JPH10244932A - 車両用タイヤパンク対処装置 - Google Patents

車両用タイヤパンク対処装置

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JPH10244932A
JPH10244932A JP9049163A JP4916397A JPH10244932A JP H10244932 A JPH10244932 A JP H10244932A JP 9049163 A JP9049163 A JP 9049163A JP 4916397 A JP4916397 A JP 4916397A JP H10244932 A JPH10244932 A JP H10244932A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤの空気圧が急激に低下したときに安全
措置を講ずるようにした車両用タイヤパンク対処装置を
提供する。 【解決手段】 車輪速検出センサ55〜58により車輪
2L、2R、3L、3Rの車輪速を検出し、ステアリン
グホイール8の操舵状態を操舵角センサ59により検出
し、ヨーレイトセンサ63により車両に発生するヨーレ
イトを検出する。制御装置65は、一の車輪の車輪速に
関連する状態量が他の車輪の車輪速に関連する状態量よ
り所定量以上異なることを検知し、且つこのときに検出
されるヨーレイトが操舵状態に対応した基準値以上であ
ることを検知したときにタイヤがパンクであると判定し
てブレーキ装置を作動させて自動制動を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行中に車両のタ
イヤがパンクしたときに有効に対処するようにした車両
用タイヤパンク対処装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤは、車両の荷重を支えて路面から
の衝撃を緩和すると共に、エンジンの動力、制動力、操
舵力等を路面に伝え、車両の運動を維持する上で極めて
重要な機能を備えている。タイヤは、路上を転動して路
面との間で力のやりとりをすることでその機能を発揮す
る即ち、車両の走行中においてその性能が発揮される。
従って、車両の走行中にタイヤに異常が発生した場合、
特に、高速走行中に操舵輪のタイヤに異常が発生した場
合には、直ちに操舵に重大な影響を及ぼすこととなる。
【0003】このようなタイヤの異常としてパンクがあ
る。そして、パンクには、内部の空気が徐々に抜けて空
気圧が低下する所謂通常のパンクと、タイヤが破裂して
内部の空気が瞬時に抜けて急激に空気圧が低下する所謂
バーストとがある。特に、トラック等の大型車両におい
てはタイヤの空気圧が極めて高圧であり、過積載等の原
因によりバーストを発生する虞がある。
【0004】走行中にタイヤのパンクが発生した場合に
は、運転者は、迅速に対処する例えば、制動力を付与し
て車両を停止させる等の処理が必要である。しながら、
走行中にタイヤバースト等が発生した場合、車両挙動
や、操舵異常等により運転者がタイヤの異常を感知する
までに時間を要し、しかも、異常を感知してから適切に
対処することが困難となる場合が多い。特に、咄嗟の場
合にハンドル操作のみで回避する運転者も多く、車両減
速による回避が遅れがちである。また、周囲の車両に異
常を知らせるための警報を発することも困難な場合が多
い。
【0005】車両のタイヤ空気圧の異常を判定する装置
として例えば、特開平5−213019号公報に開示さ
れた車両のタイヤ空気圧判定装置がある。この判定装置
は、車輪速度差演算手段により算出された適正車輪速差
と車輪速差検出手段により検出された左右前輪の車輪速
の差とを比較し、これらの差が所定値を超えるときをタ
イヤ空気圧の減圧状態と判定する比較手段を設け、車輪
の空気圧の低下を判定するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の車輪の空気圧の低下を判定する判定装置は、比較的
安全な空気圧低下状態もタイヤバースト時のような急激
な空気圧低下状態も同次元でしか判定することができ
ず、特にタイヤバーストのような極めて異常な状況を的
確且つ迅速に判定することができるものとはなっていな
い。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、タイヤの空気圧が急激に低下したときに安全措置を
講ずるようにした車両用タイヤのパンク対処装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、複数の車輪の車輪速を夫々検出する
車輪速検出手段と、ステアリングホイールの操舵状態を
検出する操舵状態検出手段と、車両に発生するヨーレイ
トを検出するヨーレイト検出手段と、当該車両に安全措
置を講じる安全措置手段と、前記車輪速に関連する状態
量が他の車輪より所定量以上異なる車輪が存在すること
が検知され、且つ検出されるヨーレイトが操舵状態に対
応した基準値以上であることが検知されると、前記安全
措置手段を作動させる制御手段とを備えた構成としたも
のである。
【0009】車輪速検出手段により車両の複数の車輪の
各車輪速を検出し、操舵状態検出手段によりステアリン
グホイールの操舵状態を検出し、ヨーレイト検出手段に
より車両に発生するヨーレイトを検出する。そして、一
の車輪の車輪速に関連する状態量が他の車輪の車輪速に
関連する状態量より所定量以上異なることが検知され、
且つこのときに検出されるヨーレイト(車両挙動)が操
舵状態に対応した基準値以上であることが検知されたと
きに、タイヤがパンクであると判定して、安全措置手段
を作動させる。例えば、自動ブレーキを作動させる、エ
ンジン出力を低減させて車両を減速させる、警報を発し
て周囲の車両に異常を知らせる等の処理を状況に応じて
同時に、或いは段階的に行う。このように車輪速に関連
する状態量が他の車輪より所定量以上異なる状況と操舵
状態に対応した基準値以上のヨーレイトが発生する状況
とを組み合わせてパンクを判定することで、タイヤバー
スト等の異常な状況を迅速に検出し、異常な状況下で安
全措置を講じる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を実施例
により説明する。図1は、本発明を適用した車両の構成
を示し、特に、ブレーキ制御装置の構成を示す。図1に
おいて車両1は、前1軸、後2軸(何れも図示せず)と
され、後2軸の内、前側の軸が駆動軸、後側の軸が従動
軸とされている。左右の前輪2L、2Rのホイールシリ
ンダ5L、5Rは、制動配管(油路)11、12を介し
てエアオーバハイドロリックブースタ15、16に接続
されている。前記駆動軸の左右の後輪(以下「駆動輪」
という)3L、3Rのホイールシリンダ6L、6R、及
び前記従動軸の左右の後輪(以下「従動輪」という)4
L、4Rのホイールシリンダ7L、7Rは、制動配管
(油路)13、14を介してエアオーバハイドロリック
ブースタ17、18に接続されている。
【0011】エアオーバハイドロリックブースタ15〜
18は、入力される空気圧を油圧に変換して各ホイール
シリンダ5L、5R、6L、6R、7L、7R側に制動
油圧を出力するもので、その入力側には制動圧力を調整
するための圧力制御弁25〜28を介してダブルチェッ
クバルブ(シャトル弁)31〜34の吐出ポートに接続
されている。ダブルチェックバルブ31、32の各一方
の入力ポートは、リレーバルブ35の吐出ポートに接続
され、各他方の入力ポートは、自動ブレーキ圧力供給弁
(給気弁)37の各吐出ポートに接続されている。ダブ
ルチェックバルブ33、34の各一方の入力ポートは、
リレーバルブ36の吐出ポートに接続され、各他方の入
力ポートは、自動ブレーキ圧力供給弁(給気弁)38の
各吐出ポートに接続されている。そして、これらダブル
チェックバルブ31〜34は、2つの入力ポートから入
力される圧力のうちの高い方に応じた圧力を吐出ポート
から出力するものとなっている。
【0012】リレーバルブ35、36の各制御ポート
は、空気通路41、42を介してブレーキペダル45の
ブレーキバルブ45a、45bに接続され、これらの各
ブレーキバルブ45a、45bは、エアタンク47、4
8に接続されている。また、リレーバルブ35、36の
入力ポートにはエアタンク47、48が直接接続されて
おり、リレーバルブ35、36は、ブレーキバルブ45
a、45bから入力されるブレーキペダル45の操作状
態に応じた圧力を信号圧として開度が制御され、ブレー
キペダル操作に応じた圧力を出力するものとなってい
る。自動ブレーキ圧力供給弁37、38の入力ポート
は、空気通路43、44を介してエアタンク47、48
に接続されており、開弁時にはエアリンク47、4の内
圧相当の圧力を出力するものとなっている。
【0013】エアオーバハイドロリックブースタ15〜
18と圧力制御弁25〜28との間の空気通路にはエア
オーバハイドロリックブースタ15〜18に供給する空
圧(制動圧力)を検出する圧力センサ51〜54が接続
されている。また、左右の前輪2L、2R近傍には車輪
速センサ55、56が、左右の駆動輪3L、3R近傍に
は車輪速センサ57、58が設けられており、ステアリ
ングホイール8には操舵角センサ59が、ブレーキペダ
ル45にはペダルの踏込量を検出するブレーキペダルス
トロークセンサ60が設けられている。尚、ブレーキペ
ダルストロークセンサ60は、ブレーキペダル45が踏
まれたときにスイッチオンとなるペダルスイッチ機能を
備えている。
【0014】また、車両の所定位置には、車体の前後方
向の加速度を検出する前後加速センサ61、車体の横
(左右)方向の加速度を検出する横加速度センサ62、
及び車体に発生するレーレイトを検出するヨーレイトセ
ンサ63が設けられている。これらの圧力センサ51〜
54、車輪速センサ55〜58、操舵角センサ59、ブ
レーキペダルストロークセンサ60、前後加速度センサ
61、横加速度センサ62及びヨーレイトセンサ63の
各検出信号は、制御手段としての制御装置65に入力さ
れる。制御装置65は、これらのセンサから入力される
信号に基づいて圧力制御弁25〜28、自動ブレーキ圧
力供給弁37、38を制御して各車輪に付与する制動力
を制御する。尚、本実施例においては、圧力制御弁25
〜28、自動ブレーキ圧力供給弁37、38が安全措置
手段を成している。
【0015】以下に作用を説明する。先ず、運転者がブ
レーキペダル45を踏み込んで主ブレーキを作動させる
通常ブレーキ制御について説明する。ブレーキペダル4
5が踏み込まれるとブレーキバルブ45a、45bが開
弁され、エアタンク47、48から制動圧力がリレーバ
ルブ35、36に供給されてこれらのリレーバルブ3
5、36が開弁される。リレーバルブ35、36が開弁
されると、エアタンク47、48から空気通路43、4
4、リレーバルブ35、36、ダブルチェックバルブ3
1〜34、圧力制御弁25〜28の経路でエアオーバハ
イドロリックブースタ15〜18にブレーキペダル45
の踏込量に応じた制動圧力が供給される。エアオーバハ
イドロリックブースタ15〜18は、圧力制御弁25〜
28から供給される制動圧力に応じた液圧を発生してホ
イールシリンダ5L、5R、6L、7L、6R、7Rを
駆動し、前輪2L、2R、駆動輪3L、3R、従動輪4
L、4Rに制動力を付与する。このようにして通常ブレ
ーキ時には、プレーキペダル45の踏込量に応じた制動
力を前輪2L、2R、駆動輪3L、3R及び従動輪4
L、4Rの全輪に発生させる。
【0016】ところで、滑りやすい路面や、高速走行中
にブレーキペダル45を大きく踏み込んで急ブレーキを
掛けて車輪がロックすると、スリップする。制御装置6
5は、各車輪速センサ55〜58からの信号によりスリ
ップが発生したことを検出するとアンチスキッド制御を
実行する。アンチスキッド制御時には、各車輪のスリッ
プ率を演算し、このスリップ率に応じて各圧力制御弁2
5〜28を制御することで、各車輪の制動力を適正に制
御して車輪のロックを回避する。
【0017】また、このブレーキ制御装置は、ブレーキ
ペダル45の操作とは独立して自動的にブレーキを作動
させる機能を有しており、自動ブレーキ作動時には、自
動ブレーキ圧力供給弁37、38を開弁させるようにな
っている。自動ブレーキ圧力供給弁37、38が開弁す
るとエアタンク47、48から空気通路43、44、自
動ブレーキ圧力供給弁37、38、ダブルチェックバル
ブ31〜34を経て圧力制御弁25〜28に制動圧力が
供給され、この制動圧力は、圧力制御弁25〜28によ
り目標制動圧力に調整されてエアオーバハイドロリック
ブースタ15〜18に供給される。エアオーバハイドロ
リックブースタ15〜18は、圧力制御弁25〜28か
ら供給される制動圧力に応じた液圧を発生して対応する
車輪に目標制動圧力に応じた制動力を付与する。エアオ
ーバハイドロリックブースタ15〜18に加えられる制
動圧力は、夫々圧力センサに51〜54により検出され
制御装置65にフィードバック信号として入力される。
【0018】このような自動ブレーキ作動は、ヨーモー
メント制御時や自動減速制御時に機能する。制御装置6
5は、操舵角と車速から演算される目標ヨーレイトと、
ヨーレイトセンサ63から検出される実ヨーレイトとの
偏差が所定値以上になるとヨーモーメント制御を実行
し、前記偏差が減少するように左右車輪間に制動力差を
与えて車両に発生するヨーモーメントを制御する。ま
た、制御装置65は、車両旋回時の車速や横加速度が高
すぎると、車速または横加速度が限界値以内になるよう
に自動的に車両を減速させる自動減速制御を実行する。
【0019】更に、制御装置65は、車両のパンクを検
出したときにも自動ブレーキを作動させるものとなって
おり、図2に示すフローチャートを参照して車両のタイ
ヤがパンクした時の検知手法及びその時における対処に
ついて説明する。車両の走行中に一の車輪例えば、左前
輪2Lがバーストしたとする。前輪2Lがバーストする
と、この前輪2Lだけ車輪速が急激に低下し、この時運
転者がハンドル操作をしないとすると、操舵中立時であ
るにも拘わらず車両が当該前輪2L側に傾斜してヨーレ
イトが大きく発生し、車両1の挙動が乱れる。ヨーレー
トセンサ63は、車両の挙動の乱れを迅速に検出してヨ
ーレイトに応じた信号を出力するので、このような状況
を検知すれば、バースト等の急激な車両パンク状態を検
出できる。
【0020】図2は、このような考えを基に制御処理を
より具体化したものである。制御装置65は、各センサ
からの信号を入力して、各車輪速(Vw)、車速
(V)、ヨーレイト(γ)、ブレーキペダル45の作動
状態、操舵角(δH)を検出し(ステップS1)、各車
輪即ち、左右の前輪2L、2R及び左右の駆動輪3L、
3Rの加速度を演算し(ステップS2)、車速と操舵角
とにより基準ヨーレイト(γ *)を演算する(ステップ
S3)。次に、制御装置65は、現在の車速(V)が所
定車速(例えば、10km/h)以上あるか否かを判別
し(ステップS4)、当該所定車速よりも低いときには
ステップS1に戻る。このステップS4の車速条件の判
別があることにより、駆動スリップに起因する車両駆動
の乱れを誤検出することが防止される。
【0021】制御装置65は、ステップS4において車
速が所定車速以上と判別されたときにはブレーキペダル
45が操作中であるか否かを判別し(ステップS5)、
ブレーキペダル45が踏み込み操作されているときには
ステップS1に戻り、ブレーキペダル45が踏み込み操
作されていないときには、一の車輪速と他の3輪の平均
車輪速との偏差が所定値B以上である条件を満たす車輪
が有るか(例えば、前輪2Lの車輪速と、前輪2Rと駆
動輪3Lと3Rの平均車輪速との偏差が所定値B以上で
ある条件を満たすか)否かを判別する(ステップS
6)。タイヤパンク対処は、非制動中に判定を行うの
で、ステップS5においてブレーキペダル45が操作中
であるか否かを判別することによりスプリット路等での
車輪ロックによる車両挙動の乱れを誤検出することが無
くなる。
【0022】ステップS6において、一の車輪速と他の
3輪の平均車輪速との偏差の絶対値が所定値B以上であ
る条件を満たさないときにはステップS1に戻り、条件
を満たす車輪が有るときには一の車輪の加速度と他の3
輪の平均加速度との偏差が所定値C以上である条件を満
たす車輪が有るか(例えば、前輪2Lの加速度と、前輪
2Rと駆動輪3Lと3Rの平均加速度との偏差の絶対値
が所定値C以上である条件を満たすか)否かを判別する
(ステップS7)。ステップS6とステップS7の判別
は、各車輪について行う。また、これらのステップS6
及びステップS7において偏差の絶対値を採るのは、バ
ースト時にホイールで走行する場合は車輪速速く、ホイ
ール破損の場合は車輪速が遅くなると考えられるためで
ある。
【0023】ステップS7において一の車輪の加速度と
他の3輪の平均加速度との偏差が所定値C以上である条
件を満たす車輪が無いときにはステップS1に戻り、条
件を満たすときには検出したヨーレイトとステップS3
で演算した基準ヨーレイトとの偏差の絶対値が所定値D
以上(この場合、γ*+Dが基準値に相当)である条件
を満たすか否かを判別し(ステップS8)、条件を満た
さないときにはステップS1に戻り、条件を満たすとき
には安全措置を実行する(ステップS9)。この安全措
置として例えば、前述した自動制動を実行する。
【0024】尚、上記制御において、ステップS5にお
ける車速の判別を省略しても良い。また、ステップS6
とステップS7の判別は、各車輪について行うようにし
ているが、左右他方側(前輪2Lと2R、駆動輪3Lと
3R)との偏差としても良い。また、判別において偏差
の絶対値を採っているが、一側の車輪(前輪2L、駆動
輪3L)の車輪速が、対応する他側の車輪(前輪2R、
駆動輪3R)の車輪速より低下側であるか増加側である
かの何れか一方だけの判別としても良い。
【0025】また、本実施例では、車輪速の急激な変化
を検知する具体的方法として、車輪速を使用する方法と
(ステップS6)、車輪加速度を使用する方法(ステッ
プS7)とを採用しているが、何れか一方の方法(ステ
ップS6、又はステップS7の何れか一方の判別)でも
よい。また、ステップS8において実ヨーレイトと基準
ヨーレイトとの偏差の絶対値を採っているが、絶対値を
採ることなく実ヨーレイトが過大な場合だけを判別する
ようにしても良い。更に、操舵角が小舵角領域であると
きにのみステップS8の判別を行うようにして基準ヨー
レイト(γ*)を固定値としても良い。このときにはス
テップS3の演算は不要である。
【0026】更に、ステップS9では、安全措置として
自動制動を実行する他、運転室内の警報装置を作動させ
て警報を発して運転者に知らせる、エンジン制御装置に
よりエンジン出力を抑制(例えば、電子ガバナ9の燃料
噴射量を低減してエンジン出力を抑制)して車速を減速
させる、車外警報装置を作動させて(ウォーニングラン
プの点滅等)警報を発し、他の周辺車両に異常を知らせ
る等の措置を採るようにしても良い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、車
輪速に関連する状態量が他の車輪より所定量以上異なる
状況と操舵状態に対応した基準値以上のヨーレイトが発
生する状況とを組み合わせてパンクを判定することで、
タイヤバースト等の異常な状況を確実且つ迅速に検出す
ることができ、異常な状況下で確実に安全措置を講じる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用タイヤパンク対処装置を備
えた車両の構成図である。
【図2】図1に示す車両のタイヤがパンクした時の検知
手法及びその時の対処の手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 車両 2L、2R 前輪 3L、3R 駆動輪 4L、4R 従動輪 5L、5R、6L、6R、7L、7R ホイールシリン
ダ 8 ステアリングホイール 9 電子ガバナ 11〜14 制動配管(油路) 15〜18 エアオーバハイドロリックブースタ 25〜28 圧力制御弁 31〜34 ダブルチェックバルブ 35、36 リレーバルブ 37、38 自動ブレーキ圧力供給弁 41〜44、76、77 空気通路 45 ブレーキペダル 47、48 エアタンク 51〜54 圧力センサ 55〜58 車輪速センサ 59 操舵角センサ 60 ブレーキペダルストロークセンサ 61 前後加速度センサ 62 横加速度センサ 63 ヨーレートセンサ 65 制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の車輪の車輪速を夫々検出する車輪
    速検出手段と、 ステアリングホイールの操舵状態を検出する操舵状態検
    出手段と、 車両に発生するヨーレイトを検出するヨーレイト検出手
    段と、 当該車両に安全措置を講じる安全措置手段と、 前記車輪速に関連する状態量が他の車輪より所定量以上
    異なる車輪が存在することが検知され、且つ検出される
    ヨーレイトが操舵状態に対応した基準値以上であること
    が検知されると、前記安全措置手段を作動させる制御手
    段とを備えたことを特徴とする車両用タイヤパンク対処
    装置。
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