JPH10242489A - 薄膜太陽電池の製造方法 - Google Patents
薄膜太陽電池の製造方法Info
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- JPH10242489A JPH10242489A JP9043525A JP4352597A JPH10242489A JP H10242489 A JPH10242489 A JP H10242489A JP 9043525 A JP9043525 A JP 9043525A JP 4352597 A JP4352597 A JP 4352597A JP H10242489 A JPH10242489 A JP H10242489A
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- B23K26/06—Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- B23K26/064—Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing by means of optical elements, e.g. lenses, mirrors or prisms
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- H10F—INORGANIC SEMICONDUCTOR DEVICES SENSITIVE TO INFRARED RADIATION, LIGHT, ELECTROMAGNETIC RADIATION OF SHORTER WAVELENGTH OR CORPUSCULAR RADIATION
- H10F19/00—Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one photovoltaic cell covered by group H10F10/00, e.g. photovoltaic modules
- H10F19/30—Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one photovoltaic cell covered by group H10F10/00, e.g. photovoltaic modules comprising thin-film photovoltaic cells
- H10F19/31—Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one photovoltaic cell covered by group H10F10/00, e.g. photovoltaic modules comprising thin-film photovoltaic cells having multiple laterally adjacent thin-film photovoltaic cells deposited on the same substrate
- H10F19/33—Patterning processes to connect the photovoltaic cells, e.g. laser cutting of conductive or active layers
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- H—ELECTRICITY
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- H10F—INORGANIC SEMICONDUCTOR DEVICES SENSITIVE TO INFRARED RADIATION, LIGHT, ELECTROMAGNETIC RADIATION OF SHORTER WAVELENGTH OR CORPUSCULAR RADIATION
- H10F71/00—Manufacture or treatment of devices covered by this subclass
- H10F71/138—Manufacture of transparent electrodes, e.g. transparent conductive oxides [TCO] or indium tin oxide [ITO] electrodes
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- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10F—INORGANIC SEMICONDUCTOR DEVICES SENSITIVE TO INFRARED RADIATION, LIGHT, ELECTROMAGNETIC RADIATION OF SHORTER WAVELENGTH OR CORPUSCULAR RADIATION
- H10F77/00—Constructional details of devices covered by this subclass
- H10F77/20—Electrodes
- H10F77/206—Electrodes for devices having potential barriers
- H10F77/211—Electrodes for devices having potential barriers for photovoltaic cells
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 裏面反射電極層の分割加工をレーザ光によっ
て良好に行う方法を提供する。 【解決手段】 紫外領域にあるNd−YAGレーザの第
4高調波(FHG)をビームエキスパンダで拡大し、拡
大ビームの中央部をスリットを通してエネルギー密度が
均一なビームとし、このレーザビームを裏面反射電極層
側から走査照射して、Agより成る裏面反射電極層を選
択的に分割する。また、エネルギー密度が均一なFHG
を斜めに照射して、またはエネルギー密度に勾配を有す
るFHGを垂直に照射して、Agのカスを除去しつつ裏
面反射電極層を分割する。
て良好に行う方法を提供する。 【解決手段】 紫外領域にあるNd−YAGレーザの第
4高調波(FHG)をビームエキスパンダで拡大し、拡
大ビームの中央部をスリットを通してエネルギー密度が
均一なビームとし、このレーザビームを裏面反射電極層
側から走査照射して、Agより成る裏面反射電極層を選
択的に分割する。また、エネルギー密度が均一なFHG
を斜めに照射して、またはエネルギー密度に勾配を有す
るFHGを垂直に照射して、Agのカスを除去しつつ裏
面反射電極層を分割する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集積型の薄膜太陽電
池の製造方法に関し、特に、その裏面電極のパターニン
グ加工の方法に関する。
池の製造方法に関し、特に、その裏面電極のパターニン
グ加工の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、薄膜太陽電池は、ガラス等の透
光性絶縁基板上に透明電極膜層、非晶質半導体光電変換
層、金属から成る裏面反射電極層をこの順に積層して構
成されており、所望の光起電力を得るために複数個の光
起電力素子(ユニットセル)を電気的に直列接続した状
態で集積化されている。したがって、各層形成後に、そ
の層をパターニングする工程が必要である。
光性絶縁基板上に透明電極膜層、非晶質半導体光電変換
層、金属から成る裏面反射電極層をこの順に積層して構
成されており、所望の光起電力を得るために複数個の光
起電力素子(ユニットセル)を電気的に直列接続した状
態で集積化されている。したがって、各層形成後に、そ
の層をパターニングする工程が必要である。
【0003】また、透明電極膜層のシート抵抗値に起因
する電流損失が、薄膜太陽電池の直列抵抗成分損失(シ
リーズロス)となって太陽電池のI−V特性の曲線因子
値(F.F.)を低下させるため、直列抵抗成分損失が
大きくならないように、電気的に直列接続した状態でパ
ターニングする必要がある。この工程には、マスク蒸着
法やフォトエッチング法に比べて工程数およびコストの
点で有利なレーザスクライブ法が確立されている。
する電流損失が、薄膜太陽電池の直列抵抗成分損失(シ
リーズロス)となって太陽電池のI−V特性の曲線因子
値(F.F.)を低下させるため、直列抵抗成分損失が
大きくならないように、電気的に直列接続した状態でパ
ターニングする必要がある。この工程には、マスク蒸着
法やフォトエッチング法に比べて工程数およびコストの
点で有利なレーザスクライブ法が確立されている。
【0004】レーザスクライブ法による加工は、高エネ
ルギー密度で指向性に優れたレーザ光の特性が生かさ
れ、微細な加工に適している。加工に用いられるレーザ
としてはYAGレーザ、エキシマレーザ等が挙げられ、
用途に応じて様々な波長、強度のものが用いられる。ま
た、加工対象物の光吸収の違いを利用することにより、
選択的な加工をすることも可能である。特に、ランニン
グコストが低く、装置が簡便で、腐食性高圧ガスを使用
しないという特長を有するYAGレーザが多用されてい
る。
ルギー密度で指向性に優れたレーザ光の特性が生かさ
れ、微細な加工に適している。加工に用いられるレーザ
としてはYAGレーザ、エキシマレーザ等が挙げられ、
用途に応じて様々な波長、強度のものが用いられる。ま
た、加工対象物の光吸収の違いを利用することにより、
選択的な加工をすることも可能である。特に、ランニン
グコストが低く、装置が簡便で、腐食性高圧ガスを使用
しないという特長を有するYAGレーザが多用されてい
る。
【0005】従来、薄膜太陽電池を集積する方法として
は、透光性絶縁基板上に形成した透明電極膜層を短冊状
に絶縁分割する加工(第1スクライブ)を行った後、非
晶質光電変換層を積層し、第1スクライブラインからず
らせた位置において、透明電極膜層を損傷させずに、非
晶質光電変換層だけを分割する加工(第2スクライブ)
を行い、さらに裏面反射電極層を積層して、第2スクラ
イブラインから第1スクライブラインと反対側にずらせ
た位置において、裏面反射電極層を分割する加工(第3
スクライブ)を行っていた。
は、透光性絶縁基板上に形成した透明電極膜層を短冊状
に絶縁分割する加工(第1スクライブ)を行った後、非
晶質光電変換層を積層し、第1スクライブラインからず
らせた位置において、透明電極膜層を損傷させずに、非
晶質光電変換層だけを分割する加工(第2スクライブ)
を行い、さらに裏面反射電極層を積層して、第2スクラ
イブラインから第1スクライブラインと反対側にずらせ
た位置において、裏面反射電極層を分割する加工(第3
スクライブ)を行っていた。
【0006】従来より、透明電極膜層を絶縁分割する加
工(第1スクライブ)においては、レーザスクライブ法
が用いられている。これは、加工対象物またはレーザ光
を移動させて加工対象物表面をレーザー光で走査するこ
とで、容易に開溝を形成することができて、製造工程が
簡略である上、開溝を100μm以下の狭い溝幅にする
ことができて、有効発電面積の減少が避けられるからで
ある。
工(第1スクライブ)においては、レーザスクライブ法
が用いられている。これは、加工対象物またはレーザ光
を移動させて加工対象物表面をレーザー光で走査するこ
とで、容易に開溝を形成することができて、製造工程が
簡略である上、開溝を100μm以下の狭い溝幅にする
ことができて、有効発電面積の減少が避けられるからで
ある。
【0007】非晶質光電変換層だけを分割する加工(第
2スクライブ)では、透明電極膜層と非晶質光電変換層
の光吸収の度合いが波長に応じて大きく異なることを利
用して、例えば、Nd−YAGレーザ光の第2高調波
(SHG:波長0.532μm)を照射し、透明電極膜
層についてはレーザ光を透過させて損傷させず、非晶質
光電変換層でレーザ光を吸収させ、アブレーションによ
って非晶質を除去して開溝を形成する方法が用いられて
きた。
2スクライブ)では、透明電極膜層と非晶質光電変換層
の光吸収の度合いが波長に応じて大きく異なることを利
用して、例えば、Nd−YAGレーザ光の第2高調波
(SHG:波長0.532μm)を照射し、透明電極膜
層についてはレーザ光を透過させて損傷させず、非晶質
光電変換層でレーザ光を吸収させ、アブレーションによ
って非晶質を除去して開溝を形成する方法が用いられて
きた。
【0008】裏面反射電極層を分割する加工(第3スク
ライブ)では、透光性絶縁基板側からNd−YAGレー
ザ光の第2高調波を照射し、非晶質光電変換層でレーザ
光を吸収させてアブレーションにより非晶質の一部と共
に除去する方法、裏面反射電極層に直接レーザ光を照射
して除去する方法、裏面反射電極層上にレジストをスク
リーン印刷法によりパターニング印刷して、化学エッチ
ングにより除去する方法が試みられてきた。
ライブ)では、透光性絶縁基板側からNd−YAGレー
ザ光の第2高調波を照射し、非晶質光電変換層でレーザ
光を吸収させてアブレーションにより非晶質の一部と共
に除去する方法、裏面反射電極層に直接レーザ光を照射
して除去する方法、裏面反射電極層上にレジストをスク
リーン印刷法によりパターニング印刷して、化学エッチ
ングにより除去する方法が試みられてきた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した3つのパター
ニング加工工程のうち、最も問題になるのが裏面反射電
極層を分割する加工(第3スクライブ)を行う工程であ
る。裏面反射電極層のパターニングは集積型薄膜太陽電
池の各層が積層された後の最終工程であるため、裏面反
射電極層上にレジストをスクリーン印刷法によりパター
ニング印刷して、化学エッチングにより除去し開溝する
方法では、スクリーン印刷時にマスクやスキージと接触
して圧力が加わり、これが薄膜太陽電池の面内で微小な
短絡(シャントパスリーク)を引き起こし、太陽電池の
I−V特性の曲線因子値(F.F.)を低下させる原因
になっていた。
ニング加工工程のうち、最も問題になるのが裏面反射電
極層を分割する加工(第3スクライブ)を行う工程であ
る。裏面反射電極層のパターニングは集積型薄膜太陽電
池の各層が積層された後の最終工程であるため、裏面反
射電極層上にレジストをスクリーン印刷法によりパター
ニング印刷して、化学エッチングにより除去し開溝する
方法では、スクリーン印刷時にマスクやスキージと接触
して圧力が加わり、これが薄膜太陽電池の面内で微小な
短絡(シャントパスリーク)を引き起こし、太陽電池の
I−V特性の曲線因子値(F.F.)を低下させる原因
になっていた。
【0010】透光性絶縁基板側からNd−YAGレーザ
光の第2高調波を照射し、透光性絶縁基板と透明電極膜
層を透過させて非晶質光電変換層で吸収させ、アブレー
ションにより裏面反射電極層を非晶質の一部と共に除去
する方法においては、裏面反射電極層を構成するAlや
Agのバリにより、パターニングで分離した裏面反射電
極が隣同士で接触して電気的短絡が発生していた。ま
た、長波長感度向上の目的で裏面反射電極層と非晶質光
電変換層の間に形成されている裏面透明導電膜層(例え
ば、ZnOやITO)が、非晶質光電変換層のアブレー
ションで裏面反射電極層を吹き飛ばすときに、導電性の
昇華物となって開溝に付着し、これも電気的短絡を引き
起こす原因となっていた。
光の第2高調波を照射し、透光性絶縁基板と透明電極膜
層を透過させて非晶質光電変換層で吸収させ、アブレー
ションにより裏面反射電極層を非晶質の一部と共に除去
する方法においては、裏面反射電極層を構成するAlや
Agのバリにより、パターニングで分離した裏面反射電
極が隣同士で接触して電気的短絡が発生していた。ま
た、長波長感度向上の目的で裏面反射電極層と非晶質光
電変換層の間に形成されている裏面透明導電膜層(例え
ば、ZnOやITO)が、非晶質光電変換層のアブレー
ションで裏面反射電極層を吹き飛ばすときに、導電性の
昇華物となって開溝に付着し、これも電気的短絡を引き
起こす原因となっていた。
【0011】AlやAgから成る裏面反射電極層は、高
導電性であるとともに高反射性でもある。したがって、
裏面反射電極層側から直接レーザ光を照射する方法に
は、レーザ光が反射されてエネルギーがパターニング加
工に有効に利用されないという問題がある。図3にレー
ザ光の波長と反射率の関係を示す。AlやAgは、波長
0.4μm以上のレーザ光に対して、80%以上の高い
反射率を有している。
導電性であるとともに高反射性でもある。したがって、
裏面反射電極層側から直接レーザ光を照射する方法に
は、レーザ光が反射されてエネルギーがパターニング加
工に有効に利用されないという問題がある。図3にレー
ザ光の波長と反射率の関係を示す。AlやAgは、波長
0.4μm以上のレーザ光に対して、80%以上の高い
反射率を有している。
【0012】このため、Nd−YAGレーザ光の基本波
(波長1.064μm)を照射してパターニングを行う
と、大部分が裏面反射電極層で反射されてしまう。反射
によるエネルギーの損失を補うためにレーザパワーを高
出力にして加工を行うと、この波長は近赤外領域にある
ため、下地の非晶質光電変換層や透明電極膜層の区別な
く吸収されてしまい、選択的な薄膜パターニング加工が
できず、全ての層を切断したり、局所的熱加工による裏
面反射電極層の溶け込みで短絡が生じたりする。
(波長1.064μm)を照射してパターニングを行う
と、大部分が裏面反射電極層で反射されてしまう。反射
によるエネルギーの損失を補うためにレーザパワーを高
出力にして加工を行うと、この波長は近赤外領域にある
ため、下地の非晶質光電変換層や透明電極膜層の区別な
く吸収されてしまい、選択的な薄膜パターニング加工が
できず、全ての層を切断したり、局所的熱加工による裏
面反射電極層の溶け込みで短絡が生じたりする。
【0013】Nd−YAGレーザ光の第2高調波を照射
しても、この波長(0.532μm)での反射率は、表
面形状によっても多少の差があるが、Al、Ag共に9
0%以上であり、結果としてNd−YAGレーザ光の基
本波を照射する場合と同じになる。
しても、この波長(0.532μm)での反射率は、表
面形状によっても多少の差があるが、Al、Ag共に9
0%以上であり、結果としてNd−YAGレーザ光の基
本波を照射する場合と同じになる。
【0014】特開平8−56004号公報には、裏面反
射電極層にAgを用い、Nd−YAGレーザ光の第2高
調波によって開溝パターニングを行う技術が開示されて
いる。ここでは、a−Siから成る非晶質光電変換層に
吸収が高く、透明電極膜層と透光性絶縁基板に吸収の低
い波長であるという理由で、第2高調波が選択されてい
る。Agによるレーザ光の反射についての記述はない
が、図3に示したように、Agは波長0.532μmの
YAGレーザに対して90%以上の高い反射率を有して
いるため、照射されたレーザ光の大部分は反射されるこ
とになる。
射電極層にAgを用い、Nd−YAGレーザ光の第2高
調波によって開溝パターニングを行う技術が開示されて
いる。ここでは、a−Siから成る非晶質光電変換層に
吸収が高く、透明電極膜層と透光性絶縁基板に吸収の低
い波長であるという理由で、第2高調波が選択されてい
る。Agによるレーザ光の反射についての記述はない
が、図3に示したように、Agは波長0.532μmの
YAGレーザに対して90%以上の高い反射率を有して
いるため、照射されたレーザ光の大部分は反射されるこ
とになる。
【0015】特公平6−88149号公報には、裏面反
射電極層にAlを用い、波長0.248μmのKrFエ
キシマレーザによって開溝パターニングを行うことが提
案されている。この公報には、レーザ光のパルスを2回
以上5回以下照射したときに良好なスクライブ加工がで
き、1回照射のときには絶縁不可となり、6回以上の照
射では下地に損傷を与えると記載されている。これは用
いたレーザ光がAl表面で反射されることに起因すると
推測されるが、レーザ光の反射ついては言及されていな
い。
射電極層にAlを用い、波長0.248μmのKrFエ
キシマレーザによって開溝パターニングを行うことが提
案されている。この公報には、レーザ光のパルスを2回
以上5回以下照射したときに良好なスクライブ加工がで
き、1回照射のときには絶縁不可となり、6回以上の照
射では下地に損傷を与えると記載されている。これは用
いたレーザ光がAl表面で反射されることに起因すると
推測されるが、レーザ光の反射ついては言及されていな
い。
【0016】図3から明らかなように、Alは波長0.
248μmのKrFエキシマレーザに対して90%以上
の高い反射率を示す。したがって、1回の照射ではAl
は十分に除去されず、2回以上照射して高エネルギーを
投入することではじめてAlを十分に除去することが可
能になったものといえる。その反面、6回以上の照射で
は、露出した非晶質光電変換層への高エネルギーレーザ
光の直接照射による損傷および熱の影響によっる非晶質
の結晶化等の損傷を受けて、シャントパスリークが発生
したものであろう。
248μmのKrFエキシマレーザに対して90%以上
の高い反射率を示す。したがって、1回の照射ではAl
は十分に除去されず、2回以上照射して高エネルギーを
投入することではじめてAlを十分に除去することが可
能になったものといえる。その反面、6回以上の照射で
は、露出した非晶質光電変換層への高エネルギーレーザ
光の直接照射による損傷および熱の影響によっる非晶質
の結晶化等の損傷を受けて、シャントパスリークが発生
したものであろう。
【0017】なお、上記のいずれの公報にも、裏面反射
電極層や非晶質光電変換層の加工スレショルドについて
の記述はなく、加工スレショルドを考慮して裏面反射電
極層を選択的に加工することは検討されていない。
電極層や非晶質光電変換層の加工スレショルドについて
の記述はなく、加工スレショルドを考慮して裏面反射電
極層を選択的に加工することは検討されていない。
【0018】裏面反射電極層のパターニング加工をレー
ザ光によって行うことについては多くの試みがなされて
きたが、上述のように、金属がレーザ光の大部分を反射
することによる問題が多々ある。レーザ光側の条件(例
えば加工面出力、加工速度、YAGレーザのQ周波数
等)と加工される集積型薄膜太陽電池の各膜層の物理的
条件との相関も不明なことが多く、大部分が反射される
という悪条件の下で、レーザ光側の条件のみによって裏
面反射電極層のパターニングを管理する従来の方法で
は、良好な薄膜太陽電池を再現性よく製造することは容
易ではない。
ザ光によって行うことについては多くの試みがなされて
きたが、上述のように、金属がレーザ光の大部分を反射
することによる問題が多々ある。レーザ光側の条件(例
えば加工面出力、加工速度、YAGレーザのQ周波数
等)と加工される集積型薄膜太陽電池の各膜層の物理的
条件との相関も不明なことが多く、大部分が反射される
という悪条件の下で、レーザ光側の条件のみによって裏
面反射電極層のパターニングを管理する従来の方法で
は、良好な薄膜太陽電池を再現性よく製造することは容
易ではない。
【0019】本発明は、裏面反射電極層のパターニング
加工をレーザ光によって良好に行う方法を提供すること
を目的とし、このために、特に、熱の発生、レーザ光の
反射率および加工スレショルドに着目する。
加工をレーザ光によって良好に行う方法を提供すること
を目的とし、このために、特に、熱の発生、レーザ光の
反射率および加工スレショルドに着目する。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、透光性絶縁基板上に透明電極膜層と非
晶質半導体光電変換層を順次積層し、非晶質半導体光電
変換層上に裏面反射電極層を形成して、裏面反射電極層
をパターニング加工する集積型の薄膜太陽電池の製造方
法において、裏面反射電極層にNd−YAGレーザ光の
第4高調波を照射することにより、裏面反射電極層をパ
ターニング加工する。
に、本発明では、透光性絶縁基板上に透明電極膜層と非
晶質半導体光電変換層を順次積層し、非晶質半導体光電
変換層上に裏面反射電極層を形成して、裏面反射電極層
をパターニング加工する集積型の薄膜太陽電池の製造方
法において、裏面反射電極層にNd−YAGレーザ光の
第4高調波を照射することにより、裏面反射電極層をパ
ターニング加工する。
【0021】Nd−YAGレーザ光の第4高調波(FH
G:波長0.266μm)は紫外光であるため、金属結
合を切断し易い上、熱の発生が少ない。したがって、金
属から成る裏面反射電極層被のパターニングが容易であ
るとともに、非晶質半導体光電変換層や裏面反射電極層
の他の部位が熱による悪影響を受けにくい。また、非晶
質半導体光電変換層として常用されるa−Siは紫外領
域のレーザ光に対する反射率が比較的高いため、裏面反
射電極層を透過したレーザ光を反射して裏面反射電極層
に戻し易い。このため、非晶質半導体光電変換層は一層
損傷を受けにくく、その一方で、レーザ光が裏面反射電
極層に吸収され易くなって、その金属結合の切断が促進
される。
G:波長0.266μm)は紫外光であるため、金属結
合を切断し易い上、熱の発生が少ない。したがって、金
属から成る裏面反射電極層被のパターニングが容易であ
るとともに、非晶質半導体光電変換層や裏面反射電極層
の他の部位が熱による悪影響を受けにくい。また、非晶
質半導体光電変換層として常用されるa−Siは紫外領
域のレーザ光に対する反射率が比較的高いため、裏面反
射電極層を透過したレーザ光を反射して裏面反射電極層
に戻し易い。このため、非晶質半導体光電変換層は一層
損傷を受けにくく、その一方で、レーザ光が裏面反射電
極層に吸収され易くなって、その金属結合の切断が促進
される。
【0022】裏面反射電極層は銀により形成するのが特
に好ましい。Nd−YAGレーザ光の第4高調波に対す
る銀の反射率は30%未満ときわめて低いため、レーザ
光のエネルギーの多くをパターニング加工に利用するこ
とができる。また、この波長のレーザ光に対するa−S
iの反射率は約60%であって銀の反射率よりも高いた
め、パターニングにより露出した非晶質半導体光電変換
層のa−Siにレーザ光が照射された場合でも、非晶質
半導体光電変換層が損傷しにくい。すなわち、裏面反射
電極層の加工スレショルドと非晶質半導体光電変換層の
加工スレショルドに大きな差が生じて、裏面反射電極層
が選択的にパターニングされる。
に好ましい。Nd−YAGレーザ光の第4高調波に対す
る銀の反射率は30%未満ときわめて低いため、レーザ
光のエネルギーの多くをパターニング加工に利用するこ
とができる。また、この波長のレーザ光に対するa−S
iの反射率は約60%であって銀の反射率よりも高いた
め、パターニングにより露出した非晶質半導体光電変換
層のa−Siにレーザ光が照射された場合でも、非晶質
半導体光電変換層が損傷しにくい。すなわち、裏面反射
電極層の加工スレショルドと非晶質半導体光電変換層の
加工スレショルドに大きな差が生じて、裏面反射電極層
が選択的にパターニングされる。
【0023】裏面反射電極層は100nm以上かつ55
0nm以下の厚さに形成するとよい。この範囲の厚さで
は、一度のレーザ光照射で、非晶質半導体光電変換層や
裏面反射電極層の他の部位を損傷することなく、裏面反
射電極層がパターニングされる。裏面反射電極層がこれ
よりも薄い場合は、太陽光を完全に反射できなくなっ
て、光電変換効率が低下する恐れもある。
0nm以下の厚さに形成するとよい。この範囲の厚さで
は、一度のレーザ光照射で、非晶質半導体光電変換層や
裏面反射電極層の他の部位を損傷することなく、裏面反
射電極層がパターニングされる。裏面反射電極層がこれ
よりも薄い場合は、太陽光を完全に反射できなくなっ
て、光電変換効率が低下する恐れもある。
【0024】照射するNd−YAGレーザ光の第4高調
波の断面を矩形とし、面内のエネルギー密度を均一にす
るとよい。被照射部位がエネルギーを均等に受けること
になって一律にパターニングされ、裏面反射電極層に形
成される開溝の幅が上端から下端まで一定になる。ま
た、開溝下部の非晶質半導体光電変換層の一部、例えば
溝幅中央部のみが大きなエネルギーを受けることがな
く、非晶質半導体光電変換層が部分的に損傷することも
ない。すなわち、裏面反射電極層が選択的にパターニン
グされる。しかも、一度の照射で、レーザ光の断面幅に
応じた所望の幅の開溝が形成される。
波の断面を矩形とし、面内のエネルギー密度を均一にす
るとよい。被照射部位がエネルギーを均等に受けること
になって一律にパターニングされ、裏面反射電極層に形
成される開溝の幅が上端から下端まで一定になる。ま
た、開溝下部の非晶質半導体光電変換層の一部、例えば
溝幅中央部のみが大きなエネルギーを受けることがな
く、非晶質半導体光電変換層が部分的に損傷することも
ない。すなわち、裏面反射電極層が選択的にパターニン
グされる。しかも、一度の照射で、レーザ光の断面幅に
応じた所望の幅の開溝が形成される。
【0025】断面が矩系でエネルギー密度が均一なNd
−YAGレーザ光の第4高調波は、エネルギー密度がガ
ウス分布のビームを拡大し、拡大したビームの周辺部を
除去することによって得ることができる。レーザ発振器
から射出されたレーザ光はエネルギー密度がガウス分布
のビームであるが、これをビームエキスパンダによって
拡大し、エネルギー密度の低い周辺部をスリット等によ
って除去すれば、矩形で密度均一のレーザ光となる。
−YAGレーザ光の第4高調波は、エネルギー密度がガ
ウス分布のビームを拡大し、拡大したビームの周辺部を
除去することによって得ることができる。レーザ発振器
から射出されたレーザ光はエネルギー密度がガウス分布
のビームであるが、これをビームエキスパンダによって
拡大し、エネルギー密度の低い周辺部をスリット等によ
って除去すれば、矩形で密度均一のレーザ光となる。
【0026】Nd−YAGレーザ光の第4高調波を裏面
反射電極層に対して斜めに照射するとよい。レーザ光で
裏面反射電極層を走査するときに、走査方向とレーザ光
がなす平面内でレーザ光を傾けておくと、被照射部位で
のレーザ光の結像状態が走査方向について一様でなくな
る。すなわち、走査方向前側の部位でジャストフォーカ
ス、後側の部位でデフォーカスの状態として、この状態
を保ったまま走査することができる。ジャストフォーカ
スの部位が受けるエネルギー量は多く、ここでパターニ
ングがなされて、非晶質半導体光電変換層が露出する。
その直後にこの部位はデフォーカスとなり、受けるエネ
ルギー量が減少して、露出した非晶質半導体光電変換層
は損傷を受けることなく、パターニングで生じた裏面反
射電極層のカスが吹き飛ばされる。
反射電極層に対して斜めに照射するとよい。レーザ光で
裏面反射電極層を走査するときに、走査方向とレーザ光
がなす平面内でレーザ光を傾けておくと、被照射部位で
のレーザ光の結像状態が走査方向について一様でなくな
る。すなわち、走査方向前側の部位でジャストフォーカ
ス、後側の部位でデフォーカスの状態として、この状態
を保ったまま走査することができる。ジャストフォーカ
スの部位が受けるエネルギー量は多く、ここでパターニ
ングがなされて、非晶質半導体光電変換層が露出する。
その直後にこの部位はデフォーカスとなり、受けるエネ
ルギー量が減少して、露出した非晶質半導体光電変換層
は損傷を受けることなく、パターニングで生じた裏面反
射電極層のカスが吹き飛ばされる。
【0027】照射するNd−YAGレーザ光の第4高調
波の断面を矩形とし、面内のエネルギー密度に勾配をも
たせてもよい。裏面反射電極層に対して垂直にレーザ光
を照射し、エネルギー密度の高い方を前側にして走査す
ると、上記と同様に、露出した非晶質半導体光電変換層
を損傷することなく、パターニングによって生じたカス
を吹き飛ばすことができる。
波の断面を矩形とし、面内のエネルギー密度に勾配をも
たせてもよい。裏面反射電極層に対して垂直にレーザ光
を照射し、エネルギー密度の高い方を前側にして走査す
ると、上記と同様に、露出した非晶質半導体光電変換層
を損傷することなく、パターニングによって生じたカス
を吹き飛ばすことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の方法による薄膜太
陽電池製造のいくつかの実施形態について説明する。本
発明では裏面反射電極層のパターニング加工(第3スク
ライブ)にNd−YAGレーザ光の第4高調波(FH
G:波長0.266μm)を使用するが、第4高調波
は、Nd−YAGレーザ発振器から発振される基本波
(波長1.064μm)を、非線形光学結晶を通過させ
て第2高調波(SHG:波長0.532μm)とし、さ
らに非線形光学結晶を通過させることによって得る。
陽電池製造のいくつかの実施形態について説明する。本
発明では裏面反射電極層のパターニング加工(第3スク
ライブ)にNd−YAGレーザ光の第4高調波(FH
G:波長0.266μm)を使用するが、第4高調波
は、Nd−YAGレーザ発振器から発振される基本波
(波長1.064μm)を、非線形光学結晶を通過させ
て第2高調波(SHG:波長0.532μm)とし、さ
らに非線形光学結晶を通過させることによって得る。
【0029】図1は第1の実施形態の製造手順を示す薄
膜太陽電池の断面図である。透光性絶縁基板1として厚
さ1.1mm、屈折率1.5のガラス板を用い、まず、
その片面に、常圧CVD法によって屈折率1.5のSi
O2を100nmの厚さに積層する。この時、基板温度
は500°Cにする。
膜太陽電池の断面図である。透光性絶縁基板1として厚
さ1.1mm、屈折率1.5のガラス板を用い、まず、
その片面に、常圧CVD法によって屈折率1.5のSi
O2を100nmの厚さに積層する。この時、基板温度
は500°Cにする。
【0030】SiO2層2の上に常圧CVD法でSnO2
を積層し、ヘイズ率12〜15%のテクスチュア構造を
もつ厚さ1μmの透明電極膜層3を形成する(図1
(a))。この時、基板温度を500°Cとし、原料ガ
スとしてSnCl4を25l/min、ドーピングガス
としてHFを1l/min、酸化反応のためにH2Oを
0.2l/min流す。この透明電極膜層3のシート抵
抗は10Ω/□である。
を積層し、ヘイズ率12〜15%のテクスチュア構造を
もつ厚さ1μmの透明電極膜層3を形成する(図1
(a))。この時、基板温度を500°Cとし、原料ガ
スとしてSnCl4を25l/min、ドーピングガス
としてHFを1l/min、酸化反応のためにH2Oを
0.2l/min流す。この透明電極膜層3のシート抵
抗は10Ω/□である。
【0031】次いで、透明電極膜層3をレーザスクライ
ブによりパターニング加工(第1スクライブ)して、短
冊状のユニットセルに絶縁分割する(図1(b))。パ
ターニング加工は、具体的には、Qスイッチ発振Nd−
YAGレーザ光の基本波を、繰り返し周波数5kHz、
走査速度200mm/sec、加工面出力500W/m
m2で照射して行い、スクライブ溝4の幅を50μmに
する。
ブによりパターニング加工(第1スクライブ)して、短
冊状のユニットセルに絶縁分割する(図1(b))。パ
ターニング加工は、具体的には、Qスイッチ発振Nd−
YAGレーザ光の基本波を、繰り返し周波数5kHz、
走査速度200mm/sec、加工面出力500W/m
m2で照射して行い、スクライブ溝4の幅を50μmに
する。
【0032】パターニング加工を施した透明電極膜層3
の上に、p、i、nの3層構造を有する非晶質半導体光
電変換層5を形成する(図1(c))。まず、プラズマ
CVD装置中に基板を置き、基板温度を200°Cにし
て、反応ガスとしてモノシランガスを流量30scc
m、メタンガスを流量89sccm、水素ガスを流量1
50sccm、ドーピングガスとして1%水素希釈のジ
ボランガスを流量10sccmで流し、p層を12nm
の厚さに積層する。
の上に、p、i、nの3層構造を有する非晶質半導体光
電変換層5を形成する(図1(c))。まず、プラズマ
CVD装置中に基板を置き、基板温度を200°Cにし
て、反応ガスとしてモノシランガスを流量30scc
m、メタンガスを流量89sccm、水素ガスを流量1
50sccm、ドーピングガスとして1%水素希釈のジ
ボランガスを流量10sccmで流し、p層を12nm
の厚さに積層する。
【0033】続いて、基板温度を200°Cに保持し、
反応ガスとしてモノシランガスを流量60sccm、水
素ガスを流量20sccmで流し、i層を400nmの
厚さに積層する。さらに、基板温度を200°Cに保持
し、反応ガスとしてモノシランガスを流量60scc
m、水素ガスを流量3sccm、ドーピングガスとして
0.3%水素希釈のホスフィンガスを流量18sccm
で流し、n層を100nmの厚さに積層する。
反応ガスとしてモノシランガスを流量60sccm、水
素ガスを流量20sccmで流し、i層を400nmの
厚さに積層する。さらに、基板温度を200°Cに保持
し、反応ガスとしてモノシランガスを流量60scc
m、水素ガスを流量3sccm、ドーピングガスとして
0.3%水素希釈のホスフィンガスを流量18sccm
で流し、n層を100nmの厚さに積層する。
【0034】こうして形成したa−Si:Hより成る非
晶質半導体光電変換層5を、第1スクライブ溝4から平
行にずらした位置において、レーザスクライブによりパ
ターニング加工(第2スクライブ)して分割する(図1
(d))。このとき照射するレーザ光はNd−YAGレ
ーザ、エキシマレーザのいずれでもよいが、ここでは、
保守が容易でランニングコストも低いNd−YAGレー
ザを使用する。
晶質半導体光電変換層5を、第1スクライブ溝4から平
行にずらした位置において、レーザスクライブによりパ
ターニング加工(第2スクライブ)して分割する(図1
(d))。このとき照射するレーザ光はNd−YAGレ
ーザ、エキシマレーザのいずれでもよいが、ここでは、
保守が容易でランニングコストも低いNd−YAGレー
ザを使用する。
【0035】具体的には、Qスイッチ発振Nd−YAG
レーザの第2高調波を、透明電極膜層3や非晶質半導体
光電変換層5を積層していない透光性絶縁基板1側か
ら、繰り返し周波数5kHz、走査速度200mm/s
ec、加工面出力100W/mm2で照射し、幅50μ
mのスクライブ溝6を形成する。図1の(d)では、加
工の流れを理解し易いように、基板の上下の向きを
(a)〜(c)等に合わせて示しているが、実際には、
非晶質半導体光電変換層5を下にして基板を設置し、上
方からレーザ光を照射する。このようにして加工を行う
と、レーザ光でアブレーションされた非晶質は落下して
除去されるため、非晶質がスクライブ溝6に再付着する
ことがなく、加工不良が生じない。
レーザの第2高調波を、透明電極膜層3や非晶質半導体
光電変換層5を積層していない透光性絶縁基板1側か
ら、繰り返し周波数5kHz、走査速度200mm/s
ec、加工面出力100W/mm2で照射し、幅50μ
mのスクライブ溝6を形成する。図1の(d)では、加
工の流れを理解し易いように、基板の上下の向きを
(a)〜(c)等に合わせて示しているが、実際には、
非晶質半導体光電変換層5を下にして基板を設置し、上
方からレーザ光を照射する。このようにして加工を行う
と、レーザ光でアブレーションされた非晶質は落下して
除去されるため、非晶質がスクライブ溝6に再付着する
ことがなく、加工不良が生じない。
【0036】パターニングした非晶質半導体光電変換層
5の上に、スパッタ法によりZnOを35nmの厚さに
積層して、裏面透明導電膜層7を形成し、さらにその上
に、スパッタ法によりAgを500nmの厚さに積層し
て、裏面反射金属膜層8を形成する(図1(e))。こ
れらの裏面透明導電膜層7と裏面反射金属膜層8により
裏面反射電極層9が構成される。なお、ここでは、スパ
ッタ法により裏面透明導電膜層7と裏面反射金属膜層8
を形成したが、この方法に限定されるものではなく、例
えば、それぞれの層を蒸着法で積層することも可能であ
り、一方をスパッタ法で積層し、他方を蒸着法で積層し
てもよい。
5の上に、スパッタ法によりZnOを35nmの厚さに
積層して、裏面透明導電膜層7を形成し、さらにその上
に、スパッタ法によりAgを500nmの厚さに積層し
て、裏面反射金属膜層8を形成する(図1(e))。こ
れらの裏面透明導電膜層7と裏面反射金属膜層8により
裏面反射電極層9が構成される。なお、ここでは、スパ
ッタ法により裏面透明導電膜層7と裏面反射金属膜層8
を形成したが、この方法に限定されるものではなく、例
えば、それぞれの層を蒸着法で積層することも可能であ
り、一方をスパッタ法で積層し、他方を蒸着法で積層し
てもよい。
【0037】次いで、裏面反射電極層9を、本発明の方
法によりパターニング加工(第3スクライブ)して分割
する(図1(f))。すなわち、Nd−YAGレーザ光
の第4高調波11を裏面反射金属膜層8側から照射す
る。レーザ光11の照射位置は、第2スクライブ溝6か
ら第1スクライブ溝4と逆方向に平行にずらした位置で
ある。
法によりパターニング加工(第3スクライブ)して分割
する(図1(f))。すなわち、Nd−YAGレーザ光
の第4高調波11を裏面反射金属膜層8側から照射す
る。レーザ光11の照射位置は、第2スクライブ溝6か
ら第1スクライブ溝4と逆方向に平行にずらした位置で
ある。
【0038】Qスイッチ発振Nd−YAGレーザの第4
高調波を、繰り返し周波数5kHz、走査速度125m
m/sec、加工面出力45W/mm2、または、繰り
返し周波数7kHz、走査速度130mm/sec、加
工面出力60W/mm2で、裏面反射金属膜層8に対し
て垂直に照射する。走査回数は1回である。これによ
り、裏面反射金属膜層8のAgと裏面透明導電膜層7の
ZnOが除去され、裏面反射電極層9を分割するスクラ
イブ溝10が形成される。
高調波を、繰り返し周波数5kHz、走査速度125m
m/sec、加工面出力45W/mm2、または、繰り
返し周波数7kHz、走査速度130mm/sec、加
工面出力60W/mm2で、裏面反射金属膜層8に対し
て垂直に照射する。走査回数は1回である。これによ
り、裏面反射金属膜層8のAgと裏面透明導電膜層7の
ZnOが除去され、裏面反射電極層9を分割するスクラ
イブ溝10が形成される。
【0039】ここで、裏面反射金属膜層8を成すAgの
蒸発エネルギーとNd−YAGレーザ光のエネルギーの
関係についてみると、Ag−Agの蒸発エネルギーは
2.64eV/atomであり、第4高調波のエネルギ
ーは4.66eVであるから、このレーザ光はAgの金
属結合を直接切断して蒸発させることができる。これに
対し、従来使用されていたNd−YAGレーザ光の基本
波および第2高調波のエネルギーは、それぞれ1.17
eVおよび2.34eVであって、Agの蒸発エネルギ
ーに達せず、これらは金属結合を直接切断するのではな
く局所的熱加工によってAgを蒸発させるものである。
蒸発エネルギーとNd−YAGレーザ光のエネルギーの
関係についてみると、Ag−Agの蒸発エネルギーは
2.64eV/atomであり、第4高調波のエネルギ
ーは4.66eVであるから、このレーザ光はAgの金
属結合を直接切断して蒸発させることができる。これに
対し、従来使用されていたNd−YAGレーザ光の基本
波および第2高調波のエネルギーは、それぞれ1.17
eVおよび2.34eVであって、Agの蒸発エネルギ
ーに達せず、これらは金属結合を直接切断するのではな
く局所的熱加工によってAgを蒸発させるものである。
【0040】このように、第4高調波は、基本波および
第2高調波とは別のメカニズムでAgを蒸発させる。ま
た、第4高調波は紫外領域にあるため発熱量が少なく、
基本波および第2高調波に比べて、非晶質半導体光電変
換層5に熱による損傷を与える可能性が大きく低減す
る。
第2高調波とは別のメカニズムでAgを蒸発させる。ま
た、第4高調波は紫外領域にあるため発熱量が少なく、
基本波および第2高調波に比べて、非晶質半導体光電変
換層5に熱による損傷を与える可能性が大きく低減す
る。
【0041】照射するレーザ光は、あらかじめ、断面を
矩形とし、面内のエネルギー密度を均一にしておく。断
面が矩形でエネルギー密度が均一なNd−YAGレーザ
第4高調波を得るための構成と、レーザ光の面内エネル
ギー密度の分布を、図4に模式的に示す。
矩形とし、面内のエネルギー密度を均一にしておく。断
面が矩形でエネルギー密度が均一なNd−YAGレーザ
第4高調波を得るための構成と、レーザ光の面内エネル
ギー密度の分布を、図4に模式的に示す。
【0042】非線形光学結晶を2回通過させて得た第4
高調波のビームLは、(b)に示したようにエネルギー
密度がガウス分布をしており、まずこのビームLをビー
ムエキスパンダ21によって拡大する。拡大したビーム
をレンズ22によって平行光線に近づけ、スリット23
によって中央部のみを通過させる。
高調波のビームLは、(b)に示したようにエネルギー
密度がガウス分布をしており、まずこのビームLをビー
ムエキスパンダ21によって拡大する。拡大したビーム
をレンズ22によって平行光線に近づけ、スリット23
によって中央部のみを通過させる。
【0043】スリット23は、矢印で示したように、入
射ビームLに対して垂直方向に可動な4枚の規制板を有
しており、これらの規制板によって形成される矩形の開
口によって、開口通過後のビームの断面形状を矩形とす
る。各規制板の位置は独立に設定することが可能であ
り、入射ビームLの中心線に対する開口の位置および開
口の縦横の大きさは任意に設定することができる。本実
施形態では、入射ビームLの中心線に関して規制板を対
称に設定し、ビームの中央部を偏りなく通過させる。
射ビームLに対して垂直方向に可動な4枚の規制板を有
しており、これらの規制板によって形成される矩形の開
口によって、開口通過後のビームの断面形状を矩形とす
る。各規制板の位置は独立に設定することが可能であ
り、入射ビームLの中心線に対する開口の位置および開
口の縦横の大きさは任意に設定することができる。本実
施形態では、入射ビームLの中心線に関して規制板を対
称に設定し、ビームの中央部を偏りなく通過させる。
【0044】スリット23通過後のビームは低エネルギ
ーの周辺部が除去されて、(c)に示したように、裾に
広がりのない切り立ったエネルギー密度分布となる。こ
のビームを、結像レンズ24および集光レンズ25によ
って、所定のビーム幅となるように、裏面反射電極層9
に結像させる。照射面におけるビームのエネルギー密度
は、(d)に示したように、均一になる。
ーの周辺部が除去されて、(c)に示したように、裾に
広がりのない切り立ったエネルギー密度分布となる。こ
のビームを、結像レンズ24および集光レンズ25によ
って、所定のビーム幅となるように、裏面反射電極層9
に結像させる。照射面におけるビームのエネルギー密度
は、(d)に示したように、均一になる。
【0045】照射面上でのビームの大きさは結像レンズ
24および集光レンズ25によって任意に設定可能であ
る。本実施形態では、走査方向に対して垂直方向のビー
ムの大きさを50μmとし、スクライブ溝10の幅を5
0μmとしている。照射されるレーザ光は低エネルギー
の裾を有しない切り立ったビームであり、しかもビーム
内のエネルギー密度は均一であるから、被照射部位は一
様に加工されて、スクライブ溝10の溝幅は上端から下
端まで一定になる。
24および集光レンズ25によって任意に設定可能であ
る。本実施形態では、走査方向に対して垂直方向のビー
ムの大きさを50μmとし、スクライブ溝10の幅を5
0μmとしている。照射されるレーザ光は低エネルギー
の裾を有しない切り立ったビームであり、しかもビーム
内のエネルギー密度は均一であるから、被照射部位は一
様に加工されて、スクライブ溝10の溝幅は上端から下
端まで一定になる。
【0046】裏面反射電極層9の下地である非晶質半導
体光電変換層5を成すa−Si:Hは、図3に示したよ
うに、Nd−YAGレーザの第4高調波に対して反射率
が60%以上と高く、裏面反射電極層9を透過したレー
ザ光を反射して裏面反射電極層9に戻し易い。したがっ
て、レーザ光のエネルギーの多くが裏面反射電極層9の
加工に利用されるとともに、非晶質半導体光電変換層5
が損傷を受けにくくなっている。しかも、照射されるレ
ーザ光のエネルギー密度は均一であるから、非晶質半導
体光電変換層5の溝幅の中央部が、部分的に過大なエネ
ルギーを与えられて損傷することもない。
体光電変換層5を成すa−Si:Hは、図3に示したよ
うに、Nd−YAGレーザの第4高調波に対して反射率
が60%以上と高く、裏面反射電極層9を透過したレー
ザ光を反射して裏面反射電極層9に戻し易い。したがっ
て、レーザ光のエネルギーの多くが裏面反射電極層9の
加工に利用されるとともに、非晶質半導体光電変換層5
が損傷を受けにくくなっている。しかも、照射されるレ
ーザ光のエネルギー密度は均一であるから、非晶質半導
体光電変換層5の溝幅の中央部が、部分的に過大なエネ
ルギーを与えられて損傷することもない。
【0047】こうして、裏面反射電極層9を分割し、図
1の(f)に示したように、複数のユニットセルを直列
に接続した状態の薄膜太陽電池を得る。電流印加逆バイ
アス方向での裏面電極分離抵抗値は15kΩ以上であっ
た。
1の(f)に示したように、複数のユニットセルを直列
に接続した状態の薄膜太陽電池を得る。電流印加逆バイ
アス方向での裏面電極分離抵抗値は15kΩ以上であっ
た。
【0048】本実施形態の方法で製造した300×30
0mmの集積型薄膜太陽電池の特性は、AM1.5(1
00mW/cm2)において、短絡電流:0.522
A、開放電圧:26.4V、曲線因子:0.72、変換
効率:11%であった。
0mmの集積型薄膜太陽電池の特性は、AM1.5(1
00mW/cm2)において、短絡電流:0.522
A、開放電圧:26.4V、曲線因子:0.72、変換
効率:11%であった。
【0049】なお、断面が矩形でエネルギー密度が均一
なレーザ光を得るために、本実施形態ではビームエキス
パンダとスリットを含む光学系を使用したが、カライド
スコープを用いることもできる。図5にカライドスコー
プを用いる構成と、レーザ光の面内エネルギー密度の分
布を模式的に示す。
なレーザ光を得るために、本実施形態ではビームエキス
パンダとスリットを含む光学系を使用したが、カライド
スコープを用いることもできる。図5にカライドスコー
プを用いる構成と、レーザ光の面内エネルギー密度の分
布を模式的に示す。
【0050】(a)に示したように、ビームを球面レン
ズ31により、4枚の内面鏡で構成された筒状のカライ
ドスコープ32に導き、カライドスコープ通過後のビー
ムを球面レンズ33によって、加工面に結像させる。
(b)のようにエネルギーがガウス分布をしていたビー
ムLは、カライドスコープ32の内面鏡間で多重反射さ
れて、(c)に示したように、裾に広がりのない切り立
った断面矩形のビームとなる。また、ビームのエネルギ
ーは中心部と周辺部とのエネルギー差が小さく、巨視的
に均一になる。
ズ31により、4枚の内面鏡で構成された筒状のカライ
ドスコープ32に導き、カライドスコープ通過後のビー
ムを球面レンズ33によって、加工面に結像させる。
(b)のようにエネルギーがガウス分布をしていたビー
ムLは、カライドスコープ32の内面鏡間で多重反射さ
れて、(c)に示したように、裾に広がりのない切り立
った断面矩形のビームとなる。また、ビームのエネルギ
ーは中心部と周辺部とのエネルギー差が小さく、巨視的
に均一になる。
【0051】ただし、カライドスコープによって得られ
るビームのエネルギー分布は、干渉効果によって、微視
的には(c)の如く不均一になる。内面鏡での反射回数
を多くするほど、エネルギー分布は巨視的にはより均一
になるが、逆に干渉効果は顕著になって、微視的な不均
一性は増大する。エネルギーの針状のピークは、非晶質
半導体光電変換層やその下の透明電極膜層の加工スレシ
ョルドを超えることもあり、その場合、これらの層は損
傷を受けることになる。したがって、加工スレショルド
とエネルギーの微視的な不均一性との関係に注意を払う
必要がある。
るビームのエネルギー分布は、干渉効果によって、微視
的には(c)の如く不均一になる。内面鏡での反射回数
を多くするほど、エネルギー分布は巨視的にはより均一
になるが、逆に干渉効果は顕著になって、微視的な不均
一性は増大する。エネルギーの針状のピークは、非晶質
半導体光電変換層やその下の透明電極膜層の加工スレシ
ョルドを超えることもあり、その場合、これらの層は損
傷を受けることになる。したがって、加工スレショルド
とエネルギーの微視的な不均一性との関係に注意を払う
必要がある。
【0052】その点、ビームエキスパンダでビームを拡
大し、スリットで中央部のみを透過させる方法では、エ
ネルギー分布が微視的にも均一なビームを得ることがで
きる。したがって、裏面反射電極層の分割に際し、加工
スレショルドとレーザ光の平均的なエネルギーを考慮す
るだけで、非晶質半導体光電変換層等を損傷することを
避けることが可能であり、より好ましい方法といえる。
大し、スリットで中央部のみを透過させる方法では、エ
ネルギー分布が微視的にも均一なビームを得ることがで
きる。したがって、裏面反射電極層の分割に際し、加工
スレショルドとレーザ光の平均的なエネルギーを考慮す
るだけで、非晶質半導体光電変換層等を損傷することを
避けることが可能であり、より好ましい方法といえる。
【0053】本発明の第2の実施形態について説明す
る。本実施形態では、非晶質半導体光電変換層を2段形
成して、タンデム構造の薄膜太陽電池とする。その製造
手順をに図2に示す。透光性絶縁基板1に透明電極膜層
3を形成するまでの工程、および透明電極膜層3を分割
するパターニング加工(第1スクライブ)の工程(図2
(g))は、第1の実施形態と同一であり、説明を省略
する。
る。本実施形態では、非晶質半導体光電変換層を2段形
成して、タンデム構造の薄膜太陽電池とする。その製造
手順をに図2に示す。透光性絶縁基板1に透明電極膜層
3を形成するまでの工程、および透明電極膜層3を分割
するパターニング加工(第1スクライブ)の工程(図2
(g))は、第1の実施形態と同一であり、説明を省略
する。
【0054】パターニング加工を施した透明電極膜層3
の上に、p、i、nの3層構造を有する第1段の非晶質
半導体光電変換層5aを形成する。まず、プラズマCV
D装置中に基板を置き、基板温度を200°Cにして、
反応ガスとしてモノシランガスを流量30sccm、メ
タンガスを流量35.6sccm、水素ガスを流量16
0sccm、ドーピングガスとして0.6%水素希釈の
ジボランガスを流量0.06sccmで流し、p層を1
0nmの厚さに積層する。この時の反応圧力は0.32
Torrである。
の上に、p、i、nの3層構造を有する第1段の非晶質
半導体光電変換層5aを形成する。まず、プラズマCV
D装置中に基板を置き、基板温度を200°Cにして、
反応ガスとしてモノシランガスを流量30sccm、メ
タンガスを流量35.6sccm、水素ガスを流量16
0sccm、ドーピングガスとして0.6%水素希釈の
ジボランガスを流量0.06sccmで流し、p層を1
0nmの厚さに積層する。この時の反応圧力は0.32
Torrである。
【0055】続いて、基板温度を200°Cに保持し、
反応ガスとしてモノシランガスを流量60sccm、水
素ガスを流量20sccmで流し、i層を130nmの
厚さに積層する。この時の反応圧力は0.12Torr
である。さらに、基板温度を200°Cに保持し、モノ
シランガスを流量60sccm、水素ガスを流量20s
ccm、ドーピングガスとして2%水素希釈のホスフィ
ンガスを流量0.35sccmで流し、n層を100n
mの厚さに積層する。
反応ガスとしてモノシランガスを流量60sccm、水
素ガスを流量20sccmで流し、i層を130nmの
厚さに積層する。この時の反応圧力は0.12Torr
である。さらに、基板温度を200°Cに保持し、モノ
シランガスを流量60sccm、水素ガスを流量20s
ccm、ドーピングガスとして2%水素希釈のホスフィ
ンガスを流量0.35sccmで流し、n層を100n
mの厚さに積層する。
【0056】こうして積層した第1段の非晶質半導体光
電変換層5aの上に、同じくp、i、nの3層構造を有
する第2段の非晶質半導体光電変換層5bを形成する。
p層とi層の積層条件は第1段と同じである。n層は、
反応ガスとしてモノシランガスを流量30sccm、水
素ガスを流量160sccm、ドーピングガスとして
0.6%水素希釈のホスフィンガスを流量10sccm
で流して形成する。n層の厚さは100nmであり、積
層時の反応圧力は0.32Torrである。これで、タ
ンデム構造の非晶質半導体光電変換層5が得られる(図
2(h))。
電変換層5aの上に、同じくp、i、nの3層構造を有
する第2段の非晶質半導体光電変換層5bを形成する。
p層とi層の積層条件は第1段と同じである。n層は、
反応ガスとしてモノシランガスを流量30sccm、水
素ガスを流量160sccm、ドーピングガスとして
0.6%水素希釈のホスフィンガスを流量10sccm
で流して形成する。n層の厚さは100nmであり、積
層時の反応圧力は0.32Torrである。これで、タ
ンデム構造の非晶質半導体光電変換層5が得られる(図
2(h))。
【0057】この後、第1の実施形態と同様に、非晶質
半導体光電変換層5を分割する加工(第2スクライブ)
を行い(図2(i))、ZnOから成る裏面透明導電膜
層7およびAgから成る裏面反射金属膜層8を積層し
て、裏面反射電極層9を形成する(図2(j))。さら
に、図4に示した方法により矩形で均一なエネルギー密
度のビームとしたNd−YAGレーザの第4高調波を、
第1の実施形態と同一条件で、裏面反射金属膜層8側か
ら照射して、裏面反射電極層9を分割する加工(第3ス
クライブ)を行い、集積型薄膜太陽電池とする(図2
(k))。
半導体光電変換層5を分割する加工(第2スクライブ)
を行い(図2(i))、ZnOから成る裏面透明導電膜
層7およびAgから成る裏面反射金属膜層8を積層し
て、裏面反射電極層9を形成する(図2(j))。さら
に、図4に示した方法により矩形で均一なエネルギー密
度のビームとしたNd−YAGレーザの第4高調波を、
第1の実施形態と同一条件で、裏面反射金属膜層8側か
ら照射して、裏面反射電極層9を分割する加工(第3ス
クライブ)を行い、集積型薄膜太陽電池とする(図2
(k))。
【0058】本実施形態の方法で製造した300×30
0mmの2段タンデム構造の薄膜太陽電池の特性は、A
M1.5(100mW/cm2)において、短絡電流:
0.309A、開放電圧:44.4V、曲線因子:0.
72、変換効率:11%であった。
0mmの2段タンデム構造の薄膜太陽電池の特性は、A
M1.5(100mW/cm2)において、短絡電流:
0.309A、開放電圧:44.4V、曲線因子:0.
72、変換効率:11%であった。
【0059】第3の実施形態について説明する。上述の
第1および第2の実施形態においては、図4の(d)に
示したエネルギー密度が均一なレーザ光を照射して、裏
面反射電極層を分割する加工(第3スクライブ)を行っ
たが、本実施形態では、エネルギー密度に勾配をもたせ
たレーザ光を使用する。製造する集積型薄膜太陽電池は
単一の非晶質半導体光電変換層を有するものであり、裏
面反射電極層9の形成までの工程は第1の実施形態と同
様に行う。
第1および第2の実施形態においては、図4の(d)に
示したエネルギー密度が均一なレーザ光を照射して、裏
面反射電極層を分割する加工(第3スクライブ)を行っ
たが、本実施形態では、エネルギー密度に勾配をもたせ
たレーザ光を使用する。製造する集積型薄膜太陽電池は
単一の非晶質半導体光電変換層を有するものであり、裏
面反射電極層9の形成までの工程は第1の実施形態と同
様に行う。
【0060】裏面反射電極層9を分割する加工(第3ス
クライブ)で使用するNd−YAGレーザの第4高調波
を得るための構成と、レーザ光の面内エネルギー密度の
分布を、図6に模式的に示す。図6の(a)に示した構
成は、図4の(a)とほぼ同じであるが、スリット23
の4枚の規制板のうち対向する1組を、入射ビームLの
中心線に関して対称ではなく、偏らせて設定する。他の
1組は対称に設定する。
クライブ)で使用するNd−YAGレーザの第4高調波
を得るための構成と、レーザ光の面内エネルギー密度の
分布を、図6に模式的に示す。図6の(a)に示した構
成は、図4の(a)とほぼ同じであるが、スリット23
の4枚の規制板のうち対向する1組を、入射ビームLの
中心線に関して対称ではなく、偏らせて設定する。他の
1組は対称に設定する。
【0061】ビームエキスパンダ21によって拡大され
たビームは、スリット23の開口を通過して断面が矩形
のビームとされるが、規制板が非対称に設定されている
ため、(b)に示した入射ビームLのうち破線の内側に
相当する部分が通過することになり、スリット23通過
後のビームのエネルギー密度の分布は、(c)に示した
ように非対称になる。ただし、低エネルギーの裾の広が
り部分は除去されて境界の明瞭なビームとなる。
たビームは、スリット23の開口を通過して断面が矩形
のビームとされるが、規制板が非対称に設定されている
ため、(b)に示した入射ビームLのうち破線の内側に
相当する部分が通過することになり、スリット23通過
後のビームのエネルギー密度の分布は、(c)に示した
ように非対称になる。ただし、低エネルギーの裾の広が
り部分は除去されて境界の明瞭なビームとなる。
【0062】このビームを、結像レンズ24および集光
レンズ25によって、所定のビーム幅となるように、裏
面反射電極層9に結像させる。これにより、照射面にお
けるビームのエネルギー密度は、(d)に示したよう
に、一方向について一部が均一で一部が勾配を有する分
布となる。これと垂直な方向のエネルギー密度は均一で
ある。
レンズ25によって、所定のビーム幅となるように、裏
面反射電極層9に結像させる。これにより、照射面にお
けるビームのエネルギー密度は、(d)に示したよう
に、一方向について一部が均一で一部が勾配を有する分
布となる。これと垂直な方向のエネルギー密度は均一で
ある。
【0063】本実施形態による裏面反射電極層の分割加
工の原理を図7に示す。図7において、LBは照射され
るレーザ光のエネルギープロファイルを表している。T
h1は非晶質半導体光電変換層5の加工スレショルド、
Th2は裏面反射電極層9の加工スレショルド、Th3
は裏面反射電極層9のクリーニングスレショルドを表し
ている。
工の原理を図7に示す。図7において、LBは照射され
るレーザ光のエネルギープロファイルを表している。T
h1は非晶質半導体光電変換層5の加工スレショルド、
Th2は裏面反射電極層9の加工スレショルド、Th3
は裏面反射電極層9のクリーニングスレショルドを表し
ている。
【0064】a−Si:Hから成る非晶質半導体光電変
換層の加工スレショルドTh1はAgから成る裏面反射
電極層の加工スレショルドTh2よりも高く、照射する
レーザ光の最高エネルギーを両加工スレショルドの間に
設定することにより、裏面反射電極層を選択的に加工す
ることができる。裏面反射電極層のクリーニングスレシ
ョルドTh3はその加工スレショルドTh2よりも低
く、Th3からTh2までの斜線を付した範囲に入るエ
ネルギーのレーザ光を照射することにより、裏面反射電
極層の加工によって生じたカスを、さらなる加工を行う
ことなく、吹き飛ばすことができる。
換層の加工スレショルドTh1はAgから成る裏面反射
電極層の加工スレショルドTh2よりも高く、照射する
レーザ光の最高エネルギーを両加工スレショルドの間に
設定することにより、裏面反射電極層を選択的に加工す
ることができる。裏面反射電極層のクリーニングスレシ
ョルドTh3はその加工スレショルドTh2よりも低
く、Th3からTh2までの斜線を付した範囲に入るエ
ネルギーのレーザ光を照射することにより、裏面反射電
極層の加工によって生じたカスを、さらなる加工を行う
ことなく、吹き飛ばすことができる。
【0065】裏面反射電極層9の走査に際しては、エネ
ルギーが高く均一な側を走査方向の前側とする。この設
定で走査すると、裏面反射電極層9は、まず、相対的に
エネルギーの高いレーザ光を受け、それに続いて、次第
にエネルギーが低下するレーザ光を受けることになる。
したがって、裏面反射電極層9は相対的に高エネルギー
のレーザ光によって加工され、これによってスクライブ
溝10が形成され、加工で生じたAgやZnOのカスは
相対的に低エネルギーのレーザ光によって直ちに吹き飛
ばされて、スクライブ溝10に再付着しない。このた
め、分割した裏面反射電極層9が相互に接続されること
がなく、電気的短絡が生じない。
ルギーが高く均一な側を走査方向の前側とする。この設
定で走査すると、裏面反射電極層9は、まず、相対的に
エネルギーの高いレーザ光を受け、それに続いて、次第
にエネルギーが低下するレーザ光を受けることになる。
したがって、裏面反射電極層9は相対的に高エネルギー
のレーザ光によって加工され、これによってスクライブ
溝10が形成され、加工で生じたAgやZnOのカスは
相対的に低エネルギーのレーザ光によって直ちに吹き飛
ばされて、スクライブ溝10に再付着しない。このた
め、分割した裏面反射電極層9が相互に接続されること
がなく、電気的短絡が生じない。
【0066】また、スクライブ溝形成により露出した非
晶質半導体光電変換層5は、スレショルドがレーザ光の
どの部分のエネルギーよりも高いため、レーザ光の照射
を受けても直接加工されることはない。しかも、非晶質
半導体光電変換層5が露出した時点ではこれに照射され
るレーザ光のエネルギーは低下しており、温度上昇も僅
かとなって熱による損傷も受けにくい。
晶質半導体光電変換層5は、スレショルドがレーザ光の
どの部分のエネルギーよりも高いため、レーザ光の照射
を受けても直接加工されることはない。しかも、非晶質
半導体光電変換層5が露出した時点ではこれに照射され
るレーザ光のエネルギーは低下しており、温度上昇も僅
かとなって熱による損傷も受けにくい。
【0067】レーザ光の裏面反射電極層9への照射条件
は、繰り返し周波数5kHz、走査速度125mm/s
ec、加工面出力45W/mm2、または、繰り返し周
波数7kHz、走査速度130mm/sec、加工面出
力60W/mm2である。また、スクライブ溝の幅は5
0μmとしている。
は、繰り返し周波数5kHz、走査速度125mm/s
ec、加工面出力45W/mm2、または、繰り返し周
波数7kHz、走査速度130mm/sec、加工面出
力60W/mm2である。また、スクライブ溝の幅は5
0μmとしている。
【0068】こうして分割した裏面反射電極層9の電流
印加逆バイアス方向での分離抵抗値は20kΩ以上であ
った。また、本実施形態の方法で製造した300×30
0mmの集積型薄膜太陽電池の特性は、AM1.5(1
00mW/cm2)において、短絡電流:0.522
A、開放電圧:26.4V、曲線因子:0.72、変換
効率:11%であった。
印加逆バイアス方向での分離抵抗値は20kΩ以上であ
った。また、本実施形態の方法で製造した300×30
0mmの集積型薄膜太陽電池の特性は、AM1.5(1
00mW/cm2)において、短絡電流:0.522
A、開放電圧:26.4V、曲線因子:0.72、変換
効率:11%であった。
【0069】エネルギー密度に勾配を有するNd−YA
Gレーザの第4高調波を用いて裏面反射電極層を分割す
る方法は、2段の非晶質半導体光電変換層を有するタン
デム構造の薄膜太陽電池の製造にも適用することができ
る。
Gレーザの第4高調波を用いて裏面反射電極層を分割す
る方法は、2段の非晶質半導体光電変換層を有するタン
デム構造の薄膜太陽電池の製造にも適用することができ
る。
【0070】第2の実施形態と同様にして裏面反射電極
層9までを形成し、第3の実施形態と同様にして裏面反
射電極層9を分割した、本発明の第4の実施形態の30
0×300mmのタンデム構造の薄膜太陽電池の特性
は、AM1.5(100mW/cm2)において、短絡
電流:0.309A、開放電圧:44.4V、曲線因
子:0.72、変換効率:11%であった。
層9までを形成し、第3の実施形態と同様にして裏面反
射電極層9を分割した、本発明の第4の実施形態の30
0×300mmのタンデム構造の薄膜太陽電池の特性
は、AM1.5(100mW/cm2)において、短絡
電流:0.309A、開放電圧:44.4V、曲線因
子:0.72、変換効率:11%であった。
【0071】本発明の第5の実施形態について説明す
る。第1および第2の実施形態においては、エネルギー
密度が均一なレーザ光を裏面反射電極層に対して垂直に
照射して裏面反射電極層を分割する加工(第3スクライ
ブ)を行ったが、本実施形態では、エネルギー密度が均
一なレーザ光を裏面反射電極層に対して斜めに照射す
る。
る。第1および第2の実施形態においては、エネルギー
密度が均一なレーザ光を裏面反射電極層に対して垂直に
照射して裏面反射電極層を分割する加工(第3スクライ
ブ)を行ったが、本実施形態では、エネルギー密度が均
一なレーザ光を裏面反射電極層に対して斜めに照射す
る。
【0072】本実施形態で製造する集積型薄膜太陽電池
は、単一の非晶質半導体光電変換層5を有するものであ
り、裏面反射電極層9の形成までの工程は第1の実施形
態と同様に行う。また、照射するNd−YAGレーザの
第4高調波を断面が矩形で均一なビームとする方法も、
第1の実施形態と同じである。
は、単一の非晶質半導体光電変換層5を有するものであ
り、裏面反射電極層9の形成までの工程は第1の実施形
態と同様に行う。また、照射するNd−YAGレーザの
第4高調波を断面が矩形で均一なビームとする方法も、
第1の実施形態と同じである。
【0073】裏面反射電極層9の加工に際しては、透光
性絶縁基板1を保持する加工ステージをX軸またはY軸
のいずれかについて傾斜させ、レーザ光をX−Y平面に
対して斜交させた状態で傾斜方向に沿って走査する。こ
のとき、被照射部位のうち、走査方向の前側がジャスト
フォーカスになり、後ろ側がデフォーカスになるように
レーザ光の結像位置を設定し、一方向への走査の間その
設定を保つ。
性絶縁基板1を保持する加工ステージをX軸またはY軸
のいずれかについて傾斜させ、レーザ光をX−Y平面に
対して斜交させた状態で傾斜方向に沿って走査する。こ
のとき、被照射部位のうち、走査方向の前側がジャスト
フォーカスになり、後ろ側がデフォーカスになるように
レーザ光の結像位置を設定し、一方向への走査の間その
設定を保つ。
【0074】加工ステージの低い側から高い側に向かっ
てレーザ光を移動させる場合を図8に例示する。図8に
おいて、(a)はレーザ光と裏面反射電極層9の関係を
表しており、(b)は(a)の円内の拡大図である。
(c)は結像面P内でのレーザ光のエネルギー密度の分
布を表しており、(d)は裏面反射電極層9上でのレー
ザ光のエネルギーを表している。
てレーザ光を移動させる場合を図8に例示する。図8に
おいて、(a)はレーザ光と裏面反射電極層9の関係を
表しており、(b)は(a)の円内の拡大図である。
(c)は結像面P内でのレーザ光のエネルギー密度の分
布を表しており、(d)は裏面反射電極層9上でのレー
ザ光のエネルギーを表している。
【0075】レーザ光は、結像レンズ24と集光レンズ
25によって、結像面Pが被照射部位Rの上端に一致す
るように設定されている。裏面反射電極層9の被照射部
位Rの面上におけるレーザ光のエネルギーは、(d)に
示したように、ジャストフォーカスである上端で最大で
あり、結像面Pから離れデフォーカスの度合いが大きく
なるにつれて低下する。
25によって、結像面Pが被照射部位Rの上端に一致す
るように設定されている。裏面反射電極層9の被照射部
位Rの面上におけるレーザ光のエネルギーは、(d)に
示したように、ジャストフォーカスである上端で最大で
あり、結像面Pから離れデフォーカスの度合いが大きく
なるにつれて低下する。
【0076】この状態を保ったまま、裏面反射電極層9
に平行にレーザ光を(a)の矢印方向に移動させると、
裏面反射電極層9は相対的に高エネルギーの走査方向前
側で加工され、加工により生じたAgやZnOのカスが
相対的に低エネルギーの走査方向後ろ側で吹き飛ばされ
ることになる。すなわち、第3の実施形態のエネルギー
勾配を有するレーザ光を垂直に照射する場合とほぼ同じ
現象が生じ、スクライブ溝10へのカスの再付着が防止
されて、分割した裏面反射電極層9に電気的短絡が発生
することを避けることができる。
に平行にレーザ光を(a)の矢印方向に移動させると、
裏面反射電極層9は相対的に高エネルギーの走査方向前
側で加工され、加工により生じたAgやZnOのカスが
相対的に低エネルギーの走査方向後ろ側で吹き飛ばされ
ることになる。すなわち、第3の実施形態のエネルギー
勾配を有するレーザ光を垂直に照射する場合とほぼ同じ
現象が生じ、スクライブ溝10へのカスの再付着が防止
されて、分割した裏面反射電極層9に電気的短絡が発生
することを避けることができる。
【0077】加工ステージの高い側から低い側に向かっ
てレーザ光を移動させるときは、レーザ光の結像面Pを
被照射部位Rの最下端に一致させる。本実施形態では、
レーザ光の焦点調節、走査方向、走査速度等を制御する
コンピュータを、走査方向に応じてレーザ光の結像面P
の位置を切り換えるようにプログラムしており、常に走
査方向前側をジャストフォーカスにした状態で、加工ス
テージの高い側と低い側とを往復して走査する。
てレーザ光を移動させるときは、レーザ光の結像面Pを
被照射部位Rの最下端に一致させる。本実施形態では、
レーザ光の焦点調節、走査方向、走査速度等を制御する
コンピュータを、走査方向に応じてレーザ光の結像面P
の位置を切り換えるようにプログラムしており、常に走
査方向前側をジャストフォーカスにした状態で、加工ス
テージの高い側と低い側とを往復して走査する。
【0078】加工ステージの傾斜角度は、レーザ光の裏
面反射電極層9に対する加工深度を考慮して設定する。
例えば、Agに対する加工深度がジャストフォーカス位
置から±600μmのレーザ光を使用し、結像面におけ
るレーザ光のビームの大きさを30μmとする場合は、
加工ステージの傾斜角度を45゜程度以下に設定する
と、良好な加工結果が得られる。
面反射電極層9に対する加工深度を考慮して設定する。
例えば、Agに対する加工深度がジャストフォーカス位
置から±600μmのレーザ光を使用し、結像面におけ
るレーザ光のビームの大きさを30μmとする場合は、
加工ステージの傾斜角度を45゜程度以下に設定する
と、良好な加工結果が得られる。
【0079】繰り返し周波数5kHz、走査速度125
mm/sec、加工面出力45W/mm2、または、繰
り返し周波数7kHz、走査速度130mm/sec、
加工面出力60W/mm2の照射条件で、幅50μmの
スクライブ溝を形成したときの電流印加逆バイアス方向
での分離抵抗値は20kΩ以上であった。また、本実施
形態の方法で製造した300×300mmの集積型薄膜
太陽電池は、第3の実施形態の集積型薄膜太陽電池とほ
ぼ同じ特性を示した。
mm/sec、加工面出力45W/mm2、または、繰
り返し周波数7kHz、走査速度130mm/sec、
加工面出力60W/mm2の照射条件で、幅50μmの
スクライブ溝を形成したときの電流印加逆バイアス方向
での分離抵抗値は20kΩ以上であった。また、本実施
形態の方法で製造した300×300mmの集積型薄膜
太陽電池は、第3の実施形態の集積型薄膜太陽電池とほ
ぼ同じ特性を示した。
【0080】なお、ここではレーザ光を移動させて裏面
反射電極層9を走査しているが、レーザ光を移動させず
加工ステージを移動させてもよい。また、加工ステージ
を傾斜させることに代えて、レーザ光の向きを変えるこ
とで裏面反射電極層9に対してレーザ光を斜めに照射す
るようにしてもよい。本実施形態の方法と原理的に同じ
であり、装置構成等を考慮して適宜選択すればよい。
反射電極層9を走査しているが、レーザ光を移動させず
加工ステージを移動させてもよい。また、加工ステージ
を傾斜させることに代えて、レーザ光の向きを変えるこ
とで裏面反射電極層9に対してレーザ光を斜めに照射す
るようにしてもよい。本実施形態の方法と原理的に同じ
であり、装置構成等を考慮して適宜選択すればよい。
【0081】エネルギー密度が均一なレーザ光を裏面反
射電極層に対して斜めに照射する方法は、2段の非晶質
半導体光電変換層を有するタンデム構造の薄膜太陽電池
の製造にも適用することができる。
射電極層に対して斜めに照射する方法は、2段の非晶質
半導体光電変換層を有するタンデム構造の薄膜太陽電池
の製造にも適用することができる。
【0082】第2の実施形態と同様にして裏面反射電極
層9までを形成し、第5の実施形態と同様にして裏面反
射電極層9を分割した、本発明の第6の実施形態の30
0×300mmのタンデム構造の薄膜太陽電池の特性
は、AM1.5(100mW/cm2)において、短絡
電流:0.309A、開放電圧:44.4V、曲線因
子:0.72、変換効率:11%であった。
層9までを形成し、第5の実施形態と同様にして裏面反
射電極層9を分割した、本発明の第6の実施形態の30
0×300mmのタンデム構造の薄膜太陽電池の特性
は、AM1.5(100mW/cm2)において、短絡
電流:0.309A、開放電圧:44.4V、曲線因
子:0.72、変換効率:11%であった。
【0083】本発明の適用可能範囲を明らかにすべく、
レーザパラメータ(加工面出力、走査速度、Q周波数、
結像サイズ)および裏面反射電極層の厚さを種々変え
て、Nd−YAGレーザの第4高調波により分割加工を
行ってみたところ、裏面反射電極層の厚さが通常の集積
型薄膜太陽電池で設定される600nm以下の範囲で
は、1回のレーザ光照射で裏面反射電極層を良好に分割
できることが判明した。ただし、裏面反射電極層をあま
り薄くすると太陽光が透過して光電変換効率が低下する
ため、裏面反射電極層を100nm以上の厚さに形成し
て完全に太陽光を反射させることが好ましい。
レーザパラメータ(加工面出力、走査速度、Q周波数、
結像サイズ)および裏面反射電極層の厚さを種々変え
て、Nd−YAGレーザの第4高調波により分割加工を
行ってみたところ、裏面反射電極層の厚さが通常の集積
型薄膜太陽電池で設定される600nm以下の範囲で
は、1回のレーザ光照射で裏面反射電極層を良好に分割
できることが判明した。ただし、裏面反射電極層をあま
り薄くすると太陽光が透過して光電変換効率が低下する
ため、裏面反射電極層を100nm以上の厚さに形成し
て完全に太陽光を反射させることが好ましい。
【0084】なお、前記いずれの実施形態においても、
裏面反射電極層9をZnOの裏面透明導電膜層7とAg
の裏面反射金属膜層8の2層から成る構造としたが、非
晶質半導体光電変換層5上にAg層を直接積層し、裏面
透明導電膜層7のない単層構造の裏面反射電極層として
もよい。また、ZnOに代えてITOにより裏面透明導
電膜層7を形成することもできる。
裏面反射電極層9をZnOの裏面透明導電膜層7とAg
の裏面反射金属膜層8の2層から成る構造としたが、非
晶質半導体光電変換層5上にAg層を直接積層し、裏面
透明導電膜層7のない単層構造の裏面反射電極層として
もよい。また、ZnOに代えてITOにより裏面透明導
電膜層7を形成することもできる。
【0085】
【発明の効果】請求項1の薄膜太陽電池の製造方法によ
るときは、裏面反射電極層を成す金属の結合が容易に切
断される上、熱の発生も少ないから、裏面反射電極層の
パターニングが容易であるとともに、熱による損傷も軽
微である。しかも、レーザ光の照射を直接受けたときの
非晶質半導体光電変換層の損傷が軽減される。したがっ
て、電気的に切断や短絡のない良好な集積型の太陽電池
を、再現性よく製造することができる。また、Nd−Y
AGレーザは固体レーザであるから、同程度の波長では
あるもののガスを使用するエキシマレーザに比べて、取
扱いが容易であり、装置構成が簡素であり、ランニング
コストも低い。
るときは、裏面反射電極層を成す金属の結合が容易に切
断される上、熱の発生も少ないから、裏面反射電極層の
パターニングが容易であるとともに、熱による損傷も軽
微である。しかも、レーザ光の照射を直接受けたときの
非晶質半導体光電変換層の損傷が軽減される。したがっ
て、電気的に切断や短絡のない良好な集積型の太陽電池
を、再現性よく製造することができる。また、Nd−Y
AGレーザは固体レーザであるから、同程度の波長では
あるもののガスを使用するエキシマレーザに比べて、取
扱いが容易であり、装置構成が簡素であり、ランニング
コストも低い。
【0086】請求項2の薄膜太陽電池の製造方法では、
レーザ光の反射が少ないため、そのエネルギーの多くを
パターニング加工に利用することができて効率がよい。
このため、一度のレーザ光照射で確実にパターニングす
ることが可能になり、多数回のレーザ光照射により非晶
質半導体光電変換層や裏面反射電極層に損傷を与えるこ
とを回避することができる。また、裏面反射電極層の加
工スレショルドと非晶質半導体光電変換層の加工スレシ
ョルドに大きな差があるため、裏面反射電極層のみの選
択的なパターニングが可能であり、非晶質半導体光電変
換層の損傷が一層軽減される。したがって、電気的短絡
等のない高品質の薄膜太陽電池を安定して製造すること
ができる。
レーザ光の反射が少ないため、そのエネルギーの多くを
パターニング加工に利用することができて効率がよい。
このため、一度のレーザ光照射で確実にパターニングす
ることが可能になり、多数回のレーザ光照射により非晶
質半導体光電変換層や裏面反射電極層に損傷を与えるこ
とを回避することができる。また、裏面反射電極層の加
工スレショルドと非晶質半導体光電変換層の加工スレシ
ョルドに大きな差があるため、裏面反射電極層のみの選
択的なパターニングが可能であり、非晶質半導体光電変
換層の損傷が一層軽減される。したがって、電気的短絡
等のない高品質の薄膜太陽電池を安定して製造すること
ができる。
【0087】請求項3の薄膜太陽電池の製造方法では、
一度のレーザ光照射で裏面反射電極層がパターニングさ
れるため、多数回のレーザ光照射による悪影響が避けら
れる。しかも、製品の薄膜太陽電池は、裏面反射電極層
で太陽光を完全に反射することができるから、光電変換
効率の高いものとなる。
一度のレーザ光照射で裏面反射電極層がパターニングさ
れるため、多数回のレーザ光照射による悪影響が避けら
れる。しかも、製品の薄膜太陽電池は、裏面反射電極層
で太陽光を完全に反射することができるから、光電変換
効率の高いものとなる。
【0088】請求項4の薄膜太陽電池の製造方法では、
裏面反射電極層を上端から下端まで一定幅の開溝で区切
ることができて、区切られた裏面反射電極層間で電気的
短絡が生じ難い。また、開溝下部の非晶質半導体光電変
換層がエネルギー不均一のレーザー光によって損傷する
こともない。さらに、一度のレーザ光照射で裏面反射電
極層に所望の幅の開溝を形成することができるから、レ
ーザ光を複数回照射する必要がなく、非晶質半導体光電
変換層が部分的にレーザ光を複数回照射されて損傷する
こともない。したがって、電気的短絡等のない高品質の
薄膜太陽電池を安定して製造することができる。
裏面反射電極層を上端から下端まで一定幅の開溝で区切
ることができて、区切られた裏面反射電極層間で電気的
短絡が生じ難い。また、開溝下部の非晶質半導体光電変
換層がエネルギー不均一のレーザー光によって損傷する
こともない。さらに、一度のレーザ光照射で裏面反射電
極層に所望の幅の開溝を形成することができるから、レ
ーザ光を複数回照射する必要がなく、非晶質半導体光電
変換層が部分的にレーザ光を複数回照射されて損傷する
こともない。したがって、電気的短絡等のない高品質の
薄膜太陽電池を安定して製造することができる。
【0089】請求項5の薄膜太陽電池の製造方法では、
上記効果を奏する製造法に用いられるレーザ光を容易に
得ることができる。
上記効果を奏する製造法に用いられるレーザ光を容易に
得ることができる。
【0090】請求項6の薄膜太陽電池の製造方法では、
パターニングによって生じる裏面反射電極層のカスが開
溝に付着することが防止され、区切られた裏面反射電極
層間で電気的短絡が生じることを一層確実に防ぐことが
できる。しかも、非晶質半導体光電変換層を損傷するこ
ともない。
パターニングによって生じる裏面反射電極層のカスが開
溝に付着することが防止され、区切られた裏面反射電極
層間で電気的短絡が生じることを一層確実に防ぐことが
できる。しかも、非晶質半導体光電変換層を損傷するこ
ともない。
【0091】請求項7の薄膜太陽電池の製造方法でも、
裏面反射電極層のカスの開溝への付着による裏面反射電
極層間の電気的短絡を、非晶質半導体光電変換層を損傷
することなく、確実に防止することができる。
裏面反射電極層のカスの開溝への付着による裏面反射電
極層間の電気的短絡を、非晶質半導体光電変換層を損傷
することなく、確実に防止することができる。
【図1】 本発明の第1の実施形態の製造手順を示す薄
膜太陽電池の断面図。
膜太陽電池の断面図。
【図2】 本発明の第2の実施形態の製造手順を示す薄
膜太陽電池の断面図。
膜太陽電池の断面図。
【図3】 レーザ光の波長と金属および非晶質半導体の
反射率の関係を示す図。
反射率の関係を示す図。
【図4】 断面が矩形でエネルギー密度が均一なNd−
YAGレーザ第4高調波を生成する構成と、レーザ光の
面内エネルギー密度の分布を模式的に示す図。
YAGレーザ第4高調波を生成する構成と、レーザ光の
面内エネルギー密度の分布を模式的に示す図。
【図5】 カライドスコープを用いる構成と、レーザ光
の面内エネルギー密度の分布を模式的に示す図。
の面内エネルギー密度の分布を模式的に示す図。
【図6】 断面が矩形でエネルギー密度に勾配を有する
Nd−YAGレーザ第4高調波を生成する構成と、レー
ザ光の面内エネルギー密度の分布を模式的に示す図。
Nd−YAGレーザ第4高調波を生成する構成と、レー
ザ光の面内エネルギー密度の分布を模式的に示す図。
【図7】 エネルギー密度に勾配を有するレーザ光によ
り裏面反射電極層をパターニング加工する方法の原理を
示す図。
り裏面反射電極層をパターニング加工する方法の原理を
示す図。
【図8】 エネルギー密度が均一なレーザ光を斜めに照
射して裏面反射電極層をパターニング加工する方法での
レーザ光の結像位置の設定例を示す図。
射して裏面反射電極層をパターニング加工する方法での
レーザ光の結像位置の設定例を示す図。
1 ガラス板 (透光性絶縁基板) 2 SiO2層 3 SnO2層 (透明電極膜層) 4 第1スクライブ溝 5 a−Si:H層 (非晶質半導体光電変換層) 5a 第1段a−Si:H層 5b 第2段a−Si:H層 6 第2スクライブ溝 7 ZnO層 (裏面透明導電膜層) 8 Ag層 (裏面反射金属膜層) 9 裏面反射電極層 10 第3スクライブ溝 11 Nd−YAG第4高調波レーザ光 21 ビームエキスパンダ 22 レンズ 23 スリット 24 結像レンズ 25 集光レンズ 31 レンズ 32 カライドスコープ 33 レンズ
Claims (7)
- 【請求項1】 透光性絶縁基板上に透明電極膜層と非晶
質半導体光電変換層を順次積層し、非晶質半導体光電変
換層上に裏面反射電極層を形成して、裏面反射電極層を
パターニング加工する集積型の薄膜太陽電池の製造方法
において、 前記裏面反射電極層にNd−YAGレーザ光の第4高調
波を照射することにより、前記裏面反射電極層をパター
ニング加工することを特徴とする薄膜太陽電池の製造方
法。 - 【請求項2】 前記裏面反射電極層を銀により形成する
ことを特徴とする請求項1に記載の薄膜太陽電池の製造
方法。 - 【請求項3】 前記裏面反射電極層を100nm以上か
つ550nm以下の厚さに形成することを特徴とする請
求項1または請求項2に記載の薄膜太陽電池の製造方
法。 - 【請求項4】 前記Nd−YAGレーザ光の第4高調波
は、断面が矩形で、面内のエネルギー密度が均一である
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに
記載の薄膜太陽電池の製造方法。 - 【請求項5】 エネルギー密度がガウス分布のビームを
拡大し、拡大したビームの周辺部を除去することによっ
て、Nd−YAGレーザ光の第4高調波の断面を矩形と
し、エネルギー密度を均一にすることを特徴とする請求
項4に記載の薄膜太陽電池の製造方法。 - 【請求項6】 前記Nd−YAGレーザ光の第4高調波
を前記裏面反射電極層に対して斜めに照射することを特
徴とする請求項4または請求項5に記載の薄膜太陽電池
の製造方法。 - 【請求項7】 前記Nd−YAGレーザ光の第4高調波
は、断面が矩形で、面内のエネルギー密度に勾配を有す
ることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか
に記載の薄膜太陽電池の製造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04352597A JP3436858B2 (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 薄膜太陽電池の製造方法 |
| US09/030,005 US6168968B1 (en) | 1997-02-27 | 1998-02-25 | Method of fabricating integrated thin film solar cells |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04352597A JP3436858B2 (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 薄膜太陽電池の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10242489A true JPH10242489A (ja) | 1998-09-11 |
| JP3436858B2 JP3436858B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=12666170
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04352597A Expired - Fee Related JP3436858B2 (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 薄膜太陽電池の製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6168968B1 (ja) |
| JP (1) | JP3436858B2 (ja) |
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