JPH10245694A - 錫又は錫合金電気メッキ浴、およびそれを用いた電気メッキ方法 - Google Patents

錫又は錫合金電気メッキ浴、およびそれを用いた電気メッキ方法

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JPH10245694A
JPH10245694A JP4803797A JP4803797A JPH10245694A JP H10245694 A JPH10245694 A JP H10245694A JP 4803797 A JP4803797 A JP 4803797A JP 4803797 A JP4803797 A JP 4803797A JP H10245694 A JPH10245694 A JP H10245694A
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JP
Japan
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tin
carbon atoms
alkyl group
bath
tin alloy
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Application number
JP4803797A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Kunishi
多通夫 国司
Shoichi Higuchi
庄一 樋口
Tamotsu Tokuda
有 徳田
Masanori Endo
正則 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品がメッキ液で浸食されることなく、
且つ、電流密度を高くしても、絶縁体部への金属析出が
起こらないようにする。 【解決手段】 (1)第1錫塩、または第1錫塩と、
鉛、銅、亜鉛、コバルト、ニッケルの中から選ばれる1
種以上の金属塩と、(2)錯化剤と、(3)光沢剤とし
て、一般式[A]〜[C]のいずれかで示される第4級
アンモニウム化合物(ただし、R1は炭素数6〜18の
アルキル基、R2、R3、R4は炭素数1〜4のアルキル
基もしくはヒドロキシアルキル基、Xはハロゲンイオ
ン、CH3SO4 -、C25SO4 -、CH3COO-、NO3
-のうち少なくとも1種類)と、(4)pH3〜pH1
0の条件を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子部品のメッキ工
程に用いられる錫又は錫合金電気メッキ浴、およびそれ
を用いた電気メッキ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、セラミック、ガラス、プラスチッ
ク等を素材とした電子部品には、その電極の半田濡れ性
の向上等を目的として、錫もしくは錫合金メッキが施さ
れるが、金属をメッキする場合とは異なり、様々な問題
が発生する。
【0003】例えば、一般的によく知られたホウフッ化
浴、硫酸浴、有機スルホン酸浴等の強酸浴(pH1以
下)を用いて、鉛ガラス被覆したIC部品やある種のセ
ラミックを用いたチップ部品をメッキした場合、本来絶
縁体であるガラスやセラミックにもメッキが付くと言っ
た現象が生じるものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる問題に対処する
ため、クエン酸、グルコン酸、ピロリン酸やこれらの塩
等を使用したpH2〜pH10の浴(特公昭59−48
875号、特公昭57−63689号、特公昭57−1
6192号)も検討されている。しかしながら、鉛ガラ
スやセラミックへのメッキ液の浸食は抑えられるもの
の、鉛ガラスやセラミック上への金属析出は完全には抑
え切れていない。特に電流密度を高くした場合には顕著
となる。
【0005】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたもので、電子部品がメッキ液で浸食されることな
く、且つ、電流密度を高くしても、絶縁体部への金属析
出が起こらないような錫又は錫合金電気メッキ浴および
それを用いた電気メッキ方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために錫又は錫合金電気メッキ浴およびそれを
用いた電気メッキ方法を完成するに至った。本願第1の
発明の錫又は錫合金電気メッキ浴は、(1)第1錫塩、
または第1錫塩と、鉛、銅、亜鉛、コバルト、ニッケル
の中から選ばれる少なくとも1種類の金属塩と、(2)
錯化剤と、(3)界面活性剤として、上記一般式[A]
〜[C]のいずれかで示される第4級アンモニウム化合
物と、(4)pH3〜pH10とを具備することに特徴
がある。
【0007】また、本願第2の発明の錫又は錫合金電気
メッキ浴においては、前記(2)の錯化剤は、クエン
酸、グルコン酸、ピロリン酸、及びこれらの塩、または
グルコノラクトンのうち少なくとも1種類を用いること
が好ましい。
【0008】また、本願第3の発明の錫又は錫合金の電
気メッキ方法は、上記の錫又は錫合金電気メッキ浴を用
いて電子部品を電気メッキすることに特徴がある。
【0009】
【発明の実施の形態】本願第1の発明の錫又は錫合金電
気メッキ浴が上記のような構成により、本発明の目的を
達成できる理由は以下の通りである。すなわち、以下の
ような現象(1)〜(2)を突き止め、下記の一般式で
示されるような光沢剤(第4級アンモニウム化合物)を
加え、pH3〜pH10の錫又は錫合金電気メッキ浴
が、上記課題に対して極めて有効となることを見い出し
た。
【0010】(1)電子部品の構成材料であるセラミッ
クやガラスの溶出は、pHに大きく依存し、特にpH2
以下またはpH10以上の領域で顕著となる。 (2)絶縁体部への金属析出は、絶縁体部の浸食度合い
と、メッキ浴の光沢剤の種類に大きく影響される。
【0011】一般式[A]
【0012】
【化式4】
【0013】(ただし、R1は炭素数6〜18のアルキ
ル基、R2、R3、R4は炭素数1〜4のアルキル基もし
くはヒドロキシアルキル基、Xはハロゲンイオン、CH
3SO4 -、C25SO4 -、CH3COO-、NO3 -のうち
少なくとも1種類) 一般式[B]
【0014】
【化式5】
【0015】(ただし、R1は炭素数6〜18のアルキ
ル基、R2、R3、R4は炭素数1〜4のアルキル基もし
くはヒドロキシアルキル基) 一般式[C]
【0016】
【化式6】
【0017】(ただし、R1は炭素数6〜18のアルキ
ル基、R2、R3、R4は炭素数1〜4のアルキル基もし
くはヒドロキシアルキル基)。
【0018】本願第1の発明で示される光沢剤が界面活
性剤として上記課題に対して有効に作用する詳細な機構
は明らかでないが、下記(1)〜(2)のような構造で
あることが上記金属析出の抑制に作用しているものと思
われる。 (1)R1で示されるアルキル基がある程度の大きさを
持つ(直鎖状の場合は炭素数8以上、環状の場合は炭素
数6以上)。 (2)窒素原子が被メッキ物に対して接近でき、且つ、
界面活性剤同士が密に詰まって吸着できるように、
2、R3、R4で示されるアルキル基もしくはヒドロキ
シアルキル基の炭素数が小さい(炭素数1〜4)。
【0019】R1で示されるアルキル基は、炭素数6〜
18、好適には12〜16であって、直鎖でも分岐を持
っていてもまたは環状であっても良い。炭素数が6より
小さい場合には抑制効果を失い、18より大きい場合に
は還元分解されやすくなる。
【0020】R2、R3で示されるアルキル基はもしくは
ヒドロキシアルキル基が重要で、炭素数が4以下である
ことが必要で、これ以上大きくなると溶解性と共に抑制
効果が低下する。
【0021】次に、上記界面活性剤の添加量であるが、
還元分解されにくい性質を持つため、有効範囲は極めて
広い。ただ、多量に加え過ぎると気泡性が高くなるため
作業上の問題が出てくる。このため、添加量は多くし過
ぎないことが望ましく、通常、0.1〜20g/l、よ
り好ましくは0.5〜2g/lである。
【0022】本願第1の発明で用いられる錯化剤は、以
下(1)〜(2)のような理由からpH3〜pH10の
領域内にあれば、特に限定されない。 (1)ガラスやセラミックの浸食は、錯化剤種よりも浴
のpHに影響される。 (2)ガラスやセラミック上への金属析出は、本発明に
よって示される界面活性剤によって抑制される。
【0023】本願第1の発明で用いられる金属塩は上記
のような金属塩のうち少なくとも1種類であれば特に限
定されない。
【0024】本願第2の発明では上記の錯化剤を利用す
ることがより好適であることを示している。
【0025】次に、本発明を実施例に基づき、さらに具
体的に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定さ
れるものではない。
【0026】
【実施例】表1に試料No.1〜試料No.11の組成
とpHと浴温(℃)を示す。
【0027】
【表1】
【0028】また、表1の試料からなるメッキ浴を使用
し、鉛ガラスを焼き付けた(3φ)5×5mmニッケル
単板に電流密度(A/dm2)とメッキ時間(min)
を変えてメッキ処理した。そのときの鉛ガラスの浸食状
態と鉛ガラス上へのメッキの付き方を表2に示す。
【0029】なお、表2のガラス部の浸食の中で、○と
示したものは浸食が観察されない状態を表し、△と示し
たものは僅かに浸食が観察される状態を表し、×と示し
たものははっきりと浸食が観察される状態を表してい
る。また、表2のガラス部のメッキの中で、○と示した
ものはガラス上に金属析出がほとんど認められない状態
を表し、△と示したものはガラス上に金属析出がわずか
に認められる状態を表し、×と示したものはガラス上に
著しい金属析出が認められる状態を表している。
【0030】
【表2】
【0031】表2からも明らかなように、試料9で示さ
れる強酸浴では、ガラス部の浸食もガラス部への金属析
出も認められる。これに対し、試料10、11で示され
るような弱酸性の浴では、ガラス部の浸食は抑えられる
ものの、電流密度が高くなった場合にはガラス部への金
属析出が認められる。
【0032】一方、試料1〜試料8で示される浴の場
合、電流密度を高くしてもガラス部の浸食もガラス部へ
の金属析出も認められない。
【0033】なお、試料1〜8と試料9〜11で操作温
度が異なるため、操作温度を25℃、60℃に変えて同
様の実験を行ったが、40℃で得られた結果と同様の良
好な結果が得られた。
【0034】
【発明の効果】本発明を用いれば、電子部品がメッキ液
で浸食されることなく、且つ、電流密度を高くしても、
絶縁体部への金属析出が起こらないようにすることが可
能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 正則 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の構成を具備する錫又は錫合金電気
    メッキ浴。 (1)第1錫塩、または第1錫塩と、鉛、銅、亜鉛、コ
    バルト、ニッケルの中から選ばれる少なくとも1種類の
    金属塩 (2)錯化剤 (3)光沢剤として、下記一般式[A]〜[C]のいず
    れかで示される第4級アンモニウム化合物 一般式[A] 【化式1】 (ただし、R1は炭素数6〜18のアルキル基、R2、R
    3、R4は炭素数1〜4のアルキル基もしくはヒドロキシ
    アルキル基、Xはハロゲンイオン、CH3SO4 -、C2
    5SO4 -、CH3COO-、NO3 -のうち少なくとも1種
    類) 一般式[B] 【化式2】 (ただし、R1は炭素数6〜18のアルキル基、R2、R
    3、R4は炭素数1〜4のアルキル基もしくはヒドロキシ
    アルキル基) 一般式[C] 【化式3】 (ただし、 R1は炭素数6〜18のアルキル基、R2
    3、R4は炭素数1〜4のアルキル基もしくはヒドロキ
    シアルキル基) (4)pH3〜pH10
  2. 【請求項2】 前記(2)の錯化剤は、クエン酸、グル
    コン酸、ピロリン酸、及びこれらの塩、またはグルコノ
    ラクトンのうち少なくとも1種類を用いることを特徴と
    する請求項1に記載の錫又は錫合金電気メッキ浴。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の錫又は
    錫合金電気メッキ浴を用いて電子部品を電気メッキする
    ことを特徴とする錫又は錫合金の電気メッキ方法。
JP4803797A 1997-03-03 1997-03-03 錫又は錫合金電気メッキ浴、およびそれを用いた電気メッキ方法 Pending JPH10245694A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001262391A (ja) * 2000-03-14 2001-09-26 Ishihara Chem Co Ltd スズ−銅系合金メッキ浴並びに当該皮膜を形成した電子部品
JP2001295092A (ja) * 2000-04-14 2001-10-26 Nippon New Chrome Kk 銅−スズ合金めっき用ピロリン酸浴
JP2009035768A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Taiyo Kagaku Kogyo Kk 電子部品用錫電解めっき液、電子部品の錫電解めっき方法及び錫電解めっき電子部品

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