JPH10242500A - モノリシック受発光素子およびそれを用いた光ピックアップ - Google Patents

モノリシック受発光素子およびそれを用いた光ピックアップ

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JPH10242500A
JPH10242500A JP9044397A JP4439797A JPH10242500A JP H10242500 A JPH10242500 A JP H10242500A JP 9044397 A JP9044397 A JP 9044397A JP 4439797 A JP4439797 A JP 4439797A JP H10242500 A JPH10242500 A JP H10242500A
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JP
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light
light emitting
contact layer
semiconductor
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JP9044397A
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Shojiro Kitamura
昇二郎 北村
Katsumi Mori
克己 森
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光部でのレーザ発振特性と、受光部での光
−電流変換効率とをともに良好に確保できるモノリシッ
ク受発光素子を提供すること。 【解決手段】 高抵抗の半導体基板101上の少なくと
も2つの領域に、発光部100Aと受光部100Bを形
成する。発光部100Aは垂直共振器型面発光レーザ1
00A1とPIN型フォトダイオード100A2からな
り、100A2で100A1の出射光量をモニタする。
受光部100Bは共振器構造を持つPIN型フォトダイ
オードからなり、その共振器長は室温において100A
1の出射光の波長に対して共振するように構成されてい
る。また、100A2の部分の下部ミラーはこの部分と
半導体基板101の部分に穴部120を形成することに
より除去されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光素子と受光素
子を同一の半導体基板上に集積したモノリシック受発光
素子およびそれを用いた光ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】フォトダイオード等の受光部と半導体レ
ーザ等の発光部とを一対で使用するものとして、例えば
光を用いて情報を記録再生する光ピックアップが知られ
ている。これは、半導体レーザからのレーザ光を記録媒
体に入射させ、その反射光を受光部にて検出して、情報
の記録、再生を行うものである。
【0003】近年、この光ピックアップの小型化、簡素
化をはかるために様々な研究がなされているが、その一
つに発光素子と受光素子を同一の半導体基板上に集積す
ることが検討されている。なかでも、光源を半導体基板
の垂直方向にレーザ光を出射するようにこの半導体基板
に垂直な方向に共振器を形成した垂直共振器型面発光レ
ーザ(以下、VCSEL:Vertical Cavi
ty SurfaceEmitting Laserと
記す)とし、受光素子をVCSELの共振器と同一の構
造である共振器構造を持つフォトダイオードとして光源
と受光素子をモノリシック化したモノリシック受発光素
子は、その作成の容易さ、受発光素子のレイアウトの自
由度の大きさ等から特に注目されている。このモノリシ
ック受発光素子としては、例えば、Electoron
ics Letters 20th June 199
6 Vol.32 No.13 pp.1205〜12
07において開示されたものが知られている。これは図
11に示すように、半導体基板上301に下部分布反射
型多層膜ミラー302、クラッド層に挟まれた多重量子
井戸活性層からなる活性領域303、上部分布反射型多
層膜ミラー304を順次成長させ、その後、受光素子を
形成する部分300Bの上部分布反射型多層膜ミラー3
04の一部を化学的エッチングで取り除くことによって
フォトダイオードの受光感度の最適化を行っている。
【0004】このように、受光部と発光部を同一基板上
で同時に結晶成長させて形成しているため、受光部と発
光部との位置関係は、フォトリソグラフィー工程でのパ
ターニング精度で定まり、高い位置精度を確保できる。
また、受光部を共振器構造を持つフォトダイオードとす
ることにより、受光感度が向上するのみならず、その受
光感度の波長帯域を狭くすることができ、例えば外光等
のノイズを低減できるというメリットを持つ。
【0005】しかし、本発明者らの検討によれば、発光
部と受光部とでは、同一の結晶成長層ににて求められる
最適条件が異なっており、一方の素子特性に合ったプロ
セス条件にて結晶成長層を形成すると、他方の素子特性
が劣化するという問題点があった。特に、発光部の素子
特性に合ったプロセス条件にて結晶成長を行うと、受光
部の感度が劣化し、受光部にて微弱な強度の光を精度良
く検出することができなかった。
【0006】この課題を解決するために、本発明者らは
特願平7−198203において、PN型のフォトダイ
オードの上にVCSEL積層する構造の受光部を備えた
面発光型半導体レーザを開示した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造では、フォトダイオードが共振器構造をとらないた
め、高い受光感度を得ることができず、共振器構造をと
ることによるノイズに強くなるメリットを持たない。さ
らに、PN型のフォトダイオードであるため、高速変調
された光に対する応答速度に限界があるという課題を有
していた。
【0008】本発明はこのような課題を解決するもので
あり、その目的とするところは、同一基板上に発光部お
よび受光部を形成しながらも、良好な発光部でのレーザ
発振特性と、高い感度特性を持ち、外光などのノイズを
低減でき、さらに応答速度の速い受光部を持つモノリシ
ック受発光素子およびそれを用いた光ピックアップを提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のモノリシ
ック化受発光素子は、高抵抗の半導体基板上の少なくと
も2つの領域に、第1導電型半導体層と、第2導電型半
導体層とがそれぞれ複数積層して形成され、一方の領域
には、前記第1、第2導電型半導体層にて第1のPIN
型フォトダイオードと、垂直共振器型面発光レーザがこ
の順に積層されて形成され、他方の領域には、前記第
1、第2導電型半導体層にて共振器構造を持つ第2のP
IN型フォトダイオードが形成され、前記第1のPIN
型フォトダイオードと前記第2のPIN型フォトダイオ
ードが同一の半導体層で形成されることを特徴とする。
【0010】また本発明の第2のモノリシック受発光素
子は、前記第1のPIN型フォトダイオードは前記垂直
共振器型面発光レーザの出射光を検出し、前記第2のP
IN型フォトダイオードは前記垂直共振器型面発光レー
ザの出射光の外部反射光、あるいは他の発光素子からの
光を検出することを特徴とする。
【0011】また本発明の第3のモノリシック受発光素
子は、前記高抵抗の半導体基板上に、第1導電型の第1
の半導体多層膜ミラーと、第1導電型の第1のコンタク
ト層と、吸収層と、第2導電型の第2のコンタクト層
と、第2導電型の第2の半導体多層膜ミラーと、第2導
電型の第1のクラッド層と、量子井戸構造の活性層と、
第1導電型の第2のクラッド層と、第1導電型の第3の
半導体多層膜ミラーと、第1導電型の第3のコンタクト
層がこの順に積層され、前記一方の領域は、該領域の前
記高抵抗の半導体基板および前記第1の半導体ミラーを
除去し、前記第1のコンタクト層と、前記吸収層と、前
記第2のコンタクト層にて前記第1のPIN型フォトダ
イオードと、前記第2の半導体多層膜ミラーと、前記第
1のクラッド層と、前記活性層と、前記第2のクラッド
層と、前記第3の半導体多層膜ミラーと、前記第3のコ
ンタクト層にて前記垂直共振器型面発光レーザが形成さ
れ、前記他方の領域は、前記第1の半導体多層膜ミラー
と、前記第1のコンタクト層と、前記吸収層と、前記第
2のコンタクト層と、前記第2の半導体多層膜ミラーの
一部にて共振器構造を持つ前記第2のPIN型フォトダ
イオードが形成されていることを特徴とする。
【0012】また本発明の第4のモノリシック受発光素
子は、前記高抵抗の半導体基板上に、前記第1の半導体
多層膜ミラーと、前記第1のコンタクト層と、前記吸収
層と、前記第2のコンタクト層と、前記第2の半導体多
層膜ミラーと、前記第1のクラッド層と、前記活性層
と、前記第2のクラッド層と、前記第3のコンタクト層
と、誘電体多層膜ミラーがこの順に積層され、前記一方
の領域は、該領域の前記高抵抗の半導体基板および前記
第1の半導体ミラーを除去し、前記第1のコンタクト層
と、前記吸収層と、前記第2のコンタクト層にて前記第
1のPIN型フォトダイオードと、前記第2の半導体多
層膜ミラーと、前記第1のクラッド層と、前記活性層
と、前記第2のクラッド層と、前記第3のコンタクト層
と、前記誘電体多層膜ミラーにて前記垂直共振器型面発
光レーザが形成され、前記他方の領域は、前記第1の半
導体多層膜ミラーと、前記第1のコンタクト層と、前記
吸収層と、前記第2のコンタクト層と、前記第2の半導
体多層膜ミラーの一部にて共振器構造を持つ前記第2の
PIN型フォトダイオードが形成されていることを特徴
とする。
【0013】また本発明の第5のモノリシック受発光素
子は、前記垂直共振器型面発光レーザで室温において共
振する波長は、前記第2のPIN型フォトダイオードで
室温において共振する波長よりも短波長となるように、
各半導体層の膜厚を決めたことを特徴とする。
【0014】また本発明の第6のモノリシック受発光素
子は、前記第1のコンタクト層と前記第2のコンタクト
層と前記第3のコンタクト層をそれぞれ露出させ、その
露出させた部分にそれぞれ第1の電極と第2の電極と第
3の電極を形成し、前記一方の領域では、前記第2の電
極と前記第3の電極にて前記垂直共振器型面発光レーザ
に電流を注入し、前記第1の電極と第2の電極にて前記
第1のPIN型フォトダイオードに流れる電流を検出
し、前記他方の領域では、前記第1の電極と前記第2の
電極にて共振器構造を持つ前記第2のPIN型フォトダ
イオードに流れる電流を検出することを特徴とする。
【0015】また本発明の第7のモノリシック受発光素
子は、前記一方の領域の各半導体層と前記他方の領域の
各半導体層との間とが、それぞれ電気的に絶縁されてい
ることを特徴とする。
【0016】また本発明の第1の光ピックアップは、前
記モノリシック化受発光素子を有し、前記垂直共振器型
面発光レーザから出射されたレーザ光を、光ディスクに
照射し、該光ディスクからの反射光を共振器構造を持つ
第2のPIN型フォトダイオードにて受光して、前記光
ディスクに対してデータを記録再生することを特徴とす
る。
【0017】また本発明の第2の光ピックアップは、一
方の面上に対物レンズを、他方の面上に回折格子をそれ
ぞれ形成した透明基板と、前記モノリシック受発光素子
とを、前記透明基板の前記回折格子が形成された面と、
前記モノリシック受発光素子の前記垂直共振器型面発光
レーザの光を出射する面とが対向し、前記透明基板上の
前記対物レンズの光軸と、前記垂直共振器型面発光レー
ザの発光部の中心とが略一致するように、位置合わせし
て貼り合わせることによって形成し、浮上スライダに搭
載することを特徴とする。
【0018】また本発明の第3の光ピックアップは、前
記対物レンズが前記透明基板上に形成した鋸歯形状を持
つブレーズ化グレーティングレンズであることを特徴と
する。
【0019】また本発明の第4の光ピックアップは、前
記対物レンズが前記透明基板上に円形開口を持つマスク
を形成した後、イオン交換処理によって前記透明基板中
に屈折率分布を付けることによって作成したマイクロ平
板レンズであることを特徴とする。
【0020】また本発明の第5の光ピックアップは、前
記モノリシック受発光素子は前記第2のPIN型フォト
ダイオードからなる2つの受光部を有し、前記回折格子
は前記光ディスクの記録トラックに平行な直線で2つの
領域で分割され、前記光ディスクからの反射光のうち、
前記回折格子の一方の領域による回折光が、前記一方の
受光部に入射し、前記回折格子の他方の領域による回折
光が、前記他方の受光部に入射して、双方の前記受光部
の差をとることによりトラックエラー信号を、双方の前
記受光部の和をとることにより前記データを再生するこ
とを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面を用いて説明する。
【0022】(実施例1)図1は本発明の一実施例にお
けるモノリシック受発光素子100の発光部と受光部の
断面を模式的に示す図であり、図2はその概略斜視図で
ある。
【0023】図1、図2に示すモノリシック受発光素子
100は、高抵抗の半導体基板101上の異なる領域
に、それぞれ発光部100Aと受光部100Bとが形成
されている。本実施例では、発光部100Aが垂直共振
器型面発光レーザ(VCSEL100A1)とその出射
光量をモニタするPIN型フォトダイオード100A2
で、受光部100Bが共振器構造を持つPIN型フォト
ダイオードでそれぞれ形成されている。この発光部10
0A、受光部100Bの平面的レイアウトとしては、図
2に示すように、例えば発光部100Aの両側の2ヶ所
に、受光部100Bを形成している。このモノリシック
受発光素子100の発光部100A、受光部100Bの
数は、図2に示す数に限定されるものではなく、複数の
発光部と複数の受光部を平面的にレイアウトすることが
可能である。
【0024】まず、発光部100Aの構造について説明
すると、GaAsからなる半導体基板101上には、p
型Al0.15Ga0.85As層とp型AlAs層を
この順に交互に30ペア積層し例えば波長780nm付
近の光に対し99.5%以上の反射率を持つ分布反射型
多層膜ミラー(第1のp型DBRミラー102)、p型
Al0.15Ga0.85As層(第1のp型コンタク
ト層103)、GaAs層(吸収層104)、n型Al
0.15Ga0.85As層(n型コンタクト層10
5)が形成される。そしてその上には1層のn型AlA
s層を積層し、さらにn型Al0.15Ga0.85
s層とn型AlAs層をこの順に交互に30ペア積層し
た、波長780nm付近の光に対し99.5%以上の反
射率を持つ分布反射型多層膜ミラー(n型DBRミラー
106A)が形成されている。そしてさらにその上に
は、n型Al0.5Ga0.5As層(n型クラッド層
107)、Al0.3Ga0.7Asバリア層とGaA
s量子井戸層からなり量子井戸層が5層で構成される多
重量子井戸構造の活性層108、p型Al0.5Ga
0.5As層(p型クラッド層109)、p型AlAs
層とp型Al0.15Ga0.85As層をこの順に交
互に13ペア積層し波長780nm付近の光に対し9
8.5%〜99%の反射率を持つの分布反射型多層膜ミ
ラー(第2のp型DBRミラー110)、p型Al
0.15Ga0.85As層(第2のp型コンタクト層
111)が形成されている。そして、第1のp型DBR
ミラー102および半導体基板101は発光部100A
の直下の部分で除去されている。したがって、発光部1
00Aは、n型DBRミラー106Aとこれより上に積
層された部分でVCSEL100A1を、第1のp型コ
ンタクト層103と吸収層104およびn型コンタクト
層105でVCSELの出射光量をモニタするPIN型
フォトダイオード100A2をそれぞれ形成する。そし
て、p型オーミック電極116とn型オーミック電極1
17AによりVCSEL100A1に電流を注入する。
また、p型オーミック電極118Aとn型オーミック電
極117Aにより第1のp型DBRミラー102からの
VCSELの出射光量に応じた電流を検出する。ここ
で、100A2はPIN型フォトダイオードであるため
応答速度が速く、高速変調されたVCSELからの出射
光に対して十分な応答速度を持つことができる。
【0025】ここで、活性層108は多重量子井戸構造
をとっているが、この構造をとることにより周知のごと
く、(a)低しきい電流が可能である、(b)量子井戸
の幅を狭くすることにより発振波長を短波長化すること
ができる、(c)しきい電流の温度依存性が小さい、
(d)高速変調特性が優れているという特徴を持つ。こ
こで、上記の特徴(b)において、量子井戸の幅によっ
て決まる発振波長をλとし、n型クラッド層107、
活性層108、p型クラッド層109で構成される共振
器の長さによって決まる共振波長をλとすると、λ
とλは電流注入時に発光部100Aの共振器の部分が
局部的に発熱するために、注入電流を増加するに従って
長波長側にシフトするが、λのシフト量の方がλ
シフト量よりも大きい。したがって、VCSELを連続
発振させるためには、室温でのλをλよりも短波長
になるように量子井戸の幅を決めなければならない。本
実施例では、780nm付近の波長で連続発振するよう
に、量子井戸の幅および共振器長を決めた。
【0026】またここで、第1のp型DBRミラー10
2を部分的に除去したのは以下の2つの理由による。す
なわち、第1の理由は、p型DBRミラー102はVC
SELに対して外部共振器を構成するため、VCSEL
の安定したレーザ発振に対して影響を与えるのを避ける
ためである。また第2の理由は、第1のp型DBRミラ
ー102がこの部分にあると、PIN型フォトダイオー
ドは、第1のp型DBRミラー102とn型DBRミラ
ー106Aによって挟まれた共振器構造になる。このP
IN型フォトダイオードの共振器長は、後述するよう
に、室温でVCSELの発振波長(780nm)付近に
対して共振するように設計されているが、VCSELの
直下にあるため、VCSELのレーザ発振時には室温よ
りも高温になり、共振器長が長くなる。すなわち、この
部分における共振器構造による共振波長が長波長側にシ
フトし、VCSELの出射光の波長からずれるためであ
る。
【0027】一方、受光部100Bの構造について説明
すると、半導体基板101上には、第1のp型DBRミ
ラー102が形成され、さらにその上には第1のp型コ
ンタクト層103、吸収層104、n型コンタクト層1
05が形成され、またさらにその上にはn型AlAs層
とn型Al0.15Ga0.85As層をこの順に交互
に積層し、波長780nm付近の光に対し約82%の反
射率を持つ5ペアの分布反射型多層膜ミラー(n型DB
Rミラー106B)が形成されている。したがって、受
光部100Bは、第1のp型DBRミラー102とn型
DBRミラー106Bとによって挟まれた、共振器構造
を持つPIN型フォトダイオードを形成する。そして、
p型オーミック電極118Bとn型オーミック電極11
7Bにより第2のp型DBRミラー111からのVCS
ELの出射光のうち図示しない測定対象物からの反射光
量に応じた電流を検出する。ここで、受光部100Bは
PIN型フォトダイオードであるため応答速度が速く、
高速変調された光に対して十分な応答速度を持つことが
できる。
【0028】ここで、受光部100Bは、発光部100
Aに比べて流れる電流は非常に少なく、発光部100A
からも離れているため、VCSEL100A1のレーザ
発振時においてもほぼ発光部の温度はほぼ室温と等し
い。したがって、受光部100Bの共振器長は室温でV
CSEL100A1の発振波長と共振する長さとした。
【0029】またここで、n型DBRミラー106Bの
ペア数を5ペアとした理由について以下に説明する。
【0030】受光部を共振器構造としたとき、J.Ap
pl.Phys.78(2),15July 1995
pp.608〜610に示されるように、この受光素
子の量子効率を吸収層で吸収される光量と受光素子に入
射する光量の比で表すと、次式で示される。
【0031】
【数1】
【0032】ただし、λは波長、Rはn型DBRミラ
ー106Bの反射率、Rは第1のp型DBRミラー1
02の反射率、αは吸収層104の吸収係数とし、第1
のp型コンタクト層103、吸収層104、n型コンタ
クト層105の屈折率および厚さをそれぞれnおよび
、nおよびd、nおよびdとした。また、
吸収層104以外の各層における吸収は無視した。
【0033】ここで、λを発光部100Aからの出射光
の波長(本実施例では780nm)とし、Rを変化さ
せたときの量子効率の変化を図3に示す。図中、実線は
上式による計算値を示す。また、黒丸の点はn型DBR
ミラー106Bのペア数を変化させたときの量子効率の
値を示し、各点に添えられた数字はそれぞれn型DBR
ミラー106Bのペア数を示す。この図から、n型DB
Rミラー106Bのペア数を最も高い量子効率が得られ
る5ペア(R=0.82)とした。また、上式におい
てRを0.82とし、波長λを変化させたときの、量
子効率を計算した結果を図4に示す。図4から受光部1
00Bは量子効率に波長帯域を持つことがわかる。した
がって、受光部100Bは発光部Aからの出射光の波長
付近以外の光に対しては量子効率が低下するため、外光
などによるノイズを低減することができる。
【0034】以下、本実施例に係わるモノリシック受発
光素子100の構成および製造工程について、図5〜図
9にしたがって説明する。
【0035】まず、半導体基板101上に第1のp型D
BRミラー102、第1のp型コンタクト層103、吸
収層104、n型コンタクト層105、n型DBRミラ
ー106、n型クラッド層107、活性層108、p型
クラッド層109、第2のp型DBRミラー110、第
2のp型コンタクト層111を順次、MOCVD法でエ
ピタキシャル成長させる(図5(a))。このとき、本
実施例では、成長温度を700℃とし、成長圧力を15
0Torrとし、III族原料としてはTMGa(トリメ
チルガリウム)およびTMAl(トリメチルアルミニウ
ム)の有機金属を、V族原料としてはAsHを、n型
ドーパントとしてはHSeを、p型ドーパントとして
はDEZn(ジエチルジンク)をそれぞれ用いる。ここ
で、ドーピングを行う層のドーピング量は、第1のp型
DBRミラー102の各層、n型DBRミラー106の
各層、n型クラッド層107、p型クラッド層109、
第2のp型DBRミラー110の各層を2×10
18(cm−3)とし、第1のp型コンタクト層10
3、n型コンタクト層105、第2のp型コンタクト層
111を1×1019(cm−3)とした。なお、本実
施例においては、MOCVD法で各層をエピタキシャル
成長させたが、MBE法によってエピタキシャル成長さ
せてもよい。
【0036】その後、常圧熱CVD法によってエピタキ
シャル層上に250オングストローム程度のSiO
からなる保護層I1を形成する。この保護層I1が積層
された半導体層を覆うことにより、プロセス中の表面汚
染を防いでいる。
【0037】次に、柱状部112の周囲のレジストパタ
ーンR1で覆われていない部分を、反応性イオンビーム
エッチング法(以下、RIBE法と記す)により、p型
クラッド層109の途中までエッチングを行う。この
際、本実施例ではエッチングガスとしては塩素とアルゴ
ンの混合ガスを用い、ガス圧を1×10−3Torr、
引出し電圧を400Vとした。ここで、p型クラッド層
109の途中までしかエッチングしないのは、活性層の
水平方向の注入キャリアと光を閉じ込めるための構造
を、リブ導波路型の屈折率導波構造とするためである。
そしてさらに発光部100Aの発光中心付近の注入電流
密度を上げるための電流狭窄部113を形成するため
に、第2のp型DBRミラー110のAlAs層の一部
を選択的に酸化する(図5(b))。この電流狭窄部1
13を形成するために、p型クラッド層109と第2の
p型DBRミラー110のどちらか一方あるいは両方
に、例えばイオン注入により不純物例えばプロトンまた
は酸素イオンなどを導入して絶縁してもよい。
【0038】この後、レジストパターンR1を取り除
き、常圧熱CVD法で、表面に1000オングストロー
ム程度のSiO絶縁膜114を形成する。この際のプ
ロセス条件としては、基板温度を450℃、原料として
SiH(モノシラン)と酸素を使用し、キャリアガス
には窒素を用いた。さらにこの上にスピンコート法を用
いてSOG(Spin on Grass)膜115を
塗布し、その後例えば、80℃で1分間、150℃で2
分間、さらに300℃で30分間、窒素雰囲気中でベー
キングする(図6(a))。
【0039】次に、SOG膜115とSiO膜114
をエッチングバックして、露出したp型コンタクト層1
11の表面と面一になるように平坦化させた(図6
(b))。エッチングには平行平板電極を用いた反応性
イオンエッチング(RIE)法を採用し、反応ガスとし
て、SF、CHFおよびArを組み合わせて使用し
た。
【0040】次に、発光部100Aを柱状に残してその
周囲と、受光部100Bの部分を、受光部100Bの受
光面の反射率が光検出に最適になるようにn型DBRミ
ラー106を5ペア残してエッチングする。このエッチ
ングのために、保護膜I2(例えばSiO)を形成
し、エッチングされるべきでない発光部100Aと対抗
する領域に、レジストパターンR2を形成している(図
7(a))。
【0041】次に、後でn型オーミック電極117A、
Bを形成するために、発光部100Aと受光部100B
の周囲を、n型コンタクト層105の表面が露出するま
でエッチングする。このエッチングのために、レジスト
パターンR2を除去した後、保護膜I3(例えばSiO
)を形成し、エッチングされるべきでない発光部10
0Aおよび受光部100Bと対抗する領域に、レジスト
パターンR3を形成している(図7(b))。
【0042】次に、後でp型オーミック電極118A、
Bを形成するために、上でn型コンタクト層105の表
面を露出させた部分の周囲を、第1のp型コンタクト層
103が露出するまでエッチングする。このエッチング
のために、レジストパターンR3を除去した後、保護膜
I4(例えばSiO)を形成し、エッチングされるべ
きでない発光部100Aおよび受光部100B対抗する
領域と、n型コンタクト層105の表面を露出させた部
分と対抗する領域に、レジストパターンR4を形成して
いる(図8(a))。
【0043】さらに、レジストパターンR4を除去し、
保護膜I5(例えばSiO)を形成した後、発光部1
00Aおよび受光部100Bの第1のp型コンタクト層
103同士と、発光部100Aおよび受光部100Bの
n型コンタクト層105同士とを電気的に絶縁させるた
めに、両者の境界部分を半導体基板101の途中まで例
えばエッチングにより除去して、分離溝119を形成す
る。この分離溝119の形成にあたり、ドライエッチン
グを用いることが好ましいが、この分離溝119におけ
る界面は発光および受光に影響がないため、ウエットエ
ッチング、あるいはダイシングソーにより形成すること
もできる。また、分離溝119による絶縁に代えて、上
記境界部分に例えばイオン注入により不純物例えばプロ
トンまたは酸素イオンなどを導入して絶縁してもよい。
そしてさらに、発光部100Aの部分の第1のp型DB
Rミラー102を除去するために、例えばウエットエッ
チングにより、穴部120を形成した(図8(b))。
【0044】そして最後に、保護膜I2〜I5を除去し
て、第1のp型コンタクト層103の露出した部分に第
1のp型オーミック電極118A、Bを、n型コンタク
ト層105の露出した部分にn型オーミック電極117
A、Bを、さらに第2のp型コンタクト層111の露出
した部分にリング状に接触する第2のp型オーミック電
極116を公知のリフトオフ法により形成し、N雰囲
気中で400℃のアロイングを行う(図9)。
【0045】以上の工程により、図1に示すモノリシッ
ク受発光素子100が完成する。
【0046】なお、上記の実施例において、各層におけ
るp型とn型を入れ替えて、極性を逆にしたモノリシッ
ク受発光素子としても本発明の趣旨を逸脱するものでは
ない。また、上記の実施例では、AlGaAs系のVC
SELについて説明したが、その他のIII−V族系あるい
はII−VI族系のVCSELについても好適に適用でき、
特に活性層はAlの組成を変えることで発振波長を変更
することもできる。また、上記の実施例において、第2
のp型DBRミラー110を省いた構造とし、第2のp
型オーミック電極116を形成した後に、例えばSiO
層とTaを交互に積層した誘電体多層膜ミラー
を発光部100Aのみに形成しても良い。
【0047】以下、上で説明した本発明のモノリシック
受発光素子100を、光ピックアップに適用した他の実
施例について説明する。
【0048】(実施例2)図10は、本発明の光ピック
アップ200の構成を示す概略斜視図である。
【0049】図中、ガラス等の透明基板201の一方の
表面上には、断面が鋸歯形状を持つブレーズ化グレーテ
ィングレンズからなるマイクロ対物レンズ202が形成
され、他方の表面には、マイクロ対物レンズ202の光
軸に直交する直線で2つの領域に分割された回折格子2
03が形成されている。ここで、マイクロ対物レンズ2
02はブレーズ化グレーティングレンズの代わりに、透
明基板上に円形開口を持つマスクを形成した後、イオン
交換処理によって透明基板中に屈折率分布を付けること
によって作成したマイクロ平板レンズを用いてもよい。
【0050】光ピックアップ200は、モノリシック受
発光素子100を複数個2次元アレイ状に形成したもの
と、マイクロ対物レンズ202と回折格子203をそれ
ぞれ複数個2次元アレイ状に形成した透明基板201と
を一定の間隔をとった状態で貼り合わせたものを、個々
の素子ごとに切り出したものである。ここで、モノリシ
ック受発光素子100と透明基板は、図に示すように、
モノリシック受発光素子100のレーザ出射側と回折格
子203が対向し、さらにモノリシック受発光素子10
0の発光部100Aからの出射光の光軸と、マイクロ対
物レンズ202の光軸が一致するように、そしてさらに
回折格子203の分割線と、モノリシック受発光素子1
00上の受光部100BRと100BLを結ぶ線が略平
行になるように位置合わせして張り合わされている。こ
こで、モノリシック受発光素子100、マイクロ対物レ
ンズ202、回折格子203はそれぞれ2次元アレイ状
に複数形成することが容易であり、それぞれの素子の位
置はフォトリソグラフ技術により高精度に位置決め可能
であるため、大量の光ピックアップ200を同時に作成
可能である。従来の光ピックアップが個々の素子を別々
に作成し、高精度な組立調整が必要であったため小型化
が困難であり高コストであったのに対して、本発明の光
ピックアップ200は非常に小型にもかかわらず、同時
に大量に作成することが容易であるという大きなメリッ
トを持つ。
【0051】この光ピックアップ200は図示しない浮
上スライダに固定され、光ディスク201の回転時に、
光ディスク201の記録面に対して常にマイクロ対物レ
ンズ202の焦点を結ぶように光ディスク201から一
定の距離を隔てて浮上している。このため、本実施例の
光ピックアップ200はフォーカスサーボを行う必要が
なく、構成を非常に簡略化することができる。また、光
ピックアップ200は浮上スライダに搭載されているた
めディスクチルトが発生せず、高精度なトラッキングを
行うことができる。
【0052】ここで、この光ピックアップ200は、回
折格子203の2つの領域の分割線が、光ディスクのト
ラック方向に平行になるように設置される。そして、光
ディスクからの反射光の内、領域203Rでの回折光が
ほぼすべて受光部100BRに入射するように、領域2
03Lでの回折光がほぼすべて受光部100BLに入射
するように、回折格子203の形状が決められている。
本実施例では領域203Rの回折光がほぼ+1次回折光
のみに、領域203Lの回折光がほぼ−1次回折光のみ
になるように、この回折格子203のそれぞれの領域を
逆の極性にブレーズ化している。
【0053】次に、この光ピックアップ200の動作に
ついて説明する。
【0054】まず、駆動回路205によって発光部10
0AのVCSELがレーザ光を出射する。このとき、V
CSELの出射光量に応じて、発光部100AのPIN
フォトダイオードに流れる電流をI−V変換器204で
検出し、駆動回路205にフィードバックをかけること
により、出射光量が一定になるようにAPC(オートパ
ワーコントロール)を行っている。
【0055】発光部100Aから出射されたレーザ光は
回折格子203を通過し、マイクロ対物レンズ202に
よって光ディスクの記録面上に集光される。光ディスク
からの反射光はマイクロ対物レンズ202を通過し、回
折格子203によって回折され、分割線によって分離さ
れて受光部100BRと受光部100BLに入射する。
受光部100BR、受光部100BLに流れる電流量を
それぞれI−V変換器206R、I−V変換器206L
で検出し、差動増幅器207でそれぞれの信号の差をと
ることによりプッシュプル法でトラックエラー信号(T
ES)を検出し、加算増幅器208でそれぞれの信号の
和をとることによりデータ信号(RFS)を検出する。
【0056】以上説明したように、本発明のモノリシッ
ク受発光素子を光ピックアップに適用することにより、
非常に小型の光ピックアップが、大量にかつ容易に作成
可能になる。
【0057】
【発明の効果】本発明のモノリシック受発光素子は、同
一基板上に受光素子と発光素子を高い位置精度を確保し
ながら、集積化可能になる。さらに、受光素子をPIN
型フォトダイオードとしたことにより、高速変調された
光に対して応答速度を向上することができる。またさら
に、発光部のVCSELの出力をモニタする部分以外の
受光部を共振器構造をもつPIN型フォトダイオードと
したことにより、受光感度を向上することができ、か
つ、外光などのノイズを低減することができる。
【0058】また、本発明のモノリシック受発光素子を
光ピックアップに適用することにより、作成容易な小型
の光ピックアップが実現可能となり、光ディスクにおけ
る記録、再生の高速化および装置全体の小型化、省電力
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るモノリシック受発光素
子の断面を模式的に示す断面図である。
【図2】図1に示す装置の概略斜視図である。
【図3】(1)式においてRを変化させたとき、およ
び、図1においてn型DBRミラー106Bのペア数を
変化させたときの量子効率の変化の様子を示す図であ
る。
【図4】(1)式においてRをn型DBRミラー10
6Bのペア数が5ペアである時の反射率とし、受光部1
00Bに入射する波長を変化させたときの量子効率の変
化の様子を示す図である。
【図5】(a)〜(b)は、それぞれ図1に示す装置の
製造プロセスを説明するための概略断面図である。
【図6】(a)〜(b)は、それぞれ図5に引き続き行
われる製造プロセスを説明するための概略断面図であ
る。
【図7】(a)〜(b)は、それぞれ図6に引き続き行
われる製造プロセスを説明するための概略断面図であ
る。
【図8】(a)〜(b)は、それぞれ図7に引き続き行
われる製造プロセスを説明するための概略断面図であ
る。
【図9】図8に引き続き行われる製造プロセスを説明す
るための概略断面図である。
【図10】本発明の一実施例に係る光ピックアップを模
式的に示す概略斜視図である。
【図11】従来例のモノリシック受発光素子の断面を模
式的に示す断面図である。
【符号の説明】
100A 発光部 100A1 VCSEL 100A2 PIN型フォトダイオード 100B、100BR、100BL 受光部 101 高抵抗の半導体基板 102 第1のp型DBRミラー 103 第1のp型コンタクト層 104 吸収層 105 n型コンタクト層 106、106A、106B n型DBRミラー 107 n型クラッド層 108 活性層 109 p型クラッド層 110 第2のp型DBRミラー 111 第2のp型コンタクト層 112 柱状部 113 電流狭窄部 114 SiO絶縁膜 115 SOG膜 116、118A、118B p型オーミック電極 117A、117B n型オーミック電極 119 分離溝 120 穴部 I1、I2、I3、I4、I5 保護膜 R1、R2、R3、R4 レジストパターン 201 光ディスク 202 マイクロ対物レンズ 203、203R、203L 回折格子 204、206R、206L I−V変換器 205 駆動回路 207 差動増幅器 208 加算増幅器

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高抵抗の半導体基板上の少なくとも2つ
    の領域に、第1導電型半導体層と、第2導電型半導体層
    とがそれぞれ複数積層して形成され、 一方の領域には、前記第1、第2導電型半導体層にて第
    1のPIN型フォトダイオードと、 垂直共振器型面発光レーザがこの順に積層されて形成さ
    れ、 他方の領域には、前記第1、第2導電型半導体層にて共
    振器構造を持つ第2のPIN型フォトダイオードが形成
    され、 前記第1のPIN型フォトダイオードと前記第2のPI
    N型フォトダイオードが同一の半導体層で形成されるこ
    とを特徴とするモノリシック受発光素子。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1のPIN型フォトダイオードは前記垂直共振器
    型面発光レーザの出射光を検出し、 前記第2のPIN型フォトダイオードは前記垂直共振器
    型面発光レーザの出射光の外部反射光、あるいは他の発
    光素子からの光を検出することを特徴とするモノリシッ
    ク受発光素子。
  3. 【請求項3】 請求項1乃至2のいずれかにおいて、 前記高抵抗の半導体基板上に、第1導電型の第1の半導
    体多層膜ミラーと、第1導電型の第1のコンタクト層
    と、吸収層と、第2導電型の第2のコンタクト層と、第
    2導電型の第2の半導体多層膜ミラーと、第2導電型の
    第1のクラッド層と、量子井戸構造の活性層と、第1導
    電型の第2のクラッド層と、第1導電型の第3の半導体
    多層膜ミラーと、第1導電型の第3のコンタクト層がこ
    の順に積層され、 前記一方の領域は、該領域の前記高抵抗の半導体基板お
    よび前記第1の半導体ミラーを除去し、 前記第1のコンタクト層と、前記吸収層と、前記第2の
    コンタクト層にて前記第1のPIN型フォトダイオード
    と、 前記第2の半導体多層膜ミラーと、前記第1のクラッド
    層と、前記活性層と、前記第2のクラッド層と、前記第
    3の半導体多層膜ミラーと、前記第3のコンタクト層に
    て前記垂直共振器型面発光レーザが形成され、 前記他方の領域は、前記第1の半導体多層膜ミラーと、
    前記第1のコンタクト層と、前記吸収層と、前記第2の
    コンタクト層と、前記第2の半導体多層膜ミラーの一部
    にて共振器構造を持つ前記第2のPIN型フォトダイオ
    ードが形成されていることを特徴とするモノリシック受
    発光素子。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至2のいずれかにおいて、 前記高抵抗の半導体基板上に、前記第1の半導体多層膜
    ミラーと、前記第1のコンタクト層と、前記吸収層と、
    前記第2のコンタクト層と、前記第2の半導体多層膜ミ
    ラーと、前記第1のクラッド層と、前記活性層と、前記
    第2のクラッド層と、前記第3のコンタクト層と、誘電
    体多層膜ミラーがこの順に積層され、 前記一方の領域は、該領域の前記高抵抗の半導体基板お
    よび前記第1の半導体ミラーを除去し、 前記第1のコンタクト層と、前記吸収層と、前記第2の
    コンタクト層にて前記第1のPIN型フォトダイオード
    と、 前記第2の半導体多層膜ミラーと、前記第1のクラッド
    層と、前記活性層と、前記第2のクラッド層と、前記第
    3のコンタクト層と、前記誘電体多層膜ミラーにて前記
    垂直共振器型面発光レーザが形成され、 前記他方の領域は、前記第1の半導体多層膜ミラーと、
    前記第1のコンタクト層と、前記吸収層と、前記第2の
    コンタクト層と、前記第2の半導体多層膜ミラーの一部
    にて共振器構造を持つ前記第2のPIN型フォトダイオ
    ードが形成されていることを特徴とするモノリシック受
    発光素子。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかにおいて、 前記垂直共振器型面発光レーザで室温において共振する
    波長は、前記第2のPIN型フォトダイオードで室温に
    おいて共振する波長よりも短波長となるように、各半導
    体層の膜厚を決めたことを特徴とするモノリシック受発
    光素子。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至5のいずれかにおいて、 前記第1のコンタクト層と前記第2のコンタクト層と前
    記第3のコンタクト層をそれぞれ露出させ、その露出さ
    せた部分にそれぞれ第1の電極と第2の電極と第3の電
    極を形成し、 前記一方の領域では、前記第2の電極と前記第3の電極
    にて前記垂直共振器型面発光レーザに電流を注入し、前
    記第1の電極と第2の電極にて前記第1のPIN型フォ
    トダイオードに流れる電流を検出し、 前記他方の領域では、前記第1の電極と前記第2の電極
    にて共振器構造を持つ前記第2のPIN型フォトダイオ
    ードに流れる電流を検出することを特徴とするモノリシ
    ック受発光素子。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかにおいて、 前記一方の領域の各半導体層と前記他方の領域の各半導
    体層との間とが、それぞれ電気的に絶縁されていること
    を特徴とするモノリシック受発光素子。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のモノリシック化受発光
    素子を有し、前記垂直共振器型面発光レーザから出射さ
    れたレーザ光を光ディスクに照射し、該光ディスクから
    の反射光を共振器構造を持つ第2のPIN型フォトダイ
    オードにて受光して、前記光ディスクに対してデータを
    記録再生することを特徴とする光ピックアップ。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 一方の面上に対物レンズを、他方の面上に回折格子をそ
    れぞれ形成した透明基板と、前記モノリシック受発光素
    子とを、 前記透明基板の前記回折格子が形成された面と、前記モ
    ノリシック受発光素子の前記垂直共振器型面発光レーザ
    の光を出射する面とが対向し、 前記透明基板上の前記対物レンズの光軸と、前記垂直共
    振器型面発光レーザの発光部の中心とが略一致するよう
    に、 位置合わせして貼り合わせることによって形成し、 浮上スライダに搭載することを特徴とする光ピックアッ
    プ。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記対物レンズが前記透明基板上に形成した鋸歯形状を
    持つブレーズ化グレーティングレンズであることを特徴
    とする光ピックアップ。
  11. 【請求項11】 請求項9において、 前記対物レンズが前記透明基板上に円形開口を持つマス
    クを形成した後、イオン交換処理によって前記透明基板
    中に屈折率分布を付けることによって作成したマイクロ
    平板レンズであることを特徴とする光ピックアップ。
  12. 【請求項12】 請求項9乃至11のいずれかにおい
    て、 前記モノリシック受発光素子は前記第2のPIN型フォ
    トダイオードからなる2つの受光部を有し、前記回折格
    子は前記光ディスクの記録トラックに平行な直線で2つ
    の領域で分割され、前記光ディスクからの反射光のう
    ち、 前記回折格子の一方の領域による回折光が、前記一方の
    受光部に入射し、前記回折格子の他方の領域による回折
    光が、前記他方の受光部に入射して、 双方の前記受光部の差をとることによりトラックエラー
    信号を、双方の前記受光部の和をとることにより前記デ
    ータを再生することを特徴とする光ピックアップ。
JP9044397A 1997-02-27 1997-02-27 モノリシック受発光素子およびそれを用いた光ピックアップ Withdrawn JPH10242500A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6208609B1 (en) 1998-11-12 2001-03-27 New Dimension Research & Instrument, Inc. Optical system with interactive data capability
JP2009522805A (ja) * 2006-01-05 2009-06-11 ビノプティクス・コーポレイション 集積フォトニックデバイス用のモニタ光検出器
KR101001193B1 (ko) * 2008-09-25 2010-12-15 전자부품연구원 수발광 일체형 소자
JP2021170600A (ja) * 2020-04-16 2021-10-28 住友電気工業株式会社 光デバイス

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