば、上述
の構成に限定するものではなく、他の方法や材料を用い
て形成してもよい。
【0025】対物レンズ9の開口数は、以下の条件を満
たすものを選択して使用される。すなわち、高密度光デ
ィスク1a再生時(図1参照)には、偏光板17の偏光
フィルタ部17Aおよび透過部17Bを透過するS偏光
の光ビームが対物レンズを透過した後に、高密度光ディ
スク1aの記録層に最適に集光し、かつ、標準光ディス
ク1b再生時(図2参照)には、偏光板17を透過する
際に、偏光フィルタ部17Aに遮光され透過部17Bの
みを透過するP偏光の光ビームが対物レンズ9を透過し
た後に標準光ディスク1bの記録層に最適に集光するよ
うな開口数の対物レンズ9である。
【0026】そして上記偏波回転器16は、図5に示す
ように、ファラデー素子18および該ファラデー素子1
8に外部磁場を印加するコイル19とで構成されてい
る。本明細書において、ファラデー素子18とは、ファ
ラデー効果(磁場旋光)を奏する物質、すなわち、磁場
をかけることによって旋光性を表す透明物質のことをい
い、旋光性とは、直線偏光が通過するときに偏波面を回
転させる性質を言う。このときファラデー素子18を通
過することによって回転した偏波面の角度を偏波回転角
度θといい、磁場の強さをH、ファラデー素子18中の
光ビームの通過距離をL(図5参照)とすると、偏波回
転角度θは下記の数式1で与えられる。
【0027】θ=V×H×L
【0028】ここで、Vはベルデ定数である。ただし、
ファラデー素子18が強磁性体である場合には、一定以
上の強度の磁界を印加することによって内部自発磁化が
飽和し、単位長さ当りの偏波回転角度θは飽和して一定
となる。
【0029】偏波回転器16には、図1および図2に示
すように、コイル19に電流を供給するための電源20
およびその切替のためのスイッチ21が接続されてい
る。このスイッチ21をONにしてコイル19に電流Iを
流し、該電流Iの大きさに対応した磁界を発生させるこ
とにより、ファラデー素子18を通過する光ビームの偏
波面を回転させる。このとき、ファラデー素子18を強
磁性体とすると、図6に示す特性を示し、偏波回転角度
θが飽和するまでの電流Iおよび偏波回転角度θの関係
は下記の数式2で与えられる。
【0030】θ∝V×I×L
【0031】数式2において、Vはベルデ定数であり、
Lは、ファラデー素子18中の光ビームの通過距離であ
る。上述のような特性のファラデー素子18としては、
一般的に希土類鉄ガーネットが用いられているが、使用
する光ビームは短波長であることから、Bi置換形の希
土類鉄ガーネットまたはCdMnTe等がピックアップ
装置に適している。なお、図6に示す特性のファラデー
素子18であれば、特に上述の材料に限定するものでは
なく、他の材料を使用してもよい。
【0032】続いて、本発明のピックアップ装置を用い
て、高密度光ディスク1aおよび標準光ディスク1bの
再生を説明する。まず図1に示す高密度光ディスク1a
を再生する場合を説明する。レーザ光源8から出射する
光ビームは、あらかじめ635〜650nmの波長帯域
に設定されており、さらに、この出射光は、偏波回転器
16に対してS偏光の光ビームで進入するように設定さ
れている。高密度光ディスク1aがピックアップ装置の
所定位置に固定されると、検出器(図示省略)によって
光ディスクの種類が検知され、切替機構(図示省略)に
よってスイッチ21がOFF される。
【0033】レーザ光源8から出射された光ビームは、
コリメートレンズ7に進入して平行光線束に変換され、
偏波回転器16を透過するが、上述のようにスイッチ2
1はOFF にされているため、光ビームの偏波回転角度θ
は0°であり、S偏光の状態で光ビームはビームスプリ
ッタ5に進行し、ビームスプリッタ5内部のハーフミラ
ーによって透過光と反射光に二分岐される。この光ビー
ムのうち、反射された光ビームは、図1の上方に進行し
て、アクチュエータ可動部15内の偏光板17に進行す
る。一方、透過された光ビームは再生作動には何ら関係
しない。
【0034】偏光板17の偏光フィルタ部17Aは、上
述の図4に示す特性であるからS偏光の光ビームを10
0%透過するので、偏光板17に進行する全光ビーム
は、偏光板17を透過して対物レンズ9へ進行し、高密
度光ディスク1aの記録層に最適に集光する。高密度光
ディスク1aの記録層で反射した光ビームは、対物レン
ズ9および偏光板17を透過してビームスプリッタ5に
進行し、再び透過光と反射光に二分岐され、ビームスプ
リッタ5を透過する光ビームが集光レンズ4およびシリ
ンドリカルレンズ3を透過して受光器2に進行し、その
光ビームを検出することによって高密度光ディスク1a
を再生する。一方、ビームスプリッタ5で反射された光
ビームは再生作動には何ら関係しない。
【0035】つづいて、図2に示す標準光ディスク1b
を再生する場合を説明する。標準光ディスク1bがピッ
クアップ装置の所定位置に固定されると、検出器(図示
省略)によって光ディスクの種類が検知され、切替機構
(図示省略)によってスイッチ21がONされる。これに
より偏波回転器16のコイル19(図5および図6参
照)には、偏波回転角度θが90°になる所望の電流が
供給される。
【0036】レーザ光源8から出射された光ビームは、
コリメートレンズ7に進入して平行光線束に変換され、
偏波回転器16を透過する。このとき、偏波回転器16
には偏波回転角度θが90°となるようにコイル19に
電流を供給して磁場を印加しているため、あらかじめ偏
波回転器16に対してS偏光の回転角を有するように設
定された光ビームは、偏波回転器16を透過中に90°
回転してP偏光の光ビームとなる。
【0037】さらに光ビームはビームスプリッタ5を介
して偏光板17に進入する。偏光フィルタ部17AはP
偏光の光ビームを100%遮光するので、偏光板17に
進入した光ビームのうち透過部17Bへ進行した光ビー
ムのみが対物レンズ9へ進行する。このように、偏光板
17の透過部17Bのみを透過した光ビームの幅は、上
述の高密度光ディスク1aの場合のそれと異なるので、
対物レンズ9を透過後の集光位置が相違する。このた
め、高密度光ディスク1aの記録層の位置とは距離が異
なる標準光ディスク1bにも光ビームを最適に集光させ
ることができる(以下、開口制限効果という)。その後
の再生動作は、高密度光ディスク1aで説明したものと
同様なので省略する。
【0038】アクチュエータ可動部15のより一層の軽
量化を達成するため偏光板17を設ける代わりに、図7
に示すように、たとえばSiO2 やTiO2 等を用いて
多層膜を対物レンズ9の一表面の一部に形成して偏光フ
ィルタ部17A’とし、偏光フィルタ部17A’以外を
透過部17B’とすることによって、偏光板17の機能
を備える対物レンズ9’を設けてもよい。この場合にも
対物レンズ9’の開口数は、上述の図1および図2に基
づいて説明した対物レンズ9と同様に設定する。
【0039】なお、本発明のピックアップ装置を実施す
る場合に、光ビームの光軸の中心と対物レンズ9の中心
位置とのずれが大きくなると、開口制限効果が十分に得
られずエラーが生じやすくなり、ピックアップ装置の特
性劣化につながるため、偏光板17および対物レンズ9
は近接されることが望ましい。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
たピックアップ装置の構造であるから、請求項1の発明
では、レーザ光源から出射する光ビームは、再生しよう
とする光ディスクの種類に対応して偏波回転器で偏波面
の角度を回転させるか否かが選択され、さらに、偏光板
に進入すると偏光フィルタ部で該光ビームの偏波面の角
度に応じて遮光または透過されるため、開口制限効果に
よって、対物レンズの集光位置を異ならしめることがで
きる。このため光ビームは、異なる光ディスクであって
も、それぞれの記録層に最適に集光するので、一台のピ
ックアップ装置で複数種類の光ディスクの再生が可能と
なる。さらに、スイッチのON-OFFで集光位置を変化せし
めるため、光軸のずれが生じないのでエラーの発生を防
止できる。
【0041】請求項2の発明では、偏光板を対物レンズ
(光集束手段)に近接したので、偏光板を透過した光ビ
ームはすぐに対物レンズに進入するので、光軸と対物レ
ンズの中心とのずれに起因するトラッキングエラーを生
じない。その他、請求項1記載の発明と同様の効果を有
する。
【0042】請求項3の発明では、対物レンズ(光集束
手段)と一体に形成されることで、アクチュエータ可動
部が簡略化されるのでピックアップ装置の軽量化が図れ
る。その他、請求項1記載の発明と同様の効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のピックアップ装置の構造
を示す概略図である。
【図2】図1のピックアップ装置において標準光ディス
クの再生作動を説明をするための概略図である。
【図3】偏光板の構造を示す概略図である。
【図4】偏光板の偏光フィルタ部の特性を示す図表であ
る。
【図5】偏波回転器の構造を示す概略図である。
【図6】偏波回転器の特性を示す図表である。
【図7】図1に示すピックアップ装置とは異なる本発明
のピックアップ装置の対物レンズの構造を示す断面図で
ある。
【図8】従来のピックアップ装置の構造を示す概略図で
ある。
【図9】図8のピックアップ装置において標準光ディス
クの再生作動を説明をするための概略図である。
【図10】図8とは異なる従来のピックアップ装置の要
部の構造を示す概略図である。
【図11】図10とは異なる従来のピックアップ装置の
要部の構造を示す概略図である。
【符号の説明】
1a 高密度光ディスク 1b 標準光ディスク 2 受光器 8 レーザ光源 5 ビームスプリッタ 7 半導体レーザ 15 アクチュエータ可動部 16 偏波回転器 17 偏光板 17A 偏光フィルタ部 17B 透過部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光線を被記録媒体の記録層で反射させて
    被記録媒体の記録内容を検知するために、ビームスプリ
    ッタと、受光器とを含むピックアップ装置であって、 前記光線を出射する光源と、 前記光源から出射された光線の偏波面の角度が回転可能
    な偏波回転器と、 光線を被記録媒体に集光させる光集束手段と、 前記光集束手段および前記偏波回転器との間の領域に配
    置され、かつ、光線の偏波面の角度とは無関係に光線を
    透過可能な透過部と光線の偏波面の角度に応じて光線を
    透過または遮光するフィルタ部とを備える偏光板と、で
    構成されることを特徴とするピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 前記偏光板は、前記光集束手段に近接し
    て設置されることを特徴とする請求項1に記載のピック
    アップ装置。
  3. 【請求項3】 前記偏光板は、前記光集束手段と一体的
    に設けられることを特徴とする請求項1に記載のピック
    アップ装置。
JP9062193A 1997-02-28 1997-02-28 ピックアップ装置 Pending JPH10241193A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001283459A (ja) * 2000-01-26 2001-10-12 Konica Corp 光ピックアップ装置および光ピックアップ装置用対物レンズ
US7002892B2 (en) 2001-07-06 2006-02-21 Minebea Co., Ltd. Optical pickup reproducing apparatus having reading compatibility among recording media with respective recording densities different from one another

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