JPH10246352A - リニアソレノイドおよびその製造方法 - Google Patents

リニアソレノイドおよびその製造方法

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JPH10246352A
JPH10246352A JP6206897A JP6206897A JPH10246352A JP H10246352 A JPH10246352 A JP H10246352A JP 6206897 A JP6206897 A JP 6206897A JP 6206897 A JP6206897 A JP 6206897A JP H10246352 A JPH10246352 A JP H10246352A
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peripheral wall
linear solenoid
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coil
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Nobuaki Miki
修昭 三木
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威倍 加納
Haruki Yamamoto
晴樹 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボビンや軸受、支持部材を不要にして、部品
点数を減らし、半径方向のサイズをコンパクトにするこ
と。 【解決手段】 調圧弁部1と推力発生部2とから成り、
該推力発生部2における磁気回路の一部を構成する中空
筒状体のコア21と、該コア21の外周壁に電気絶縁材
料がコーティングされ形成された電気絶縁材料層241
と、該電気絶縁材料層が形成された前記コア21の外周
壁に直接巻き線が巻き付けられたコイル22と、前記コ
ア21の内周壁に潤滑材料がコーティングされ形成され
た潤滑材料層242と、該潤滑材料層が形成された前記
コア21の内部に摺動自在に配設され前記調圧弁部1の
スプール11に連結されたシャフト23とから成るリニ
アソレノイドおよびその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気回路の一部を
構成する中空筒状体のコアと、該コアの外周壁に電気絶
縁材料がコーティングされ形成された電気絶縁材料層
と、該電気絶縁材料層が形成された前記コアの外周壁に
直接巻き線が巻き付けられたコイルと、前記コアの内部
に摺動自在に配設されたシャフトとから成り、部品点数
を減らし、半径方向のサイズをコンパクトにして、シャ
フトの支持を可能にするリニアソレノイドおよびその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリニアソレノイドは、図7に示さ
れるように電磁石部Mにおけるコイル組み立て体が、調
圧弁部Sに電磁吸引力を伝達するシャフトSTを摺動自
在に支持するブッシュまたはベアリングBが内周壁に配
設された中空筒状体のコアFと、該コアFの外周壁に一
端のフランジ部FFにコネクタCTが配設された円筒状
ボビンVと、該ボビンVの外周壁にコイル巻き線を巻き
付けることにより形成されたコイルCとから構成される
ものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のリニアソレ
ノイドは、前記コアFと前記コイル巻き線Cとの絶縁を
確保するため、前記コアFの外周壁に前記円筒状ボビン
Vが配設されているが、前記コイル巻き線を前記ボビン
Vに巻き付ける際のコイル巻き線張力が比較的大きいた
め、前記ボビンVの筒状部の変形が生じないようにする
ために、数mm程度の肉厚が必要となり、前記電磁石部
自体の半径方向の寸法が大きくなるという問題があっ
た。
【0004】前記ボビンVの側壁の肉厚を薄くするため
に、前記ボビンVの内側壁内に前記コアFを挿入して、
その後前記ボビンVの外側壁に前記コイル巻き線を巻く
ことも考えられるが、組み立て工数が増大し、前記電磁
石部自体が複雑になるという問題があった。
【0005】また、前記調圧弁部に電磁吸引力を伝達す
るシャフトSTを摺動自在に支持するために、前記ブッ
シュまたはベアリングB、スプリング等の支持部材が前
記コアFの内周壁に別途設けるものであるので、部品点
数が増えるばかりか、特にブッシュおよびベアリングB
は、単品のためその製造上肉厚を薄くすることに限界が
あり、そのため前記電磁石部自体の半径方向の寸法が大
きくなるという問題があった。
【0006】そこで、本発明者らは、内部にシャフトが
摺動自在に配設された磁気回路の一部を構成する中空筒
状体のコアの外周壁に電気絶縁材料をコーティングして
電気絶縁材料層が形成され、該電気絶縁材料層が形成さ
れた前記コアの外周壁に直接コイル巻き線を巻き付ける
という本発明の第1の技術的思想に着眼するとともに、
前記コアの内周壁に潤滑材料をコーティングして潤滑材
料層を形成するという本発明の第2の技術的思想に着眼
し、さらに研究開発を重ねた結果、ボビンや軸受、支持
部材を不要にして、部品点数を減らし、半径方向のサイ
ズをコンパクトにするという目的を達成する本発明に到
達した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
された第1発明)のリニアソレノイドは、磁気回路の一
部を構成する中空筒状体のコアと、該コアの外周壁に電
気絶縁材料がコーティングされ形成された電気絶縁材料
層と、該電気絶縁材料層が形成された前記コアの外周壁
に直接巻き線が巻き付けられたコイルと、前記コアの内
部に摺動自在に配設されたシャフトとから成るものであ
る。
【0008】本発明(請求項2に記載された第2発明)
のリニアソレノイドは、前記第1発明において、前記コ
アの内周壁に潤滑材料がコーティングされ潤滑材料層が
形成されているものである。
【0009】本発明(請求項3に記載された第3発明)
のリニアソレノイドは、前記第2発明において、前記コ
アの外周壁にコーティングされた電気絶縁材料層と、前
記コアの内周壁にコーティングされた潤滑材料層とが、
ともに同じ材質の樹脂材料によって構成されているもの
である。
【0010】本発明(請求項4に記載された第4発明)
のリニアソレノイドは、前記第3発明において、前記コ
アの外周壁の軸方向の中央を含む部分に前記コイルの巻
き線が直接巻き付けられる凹部が形成されているもので
ある。
【0011】本発明(請求項5に記載された第5発明)
のリニアソレノイドは、前記第4発明において、前記コ
アの内周壁の軸方向の両端部分を半径方向内方に突出さ
せ、前記シャフトを軸支する軸受部が形成されているも
のである。
【0012】本発明(請求項6に記載された第6発明)
のリニアソレノイドは、前記第3発明において、前記コ
アの外周壁にコーティングされた電気絶縁材料層と、前
記コアの内周壁にコーティングされた潤滑材料層とが、
ともにテフロンによって構成されているものである。
【0013】本発明(請求項7に記載された第7発明)
のリニアソレノイドは、前記第3発明において、前記コ
イルが、電気絶縁材料によって被覆されているものであ
る。
【0014】本発明(請求項8に記載された第8発明)
のリニアソレノイドの製造方法は、磁気回路の一部を構
成するコアの表面に樹脂材料をコーティングする工程
と、前記コアの外周に直接コイル巻き線を巻き付ける工
程と、前記巻き付けられたコイルをコーティング材料で
被覆する工程とから成るものである。
【0015】本発明(請求項9に記載された第9発明)
のリニアソレノイドの製造方法は、前記第8発明におい
て、前記表面に樹脂材料がコーティングされた前記コア
の必要な部分を加工する工程を備えているものである。
【0016】本発明(請求項10に記載された第10発
明)のリニアソレノイドの製造方法は、前記第9発明に
おいて、前記コーティング工程において、前記コアの表
面にテフロンを被覆するものである。
【0017】
【発明の作用および効果】上記構成より成る第1発明の
リニアソレノイドは、前記磁気回路の一部を構成する中
空筒状体の前記コアの外周壁に電気絶縁材料がコーティ
ングされ、前記電気絶縁材料層が形成された前記コアの
外周壁に直接コイル巻き線が巻き付けられるので、ボビ
ンを不要にして、部品点数を減らし、半径方向のサイズ
をコンパクトにするという効果を奏する。
【0018】上記構成より成る第2発明のリニアソレノ
イドは、前記第1発明において、前記コアの内周壁に潤
滑材料がコーティングされ潤滑材料層が形成されている
ので、前記シャフトが前記コアの内周壁に摺動自在に配
設されるため、軸受、支持部材を不要にして、部品点数
を減らし、半径方向のサイズをコンパクトにするという
効果を奏する。
【0019】上記構成より成る第3発明のリニアソレノ
イドは、前記第2発明において、前記コアの外周壁にコ
ーティングされた電気絶縁材料層と、前記コアの内周壁
にコーティングされた潤滑材料層とが、ともに同じ材質
の樹脂材料によって構成されているので、コーティグ用
の樹脂材料の種類を減らすことが出来、保守を容易にし
て、コストを下げるという効果を奏する。
【0020】上記構成より成る第4発明のリニアソレノ
イドは、前記第3発明において、前記コアの外周壁の軸
方向の中央を含む部分に形成された前記凹部に前記コイ
ルの巻き線が直接巻き付けられるので、前記コイル巻き
線の巻き付けを容易にするとともに、巻き付けられた前
記コイル巻き線の位置を安定させるという効果を奏す
る。
【0021】上記構成より成る第5発明のリニアソレノ
イドは、前記第4発明において、前記コアの内周壁の軸
方向の両端部分を半径方向内方に突出させて形成されて
いる前記軸受部が、前記シャフトを軸支するので、前記
シャフトの偏芯を阻止するとともに、接触面積を減少さ
せて摺動抵抗を抑制するため、前記シャフトの摺動およ
びリニアソレノイドの動作を円滑かつ確実にするという
効果を奏する。
【0022】上記構成より成る第6発明のリニアソレノ
イドは、前記第3発明において、前記コアの外周壁にコ
ーティングされた電気絶縁材料層と、前記コアの内周壁
にコーティングされた潤滑材料層とが、ともにテフロン
によって構成されているので、コーティグ用の樹脂材料
をテフロンのみにすることが出来るため、保守を容易に
して、コストを下げるという効果を奏する。
【0023】上記構成より成る第7発明のリニアソレノ
イドは、前記第3発明において、前記コイルが、電気絶
縁材料によって被覆されているので、前記コイルと外部
との絶縁を達成するとともに、コイルの巻き崩れを防止
することが出来るという効果を奏する。
【0024】上記構成より成る第8発明のリニアソレノ
イドの製造方法は、磁気回路の一部を構成するコアの表
面に樹脂材料をコーティングし、前記コアの外周に直接
コイル巻き線を巻き付け、前記巻き付けられたコイルを
コーティング材料で被覆するので、ボビンを不要にし
て、部品点数を減らし、半径方向のサイズをコンパクト
にするリニアソレノイドの製造を可能にするとともに、
加工工数を低減し、量産に対する効率を高め、コストを
下げるという効果を奏する。
【0025】上記構成より成る第9発明のリニアソレノ
イドの製造方法は、前記第8発明において、前記表面に
樹脂材料がコーティングされた前記コアの必要な部分を
加工するので、加工工数を低減するという効果を奏す
る。
【0026】上記構成より成る第10発明のリニアソレ
ノイドの製造方法は、前記第9発明において、前記コア
の表面にテフロンを被覆するので、前記コイルとコアと
の絶縁を可能にするとともに、前記シャフトの摺動抵抗
を最小限にするという効果を奏する。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、以
下図面に基づいて説明する。
【0028】(第1実施形態)本第1実施形態のリニア
ソレノイドは、図1ないし図3に示されるように調圧弁
部1と推力発生部2とから成り、該推力発生部2におけ
る磁気回路の一部を構成する中空筒状体のコア21と、
該コア21の外周壁に電気絶縁材料がコーティングされ
形成された電気絶縁材料層241と、該電気絶縁材料層
が形成された前記コア21の外周壁に直接巻き線が巻き
付けられたコイル22と、前記コア21の内周壁に潤滑
材料がコーティングされ形成された潤滑材料層242
と、該潤滑材料層が形成された前記コア21の内部に摺
動自在に配設され前記調圧弁部1のスプール11に連結
されたシャフト23とから成るものである。
【0029】前記調圧弁部1を構成するスプール弁は、
図1に示されるように供給圧を供給する供給ポート10
1と調整された出力圧を供給する出力ポート102と圧
油を排出する排出ポート103と出力圧をフィードバッ
クさせるフィードバックポート104を備えた弁スリー
ブ10と、該弁スリーブ10内に摺動自在に介挿された
スプール11と、前記弁スリーブ10に装着される受け
栓13と前記スプール11との間に介挿され該スプール
11を図中右方に付勢する弾性部材としてのスプリング
12とから成る。
【0030】前記推力発生部2による荷重と前記スプリ
ング12による荷重と出力圧フィードバック荷重とのバ
ランスを図ることにより供給圧を前記推力発生部2への
入力電気信号に対応して出力圧に調整して供給し得るよ
うに構成されている。
【0031】前記推力発生部2は、図1に示されるよう
にコネクター201を備えた磁性体の中空円筒体のカバ
ー20内に断面略T字状の中空円筒体のコア21を同軸
的に挿置され、一端のフランジ部211が前記弁スリー
ブ10の一端とともに前記カバー20の一端に一体的に
嵌着されている。
【0032】前記コア21の外周壁212に同じ材質の
樹脂材料であるテフロンがコーティングされ電気絶縁材
料層241が形成され、前記コアの内周壁213に同じ
材質の樹脂材料であるテフロンがコーティングされ潤滑
材料層242が形成されている。
【0033】すなわち、前記コーティング材としては、
上記テフロン(デュポン社の登録商標、ポリテトラフル
オロエチレン)に代表されるフッ素系樹脂や二硫化モリ
ブデン系等が使用可能である。
【0034】特に、前記コアの内周壁213にコーティ
ングされる潤滑材料層242を構成する樹脂としては、
耐熱性、耐摩耗性、耐油性その他の使用環境に合わせ
て、他の成分を混合することが出来る。
【0035】また、上記コーティング材に限らず、軸受
としての性能を満たす条件として摩擦係数が小さく、使
用環境に耐える材質であれば適用可能であり、上記低摩
擦材のテフロンは最適である。
【0036】前記コア21の前記外周壁212の軸方向
の中央を含む部分に前記コイルの巻き線が直接巻き付け
られる凹部214が形成されている。
【0037】すなわち前記凹部214の深さhは、図2
に示されるように前記コイル巻き線を精度良く整列巻す
るために、第1層目を精度良く巻くことが重要であるこ
とから、前記コイル巻き線の線径Dの2分の1より大き
く設定すれば、前記コイル巻き線を確実に前記凹部21
4の段差部の壁に押し付けて巻くことにより容易に巻く
ことが出来る。
【0038】ただし、前記凹部214の深さhを大きく
するにつれて、可動子とのエアギャップ表面積が増加す
るため、吸引力レベルが低下する傾向があるため、前記
深さhの上限は、この弊害を考慮して決定する必要があ
る。
【0039】前記コアの内周壁の軸方向の中央を含む部
分に凹部(深さd)を形成して両端部分を半径方向内方
に突出させ、前記スプール11の一端の球状端に一端が
当接する前記シャフトを軸支する軸受部215が形成さ
れている。
【0040】前記コアの内周壁213にはテフロンがコ
ーティングされ潤滑材料層242が形成されているの
で、前記潤滑材料層242のコーティング厚さのバラツ
キと、前記シャフト23の押し付け力最大時のコーティ
ング材の撓みを考慮して、前記軸受部215の間の前記
凹部に相当するコーティング材が前記シャフト23に接
触しないように設定する必要がある。
【0041】すなわち、図3(A)および(B)に示さ
れるように前記潤滑材料層242のコーティング厚さの
バラツキ(波状の凹凸)があるため、前記凹部における
コーティング厚さの凸のところで前記シャフト23と接
触してしまう。
【0042】前記軸受部215の内径を加工する場合で
も、前記凹部におけるコーティング厚さの凸の部分に干
渉するため、確実に前記軸受部215を支持することが
出来なくなる。
【0043】前記コイル22は、前記テフロンの前記電
気絶縁材料層が形成された前記コア21の外周壁の軸方
向の中央を含む部分に形成された前記凹部214にコイ
ル巻き線が直接巻き付けられる。
【0044】前記凹部214にコイル巻き線が直接巻き
付けられた前記コイルが、電気絶縁材料によって被覆さ
れ、外部に対してコイルが直接接触しないようにされて
いるとともに、巻き付けられたコイル巻き線を位置決め
するように構成されている。
【0045】上記構成より成る第1実施形態のリニアソ
レノイドは、前記コア21の前記外周壁212に電気絶
縁材料がコーティングされ、前記電気絶縁材料層241
が形成された前記コア21の前記外周壁212に直接コ
イル巻き線が巻き付けられるので、従来におけるボビン
を不要にして、部品点数を減らし、半径方向のサイズを
コンパクトにするという効果を奏する。
【0046】また第1実施形態のリニアソレノイドは、
前記コア21の内周壁に潤滑材料がコーティングされ潤
滑材料層242が形成されているので、前記シャフト2
3が前記コア21の内周壁に摺動自在に配設されるた
め、従来のベアリング、ブッシュその他の軸受、支持部
材を不要にして、部品点数を減らし、半径方向のサイズ
をコンパクトにするという効果を奏する。
【0047】さらに第1実施形態のリニアソレノイド
は、前記コア21の外周壁にコーティングされた電気絶
縁材料層241と、前記コア21の内周壁にコーティン
グされた潤滑材料層242とが、ともに同じ材質の樹脂
材料であるテフロンによって構成されているので、コー
ティグ用の樹脂材料の種類を減らすことが出来、保守を
容易にして、コストを下げるという効果を奏する。
【0048】とりわけ、前記コア21の内周壁にコーテ
ィングされた潤滑材料層242が、低い摩擦材であるテ
フロンによって構成されているので、前記シャフト23
の摺動抵抗を有効に低減するとともに、動きを滑らかに
するという効果を奏する。
【0049】また第1実施形態のリニアソレノイドは、
前記コア21の外周壁の軸方向の中央を含む部分に形成
された前記凹部214に前記コイル22の巻き線が直接
巻き付けられるので、前記コイル巻き線の巻き付けを容
易にするとともに、巻き付けられた前記コイル巻き線の
位置を安定させるという効果を奏する。
【0050】すなわち、前記凹部214の深さが、前記
コイル巻き線の線径Dの2分の1より大きく設定されて
いるので、前記コイル巻き線を確実に前記凹部214の
段差部の壁に押し付けて巻くことにより容易に巻くこと
が出来る。
【0051】さらに第1実施形態のリニアソレノイド
は、前記コア21の内周壁の軸方向の両端部分を半径方
向内方に突出させて形成されている前記軸受部215
が、前記シャフト23を軸支するので、前記シャフト2
3の偏芯を阻止するとともに、接触面積を減少させて摺
動抵抗を抑制するため、前記シャフト23の摺動および
リニアソレノイドの動作を円滑かつ確実にするという効
果を奏する。
【0052】また第1実施形態のリニアソレノイドは、
前記コイル22が、電気絶縁材料によって被覆されてい
るので、前記コイル22と外部との絶縁を達成するとと
もに、コイルの巻き崩れを防止することが出来るという
効果を奏する。
【0053】(第2実施形態)本第2実施形態のリニア
ソレノイドの製造方法は、図4に示されるように上述し
た前記第1実施形態のリニアソレノイドの製造方法に係
るものである。
【0054】本第2実施形態のリニアソレノイドの製造
方法において、磁気回路の一部を構成するコア21(図
4においては上半分のみを示す)の全表面に樹脂材料と
してテフロンがコーティングされる。
【0055】図4(B)に示されるように、前記全表面
にテフロンがコーティングされた前記コア21の必要な
部分21A、21B、21Cのテフロンを除去するため
に切削加工が施される。
【0056】図4(C)に示されるように、コイル22
を形成するために前記コア21の外周の凹部214に治
具を用いて直接コイル巻き線が巻き付けられる。
【0057】図4(D)に示されるように、外部との絶
縁とコイルの巻き崩れを防止するために前記コア21の
外周の凹部214に巻き付けられた前記コイル22をコ
ーティング材料で被覆して、樹脂モールドされる。
【0058】上記構成より成る第2実施形態のリニアソ
レノイドの製造方法は、前記コア21の外表面にテフロ
ンをコーティングし、テフロンがコーティングされた前
記コア21の外周壁に直接コイル巻き線を巻き付け、ボ
ビンを不要にして、部品点数を減らし、半径方向のサイ
ズをコンパクトにするリニアソレノイドの製造を可能に
するとともに、加工工数を低減し、量産に対する効率を
高め、コストを下げるという効果を奏する。
【0059】また第2実施形態のリニアソレノイドの製
造方法は、前記コア21の外周壁に直接巻き付けられた
前記コイル22をコーティング材料で被覆するので、外
部との絶縁を実現するとともに、コイルの巻き崩れを防
止するという効果を奏する。
【0060】さらに第2実施形態のリニアソレノイドの
製造方法は、表面に前記テフロンがコーティングされた
前記コア21の必要な部分を加工するので、加工工数を
低減するという効果を奏する。
【0061】また第2実施形態のリニアソレノイドの製
造方法は、前記コア21の全表面に1回のコーティング
工程によってテフロンを被覆するので、前記コイル22
と前記コア21との絶縁を可能にするとともに、前記シ
ャフト23の摺動抵抗を最小限にするという効果を奏す
る。
【0062】(第3実施形態)本第3実施形態のリニア
ソレノイドおよびその製造方法は、前記コア21の外周
壁に形成される電気絶縁材料層241と前記コア21の
内周壁に形成される潤滑材料層242とが同じ材質の樹
脂材料によってコーティングされているのに対して、図
5に示されるようにコア21の外周壁に形成された電気
絶縁材料層241と前記コア21の内周壁に形成された
潤滑材料層242とが異なった材質の材料によってコー
ティングする点が相違点であり、以下相違点を中心に説
明する。
【0063】すなわち、図5(A)に示されるように前
記コア21の外周壁の凹部214に前記テフロン以外の
安価なポリエチレン(PE)またはポリ塩化ビニル(P
VC)等の樹脂やエナメルその他の電気絶縁材料を選択
的にコーティングして、電気絶縁材料層を形成する。
【0064】また図5(B)に示されるように、前記コ
ア21の内周壁の軸方向両端の半径方向内方へ突出した
軸受部215には前記第1実施形態および第2実施形態
と同様にテフロンをコーティングして潤滑材料層242
を形成する。
【0065】上記第3実施形態のリニアソレノイドおよ
びその製造方法は、前記コア21の外周壁に電気絶縁材
料がコーティングされ、前記電気絶縁材料層が形成され
た前記コアの外周壁に直接巻き付けられた前記コイル巻
き線と前記コア21との電気絶縁を実現するので、ボビ
ンを不要にして、部品点数を減らし、半径方向のサイズ
をコンパクトにするという効果を奏する。
【0066】また第3実施形態のリニアソレノイドおよ
びその製造方法は、前記コア21の外周壁の凹部214
に前記テフロン以外の安価なポリエチレン(PE)また
はポリ塩化ビニル(PVC)等の樹脂やエナメルその他
の電気絶縁材料を選択的にコーティングして、電気絶縁
材料層を形成するので、安価な材料を必要な部分にだけ
コーティングするので、電気絶縁材料の使用量を減ら
し、コストダウンを可能にするという効果を奏する。
【0067】さらに第3実施形態のリニアソレノイドお
よびその製造方法は、前記コア21の内周壁に潤滑材料
がコーティングされ潤滑材料層が形成されているので、
潤滑材料層が形成された前記コア21の内周壁によって
前記シャフト23が摺動自在に軸支されるため、軸受、
支持部材を不要にして、部品点数を減らし、半径方向の
サイズをコンパクトにするという効果を奏する。
【0068】また、第3実施形態のリニアソレノイドお
よびその製造方法は、テフロンを前記軸受部215にだ
けコーティングするものであるので、潤滑材料としての
高価なテフロンの使用量を減らし、コストダウンを可能
にするという効果を奏する。
【0069】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0070】上述の実施形態は、一例として電気絶縁材
料および潤滑材料をいずれも合成樹脂材料で構成する例
について説明したが、本発明としてはそれらに限定され
るものでは無く、電気絶縁性および潤滑性を備えている
ものであれば、無機材料も採用することが出来る。
【0071】上述の実施形態においては、一例として前
記コアの外周壁にコイル巻き線を巻き付けるための凹部
を形成する例について説明したが、本発明としてはそれ
らに限定されるものでは無く、例えば図6に示されるよ
うに前記コアの外周壁の一端にリング状のプレートを配
設し、該プレートとコアのフランジ部との間にコイル巻
き線を巻き付ける態様を採用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のリニアソレノイドを示
す断面図である。
【図2】本第1実施形態のリニアソレノイドにおけるコ
アの外周壁に形成される凹部を説明するための部分断面
図である。
【図3】本第1実施形態のリニアソレノイドにおけるコ
アの内周壁に形成される凹部および軸受部を説明するた
めの部分断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態のリニアソレノイドの製
造方法の各工程を説明するための部分断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態のリニアソレノイドおよ
びその製造方法の各工程を説明するための部分断面図で
ある。
【図6】本発明のその他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図7】従来のリニアソレノイドを示す断面図である。
【符号の説明】
1 調圧弁部 2 推力発生部 21 コア 22 コイル 23 シャフト 241 電気絶縁材料層 242 潤滑材料層

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気回路の一部を構成する中空筒状体の
    コアと、 該コアの外周壁に電気絶縁材料がコーティングされ形成
    された電気絶縁材料層と、 該電気絶縁材料層が形成された前記コアの外周壁に直接
    巻き線が巻き付けられたコイルと、 前記コアの内部に摺動自在に配設されたシャフトとから
    成ることを特徴とするリニアソレノイド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記コアの内周壁に潤滑材料がコーティングされ潤滑材
    料層が形成されていることを特徴とするリニアソレノイ
    ド。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記コアの外周壁にコーティングされた電気絶縁材料層
    と、前記コアの内周壁にコーティングされた潤滑材料層
    とが、ともに同じ材質の樹脂材料によって構成されてい
    ることを特徴とするリニアソレノイド。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記コアの外周壁の軸方向の中央を含む部分に前記コイ
    ルの巻き線が直接巻き付けられる凹部が形成されている
    ことを特徴とするリニアソレノイド。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記コアの内周壁の軸方向の両端部分を半径方向内方に
    突出させ、前記シャフトを軸支する軸受部が形成されて
    いることを特徴とするリニアソレノイド。
  6. 【請求項6】 請求項3において、 前記コアの外周壁にコーティングされた電気絶縁材料層
    と、前記コアの内周壁にコーティングされた潤滑材料層
    とが、ともにテフロンによって構成されていることを特
    徴とするリニアソレノイド。
  7. 【請求項7】 請求項3において、 前記コイルが、電気絶縁材料によって被覆されているこ
    とを特徴とするリニアソレノイド。
  8. 【請求項8】 磁気回路の一部を構成するコアの表面に
    樹脂材料をコーティングする工程と、 前記コアの外周に直接コイル巻き線を巻き付ける工程
    と、 前記巻き付けられたコイルをコーティング材料で被覆す
    る工程とから成ることを特徴とするリニアソレノイドの
    製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記表面に樹脂材料がコーティングされた前記コアの必
    要な部分を加工する工程を備えていることを特徴とする
    リニアソレノイドの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9における前記コーティング工
    程において、前記コアの表面にテフロンを被覆すること
    を特徴とするリニアソレノイドの製造方法。
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