JPH10244748A - 光沢層を有する記録媒体 - Google Patents
光沢層を有する記録媒体Info
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- JPH10244748A JPH10244748A JP9047763A JP4776397A JPH10244748A JP H10244748 A JPH10244748 A JP H10244748A JP 9047763 A JP9047763 A JP 9047763A JP 4776397 A JP4776397 A JP 4776397A JP H10244748 A JPH10244748 A JP H10244748A
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Abstract
体的には基材上にインク受容層を形成し、基材のインク
受容層上に、光沢層前駆体塗工液を塗布して塗工液層を
形成し、この塗工液層上に、表面が平滑でかつ撥水処理
されたフィルムを重ね合わせて密着させ、塗工液層を乾
燥させて光沢層とし、そしてフィルムを光沢層から剥離
除去する方法において、フィルムの再利用を可能にする
方法の提供。 【解決手段】 上記のフィルムとして、その表面と前記
光沢前駆体塗工液との静的接触角が90度以上であるフ
ィルムを使用する。より具体的には、フィルム表面に撥
水性を付与する物質、例えばフッ素系化合物またはシリ
コーン系化合物を担持させたものを利用する。このよう
なフィルムは、その表面に光沢層成分を残すことなく剥
離でき、上記記録媒体の製造に再度利用できる。
Description
層を有する記録媒体の製造法に関する。
て、記録される画像に高級感、または写真類似の品質を
付与するために、その表面を平滑にする光沢層を設ける
ことが行われている。さらに、インクジェットプリンタ
ー、とりわけカラーインクジェットプリンターの普及に
伴い、容易に高解像度の画像が得られる様になったこと
から、インクジェット記録方法に好ましく用いられる光
沢層を有する記録媒体が求められている。
法として、フィルムキャスト法と呼ばれる方法が知られ
ている(例えば、特開昭63−151476号公報)。
この方法によれば、良好な光沢層を有する記録媒体を容
易に製造することができるとされている。この方法にあ
っては、記録媒体基材上に、または記録媒体基材上に設
けられたインク受容層上に光沢層前駆体である塗工液を
塗布した後、この塗工液層上に平滑な表面を有するフィ
ルムを重ね合わせ密着させる。この状態で塗工液層を乾
燥させ、その後フィルムを剥離して、光沢層が設けられ
た記録媒体を得る。本発明者等の知る限りでは、このフ
ィルムは、その表面にわずかではあるが光沢層成分が付
着したまま剥離されるため、再利用は基本的に出来ない
と思われる。
ルムキャスト法において、塗工液層上に重ね合わせ密着
させるフィルムとして撥水性の高いものを利用すること
で、フィルムの再利用が可能であるとの知見を得た。さ
らに、このようなフィルムを用いることで、得られる記
録媒体の表面の光沢度がさらに改善されることが見出さ
れた。本発明はかかる知見に基づくものである。
ト法であって、フィルムの再利用を可能にする記録媒体
の製造法の提供をその目的としている。
法であって、良好な光沢層を有する記録媒体の製造法の
提供をその目的としている。
は、基材上に、インク受容層と、光沢層とを順に少なく
とも有してなる記録媒体の製造法であって、前記基材上
にインク受容層を形成し、前記基材のインク受容層上
に、光沢層前駆体塗工液を塗布して塗工液層を形成し、
該塗工液層上に、表面が平滑なフィルムであって、その
表面と前記光沢層前駆体塗工液との静的接触角が90度
以上であるフィルムを重ね合わせて密着させ、塗工液層
を乾燥させて光沢層とし、そして前記フィルムを光沢層
から剥離除去する工程を含んでなるものである。
法において、塗工液層上に重ねられ密着されるフィルム
として、その表面とその詳細を後記する光沢層前駆体塗
工液との静的接触角が90度以上のものを用いる。この
ような高い撥水性を有するフィルムを用いることで、こ
のフィルムを光沢層から剥離した後、更に本発明による
記録媒体の製造法に再利用することが可能となる。従
来、その表面にわずかではあるが光沢層成分が付着した
まま剥離される現象が見られたが、本発明にあってはそ
のような付着成分がほとんど無視でき、再利用が可能と
なる。その結果、従来フィルムを使い捨てしていた場合
と比較して製造コストを低減することが可能となる。ま
た、両面を用いればさらに製造コストの低減が可能とな
る。さらに、光沢層成分が付着せずにフィルムを剥離で
きることから、得られた記録媒体の表面の光沢度は極め
て良好である。具体的には、JIS Z8741に規定
される測定法に準じた60度鏡面光沢度において、光沢
度が35程度以上であり、より好ましい態様にあっては
45程度を実現できる。
な高い撥水性はフィルムの材質の選択により実現されて
よい。さらに本発明の別の態様によれば、基材となるフ
ィルムの表面を撥水処理することで実現されてよい。
表面が平滑である限り特に限定されないが、例えばポリ
エステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリイミド
などの樹脂フィルムからなるのが好ましい。表面の平滑
の程度は、例えばベック平滑度1000秒以上を有する
のが好ましく、より好ましくは5000秒以上である。
フィルムの厚さは特に限定されないが、100μm以下
程度が好ましく、より好ましくは75μm以下程度であ
る。
ルム表面に担持させることで好ましく実施できる。本発
明の好ましい態様によれば、撥水性を付与する物質の具
体例としては、フッ素系化合物およびシリコーン系化合
物が挙げられる。
アルキルポリシロキサンと高級アルコールとのランダム
ブロックまたはグラフト共重合体であって、水溶性であ
るものが挙げられる。また、水溶性フッ素化合物はフッ
素樹脂エマルジョンの形態であってもよく、その例とし
てはフロロシリコーンオイルを水中に安定に分散させた
エマルジョンなどが挙げられる。また、フッ素系化合物
として、離型剤として使用されているフッ素置換アルキ
ルエステル、パーフルオロアルキルカルボン酸塩などの
フッ素系界面活性剤を利用することも可能であり、その
例としてはダイフリー(ダイキン工業社製)、ルミフロ
ン、フルオン、アフロン、アサヒガード(以上、旭硝子
社製)、スミフルノン(住友化学社製)、エラスガード
(第一工業製薬社製)などが挙げられる。さらに、フッ
素系化合物として、フッ素系界面活性剤を利用すること
もできる。フタージェント(ネオス社製)、ロダイン
(チバガイギー社製)、ゾニール(デュポン社製)、モ
ンフロア(ICI社製)、サーフロン(旭硝子社製)、
ユニダイン(ダイキン工業社製)、メガファック(大日
本インキ社製)、フロラード(3M社製)などが挙げら
れる。
リアルキルまたはポリアリルシロキサン(例えばジメチ
ルシロキサン、フェニルシロキサンなど)と、高アルコ
ール(例えば、エチレングリコール、トリメチロールプ
ロパン、ペンタエリトリット、ソルビトールなど)との
ランダム、ブロック、またはグラフト共重合体であって
水溶性であるものが挙げられる。さらに、シロキサン化
合物とヒドロキシメタクリル酸との水溶性共重合体も好
ましい例として挙げられる。このシリコーン化合物は、
シリコーンエマルジョンの形態であってもよく、具体的
にはシリコンオイル(シロキサン骨格(Si−O−S
i)からなるポリジメチルシロキサン)を水中に安定に
分散させたエマルジョン、またはジメチルシロキサンモ
ノマー乳化重合させて得られたものが挙げられる。これ
らの分子中のメチル基の一部は、エポキシ基、アミノ
基、反応性の水素などに置換されたものであってもよ
い。これらシリコーン系化合物として離型剤として市販
されているものを利用することも可能であり、その例と
しては溶剤型のSD7223、SD7226、SD72
29、エマルジョン型のBY22−826、SH49
0、SM8701、SM8706、SH7028A、S
H7036、SM7060(以上、東レダウコーニング
シリコーン社製)、エマルジョン型のKMシリーズ、溶
剤型のKS774、KS3703(以上、信越シリコー
ン社製)、TSWシリーズ、TSMシリーズ、YMRシ
リーズ(以上、東芝シリコーン社製)などが挙げられ
る。また、シリコーン系界面活性剤を利用することも可
能であり、例えばポリメチルシロキサン型界面活性剤が
挙げられる。
系化合物などの撥水性を付与する物質をバインダーとと
もにフィルム上に塗布し、その後乾燥して好ましく実施
される。バインダーの具体例としてはPVA、酸化デン
プン、エーテル化デンプン、その他のデンプン誘導体、
ゼラチン、ガゼイン、カルボキシメチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、その他のセルロース誘導
体、ポリビニルピロリドンなどが挙げられる。
まずインク受容層を形成する。
は、光沢層または後記するインク受容層を支持でき、記
録媒体としての強度を有するものでれば特に限定され
ず、透明性、不透明性いずれであってもい。不透明性基
材としては、布、木材、金属板、紙などが挙げられ、更
に後記する透明性基材を不透明化処理したものを利用す
ることもできる。
ましい。紙は、天然セルロース繊維を主体としてパルプ
原料からなるものが好ましく、その組成、製造方法は適
宜決定されてよいが、例えば湿式抄紙法により製造され
る紙が好ましく用いられる。具体的には、パルプ原料と
して針葉樹、広葉樹を単独もしくは適宜配合して作製さ
れるクラフトパルプ、サルファイトパルプ、セミケミカ
ルパルプ等の木材パルプが使用され、鮮明な印刷を得る
ために晒パルプが好ましい。また、故紙パルプ、パガ
ス、ケナフ、綿、麻、エスパルト、竹、ワラ等の非木材
パルプを使用することも可能である。
ズ剤、湿潤紙力剤、填料、表面紙力増強剤を適宜配合し
てよい。また、パルプ原料への内添用添加薬品としてデ
ンプン、変性デンプン、カルボキシメチルセルロース、
ポリアクリルアミド、スチレン系樹脂等の内添紙力剤、
着色剤、硫酸バンドやポリアクリルアミド等の定着剤、
更に塗工薬品として後記する表面紙力増強剤以外にジア
ルデヒドデンプン、メラミン樹脂、ポリアミド系樹脂等
の耐水化剤、帯電防止剤、撥水剤、摩擦剤、表面サイズ
剤や顔料等を必要に応じて使用することができる。
録方法に用いる場合、その透気度が60〜120秒/1
00cc程度に制御されるのが好ましい。このために、
紙基体の透気度は80秒/100cc以下、特に30〜
60秒/100ccであることが好ましい。このような
透気度を得るためには、上記のパルプ原料の叩解度を3
0〜50゜SRとした紙料とし、内添薬品としてサイズ
剤、湿潤紙力剤、填料等を紙料に適宜配合して抄紙する
のが好ましい。また、抄紙時にサイズプレス塗工時また
は抄紙後に、表面紙力増強剤を塗布することによって透
気度をコントロールすることも可能である。
0〜100秒であることが好ましい。ステキヒト・サイ
ズ度が上記範囲にあることで、にじみの少ない、良好な
インク受容性が得られ、さらにインク受容層の良好な紙
基材への接着性が得られる。本発明において紙基材に適
用されるサイズ剤は特に限定されないが、例えばロジン
系(溶液タイプ、エマルジョンタイプ)、アルキルケテ
ンダイマー、アルケニル無水コハク酸、ワックス系、ス
チレン系樹脂、オレフィン系樹脂、スチレンアクリル系
樹脂、スチレンマレイン酸系樹脂等が挙げられる。な
お、サイズ剤の添加量はパルプ100重量部に対して
0.1〜1.0重量部程度が好ましい。
よい湿潤紙力剤は、紙基材のステキヒト・サイズ度の向
上と共に耐水強度を付与する。その好ましい例として
は、メラミン樹脂、ポリアミドエピクロルヒドリン樹
脂、尿素樹脂などが挙げられ、その使用量は、好ましく
はパルプ100重量部に対して0.01〜1.0重量部
程度である。
よい填料は、平滑性をコントロールしてインク受容層を
形成しやすくすると共に、不透明度を向上して隠蔽性に
寄与する。その好ましい例としては、カオリン、クレ
ー、タルク、二酸化チタン、炭酸カルシウムなどが挙げ
られ、その使用量は、パルプ100重量部に対して10
重量部以下が一般的であり、好ましくは0〜5重量部で
ある。
てよい表面紙力増強剤は、紙基材の透気度、ステキヒト
・サイズ度の向上を図る。その好ましい例としては、酸
化デンプン、エステル化デンプン、ポリアクリルアミ
ド、アクリル系樹脂、ポリビニルアルコール、SBR、
NBR、酸化ビニル系樹脂などを挙げることができる。
これらを抄紙機のサイズプレスまたはオフマシンコータ
ーにて塗工して使用する。塗布量は0.5〜2.5g/
m2程度が好ましい。
材を選択する場合、その例としては例えばポリエステル
系樹脂、ジアセテート系樹脂、トリアセテート系樹脂、
アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリ塩化ビ
ニル系樹脂、ポリイミド系樹脂、セロハン、セルロイド
等のフイルムもしくは板、およびガラス板等が挙げられ
る。更に、紙などの基材の両面または片面に上記樹脂の
フィルムをコートまたはラミネートしたものを基材とし
て利用することも可能である。本発明の好ましい態様に
よれば、基材が透明である場合、ポリエステルフィルム
が好ましく、特に好ましくは片面または両面にコロナ処
理が施されてなる二軸延伸ポリエチレンテレフタレート
フィルムが、塗布ムラのない均一なコーティング性が得
られ、またインク受容層と基材との良好な密着性が得ら
れることから好ましい。さらに、ポリエチレンフィルム
中に白色無機顔料を含有させ、またはフィルム内部に微
細な気泡を含有させることで白色化させたものを基材と
して用いることも可能である。
的には50〜250μm程度が好ましく、より好ましく
は75〜200μm程度である。
形成は、後記するインク受容層を形成する成分を水また
は適当な溶媒中に溶解もしくは分散させて調製した塗工
液を、例えばロールコーティング法、ブレードコーティ
ング法、エアナイフコーティング法、ロッドバーコーテ
ィング法、グラビアコーティング法、コンマコーティン
グ法、ダイコーティング法などの方法を適宜使用して、
基材上に頒布して実施することができる。
5〜30g/m2が好ましく、特に好ましくは10〜2
0g/m2である。
成分として形成されてよい。顔料としては、例えばシリ
カ、クレー、マイカ、膨潤性雲母、タルク、カオリン、
ケイソウ土、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、ケイ酸ア
ルミニウム、合成ゼオライト、アルミナ、酸化亜鉛、リ
トポン、サチンホワイト等の顔料及び、有機または無機
の着色顔料が挙げられる。また、結着剤としては、例え
ば、アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン
樹脂、スチレン−ブタジエン共重合樹脂、アクリロニト
リル−ブタジエン共重合樹脂、ポリビニルアルコール系
樹脂、水溶性ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブ
チラール樹脂、その他のビニル系樹脂、アミド系樹脂、
酸化澱粉、カゼイン、ポリエチレンオキサイド、ポリビ
ニルピロリドン、シリコーン系樹脂、ロジン変性マレイ
ン酸樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、アルキド樹脂、
クマロン−インデン樹脂等の水溶性樹脂および水性エマ
ルジョン樹脂が挙げられる。
ンク乾燥性、記録画像の鮮明性などを考慮して適宜決定
されてよい。本発明の好ましい態様によれば、結着剤と
してポリビニルアルコール系樹脂、水溶性ポリビニルア
セタール樹脂、ポリビニルピロリドン等の水溶性樹脂を
用い、顔料としてシリカを用いた組合せが好ましい。こ
の場合の配合割合は、樹脂:シリカ=1:1〜1:15
が好ましく、特に1:2〜1:10が好適である。更に
好ましい態様によれば、シリカの平均粒径は1〜25μ
m(コールターカウンター法による体積平均粒子径)程
度が好ましく、特に5〜25μmがより好ましい。ま
た、シリカの含有量は、インク受容層において30〜9
0重量%程度が好ましく、より好ましくは50〜80重
量%である。
は、記録媒体の特性を改善する他の成分が添加されてよ
い。例えば、インク受容層の耐水性の向上、インクの滲
み防止機能を付与するためにメラミンホルムアルデヒド
樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂、アクリルアミド系樹
脂、グリオキザール、炭酸ジルコニウムアンモニウム等
の耐水化剤を添加してもよい。またインクジェット記録
用紙の生産性、記録特性、あるいは保存安定性をより高
めるための、分散剤、蛍光染料、蛍光顔料、pH調整
剤、消泡剤、湿潤剤、防腐剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤などを加えてもよい。
塗布量としては、5〜80g/m2が好ましく、特に好
ましくは10〜50g/m2である。
このインク受容層は、二層以上の複数層で構成されても
よい。さらに、本発明の好ましい態様によれば、二層か
らインク受容層がなる場合、基材側のインク受容層と、
更にその上に設けられた二層目のインク受容層におい
て、シリカの平均粒径に差を設けるのが好ましい。特
に、基材のインク受容層のシリカの平均粒径を1とした
場合、二層目のシリカの平均粒径を1〜40の値とする
のが好ましい。
基材上に設けられたインク受容層上にさらに、光沢層の
前駆体となる塗工液を適用する。
られた光沢層の製造のための前駆体塗工液であってよ
い。例えば、白色顔料とバインダー成分と溶剤成分とか
ら構成されてよい。白色顔料としては、シリカ、好まし
くはコロイダルシリカ、非晶質シリカ、無定型シリカ、
無水ケイ酸、含水ケイ酸、微粉シリカ、またはホワイト
カーボンなどと呼ばれるケイ酸類などが挙げられる。ま
た、バインダー成分としては、例えばアクリル系樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、スチレン−ブタ
ジエン共重合樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン共重
合樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、水溶性ポリビニ
ルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、その他
のビニル系樹脂、アミド系樹脂、酸化澱粉、ガゼイン、
ポリエチレンオキサイド、ポリビニルピロリドン、シリ
コーン系樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性
フェノール樹脂、アルキド樹脂、クマロン−インデン樹
脂等の水溶性樹脂および水性エマルジョン樹脂を挙げる
ことができる。
沢層は、記録媒体の特性を改善するために種々の添加剤
を更に含むことができる。そのような添加剤の好ましい
具体例としては、酸化防止剤、紫外線吸収剤、蛍光増白
剤、耐水化剤、退色防止剤、帯電防止剤などが挙げられ
る。
れないが、適用の容易さから1〜1000mpa・s程
度の粘度であるのが好ましい。
シリカを含んでなるのが好ましく、より好ましくはコロ
イダルシリカを含んでなる。コロイダルシリカの場合、
その量が光沢層中で5〜50重量%程度であるが好まし
い。
層表面への適用は、塗工液を均一に塗布可能なものであ
ればその方法は特に限定されない。例えばエアナイフコ
ーティング法、ロッドバーコーティング法、グラビアコ
ーティング法、リバースロールコーティング法によって
塗布されてよい。塗工液の乾燥後の塗布量は上記光沢層
の乾燥後の重量を実現する範囲で適宜決定されてよい
が、例えば7〜35g/m2程度が好ましく、より好ま
しくは9〜20g/m2程度である。
された塗工液の層に表面が平滑なフィルム、好ましくは
樹脂フィルム、を重ね合わせる。フィルムは、塗工液層
が未乾燥の状態で重ね合わされる必要があり、できるだ
け塗布直後に重ね合わされるのが好ましい。重ね合わせ
は2本のロール(ニップロール)間を通して行われるの
が好ましい。重ね合わせの条件(例えば、圧力、温度
等)は光沢層の良好な光沢、更に種々の記録媒体の特性
を実現できる範囲で適宜決定されてよいが、ニップロー
ル圧力として3〜5kg/cm2程度が好ましい。
にフィルムを重ね合わせて密着させた後、塗工液層の十
分な乾燥のため加熱乾燥を行う。加熱乾燥は、例えば、
温度110〜150℃程度の空気を、ノズル風速15m
/分以上で30秒〜60秒間、フィルム上に、またはフ
ィルムが付着されていない側の基材に当てることにって
実施されて良い。
有する基材は、巻き取られるのが好ましい。
えば、角度、速度等、は、良好な光沢層表面の光沢度、
ベック平滑度、所望の摩擦係数を実現する範囲で適宜決
定されてよい。
体は、インク組成物を用いた記録方式に用いられる。イ
ンク組成物を用いた記録方式とは、例えば、インクジェ
ット記録方式、ペン等による筆記具による記録方式、そ
の他各種の印字方式が挙げられる。また、インク組成物
は液体インクに限定されず、広く固体状の着色剤、加熱
溶融させて用いる着色剤をもここでは含むものとする。
特に本発明による記録媒体は、インクジェット記録方法
に好ましく用いられる。インクジェット記録方式として
は、圧電素子の振動を利用して液滴を吐出させる方法、
熱エネルギーを利用する方法、その他知られているまた
は将来知られるであろうインクジェット記録方法におい
て用いることができる。また、本発明による記録媒体は
インク組成物による印刷の後、適当な熱定着手段(例え
ば、熱風、加熱ロール・板、赤外線など)によって乾
燥、定着されても良い。ここでインク組成物とは、モノ
クロ印刷を行う場合にはブラックインク組成物を意味
し、さらにカラー印刷を行う場合にはカラーインク組成
物、具体的にはイエローインク組成物、マゼンタインク
組成物、およびシアンインク組成物、更に場合によって
ブラックインク組成物を意味するものとする。さらに、
本発明による記録媒体は、イエローインク組成物、色濃
度の異なる二種のマゼンタインク組成物、および色濃度
の異なる二種のシアンインク組成物、およびブラックイ
ンク組成物の計六色のインク組成物を用いた記録方法に
用いられてもよい。このような六色インク組成物と本発
明による記録媒体とによれば、より良好な印刷画像を実
現することができる。
するが、本発明はこれらの例に限定されるものではな
い。
プ原料を叩解機により叩解度30゜SRに調製し、内添
薬品をパルプに対して下記の配合で添加した原料を得
た。これを長網抄紙機により抄紙し、その後下記塗工薬
品よりなる塗液をサイズプレスにて1.0g/m2塗布
し、乾燥して、紙基材を作製した。
層塗工液を塗布し、その後乾燥して、乾燥塗布量15g
/m2のインク受容層を設けた。
リエチレンフィルムの表面にスプレーガンによって乾燥
塗布量5g/m2となるように均一に塗布し、乾燥さ
せ、撥水性ポリエチレンフィルム1〜4を製造した。
スXL”日産化学(株)製、固形分20%)200重量
部、および非球状シリカ(商品名“スノーテックスU
P”日産化学(株)製、固形分20%)50重量部と、
ポリビニルアルコール(商品名“ゴーセナールT−33
0”日本合成化学(株)製、10%溶解品)50重量部
とを含んでなる光沢層塗工液をマイクログラビアコータ
ーにて塗布し、その直後(塗工液層の固形分約18.3
%)、上記撥水性ポリエチレンフィルム1〜4を重ね合
わせ、ニップロール(圧力4kg/cm2)を通過させ
た。その後、フローティングドライヤー(温度120
℃)を通して乾燥させた。その後、基材を巻き取り、室
温または40℃の恒温槽に、0時間、24時間、48時
間、72時間、または96時間放置した。放置後ポリエ
ステルフィルムを剥離除去し、このフィルムの剥離除去
と同時に、基材の裏面に、バックコート層を形成した。
バックコート層の形成は、非晶質シリカと、カルボキシ
ル基変性ポリビニルアルコールと、ポリアミドエポキシ
系樹脂、第四級アンモニウム塩型カチオンポリマーと、
蛍光染料とからなる塗工液を調製し、上記光沢層塗工液
と同様にして適用した。
〜4を利用して製造された記録媒体をそれぞれ実施例1
〜4とした。さらに、上記撥水処理を行わなかったポリ
エチレンフィルムを用いた以外は上記と同様にして記録
媒体を製造した。この記録媒体を比較例1とした。
S Z8741に規定される測定法に準じて、60度鏡
面光沢度を測定した。その結果は次の第1表に示される
とおりであった。
かを、剥離したフィルム表面を目視することにより観察
し、次の基準で評価した。
はない:○フィルムに光沢層成分のわずかな付着があ
り、部分的に白く濁る:△フィルムに光沢層成分の付着
があり、全体的に白く濁る:×結果は、次の第1表に示
されるとおりであった。
層塗工液との静的接触角を測定した。その値は、次の第
1表中に、それを利用して得られた記録媒体と対応させ
て示される通りであった。
様の方法を繰り返して記録媒体を製造した。なお、上記
撥水性ポリエチレンフィルム1〜4を再利用して製造さ
れた記録媒体をそれぞれ実施例11、21、31、およ
び41とした。さらに、上記撥水処理を行わなかったポ
リエチレンフィルムを再利用してえられた記録媒体を比
較例11とした。
光沢度およびフィルムの剥離性を評価した。また、上記
で使用された撥水性ポリエチレンフィルムの再利用前の
接触角を上記と同様に測定した。
りであった。
Claims (9)
- 【請求項1】基材上に、インク受容層と、光沢層とを順
に少なくとも有してなる記録媒体の製造法であって、 前記基材上にインク受容層を形成し、 前記基材のインク受容層上に、光沢層前駆体塗工液を塗
布して塗工液層を形成し、 該塗工液層上に、表面が平滑なフィルムであって、その
表面と前記光沢層前駆体塗工液との静的接触角が90度
以上であるフィルムを重ね合わせて密着させ、塗工液層
を乾燥させて光沢層とし、そして前記フィルムを光沢層
から剥離除去する工程を含んでなる、方法。 - 【請求項2】前記フィルムが、撥水性を付与する物質を
その表面に担持させることで前記接触角が付与されたも
のである、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】撥水性を付与する物質がフッ素系化合物ま
たはシリコーン系化合物である、請求項2記載の方法。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法
によって得ることができる、記録媒体。 - 【請求項5】インク組成物により、請求項4に記載の記
録媒体に印字を行う工程を含んでなる、記録方法。 - 【請求項6】インク組成物の液滴を吐出し、該液滴を請
求項4に記載の記録媒体に付着させ、印字を行う工程を
含んでなる、インクジェット記録方法。 - 【請求項7】インク組成物として、イエローインク組成
物、マゼンタインク組成物、およびシアンインク組成
物、さらに場合によってブラックインク組成物を用い
る、請求項5または6に記載の記録方法。 - 【請求項8】インク組成物として、イエローインク組成
物、色濃度の異なる二種のマゼンタインク組成物、およ
び色濃度の異なる二種のシアンインク組成物、更に場合
によってブラックインク組成物の計六色のインク組成物
を用いる、請求項5または6に記載の記録方法。 - 【請求項9】請求項5〜8のいずれか一項に記載の記録
方法によって記録が行われた、記録物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9047763A JPH10244748A (ja) | 1997-03-03 | 1997-03-03 | 光沢層を有する記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9047763A JPH10244748A (ja) | 1997-03-03 | 1997-03-03 | 光沢層を有する記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10244748A true JPH10244748A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12784423
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9047763A Pending JPH10244748A (ja) | 1997-03-03 | 1997-03-03 | 光沢層を有する記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10244748A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1106372A3 (en) * | 1999-11-29 | 2001-08-16 | Seiko Epson Corporation | Recording medium, manufacturing method thereof and recording method and recorded matter using the same |
| JP2008016871A (ja) * | 2002-03-13 | 2008-01-24 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | Cof用フレキシブルプリント配線板およびその製造方法 |
-
1997
- 1997-03-03 JP JP9047763A patent/JPH10244748A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1106372A3 (en) * | 1999-11-29 | 2001-08-16 | Seiko Epson Corporation | Recording medium, manufacturing method thereof and recording method and recorded matter using the same |
| US6517929B1 (en) | 1999-11-29 | 2003-02-11 | Seiko Epson Corporation | Recording medium, manufacturing method thereof and recording method and recorded matter using the same |
| JP2008016871A (ja) * | 2002-03-13 | 2008-01-24 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | Cof用フレキシブルプリント配線板およびその製造方法 |
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Legal Events
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
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