JPH10241475A - ガスブッシングとその劣化監視方法 - Google Patents
ガスブッシングとその劣化監視方法Info
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- JPH10241475A JPH10241475A JP4572697A JP4572697A JPH10241475A JP H10241475 A JPH10241475 A JP H10241475A JP 4572697 A JP4572697 A JP 4572697A JP 4572697 A JP4572697 A JP 4572697A JP H10241475 A JPH10241475 A JP H10241475A
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- deterioration
- leakage current
- bushing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複合碍管の外被の劣化が進展する前の段階
で、この劣化状況を容易かつ確実に把握可能な劣化監視
方法を提供すると共に、そのような劣化監視方法を適用
するのに最適なガスブッシングを提供する。 【解決手段】 複合碍管ガスブッシングの碍管1は、F
RPを材料とする内筒12と、高分子有機材料からなる
笠形状の外被13、およびその両端に固着された上部フ
ランジ4、下部フランジ5から構成され、上部フランジ
4には高電圧電極6と頭部気中シールド7が取り付けら
れ、下部フランジ5には取り付けフランジ9が取り付け
られる。取り付けフランジ9の他方には、相手機器14
が接続される。下部フランジ5には、表示機能と記憶機
能を具備した電流検出装置11が接続され、この電流検
出装置11によって碍管1の表面を流れる漏れ電流が測
定される。取り付けフランジ9と相手機器14との間に
絶縁部10が設けられる。
で、この劣化状況を容易かつ確実に把握可能な劣化監視
方法を提供すると共に、そのような劣化監視方法を適用
するのに最適なガスブッシングを提供する。 【解決手段】 複合碍管ガスブッシングの碍管1は、F
RPを材料とする内筒12と、高分子有機材料からなる
笠形状の外被13、およびその両端に固着された上部フ
ランジ4、下部フランジ5から構成され、上部フランジ
4には高電圧電極6と頭部気中シールド7が取り付けら
れ、下部フランジ5には取り付けフランジ9が取り付け
られる。取り付けフランジ9の他方には、相手機器14
が接続される。下部フランジ5には、表示機能と記憶機
能を具備した電流検出装置11が接続され、この電流検
出装置11によって碍管1の表面を流れる漏れ電流が測
定される。取り付けフランジ9と相手機器14との間に
絶縁部10が設けられる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力用高電圧・大
電流用のガスブッシング、特に、碍管として複合碍管を
用いたガスブッシングの劣化を監視する方法、および劣
化監視対象となるガスブッシングの構造に関する。
電流用のガスブッシング、特に、碍管として複合碍管を
用いたガスブッシングの劣化を監視する方法、および劣
化監視対象となるガスブッシングの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】変電所等においては、隣接発変電所から
の架空送電線より引き込まれた架線がブッシングに接続
され、このブッシングからの架線が開閉装置を介して変
圧器に接続されている。
の架空送電線より引き込まれた架線がブッシングに接続
され、このブッシングからの架線が開閉装置を介して変
圧器に接続されている。
【0003】このブッシングにおいては、内部に絶縁ガ
スを封入して内部絶縁を確保すると共に、架線の高電圧
充電部と金属容器とを気中部分で絶縁支持するための碍
管が使用される。従来のブッシングにおいては、このよ
うな碍管として磁器碍管を使用する、磁器碍管ガスブッ
シングが一般的であった。この磁器碍管は、劣化がなく
長期耐侯性に優れているが、かなりの重量物でかつ衝撃
力に弱く一旦亀裂が入ると内部に封入してあるガス圧力
により爆発し、磁器の破片が周囲に飛散し非常に危険で
あった。
スを封入して内部絶縁を確保すると共に、架線の高電圧
充電部と金属容器とを気中部分で絶縁支持するための碍
管が使用される。従来のブッシングにおいては、このよ
うな碍管として磁器碍管を使用する、磁器碍管ガスブッ
シングが一般的であった。この磁器碍管は、劣化がなく
長期耐侯性に優れているが、かなりの重量物でかつ衝撃
力に弱く一旦亀裂が入ると内部に封入してあるガス圧力
により爆発し、磁器の破片が周囲に飛散し非常に危険で
あった。
【0004】そこで近年、このような磁器碍管に代わっ
て、複合碍管を使用したブッシングの開発・実用化が進
められている。この複合碍管においては、FRPを材料
とした内筒の外周部に、シリコンゴムやEPDM等の高
分子有機材料からなる笠形状の外被が取り付けられて碍
管本体が構成されている。そして、この碍管本体の上下
両端に金属製のフランジが圧入または接着されることに
より、複合碍管が構成されている。
て、複合碍管を使用したブッシングの開発・実用化が進
められている。この複合碍管においては、FRPを材料
とした内筒の外周部に、シリコンゴムやEPDM等の高
分子有機材料からなる笠形状の外被が取り付けられて碍
管本体が構成されている。そして、この碍管本体の上下
両端に金属製のフランジが圧入または接着されることに
より、複合碍管が構成されている。
【0005】このような複合碍管を使用したガスブッシ
ングの構造の一例について、図4を用いて説明する。こ
の図4に示すように、中空状の碍管1の内部には絶縁ガ
ス2が封入され、また、通電導体となる高電圧導体3
が、碍管1と同軸に挿通されている。また、碍管1は、
FRPを材料とする内筒12と、高分子有機材料からな
る笠形状の外被13、およびその両端に固着された上部
フランジ4、下部フランジ5から構成されている。そし
て、上部フランジ4には、高電圧電極6と、電界暖和用
の頭部気中シールド7が取り付けられている。このう
ち、高電圧導体3の一端は、高電圧電極6に機械的・電
気的に接続されている。一方、碍管1の下部に固着され
た下部フランジ5には、接地シールド8を取り付けるた
めの取り付けフランジ9が取り付けられている。そし
て、この取り付けフランジ9の他方には、相手機器14
が接続されている。
ングの構造の一例について、図4を用いて説明する。こ
の図4に示すように、中空状の碍管1の内部には絶縁ガ
ス2が封入され、また、通電導体となる高電圧導体3
が、碍管1と同軸に挿通されている。また、碍管1は、
FRPを材料とする内筒12と、高分子有機材料からな
る笠形状の外被13、およびその両端に固着された上部
フランジ4、下部フランジ5から構成されている。そし
て、上部フランジ4には、高電圧電極6と、電界暖和用
の頭部気中シールド7が取り付けられている。このう
ち、高電圧導体3の一端は、高電圧電極6に機械的・電
気的に接続されている。一方、碍管1の下部に固着され
た下部フランジ5には、接地シールド8を取り付けるた
めの取り付けフランジ9が取り付けられている。そし
て、この取り付けフランジ9の他方には、相手機器14
が接続されている。
【0006】以上のような複合碍管を使用したガスブッ
シングの大きな特徴は、高分子有機材料からなる外被1
3の撥水性により、降雨による水滴が球状あるいは半球
状になるので、膜状に濡れる磁器碍管に比べて、表面の
漏れ電流が小さいことに加えて、特に、注水や汚損の絶
縁性能に優れていることである。
シングの大きな特徴は、高分子有機材料からなる外被1
3の撥水性により、降雨による水滴が球状あるいは半球
状になるので、膜状に濡れる磁器碍管に比べて、表面の
漏れ電流が小さいことに加えて、特に、注水や汚損の絶
縁性能に優れていることである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような複合碍管を使用した従来のガスブッシングには以
下の問題点がある。すなわち、この複合碍管の笠状の外
被は高分子有機材料で構成されているため、紫外線など
の日射による外被表面の劣化や、前述の撥水性により漏
れ電流が均一に流れず局部的に加熱して起こる劣化、局
部的なコロナ放電による劣化など、長期的には外被の材
料劣化を生じる恐れがある。
ような複合碍管を使用した従来のガスブッシングには以
下の問題点がある。すなわち、この複合碍管の笠状の外
被は高分子有機材料で構成されているため、紫外線など
の日射による外被表面の劣化や、前述の撥水性により漏
れ電流が均一に流れず局部的に加熱して起こる劣化、局
部的なコロナ放電による劣化など、長期的には外被の材
料劣化を生じる恐れがある。
【0008】このような外被の材料劣化の度合いは、外
被の材料の種類や碍管の長さやその形状、ブッシングの
電界分布などにより変わるが、劣化が進展して外被表面
の撥水性がなくなった場合には、自然の汚損状態で磁器
碍管と同程度までガスブッシングの絶縁性能が低下する
恐れがある。また、外被表面の劣化が進むと、最悪の場
合には外被に孔が開き、FRPを材料とする内筒が露出
することもある。この場合には、雨水がFRPを材料と
する内筒に浸入してその絶縁性能や機械性能を著しく低
下させてしまう。
被の材料の種類や碍管の長さやその形状、ブッシングの
電界分布などにより変わるが、劣化が進展して外被表面
の撥水性がなくなった場合には、自然の汚損状態で磁器
碍管と同程度までガスブッシングの絶縁性能が低下する
恐れがある。また、外被表面の劣化が進むと、最悪の場
合には外被に孔が開き、FRPを材料とする内筒が露出
することもある。この場合には、雨水がFRPを材料と
する内筒に浸入してその絶縁性能や機械性能を著しく低
下させてしまう。
【0009】このように、複合碍管の外被の劣化は、ガ
スブッシングの絶縁性能や機械性能を低下させるため、
その結果として、ガスブッシングを取り付けるガス遮断
器やガス絶縁開閉装置の信頼性を著しく低下させてしま
う。
スブッシングの絶縁性能や機械性能を低下させるため、
その結果として、ガスブッシングを取り付けるガス遮断
器やガス絶縁開閉装置の信頼性を著しく低下させてしま
う。
【0010】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その第1の目
的は、複合碍管の外被の劣化がブッシングの絶縁性能低
下を招くまで進展する前の段階で、この劣化状況を容易
かつ確実に把握可能な劣化監視方法を提供することであ
り、それによって、外被が著しく劣化する前の段階で適
切な処置を取ることを可能とし、ガスブッシングを常に
絶縁性能の良好な信頼性の高い状態に維持可能とするこ
とである。また、本発明の第2の目的は、そのような劣
化監視方法を適用するのに最適なガスブッシングを提供
することである。
を解決するために提案されたものであり、その第1の目
的は、複合碍管の外被の劣化がブッシングの絶縁性能低
下を招くまで進展する前の段階で、この劣化状況を容易
かつ確実に把握可能な劣化監視方法を提供することであ
り、それによって、外被が著しく劣化する前の段階で適
切な処置を取ることを可能とし、ガスブッシングを常に
絶縁性能の良好な信頼性の高い状態に維持可能とするこ
とである。また、本発明の第2の目的は、そのような劣
化監視方法を適用するのに最適なガスブッシングを提供
することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために提案されたものであり、特に、外被表面
の劣化の度合いが碍管表面を流れる漏れ電流により大き
な影響を受けることに着目してなされたものである。
達成するために提案されたものであり、特に、外被表面
の劣化の度合いが碍管表面を流れる漏れ電流により大き
な影響を受けることに着目してなされたものである。
【0012】すなわち、碍管表面を流れる漏れ電流と外
被の劣化との関係については従来何等考慮されていない
が、本発明者がこの関係に着目して研究を重ねたとこ
ろ、碍管表面を流れる漏れ電流が大きくなると、その熱
により外被表面が炭化してトラッキングやエロージョン
などを生じ、その結果、前述した外被の孔の原因となる
ような凹部が次第に深く形成されることを発見した。そ
して、本発明は、このような独自の研究結果に基づい
て、碍管表面の漏れ電流を常時監視するという斬新な発
想を導き出したものである。
被の劣化との関係については従来何等考慮されていない
が、本発明者がこの関係に着目して研究を重ねたとこ
ろ、碍管表面を流れる漏れ電流が大きくなると、その熱
により外被表面が炭化してトラッキングやエロージョン
などを生じ、その結果、前述した外被の孔の原因となる
ような凹部が次第に深く形成されることを発見した。そ
して、本発明は、このような独自の研究結果に基づい
て、碍管表面の漏れ電流を常時監視するという斬新な発
想を導き出したものである。
【0013】なお、一般的に、碍管表面に100mAを
越える大きな漏れ電流が流れると絶縁破壊に至ることが
知られているが、外被表面の漏れ電流は、特に、外被表
面が劣化していない良好な状態では、たとえ汚損された
状態で降雨に晒された場合であっても漏れ電流は通常数
μA〜数十μA程度と極めて低い。そのため、従来の技
術において、絶縁物の劣化を診断するために、機器の漏
れ電流を常時監視するという本発明の発想の契機となる
ような思想は何等存在しておらず、本発明の発想は、高
い斬新性を有するものである。
越える大きな漏れ電流が流れると絶縁破壊に至ることが
知られているが、外被表面の漏れ電流は、特に、外被表
面が劣化していない良好な状態では、たとえ汚損された
状態で降雨に晒された場合であっても漏れ電流は通常数
μA〜数十μA程度と極めて低い。そのため、従来の技
術において、絶縁物の劣化を診断するために、機器の漏
れ電流を常時監視するという本発明の発想の契機となる
ような思想は何等存在しておらず、本発明の発想は、高
い斬新性を有するものである。
【0014】まず、請求項1記載の発明は、FRPを材
料とする内筒と、その外周に設けられた高分子有機材料
を材料とする外被、および上下に配置された金属製のフ
ランジを有する複合碍管を使用したガスブッシングの劣
化監視方法において、ガスブッシングの表面の漏れ電流
を測定することを特徴とする。以上の構成を有する請求
項1記載の発明によれば、複合碍管を使用したガスブッ
シングの表面の漏れ電流を測定することで外被の劣化状
況を容易かつ確実に把握できる。このように、複合碍管
を適用した機器の漏れ電流を常時監視するということは
極めて重要なことであり、適切な方法で劣化状態を把握
して、ガスブッシングの性能が低下する前の段階で補修
や交換などの処置を取ることは、高い信頼性を要求され
る電力用機器の性能を保つ上で極めて重要である。
料とする内筒と、その外周に設けられた高分子有機材料
を材料とする外被、および上下に配置された金属製のフ
ランジを有する複合碍管を使用したガスブッシングの劣
化監視方法において、ガスブッシングの表面の漏れ電流
を測定することを特徴とする。以上の構成を有する請求
項1記載の発明によれば、複合碍管を使用したガスブッ
シングの表面の漏れ電流を測定することで外被の劣化状
況を容易かつ確実に把握できる。このように、複合碍管
を適用した機器の漏れ電流を常時監視するということは
極めて重要なことであり、適切な方法で劣化状態を把握
して、ガスブッシングの性能が低下する前の段階で補修
や交換などの処置を取ることは、高い信頼性を要求され
る電力用機器の性能を保つ上で極めて重要である。
【0015】次に、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の劣化監視方法において、測定した漏れ電流値を評価
するための基準値が設定され、測定した漏れ電流値がこ
の基準値を越えた場合に警報を発する警報装置を有する
ことを特徴とする。以上の構成を有する請求項2記載の
発明によれば、漏れ電流の測定に基づいて外被の劣化状
況を知ることができるだけでなく、劣化状況が進んで漏
れ電流値が基準値を越えた場合に警報装置が自動的に警
報を発することにより、保守監視員が漏れ電流値を常時
監視する必要なしに、劣化が適切な処置を要するレベル
まで進展したことを容易かつ確実に把握できる。その結
果、人的なミスによる劣化の見逃しを防ぐことができ
る。
載の劣化監視方法において、測定した漏れ電流値を評価
するための基準値が設定され、測定した漏れ電流値がこ
の基準値を越えた場合に警報を発する警報装置を有する
ことを特徴とする。以上の構成を有する請求項2記載の
発明によれば、漏れ電流の測定に基づいて外被の劣化状
況を知ることができるだけでなく、劣化状況が進んで漏
れ電流値が基準値を越えた場合に警報装置が自動的に警
報を発することにより、保守監視員が漏れ電流値を常時
監視する必要なしに、劣化が適切な処置を要するレベル
まで進展したことを容易かつ確実に把握できる。その結
果、人的なミスによる劣化の見逃しを防ぐことができ
る。
【0016】続いて、請求項3記載の発明は、請求項2
記載の劣化監視方法において、測定した漏れ電流値を評
価するための基準値が10mA〜100mAの範囲内で
設定されることを特徴とする。以上の構成を有する請求
項3記載の発明によれば、自動的に警報を発する際の基
準値となる漏れ電流値を10mA〜100mAの範囲内
で選択することにより、特に、トラッキングやエロージ
ョンなどによって外被表面が著しく劣化する前の段階で
劣化状況を保守監視員に知らせることができるため、保
守監視員は、外被表面が著しく劣化する前の段階で適切
な処置を取ることができる。
記載の劣化監視方法において、測定した漏れ電流値を評
価するための基準値が10mA〜100mAの範囲内で
設定されることを特徴とする。以上の構成を有する請求
項3記載の発明によれば、自動的に警報を発する際の基
準値となる漏れ電流値を10mA〜100mAの範囲内
で選択することにより、特に、トラッキングやエロージ
ョンなどによって外被表面が著しく劣化する前の段階で
劣化状況を保守監視員に知らせることができるため、保
守監視員は、外被表面が著しく劣化する前の段階で適切
な処置を取ることができる。
【0017】すなわち、外被表面が劣化していない、撥
水性を十分有する状態では、自然環境にさらされ汚損さ
れた状態で降雨に晒された場合であっても、漏れ電流は
通常数μA〜数十μA程度と低いが、前述した研究によ
れば、撥水性が失われるに従って漏れ電流が増加し、具
体的には、10mAを越えた場合に、漏れ電流による局
部的な加熱によりトラッキングやエロージョンが発生
し、進展することが確認されている。また、漏れ電流が
100mAを越えた場合には、前述したように、絶縁破
壊に至ってしまう。
水性を十分有する状態では、自然環境にさらされ汚損さ
れた状態で降雨に晒された場合であっても、漏れ電流は
通常数μA〜数十μA程度と低いが、前述した研究によ
れば、撥水性が失われるに従って漏れ電流が増加し、具
体的には、10mAを越えた場合に、漏れ電流による局
部的な加熱によりトラッキングやエロージョンが発生
し、進展することが確認されている。また、漏れ電流が
100mAを越えた場合には、前述したように、絶縁破
壊に至ってしまう。
【0018】一方、請求項4記載の発明は、請求項1〜
3に記載の劣化監視方法の中から選択された方法を適用
するガスブッシングにおいて、ガスブッシングの下部フ
ランジとこのガスブッシングが接続される相手機器との
間に絶縁部を有することを特徴とする。以上の構成を有
する請求項4記載の発明によれば、下部フランジと相手
機器との間に絶縁部を有することにより、ブッシング自
体の大幅な構造の変更や相手機器の大幅な構造の変更を
行う必要なしに、したがって、相手機器との取り合いを
変更する必要なしに、容易にガスブッシングの漏れ電流
を測定できる。
3に記載の劣化監視方法の中から選択された方法を適用
するガスブッシングにおいて、ガスブッシングの下部フ
ランジとこのガスブッシングが接続される相手機器との
間に絶縁部を有することを特徴とする。以上の構成を有
する請求項4記載の発明によれば、下部フランジと相手
機器との間に絶縁部を有することにより、ブッシング自
体の大幅な構造の変更や相手機器の大幅な構造の変更を
行う必要なしに、したがって、相手機器との取り合いを
変更する必要なしに、容易にガスブッシングの漏れ電流
を測定できる。
【0019】また、請求項5記載の発明は、請求項1〜
3に記載の劣化監視方法の中から選択された方法を適用
するガスブッシングにおいて、複合碍管の外被表面に電
流測定用の電極を有することを特徴とする。以上の構成
を有する請求項5記載の発明によれば、外被表面に電流
測定用の電極を有することにより、この電極を利用して
容易に漏れ電流の測定を実施できる。また、電極を利用
して漏れ電流を測定することから、ブッシング自体の大
幅な構造の変更や相手機器の大幅な構造の変更を行う必
要なしに、したがって、相手機器との取り合いを変更す
る必要なしに、容易にガスブッシングの漏れ電流を測定
できる。さらに、ガス気密部分に絶縁部が存在しないこ
とから、請求項4記載の発明に比べて信頼性を向上でき
る。
3に記載の劣化監視方法の中から選択された方法を適用
するガスブッシングにおいて、複合碍管の外被表面に電
流測定用の電極を有することを特徴とする。以上の構成
を有する請求項5記載の発明によれば、外被表面に電流
測定用の電極を有することにより、この電極を利用して
容易に漏れ電流の測定を実施できる。また、電極を利用
して漏れ電流を測定することから、ブッシング自体の大
幅な構造の変更や相手機器の大幅な構造の変更を行う必
要なしに、したがって、相手機器との取り合いを変更す
る必要なしに、容易にガスブッシングの漏れ電流を測定
できる。さらに、ガス気密部分に絶縁部が存在しないこ
とから、請求項4記載の発明に比べて信頼性を向上でき
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下には、本発明を適用した複数
の実施の形態について、図1〜図3を参照して具体的に
説明する。
の実施の形態について、図1〜図3を参照して具体的に
説明する。
【0021】(1)第1の実施の形態 (構成)図1は、請求項1、4記載の発明を適用した一
つの実施の形態に係る複合碍管ガスブッシングの構造を
示す断面図であり、本実施の形態において、複合碍管ガ
スブッシングの構成は、図4に示した従来の複合碍管ガ
スブッシングと基本的に同様である。
つの実施の形態に係る複合碍管ガスブッシングの構造を
示す断面図であり、本実施の形態において、複合碍管ガ
スブッシングの構成は、図4に示した従来の複合碍管ガ
スブッシングと基本的に同様である。
【0022】すなわち、図1に示すように、中空状の碍
管1の内部には絶縁ガス2が封入され、また、通電導体
となる高電圧導体3が、碍管1と同軸に挿通されてい
る。また、碍管1は、FRPを材料とする内筒12と、
高分子有機材料からなる笠形状の外被13、およびその
両端に固着された上部フランジ4、下部フランジ5から
構成されている。そして、上部フランジ4には、高電圧
電極6と、電界暖和用の頭部気中シールド7が取り付け
られている。このうち、高電圧導体3の一端は、高電圧
電極6に機械的・電気的に接続されている。一方、碍管
1の下部に固着された下部フランジ5には、接地シール
ド8を取り付けるための取り付けフランジ9が取り付け
られている。そして、この取り付けフランジ9の他方に
は、相手機器14が接続されている。
管1の内部には絶縁ガス2が封入され、また、通電導体
となる高電圧導体3が、碍管1と同軸に挿通されてい
る。また、碍管1は、FRPを材料とする内筒12と、
高分子有機材料からなる笠形状の外被13、およびその
両端に固着された上部フランジ4、下部フランジ5から
構成されている。そして、上部フランジ4には、高電圧
電極6と、電界暖和用の頭部気中シールド7が取り付け
られている。このうち、高電圧導体3の一端は、高電圧
電極6に機械的・電気的に接続されている。一方、碍管
1の下部に固着された下部フランジ5には、接地シール
ド8を取り付けるための取り付けフランジ9が取り付け
られている。そして、この取り付けフランジ9の他方に
は、相手機器14が接続されている。
【0023】そして、本実施の形態においては、このよ
うな構成に加えて、さらに、本発明に従って、下部フラ
ンジ5に電流検出装置11が接続されている。この電流
検出装置11は、表示機能と記憶機能を具備しており、
検出された漏れ電流値を保守監視員に対して表示すると
共に、記録に残せるようになっている。また、取り付け
フランジ9と接続される相手機器14との間には絶縁部
10が設けられており、この絶縁部10によって、複合
碍管ブッシングと相手機器14との間は電気的に絶縁さ
れている。
うな構成に加えて、さらに、本発明に従って、下部フラ
ンジ5に電流検出装置11が接続されている。この電流
検出装置11は、表示機能と記憶機能を具備しており、
検出された漏れ電流値を保守監視員に対して表示すると
共に、記録に残せるようになっている。また、取り付け
フランジ9と接続される相手機器14との間には絶縁部
10が設けられており、この絶縁部10によって、複合
碍管ブッシングと相手機器14との間は電気的に絶縁さ
れている。
【0024】(作用)以上のような構成を有する本実施
の形態の作用は次のとおりである。すなわち、複合碍管
ガスブッシングの碍管1の表面に流れる漏れ電流は、下
部フランジ5に接続された電流検出装置11によって漏
れ電流として検出される。特に、本実施の形態において
は、複合碍管ガスブッシングと相手機器14との間が絶
縁部10によって電気的に絶縁されているために、この
複合碍管ガスブッシングの碍管1の表面に流れる漏れ電
流は、全て電流検出装置11に流れ、漏れ電流として確
実に検出される。
の形態の作用は次のとおりである。すなわち、複合碍管
ガスブッシングの碍管1の表面に流れる漏れ電流は、下
部フランジ5に接続された電流検出装置11によって漏
れ電流として検出される。特に、本実施の形態において
は、複合碍管ガスブッシングと相手機器14との間が絶
縁部10によって電気的に絶縁されているために、この
複合碍管ガスブッシングの碍管1の表面に流れる漏れ電
流は、全て電流検出装置11に流れ、漏れ電流として確
実に検出される。
【0025】そして、このように検出された漏れ電流
は、電流検出装置11の表示機能によって、漏れ電流値
として表示されるため、保守監視員は、この数値を監視
することにより外被13の劣化状況を容易に把握でき
る。同時に、保守監視員は、電流検出装置11の記憶機
能によって記録された漏れ電流データをトレンド監視す
ることにより、新品状態から漏れ電流がどのように変化
してきたかについての推移データを把握できる。したが
って、保守監視員は、漏れ電流値とその推移データの両
方に基づいて外被13の劣化状況とその傾向を容易に判
断できる。
は、電流検出装置11の表示機能によって、漏れ電流値
として表示されるため、保守監視員は、この数値を監視
することにより外被13の劣化状況を容易に把握でき
る。同時に、保守監視員は、電流検出装置11の記憶機
能によって記録された漏れ電流データをトレンド監視す
ることにより、新品状態から漏れ電流がどのように変化
してきたかについての推移データを把握できる。したが
って、保守監視員は、漏れ電流値とその推移データの両
方に基づいて外被13の劣化状況とその傾向を容易に判
断できる。
【0026】(効果)以上のように、本実施の形態にお
いては、電流検出装置11により、複合碍管ガスブッシ
ングの碍管1表面に流れる漏れ電流値を常時測定するこ
とによって、保守監視員は、外被13の劣化が絶縁性能
を低下させる前の段階で、外被13の劣化状況を容易か
つ確実に把握し、補修、交換などの適切な処置を取るこ
とができる。したがって、複合碍管ガスブッシングの状
態を絶縁性能の良好な信頼性の高い状態に常に維持でき
る。
いては、電流検出装置11により、複合碍管ガスブッシ
ングの碍管1表面に流れる漏れ電流値を常時測定するこ
とによって、保守監視員は、外被13の劣化が絶縁性能
を低下させる前の段階で、外被13の劣化状況を容易か
つ確実に把握し、補修、交換などの適切な処置を取るこ
とができる。したがって、複合碍管ガスブッシングの状
態を絶縁性能の良好な信頼性の高い状態に常に維持でき
る。
【0027】特に、本実施の形態においては、複合碍管
ガスブッシングと相手機器14との間が絶縁部10によ
って電気的に絶縁されていることから、下部フランジ5
に接続された電流検出装置11により碍管1表面に流れ
る漏れ電流値を正確に測定できる。したがって、保守監
視員は、外被13の劣化状況を精度よく把握できる。
ガスブッシングと相手機器14との間が絶縁部10によ
って電気的に絶縁されていることから、下部フランジ5
に接続された電流検出装置11により碍管1表面に流れ
る漏れ電流値を正確に測定できる。したがって、保守監
視員は、外被13の劣化状況を精度よく把握できる。
【0028】また、このように相手機器14との間に絶
縁部10を有する本実施の形態においては、絶縁部10
の厚みだけ高電圧導体3を伸ばすことにより、相手機器
14の構造を何等変更する必要なしに漏れ電流の確実な
測定が可能である。例えば、従来の磁器碍管製のガスブ
ッシングに取り替える場合でも、相手機器14に何等影
響を与えないので容易に交換可能である。
縁部10を有する本実施の形態においては、絶縁部10
の厚みだけ高電圧導体3を伸ばすことにより、相手機器
14の構造を何等変更する必要なしに漏れ電流の確実な
測定が可能である。例えば、従来の磁器碍管製のガスブ
ッシングに取り替える場合でも、相手機器14に何等影
響を与えないので容易に交換可能である。
【0029】(2)第2の実施の形態 (構成)図2は、請求項2、4記載の発明を適用した一
つの実施の形態に係る複合碍管ガスブッシングの構造を
示す断面図である。この図2に示すように、本実施の形
態においては、前記第1の実施の形態に係る複合碍管ガ
スブッシングの構造に加えて、電流検出装置11に警報
装置15が接続されている。この警報装置15には、電
流検出装置11で測定された漏れ電流値を評価するため
の基準値が予め設定されており、警報装置15は、電流
検出装置11で測定された漏れ電流値がその基準値を越
えた場合に警報を発するように構成されている。なお、
他の部分については、前記第1の実施の形態と全く同様
に構成されている。
つの実施の形態に係る複合碍管ガスブッシングの構造を
示す断面図である。この図2に示すように、本実施の形
態においては、前記第1の実施の形態に係る複合碍管ガ
スブッシングの構造に加えて、電流検出装置11に警報
装置15が接続されている。この警報装置15には、電
流検出装置11で測定された漏れ電流値を評価するため
の基準値が予め設定されており、警報装置15は、電流
検出装置11で測定された漏れ電流値がその基準値を越
えた場合に警報を発するように構成されている。なお、
他の部分については、前記第1の実施の形態と全く同様
に構成されている。
【0030】(作用)以上のような構成を有する本実施
の形態においては、前記第1の実施の形態と同様の作用
に加えて、さらに、次のような作用が得られる。すなわ
ち、複合碍管ガスブッシングの碍管1表面に流れる漏れ
電流値が、警報装置15に設定された基準値を越えた場
合には、警報装置15により自動的に警報が発せられ
る。このように警報装置15によって警報が発せられる
ことにより、保守監視員は、外被13の劣化が、補修、
交換などの適切な処置を要するレベルに達したことを容
易かつ確実に把握できる。
の形態においては、前記第1の実施の形態と同様の作用
に加えて、さらに、次のような作用が得られる。すなわ
ち、複合碍管ガスブッシングの碍管1表面に流れる漏れ
電流値が、警報装置15に設定された基準値を越えた場
合には、警報装置15により自動的に警報が発せられ
る。このように警報装置15によって警報が発せられる
ことにより、保守監視員は、外被13の劣化が、補修、
交換などの適切な処置を要するレベルに達したことを容
易かつ確実に把握できる。
【0031】(効果)以上のように、本実施の形態にお
いては、警報装置15によって自動的に発せられる警報
に基づいて、保守監視員は、外被1の劣化が絶縁性能を
低下させる前の段階で、外被13の劣化が、補修、交換
などの適切な処置を要するレベルに達したことを容易か
つ確実に把握し、確実に補修、交換などの適切な処置を
取ることができる。すなわち、警報装置15の使用によ
り、人的なミスによる劣化の見逃しを防止できる。した
がって、複合碍管ガスブッシングの状態を絶縁性能の良
好な信頼性の高い状態に常に維持できる。
いては、警報装置15によって自動的に発せられる警報
に基づいて、保守監視員は、外被1の劣化が絶縁性能を
低下させる前の段階で、外被13の劣化が、補修、交換
などの適切な処置を要するレベルに達したことを容易か
つ確実に把握し、確実に補修、交換などの適切な処置を
取ることができる。すなわち、警報装置15の使用によ
り、人的なミスによる劣化の見逃しを防止できる。した
がって、複合碍管ガスブッシングの状態を絶縁性能の良
好な信頼性の高い状態に常に維持できる。
【0032】(3)第3の実施の形態 (構成)第3の実施の形態として、前記第2の実施の形
態に係る複合碍管ガスブッシングの構成において、さら
に、請求項3記載の発明を適用した場合には、警報装置
15に設定される基準値が、10mA〜100mAの範
囲内で選択される。
態に係る複合碍管ガスブッシングの構成において、さら
に、請求項3記載の発明を適用した場合には、警報装置
15に設定される基準値が、10mA〜100mAの範
囲内で選択される。
【0033】(作用)以上のような本実施の形態におい
ては、前記第2の実施の形態と同様の作用に加えて、さ
らに、次のような作用が得られる。すなわち、複合碍管
ガスブッシングの碍管1表面に流れる漏れ電流値が、1
0mA〜100mAの範囲内で選択された基準値を越え
た場合には、警報装置15により自動的に警報が発せら
れる。このような10mA〜100mAの範囲内の漏れ
電流値は、前述したように、トラッキングやエロージョ
ン等を生じる恐れのあるレベルである。したがって、こ
の範囲内の基準値を越えた場合に警報装置15によって
警報が発せられることにより、保守監視員は、外被13
の劣化が、将来著しい絶縁性能、機器性能の低下につな
がるトラッキングやエロージョンなどを生じる恐れのあ
るレベルに達したことを容易かつ確実に把握できる。
ては、前記第2の実施の形態と同様の作用に加えて、さ
らに、次のような作用が得られる。すなわち、複合碍管
ガスブッシングの碍管1表面に流れる漏れ電流値が、1
0mA〜100mAの範囲内で選択された基準値を越え
た場合には、警報装置15により自動的に警報が発せら
れる。このような10mA〜100mAの範囲内の漏れ
電流値は、前述したように、トラッキングやエロージョ
ン等を生じる恐れのあるレベルである。したがって、こ
の範囲内の基準値を越えた場合に警報装置15によって
警報が発せられることにより、保守監視員は、外被13
の劣化が、将来著しい絶縁性能、機器性能の低下につな
がるトラッキングやエロージョンなどを生じる恐れのあ
るレベルに達したことを容易かつ確実に把握できる。
【0034】(効果)以上のように、本実施の形態にお
いては、警報装置15の基準値が適切に設定されている
ため、この警報装置15によって自動的に発せられる警
報に基づいて、保守監視員は、外被13の劣化が将来著
しい絶縁性能、機器性能の低下につながるトラッキング
やエロージョンを生じる恐れのあるレベルに達したこと
を容易かつ確実に把握し、そのような不都合を生じる前
に、確実に補修、交換などの適切な処置を取ることがで
きる。したがって、複合碍管ガスブッシングの状態を絶
縁性能な良好な信頼性の高い状態に常に維持できる。
いては、警報装置15の基準値が適切に設定されている
ため、この警報装置15によって自動的に発せられる警
報に基づいて、保守監視員は、外被13の劣化が将来著
しい絶縁性能、機器性能の低下につながるトラッキング
やエロージョンを生じる恐れのあるレベルに達したこと
を容易かつ確実に把握し、そのような不都合を生じる前
に、確実に補修、交換などの適切な処置を取ることがで
きる。したがって、複合碍管ガスブッシングの状態を絶
縁性能な良好な信頼性の高い状態に常に維持できる。
【0035】(4)第4の実施の形態 (構成)図3は、請求項1、5記載の発明を適用した一
つの実施の形態に係る複合碍管ガスブッシングの構造を
示す断面図である。この図3に示すように、本実施の形
態においては、前記第1の実施の形態に係る複合碍管ガ
スブッシングの構造に加えて、複合碍管ブッシングの外
被13の下方に漏れ電流測定用の電極16が配置されて
おり、この電極16に電流検出装置11が接続されてい
る。また、本実施の形態においては、取り付けフランジ
9は、相手機器14に直接接続されており、絶縁部10
は設けられていない。なお、他の部分については、前記
第1の実施の形態と全く同様に構成されている。
つの実施の形態に係る複合碍管ガスブッシングの構造を
示す断面図である。この図3に示すように、本実施の形
態においては、前記第1の実施の形態に係る複合碍管ガ
スブッシングの構造に加えて、複合碍管ブッシングの外
被13の下方に漏れ電流測定用の電極16が配置されて
おり、この電極16に電流検出装置11が接続されてい
る。また、本実施の形態においては、取り付けフランジ
9は、相手機器14に直接接続されており、絶縁部10
は設けられていない。なお、他の部分については、前記
第1の実施の形態と全く同様に構成されている。
【0036】(作用)以上のような構成を有する実施の
形態の作用は次の通りである。すなわち、複合碍管ガス
ブッシングの碍管1表面に流れる漏れ電流は、外被13
の下方に配置された電極16を介して電流検出装置11
に良好に流れ、漏れ電流として確実に検出される。この
場合、電極16と下部フランジ5の間は、外被13自身
によって絶縁されるため、漏れ電流が分流する恐れはな
い。
形態の作用は次の通りである。すなわち、複合碍管ガス
ブッシングの碍管1表面に流れる漏れ電流は、外被13
の下方に配置された電極16を介して電流検出装置11
に良好に流れ、漏れ電流として確実に検出される。この
場合、電極16と下部フランジ5の間は、外被13自身
によって絶縁されるため、漏れ電流が分流する恐れはな
い。
【0037】そして、このように検出された漏れ電流
は、前記第1の実施の形態と同様に、電流検出装置11
の表示機能によって漏れ電流値として表示されると共
に、その記憶機能によって漏れ電流データとして記録さ
れるため、保守監視員は、漏れ電流値とその推移データ
の両方に基づいて外被13の劣化状況とその傾向を容易
に判断できる。
は、前記第1の実施の形態と同様に、電流検出装置11
の表示機能によって漏れ電流値として表示されると共
に、その記憶機能によって漏れ電流データとして記録さ
れるため、保守監視員は、漏れ電流値とその推移データ
の両方に基づいて外被13の劣化状況とその傾向を容易
に判断できる。
【0038】(効果)以上のように、本実施の形態にお
いては、電流検出装置11により、複合碍管ガスブッシ
ングの碍管1表面に流れる漏れ電流値を常時測定するこ
とによって、保守監視員は、外被13の劣化が絶縁性能
を低下させる前の段階で、外被13の劣化状況を容易か
つ確実に把握し、補修、交換などの適切な処置を取るこ
とができる。したがって、複合碍管ガスブッシングの状
態を絶縁性能の良好な信頼性の高い状態に常に維持でき
る。
いては、電流検出装置11により、複合碍管ガスブッシ
ングの碍管1表面に流れる漏れ電流値を常時測定するこ
とによって、保守監視員は、外被13の劣化が絶縁性能
を低下させる前の段階で、外被13の劣化状況を容易か
つ確実に把握し、補修、交換などの適切な処置を取るこ
とができる。したがって、複合碍管ガスブッシングの状
態を絶縁性能の良好な信頼性の高い状態に常に維持でき
る。
【0039】特に、本実施の形態においては、複合碍管
ガスブッシングの外被13の下方に配置された漏れ電流
測定用の電極16と下部フランジ5の間は外被13自身
により絶縁されており、漏れ電流が分流することはない
ので、電極16に接続された電流検出装置11により碍
管1表面に流れる漏れ電流値を正確に測定できる。した
がって、保守監視員は、外被13の劣化状況を精度よく
把握できる。
ガスブッシングの外被13の下方に配置された漏れ電流
測定用の電極16と下部フランジ5の間は外被13自身
により絶縁されており、漏れ電流が分流することはない
ので、電極16に接続された電流検出装置11により碍
管1表面に流れる漏れ電流値を正確に測定できる。した
がって、保守監視員は、外被13の劣化状況を精度よく
把握できる。
【0040】また、このように漏れ電流測定用の電極1
6を有する本実施の形態においては、相手機器14の構
造を何等変更する必要なしに漏れ電流の確実な測定が可
能である。例えば、従来の磁器碍管製のガスブッシング
に取り替える場合でも、相手機器14に何等影響を与え
ないので容易に交換可能である。
6を有する本実施の形態においては、相手機器14の構
造を何等変更する必要なしに漏れ電流の確実な測定が可
能である。例えば、従来の磁器碍管製のガスブッシング
に取り替える場合でも、相手機器14に何等影響を与え
ないので容易に交換可能である。
【0041】さらに、本実施の形態においては、前記第
1〜第3の実施の形態のように、ガス気密部分に絶縁部
10が設けられていないため、ガスシール箇所を増やす
ことがなく、ガスブッシングの信頼性をより向上でき
る。
1〜第3の実施の形態のように、ガス気密部分に絶縁部
10が設けられていないため、ガスシール箇所を増やす
ことがなく、ガスブッシングの信頼性をより向上でき
る。
【0042】一方、本実施の形態の応用例としては、電
極16を着脱可能に構成することにより、既に設置済み
の複合碍管製のガスブッシングにこの電極16を取り付
けてその漏れ電流を容易に測定することができる。
極16を着脱可能に構成することにより、既に設置済み
の複合碍管製のガスブッシングにこの電極16を取り付
けてその漏れ電流を容易に測定することができる。
【0043】(5)他の実施の形態 なお、本発明は、前記各実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の範囲内で他にも多種多様な形態を実施
可能である。まず、本発明に使用する電流検出装置や警
報装置の具体的な構成は適宜選択可能である。例えば、
電流検出装置の検出方式や表示方式、記憶方式等は自由
に選択可能である。また、警報装置の方式についても、
スピーカやブザー等による音声方式や、ディスプレイや
ランプ等による視覚表示方式等の中から単独の方式ある
いは複数の方式を適宜組み合わせる等、自由に選択可能
である。また、ガスブッシングの下部フランジと相手機
器との間に設けられる絶縁部や、電流測定用の電極等の
具体的な構成も適宜選択可能である。
はなく、本発明の範囲内で他にも多種多様な形態を実施
可能である。まず、本発明に使用する電流検出装置や警
報装置の具体的な構成は適宜選択可能である。例えば、
電流検出装置の検出方式や表示方式、記憶方式等は自由
に選択可能である。また、警報装置の方式についても、
スピーカやブザー等による音声方式や、ディスプレイや
ランプ等による視覚表示方式等の中から単独の方式ある
いは複数の方式を適宜組み合わせる等、自由に選択可能
である。また、ガスブッシングの下部フランジと相手機
器との間に設けられる絶縁部や、電流測定用の電極等の
具体的な構成も適宜選択可能である。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、ガス
ブッシングの碍管表面を流れる漏れ電流を測定すること
により、複合碍管の外被の劣化がブッシングの絶縁性能
低下を招くまで進展する前の段階で、この劣化状況を容
易かつ確実に把握可能な劣化監視方法を提供できる。そ
して、この劣化監視方法を適用することによって、外被
が著しく劣化する前の段階で適切な処置を取ることを可
能とし、ガスブッシングを常に絶縁性能の良好な信頼性
の高い状態に維持できる。また、絶縁部や電極を設ける
ことにより、以上のような劣化監視方法を適用するのに
最適なガスブッシングを提供できる。
ブッシングの碍管表面を流れる漏れ電流を測定すること
により、複合碍管の外被の劣化がブッシングの絶縁性能
低下を招くまで進展する前の段階で、この劣化状況を容
易かつ確実に把握可能な劣化監視方法を提供できる。そ
して、この劣化監視方法を適用することによって、外被
が著しく劣化する前の段階で適切な処置を取ることを可
能とし、ガスブッシングを常に絶縁性能の良好な信頼性
の高い状態に維持できる。また、絶縁部や電極を設ける
ことにより、以上のような劣化監視方法を適用するのに
最適なガスブッシングを提供できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る複合碍管ガス
ブッシングの構造を示す断面図。
ブッシングの構造を示す断面図。
【図2】本発明の第2、第3の実施の形態に係る複合碍
管ガスブッシングの構造を示す断面図。
管ガスブッシングの構造を示す断面図。
【図3】本発明の第4の実施の形態に係る複合碍管ガス
ブッシングの構造を示す断面図。
ブッシングの構造を示す断面図。
【図4】従来の複合碍管ガスブッシングの構造の一例を
示す断面図。
示す断面図。
1…碍管 2…絶縁ガス 3…高電圧導体 4…上部フランジ 5…下部フランジ 6…高電圧電極 7…頭部気中シールド 8…接地シールド 9…取り付けフランジ 10…絶縁部 11…電流検出装置 12…内筒 13…外被 14…相手機器 15…警報装置 16…漏れ電流測定用の電極
Claims (5)
- 【請求項1】 FRPを材料とする内筒と、その外周に
設けられた高分子有機材料を材料とする外被、および上
下に配置された金属製のフランジを有する複合碍管を使
用したガスブッシングの劣化監視方法において、 ガスブッシングの表面の漏れ電流を測定することを特徴
とするガスブッシングの劣化監視方法。 - 【請求項2】 測定した漏れ電流値を評価するための基
準値が設定され、測定した漏れ電流値がこの基準値を越
えた場合に警報を発する警報装置を有することを特徴と
する請求項1記載のガスブッシングの劣化監視方法。 - 【請求項3】 前記基準値が10mA〜100mAの範
囲内で選択されることを特徴とする請求項2記載のガス
ブッシングの劣化監視方法。 - 【請求項4】 FRPを材料とする内筒と、その外周に
設けられた高分子有機材料を材料とする外被、および上
下に配置された金属製のフランジを有する複合碍管を使
用したガスブッシングであって、請求項1〜3に記載の
劣化監視方法の中から選択された方法を適用するガスブ
ッシングにおいて、 前記ガスブッシングの下部フランジとこのガスブッシン
グが接続される相手機器との間に絶縁部を有することを
特徴とするガスブッシング。 - 【請求項5】 FRPを材料とする内筒と、その外周に
設けられた高分子有機材料を材料とする外被、および上
下に配置された金属製のフランジを有する複合碍管を使
用したガスブッシングであって、請求項1〜3に記載の
劣化監視方法の中から選択された方法を適用するガスブ
ッシングにおいて、 前記複合碍管の外被表面に電流測定用の電極を有するこ
とを特徴とするガスブッシング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4572697A JPH10241475A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | ガスブッシングとその劣化監視方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4572697A JPH10241475A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | ガスブッシングとその劣化監視方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10241475A true JPH10241475A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=12727335
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4572697A Pending JPH10241475A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | ガスブッシングとその劣化監視方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10241475A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100614952B1 (ko) * | 2000-08-28 | 2006-08-25 | 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 | 전기 디바이스의 부분방전검출방법 및 장치 |
| CN102495311A (zh) * | 2011-11-30 | 2012-06-13 | 常州爱特科技有限公司 | 末屏引出保护系统 |
| JP2014216139A (ja) * | 2013-04-24 | 2014-11-17 | 中国電力株式会社 | 避雷装置の取替目安決定方法 |
| CN108766682A (zh) * | 2018-04-24 | 2018-11-06 | 河南平高电气股份有限公司 | 高压套管及使用该高压套管的高压电器设备 |
| CN111030007A (zh) * | 2019-12-20 | 2020-04-17 | 攀枝花钢城集团有限公司 | 用于35kv输送的高压套管 |
| KR102312704B1 (ko) * | 2021-03-30 | 2021-10-14 | 윤여국 | 부싱 어댑터를 이용한 변압기 부싱의 누설전류 진단 및 절연열화 측정 겸용 장치 |
-
1997
- 1997-02-28 JP JP4572697A patent/JPH10241475A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100614952B1 (ko) * | 2000-08-28 | 2006-08-25 | 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 | 전기 디바이스의 부분방전검출방법 및 장치 |
| CN102495311A (zh) * | 2011-11-30 | 2012-06-13 | 常州爱特科技有限公司 | 末屏引出保护系统 |
| JP2014216139A (ja) * | 2013-04-24 | 2014-11-17 | 中国電力株式会社 | 避雷装置の取替目安決定方法 |
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