JPH10246261A - 摩擦材の製造方法 - Google Patents
摩擦材の製造方法Info
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- JPH10246261A JPH10246261A JP9051587A JP5158797A JPH10246261A JP H10246261 A JPH10246261 A JP H10246261A JP 9051587 A JP9051587 A JP 9051587A JP 5158797 A JP5158797 A JP 5158797A JP H10246261 A JPH10246261 A JP H10246261A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 繊維、熱硬化性樹脂及び充填材を混合してな
る成形材料を成形した後、加熱硬化処理し、得られた硬
化体の表面の熱処理を行って摩擦材を製造するに当り、
効果的な表面熱処理を行って、摩擦特性に優れた摩擦材
を短時間で容易かつ効率的にしかも安価に製造する。 【解決手段】 表面熱処理に当り、硬化体4の表面に多
孔板1よりなる熱盤3を当接させて加熱する。 【効果】 硬化体の表面から発生したガスは、熱盤の多
孔板の気孔を経て円滑に排出されるようになる。ガス抜
きを容易に行えることから、硬化体を熱盤に押し付けな
くても、硬化体の表面全体を短時間で均一にかつ効率的
に熱処理することができるようになり、亀裂の発生も防
止される。
る成形材料を成形した後、加熱硬化処理し、得られた硬
化体の表面の熱処理を行って摩擦材を製造するに当り、
効果的な表面熱処理を行って、摩擦特性に優れた摩擦材
を短時間で容易かつ効率的にしかも安価に製造する。 【解決手段】 表面熱処理に当り、硬化体4の表面に多
孔板1よりなる熱盤3を当接させて加熱する。 【効果】 硬化体の表面から発生したガスは、熱盤の多
孔板の気孔を経て円滑に排出されるようになる。ガス抜
きを容易に行えることから、硬化体を熱盤に押し付けな
くても、硬化体の表面全体を短時間で均一にかつ効率的
に熱処理することができるようになり、亀裂の発生も防
止される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は摩擦材の製造方法に
係り、特に、自動車や各種産業用機械のブレーキ材、例
えば、ディスクパッドやブレーキライニングとして有用
な高特性摩擦材を効率的に製造する方法に関する。
係り、特に、自動車や各種産業用機械のブレーキ材、例
えば、ディスクパッドやブレーキライニングとして有用
な高特性摩擦材を効率的に製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車や各種産業機械に用いられる摩擦
材のうち、アスベスト不使用のノンアスベスト系摩擦材
の主な構成材料は、アラミド繊維、スチール繊維、ガラ
ス繊維等の補強繊維、フェノール樹脂等の熱硬化性樹
脂、黒鉛、硫酸バリウム等の充填材であり、従来の摩擦
材は、これらの構成材料を混合してなる成形材料を加熱
加圧成形し、次いで加熱硬化処理を行い、厚み調整や摩
擦面に溝を設ける後加工工程を経て、最後に表面近傍の
熱処理(表面熱処理:スコーチ)を行って製造されてい
る。
材のうち、アスベスト不使用のノンアスベスト系摩擦材
の主な構成材料は、アラミド繊維、スチール繊維、ガラ
ス繊維等の補強繊維、フェノール樹脂等の熱硬化性樹
脂、黒鉛、硫酸バリウム等の充填材であり、従来の摩擦
材は、これらの構成材料を混合してなる成形材料を加熱
加圧成形し、次いで加熱硬化処理を行い、厚み調整や摩
擦面に溝を設ける後加工工程を経て、最後に表面近傍の
熱処理(表面熱処理:スコーチ)を行って製造されてい
る。
【0003】従来、この表面熱処理は、加熱硬化して得
られた硬化体に、熱盤を当接し、400〜700℃で3
0〜300秒間加熱することにより実施されている。こ
のような表面熱処理を行って摩擦材表面に予め熱履歴を
与えることで、頻繁な制動や下り坂道などでの使用によ
り摩擦材表面が高温になった時の摩擦特性の低下(例え
ば、摩擦係数の低下及びそれによるフェード現象)を防
ぐ効果が得られる。
られた硬化体に、熱盤を当接し、400〜700℃で3
0〜300秒間加熱することにより実施されている。こ
のような表面熱処理を行って摩擦材表面に予め熱履歴を
与えることで、頻繁な制動や下り坂道などでの使用によ
り摩擦材表面が高温になった時の摩擦特性の低下(例え
ば、摩擦係数の低下及びそれによるフェード現象)を防
ぐ効果が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、表面熱処理工程において、硬化体の表面を高
温で熱処理すると、硬化体の表面からの激しいガスの発
生で、熱盤から硬化体に熱を十分に伝えることができな
いために、次のような不具合があった。
おいては、表面熱処理工程において、硬化体の表面を高
温で熱処理すると、硬化体の表面からの激しいガスの発
生で、熱盤から硬化体に熱を十分に伝えることができな
いために、次のような不具合があった。
【0005】 処理に長時間を要する。 表面(摺動面)全体に均一に熱を与えることができ
ない。 ,を改善するために、硬化体を熱盤に0.1k
gf/cm2 以上で押し付ける必要がある。 ガス発生のために硬化体に亀裂が発生する恐れがあ
り、高温,長時間の熱処理は行えない。 より、表面熱処理による摩擦特性の改善効果が十
分に得られない。
ない。 ,を改善するために、硬化体を熱盤に0.1k
gf/cm2 以上で押し付ける必要がある。 ガス発生のために硬化体に亀裂が発生する恐れがあ
り、高温,長時間の熱処理は行えない。 より、表面熱処理による摩擦特性の改善効果が十
分に得られない。
【0006】このため、従来においては、摩擦材の製造
に長時間を要す;処理作業が煩雑である;製造コストが
高い;得られる摩擦材の性能が十分でない;といった問
題が生じていた。
に長時間を要す;処理作業が煩雑である;製造コストが
高い;得られる摩擦材の性能が十分でない;といった問
題が生じていた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決し、効果
的な表面熱処理を行って、摩擦特性に優れた摩擦材を短
時間で容易かつ効率的にしかも安価に製造する方法を提
供することを目的とする。
的な表面熱処理を行って、摩擦特性に優れた摩擦材を短
時間で容易かつ効率的にしかも安価に製造する方法を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の摩擦材の製造方
法は、繊維、熱硬化性樹脂及び充填材を混合してなる成
形材料を成形した後、加熱硬化処理し、得られた硬化体
の表面の熱処理を行って摩擦材を製造する方法におい
て、該硬化体の表面熱処理に当り、該硬化体の表面に多
孔板よりなる熱盤を当接させて加熱することを特徴とす
る。
法は、繊維、熱硬化性樹脂及び充填材を混合してなる成
形材料を成形した後、加熱硬化処理し、得られた硬化体
の表面の熱処理を行って摩擦材を製造する方法におい
て、該硬化体の表面熱処理に当り、該硬化体の表面に多
孔板よりなる熱盤を当接させて加熱することを特徴とす
る。
【0009】硬化体の表面に多孔板よりなる熱盤を当接
させて熱処理することにより、硬化体の表面から発生し
たガスは、熱盤の多孔板の気孔を経て円滑に排出される
ようになる。このようにガス抜きを容易に行えることか
ら、特に、硬化体を熱盤に押し付けなくても、この表面
全体を短時間で均一にかつ効率的に熱処理することがで
きるようになり、亀裂の発生も防止される。
させて熱処理することにより、硬化体の表面から発生し
たガスは、熱盤の多孔板の気孔を経て円滑に排出される
ようになる。このようにガス抜きを容易に行えることか
ら、特に、硬化体を熱盤に押し付けなくても、この表面
全体を短時間で均一にかつ効率的に熱処理することがで
きるようになり、亀裂の発生も防止される。
【0010】このため、製造時間の短縮、製造工程の簡
略化、製造コストの低減が可能となり、また、従来と同
じ時間及び同じ温度の表面熱処理であればより高性能
(高耐フェード性)な摩擦材を得ることができる。
略化、製造コストの低減が可能となり、また、従来と同
じ時間及び同じ温度の表面熱処理であればより高性能
(高耐フェード性)な摩擦材を得ることができる。
【0011】また、硬化体内部のガスが抜け易くなり、
表面熱処理時のガス発生による亀裂の発生を防げるた
め、より高い温度(例えば500℃以上)や長い時間
(例えば120秒以上)の表面熱処理が可能となり、こ
れにより、より高性能の摩擦材を製造することができ
る。
表面熱処理時のガス発生による亀裂の発生を防げるた
め、より高い温度(例えば500℃以上)や長い時間
(例えば120秒以上)の表面熱処理が可能となり、こ
れにより、より高性能の摩擦材を製造することができ
る。
【0012】この多孔板の気孔率は15〜40%である
ことが好ましい。
ことが好ましい。
【0013】また、多孔板の気孔径を7μm以上とする
ことにより、表面熱処理時に硬化体の一部が熱盤に付着
した場合、これを容易に除去して、熱盤の多孔板の気孔
が目詰りすることを防止することができる。
ことにより、表面熱処理時に硬化体の一部が熱盤に付着
した場合、これを容易に除去して、熱盤の多孔板の気孔
が目詰りすることを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
施の形態を詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の摩擦材の製造方法における
表面熱処理工程の実施の形態を示す斜視図である。
表面熱処理工程の実施の形態を示す斜視図である。
【0016】本発明においては、まず、繊維、熱硬化性
樹脂及び充填材を混合して成形材料を調製し、この成形
材料を0.2〜1.0kgf/cm2 で仮成形し、仮成
形体を、予めバックプレートを配置した成形金型に入れ
て130〜180℃、30〜400kgf/cm2 で3
〜15分程度加熱加圧成形してバックプレートと一体成
形した成形体を得る。
樹脂及び充填材を混合して成形材料を調製し、この成形
材料を0.2〜1.0kgf/cm2 で仮成形し、仮成
形体を、予めバックプレートを配置した成形金型に入れ
て130〜180℃、30〜400kgf/cm2 で3
〜15分程度加熱加圧成形してバックプレートと一体成
形した成形体を得る。
【0017】そして、このバックプレート付き成形体を
加熱硬化処理する。この加熱硬化処理は、180〜25
0℃で、3〜15時間程度行うのが好ましい。
加熱硬化処理する。この加熱硬化処理は、180〜25
0℃で、3〜15時間程度行うのが好ましい。
【0018】このような加熱硬化処理後は、常法に従っ
て厚み調整や溝加工などの後加工を行い、その後、表面
熱処理(スコーチ)を施し、更に防錆のためのアクリル
塗装を行って製品とするが、本発明においては、この表
面熱処理に当り、図1に示す如く、多孔板1にヒータ2
を埋設した熱盤3を用い、この熱盤3の上に硬化体4を
載置して表面熱処理を行う。
て厚み調整や溝加工などの後加工を行い、その後、表面
熱処理(スコーチ)を施し、更に防錆のためのアクリル
塗装を行って製品とするが、本発明においては、この表
面熱処理に当り、図1に示す如く、多孔板1にヒータ2
を埋設した熱盤3を用い、この熱盤3の上に硬化体4を
載置して表面熱処理を行う。
【0019】この多孔板1としては、連続気孔を有する
多孔質セラミックス(多孔質アルミナ(DFA−P:三
菱マテリアル(株)製)等)や多孔質金属(通気性金属
(ポーセラックスII)等)を用いることができ、その気
孔率はガス抜き効率及び強度(耐圧性)等の面から、1
5〜40%程度であることが好ましい。また、この多孔
板1の気孔径は、7μm以上、特に7〜30μmである
ことが好ましい。このように比較的気孔径の大きい多孔
板であれば、表面熱処理時に硬化体の一部が付着して
も、付着物を容易に除去して、付着物による多孔板の目
詰りを防止することができる。
多孔質セラミックス(多孔質アルミナ(DFA−P:三
菱マテリアル(株)製)等)や多孔質金属(通気性金属
(ポーセラックスII)等)を用いることができ、その気
孔率はガス抜き効率及び強度(耐圧性)等の面から、1
5〜40%程度であることが好ましい。また、この多孔
板1の気孔径は、7μm以上、特に7〜30μmである
ことが好ましい。このように比較的気孔径の大きい多孔
板であれば、表面熱処理時に硬化体の一部が付着して
も、付着物を容易に除去して、付着物による多孔板の目
詰りを防止することができる。
【0020】本発明では、このような多孔板1を用いて
表面熱処理することにより、硬化体4からのガス抜きを
円滑に行って、硬化体4を熱盤3に押し付けることな
く、均一な表面熱処理を行うことを可能とする。特に、
本発明では、このようにガス抜きを円滑に行うことによ
り、亀裂の発生を防止し、より高い温度、例えば500
℃以上で、より長い時間、例えば120秒以上の表面熱
処理を行うことも可能となり、より一層高性能の摩擦材
を製造することができる。
表面熱処理することにより、硬化体4からのガス抜きを
円滑に行って、硬化体4を熱盤3に押し付けることな
く、均一な表面熱処理を行うことを可能とする。特に、
本発明では、このようにガス抜きを円滑に行うことによ
り、亀裂の発生を防止し、より高い温度、例えば500
℃以上で、より長い時間、例えば120秒以上の表面熱
処理を行うことも可能となり、より一層高性能の摩擦材
を製造することができる。
【0021】なお、本発明において、成形材料は、スチ
ール繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、カーボン繊維、
チタン酸カリウム繊維、アルミナ繊維等の補強繊維材料
と、フェノール樹脂、ポリアミドイミド樹脂等の熱硬化
性樹脂よりなる結合材と、黒鉛、硫酸バリウム、アルミ
ナ、ダストレジン、二硫化モリブデン、三酸化アンチモ
ン、ジルコニア、石英、ガーネット、マグネシア、フェ
ライト、ゴム、カシューダスト、銅等の金属粒子等の充
填材ないし摩擦調整材とを、補強繊維材料3〜35体積
%、結合材8〜20体積%、充填材ないし摩擦調整材4
5〜90体積%の割合で乾式混合機により十分に混合す
ることにより調製される。
ール繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、カーボン繊維、
チタン酸カリウム繊維、アルミナ繊維等の補強繊維材料
と、フェノール樹脂、ポリアミドイミド樹脂等の熱硬化
性樹脂よりなる結合材と、黒鉛、硫酸バリウム、アルミ
ナ、ダストレジン、二硫化モリブデン、三酸化アンチモ
ン、ジルコニア、石英、ガーネット、マグネシア、フェ
ライト、ゴム、カシューダスト、銅等の金属粒子等の充
填材ないし摩擦調整材とを、補強繊維材料3〜35体積
%、結合材8〜20体積%、充填材ないし摩擦調整材4
5〜90体積%の割合で乾式混合機により十分に混合す
ることにより調製される。
【0022】成形材料を構成する原料のうち、繊維材料
は、平均繊維径1〜200μm、平均繊維長さ1〜10
mm程度であることが好ましく、粒状材料は平均粒径3
〜250μm程度であることが好ましい。
は、平均繊維径1〜200μm、平均繊維長さ1〜10
mm程度であることが好ましく、粒状材料は平均粒径3
〜250μm程度であることが好ましい。
【0023】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明する。
り具体的に説明する。
【0024】実施例1,2 繊維材料としてスチール繊維(平均繊維径60μm、平
均繊維長3mm)及びアラミド繊維(平均繊維径12μ
m、平均繊維長6mmのフィブリル状)を用い、結合材
としてフェノール樹脂(平均粒径45μm)を用い、充
填材及び摩擦調整材として黒鉛(平均粒径100μ
m)、硫酸バリウム(平均粒径75μm)、アルミナ
(平均粒径5μm)、及びダストレジン(平均粒径15
0μm)を用い、これらを表1に示す割合で乾式混合機
により均一混合及び分散を行った。
均繊維長3mm)及びアラミド繊維(平均繊維径12μ
m、平均繊維長6mmのフィブリル状)を用い、結合材
としてフェノール樹脂(平均粒径45μm)を用い、充
填材及び摩擦調整材として黒鉛(平均粒径100μ
m)、硫酸バリウム(平均粒径75μm)、アルミナ
(平均粒径5μm)、及びダストレジン(平均粒径15
0μm)を用い、これらを表1に示す割合で乾式混合機
により均一混合及び分散を行った。
【0025】
【表1】
【0026】得られた成形材料200gを150kgf
/cm2 でプレス成形し、仮成形体を、金型に入れて温
度150℃、圧力400kg/cm2 で10分間加熱加
圧成形した。なお、金型内にはバックプレートとして1
30mm×50mm×5mm(厚み)のスチール製板を
配置してある。得られたバックプレート付き成形体を2
00℃で5時間加熱硬化処理した。その後、平研加工及
び溝加工し、次いで、図1に示す如く、多孔板(通気性
スチール材,気孔率25%,気孔径7μm)よりなる熱
盤を用いて、表2に示す条件で表面熱処理を行った。そ
の後、アクリル塗料を塗装して防錆処理した。
/cm2 でプレス成形し、仮成形体を、金型に入れて温
度150℃、圧力400kg/cm2 で10分間加熱加
圧成形した。なお、金型内にはバックプレートとして1
30mm×50mm×5mm(厚み)のスチール製板を
配置してある。得られたバックプレート付き成形体を2
00℃で5時間加熱硬化処理した。その後、平研加工及
び溝加工し、次いで、図1に示す如く、多孔板(通気性
スチール材,気孔率25%,気孔径7μm)よりなる熱
盤を用いて、表2に示す条件で表面熱処理を行った。そ
の後、アクリル塗料を塗装して防錆処理した。
【0027】得られた摩擦材の寸法は45mm×120
mm×10mm(厚み)である。
mm×10mm(厚み)である。
【0028】得られた摩擦材について外観(摺動面や側
面部の亀裂の有無)を観察すると共に、ダイナモ試験機
によるフェード試験(制動初速度100km/h、終速
度0km/h、制動減速度0.45G、制動間隔35
秒、制動回数15回)で摩擦係数(フェード試験の最低
値)を調べ、結果を表2に示した。
面部の亀裂の有無)を観察すると共に、ダイナモ試験機
によるフェード試験(制動初速度100km/h、終速
度0km/h、制動減速度0.45G、制動間隔35
秒、制動回数15回)で摩擦係数(フェード試験の最低
値)を調べ、結果を表2に示した。
【0029】比較例1,2 多孔板を用いず、通常のスチール製熱盤を用い、表面熱
処理条件を表2に示す通りとしたこと以外は実施例1と
同様に行って、摩擦材を製造し、得られた摩擦材の外観
の観察結果、フェード試験結果を表2に示した(ただ
し、比較例2では亀裂発生のためフェード試験不可)。
処理条件を表2に示す通りとしたこと以外は実施例1と
同様に行って、摩擦材を製造し、得られた摩擦材の外観
の観察結果、フェード試験結果を表2に示した(ただ
し、比較例2では亀裂発生のためフェード試験不可)。
【0030】
【表2】
【0031】表2より、本発明によれば、押し付けを行
わなくても、比較的高い温度の表面熱処理で、亀裂発生
を引き起こすことなく、耐フェード性に優れた摩擦材を
製造できることがわかる。
わなくても、比較的高い温度の表面熱処理で、亀裂発生
を引き起こすことなく、耐フェード性に優れた摩擦材を
製造できることがわかる。
【0032】これに対して、比較例1では、表面熱処理
温度が低いため亀裂の発生はないが、得られる摩擦材の
耐フェード性が劣る。また、比較例2では、表面熱処理
温度が高いため亀裂が発生する。
温度が低いため亀裂の発生はないが、得られる摩擦材の
耐フェード性が劣る。また、比較例2では、表面熱処理
温度が高いため亀裂が発生する。
【0033】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の摩擦材の製
造方法によれば、効果的な表面熱処理を行って、摩擦特
性に優れた摩擦材を短時間で容易かつ効率的にしかも安
価に製造することができる。
造方法によれば、効果的な表面熱処理を行って、摩擦特
性に優れた摩擦材を短時間で容易かつ効率的にしかも安
価に製造することができる。
【図1】本発明の摩擦材の製造方法における表面熱処理
工程の実施の形態を示す斜視図である。
工程の実施の形態を示す斜視図である。
1 多孔板 2 ヒータ 3 熱盤 4 硬化体
Claims (3)
- 【請求項1】 繊維、熱硬化性樹脂及び充填材を混合し
てなる成形材料を成形した後、加熱硬化処理し、得られ
た硬化体の表面の熱処理を行って摩擦材を製造する方法
において、 該硬化体の表面熱処理に当り、該硬化体の表面に多孔板
よりなる熱盤を当接させて加熱することを特徴とする摩
擦材の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1の方法において、該多孔板の気
孔率が15〜40%であることを特徴とする摩擦材の製
造方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2の方法において、該多孔
板の気孔径が7μm以上であることを特徴とする摩擦材
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9051587A JPH10246261A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | 摩擦材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9051587A JPH10246261A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | 摩擦材の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10246261A true JPH10246261A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12891068
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9051587A Withdrawn JPH10246261A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | 摩擦材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10246261A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100694957B1 (ko) * | 2005-06-02 | 2007-03-14 | 닛신보세키 가부시키 가이샤 | 마찰재의 제조방법 |
-
1997
- 1997-03-06 JP JP9051587A patent/JPH10246261A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100694957B1 (ko) * | 2005-06-02 | 2007-03-14 | 닛신보세키 가부시키 가이샤 | 마찰재의 제조방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040511 |