JPH10244334A - パイプへの固定金具の保持方法およびその装置 - Google Patents

パイプへの固定金具の保持方法およびその装置

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JPH10244334A
JPH10244334A JP6732697A JP6732697A JPH10244334A JP H10244334 A JPH10244334 A JP H10244334A JP 6732697 A JP6732697 A JP 6732697A JP 6732697 A JP6732697 A JP 6732697A JP H10244334 A JPH10244334 A JP H10244334A
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JP
Japan
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pipe
holding
expanding
fixing
washer
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JP6732697A
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Kazuo Imai
和夫 今井
Masaru Fukuda
勝 福田
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Kyowa Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】固定金具が配設されたパイプの所定部に少なく
とも一部の膨出部を塑性加工することで、パイプ内径寸
法を縮小することなくこの膨出部により固定金具のずれ
止め、逃げ防止を図って、パイプ組付け時における円滑
な作業性を確保することができるパイプへの固定金具の
保持方法の提供を目的とする。 【解決手段】パイプ16への固定金具22の保持方法で
あって、径方向外方に変位可能な拡管部13を有する拡
管手段7と、上記拡管手段7の拡管部13を径方向外方
に変位させる駆動手段14とを備え、固定金具22が配
設されたパイプ16を上記拡管部13に装着し、駆動手
段14の駆動により拡管部13を介してパイプ16の所
定部に少なくとも一部の膨出部を塑性加工することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば給湯器の
給水管、給湯管、出湯管、オーバーフロー管、バイパス
管などを構成するようなパイプまたは水廻り配管部品を
構成するパイプの端部もしくは中間部にワッシャやパイ
プ固定板等の固定金具を保持するようなパイプへの固定
金具の保持方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、給湯器部品または水廻り配管部品
としてのパイプは例えば図10に示す如く構成されてい
る。すなわち、パイプ91の端末部に離間距離を隔てて
2つの環状リブ92,93を一体形成し、これら両リブ
92,93間パイプ91にシール部材としてのOリング
を配設するOリング配設部95を形成すると共に、リブ
93の背面(図10では上面)に対象部品(図示せず)
に対して取付け固定されるワッシャ(図8参照)やパイ
プ固定板(図9参照)などの固定金具96が遊嵌されて
いる。
【0003】パイプ端末側がこのように構成された上述
のパイプ91を比較的小スペースの給湯器本体内におい
て他のパイプや機器と連通接続する時、パイプ91の組
付け姿勢等に起因して上述の固定金具96が図10の矢
印方向にずれ動いたり逃げたりして、円滑な組付けが阻
害される問題点があった。上述の固定金具96のずれを
防止するために、従来においてはパイプ91における固
定金具96の背面側97を偏平加工する方法と、背面側
97にテープ部材や輪ゴム等の逃げ防止部材を巻き付け
る方法とがある。
【0004】しかし、前者の偏平加工方法にあっては水
や湯の流通断面積が小さくなり、所期の流通量確保が困
難となるため実用上、好ましくなく、また後者の逃げ防
止部材の巻付け方法にあっては熱湯流通によりテープ部
材や輪ゴム等がとけたり腐食したりする問題点があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、固定金具(ワッシャやその他の固定板な
ど)が配設されたパイプの所定部に少なくとも一部の膨
出部を塑性加工することで、パイプ内径寸法を縮小する
ことなくこの膨出部により固定金具のずれ止め、逃げ防
止を図って、パイプ組付け時における円滑な作業性を確
保することができるパイプへの固定金具の保持方法の提
供を目的とする。
【0006】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、固定金具背面のパイ
プに少なくとも一部の膨出部を塑性加工することで、こ
の膨出部とリブ(一体的なリブと別体のリブとの双方と
を含む)背面との間に上述の固定金具を位置決め保持
し、組付け性の向上を図ることができるパイプへの固定
金具の保持方法の提供を目的とする。
【0007】この発明の請求項3記載の発明は、固定金
具が配設されたパイプの所定部に少なくとも一部の膨出
部を塑性加工すべく構成することで、パイプ内径寸法を
縮小することなく、該膨出部により固定金具のずれ止
め、逃げ防止を図って、パイプ組付け時における円滑な
作業性を確保することができるパイプへの固定金具の保
持装置の提供を目的とする。
【0008】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項3記載の発明の目的と併せて、固定金具背面のパイ
プに少なくとも一部の膨出部を塑性加工することで、こ
の膨出部とリブ背面との間に上述の固定金具を位置決め
保持し、組付け性の向上を図ることができるパイプへの
固定金具の保持装置の提供を目的とする。
【0009】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項3または4記載の発明の目的と併せて、パイプの拡
管部への装着時に固定金具を位置決め保持する保持手段
(永久磁石や電磁石など)を備えることで、塑性加工中
における固定金具の位置決めを図り、適正な位置に膨出
部を塑性加工することができるパイプへの固定金具の保
持装置の提供を目的とする。
【0010】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項3,4または5記載の発明の目的と併せて、上述の
パイプを給湯器部品または水廻り配管部品に設定するこ
とで、このパイプ内部には水もしくは湯が流通するが、
塑性形成による膨出部の溶融や腐食の懸念が全くなく、
また水もしくは湯の所期の流通量を確保することができ
るパイプへの固定金具の保持装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、パイプへの固定金具(ワッシャや他の固定板
など)の保持方法であって、径方向外方に変位可能な拡
管部を有する拡管手段と、上記拡管手段の拡管部を径方
向外方に変位させる駆動手段とを備え、固定金具が配設
されたパイプを上記拡管部に装着し、駆動手段の駆動に
より拡管部を介してパイプの所定部(固定金具の背面側
と固定手金具直下との双方を含む)に少なくとも一部の
膨出部を塑性加工するパイプへの固定金具の保持方法で
あることを特徴とする。
【0012】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、リブ(一体のリブと
別体構造のリブとの双方を含む)が設けられたパイプの
リブ背面に固定金具を保持する保持方法であって、固定
金具が配設されたパイプを上記拡管部に装着し、駆動手
段の駆動により拡管部を介して固定金具背面のパイプに
少なくとも一部の膨出部を塑性加工するパイプへの固定
金具の保持方法であることを特徴とする。
【0013】この発明の請求項3記載の発明は、パイプ
への固定金具の保持装置であって、径方向外方に変位可
能な拡管部を有する拡管手段と、上記拡管手段の拡管部
を径方向外方に変位させる駆動手段とを備え、固定金具
が配設されたパイプを上記拡管部に装着し、駆動手段の
駆動により拡管部を介してパイプの所定部に少なくとも
一部の膨出部を塑性加工すべく構成したパイプへの固定
金具の保持装置であることを特徴とする。
【0014】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項3記載の発明の構成と併せて、リブが設けられたパ
イプのリブ背面に固定金具を保持する保持装置であっ
て、固定金具が配設されたパイプを上記拡管部に装着
し、駆動手段の駆動により拡管部を介して固定金具背面
のパイプに少なくとも一部の膨出部を塑性加工するパイ
プへの固定金具の保持装置であることを特徴とする。
【0015】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項3または4記載の発明の構成と併せて、上記パイプ
の拡管部への装着時に固定金具を位置決め保持する保持
手段を備えたパイプへの固定金具の保持装置であること
を特徴とする。
【0016】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項3,4または5記載の発明の構成と併せて、上記パ
イプはその内部に水もしくは湯が流通する給湯器部品ま
たは水廻り配管部品に設定されたパイプへの固定金具の
保持装置であることを特徴とする。
【0017】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載のパイ
プ固定金具の保持方法によれば、固定金具が配設された
パイプを上述の拡管部に装着して、駆動手段を駆動する
と、拡管手段の拡管部が径方向外方に変位するので、こ
の拡管部によりパイプの所定部には少なくとも一部の膨
出部が塑性加工される。この結果、パイプ内径寸法を縮
小することなく上述の膨出部により固定金具のずれ止
め、逃げ防止を図ることができ、パイプ組付け時におけ
る円滑な作業性を確保することができる効果がある。
【0018】この発明の請求項2記載のパイプへの固定
金具の保持方法によれば、上記請求項1記載の発明の効
果と併せて、固定金具をリブ背面に位置させたパイプを
上述の拡管部に装着して、上述同様に駆動手段の駆動に
て拡管部を径方向外方に変位させると、この拡管部によ
り固定金具背面のパイプには少なくとも一部の膨出部が
塑性加工される。
【0019】この結果、膨出部とリブ背面との間に上述
の固定金具を位置決め保持し、パイプ組付け性の向上を
図ることができる効果がある。ここで、上述の固定金具
の位置決め保持は該固定金具が振動するのを防止すべく
強固に保持してもよく、この固定金具のパイプ外周面に
沿う回動を許容するように保持してもよく、或は固定金
具がパイプ外周面に沿って若干量軸動するのを許容する
ように保持してもよい。
【0020】この発明の請求項3のパイプへの固定金具
の保持装置によれば、固定金具が配設されたパイプを上
述の拡管部に装着して、駆動手段を駆動すると、拡管手
段の拡管部が径方向外方に変位するので、この拡管部に
よりパイプの所定部には少なくとも一部の膨出部が塑性
加工される。このため、パイプ内径寸法を縮小すること
なく上述の膨出部により固定金具のずれ止め、逃げ防止
を図ることができ、パイプ組付け時における円滑な作業
性を確保することができる効果がある。
【0021】この発明の請求項4記載のパイプへの固定
金具の保持装置によれば、上記請求項3記載の発明の効
果と併せて、固定金具をリブ背面に位置させたパイプを
上述の拡管部に装着して、上述と同様に駆動手段の駆動
にて拡管部を径方向外方に変位させると、この拡管部に
より固定金具背面のパイプには少なくとも一部の膨出部
が塑性加工される。このため、膨出部とリブ背面との間
に上述の固定金具を位置決め保持し、パイプ組付け性の
向上を図ることができる効果がある。
【0022】この発明の請求項5記載のパイプ固定金具
の保持装置によれば、上記請求項3または4記載の発明
の効果と併せて、上述の保持手段はパイプの拡管部への
装着時に固定金具を位置決め保持するので、塑性加工中
における固定金具の位置決めを図って、適正な位置に膨
出部を塑性加工することができる効果がある。
【0023】この発明の請求項6のパイプへの固定金具
の保持装置によれば、上記請求項3,4または5記載の
発明の効果と併せて、上述のパイプを給湯器部品または
水廻り配管部品に設定したので、このパイプ内部には水
もしくは湯が流通するが塑性形成による膨出部の溶融や
腐食の懸念が全くなく、また水もしくは湯の所期の流通
量を確保することができる効果がある。
【0024】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面はパイプへの固定金具の保持方法およびそ
の装置を示し、図1乃至図3において、この保持装置は
ベース1の左右両側に側板2,3を介して基台4を水平
に取付け、この基台4に固定された左右のガイドブロッ
ク5,6間には拡管手段としての内径突出しピン7を取
付けている。
【0025】この内径突出しピン7は図2、図3に示す
如く大径部8と小径部9とを有し、その軸芯線に沿う中
央部にはロッド挿通孔10が貫通形成されている。また
上述の小径部9の過半部には90度開角の割り溝11…
を形成して合計4つの分割片12を構成し、この分割片
12の先端に一体形成された膨頭部を拡管部13に設定
している。
【0026】ここで、上述の小径部9は基端部の円筒部
9aと先端側のテーパ部9b(図3の下側から上側に向
けて小径となるテーパ部)とを有する一方、前述のロッ
ド挿通孔10はその先端側にテーパ孔10a(図3の下
側から上側に向けて小径となるテーパ孔)を有し、駆動
ロッド14(いわゆる矢)の上動(往動)時に各分割片
12先端の拡管部13が径方向外方へ変位すべく構成し
ている。上述の駆動ロッド14はベース1上に配置され
たエアシリンダ15(流体シリンダ)により駆動すべく
構成している。
【0027】ところで、加工対象物としての銅などの金
属製のパイプ16は図5に示す如くその端末部に離間距
離を隔てて2つの環状リブ17,18が予め一体形成さ
れており、これら両リブ17.18間のパイプ16にシ
ール部材としてのOリング20を配設するOリング配設
部21が形成されている。またリブ18の背面(図5で
は上面)には固定金具の一例としての金属製のワッシャ
22(図8参照)が予め遊嵌されているが、このワッシ
ャ22に代えて他の固定金具を用いてもよいことは持ち
論である。
【0028】上述の左右のガイドブロック5,6のうち
の一方には図3に示す如くパイプ16の拡管部13への
装着時にワッシャ22を磁力吸引して位置決め保持する
保持手段としての永久磁石(マグネット)23が位置決
めブロック27を介して配設され、左右のガイドブロッ
ク5,6のうちの他方には、ワッシャ22がセットされ
たことを検出する近接スイッチ24(検出手段)と、こ
の近接スイッチ24に対して永久磁石23の磁場が作用
するのを防止するベークライト等の防磁部材25(また
は同等の機能を有する部材)とを配設し、近接スイッチ
24の誤動作を防止すべく構成している。ここで上述の
防磁部材25位置決めブロック28を介して配設される
一方、永久磁石23の上面と防磁部材25の上面とを面
一状に形成している。なお、図中29はパイプ16の端
部側を位置決めする位置決め部材出てあって、これら各
位置決め要素27,28,29の高さ選定により各種パ
イプ16に対応できる。つまり、各位置決め要素27,
28,29として高さの異なるものを用いることで、後
述する膨出部26の形成位置を任意に調整すべく構成し
ている。
【0029】ここで、上述の近接スイッチ24がワッシ
ャ22を検出しない限り、エアシリンダ15の駆動用ス
イッチ(図示せず)をONにしても、エアシリンダ15
が作動しないように制御シーケンスが組まれている。な
お、図中24aは近接スイッチ24のリード線であり、
この近接スイッチ24としてはCu、Al、ステンレス
(SUS430)のセンシングが可能なアンプ中継型近
接スイッチを用いている。
【0030】このように構成した保持装置を用いて、リ
ブ18(図面ではパイプ16と一体リブ18を示すがパ
イプ16と別体のリブであってもよい)が形成されたパ
イプ16のリブ18背面に固定金具の一例としてのワッ
シャ22を保持する保持方法について、以下に説明す
る。まず、上述のリブ18の背面にワッシャ22が配設
されたパイプ16を図3に示す如く拡管部13に装着す
る。この時、上述のワッシャ22は永久磁石23により
磁力吸引されて、該ワッシャ22の上下方向および左右
横方向の位置決めが図れるので、後述するパイプ16の
塑性加工中においてワッシャ22の不所望の位置ずれを
防止することができる。
【0031】上述のワッシャ22が永久磁石23に磁力
吸引されると、近接スイッチ24(センサ)はワッシャ
22がセットされたことを検出する。次にエアシリンダ
駆動用スイッチ(図示せず)をONにすると、エアシリ
ンダ15およびピストンロッドを介して上述の駆動ロッ
ド14が図3の状態から図4に示す如く上動(往動)す
るので、内径突出しピン7における分割片12ないし拡
管部13が径方向外方に変位して、該拡管部13により
ワッシャ22背面(図4の上面)のパイプ16には図
4、図6、図7に示す如く環状の膨出部26が塑性加工
され、この膨出部26によりワッシャ22のずれ止め、
逃げ防止を図ることができる。
【0032】ここで、上述のワッシャ22の位置決め保
持はパイプ16を給湯器に組付けた時に、該ワッシャ2
2が振動するのを防止すべく強固に保持してもよく、こ
のワッシャ22のパイプ16外周面に沿う回動を許容す
るように保持してもよく、或はワッシャ22がパイプ1
6外周面に沿って若干量軸動するのを許容するように保
持してもよい。これらの保持態様は膨出部26の形成位
置と拡管部13の位置との相対位置関係により選定する
ことができる。また膨出部16の形成位置はワッシャ2
2の背面側に限定されることなく、ワッシャ22の孔部
と対応する位置であってもよいことは勿論である。
【0033】上述の膨出部16の形成後においてはエア
シリンダ15操作にて駆動ロッド14を図4の状態から
図3に示す状態に下動(復動)させると、永久磁石23
の磁力に抗して塑性加工済みのパイプ16を上方に引き
抜くことができる。なお、上述のワッシャ22(図8参
照)に代えて図9に示すような金属製のパイプ固定板2
7をワッシャ22と同一箇所に保持すべく構成してもよ
い。このパイプ固定板27にはパイプ16を対象物に連
通接続するための取付け孔28,28が穿設形成されて
いる。
【0034】このように上記実施例のパイプ固定金具の
保持方法によれば、ワッシャ22が配設されたパイプ1
6を上述の拡管部13に装着して、駆動ロッド14を駆
動すると、内径突出しピン7の拡管部13が径方向外方
に変位するので、この拡管部13によりパイプ16の所
定部には環状の膨出部26が塑性加工される。この結
果、パイプ内径寸法を縮小することなく上述の膨出部2
6により固定金具としてのワッシャ22のずれ止め、逃
げ防止を図ることができ、パイプ組付け時における円滑
な作業性を確保することができる効果がある。
【0035】また、ワッシャ22をリブ18背面に位置
させたパイプ16を上述の拡管部13に装着して、駆動
ロッド14の駆動にて拡管部13を径方向外方に変位さ
せると、この拡管部13によりワッシャ22背面のパイ
プ16には環状の膨出部26が塑性加工される。この結
果、膨出部26とリブ18背面との間に図6に示す如く
上述のワッシャ22を位置決め保持し、パイプ組付け性
の向上を図ることができる効果がある。
【0036】さらに上記実施例のパイプへの固定金具の
保持装置によれば、ワッシャ22が配設されたパイプ1
6を上述の拡管部13に装着して、駆動ロッド14を駆
動すると、内径突出しピン7の拡管部13が径方向外方
に変位するので、この拡管部13によりパイプ16の所
定部には環状の膨出部26が塑性加工される。このた
め、パイプ内径寸法を縮小することなく上述の膨出部2
6により固定金具としてのワッシャのずれ止め、逃げ防
止を図ることができ、パイプ組付け時における円滑な作
業性を確保することができる効果がある。
【0037】また、ワッシャ22をリブ18背面に位置
させたパイプ16を上述の拡管部13に装着して、駆動
ロッド14の駆動にて拡管部13を径方向外方に変位さ
せると、この拡管部13によりワッシャ22背面のパイ
プ16には環状の膨出部26が塑性加工される。このた
め、膨出部26とリブ18背面との間に上述のワッシャ
22を位置決め保持し、パイプ組付け性の向上を図るこ
とができる効果がある。
【0038】加えて、上述の永久磁石23はパイプ16
の拡管部13への装着時にワッシャ22を位置決め保持
するので、塑性加工中におけるワッシャ22の位置決め
を図って、適正な位置に膨出部26を塑性加工すること
ができる効果がある。さらに、上述のパイプ16を給湯
器部品または水廻り配管部品に設定したので、このパイ
プ16内部には水もしくは湯が流通するが、塑性形成に
よる膨出部26の溶融や腐食の懸念が全くなく、また水
もしくは湯の所期の流通量を確保することができる効果
がある。
【0039】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の拡管手段は、実施例の内径突出し
ピン7に対応し、以下同様に、駆動手段は、駆動ロッド
14に対応し、固定金具は、ワッシャ22(図8参
照)、パイプ固定板27(図9参照)に対応し、膨出部
は、環状の膨出部26に対応し、保持手段は、永久磁石
23に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成の
みに限定されるものではない。
【0040】例えば上記実施例においてはパイプ16の
端末部分の構成を例示したが、パイプ16の中間部分に
上述同様に固定金具を保持させることもできる。さら
に、上記実施例においては4つ割り構造の分割片12な
いし拡管部13を形成して環状の膨出部26を形成した
が、この構成に代えて3つ割り構造を採用してもよく或
はパイプ16の所定部に少なくとも一部の膨出部を形成
すべく構成してもよい。
【0041】また上述のエアシリンダ15に代えて油圧
シリンダ等の他のアクチュエータを用いてもよく、永久
磁石23に代えて電磁石等の他の保持手段を用いてもよ
い。さらに上述の近接スイッチ24に代えて光電センサ
等の他のセンサを用いて固定金具のセットを検出すべく
構成してもよい。
【0042】加えて上述のエアシリンダ15の全体を上
下微調整可能に取付けて膨出部26の形成位置を微調整
すべく構成してもよく、駆動ロッド14の基部にネジ棒
を一体形成し、エアシリンダ15のピストンロッドにネ
ジ孔を形成して、これら両者(ネジ棒とネジ孔)の螺合
位置により膨出部26の形成位置を微調整すべく構成し
てもよい。
【0043】さらには、上述の内径突出しピン7を左右
のガイドブロック5,6間にチャック装置等を用いて交
換可能に取付け、パイプ径が異なる場合には当該異径パ
イプに対応する別の内径突出しピンをチャック装置にセ
ットすべく構成してもよい。
【0044】しかも、上記実施例においてはワッシャ2
2等の固定金具の背面側に膨出部26を形成する構成を
例示したが、ワッシャ22の孔部対応位置に膨出部26
を形成してもよく、リブ18はパイプ16と一体のもの
の他にパイプ16と別体のリング状のリブであってもよ
く、さらにはパイプ16の形状は図示の構造のものに限
定されないことは云うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のパイプの固定金具の保持装置を示
す概略正面図。
【図2】 内径突出しピンの斜視図。
【図3】 保持装置の要部拡大断面図。
【図4】 この発明のパイプへの固定金具の保持方法を
示す要部拡大断面図。
【図5】 膨出部形成前の説明図。
【図6】 膨出部成形後の説明図。
【図7】 パイプを給湯器部品に適用した一例を示す側
面図。
【図8】 ワッシャの斜視図。
【図9】 パイプ固定板の斜視図。
【図10】 従来の給湯器用パイプの一例を示す側面
図。
【符号の説明】
7…内径突出しピン 13…拡管部 14…駆動ロッド 16…パイプ 18…リブ 22…ワッシャ 23…永久磁石 26…膨出部 27…パイプ固定板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプへの固定金具の保持方法であって、
    径方向外方に変位可能な拡管部を有する拡管手段と、上
    記拡管手段の拡管部を径方向外方に変位させる駆動手段
    とを備え、固定金具が配設されたパイプを上記拡管部に
    装着し、駆動手段の駆動により拡管部を介してパイプの
    所定部に少なくとも一部の膨出部を塑性加工するパイプ
    への固定金具の保持方法。
  2. 【請求項2】リブが設けられたパイプのリブ背面に固定
    金具を保持する保持方法であって、固定金具が配設され
    たパイプを上記拡管部に装着し、駆動手段の駆動により
    拡管部を介して固定金具背面のパイプに少なくとも一部
    の膨出部を塑性加工する請求項1記載のパイプへの固定
    金具の保持方法。
  3. 【請求項3】パイプへの固定金具の保持装置であって、
    径方向外方に変位可能な拡管部を有する拡管手段と、上
    記拡管手段の拡管部を径方向外方に変位させる駆動手段
    とを備え、固定金具が配設されたパイプを上記拡管部に
    装着し、駆動手段の駆動により拡管部を介してパイプの
    所定部に少なくとも一部の膨出部を塑性加工すべく構成
    したパイプへの固定金具の保持装置。
  4. 【請求項4】リブが設けられたパイプのリブ背面に固定
    金具を保持する保持装置であって、固定金具が配設され
    たパイプを上記拡管部に装着し、駆動手段の駆動により
    拡管部を介して固定金具背面のパイプに少なくとも一部
    の膨出部を塑性加工する請求項3記載のパイプへの固定
    金具の保持装置。
  5. 【請求項5】上記パイプの拡管部への装着時に固定金具
    を位置決め保持する保持手段を備えた請求項3または4
    記載のパイプへの固定金具の保持装置。
  6. 【請求項6】上記パイプはその内部に水もしくは湯が流
    通する給湯器部品または水廻り配管部品に設定された請
    求項3,4または5記載のパイプへの固定金具の保持装
    置。
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