JPH10242915A - 光送信装置 - Google Patents

光送信装置

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JPH10242915A
JPH10242915A JP9042640A JP4264097A JPH10242915A JP H10242915 A JPH10242915 A JP H10242915A JP 9042640 A JP9042640 A JP 9042640A JP 4264097 A JP4264097 A JP 4264097A JP H10242915 A JPH10242915 A JP H10242915A
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JP
Japan
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circuit
signal
pulse signal
pulse
delay
Prior art date
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Withdrawn
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JP9042640A
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Inventor
Tamotsu Akashi
保 赤司
Shinichi Takeuchi
真一 竹内
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光送信装置に関し、光出力信号のパターンジ
ッタを確実に抑圧すると共に所望のパルスデューティが
得られることを課題とする。 【解決手段】 入力の電気パルス信号に従い半導体発光
素子を駆動して光パルス信号を出力する光送信装置にお
いて、非発光時の半導体発光素子に一時的な逆バイアス
を加えることにより直前の発光時に素子に蓄積された残
留キャリアを強制的に除去する。従って、次の発光開始
時には、入力の電気パルス信号のデータパターン「10
1」,「1001」等によらず素子内の残留キャリアは
「0」となっており、パターンジッタを確実に抑圧でき
る。またパターンジッタを抑圧すれば所望のパルスデュ
ーティが簡単に得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光送信装置に関し、
更に詳しくは入力の電気パルス信号に従い半導体発光素
子を駆動して光パルス信号を出力する光送信装置に関す
る。通信のマルチメディア化に伴い、複数加入者の光フ
ァイバをスターカプラによりまとめて局に収容する光通
信システムが導入されつつある。この種の通信システム
では、各端末の送信光の干渉を低減するためにレーザダ
イオード(LD)等の発光素子には高い消光比が要求さ
れるが、同時にパターンジッタの抑圧、パルスデューテ
ィの適正化が課題となる。
【0002】
【従来の技術】図7,図8は従来技術を説明する図
(1),(2)である。図7(A)は従来の光加入者方
式の構成を示す図で、図において、OSUは局側の端局
装置、ONU1〜ONUnは加入者側の宅内装置であ
る。光加入者方式では複数のONU1〜ONUnがスタ
ーカプラを介してOSUに接続しており、OSUとの間
で時分割通信を行う。このため、各ONUの上り回線で
はスターカプラでバイアス光(LDに閾値電流Ithを流
すことにより生じる光)の干渉が起こらないように、L
Dの無バイアス変調を行う。
【0003】図7(B)は従来の光送信装置の構成を示
しており、図において、1は無バイアス変調方式による
LD駆動回路である。一般的なLD駆動回路はFET
(又は接合トランジスタ)による差動対(電流スイッ
チ)T1,T2のソース回路に不図示の光出力一定制御
(APC)に従う定電流源T3を備える。入力のデータ
信号DATA=1の時はT1=OFF,T2=ONとな
り、LDが発光する。またDATA=0の時はT1=O
N,T2=OFFとなり、LDが消光する。消光時のL
Dにはバイアス(閾値)電流Ithが流されておらず無バ
イアス変調方式となっている。
【0004】図8はLD駆動回路の動作タイミングチャ
ートを示している。入力のデータ信号DATAは、一般
にNRZ方式であり、ここにはデータパターンが「10
101」の場合と「10001」の場合とが示されてい
る。DATAが最初に「0」から「1」になると、LD
にキャリアが注入され、所定の発振遅延時間△tの後に
LDが発光する。LDの発光中はLDのn型領域に少数
キャリア(ホール)が蓄積される。そしてDATAが
「1」から「0」になると、LDは消光する。この時L
Dの内部では上記蓄積キャリア(ホール)がLDのアノ
ード方向に流れ、所定の時定数で減少する。
【0005】次にDATAが「0」から「1」になる
と、再度LDにキャリアが注入され、その時の発振遅延
時間△tの後にLDが発光する。この時の発振遅延時間
△tは直前の蓄積キャリアの残量によって異なる。図示
の如く、高速に変化するデータ「101」の場合は、残
留キャリアの存在によりその発振遅延時間△t1は相対
的に短くなり、またデータ「10001」(又はデータ
「1001」)の場合は、残留キャリアが無いことによ
りその発振遅延時間△t2は相対的に長くなる。これに
応じて光出力信号のパルス幅(パルスデュ−ティ)が異
なってくる。この現象はパターンジッタと呼ばれ、これ
が大きいと受信品質が劣化するので、パターンジッタを
十分に抑圧する必要がある。
【0006】従来は、図7(B)の構成によりパターン
ジッタを抑圧するものが知られている(特開平4−12
3482)。図において、2は微分回路、3は半波整流
回路である。以下、図8を参照してその動作を説明す
る。入力のデータ信号DATAを微分回路2により微分
して、その出力から半波整流回路3により正の信号成分
を抽出する。この信号は入力のDATAが「0」か
ら「1」に変化する時に発生するパルス信号である。こ
のパルス信号によりスイッチT4をONにし、そのパ
ルス電流をT2のLD駆動電流に重畳する。従って、パ
ルス信号が適正なタイミングで発生している場合は、
データパターンが「10001」(又は「1001」)
の場合でも、DATAが「0」から「1」に変化するタ
イミングにLDに大き目な駆動電流が流れ、発振遅延時
間△t2を小さくできる。従って、パターンジッタを抑
圧できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の方
法では、パルス信号をLD駆動電流の立ち上がり部分
に正確に合わせ込む必要がある。もしパルス信号’の
如く位相が進むと光出力信号のパルスデュ−ティが変わ
ってしまうし、またパルス信号”のように位相が遅れ
るとパターンジッタを抑圧できなくなるからである。
【0008】また上記従来の方法では、回路製造時の素
子のばらつきを吸収するためにタイミングを合わせ込む
余分な回路構成や作業が必要となる。また一旦タイミン
グを合わせ込んでも、回路動作時の電源変動や温度変動
によりパルス信号の発生タイミングが変動してしま
う。このように従来はパターンジッタを確実(安定)に
抑圧することが困難であった。
【0009】本発明の目的は、光出力信号のパターンジ
ッタを確実に抑圧すると共に所望のパルスデューティが
得られる光送信装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題は例えば図1
(A)の構成により解決される。即ち、本発明(1)の
光送信装置は、入力の電気パルス信号に従い半導体発光
素子(LD,LED)を駆動して光パルス信号を出力す
る光送信装置において、非発光時の半導体発光素子に一
時的な逆バイアスを加えることにより直前の発光時に素
子に蓄積された残留キャリアを除去するものである。
【0011】図1(B)に動作タイミングチャートを示
す。本発明(1)によれば、半導体発光素子の発光時に
蓄積され、その後の非発光時に放出される残留キャリア
{pn接合のn型領域における少数キャリア(ホー
ル)}は、素子に一時的に加えられる逆バイアスにより
その放出が加速されるので、次の素子発光時までに確実
に除去される。従って、入力の電気パルス信号(DAT
A)の最小の消灯区間Tの間に残留キャリアを除去可能
であり、どのようなデータパターンが入力しても素子の
発光開始条件を同一とできる。従って、光出力信号のパ
ターンジッタを確実に抑圧できる。
【0012】また、逆バイアスの印加タイミングは素子
の最小消灯区間Tの間であればこれが何処にあっても最
終的に残留キャリアを除去できるから、この印加タイミ
ングに精度を要求されない。従って、予め印加タイミン
グを最小消灯区間Tの中央付近に設定することが可能で
あり、こうすれば従来の様に印加タイミングを合わせ込
むための余分な回路構成を設けたり、又は印加タイミン
グの調整作業を行わなくても、回路製造時の素子のばら
つきを余裕で吸収できる。また回路動作時に電源や温度
が変動しても残留キャリアによるパターンジッタは生じ
ない。従って、パターンジッタを安定に抑圧できる。
【0013】また本発明(2)の光送信装置は、入力の
電気パルス信号に従いレーザダイオードを発光駆動する
駆動回路と、前記電気パルス信号の後端エッジを検出し
て所定後dのタイミングに所定パルス幅wのパルス信号
PSを発生するパルス発生回路と、前記パルス発生回路
のパルス信号PSに従いレーザダイオードLDに逆方向
のパルス電圧を印加する逆バイアス回路とを備えるもの
である。
【0014】従って、簡単な構成により入力のデータ信
号の後端エッジに同期して最小の消灯区間T内における
残留キャリアを確実に除去できる。なお、逆バイアス回
路はLDのカソード側のみに正のパルス電圧を加えても
良いし、又はLDのアノード側のみに負のパルス電圧を
加えても良いし、又はカソード及びアノード側に夫々
正,負のパルス電圧を加えても良い。
【0015】好ましくは、本発明(3)においては、上
記本発明(2)において、入力の電気パルス信号のパル
スデューティを変更するデューティ補償回路を更に備え
る。ところで、上記本発明(2)により光出力信号のパ
ターンジッタは十分に抑圧されるが、LDを発光素子と
する場合は、LDの発振遅延時間△tのために光出力信
号のパルスデューティ(パルス幅)は狭くなる傾向にあ
る。本発明(3)によれば、更にデューティ補償回路を
備えることにより、入力のデータパターンに係わらず常
に一定となるような発振遅延時間△tを、簡単な構成で
一律に補償できる。
【0016】また好ましくは、本発明(4)において
は、上記本発明(3)において、デューティ補償回路
は、入力の電気パルス信号を遅延する遅延回路DLと、
該遅延回路の遅延信号と前記入力の電気パルス信号との
論理和出力を形成するゲート回路Oとを備える。従っ
て、簡単な構成により入力の電気パルス信号の後端部を
引き延ばし、パルスデューティを所望に補償(設定)で
きる。なお、この場合の上記パルス発生回路はデューテ
ィ補償回路の出力信号を自己の入力信号としても良い。
【0017】また好ましくは、本発明(5)において
は、上記本発明(3)において、デューティ補償回路
は、レーザダイオードの動作環境温度を検出する温度検
出回路THと、前記温度検出回路の検出温度を光出力パ
ルスデューティの制御信号に変換する信号変換回路と、
前記信号変換回路の制御信号に従い入力の電気パルス信
号の遅延量を変化させる可変遅延回路PDLと、前記可
変遅延回路の遅延信号と前記入力の電気パルス信号との
論理和出力を形成するゲート回路Oとを備える。
【0018】本発明(5)によれば、光出力信号のパタ
ーンジッタを十分に抑圧すると共に、LDの動作温度が
変動しても光出力信号のパルスデューティを一定に維持
できる。従って、受信側で高い受信品質が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる複数の実施の形態を詳細に説明する。なお、全
図を通して同一符号は同一又は相当部分を示すものとす
る。図2は第1の実施の形態による光送信装置を説明す
る図で、LDのカソード側に正のパルス信号を加える場
合を示している。図2(A)はその回路図、図2(B)
は動作タイミングチャートである。
【0020】図2(A)において、1は無バイアス変調
方式によるLD駆動回路、4はパルス発生回路、Iはイ
ンバータ回路、NOはNORゲート回路、Cはコンデン
サ、LDはレーザダイオードである。LD駆動回路1は
図7(B)の構成と同様で良い。又は図7(B)の様な
電流スイッチではなく、単一のFET(又は接合トラン
ジスタ)からなる簡単なスイッチ回路でも良い。
【0021】パルス発生回路4は、入力のデータ信号D
ATAと、その遅延反転信号との論理NOR出力信号を
形成する。これによりデータ信号DATAの立ち下がり
エッジに同期した正のパルス信号PSが得られる。これ
を具体的に言うと、入力のDATAが「0」から「1」
に変化した時は、最終段のインバータ回路Iの出力が
「1」から「0」に変化する前に入力のDATAが
「1」になるので、NORゲート回路NOの出力は
「0」のままである。一方、入力のDATAが「1」か
ら「0」に変化した時は、最終段のインバータ回路Iの
出力が「0」から「1」に変化する前に入力のDATA
が「0」になるので、NORゲート回路NOの出力に正
のパルス信号PSが得られる。
【0022】パルス信号PSのパルス幅wは遅延反転信
号の遅延時間で決まる。ここでは奇数個のインバータ回
路Iを直列接続することで所望の遅延時間を得ている。
この遅延時間はノンインバータ回路の挿抜で調整しても
良いし、また高速動作時や微妙な調整を行う場合は配線
ワイヤの長さで調整しても良い。図2(B)は上記図8
と同様にデータパターンが「10101」の場合と「1
0001」の場合とを示している。DATAが最初に
「0」から「1」になると、LDにキャリアが注入さ
れ、所定の発振遅延時間△tの後にLDが発光する。L
Dの発光中はLDのn型領域に少数キャリア(ホール)
が蓄積される。またこの区間にはNORゲート回路NO
の出力=「0」により、コンデンサCはLDを介して図
示の極性でチャージされる。
【0023】次にDATAが「1」から「0」になる
と、LDは消光する。この時LD内部では上記蓄積され
たキャリア(ホール)がアノードの方向に流れ、所定の
時定数で減少を開始する。パルス発生回路4はこのタイ
ミングに正のパルス信号PSを発生する。このパルス信
号PSはコンデンサCを介してLDのカソード端子に加
えられ、LDを一時的に逆バイアスする。この逆電界が
n型領域の蓄積ホールをアノード側に追いやって蓄積キ
ャリアの減少(放出)を加速し、次にDATAが「1」
となる前に残留キャリアが「0」となる。従って、DA
TA=「10101」の場合と、DATA=「1000
1」(又は「1001」)の場合とで発光開始時の条件
が同一(残留キャリアが「0」)となり、パターンジッ
タが十分に抑圧される。
【0024】この場合に、上記残留キャリアは少なくと
もDATA=「0」の最小区間Tの間に「0」となって
いれば良いから、パルス信号PSはこの区間Tの間の適
当なタイミングに発生すれば良い。即ち、従来のような
正確な発生タイミングは要求されない。そこで、予めパ
ルス信号PSの発生遅延時間dに適当な余裕を持たせて
置く事により、回路製造時の回路素子がばらついても、
又は回路動作時に電源や温度が変動しても、残留キャリ
アを確実に「0」としておくことが可能となる。従っ
て、簡単な構成により光出力信号のパターンジッタを確
実に抑圧できる。
【0025】なお、上記適当な発生遅延時間dを得るに
は、パルス発生回路4の前段又は後段に適当な遅延回路
を挿入すれば良い。また、上記パルス発生回路4は他に
も様々に構成できる。例えばパルス発生回路4を微分回
路と半波整流回路とで構成しても良く、又はシングルシ
ョット回路を組み合わせて構成しても良い。
【0026】図3は第2の実施の形態による光送信装置
を説明する図で、LDのアノード側に負のパルス信号を
加える場合を示している。図3(A)はその回路図、図
3(B)は動作タイミングチャートである。図3(A)
において、この例のパルス発生回路4は、入力のデータ
信号DATAと、その遅延反転信号との論理OR出力信
号を形成する。これによりデータ信号DATAの立ち下
がりエッジに同期した負のパルス信号PSが得られる。
【0027】このパルス信号PSはコンデンサCを介し
てLDのアノード端子に加えられ、LDを一時的に逆バ
イアスする。LD用の電源部に内部抵抗rが存在すれ
ば、LDのアノード側を現在(電源電圧)よりも負側に
バイアスできる。必要なら内部抵抗rと直列に小さい抵
抗値の抵抗を設けても良い。また必要なら図の点線で示
す様にLDのカソード側に同時に正のパルス信号を印加
しても良い。
【0028】上記いずれにしてもLDに加わる逆電界
(但し、正電界であっても従来より小さければ効果があ
る)がn型領域の蓄積ホールをより速くアノード側に追
いやって蓄積キャリアの減少(放出)を加速し、次にD
ATAが「1」となる前に蓄積キャリアが「0」とな
る。従って、DATA=「10101」の場合と、DA
TA=「10001」(又は「1001」)の場合とで
発光開始条件が同一(残留キャリアが「0」)となり、
パターンジッタが十分に抑圧される。
【0029】図4は第3の実施の形態による光送信装置
を説明する図で、パターンジッタの抑圧と共に光出力信
号のパルスデューティを補償する場合を示している。図
4(A)はその回路図、図4(B)は動作タイミングチ
ャートである。図4(A)において、5はデューティ補
償回路、DLは遅延回路である。デューティ補償回路5
は、入力のデータ信号DATA(図の実線で示す)と、
遅延回路DLによる遅延信号(図の点線で示す)との論
理OR出力信号を形成する簡単なものである。従って、
LD駆動回路1の入力ではDATA=「1」のレベルの
後端部が引き延ばされ、光出力信号のパルスデューティ
を広げられる。
【0030】デューティ補償量は遅延回路DLの遅延時
間で決まり、この遅延時間は遅延回路DLを構成するゲ
ート回路の数や配線のワイヤ長等により所望に設定でき
る。図4(B)において、上記残留キャリアを「0」と
する構成により、続くDATA=「1」に対応する光出
力信号は、入力のデータパターンによらずその立ち上が
り部分がLDの有する発振遅延特性により一律に△tだ
け遅れるが、その分だけDATA=「1」のレベルの後
端部を一律に△tだけ引き延ばすことで、光出力信号の
デューティ比を入力信号と同一の50%に補償できる。
勿論、光出力信号のパルスデューティは所望に設定でき
る。
【0031】図5は第4の実施の形態による光送信装置
の構成を示す図で、デューティ補償回路にLD動作の温
度依存性を補償する機能を付加した場合を示している。
図において、5はLD動作の温度補償機能を有するデュ
ーティ補償回路、6は電圧制御型ディレイライン(可変
遅延回路)、DL1,DL2,DL4は夫々1’s,
2’s,4’sのバイナリーで重み付けされた遅延時間
を有する遅延回路、SELは信号のセレクタ、ROMは
パルスデューティの温度補償制御用の変換テーブルを記
憶しているリードオンリメモリ、A/DはLD動作温度
のアナログ検出信号MSをディジタル信号に変換するA
/D変換器、THはLDの動作環境温度を検出するサー
ミスタ、R1,R2はサーミスタTHと協動して検出温
度に対応する電圧信号を形成する固定抵抗(分圧抵
抗)、7はパルス信号PSの発生タイミングを遅らせる
ための遅延回路(ディレイライン)である。
【0032】図6は第4の実施の形態による光送信装置
の動作を説明する図である。図6(A)はLDのパルス
変調特性を示している。LDでは所定以上の閾値電流I
thを流して初めてレーザ出力が得られる。LDの駆動電
流と光出力との間には温度特性があり、温度上昇に伴い
閾値電流Ithは、例えば常温のIth1 (20mA程度)
から高温のIth2 (30mA程度)へと変化する。この
ためLDを有限な変化速度の駆動電流で駆動すると、温
度上昇と共に光出力信号のパルスデューティが狭くな
る。
【0033】図6(B)はパルスデューティの温度依存
性を示している。常温におけるパルスデューティを10
0%とした場合に、温度が上昇するとパルスデューティ
は図示の如く狭くなる傾向にある。図6(C)はデュー
ティ補償回路の温度補償特性を示している。温度上昇に
伴い、図6(B)と逆の特性でLD駆動電流のパルス幅
を広げれば、常にパルスデューティを100%の状態に
維持できる。
【0034】図5に戻り、サーミスタTHはLDの近傍
に設けられ、LDの動作環境温度を検出する。サーミス
タTHの温度−抵抗特性(非直線特性)は抵抗R1,R
2により調整される。サーミスタTHの検出温度はA/
D変換器により対応するディジタルデータの信号に変換
される。このディジタル温度値1s〜4sはROMのア
ドレス端子に入力され、該ROMのデータ端子からは図
6(C)に示す様な特性のデューティ補償量の制御信号
が読み出される。
【0035】今、例えばLDの常温検出時におけるRO
Mの出力制御信号=「2」(LDの発振遅延時間△tに
相当)とすると、可変遅延回路におけるSEL1は遅延
無しの信号、SEL2はDL2の遅延信号、SEL3は
遅延無しの信号を夫々選択し、トータルの遅延量はDL
2の遅延時間となる。これに応じて光出力信号のパルス
幅が△tだけ広がり、常温時のパルスデューティを10
0%に維持できる。またLDの高温検出時におけるRO
Mの出力制御信号=「6」とすると、可変遅延回路にお
けるSEL1は遅延無しの信号、SEL2はDL2の遅
延信号、SEL3はDL4の遅延信号を夫々選択し、ト
ータルの遅延量はDL2+DL4の遅延時間となる。こ
れに応じて光出力信号のパルス幅は更に広がり、高温時
のパルスデューティも100%に維持できる。かくし
て、本実施の形態による光送信装置は、動作温度の変動
時においても、パターンジッタの十分に抑圧された、か
つパルスデューティが100%の光出力信号を安定に出
力する。
【0036】なお、上記各実施の形態による光送信装置
は、例えば入力電気信号のレベルをECLレベルとする
と、上記各論理素子、ディレイライン、電圧制御型ディ
レイライン、LD駆動回路等はいずれもECLレベルに
対応した市販品が存在し、容易に本回路を実現できる。
また、本発明は特にLDを無バイアス変調駆動する光送
信装置に適用して有効であるが、LDをバイアス変調駆
動するような光送信装置であっても、そのバイアス電流
を常にLDの閾値電流Ithに一致させるように制御しな
い限り、高速通信ではパターンジッタやパルスデューテ
ィの問題は生じるので、これに適用しても有効である。
【0037】また、上記本発明に好適なる複数の実施の
形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で、各
部の構成、制御、及びこれらの組合せの様々な変更が行
えることは言うまでも無い。
【0038】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、半導体
レーザの無バイアス変調時においても光出力波形のジッ
タを十分に抑圧でき、光加入者システムのような高消光
比を要求される場合でもパターンジッタの抑圧された良
好な光信号波形を出力できる。また光出力波形のデュー
ティ劣化も抑圧され、受信部の構成を簡易化できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理を説明する図である。
【図2】図2は第1の実施の形態による光送信装置を説
明する図である。
【図3】図3は第2の実施の形態による光送信装置を説
明する図である。
【図4】図4は第3の実施の形態による光送信装置を説
明する図である。
【図5】図5は第4の実施の形態による光送信装置の構
成を示す図である。
【図6】図6は第4の実施の形態による光送信装置の動
作を説明する図である。
【図7】図7は従来技術を説明する図(1)である。
【図8】図8は従来技術を説明する図(2)である。
【符号の説明】
1 LD駆動回路 2 微分回路 3 半波整流回路 4 パルス発生回路 5 デューティ補償回路 6 電圧制御型ディレイライン 7 遅延回路 C コンデンサ I インバータ回路 DL 遅延回路 LD レーザダイオード ONU 宅内装置 OSU 端局装置 NO NORゲート回路 O ORゲート回路 SEL セレクタ TH サーミスタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力の電気パルス信号に従い半導体発光
    素子を駆動して光パルス信号を出力する光送信装置にお
    いて、非発光時の半導体発光素子に一時的な逆バイアス
    を加えることにより直前の発光時に素子に蓄積された残
    留キャリアを除去することを特徴とする光送信装置。
  2. 【請求項2】 入力の電気パルス信号に従いレーザダイ
    オードを発光駆動する駆動回路と、 前記電気パルス信号の後端エッジを検出して所定後のタ
    イミングに所定パルス幅のパルス信号を発生するパルス
    発生回路と、 前記パルス発生回路のパルス信号に従いレーザダイオー
    ドに逆方向のパルス電圧を印加する逆バイアス回路とを
    備えることを特徴とする光送信装置。
  3. 【請求項3】 入力の電気パルス信号のパルスデューテ
    ィを変更するデューティ補償回路を更に備えることを特
    徴とする請求項2に記載の光送信装置。
  4. 【請求項4】 デューティ補償回路は、 入力の電気パルス信号を遅延する遅延回路と、 該遅延回路の遅延信号と前記入力の電気パルス信号との
    論理和出力を形成するゲート回路とを備えることを特徴
    とする請求項3に記載の光送信装置。
  5. 【請求項5】 デューティ補償回路は、 レーザダイオードの動作環境温度を検出する温度検出回
    路と、 前記温度検出回路の検出温度を光出力パルスデューティ
    の制御信号に変換する信号変換回路と、 前記信号変換回路の制御信号に従い入力の電気パルス信
    号の遅延量を変化させる可変遅延回路と、 前記可変遅延回路の遅延信号と前記入力の電気パルス信
    号との論理和出力を形成するゲート回路とを備えること
    を特徴とする請求項3に記載の光送信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6700423B1 (en) 2000-10-26 2004-03-02 Fujitsu Limited Pulse width control circuit controlling pulse width of output light
JP2018521560A (ja) * 2015-05-28 2018-08-02 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. 分散マッハツェンダー変調器(mzm)ドライバ遅延補償

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