JPH10244533A - 樹脂混練造粒装置の運転方法および運転制御装置 - Google Patents

樹脂混練造粒装置の運転方法および運転制御装置

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JPH10244533A
JPH10244533A JP9050613A JP5061397A JPH10244533A JP H10244533 A JPH10244533 A JP H10244533A JP 9050613 A JP9050613 A JP 9050613A JP 5061397 A JP5061397 A JP 5061397A JP H10244533 A JPH10244533 A JP H10244533A
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resin
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伸一 福水
Yasuo Yoshii
康雄 吉井
Nobuki Nagami
信樹 永見
Yoshiaki Nakada
好明 仲田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転開始時、ダイノズルからの溶融樹脂の押
し出し状態を確認するストランド作業終了後、ダイノズ
ルから垂れ落ちる溶融樹脂がダイプレートに接近させる
回転刃に巻き付くなどのトラブルを生じ易い。 【解決手段】 ストランド作業終了後、デュアル型スク
リーンチェンジャにおける一対のスライドバー10・1
0の双方をスクリーン交換位置にそれぞれスライドさ
せ、溶融樹脂の流れをスクリーンチェンジャ内で停止さ
せた状態として回転刃を接近させ、その後、スライドバ
ー10・10をスクリーン位置に復帰させて、ダイノズ
ルへの溶融樹脂の供給を開始する。これにより、ダイノ
ズルからの垂れ落ち樹脂が減少し、運転開始時のトラブ
ルの発生を抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デュアル型スクリ
ーンチェンジャを備えた樹脂混練造粒装置の運転方法お
よび運転制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような樹脂混練造粒装置の構成と
動作の一例について、本発明の説明図である図2〜図5
を参照して説明する。この装置では、図2に示す混練機
1で溶融・混練された溶融樹脂がギヤポンプ2で所定の
圧力に高められ、スクリーンチェンジャ3・ダイプレー
ト4を通してペレタイザ5へと供給される。
【0003】ペレタイザ5は、図3に示すように、ダイ
プレート4に形成されているダイノズル4a…を通して押
し出される溶融樹脂を、回転刃13によって所要寸法の樹
脂ペレット15…に切断し、冷却水PCW とともに水室12の
上方より搬出するように構成されている。スクリーンチ
ェンジャ3は、溶融樹脂中に含まれる不純物を濾過する
ためのスクリーン8・8を内蔵し、これらは、チェンジ
ャボディ6内の分岐流路7a・7aにそれぞれ交差する方向
にスライド可能なスライドバー10・10にそれぞれ組み付
けられ保持されている。
【0004】各スライドバー10・10は、図4に示すよう
に、スクリーン8・8がそれぞれチェンジャボディ6内
に位置するスクリーン位置と、図5において上段側のス
ライドバー10について示しているように、スクリーン8
をチェンジャボディ6の外側に位置させたスクリーン交
換位置との間で、油圧シリンダ20によりスライド駆動さ
れるように構成されている。スクリーン交換位置に位置
させてスクリーンの交換を行う際、このスクリーン交換
位置に位置させた側の樹脂流路はスライドバー10によっ
て遮断されるが、他方のスライドバーがスクリーン位置
に位置することで、溶融樹脂の供給が継続され、これに
より、運転を停止することなくスクリーンの交換を行う
ことが可能となっている。
【0005】なお、前記油圧シリンダ20・20に圧油を供
給するための油圧回路は、従来、吐出容量が比較的小さ
い油圧ポンプを設けて構成されている。すなわち、上記
のようなスクリーン交換の際のスライドバー10のスライ
ド動作が比較的低速度で生じるように構成し、これによ
って、スクリーンの交換作業に当たる作業者の安全性を
確保するようになっている。
【0006】一方、上記のような装置においては、その
運転を停止するとダイプレート4等に残存した樹脂が固
化し、また、これはダイプレート4の熱等により劣化す
る。したがって、運転再開時には、まず、残存樹脂を
押出して除去し、ダイノズル4a…の穴通しをする作業
(クリーニング作業)や、前記の混練機1に原料樹脂
を供給し、溶融樹脂をダイノズルから押し出させて、各
ダイノズル4a…から均一に樹脂が押出されることを確認
する作業(ストランド作業)、その後、混練機1への
原料樹脂の供給を停止してダイプレート4の表面を再度
清掃する作業が行われる。これらの作業は、水室12の窓
を開け、この窓を通して行うことも可能であるが、通常
は、図3に示すように、前記のペレタイザ5を、ダイプ
レート4との接合面から台車16によって移動させて切離
した状態で行われる。
【0007】上記作業の終了後、従来は、以下のような
手順〜にて運転が開始されている。 ペレタイザ5をダイプレート4に結合する。 混練機1への原料樹脂の供給を再開する。 回転刃13の駆動を開始する。
【0008】回転刃13をダイプレート4側に前進させ
ると共に、水室12への冷却水PCWの供給を開始する。 但し、〜については、ダイノズルから樹脂が押出さ
れるタイミングと、のタイミングが同時になるよう、
それぞれのタイミングを調整する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の樹脂混練造粒装置においては、運転開始時に前
述したストランド作業等を終了した後の〜の間に、
ギヤポンプ〜ダイの間の樹脂がダイノズルから垂れ落ち
てくるため、その垂れ樹脂がスタート時に回転刃に巻き
付き、スタートの失敗をすることが多いという問題を生
じている。
【0010】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みな
されたもので、その目的は、運転開始時におけるトラブ
ルの発生をより簡単な構成で防止することが可能な樹脂
混練造粒装置の運転方法および運転制御装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1の樹脂混練造粒装置の運転方法
は、ダイプレートに形成されたダイノズルを通して押し
出される溶融樹脂を回転刃で切断して冷却するペレタイ
ザと、ダイノズルに供給される溶融樹脂を濾過するスク
リーンを一対のスライド部材に各々設けたデュアル型ス
クリーンチェンジャとを備える樹脂混練造粒装置の運転
方法であって、運転開始時におけるダイノズルからの溶
融樹脂の押し出し状態を確認するストランド作業終了
後、上記一対のスライド部材の両者を、スクリーンがス
クリーンチェンジャ本体外に位置して樹脂流路を遮断す
るスクリーン交換位置にそれぞれスライドさせ、溶融樹
脂の流れをスクリーンチェンジャ本体内で停止させた状
態として、回転刃をダイプレートに接近させ、次いで、
スライド部材をスクリーンが樹脂流路上に位置するスク
リーン位置に復帰させて、ダイノズルへの溶融樹脂の供
給を開始することを特徴とするものである。
【0012】上記の方法によれば、ストランド作業終了
後、回転刃をダイプレートに接近させて製造を開始する
までの間、スクリーンチェンジャ本体内で溶融樹脂の流
れが停止されているので、ダイノズルからの垂れ落ち樹
脂が減少し、これによって、製造開始時にはペレタイザ
内の回転刃への樹脂の巻き付きが生じずに、スムーズな
スタートアップが可能となる。
【0013】すなわち上記では、スクリーンチェンジャ
における一対のスライド部材の両者を、運転開始時にス
クリーン交換位置にスライドさせることで、これらを樹
脂流路の閉止弁として機能させるものであり、これによ
って、樹脂流路を開閉するための専用の部材やその駆動
機構を別途設ける必要はない。したがって、全体の構成
を複雑なものとすることなく、運転開始時のトラブルの
発生を抑制することができる。
【0014】請求項2の樹脂混練造粒装置の運転制御装
置は、溶融樹脂を濾過するスクリーンを一対のスライド
部材に各々設けたデュアル型のスクリーンチェンジャを
備える樹脂混練造粒装置の運転制御装置であって、上記
一対のスライド部材を各々駆動するための油圧シリンダ
に、スライド部材のスライド速度を低速で生じさせる低
速用オイル供給ラインと高速で生じさせる高速用オイル
供給ラインとが接続されると共に、これらラインを通し
ての圧油の供給を択一的に切換える高低速切換手段が設
けられていることを特徴とするものである。
【0015】このような装置構成によれば、定常運転中
でのスクリーン交換時には、低速用オイル供給ラインを
通して圧油を油圧シリンダに供給し、スライド部材を低
速で移動させることで、スクリーンの交換作業に当たる
作業者の安全性が従来同様に確保される。そして、運転
開始時に両スライド部材をスクリーン交換位置からスク
リーン位置に復帰させて樹脂ペレットの製造を開始する
操作を行う際には、高速用オイル供給ラインを通して圧
油を油圧シリンダに供給することで、スライド部材を高
速で移動させるようにすると、それまで、スクリーンジ
ェンジャ内に止められていた加圧状態の溶融樹脂がダイ
ノズルへと一気に供給される。この結果、ノズルの閉塞
が少なくなり、これによって、運転開始時のトラブルの
発生をさらに抑制することができる。
【0016】請求項3の樹脂混練造粒装置の運転制御装
置は、上記高速用オイル供給ラインに油圧ポンプからの
圧油を一旦貯溜するアキュームレータが設けられている
ことを特徴とするものである。この構成においては、高
速用オイル供給ラインを通して油圧シリンダに圧油を供
給する際には、油圧ポンプからの圧油にアキュームレー
タでそれまで貯溜されていた圧油が加わり、これによっ
て、油圧シリンダが高速駆動される。
【0017】すなわち、油圧回路には、圧油の吐出容量
を低速駆動速度に合わせた油圧ポンプを設けるだけで、
これとは別に高容量の油圧ポンプを設ける必要はなく、
したがって、スライド部材のスライド速度を低高速切換
可能とする場合でも、全体的な構成をより簡素なものと
することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。図2に示すように、本実施
形態に係る樹脂混練造粒装置には、粉粒状の樹脂材料が
供給される混練機1と、この混練機1で溶融・混練され
た溶融樹脂を所定の圧力に高めて供給するギヤポンプ2
と、後述するスクリーンチェンジャ3・ダイプレート4
・ペレタイザ5とが順次設けられている。
【0019】スクリーンチェンジャ3には、図3に示す
ように、その本体としてのチェンジャボディ6内に、上
下に一旦分岐させた樹脂流路7が設けられている。そし
て、これら各分岐流路7a・7aに、溶融樹脂中に含まれる
不純物を濾過するための網目状のスクリーン8・8がそ
れぞれ介設されている。これらスクリーン8・8は、多
孔円板形状のブレーカプレート9・9によってそれぞれ
下流側(図において左側)から支持され、また、上下の
各スクリーン8及びブレーカプレート9は、後述するス
ライドバー10・10にそれぞれ組み付けられ保持されてい
る。
【0020】上記のチェンジャボディ6の下流側端面に
は、中間ダイ11を介して前記ダイプレート4が連結され
ており、このダイプレート4には、細孔形状のダイノズ
ル4a…が多数形成されている。スクリーンチェンジャ3
を経て供給される溶融樹脂は、これらダイノズル4a…を
通して前記ペレタイザ5内へと押出される。このペレタ
イザ5内には、冷却水PCW が下方より供給されて上方へ
排出される水室12が、ダイプレート4に接するように形
成されると共に、この水室12内に回転刃13が設けられて
いる。この回転刃13は回転軸14の先端に固定され、この
回転軸14を図示しないモータによって駆動することによ
り、ダイプレート4の表面に接する位置で回転するよう
に構成されている。また、回転軸14は、回転刃13がダイ
プレート4に対して接離方向に移動するように、軸方向
に進退自在に設けられている。
【0021】上記構成のペレタイザ5内では、ダイノズ
ル4a…を通して水室12内に押出された溶融樹脂が冷却水
PCW で冷却され、かつ、回転刃13によって所要寸法に切
断されて樹脂ペレット15…として形成される。これら樹
脂ペレット15…は冷却水PCWとともに水室12の上方より
搬出される。このペレタイザ5は台車16に搭載され、ダ
イプレート4と水室12との接合面で切離し可能となって
いる。
【0022】次に、前記スクリーン8及びブレーカプレ
ート9をそれぞれ保持する上下のスライドバー10・10の
構成について説明する。これらスライドバー10・10は、
図4に示すように、チェンジャボディ6をそれぞれ水平
方向に貫通すると共に、貫通方向の長さが、チェンジャ
ボディ6の幅寸法の2倍をやや超える寸法でそれぞれ形
成されている。そして、同図において左側半分の各中央
位置に円形開口が各々形成され、これら円形開口を塞ぐ
ように、スクリーン8が前記ブレーカプレート9と共に
それぞれ取付けられている。
【0023】各スライドバー10・10にはそれぞれ油圧シ
リンダ20・20が連結され、これら油圧シリンダ20・20に
よって、各スライドバー10・10は水平方向の位置の切換
えを互いに独立に行い得るように構成されている。すな
わち、油圧シリンダ20・20のシリンダロッド20a・20a
がそれぞれ後退位置に位置するとき、スライドバー10・
10は、スクリーン8・8がチェンジャボディ6内に位置
する状態で保持される(以下、このときのスライドバー
10の位置をスクリーン位置という)。このスクリーン位
置では、各スクリーン8・8が前記分岐流路7a・7a上に
交差してそれぞれ位置し、これによって、チェンジャボ
ディ6内に供給された溶融樹脂は、前述したように、上
記のスクリーン8・8で濾過されて前記ペレタイザ5側
へと供給される。
【0024】一方、図5において上段側のスライドバー
10について示しているように、油圧シリンダ20を駆動し
てシリンダロッド20aをその前進位置に位置させたとき
には、スライドバー10は上記から図において左方向に押
動され、スクリーン8はチェンジャボディ6の外側に位
置する状態となる(以下、このときのスライドバー10の
位置をスクリーン交換位置という)。これにより、スク
リーン8が不純物の堆積によって汚れてきたときに、適
宜、上記のようなスクリーン交換位置に切換えることに
よって、新しいスクリーンに交換される。
【0025】なお、このように上段側のスライドバー10
をスクリーン交換位置に位置させてスクリーン8の交換
を行う場合、チェンジャボディ6内における前記の上段
側の分岐流路7aはスライドバー10による遮断状態とな
り、したがって、この上段側の分岐流路7aを通しての溶
融樹脂の供給が停止されるが、下段側の分岐流路7aを通
しての溶融樹脂の供給は継続されるので、運転を停止す
ることなく上記したスクリーン8の交換を行うことが可
能である。
【0026】また、上記とは逆に、上段側のスライドバ
ー10をスクリーン位置に位置させたまま、下段側のスラ
イドバー10をスクリーン交換位置に位置させることによ
り、上記同様に、運転を停止することなく下段側のスク
リーン8の交換を行うことが可能となっている。このよ
うに、スクリーン8の交換時に、一方の油圧シリンダ20
が前進位置へと駆動されるが、さらに本実施形態では、
運転の開始時に、図6に示すように、両スライドバー10
・10の双方をスクリーン交換位置に位置させた状態に切
換え得るようにもなっている(以下、この状態をブロッ
ク位置という)。このブロック位置では、前記の混練機
1からペレタイザ5へと至る樹脂流路はスクリーンチェ
ンジャ3内で遮断されることになる。
【0027】次に、上記した各スライドバー10・10の切
換えを行うための油圧回路構成について説明する。図1
に示すように、この油圧回路21には、油圧ポンプ22のオ
イル供給ラインL P が接続された高低速切換弁(高低速
切換手段)23が設けられている。この切換弁23は、上記
のオイル供給ラインLP を出側の一対の切換ポートA・
Bに択一的に切換える3ポート方向切換弁から成り、一
方の切換ポートAに低速用オイル供給ラインLN が、ま
た、他方の切換ポートBに高速用オイル供給ラインLH
がそれぞれ接続されている。
【0028】低速用オイル供給ラインLN の先端側は4
本に分岐され、それぞれ、4個の第1〜第4低速用方向
切換弁24a〜24dの各Pポートに接続されている。これ
ら低速用方向切換弁24a〜24dは、Aポートへの内部接
続を上記のPポートとRポートとの間で択一的に切換え
る3ポート方向切換弁から成り、各Rポートは、オイル
をタンク25に戻すタンクラインLT にそれぞれ接続され
ている。
【0029】そして、第1・第2低速用方向切換弁24a
・24bの各Aポートが、それぞれ第1・第2オイル給排
ラインLDF・LDRを介して、前記した下段側の油圧シリ
ンダ20における前進用接続ポートPDFと後退用接続ポー
トPDRとに各々接続されている。また、第3・第4低速
用方向切換弁24c・24dの各Aポートが、それぞれ第3
・第4オイル給排ラインLUF・LURを介して、上段側の
油圧シリンダ20における前進用接続ポートPUFと後退用
接続ポートPURとに各々接続されている。なお、各第1
〜第4オイル給排ラインLDF・LDR・LUF・LURには、
それぞれ2ポート切換弁から成る双方向性を有する第1
〜第4開閉弁26a〜26dが各々介設されている。
【0030】一方、前記高低速切換弁23のBポートに接
続された高速用オイル供給ラインL H は、高速用方向切
換弁27のPポートに接続されている。そして、上記ライ
ンL H に一対のアキュームレータ28・28が接続され、こ
れらアキュームレータ28・28で前記油圧ポンプ22からの
オイルを一旦蓄圧しておくことにより、高速用方向切換
弁27のPポートに、より高圧で大容量のオイルの供給を
行うことが可能となっている。
【0031】上記の高速用方向切換弁27は4ポート方向
切換弁から成り、上記したPポートにAポートが、ま
た、タンクラインLT に接続されたRポートにBポート
がそれぞれ内部接続される第1位置と、PポートにBポ
ートが、また、RポートにAポートがそれぞれ接続され
る第2位置との切換えを行い得るようになっている。そ
して、上記した高速用方向切換弁27のAポートは、第1
高速用オイル給排ラインLH1を介して前記第1・第3オ
イル給排ラインLDF・LUFに、また、高速用方向切換弁
27のBポートは、第2高速用オイル給排ラインLH2を介
して前記第2・第4オイル給排ラインLDR・LURにそれ
ぞれ接続されている。これら第1・第2高速用オイル給
排ラインLH1・LH2にも、各々2ポート切換弁から成る
双方向性を有する第1・第2高速用開閉弁29a・29bが
介設されている。
【0032】なお、前記オイル供給ラインLP には、油
圧ポンプ22からのオイル供給圧の過昇圧を防止するため
のリリーフ弁31が接続され、また、オイル供給圧を所定
圧に保持するため、チェック弁32aを内蔵するアンロー
ドリリーフ弁32が接続されている。さらに、上記のライ
ンLP には、油圧ポンプ22を無負荷状態として起動・停
止するための2ポート切換弁から成る起動・停止用リリ
ーフ弁33が接続されている。
【0033】次に、上記装置における運転開始時の操作
手順について説明する。まず準備作業として、台車16を
移動させてペレタイザ5をダイプレート4から切離し、
この状態で、ダイプレート4等に残存している樹脂を除
去し、また、ダイノズル4a…の穴通しなどのクリーニン
グを行った後、混練機1に材料を投入して仮運転を行
い、各ダイノズル4a…から均一に樹脂が押出されること
を確認する(以下、この準備作業をストランド作業とい
う)。
【0034】このときスクリーンチェンジャ3は、各ス
ライドバー10・10がそれぞれスクリーン位置に位置する
状態で保持されている。すなわち、図1に示した油圧回
路21において、第1〜第4開閉弁26a〜26dを開、第1
・第2高速用開閉弁28a・28bを閉にした状態で、油圧
ポンプ22からの圧油が、順次、オイル供給ラインLP
低速用オイル供給ラインLN 、第2・第4オイル給排ラ
インLDR・LURを通して、各油圧シリンダ20・20の後退
用接続ポートPDR・PURに供給される一方、各油圧シリ
ンダ20・20の前進用接続ポートPDF・PUFがタンクライ
ンLT に連通するように、高低速切換弁23および第1〜
第4低速用切換弁24a〜24dの各切換位置が設定され保
持されている。
【0035】前記のストランド作業を終了すると、混練
機1への材料投入を一旦停止し、そして、第2・第4低
速用方向切換弁24b・24d、および、第1・第3低速用
切換弁24a・24cを、上記とは逆に切換える。これによ
り、各油圧シリンダ20・20の前進用接続ポートPDF・P
UFに油圧ポンプ22からの圧油が供給されると共に、後退
用接続ポートPDR・PURはタンクラインLT に連通し、
各スライドバー10・10の両者が、スクリーン位置から前
記スクリーン交換位置に移動されて、チェンジボディ6
内の上下の分岐流路7a・7aの双方を塞ぐブロック位置に
位置して保持される。
【0036】このように両スライドバー10・10をブロッ
ク位置に位置させることで、このときに混練機1からダ
イプレート4に至る樹脂流路内に残留している樹脂がダ
イノズル4a…側に流れ出ることが、スクリーンチェンジ
ャ3内で阻止される。この状態で、前記のストランド作
業で押出した樹脂を除去しダイプレート4を再度清掃す
る。
【0037】次いで、台車16を移動させてペレタイザ5
をダイプレート4に結合し、その後、混練機1への材料
投入と、ギヤポンプ2の駆動とを再開する。一方、ペレ
タイザ5側では、回転刃13の回転を起動する。このと
き、油圧回路21内では、各スライドバー10・10をブロッ
ク位置に位置させた状態のまま、油圧シリンダ20・20へ
の圧油の供給状態を、前記第1・第2高速用オイル給排
ラインLH1・LH2を通して行うように切換える。すなわ
ち、高速用方向切換弁27を前記第1位置に位置させた状
態で、高低速切換弁23をそのPポートがBポートに連通
する位置に切換え、同時に、第1〜第4開閉26a〜26d
を閉にすると共に、第1・第2高速用開閉弁28a・28b
を開にする。
【0038】これにより、各油圧シリンダ20・20の前進
用接続ポートPDF・PUFへは、油圧ポンプ22からの圧油
がオイル供給ラインLP 、高速用オイル供給ライン
H 、第1高速用オイル給排ラインLH1、第1・第3オ
イル給排ラインLDF・LUFを通して供給される状態に切
換わる。そして、この状態で各アキュームレータ28・28
内に、油圧ポンプ22からの圧油が流入し蓄圧される。
【0039】前記のようにギヤポンプ2の駆動を再開し
て所定時間の経過後、或いは樹脂の供給圧力が所定圧ま
で上昇したことが検出された時点で、ペレタイザ5内で
回転刃13をダイプレート4に近接する位置まで前進させ
ると共に、水室12内への水PCW の供給を開始し、これと
ほぼ同時に、各スライドバー10をブロック位置からスク
リーン位置へと移動させる。
【0040】このスライドバー10・10の移動は、油圧回
路21における高速用方向切換弁27を前記第1位置から第
2位置へと切換えることによって行う。この切換えによ
り、各油圧シリンダ20・20の後退用接続ポートPDR・P
URに、第2高速用オイル給排ラインLH2、第2・第4オ
イル給排ラインLDR・LURを介して高速用オイル供給ラ
インLH が接続され、これによって、各アキュームレー
タ28・28内に蓄圧されていた圧油が上記各ポートPDR
URに供給される。
【0041】このときのアキュームレータ28・28から
は、油圧ポンプ22単独の場合に比べて、短時間で多量の
圧油が各油圧シリンダ20・20に供給され、これによっ
て、各スライドバー10・10は、ブロック位置からスクリ
ーン位置への移動を高速で生じることになる。この結
果、それまで、スクリーンジェンジャ3内における各ス
ライドバー10・10の上流側で止められていた加圧状態の
溶融樹脂がダイノズル4aへと一気に供給され、ダイノズ
ル4aを通してペレタイザ5の水室12内へと押し出され、
回転刃13によって切断されると共に冷却されて、樹脂ペ
レット15の製造が開始される。
【0042】その後、各油圧シリンダ20・20への圧油の
供給は、低速用オイル供給ラインL N を通して行われる
ように切換えられる。すなわち、第1・第2高速用開閉
弁28a・28bを閉、第1〜第4開閉弁26a〜26dを開と
し、高低速切換弁23の切換位置が切換えられる。これに
より、上記した運転を継続してスクリーン8の交換が必
要となったときには、適宜、上記の低速用オイル供給ラ
インLN を通しての圧油の供給によって、スライドバー
10をスクリーン位置からスクリーン交換位置に低速で移
動され、スクリーン8の交換終了後には、スライドバー
10は上記同様に低速でスクリーン位置に復帰移動され
る。
【0043】以上の説明のように、本実施形態において
は、運転開始時にストランド作業を終了すると、一対の
スライドバー10・10をブロック位置に位置させて、溶融
樹脂の流れをスクリーンチェンジャ3内で停止させた状
態とし、この状態で、ペレタイザ5をダイプレート4に
連結し、回転刃13をダイプレート4に接近させる。した
がって、この間におけるダイノズル4aからの溶融樹脂の
垂れ落ち樹脂が減少し、これによって、製造開始時には
回転刃13への樹脂の巻き付きが生じず、スムーズなスタ
ートアップが可能となる。
【0044】このように、ダイプレート4に隣接させて
設けられるスクリーンチェンジャ3内の一対のスライド
バー10・10を、運転開始時に樹脂流路の全体を閉塞する
ように動作させることで、樹脂流路を開閉するための専
用の部材やその駆動機構を別途設ける必要はなく、した
がって、全体の構成を複雑なものとすることなく、運転
開始時のトラブルの発生を抑制することができる。
【0045】また、本実施形態では、スライドバー10・
10を駆動する油圧回路21には、低速用オイル供給ライン
とは別に高速用オイル供給ラインが設けられており、ス
ライドバー10・10をブロック位置からスクリーン位置に
復帰させるに当たって高速でその移動動作を生じるよう
になっているので、それまで、スクリーンジェンジャ3
内に止められていた加圧状態の溶融樹脂がダイノズル4a
へと一気に供給されることになる。この結果、ノズル4a
の閉塞が少なくなり、これによって、運転開始時のトラ
ブルの発生をさらに抑制することができるものとなって
いる。
【0046】また、上記のような高速用オイル供給ライ
ンは、アキュームレータ28を設けて構成されているの
で、油圧ポンプ22は、その圧油の吐出容量を低速駆動速
度に合わせた容量のものでも、これとは別に高容量の油
圧ポンプを設ける必要はなく、したがって、全体的な構
成をより簡素なものとすることができる。この結果、例
えば従来設備を改造して上記のように低高速切換可能と
する場合でも、その改造費用を極力安価なものとするこ
とができる。
【0047】なお、上記の実施形態は本発明を限定する
ものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能であ
る。例えば上記実施形態における混練機1に替えて二軸
押出機を設けたもの、ギヤポンプ2に替えて単軸押出機
を設けたものなど、その他の形態の樹脂混練造粒装置に
本発明を適用することが可能である。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1の樹脂
混練造粒装置の運転方法においては、運転開始時におけ
るストランド作業の終了後に回転刃をダイプレートへ接
近させる操作を行う間、スクリーンチェンジャにおける
一対のスライド部材をスクリーン交換位置にそれぞれス
ライドさせ、溶融樹脂の流れをスクリーンチェンジャ内
で停止させた状態とするので、この間のダイノズルから
の垂れ落ち樹脂が減少する。このように、スライド部材
を樹脂流路の閉止弁として機能するようにすることで、
全体の構成を複雑なものとすることなく、運転開始時の
トラブルの発生を抑制することができる。
【0049】請求項2の樹脂混練造粒装置の運転制御装
置においては、スクリーンチェンジャにおける一対のス
ライド部材を各々駆動するための油圧シリンダに、低速
用オイル供給ラインと高速用オイル供給ラインとが接続
され、運転開始時に両スライド部材をブロック位置から
スクリーン位置に復帰させる際のスライド速度を高速で
行わせるように切換える高低速切換手段が設けられてい
る。これにより、スクリーンジェンジャ内に止められて
いた加圧状態の溶融樹脂がダイノズルへと一気に供給さ
れるので、ノズルの閉塞が少なくなり、これによって、
運転開始時のトラブルの発生をさらに抑制することがで
きる。
【0050】請求項3の樹脂混練造粒装置の運転制御装
置においては、高速用オイル供給ラインにアキュームレ
ータを設けて、スライド部材に高速のスライド動作を生
じさせるように構成されているので、圧油の吐出容量を
低速駆動速度に合わせた油圧ポンプを設けるだけで、こ
れとは別に高容量の油圧ポンプを設ける必要はなく、し
たがって、スライド部材のスライド速度を低高速切換可
能とする場合でも、全体的な構成を極力簡素なものとす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における樹脂混練造粒装置
での一対のスライドバーを駆動するための油圧回路構成
を示す回路図である。
【図2】上記樹脂混練造粒装置の全体構成を示す概略図
である。
【図3】上記樹脂混練造粒装置の要部構成を示す断面図
である。
【図4】上記樹脂混練造粒装置における一対のスライド
バーが各々スクリーン位置に位置する状態を示す要部断
面図である。
【図5】上記一対のスライドバーの一方がスクリーン交
換位置に位置する状態を示す要部断面図である。
【図6】上記一対のスライドバーの双方がスクリーン交
換位置に位置する状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
3 スクリーンチェンジャ 4 ダイプレート 4a ダイノズル 5 ペレタイザ 6 チェンジャボディ(スクリーンチェンジャ本体) 7 樹脂流路7 7a 分岐流路 8 スクリーン 10 スライドバー(スライド部材) 13 回転刃 15 樹脂ペレット 21 油圧回路 22 油圧ポンプ 23 高低速切換弁(高低速切換手段) 28 アキュームレータ LN 低速用オイル供給ライン LH 高速用オイル供給ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永見 信樹 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内 (72)発明者 仲田 好明 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイプレートに形成されたダイノズルを
    通して押し出される溶融樹脂を回転刃で切断して冷却す
    るペレタイザと、ダイノズルに供給される溶融樹脂を濾
    過するスクリーンを一対のスライド部材に各々設けたデ
    ュアル型スクリーンチェンジャとを備える樹脂混練造粒
    装置の運転方法であって、 運転開始時におけるダイノズルからの溶融樹脂の押し出
    し状態を確認するストランド作業終了後、上記一対のス
    ライド部材の両者を、スクリーンがスクリーンチェンジ
    ャ本体外に位置して樹脂流路を遮断するスクリーン交換
    位置にそれぞれスライドさせ、溶融樹脂の流れをスクリ
    ーンチェンジャ本体内で停止させた状態として、回転刃
    をダイプレートに接近させ、次いで、スライド部材をス
    クリーンが樹脂流路上に位置するスクリーン位置に復帰
    させて、ダイノズルへの溶融樹脂の供給を開始すること
    を特徴とする樹脂混練造粒装置の運転方法。
  2. 【請求項2】 溶融樹脂を濾過するスクリーンを一対の
    スライド部材に各々設けたデュアル型のスクリーンチェ
    ンジャを備える樹脂混練造粒装置の運転制御装置であっ
    て、 上記一対のスライド部材を各々駆動するための油圧シリ
    ンダに、スライド部材のスライド速度を低速で生じさせ
    る低速用オイル供給ラインと高速で生じさせる高速用オ
    イル供給ラインとが接続されると共に、これらラインを
    通しての圧油の供給を択一的に切換える高低速切換手段
    が設けられていることを特徴とする樹脂混練造粒装置の
    運転制御装置。
  3. 【請求項3】 上記高速用オイル供給ラインに油圧ポン
    プからの圧油を一旦貯溜するアキュームレータが設けら
    れていることを特徴とする請求項2記載の樹脂混練造粒
    装置の運転制御装置。
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