JPH10246694A - ガスセンサ及びそれを用いた気体検出方法 - Google Patents

ガスセンサ及びそれを用いた気体検出方法

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JPH10246694A
JPH10246694A JP4864297A JP4864297A JPH10246694A JP H10246694 A JPH10246694 A JP H10246694A JP 4864297 A JP4864297 A JP 4864297A JP 4864297 A JP4864297 A JP 4864297A JP H10246694 A JPH10246694 A JP H10246694A
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gas
laser
ring
measured
optical resonator
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JP4864297A
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English (en)
Inventor
Akira Mugino
明 麦野
Takashi Shiomi
高史 塩見
Hiroaki Kuze
宏明 久世
Nobuo Takeuchi
延夫 竹内
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクト化、高感度化、感度の安定化。 【解決手段】 光ファイバ増幅器3のポンピングパワー
を制御して同光ファイバ増幅器3の自然放出光をリング
型光共振器7内に周回し、周回する自然放出光又はレー
ザ光の、ガスセルモジュール6内が真空であるときとガ
スセルモジュール6内に被測定用ガスが導入されて吸収
が生じたときとでの強度変化を、観測用ポートを通して
測定する。レーザダイオード9の光をリング型光共振器
7内に導入し、同リング型光共振器7を周回する光の、
ガスセルモジュール6内が真空であるときとガスセルモ
ジュール6内に被測定用ガスが導入されて吸収が生じた
ときとでの、強度及び共振周波数の線幅情報の変化量を
測定する。後者において、2以上のレーザ光をリング型
光共振器7に導入するときは両光の比を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は気体分子、特に微量
な気体分子の検出や濃度測定、圧力測定に適するガスセ
ンサとそれを用いた気体検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、気体分子の検出方法の1つにレー
ザを用いたレーザ分光学手法がある。この手法は被測定
用ガス(検出の対象となるガス)が導入された特殊なガ
スセルにレーザ光を入射してその透過光を調べるもので
あり、検出精度を高めるべく改良された長光路吸収法や
共振器内レーザ分光法、周波数変調法等があり、普及し
ている。
【0003】一般的には、ガス(吸収媒体)が満たされ
たガスセルにレーザ光を入射すると、同レーザ光にガス
の吸収スペクトル周波数と一致する周波数成分がある場
合、ガスセル内のガス分子の下準位の電子が共鳴により
レーザ光のエネルギーを吸収して上準位に励起される。
このガスによるエネルギー吸収によってガスセル内を通
過して外部に出射されるレーザ光の出力強度は減衰さ
れ、ガスセル内におけるガス吸収量ΔIは、レーザ光の
強度をI0 、ガスの吸収係数をα、吸収長をlとする
と、 △I=I0 −I0 exp(−αl)≒I0 αl と表すことができる。しかしガスによる吸収を受けた透
過光をフォトダイオード等の検出器で直接受光して測定
すると、レーザ光自体の強度の揺らぎが雑音となり、検
出感度は10-4程度でしかない。そこで検出感度を高め
たり、別の検出器を用いて吸収量を別の量に変換して検
出することにより、強力なレーザ光の影響を受けずに雑
音がほぼ別の検出器によるものだけとなるようにした方
法もある。しかし、この方法はガスによる吸収が弱い
と、吸収線における光の吸収量計測は困難となる。
【0004】前記の長光路吸収法は、前記ガスの吸収を
強調(enhancement) するようにガスセル長又は実効吸収
光路長を長くする工夫を施したものであり、ガスセル自
体を長尺に作成し、直進する光のガスセル内での光路長
を稼ぐものとか、ガスセルの両端に全反射ミラー等を設
け、多重反射によって光の実効光路長を稼ぐものとかが
ある。
【0005】前記の共振器内レーザ分光法(IntraCavity
Laser Spectroscopy 、以降ICLS法) は、ガスセル
をレーザの共振器内部に配置するものであり、多モード
発振するレーザの一つのモードがガスの吸収スペクトル
と一致した場合、レーザ発振状態に到達するまでの時
間、即ち定常状態に達する時間内において、レーザ共振
器の内部にはモードの生成が過度状態において逐次変化
して行き、吸収のあるところではその吸収スペクトルの
波長成分のパワーも逐次減少していくこととなり、レー
ザ発振が起きる前の過度状態における吸収成長の最大時
間が吸収の感度を決める。通常、この方法では吸収を1
00〜10000倍に強調(enhancement)できると言わ
れる。
【0006】この方法では、パルス発振又はCW(連続
波長)発振のレーザを用いることができ、パルスの場合
は、パルスの持続時間を長くすることにより高感度な吸
収をもたらすのに対し、CWレーザではレーザの発振モ
ード(多モードであることに注意)の寿命を長くするこ
とにより高感度をもたらすことができる。また、レーザ
の種類としてパルス及びCW発振色素レーザ、チタンサ
ーファイアレーザ等の固体レーザ、GaAs/GaAs
Al系ダイオードレーザ等がある。
【0007】前記の周波数変調法(Frequency Modulatio
n Spectroscopy、以降FMS法) は周波数変調したレー
ザ光をガスセルを透過させて吸収の微分信号を検出する
方法である。しかし、実際には変調手法及び検出手法に
よっては微妙に実体が変わってくる。本来はレーザ光を
変調することは吸収線の検出を容易にし、検出器のドリ
フトや1/f雑音等を取り除くための手法であった。例
えば光源周波数を掃引すると吸収線のあるところでガス
セルを透過してきたレーザパワーは減少し、吸収線が測
定されるわけであるが、吸収によるパワーの変化量が雑
音パワーよりも大きくならなければいけない。レーザ周
波数は吸収線を横切る時間の逆数の数倍の周波数である
ため、1秒でスペクトルが書けたとすれば、周波数帯域
はゼロから数十Hzまでである。従って、この低周波領
域では上記の雑音が存在しているので不利である。従っ
て、光源周波数を吸収線の幅程度に周波数変調しながら
吸収測定を行うと、レーザの周波数が吸収線と一致する
とレーザ光が吸収されたり、されなかったりするので、
透過光パワーは変調周波数で変動する。これを変調周波
数と同期検波すれば吸収が測定され、ドリフトや1/f
雑音から解放されたスペクトルが観測される。さらに光
ヘテロダインの原理を利用し、レーザ光にFM変調によ
り、主キャリア光に対してサイドバンドを発生させ、そ
の第1次サイドバンドにおける分子の吸収の差をヘテロ
ダインビートとして検出して吸収線を測定するものがあ
る。これがFMS法である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記の長光路吸収法で
は実効吸収光路長を長くして感度を上げるものである。
そのためガスセルを長尺化する必要があるが、その場
合、ガスセルが真空に耐え得るものでなければならず、
またスペース面での制限があることから、長尺化には限
界がある。制作コストやスペース効率を考えなければ、
実験室レベルでは長さ数メートル程度のガスセルが作製
されているが、このようなガスセルを用いては実用的な
装置は実現できない。
【0009】長光路吸収法においてガスセルの両端に全
反射ミラー等を設ける場合、多重反射による実効光路長
を稼ぐことが一般的に行われており、これによりガスセ
ルを小型化できるが以下のような問題がある。ガスの吸
収係数α(又は吸収断面積とガス濃度との積)は一定圧
力下では波長(又は周波数)と濃度の関数であり、特定
な吸収波長、濃度ではαが定数となる。そして長さLの
吸収体(ガスセルの実効光路長)による吸収量は、ガス
セルの入射口のレーザ光パワーをP0 とした場合、P0
[1−exp(−αL)]である。光路長を長くし、多
重反射セルを用いたときの反射鏡の反射率をRとする
と、全反射ミラー間をn回往復して検出器に入るパワー
は P02n-1exp(−α2nL) となる。吸収量が最小検出パワーよりも大きくなければ
ならない反射回数には最適値が存在する。2αnL《1
の極限では、吸収パワーは △P=2P02n-1・αnL=Pmin となる。これを微分し、nを求めると、 n=-1/2lnR となる。例えばR=90%ではnは5となる。従って、
反射率の低い鏡では、多重反射をする意味がない。その
ため長光路吸収法では、スペース、反射鏡の反射率、長
いセルの真空度制御、特殊な低損失多重反射ガスセルの
使用、実用性等の問題を抱えている。
【0010】前記ICLS法では上記の長光路吸収法と
併用すると、即ちレーザ共振器内に長光路セルを設ける
と更に高感度が期待できるが、共振器内に多重反射セル
を組み込むことが困難である上、レーザ発振そのものを
妨げかねない問題もある。根本的にICLS法ではレー
ザ発振の過度状態に依存している。しかしレーザ発振は
通常定常状態において安定するものであって、過度状態
での制御はきわめて難しく、しかも再現性がないこと
や、ガスの吸収スペクトルに合うレーザを選択しなけれ
ばならないなどの問題があるため、実用的でない。特に
後者の場合、安定した定常状態でのレーザであれば発振
スペクトルの選択は固定的な特性から容易であるのに対
し、過度状態でのスペクトル発生メカニズムは良く把握
できないので、どのようなレーザを用いれば良いのか分
からないという難点がある。これは過度状態において、
例えばレーザのスイッチをオンにしてから長くて数ms
以内におけるレーザ発振のスペクトル変化を追うことと
なるので、最初の数ns程度の時間内においてはガス吸
収のスペクトルがレーザ発振モードのスペクトル範囲内
にあっても、次のμsになると先まであつたスペクトル
が変化して無くなるおそれがある。つまり、ガス吸収ス
ペクトルと過度状態の時間内における吸収スペクトルは
必ずしも継続しないことがこの方法の再現性の最大な難
点である。また、ICLS法の感度は過度時間の長さに
依存するので、レーザの発振を長い時間にすることがき
わめて困難となる。また、レーザの発振モードはマルチ
モードでなければならないことと、吸収が起きるために
は多くの発振モードに対して、その多モードのうちの1
本の発振モードの波長または周波数が吸収スペクトル波
長または周波数と一致する必要があるので、過度状態で
のレーザの発振モードはランダムであり、周囲の温度、
レーザ共振器(2枚以上の反射鏡で増幅媒質を挟むよう
な共振器を指す)の距離の微妙な変化等によってレーザ
のモード生成時間、及び過度時間内のモードが同じとな
るとは限らない等の問題がある。また、多モード発振し
たレーザではモードとモード間のカップリングもあり、
吸収があるとカップリング状態も時間変化するので、吸
収量の測定精度が低いという問題がある。さらに、過度
状態でのスペクトル測定は数μsからmsまでごくわず
かの時間内に測定を行う必要があるので、測定装置の時
間に関する制御、再現性も問題となる。
【0011】前記FMS法は上記の2つの方法に比べて
再現性の面では優れている。しかし、やはり吸収セルを
長光路にすれば吸収そのものが良くなるので、長光路の
欠点を有する。更に、変調によって光の周波数に1/f
の雑音及び白色雑音が入り、特に低周波領域では著しく
感度に影響を与えるため、FMSの課題としては如何に
高周波領域に変調をもっていくかにある。つまり、pp
b以上の微量濃度を検出するためにはマイクロ波オーダ
の変調が必要とされるが、数GHz程度の変調は簡単に
はできないのが現状であり、できるとしても変調器その
ものが高価になり、しかも大型化する。また、周波数変
調を行うためのフイードバック系、制御系もかなり複雑
なってくることがFMS法の難点である。
【0012】上記の方法のいずれも測定系が大型で、コ
ンパクトにならないことと、実用性の観点から工業に応
用する可能性が薄い等の問題がある。特に、近年地球規
模の環境問題に対する関心度が高まりつつあり、大気汚
染に起因するガスの検出等の要求が増え、実用的で、且
つコンパクトなガス濃度検出装置、または簡単な構成の
ガスセンサが要求されていることから、工業上の実用
性、測定精度の再現性などの面が強く要求される中、現
状を考えると上記の3つの方法では、実験室レベルであ
るため、工業上の要求を満たすことがかなり難しい。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の問題点について、
特に実用性、コンパクト性を着目し、全く新しいアプロ
ーチを理論及び実験的に検討した結果、ガスセルモジュ
ール、エルビムドープファイバ増幅器(EDFA)及び
光ファイバ型部品を組み合わせて光学的な手投により非
破壊的なガス濃度の検出又はガスの圧力(分圧を含む)
をモニタリングする方法を開発することができた。即ち
以下の手段をもって上記の問題点及び課題を解決するこ
とができた。
【0014】本発明のうち請求項1記載のガスセンサは
図1、3、9、10に示すように、光カップラ1の1つ
の入力ポートP2 と1つの出力ポートP3 間を、光ファ
イバ増幅器3、ガスセルモジュール4等を介して光ファ
イバ6でリング状に接続して、前記光ファイバ増幅器3
によりレーザ発振可能なリング型光共振器7を構成し、
前記光カップラ1の他の出力ポートP4 又はリング型光
共振器7に別途設けたモニタ用光カップラ8の出力ポー
トP5 を観測用のポートとしてなるものである。
【0015】本発明のうち請求項2記載のガスセンサは
図1、3、9に示すように、光カップラ1の1つの入力
ポートP2 と1つの出力ポートP3 間を、光ファイバ増
幅器3、ガスセルモジュール4等を介して光ファイバ6
でリング状に接続してリング型光共振器7を構成し、前
記光カップラ1の他の入力ポートP1 に、リング型共振
器7内にレーザ光を入力可能なるようにレーザダイオー
ド9を接続し、前記光カップラ1の他の出力ポートP4
又はリング型光共振器7に別途設けたモニタ用光カップ
ラ8の出力ポートP5 を観測用のポートとしてなるもの
である。
【0016】本発明のうち請求項3記載のガスセンサは
図1、3、9に示すように、光カップラ1の1つの入力
ポートP2 と1つの出力ポートP3 間を、光ファイバ増
幅器3、ガスセルモジュール4等を介して光ファイバ6
でリング状に接続してリング型光共振器7を構成し、前
記光カップラ1の他の入力ポートP1 に、リング型光共
振器7内に異なる波長のレーザ光を入力可能なるように
2つのレーザダイオード9を合分波器(12)を介して
接続し、前記光カップラ1の他の出力ポートP4 又はリ
ング型光共振器7に別途設けたモニタ用光カップラ8の
出力ポートP5を観測用のポートとしてなるものであ
る。
【0017】本発明のうち請求項4記載のガスセンサ
は、前記リング型光共振器7の途中にアイソレータ2を
設けてなるものである。
【0018】本発明のうち請求項5記載のガスセンサ
は、前記リング型光共振器7の途中にバンドパスフィル
タ5を設けてなるものである。
【0019】本発明のうち請求項6記載のガスセンサ
は、前記リング型光共振器7の途途中に光ファイバ型偏
波コントローラ(10)と、リング共振器長制御用圧電
変調素子(11)を設けてなるものである。
【0020】本発明のうち請求項7記載のガスセンサは
図2に示すように、ガスセルモジュール4は、被計測ガ
スに反応しないか又は反応しにくい材料で形成された筐
体(20)に、同筐体(20)内をレーザ光が通過可能
なレーザ通過孔(21)が貫通され、レーザ通過孔(2
1)の両端開口部の夫々に封止ガラス(22)が設けら
れ、各封止ガラス(22)の外側に光ファイバ(23)
が接続された光ファイバピッグテール型コネクタ(3
0)を取り付けて、それを通してレーザ通過孔(21)
内へのレーザ光の入力、レーザ通過孔(21)から出射
されるレーザ光の受光を可能とし、前記筐体(20)に
ガス導入孔(24)及びガス排出孔(25)が前記レー
ザ通過孔(21)と連通するように開口され、ガス導入
孔(24)及びガス排出孔(25)の開口部にガス配管
接続用コネクタ(31)を接続可能な接続部(26)が
形成されてなり、前記レーザ通過孔(21)内はガス導
入孔(24)及びガス排出孔(25)を通して真空引き
可能であり、同レーザ通過孔(21)内にガス導入孔
(24)から被測定用ガスを導入可能としてなるもので
ある。
【0021】本発明のうち請求項8記載のガスセンサは
図2に示すように、ガスセルモジュール4は、被計測ガ
スに反応しないか又は反応しにくい材料で形成された筐
体(20)に、同筐体(20)内をレーザ光が通過可能
なレーザ通過孔(21)が貫通され、レーザ通過孔(2
1)の両端開口部の夫々に封止ガラス(22)が設けら
れ、各封止ガラス(22)の外側に、円筒状の突子(2
7)が形成され、各突子(27)にレンズ入りのレンズ
ホルダ(28)が挿入され、各レンズホルダ(28)に
光ファイバ(23)のフェルール(29)が接続され、
レンズホルダ(28)と円筒状の突子(27)の接合部
分及びレンズホルダ(28)とフェルール(29)の接
合部分が溶接され、前記フェルール(29)全体がフェ
ルールスリーブ(32)、ネックカバー(33)等によ
り保護されて光ファイバピッグテール型コネクタ(3
0)が構成され、前記筐体(20)に、前記レーザ通過
孔(21)と連通するガス導入孔(24)及びガス排出
孔(25)が開口され、ガス導入孔(24)及びガス排
出孔(25)の開口部にガス配管接続用コネクタ(3
1)を接続可能な接続部(26)が形成されてなり、前
記レーザ通過孔(21)内はガス導入孔(24)及びガ
ス排出孔(25)を通して真空引き可能であり、同レー
ザ通過孔(21)内にガス導入孔(24)から被測定用
ガスを導入可能としてなるものである。
【0022】本発明のうち請求項9記載の気体検出方法
は、請求項1乃至請求項8の夫々に記載のガスセンサを
使用し、同ガスセンサにおける光ファイバ増幅器3のポ
ンピングパワーを制御して発振していない自然放出光又
は発振したレーザ光をリング型光共振器7内に導入して
同リング型光共振器7内を周回させると共にガスセルモ
ジュール6内を通過させ、ガスセルモジュール6内が真
空のときと被測定用ガスが導入されてガス吸収が生じた
ときとの前記自然放出光又はレーザ光の強度変化を、観
測用ポートを通してフォトダイオード、スペクトルアナ
ライザ等により測定して、被測定用ガスの濃度又は圧力
を検出するようにした方法である。
【0023】本発明のうち請求項10記載の気体検出方
法は、請求項2乃至請求項8の夫々のガスセンサを使用
し、同ガスセンサにおけるリング型光共振器7中のバン
ドパスフィルタ5の透過中心波長が被測定用ガスの1つ
の吸収スペクトルと一致するようにし、光ファイバ増幅
器3のポンピングパワーを制御して発振していない自然
放出光又は発振したレーザ光をリング型光共振器7内に
導入して同リング型光共振器7内を周回させると共にガ
スセルモジュール6内を通過させ、ガスセルモジュール
6内が真空のときと被測定用ガスが導入されてガス吸収
が生じたときとの前記自然放出光又はレーザ光の強度変
化を、観測用ポートを通してフォトダイオード、スペク
トルアナライザ等により測定して、被測定用ガスの濃度
又は圧力を検出するようにした方法である。
【0024】本発明のうち請求項11記載の気体検出方
法は、請求項1乃至請求項8記載の夫々のガスセンサを
使用し、同ガスセンサにおけるリング型光共振器7中の
バンドパスフィルタ5の透過中心波長、リング型光共振
器7の共鳴波長、レーザダイオード9の発振波長が被測
定用ガスの1つの吸収スペクトルと一致するようにし、
レーザダイオード9からのレーザ光を光カップラ1を介
してリング型光共振器7内に導入して同リング型光共振
器7内を周回させると共にガスセルモジュール6内を通
過させ、ガスセルモジュール6内が真空であるときと被
測定用ガスが導入されて吸収が生じたときとの前記レー
ザ光の強度及び共振周波数の線幅情報の変化量をフォト
ダイオード、スペクトルアナライザ等で測定して、被計
測用ガスの濃度又は圧力を検出するようにした方法であ
る。
【0025】本発明のうち請求項12記載の気体検出方
法は、請求項3乃至請求項8記載の夫々のガスセンサを
使用し、同ガスセンサにおける一方のレーザダイオード
9発振波長が被測定用ガスの1つの吸収スペクトルに一
致し、他方のレーザダイオード9の発振波長が被測定用
ガスの吸収スペクトルから外され、且つ2つの波長がν
2 =mν、FRS+ν1 の関係(νは光の周波数、FS
Rはリング型光共振器の共鳴周波数の間隔、mは正の整
数)を有するようにし、前記2つのレーザダイオード9
から異なる波長のレーザ光を光カップラ1を介してリン
グ型光共振器7内に導入して同リング型光共振器7を周
回させると共にガスセルモジュール6内を通過させ、ガ
スセルモジュール6内が真空であるときと被測定用ガス
が導入されて吸収が生じたときとの両波長光の出力強度
の比から、被測定用ガスの濃度又は圧力を検出するよう
にした方法である。
【0026】本発明のうち請求項13記載の気体検出方
法は、請求項9又は請求項10記載の気体検出方法にお
いて、ガスセンサにおけるリング型光共振器7中の光フ
ァイバ増幅器3のボンピングパワーをレーザ発振閾値近
傍に設定して被測定用ガスの検出を行うようにした方法
である。
【0027】本発明のうち請求項14記載の気体検出方
法は、請求項10記載の気体検出方法において、ガスセ
ンサにおけるリング型光共振器7中のバンドパスフィル
タ5の中心波長透過帯域幅を少なくとも1nm以下の特
性に設定するようにした方法ある。
【0030】
【発明の実施の形態】図3は本発明のガスセンサの実施
の形態を示したものであり、2×2のカップラ(光ファ
イバカップラ)1をレーザ光の入出力の中心デバイスと
して使用し、この光カップラ1の第2ポート(入力ポー
ト)P2 と第3ポート(出力ポート)P3 とを、光ファ
イバ光学部品である光アイソレータ2、光ファイバ増幅
器(ここではエルビウムドープファイバ増幅器(EDF
A)を使用)3、バンドパスフィルタ(BPF)5と、
図2に示されるガスセルモジュール(GCM)4を介し
て光ファイバ6でリング状に接続して1つのリング型光
共振器7を構成し、前記カップラ1の第1ポート(他の
入力ポート)P1 に2×1合分波器(2×1WDM)1
2を介して2つのレーザダイオード(LD)9(9
1 )、9(92 )を接続してこれらLD91 、92 から
リング型光共振器7内にレーザ光を入射できるように
し、且つ前記カップラ1の第4ポート(他の出力ポー
ト)P4 に計測器(フォトダイオード30とオシロスコ
ープ31からなるもの、スペクトルアナライザ32)を
接続してリング型光共振器7内を周回するレーザ光又は
EDFA3の自然放出光について所望の物理量(例えば
光強度、共振周波数、共振周波数の線幅等)を計測でき
るようにしてある。
【0031】前記光カップラ1は前記した通り4つのポ
ートP1 、P2 、P3 、P4 を有しており、第1ポート
1 に対する第3ポートP3 、第2ポートP2 に対する
第4ポートP4 はいずれもスルーポート、第1ポートP
1 に対する第4ポートP4 、第2ポートP2 に対する第
3ポートP3 はいずれもクロスポートとしてある。
【0032】前記GCM4は図2に示されるようにピッ
グテール型の光ファイバコネクタ30を備えており、筐
体20は被測定用ガスと反応しない又は反応しにくい金
属系材料又は合成樹脂系材料等で長方形立方体に作成さ
れており、例えばSUSを用いて長方形立方体に作成さ
れている。この筐体20は、同筐体20にレーザ光を通
すためのレーザ通過孔21が直線的に貫通されており、
同通過孔21の各々の開口部には、封止ガラス22が嵌
め込まれて密閉窓が形成され、封止ガラス22の手前に
短い円筒状の突子27が形成され、この突子27の内側
に球レンズが入ったレンズホルダ28が挿入され、この
レンズホルダ28にPC研磨された光ファイバ(シング
ルモードファイバ)23入りのFCフェルール29が接
続され、レンズホルダ28と円筒状の突子27の隣接す
る接続部分と、レンズホルダ28とフェルール29の接
触部がYAGレーザ等により溶接され、FCフェルール
29全体がフェルールスリーブ32及びネックカバー3
3により保護されて光ファイバピッグテール型コネクタ
31が形成されている。また、筐体20のレーザ通過孔
21と直交する方向の2つの側面には、各々ガス配管接
続用雄ねじコネクタ31を接続可能とする雌ねじ(接続
部)26が形成されたガス導入孔24及びガス排出孔2
5が開口され、夫々レーザ通過孔21と筐体20内で連
通されている。
【0033】前記ガス導入孔22とガス排出孔25はガ
スの導入排出及び真空引き用として使用でき、前記雌ね
じ26に雄ねじコネクタをねじ込んでスウエージロック
継手、ガス管等を接続してガスボンベ、真空引き装置等
を接続することができ、前記レーザ通過孔21内にガス
ボンベから所望の被測定用ガスを導入したり、そのガス
圧を所望圧に保持したり、また真空引き装置で真空引き
したりできるようにしてある。そして、レーザ通過孔2
1内を真空にした状態、或いはガスを入れた状態で、同
レーザ通過孔21内にビッグテール型コネクタの光ファ
イバ23からレーザ光を入力して空間伝搬(レーザ通過
孔21と平行に空間伝搬)させ、この伝搬した光を反対
側のビッグテール型コネクタの光ファイバ23から出力
させることができるようにしてある。前記レーザ通過孔
21内に被測定用ガスがある場合、レーザ光は被測定用
ガスの吸収を受けて出力側のビッグテール型コネクタの
光ファイバ23から出力される。
【0034】前記光アイソレータ2、EDFA3、バン
ドパスフィルタ5は既に各方面で利用されているものか
ら適切なものを用いることができる。
【0035】前記構成のガスセンサにおいてその主要な
部分であるリング型光共振器7の特性を以下に説明す
る。この特性は理論解析することにより求めることがで
きる。
【0036】光カップラ1の第1〜第4のポートP1
2 、P3 、P4 における光の電界をその順番に、E
1 、E2 、E3 、E4 とし、光カップラ1の挿入損失を
γ0 、ファイバの振幅伝搬減衰係数をα、共振器中の接
続損失をηとする。第1ポートP1 の光の電界成分E1
は時間の関数をも考慮した場合、数1で表すことができ
る。
【0037】
【数1】
【0038】数1においてE0 は電界の振幅、ω0 は光
の角周波数、φはその位相項を表す。ここでリング型光
共振器7のエネルギー授受の時間平均を考えると、カッ
プラの挿入損失はγ0 であるので、電界E1 、E2 、E
3 、E4 について数2の関係が成り立つ。
【0039】
【数2】
【0040】但し、|Ei2 (i=1,2,3,4) はポート
1 、P2 、P3 、P4 における光電界の時間平均強度
である。光カップラ1の結合係数をκとした場合、第3
ポートP3 、第4ポートP4 の電界E3 、E4 は結合効
率κ及び挿入損失γによって決まり、数3、数4と書く
ことができる。
【0041】
【数3】
【0042】
【数4】
【0043】ここでj=SQR(−1)である。これは
光が先に説明したクロスポートに結合する際、π/2の
位相変化に伴うことがモード結合理論から知られてお
り、またスルーポートに結合する場合、位相の変化が伴
わないからである。また、第3ポートP3 の出力がリン
グ内に伝搬して第2ポートP2 に到達するまでの変化を
記述すると、透過率の関係から数5を得られる。
【0044】
【数5】
【0045】但し、τはリング型光共振器7での光の周
回時間であり、τ=nL/cの関係を有する。nはファ
イバコアの屈折率、Lはリング型光共振器長、cは光速
である。また、βはファイバ中に伝搬する光の位相速度
であり、βL=ω0 τの関係を有する。ηはリングの接
続損失であるが、第3ポートP3 と第2ポートP2 を融
着した場合、その損失が0.01dB以下と小さいので
無視しても差し支えない。ここで求めたい入力パワーに
対する出力パワーの比率T(θ)は、T(θ)=|E4
2 /|E12 である。定常状態に到達した場合、第
4ポートP4 の出力パワーE4 は数6で表すことができ
る。
【0046】
【数6】
【0047】数6において係数A、B、ξは数7で表さ
れ、χはガスによる吸収率、GはEDFA3の利得係数
である。
【0048】
【数7】
【0049】また、位相変動φ(t)はローレンツ型を
仮定すると、位相関数φ(t)は指数関数の減数形の自
己相関関数(瞬間コヒーレント)δとなり、数8を計算
すると数9が得られる。
【0050】
【数8】
【0051】
【数9】
【0052】但し、演算子<…>は時間平均を求めるも
のとする。△ωは入力レーザ光の線幅△νの2π倍との
関係がある。よって、定常状態において、出力電界の平
均パワーと入力電界との平均パワーの比率は数6から透
過率T(φ)は数10と書くことができる。但し、係数
について数11、12、13を適応する。
【0053】
【数10】
【0054】但し、係数について数11、12、13を
適応する。
【0055】
【数11】
【0056】
【数12】
【0057】
【数13】
【0058】数10から入出力のパワー比|E42
|E12 はsin2 (φ/2)=1の時最小値をと
る。即ち位相から来る共振条件はθ=2(q+π/2)
のところにある。但し、q=1,2,3,... で、結合係数κか
ら来る共振条件はκ=Mである。このことは入出力の電
界比が一般的には複素数であるため、共振条件において
それぞれ実数部及び虚数部がゼロにならなければならな
いことから実数部条件からはκ=M、虚数部条件からは
θ=2(q+π/2)が求められる。
【0059】次にリング型光共振器7のフィネスを求め
る。フィネスも定義から、共振時入出力パワー比の最小
値(数14)の半分の値となる時の位相値θの差△f
(数15)が求められる。
【0060】
【数14】
【0061】
【数15】
【0062】横軸を周波数とした場合、共振ピークの間
隔FSR(Free Spectral Range) を共振点における周波
数の半値半幅△fの比がフィネス(Finess)となる。数式
に表現するとFSR=C/(nL)からフィネスFは数
16で表される。
【0063】
【数16】
【0064】以上より、図4ではθが2(q+π/2)
と2((q+1)+π/2)の時に共振条件が満たさ
れ、リング型光共振器7に入射した光が同リング型光共
振器7内を周回し、その出力パワーは最小となる。また
図4において、点線はTがdBm単位、実線は率(単位
無し)を表したものである。
【0065】図3のガスセンサは以下に説明する微量気
体の検出方法のいずれにも使用できる構成であり、本発
明のガスセンサを構成する上で全ての部品を必要とする
わけではない。例えば検出方法1のみを行う場合はレー
ザダイオード9や2×1WDM12を必要としない構成
が可能である。検出方法2のみ行う場合はレーザダイオ
ード9を直接に光カップラ1の第1ポートP1 に接続す
る構成が可能である。また検出方法に応じて偏波コント
ローラ10、圧電変調素子(PZT)11、モニタ用光
カップラ8を付け加えたり外した各種構成が可能であ
る。例えば、図1、9、10に示されるような構成があ
る。
【0066】
【微量気体の検出方法1】図1に示したガスセンサにお
いて、LD91 及びLD92 共にオフし(LDが接続さ
れない図10の状態でも良い)、EDFA3のボンピン
グパワーを制御して、EDFA3の自然放出光(以後A
SE)をリング型光共振器7内に周回し、またBPF5
の透過中心波長を被測定用ガスの1つの吸収スペクトル
に合わせる。この場合、周回するASEのパワー分布
(波長に対するパワー分布)がBPF5によって設定さ
れた透過波長成分のみ周回する度にパワーが増幅され、
逆にその他の波長成分の光のパワーがどんどん減衰して
行くことから、BPF5の設定中心波長成分のみパワー
が集中して、EDFA3のポンピングパワーが強い場合
には、リング型光共振器7内でBPF5の設定波長を中
心にしたリングレーザ発振が起きる。そして、リングレ
ーザの発振波長の出力が、GCM4内に導入されたガス
の濃度、又は圧力の量によって変化する。この変化量を
フォトダイオード30に接続したオシロスコープ31、
或いはスペクトルアナライザ31で測定することにより
GCM4内のガス濃度又は圧力を検出することができ
る。
【0067】上記方法においては、BPF5の中心波長
透過帯域幅が少なくとも1nm以下の特性とすると、よ
り発振制御しやすい安定なレーザ光が得られる。さら
に、EDFA3のボンピングパワーをレーザ発振閾値近
傍に設定すると、ガス吸収の検出において、吸収量のen
hancement を大きくすることができる。
【0068】
【微量気体の検出方法2】図3に示したガスセンサから
光ファイバ型偏波コントローラ10、リング共振器長制
御用圧電変調素子(PZT)11、モニタ用光カップラ
8を外した図1のガスセンサにおいて、GCM4内を真
空状態にし、次に2×1WDM12を介さずに直接にL
D91 の光をカップラのポートを経由してリング型光共
振器内に導入する。BPF5はその透過中心波長をLD
1 の発振波長に合わせ、またリング型光共振器7の長
さ及びEDFA5の増幅度を適切に設定して同リング型
光共振器7の共鳴周波数がLD91 の発振波長に一致さ
せ、LD91 はその発振周波数を安定させるためにフイ
ードバック制御を行う。さらに、リング型光共振器7内
の伝搬光の偏波状態を制御するための光ファイバ型偏波
コントローラ10とガス吸収をモニタリングするための
PZT11をリング型光共振器7内に挿入する。そして
PZT11をスキャンしながら、光カップラ1の第4ポ
ートP4 の光をフォトダイオード30により受光し、フ
ォトダイオード30の電気信号をオシロスコープ31に
より測定する。但し、LD91 の波長は被測定用ガスの
1つの吸収スペクトル成分に合わせておいた。次に被測
定用ガスをGCM4内に導入し、このとき出力信号にお
いてはガスの吸収によりリング型光共振器7の内の光に
対する損失分が増加する。その結果、前記のリング型光
共振器の共振条件がずれてしまうため、光の出力信号に
は光の強度及び共振周波数の線幅情報が変化する。この
変化量を測定することによりガスの濃度または圧力を算
出することができる。
【0069】
【ガスセンサの駆動方法3】図1に示した構成のガスセ
ンサーにおいて、LD91 の波長λ1 (又は周波数ν1
=光速/λ1 )を被測定用ガスの1つの吸収スペクトル
波長成分(同じλ1吸収が生じる)に合わせ、LD92
の波長λ2 (又は周波数ν2 =光速/λ2 )には被測定
用ガスの吸収スペクトルにない波長に設定する。この場
合LD91 及びLD92 の発振周波数を安定化させるた
めのフイードバック制御も行う。但し、波長λ1 と波長
λ2 とはν2 =mν、FRS+ν1 の関係を有し、且つ
νFSRとはリング型光共振器7の共鳴周波数の間隔で
あって、mは正の整数である。また、この場合、リング
型光共振器7内のBPF5を外し、その代わりにリング
を周回する光をモニタリングするための高結合効率の光
ファイバカップラ(モニタ用光カップラ)8を設け、リ
ング内のパワーをほんの一部だけ取り出して波長λ1
び波長λ2 の光パワーを計測する。そしてGCM4内に
ガスがない場合の両波長λ1 、λ2 の光出力強度を光カ
ップラ1の第4ポートP4 及び前記光カップラ8の出力
ポート9で光スペクトルアナライザ32により測定して
おく。次に被測定用ガスをGCM4内に導入し、LD9
1 及びLD92 から波長λ1 及び波長λ2 の光をリング
型光共振器7内に入射させ、各々の光をGCM4に通過
させる。この場合、波長λ1 の光のみガスの吸収を受け
るので、波長λ1 の光の出力強度は減衰されるが、波長
λ2 の光は減衰されず、従って、波長λ1 及び波長λ2
の光の出力強度の比を求めることにより、被測定用ガス
の濃度または圧力を算出することができる。
【0070】
【実施例】図3の構成のガスセンサを以下のパラメータ
ーを用いて作製し、1.5μm帯域に吸収を示すアセチ
レンガスを試料としたときの結果を以下に説明する。 光カップラ1の結合効率κ : 0.99 光カップラ1の挿入損失γ0 : 0.3[dB] リング全長 : 15[m] ループ損失 : 4[dB] ファイバコアの屈折率 : 1.45 伝搬損失α0 : 0.2[dB/Km] 入射光波長λ : 1.53284[μm] (アセチレンのP(13)の吸収線に対応、PはPブラ
ンチ、13は回転量子数Jの番号) EDFA3のゲインの設定値(κ=Mとなる) :
2.6655 位相の自己相関関数δ : 1(単色光とした) 波長に対する伝搬定数β及び長さLの積βL : 89
18455.0319 [rad] モードの次数 : q=14194163 共振点の位相値 : 2qπ+π=89184559.
551、2qπ=89184556.409
【0071】また、リング型光共振器7のフィネスを高
くし且つ安定な共振状態を得るために、結合係数κを
0.99の値を有する光カップラ1を用いた。図5、
6、7に結合係数κ、共振結合係数M及びEDFA3の
利得係数Gを変化させた場合に対する共振器7の透過率
T及び数16に定義したフィネスの関係を示してある。
これらの特性図からκ、M及びGの最適値を選択した。
以下はFSR、半値半幅(HWHM)、フィネスF及び
透過率Tの値である。 FSR : 13.783561[MHz] リング型光共振器7の半値半幅△f : 約44[kH
z] リング型光共振器7のフィネスF : 313 共振点に於けるT(θ) : 約−56.7[dB] Mの値 : 0.9900301
【0072】このリング型光共振器7のGCM4に、吸
収率χを有する被測定用ガスを入れた場合の各特性に対
する変化は図8に示す通りであり、各々の吸収率χに対
応した濃度のガスをリング型光共振器7内のGCM4に
導入した場合、出力光の透過率T及びフィフイネスFが
図8のように変化することから、これらの変化をモニタ
リングすることによりガスの濃度、または圧力を吸収率
から換算して求めることができる。
【0073】被測定用ガスとしてアセチレンガスを用い
て検出実験を行った。但し、この実験では検出方法によ
る変化が大きいため、実施例を3つに分けて記述する。
【0074】
【前記検出方法1を用いた場合】図1に示した光ファイ
バリング型光共振器型のガスセンサにおいて、LD91
びLD92 共に停止し(取り外した状態、例えば図9の
ような構成にしても良い)、EDFA3のポンピングパ
ワーを制御して、EDFA3のASEをリング型光共振
器7内に周回させる。BPF5はその透過中心波長をア
セチレンガスのP(13)の吸収スペクトル波長1.5
3284μmに合わせておく。次に、EDFA3のポン
ピングパワーをリングレーザ発振閾値近傍の強さに設定
して、リングレーザ発振を引き起こし、リングレーザの
光強度をカップラ1の第4ポートP4 接続したオシロス
コープ31又はスペクトルアナライザ32により測定す
る。但し、まだこの時点ではGCM4内は真空状態であ
る。そして次に、アセチレンガスをGCM4内に導入す
る。この場合、リングレーザの内部損失(共振器内全損
失)がGCM4内のガスによる吸収で増加して、リング
レーザの出力が低下する。この低下量はガスの濃度又は
圧力に依存するため、レーザ光の出力強度をモニタリン
グすることによりガスの濃度、又は圧力の変化量を検出
することができる。なお、リングレーザの発振波長の分
布を狭くするため、BPF5の中心透過波長帯域幅は1
nm以下とし、EDFA3のボンピングパワーは発振閾
値近傍に設定した。
【0075】そして、吸収率として、GCM4内にガス
がない時の光出力パワーとガスが存在しているときの光
出力パワーの比を定義すると、吸収率を算出してその吸
収率からリングレーザの出力パワーとガスの濃度による
吸収能力、即ちリングレーザ内部損失の関係から、出力
パワーを濃度に換算することができる。図11は、閾値
近傍で発振しているリングレーザに対するアセチレンガ
スの有無吸収における出力スペクトル特性であり、同図
から明らかにガスがある場合とない場合とでリングレー
ザの出力パワーに変化が生じていることが分かる。な
お、図11において、ガスの圧力をパラメーターとした
が、理想気体方程式(PV=nRT)を用いれば、ガス
の圧力から濃度が分かり、また圧力による出力変化が明
らかということは、逆に出力をキャリブレーションをし
ておけば、出力から圧力、そして濃度を求められる。
【0076】
【前記検出方法2を用いた場合】GCM4内を真空状態
にし、WDM素子12を介さずに直接にLD91 の光を
光カップラ1の第1ポートP1 を経由してリング型光共
振器7内に導入する。BPF5はその透過中心波長をL
D91 の発振波長λ1 =1.53284μm(アセチレ
ンのP(13)の吸収スペクトル波長に対応)に合わせ
ておき、また、リング型光共振器7の長さ及びEDFA
3の増幅度をリング型光共振器7の共鳴周波数を先に記
載した値に設定した。また、LD91 はその発振周波数
を安定させるために通常のレーザ安定化手投を用いた。
【0077】例えば、ファイバを圧電素子(PZT)で
作ったリングに巻いておき、この圧電素子の直径をコン
トロールしたり、光源の周波数をコントロールしたり、
何れかを行う。共振点に周波数がちょうど一致している
かどうかを知るためには、光源の周波数、或いは共振器
長を正弦波で変調しておいて共振器出力中のこの変調成
分を同期検波で測定し、それが零になるようにコントロ
ールをかけるのがフィードバック(帰還制御)である。
次に、リング型光共振器内に伝搬する光の偏波状態を制
御するための光ファイバ型偏波コントローラ及びガス吸
収をモニタリングするためのリング型光共振器長制御用
圧電変調素子(以降PZT)をリング型光共振器7内に
挿入する。そしてPZTをスキャンすることにより、カ
ップラの出力ポートP4 に光をフォトダイオード素子
(以降PD)により受光し、PDの電気信号をオシロス
コープより測定する。次にサンプルガスをGCM4内に
導入し、このとき前記の出力信号がガスの吸収によりリ
ング型光共振器7の内の光に対する損失分が増加するた
め、共振条件がずれてしまい、光の出力信号には光の強
度及び共振周波数の線幅情報が変化する。この変化量を
測定してガスの濃度または圧力に換算してアセチレンガ
スの濃度を求めた。
【0078】
【前記検出方法3を用いた場合】LD91 の波長λ1
アセチレンのP(13)の吸収線(1.53284μ
m)に合わせ、LD92 の波長λ2 はアセチレンガスの
吸収スペクトルにない波長に設定する。例えばリング型
光共振器7の共振条件を考慮して、ν2 =mνFRS+
ν1 の関係を満たすようにLD92 を設定する。例え
ば、m=1000とした場合、λ2 は1.53176μ
mとなる。なお、望ましくはLD91 及びLD92 の発
振周波数を安定化させるためのフィードバック制御も行
う。この場合ではリング型光共振器7内のBPF5を外
し、その代わりにリング内周回する光パワーをモニタリ
ングするための高結合効率のモニタ用光カップラ8を設
け、同カップラ8でリング内のパワーを僅かに一部分の
み取出して波長λ1 及び波長λ2の光パワーを計測す
る。図9はその構成系を示したものである。そしてGC
M4内にガスがない場合の両波長λ1 、λ2 の光出力強
度を光カップラ1、8の光出力端子において光スペクト
ルアナライザ32により測定しておく。次にアセチレン
ガスをGCM4内に導入し、LD91 及びLD92 から
波長λ1 、λ2 の光をリング型光共振器7内に入射さ
せ、それぞれの光をGCM4に通過させる。そして波長
λ1 の光のみガスの吸収を受けるので、波長λ1 の光の
出力強度は減衰を受けることとなる。それに対して波長
λ2 の光は吸収を受けないので、前記のガス無し場合の
出力強度とは変化しないことになるので、波長λ1 及び
波長λ2 の光の出力強度の比を求めることにより、ガス
の濃度又は圧力を算出することができる。なお、ここで
は強度比を測定したが、先に説明したようにLD91
びLD92 の波長についてフィネス及び出力パワーの変
化を測定しても良いことは言うまでもない。
【0079】
【発明の効果】本発明のガスセンサ及びそれを用いた微
量気体の検出方法によれば次のような効果がある。 1.非常にコンパクトで実用的なガスセンサを簡単且つ
安価に構成することができる。 2.測定再現性が高く、高感度、高精度である。 3.リング型光共振器7内の設計を変えることにより、
各種入力用レーザを用いて多くガスに対して測定を行う
受動型のリング型光共振器型ガスセンサを構成できる。 4.能動型、即ちリングレーザ型ガスセンサでは、挿入
するBPF5を可変して、広い波長スペクトル領域にお
いて多くのガスの固有吸収スペクトルに対応することが
できる。例えば、実施例記載のEDFA3を用いた場
合、1.5μm帯域では、アセチレンガス、二酸化炭
素、一酸化炭素、水、NH3 、等多くのガスに対応でき
る。 5.エルビムをドープした光ファイバ増幅器3の代わり
にその他の希土類イオンをドープした光ファイバを用い
て、同様な構成を用いれば、より多くの波長帯域に応用
できることが言うまでもないが、一例として、Ndイオ
ンでは1.32〜1.35μm、Erイオンでは1.5
2〜1.57μm、Hoイオンでは1.38μm、Yb
イオンでは1.084μm、Tmイオンでは1.47μ
m、1.96〜2.08μm、Prイオンでは0.63
5μm,1.312μm近傍、など多くの波長帯域に波
長可変リングレーザを構成することができる。 6.測定できる圧力即ち濃度の範囲が非常に広いため、
大きなダイナミックレンジを有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスセンサの第1の構成例を示した概
略図。
【図2】本発明のガスセンサに使用するガスセルモジュ
ールの一例を示した斜視図。
【図3】本発明のガスセンサの第2の構成例を示した概
略図。
【図4】位相項θの変化に対する出力透過特性の変化を
示した説明図。
【図5】光カップラの結合効率κに対する透過率T
(θ)及びフィネスの変化を示した説明図。
【図6】共振結合係数に対する出力透過率T(θ)及び
フイネスの変化を示した説明図。
【図7】EDFAの増幅利得係数Gによる出力透過率T
(θ)の変化を示した説明図。
【図8】ガスの分子吸収率によるT(θ)、フイネス及
び共振結合係数Mの変化を示した説明図。
【図9】本発明のガスセンサの第3の構成例を示した概
略図。
【図10】本発明のガスセンサの第4の構成例を示した
概略図であり、リングレーザ型の例。
【図11】(a)、(b)はボンピングパワーを閾値近
傍に設定した時の吸収スペクトルの出力特性の異なる例
を示した説明図。
【符号の説明】
1 光カップラ 2 アイソレータ 3 光ファイバ増幅器 4 ガスセルモジュール 5 バンドパスフィルタ 6 光ファイバ 7 リング型光共振器 8 モニタ用光カップラ 9 レーザダイオード 10 光ファイバ型偏波コントローラ 11 リング共振器長制御用圧電変調素子 12 合分波器 20 筐体 21 レーザ通過孔 22 封止ガラス 23 光ファイバ 24 ガス導入孔 25 ガス排出孔 26 接続部 27 突子 28 レンズホルダ 29 フェルール 30 光ファイバピッグテール型コネクタ 31 ガス配管接続用コネクタ 32 フェルールスリーブ 33 ネックカバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 延夫 東京都世田谷区羽根木1−29−18

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光カップラ(1)の1つの入力ポート(P
    2 )と1つの出力ポート(P3 )間を、光ファイバ増幅
    器(3)、ガスセルモジュール(4)等を介して光ファ
    イバ(6)でリング状に接続して、前記光ファイバ増幅
    器(3)によりレーザ発振可能なリング型光共振器
    (7)を構成し、前記光カップラ(1)の他の出力ポー
    ト(P4 )又はリング型光共振器(7)に別途設けたモ
    ニタ用光カップラ(8)の出力ポート(P5 )を観測用
    のポートとしてなることを特徴とするガスセンサ。
  2. 【請求項2】光カップラ(1)の1つの入力ポート(P
    2 )と1つの出力ポート(P3 )間を、光ファイバ増幅
    器(3)、ガスセルモジュール(4)等を介して光ファ
    イバ(6)でリング状に接続してリング型光共振器
    (7)を構成し、前記光カップラ(1)の他の入力ポー
    ト(P1 )に、リング型共振器(7)内にレーザ光を入
    力可能なるようにレーザダイオード(9)を接続し、前
    記光カップラ(1)の他の出力ポート(P4 )又はリン
    グ型光共振器(7)に別途設けたモニタ用光カップラ
    (8)の出力ポート(P5 )を観測用のポートとしてな
    ることを特徴とするガスセンサ。
  3. 【請求項3】光カップラ(1)の1つの入力ポート(P
    2 )と1つの出力ポート(P3 )間を、光ファイバ増幅
    器(3)、ガスセルモジュール(4)等を介して光ファ
    イバ(6)でリング状に接続してリング型光共振器
    (7)を構成し、前記光カップラ(1)の他の入力ポー
    ト(P1 )に、リング型光共振器(7)内に異なる波長
    のレーザ光を入力可能なるように2つのレーザダイオー
    ド(9)を合分波器(12)を介して接続し、前記光カ
    ップラ(1)の他の出力ポート(P4 )又はリング型光
    共振器(7)に別途設けたモニタ用光カップラ(8)の
    出力ポート(P5 )を観測用のポートとしてなることを
    特徴とするガスセンサ。
  4. 【請求項4】前記リング型光共振器(7)の途中にアイ
    ソレータ(2)を設けたことを特徴とする請求項1乃至
    請求項3記載の夫々のガスセンサ。
  5. 【請求項5】前記リング型光共振器(7)の途中にバン
    ドパスフィルタ(5)を設けたことを特徴とする請求項
    1乃至請求項4記載の夫々のガスセンサ。
  6. 【請求項6】前記リング型光共振器(7)の途中に光フ
    ァイバ型偏波コントローラ(10)と、リング共振器長
    制御用圧電変調素子(11)を設けたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項5記載の夫々のガスセンサ。
  7. 【請求項7】ガスセルモジュール(4)は、被計測ガス
    に反応しないか又は反応しにくい材料で形成された筐体
    (20)に、同筐体(20)内をレーザ光が通過可能な
    レーザ通過孔(21)が貫通され、レーザ通過孔(2
    1)の両端開口部の夫々に封止ガラス(22)が設けら
    れ、各封止ガラス(22)の外側に光ファイバ(23)
    が接続された光ファイバピッグテール型コネクタ(3
    0)を取り付けて、それを通してレーザ通過孔(21)
    内へのレーザ光の入力、レーザ通過孔(21)から出射
    されるレーザ光の受光を可能とし、前記筐体(20)に
    ガス導入孔(24)及びガス排出孔(25)が前記レー
    ザ通過孔(21)と連通するように開口され、ガス導入
    孔(24)及びガス排出孔(25)の開口部にガス配管
    接続用コネクタ(31)を接続可能な接続部(26)が
    形成されてなり、前記レーザ通過孔(21)内はガス導
    入孔(24)及びガス排出孔(25)を通して真空引き
    可能であり、同レーザ通過孔(21)内にガス導入孔
    (24)から被測定用ガスを導入可能としたことを特徴
    とする請求項1乃至請求項6記載の夫々のガスセンサ。
  8. 【請求項8】ガスセルモジュール(4)は、被計測ガス
    に反応しないか又は反応しにくい材料で形成された筐体
    (20)に、同筐体(20)内をレーザ光が通過可能な
    レーザ通過孔(21)が貫通され、レーザ通過孔(2
    1)の両端開口部の夫々に封止ガラス(22)が設けら
    れ、各封止ガラス(22)の外側に、円筒状の突子(2
    7)が形成され、各突子(27)にレンズ入りのレンズ
    ホルダ(28)が挿入され、各レンズホルダ(28)に
    光ファイバ(23)のフェルール(29)が接続され、
    レンズホルダ(28)と円筒状の突子(27)の接合部
    分及びレンズホルダ(28)とフェルール(29)の接
    合部分が溶接され、前記フェルール(29)全体がフェ
    ルールスリーブ(32)、ネックカバー(33)等によ
    り保護されて光ファイバピッグテール型コネクタ(3
    0)が構成され、前記筐体(20)に、前記レーザ通過
    孔(21)と連通するガス導入孔(24)及びガス排出
    孔(25)が開口され、ガス導入孔(24)及びガス排
    出孔(25)の開口部にガス配管接続用コネクタ(3
    1)を接続可能な接続部(26)が形成されてなり、前
    記レーザ通過孔(21)内はガス導入孔(24)及びガ
    ス排出孔(25)を通して真空引き可能であり、同レー
    ザ通過孔(21)内にガス導入孔(24)から被測定用
    ガスを導入可能としたことを特徴とする請求項1乃至請
    求項7記載の夫々のガスセンサ。
  9. 【請求項9】請求項1乃至請求項8記載の夫々のガスセ
    ンサを使用し、同ガスセンサにおける光ファイバ増幅器
    (3)のポンピングパワーを制御して発振していない自
    然放出光又は発振したレーザ光をリング型光共振器
    (7)内に導入して同リング型光共振器(7)内を周回
    させると共にガスセルモジュール(6)内を通過させ、
    ガスセルモジュール(6)内が真空のときと被測定用ガ
    スが導入されてガス吸収が生じたときとの前記自然放出
    光又はレーザ光の強度変化を、観測用ポートを通してフ
    ォトダイオード、スペクトルアナライザ等により測定し
    て、被測定用ガスの濃度又は圧力を検出することを特徴
    とする気体検出方法。
  10. 【請求項10】請求項1乃至請求項8記載の夫々のガス
    センサを使用し、同ガスセンサにおけるリング型光共振
    器(7)中のバンドパスフィルタ(5)の透過中心波長
    が被測定用ガスの1つの吸収スペクトルと一致するよう
    にし、光ファイバ増幅器(3)のポンピングパワーを制
    御して発振していない自然放出光又は発振したレーザ光
    をリング型光共振器(7)内に導入して同リング型光共
    振器(7)内を周回させると共にガスセルモジュール
    (6)内を通過させ、ガスセルモジュール(6)内が真
    空のときと被測定用ガスが導入されてガス吸収が生じた
    ときとの前記自然放出光又はレーザ光の強度変化を、観
    測用ポートを通してフォトダイオード、スペクトルアナ
    ライザ等により測定して、被測定用ガスの濃度又は圧力
    を検出することを特徴とする気体検出方法。
  11. 【請求項11】請求項1乃至請求項8記載の夫々のガス
    センサを使用し、同ガスセンサにおけるリング型光共振
    器(7)中のバンドパスフィルタ(5)の透過中心波
    長、リング型光共振器(7)の共鳴波長、レーザダイオ
    ード(9)の発振波長が被測定用ガスの1つの吸収スペ
    クトルと一致するようにし、レーザダイオード(9)か
    らのレーザ光を光カップラ(1)を介してリング型光共
    振器(7)内に導入して同リング型光共振器(7)内を
    周回させると共にガスセルモジュール(6)内を通過さ
    せ、ガスセルモジュール(6)内が真空であるときと被
    測定用ガスが導入されて吸収が生じたときとの前記レー
    ザ光の強度及び共振周波数の線幅情報の変化量をフォト
    ダイオード、スペクトルアナライザ等で測定して、被計
    測用ガスの濃度又は圧力を検出することを特徴とする気
    体検出方法。
  12. 【請求項12】請求項3乃至請求項8記載の夫々のガス
    センサを使用し、同ガスセンサにおける一方のレーザダ
    イオード(9)発振波長が被測定用ガスの1つの吸収ス
    ペクトルに一致し、他方のレーザダイオード(9)の発
    振波長が被測定用ガスの吸収スペクトルから外され、且
    つ2つの波長がν2 =mν、FRS+ν1 の関係(νは
    光の周波数、FSRはリング型光共振器の共鳴周波数の
    間隔、mは正の整数)を有するようにし、前記2つのレ
    ーザダイオード(9)から異なる波長のレーザ光を光カ
    ップラ(1)を介してリング型光共振器(7)内に導入
    して同リング型光共振器(7)を周回させると共にガス
    セルモジュール(6)内を通過させ、ガスセルモジュー
    ル(6)内が真空であるときと被測定用ガスが導入され
    て吸収が生じたときとの両波長光の出力強度の比から、
    被測定用ガスの濃度又は圧力を検出することを特徴とす
    る気体検出方法。
  13. 【請求項13】請求項9又は請求項10記載の気体検出
    方法において、ガスセンサにおけるリング型光共振器
    (7)中の光ファイバ増幅器(3)のボンピングパワー
    をレーザ発振閾値近傍に設定して被測定用ガスの検出を
    行うことを特徴とする気体検出方法。
  14. 【請求項14】請求項10記載の気体検出方法におい
    て、ガスセンサにおけるリング型光共振器(7)中のバ
    ンドパスフィルタ(5)の中心波長透過帯域幅を少なく
    とも1nm以下の特性に設定することを特徴とする気体
    検出方法。
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