JPH10246187A - ポンプ軸受部のオイルシール構造 - Google Patents

ポンプ軸受部のオイルシール構造

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JPH10246187A
JPH10246187A JP9049194A JP4919497A JPH10246187A JP H10246187 A JPH10246187 A JP H10246187A JP 9049194 A JP9049194 A JP 9049194A JP 4919497 A JP4919497 A JP 4919497A JP H10246187 A JPH10246187 A JP H10246187A
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oil seal
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axial direction
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Kenzo Oba
健三 大庭
Makoto Watanabe
誠 渡邊
Morihito Chottogi
守仁 一寸木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプ軸受部のオイルシール構造において、
オイルシール機能を確保しつつ、部品点数を削減して、
ポンプの小型化とコストの低減を図る。 【解決手段】 ポンプ軸受部3のポンプハウジング2と
ポンプ駆動軸4との間に、ポンプ駆動軸4の軸受6に隣
接して、該軸受6よりポンプ室8寄りにオイルシール7
が介装されたポンプ軸受部3のオイルシール構造におい
て、オイルシール7の軸受6側端面に、該オイルシール
7の補強環7c のポンプ軸方向部分7d の延長線上に位
置するように、周方向に連続して、もしくは周方向に適
宜間隔をおいて、突起部7e が形成されたことを特徴と
するポンプ軸受部3のオイルシール構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、主として液圧
ポンプに使用されるポンプ軸受部のオイルシール構造に
関し、特に部品点数を削減して、ポンプの小型化とコス
トの低減を図ったポンプ軸受部のオイルシール構造に関
する。
【0002】
【従来技術】従来のベーンポンプ等液圧ポンプのポンプ
軸受部のオイルシール構造は、図3に図示されるよう
に、ベーンポンプ01のハウジング02のポンプ軸受部03部
分における内壁面大径部02a とポンプ駆動軸04の小径部
04a との間に、軸受06が介設され、該軸受06に隣接し
て、該軸受06よりポンプ室08寄りに、ハウジング02の内
壁面小径部02b とポンプ駆動軸04の大径部04b との間
に、オイルシール07が介装されている。
【0003】そして、前記軸受06は、そのポンプ軸方向
外側面が、ハウジング02の内壁面大径部02a に形成され
た環状溝に嵌装されたサークリップ012 により規制さ
れ、また、そのポンプ軸方向内側面が、スペーサ013 を
介して、ハウジング02の内壁面大径部02a と内壁面小径
部02b とにより形成された段部02d により規制されてい
る。
【0004】また、前記オイルシール07は、そのポンプ
軸方向内側端が、ハウジング02の内壁面小径部02b と内
壁面テーパ部02c とにより形成された段部02e により規
制されるとともに、ポンプ室08から高い液圧を受ける
と、ハウジング02の内壁面小径部02b とポンプ駆動軸04
の大径部04b の外周面とを摺動しつつ、ポンプ軸方向外
方に移動して、そのポンプ軸方向外側端が、前記スペー
サ013 に当接して、これにより規制されるようになって
いる。
【0005】従来のものは、前記のように構成されてい
るので、仮にオイルシール07が、ポンプ室08から高い液
圧を受けて、軸受06側に移動したとしても、スペーサ01
3 によりその動きが規制されるので、オイルシール07が
軸受06と干渉して損傷を受け、そのシール機能が損なわ
れるというようなことが生じない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ものにおけるスペーサ013 は、前記のようなフェイルセ
イフ機能を果たすのみで、通常は必要とされておらず、
その分だけポンプ軸方向長さも長くなっていた。したが
って、本願の発明の課題は、従来のものにおけるスペー
サ013 が果たしていた前記のようなフェイルセイフ機能
を確保しつつ、スペーサ013 をなくし、部品点数を削減
して、ポンプの小型化とコストの低減を図ることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段および効果】本願の発明
は、前記のような課題を解決したポンプ軸受部のオイル
シール構造に係り、その請求項1に記載された発明は、
ポンプ軸受部のポンプハウジングとポンプ駆動軸との間
に、該ポンプ駆動軸の軸受に隣接して、該軸受よりポン
プ室寄りにオイルシールが介装されたポンプ軸受部のオ
イルシール構造において、前記オイルシールの前記軸受
側端面に、該オイルシールの補強環のポンプ軸方向部分
の延長線上に位置するように、周方向に連続してもしく
は周方向に適宜間隔をおいて、突起部が形成されたこと
を特徴とするポンプ軸受部のオイルシール構造である。
【0008】請求項1に記載された発明は、前記のよう
に構成されているので、オイルシールがポンプ室から高
い液圧を受けると、該オイルシールは、ポンプハウジン
グの内壁面とポンプ駆動軸の外周面とを摺動しつつ、ポ
ンプ軸方向外方に移動して、その突起部が軸受に当接す
るが、該突起部は、該オイルシールの補強環のポンプ軸
方向部分の延長線上に位置しているので、該オイルシー
ルが、前記当接による反作用を受けてたとしても、その
変形はほとんどなく、また、オイルシール本体部が損傷
を受けることもないので、シール機能が損なわれるよう
なことがない。
【0009】また、オイルシールが軸受に当接し、これ
と干渉して損傷を受けるのを回避するために、従来のよ
うにスペーサを使用しないで済むので、部品点数を削減
して、ポンプの小型化とコストの低減を図ることができ
る。
【0010】さらに、請求項2記載のように請求項1記
載の発明を構成することにより、突起部が軸受に当接し
たとしても、該当接部における双方の損傷はわずかであ
る。また、オイルシール本体部に対する偏奇力が生じな
いので、オイルシールの変形がさらに少なくなり、その
シール機能が損なわれるようなことがさらに少なくな
る。
【0011】また、請求項3記載のように請求項1また
は請求項2記載の発明を構成することにより、市販品に
より、簡易な潤滑により、容易に軸受を構成することが
できる。
【0012】また、請求項4記載のように請求項3記載
の発明を構成することにより、突起部が軸受に当接した
としても、該当接部における軸受側は、静止部材である
シールにより構成されているので、該当接部における双
方の損傷がさらに少なくなり、オイルシールのシール機
能が損なわれるようなことがさらに少なくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1および図2に図示され
る本願の請求項1ないし請求項4に記載された発明の一
実施形態について説明する。これらの図において、1は
本実施形態におけるポンプ軸受部のオイルシール構造を
備えたベーンポンプであり、そのポンプ軸受部3のオイ
ルシール構造は、図示されるように、ベーンポンプ1の
ハウジング2のポンプ軸受部3の部分における内壁面大
径部2a とポンプ駆動軸4の小径部4a との間に軸受6
が介設され、該軸受6に隣接して、該軸受6よりポンプ
室8寄りに、ハウジング2の内壁面小径部2b とポンプ
駆動軸4の大径部4b との間にオイルシール7が介装さ
れている。
【0014】そして、前記軸受6は、そのポンプ軸方向
外側面が、ハウジング2の内壁面大径部2a に形成され
た環状溝に嵌装されたサークリップ12により規制され、
また、そのポンプ軸方向内側面が、ハウジング2の内壁
面大径部2a と内壁面小径部2b とにより形成された段
部2d により直接規制されている。
【0015】また、該軸受6としては、転がり軸受が使
用されるが、本実施形態の場合、片シールド形ボール軸
受が使用されており、その外輪6a と内輪6b との間に
は、ボール6c が挟持されるとともに、ポンプ軸方向外
方側にシールド6d が、また、ポンプ軸方向内方側にシ
ール6e が、それぞれ取り付けられている。
【0016】これらのシールド6d 、シール6e は、そ
の外周側が外輪6a に固定され、その内周側が内輪6b
の環状V字溝に沿ってラビリンスを形成するようにし
て、それぞれ取り付けられている。なお、シールド6d
側のラビリンスは、液体を封ずるため、より精密に形成
されている。
【0017】前記シール6e は、図示されるように、内
周縁がポンプ軸方向外方にわずかな長さ起立され、中央
部がポンプ軸方向に直角な部分と、該部分からポンプ軸
方向外方にやや傾斜して延びた部分とからなり、外周縁
がポンプ軸方向内方に丸くかしめられた異形断面の環状
円板形状のものであり、その中央部のポンプ軸方向に直
角な部分が、後述するオイルシール7の突起部7e に略
対面するようにして、前記のとおり、外輪6a に取り付
け固定されている。
【0018】前記オイルシール7は、断面略コ字状の半
径方向外方側基部7aに断面L字状の金属製補強環7c
が埋め込まれ、該基部7aに接続するリップ部7b を有
している。これらは、周知の構造であるが、該オイルシ
ール7は、さらに、その軸受6側端面に、突起部7e が
周方向に連続して突出形成されている。
【0019】該突起部7e は、断面L字状補強環7cの
ポンプ軸方向部分7d の延長線上に位置するようにして
形成されており、さらに、その先端面7f は、ポンプ軸
方向と直交する平坦面に形成されている。なお、突起部
7e は、周方向に連続して形成されるのに代えて、周方
向に適宜間隔をおいて、複数形成されるのであってもよ
い。この場合、その個々の断面は、円形とされてもよ
い。
【0020】そして、該オイルシール7は、そのポンプ
軸方向内側端が、ハウジング2の内壁面小径部2b と内
壁面テーパ部2c とにより形成された段部2e により規
制されるとともに、ポンプ室8から高い液圧を受ける
と、ハウジング2の内壁面小径部2bとポンプ駆動軸4
の大径部4b の外周面とを摺動しつつ、ポンプ軸方向外
方に移動して、そのポンプ軸方向外側端にある突起部7
e が、軸受6のシール6e に当接して、これにより規制
されるようになっている。なお、9はベーンポンプ1の
ロータ、10はベーン、11はカムリングである。
【0021】本実施形態は、前記のように構成されてい
るので、オイルシール7がポンプ室8から高い液圧を受
けると、ポンプ軸方向外方に移動して、その突起部7e
が軸受6に当接するが、該突起部7e は、該オイルシー
ル7に埋設された断面L字状補強環7c のポンプ軸方向
部分7d の延長線上に位置しているので、該オイルシー
ル7が、前記当接により反作用を受けたとしても、その
変形はほとんどなく、また、オイルシール本体部(突起
部7e を除く部分)が損傷を受けることもないので、シ
ール機能が損なわれるようなことがない。
【0022】また、オイルシール7と軸受6との当接、
干渉を避けるために、従来のようにスペーサを使用しな
いで済むので、部品点数を削減できて、ポンプ軸方向長
さの短縮による小型化とコストの低減を図ることができ
る。
【0023】さらに、突起部7e の先端面7f は、ポン
プ軸方向と直交する平坦面に形成されているので、該突
起部7e が軸受6に当接したとしても、該当接部におけ
る双方の損傷はわずかであり、また、オイルシール本体
部に対する偏奇力が生じることもないので、オイルシー
ル7の変形がさらに少なくなり、そのシール機能が損な
われるようなことがさらに少なくなる。
【0024】また、突起部7e は、ボール軸受6のシー
ル6e 側に指向して突出形成されているので、該突起部
7e が軸受6に当接したとしても、該突起部7e は、該
軸受6の外輪6a に固定支持された静止部材であるシー
ル6eに当接し、内輪6b に当接することがない。この
結果、該当接部における双方の損傷がさらに少なくな
り、オイルシール7のシール機能が損なわれるようなこ
とがさらに少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の請求項1ないし請求項4に記載された発
明の一実施形態におけるポンプ軸受部のオイルシール構
造を備えたベーンポンプの縦断側面図である。
【図2】図1の要部の拡大図である。
【図3】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1…ベーンポンプ、2…ポンプハウジング、3…ポンプ
軸受部、4…ポンプ駆動軸、6…軸受(ボール軸受)、
6d …シールド、6e …シール、7…オイルシール、7
c …補強環、7d …ポンプ軸方向部分、7e …突起部、
7f …先端面、8…ポンプ室、9…ロータ、10…ベー
ン、11…カムリング、12…サークリップ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ軸受部のポンプハウジングとポン
    プ駆動軸との間に、該ポンプ駆動軸の軸受に隣接して、
    該軸受よりポンプ室寄りにオイルシールが介装されたポ
    ンプ軸受部のオイルシール構造において、 前記オイルシールの前記軸受側端面に、該オイルシール
    の補強環のポンプ軸方向部分の延長線上に位置するよう
    に、周方向に連続してもしくは周方向に適宜間隔をおい
    て、突起部が形成されたことを特徴とするポンプ軸受部
    のオイルシール構造。
  2. 【請求項2】 前記突起部は、その先端面が、ポンプ軸
    方向と直交する平坦面に形成されたことを特徴とする請
    求項1記載のポンプ軸受部のオイルシール構造。
  3. 【請求項3】 前記軸受は、転がり軸受とされたことを
    特徴とする請求項1または請求項2記載のポンプ軸受部
    のオイルシール構造。
  4. 【請求項4】 前記突起部は、前記転がり軸受のシール
    側に指向して突出形成されたことを特徴とする請求項3
    記載のポンプ軸受部のオイルシール構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10288067B2 (en) 2012-12-04 2019-05-14 Magna Powertrain Bad Homburg GmbH Electric motor-driven motor-vehicle vacuum pump, and drive shaft for a motor vehicle vacuum pump
WO2024202909A1 (ja) * 2023-03-28 2024-10-03 カヤバ株式会社 電動ポンプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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