JPH10242015A - 張り合わせシリコン基板およびその製造方法 - Google Patents
張り合わせシリコン基板およびその製造方法Info
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Abstract
わせシリコン基板にてその接合強度を大きくする。 【解決手段】 ウェーハ保持テーブルにシリコンウェー
ハを載置し、その不純物拡散面を仕上げ研磨する。研磨
液供給下、研磨ヘッドを自転させながら、ウェーハ面に
圧接し、0.1μmだけ仕上げ研磨する。高濃度に不純
物を拡散したウェーハでも、拡散していないウェーハと
同等の表面粗さ(ヘイズレベルで0.2ppm程度)を
得ることができる。その結果、張り合わせ強度が増大
し、シリコンウェーハの剥がれなど不良品の発生を低減
できた。
Description
面同士を直接張り合わせた張り合わせシリコン基板、酸
化膜を間に介在させたSOI(Silicon on
Insulator)基板およびその製造方法、特にウ
ェーハ同士の張り合わせ強度を大きくした張り合わせシ
リコン基板およびその製造方法に関する。
り合わせた張り合わせシリコン基板、また、間に絶縁膜
を介在させたSOI基板のように、接着剤などを使わず
に2枚のシリコンウェーハ同士を張り合わせて一体化す
る技術が開発されている。直接張り合わせは、シリコン
ウェーハを洗浄して張り合わせ面(シリコン面)を親水
性化処理し、次いで、室温大気中において張り合わせ面
同士を重ね合わせて張り合わせ、それから加熱炉で張り
合わせ熱処理を施すものである。
あっては、デバイス作製上の要請により、シリコンウェ
ーハの鏡面研磨後の張り合わせ面に、例えばSb(アン
チモン)などの不純物を所定の濃度プロファイルで拡散
する場合がある。このとき、鏡面研磨された張り合わせ
面は不純物の拡散により、例えばヘイズレベルで1.5
ppm、P−V(Peak to Valley)値で
5nm程度の面荒れが生じている。なお、P−V値は、
原子間力顕微鏡(AFM:Atomic Force
Microscopy)により測定した。
わせシリコン基板のウェーハ間の接着力(接合力)は、
ウェーハ表面(張り合わせ界面)のマイクロラフネスが
大きく関与する。マイクロラフネスが悪化すると、熱処
理後、高い接合強度が得られない。よって、さらには、
ウェーハに未接合部分(未接着部分)であるボイドが発
生し、デバイス作製の各工程時にシリコンウェーハの剥
がれなどの不都合が生じるおそれがある。
の張り合わせ面をさらに仕上げ研磨することにより、ウ
ェーハの接合強度(接着強度)を従来よりも大きくする
ことができる張り合わせシリコン基板およびその製造方
法を提供することを、その目的としている。
は、鏡面研磨された張り合わせ面を有する2枚のシリコ
ンウェーハ同士を張り合わせた張り合わせシリコン基板
において、上記2枚のシリコンウェーハの少なくとも一
方のシリコンウェーハの張り合わせ面に、不純物の拡散
後に研磨量が0.1μm未満の仕上げ研磨が施され、こ
の研磨面を残りの他方のシリコンウェーハの張り合わせ
面に重ね合わせることにより張り合わされた張り合わせ
シリコン基板である。上記仕上げ研磨では、その研磨量
を0.1μm未満としたので、拡散された不純物の濃度
プロファイルに影響を与えることがない。ここでいう張
り合わせシリコン基板は、例えばベアシリコンウェーハ
同士を張り合わせたもの(直接張り合わせ)、表面にS
iO2膜を有するシリコンウェーハとベアシリコンウェ
ーハを張り合わせたもの(SOI)、また、表面にSi
O2膜を有するシリコンウェーハ同士を張り合わせたも
の(SOI)を含む。
布、研磨液などを用いた機械的化学的研磨(メカノケミ
カル研磨)をいう。この機械的化学的研磨は、表面基準
の研磨であり、例えばワックスレスマウント方式による
研磨である。使用する研磨剤は、例えば(株)フジミイ
ンコーポレーテッド製「FGL−7008」とする。使
用する研磨布は、ポリエステルフェルトにポリウレタン
を含浸させた基材に、ポリウレタンをコートし、ポリウ
レタン内に発泡層を成長させ、表面部位を除去し発泡層
に開口部を設けたものである。発泡層内に保持された研
磨剤がウェーハと発泡層内面との間で作用することによ
り、研磨が追行する。
の研磨量は、0.1μm未満であり、0.1μm以上を
研磨するとなれば、拡散した不純物濃度プロファイルに
影響を与えるおそれがある。よって、所定深さまで不純
物を拡散しなければならず、その拡散工程が長期にわた
る結果となるという不具合がある。シリコンウェーハの
張り合わせ面に拡散される不純物としては、例えばP型
不純物としてB(ホウ素)、In(インジウム)など、
N型不純物としてはP(リン)、As(ヒ素)、Sb
(アンチモン)などがある。これらの事項は、請求項2
〜請求項4に記載の張り合わせシリコン基板およびその
製法の場合も同様である。
は、研磨面をヘイズレベルで0.5ppm以下またはP
−V値で4nm以下とする研磨である請求項1に記載の
張り合わせシリコン基板である。シリコンウェーハの研
磨によるウェーハ表面の粗さの成分であって、数〜数十
μmの周期をもった微小な表面粗さであるヘイズ値の好
ましい値は、レーザ光が垂直に入射する方式のパーティ
クルカウンタ、例えば(株)テンコール社「SFS62
00」による測定値で0.2ppm未満である。このヘ
イズ値が大きくなると、例えば0.5ppmを超える
と、SC1液での面荒れが大きくなり、張り合わせでの
接合強度が低下する。また、P−V値では4nm以下で
あり、4nmを超えると同じく強度低下、面荒れを生じ
る。
ウェーハの鏡面研磨された張り合わせ面に不純物を拡散
する工程と、この不純物拡散後の張り合わせ面に研磨量
が0.1μm未満の仕上げ研磨を施す工程と、この仕上
げ研磨面を第2のシリコンウェーハの張り合わせ面に重
ね合わせることにより、張り合わせシリコン基板を製造
する張り合わせ工程と、を備えた張り合わせシリコン基
板の製造方法である。なお、この室温での張り合わせ
後、所定の張り合わせ熱処理を施す。
H:H2O2: H2O=1:1:5というアンモニアと
過酸化水素水との混合液(80℃)を用いて、シリコン
ウェーハの表面を薄くエッチングすることにより、この
ウェーハ表面のパーティクルを除去する洗浄のことであ
る。
は、研磨面がヘイズレベルで0.5ppm以下またはP
−V値で4nm以下とする研磨である請求項3に記載の
張り合わせシリコン基板の製造方法である。
おいて、通常は、シリコンウェーハの張り合わせ面に不
純物を拡散することにより表面が荒れてしまう。ウェー
ハ表面の粗さは、例えばテンコール(株)の「SFS6
200」で測定したヘイズレベルで1.5ppm、AF
Mで測定したP−V値で5nm程度であった。しかしな
がら、この発明にあっては、不純物拡散後に、拡散面に
対して高精度の仕上げ研磨を施す。このため、ウェーハ
表面の粗さが、「SFS6200」でのヘイズレベルで
0.2ppm以下、AFMによるP−V値で2nm以下
まで低減された、マイクロラフネスの低いシリコンウェ
ーハが得られる。
ーハ間の接合力はウェーハ表面のマイクロラフネスが大
きく関与するので、この発明によれば、2枚のシリコン
ウェーハ同士を張り合わせたときに、ウェーハ間に未接
合部分(ボイド)を発生させず、より大きなウェーハ接
合強度が得られる。したがって、ユーザーによる例えば
LSIの製造工程でのシリコンウェーハの剥がれを原因
とした不良品の発生を低減することができる。ここで、
図1および図2のグラフを参照して、この発明をより具
体的に説明する。
を基準にした比較を示すグラフである。また、図2は、
各種シリコンウェーハのヘイズ値を基準にした比較を示
すグラフである。 (1)シリコンウェーハに例えば不純物であるSbが高
濃度に拡散され(例えば20〜30Ω/□)、かつ機械
的化学的研磨である仕上げ研磨を施していない従来のa
s拡散ウェーハと、(2)同じくSbが拡散され、かつ
仕上げ研磨を施したこの発明と、(3)Sb拡散なしの
一般的な鏡面シリコンウェーハとを、シリコンウェーハ
の張り合わせ面のP−V値およびヘイズ値について比較
する。図1、図2のグラフから明らかなように、仕上げ
研磨を行わない従来手段に比べて、仕上げ研磨を行うこ
の発明のものは、Sb拡散がない手段のものとほぼ同程
度の低さだった。
強度を示すグラフから明らかなように、その後、(1)
および(2)の場合について、この仕上げ研磨された2
枚のシリコンウェーハを、室温大気中において張り合わ
せ面同士を重ね合わせて張り合わせた。接合強度の測定
は、以下のようにして行った。張り合わせウェーハの一
部を劈開し、HFに浸漬し、埋め込み酸化膜(張り合わ
せ界面)への染み込み量を測定することによった。一定
時間での染み込み量の大小で判定した。張り合わせ後の
シリコンウェーハ間の接合強度は、(1)のas拡散ウ
ェーハによる張り合わせシリコン基板に比べて、(2)
の仕上げ研磨を施したこの発明の張り合わせシリコン基
板の方が約5倍に増大した。シリコンウェーハの張り合
わせ面に、研磨量が0.1μm未満で仕上げ研磨を施す
ので、ウェーハ表面の粗さを不純物拡散なしの鏡面研磨
ウェーハと同等程度にまで低減でき、これによりウェー
ハ接合強度をさらに増大できる。
場合には、この仕上げ研磨面のマイクロラフネスをヘイ
ズレベルで0.5ppm以下またはP−V値で4nm以
下としたので、これによりウェーハ接合強度をより大き
くすることができる。
は、シリコンウェーハが、ベアウェーハであっても、そ
の張り合わせ面の最終的な研磨工程が、研磨量0.1μ
m未満という表面基準の研磨である仕上げ研磨であるの
で、ウェーハ表面の粗さが、ヘイズレベルで0.5pp
m以下、P−V値で4nm以下まで低減される。また、
表面にSiO2膜を有するウェーハでも、P−V値で4
nm以下まで低減される。これにより、いずれのシリコ
ンウェーハの品種であっても、ウェーハ接合強度を大き
くすることができる。
この発明をより具体的に説明する。ただし、この発明は
これに限定されないのはいうまでもない。 〈実施例1、比較例1〉実施例1として、表面にSbが
高濃度に拡散され、AFM測定での表面粗さP−V値が
5nm、「SFS6200」のヘイズ値が1.5ppm
のシリコンウェーハを、ウェーハ保持テーブル上に載置
する。なお、シリコンウェーハ表面に拡散されたSbに
よる抵抗値は、例えば20〜30Ω/□とする。
用いた表面基準研磨方式で、その張り合わせ面を研磨量
0.1μmだけ仕上げ研磨を施した。張り合わせ面のP
−V値は2nm、ヘイズ値は0.2ppmとなった。ま
た、比較例1として仕上げ研磨を施していない場合を示
す。そして、これらのシリコンウェーハを同一条件でそ
れぞれ張り合わせ、熱処理を施した。その結果製造され
た張り合わせ基板について、それぞれ、上記エッチング
液の浸食による接合強度の測定を行った。その結果を表
1に示す。
合わせシリコン基板は、不純物の拡散により表面が粗く
なったシリコンウェーハの張り合わせ面を、その後、さ
らに高精度の機械的化学的研磨である仕上げ研磨を施し
て平滑化するようにしたので、高濃度の不純物が拡散さ
れたシリコンウェーハであっても、不純物の拡散がない
シリコンウェーハの場合と同等の表面粗さとなった。こ
れにより接合強度が増大し、よって製品出荷後、ユーザ
ーが例えばLSIを製造する際に、張り合わされたシリ
コンウェーハが取り扱い中に剥がれて、不良品が発生す
る虞れが低減できた。これに対して、比較例1の仕上げ
研磨を施していない張り合わせシリコン基板の場合に
は、シリコンウェーハの張り合わせ面の表面粗さがP−
V値およびヘイズ値とも比較的に大きい。これにより接
合強度が小さくなり、したがってユーザー取り扱い時
に、シリコンウェーハが剥がれて不良品となる率が比較
的高い。
り合わせシリコン基板およびその製造方法は、張り合わ
されるシリコンウェーハの作製工程において、不純物の
拡散により粗くなった張り合わせ面を、研磨量0.1μ
m未満の仕上げ研磨を施すようにしたので、ウェーハ表
面の粗さが低減して、マイクロラフネスの高いシリコン
ウェーハが得られる。これにより、ウェーハ張り合わせ
強度の増大が図れ、したがってユーザーによる例えばL
SIの製造工程でのシリコンウェーハの剥がれに起因し
た不良品の発生を低減できる。
ウェーハのP−V値を他の張り合わせウェーハと比較し
て示すグラフである。
ウェーハのヘイズ値を他の張り合わせウェーハと比較し
て示すグラフである。
ウェーハの接合強度を他の張り合わせウェーハと比較し
て示すグラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】 鏡面研磨された張り合わせ面を有する2
枚のシリコンウェーハ同士を張り合わせた張り合わせシ
リコン基板において、 上記2枚のシリコンウェーハの少なくとも一方のシリコ
ンウェーハの張り合わせ面に、不純物を拡散した後、研
磨量が0.1μm未満の仕上げ研磨が施され、この研磨
面を残りの他方のシリコンウェーハの張り合わせ面に重
ね合わせることにより張り合わされた張り合わせシリコ
ン基板。 - 【請求項2】 上記仕上げ研磨は、研磨面をヘイズレベ
ルで0.5ppm以下またはP−V値で4nm以下とす
る研磨である請求項1に記載の張り合わせシリコン基
板。 - 【請求項3】 第1のシリコンウェーハの鏡面研磨され
た張り合わせ面に不純物を拡散する工程と、 この不純物拡散後の張り合わせ面に研磨量が0.1μm
未満の仕上げ研磨を施す工程と、 この仕上げ研磨面を第2のシリコンウェーハの張り合わ
せ面に重ね合わせることにより、張り合わせシリコン基
板を製造する張り合わせ工程と、を備えた張り合わせシ
リコン基板の製造方法。 - 【請求項4】 上記仕上げ研磨は、その研磨面をヘイズ
レベルで0.5ppm以下またはP−V値で4nm以下
とする研磨である請求項3に記載の張り合わせシリコン
基板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06186597A JP3604026B2 (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 張り合わせシリコン基板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06186597A JP3604026B2 (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 張り合わせシリコン基板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10242015A true JPH10242015A (ja) | 1998-09-11 |
| JP3604026B2 JP3604026B2 (ja) | 2004-12-22 |
Family
ID=13183453
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06186597A Expired - Fee Related JP3604026B2 (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 張り合わせシリコン基板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3604026B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004021433A1 (ja) * | 2002-08-27 | 2004-03-11 | Shin-Etsu Handotai Co.,Ltd. | Soiウエーハの製造方法 |
| JP2008263010A (ja) * | 2007-04-11 | 2008-10-30 | Shin Etsu Chem Co Ltd | Soi基板の製造方法 |
| JP5223998B2 (ja) * | 2010-11-29 | 2013-06-26 | 大日本印刷株式会社 | 評価用基板 |
| JP2014013898A (ja) * | 2000-02-16 | 2014-01-23 | Ziptronix Inc | 低温結合方法および結合構成物 |
-
1997
- 1997-02-27 JP JP06186597A patent/JP3604026B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014013898A (ja) * | 2000-02-16 | 2014-01-23 | Ziptronix Inc | 低温結合方法および結合構成物 |
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| JP5223998B2 (ja) * | 2010-11-29 | 2013-06-26 | 大日本印刷株式会社 | 評価用基板 |
| US9176073B2 (en) | 2010-11-29 | 2015-11-03 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Evaluation substrate, defect examination method and defect detection device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3604026B2 (ja) | 2004-12-22 |
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