JPH10243632A - 電力変換装置 - Google Patents
電力変換装置Info
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- JPH10243632A JPH10243632A JP9041132A JP4113297A JPH10243632A JP H10243632 A JPH10243632 A JP H10243632A JP 9041132 A JP9041132 A JP 9041132A JP 4113297 A JP4113297 A JP 4113297A JP H10243632 A JPH10243632 A JP H10243632A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
- Y02E10/56—Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers
Landscapes
- Power Conversion In General (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型のリアクトルにて正弦波交流電流の交流
ゼロクロス点を精度良く検出、以て、小型化の容易な電
力変換装置を提供すること。 【解決手段】 直流電源SVから入力される大きさの変
化する直流電圧を安定化する平滑部1と、平滑部1から
の入力電圧を所定の大きさに昇圧する昇圧回路部2と、
昇圧回路部2からの直流入力を高周波交流に変換するイ
ンバータ回路部3と、リアクトルとコンデンサとを有
し、インバータ回路部3からの高周波交流入力の高周波
リプルを除去するフィルタ回路部4と、を備える電力変
換装置において、前記リアクトルを、異なる通電電流値
にて高いインダクタンス値を確保し得る直流重畳特性を
もつコア材を有して形成した、2つのリアクトルL2、
L3及びL4、L5を直列接続し構成する。
ゼロクロス点を精度良く検出、以て、小型化の容易な電
力変換装置を提供すること。 【解決手段】 直流電源SVから入力される大きさの変
化する直流電圧を安定化する平滑部1と、平滑部1から
の入力電圧を所定の大きさに昇圧する昇圧回路部2と、
昇圧回路部2からの直流入力を高周波交流に変換するイ
ンバータ回路部3と、リアクトルとコンデンサとを有
し、インバータ回路部3からの高周波交流入力の高周波
リプルを除去するフィルタ回路部4と、を備える電力変
換装置において、前記リアクトルを、異なる通電電流値
にて高いインダクタンス値を確保し得る直流重畳特性を
もつコア材を有して形成した、2つのリアクトルL2、
L3及びL4、L5を直列接続し構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力変換装置であ
り、特に太陽電池等の直流電源を交流電源に変換する電
力変換装置に関する。
り、特に太陽電池等の直流電源を交流電源に変換する電
力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、太陽電池等の自家発電源の直流出
力を交流に変換し交流電源を出力する、商用電力系統と
連系する電力変換装置に相当する系統連系インバータ装
置として、例えば図5に示す、特開平6−332554
に開示された構成のものがある。このものは、太陽電池
SVによる直流電力を交流電力に変換する系統連系イン
バータ装置で、平滑部1と、昇圧回路部2と、インバー
タ回路部3と、フィルタ回路部4とを備えている。
力を交流に変換し交流電源を出力する、商用電力系統と
連系する電力変換装置に相当する系統連系インバータ装
置として、例えば図5に示す、特開平6−332554
に開示された構成のものがある。このものは、太陽電池
SVによる直流電力を交流電力に変換する系統連系イン
バータ装置で、平滑部1と、昇圧回路部2と、インバー
タ回路部3と、フィルタ回路部4とを備えている。
【0003】平滑部1は、直流電源である太陽電池SV
から入力される大きさの変化する直流電圧を安定化する
もので、一般に電解コンデンサC1にて形成され、太陽
電池SVの出力の一端(正極端)と他端(負極端)にそ
の両端の正極側と負極側が極を同じくして接続される。
この平滑部1は、後段の昇圧回路部2の昇圧動作に際し
て、リアクトルL1に電流が流れるときに太陽電池SV
からの入力電圧の変動を少なくする機能を有している。
から入力される大きさの変化する直流電圧を安定化する
もので、一般に電解コンデンサC1にて形成され、太陽
電池SVの出力の一端(正極端)と他端(負極端)にそ
の両端の正極側と負極側が極を同じくして接続される。
この平滑部1は、後段の昇圧回路部2の昇圧動作に際し
て、リアクトルL1に電流が流れるときに太陽電池SV
からの入力電圧の変動を少なくする機能を有している。
【0004】昇圧回路部2は、平滑部1からの入力電圧
を所定の大きさに昇圧するもので、スイッチ素子Q1
と、コンデンサC2と、リアクトルL1と、ダイオード
D1、D6とにて構成されている。
を所定の大きさに昇圧するもので、スイッチ素子Q1
と、コンデンサC2と、リアクトルL1と、ダイオード
D1、D6とにて構成されている。
【0005】スイッチ素子Q1は、例えばIGBT素子
等が使用され、そのドレインがリアクトルL1を介して
太陽電池SVの出力の一端(正極端)すなわち上記平滑
部1の一端に、ソースが太陽電池SVの他端(負極端)
すなわち上記平滑部1の他端に接続されている。また、
このスイッチ素子Q1は、ドレインがダイオードD1を
介してコンデンサC2の一端(正極端)に接続され、後
述する昇圧制御回路5にてスイッチング制御される。コ
ンデンサC2は、例えばアルミ電解コンデンサが使用さ
れる。このコンデンサC2は、スイッチ素子Q1のスイ
ッチングによる高周波パルス電流にて、所定の電圧値
(Vs)に充電される。リアクトルL1は、スイッチ素
子Q1のスイッチング動作のオフした瞬時において、リ
アクトルL1に蓄積された電荷をダイオードD6を介し
てコンデンサC2に供給することにて所定の電圧値(V
s)に昇圧する機能を有する。なお、スイッチ素子Q1
に、通電方向と逆方向に並列接続されているダイオード
D1は、スイッチ素子Q1のスイッチング動作のオフし
た瞬時にソースとドレイン間に発生する逆方向の起電力
の電圧にて、スイッチ素子Q1のドレイン、ソース間の
絶縁が破壊されるのを防止するものである。
等が使用され、そのドレインがリアクトルL1を介して
太陽電池SVの出力の一端(正極端)すなわち上記平滑
部1の一端に、ソースが太陽電池SVの他端(負極端)
すなわち上記平滑部1の他端に接続されている。また、
このスイッチ素子Q1は、ドレインがダイオードD1を
介してコンデンサC2の一端(正極端)に接続され、後
述する昇圧制御回路5にてスイッチング制御される。コ
ンデンサC2は、例えばアルミ電解コンデンサが使用さ
れる。このコンデンサC2は、スイッチ素子Q1のスイ
ッチングによる高周波パルス電流にて、所定の電圧値
(Vs)に充電される。リアクトルL1は、スイッチ素
子Q1のスイッチング動作のオフした瞬時において、リ
アクトルL1に蓄積された電荷をダイオードD6を介し
てコンデンサC2に供給することにて所定の電圧値(V
s)に昇圧する機能を有する。なお、スイッチ素子Q1
に、通電方向と逆方向に並列接続されているダイオード
D1は、スイッチ素子Q1のスイッチング動作のオフし
た瞬時にソースとドレイン間に発生する逆方向の起電力
の電圧にて、スイッチ素子Q1のドレイン、ソース間の
絶縁が破壊されるのを防止するものである。
【0006】上記の昇圧回路2をスイッチング制御する
昇圧制御回路5は、例えば図6に示すように、PWM比
較器51と、三角波発振器52と、減算器53とを有し
て構成される。この昇圧制御回路5は、昇圧回路部2の
出力端に接続された電圧センサSV2の出力電圧(V
s)と、基準電源54の基準電圧(例えば300V)と
を減算器53に入力してその差を出力し、その出力をP
WM比較器51に入力して三角波発振器52の波形と比
較する。そして、太陽電池SVの出力電圧(Vi)が変
化した場合、スイッチ素子Q1のゲートに与えるパルス
幅を変化させるように動作して、電圧センサSV2の出
力電圧(Vs)が所定の値となるよう制御する。この制
御にて、上記の昇圧回路部2は、0Vから大略300V
まで変化する直流電圧(Vi)を入力にして所定の値の
直流電圧(例えば300V)を安定して出力する。
昇圧制御回路5は、例えば図6に示すように、PWM比
較器51と、三角波発振器52と、減算器53とを有し
て構成される。この昇圧制御回路5は、昇圧回路部2の
出力端に接続された電圧センサSV2の出力電圧(V
s)と、基準電源54の基準電圧(例えば300V)と
を減算器53に入力してその差を出力し、その出力をP
WM比較器51に入力して三角波発振器52の波形と比
較する。そして、太陽電池SVの出力電圧(Vi)が変
化した場合、スイッチ素子Q1のゲートに与えるパルス
幅を変化させるように動作して、電圧センサSV2の出
力電圧(Vs)が所定の値となるよう制御する。この制
御にて、上記の昇圧回路部2は、0Vから大略300V
まで変化する直流電圧(Vi)を入力にして所定の値の
直流電圧(例えば300V)を安定して出力する。
【0007】インバータ回路部3は、昇圧回路部2から
の直流入力を高周波交流に変換するもので、ブリッジ接
続されてインバータブリッジを形成するスイッチ素子Q
2、Q3、Q4、Q5と、該スイッチ素子のそれぞれに
通電方向と逆方向に並列接続されたダイオードD2、D
3、D4、D5とにより構成されている。
の直流入力を高周波交流に変換するもので、ブリッジ接
続されてインバータブリッジを形成するスイッチ素子Q
2、Q3、Q4、Q5と、該スイッチ素子のそれぞれに
通電方向と逆方向に並列接続されたダイオードD2、D
3、D4、D5とにより構成されている。
【0008】スイッチ素子Q2、Q3、Q4、Q5は、
例えばIGBT素子等が使用され、インバータブリッジ
の、入力側が昇圧回路部2のコンデンサC2に、出力側
が後述するフィルタ回路部4にそれぞれ接続されて、そ
れぞれのゲートが接続された後述するインバータ制御回
路6にてスイッチング制御される。そして、直流入力を
商用電源に同期した高周波を含む交流電流に変換してフ
ィルタ回路部4に出力する。なお、スイッチ素子Q2、
Q3、Q4、Q5に、通電方向と逆方向に並列接続され
たダイオードD2、D3、D4、D5は、各スイッチ素
子のスイッチング動作のオフした瞬時にソースとドレイ
ン間に発生する逆方向の起電力の電圧により、各スイッ
チ素子のドレイン、ソース間の絶縁が破壊されるのを防
止するものである。
例えばIGBT素子等が使用され、インバータブリッジ
の、入力側が昇圧回路部2のコンデンサC2に、出力側
が後述するフィルタ回路部4にそれぞれ接続されて、そ
れぞれのゲートが接続された後述するインバータ制御回
路6にてスイッチング制御される。そして、直流入力を
商用電源に同期した高周波を含む交流電流に変換してフ
ィルタ回路部4に出力する。なお、スイッチ素子Q2、
Q3、Q4、Q5に、通電方向と逆方向に並列接続され
たダイオードD2、D3、D4、D5は、各スイッチ素
子のスイッチング動作のオフした瞬時にソースとドレイ
ン間に発生する逆方向の起電力の電圧により、各スイッ
チ素子のドレイン、ソース間の絶縁が破壊されるのを防
止するものである。
【0009】上記のインバータ回路部3をスイッチング
制御するインバータ制御回路6は、例えば図7に示すよ
うに、PWM比較器61と、三角波発振器62と、減算
器63と、比較器64と、乗算器X1と、乗算器X2
と、反転器G1、G2とにて構成されている。
制御するインバータ制御回路6は、例えば図7に示すよ
うに、PWM比較器61と、三角波発振器62と、減算
器63と、比較器64と、乗算器X1と、乗算器X2
と、反転器G1、G2とにて構成されている。
【0010】乗算器X1は、電力変換後にて太陽電池S
Vの出力に応じた正弦波の電流出力を得るための指令値
信号(IR)を生成するもので、太陽電池SVの出力端
に接続された電圧センサSV1の出力電圧信号(Vi)
と電流センサCT1の出力電流信号(Ii)とを入力し
て掛け合わせて、乗算器X2へ出力する。乗算器X2
は、乗算器X1の出力する指令値信号(IR)と後述す
るフィルタ回路部4の出力側の両端に接続された電圧セ
ンサSV3の出力電圧信号(Vo)とを入力して乗算す
る。減算器63は、乗算器X2の出力とフィルタ回路部
4の出力の一端に設けた電流センサCT2の出力電流信
号(Io)とを入力し、正弦波の電流基準信号(IR×
Vo−Io)を生成する。この電流基準信号は、PWM
比較器61に三角波発振器62の出力とともに入力され
て比較される。そして、図8に示すような、スイッチ素
子Q2のゲートに与える、等しいパルス間隔で商用電源
に同期してパルス幅が変化するパルス幅変調信号のゲー
トパルス信号Vp1が生成される。また、このゲートパ
ルス信号Vp1は、PWM比較器61の出力に併設され
た反転器G1に入力して反転される。そして、スイッチ
素子Q3のゲートに与える、ゲートパルス信号Vp2が
生成される。また、前記電圧センサSV3の出力電圧信
号(Vo)は、比較器64に入力されて接地レベルと比
較され、スイッチ素子Q4のゲートに与える、商用電源
に同期したゲート信号Vg1が生成され、このゲート信
号Vg1が反転器G2に入力されて反転され、スイッチ
素子Q5のゲートに与えるゲート信号Vg2が生成され
る。これらのゲート信号パルス信号Vp1、Vp2及び
ゲート信号Vg1、Vg2にて、上記のインバータ回路
部3は、昇圧回路部2の所定の値の直流電圧(例えば3
00V)を入力し、商用電源に同期した高周波交流に変
換して出力する。
Vの出力に応じた正弦波の電流出力を得るための指令値
信号(IR)を生成するもので、太陽電池SVの出力端
に接続された電圧センサSV1の出力電圧信号(Vi)
と電流センサCT1の出力電流信号(Ii)とを入力し
て掛け合わせて、乗算器X2へ出力する。乗算器X2
は、乗算器X1の出力する指令値信号(IR)と後述す
るフィルタ回路部4の出力側の両端に接続された電圧セ
ンサSV3の出力電圧信号(Vo)とを入力して乗算す
る。減算器63は、乗算器X2の出力とフィルタ回路部
4の出力の一端に設けた電流センサCT2の出力電流信
号(Io)とを入力し、正弦波の電流基準信号(IR×
Vo−Io)を生成する。この電流基準信号は、PWM
比較器61に三角波発振器62の出力とともに入力され
て比較される。そして、図8に示すような、スイッチ素
子Q2のゲートに与える、等しいパルス間隔で商用電源
に同期してパルス幅が変化するパルス幅変調信号のゲー
トパルス信号Vp1が生成される。また、このゲートパ
ルス信号Vp1は、PWM比較器61の出力に併設され
た反転器G1に入力して反転される。そして、スイッチ
素子Q3のゲートに与える、ゲートパルス信号Vp2が
生成される。また、前記電圧センサSV3の出力電圧信
号(Vo)は、比較器64に入力されて接地レベルと比
較され、スイッチ素子Q4のゲートに与える、商用電源
に同期したゲート信号Vg1が生成され、このゲート信
号Vg1が反転器G2に入力されて反転され、スイッチ
素子Q5のゲートに与えるゲート信号Vg2が生成され
る。これらのゲート信号パルス信号Vp1、Vp2及び
ゲート信号Vg1、Vg2にて、上記のインバータ回路
部3は、昇圧回路部2の所定の値の直流電圧(例えば3
00V)を入力し、商用電源に同期した高周波交流に変
換して出力する。
【0011】フィルタ回路部4は、インバータ回路部3
からの高周波交流入力の高周波リプルを除去するもの
で、リアクトルL2、L3及びコンデンサC3とにより
ローパスフィルター回路が構成されている。このローパ
スフィルター回路は、広帯域のフィルタ特性を達成する
ため、一般に、リアクトルL2、L3は、コアとしてア
モルファス合金条を巻回したコア材が使用される。この
フィルタ回路4にて、高周波交流入力の高周波リプルが
除去されて正弦波交流電流に変換される。
からの高周波交流入力の高周波リプルを除去するもの
で、リアクトルL2、L3及びコンデンサC3とにより
ローパスフィルター回路が構成されている。このローパ
スフィルター回路は、広帯域のフィルタ特性を達成する
ため、一般に、リアクトルL2、L3は、コアとしてア
モルファス合金条を巻回したコア材が使用される。この
フィルタ回路4にて、高周波交流入力の高周波リプルが
除去されて正弦波交流電流に変換される。
【0012】なお、SWは開閉器で、その一端がフィル
タ回路部4の一方の出力端子に、他端が負荷Lの一端に
それぞれ接続されている。また、この負荷Lは、その他
端がフィルタ回路部4の他方の出力端子に接続されてい
る。ACは商用電源で、負荷Lの両端に接続されてい
る。従って、フィルタ回路部4の出力である交流電力
は、開閉器SWを介して商用電力系統に連系して負荷L
に供給される。
タ回路部4の一方の出力端子に、他端が負荷Lの一端に
それぞれ接続されている。また、この負荷Lは、その他
端がフィルタ回路部4の他方の出力端子に接続されてい
る。ACは商用電源で、負荷Lの両端に接続されてい
る。従って、フィルタ回路部4の出力である交流電力
は、開閉器SWを介して商用電力系統に連系して負荷L
に供給される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の系統
連系インバータ装置は、商用電力系統との系統連系運転
時においては、商用電源との周波数同期を確実にとるこ
とが要求されている。従って、系統連系インバータ装置
から商用電力系統への出力点における正弦波交流電流の
交流ゼロクロス点を精度良く検出するために、フィルタ
回路部4にてインバータ回路部3からの出力のゼロクロ
ス付近の高周波リプルを確実に除去する必要がある。そ
のため、フィルタ回路4のリアクトルL2、L3はイン
ダクタンス値を大きくする必要があり、大きな形状のも
のを用いていた。その結果、電力変換装置が大型化する
こととなった。
連系インバータ装置は、商用電力系統との系統連系運転
時においては、商用電源との周波数同期を確実にとるこ
とが要求されている。従って、系統連系インバータ装置
から商用電力系統への出力点における正弦波交流電流の
交流ゼロクロス点を精度良く検出するために、フィルタ
回路部4にてインバータ回路部3からの出力のゼロクロ
ス付近の高周波リプルを確実に除去する必要がある。そ
のため、フィルタ回路4のリアクトルL2、L3はイン
ダクタンス値を大きくする必要があり、大きな形状のも
のを用いていた。その結果、電力変換装置が大型化する
こととなった。
【0014】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、小型のリアクトルにて正
弦波交流電流の交流ゼロクロス点を精度良く検出、以
て、小型化の容易な電力変換装置を提供することにあ
る。
で、その目的とするところは、小型のリアクトルにて正
弦波交流電流の交流ゼロクロス点を精度良く検出、以
て、小型化の容易な電力変換装置を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の電力変換装置は、直流電源から入力
される大きさの変化する直流電圧を安定化する平滑部
と、平滑部からの入力電圧を所定の大きさに昇圧する昇
圧回路部と、昇圧回路部からの直流入力を高周波交流に
変換するインバータ回路部と、リアクトルとコンデンサ
とを有し、インバータ回路部からの高周波交流入力の高
周波リプルを除去するフィルタ回路部と、を備える電力
変換装置において、前記リアクトルを、異なる通電電流
値にて高いインダクタンス値を確保し得る直流重畳特性
をもつコア材を有して形成した、2つのリアクトルを直
列接続し構成している。これにより、フィルタ回路部
が、異なる通電電流値にて高いインダクタンス値を確保
し得る直流重畳特性をもつコア材を有して形成した、2
つのリアクトルを直列接続してリアクトルが構成される
ものとなる。
に、請求項1記載の電力変換装置は、直流電源から入力
される大きさの変化する直流電圧を安定化する平滑部
と、平滑部からの入力電圧を所定の大きさに昇圧する昇
圧回路部と、昇圧回路部からの直流入力を高周波交流に
変換するインバータ回路部と、リアクトルとコンデンサ
とを有し、インバータ回路部からの高周波交流入力の高
周波リプルを除去するフィルタ回路部と、を備える電力
変換装置において、前記リアクトルを、異なる通電電流
値にて高いインダクタンス値を確保し得る直流重畳特性
をもつコア材を有して形成した、2つのリアクトルを直
列接続し構成している。これにより、フィルタ回路部
が、異なる通電電流値にて高いインダクタンス値を確保
し得る直流重畳特性をもつコア材を有して形成した、2
つのリアクトルを直列接続してリアクトルが構成される
ものとなる。
【0016】また、請求項2記載の電力変換装置は、直
流電源から入力される大きさの変化する直流電圧を安定
化する平滑部と、平滑部からの入力電圧を所定の大きさ
に昇圧する昇圧回路部と、昇圧回路部からの直流入力を
高周波交流に変換するインバータ回路部と、リアクトル
とコンデンサとを有し、インバータ回路部からの高周波
交流入力の高周波リプルを除去するフィルタ回路部と、
を備える電力変換装置において、前記リアクトルは、そ
のコアを、異なる通電電流値のそれぞれにて高いインダ
クタンス値を確保し得る直流重畳特性をもつ2つのコア
材を有して形成している。これにより、フィルタ回路部
が、異なる通電電流値のそれぞれにて高いインダクタン
ス値を確保し得る直流重畳特性をもつ2つのコア材を有
したリアクトルを有して形成されるものとなる。
流電源から入力される大きさの変化する直流電圧を安定
化する平滑部と、平滑部からの入力電圧を所定の大きさ
に昇圧する昇圧回路部と、昇圧回路部からの直流入力を
高周波交流に変換するインバータ回路部と、リアクトル
とコンデンサとを有し、インバータ回路部からの高周波
交流入力の高周波リプルを除去するフィルタ回路部と、
を備える電力変換装置において、前記リアクトルは、そ
のコアを、異なる通電電流値のそれぞれにて高いインダ
クタンス値を確保し得る直流重畳特性をもつ2つのコア
材を有して形成している。これにより、フィルタ回路部
が、異なる通電電流値のそれぞれにて高いインダクタン
ス値を確保し得る直流重畳特性をもつ2つのコア材を有
したリアクトルを有して形成されるものとなる。
【0017】また、請求項3記載の電力変換装置は、請
求項2記載のコアを、非磁性材による磁路部材に連ね
て、小さい通電電流にて高いインダクタンス値を確保し
得る直流重畳特性をもつコア材を設けるとともに、大き
い通電電流にて高いインダクタンス値を確保し得る直流
重畳特性をもつコア材を他の部分に設けて磁路を形成し
ている。これにより、リアクトルのコアが、非磁性材に
よる磁路部材と、小さい通電電流にて高いインダクタン
ス値を確保し得る直流重畳特性をもつコア材と、大きい
通電電流にて高いインダクタンス値を確保し得る直流重
畳特性をもつコア材とを連ねて形成されるものとなる。
求項2記載のコアを、非磁性材による磁路部材に連ね
て、小さい通電電流にて高いインダクタンス値を確保し
得る直流重畳特性をもつコア材を設けるとともに、大き
い通電電流にて高いインダクタンス値を確保し得る直流
重畳特性をもつコア材を他の部分に設けて磁路を形成し
ている。これにより、リアクトルのコアが、非磁性材に
よる磁路部材と、小さい通電電流にて高いインダクタン
ス値を確保し得る直流重畳特性をもつコア材と、大きい
通電電流にて高いインダクタンス値を確保し得る直流重
畳特性をもつコア材とを連ねて形成されるものとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電力変換装置の第
1の実施の形態を図1、図2に基づいて、第2の実施の
形態を図2乃至図4に基づいて、それぞれ説明する。
1の実施の形態を図1、図2に基づいて、第2の実施の
形態を図2乃至図4に基づいて、それぞれ説明する。
【0019】[第1の実施の形態]図1は、第1の実施
の形態の電力変換装置の回路構成図である。図2は、図
1に示す電力変換装置におけるリアクトルの特性の説明
図で、(a)は直流重畳特性、(b)はフィルタ回路の
周波数特性を示す。
の形態の電力変換装置の回路構成図である。図2は、図
1に示す電力変換装置におけるリアクトルの特性の説明
図で、(a)は直流重畳特性、(b)はフィルタ回路の
周波数特性を示す。
【0020】この電力変換装置は、従来例として説明し
たものと同様の、太陽電池SVの直流電力を交流電力に
変換する系統連系インバータ装置で、図1に示すよう
に、直流電源としての太陽電池SVから入力される大き
さの変化する直流電圧を安定化する平滑部1と、平滑部
1からの入力電圧を所定の大きさに昇圧する昇圧回路部
2と、昇圧回路部2からの直流入力を高周波交流に変換
するインバータ回路部3と、リアクトルL2、L3、L
4、L5とコンデンサC3とを有し、インバータ回路部
3からの高周波交流入力の高周波リプルを除去するフィ
ルタ回路部4と、昇圧制御回路5と、インバータ制御回
路6とを備えている。そして、フィルタ回路4の構成の
みが従来例のものと異なり、他の部分は同一である。従
ってそれらの部分の詳細な説明は省略する。
たものと同様の、太陽電池SVの直流電力を交流電力に
変換する系統連系インバータ装置で、図1に示すよう
に、直流電源としての太陽電池SVから入力される大き
さの変化する直流電圧を安定化する平滑部1と、平滑部
1からの入力電圧を所定の大きさに昇圧する昇圧回路部
2と、昇圧回路部2からの直流入力を高周波交流に変換
するインバータ回路部3と、リアクトルL2、L3、L
4、L5とコンデンサC3とを有し、インバータ回路部
3からの高周波交流入力の高周波リプルを除去するフィ
ルタ回路部4と、昇圧制御回路5と、インバータ制御回
路6とを備えている。そして、フィルタ回路4の構成の
みが従来例のものと異なり、他の部分は同一である。従
ってそれらの部分の詳細な説明は省略する。
【0021】このもののフィルタ回路4は、リアクトル
として、異なる通電電流値にて高いインダクタンス値を
確保し得る直流重畳特性をもつコア材を有して形成し
た、2つのリアクトルL2、L4及びL3、L5をそれ
ぞれ直列接続し構成している。詳しくは、図2(a)に
示す、通電電流の大きさとインダクタンス値との相対関
係である直流重畳特性に示すように、リアクトルL2、
L3は、aaに示す大電流通電領域においても高いイン
ダクタンス値を確保し得るコア材料、例えばアモルファ
ス合金製のコア材を用い、リアクトルL4、L5は、a
dに示す低電流通電領域のみにおいて上記リアクトルL
2、L3より高いインダクタンス値を確保し得るコア材
料、例えばダストコアを用いて形成している。
として、異なる通電電流値にて高いインダクタンス値を
確保し得る直流重畳特性をもつコア材を有して形成し
た、2つのリアクトルL2、L4及びL3、L5をそれ
ぞれ直列接続し構成している。詳しくは、図2(a)に
示す、通電電流の大きさとインダクタンス値との相対関
係である直流重畳特性に示すように、リアクトルL2、
L3は、aaに示す大電流通電領域においても高いイン
ダクタンス値を確保し得るコア材料、例えばアモルファ
ス合金製のコア材を用い、リアクトルL4、L5は、a
dに示す低電流通電領域のみにおいて上記リアクトルL
2、L3より高いインダクタンス値を確保し得るコア材
料、例えばダストコアを用いて形成している。
【0022】以上説明した電力変換装置は、フィルタ回
路4のフィルタ通過電流値と減衰率との相対関係である
フィルタ電流減衰特性が図2(b)に示すようになる。
すなわち、従来、アモルファス合金製のコア材のみに
て、出力電流Ioのゼロ付近におけるインダクタンス値
を大きくするために形状の大きなリアクトルを用いたも
のは、b1に示すように必要以上大きな通過電流領域ま
で高い減衰率をもっていた。これに対し、出力電流Io
の高い領域にて所定のインダクタンス値を有する小型形
状のリアクトルL2、L3と、特に出力電流Ioのゼロ
付近におけるインダクタンス値の高いリアクトルL4、
L5との組み合わせにて、b2に示すように、所定の小
さい通過電流領域において高い減衰率をもたせるととも
に、必要とする所定の大きな通過電流領域までのみ高い
減衰率をもたすことが出来る。従って、同等のローパス
フィルタとしての高周波除去効果を達成するとともに、
出力電流Ioの交流ゼロクロス点を精度良く検出でき
る。なお、リアクトルの小型化は、体積比として、従来
のアモルファス合金製のコア材による1つの大型のリア
クトルに対し、異なる通電電流値にて高いインダクタン
ス値を確保し得る直流重畳特性をもつコア材を有して形
成した、2つのリアクトルの合計において大略90%の
小型化を達成している。
路4のフィルタ通過電流値と減衰率との相対関係である
フィルタ電流減衰特性が図2(b)に示すようになる。
すなわち、従来、アモルファス合金製のコア材のみに
て、出力電流Ioのゼロ付近におけるインダクタンス値
を大きくするために形状の大きなリアクトルを用いたも
のは、b1に示すように必要以上大きな通過電流領域ま
で高い減衰率をもっていた。これに対し、出力電流Io
の高い領域にて所定のインダクタンス値を有する小型形
状のリアクトルL2、L3と、特に出力電流Ioのゼロ
付近におけるインダクタンス値の高いリアクトルL4、
L5との組み合わせにて、b2に示すように、所定の小
さい通過電流領域において高い減衰率をもたせるととも
に、必要とする所定の大きな通過電流領域までのみ高い
減衰率をもたすことが出来る。従って、同等のローパス
フィルタとしての高周波除去効果を達成するとともに、
出力電流Ioの交流ゼロクロス点を精度良く検出でき
る。なお、リアクトルの小型化は、体積比として、従来
のアモルファス合金製のコア材による1つの大型のリア
クトルに対し、異なる通電電流値にて高いインダクタン
ス値を確保し得る直流重畳特性をもつコア材を有して形
成した、2つのリアクトルの合計において大略90%の
小型化を達成している。
【0023】以上説明した電力変換装置によると、フィ
ルタ回路部4が、異なる通電電流値にて高いインダクタ
ンス値を確保し得る直流重畳特性をもつコア材を有して
形成した2つの、リアクトルL2、L3及びリアクトル
L4、L5を直列接続してリアクトルが構成されるもの
となるので、小型のリアクトルにて正弦波交流電流の交
流ゼロクロス点を精度良く検出、以て、小型化が容易と
なる。
ルタ回路部4が、異なる通電電流値にて高いインダクタ
ンス値を確保し得る直流重畳特性をもつコア材を有して
形成した2つの、リアクトルL2、L3及びリアクトル
L4、L5を直列接続してリアクトルが構成されるもの
となるので、小型のリアクトルにて正弦波交流電流の交
流ゼロクロス点を精度良く検出、以て、小型化が容易と
なる。
【0024】[第2の実施の形態]図3は、第2の実施
の形態の電力変換装置の要部であるリアクトルの説明図
である。図4は、他の実施例のリアクトルの説明図であ
る。この電力変換装置は、フィルタ回路4の構成のみが
第1の実施の形態と異なるもので、他の構成部材は第1
の実施の形態のものと同一である。
の形態の電力変換装置の要部であるリアクトルの説明図
である。図4は、他の実施例のリアクトルの説明図であ
る。この電力変換装置は、フィルタ回路4の構成のみが
第1の実施の形態と異なるもので、他の構成部材は第1
の実施の形態のものと同一である。
【0025】このもののフィルタ回路4は、図5に示す
従来例として説明したものと同様、リアクトルL2、L
3及びコンデンサC3とによりローパスフィルター回路
を構成している。
従来例として説明したものと同様、リアクトルL2、L
3及びコンデンサC3とによりローパスフィルター回路
を構成している。
【0026】上記のリアクトルL2、L3は、そのコア
を、異なる通電電流値のそれぞれにて高いインダクタン
ス値を確保し得る直流重畳特性をもつ2つのコア材を有
して形成している。詳しくは、図3に示すように、非磁
性材による磁路部材Lg、Lgに連ねて第1のコア材L
d、Ldを設けるとともに、第2のコア材La、Laを
他の部分に設けて磁路を形成している。
を、異なる通電電流値のそれぞれにて高いインダクタン
ス値を確保し得る直流重畳特性をもつ2つのコア材を有
して形成している。詳しくは、図3に示すように、非磁
性材による磁路部材Lg、Lgに連ねて第1のコア材L
d、Ldを設けるとともに、第2のコア材La、Laを
他の部分に設けて磁路を形成している。
【0027】磁路部材Lgは、リアクトルを形成する際
に磁気ギャップを形成するためのもので、例えば、所定
の厚さを有するポリアミド樹脂材料などの合成樹脂材料
の板材を、打ち抜き加工にて所定形状に形成している。
に磁気ギャップを形成するためのもので、例えば、所定
の厚さを有するポリアミド樹脂材料などの合成樹脂材料
の板材を、打ち抜き加工にて所定形状に形成している。
【0028】第1のコア材Ldは、小さい通電電流にて
高いインダクタンス値を確保し得る直流重畳特性をもつ
もので、例えば、図2(a)の直流重畳特性に示すよう
に、小電流通電領域においても高いインダクタンス値を
確保し得る不純物を多く有しているコア材であるダスト
系合金材料を、切削加工等にて所定形状に形成してい
る。
高いインダクタンス値を確保し得る直流重畳特性をもつ
もので、例えば、図2(a)の直流重畳特性に示すよう
に、小電流通電領域においても高いインダクタンス値を
確保し得る不純物を多く有しているコア材であるダスト
系合金材料を、切削加工等にて所定形状に形成してい
る。
【0029】第2のコア材Laは、大きい通電電流にて
高いインダクタンス値を確保し得る直流重畳特性をもつ
もので、例えば、図2(a)の直流重畳特性に示すよう
に、大電流通電領域においても高いインダクタンス値を
確保し得るアモルファス合金材によるの薄板条材を楕円
状を形成するように巻回し、その後、切削加工等にて2
つに分割してC字状に形成している。
高いインダクタンス値を確保し得る直流重畳特性をもつ
もので、例えば、図2(a)の直流重畳特性に示すよう
に、大電流通電領域においても高いインダクタンス値を
確保し得るアモルファス合金材によるの薄板条材を楕円
状を形成するように巻回し、その後、切削加工等にて2
つに分割してC字状に形成している。
【0030】そして、リアクトルL2、L3は、以上の
コア材を、まず、第2のコア材Laの一方のもののC字
状の分割面に第1のコア材Ld、Ldを載置し、次いで
磁路部材Lg、Lgを、第1のコア材Ld、Ldの上面
に載置した後、第2のコア材Laの他方のものを、その
C字状の分割面を磁路部材Lg、Lgの上面に当接させ
て載置し、両端にねじSによる係止構造をもっている巻
回バンドBを、取付部であるベース板Pの固定孔P1、
P1に挿通させてベース板Pとともに巻回して固着す
る。
コア材を、まず、第2のコア材Laの一方のもののC字
状の分割面に第1のコア材Ld、Ldを載置し、次いで
磁路部材Lg、Lgを、第1のコア材Ld、Ldの上面
に載置した後、第2のコア材Laの他方のものを、その
C字状の分割面を磁路部材Lg、Lgの上面に当接させ
て載置し、両端にねじSによる係止構造をもっている巻
回バンドBを、取付部であるベース板Pの固定孔P1、
P1に挿通させてベース板Pとともに巻回して固着す
る。
【0031】以上説明した電力変換装置も、フィルタ回
路4のフィルタ通過電流値と減衰率との相対関係である
フィルタ電流減衰特性が図2(b)に示すようになる。
すなわち、従来、アモルファス合金製のコア材のみに
て、出力電流Ioのゼロ付近におけるインダクタンス値
を大きくするために形状の大きなリアクトルを用いたも
ののb1に示すフィルタ電流減衰特性に対して、リアク
トルのコアを、異なる通電電流値のそれぞれにて高いイ
ンダクタンス値を確保し得る直流重畳特性をもつ第1の
コア材Ld、第2のコア材Laの2つのコア材を有して
形成することにて、b2に示すように、所定の小さい通
過電流領域において高い減衰率をもたせるとともに、必
要とする所定の大きな通過電流領域までのみ高い減衰率
をもたすことが出来る。従って、同等のローパスフィル
タとしての高周波除去効果を達成するとともに、出力電
流Ioの交流ゼロクロス点を精度良く検出できる。な
お、リアクトルの小型化は、体積比として、従来の1つ
の大型のリアクトルに対し、大略80%の小型化を達成
している。
路4のフィルタ通過電流値と減衰率との相対関係である
フィルタ電流減衰特性が図2(b)に示すようになる。
すなわち、従来、アモルファス合金製のコア材のみに
て、出力電流Ioのゼロ付近におけるインダクタンス値
を大きくするために形状の大きなリアクトルを用いたも
ののb1に示すフィルタ電流減衰特性に対して、リアク
トルのコアを、異なる通電電流値のそれぞれにて高いイ
ンダクタンス値を確保し得る直流重畳特性をもつ第1の
コア材Ld、第2のコア材Laの2つのコア材を有して
形成することにて、b2に示すように、所定の小さい通
過電流領域において高い減衰率をもたせるとともに、必
要とする所定の大きな通過電流領域までのみ高い減衰率
をもたすことが出来る。従って、同等のローパスフィル
タとしての高周波除去効果を達成するとともに、出力電
流Ioの交流ゼロクロス点を精度良く検出できる。な
お、リアクトルの小型化は、体積比として、従来の1つ
の大型のリアクトルに対し、大略80%の小型化を達成
している。
【0032】以上説明した電力変換装置によると、フィ
ルタ回路部4が、異なる通電電流値のそれぞれにて高い
インダクタンス値を確保し得る直流重畳特性をもつ2つ
のコア材、第1のコア材Ld、第2のコア材Laを有し
たリアクトルを有して形成されるものとなるので、小型
のリアクトルにて正弦波交流電流の交流ゼロクロス点を
精度良く検出、以て、小型化が容易となる。また、リア
クトルのコアが、非磁性材による磁路部材と、小さい通
電電流にて高いインダクタンス値を確保し得る直流重畳
特性をもつコア材と、大きい通電電流にて高いインダク
タンス値を確保し得る直流重畳特性をもつコア材とを連
ねて形成されるものとなるので、第1のコア材Ldが、
大電流領域において磁性を失っても、コアの断面積が十
分大きいため発熱の増加を抑えることが出来、従って、
リアクトル全体をより小型化できる。
ルタ回路部4が、異なる通電電流値のそれぞれにて高い
インダクタンス値を確保し得る直流重畳特性をもつ2つ
のコア材、第1のコア材Ld、第2のコア材Laを有し
たリアクトルを有して形成されるものとなるので、小型
のリアクトルにて正弦波交流電流の交流ゼロクロス点を
精度良く検出、以て、小型化が容易となる。また、リア
クトルのコアが、非磁性材による磁路部材と、小さい通
電電流にて高いインダクタンス値を確保し得る直流重畳
特性をもつコア材と、大きい通電電流にて高いインダク
タンス値を確保し得る直流重畳特性をもつコア材とを連
ねて形成されるものとなるので、第1のコア材Ldが、
大電流領域において磁性を失っても、コアの断面積が十
分大きいため発熱の増加を抑えることが出来、従って、
リアクトル全体をより小型化できる。
【0033】なお、本発明は、以上説明した、非磁性材
による磁路部材に連ねて、小さい通電電流にて高いイン
ダクタンス値を確保し得る直流重畳特性をもつコア材を
設けるとともに、大きい通電電流にて高いインダクタン
ス値を確保し得る直流重畳特性をもつコア材を他の部分
に設けて磁路を形成したリアクトルに限定するものでな
く、例えば、図4に示すように、そのコアを、異なる通
電電流値のそれぞれにて高いインダクタンス値を確保し
得る直流重畳特性をもつ2つのコア材を巻回積層し、積
層端面どうしを当接したものであっても良い。このリア
クトルは、詳しくは、非磁性材による磁路部材Lg、L
gに連ねて第1のコア材Ld、Ld、及び第2のコア材
La、Laをそれぞれ当接させている。第1のコア材L
d、Ldは、小さい通電電流にて高いインダクタンス値
を確保し得る直流重畳特性をもつ、例えば、不純物を多
く有しているコア材であるダスト系合金材料のもので、
第2のコア材La、Laは、大きい通電電流にて高いイ
ンダクタンス値を確保し得る直流重畳特性をもつ、例え
ば、アモルファス合金材によるのものである。そして、
それぞれ薄板条材を楕円状を形成するように巻回し、そ
の後、切削加工等にて2つに分割してC字状に形成して
いる。このものは、第2の実施の形態のリアクトルに比
べ、第1のコア材Ldが大電流領域において磁性を失う
ことによる発熱の増加を抑えるこために、第2のコア材
Laの断面積を大きくする必要があるが、従来の1つの
大型のリアクトルに対し大略85%の小型化を達成しう
る。
による磁路部材に連ねて、小さい通電電流にて高いイン
ダクタンス値を確保し得る直流重畳特性をもつコア材を
設けるとともに、大きい通電電流にて高いインダクタン
ス値を確保し得る直流重畳特性をもつコア材を他の部分
に設けて磁路を形成したリアクトルに限定するものでな
く、例えば、図4に示すように、そのコアを、異なる通
電電流値のそれぞれにて高いインダクタンス値を確保し
得る直流重畳特性をもつ2つのコア材を巻回積層し、積
層端面どうしを当接したものであっても良い。このリア
クトルは、詳しくは、非磁性材による磁路部材Lg、L
gに連ねて第1のコア材Ld、Ld、及び第2のコア材
La、Laをそれぞれ当接させている。第1のコア材L
d、Ldは、小さい通電電流にて高いインダクタンス値
を確保し得る直流重畳特性をもつ、例えば、不純物を多
く有しているコア材であるダスト系合金材料のもので、
第2のコア材La、Laは、大きい通電電流にて高いイ
ンダクタンス値を確保し得る直流重畳特性をもつ、例え
ば、アモルファス合金材によるのものである。そして、
それぞれ薄板条材を楕円状を形成するように巻回し、そ
の後、切削加工等にて2つに分割してC字状に形成して
いる。このものは、第2の実施の形態のリアクトルに比
べ、第1のコア材Ldが大電流領域において磁性を失う
ことによる発熱の増加を抑えるこために、第2のコア材
Laの断面積を大きくする必要があるが、従来の1つの
大型のリアクトルに対し大略85%の小型化を達成しう
る。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の電力変換装置は、フィル
タ回路部が、異なる通電電流値にて高いインダクタンス
値を確保し得る直流重畳特性をもつコア材を有して形成
した、2つのリアクトルを直列接続してリアクトルが構
成されるものとなるので、小型のリアクトルにて正弦波
交流電流の交流ゼロクロス点を精度良く検出、以て、小
型化が容易となる。
タ回路部が、異なる通電電流値にて高いインダクタンス
値を確保し得る直流重畳特性をもつコア材を有して形成
した、2つのリアクトルを直列接続してリアクトルが構
成されるものとなるので、小型のリアクトルにて正弦波
交流電流の交流ゼロクロス点を精度良く検出、以て、小
型化が容易となる。
【0035】また、請求項2記載の電力変換装置は、フ
ィルタ回路部が、異なる通電電流値のそれぞれにて高い
インダクタンス値を確保し得る直流重畳特性をもつ2つ
のコア材を有したリアクトルを有して形成されるものと
なるので、小型のリアクトルにて正弦波交流電流の交流
ゼロクロス点を精度良く検出、以て、小型化が容易とな
る。
ィルタ回路部が、異なる通電電流値のそれぞれにて高い
インダクタンス値を確保し得る直流重畳特性をもつ2つ
のコア材を有したリアクトルを有して形成されるものと
なるので、小型のリアクトルにて正弦波交流電流の交流
ゼロクロス点を精度良く検出、以て、小型化が容易とな
る。
【0036】また、請求項3記載の電力変換装置は、請
求項2記載のものの効果に加え、リアクトルのコアが、
非磁性材による磁路部材と、小さい通電電流にて高いイ
ンダクタンス値を確保し得る直流重畳特性をもつコア材
と、大きい通電電流にて高いインダクタンス値を確保し
得る直流重畳特性をもつコア材とを連ねて形成されるも
のとなるので、リアクトル全体をより小型化できる。
求項2記載のものの効果に加え、リアクトルのコアが、
非磁性材による磁路部材と、小さい通電電流にて高いイ
ンダクタンス値を確保し得る直流重畳特性をもつコア材
と、大きい通電電流にて高いインダクタンス値を確保し
得る直流重畳特性をもつコア材とを連ねて形成されるも
のとなるので、リアクトル全体をより小型化できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の電力変換装置の回
路構成図である。
路構成図である。
【図2】図1に示す電力変換装置におけるリアクトルの
特性の説明図で、(a)は直流重畳特性、(b)はフィ
ルタ回路の周波数特性である。
特性の説明図で、(a)は直流重畳特性、(b)はフィ
ルタ回路の周波数特性である。
【図3】第2の実施の形態の電力変換装置の要部である
リアクトルの説明図である。
リアクトルの説明図である。
【図4】他の実施例のリアクトルの説明図である。
【図5】従来例の電力変換装置の回路構成図である。
【図6】図5に示す電力変換装置の昇圧制御回路の構成
図である。
図である。
【図7】図5に示す電力変換装置のインバータ制御回路
の構成図である。
の構成図である。
【図8】図5に示す電力変換装置のインバータ制御回路
の説明図である。
の説明図である。
1 平滑部 2 昇圧回路部 3 インバータ回路部 4 フィルタ回路部 L2、L3、L4、L5 リアクトル La、Ld コア材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯浅 裕明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 臼井 久視 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 直流電源から入力される大きさの変化す
る直流電圧を安定化する平滑部と、平滑部からの入力電
圧を所定の大きさに昇圧する昇圧回路部と、昇圧回路部
からの直流入力を高周波交流に変換するインバータ回路
部と、リアクトルとコンデンサとを有し、インバータ回
路部からの高周波交流入力の高周波リプルを除去するフ
ィルタ回路部と、を備える電力変換装置において、 前記リアクトルを、異なる通電電流値にて高いインダク
タンス値を確保し得る直流重畳特性をもつコア材を有し
て形成した、2つのリアクトルを直列接続し構成したこ
とを特徴とする電力変換装置。 - 【請求項2】 直流電源から入力される大きさの変化す
る直流電圧を安定化する平滑部と、平滑部からの入力電
圧を所定の大きさに昇圧する昇圧回路部と、昇圧回路部
からの直流入力を高周波交流に変換するインバータ回路
部と、リアクトルとコンデンサとを有し、インバータ回
路部からの高周波交流入力の高周波リプルを除去するフ
ィルタ回路部と、を備える電力変換装置において、 前記リアクトルは、そのコアを、異なる通電電流値のそ
れぞれにて高いインダクタンス値を確保し得る直流重畳
特性をもつ2つのコア材を有して形成したことを特徴と
する電力変換装置。 - 【請求項3】 前記コアを、非磁性材による磁路部材に
連ねて、小さい通電電流にて高いインダクタンス値を確
保し得る直流重畳特性をもつコア材を設けるとともに、
大きい通電電流にて高いインダクタンス値を確保し得る
直流重畳特性をもつコア材を他の部分に設けて磁路を形
成したことを特徴とする請求項2記載の電力変換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9041132A JPH10243632A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | 電力変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9041132A JPH10243632A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | 電力変換装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10243632A true JPH10243632A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=12599923
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9041132A Pending JPH10243632A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | 電力変換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10243632A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001073933A1 (en) * | 2000-03-27 | 2001-10-04 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Single-phase converter, converter and refrigeration cycle device |
| JP2013005586A (ja) * | 2011-06-16 | 2013-01-07 | Fuji Electric Co Ltd | 電力変換装置 |
-
1997
- 1997-02-25 JP JP9041132A patent/JPH10243632A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001073933A1 (en) * | 2000-03-27 | 2001-10-04 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Single-phase converter, converter and refrigeration cycle device |
| JP2013005586A (ja) * | 2011-06-16 | 2013-01-07 | Fuji Electric Co Ltd | 電力変換装置 |
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