JPH1024186A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

ドラム式洗濯機

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Publication number
JPH1024186A
JPH1024186A JP8180372A JP18037296A JPH1024186A JP H1024186 A JPH1024186 A JP H1024186A JP 8180372 A JP8180372 A JP 8180372A JP 18037296 A JP18037296 A JP 18037296A JP H1024186 A JPH1024186 A JP H1024186A
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JP
Japan
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fluid
balancer
washing machine
fluid supply
type washing
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Pending
Application number
JP8180372A
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English (en)
Inventor
Masahiko Yamada
晶彦 山田
Kazuo Ito
和雄 伊藤
Masahito Horiuchi
正仁 堀内
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレームに対して弾性支持された外槽内に、
洗濯物を収容すべき内槽が、水平軸回りに回転駆動可能
に収容されたドラム式洗濯機において、短時間で振動を
抑制する。 【解決手段】 内槽本体30の外周部に8個のバランサ容
器32が円陣に等間隔で配設されると共に、外槽2の奥部
に、所定のバランサ容器32へ所定量の水を供給するため
の流体制御機構10が駆動軸63と同軸上に支持される。流
体制御機構10には給水用ホース71が接続され、給水用ホ
ース71の途中には給水バルブ7が介在する。該給水バル
ブ7を開放することによって給水用ホース71から流体制
御機構10へ注入された所定量の水は、流体制御機構10の
動作によって特定のバランサ容器32へ供給され、脱水運
転時のカウンタウエイトの役割を果たす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水平の回転軸を具
えた内槽の内部に洗濯物を収容して、内槽の回転駆動に
よって洗濯を施すドラム式洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドラム式洗濯機においては、水平の回転
軸を有する内槽に洗濯物を入れて、内槽の低速回転によ
って洗濯物に洗濯を施した後、内槽を高速回転させて洗
濯物に脱水を施すが、特に脱水運転時には、内槽の内周
壁に洗濯物が押し付けられた状態で内槽が高速回転する
ため、洗濯物が偏心荷重となって内槽が激しく振動す
る。特に、上下方向の振動成分は、床面に激しい振動を
与え、大きな騒音を生じることとなる。
【0003】そこで、偏心荷重による振動を抑制するべ
く、内槽の振動の大きさを検出する振動センサを設置す
ると共に内槽の外周壁に複数のバランサ容器を配設した
ドラム式洗濯機が提案されている(特許出願公表平成2
年第504483号)。該ドラム式洗濯機においては、
先ず、振動センサによって内槽の振動の大きさを検出す
る。そして、予め設定されている所定量の水を任意の1
つのバランサ容器へ供給して、その状態における内槽の
振動の大きさを振動センサによって再び検出し、前回検
出した振動の大きさと新たに検出した振動の大きさを比
較する。比較の結果、新たに検出した振動の大きさが前
回検出した振動の大きさよりも小さい場合には、前記所
定量とは異なる量の水を前記バランサ容器へ供給して、
その状態における内槽の振動の大きさを振動センサによ
って検出する。
【0004】これに対し、新たに検出した振動の大きさ
が前回検出した振動よりも大きい場合には、前記所定量
の水を前記バランサ容器とは異なるバランサ容器へ供給
して、その状態における内槽の振動の大きさを振動セン
サによって検出する。この様にして、内槽の振動の大き
さの検出、バランサ容器への水の供給及び検出結果の比
較を繰り返し、最終的に内槽の振動の大きさを所定の許
容範囲内に収める。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、該ドラ
ム式洗濯機においては、上述の如く、バランサ容器への
水の供給と振動の大きさの検出を繰り返して、水を供給
すべき最適なバランサ容器と該バランサ容器に対する水
の最適な供給量を逐次的に決定するので、脱水運転の開
始から最終的に振動が抑制されるまでに長い時間がかか
る問題がある。本発明の目的は、短時間で振動を抑制す
ることが出来るドラム式洗濯機を提供することである。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明に係るドラム式洗濯
機は、外槽内に、洗濯物を収容すべき内槽が、水平軸回
りに回転駆動可能に収容されている。該ドラム式洗濯機
は、内槽の回転軸を中心として内槽本体の外周部に円陣
に配設され、夫々一定量の流体を収容することが可能な
複数のバランサ容器と、制御信号の入力に応答して、該
制御信号に応じた量の流体を、該制御信号に応じた特定
の1或いは複数のバランサ容器へ供給する流体供給制御
機構と、内槽内の洗濯物による偏心荷重の大きさ及び位
置を検出する偏心荷重検出手段と、偏心荷重検出手段か
らの検出信号に基づいて、流体を注入すべき1或いは複
数のバランサ容器と各バランサ容器に対する流体の供給
量を決定する演算処理手段と、演算処理手段の出力に基
づいて流体供給制御機構に対する制御信号を作成し、流
体供給制御機構へ供給する制御手段とを具えている。
【0007】該ドラム式洗濯機において、内槽を回転駆
動すると、偏心荷重検出手段は内槽内の洗濯物による偏
心荷重の大きさ及び位置を検出し、検出結果を演算処理
手段へ供給する。これに応じて、演算処理手段は、流体
を注入すべき1或いは複数のバランサ容器と、各バラン
サ容器に対する流体の供給量を決定し、制御手段へ供給
する。制御手段は、演算処理手段の出力に基づいて流体
供給制御機構に対する制御信号を作成し、流体供給制御
機構へ供給する。流体供給制御機構は、該制御信号に基
づいて、該制御信号に応じた量の流体を、該制御信号に
応じた特定の1或いは複数のバランサ容器へ供給する。
該バランサ容器へ供給された流体は、偏心荷重に対する
カウンタウエイトの役割を果たし、これによって、振動
が効果的に抑制されることになる。この様に、予め、演
算処理手段によって、振動を抑制するために流体を注入
すべき最適なバランサ容器と該バランサ容器に対する流
体の最適な供給量を一度に決定するので、バランサ容器
への流体の供給は、1回或いは、流体を供給すべきバラ
ンサ容器の個数に相当する回数で済み、脱水運転の開始
から振動が抑制されるまでに要する時間が短縮されるこ
とになる。
【0008】具体的には、流体供給制御機構は、流体供
給源から各バランサ容器へ至る流体供給路と、任意の1
或いは複数のバランサ容器の入口を開放して流体の流入
を許容すると共に他のバランサ容器の入口を閉止して流
体の流入を遮断する流体供給切換え手段と、流体供給源
から流体供給路へ送り込む流体の量を調整する流体量調
整手段とを具えている。
【0009】該具体的構成を有するドラム式洗濯機にお
いて、流体量調整手段は、制御手段からの制御信号に基
づき、流体供給源からの流体の量を調整して、流体供給
路へ送り込む。一方、流体供給切換え手段は、制御手段
からの制御信号に基づき、流体を供給すべき1或いは複
数のバランサ容器の入口を開放すると共に他のバランサ
容器の入口を閉止する。これによって、流体供給路へ送
り込まれた所定量の流体は、前記1或いは複数のバラン
サ容器へ流入することとなり、該バランサ容器へ所定量
の流体を供給することが出来る。
【0010】又、具体的には、流体供給切換え手段は、
内槽と同軸上に回転可能に取り付けられ、バランサ容器
の入口と同一の半径位置に1つの孔が開設されて、前記
各バランサ容器の入口を開閉することが可能な切換え板
と、該切換え板を内槽に対して所定角度だけ相対回転さ
せる回転制御機構とによって構成されている。
【0011】該具体的構成を有するドラム式洗濯機にお
いて、回転制御機構は、切換え板を内槽に対し相対回転
させて、切換え板の1つの孔を、流体を供給すべきバラ
ンサ容器の内、1つのバランサ容器の入口に一致させ、
該バランサ容器の入口を開放すると共に他のバランサ容
器の入口を閉止する。これによって、流体供給路内の流
体は、入口が開放されたバランサ容器へ流入することと
なり、該バランサ容器へ流体を供給することが出来る。
次に回転制御機構は、切換え板をバランサ容器の配列ピ
ッチに応じた角度だけ相対回転させて、切換え板の1つ
の孔を、流体を供給すべき次のバランサ容器の入口に一
致させ、該バランサ容器へ流体を供給する。
【0012】更に具体的には、流体供給路は、流体供給
源から伸びる給水用配管と、該配管の先端部に接続され
た水槽とから構成され、該水槽は、内槽と同軸上に内槽
と一体回転可能に固定され各バランサ容器の入口へ連通
する複数のポートが開設された円板と、外槽上に支持さ
れ該円板に摺接する円形の開口部が形成された槽本体と
から構成され、該槽本体に前記給水用配管が接続されて
いる。
【0013】該具体的構成を有するドラム式洗濯機にお
いて、流体供給源からの流体は給水用配管を通して水槽
へ注入される。この状態で、内槽を低速で回転駆動する
と、円板は内槽と一体に回転し、水槽の底部に溜まった
流体は、入口の開放されたバランサ容器が下死点を通過
する過程で、重力によって該バランサ容器へ流入するこ
ととなる。
【0014】更に又、具体的には、流体量調整手段は、
開閉制御が可能なバルブによって構成され、バルブの開
閉を時間的に制御することによって、流体供給路に送り
込む流体の量を調整することが出来る。
【0015】
【発明の効果】本発明に係るドラム式洗濯機によれば、
最適なバランサ容器に対して最適な量の流体を一度に供
給するので、バランサ容器への流体の供給を繰り返し
て、流体を供給すべきバランサ容器と該バランサ容器に
対する流体の供給量を逐次的に決定していた従来のドラ
ム式洗濯機に比べ、振動を抑制するのに要する時間が短
縮されることになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面に沿って具体的に説明する。図1及び図2は夫
々、本実施例のドラム式洗濯機の側面に平行な断面図、
及び正面に平行な断面図である。図1及び図2に示す如
く、フレーム(1)の内部には外槽(2)が設置され、懸架
バネ(11)(11)及びダンパ(12)(12)からなる振動抑制機構
によって支持されている。該外槽(2)の内部には、内槽
(3)が水平軸回りに回転可能に収容されている。内槽
(3)は、洗濯物を収容すべき内槽本体(30)と、内槽本体
(30)の外周部に円陣に等間隔で配設された8個のバラン
サ容器(32)とから構成され、これらのバランサ容器(32)
には、夫々一定量の水を収容することが可能である。外
槽(2)の正面には、内槽(3)内へ洗濯物を投入するため
の蓋(21)が取り付けられている。
【0017】外槽(2)の下面には、モータ(6)が取り付
けられ、その出力軸は、原動プーリ(60)、ベルト(62)及
び従動プーリ(61)からなる動力伝達機構を介して、内槽
(3)の駆動軸(63)に連結されている。これによって内槽
(3)が回転駆動される。
【0018】外槽(2)内の奥部には、所定のバランサ容
器(32)へ所定量の水を供給するための流体制御機構(10)
が駆動軸(63)と同軸上に支持されている。流体制御機構
(10)は、内槽(3)の背部に固定された円板(31)と、駆動
軸(63)に対して相対回転可能に嵌まったポート切換え板
(4)と、外槽(2)の内面に支持された槽本体(5)とから
構成される。槽本体(5)には給水用ホース(71)及び排水
用ホース(72)が接続され、これらのホース(71)(72)の途
中には夫々、給水バルブ(7)及び排水バルブ(70)が介在
している。給水バルブ(7)を開放することによって給水
用ホース(71)から流体制御機構(10)へ注入された所定量
の水は、流体制御機構(10)の動作によって特定のバラン
サ容器(32)へ供給され、脱水運転時のカウンタウエイト
の役割を果たす。その後、バランサ容器(32)内の水は、
排水バルブ(70)を開放することによって、流体制御機構
(10)を経て排水用ホース(72)から排出されることにな
る。尚、駆動軸(63)の端部には、内槽(3)の回転角度を
検出する電磁式の第1エンコーダ(8)が取り付けられ、
その検出信号は、前記流体制御機構(10)の制御に供され
る。ここで、電磁式の第1エンコーダ(8)の代わりに光
学式のエンコーダを採用することも可能である。
【0019】次に、本実施例の特徴的構成である内槽
(3)及び流体制御機構(10)の構成について、図3乃至図
6に基づき、具体的に説明する。図3及び図5に示す如
く、内槽(3)の背部に固定された円板(31)には、8個の
バランサ容器(32)に対応して、8個のポート(34)が円陣
に等間隔で開設されており、各ポート(34)は、対応する
バランサ容器(32)の入口に繋がっている。各バランサ容
器(32)は、前記入口から内槽本体(30)の背面に沿って放
射状に伸び、内槽本体(30)の外周縁にて屈曲して、内槽
本体(30)の外周面に沿って伸びている。
【0020】内槽(3)の背部に設置された槽本体(5)
は、その正面に開設した開口の内周面が前記円板(31)の
外周面と液密に摺接して、バランサ容器(32)へ供給する
ための水を一旦収容すべき水槽を構成する。槽本体(5)
には、ポート切換え板(4)の外周部へ向けて、ソレノイ
ド(50)が取り付けられ、該ソレノイド(50)は、後述のマ
イクロコンピュータから供給されるオン/オフ信号に応
じて、ロッド(51)を進出、後退させる。
【0021】ポート切換え板(4)は、槽本体(5)の内部
に、円板(31)の背面に密着させて収容されている。該ポ
ート切換え板(4)は、図4に示す如く、円板状のゲート
板(41)と、ゲート板(41)の外周部に形成されたリング状
のスリット板(42)と、スリット板(42)の所定位置に外向
きに突設された突片(43)とから構成される。ゲート板(4
1)には、前記ポート(34)と同一半径位置に、1つの吸水
口(44)が開設されている。従って、ポート切換え板(4)
を内槽(3)に対し相対的に回転させて、吸水口(44)を1
つのバランサ容器(32)の入口に一致させることによっ
て、該バランサ容器(32)の入口を開放すると共に他のバ
ランサ容器(32)の入口を閉止することが可能である。ス
リット板(42)には、1つの基準スリット(45a)及び複数
のスリット(45b)が一定のピッチで開設されている。
【0022】図5に示す如く、槽本体(5)の内面には、
ポート切換え板(4)のスリット(45a)(45b)を挟んで両側
に、発光器(81)及び受光器(82)が取り付けられており、
ポート切換え板(4)の回転角度を検出すべき光学式の第
2エンコーダ(80)を構成している。ここで、第2エンコ
ーダ(80)は、発光器(81)からの光が基準スリット(45a)
を通過して受光器(82)に達したときのポート切換え板
(4)の位置を基準位置として検出する。尚、光学式の第
2エンコーダ(80)の代わりに、電磁式のエンコーダを採
用することも可能である。
【0023】図3に示す如く、ポート切換え板(4)には
吸水口(44)の近傍に、円板(31)に向けて、係合子(46)が
進出、後退可能に突設されている。一方、円板(31)には
各ポート(34)の近傍に、係合子(46)が係脱可能に嵌まる
8個の係合凹部(33)が形成され、係合子(46)が何れか1
つの係合凹部(33)に嵌まり込むことによって、ポート切
換え板(4)と円板(31)が互いに軟係止される。ここで、
係合子(46)が何れか1つの係合凹部(33)に嵌まり込んだ
軟係止状態で、吸水口(44)が何れか1つのポート(34)に
一致して、該ポート(34)に繋がるバランサ容器(32)の入
口が開放されることになる。具体的には、図6に示す如
く、ポート切換え板(4)には、係合子(46)を出没可能に
収容する収容凹部(48)が形成されており、該収容凹部(4
8)の内面に取り付けられたバネ(47)の先端部に係合子(4
6)が接続されている。一方、円板(31)に形成された係合
凹部(33)は、係合子(46)を出没方向に駆動するためのカ
ム面を具えている。
【0024】次に、ソレノイド(50)のオン/オフ制御に
よる内槽(3)及びポート切換え板(4)の動作について、
図6乃至図10に基づき、具体的に説明する。図7及び
図8は、ソレノイド(50)をオフ状態、図9及び図10
は、ソレノイド(50)をオン状態に設定したときの内槽
(3)及びポート切換え板(4)を示している。ここで、ソ
レノイド(50)は、図8及び図10の如く、内槽(3)の回
転軸と平行となる向きに取り付けられるのであるが、図
7及び図9では、突片(43)及びロッド(51)の係脱関係を
明確に表わすために、便宜上、90度向きを変えてソレ
ノイド(50)を表わしている。
【0025】内槽(3)を回転駆動した状態で、図7及び
図8の如く、ソレノイド(50)をオフ状態に設定してロッ
ド(51)を後退させると、ポート切換え板(4)の回転が自
由となって、図6(a)の如くポート切換え板(4)の係合
子(46)が円板(31)の係合凹部(33)に嵌まり込んだまま
で、ポート切換え板(4)は円板(31)と一体に回転するこ
とになる。
【0026】その後、図9及び図10の如く、ソレノイ
ド(50)をオン状態に設定してロッド(51)を進出させる
と、ポート切換え板(4)の回転によって突片(43)がロッ
ド(51)に当たり、ポート切換え板(4)の回転が阻止され
る。この結果、図6(b)の如く、円板(31)のみが回転す
ることによって、係合子(46)は係合凹部(33)のカム面に
押圧され、バネ(47)に抗して収容凹部(48)内に押し込ま
れることになる。更に円板(31)が回転して、図6(c)の
如く、次の係合凹部(33)が係合子(46)に接近し、引き続
き円板(31)が回転すると、図6(d)の如く、係合子(46)
がバネ(47)に付勢されて係合凹部(33)側へ進出し、カム
面に案内されて最終的に係合凹部(33)に完全に嵌まり込
む。このとき、ソレノイド(50)をオフ状態に切り換える
と、ポート切換え板(4)は、係合子(46)が該係合凹部(3
3)に嵌まり込んだ軟係止状態で、再び円板(31)と一体に
回転することになる。これに対し、ソレノイド(50)をオ
ン状態に維持すると、引き続き円板(31)のみが回転し、
係合子(46)が係合凹部(33)に対して係脱を繰り返すこと
になる。
【0027】この様にして、ソレノイド(50)をオン/オ
フ制御することにより、円板(31)を係合凹部(33)の配列
ピッチに応じた角度ずつ回転させて、ポート切換え板
(4)の吸水口(44)に各ポート(34)を順次一致させ、特定
のバランサ容器(32)の入口を開放することが出来る。
【0028】図11は、上記ドラム式洗濯機の制御系の
構成を示している。マイクロコンピュータ(9)には、第
1エンコーダ(8)によって検出された内槽(3)の回転角
度を表わす第1検出信号、及び第2エンコーダ(80)によ
って検出されたポート切換え板(4)の回転角度を表わす
第2検出信号が供給される。これに応じてマイクロコン
ピュータ(9)は、モータ(6)へ駆動指令Iを発する。こ
れによってモータ(6)が駆動されて、駆動電圧に応じた
電圧信号Vがマイクロコンピュータ(9)へ供給される。
又、マイクロコンピュータ(9)は、第1及び第2検出信
号に基づいて、ソレノイド(50)に対するオン/オフ信
号、給水バルブ(7)及び排水バルブ(70)に対する開閉信
号を作成し、これらの信号を夫々、ソレノイド(50)及び
各バルブ(7)(70)へ供給する。この結果、ソレノイド(5
0)のロッド(51)の進出、後退が制御されると共に、給水
バルブ(7)及び排水バルブ(70)の開閉が制御される。
【0029】図12は、上記ドラム式洗濯機における脱
水工程の具体的な手続きを示している。先ず、ステップ
S1にて、カウンタウエイトを構成すべき1或いは複数
のバランサ容器(32)へ所定量の水を供給した後、ステッ
プS2では、内槽(3)を例えば1000rpmの回転速
度で回転駆動して、内槽本体(30)内の洗濯物に脱水を施
す。そして、ステップS3ではバランサ容器(32)内の水
を排出して、脱水工程を終了する。
【0030】図13は、前記ステップS1の給水工程に
おける具体的手続きを表わしている。給水工程において
は、先ず、ステップS11にてモータ(6)を起動し、内
槽(3)を例えば100rpm程度の低速で回転駆動す
る。次に、ステップS12では、内槽本体(30)内の洗濯
物による偏心荷重の大きさ及び位置を検出する。偏心荷
重の大きさ及び位置を検出する原理については後述す
る。
【0031】続いて、ステップS13では、ステップS
12にて検出された偏心荷重の大きさが許容範囲内であ
るか否を判断し、YESの場合は給水工程を終了して、
図7に示すステップS2の脱水運転工程へ移行する。一
方、ステップS13にてNOと判断された場合は、ステ
ップS14へ移行して、水を供給すべきバランサ容器(3
2)を決定すると共に該バランサ容器(32)に対する水の供
給量を算出し、該バランサ容器(32)と現在入口が開放さ
れているバランサ容器(32)とのずれを導出する。
【0032】次に、ステップS15では、内槽(3)の回
転速度を減速して、ポート切換え板(4)の吸水口(44)
を、水を供給すべきバランサ容器(32)の内、1つのバラ
ンサ容器(32)の入口に一致させ、該バランサ容器(32)の
入口を開放すると共に他のバランサ容器(32)の入口を閉
止する。ポート切換え板(4)の吸水口(44)とバランサ容
器(32)の入口を一致させるための具体的手続きについて
は後述する。そして、ステップS16にて給水バルブ
(7)を開放し、ステップS17では、その後所定時間T
1が経過したか否かを判断し、所定時間T1が経過する
まで、ステップS17の判断を繰り返す。ここで、所定
時間T1は、前記算出された水の供給量に応じて設定さ
れる。所定時間T1が経過してステップS17にてYE
Sと判断されると、ステップS18にて給水バルブ(7)
を閉止する。
【0033】そして、ステップS19では、他のバラン
サ容器(32)に水を供給すべきであるか否かを判断し、Y
ESの場合はステップS15へ戻って、給水バルブ(7)
の開閉制御を行なう。一方、ステップS19にてNOの
場合は、ステップS12へ戻って、偏心荷重の大きさ及
び位置を検出する。上記手続きは、ステップS13にて
YESと判断されるまで繰り返され、YESと判断され
たときに給水工程を終了して、図7に示すステップS2
の脱水運転工程へ移行する。
【0034】これによって、槽本体(5)には、図20
(a)に示す如く、給水用ホース(71)及び給水バルブ(7)
を経て特定の1つのバランサ容器(32)へ供給すべき所定
量の水(36)が供給される。この時点で、ポート切換え板
(4)の吸水口(44)は、水を供給すべきバランサ容器(32)
の入口と繋がっており、槽本体(5)の底部に溜まった水
(36)は、同図(b)に示す如く、該バランサ容器(32)が下
死点を通過する過程で、重力によって該バランサ容器(3
2)内へ流入する。この結果、該バランサ容器(32)には、
所定量の水が供給されることとなる。
【0035】その後、内槽(3)が高速回転する脱水運転
工程では、前述の如く水が供給されたバランサ容器(32)
は、偏心荷重に対するカウンタウエイトとしての役割を
果たし、これによって、偏心荷重による振動が効果的に
抑制されることになる。尚、バランサ容器(32)内の水(3
6)は、内槽(3)の高速回転により生じる遠心力によって
バランサ容器(32)内に保持され、流出することはない。
【0036】次に、偏心荷重の大きさ及び位置を検出す
る原理について、図14乃至図17に基づき、具体的に
説明する。図14は、モータ(6)の電圧信号Vの波形を
表わしており、図中のVaは電圧信号Vの平均レベルを
示している。電圧信号Vの振幅mと偏心荷重の大きさの
間には相関関係があるため、振幅mに基づき、偏心荷重
の大きさを導出することが可能である。
【0037】図15は、図14に示す原理に基づいて偏
心荷重の大きさを検出するための構成を表わしている。
マイクロコンピュータ(9)の電圧波形検出部(91)には、
モータ(6)の電圧信号Vが供給され、これに応じて電圧
波形検出部(91)は、電圧信号Vの波形を検出して、検出
結果を偏心荷重算出部(93)へ供給する。一方、ROM(9
2)には予め、偏心荷重の大きさと電圧信号Vの振幅mと
の関係を表わす相関データが格納されている。偏心荷重
算出部(93)は、ROM(92)から相関データを読み出し、
読み出した相関データと電圧波形検出部(91)の検出結果
に基づいて、偏心荷重の大きさを算出する。算出された
偏心荷重の大きさは、制御部へ供給される。
【0038】図16(a)及び(b)は、内槽(3)における
偏心荷重(35)の位置とモータ(6)の電圧信号Vの波形と
の関係を表わしている。同図(b)中のVaは電圧信号V
の平均レベルを示している。尚、偏心荷重の位置は、内
槽(3)に対して変化しないものとする。内槽(3)の回転
に伴って、偏心荷重の位置が同図(a)のABCDの如く
変化すると、電圧信号Vは、同図(b)の如く偏心荷重の
位置の変化に同期して周期的に変動する。従って、内槽
(3)の回転角度と電圧信号Vの波形の位相関係に基づい
て、偏心荷重の位置を導出することが出来る。
【0039】図17は、図16に示す原理に基づいて、
偏心荷重の位置を検出するための構成を表わしている。
マイクロコンピュータ(9)の電圧波形検出部(91)には、
モータ(6)の電圧信号Vが供給され、これに応じて電圧
波形検出部(91)は、電圧信号Vの波形を検出して、検出
結果を偏心位置算出部(95)へ供給する。一方、回転状態
検出部(94)には、第1エンコーダ(8)から第1検出信号
が供給される。これに応じて回転状態検出部(94)は、内
槽(3)の回転角度を検出して、検出結果を偏心位置算出
部(95)へ供給する。偏心位置算出部(95)は、電圧波形検
出部(91)の検出結果と回転状態検出部(94)の検出結果に
基づいて、偏心荷重の位置を算出する。算出された偏心
荷重の位置は、制御部へ供給される。制御部は、偏心荷
重の大きさ及び位置に基づいて、モータ(6)、ソレノイ
ド(50)及び給水バルブ(7)に対する制御信号を作成す
る。
【0040】図18は、ポート切換え板(4)の吸水口(4
4)を、特定のバランサ容器(32)の入口と一致させるため
の具体的手続きを表わしている。先ず、ステップS21
にて、第2エンコーダ(80)によってポート切換え板(4)
の基準位置を検出する。次に、ステップS22にてソレ
ノイド(50)をON状態に設定し、ステップS23では、
その後所定時間T2が経過したか否かを判断し、所定時
間T2が経過するまで、ステップS23の判断を繰り返
す。ここで、所定時間T2は、入口を開放すべきバラン
サ容器(32)と現在入口が開放されているバランサ容器(3
2)の間のずれに応じて設定される。
【0041】所定時間T2が経過してステップS23に
てYESと判断されると、ステップS24にてソレノイ
ド(50)をOFF状態に切り換える。そして、ステップS
25では、吸水口(44)が目的のバランサ容器(32)の入口
に一致しているか否かを確認し、NOの場合は、ステッ
プS21へ戻る。YESの場合は、手続きを終了する。
これによって、ポート切換え板(4)は、図9に示す如
く、内槽(3)に対して相対回転することとなり、吸水口
(44)を目的のバランサ容器(32)の入口に一致させること
が出来る。
【0042】図19は、図7に示すステップS3の排水
工程の具体的手続きを表わしており、脱水運転工程後、
内槽(3)の回転速度を減速した上で、以下の手続きが実
行される。排水工程においては、先ず、ステップS31
にて排水バルブ(70)を開放した後、ステップS32で
は、第2エンコーダ(80)によって、水が供給され且つ入
口の開放されているバランサ容器(32)が上死点に位置す
るか否かを判断し、NOの場合は、該バランサ容器(32)
が上死点に到達するまでステップS32の判断を繰り返
す。
【0043】ステップS32にてYESと判断される
と、ステップS33へ移行してモータ(6)を停止させた
後、ステップS34では、水の供給されているバランサ
容器(32)が他に存在するか否かを判断する。ステップS
34にてYESと判断された場合は、ステップS35に
てモータ(6)を起動し、内槽(3)を低速回転させる。次
に、ステップS36では、ポート切換え板(4)の吸水口
(44)を、前記他のバランサ容器(32)の入口に一致させた
後、ステップS32へ戻る。ここで、ポート切換え板
(4)の吸水口(44)を特定のバランサ容器(32)の入口に一
致させるための手続きは、図18に示す通りである。一
方、ステップS34にてNOと判断された場合は、ステ
ップS37にて排水バルブ(70)を閉止して、排水工程を
終了する。
【0044】これによって、入口の開放されたバランサ
容器(32)内の水(36)は、図20(c)に示す如く、該バラ
ンサ容器(32)が上死点で停止した状態で、重力によって
槽本体(5)へ流出し、更に排水用ホース(72)及び排水バ
ルブ(70)を経て、外部へ排出される。
【0045】上記実施の形態の説明は、本発明を説明す
るためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を
限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。
又、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許
請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能で
あることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のドラム式洗濯機の側面に平行な断面
図である。
【図2】該ドラム式洗濯機の正面に平行な断面図であ
る。
【図3】該ドラム式洗濯機の特徴的構成を表わす分解斜
視図である。
【図4】該ドラム式洗濯機のポート切換え板を表わす正
面図である。
【図5】該ドラム式洗濯機の特徴的構成を表わす断面図
である。
【図6】係合子と係合凹部の係脱状態を表わす図であ
る。
【図7】ソレノイドをオフ状態に設定したときの内槽と
ポート切換え板の動作を表わす一部破断背面図である。
【図8】ソレノイドをオフ状態に設定したときの突片と
ロッドの離間状態を表わす側面図である。
【図9】ソレノイドをオン状態に設定したときの内槽と
ポート切換え板の動作を表わす一部破断背面図である。
【図10】ソレノイドをオン状態に設定したときの突片
とロッドの当接状態を表わす側面図である。
【図11】本実施例のドラム式洗濯機の制御系の構成を
表わすブロック図である。
【図12】該ドラム式洗濯機における脱水工程を表わす
フローチャートである。
【図13】該脱水工程における給水工程を表わすフロー
チャートである。
【図14】偏心荷重の大きさを検出する原理を表わす波
形図である。
【図15】該原理に基づいて、偏心荷重の大きさを検出
するための構成を表わすブロック図である。
【図16】偏心荷重の位置を検出する原理を表わす波形
図である。
【図17】該原理に基づいて、偏心荷重の位置を検出す
るための構成を表わすブロック図である。
【図18】ポート切換え板の吸水口を、特定のバランサ
容器の入口と一致させるための手順を表わすフローチャ
ートである。
【図19】上記脱水工程における排水工程を表わすフロ
ーチャートである。
【図20】バランサ容器に対する水の供給及び排出経路
を説明する断面図である。
【符号の説明】
(1) フレーム (2) 外槽 (30) 内槽本体 (31) 円板 (32) バランサ容器 (34) ポート (4) ポート切換え板 (44) 吸水口 (5) 槽本体 (50) ソレノイド (8) 第1エンコーダ (80) 第2エンコーダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外槽内に、洗濯物を収容すべき内槽が、
    水平軸回りに回転駆動可能に収容されたドラム式洗濯機
    において、 内槽の回転軸を中心として内槽本体の外周部に円陣に配
    設され、夫々一定量の流体を収容することが可能な複数
    のバランサ容器と、 制御信号の入力に応答して、該制御信号に応じた量の流
    体を、該制御信号に応じた特定の1或いは複数のバラン
    サ容器へ供給する流体供給制御機構と、 内槽内の洗濯物による偏心荷重の大きさ及び位置を検出
    する偏心荷重検出手段と、 偏心荷重検出手段からの検出信号に基づいて、流体を注
    入すべき1或いは複数のバランサ容器と各バランサ容器
    に対する流体の供給量を決定する演算処理手段と、 演算処理手段の出力に基づいて流体供給制御機構に対す
    る制御信号を作成し、流体供給制御機構へ供給する制御
    手段とを具えたドラム式洗濯機。
  2. 【請求項2】 流体供給制御機構は、 流体供給源から各バランサ容器へ至る流体供給路と、 任意の1或いは複数のバランサ容器の入口を開放して流
    体の流入を許容すると共に他のバランサ容器の入口を閉
    止して流体の流入を遮断する流体供給切換え手段と、 流体供給源から流体供給路へ送り込む流体の量を調整す
    る流体量調整手段とを具えている請求項1に記載のドラ
    ム式洗濯機。
  3. 【請求項3】 流体供給切換え手段は、 内槽と同軸上に回転可能に取り付けられ、バランサ容器
    の入口と同一の半径位置に1つの孔が開設されて、前記
    各バランサ容器の入口を開閉することが可能な切換え板
    と、 該切換え板を内槽に対して所定角度だけ相対回転させる
    回転制御機構とによって構成されている請求項2に記載
    のドラム式洗濯機。
  4. 【請求項4】 流体供給路は、流体供給源から伸びる給
    水用配管と、該配管の先端部に接続された水槽とから構
    成され、該水槽は、内槽と同軸上に内槽と一体回転可能
    に固定され各バランサ容器の入口へ連通する複数のポー
    トが開設された円板と、外槽上に支持され該円板に摺接
    する円形の開口部が形成された槽本体とから構成され、
    該槽本体に前記給水用配管が接続されている請求項2に
    記載のドラム式洗濯機。
  5. 【請求項5】 流体量調整手段は、開閉制御が可能なバ
    ルブによって構成されている請求項2に記載のドラム式
    洗濯機。
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