JPH1024343A - 有底容器の製造方法 - Google Patents

有底容器の製造方法

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JPH1024343A
JPH1024343A JP8179594A JP17959496A JPH1024343A JP H1024343 A JPH1024343 A JP H1024343A JP 8179594 A JP8179594 A JP 8179594A JP 17959496 A JP17959496 A JP 17959496A JP H1024343 A JPH1024343 A JP H1024343A
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Japan
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punch
blank
manufacturing
bottomed container
die
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JP8179594A
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English (en)
Inventor
Masayuki Okano
雅行 岡野
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ARU TECHNO KK
Okano Kogyo Co Ltd
MA Aluminum Corp
Original Assignee
ARU TECHNO KK
Mitsubishi Aluminum Co Ltd
Okano Kogyo Co Ltd
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Publication date
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    • Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度の製品を容易に得ること。 【解決手段】 パンチ4の位置拘束部8aを、このパン
チ4のパンチ前面7aに形成され少なくとも中心部が押
圧方向に向かって最も突出した頂部20とされ外周面2
1を平滑面に形成した突部17により形成し、ブランク
5の位置拘束部8bを、パンチ4に対向する対向面7b
に形成され突部17が嵌合可能な凹部13により形成し
たことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンチとダイスと
を用いてブランクを塑性変形させる有底容器の製造方法
に係り、特に、長さの長い有底容器を一動作をもって製
造するのに好適な有底容器の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パンチとダイスとを用いてブラ
ンクを塑性変形させることにより、有底容器を製造する
有底容器の製造方法が、その生産効率の高さ等の理由に
より多用されている。
【0003】図13の(a)から(h)は従来の有底容
器の製造方法の一例としての小形の携帯用カセットテー
ププレイヤに用いられる平板状のニッケルカドミウム電
池の電池ケースの製造方法を示すものであり、従来の電
池ケースは、図13の(a)に示すように、ステンレス
鋼、アルミニウム、アルミニウム合金等の適宜な材質の
素材を円盤状に形成したものをブランク1として用い
る。そして、このブランク1を、図示しない7種類のパ
ンチとダイスとを用いて、図13の(b)から(g)に
示すように、段階を追って徐々に塑性変形させた中間変
形体1aを介して、図13の(h)に示す所望の製品た
る電池ケース2が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の有底容器の製造方法においては、ブランク1を
電池ケース2に形成するのに、7工程もの分割した製造
工程を必要とするため、加工に手間がかかるとともに、
それぞれの工程ごとに専用のパンチとダイスとを必要と
し、経済的負担が大きいという問題点があった。
【0005】また、前述したように、ブランク1を多工
程にて徐々に塑性変形させ、中間変形体1aを介して完
成品とするので、完成品の表面に筋や傷等が生じるなど
して外観品質が劣化するという問題点があった。
【0006】そこで、本出願人らは、かかる問題点に対
処するため特開平6−269891号公報において、ブ
ランクをダイスのキャビティに装着し、前記ダイスに対
して相対移動自在とされたパンチをブランクに押圧する
ことにより前記ブランクを塑性変形させる有底容器の製
造方法において、前記ダイス、前記ブランク、前記パン
チのそれぞれの押圧方向の各対向面に、前記パンチの押
圧方向に対し直交するいずれの方向への前記ブランクお
よび前記パンチの位置ずれを防止しこれらのブランクお
よびパンチを適正位置に拘束する位置拘束部を形成し、
それぞれの位置拘束部を相互に密に嵌合させながらブラ
ンクを一動作で塑性変形させることを特徴とする有底容
器の製造方法を提案した。更に具体的に説明すると、前
記パンチとブランクとの対向面に形成する位置拘束部
が、パンチ前面に形成された十字凹状部と、ブランクの
パンチ対向面に形成された十字凸状部とにより形成され
ている。
【0007】そして、このような構成を採用した有底容
器の製造方法によれば、パンチを所望の位置まで一動作
でブランクに押し込むことにより製品を製造することが
できるので、製品の表面状態を一様とし、外観品質を向
上させることができる。さらに、1対のダイスとパンチ
とにより、一動作をもって製品を製造することができる
ので、製造工程が簡単になり、経済的負担を確実に低減
するとともに、生産効率を確実に向上させることができ
る。また、前記ダイス、前記ブランク、前記パンチのそ
れぞれの押圧方向の各対向面に形成した位置拘束部によ
り、押圧方向に対し直交するいずれの方向への位置ずれ
を確実に防止し、ダイスとパンチとの隙間により形成さ
れる製品の壁厚の一様性を高精度に保持させることがで
きるので、製品の壁厚に対して長さの長い有底容器を容
易に製造することができるというものである。
【0008】ところで、近年の各種の機器においては高
性能化が常に図られており、各種の機器の高性能化にと
もなって、小形の携帯用カセットテーププレイヤに用い
られる平板状のニッケルカドミウム電池等の有底容器に
おいてもより高精度の製品が求められている。
【0009】また、従来から有底容器の製造において
は、ブランクを塑性変形させた後の製品の壁の上端縁
(開口縁)が大きく波打った形状となって壁の高さが一
様にならず、後工程で壁の上端縁の大きく波打った部位
を除去する必要があり、素材の歩留まりがよくないとい
う問題点もあった。
【0010】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、高精度の製品を容易に得ることができ、しか
も、素材の歩留まりを向上することのできる有底容器の
製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため本出願人らは、より高精度で素材の歩留まりのよい
製品を得ることのできる有底容器の製造方法について研
究を行った結果、パンチとブランクとの対向面に形成す
る位置拘束部の形状がダイスとパンチとの隙間から盛り
上がる壁の高さおよび壁厚を一様とするために大きく寄
与することを見い出し、本発明を完成させたものであ
る。
【0012】すなわち、特許請求の範囲の請求項1に記
載の本発明の有底容器の製造方法の特徴は、パンチによ
って押圧されるブランクをダイスのキャビティに装着
し、前記ダイス、前記ブランク、前記パンチのそれぞれ
の押圧方向の各対向面に、前記パンチの押圧方向に対し
直交するいずれの方向への前記ブランクおよび前記パン
チの位置ずれを防止しこれらのブランクおよびパンチを
適正位置に拘束する位置拘束部を形成し、それぞれの位
置拘束部を相互に密に嵌合させながら前記ダイスに対し
て相対移動自在とされたパンチをブランクに押圧してブ
ランクを一動作で塑性変形させる有底容器の製造方法に
おいて、前記パンチの位置拘束部を、このパンチのパン
チ前面に形成され少なくとも中心部が押圧方向に向かっ
て最も突出した頂部とされ外周面を平滑面に形成した突
部により形成し、前記ブランクの位置拘束部を、前記パ
ンチに対向する対向面に形成され前記突部が嵌合可能な
凹部により形成した点にある。
【0013】また、特許請求の範囲の請求項2に記載の
本発明の有底容器の製造方法の特徴は、請求項1におい
て、前記頂部を線分とし、前記外周面を複数の平面によ
り形成した点にある。
【0014】また、特許請求の範囲の請求項3に記載の
本発明の有底容器の製造方法の特徴は、請求項1におい
て、前記頂部を線分とし、前記外周面を少なくとも一つ
の曲面により形成した点にある。
【0015】また、特許請求の範囲の請求項4に記載の
本発明の有底容器の製造方法の特徴は、請求項1におい
て、前記頂部を曲線とし、前記外周面を複数の平面によ
り形成した点にある。
【0016】また、特許請求の範囲の請求項5に記載の
本発明の有底容器の製造方法の特徴は、請求項1におい
て、前記頂部を曲線とし、前記外周面を少なくとも一つ
の曲面により形成した点にある。
【0017】また、特許請求の範囲の請求項6に記載の
本発明の有底容器の製造方法の特徴は、請求項1におい
て、前記頂部を点とし、前記外周面を複数の平面により
形成した点にある。
【0018】そして、このような構成を採用したことに
より、パンチとブランクとの対向面とを平滑にすること
ができ、その結果、ブランクを塑性変形させた際のダイ
スとパンチとの隙間からの塑性変形したブランクの盛り
上を円滑かつ一様とすることができるので、ブランクを
塑性変形させた後の壁の高さおよび壁厚がより高精度の
製品を容易に得ることができ、しかも、素材の歩留まり
を向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態により説明する。
【0020】本実施の形態は、本発明に係る有底容器の
製造方法を、従来と同等に小形の携帯用カセットテープ
プレイヤ等に用いられる平板状のニッケルカドミウム電
池の電池ケースに用いた実施の形態の一例を示すもので
あり、図1はダイスにブランクを装着した状態を示す説
明図、図2はパンチがブランクに当接した状態を示す説
明図、図3は電池ケースが完成した状態を示す説明図、
図4は電池ケースを示す斜視図である。
【0021】本実施の形態の有底容器の製造方法の概略
について説明すると、図1に示すように、ダイス3とパ
ンチ4とを用い、ブランク5をダイス3のキャビティ6
内に装着し、その後、ダイス3に対して相対移動自在と
されたパンチ4を駆動させ、図2に示すように、パンチ
4とブランク5とダイス3との押圧方向の各対向面7
a,7b,7c,7dに形成した各位置拘束部8a,8
b,8c,8dを相互に密に嵌合させながら、図3に示
すように、パンチ4を一動作でもってブランク5に押圧
し、後方押し出しと称される塑性変形させたブランク5
をダイス3とパンチ4との隙間Gからブランク5の押圧
方向と逆方向に押し出すことにより、図4に示すよう
に、長辺16mm、短辺5mm、長さ65mm、壁厚
0.4mm程度の長さの長い有底の電池ケース9が形成
される。
【0022】つぎに、前述した本実施の形態の有底容器
の製造方法について作用とともにさらに詳しく説明す
る。
【0023】まず、ブランクについて図5および図6に
より説明する。
【0024】図5はブランクのもととなる素材ブロック
の製造方法の一例を示す説明図であり、(a)は棒材を
素材とし、(b)は板材を素材とした場合を示す。図6
はブランクの一例を示し、(a)は斜視図、(b)は側
断面図、(c)は底面図である。
【0025】前記電池ケース9を製造するためのブラン
ク5としては、図5の(a)に示すように、アルミニウ
ムまたはアルミニウム合金等の材質からなる断面四角形
状の棒材10を切断したり、図5の(b)に示すよう
に、平板状の板材11を打ち抜くことなどにより得られ
た略直方体の素材ブロック12を、図示しないプレス成
形等により、図6の(a)から(c)に示すように、所
定形状の略直方体に形成されたものを用いる。
【0026】図6の(a)から(c)に示すように、こ
のブランク5は、全体として、長辺16mm、短辺5m
m、高さ14mmの直方体に形成されている。そして、
ブランク5のパンチ4と押圧方向において対向する対向
面(以下、パンチ対向面という)7bには、加工状態に
おいて、パンチ7の先端部(パンチ前面7a)が密に嵌
合するようにして挿入される凹部13が形成されてい
る。この凹部13の形状は、後述するパンチ前面7aに
形成された突部17の形状に応じたものであり、本実施
の形態においては、図6の(a)に詳示するように、パ
ンチ前面7aの外周面たる表面が4つの傾斜した平面1
4によって平滑面とされるとともに、パンチ前面7aと
略同一の投影面積の平面長方形で、長辺側から見た形状
が逆台形を成し、短辺側から見た形状が逆三角形を成
し、少なくともパンチ対向面7bの重心位置である中央
部が押圧方向に向かって最も深さの深い線分とされた略
逆くさび様の多角形形状に形成されている。
【0027】また、パンチ対向面7bの周縁には、ダイ
ス3とパンチ4との隙間Gと略等しい四角枠状の平坦面
15が形成されている。
【0028】前記凹部13により本実施の形態のパンチ
対向面7bの位置拘束部8bが形成されている。
【0029】また、前記ブランク5のダイス3と押圧方
向において対向する対向面(以下、ダイス対向面とい
う)7cには、重心位置に中心を有する平面長方形形状
の凹状部16が形成されている。この凹状部16は、図
6の(b)および(c)に示すように、例えば、長辺9
mm、短辺3mm、深さ0.03mm程度に形成されて
いる。前記凹状部16によりダイス対向面7cの位置拘
束部8cが形成されている。
【0030】つぎに、ダイスとパンチについて図7およ
び図8により説明する。
【0031】図7はパンチ前面の正面図であり、図8は
ダイスのキャビティの部分の平面図である。
【0032】前記電池ケース9を製造するために対とさ
れたダイス3とパンチ4とは、図示しないプレス等の適
宜な成形機に、押圧方向の軸心Cを一致させた状態(図
1)で配設される。
【0033】図7に示すように、パンチ4のブランク5
と押圧方向において対向する対向面(以下、パンチ前面
という)7aには、ブランク5のパンチ対向面7bに形
成された凹部13に密に嵌合する位置拘束部8aとして
の突部17が形成されている。この突部17の形状は、
平面長方形で長辺側から見た形状が台形で短辺側から見
た形状が三角形となるようにして、パンチ前面7aの各
辺から延出されたパンチ前面7aの外周面21となる4
つの傾斜した平滑面たる平面18により、パンチ前面7
aの少なくとも中央部たる重心位置が押圧方向に向かっ
て最も高さの高い突出した線分からなる頂部20とさ
れ、全体として略くさび様の多角形形状に形成されてい
る。そして、突部17によりパンチ前面7aの位置拘束
部8aが形成されている。
【0034】すなわち、本実施の形態のパンチ4の位置
拘束部8aは、パンチ4のパンチ前面7aに形成され少
なくとも中心部が押圧方向に向かって最も突出した所望
の長さの線分からなる頂部20とされ四つの平面18か
らなる外周面21を平滑面に形成した突部17によって
構成されている。
【0035】図8に示すように、ダイス3のブランク5
と押圧方向において対向する対向面(以下、ブランク対
向面という)7dであるダイス3のキャビティ6の底面
には、前記ブランク5のダイス対向面7cに形成された
凹状部16に密に嵌合する直方体形状の凸状部19が、
ダイス対向面7dの重心位置に中心を有するようにして
形成されており、この凸状部17によりブランク対向面
7dの位置拘束部8dが形成されている。
【0036】前記各位置拘束部8a,8b,8C,8d
は、前記パンチ4および前記ブランク5の軸心Cに対す
る横方向の位置ずれおよびブランク5の軸心Cに対する
回転等の押圧方向に直交するいずれの方向への位置ずれ
を防止するためのものである。
【0037】つぎに、前述したダイスとブランクとパン
チとを用いた電池ケースの製造の作用についてさらに詳
しく説明する。
【0038】前記ブランク5を用いて、前記ダイス3と
前記パンチ4により電池ケース9を製造するには、パン
チ4とダイス3とを相互に離間状態とするとともに、押
圧方向の軸心Cを一致させた状態で配設する。そして、
潤滑材として、例えば、ステアリン酸ソーダを付着させ
たブランク5を、図1に示すように、ブランク5のダイ
ス対向面7cをダイス3のブランク対向面7dに対向さ
せるようにして、キャビティ6内に装着する。すると、
ブランク5のダイス対向面7cに形成されている位置拘
束部8cの凹状部16と、ダイス3のキャビティ6の底
面のブランク対向面7dに形成されている位置拘束部8
dの凸状部19とが密に嵌合し、押圧方向に対し直交す
るいずれの方向への位置ずれを確実に防止することがで
きる。
【0039】つぎに、この状態で、パンチ4をブランク
5に向かって動作させる。すると、図2に示すように、
まず、パンチ前面7aに形成されている位置拘束部8a
としての突部17の傾斜した四つの平面18がブランク
5のパンチ対向面7bに形成されている位置拘束部8b
としての凹部13の傾斜した四つの平面14と当接して
突部17と凹部13とが嵌合し、押圧方向に対し直交す
るいずれの方向への位置ずれを確実に防止することがで
きる。すなわち、押圧方向と直交する方向に形成される
ダイス3とパンチ4との隙間G(図2,図3)を全周に
亘り均一に保持することができる。
【0040】そして、図3に示すように、各位置拘束部
8a,8b,8c,8dを係合させた状態で、パンチ前
面7aを所望の位置まで一動作でブランク5のパンチ対
向面7bに押し込むことにより、電池ケース9(図4)
が完成する。
【0041】このように本実施の形態によれば、パンチ
4とブランク5とダイス3との各対向面7a,7b,7
c,7dに、それぞれを適正位置に拘束する位置拘束部
8a,8b,8c,8dを形成し、それぞれの位置拘束
部8a,8b,8c,8dを相互に密に嵌合させること
により、押圧方向に対し直交するいずれの方向への位置
ずれを確実に防止することができる。このことは、ダイ
ス3とパンチ4との隙間Gにより形成される製品の壁厚
の一様性を高精度に保持させることができるので、製品
の壁厚に対して長さの長い有底容器を容易に製造するこ
とができる。さらに、外周面を平滑面に形成した突部1
7により製品の壁の高さを一様として壁の上端縁(開口
縁)の波打ちを低減し素材の歩留まりを向上させること
ができる。
【0042】また、本実施の形態によれば、パンチ4を
所望の位置まで一動作でブランク5に押し込むことによ
り製品を製造することができるので、製品の表面状態を
一様とし、外観品質を向上させることができる。そし
て、1対のダイス3とパンチ4とにより、一動作をもっ
て製品を製造することができるので、製造工程が簡単に
なり、経済的負担を確実に低減するとともに、生産効率
を確実に向上させることができる。
【0043】さらにまた、本実施の形態においては、ブ
ランク5を塑性変形させて製品を形成する際に、パンチ
前面7aとパンチ対向面7bとがともに平滑に形成され
ているので、ダイス3とパンチ4との隙間Gから塑性変
形させたブランク5が盛り上るのを確実により円滑にす
る、すなわち、ブランク5の変形方向に沿って障害とな
るものがないのでブランク5の変形を抑止せずによりス
ムースに変形させることができるので、その結果、ダイ
ス3とパンチ4との隙間Gから盛り上がる壁の壁厚をよ
り一様とするとともに、壁の高さをより一様にして壁の
上端縁の波打ちを確実に低減することができ、高精度の
製品を容易に得ることができ、しかも、素材の歩留まり
を確実に向上させることができるので、製品のコストダ
ウンを図ることもできる。
【0044】なお、ブランク5のパンチ対向面7bに設
ける凹部13としては、突部17と凹部13とが当接し
た際に、パンチ前面7aに形成した突部17の外周面2
1を構成する各平面18の先端側の一部が凹部13に嵌
合する構成、すなわち、本実施の形態のブランク5のパ
ンチ対向面7aに形成される四角枠状の平坦面15の幅
を広くして、凹部13の投影面積を、パンチ前面7aに
形成された突部17の投影面積より小さくしたものであ
ってもよい。
【0045】前記パンチ前面7aに形成する位置拘束部
8aとしての突部17の形状としては、パンチ前面7a
に形成され少なくとも中心部が押圧方向に向かって最も
突出した頂部20とされ外周面21を平滑面に形成した
形状、例えば、図9の(a)および(b)に示す頂部2
0を線分とし、外周面21を少なくとも一つの曲面によ
り形成したもの、図10の(a)および(b)に示す頂
部20を曲線とし、外周面21を複数の平面により形成
したもの、図11の(a)および(b)に示す頂部20
を曲線とし、外周面21を少なくとも一つの曲面により
形成したもの、図12の(a)および(b)に示す頂部
20を点とし、外周面21を複数の平面により形成した
ものでもよく、設計コンセプトおよびブランク5の素材
の種類等の必要に応じて、各種の形状から選択すること
ができる。そして、パンチ前面7aに形成する位置拘束
部8aとしての突部17の形状を図9から図12に示す
形状とすることによっても前述した実施の形態と同様の
効果を奏することができる。また、突部17の形状とし
て図9から図12に示すものを用いる場合には、凹部1
3の形状を突部17の形状に応じて形成することが肝要
である。
【0046】なお、本発明に係る有底容器の製造方法
は、当然、ビール缶などの各種の飲料容器等の製造にも
適用することができる。
【0047】また、本発明は、前記施の形態に限定され
るものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明の有底容器の
製造方法によれば、外観品質および寸法精度により優れ
た高精度の有底容器を効率よく製造することができると
ともに、素材の歩留まりを確実に向上させることができ
るという極めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る有底容器の製造方法に従って電
池ケースを製造する製造工程のダイスにブランクを装着
した状態を示す説明図
【図2】 パンチがブランクに当接した状態を示す図1
と同様の図
【図3】 電池ケースが完成した状態を示す図1と同様
の図
【図4】 本発明に係る有底容器の製造方法に従って製
造される電池ケースの全体を示す斜視図
【図5】 (a)および(b)は本発明に係る有底容器
の製造方法に従って製造される電池ケースのブランクの
もととなる素材ブロックの製造方法の一例を示す説明図
【図6】 (a)から(c)は本発明に係る有底容器の
製造方法に従って製造される電池ケースのブランクの一
例を示し、(a)は斜視図、(b)は断面図、(c)は
底面図
【図7】 パンチ前面の正面図
【図8】 ダイスのキャビティの部分の平面図
【図9】 (a)および(b)はパンチの位置拘束部と
しての突部の他例を示すものであり、(a)は正面図、
(b)は側面図
【図10】 (a)および(b)はパンチの位置拘束部
としての突部のさらに他例を示すものであり、(a)は
正面図、(b)は側面図
【図11】 (a)および(b)はパンチの位置拘束部
としての突部のさらにまた他例を示すものであり、
(a)は正面図、(b)は側面図
【図12】 (a)および(b)はパンチの位置拘束部
としての突部のまたさらなる他例を示すものであり、
(a)は正面図、(b)は側面図
【図13】 (a)から(h)は、従来の有底容器の製
造方法に従って製造される電池ケースの製造工程を説明
する説明図
【符号の説明】
3 ダイス 4 パンチ 5 ブランク 6 キャビティ 7a,7b,7c,7d 対向面 8a,8b,8c,8d 位置拘束部 9 電池ケース 13 凹部 16 凹状部 17 突部 19 凸状部 20 頂部 21 外周面 C 軸心 G 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01M 2/02 H01M 2/02 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチによって押圧されるブランクをダ
    イスのキャビティに装着し、前記ダイス、前記ブラン
    ク、前記パンチのそれぞれの押圧方向の各対向面に、前
    記パンチの押圧方向に対し直交するいずれの方向への前
    記ブランクおよび前記パンチの位置ずれを防止しこれら
    のブランクおよびパンチを適正位置に拘束する位置拘束
    部を形成し、それぞれの位置拘束部を相互に密に嵌合さ
    せながら前記ダイスに対して相対移動自在とされたパン
    チをブランクに押圧してブランクを一動作で塑性変形さ
    せる有底容器の製造方法において、 前記パンチの位置拘束部を、このパンチのパンチ前面に
    形成され少なくとも中心部が押圧方向に向かって最も突
    出した頂部とされ外周面を平滑面に形成した突部により
    形成し、前記ブランクの位置拘束部を、前記パンチに対
    向する対向面に形成され前記突部が嵌合可能な凹部によ
    り形成したことを特徴とする有底容器の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記頂部を線分とし、前記外周面を複数
    の平面により形成したことを特徴とする請求項1に記載
    の有底容器の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記頂部を線分とし、前記外周面を少な
    くとも一つの曲面により形成したことを特徴とする請求
    項1に記載の有底容器の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記頂部を曲線とし、前記外周面を複数
    の平面により形成したことを特徴とする請求項1に記載
    の有底容器の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記頂部を曲線とし、前記外周面を少な
    くとも一つの曲面により形成したことを特徴とする請求
    項1に記載の有底容器の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記頂部を点とし、前記外周面を複数の
    平面により形成したことを特徴とする請求項1に記載の
    有底容器の製造方法。
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