JPH10244631A - 金属ウエブと合紙ウエブとの吸着方法及びその装置 - Google Patents
金属ウエブと合紙ウエブとの吸着方法及びその装置Info
- Publication number
- JPH10244631A JPH10244631A JP4905897A JP4905897A JPH10244631A JP H10244631 A JPH10244631 A JP H10244631A JP 4905897 A JP4905897 A JP 4905897A JP 4905897 A JP4905897 A JP 4905897A JP H10244631 A JPH10244631 A JP H10244631A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- web
- interleaf
- water content
- paper web
- width direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】金属ウエブとパルプ製合紙ウエブとを安定して
吸着させる。 【解決手段】パルプ製の合紙ウエブ16を、その幅方向
中央部の含水率よりも幅方向端部の含水率が低くなるよ
うに、且つ、その含水率が3.0〜4.8%の範囲内に
なるように、乾燥装置22によって乾燥する。そして、
乾燥後に、この合紙ウエブ16と金属ウエブ10とを帯
電させて静電吸着させる。これにより、合紙ウエブ16
は安定して吸着し、かつ、切断されたシート30は円滑
に集積される。
吸着させる。 【解決手段】パルプ製の合紙ウエブ16を、その幅方向
中央部の含水率よりも幅方向端部の含水率が低くなるよ
うに、且つ、その含水率が3.0〜4.8%の範囲内に
なるように、乾燥装置22によって乾燥する。そして、
乾燥後に、この合紙ウエブ16と金属ウエブ10とを帯
電させて静電吸着させる。これにより、合紙ウエブ16
は安定して吸着し、かつ、切断されたシート30は円滑
に集積される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属ウエブと合紙ウ
エブとの吸着方法及びその装置に関し、特に感光性平版
印刷版等の金属ウエブと、合紙ウエブとを静電吸着させ
る吸着方法及びその装置に関するものである。
エブとの吸着方法及びその装置に関し、特に感光性平版
印刷版等の金属ウエブと、合紙ウエブとを静電吸着させ
る吸着方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】感光性平版印刷版のPS版(Pre-Sensit
ized Plateの略称)は、アルミニウム板等の金属支持体
上に感光性組成物が層状に塗布されて用いられている。
このPS版を段ボール箱に多数枚収納する際には、その
表面に合紙を静電気吸着させて前記感光性組成物を保護
している。
ized Plateの略称)は、アルミニウム板等の金属支持体
上に感光性組成物が層状に塗布されて用いられている。
このPS版を段ボール箱に多数枚収納する際には、その
表面に合紙を静電気吸着させて前記感光性組成物を保護
している。
【0003】PS版に合紙を吸着させる装置は、特開昭
61−241096号公報に開示されており、金属ウエ
ブ(PS版)をコイル状に巻回した金属ウエブロール
と、合紙ウエブを巻回した合紙ウエブロールとを備えて
いる。この装置によれば、金属ウエブロールから巻き戻
された金属ウエブを帯電装置によって帯電させると共
に、合紙ウエブロールから巻き戻された合紙ウエブを帯
電装置によって帯電させたのち、金属ウエブ上に合紙ウ
エブを供給して互いに静電吸着させる。吸着された金属
ウエブと合紙ウエブとは、一対のニップローラによって
挟み込まれて密着されたのち、走間カッタで所定の長さ
のシート状に切断される。そして、切断されたシート
は、コンベア等の搬送機構を介して積層位置まで搬送さ
れたのち、シュートを介して積層位置に束状に積層され
る。一方、合紙がオールパルプの場合には、合紙の密着
工程の上流側に乾燥工程を配置して、合紙の含水率を均
一にする方法が知られている。
61−241096号公報に開示されており、金属ウエ
ブ(PS版)をコイル状に巻回した金属ウエブロール
と、合紙ウエブを巻回した合紙ウエブロールとを備えて
いる。この装置によれば、金属ウエブロールから巻き戻
された金属ウエブを帯電装置によって帯電させると共
に、合紙ウエブロールから巻き戻された合紙ウエブを帯
電装置によって帯電させたのち、金属ウエブ上に合紙ウ
エブを供給して互いに静電吸着させる。吸着された金属
ウエブと合紙ウエブとは、一対のニップローラによって
挟み込まれて密着されたのち、走間カッタで所定の長さ
のシート状に切断される。そして、切断されたシート
は、コンベア等の搬送機構を介して積層位置まで搬送さ
れたのち、シュートを介して積層位置に束状に積層され
る。一方、合紙がオールパルプの場合には、合紙の密着
工程の上流側に乾燥工程を配置して、合紙の含水率を均
一にする方法が知られている。
【0004】特願平7─242046号に開示された積
層装置は、積層台が傾斜して設けられており、この積層
装置によれば、次シートを前シートの上を接触させなが
ら積層していく。そして、前シートと次シートとの間に
発生した静電気力によって次シートが減速した後、衝撃
を与えることで前シート上に積層される。また、前記積
層装置では、シートを積層する際に、ガイド機構側では
前シートと次シートとの接触部分は少なく、サイドスト
ッパ側では前シートと次シートとの接触部分が多くな
る。したがって、前記積層装置では、静電気力によるシ
ート減速の度合いが、ガイド機構側よりもサイドストッ
パ側が大きくなるので、シートが緩衝装置に斜めに衝突
し、この衝突部が折れてしまう。これを解決するために
ストッパーから吹き出すエアー量を、ガイド機構側より
もサイドストッパー側を多くしてシートの減速の度合い
がシートの幅方向で均一になるようにエアー量と風速と
を調整している。
層装置は、積層台が傾斜して設けられており、この積層
装置によれば、次シートを前シートの上を接触させなが
ら積層していく。そして、前シートと次シートとの間に
発生した静電気力によって次シートが減速した後、衝撃
を与えることで前シート上に積層される。また、前記積
層装置では、シートを積層する際に、ガイド機構側では
前シートと次シートとの接触部分は少なく、サイドスト
ッパ側では前シートと次シートとの接触部分が多くな
る。したがって、前記積層装置では、静電気力によるシ
ート減速の度合いが、ガイド機構側よりもサイドストッ
パ側が大きくなるので、シートが緩衝装置に斜めに衝突
し、この衝突部が折れてしまう。これを解決するために
ストッパーから吹き出すエアー量を、ガイド機構側より
もサイドストッパー側を多くしてシートの減速の度合い
がシートの幅方向で均一になるようにエアー量と風速と
を調整している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パルプ
製のものを合紙ウエブとして用いると、合紙ウエブロー
ルの外周部や合紙ウエブロールの幅方向端部が、運搬場
所や保管場所の水分を吸収して含水率が高くなっている
ので、その部分が金属ウエブに吸着しないことがあり、
カッタでシート状に切断した時に合紙が剥がれてしまい
製品不良が発生するという欠点がある。
製のものを合紙ウエブとして用いると、合紙ウエブロー
ルの外周部や合紙ウエブロールの幅方向端部が、運搬場
所や保管場所の水分を吸収して含水率が高くなっている
ので、その部分が金属ウエブに吸着しないことがあり、
カッタでシート状に切断した時に合紙が剥がれてしまい
製品不良が発生するという欠点がある。
【0006】また上記理由により、合紙ウエブの幅方向
中央部に比べて幅方向端部の含水率が高いために、シー
トの端部では金属ウエブと合紙ウエブとの吸着力が低下
する。更に、前記積層装置で積層する際には、シートの
サイドストッパ側において後端ストッパから吹き出すエ
アの風速が速いために、合紙シートが金属シートから剥
がれてしまう。これを解決するために、帯電装置の設定
電圧を上げて積層すると、合紙端部における合紙剥がれ
はなくなるが、合紙中央部の含水率が極端に低くなるた
めに、次シートを前シートに接触させながら積層する時
に、過度の静電気力がはたらいて、シートが緩衝装置に
当たる前にシートが停止して積層できなくなるという欠
点がある。
中央部に比べて幅方向端部の含水率が高いために、シー
トの端部では金属ウエブと合紙ウエブとの吸着力が低下
する。更に、前記積層装置で積層する際には、シートの
サイドストッパ側において後端ストッパから吹き出すエ
アの風速が速いために、合紙シートが金属シートから剥
がれてしまう。これを解決するために、帯電装置の設定
電圧を上げて積層すると、合紙端部における合紙剥がれ
はなくなるが、合紙中央部の含水率が極端に低くなるた
めに、次シートを前シートに接触させながら積層する時
に、過度の静電気力がはたらいて、シートが緩衝装置に
当たる前にシートが停止して積層できなくなるという欠
点がある。
【0007】このため、従来の帯電電圧の設定は、ライ
ンを運転したのち、カッタの下流側のコンベア上で金属
ウエブから合紙ウエブが剥がれていないことを確認し、
そして、積層部に滑らせる時にシュートの途中で停止す
ることなく積層できる状態になるまで作業者の経験で調
整を行っている。この間は、ラインを低速で運転してい
るので、生産性が低下する原因となっている。また、帯
電条件が不適切な場合には、積層装置で不具合の原因と
なり製品の歩留りが低下するほか、不具合を復旧するた
めにラインを停止しなければならないので、生産性も低
下する。
ンを運転したのち、カッタの下流側のコンベア上で金属
ウエブから合紙ウエブが剥がれていないことを確認し、
そして、積層部に滑らせる時にシュートの途中で停止す
ることなく積層できる状態になるまで作業者の経験で調
整を行っている。この間は、ラインを低速で運転してい
るので、生産性が低下する原因となっている。また、帯
電条件が不適切な場合には、積層装置で不具合の原因と
なり製品の歩留りが低下するほか、不具合を復旧するた
めにラインを停止しなければならないので、生産性も低
下する。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、金属ウエブと合紙ウエブとを安定して吸着さ
せて円滑に積層することができる金属ウエブと合紙ウエ
ブとの吸着方法及びその装置を提供することを目的とす
る。
たもので、金属ウエブと合紙ウエブとを安定して吸着さ
せて円滑に積層することができる金属ウエブと合紙ウエ
ブとの吸着方法及びその装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、長尺状の合紙ウエブを、その幅方向中央部の
含水率よりも幅方向端部の含水率が低くなるように乾燥
させたのち、該合紙ウエブと金属ウエブとを帯電させて
静電吸着させることを特徴とする。本発明は、合紙ウエ
ブの幅方向端部の含水率が、幅方向中央部の含水率より
も低くなるように合紙ウエブを乾燥させたので、金属ウ
エブと合紙ウエブとを安定して吸着することができ、ま
た、幅方向中央部に過度の静電気力がはたらかないの
で、シートを円滑に積層することができる。
する為に、長尺状の合紙ウエブを、その幅方向中央部の
含水率よりも幅方向端部の含水率が低くなるように乾燥
させたのち、該合紙ウエブと金属ウエブとを帯電させて
静電吸着させることを特徴とする。本発明は、合紙ウエ
ブの幅方向端部の含水率が、幅方向中央部の含水率より
も低くなるように合紙ウエブを乾燥させたので、金属ウ
エブと合紙ウエブとを安定して吸着することができ、ま
た、幅方向中央部に過度の静電気力がはたらかないの
で、シートを円滑に積層することができる。
【0010】また、本発明では、パルプ製合紙ウエブの
剥がれの原因が、含水率が4.8%を超えた時に発生す
ることを実験により確認した。また、含水率が3.0未
満になると帯電量過多により、積層時にシートがシュー
トに吸着して積層不良を起こすことを実験により確認し
た。これにより、本発明によれば、合紙ウエブの含水率
を3.0〜4.8%の範囲に設定したのち、合紙ウエブ
と金属ウエブとを帯電させて静電吸着させるようにした
ので、金属ウエブとパルプ製合紙ウエブとを安定して吸
着させることができる。前記含水率は、3.0〜4.5
に設定することが好ましく、特に3.5〜4.3に設定
することがより好ましい。
剥がれの原因が、含水率が4.8%を超えた時に発生す
ることを実験により確認した。また、含水率が3.0未
満になると帯電量過多により、積層時にシートがシュー
トに吸着して積層不良を起こすことを実験により確認し
た。これにより、本発明によれば、合紙ウエブの含水率
を3.0〜4.8%の範囲に設定したのち、合紙ウエブ
と金属ウエブとを帯電させて静電吸着させるようにした
ので、金属ウエブとパルプ製合紙ウエブとを安定して吸
着させることができる。前記含水率は、3.0〜4.5
に設定することが好ましく、特に3.5〜4.3に設定
することがより好ましい。
【0011】このため本発明は、熱風で合紙ウエブを乾
燥させる乾燥手段を備え、この乾燥手段で乾燥された合
紙ウエブの含水率を含水率計測手段で計測し、そして、
含水率計測手段で計測される合紙ウエブの含水率が3.
0〜4.8%の範囲になるように、前記乾燥手段を制御
手段によって制御している。前記乾燥手段は、ヒータの
温度を設定する温度設定器とファンの回転数を可変する
モータとから構成されており、前記制御手段は、その温
度設定器を制御して合紙ウエブの含水率を制御してい
る。
燥させる乾燥手段を備え、この乾燥手段で乾燥された合
紙ウエブの含水率を含水率計測手段で計測し、そして、
含水率計測手段で計測される合紙ウエブの含水率が3.
0〜4.8%の範囲になるように、前記乾燥手段を制御
手段によって制御している。前記乾燥手段は、ヒータの
温度を設定する温度設定器とファンの回転数を可変する
モータとから構成されており、前記制御手段は、その温
度設定器を制御して合紙ウエブの含水率を制御してい
る。
【0012】また、温度の異なる熱風を吹き出すノズル
を、合紙ウエブの幅方向に複数配置すれば、合紙ウエブ
の幅方向における含水率を可変できる。例えば、幅方向
中央部から幅方向端部に向かうに従って、温度が高く湿
度の低い熱風を吹きだせば、合紙ウエブは、幅方向中央
部から幅方向端部に向かうに従って含水率が低くなるよ
うに乾燥される。また、前記ノズルを合紙ウエブの幅方
向に移動させることにより、あらゆる含水率分布の合紙
ウエブの乾燥が可能となる。
を、合紙ウエブの幅方向に複数配置すれば、合紙ウエブ
の幅方向における含水率を可変できる。例えば、幅方向
中央部から幅方向端部に向かうに従って、温度が高く湿
度の低い熱風を吹きだせば、合紙ウエブは、幅方向中央
部から幅方向端部に向かうに従って含水率が低くなるよ
うに乾燥される。また、前記ノズルを合紙ウエブの幅方
向に移動させることにより、あらゆる含水率分布の合紙
ウエブの乾燥が可能となる。
【0013】また、合紙ウエブの幅方向中央部の含水率
よりも端部の含水率が低くなるようにするためには、合
紙の中央部を加湿空気又は蒸気を吹きつける等の手段に
より加湿したのちに、乾燥手段により所定の含水率に制
御することでも本発明と同様な効果が得られる。
よりも端部の含水率が低くなるようにするためには、合
紙の中央部を加湿空気又は蒸気を吹きつける等の手段に
より加湿したのちに、乾燥手段により所定の含水率に制
御することでも本発明と同様な効果が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る金属ウエブと合紙ウエブとの吸着方法及びその装置の
好ましい実施の形態について詳説する。図1は、PS版
を製造するウエブ切断装置の全体構造図である。同図に
示すウエブ切断装置は、アルミニウム板(金属ウエブ)
10が巻回された巻軸12を有する巻戻し装置14、パ
ルプ製合紙ウエブ(合紙ウエブ)16が巻回された巻軸
18を有する巻戻し装置20、パルプ製合紙ウエブ16
の乾燥装置(乾燥手段)22、アルミニウム板10とパ
ルプ製合紙ウエブ16とを密着させる一対のニップロー
ラ24、アルミニウム板10とパルプ製合紙ウエブ16
とを静電吸着させる帯電装置(帯電手段)26、アルミ
ニウム板10とパルプ製合紙ウエブ16とが吸着したウ
エブを所定幅に裁断するスリッタ28、スリッタ28で
裁断されたウエブを所定長さのシート30に切断する走
間カッタ32、及びシート30を積層装置34に搬送す
る3台のコンベア36、36、36を備えている。
る金属ウエブと合紙ウエブとの吸着方法及びその装置の
好ましい実施の形態について詳説する。図1は、PS版
を製造するウエブ切断装置の全体構造図である。同図に
示すウエブ切断装置は、アルミニウム板(金属ウエブ)
10が巻回された巻軸12を有する巻戻し装置14、パ
ルプ製合紙ウエブ(合紙ウエブ)16が巻回された巻軸
18を有する巻戻し装置20、パルプ製合紙ウエブ16
の乾燥装置(乾燥手段)22、アルミニウム板10とパ
ルプ製合紙ウエブ16とを密着させる一対のニップロー
ラ24、アルミニウム板10とパルプ製合紙ウエブ16
とを静電吸着させる帯電装置(帯電手段)26、アルミ
ニウム板10とパルプ製合紙ウエブ16とが吸着したウ
エブを所定幅に裁断するスリッタ28、スリッタ28で
裁断されたウエブを所定長さのシート30に切断する走
間カッタ32、及びシート30を積層装置34に搬送す
る3台のコンベア36、36、36を備えている。
【0015】アルミニウム板10の巻戻し装置14は、
巻軸12を矢印方向に回転させてアルミニウム板10を
送り出すための図示しない回転駆動源を備えている。こ
の巻戻し装置14で巻き戻されたアルミニウム板10
は、複数のパスローラ38、38…を介して搬送されて
デカール装置40に導かれ、このデカール装置40によ
ってアルミニウム板10の巻き癖が矯正される。前記デ
カール装置40の複数のデカールローラ42、42…
は、前記パスローラ38よりも小径(30mm〜80m
m)のものが使用されている。
巻軸12を矢印方向に回転させてアルミニウム板10を
送り出すための図示しない回転駆動源を備えている。こ
の巻戻し装置14で巻き戻されたアルミニウム板10
は、複数のパスローラ38、38…を介して搬送されて
デカール装置40に導かれ、このデカール装置40によ
ってアルミニウム板10の巻き癖が矯正される。前記デ
カール装置40の複数のデカールローラ42、42…
は、前記パスローラ38よりも小径(30mm〜80m
m)のものが使用されている。
【0016】一方、合紙ウエブ16の巻戻し装置20
は、アルミニウム板10の巻戻し装置14と同様に巻軸
18を図中矢印方向に回転させて、合紙ウエブ16を送
り出すための図示しない回転駆動源を備えている。この
巻戻し装置20で巻き戻された合紙ウエブ16は、複数
のパスローラ44、44…を介して搬送されて乾燥装置
22に導かれ、この乾燥装置22によって所定の含水率
の範囲になるように乾燥される。
は、アルミニウム板10の巻戻し装置14と同様に巻軸
18を図中矢印方向に回転させて、合紙ウエブ16を送
り出すための図示しない回転駆動源を備えている。この
巻戻し装置20で巻き戻された合紙ウエブ16は、複数
のパスローラ44、44…を介して搬送されて乾燥装置
22に導かれ、この乾燥装置22によって所定の含水率
の範囲になるように乾燥される。
【0017】図2は、前記乾燥装置22の正面図、図3
は図2に示した乾燥装置22の上面図である。図2にお
いて前記乾燥装置22は、ヒータ46、ファン48、ノ
ズル50、及びこのノズル50を覆うケーシング52か
ら構成される。前記ノズル50は図3に示すように、横
方向(合紙ウエブ16の幅方向)に並設された各5台の
ノズル50A、50B、50C、50D、50Eから構
成され、これらの各ノズル50A〜50Eは合紙ウエブ
16の搬送域を挟んで対向設置されている。
は図2に示した乾燥装置22の上面図である。図2にお
いて前記乾燥装置22は、ヒータ46、ファン48、ノ
ズル50、及びこのノズル50を覆うケーシング52か
ら構成される。前記ノズル50は図3に示すように、横
方向(合紙ウエブ16の幅方向)に並設された各5台の
ノズル50A、50B、50C、50D、50Eから構
成され、これらの各ノズル50A〜50Eは合紙ウエブ
16の搬送域を挟んで対向設置されている。
【0018】前記ノズル50A、50Eは、合紙ウエブ
16の幅方向端部を乾燥させるためのノズルであり、そ
れぞれ可撓パイプ100を介して、前記ヒータ46を構
成するヒータ46Aに接続されている。また、前記ノズ
ル50A、50Eは、それぞれボールねじ送り機構(移
動手段)のボールねじ102に螺合されている。このボ
ールねじ102がモータ104で回転駆動されると、前
記ノズル50A、50Eは図2に示すLMガイド106
をガイドとして図3中矢印方向に移動されて、合紙ウエ
ブ16の幅方向に対する位置が位置決めされる。
16の幅方向端部を乾燥させるためのノズルであり、そ
れぞれ可撓パイプ100を介して、前記ヒータ46を構
成するヒータ46Aに接続されている。また、前記ノズ
ル50A、50Eは、それぞれボールねじ送り機構(移
動手段)のボールねじ102に螺合されている。このボ
ールねじ102がモータ104で回転駆動されると、前
記ノズル50A、50Eは図2に示すLMガイド106
をガイドとして図3中矢印方向に移動されて、合紙ウエ
ブ16の幅方向に対する位置が位置決めされる。
【0019】前記ノズル50B、50C、50Dは、合
紙ウエブ16の幅方向中央部を乾燥させるためのノズル
であり、それぞれパイプ108を介して、前記ヒータ4
6を構成するヒータ46Bに接続されている。なお、本
実施の形態ではノズル50B、50C、50Dを固定型
としたが、ノズル50A、50Eと同様に移動型として
も良い。
紙ウエブ16の幅方向中央部を乾燥させるためのノズル
であり、それぞれパイプ108を介して、前記ヒータ4
6を構成するヒータ46Bに接続されている。なお、本
実施の形態ではノズル50B、50C、50Dを固定型
としたが、ノズル50A、50Eと同様に移動型として
も良い。
【0020】図2において、合紙ウエブ16は、ケーシ
ング52の上面に形成された入口開口部54から右側の
ノズル50(ノズル50A〜50D)と、左側のノズル
50(ノズル50A〜50D)との隙間56に搬送さ
れ、そして、隙間56の下部に配置されたパスローラ5
8によって上方に方向転換されたのち、隙間56に再度
搬送される。合紙ウエブ16は、この間で所定の含水率
になるように乾燥される。そして、合紙ウエブ16は、
ケーシング52の出口開口部60から搬出されたのち、
図1に示す複数のパスローラ62、62…を介して前記
ニップローラ24に向けて搬送される。
ング52の上面に形成された入口開口部54から右側の
ノズル50(ノズル50A〜50D)と、左側のノズル
50(ノズル50A〜50D)との隙間56に搬送さ
れ、そして、隙間56の下部に配置されたパスローラ5
8によって上方に方向転換されたのち、隙間56に再度
搬送される。合紙ウエブ16は、この間で所定の含水率
になるように乾燥される。そして、合紙ウエブ16は、
ケーシング52の出口開口部60から搬出されたのち、
図1に示す複数のパスローラ62、62…を介して前記
ニップローラ24に向けて搬送される。
【0021】前記乾燥装置22の上流側、及び下流側に
は水分量測定器(含水率計測手段)64、66が合紙ウ
エブ16の幅方向にそれぞれ3台配置される。この水分
量測定器64、66(赤外線水分計・日本たばこ産業株
式会社開発、商品名「JE−100」)は、合紙ウエブ
16の幅方向において、中央部とその両端部の3点の水
分値を計測するものであり、その水分値を示すデータは
図4に示すCPU68に出力される。CPU68は前記
データに基づいて合紙ウエブ16の3点の含水率を算出
する。また、CPU68は、算出した含水率に基づい
て、合紙ウエブ16の含水率が3.0〜4.8%の範囲
となるように、乾燥装置22のヒータ46A、46Bの
温度設定器47A、47Bを制御すると共に、合紙ウエ
ブ16の幅方向中央部から幅方向端部に向かうに従って
含水率が低くなるように前記温度設定器47A、47B
を制御する。符号49A、49Bは、乾燥装置22のフ
ァン48A、48Bを駆動するモータである。
は水分量測定器(含水率計測手段)64、66が合紙ウ
エブ16の幅方向にそれぞれ3台配置される。この水分
量測定器64、66(赤外線水分計・日本たばこ産業株
式会社開発、商品名「JE−100」)は、合紙ウエブ
16の幅方向において、中央部とその両端部の3点の水
分値を計測するものであり、その水分値を示すデータは
図4に示すCPU68に出力される。CPU68は前記
データに基づいて合紙ウエブ16の3点の含水率を算出
する。また、CPU68は、算出した含水率に基づい
て、合紙ウエブ16の含水率が3.0〜4.8%の範囲
となるように、乾燥装置22のヒータ46A、46Bの
温度設定器47A、47Bを制御すると共に、合紙ウエ
ブ16の幅方向中央部から幅方向端部に向かうに従って
含水率が低くなるように前記温度設定器47A、47B
を制御する。符号49A、49Bは、乾燥装置22のフ
ァン48A、48Bを駆動するモータである。
【0022】図1において、デカール装置40の下流側
には、一対のニップローラ24、24が配置される。図
5において、アルミニウム板10は感光性組成物の塗布
面を上方に向けた状態でニップローラ24に向けて搬送
される。そして、アルミニウム板10は、ニップローラ
24、24を通過する際に、上部のニップローラ24に
巻回されてきた合紙ウエブ16が、その塗布面に被せら
れると共に、ニップローラ24、24によって挟まれ
る。これによって、アルミニウム板10の塗布面に、合
紙ウエブ16が密着される。
には、一対のニップローラ24、24が配置される。図
5において、アルミニウム板10は感光性組成物の塗布
面を上方に向けた状態でニップローラ24に向けて搬送
される。そして、アルミニウム板10は、ニップローラ
24、24を通過する際に、上部のニップローラ24に
巻回されてきた合紙ウエブ16が、その塗布面に被せら
れると共に、ニップローラ24、24によって挟まれ
る。これによって、アルミニウム板10の塗布面に、合
紙ウエブ16が密着される。
【0023】ニップローラ24、24の下流側には、帯
電装置26が設置される。この帯電装置26は、アルミ
ニウム板10と合紙ウエブ16とを帯電させるための放
電針70を備えている。放電針70は、アルミニウム板
10と合紙ウエブ16との幅方向に所定の間隔をもって
多数本設置されている。図示しない高電圧装置から前記
放電針70、70…に電圧を印加すると、放電針70、
70…から−イオンが放出されることにより、アルミニ
ウム板10と合紙ウエブ16とがマイナスに帯電されて
静電吸着される。
電装置26が設置される。この帯電装置26は、アルミ
ニウム板10と合紙ウエブ16とを帯電させるための放
電針70を備えている。放電針70は、アルミニウム板
10と合紙ウエブ16との幅方向に所定の間隔をもって
多数本設置されている。図示しない高電圧装置から前記
放電針70、70…に電圧を印加すると、放電針70、
70…から−イオンが放出されることにより、アルミニ
ウム板10と合紙ウエブ16とがマイナスに帯電されて
静電吸着される。
【0024】帯電装置26の下流側には図1に示すよう
に、一対のフィードローラ72、72が設置される。静
電吸着されたアルミニウム板10と合紙ウエブ16と
は、フィードローラ72、72の回転駆動力によりスリ
ッタ28に搬送され、スリッタ28の刃74、74で所
定幅に裁断されたのち、走間カッタ32で所定長さのシ
ート30に切断される。このシート30は、3台のコン
ベア36、36、36によって積層装置34に搬送され
る。また、途中の工程で品質に問題があると判別された
シート31は、振分装置76によって廃棄箱78に排出
される。
に、一対のフィードローラ72、72が設置される。静
電吸着されたアルミニウム板10と合紙ウエブ16と
は、フィードローラ72、72の回転駆動力によりスリ
ッタ28に搬送され、スリッタ28の刃74、74で所
定幅に裁断されたのち、走間カッタ32で所定長さのシ
ート30に切断される。このシート30は、3台のコン
ベア36、36、36によって積層装置34に搬送され
る。また、途中の工程で品質に問題があると判別された
シート31は、振分装置76によって廃棄箱78に排出
される。
【0025】前記積層装置34は、後段の搬送コンベア
36から順次投入される良品シート30を、図示しない
サイドストッパによりシート30の側面を揃えてテーブ
ル80上に積層するものである。この積層装置34は、
シート30をテーブル80上に滑らせて積層するシュー
ト82、シート30の投入方向に配置されてシート30
の衝撃吸収を行う緩衝装置84、及び投入方向にエアー
を噴出する手段を備えたシート後端ストッパ86を備え
ている。
36から順次投入される良品シート30を、図示しない
サイドストッパによりシート30の側面を揃えてテーブ
ル80上に積層するものである。この積層装置34は、
シート30をテーブル80上に滑らせて積層するシュー
ト82、シート30の投入方向に配置されてシート30
の衝撃吸収を行う緩衝装置84、及び投入方向にエアー
を噴出する手段を備えたシート後端ストッパ86を備え
ている。
【0026】ところで、パルプ製合紙ウエブ16の含水
率と、合紙ウエブ16の剥がれ発生率とは図6に示す関
係がある。図6の縦軸は合紙ウエブ16の剥離発生率を
示し、横軸は含水率を示している。同図に示すように、
含水率が4.8%までは、発生率が0%であるものの、
4.8%を超えると急激に増加する傾向にある。従っ
て、合紙ウエブ16の含水率は4.8%以内に抑える必
要がある。
率と、合紙ウエブ16の剥がれ発生率とは図6に示す関
係がある。図6の縦軸は合紙ウエブ16の剥離発生率を
示し、横軸は含水率を示している。同図に示すように、
含水率が4.8%までは、発生率が0%であるものの、
4.8%を超えると急激に増加する傾向にある。従っ
て、合紙ウエブ16の含水率は4.8%以内に抑える必
要がある。
【0027】また、合紙ウエブ16の含水率と、シート
30の積層不良発生率(シート30がシュート82に吸
着する発生率)とは図7に示す関係にある。図7の縦軸
は積層不良発生率を示し、横軸は含水率を示している。
同図に示すように、含水率が3.0%未満になると帯電
量過多により、積層時にシート30がシュート82に吸
着して積層不良を起こす。含水率が3.0%以上であれ
ば、発生率は0%である。したがって、合紙ウエブ16
の含水率は3.0%以上に設定する必要がある。
30の積層不良発生率(シート30がシュート82に吸
着する発生率)とは図7に示す関係にある。図7の縦軸
は積層不良発生率を示し、横軸は含水率を示している。
同図に示すように、含水率が3.0%未満になると帯電
量過多により、積層時にシート30がシュート82に吸
着して積層不良を起こす。含水率が3.0%以上であれ
ば、発生率は0%である。したがって、合紙ウエブ16
の含水率は3.0%以上に設定する必要がある。
【0028】よって、シート30を安定して積層するた
めには、合紙ウエブ16の含水率を3.0〜4.8%の
範囲に設定する必要があり、この含水率の制御を、図4
に示した乾燥装置22、水分量測定器64、66、及び
CPU68によって行う。即ち、CPU68は、2台の
水分量測定器64、66から出力される水分値に基づい
て含水率を算出する。そして、CPU68は、前記含水
率が3.0〜4.8%の範囲となるように、且つ、合紙
ウエブ16の幅方向中央部から幅方向端部に向かうに従
って含水率が低くなるように、乾燥装置22の温度設定
器47A、47Bを制御する。
めには、合紙ウエブ16の含水率を3.0〜4.8%の
範囲に設定する必要があり、この含水率の制御を、図4
に示した乾燥装置22、水分量測定器64、66、及び
CPU68によって行う。即ち、CPU68は、2台の
水分量測定器64、66から出力される水分値に基づい
て含水率を算出する。そして、CPU68は、前記含水
率が3.0〜4.8%の範囲となるように、且つ、合紙
ウエブ16の幅方向中央部から幅方向端部に向かうに従
って含水率が低くなるように、乾燥装置22の温度設定
器47A、47Bを制御する。
【0029】
【実施例】金属の支持体として厚さが0.2mm、幅が
1310mmのアルミニウム薄板(JIS合金105
0)のウエブを用い、合紙として天然パルプ100%、
厚さ0.05mm、坪量35g/mm2 、幅1310m
mの合紙ウエブを用いる。その他の条件として巻戻し装
置の速度を20m/min、デカール装置を構成するデ
カールローラの直径が60mm、スリッタにより裁断さ
れるウエブの幅が1300mm、走間カッタで切断され
るシートの切断長さが1120mm、コンベアの搬送速
度を80m/minに設定する。
1310mmのアルミニウム薄板(JIS合金105
0)のウエブを用い、合紙として天然パルプ100%、
厚さ0.05mm、坪量35g/mm2 、幅1310m
mの合紙ウエブを用いる。その他の条件として巻戻し装
置の速度を20m/min、デカール装置を構成するデ
カールローラの直径が60mm、スリッタにより裁断さ
れるウエブの幅が1300mm、走間カッタで切断され
るシートの切断長さが1120mm、コンベアの搬送速
度を80m/minに設定する。
【0030】更に、デカール装置の下流側のニップロー
ラの直径を250mm、帯電装置の放電針として直径3
mm、長さ15mmのステンレス鋼を使用し、20mm
ピッチで72本をウエブ幅方向に配列した。また、ウエ
ブから帯電装置のアースまでの高さは20〜100mm
の間で設置することが望ましく、本実施例では45mm
の高さに設定し、帯電電圧を−10kvに設定した。
ラの直径を250mm、帯電装置の放電針として直径3
mm、長さ15mmのステンレス鋼を使用し、20mm
ピッチで72本をウエブ幅方向に配列した。また、ウエ
ブから帯電装置のアースまでの高さは20〜100mm
の間で設置することが望ましく、本実施例では45mm
の高さに設定し、帯電電圧を−10kvに設定した。
【0031】また、ノズル50A〜50Eの噴射口の幅
を8mm、長さを700mmとして、ノズル50A〜5
0Eと合紙ウエブ16との隙間を50mmに設定した。
また、ノズル50A、50A、50E、50Eはそれぞ
れ合紙ウエブ16の端部から120mm離れた位置に設
定し、50C、50Cは合紙ウエブ16の幅方向中央部
に設定し、ノズル50B、50B、50D、50Dはノ
ズル50C、50Cからそれぞれ300mm離れた位置
に設定した。
を8mm、長さを700mmとして、ノズル50A〜5
0Eと合紙ウエブ16との隙間を50mmに設定した。
また、ノズル50A、50A、50E、50Eはそれぞ
れ合紙ウエブ16の端部から120mm離れた位置に設
定し、50C、50Cは合紙ウエブ16の幅方向中央部
に設定し、ノズル50B、50B、50D、50Dはノ
ズル50C、50Cからそれぞれ300mm離れた位置
に設定した。
【0032】〔第1実施例〕ライン速度を20m/mi
nに設定し、含水率とヒータの設定温度との関係を予め
実験的に求めた。この結果を図8に示す。そして、図9
に示す合紙ウエブ16を乾燥する。この合紙ウエブ16
は、幅方向において含水率が略一定の5.0%である。
nに設定し、含水率とヒータの設定温度との関係を予め
実験的に求めた。この結果を図8に示す。そして、図9
に示す合紙ウエブ16を乾燥する。この合紙ウエブ16
は、幅方向において含水率が略一定の5.0%である。
【0033】図8の測定結果による含水率とヒータの設
定温度との相関に基づき、CPU68(図4参照)によ
りヒータ温度設定器47A、47Aの設定温度を150
℃、ヒータ温度設定器47B、47Bの設定温度を10
0℃に設定して運転した。この結果を図9に示す。図9
の縦軸は含水率を示し、横軸は合紙ウエブ16の幅長を
示している。同図によれば、乾燥装置22の上流側で合
紙ウエブ16の含水率が合紙ウエブ16の幅方向で略均
一に5.0%であったものが、乾燥装置22の下流側で
は、合紙ウエブ16の端部の含水率が3.6%で、中央
部では4.0%に減少した。これにより、帯電装置によ
る金属ウエブと合紙ウエブとの吸着時に、これまで金属
ウエブと合紙ウエブとが吸着しないで、コンベア上で合
紙ウエブが剥がれてしまったものが確実に吸着するよう
になった。
定温度との相関に基づき、CPU68(図4参照)によ
りヒータ温度設定器47A、47Aの設定温度を150
℃、ヒータ温度設定器47B、47Bの設定温度を10
0℃に設定して運転した。この結果を図9に示す。図9
の縦軸は含水率を示し、横軸は合紙ウエブ16の幅長を
示している。同図によれば、乾燥装置22の上流側で合
紙ウエブ16の含水率が合紙ウエブ16の幅方向で略均
一に5.0%であったものが、乾燥装置22の下流側で
は、合紙ウエブ16の端部の含水率が3.6%で、中央
部では4.0%に減少した。これにより、帯電装置によ
る金属ウエブと合紙ウエブとの吸着時に、これまで金属
ウエブと合紙ウエブとが吸着しないで、コンベア上で合
紙ウエブが剥がれてしまったものが確実に吸着するよう
になった。
【0034】図11は4000mの合紙ウエブ16を乾
燥装置を運転しないで連続供給した時の含水率の変化で
あり、図10は図11の合紙ウエブと同じ保管状態で、
同程度の含水率であった合紙ウエブを乾燥装置22の設
定条件を一定として、供給開始から1000mまで乾燥
装置22の運転を実施した場合の含水率変化を示したも
のである。
燥装置を運転しないで連続供給した時の含水率の変化で
あり、図10は図11の合紙ウエブと同じ保管状態で、
同程度の含水率であった合紙ウエブを乾燥装置22の設
定条件を一定として、供給開始から1000mまで乾燥
装置22の運転を実施した場合の含水率変化を示したも
のである。
【0035】〔第2実施例〕CPU68によりヒータ温
度設定器47A、47Bを制御した場合を図12に示
す。第1実施例に比べて含水率の変動は小さくなり、シ
ートの積層状態はより安定した。 〔第3実施例〕図13に示す合紙ウエブ16を乾燥す
る。この合紙ウエブ16は、中央部の含水率が4.3%
であり、端部の含水率が5.0%である。そして、ライ
ン速度を20m/minに設定し、乾燥装置22に供給
される空気を温度25℃、湿度30%に設定して乾燥さ
せた。この場合、乾燥装置22のヒータ温度設定器47
Aは、乾燥装置22の入口側の含水率の測定結果と、含
水率のヒータの設定温度との関係図により演算されて1
30℃に設定された。合紙ウエブ16の中央部は、乾燥
装置22の入口側の含水率の測定結果と含水率とヒータ
の設定温度との関係図により乾燥させる必要がないた
め、ヒータは運転せず、ファン48Bのみ運転するよう
に設定された。この結果、乾燥装置22の上流側の合紙
ウエブ16の端部の含水率が5.0%であったものが
3.8%となり、これまで積層部でストッパから引き出
すエアによって合紙ウエブが剥がれていたものが皆無と
なった。
度設定器47A、47Bを制御した場合を図12に示
す。第1実施例に比べて含水率の変動は小さくなり、シ
ートの積層状態はより安定した。 〔第3実施例〕図13に示す合紙ウエブ16を乾燥す
る。この合紙ウエブ16は、中央部の含水率が4.3%
であり、端部の含水率が5.0%である。そして、ライ
ン速度を20m/minに設定し、乾燥装置22に供給
される空気を温度25℃、湿度30%に設定して乾燥さ
せた。この場合、乾燥装置22のヒータ温度設定器47
Aは、乾燥装置22の入口側の含水率の測定結果と、含
水率のヒータの設定温度との関係図により演算されて1
30℃に設定された。合紙ウエブ16の中央部は、乾燥
装置22の入口側の含水率の測定結果と含水率とヒータ
の設定温度との関係図により乾燥させる必要がないた
め、ヒータは運転せず、ファン48Bのみ運転するよう
に設定された。この結果、乾燥装置22の上流側の合紙
ウエブ16の端部の含水率が5.0%であったものが
3.8%となり、これまで積層部でストッパから引き出
すエアによって合紙ウエブが剥がれていたものが皆無と
なった。
【0036】〔第4実施例〕図14に示す合紙ウエブ1
6を乾燥する。この合紙ウエブ16は、中央部の含水率
が4.3%であり、合紙ウエブ16の幅方向端部から1
20mmの位置の含水率は4.6%であった。また、含
水率測定装置を合紙ウエブの端部から50mmの位置に
設定した場合には、含水率は5.1%であった。そし
て、ライン速度を20m/minに設定して運転した。
この測定結果より、ノズル50A、50Eをボールねじ
送り装置によって移動させて合紙ウエブ16の端部から
50mmの位置に位置決めした。これにより、合紙ウエ
ブ16の含水率の高い部分の乾燥が、図15に示すよう
に確実に実施できるようになった。
6を乾燥する。この合紙ウエブ16は、中央部の含水率
が4.3%であり、合紙ウエブ16の幅方向端部から1
20mmの位置の含水率は4.6%であった。また、含
水率測定装置を合紙ウエブの端部から50mmの位置に
設定した場合には、含水率は5.1%であった。そし
て、ライン速度を20m/minに設定して運転した。
この測定結果より、ノズル50A、50Eをボールねじ
送り装置によって移動させて合紙ウエブ16の端部から
50mmの位置に位置決めした。これにより、合紙ウエ
ブ16の含水率の高い部分の乾燥が、図15に示すよう
に確実に実施できるようになった。
【0037】この結果、従来の方法ではライン運転開始
時に合紙ウエブが剥がれることで製品不良が10m〜5
00mあったものが、全く発生しなくなり、歩留りが向
上した。
時に合紙ウエブが剥がれることで製品不良が10m〜5
00mあったものが、全く発生しなくなり、歩留りが向
上した。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の金属ウエ
ブと合紙ウエブとの吸着方法及びその装置によれば、合
紙ウエブの幅方向中央部の含水率より幅方向端部の含水
率が低くなるように乾燥させたのち、合紙ウエブと金属
ウエブとを帯電させて静電吸着させるようにしたので、
金属ウエブと合紙ウエブとを安定して吸着させて積層さ
せることができる。
ブと合紙ウエブとの吸着方法及びその装置によれば、合
紙ウエブの幅方向中央部の含水率より幅方向端部の含水
率が低くなるように乾燥させたのち、合紙ウエブと金属
ウエブとを帯電させて静電吸着させるようにしたので、
金属ウエブと合紙ウエブとを安定して吸着させて積層さ
せることができる。
【図1】ウエブ切断装置の実施の形態を示す全体構造図
【図2】乾燥装置の側面図
【図3】乾燥装置の上面図
【図4】乾燥装置の制御系を示すブロック図
【図5】ニップローラと帯電装置の配置図
【図6】含水率に対する合紙ウエブの剥離発生率を示す
図
図
【図7】含水率に対する積層不良発生率を示す図
【図8】含水率とヒータの設定温度との関係を実験的に
求めた相関図
求めた相関図
【図9】第1実施例における乾燥前後の含水率を示す説
明図
明図
【図10】合紙ウエブの使用長さと含水率との関係を示
す相関図
す相関図
【図11】合紙ウエブの使用長さと含水率との関係を示
す相関図
す相関図
【図12】第2実施例における乾燥前後の含水率を示す
説明図
説明図
【図13】第3実施例における乾燥前後の含水率を示す
説明図
説明図
【図14】第4実施例における乾燥前の含水率を示す説
明図
明図
【図15】第4実施例における乾燥前後前の含水率を示
す説明図
す説明図
10…アルミニウム板 16…パルプ製合紙ウエブ 22…乾燥装置 26…帯電装置 34…積層装置 36…コンベア 50…ノズル 64、66…水分量測定器 68…CPU
Claims (6)
- 【請求項1】長尺状の合紙ウエブを、その幅方向中央部
の含水率よりも幅方向端部の含水率が低くなるように乾
燥させたのち、該合紙ウエブと金属ウエブとを帯電させ
て静電吸着させることを特徴とする金属ウエブと合紙ウ
エブとの吸着方法。 - 【請求項2】前記合紙ウエブはパルプ製であり、前記含
水率は3.0〜4.8%の範囲内に設定されていること
を特徴とする請求項1記載の金属ウエブと合紙ウエブと
の吸着方法。 - 【請求項3】合紙ウエブの乾燥手段と、 前記乾燥手段で乾燥された合紙ウエブの含水率を計測す
る含水率計測手段と、 前記含水率計測手段で計測される合紙ウエブの含水率
が、合紙ウエブの幅方向中央部よりも幅方向端部が低く
なるように前記乾燥手段を制御する制御手段と、 含水率が設定された前記合紙ウエブと、金属ウエブとを
帯電させて静電吸着させる帯電手段と、 を備えたことを特徴とする金属ウエブと合紙ウエブとの
吸着装置。 - 【請求項4】前記合紙ウエブはパルプ製であり、前記制
御手段は、前記合紙ウエブの含水率が3.0〜4.8%
の範囲になるように前記乾燥手段を制御することを特徴
とする請求項3記載の金属ウエブと合紙ウエブとの吸着
装置。 - 【請求項5】前記乾燥手段は、ヒータの温度を設定する
温度設定器とファンの回転数を可変するモータとから構
成され、前記制御手段は、前記温度設定器を制御して前
記合紙ウエブの含水率を制御することを特徴とする請求
項3記載の金属ウエブと合紙ウエブとの吸着装置。 - 【請求項6】前記乾燥手段は、ヒータで温度設定された
熱風を前記合紙ウエブに向けて吹き出す複数のノズルを
備え、これらのノズルは、移動手段によって合紙ウエブ
の幅方向に移動されると共に、吹き出す熱風の温度がノ
ズル毎に制御されていることを特徴とする請求項3記載
の金属ウエブと合紙ウエブとの吸着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4905897A JPH10244631A (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 金属ウエブと合紙ウエブとの吸着方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4905897A JPH10244631A (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 金属ウエブと合紙ウエブとの吸着方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10244631A true JPH10244631A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12820493
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4905897A Pending JPH10244631A (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 金属ウエブと合紙ウエブとの吸着方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10244631A (ja) |
-
1997
- 1997-03-04 JP JP4905897A patent/JPH10244631A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8210462B2 (en) | Center/surface rewinder and winder | |
| RU2567202C2 (ru) | Машина для перемотки и способ производства рулонов из рулонного материала | |
| KR830009995A (ko) | 지막(紙膜)을 감는장치 및 방법 | |
| CA2172082A1 (en) | Sheet saving diverter for corrugator | |
| CN1003440B (zh) | 胶片等带状物的自动切断卷片装置 | |
| EP1919809B1 (en) | Apparatus for winding paper with static control | |
| JPH07112753B2 (ja) | 自己接着性付箋紙ブロツクを造るための方法および装置 | |
| JPH0738783B2 (ja) | 2本どり紙巻たばこ棒製造機械における帯状用紙供給装置 | |
| CN102713055A (zh) | 用于干燥纤维素浆幅的方法及引导辊装置 | |
| JP4031050B2 (ja) | コイルまたはリール形成用連続平坦部材巻き取り装置 | |
| JPH10244631A (ja) | 金属ウエブと合紙ウエブとの吸着方法及びその装置 | |
| JP3715612B2 (ja) | シート出し装置 | |
| JP3755213B2 (ja) | 金属ウエブと合紙ウエブとの吸着方法及びその装置 | |
| US7040565B2 (en) | Apparatus for controlling the speed of logs on output from a rewinding machine | |
| US20050012261A1 (en) | Dual modulated vacuum shingler | |
| US5797598A (en) | Method for shingling and stacking conveyed sheet material | |
| JP2873763B2 (ja) | 継目位置制御装置 | |
| CN110087780A (zh) | 压花系统 | |
| JP4289581B2 (ja) | ウェブ乾燥方法及び装置 | |
| JP3844027B2 (ja) | ウエブの吸着方法及び装置 | |
| JP3404481B2 (ja) | オフマシン式巻紙処理工程の端に設ける巻き戻し装置 | |
| JPH046632B2 (ja) | ||
| JPH0248354A (ja) | 環境感応性材料を貯蔵し送り出す方法および装置 | |
| JP2001302072A (ja) | 平版印刷版用合紙の貼付・スリット方法 | |
| JP4015720B2 (ja) | 印刷用シート材の集積方法 |