JPH10242485A - 受光素子及びその製造方法並びにそれを用いた半導体レーザモジュール - Google Patents

受光素子及びその製造方法並びにそれを用いた半導体レーザモジュール

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JPH10242485A
JPH10242485A JP9039578A JP3957897A JPH10242485A JP H10242485 A JPH10242485 A JP H10242485A JP 9039578 A JP9039578 A JP 9039578A JP 3957897 A JP3957897 A JP 3957897A JP H10242485 A JPH10242485 A JP H10242485A
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light
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light receiving
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JP9039578A
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Katsumi Mori
克己 森
Takeo Kaneko
丈夫 金子
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】受光素子自体に偏光方向を検出できる機能を持
たせた受光素子を提供し、小型で高感度な受光デバイス
を提供すること。 【解決手段】基板上に基板と垂直な方向に光を多重往復
させる光共振器が形成されている。この光共振器は、一
対の反射ミラー104と光吸収層106及びクラッド層
107を含む多層の半導体層とを有し、前記多層の半導
体層の少なくともクラッド層107を含む上層側が柱状
に形成された柱状部分114とされ、前記柱状部分11
4の周囲に絶縁層109を介して、金属層110が埋め
込み形成され、柱状部分114の端面に望んで開口11
5を有する上部電極112がさらに設けられ、前記柱状
部分114の基板に対して平行方向の横断面形状が矩形
になるように形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直交する偏光面を
持つ2つのレーザ光の偏光面分離して各々の光量を測定
できる受光素子に関する。さらには,その受光素子の製
造方法並びにそれを用いた半導体レーザモジュールに関
する。
【0002】
【従来の技術】レーザ光の直線偏光性を利用して、互い
に直交する2つのレーザ光を同一空間や同一ファイバ内
に伝搬させて通信などの多重化をはかる技術は従来よく
知られている。
【0003】この従来技術において、レーザ光を受け取
る受光素子はレーザ光の光量を検出する素子が用いられ
ているが、この様な受光素子にはレーザの偏光方向を検
出する機能がないため、受光素子の前で直交する2つの
レーザの偏光方向を分離する必要がある。
【0004】例えば、特開平6−265843号公報で
はレーザの偏光面を分離するために受光素子の前に偏光
ビームスプリッタを用いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記な
どの従来の方法では、受光素子のほかにレーザ光の偏光
方向を分離する素子や光学系が必要となるため、受光部
の小型化が困難であり、また分離光学系による光量の低
下が起こり、受光部の感度が低下するなどといった問題
が発生していた。
【0006】そこで、本発明の目的は、受光素子自体に
偏光方向を検出できる機能を持たせた受光素子を提供
し、従来の課題を解決した小型で高感度な受光デバイス
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の受光素子では、
基板上に前記基板と垂直な方向に光を多重往復させる光
共振器が形成されている。この光共振器は、一対の反射
ミラーと、前記一対の反射ミラーの間に形成され、少な
くとも光吸収層及びクラッド層を含む多層の半導体層
と、を有し、前記多層の半導体層の少なくとも前記クラ
ッド層を含む上層側が柱状に形成された柱状部分とさ
れ、前記柱状部分の周囲に絶縁層を介して、金属層が埋
め込み形成され、前記柱状部分の端面に望んで開口を有
する上部電極がさらに設けられ、前記柱状部分の基板に
対して平行方向の横断面形状が矩形になるように形成さ
れている。
【0008】この受光素子では、受光するレーザ光は、
前記上部電極に形成された開口部を通して、前記光共振
器内に入射する。入射されたレーザ光は前記柱状部分に
より基板平面方向には閉じ込められ、光共振器内を多重
往復する。レーザ光は光共振器内を多重往復する間に光
共振器内に形成された光吸収層を通過し、光電変換さ
れ、レーザ光量に応じた出力を発生する。
【0009】上記は受光素子の構造に柱状構造、共振器
構造を取り入れた以外は、ほぼ従来の受光素子と同様で
あり、従って、光吸収層での光電変換の方法は従来と同
様である。
【0010】次にこの受光素子に互いに直交する偏光面
を持った2つのレーザ光が同時に入射した場合を示す。
【0011】本発明の受光素子では、矩形の横断面形状
を持った柱状部分の周囲を絶縁層を介して金属層で埋め
込むことにより、柱状部分の周囲の電界分布の境界条件
を矩形形状の長軸方向と短軸方向で差をつけることがで
きる。従って、柱状部分の中を伝播する光の電界分布の
境界条件も、長軸方向に振幅する電界をもつレーザ光と
短軸方向に振幅する電界をもつレーザ光で異なったもの
となる。
【0012】この受光素子に長軸方向に電界振幅のある
レーザ光1と短軸方向に電界振幅のあるレーザ光2を同
時に入射すると、柱状部周囲の電界の境界条件により、
長軸方向に電界振幅のあるレーザ光1の電界強度は弱め
られるため、レーザ光1の強度が減少する。レーザ光1
と直交する偏光面を持つレーザ光2は、柱状部短軸方向
に電界振幅があるため、電界強度は減少しにくい。
【0013】本発明では、上記のような境界条件を形成
した柱状部分を含んで光共振器構造を形成しているた
め、受光素子に入射されたレーザ光は光共振器内を往復
している間に境界条件の影響を強く受ける様になる。従
って、上記レーザ光1とレーザ光2の強度の差を検出で
きる様になる。
【0014】以上の様に、本発明の受光素子は、柱状部
分の横断面形状の長軸方向に偏光面があるレーザ光に対
しての感度は鈍くなり、短軸方向に偏光面があるレーザ
光に対しては感度が低下しない受光素子となる。
【0015】請求項2の発明は、前記柱状部分の数が偶
数個で1つの受光素子を形成することを定義している。
光の入射部である柱状部分を偶数個用意することによ
り、1個の場合より検出感度をはかることを特徴として
いる。
【0016】請求項3の発明は、前記偶数個の柱状部分
のうち、半数の柱状部分の横断面形状は同一の矩形形状
であり、その長軸方向が同一方向にそろっていて、ま
た、残り半分の柱状部分の横断面形状は、他の横断面形
状と同一の矩形形状であるが、長軸方向が他柱状部分の
長軸方向と直交していることを定義している。
【0017】ひとつの受光素子内に、長軸方向が直交し
ている柱状部分があることにより、直交する2つのレー
ザ光が同時に受光素子に入った場合、ある方向に長軸が
そろっている柱状部分から得られる受光強度とそれと直
交する方向に長軸がそろっている柱状部分から得られる
受光強度を分けることができ、さらにそれぞれの柱状部
分が同一数づつあることから、受光強度の和差から直交
する2つのレーザ光強度を測定することができる。
【0018】請求項4の発明は、前記柱状部分の横断面
形状の長軸方向の長さをAとし、短軸方向の長さをBと
したとき、B<A<2×Bであることを定義している。
【0019】本発明の受光素子の感度の偏光面依存性
は、柱状部分の長軸、短軸の関係に依存しているが、長
軸の長さが短軸の2倍以上になると依存性がほとんどな
くなることから上記の範囲の柱状部分形状とする。
【0020】請求項5の発明は、光共振器が基板上に形
成された半導体多層膜ミラーと、その上に形成された第
1クラッド層と、前記第1クラッド層上に形成された、
光吸収層と、前記光吸収層上に形成された第2クラッド
層と、前記第2クラッド層上に形成されたコンタクト層
と、前記コンタクト層上に前記上部電極の開口を覆うよ
うに形成された誘電体多層膜ミラーを含み、前記第2ク
ラッド層及び前記コンタクト層により前記柱状部分が構
成されていること定義している。
【0021】請求項6の発明は、光共振器が基板上に形
成された半導体多層膜ミラーと、その上に形成された第
1クラッド層と、前記第1クラッド層上に形成された、
光吸収層と、前記光吸収層上に形成された第2クラッド
層と、前記第2クラッド層上に形成された半導体多層膜
ミラーと、前記半導体多層膜ミラー上に形成されたコン
タクト層を含み、前記第2クラッド層及び前記半導体多
層膜ミラー及び前記コンタクト層により前記柱状部分が
構成されていることを定義している。
【0022】請求項7の発明は、受光素子の製造方法に
おいて、半導体基板上に半導体受光素子を形成するにあ
たり、半導体基板の下側の一部分に第1の電極を形成す
る工程と、半導体基板上に屈折率の異なる半導体層を積
層して第1の反射ミラーを形成する工程と、第1の反射
ミラー上に少なくとも光吸収層およびクラッド層を含む
多層の半導体層を形成する工程と、多層の半導体層のう
ち、少なくとも前記クラッド層を柱状にエッチングする
工程と、柱状部分の周囲に絶縁層と金属層を用いて埋め
込み層を形成する工程と、柱状部分の端面に望んで開口
を有する上部電極を形成する工程と、その開口を覆って
第2の反射ミラーを形成する工程からなることを定義し
ている。
【0023】請求項8の発明は、同一基板平面内に本発
明の受光素子と面発光型半導体レーザを形成した双方向
通信用の半導体レーザモジュールを定義している。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。
【0025】(実施例1)図1は本発明の一実施例にお
ける偏光検出できる受光素子の断面を模式的に示す断面
図であり、図2はその概略斜視図である。
【0026】図1、図2に示す受光素子100の構造に
ついて説明するとn型GaAs基板102上に,n型G
aAsバッファ層103、n型AlAs層とn型Al
0.3Ga0.7As層からなり780nm付近の光に対し9
9%以上の反射率を持つ25ペアの分布反射型半導体多
層膜ミラー104、n型Al0.5Ga0.5Asクラッド層
105、i型GaAs光吸収層106、 p型Al0.5
0.5Asクラッド層107及びp型Al0.2Ga0.8
sコンタクト層108が、順次積層されている。この積
層の作成にはMOVPE法によるエピタキシャル成長を
用いた。
【0027】そして、 p型Al0.5Ga0.5Asクラッ
ド層107の途中まで、半導体の積層体の上面からみて
長方形の形状に柱状部分114がエッチング形成され
る。この柱状部分114の長方形の横断面のうち、長軸
側の長さをA、短軸側の長さをBとし、Aを20μm、
Bを15μmとなるように形成した。
【0028】この柱状部分114の周囲には、熱CVD
法により形成されたSiO2などのシリコン酸化膜(S
iOX膜)からなる第1絶縁層109と金−亜鉛合金な
どの金属からなる金属層110で埋め込まれている。
【0029】第1絶縁層109は、p型Al0.5Ga0.5
Asクラッド層107およびコンタクト層108の表面
に沿って連続して形成され、金属層110は、この第1
絶縁層109の周囲を埋め込む状態で形成されている。
【0030】さらに金属層110の表面にスパッタ法に
より形成されたSiO2などのシリコン酸化膜(SiOX
膜)からなる第2絶縁層111を形成し、その上に例え
ばCrと金−亜鉛合金で構成されるコンタクト金属層
(上部電極)112が、コンタクト層108と接して形
成され電極となる。
【0031】この上部電極112は柱状部分114の表
面に開口部115を有し、この開口部115から光が光
吸収層を含む半導体多層膜へ入射できるようになってい
る。さらに開口部115を充分に覆う面積で第1層例え
ばSiO2などのSiOX層と、第2層例えばTa25
どのTaOX層とを交互に積層し、波長780nm付近
の光に対し70%程度の反射率を持つ2ペアの誘電体多
層膜ミラー113が形成されている。
【0032】基板102の下部には、金−ゲルマニウム
合金で構成される下部電極101が形成されている。
【0033】図2においては、簡単にするため柱状部分
114が一つの受光素子を示しているが、基板面内で柱
状部分が複数個あっても本発明の形態は損なわれない。
【0034】次に本実施例で示した受光素子において、
受光する光、特にレーザ光の偏光面の方向が検出できる
理由を示す。
【0035】本発明の受光素子では、780nmのレー
ザ光は、誘電体多層膜ミラー113を通して上部電極1
12に形成された開口部115から光共振器内に入射す
る。誘電体多層膜ミラーの780nmでの反射率を70
%程度にすることにより、レーザ光の30%程度の光が
光共振器内に入射される。入射されたレーザ光は柱状部
分により基板平面方向には閉じ込められ、下部ミラーで
ある半導体多層膜ミラーに進むが、半導体多層膜ミラー
の反射率が99%以上にしてあるため、ほとんどのレー
ザ光が反射し、誘電体多層膜ミラー側に戻ってくる。従
って、光共振器内に入射されたレーザ光は光共振器内を
多重往復し、この多重往復する間に光共振器内に形成さ
れた光吸収層を多数回通過し、光電変換され、レーザ光
量に応じた出力を発生する。
【0036】次にこの受光素子に互いに直交する偏光面
を持った2つのレーザ光が同時に入射した場合を示す。
【0037】図3は図1に示す受光素子をレーザ光が入
射する側から見たときの該略図である。ここで、簡単に
するために誘電体多層膜ミラー113と上部電極112
は記載していない。本発明の受光素子では、矩形の横断
面形状を持った柱状部分114の周囲を絶縁層109を
介して金属層110で埋め込むことにより、柱状部分の
周囲の電界分布の境界条件を矩形形状の長軸方向と短軸
方向で差をつけることができる。従って、柱状部分の中
を伝播する光の電界分布の境界条件も、長軸方向に振幅
する電界をもつレーザ光と短軸方向に振幅する電界をも
つレーザ光で異なったものとなる。
【0038】この受光素子に長軸方向に電界振幅のある
レーザ光1と短軸方向に電界振幅のあるレーザ光2を同
時に入射すると、柱状部周囲の電界の境界条件により、
長軸方向に電界振幅のあるレーザ光1の電界強度は弱め
られるため、レーザ光1の強度が減少する。レーザ光1
と直交する偏光面を持つレーザ光2は、柱状部短軸方向
に電界振幅があるため、電界強度は減少しにくい。
【0039】本発明では、上記のような境界条件を形成
した柱状部分を含んで光共振器構造を形成しているた
め、受光素子に入射されたレーザ光は光共振器内を往復
している間に境界条件の影響を強く受ける様になる。従
って、上記レーザ光1とレーザ光2の強度の差を検出で
きる様になる。
【0040】(実施例2)図4は本発明の第2実施例に
おける偏光面の方向を検出できる受光素子の断面を模式
的に示す断面図である。本実施例は、光共振器を形成す
る1対の反射ミラーが両方とも半導体多層膜ミラーで形
成されているところ、及び2個の光共振器でひとつの受
光素子を形成しているところが、前記実施例1の構造と
異なる。
【0041】図4に示す受光素子200の構造について
説明するとn型GaAs基板202上に,n型GaAs
バッファ層203、n型AlAs層とn型Al0.3Ga
0.7As層からなり780nm付近の光に対し99%以
上の反射率を持つ25ペアの分布反射型半導体多層膜ミ
ラー204、n型Al0.5Ga0.5Asクラッド層20
5、i型GaAs光吸収層206、 p型Al0.5Ga
0.5Asクラッド層207、p型AlAs層とp型Al
0.3Ga0.7As層からなり780nm付近の光に対し7
0%〜80%の反射率を持つ10ペアの分布反射型半導
体多層膜ミラー213、及びp型Al0.2Ga0.8Asコ
ンタクト層208が、順次積層されている。この積層の
作成にはMOVPE法によるエピタキシャル成長を用い
た。
【0042】そして、p型Al0.5Ga0.5Asクラッド
層207の途中まで、半導体の積層体の上面からみて長
方形の形状に柱状部分214Aと214Bがエッチング
形成される。この柱状部分214Aと214Bの長方形
の横断面形状は同一とし、それぞれの長軸側の長さを3
0μm、短軸側の長さを20μmとなるように形成し
た。
【0043】また、柱状部分214Aの長軸方向と柱状
部分214Bの長軸方向は互いに直交するように形成す
る。
【0044】この柱状部分214A、214Bの周囲に
は、熱CVD法により形成されたSiO2などのシリコ
ン酸化膜(SiOX膜)からなる第1絶縁層209と金
−亜鉛合金などの金属からなる金属層210で埋め込ま
れている。
【0045】第1絶縁層209は、p型Al0.5Ga0.5
Asクラッド層207、分布反射型半導体多層膜ミラー
213およびコンタクト層208の表面に沿って連続し
て形成され、金属層210は、この第1絶縁層209の
周囲を埋め込む状態で形成されている。
【0046】さらに金属層210の表面にスパッタ法に
より形成されたSiO2などのシリコン酸化膜(SiOX
膜)からなる第2絶縁層211を形成し、その上に例え
ばCrと金−亜鉛合金で構成されるコンタクト金属層
(上部電極)212A、212Bが、それぞれ独立に柱
状部分214A、214Bのコンタクト層208と接し
て形成され電極となる。
【0047】この上部電極212は柱状部分214A、
214Bのそれぞれの表面に同一形状の開口部215
A,215Bを有している。
【0048】基板202の下部には、金−ゲルマニウム
合金で構成される下部電極201が形成されている。
【0049】図4においては、簡単にするため柱状部分
が2つの受光素子を示しているが、基板面内で柱状部分
が偶数個あっても本発明の形態は損なわれない。
【0050】次に本実施例で示した受光素子において、
偏光面の直交する2つのレーザ光の強度を測定する方法
について説明する。
【0051】受光素子200には、2つの柱状部分を持
っているが、各々の柱状部分は実施例1において説明し
たことと同様な理由から、柱状部分の横断面形状の短軸
方向に偏光面方向を持つレーザ光の強度が検出できる。
ここで、受光素子200の2つの柱状部分214Aと2
14Bの横断面形状の長軸方向が直交していることか
ら、柱状部分214Aの長軸方向に偏光面を持つレーザ
光を受光素子200に入れると柱状部分214B内のレ
ーザ光は光電変換され、柱状部分214A内のレーザ光
は光電変換される前に減衰してしまう。従って、柱状部
分214Bで検出された電流から214Aで検出された
電流の差を取ることで柱状部分214Aの長軸方向に偏
光面を持つレーザ光の強度が検出できるようになる。
【0052】逆に柱状部分214Bの長軸方向に偏光面
を持つレーザ光を受光素子200に入れた場合は、柱状
部分214Aで検出された電流から214Bで検出され
た電流の差を取ることで柱状部分214Bの長軸方向に
偏光面を持つレーザ光の強度が検出できるようになる。
【0053】以上のように2つの柱状部分で1つの受光
素子を形成することにより、偏光面が直交する独立した
レーザ光を1つの受光素子で検出することが可能にな
る。また、検出感度をさらにあげるためには、受光素子
の柱状部分の数を増やせば良いが、前記のような理由か
ら偶数個とする必要がある。
【0054】(実施例3)図5は本発明の受光素子と面
発光型半導体レーザを同一基板平面内に形成した通信用
の半導体レーザモジュール300の概観図を示したもの
である。
【0055】基板301上には、本発明の受光素子30
2と先に特願平8−34130号で本出願人が提案した
レーザの偏光面方向を決定できる面発光型半導体レーザ
303を形成してある。
【0056】面発光型半導体レーザ303から出射する
レーザ光の偏光面は面発光型半導体レーザを作成する際
に決定できるので、その偏光方向と直交する偏光面をも
つレーザ光に対して検出感度を持つように柱状部分を形
成した受光素子303を形成することにより、直交する
2つのレーザ光が干渉することなく通信することができ
るようになる。
【0057】本発明は上記各実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能
である。
【0058】基板は受光する光の波長に応じて、Si,
GaAlAs系,GaInP系,ZnSSe系、InG
aN系半導体基板のいずれか、若しくは酸化シリコン、
酸化アルミ、窒化アルミ、窒化シリコン誘電体基板のい
ずれかを使用すればよく、半導体層のp型、n型をそれ
ぞれ入れ替えても実施が可能である。
【0059】また、受光素子で検出する光にはレーザ光
を用いたが、偏光面を持つ光であれば本発明の効果をそ
こなうことはなく、例えば発光ダイオードの光を偏光板
に通して偏光面方向を持った光を検出しても良い。
【0060】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、偏光方向を
検出できる機能を受光素子自体が有しているので、小型
で且つ光量低下のない高感度の受光素子が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における偏光検出できる受光
素子の断面を模式的に示す断面図である。
【図2】図1に示す受光素子の概略斜視図である。
【図3】図1に示す受光素子をレーザ光が入射する側か
ら見たときの該略図である。
【図4】本発明の別の実施例における偏光面の方向を検
出できる受光素子の断面を模式的に示す断面図である。
【図5】本発明の受光素子と面発光型半導体レーザを同
一基板平面内に形成した通信用の半導体レーザモジュー
ルの概観図を示したものである。
【符号の説明】
101,201 下部電極 102,202 n型GaAs基板 103,203 n型GaAsバッファ層 104,204,213 分布反射型半導体多層膜ミラ
ー 105,205 n型Al0.5Ga0.5Asクラッド層 106,206 i型GaAs光吸収層 107,207 p型Al0.5Ga0.5Asクラッド層 108,208 p型Al0.2Ga0.8Asコンタクト層 109,209 第1絶縁層 110,210 金属層 111,211 第2絶縁層 112,212A,212B 上部電極 113 誘電体多層膜ミラー 114,214A,214B 柱状部分 115,215A,215B 開口部 301 基板 302 受光素子 303 面発光型半導体レーザ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に光共振器構造が形成された
    受光素子において、 前記光共振器構造は、 一対の反射ミラーと、前記一対の反射ミラーの間に形成
    され、少なくとも光吸収層およびクラッド層を含む多層
    の半導体層と、を有し、 前記多層の半導体層の少なくとも前記クラッド層を含む
    上層側が柱状に形成された柱状部分とされ、前記柱状部
    分の周囲に絶縁層を介して、金属層が埋め込み形成さ
    れ、前記柱状部分の端面に望んで開口を有する上部電極
    がさらに設けられ、 前記柱状部分の基板に対して平行方向の横断面形状が矩
    形であることを特徴とする受光素子。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記柱状部分の数は素
    子内に偶数個であることを特徴とする受光素子。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記偶数個の柱状部分
    のうち、半分の柱状部分の横断面形状は同一であり、そ
    の長軸方向が同一方向にそろっており、 また、残り半分の柱状部分の横断面形状は、他の横断面
    形状と同一であるが、長軸方向が他の長軸方向と直交し
    ていることを特徴とする受光素子。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかにおいて、前記
    柱状部分の横断面形状の長軸方向の長さをAとし、短軸
    方向の長さをBとしたとき、B<A<2×Bであること
    を特徴とする受光素子。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれかにおいて、前記
    一対の反射ミラーのうち、前記基板上に形成されたミラ
    ーは半導体多層膜ミラーであり、 前記光共振器は、前記半導体多層膜ミラーと、その上に
    形成された第1クラッド層と、前記第1クラッド層上に
    形成された、光吸収層と、前記光吸収層上に形成された
    第2クラッド層と、前記第2クラッド層上に形成された
    コンタクト層と、前記コンタクト層上に前記上部電極の
    開口を覆うように形成された誘電体多層膜ミラーを含
    み、前記第2クラッド層及び前記コンタクト層により前
    記柱状部分が構成されていることを特徴とする受光素
    子。
  6. 【請求項6】請求項1及び4のいずれかにおいて、前記
    一対の反射ミラーは半導体多層膜ミラーであり、 前記光共振器は、前記基板上に形成された半導体多層膜
    ミラーと、その上に形成された第1クラッド層と、前記
    第1クラッド層上に形成された、光吸収層と、前記光吸
    収層上に形成された第2クラッド層と、前記第2クラッ
    ド層上に形成された半導体多層膜ミラーと、前記半導体
    多層膜ミラー上に形成されたコンタクト層を含み、前記
    第2クラッド層及び前記半導体多層膜ミラー及び前記コ
    ンタクト層により前記柱状部分が構成されていることを
    特徴とする受光素子。
  7. 【請求項7】半導体基板上に半導体受光素子を形成する
    にあたり、 前記半導体基板の下側の一部分に第1の電極を形成する
    工程と、 前記半導体基板上に屈折率の異なる半導体層を積層して
    第1の反射ミラーを形成する工程と、 前記第1の反射ミラー上に少なくとも光吸収層およびク
    ラッド層を含む多層の半導体層を形成する工程と、 前記多層の半導体層のうち、少なくとも前記クラッド層
    を柱状にエッチングする工程と、 前記柱状部分の周囲に絶縁層と金属層を用いて埋め込み
    層を形成する工程と、 前記柱状部分の端面に望んで開口を有する上部電極を形
    成する工程と、 前記開口を覆って第2の反射ミラーを形成する工程と、 を有することを特徴とする受光素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の受光素子と面発光型半
    導体レーザを同一基板平面内に形成することを特徴とす
    る双方向通信用の半導体レーザモジュール。
JP9039578A 1997-02-24 1997-02-24 受光素子及びその製造方法並びにそれを用いた半導体レーザモジュール Withdrawn JPH10242485A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002111124A (ja) * 2000-09-29 2002-04-12 Sumitomo Electric Ind Ltd 発光モジュール
KR100464378B1 (ko) * 2002-01-08 2005-01-03 삼성전자주식회사 초고속 광 통신용 포토 다이오드 및 그 제작 방법
WO2026079611A1 (ko) * 2024-10-10 2026-04-16 엘지이노텍 주식회사 단차 구조가 형성되는 필드 플레이트를 포함하는 spad 소자

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