JPH10243494A - 顔方向認識方法及び装置 - Google Patents
顔方向認識方法及び装置Info
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- JPH10243494A JPH10243494A JP9047866A JP4786697A JPH10243494A JP H10243494 A JPH10243494 A JP H10243494A JP 9047866 A JP9047866 A JP 9047866A JP 4786697 A JP4786697 A JP 4786697A JP H10243494 A JPH10243494 A JP H10243494A
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- JP
- Japan
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- microphones
- pair
- speaker
- difference
- face direction
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 対話音声理解装置で話者の顔の向きを少ない
演算量で簡単に判断する。 【解決手段】 話者200の顔に対し、その前面の上
下、左右にマイクロホン202,203,204,20
5を配し、一対のマイクロホン202,203の出力の
周波数スペクトルをそれぞれ分析し(301,30
2)、その10〜20kHz 帯のパワー比を求め(21
2)、そのパワー比に応じて顔が上向きか、下向きかの
判別をする(213)。
演算量で簡単に判断する。 【解決手段】 話者200の顔に対し、その前面の上
下、左右にマイクロホン202,203,204,20
5を配し、一対のマイクロホン202,203の出力の
周波数スペクトルをそれぞれ分析し(301,30
2)、その10〜20kHz 帯のパワー比を求め(21
2)、そのパワー比に応じて顔が上向きか、下向きかの
判別をする(213)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、対話音声理解装
置などにおいてユーザ(利用者)の装置や任意の対象へ
の注目を効率よく識別する方法及び装置に関する。
置などにおいてユーザ(利用者)の装置や任意の対象へ
の注目を効率よく識別する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人間同士のコミュニケーションにおいて
呼び掛けや合図、対象への注視における音声は、働きか
けられる相手や対象に向けて発せられる。このことから
音声理解システムにおいて、ある発話者がシステムへ向
けられたものか否かを識別して、不要発話の棄却や音声
理解における焦点の移動を制御することができる。この
点から発話がシステムに向けられているか否かを識別す
る方法として顔面画像を用いた話者の注視方向の認識が
提案されている。
呼び掛けや合図、対象への注視における音声は、働きか
けられる相手や対象に向けて発せられる。このことから
音声理解システムにおいて、ある発話者がシステムへ向
けられたものか否かを識別して、不要発話の棄却や音声
理解における焦点の移動を制御することができる。この
点から発話がシステムに向けられているか否かを識別す
る方法として顔面画像を用いた話者の注視方向の認識が
提案されている。
【0003】従来の顔方向認識方法として画像を用いた
パタン照合を例にとって説明する。画像によって顔方向
を認識するには、多方向を向いた顔面の画像を参照パタ
ンとして予め登録し、入力画像との照合を行って顔方向
を認識する方法がある[1] 。画像情報のパタン照合の一
例を図4に示す。多方向を向いた顔面の全体乃至一部の
画像は、顔方向が既知の参照パタン群101として予め
登録されている。ここで、顔方向が未知の評価パタン1
10が与えられたとき、個々の参照パタン102−10
6のうち、最も類似するものを判定して、その照合パタ
ンの顔方向を入力パタンの顔方向として認識する。
パタン照合を例にとって説明する。画像によって顔方向
を認識するには、多方向を向いた顔面の画像を参照パタ
ンとして予め登録し、入力画像との照合を行って顔方向
を認識する方法がある[1] 。画像情報のパタン照合の一
例を図4に示す。多方向を向いた顔面の全体乃至一部の
画像は、顔方向が既知の参照パタン群101として予め
登録されている。ここで、顔方向が未知の評価パタン1
10が与えられたとき、個々の参照パタン102−10
6のうち、最も類似するものを判定して、その照合パタ
ンの顔方向を入力パタンの顔方向として認識する。
【0004】画像パタンの照合を行うには、まず、画像
を小区画に分割し、区画内の画像の色や明るさの分布か
ら、その区画ごとに特徴量を算出する。ついで画像を構
成するすべての各区画の特徴量を求める。この手続を参
照パタンと評価パタンの双方で行い、各々の特徴量の分
布の距離から類似性を算出する。図4から分かるよう
に、この方法では予め多数の参照パタンを登録し、パタ
ンごとに特徴量を計算し、類似性の判定をしなければな
らない。また、画像を小区画に分割し、それぞれの特徴
量を求めるためには、多くの計算を必要とする。
を小区画に分割し、区画内の画像の色や明るさの分布か
ら、その区画ごとに特徴量を算出する。ついで画像を構
成するすべての各区画の特徴量を求める。この手続を参
照パタンと評価パタンの双方で行い、各々の特徴量の分
布の距離から類似性を算出する。図4から分かるよう
に、この方法では予め多数の参照パタンを登録し、パタ
ンごとに特徴量を計算し、類似性の判定をしなければな
らない。また、画像を小区画に分割し、それぞれの特徴
量を求めるためには、多くの計算を必要とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の顔方向認識方法
では、画像情報のパタン照合を行うため、計算コストが
高くなる問題があった。この発明の目的は、顔方向認識
のためのパタン照合をより効率よく計算することができ
る方法及びその装置を提供することにある。
では、画像情報のパタン照合を行うため、計算コストが
高くなる問題があった。この発明の目的は、顔方向認識
のためのパタン照合をより効率よく計算することができ
る方法及びその装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、一対
のマイクロホンを用い、一対のマイクロホンを発声者と
対向する鉛直面に投影した時、互いにずれて位置するよ
うに配置し、これらマイクロホンの出力パワーの差を検
出し、その差により、上記鉛直面上の投影マイクロホン
位置を結ぶ直線上における何れの位置に発声者の顔が向
いているかを判別する。このマイクロホン出力の特定の
周波数帯域について、パワー差を検出する。一対のマイ
クロホンとして、左右方向と、上下方向の各一対を設け
ることにより、左右方向の何れか、上下方向の何れかに
顔が向いているかを検出する。
のマイクロホンを用い、一対のマイクロホンを発声者と
対向する鉛直面に投影した時、互いにずれて位置するよ
うに配置し、これらマイクロホンの出力パワーの差を検
出し、その差により、上記鉛直面上の投影マイクロホン
位置を結ぶ直線上における何れの位置に発声者の顔が向
いているかを判別する。このマイクロホン出力の特定の
周波数帯域について、パワー差を検出する。一対のマイ
クロホンとして、左右方向と、上下方向の各一対を設け
ることにより、左右方向の何れか、上下方向の何れかに
顔が向いているかを検出する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1にこの発明による顔方向認識
装置の実施例を示す。同図Aに示すように発声者200
の前面において、発声者200の顔面201の鉛直方向
における方向を判別するために鉛直方向に並んで配置さ
れたマイクロホン202,203と、顔面201の水平
面における方向を判別するために水平方向に並んで配置
されたマイクロホン204,205とが設けられる。こ
の例では、マイクロホン202,203,204,20
5は、発声者の前面と対向するほぼ鉛直な一つの面20
6内に位置し、かつマイクロホン202と203との中
点と、マイクロホン204と205との中点とが一致
し、この中点207を通り、鉛直面206と垂直な線2
08が、顔面201が鉛直面206と対向した状態の顔
面201の口唇部209を通るようにされている。つま
り、発声者200の頭部正中を通る鉛直面(図1Aの直
線208を通る鉛直面)上にマイクロホン202,20
3を配し、その頭部正中・鉛直面の左右にマイクロホン
204,205を配する。また、各マイクロホン202
〜205は単一指向性で、その指向方向を口唇部209
に向け、対をなすマイクロホン202と203,204
と205はそれぞれ互いに同一特性のものである。
装置の実施例を示す。同図Aに示すように発声者200
の前面において、発声者200の顔面201の鉛直方向
における方向を判別するために鉛直方向に並んで配置さ
れたマイクロホン202,203と、顔面201の水平
面における方向を判別するために水平方向に並んで配置
されたマイクロホン204,205とが設けられる。こ
の例では、マイクロホン202,203,204,20
5は、発声者の前面と対向するほぼ鉛直な一つの面20
6内に位置し、かつマイクロホン202と203との中
点と、マイクロホン204と205との中点とが一致
し、この中点207を通り、鉛直面206と垂直な線2
08が、顔面201が鉛直面206と対向した状態の顔
面201の口唇部209を通るようにされている。つま
り、発声者200の頭部正中を通る鉛直面(図1Aの直
線208を通る鉛直面)上にマイクロホン202,20
3を配し、その頭部正中・鉛直面の左右にマイクロホン
204,205を配する。また、各マイクロホン202
〜205は単一指向性で、その指向方向を口唇部209
に向け、対をなすマイクロホン202と203,204
と205はそれぞれ互いに同一特性のものである。
【0008】一方の一対のマイクロホン202,203
からの音声は、図1Bに示すように特徴量分析器21
0,211に入力される。特徴量分析器210,211
は、発声器官及び頭部の形状の影響で口唇部209から
マイクロホン202,203への方向の違いによる音声
の音響的変化を検出する。差分抽出器212は、特徴量
分析器210,211で検出された二つの特徴量の差を
算出する。判別分析器213は差分抽出器212の出力
から顔面201の鉛直面における方向(上下方向)を判
別する。
からの音声は、図1Bに示すように特徴量分析器21
0,211に入力される。特徴量分析器210,211
は、発声器官及び頭部の形状の影響で口唇部209から
マイクロホン202,203への方向の違いによる音声
の音響的変化を検出する。差分抽出器212は、特徴量
分析器210,211で検出された二つの特徴量の差を
算出する。判別分析器213は差分抽出器212の出力
から顔面201の鉛直面における方向(上下方向)を判
別する。
【0009】図に示していないが他方の一対のマイクロ
ホン204,205の捕捉音声もそれぞれ特徴量が検出
され、これら特徴量の差から顔面201の水平面におけ
る方向(左右方向)が判別される。図1Cにこの発明の
装置としての具体的実装例を示す。特徴量分析器21
0,211としてそれぞれ音声パワーを抽出し、これら
音声パワーの差により顔面方向を判定する。つまり頭部
周囲の音圧は、水平面及び頭部正中・鉛直面の分布とも
顔正面に比べ後背部で数〜十数dB減衰する。よって前記
音声パワーの差により顔面方向を判定できる。
ホン204,205の捕捉音声もそれぞれ特徴量が検出
され、これら特徴量の差から顔面201の水平面におけ
る方向(左右方向)が判別される。図1Cにこの発明の
装置としての具体的実装例を示す。特徴量分析器21
0,211としてそれぞれ音声パワーを抽出し、これら
音声パワーの差により顔面方向を判定する。つまり頭部
周囲の音圧は、水平面及び頭部正中・鉛直面の分布とも
顔正面に比べ後背部で数〜十数dB減衰する。よって前記
音声パワーの差により顔面方向を判定できる。
【0010】この場合、音声パワーを比較するマイクロ
ホン同士の周波数特性が異なると、スペクトル包絡の変
化によってパワーに差が生じる。これを除くため、パワ
ーを比較する周波数領域を制限し、スペクトル包絡の変
化によるパワーの変動を抑える。特徴量分析器210,
211として周波数スペクトル分析器301,302を
用いる。これは、一定期間ごとに音声信号の強さを周波
数別に抽出するものである。一対の周波数分析器30
1,302の出力は、差分抽出器212で入力の差分を
求めるかわりに、伝達関数を伝達関数算出器303で算
出する。伝達関数は、周波数スペクトル分析器301,
302の各分析周波数スペクトルをPx(f),Py
(f)とするときに次の式で求められる。
ホン同士の周波数特性が異なると、スペクトル包絡の変
化によってパワーに差が生じる。これを除くため、パワ
ーを比較する周波数領域を制限し、スペクトル包絡の変
化によるパワーの変動を抑える。特徴量分析器210,
211として周波数スペクトル分析器301,302を
用いる。これは、一定期間ごとに音声信号の強さを周波
数別に抽出するものである。一対の周波数分析器30
1,302の出力は、差分抽出器212で入力の差分を
求めるかわりに、伝達関数を伝達関数算出器303で算
出する。伝達関数は、周波数スペクトル分析器301,
302の各分析周波数スペクトルをPx(f),Py
(f)とするときに次の式で求められる。
【0011】Txy(f)=Pxy(f)/Pxx(f) ただし、Pxx(f)は周波数スペクトルをPx (f)の
自乗、Pxy(f)は周波数スペクトルPx (f),Py
(f)の積である。差分抽出器の出力は、つまり伝達関
数算出器303の出力は判別分析器304で顔方向に変
換され、出力される。前記伝達関数は、一方のマイクロ
ホン、例えば202の出力を伝送路の入力とし、他方の
マイクロホン203の出力を伝送路の出力とする伝達関
数である。
自乗、Pxy(f)は周波数スペクトルPx (f),Py
(f)の積である。差分抽出器の出力は、つまり伝達関
数算出器303の出力は判別分析器304で顔方向に変
換され、出力される。前記伝達関数は、一方のマイクロ
ホン、例えば202の出力を伝送路の入力とし、他方の
マイクロホン203の出力を伝送路の出力とする伝達関
数である。
【0012】次に実験例を述べる。図2に示すように防
音室内で、机401に向かって座った発声者200の顔
方向の検出にこの発明を適用した場合である。発声者2
00の頭部正中・鉛直面402上において、発声者20
0の胸に全指向性のコレクトレットコンデンサマイクロ
ホン403を取付け、鉛直面402から左右に等距離は
なれて机401上に単一指向性のダイナミックマイクロ
ホン204,205を配置し、指向方向を発声者200
の顔面に向けた。発声者200の顔面を定めた方向に向
け、予め用意した文章を朗読させた。発声者200とし
て男性1名、女性1名について、正面方向404,左マ
イク方向405,右マイク方向406,左右マイク対称
面で下方向407の4方向につき、各マイクロホン20
4,205,403の出力を標本化周波数48kHz でデ
ィジタルデータとして取込み、それぞれを周波数スペク
トル分析して、対となるマイクロホンのパワースペクト
ラム比を求めた。
音室内で、机401に向かって座った発声者200の顔
方向の検出にこの発明を適用した場合である。発声者2
00の頭部正中・鉛直面402上において、発声者20
0の胸に全指向性のコレクトレットコンデンサマイクロ
ホン403を取付け、鉛直面402から左右に等距離は
なれて机401上に単一指向性のダイナミックマイクロ
ホン204,205を配置し、指向方向を発声者200
の顔面に向けた。発声者200の顔面を定めた方向に向
け、予め用意した文章を朗読させた。発声者200とし
て男性1名、女性1名について、正面方向404,左マ
イク方向405,右マイク方向406,左右マイク対称
面で下方向407の4方向につき、各マイクロホン20
4,205,403の出力を標本化周波数48kHz でデ
ィジタルデータとして取込み、それぞれを周波数スペク
トル分析して、対となるマイクロホンのパワースペクト
ラム比を求めた。
【0013】正面方向404を向いて発声したときの、
左、右マイクロホン204,205の電力スペクトラム
比は図3Aに示すように、20kHz までほぼ平坦なもの
となっている。発声者200が左方を向いたときの左、
右マイクロホン204,205のパワースペクトラム比
は図3Bに示すように、20kHz 以上での減衰の他に1
3kHz,17kHz 付近に減衰が生じている。この減衰は
発声者が正面を向いて同一の発声をしたときには生じて
ない。従って、マイクロホン204,205の出力音声
パワーの比の大きさにより、発声者200が正面を向い
ているか、左を向いているかを判別することができる。
この場合、図3A,Bの特に変化がある帯域、この例で
は10kHz 〜20kHz の成分だけを取り出せば、顔面の
向きによる音声パワー比の大きさの違いが一層大きくな
り、向きを正しく判別することができる。図に示してい
ないが、正面を向いているときと、右を向いているとき
とをマイクロホン204,205の出力音声パワー比の
大きさで判別することができる。
左、右マイクロホン204,205の電力スペクトラム
比は図3Aに示すように、20kHz までほぼ平坦なもの
となっている。発声者200が左方を向いたときの左、
右マイクロホン204,205のパワースペクトラム比
は図3Bに示すように、20kHz 以上での減衰の他に1
3kHz,17kHz 付近に減衰が生じている。この減衰は
発声者が正面を向いて同一の発声をしたときには生じて
ない。従って、マイクロホン204,205の出力音声
パワーの比の大きさにより、発声者200が正面を向い
ているか、左を向いているかを判別することができる。
この場合、図3A,Bの特に変化がある帯域、この例で
は10kHz 〜20kHz の成分だけを取り出せば、顔面の
向きによる音声パワー比の大きさの違いが一層大きくな
り、向きを正しく判別することができる。図に示してい
ないが、正面を向いているときと、右を向いているとき
とをマイクロホン204,205の出力音声パワー比の
大きさで判別することができる。
【0014】発声者200が正面を向いたときの、中央
マイクロホン403のパワースペクトルに対する左側マ
イクロホン204のパワースペクトルの比は図3Cに示
すようになった。この場合は、マイクロホン204,4
03の周波数特性が異なるため、15kHz 以上の高域で
大きな連続した落ち込みが生じている。発声者200が
下方を向いたときの、マイクロホン403のパワースペ
クトルに対するマイクロホン204のパワースペクトル
の比は図3Dに示すように左右マイクロホンの出力の比
較と同様に13kHz 付近で落ち込みが生じ、つまり図3
Cに対し、周波数特性が平坦な部分でのパワースペクト
ル比にわずかな差が生じている。よって、この差の検出
により正面を向いているか、下方を向いているかの判別
をすることができる。この場合、マイクロホン204と
403の周波数特性の違いに基づく影響を避けるため、
この例では10〜15kHz 帯の成分のみを取り出して、
パワースペクトルの比の大きさを検出すればより誤りな
く、判別することができる。
マイクロホン403のパワースペクトルに対する左側マ
イクロホン204のパワースペクトルの比は図3Cに示
すようになった。この場合は、マイクロホン204,4
03の周波数特性が異なるため、15kHz 以上の高域で
大きな連続した落ち込みが生じている。発声者200が
下方を向いたときの、マイクロホン403のパワースペ
クトルに対するマイクロホン204のパワースペクトル
の比は図3Dに示すように左右マイクロホンの出力の比
較と同様に13kHz 付近で落ち込みが生じ、つまり図3
Cに対し、周波数特性が平坦な部分でのパワースペクト
ル比にわずかな差が生じている。よって、この差の検出
により正面を向いているか、下方を向いているかの判別
をすることができる。この場合、マイクロホン204と
403の周波数特性の違いに基づく影響を避けるため、
この例では10〜15kHz 帯の成分のみを取り出して、
パワースペクトルの比の大きさを検出すればより誤りな
く、判別することができる。
【0015】以上の説明から理解されるように、マイク
ロホンとしては水平面内での左右に配列された少なくと
も2つのマイクロホンと、鉛直面内で上下方向に配列さ
れた少なくとも2つのマイクロホンとを設ければよく、
この際、水平面内での配列マイクロホンの1つと、鉛直
面内での配列マイクロホンの1つとを共用することがで
きる。
ロホンとしては水平面内での左右に配列された少なくと
も2つのマイクロホンと、鉛直面内で上下方向に配列さ
れた少なくとも2つのマイクロホンとを設ければよく、
この際、水平面内での配列マイクロホンの1つと、鉛直
面内での配列マイクロホンの1つとを共用することがで
きる。
【0016】このように2対のマイクロホンを用いるこ
とにより、顔の向きが左右方向か上下方向かの判別を行
うことができ、従って右上、右下などの斜め方向も判別
できる。このように4方の方向の検出のみならず、一対
のマイクロホンを用いることにより、このマイクロホン
を、発声者と対向する鉛直面に投影した位置を結ぶ直線
上のどの位置に顔が向いているかを検出できる。つま
り、この発明は例えば左右方向の何れに向いているかの
検出のみに対しても適用できる。
とにより、顔の向きが左右方向か上下方向かの判別を行
うことができ、従って右上、右下などの斜め方向も判別
できる。このように4方の方向の検出のみならず、一対
のマイクロホンを用いることにより、このマイクロホン
を、発声者と対向する鉛直面に投影した位置を結ぶ直線
上のどの位置に顔が向いているかを検出できる。つま
り、この発明は例えば左右方向の何れに向いているかの
検出のみに対しても適用できる。
【0017】使用するマイクロホンの向きは、雑音の影
響を避け、また信号音の受音レベルを大とする点から、
発声者の顔に向けた方がよいが必ずしもそのようにしな
くてもよい。また使用するマイクロホンは対をなすも
の、つまり音声パワー比乃至差をとるものは同一周波数
特性のものが好ましいが、これも必ずしも同一でなくて
もよい。
響を避け、また信号音の受音レベルを大とする点から、
発声者の顔に向けた方がよいが必ずしもそのようにしな
くてもよい。また使用するマイクロホンは対をなすも
の、つまり音声パワー比乃至差をとるものは同一周波数
特性のものが好ましいが、これも必ずしも同一でなくて
もよい。
【0018】更に帯域制限をする場合に、上述では周波
数スペクトル分析を行った後、所要の成分を取り出した
が、マイクロホン出力を所要帯域を通過帯域とするフィ
ルタを通し、その出力の音声パワーを求めてもよい。ま
た顔面の正面、左向き、右向き、下向き、つまり正面に
対し、左、右、上、下の何れの方向に向いているかを判
別したが、同一の向きでも上記正面から大きく方向がず
れているほど、正面に向いた時との出力比に対する差が
大きくなるから、予めある角度範囲ごとに出力比の大き
さを記憶しておき、測定した電力比がどの範囲にあるか
に応じて、正面に対する向きの大きさも判別することが
できる。
数スペクトル分析を行った後、所要の成分を取り出した
が、マイクロホン出力を所要帯域を通過帯域とするフィ
ルタを通し、その出力の音声パワーを求めてもよい。ま
た顔面の正面、左向き、右向き、下向き、つまり正面に
対し、左、右、上、下の何れの方向に向いているかを判
別したが、同一の向きでも上記正面から大きく方向がず
れているほど、正面に向いた時との出力比に対する差が
大きくなるから、予めある角度範囲ごとに出力比の大き
さを記憶しておき、測定した電力比がどの範囲にあるか
に応じて、正面に対する向きの大きさも判別することが
できる。
【0019】
【発明の効果】従来の顔方向認識方法では、画像パタン
認識を行うために多量の計算と参照パタンを用意する必
要があった。ところが、この発明を用いれば、音声信号
から特徴量を抽出し、判別分析を行うことで、認識に必
要な参照パタンや計算量そのものを削減でき、認識処理
を効率よく行うことができる。
認識を行うために多量の計算と参照パタンを用意する必
要があった。ところが、この発明を用いれば、音声信号
から特徴量を抽出し、判別分析を行うことで、認識に必
要な参照パタンや計算量そのものを削減でき、認識処理
を効率よく行うことができる。
【図1】Aはこの発明の一実施例における対象顔面20
1とマイクロホンの配置関係の例を示す図、Bは一対の
マイクロホンの出力の処理装置の例を示すブロック図、
Cはその具体的実装例を示すブロック図である。
1とマイクロホンの配置関係の例を示す図、Bは一対の
マイクロホンの出力の処理装置の例を示すブロック図、
Cはその具体的実装例を示すブロック図である。
【図2】この発明の実験例における発声者とマイクロホ
ンの配置、顔の向きの関係を示す斜視図。
ンの配置、顔の向きの関係を示す斜視図。
【図3】この発明の実験結果におけるパワースペクトラ
ム比の各種例を示す図。
ム比の各種例を示す図。
【図4】従来の顔方向認識方法を示す概念図。 参考文献 [1] James L. Flanagan. Speech Analysis Synthesis a
nd Perception. Splinger-Verlag, 1972.
nd Perception. Splinger-Verlag, 1972.
Claims (7)
- 【請求項1】 発声者の顔方向を認識する方法におい
て、 上記発声者の音声を捕捉する一対のマイクロホンを用
い、これらマイクロホンを、上記発声者と対向する鉛直
面に投影した位置が互いにずれるように配置し、 上記一対のマイクロホンの出力の音声パワーの差を求
め、 上記求めた音声パワー差により、上記鉛直面の上記投影
した一対のマイクロホン位置を結ぶ直線上の何れの位置
方向に上記発声者の顔が向いているかを判定することを
特徴とする顔方向認識方法。 - 【請求項2】 上記鉛直面の上記投影した一対のマイク
ロホン位置を結ぶ直線はほぼ水平線であり、 上記発声者の音声を捕捉する他の一対のマイクロホンを
用い、これら他の一対のマイクロホンを、上記発声者と
対向する鉛直面に投影した位置を結ぶ直線がほぼ鉛直線
であるように配置し、 上記他の一対のマイクロホンの出力の音声パワーの差を
求め、 上記求めた音声パワー差により、上記ほぼ鉛直線上の何
れの位置方向に上記発声者の顔が向いているかを判定す
ることを特徴とする請求項1記載の顔方向認識方法。 - 【請求項3】 上記一対のマイクロホンの一方と、上記
他の一対のマイクロホンの一方とは互いに共通のもので
あることを特徴とする請求項2記載の顔方向認識方法。 - 【請求項4】 上記音声パワーの差による顔方向の判定
は、特定の周波数における減衰に着目して行うことを特
徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の顔方向認識方
法。 - 【請求項5】 上記音声パワーの差は、一対のマイクロ
ホンの一方の出力の周波数スペクトルPx(f)と他方
の出力の周波数スペクトルPy(f)の積を、Px
(f)の自乗で割算した値であることを特徴とする請求
項1乃至4の何れかに記載の顔方向認識方法。 - 【請求項6】 発声者の顔方向を認識する装置であっ
て、 上記発声者の音声を捕捉する一対のマイクロホンと、 上記一対のマイクロホンの出力から上記顔方向の違いに
よる音声の音響的変化を特徴量として検出する一対の特
徴量分析手段と、 これら一対の特徴量分析手段により検出された特徴量の
差分を求める差分抽出手段と、 上記差分抽出手段の抽出した差分に基づき、上記顔方向
を判別する判別分析手段とを具備する顔方向認識装置。 - 【請求項7】 上記一対の特徴量の検出を予め決められ
た周波数帯域に制限する手段を有することを特徴とする
請求項6記載の顔方向認識装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9047866A JPH10243494A (ja) | 1997-03-03 | 1997-03-03 | 顔方向認識方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9047866A JPH10243494A (ja) | 1997-03-03 | 1997-03-03 | 顔方向認識方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10243494A true JPH10243494A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=12787307
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9047866A Pending JPH10243494A (ja) | 1997-03-03 | 1997-03-03 | 顔方向認識方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10243494A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1997
- 1997-03-03 JP JP9047866A patent/JPH10243494A/ja active Pending
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