JPH10242908A - 光学データ伝送用接続装置、光学データ伝送用電子機器及び光学データ伝送用システム - Google Patents

光学データ伝送用接続装置、光学データ伝送用電子機器及び光学データ伝送用システム

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JPH10242908A
JPH10242908A JP9109776A JP10977697A JPH10242908A JP H10242908 A JPH10242908 A JP H10242908A JP 9109776 A JP9109776 A JP 9109776A JP 10977697 A JP10977697 A JP 10977697A JP H10242908 A JPH10242908 A JP H10242908A
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transmission
unit
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JP9109776A
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Akihiro Kikuchi
章浩 菊地
Yoshio Kondo
嘉男 近藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ信号等の確実な伝送を行い得るように
した光学データ伝送用接続装置を提供する。 【解決手段】 光学素子19、20第1の送受信部12
と、第1の送受信部12への電力の供給及び第1の送受
信部との送受信に用いる個人用情報機器10とを接続す
る導線部13とを備え、第1の送受信部12と個人用情
報機器10とデータの送受信を行う公衆電話機30に設
けられる36、37を有する第2の送受信部32に設け
られる係合凹部39に第1の送受信部12の位置決め凸
部17が係合されると共に、第1の送受信部12には磁
石部16が設けられ、第1の送受信部12と第2の送受
信部32とは磁石部16の吸引力により保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学データ伝送用
接続装置、光学データ伝送用電子機器及び光学データ伝
送用システムに関し、さらに詳しくは、少なくとも2つ
の電子機器間を接続する光学データ伝送用接続装置、他
の電子機器へ接続可能な光学データ伝送用電子機器及び
第1の電子機器と第2の電子機器との間で光学データの
伝送を行うことができる光学データ伝送用システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】赤外線を使用したデータ信号等の無線伝
送技術は、例えば身近なテレビジョン受像機、ビデオテ
ープレコーダ等の映像機器や音響機器等のリモートコン
トロール用に汎用されている。また、この種の信号無線
伝送技術は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置
の普及に相俟って、コンピュータ本体とその周辺機器や
端末機器との間を接続するデータ信号等の伝送技術とし
ても採用され、IrDA(Infra-red Data Associatio
n)規格としてその仕様が規定されている。
【0003】IrDA規格に基づく信号無線伝送方式
は、低出力、中心角15度の指向型、1mまでの短距離
通信、1対1或いは1対Nの機器間接続等を特徴とす
る。したがって、このIrDA規格に基づく信号無線伝
送方式は、機能搭載機器を互いに近接して設置すること
によってデータ伝送が簡単に行われること、多数本の接
続用ケーブルが不要とされることによってスペース効率
や接続処理の煩わしさ或いは誤接続といった不都合が解
消されること、或いは機器間が電気的に分離されること
によって電源処理が簡単となること等の効果がある。
【0004】上述した特徴を有するIrDA規格の適合
機器は、発光モジュールに赤外線発光素子が用いられる
と共に、受光モジュールにPINフォトダイオード(受
光素子)が用いられ、機器の筐体にこれら発光素子と受
光素子とを臨ませるデータ送受信部が設けられている。
このデータ送受信部の送信部は、電気信号を光信号に変
換して出力する発光素子と共に、通信コントローラUA
RTから送信されるデータ信号を電気信号に変換する変
調部と、発光素子を駆動する送受信回路部とによって構
成されている。
【0005】また、データ送受信部の受信部は、光信号
を電気信号へと変換する受光素子と、この受光素子によ
って受信された光電気信号を増幅、整形する受信回路部
とによって構成されている。ところで、IrDA規格に
おいては、赤外線無しの状態がデータ「1」、1.6μ
s〜3/16ビット時間の赤外線パルスを検出した状態
がデータ「0」と定義されている。したがって、受信部
には、白色雑音の軽減、適合外波長の赤外線或いは外乱
光等の光学的ノイズをカットして規定された赤外線を正
確に検出するために赤外線透過フィルタが備えられる。
【0006】ところで、コンピュータシステムは、例え
ば図11示すように、コンピュータ本体1と、モニタ
2、キーボード3、プリンタ4或いは外部記憶装置5等
の複数の周辺機器とによって構成され、それぞれの機器
間でデータ信号等の相互伝送が行われる。このため、各
システム構成機器は、一般にコネクタケーブルによって
接続されており、多数のコネクタケーブルが必要となっ
てスペース効率が悪くなると共に誤接続等の問題も生じ
ていた。
【0007】したがって、このようなコンピュータシス
テムにおいて、各構成機器に上述したIrDA規格に基
づく赤外線を利用したデータ信号等の信号無線伝送方式
を導入することによって、同図に示すように、各システ
ム構成機器間のデータ信号等の相互伝送がコネクタケー
ブルを不要として行うことができ、コードレス化が図ら
れる。
【0008】一方、小型のノート型パーソナルコンピュ
ータや携帯型の個人用情報機器等の携帯型機器も、その
普及率が極めて高くなっている。これら携帯型機器にお
いても、専用の接続ケーブルを必要とせずに、データ信
号等の相互伝送を可能とする上述したIrDA規格に基
づく赤外線を利用したデータ信号等の信号無線伝送方式
の導入が図られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したI
rDA規格に基づくデータ信号等の信号無線伝送方式に
おいては、直進性が大きくほとんど回析現象が生じない
赤外線の性質から、受光素子と発光素子とを一定の角度
範囲(中心角15度の範囲)で対向して位置させるこ
と、これら受光素子と発光素子との間に遮蔽物を存在さ
せないこと等の対応が必要とされる。
【0010】また、IrDA規格に基づくデータ信号等
の信号無線伝送方式は、消費電力が大きいという問題点
を有する。特に、上述したような小型のノート型パーソ
ナルコンピュータや携帯型の個人用情報機器等の携帯型
機器を用いて信号無線伝送を行う場合、このような携帯
機器は、電源が限られていることから、信号無線伝送を
行うと、使用可能な時間が極端に短縮されてしまうこと
になる。さらに、IrDA規格に基づくデータ信号等の
信号無線伝送方式は、データ信号等の伝送が可能な距離
が約1mと短いこと、光学的ノイズに弱いこと等の欠点
もある。
【0011】さらにまた、このIrDA規格に基づくデ
ータ信号等の信号無線伝送方式は、機器間でデータ信号
等の相互伝送が確実に行われているか否かについての確
認手段を有しないため、使用者に対して不安感を与える
といった問題点も有している。例えば、上述したコンピ
ュータシステムにおいては、多くのシステム構成機器を
そのデータ送受信部を互いに中心角15度の範囲に位置
するようにして設置することは極めて困難である。この
ため、コンピュータシステムは、図11に示すように、
例えばコンピュータ本体1に複数のデータ送受信部を設
けることによって、このコンピュータ本体1を中心とし
てモニタ2、キーボード3、プリンタ4或いは外部記憶
装置5等の周辺機器を1対1で接続する構成が採用され
ている。したがって、コンピュータ本体1は、構造が複
雑で大型化し、高価となるといった問題点があった。
【0012】また、上述したコンピュータシステムは、
各システム構成機器が設置される作業机の上が乱雑であ
り、書類、ファイル等がコンピュータ本体1と周辺機器
との間に置かれていた場合や、手や腕等の人体の一部が
横切った場合等において、データ信号等の相互伝送が一
時的に行われないといった不都合を生じさせる。
【0013】一方、公衆電話回線を利用してIrDA規
格に基づくデータ信号等の信号無線伝送を行うことを可
能とするために、公衆電話機に、その筐体の一部にデー
タ送受信部を設けることが提案されている。この公衆電
話機は、不特定多数の者によって使用される機器である
ため、しばしば不心得者によって種々の悪戯を被ってい
る。データ送受信部が設けられた公衆電話機も、例えば
データ送受信部にガム等が付着されたり、発光素子や受
光素子が破損されたりする虞が極めて大きい。これによ
って、公衆電話機は、せっかくのデータ信号等の信号無
線伝送機能が不能となるといった事態を生じさせたり、
使用者が気が付かずに使用した場合にデータ信号等の伝
送が行われないといった重大な問題を生じさせる。
【0014】そこで、本発明は、IrDA規格に基づく
データ信号等の信号無線伝送方式の特徴を全面的に踏襲
すると共に、その問題点を解消してデータ信号等の確実
な伝送を行い得るようにした光学データ伝送用接続装
置、光学データ伝送用電子機器及び光学伝送用システム
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光学データ
伝送用接続装置は、上述のような課題を解決するため、
光学素子を有する第1の送受信部と、第1の送受信部へ
の電力の供給及び第1の送受信部との送受信に用いる第
1の電子機器とを接続する導線部とを備える。そして、
第1の送受信部と第1の電子機器と光学データの送受信
を行う第2の電子機器に設けられる光学素子を有する第
2の送受信部とのうちいずれか一方の側に凹部を形成す
ると共に他方の側に凸部を形成し、凹部又は凸部のいず
れか一方の側には磁石部が設けられると共に他方の側に
は磁性体部が設けられ、第1の送受信部と第2の送受信
部とは、凹部と凸部との係合状態が磁石部と磁性体部と
の吸引力により保持される。
【0016】また、第1及び第2の送受信部に設けられ
る凹部又は凸部の形状は、例えば略D字型形状にするこ
とや突起を設けることで方向性を有し、第1の送受信部
と第2の送受信部とが係合状態にある時、発光部と受光
部は互いに対向して位置される。
【0017】さらには、磁石部には、第1の送受信部に
設けても良い。さらにまた、第1の送受信部は、凸部に
より形成され、凸部は、第1の送受信部が第2の送受信
部との取付け面の一部に磁石部が設けられ、この取付け
面の他部に突出して光学フィルタが設けられるようにし
ても良い。
【0018】また、本発明に係る光学伝送用電子機器
は、上述のような課題を解決するため、光学素子を有す
る第1の送受信部と、第1の送受信部への電力供給及び
第1の送受信部との送受信に用いる機器本体とを接続す
る導線部とを備える。そして、第1の送受信部と機器本
体と光学データの送受信を行う他の電子機器に設けられ
る光学素子を有する第2の送受信部とのうちいずれか一
方の側に凹部を形成すると共に他方側に凸部を形成し、
凹部又は凸部のいずれか一方の側には磁石部が設けられ
ると共に他方の側には磁性体部が設けられ、第1の送受
信部と第2の送受信部とは、凹部と凸部との係合状態が
磁石部と磁性体部との吸引力により保持される。
【0019】さらに、本発明に係る光学伝送用電子機器
は、上述のような課題を解決するため、他の電子機器か
らの光信号を受光して受信信号を出力する受光手段と、
受光手段からの受信信号のレベルを検出するレベル検出
手段と、送信信号に基づいて発光手段を駆動する駆動手
段と、レベル検出手段の検出結果に応じて駆動手段の駆
動電力を制御する制御手段とを備える。これにより、光
学データ伝送用電子機器は、レベル検出手段により発光
手段と受光手段との距離にあわせて発光量が制御され
る。また、光学データ伝送用電子機器は、受光手段から
の受光信号の有無に応じて、制御手段の動作を制御する
割り込み手段を有する。
【0020】さらにまた、光学データ伝送用システム
は、上述のような課題を解決するため、光学素子を有す
る第1の送受信部と、第1の送受信部への電力供給及び
第1の送受信部との送受信に用いる機器本体とを接続す
る導線部とを備える第1の電子機器と、第1の送受信部
と光学データの送受信を行う光学素子を有する第2の送
受信部を備える第2の電子機器とを備える。そして、第
1の送受信部と第2の送受信部とのうちいずれか一方の
側に凹部が形成されると共に他方側に凸部が形成され、
凹部又は凸部のいずれか一方の側には磁石部が設けられ
ると共に他方の側には磁性体部が設けられ、第1の送受
信部と第2の送受信部とは、凹部と凸部との係合状態が
磁石部と磁性体部との吸引力により保持される。このよ
うな光学データ伝送用システムにおいては、第1の送受
信部と第2の送受信部とが係合保持されている状態と所
定距離の範囲で離間している状態において光学データの
送受信が可能となる。
【0021】このような光学データ伝送用システムにお
いて、例えば第2の電子機器は、少なくともコンピュー
タ本体とこのコンピュータ本体に結線された入力装置と
を有し、入力装置には、第2の送受信部が設けられ、第
1の電子機器は、外部記憶装置で第1の送受信部を有す
る。この際、コンピュータ本体と入力装置とは、例えば
ユニバーサル・シリアル・バス(USB)により接続さ
れる。すなわち、コンピュータ本体と入力装置とを接続
するコネクタケーブルは、第1及び第2の送受信部間の
通信速度より速い通信速度を有するものが用いられる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された光学デ
ータ伝送用接続装置及び光学データ伝送用電子機器及び
光学データ伝送用システムについて図面を用いて詳細に
説明する。なお、以下に述べる実施の形態では、第1の
電子機器として、携帯性に優れる小型の個人用情報機器
(PDA,Personal Data Assistant)を用い、第2の
電子機器として公衆電話機を用いて説明する。そして、
これら個人用情報機器及び公衆電話機は、上述したIr
DA規格に準拠した仕様を有している。すなわち、これ
ら機器間でのIrDA規格に基づくデータ信号等の信号
伝送を行うことを可能とするものである。
【0023】例えば、図1に示すように、個人用情報機
器10は、その主面にタブレットが設けられその内部に
CPU、記憶装置等が設けられた機器本体11と、公衆
電話機30とデータの送受信を行うための第1の送受信
部12と、機器本体11と第1の送受信部12を接続す
る導線部13とを備える。一方、公衆電話機30は、そ
の外筐体31の一部に個人用情報機器10とのデータ信
号の送受信を行うための第2の送受信部32が備えられ
ている。公衆電話機30は、通常、一定の高さに配置す
るためこれより外形形状が大きいテーブル33に配置さ
れる。そして、個人用情報機器10と公衆電話機30と
は、テーブル33上に個人用情報機器10が置かれ、第
1の送受信部12と第2の送受信部32とが係合保持さ
れることによりデータ信号の送受信が行われる。また、
個人用情報機器10は、第1の送受信部12を公衆電話
機30の第2の送受信部32に向けることによりデータ
信号の無線伝送を行うこともできる。
【0024】ここで、第1の送受信部12は、図2に示
すように、筐体15と、この筐体15の一の主面に設け
られる磁石部16と、この磁石部16より突出して設け
られる位置決め凸部17とを備える。また、第1の送受
信部12には、筐体15内に、データ伝送用回路基板1
8と、このデータ伝送用回路基板18に搭載された発光
部19及び受光部20とが備えられている。
【0025】筐体15は、絶縁性を有する合成樹脂材料
により全体略矩形のブロック状に形成されている。筐体
15には、その一の主面に少なくとも筐体15内部の発
光部19及び受光部20の位置に対応して赤外線の光路
となる場所に開口部21が設けられている。そして、こ
の筐体15には、その一の主面上に磁石部16が設けら
れる。この磁石部16は、筐体15の一の主面と略同じ
外形形状をした板状に形成された磁石部材により構成さ
れ、例えば筐体15に対してアウトサート成形により一
体化される。なお、この磁石部16は、筐体15の開口
部21を閉塞しないように別の開口部22が設けられて
いる。この磁石部16は、公衆電話機30の第2の送受
信部32の磁性体を吸引し、第1の送受信部12と第2
の送受信部32との係合状態を保持させる。なお、この
磁石部16は、枠状を呈した筐体15と別部材によって
成形されて、筐体15の外周部に接合固定するようにし
ても良い。
【0026】そして、この磁石部16の上側には、略D
字状の位置決め凸部17が設けられている。この位置決
め凸部17は、開口部21、22を閉塞するように設け
られ、赤外線透過フィルタとして機能する。すなわち、
この位置決め凸部17は、光透過性の合成樹脂板に赤外
線を透過し可視光及び紫外線をカットする材料がコーテ
ィングされてなる。そして、位置決め凸部17は、コー
ティングが施された合成樹脂板がアウトサート成形によ
り磁石部16に一体化される。位置決め凸部17は、受
光部20に対して、白色雑音の軽減、光学的ノイズ例え
ば適合外波長の赤外線、外乱光等をカットして赤外線が
正確に検出されるようにする。
【0027】また、位置決め凸部17は、第2の送受信
部32に係合させるに際しての方向性を有した形状をし
ており、全体が縦長で、その長手方向の一方の側が円弧
状周面として形成されると共に、これと対向する他方の
側が平坦面として構成されることによって全体が長手方
向に対して非対称形の略D字状に形成されている。ま
た、位置決め凸部17は、後述する公衆電話機30側の
係合凹部39に嵌合されると共に、磁石部16が係合凹
部39の周縁の外筐体31に突き当てられるように磁石
部16よりやや小さく形成されている。したがって、位
置決め凸部17は、公衆電話機30の第2の送受信部3
2の凹部に一定姿勢の状態で差し込まれる場合におい
て、第1の送受信部12を第2の送受信部32に対して
接続を可能とする。そして、発光部19は、位置決め凸
部17の円弧状周面側に設けられ、受光部20が位置決
め凸部17の平坦面側に設けられている。なお、この位
置決め凸部17は、板状の磁石部16とは別部材の赤外
線を透過する材料がコーティングされた赤外光透過性の
合成樹脂板を接着固定しても良い。
【0028】データ伝送用回路基板18には、公衆電話
機30へ光信号を送信する発光部19と、公衆電話機3
0からの光信号を受光して受信信号を出力する受光部2
0とが設けられる。発光部19は、赤外線発光素子が用
いられ、受光部20には、PINダイオード等の受光素
子が用いられる。そして、発光部19は、位置決め凸部
17の円弧状周面側に位置され、受光部20は、位置決
め凸部17の平坦面側に位置される。また、詳細は後述
するがデータ伝送用回路基板18には、公衆電話機30
の第2の送受信部32からの距離に応じて発光部19を
駆動する電気回路等が設けられている。
【0029】なお、第1の送受信部12には、その外表
面にこれら発光部19及び受光部20の位置を表示する
表示部23、24を設けることにより、利用者に発光部
19と受光部20の位置を認識させるように構成されて
いる。すなわち、表示部23は、発光部19側の筐体1
5の側面部に「送信」の文字の印刷が施されて構成さ
れ、表示部24は、受光部20側の筐体15の側面部に
「受信」の文字の印刷が施されて構成される。第1の送
受信部12は、表示部23、24が設けられることによ
り、使用時に利用者が外方から目視、確認して第2の送
受信部32への装着作業を行うことができるようにして
いる。
【0030】また、筐体15には、位置決め凸部17が
設けられない側から、第1の送受信部12のデータ伝送
用回路基板18と機器本体11とを接続する導線部13
が設けられている。この導線部13は、例えば銅線より
なり、第1の送受信部12への電力供給線及び第1の送
受信部との送受信に用いる信号線とから構成される。し
たがって、第1の送受信部12は、導線部13を介して
データ伝送に用いられる電源部が機器本体11側に設け
られることから、筐体15内に電池等を収納する必要が
無く軽量化が図られ、操作性の向上が図られている。な
お、この導線部13は、機器本体11内の設けられた巻
取り装置により長さを可変できるようにしても良い。こ
の場合、導線部13は、個人用情報機器10と公衆電話
機30との距離に応じてその長さを可変することができ
る。また、個人用情報機器10の非使用時には、機器本
体11内に導線部13を収納することができ、携帯性の
向上が図られる。
【0031】一方、公衆電話機30側の第2の送受信部
32は、図3に示すように、公衆電話機30の外筐体3
1と、この外筐体31の内部に配設された回路基板34
と、この回路基板34に実装されたデータ伝送基板35
に搭載された発光部36及び受光部37と、赤外線透過
フィルタ38から構成されている。
【0032】外筐体31は、金属板等の磁性体によって
形成されている。磁性体は、外部磁界に対して比較的磁
化されにくいが一旦磁化されると外部磁界を取り除いて
もその磁化状態が継続する硬磁性体と、外部磁界によっ
て比較的容易に磁化されると共に外部磁界が取り除かれ
ると磁化状態がすぐに解除される軟磁性体とに区分され
る。筐体31は、軟鉄やパーマロイ等の高透磁率で保磁
力の小さな軟磁性体によって形成される。また、外筐体
31は、軽量化、製造性等の要請から、例えば全体が非
磁性体である合成樹脂材料によって成形され、少なくと
も第2の送受信部32の周囲に金属板をインサート成形
あるいは接合等することによって全体若しくは部分的に
軟磁性体として構成してもよい。
【0033】また、外筐体31には、開口部が設けら
れ、赤外線透過フィルタ38が取り付けられた際に凹部
を構成する上記位置決め凸部17が係合される係合凹部
39が設けられている。係合凹部39は、第1の送受信
部12の位置決め凸部17の外形形状とほぼ等しい開口
形状を以って形成されている。すなわち、係合凹部39
は、全体が縦長で、その長手方向の一方の側面が円弧状
周面として形成されると共に、これと対向する他方の側
面が平坦面として構成されることによって全体が長手方
向に対して非対称形の略D字状の凹部に形成されてい
る。したがって、係合凹部39には、位置決め凸部17
が係合されると共に、磁石部16が係合凹部39の周縁
に突き当てられる。第1の送受信部12が一定姿勢の状
態で差し込まれる場合において、接続が可能とされる。
なお、係合凹部39については、底付きの凹陥部として
構成し、その底部でデータ伝送基板35を保持するよう
にした構成や、底部に発光部36及び受光部子37をそ
れぞれ配設するように構成してもよい。
【0034】また、外筐体31には、その係合凹部39
の開口縁に沿った内面の全周に補強用リブ40が一体に
突設されている。補強用リブ40は、係合凹部39の開
口部を補強すると共に第1の送受信部12が安定した状
態で係合されるようにする。なお、補強用リブ40は、
係合凹部39の開口縁に沿って部分的に突設された複数
のリブであっても良い。
【0035】回路基板34は、公衆電話機30の制御回
路や伝送回路等を搭載した基板から構成され、外筐体3
1の内面に近接された一端部に位置してデータ伝送基板
35が配置されている。このデータ伝送基板35は、こ
の係合凹部39に対面するようにして回路基板34上に
立設支持されている。データ伝送基板35には、係合凹
部39を介して外方へと臨ませられるようにして発光部
36と受光部37とが設けられている。
【0036】発光部36は、赤外線発光素子が用いら
れ、受光部37は、PINダイオード等の受光素子が用
いられている。そして、発光部36は、係合凹部39の
平坦面側に位置され、受光部37は、係合凹部39の円
弧状周面側に位置される。すなわち、発光部36は、位
置決め凸部17と係合凹部39が係合された際に受光部
20と対向位置し、受光部37は、発光部19と対向位
置することになる。
【0037】赤外線透過フィルタ38は、外筐体31の
内面側に位置して外筐体31の開口部を閉塞して配設さ
れ係合凹部39を形成している。この赤外線透過フィル
タ38は、受光部37に対して、白色雑音の軽減、適合
外波長の赤外線或いは外乱光等の光学的ノイズをカット
して規定された赤外線が正確に検出されるように配設さ
れる。なお、赤外線透過フィルタ38は、例えば筐体3
1が金属板等によって形成される場合には、この金属板
の内面に接合されたり、磁石ホルダを介して組み付ける
ように構成してもよい。また、赤外線透過フィルタ38
は、例えば筐体31が合成樹脂材料によって成形される
場合には、この筐体31に一体化される係合凹部39を
有する金属板等に組み合わされる。
【0038】なお、公衆電話機30の第2の送受信部3
2には、個人用情報機器10の第1の送受信部12とは
異なり、磁石部16は設けられていない。固定機器とし
ての公衆電話機30の第2の送受信部32に磁石部16
を設けた場合には、磁性を有する塵埃等が磁石部16に
付着することになり、そのための清掃作業が煩雑となる
からである。そこで、磁石部16は、上述の通り第1の
送受信部12の側に設けれている。
【0039】以上のような第1の送受信部12と第2の
送受信部32とは、図4に示すように、係合保持される
ことによりIrDAプロトコルに基づくデータ信号の送
受信が相互に行われる。すなわち、第1の送受信部12
は、磁石部16が外筐体31に突き当てられ、吸引力に
より保持されると共に位置決め凸部17が第2の送受信
部32の係合凹部39に係合されることによって個人用
情報機器10が公衆電話機30に装着される。この際、
第1の送受信部12の発光部19及び受光部20と第2
の送受信部32の発光部36と受光部37との関係は次
のようになる。すなわち、第1の送受信部12の発光部
19は、第2の送受信部32の受光部37に対向し、第
1の送受信部12の受光部20は、第2の送受信部32
の発光部36と相対向する。
【0040】そして、個人用情報機器10から公衆電話
機30にデータ信号を送信する場合には、第1の送受信
部12の発光部19がデータ信号に基づいて点滅して出
射される赤外線を第2の送受信部32の受光部37が受
光することによりデータ信号が受信が行われる。この
際、個人用情報機器10の第1の送受信部12は、公衆
電話機30の第2の送受信部32と近接して対向位置さ
れることから、データ信号の送信時の発光部19の発光
量を少なくすることができ、これにより使用される消費
電力を少なくすることができる。また、公衆電話機30
から個人用情報機器10にデータ信号を送信する場合に
は、第2の送受信部32の発光部36がデータ信号に基
づいて点滅して出射される赤外線を第1の送受信部12
の受光部20が受光することによりデータ信号の受信が
行われる。
【0041】また、個人用情報機器10は、上記図1に
示すように、第1の送受信部12を公衆電話機30の第
2の送受信部32に向けて離間した状態で、データ信号
の無線伝送を行うこともできる。この場合、第1の送受
信部12は、第2の送受信部32に向けられ、上述の導
線部13を用いてデータ信号を伝送する場合と同様に、
発光部19、36がデータ信号に基づいて点滅して出射
される赤外線を受光部20、37が受光することにより
データ信号の受信が行われる。データ信号の無線伝送を
行う場合、第1の送受信部12は、導線部13により機
器本体11と接続されていることから、導線部13の長
さの分だけ、第2の送受信部32の距離が離れていても
データの無線伝送を行うことができる。すなわち、Ir
DA規格によれば、無線伝送距離が1mと短いが、導線
部13を設けることにより、1m以上離れた機器間での
無線伝送を行うことが可能になる。
【0042】このように、個人用情報機器10は、第1
の送受信部12を公衆電話機30の第2の送受信部32
に係合保持させることによっても、第1の送受信部12
を第2の送受信部32に係合保持させること無く無線伝
送によってもデータ信号の送受信を行うことができる。
公衆電話機30は、第2の送受信部32が上述したよう
に外観上単に凹部として構成されることから、例えば第
2の送受信部32にガム等が付着されたりた場合にあっ
ても、清掃作業を容易に行うことができ、不心得者によ
る悪戯に対して特に有効である。
【0043】なお、上述した実施の形態では、第1の送
受信部12側に凸部を設け、第2の送受信部32側に凹
部を設けて、第1の送受信部12と第2の送受信部32
を係合保持する場合について説明したが、これとは逆
に、第1の送受信部12側に凹部を設け、第2の送受信
部32側に凸部を設けるようにしても良いのは勿論であ
る。この場合には、不特定多数の者に使用される公衆電
話機30に設けられる第2の送受信部32が凸部により
構成されることから、凹部の場合のようにガム等の異物
が詰め込まれることが防止でき、仮に第2の送受信部3
2に異物が付着された場合においても、容易に清掃作業
を行うことができる。
【0044】ところで、個人用情報機器10は、携帯型
であるため、その電源は、充電型バッテリ等により確保
され消費電力に限りがあるため、省電力化を図るための
電力制御回路が設けられている。この電力制御回路41
は、図5に示すように、光信号を受信し受信信号に変換
する受光部20と、受光部20からの受信信号を増幅す
る信号アンプ42と、信号アンプ42から出力される受
信信号に基づいてデータを生成するコンパレータ43
と、コンパレータ43からのデータが入力される制御部
44と、受光部20からの受信信号が入力され受信信号
の大きさ示すレベル信号を生成すると共にレベル信号を
制御部44に供給するレベル検出回路45と、制御部4
4で生成された送信信号を光信号に変換する発光部19
と、制御部44よりレベル信号に応じて発光部19の駆
動電力を制御する電力切換回路46と、発光部19を駆
動する駆動回路47とを備える。また、電力制御回路4
1は、受光部20からの受光信号の有無に応じて制御部
44の動作を制御する割込回路48を有する。
【0045】コンパレータ43は、信号アンプ42から
の受信信号を所定の閾値と比較して2値化しデータを生
成する。また、レベル検出回路45は、受光部20での
受光量に応じた電圧である受光信号の大きさをレベル化
して、レベル信号を生成する。
【0046】制御部44は、例えば予め個人用情報機器
10の記憶装置に記録された公衆電話機30に送信する
ための送信データを駆動回路47へと出力する。この
際、制御部44は、レベル検出回路45で生成されたレ
ベル信号が予め設定された閾値より大きいか否かで第1
の送受信部12と第2の送受信部32との距離を判別す
る。これに基づき制御部44は、発光部19の発光量を
制御するための制御信号を電力切換回路46に供給す
る。
【0047】また、制御部44は、タイマ44aを備え
る。制御部44は、第2の送受信部32との送受信が行
われている最中において、タイマ44aによりノイズを
考慮して所定時間一定時間供給されているか否かを判断
する。
【0048】電力切換回路46は、制御部44からの制
御信号に基づき発光部19へ供給する電力を切り換え
る。具体的には、電力切換回路46は、第1の送受信部
12と第2の送受信部32との距離が近い場合、発光部
19の発光量を少なくするため発光部19に供給する電
力を小さくする。また、電力切換回路46は、第1の送
受信部12と第2の送受信部32との距離が遠い場合、
発光部19の発光量を大きくするため発光部19に供給
する電力を大きくする。発光部19では、第1の送受信
部12と第2の送受信部32との距離に応じた適当な発
光量で送信信号を光信号に変換し第2の送受信部32の
受光部37へ送信する。
【0049】また、制御部44は、タイマ44aによ
り、所定時間データの送受信が行われなかった場合に待
機状態にされる。そして、割込回路48は、最初に第2
の送受信部32からの光信号を受光部20に供給する
と、待機状態解除信号を生成し、制御部44を駆動す
る。
【0050】具体的には、制御部44は、図6に示すよ
うに、ステップST1において、第2の送受信部32か
らの光信号の入力に応じて生成されたレベル検出回路4
5からのレベル信号を検出する。そして、制御部44
は、ステップST2において、予め設定された所定時間
中同一のレベル信号が供給されているいるか否かを判断
する。ステップST2において、制御部44は、レベル
信号が一定時間予め設定された閾値より大きいか否かを
判断する。そして、レベル信号が設定された閾値より大
きい場合、ステップST3に進み、制御部44は、発光
部19の発光量を小さくする。また、レベル信号が設定
された閾値より小さい場合、ステップST4に進み、制
御部44は、発光部19の発光量を大きくする。さら
に、制御部44は、ステップST2において、所定時間
経過していない場合、ステップST1に戻る。また、制
御部44は、ステップST3及びステップST4の後再
度ステップST1に戻り、このような動作を繰り返す。
なお、上述した閾値の数は、1つでも複数であっても良
い。
【0051】また、制御部44は、図7に示すように、
待機状態から動作状態に移行する場合、次のようにな
る。すなわち、制御部44は、ステップST11で待機
状態にある。そして、ステップST12において、制御
部44は、待機状態にあるか否かを判断する。そして、
制御部44は、割込回路48に受信信号が入力され待機
状態解除信号が生成され割込回路48から待機状態解除
信号が入力されると、ステップST13に進み、駆動が
開始される。また、ステップST12において、制御部
44は、待機状態解除信号が入力されないと、ステップ
ST11に戻る。制御部44は、ステップST13にお
いて、駆動が開始されると、所定時間経過後、送受信可
能な通常状態となる。
【0052】このように、個人用情報機器10は、第1
の送受信部12と第2の送受信部32との距離に応じて
発光部19の発光量が調整されることから、必要最小限
の電力消費でデータの送受信を行うことができる。すな
わち、第1の送受信部12が第2の送受信部32に係合
保持された状態では、発光部19の発光量は最も少なく
することができ、無線伝送を行う場合では、第1の送受
信部12と第2の送受信部32の間が徐々に長くなるに
つれて発光部19の発光量を大きくするように制御する
ことができる。このように、個人用情報機器10は、デ
ータの送受信を行う際、最小限の電力消費でデータの送
受信を行うことができる。また、個人用情報機器10
は、データの送受信を行わない場合、待機状態にされ、
必要以上に電力が消費されることが防止される。
【0053】また、このような電力制御回路41は、第
2の送受信部32側の公衆電話機30が設置型であり常
に電力が供給されている状態にあることから、特に設け
る必要はない。しかしながら、第2の送受信部32が第
1の送受信部12と同じく消費電力に限りがある電子機
器である場合には、省電力化を図るため電力制御回路4
1を設けた方が良い。
【0054】次に、図8及び図9を用いて第2の実施の
形態について説明する。この実施の形態では、上記個人
用情報機器の第1の送受信部の位置決め凹部が設けら
れ、第2の送受信部の突起が嵌合されることにより位置
決めが行われることを特徴とする。なお、上記第1の実
施の形態で説明した部材と同一の部材については、同一
の符号を付してその詳細は省略する。
【0055】個人用情報機器10側の第1の送受信部5
1は、図8に示すように、筐体52と、この筐体52の
一の主面に設けられる磁石部53と、この磁石部53の
一の主面に設けられる位置決め凸部54と、この位置決
め凸部54上に設けられる位置決め凹部55とを備え
る。また、第1の送受信部51には、筐体52内に、デ
ータ伝送用回路基板18と、このデータ伝送用回路基板
18に搭載された発光部19及び受光部20とが備えら
れている。
【0056】筐体52は、絶縁性を有する合成樹脂材料
により全体が円柱状に形成される。筐体52には、その
一の主面に少なくともその内部の発光部19及び受光部
20の位置に対応して赤外線の光路となる場所に開口部
56が設けられている。また、この筐体52には、その
一の主面上に磁石部53が設けられる。この磁石部53
は、筐体52の一の主面と略同じ外形形状をした板状に
形成された磁石部材により構成され、例えば筐体52に
対してアウトサート成形により一体化される。なお、こ
の磁石部53は、筐体52の開口部56を閉塞しないよ
うに別の開口部57が設けられている。この磁石部53
は、公衆電話機30の第2の送受信部60の磁性体を吸
引し、第1の送受信部51と第2の送受信部60との係
合状態を保持させる。
【0057】この磁石部53の上側には、磁石部53よ
り小さい外形形状をした円形の板状に形成された合成樹
脂板に赤外線をカットする材料がコーティングされた位
置決め凸部54が設けられる。この位置決め凸部54
は、光透過性の合成樹脂板に赤外線を透過し可視光及び
紫外線をカットする材料がコーティングされてなる。そ
して、位置決め凸部54は、コーティングが施された合
成樹脂板がアウトサート成形により磁石部53に一体化
される。位置決め凸部54は、受光部20に対して、白
色雑音の軽減、光学的ノイズ例えば適合外波長の赤外
線、外乱光等をカットして赤外線が正確に検出されるよ
うにする。
【0058】これと共に、位置決め凸部54は、第2の
送受信部60の係合凹部53に係合されることにより、
位置合わせを行う。そして、この位置決め凸部54に
は、位置決め凹部55が設けられている。この位置決め
凹部55は、第2の送受信部60の位置決め突起62に
一定姿勢の状態で差し込まれる場合においてのみ嵌合さ
れ、第1の送受信部51を第2の送受信部60に対して
接続を可能とする位置決めを行う。
【0059】一方、公衆電話機30側の第2の送受信部
60は、図9に示すように、公衆電話機30の外筐体6
1と、この外筐体61の内部に配設された回路基板34
と、この回路基板34に実装されたデータ伝送基板35
に搭載された発光部36及び受光部37と、赤外線透過
フィルタ38と、この赤外線透過フィルタ38に設けら
れる位置決め突起62とを備える。
【0060】外筐体51には、開口部が設けられ、赤外
線透過フィルタ38が取り付けられた際に凹部を構成す
ると共に位置決め凸部54が係合される係合凹部63が
設けれている。係合凹部63は、第1の送受信部51の
位置決め凸部44の外形形状とほぼ等しい円形の開口形
状を以って形成されている。そして、外筐体51の裏面
には、赤外線透過フィルタ38が配設される。そして、
この赤外線透過フィルタ38には、第1の送受信部51
の位置決め凹部55に嵌合される位置決め突起62が植
立される。
【0061】以上のような第1の送受信部51と第2の
送受信部60とは、これらが係合保持されることにより
IrDAプロトコルに基づくデータ信号の送受信が相互
に行われる。すなわち、第1の送受信部51は、位置決
め凸部54が第2の送受信部60の係合凹部63に係合
され、且つ、位置決め凹部55が位置決め突起62に係
合されることによってのみ個人用情報機器10が公衆電
話機30に接続される。先ず、第1の送受信部51と第
2の送受信部60とは、位置決め凸部54が係合凹部6
3に係合されると共に第1の送受信部51を回転させ、
位置決め凹部55に位置決め突起62が係合されること
により係合状態にされ磁石部53の吸引力により外筐体
61に保持される。これにより、利用者は、位置決め凸
部54を係合凹部63に係合させた後、目視すること無
く第1の送受信部51の回転操作のみで第1の送受信部
51と第2の送受信部60との接続作業を行うことがで
きる。
【0062】そして、第1の送受信部51の発光部19
は、第2の送受信部60の受光部37に対向し、第1の
送受信部51の受光部20は、第2の送受信部60の発
光部36と相対向する。そして、個人用情報機器10か
ら公衆電話機30にデータ信号を送信する場合には、第
1の送受信部51の発光部19がデータ信号に基づいて
点滅して出射される赤外線を第2の送受信部60の受光
部37が受光することによりデータ信号の受信が行われ
る。また、公衆電話機30から個人用情報機器10にデ
ータ信号を送信する場合には、第2の送受信部60の発
光部36がデータ信号に基づいて点滅して出射される赤
外線を第1の送受信部61の受光部20が受光すること
によりデータ信号の受信が行われる。
【0063】なお、上述した第2の実施の形態では、第
1の送受信部51側に凸部を設け、第2の送受信部60
側に凹部を設けて、第1の送受信部51と第2の送受信
部60を係合保持する場合について説明したが、これと
は逆に、第1の送受信部51側に凹部を設け、第2の送
受信部60側に凸部を設けるようにしても良いのは勿論
である。この場合には、不特定多数の者に使用される公
衆電話機30に設けられる第2の送受信部60が凸部に
より構成されることから、凹部の場合のようにガム等の
異物が詰め込まれることが防止でき、仮に第2の送受信
部60に異物が付着された場合においても、容易に清掃
作業を行うことができる。また、これと同様に、位置決
め突起62を第1の送受信部51側に設け、位置決め凹
部55を第2の送受信部60側に設けるようにしても良
い。
【0064】次に、図10を用いて第3の実施の形態に
ついて説明する。なお、上記第1及び第2の実施の形態
で説明した部材と同一の部材については、同一の符号を
付してその詳細は省略する。
【0065】この実施の形態では、コンピュータシステ
ム70において、コンピュータ本体71と、モニタ72
と、キーボード等の入力装置73と、フレキシブルディ
スク、ハードディスク等の外部記憶装置74、映像信号
等をデジタル信号として記録媒体に記憶する撮像装置
(以下、デジタルカメラという。)75と、データを出
力するプリンタ装置等の出力装置77等とを備える。そ
して、外部記憶装置74及びデジタルカメラ75、出力
装置77には、上記第1の実施の形態及び第2の実施の
形態で説明した第1の送受信部12、51が備えられ、
外部記憶装置74には、上記第1の実施の形態及び第2
の実施の形態で説明した第2の送受信部32、60が備
えられている。また、コンピュータ本体71と入力処置
73とは、ユニバーサル・シリアル・バス(以下、US
Bという。)76により接続されている。
【0066】このようなコンピュータシステム70で
は、例えばモニタ72に作成中の文章を表示させ文書作
成をする場合、入力装置73からの入力信号がUSB7
6を介してコンピュータ本体71に伝送され、さらに図
示しないコネクタケーブルを介してモニタに入力信号が
文字、記号として表示される。そして、作成中の文書を
外部記憶装置74に保存する場合、保存データは、US
B76を介して入力装置73に伝送される。そして、保
存データは、入力装置73に設けられた第2の送受信部
32、60より外部記憶装置74に設けられた第1の送
受信部12、51に伝送される。
【0067】ここで、IrDA規格ににおいて定められ
る通信速度は、115Kbps、1.15Mbps又は
4.0Mbpsと定められている。また、USB76
は、その転送速度が12Mbpsとされている。そこ
で、上述のように作成中の文書を外部記憶装置74に保
存する場合、12Mbpsの内、115Kbps、1.
15Mbps又は4.0MbpsをIrDA規格に基づ
くデータ送信用に割り当てることにより入力装置73と
外部記憶装置74間のIrDA規格に基づくデータ伝送
が可能とされる。すなわち、入力装置73とコンピュー
タ本体71との接続に従来より用いられるコネクタケー
ブルは、その転送速度が数Kbpsから数百Kbpsと
IrDA規格ににおいて定められる通信速度より遅く、
入力装置73を介しての外部記憶装置74へのデータの
保存を行うことができなかった。しかしながら、このコ
ンピュータシステム1では、IrDA規格ににおいて定
められる通信速度より速い速度を有するUSB76を用
いることにより、IrDA規格に基づくデータ送受信が
可能となる。なお、コンピュータ本体71と入力装置7
3とを接続するコネクタケーブルは、USB76に限定
されるものではなく、IrDA規格ににおいて定められ
る通信速度より速い通信速度を有するコネクタケーブル
であれば特に限定されるものではない。
【0068】また、このようなコンピュータシステム1
では、第2の送受信部32、60が入力装置73に設け
られている。入力装置73は、上述のように例えばキー
ボードよりなり、利用者の最も手元に置かれコンピュー
タシステム1を操作する際頻繁に用いられ、また、他の
機器に比べ比較的軽量に構成されており、配置位置を様
々な方向に変えることができる。したがって、入力装置
73は、外部記憶装置74とデータの送受信を行う際、
第1の送受信部12、51を第2の送受信部32、60
に最も取り付け易い方向に容易に位置を変えることがで
きる。また、無線伝送を行う場合においても、題意2の
送受信部32、60を第1の送受信部32、60の方向
に向きを容易に変えることができる。
【0069】このようなコンピュータシステム70にお
いては、図10に示すように、上述した個人用情報機器
10やデジタルカメラ75や出力装置77と入力装置7
3とのデータ伝送に用いることも可能である。また、デ
スクトップ型のパーソナルコンピュータ同士、ラップト
ップ型パーソナルコンピュータ同士、又はデスクトップ
型のパーソナルコンピュータとラップトップ型パーソナ
ルコンピュータ間のデータ伝送に用いることも可能であ
る。
【0070】また、上記第1及び第2の実施の形態で
は、個人用情報機器10と公衆電話機30との間のデー
タの送受信システムを例にとり説明し、第3の実施の形
態では、入力装置73に第2の送受信部32、60を設
け各周辺機器10、75、76、77との間のデータ伝
送を行う送受信システムについて説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、各周辺機器間のそれぞ
れに第1の送受信部12、51と第2の送受信部32、
60を設け、周辺機器間でデータ伝送ができるようにし
ても良いのは勿論である。
【0071】
【発明の効果】本発明に係る光学データ伝送用接続装置
及び光学データ伝送用電子機器によれば、データ信号等
の無線通信機能を有する機器のそれぞれのデータ送受信
部に装着されてこれら機器間でのデータ信号等の相互伝
送を行うようにしたことにより、機器間の伝送可能な距
離を延長することが可能とされ、且つ、これら機器がそ
のデータ送受信部を対向させて配置させることなく自由
な条件での設置が可能とされることから、使い勝手の向
上が図られると共に、利用者に対して使用上の安心感を
与えることができる。また、機器間に遮蔽物等が存在す
る場合においてもデータ信号等の相互伝送を可能とする
と共に低消費電力によってデータ信号等の確実な相互伝
送が可能となる。さらには、有線又は無線のいずれの方
法によっても、データ信号等の伝送が可能とされる。
【0072】また、本発明に係る光学データ伝送用電子
機器によれば、レベル検出手段を備えることにより、制
御部において、データ伝送を行う機器間の距離を検出す
ることができ、発光手段の発光量を機器間の距離に応じ
たもととすることができ、省電力化を図ることができ
る。したがって、電力が限られた携帯型の電子機器に特
に有効である。
【0073】さらにまた、光学データ伝送用システムに
よれば、データ信号等の無線通信機能を有する機器のそ
れぞれのデータ送受信部に装着されてこれら機器間での
データ信号等の相互伝送を行うようにしたことにより、
機器間の伝送可能な距離を延長することが可能とされ、
且つ、これら機器がそのデータ送受信部を対向させて配
置させることなく自由な条件での設置が可能とされるこ
とから、使い勝手の向上が図られると共に、利用者に対
して使用上の安心感を与えることができる。また、機器
間に遮蔽物等が存在する場合においてもデータ信号等の
相互伝送を可能とすると共に低消費電力によってデータ
信号等の確実な相互伝送が可能となる。さらには、光学
伝送用システムによれば、第1の送受信部と第2の送受
信部とを係合保持させることなく、データの無線伝送を
行うこともできる。すなわち、第1の電子機器に導線部
が備えられることから、従来より離れた機器間での無線
伝送を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態で説明する伝送システムの使用状態
を説明するための図である。
【図2】第1の実施例での第1の送受信部の斜視図であ
る。
【図3】第1の実施例での第2の送受信部の斜視図であ
る。
【図4】第1の実施例での第1の送受信部と第2の送受
信部とが係合保持されている状態を説明するための断面
図である。
【図5】電力制御回路を示すブロック図である。
【図6】第1の送受信部と第2の送受信部の距離を検出
する際の制御図の動作を説明するためのフローチャート
である。
【図7】待機状態から制御部が駆動されるまでのフロー
チャートである。
【図8】第2の実施の形態での第1の送受信部の斜視図
である。
【図9】第2の実施の形態での第2の送受信部の斜視図
である。
【図10】IrDA規格に基づく赤外線を利用したデー
タ信号等の信号無線伝送方式を採用したコンピュータシ
ステムの構成図である。
【図11】従来のIrDA規格に基づく赤外線を利用し
たデータ信号等の信号無線伝送方式を採用したコンピュ
ータシステムの構成図である。
【符号の説明】
10 個人用情報機器、11 機器本体、12 第1の
送受信部、13 導線部、15筐体、16 磁石部、1
7 位置決め凸部、18 データ伝送基板、19発光
部、20 受光部、30 公衆電話機、31 外筐体、
32 第2の送受信部、34 回路基板、35 データ
伝送基板、36 発光部、37 受光部、38 赤外線
透過フィルタ、39 係合凹部、41 電力制御回路、
43 コンパレータ、44 制御部、45 レベル検出
回路、46 電力切換回路、47駆動回路、48 割込
み回路、70 コンピュータシステム、71 コンピュ
ータ本体、72 モニタ、73 入力装置、74 外部
記憶装置、75 デジタルカメラ、76 USB
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/28 10/26 10/04 10/06

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学素子を有する第1の送受信部と、 上記第1の送受信部への電力の供給及び第1の送受信部
    との送受信に用いる第1の電子機器とを接続する導線部
    とを備え、 上記第1の送受信部と上記第1の電子機器と光学データ
    の送受信を行う第2の電子機器に設けられる光学素子を
    有する第2の送受信部とのうちいずれか一方の側に凹部
    を形成すると共に他方の側に凸部を形成し、 上記凹部又は上記凸部のいずれか一方の側には磁石部が
    設けられると共に他方の側には磁性体部が設けられ、 上記第1の送受信部と第2の送受信部とは、上記凹部と
    上記凸部との係合状態が上記磁石部と上記磁性体部との
    吸引力により保持されることを特徴とする光学データ伝
    送用接続装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の送受信部に設けられる凹部又
    は凸部の形状は方向性を有し、 上記第1の送受信部と第2の送受信部とが係合状態にあ
    るとき、発光部と受光部とが互いに対向して位置される
    ことを特徴とする請求項1記載の光学データ伝送用接続
    装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の送受信部に設けられる凹部又
    は凸部は、その形状が略D字型に形成されることを特徴
    とする請求項2記載の光学データ伝送用接続装置。
  4. 【請求項4】 上記凹部又は凸部のいずれか一方には、
    位置決め突起が設けられ、この位置決め突起は、凹部又
    は凸部のいずれか他方に設けられた位置決め凹部に嵌合
    されることを特徴とする請求項2記載の光学データ伝送
    用接続装置。
  5. 【請求項5】 上記磁石部は、上記第1の送受信部に設
    けられることを特徴とする請求項1記載の光学データ伝
    送用接続装置。
  6. 【請求項6】 上記第1の送受信部は上記凸部により形
    成され、 上記凸部は、上記第1の送受信部が第2の送受信部との
    取付け面の一部に磁石部が設けられ、この取付け面の他
    部に突出して光学フィルタが設けられることを特徴とす
    る請求項1記載の光学データ伝送用接続装置。
  7. 【請求項7】 光学素子を有する第1の送受信部と、 上記第1の送受信部への電力供給及び第1の送受信部と
    の送受信に用いる機器本体とを接続する導線部とを備
    え、 上記第1の送受信部と上記機器本体と光学データの送受
    信を行う他の電子機器に設けられる光学素子を有する第
    2の送受信部とのうちいずれか一方の側に凹部を形成す
    ると共に他方側に凸部を形成し、 上記凹部又は上記凸部のいずれか一方の側には磁石部が
    設けられると共に他方の側には磁性体部が設けられ、 上記第1の送受信部と第2の送受信部とは、上記凹部と
    上記凸部との係合状態が上記磁石部と上記磁性体部との
    吸引力により保持されることを特徴とする光学データ伝
    送用電子機器。
  8. 【請求項8】 上記第1の送受信部に設けられる凹部又
    は凸部の形状は方向性を有し、 上記第1の送受信部と第2の送受信部とが係合状態にあ
    るとき、発光部と受光部とが互いに対向して位置される
    ことを特徴とする請求項7記載の光学データ伝送用電子
    機器。
  9. 【請求項9】 上記第1の送受信部に設けられる凹部又
    は凸部は、その形状が略D字型に形成されることを特徴
    とする請求項8記載の光学データ伝送用電子機器。
  10. 【請求項10】 上記凹部又は凸部のいずれか一方に
    は、位置決め突起が設けられ、この位置決め突起は、凹
    部又は凸部のいずれか他方に設けられた位置決め凹部に
    嵌合されることを特徴とする請求項8記載の光学データ
    伝送用接続装置。
  11. 【請求項11】 上記磁石部は、上記第1の送受信部に
    設けられることを特徴とする請求項7記載の光学データ
    伝送用電子機器。
  12. 【請求項12】 上記第1の送受信部は上記凸部により
    形成され、 上記凸部は、上記第1の送受信部が第2の送受信部との
    取付け面の一部に磁石部が設けられ、この取付け面の他
    部に突出して光学フィルタが設けられることを特徴とす
    る請求項7記載の光学データ伝送用電子機器。
  13. 【請求項13】 他の電子機器からの光信号を受光して
    受信信号を出力する受光手段と、 上記受光手段からの受信信号のレベルを検出するレベル
    検出手段と、 送信信号に基づいて発光手段を駆動する駆動手段と、 上記レベル検出手段の検出結果に応じて上記駆動手段の
    駆動電力を制御する制御手段と、 を備える光学データ伝送用電子機器。
  14. 【請求項14】 上記受光手段からの受光信号の有無に
    応じて、上記制御手段の動作を制御する割り込み手段を
    有することを特徴とする請求項13記載の光学データ伝
    送用電子機器。
  15. 【請求項15】 光学素子を有する第1の送受信部と、
    上記第1の送受信部への電力供給及び第1の送受信部と
    の送受信に用いる機器本体とを接続する導線部とを備え
    る第1の電子機器と、 上記第1の送受信部と光学データの送受信を行う光学素
    子を有する第2の送受信部を備える第2の電子機器とを
    備え、 上記第1の送受信部と上記第2の送受信部とのうちいず
    れか一方の側に凹部が形成されると共に他方側に凸部が
    形成され、 上記凹部又は上記凸部のいずれか一方の側には磁石部が
    設けられると共に他方の側には磁性体部が設けられ、 上記第1の送受信部と第2の送受信部とは、上記凹部と
    上記凸部との係合状態が上記磁石部と上記磁性体部との
    吸引力により保持されることを特徴とする光学データ伝
    送用システム。
  16. 【請求項16】 上記第1の送受信部と上記第2の送受
    信部とが係合保持されている状態と所定距離の範囲で離
    間している状態において光学データの送受信が可能であ
    ることを特徴とする請求項15記載の光学データ伝送用
    システム。
  17. 【請求項17】 上記第2の電子機器は、少なくともコ
    ンピュータ本体とこのコンピュータ本体に結線された入
    力装置とを有し、 上記入力装置には、上記第2の送受信部が設けられてい
    ることを特徴とする請求項15記載の光学データ伝送用
    システム。
  18. 【請求項18】 上記コンピュータ本体と上記入力装置
    とは、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)により
    接続されていることを特徴とする請求項17記載の光学
    データ伝送用システム。
JP9109776A 1996-12-27 1997-04-25 光学データ伝送用接続装置、光学データ伝送用電子機器及び光学データ伝送用システム Withdrawn JPH10242908A (ja)

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