JPH10243877A - 炊飯調理器及びその制御方法 - Google Patents

炊飯調理器及びその制御方法

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JPH10243877A
JPH10243877A JP9049393A JP4939397A JPH10243877A JP H10243877 A JPH10243877 A JP H10243877A JP 9049393 A JP9049393 A JP 9049393A JP 4939397 A JP4939397 A JP 4939397A JP H10243877 A JPH10243877 A JP H10243877A
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    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J27/00Cooking-vessels
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C7/00Stoves or ranges heated by electric energy
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鍋で炊飯される炊飯量の判別可能な炊飯調理
器及びその制御方法を提供する。 【解決手段】 炊飯量判別部147の温度センサ107
が標準バーナ103で加熱される鍋の温度が145℃に
達すると電磁弁135が閉状態となって、弱火に切り換
えられ、弱火に切り換えられてからの経過時間をタイマ
ー151が計測し、90秒後に温度センサ107が測定
した鍋の温度によって、判別部149は炊飯量を判別す
る。そして、その結果に応じた炊飯制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、炊飯調理器及び
その制御方法に関し、特に、鍋で炊飯される炊飯量の判
別の可能な炊飯調理器及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】炊飯は、通常、炊飯調理器としての炊飯
器で行われる。炊飯器は、炊飯量に合わせた制御が行わ
れて、おいしくご飯を炊くための機器である。一方、コ
ンロとしてのガスコンロは、通常、油料理や煮込み料理
等を行うための調理器具であるが、炊飯調理器としての
鍋を用いて炊飯を行う炊飯機能付きガスコンロがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
鍋を用いて炊飯を行う炊飯機能付きガスコンロでは、水
分を蒸発したことを示す温度で直ちに消火され、米のα
化時間(98℃以上で20分以上必要)が不十分でおい
しくご飯を炊けないばかりか、炊飯量の多い、又は、少
ないにかかわらず、一律の炊飯制御が行われていた。従
って、炊飯量の判別が行われていなかったため、おいし
くご飯を炊くことが困難なばかりか、炊飯量によって、
味よりも時間を優先したり、時間よりも味を優先した
り、という炊飯制御は行われておらず、ニーズに答える
には不十分であった。
【0004】ゆえに、請求項1及び2の発明は、鍋で炊
飯される炊飯量を判別することが可能な炊飯調理器を提
供することを課題とする。請求項3、4及び5の発明
は、鍋で炊飯される炊飯量を判別し、その判別された炊
飯量に応じた炊飯制御を行うことの可能な炊飯調理器の
制御方法を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、加熱
手段を備え、加熱手段で鍋を加熱して炊飯が可能な炊飯
調理器であって、炊飯量判別手段を備えることを特徴と
している。炊飯量判別手段は、加熱手段の火力を炊飯火
力から炊飯量に応じた温度降下が生じるような火力に切
り換えた以後の所定時点移行の温度降下勾配に基づいて
鍋で炊飯される炊飯量を判別する。
【0006】ここで、所定時点には、炊飯火力から炊飯
量に応じた温度降下が生じるような火力に切り換えた時
点も含まれる。又、温度降下が生じるような火力として
は、例えば、炊飯火力に比べてかなり小さな火力の他、
消火した場合のような火力がゼロの場合も含まれる。さ
らに、炊飯火力から温度降下が生じるような火力に切り
換える時期は、温度平衡状態の間、水分が蒸発した時点
のいずれも含まれる。さらに、温度降下勾配とは、温度
と時間によって規定されるグラフの傾き(傾きがゼロの
場合も含まれる)をいい、一定の時間の温度変化、一定
の温度間の経過時間の両者が含まれる。
【0007】このような発明によって、鍋で炊飯される
炊飯量が判別される。請求項2の発明は、請求項1の炊
飯量判別手段が、測定手段と、切換手段と、計測手段
と、判別手段とを含むことを特徴としている。測定手段
は、加熱手段で加熱される鍋の温度を測定する。切換手
段は、測定手段が所定温度を測定したことに応答して加
熱手段の火力を炊飯火力から所定の弱火に切り換える。
計測手段は、切換手段が動作してからの経過時間を計測
する。判別手段は、計測手段が所定時間経過したことを
計測した際の測定手段の測定温度に基づいて、鍋で炊飯
される炊飯量を判別する。
【0008】このような発明によって、例えば炊飯火力
の約30%から35%ほどの弱火に切り換えられた後
は、炊飯量が多いほど熱が鍋よりはご飯に吸収され、そ
の結果温度降下が大きくなって、切換えられてから所定
時間経過後に測定される鍋の測定温度によって炊飯量が
判別できる。請求項3の発明は、鍋をバーナ又はヒータ
で加熱して炊飯が可能な炊飯調理器の制御方法であっ
て、鍋で炊飯される炊飯量を判別する炊飯量判別ステッ
プと、炊飯量判別ステップで判別された炊飯量に応じた
炊飯制御を行うステップとを含むことを特徴としてい
る。
【0009】このような発明によって、炊飯量を判別
し、その結果に応じた炊飯制御を行うことができる。請
求項4の発明は、請求項3の炊飯量判別ステップが、鍋
が所定温度になったことに応答してバーナ又はヒータの
火力を炊飯火力から炊飯量に応じた温度降下が生じるよ
うな所定の弱火に切り換えるステップと、弱火に切り換
えてから所定時間経過後の鍋の温度に基づいて鍋で炊飯
される炊飯量を判別するステップとを含んでおり、炊飯
制御を行うステップが、炊飯量判別ステップで判別され
た炊飯量が多いほど、切り換えられた弱火での炊飯を長
く行うステップを含んでいる。
【0010】このような発明によって、例えば、炊飯量
が1合と判別された場合は弱火での炊飯を終わらせ、2
合以上の場合には合数に応じた弱火での炊飯を継続する
ような炊飯制御を行うことができ、焦げ付きを防ぐと共
に、可能な限り水分を飛ばすような炊飯制御を行うこと
ができる。請求項5の発明は、請求項4の炊飯制御を行
うステップが、炊飯量判別ステップで判別された炊飯量
が多いほど、弱火に切り換えてから炊飯完了までのむら
し時間が長い炊飯制御を行うステップを含んでいる。
【0011】このような発明によって、炊飯量に応じて
むらし時間が長い炊飯制御が行え、逆に、炊飯量が少な
い場合には早く炊き上がるような炊飯制御が行える。
【0012】
【発明の効果】請求項1の発明は、炊飯火力から炊飯量
に応じた温度降下が生じるような火力に切り換えた以後
の所定時点以降の温度降下勾配に基づいて、鍋で炊飯さ
れる炊飯量を判別することができるので、その判別結果
に基づいた炊飯制御を行うことができる。そして、炊飯
量に応じて、例えば炊飯量が少ない場合には時間を優先
し、炊飯量が多い場合には味を優先するような制御を行
うことができる。
【0013】請求項2の発明は、弱火に切り換えられた
後、炊飯量が多いほどご飯に熱が使われることによって
生じる鍋の温度降下勾配の違いが、弱火に切り換えてか
ら所定時間経過後の鍋の測定温度に表れるので、その測
定温度に基づいて炊飯量を判別し、請求項1の発明の場
合と同様に、その判別結果に応じた炊飯制御を行うこと
ができる。
【0014】請求項3の発明は、炊飯量を判別し、その
判別された炊飯量に応じた炊飯制御を行うことができる
ので、例えば、炊飯量が少ない場合には時間を優先し、
炊飯量が多い場合には味を優先するような炊飯制御を行
うことができて、早く食事をしたいというニーズにも応
える事ができる。請求項4の発明は、バーナ又はヒータ
の火力を炊飯火力から炊飯量に応じた温度降下が生じる
ような所定の弱火に切換え、切り換えてから所定時間経
過後の鍋の温度が炊飯量に応じて異なることによって炊
飯量を判別し、その判別された炊飯量が多いほど切換え
られた弱火での炊飯を長く行う炊飯制御を行うことがで
きるので、炊飯量が少ない場合に焦げ付きを防止するこ
とができると共に、可能な限り水分を飛ばすような炊飯
制御を行え、おいしくご飯を炊くことができる。
【0015】請求項5の発明は、炊飯量が多いほど弱火
に切り換えてから炊飯完了までのむらし時間が長い炊飯
制御を行って、炊飯量が多い場合には十分なむらし時間
を確保できて、おいしくご飯を炊くことができる一方、
炊飯量が少ない場合には早く炊飯が完了してご飯を早く
食べたいというニーズに応えることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
る炊飯機能付きガスコンロの正面図であり、図2は、図
1の火力調節レバー付近の拡大図である。炊飯調理器と
しての炊飯機能付きコンロが示されており、このガスコ
ンロ101は、鍋を加熱して炊飯が可能な標準バーナ1
03と、強火力バーナ105と、図1では図示しないが
グリルバーナ131と(図3を参照)を含むテーブルコ
ンロである。標準バーナ103によって加熱される鍋
は、五徳に載置されるが、載置される鍋底の温度を測定
するための温度センサ107が設けてある。温度センサ
107は、例えばサーミスタである。炊飯機能付きガス
コンロ101の前面にはグリルバーナ131が設けられ
た焼成庫内に魚等を入れるための開閉扉109が取付け
られている。
【0017】炊飯機能付きガスコンロ101の前面に
は、他にも、標準バーナ103に対応する点火操作ボタ
ン119a、強火力バーナ105に対応する点火操作ボ
タン119b、グリルバーナ131に対応する点火操作
ボタン119cが設けられている。点火操作ボタン11
9a、119b、119cのそれぞれは、押し込まれる
ことによりそれぞれに対応したバーナ103、105、
131を点火するものである。又、それぞれのバーナが
点火した後は、火力の調整が点火操作ボタン119a、
119b、119cのそれぞれに対応して設けられた火
力調節レバー121a、121b、121cによって行
われる。
【0018】図2に示すように、例えば、火力調節レバ
ー121aは、強から弱まで移動可能なレバーであり、
これにより、標準バーナ103の火力が調整される。
又、炊飯を行う際の加熱量は、炊飯火力としての約13
00kcal/hであるため、その火力に対応するよう
な太線123が描かれており、炊飯と表示されている。
従って、使用者は、炊飯を行う際には太線123の下の
位置に火力調節レバー121aを移動させて、炊飯を行
うとおいしいご飯を炊きやすい。
【0019】尚、炊飯機能付きガスコンロ101の前面
には、電池交換サイン125やグリル点火確認ランプ1
27も設けられている。図3は、図1の炊飯機能付きガ
スコンロの内部構成を示した概略ブロック図である。標
準バーナ103、強火力バーナ105、グリルバーナ1
31のそれぞれには、ガス管129内を通るガスが供給
される。ガス管129は、標準バーナ103、強火力バ
ーナ105、グリルバーナ131のために分岐してお
り、それぞれの分岐に対して安全弁133a、安全弁1
33b、安全弁133cが設けられている。火力調節レ
バー121a、火力調節レバー121b、火力調節レバ
ー121cは、それぞれ、安全弁133aと標準バーナ
103との間、安全弁133bと強火力バーナ105と
の間、安全弁133cとグリルバーナ131との間に設
けられている。この火力調節レバー121a、121
b、121cは、前述したように使用者によって調節さ
れるものであり、後述の制御部143とは無関係であ
る。又、安全弁133aと火力調節レバー121aとの
間は、ガス管129がさらに分岐しており、一方の分岐
に対して電磁弁135が設けられている。電磁弁135
が閉まると、炊飯火力の30%〜35%ほどの弱火であ
る約350kcal/hの火力となり、電磁弁135が
開いているときには、火力調節レバー121aによって
調節された炊飯火力となる。
【0020】標準バーナ103、強火力バーナ105、
グリルバーナ131は、それぞれイグナイター137に
接続された電極139a、139b、139c、139
dがスパークすることで点火する。点火したか否かは、
標準バーナ103に対応する点火確認器141a、強火
力バーナ105に対応する点火確認器141b、グリル
バーナ131に対応する点火確認器141cによって検
出される。点火確認器141a、b、cは、例えばサー
モカップルである。
【0021】安全弁133a、b、c、電磁弁135、
温度センサ107、点火確認器141a,b,c、イグ
ナイター137は、制御部143に接続されており、点
火操作ボタン119a〜cの操作を受ける操作基板14
5からの信号によって制御される。又、制御部143に
は、炊飯のためのデータも格納されており、このデータ
によっても安全弁133a等は制御される。
【0022】図4は、図3の制御部内の炊飯量判別部の
構成を明らかにしたブロック図である。炊飯量判別部1
47は、測定手段としての温度センサ107と、切換手
段としての電磁弁135と、計測手段としてのタイマー
151と、判別手段としての判別部149とを備える。
動作については、簡単に説明すると、炊飯量判別部14
7は、標準バーナ103の火力が火力調節レバー121
aで設定された強火である炊飯火力から炊飯量に応じた
温度降下が生じるような火力である弱火(電磁弁135
が閉じた状態)に切り換えられた以後の所定時点以降の
温度降下勾配に基づいて、炊飯量を判別する。
【0023】図5は、本発明の実施の形態に係る炊飯機
能付きガスコンロの制御方法を示したフロー図であり、
図6は、図5のステップ(図面ではSで表す)205及
び206を詳しく説明したフロー図である。図7は、炊
飯量が1合の場合の炊飯制御開始から炊飯完了までの経
過時間に対する温度変化を示したグラフであり、図8
は、炊飯量判別を説明するためのグラフである。
【0024】図5を参照して、炊飯制御がスタートする
と、炊飯火力で鍋が加熱され、ステップ201に示すよ
うに、平衡温度が検知されるか否かが判断される。ま
た、図5では、省略しているが、平衡温度が検知される
と、開始時刻から平衡温度検知時刻までの時間によっ
て、炊飯火力である強火から弱火に切り換えられる時間
が異なり、さらに、弱火継続時間も異なるような制御が
行われる。図7のグラフでは、平衡検知から60秒後に
弱火に切り換えられている。その後、弱火の継続時間が
2.5分とられ、そして炊飯火力である強火に切り換え
られている。
【0025】そして、この強火は、145℃に到達する
まで継続され、ステップ202で、145℃以上である
か否かが判断される。145℃に到達した場合には、ス
テップ203で炊飯火力である強火から弱火に再度切り
換えられる。この切換えは、図4の温度センサ107が
標準バーナ103で加熱されている鍋の温度を測定して
いるので、温度センサ107が145℃を測定すると、
電磁弁135が閉状態となることで標準バーナ103が
弱火に切り換わって行われる。
【0026】その後、弱火に切り換えてから90秒経過
したか否かが、ステップ204で判断され、90秒経過
するまでループ処理が行われる。この90秒が経過した
か否かは、タイマー151が、電磁弁135が閉状態に
なってからの経過時間を計測しているので、計測された
場合には計測した旨の信号が判別部149に出力されて
行われる。
【0027】そして、ステップ205で炊飯量判別が行
われるが、この判別は、判別部149が、タイマー15
1から90秒経過した旨の信号を受け、その際の温度セ
ンサ107の測定温度に基づいて行う。具体的にいう
と、図6のステップ301で示されるように、温度セン
サ107の測定温度THが138℃以上の場合(NOの
場合)は、1合の炊飯量であると判別されて、ステップ
303に進み、138℃より小さい場合(YESの場
合)には、炊飯量が2合又は3合と判別されて、ステッ
プ302に進む。ステップ302では、温度センサ10
7の測定温度(TH)が130℃以上の場合には2合で
あると判断され、130℃より小さい場合には3合であ
ると判断される。
【0028】この状態は、図8に示されている。弱火に
切り換えてから所定時間である90秒経過後の温度が異
なるのは、炊飯量が多ければ多いほど、バーナからの熱
量は鍋側でなくご飯の方に吸収されるため、温度降下が
生じ易いからである。従って、切り換えた時点から温度
降下勾配は、1合の場合が緩やかで、合数が増えるにつ
れて急なものとなっている。
【0029】なお、1合の場合には、炊飯量が少ない
為、温度降下勾配が0の状態、即ち、温度降下がない場
合もある。以上のようにステップ205(ステップ30
1及びステップ302)で炊飯量が判別されると、ステ
ップ206で炊飯量に応じた炊飯制御が行われて、最終
的に炊飯が完了する。
【0030】図6を用いて具体的に説明すると、ステッ
プ303で1合の場合には炊飯火力である強火に再度切
り換えられ、ステップ304のループ処理である10秒
間が経過するまで強火が継続される。そして、10秒後
は、ステップ305で消火されて、加熱しないむらし時
間である180秒が経過するまでステップ306のルー
プ処理が行われる。そして、最終的にステップ307で
点火から20分が経過したか否かが判断され、20分が
経過した場合には炊飯完了としてブザーが鳴る。ここ
で、ステップ307で、20分経過するまでのループ処
理が行われるのは、炊飯量が1合の場合には、145℃
に到達する時間が2合や3合に比べて早い可能性が高い
ため、可能な限り従来から言われているα化時間(98
℃以上20分以上)に近い状態を確保して、一定のおい
しさを確保するためである。
【0031】一方、2合と判断された場合には、ステッ
プ309で弱火が30秒間継続され、ステップ310で
強火である炊飯火力に切り換えられる。3合の場合に
は、ステップ308で弱火が60秒間継続されて、ステ
ップ310で強火に切り換えられる。切り換えられた後
は、ステップ311で、10秒間のループ処理が行われ
て強火が継続され、ステップ312で消火される。そし
て、ステップ313で270秒間の加熱しないむらし時
間が確保され、最終的にブザーが鳴って炊飯が完了す
る。
【0032】尚、ステップ304、ステップ311で強
火での10秒間の加熱が行われるのは、可能な限り水分
を飛ばして炊き上げを行い、ご飯をおいしくするためで
ある。このように、炊飯量が判断され、その判断結果に
よって、制御を変えている。即ち、ステップ303から
ステップ305の処理とステップ310からステップ3
12までの処理が同じ処理であることからすると、1合
の場合には弱火に切り換えられてから90秒で弱火での
加熱が終了し、2合、3合と炊飯量が多いほど、弱火に
切り換えられてからの弱火での加熱時間が長い時間確保
されている。このようにすることで、焦げ付きを防止す
ると共に、水分を可能な限り蒸発させている。さらに、
ステップ306とステップ313とを比較すると、消火
後のむらし時間が炊飯量が多いほど長い時間確保されて
いる。ステップ313だけ単独に見ると、2合、3合の
場合、いずれも、むらし時間が270秒と見えるが、水
分が蒸発したであろう145℃で弱火に切換えてから炊
飯完了までの時間がむらし時間であり、2合、3合は、
3合の方が長くむらし時間が確保されている。このよう
に、1合に比べて、2合及び3合について長いむらし時
間を確保するのは1合については、点火から20分以内
に食べることを優先するような時間優先であるのに対
し、2合、3合については味の方を優先させたからであ
る。
【0033】尚、消火後のむらし時間である270秒に
ついても、2合、3合について共通にする必要はなく、
3合の場合を長い消火後のむらし時間を確保するように
してもよい。又、ステップ309では30秒とし、ステ
ップ308では60秒としているが、共通の弱火継続時
間としてもよい。この際、消火後のむらし時間について
も、共通の時間としてもよく、異なるようにしてもよ
い。
【0034】さらに、本発明の実施の形態では、145
℃で弱火に切り換えて、切り換えてから90秒後の鍋の
温度で炊飯量を判別しているが、ここでの弱火は、温度
降下が生じるような火力をいい、火力が無い状態、即ち
消火された場合も含める。さらに、145℃で弱火に切
り換えられた以降であるむらしの段階で炊飯量判別を行
っているが、炊飯量判別は、他にも、温度平衡状態中、
温度平衡状態から145℃に達するまでの間のいずれに
おいても、火力を炊飯火力から炊飯量に応じた温度降下
が生じるような火力に切換え、その後の温度変化を測定
することで行える。
【0035】さらに、図8に示すように、145℃に達
した時点から90秒後の温度で炊飯量を判別している
が、温度降下勾配の観点からは、145℃から所定の温
度低下が起きるまでの経過時間によって炊飯量を判別す
ることも可能である。さらに、炊飯量判別のための温度
は、弱火に切り換えられた時点を基準に経過時間が計測
されているが、基準とすべき時点は、切り換えられた時
点に限る必要はなく、弱火に切り換えられた以降のいず
れの時点が基準でもよいが、温度降下勾配の平均が炊飯
量に応じて異なるような場合であることが必要である。
【0036】逆に、温度降下勾配の平均が異なる場合で
あれば、火力を弱火に切り換える温度は、145℃の1
つに固定される必要はない。炊飯量に応じて異なる切換
え温度でもよい。さらに、炊飯機能付きガスコンロとし
て、点火操作ボタン及び火力レバーによるプッシュ式の
テーブルコンロを示したが、回転式のテーブルコンロで
もよい。
【0037】さらに、炊飯機能付きガスコンロは、テー
ブルコンロに限られず、ドロップインコンロでもよい。
その他いかなるコンロでもよい。さらに、炊飯機能付き
コンロは、ガスコンロに限られず、電気コンロでも良
く、その場合の加熱手段はヒータでよい。さらに、コン
ロの口数は2口に限定されるものでなく、1口でも3口
でもよい。
【0038】さらに、炊飯調理器は、コンロに限られ
ず、単なる炊飯器でもよい。さらに、温度の設定、時間
の設定等は変更されてもよく、限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる炊飯機能付きガス
コンロの正面図である。
【図2】図1の炊飯に用いられる火力調節レバー付近の
拡大図である。
【図3】図1の内部構成を示した概略ブロック図であ
る。
【図4】図3の制御部内の炊飯量判別のための構成を明
らかにした概略ブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる炊飯機能付きガス
コンロの制御方法の全体フロー図である。
【図6】図5のステップ205及びステップ206を具
体的に示したフロー図である。
【図7】1合の炊飯量の場合の時間に対する温度変化を
示したグラフである。
【図8】炊飯量が異なることで温度変化が異なることを
示したグラフである。
【符号の説明】
101・・・炊飯機能付きガスコンロ 103・・・標準バーナ 107・・・温度センサ 143・・・制御部 147・・・炊飯量判別部 149・・・判別部 151・・・タイマー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段を備え、前記加熱手段で鍋を加
    熱して炊飯が可能な炊飯調理器であって、 前記加熱手段の火力を炊飯火力から炊飯量に応じた温度
    降下が生じるような火力に切り換えた以後の所定時点以
    降の温度降下勾配に基づいて、前記鍋で炊飯される炊飯
    量を判別する炊飯量判別手段を備えた、炊飯調理器。
  2. 【請求項2】 前記炊飯量判別手段は、 前記加熱手段で加熱される鍋の温度を測定する測定手段
    と、 前記測定手段が所定温度を測定したことに応答して前記
    加熱手段の火力を炊飯火力から所定の弱火に切り換える
    切換手段と、 前記切換手段が動作してからの経過時間を計測する計測
    手段と、 前記計測手段が所定時間経過したことを計測した際の前
    記測定手段の測定温度に基づいて、前記鍋で炊飯される
    炊飯量を判別する判別手段を備えた、請求項1記載の炊
    飯調理器。
  3. 【請求項3】 鍋をバーナ又はヒータで加熱して炊飯が
    可能な炊飯調理器の制御方法あって、 前記鍋で炊飯される炊飯量を判別する炊飯量判別ステッ
    プと、 前記炊飯量判別ステップで判別された炊飯量に応じた炊
    飯制御を行うステップとを含む、炊飯調理器の制御方
    法。
  4. 【請求項4】 前記炊飯量判別ステップは、 前記鍋が所定温度になったことに応答して前記バーナ又
    はヒータの火力を炊飯火力から炊飯量に応じた温度降下
    が生じるような所定の弱火に切り換えるステップと、 前記弱火に切り換えてから所定時間経過後の前記鍋の温
    度に基づいて前記鍋で炊飯される炊飯量を判別するステ
    ップとを含み、 前記炊飯制御を行うステップは、 前記炊飯量判別ステップで判別された炊飯量が多いほ
    ど、前記切り換えられた弱火での炊飯を長く行うステッ
    プを含む、請求項3記載の炊飯調理器の制御方法。
  5. 【請求項5】 前記炊飯制御を行うステップは、 前記炊飯量判別ステップで判別された炊飯量が多いほ
    ど、前記弱火に切り換えてから炊飯完了までのむらし時
    間が長い炊飯制御を行うステップを含む、請求項4記載
    の炊飯調理器の制御方法。
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