JPH102424A - シールリング - Google Patents

シールリング

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JPH102424A
JPH102424A JP17710096A JP17710096A JPH102424A JP H102424 A JPH102424 A JP H102424A JP 17710096 A JP17710096 A JP 17710096A JP 17710096 A JP17710096 A JP 17710096A JP H102424 A JPH102424 A JP H102424A
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JP
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seal ring
shaft
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housing
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Yasuaki Tanabe
靖章 田辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールリングと被装着部材との間での偏心を
抑制し、組立の際のシールリング及び相手部材の損傷を
防止するとともにシール機能を維持し得るシールリング
を提供することにある。 【解決手段】 シールリング1本体の内周面1aから突
出し溝底面20aに圧接する突起11が、軸方向の一方
の側面から他方の側面にかけて設けられている。3つの
突起11,11,11が中心に対し互いに120°の角
度で周方向に等配されている。シールリング1本体と溝
底面20aとの間にクリアランス15を確保してシール
機能が維持できるとともに、シールリング1の軸2に対
する偏心を抑制してシールリング1及び相手方のハウジ
ングの損傷を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種油圧又は空圧
機器の軸封部に用いられるシールリングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ATやP/Sなど油圧によりシス
テムを作動させる機器の軸封部において、シールリング
が多用されている。
【0003】この場合、シールリングは、軸又はハウジ
ングのいずれかに設けられた周方向溝に装着されて、オ
イル等の流体を密封するために使用される。
【0004】軸の設けられた周方向溝に装着される場合
を例に説明すると、図5に示すように、シールリング1
00は軸200の周方向溝400の底面400a及び側
面400b側から作用する油圧によってハウジング30
0及び溝の他の側面400cに圧着されることによりシ
ール機能を果たす。このため、装着される溝の底面40
0aとシールリング本体100との間にはクリアランス
500が生じるように設計されている。
【0005】従って、無圧状態では、シールリングと溝
が設けられている軸又はハウジングとの間で偏心が生じ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな偏心が生じると、図6に示すように機器の組立作業
において、ハウジング300の軸孔300aに前記軸2
00を挿入する際に、かじりや折り曲げ等によるシール
リングのはみ出し部分100aに損傷が生じたり、ハウ
ジングの対応部分300bに損傷が生じたりすることが
あった。ハウジングの周方向溝にシールリングを装着
し、軸を挿入する場合にも同様の問題が発生していた。
【0007】シールリングの軸又はハウジングとの偏心
を抑える手段として、シールリングと軸又はハウジング
の溝の底面とのクリアランスを小さくする方法がある。
しかしながら、図5で説明したように、シール機能を果
たすためにはシールリングと溝底面との間で流体の圧力
を発生させなければならないため、クリアランスが小さ
いと流体による圧力が発生しない場合があった。
【0008】本発明は、上記従来技術の課題を解決する
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、シールリングと被装着部材との間での偏心を抑制
し、組立の際のシールリング及び相手部材の損傷を防止
するとともにシール機能を維持し得るシールリングを提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、互いに同心的に組み付けられる2部
材間をシールするシールリングであって、該2部材のい
ずれか一方に装着されるシールリングにおいて、該シー
ルリングを前記一方の部材に同心的に装着するために、
同心保持部材を、該シールリング本体と前記一方の部材
との間に、周方向に断続的に介在させたことを特徴とす
る。
【0010】ここで、同心保持部材とは、シールリング
本体とシールリングが装着される一方の部材との間に介
在し、シールリング本体を一方の部材に対して同心的な
位置に保持する部材をいう。同心保持部材はシールリン
グ本体に一体にあるいはシールリング本体とは別体に設
ける。
【0011】このようにすれば、シールリングを装着し
て2部材を組み付ける際に、シールリングが一方の部材
に対して同心的に保持されるので、シールリングのはみ
出しにより、シールリング及び組み付ける相手部材を損
傷することがない。また、同心保持部材は、周方向に断
続的に設けられているので、密封対象流体が流入してシ
ールリングを2部材の隙間に押圧するためのクリアラン
スが、シールリングと一方の部材との間に確保され、シ
ール機能を損なうことがない。
【0012】第2の発明は、互いに同心的に組み付けら
れる2部材間をシールするシールリングであって、該2
部材のいずれか一方に設けられた周方向溝に装着される
シールリングにおいて、該シールリングが装着される一
方の部材の軸心に対する該シールリングの偏心を抑制す
るための、前記周方向溝の底面に圧接する突起を設けた
ことを特徴とする。
【0013】このようにすれば、シールリングを装着し
て2部材を組み付ける際に、シールリングの一方の部材
の軸心に対する偏心が抑制されるので、シールリングの
はみ出しにより、シールリング及び組み付ける相手部材
を損傷することがない。また、シールリングと周方向溝
との間の突起の設けられていない部分には、密封対象流
体が流入してシールリングを2部材の隙間に押圧するた
めのクリアランスが、確保されるので、シール機能を損
なうことがない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態に
基づいて説明する。
【0015】(第1の実施形態)図1(a)は、軸2の
周方向溝20に装着された本発明の第1の実施形態に係
るシールリング1の軸に直交する方向の断面図であり、
図1(b)は、同シールリング1の軸方向一部断面図で
ある。
【0016】本実施形態に係るシールリング1は、ゴム
等の弾性材料で形成され、断面矩形で環状をなす。軸2
の周方向溝20は断面略コの字形で軸2の外周面の全周
に刻設されている。シールリング1本体の内径は、軸2
の周方向溝20の底面20aの径より若干大きめに設定
されており、底面20aとの間にクリアランス15を有
する。シールリング1本体の内周面1aから突出し溝底
面20aに圧接する突起11が、軸方向の一方の側面1
bから他方の側面1cにかけて一体に設けられている。
本実施形態では、3つの突起11,11,11が中心に
対し互いに120°の角度で周方向に等配されている。
本実施形態では、同心保持部材としての突起11が、シ
ールリング本体と一体に形成されている。
【0017】このように突起11,11,11を設ける
と、シールリング1本体と溝底面20aとの間にクリア
ランス15を確保してシール機能が維持できるととも
に、シールリング1の軸2に対する偏心を抑制してシー
ルリング1及び相手方のハウジング(図示せず)の損傷
を防止することができる。
【0018】また、突起11,11,11を中心に対し
互いに120°の角度で周方向に等配することによっ
て、軸を回転させた場合でも、シールリング1の軸2に
対する偏心を抑制することができる。
【0019】(第2の実施形態)図2(a)は、ハウジ
ング3の内周に設けられた周方向溝30に装着された本
発明の第2の実施形態に係るシールリング4の軸に直交
する方向の断面図であり、図2(b)は、同シールリン
グ21の軸方向の断面図である。
【0020】本実施形態に係るシールリング4は、第1
の実施形態に係るシールリング1と同様にゴム等の弾性
材料で形成され、環状をなす。シールリング4本体の外
径は、ハウジング3の周方向溝30の底面30aの径よ
り若干小さめに設定されており、底面30aとの間にク
リアランス25を有する。シールリング2本体の外周面
4aから突出し溝底面30aに圧接する突起41が、軸
方向の一方の側面4bから他方の側面4cにかけて一体
に設けられている。本実施形態では、3つの突起41,
41,41が中心に対し互いに120°の角度で周方向
に等配されている。
【0021】このように突起41,41,41を設ける
と、シールリング4本体と溝底面30aとの間にクリア
ランス25を確保してシール機能が維持できるととも
に、シールリング4のハウジングの軸孔3aの中心に対
する偏心を抑制してシールリング4及び相手方の軸(図
示せず)の損傷を防止することができる。
【0022】(第3の実施形態)図3(a)は、軸2の
周方向溝20に装着された本発明の第3の実施形態に係
るシールリング6の軸に直交する方向の断面図である。
【0023】シールリング6は、第1の実施形態と同様
に、軸2の周方向溝20に装着されている。シールリン
グ6は、突起以外の部分については第1の実施形態に係
るシールリング1と同様の構成を有する。第1の実施形
態と同様の部分については同様の符号を付して説明を省
略する。
【0024】本シールリング6では、第1突起61a,
第2突起61bからなる突起対61が中心に対して互い
に120°の角度をなして周方向に3対等配されている
ものである。
【0025】図3(b)に示すように、ハウジング3の
周方向溝30に装着するシールリング7に同様の第1突
起71a,第2突起71bからなる突起対71を設けて
もよい。シールリング7は、突起以外の部分については
第2の実施形態に係るシールリング4と同様に構成を有
する。第2の実施形態と同様の部分については同様の符
号を付して説明を省略する。
【0026】このような突起対61,71を設けること
により、シールリング6,7本体と溝底面20a,30
aとの間にクリアランス15,25を確保してシール機
能が維持できるとともに、シールリング6の軸2に対す
る又はシールリング7のハウジング3の軸孔3aに対す
る偏心を抑制してシールリング6,7及び相手方部材の
損傷を防止することができる。
【0027】3つ以上の突起で突起対を形成し、同様に
周方向に120°の角度をなして等配してもよいことは
当然である。
【0028】(第4の実施形態)図4(a)は、軸2の
周方向溝20に装着された本発明の第4の実施形態に係
るシールリング8の軸に直交する方向の断面図である。
突起の配置以外の構成は第1の実施形態に係るシールリ
ング1と同様である。第1の実施形態と同様の部分につ
いては同様の符号を付して説明を省略する。
【0029】本実施形態では、シールリング8本体の内
周面8aから突出し溝底面20aに圧接する突起81
を、中心に対し互いに90°の角度で周方向に4つ等配
している。
【0030】図4(b)に示すように、ハウジング3の
周方向溝30に装着するシールリング9に同様に突起9
1を設けてもよい。シールリング9は突起の配置以外の
構成については第2の実施形態に係るシールリング4と
同様である。第2の実施形態と同様の部分については同
様の符号を付して説明を省略する。
【0031】このような突起81,91を設けることに
より、シールリング8,9本体と溝底面20a,30a
との間にクリアランス15,25を確保してシール機能
が維持できるとともに、シールリング8の軸2にたいす
る又はシールリング9のハウジング3の軸孔3aに対す
る偏心を抑制してシールリング8,9及び相手方部材の
損傷を防止することができる。
【0032】突起の形状,個数及び配置については、第
1乃至第4の実施形態で説明したものに限られない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、シールリングを装着して2部材を組み付ける際に、
シールリングが一方の部材に対して同心的に保持される
ので、シールリングのはみ出しにより、シールリング及
び組み付ける相手部材を損傷することがない。また、同
心保持部材は、周方向に断続的に設けられているので、
密封対象流体が流入してシールリングを2部材の隙間に
押圧するためのクリアランスが、シールリングと一方の
部材との間に確保され、シール機能を損なうことがな
い。
【0034】第2の発明によれば、シールリングを装着
して2部材を組み付ける際に、シールリングの一方の部
材の軸心に対する偏心が抑制されるので、シールリング
のはみ出しにより、シールリング組み付ける相手部材を
損傷することがない。また、シールリングと周方向溝と
の間の突起の設けられていない部分には、密封対象流体
が流入してシールリングを2部材の隙間に押圧するため
のクリアランスが、確保されるので、シール機能を損な
うことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、軸の周方向溝に装着された本発
明の第1の実施形態に係るシールリングの軸に直交する
方向の断面図であり、図1(b)は、同シールリングの
軸方向一部断面図である。
【図2】図2(a)は、ハウジングの内周に設けられた
周方向溝に装着された本発明の第2の実施形態に係るシ
ールリングの軸に直交する方向の断面図であり、図2
(b)は、同シールリングの軸方向の断面図である。
【図3】図3(a)は、軸の周方向溝に装着された本発
明の第3の実施形態に係るシールリングの軸に直交する
方向の断面図であり、図3(b)は、第3の実施形態に
係る他のシールリングの軸に直交する方向の断面図であ
る。
【図4】図4(a)は、軸の周方向溝に装着された本発
明の第4の実施形態に係るシールリングの軸に直交する
方向の断面図であり、図4(b)は、第4の実施形態に
係る他のシールリングの軸に直交する方向の断面図であ
る。
【図5】図5は、シール機構の説明図である。
【図6】図6は、従来例に係るシールリングの問題点の
説明図である。
【符号の説明】
1,4,6,7,7,9,100 シールリング 2,200 軸 3,300 ハウジング 20,30 溝 20a,30a 溝底面 11,41,81,91 突起 61,71 突起対

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに同心的に組み付けられる2部材間
    をシールするシールリングであって、 該2部材のいずれか一方に装着されるシールリングにお
    いて、 該シールリングを前記一方の部材に同心的に装着するた
    めに、同心保持部材を、該シールリング本体と前記一方
    の部材との間に、周方向に断続的に介在させたことを特
    徴とするシールリング。
  2. 【請求項2】 互いに同心的に組み付けられる2部材間
    をシールするシールリングであって、 該2部材のいずれか一方に設けられた周方向溝に装着さ
    れるシールリングにおいて、 該シールリングが装着される一方の部材の軸心に対する
    該シールリングの偏心を抑制するための、前記周方向溝
    の底面に圧接する突起を設けたことを特徴とするシール
    リング。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20110037235A1 (en) * 2008-04-15 2011-02-17 Nobuyuki Eguchi Seal ring

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110037235A1 (en) * 2008-04-15 2011-02-17 Nobuyuki Eguchi Seal ring
US9291271B2 (en) 2008-04-15 2016-03-22 Nok Corporation Seal ring

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