JPH10246884A - カラー液晶表示装置 - Google Patents
カラー液晶表示装置Info
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- JPH10246884A JPH10246884A JP4913597A JP4913597A JPH10246884A JP H10246884 A JPH10246884 A JP H10246884A JP 4913597 A JP4913597 A JP 4913597A JP 4913597 A JP4913597 A JP 4913597A JP H10246884 A JPH10246884 A JP H10246884A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カラーフィルタ(CF)を有するカラー表示
用の液晶表示装置において、カラーフィルタの分光透過
特性を変えて輝度を向上する。 【解決手段】 CFの赤色層の分光透過率曲線Raにお
いて、585nmの透過率を25%以上とする。CFの
緑色層の分光透過率曲線Gaにおいて、ピークの半値幅
を95nm〜105nmとし、2/3値幅を75nm〜
90nmとする。CFの青色層の分光透過率曲線Baに
おいて、ピークの2/3値幅を100nm〜110nm
とする。これにより、三波長型蛍光管をバックライトに
用いた場合に、その分光スペクトルのRGBのメインピ
ーク以外のサブピークの波長の光も有効に利用できる。
そして、色純度を悪化させずに液晶表示装置の輝度を向
上できる。
用の液晶表示装置において、カラーフィルタの分光透過
特性を変えて輝度を向上する。 【解決手段】 CFの赤色層の分光透過率曲線Raにお
いて、585nmの透過率を25%以上とする。CFの
緑色層の分光透過率曲線Gaにおいて、ピークの半値幅
を95nm〜105nmとし、2/3値幅を75nm〜
90nmとする。CFの青色層の分光透過率曲線Baに
おいて、ピークの2/3値幅を100nm〜110nm
とする。これにより、三波長型蛍光管をバックライトに
用いた場合に、その分光スペクトルのRGBのメインピ
ーク以外のサブピークの波長の光も有効に利用できる。
そして、色純度を悪化させずに液晶表示装置の輝度を向
上できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三波長型光源と
赤、緑、青の色層からなるカラーフィルタを有してカラ
ー表示を行う液晶表示装置に関するものである。
赤、緑、青の色層からなるカラーフィルタを有してカラ
ー表示を行う液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー表示が可能な液晶表示装
置においては、カラーフィルタが用いられている。な
お、カラーフィルタは、液晶パネル上でカラー表示を実
現するためのものであり、液晶表示素子の各画素に対応
して赤(red)、緑(green)、青(blue)の各色(RGB)
をパターニングしたものである。
置においては、カラーフィルタが用いられている。な
お、カラーフィルタは、液晶パネル上でカラー表示を実
現するためのものであり、液晶表示素子の各画素に対応
して赤(red)、緑(green)、青(blue)の各色(RGB)
をパターニングしたものである。
【0003】上述のようなカラーフィルタを有する液晶
表示装置は、各色層で特定の波長域以外の波長域の光が
吸収され、バックライト装置から出力される光のうちの
一部しか有効に利用できない為、結果的に液晶表示装置
全体としての光透過率が低下することになり、表示が暗
くなるつまり輝度が低下する傾向がある。そこで、液晶
表示装置において光を有効利用する方法が種々図られて
おり、その方法としては、大別して以下の二つの方法が
ある。 (1)液晶表示素子における開口率を上げる方法。 (2)カラーフィルタやその他の光学素子(偏光素子
等)の透過率を上げる方法。
表示装置は、各色層で特定の波長域以外の波長域の光が
吸収され、バックライト装置から出力される光のうちの
一部しか有効に利用できない為、結果的に液晶表示装置
全体としての光透過率が低下することになり、表示が暗
くなるつまり輝度が低下する傾向がある。そこで、液晶
表示装置において光を有効利用する方法が種々図られて
おり、その方法としては、大別して以下の二つの方法が
ある。 (1)液晶表示素子における開口率を上げる方法。 (2)カラーフィルタやその他の光学素子(偏光素子
等)の透過率を上げる方法。
【0004】TFT液晶表示素子において、(1)の開口
率を上げる方法を図る場合、データ線幅の縮小、TFT
素子の小型化、補助容量による光遮蔽部分の縮小、ブラ
ックマトリックスと画素電極との重なり部分の縮小など
が試みられている。一方、(2)の方法としては、従
来、カラーフィルタの厚さを薄くしてカラーフィルタの
透過率を向上する方法が試みられている。
率を上げる方法を図る場合、データ線幅の縮小、TFT
素子の小型化、補助容量による光遮蔽部分の縮小、ブラ
ックマトリックスと画素電極との重なり部分の縮小など
が試みられている。一方、(2)の方法としては、従
来、カラーフィルタの厚さを薄くしてカラーフィルタの
透過率を向上する方法が試みられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
にしてカラーフィルタの厚さを薄くすると、色純度が低
下し、液晶表示素子の表示品位低下の原因となってい
た。
にしてカラーフィルタの厚さを薄くすると、色純度が低
下し、液晶表示素子の表示品位低下の原因となってい
た。
【0006】また、液晶表示素子においては、元々のバ
ックライトの光の白色度に対して、電圧off時(液晶が
光を透過する状態)の液晶表示素子を通過したバックラ
イトの光、すなわち、液晶表示素子のカラーフィルタを
通過したの光の白色度の変化量が大きいといった課題が
あった。なお、ここで白色度の変化量とは、色温度Tc
の変化量と黒体軌跡からのずれduvの変化量とを含む
ものである。また、白色度がある程度最適(ニュートラ
ル)なものとなるように調整された、例えば、三波長型
蛍光管を用いたバックライト装置の光の色温度と、カラ
ーフィルタを通過した光の色温度が大きくずれた場合に
は、液晶表示装置の色味がニュートラルな状態からずれ
ることになる。
ックライトの光の白色度に対して、電圧off時(液晶が
光を透過する状態)の液晶表示素子を通過したバックラ
イトの光、すなわち、液晶表示素子のカラーフィルタを
通過したの光の白色度の変化量が大きいといった課題が
あった。なお、ここで白色度の変化量とは、色温度Tc
の変化量と黒体軌跡からのずれduvの変化量とを含む
ものである。また、白色度がある程度最適(ニュートラ
ル)なものとなるように調整された、例えば、三波長型
蛍光管を用いたバックライト装置の光の色温度と、カラ
ーフィルタを通過した光の色温度が大きくずれた場合に
は、液晶表示装置の色味がニュートラルな状態からずれ
ることになる。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、カラー表示における色純度を悪化させないよう
にカラーフィルタの透過率を向上させ、明るく且つ良好
な白色度を備えた高品位なカラー表示を得ることが可能
なカラー液晶表示装置を提供することを目的とするもの
である。
であり、カラー表示における色純度を悪化させないよう
にカラーフィルタの透過率を向上させ、明るく且つ良好
な白色度を備えた高品位なカラー表示を得ることが可能
なカラー液晶表示装置を提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
カラー液晶表示装置は、三波長型光源を備えると共に
赤、緑、青の各色層からなるカラーフィルタを用いるカ
ラー液晶表示装置であって、上記カラーフィルタに設け
られた緑色層の分光透過率を示す曲線において、緑色波
長域のピークの半値幅が95nm〜105nmとされて
いることを特徴とする。上記構成によれば、従来のカラ
ーフィルタに設けられた緑色層の分光透過率を示す曲線
における緑色波長域のピークの半値幅が例えば90nm
弱であるのに対して、本発明の液晶表示装置のカラーフ
ィルタに設けられた緑色層の分光透過率を示す曲線にお
ける緑色波長域のピークの半値幅が95nm〜105n
mと広くなっている。
カラー液晶表示装置は、三波長型光源を備えると共に
赤、緑、青の各色層からなるカラーフィルタを用いるカ
ラー液晶表示装置であって、上記カラーフィルタに設け
られた緑色層の分光透過率を示す曲線において、緑色波
長域のピークの半値幅が95nm〜105nmとされて
いることを特徴とする。上記構成によれば、従来のカラ
ーフィルタに設けられた緑色層の分光透過率を示す曲線
における緑色波長域のピークの半値幅が例えば90nm
弱であるのに対して、本発明の液晶表示装置のカラーフ
ィルタに設けられた緑色層の分光透過率を示す曲線にお
ける緑色波長域のピークの半値幅が95nm〜105n
mと広くなっている。
【0009】これにより、三波長型光源の分光スペクト
ルの緑色波長領域における中央ピークの近傍のサブピー
クの光をより透過させることができ、三波長型光源の発
光スペクトルにおける緑色波長領域のピークに対応して
カラーフィルタの緑色フィルタの透過率が高められるか
ら、緑色フィルタを透過する光量が大幅に増加して表示
が明るくなると共に、緑色波長領域における中央ピーク
の波長光と両側のサブピーク波長光に対する各透過率が
高められて夫々の透過光量が共に増加するから、色純度
が大きく悪化することがない。すなわち、液晶表示装置
において、色純度を悪化させることなく、表示の明るさ
を向上させることが可能となる。
ルの緑色波長領域における中央ピークの近傍のサブピー
クの光をより透過させることができ、三波長型光源の発
光スペクトルにおける緑色波長領域のピークに対応して
カラーフィルタの緑色フィルタの透過率が高められるか
ら、緑色フィルタを透過する光量が大幅に増加して表示
が明るくなると共に、緑色波長領域における中央ピーク
の波長光と両側のサブピーク波長光に対する各透過率が
高められて夫々の透過光量が共に増加するから、色純度
が大きく悪化することがない。すなわち、液晶表示装置
において、色純度を悪化させることなく、表示の明るさ
を向上させることが可能となる。
【0010】特に、本発明のように液晶表示装置の光源
として三波長型光源を用いる場合、その分光スペクトル
における緑色波長領域の両側に比較的大きいサブピーク
が存在するから、透過光量がより多くなる。以上のこと
から、本発明の液晶表示装置によれば、カラーフィルタ
の緑色フィルタの透過光量が大幅に増加し、液晶表示装
置の輝度が顕著に上昇するとともに、輝度を従来と同程
度に抑える場合は、バックライト装置の消費電力を低減
することができる。
として三波長型光源を用いる場合、その分光スペクトル
における緑色波長領域の両側に比較的大きいサブピーク
が存在するから、透過光量がより多くなる。以上のこと
から、本発明の液晶表示装置によれば、カラーフィルタ
の緑色フィルタの透過光量が大幅に増加し、液晶表示装
置の輝度が顕著に上昇するとともに、輝度を従来と同程
度に抑える場合は、バックライト装置の消費電力を低減
することができる。
【0011】本発明の請求項2記載の液晶表示装置は、
上記カラーフィルタに設けられた青色層の分光透過率を
示す曲線において、青色波長域のピークの2/3値幅が
100nm〜110nmとされ、上記カラーフィルタに
設けられた緑色層の分光透過率を示す曲線の緑色波長域
のピークの2/3値幅が75nm〜90nmとされてい
ることを特徴とする。
上記カラーフィルタに設けられた青色層の分光透過率を
示す曲線において、青色波長域のピークの2/3値幅が
100nm〜110nmとされ、上記カラーフィルタに
設けられた緑色層の分光透過率を示す曲線の緑色波長域
のピークの2/3値幅が75nm〜90nmとされてい
ることを特徴とする。
【0012】上記構成によれば、従来のカラーフィルタ
に設けられた青色層の分光透過率を示す曲線における青
色波長域のピークの2/3値幅が例えば90nm強であ
るのに対して、本発明の液晶表示装置のカラーフィルタ
に設けられた青色層の分光透過率を示す曲線における青
色波長域のピークの2/3値幅が100nm〜110n
mと広くなっている。また、従来のカラーフィルタに設
けられた緑色層の分光透過率を示す曲線における緑色波
長域のピークの2/3値幅が例えば70nm弱であるの
に対して、本発明の液晶表示素子に設けられたカラーフ
ィルタの緑色層の分光透過率を示す曲線における緑色の
ピークの2/3値幅が75nm〜90nmと広くなって
いる。
に設けられた青色層の分光透過率を示す曲線における青
色波長域のピークの2/3値幅が例えば90nm強であ
るのに対して、本発明の液晶表示装置のカラーフィルタ
に設けられた青色層の分光透過率を示す曲線における青
色波長域のピークの2/3値幅が100nm〜110n
mと広くなっている。また、従来のカラーフィルタに設
けられた緑色層の分光透過率を示す曲線における緑色波
長域のピークの2/3値幅が例えば70nm弱であるの
に対して、本発明の液晶表示素子に設けられたカラーフ
ィルタの緑色層の分光透過率を示す曲線における緑色の
ピークの2/3値幅が75nm〜90nmと広くなって
いる。
【0013】これにより、三波長型光源の発光スペクト
ルにおける緑色及び青色波長領域の各ピークに対応して
カラーフィルタの緑色及び青色フィルタの透過率が高め
られるから、緑色と青色の量フィルタを透過する光量が
大幅に増加して表示が明るくなると共に、緑色及び青色
の両波長領域における各中央ピークの波長光と両側のサ
ブピーク波長光に対する各透過率が高められて夫々の透
過光量が共に増加するから、色純度が大きく悪化するこ
とがない。すなわち、液晶表示装置において、色純度を
悪化させることなく、表示の明るさを向上させることが
可能となる。特に、本発明のように三波長型光源を用い
る場合、その発光スペクトルにおける青色光範囲のメイ
ンピークが、従来のカラーフィルタの青色フィルタの分
光透過率のピークに対して短波長側にずれているので、
青色フィルタの分光透過率のピーク幅を短波長側に拡げ
ることにより、三波長型光源の上述のサブピークだけで
はなく、青色のメインピークの波長光の透過量も増加さ
せることができる。従って、この液晶表示装置によれ
ば、緑色範囲の波長光だけでなく青色範囲の波長光の透
過光量も大きく増加させることができるので、請求項1
記載の構成と同様に、液晶表示装置の輝度の向上や、バ
ックライト装置の消費電力の低減をより一層促進するこ
とができる。
ルにおける緑色及び青色波長領域の各ピークに対応して
カラーフィルタの緑色及び青色フィルタの透過率が高め
られるから、緑色と青色の量フィルタを透過する光量が
大幅に増加して表示が明るくなると共に、緑色及び青色
の両波長領域における各中央ピークの波長光と両側のサ
ブピーク波長光に対する各透過率が高められて夫々の透
過光量が共に増加するから、色純度が大きく悪化するこ
とがない。すなわち、液晶表示装置において、色純度を
悪化させることなく、表示の明るさを向上させることが
可能となる。特に、本発明のように三波長型光源を用い
る場合、その発光スペクトルにおける青色光範囲のメイ
ンピークが、従来のカラーフィルタの青色フィルタの分
光透過率のピークに対して短波長側にずれているので、
青色フィルタの分光透過率のピーク幅を短波長側に拡げ
ることにより、三波長型光源の上述のサブピークだけで
はなく、青色のメインピークの波長光の透過量も増加さ
せることができる。従って、この液晶表示装置によれ
ば、緑色範囲の波長光だけでなく青色範囲の波長光の透
過光量も大きく増加させることができるので、請求項1
記載の構成と同様に、液晶表示装置の輝度の向上や、バ
ックライト装置の消費電力の低減をより一層促進するこ
とができる。
【0014】本発明の請求項3記載の液晶表示装置は、
上記カラーフィルタに設けられた赤色層は、波長が58
5nm近傍の光に対する透過率が25%以上であること
を特徴とする。上記構成によれば、従来のカラーフィル
タに設けられた赤色層の585nmにおける透過率が例
えば20%以下であるのに対して、本発明のカラーフィ
ルタに設けられた赤色層の585nmにおける透過率が
25%以上となっているので、585nm近傍における
光をより多く透過するようになっている。そして、カラ
ーフィルタの分光透過特性において赤色層の波長が58
5nmの光に対する透過率を高くすることにより、三波
長型光源の585nm近傍の波長域に存在するピーク光
を選択的に透過させて透過光量をさらに増加させること
ができるとともに、585nmにおける透過率を高くす
るということは、透過可能な赤色の波長域を僅かに低波
長側に拡げているだけなので、色純度が悪化することが
ない。すなわち、カラー液晶表示装置において、色純度
を悪化させることなく、透過光量を増加させ輝度を向上
させることが可能となる。
上記カラーフィルタに設けられた赤色層は、波長が58
5nm近傍の光に対する透過率が25%以上であること
を特徴とする。上記構成によれば、従来のカラーフィル
タに設けられた赤色層の585nmにおける透過率が例
えば20%以下であるのに対して、本発明のカラーフィ
ルタに設けられた赤色層の585nmにおける透過率が
25%以上となっているので、585nm近傍における
光をより多く透過するようになっている。そして、カラ
ーフィルタの分光透過特性において赤色層の波長が58
5nmの光に対する透過率を高くすることにより、三波
長型光源の585nm近傍の波長域に存在するピーク光
を選択的に透過させて透過光量をさらに増加させること
ができるとともに、585nmにおける透過率を高くす
るということは、透過可能な赤色の波長域を僅かに低波
長側に拡げているだけなので、色純度が悪化することが
ない。すなわち、カラー液晶表示装置において、色純度
を悪化させることなく、透過光量を増加させ輝度を向上
させることが可能となる。
【0015】また、上述のような分光透過特性を有する
カラーフィルタを用いた液晶表示装置によれば、バック
ライト装置の出射光の白色度と、液晶表示素子を透過さ
せた表示光の白色度との差を減少させることができるの
で、液晶表示装置の表示の色味をよりニュートラルなも
のとすることができる。すなわち、液晶表示装置の表示
品位を向上することができる。
カラーフィルタを用いた液晶表示装置によれば、バック
ライト装置の出射光の白色度と、液晶表示素子を透過さ
せた表示光の白色度との差を減少させることができるの
で、液晶表示装置の表示の色味をよりニュートラルなも
のとすることができる。すなわち、液晶表示装置の表示
品位を向上することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の一例
における液晶表示装置を図面を参照して説明する。図1
は、この一例の液晶表示装置の概略構成を示すものであ
る。なお、この一例の液晶表示装置は、そのカラーフィ
ルタの光の透過における分光特性に特徴を有するもので
あり、液晶表示装置の構造としては、周知のものを用い
ることができる。
における液晶表示装置を図面を参照して説明する。図1
は、この一例の液晶表示装置の概略構成を示すものであ
る。なお、この一例の液晶表示装置は、そのカラーフィ
ルタの光の透過における分光特性に特徴を有するもので
あり、液晶表示装置の構造としては、周知のものを用い
ることができる。
【0017】図1に示すように、この一例の液晶表示装
置1は、液晶表示素子10と、該液晶表示素子10の背
面側に配置されたバックライト30とを備えたものであ
る。そして、液晶表示素子10は、この一例においてT
FT型となっており、上下に互いに平行に間隔を開けて
配置された上下のガラス基板11、12を有するもので
ある。
置1は、液晶表示素子10と、該液晶表示素子10の背
面側に配置されたバックライト30とを備えたものであ
る。そして、液晶表示素子10は、この一例においてT
FT型となっており、上下に互いに平行に間隔を開けて
配置された上下のガラス基板11、12を有するもので
ある。
【0018】そして、液晶表示素子19の下側のガラス
基板11側には、ガラス基板11の外面(背面)側に粘
着層13を介して取り付けられた偏光子14と、下側の
ガラス基板11の内面側にそれぞれ形成されたTFT1
5、画素電極16及びデータ線17と、これらTFT1
5が形成されたガラス基板11の内面側を覆うように形
成された配向膜18とが備えられている。
基板11側には、ガラス基板11の外面(背面)側に粘
着層13を介して取り付けられた偏光子14と、下側の
ガラス基板11の内面側にそれぞれ形成されたTFT1
5、画素電極16及びデータ線17と、これらTFT1
5が形成されたガラス基板11の内面側を覆うように形
成された配向膜18とが備えられている。
【0019】また、上下のガラス基板11、12の間に
は、これらガラス基板11、12に挟まれた状態の液晶
層19が設けられている。また、上側のガラス基板12
側には、その外面側に粘着層20を介して取り付けられ
た偏光子21と、偏光子21の外面側に形成され、か
つ、表面反射を防止する処理(AR処理)及び外光の写
り込みを散乱させる処理(AG処理)を施されたAGA
R層22と、上側のガラス基板12の内面側に形成され
たブラックマトリックス23と、本発明に係わるカラー
フィルタ24と、これらブラックマトリックス23及び
カラーフィルタ24を覆うように形成されたITO(In
dium Tin Oxide)からなる共通電極25と、この共通電
極25を覆うように設けられた配向膜26とが備えられ
ている。
は、これらガラス基板11、12に挟まれた状態の液晶
層19が設けられている。また、上側のガラス基板12
側には、その外面側に粘着層20を介して取り付けられ
た偏光子21と、偏光子21の外面側に形成され、か
つ、表面反射を防止する処理(AR処理)及び外光の写
り込みを散乱させる処理(AG処理)を施されたAGA
R層22と、上側のガラス基板12の内面側に形成され
たブラックマトリックス23と、本発明に係わるカラー
フィルタ24と、これらブラックマトリックス23及び
カラーフィルタ24を覆うように形成されたITO(In
dium Tin Oxide)からなる共通電極25と、この共通電
極25を覆うように設けられた配向膜26とが備えられ
ている。
【0020】なお、上記TFT15は、例えば、アモル
ファスSiTFTであり、ゲート電極15aと、ソース
電極15bと、ドレイン電極15cとを有するものであ
る。そして、上記カラーフィルタ24は、液晶表示素子
の各画素に対応して、ブラックマトリックス23の各開
口毎に、赤色層Rと緑色層Gと青色層Bとのうちのいず
れか一つが配置され、液晶表示素子全体で赤色層R、緑
色層G及び青色層Bがトライアングル状やモザイク状や
ストライプ状に所定のパターンで配置されたものであ
る。なお、図1に図示された二カ所のカラーフィルタ2
4の各部分には、それぞれ、赤色層R、緑色層G及び青
色層Bのうちのいずれか一つが配置されることになる。
ファスSiTFTであり、ゲート電極15aと、ソース
電極15bと、ドレイン電極15cとを有するものであ
る。そして、上記カラーフィルタ24は、液晶表示素子
の各画素に対応して、ブラックマトリックス23の各開
口毎に、赤色層Rと緑色層Gと青色層Bとのうちのいず
れか一つが配置され、液晶表示素子全体で赤色層R、緑
色層G及び青色層Bがトライアングル状やモザイク状や
ストライプ状に所定のパターンで配置されたものであ
る。なお、図1に図示された二カ所のカラーフィルタ2
4の各部分には、それぞれ、赤色層R、緑色層G及び青
色層Bのうちのいずれか一つが配置されることになる。
【0021】図2は、この一例のカラーフィルタ24を
用いた場合(実線で示す)と、従来のカラーフィルタを用
いた場合(破線で示す)の各分光特性を示すものである。
図2に示すように、この一例では、カラーフィルタ24
として設けられた緑色層Gを、その分光透過率を示す曲
線(太線)Gaにおいてピークの半値幅が95nm〜1
05nmとなるように形成してある。なお、曲線Gaに
おいて、緑色のピークのピーク値の1/2の値における
幅(半値幅)ではなく、ピーク値の2/3の値における
幅、すなわち、2/3値幅で見た場合は、この2/3値
幅が75nm〜90nmとなるように、緑色層Gを形成
してある。
用いた場合(実線で示す)と、従来のカラーフィルタを用
いた場合(破線で示す)の各分光特性を示すものである。
図2に示すように、この一例では、カラーフィルタ24
として設けられた緑色層Gを、その分光透過率を示す曲
線(太線)Gaにおいてピークの半値幅が95nm〜1
05nmとなるように形成してある。なお、曲線Gaに
おいて、緑色のピークのピーク値の1/2の値における
幅(半値幅)ではなく、ピーク値の2/3の値における
幅、すなわち、2/3値幅で見た場合は、この2/3値
幅が75nm〜90nmとなるように、緑色層Gを形成
してある。
【0022】すなわち、従来の一般的な緑色層Gの分光
透過率を示す曲線(破線)Gbにおけるピークの半値幅
が90nm弱となっているとともに、2/3値幅が70
nm弱となっているのに対して、この一例のカラーフィ
ルタ24の緑色層Gでは、上述したように、その分光透
過率を示す曲線Gaにおけるピークの半値幅及び2/3
値幅の双方が共に従来の緑色層のそれらより広くなって
いる。
透過率を示す曲線(破線)Gbにおけるピークの半値幅
が90nm弱となっているとともに、2/3値幅が70
nm弱となっているのに対して、この一例のカラーフィ
ルタ24の緑色層Gでは、上述したように、その分光透
過率を示す曲線Gaにおけるピークの半値幅及び2/3
値幅の双方が共に従来の緑色層のそれらより広くなって
いる。
【0023】これは、上述の緑色層Gの分光透過率曲線
Gaにおける最大ピークの幅を広くすることにより、後
述する三波長型蛍光管31(三波長型光源)を用いたバ
ックライト装置30の分光スペクトルを示す図2の曲線
(細線)Lにおいて、緑色の光のメインピークLgの長
波長側と短波長側とにそれぞれ存在するサブピークS1
及びサブピークS2の光をより多く透過できるようする
ためである。たとえば、図2において、サブピークS1
の頂点の波長(約585nm)における従来の緑色層の
透過率が、45%程度なのに対して、この一例のカラー
フィルタ24の緑色層Gの同波長における透過率が55
%程度、すなわち、50%以上となっており、サブピー
クS1の頂点の波長における光透過率が向上するように
なっている。
Gaにおける最大ピークの幅を広くすることにより、後
述する三波長型蛍光管31(三波長型光源)を用いたバ
ックライト装置30の分光スペクトルを示す図2の曲線
(細線)Lにおいて、緑色の光のメインピークLgの長
波長側と短波長側とにそれぞれ存在するサブピークS1
及びサブピークS2の光をより多く透過できるようする
ためである。たとえば、図2において、サブピークS1
の頂点の波長(約585nm)における従来の緑色層の
透過率が、45%程度なのに対して、この一例のカラー
フィルタ24の緑色層Gの同波長における透過率が55
%程度、すなわち、50%以上となっており、サブピー
クS1の頂点の波長における光透過率が向上するように
なっている。
【0024】また、サブピークS2の頂点の波長(約4
87nm)における従来の緑色層の透過率が、27%程
度なのに対して、この一例のカラーフィルタ24の同波
長における緑色層Gの透過率が33%程度、すなわち、
30%以上となっており、サブピークS2の頂点の波長
における光透過率が向上するようになっている。なお、
半値幅を95nmより小さくするか、2/3値幅を75
nmより小さくした場合には、従来のカラーフィルタよ
りも光透過率をサブピークS2、S1の範囲を含む緑色
波長範囲の全体にわたり実質的に向上させることが困難
であり、半値幅を105nmより大きくするか、2/3
値幅を90nmより大きくした場合には、色純度が大き
く低下する恐れがある。従って、上述の範囲内であれ
ば、色純度を大きく低下させることなく、緑色層Gの緑
色波長範囲全体にわたり光透過率を向上させ、緑色光の
光透過量を大幅に増加させることができる。
87nm)における従来の緑色層の透過率が、27%程
度なのに対して、この一例のカラーフィルタ24の同波
長における緑色層Gの透過率が33%程度、すなわち、
30%以上となっており、サブピークS2の頂点の波長
における光透過率が向上するようになっている。なお、
半値幅を95nmより小さくするか、2/3値幅を75
nmより小さくした場合には、従来のカラーフィルタよ
りも光透過率をサブピークS2、S1の範囲を含む緑色
波長範囲の全体にわたり実質的に向上させることが困難
であり、半値幅を105nmより大きくするか、2/3
値幅を90nmより大きくした場合には、色純度が大き
く低下する恐れがある。従って、上述の範囲内であれ
ば、色純度を大きく低下させることなく、緑色層Gの緑
色波長範囲全体にわたり光透過率を向上させ、緑色光の
光透過量を大幅に増加させることができる。
【0025】また、この一例では、カラーフィルタ24
の青色層Bの分光透過率を示す曲線(太線)Baにおい
て、ピークの2/3値幅を100nm〜110nmとし
ている。すなわち、従来のカラーフィルタの青色層の分
光透過率を示す曲線(破線)Bbにおけるピークの2/
3値幅が90nm強であるのに対して、この一例の青色
層Bは、その分光透過率を示す曲線Baにおけるピーク
の2/3値幅が従来の緑色層のそれより広くなってい
る。
の青色層Bの分光透過率を示す曲線(太線)Baにおい
て、ピークの2/3値幅を100nm〜110nmとし
ている。すなわち、従来のカラーフィルタの青色層の分
光透過率を示す曲線(破線)Bbにおけるピークの2/
3値幅が90nm強であるのに対して、この一例の青色
層Bは、その分光透過率を示す曲線Baにおけるピーク
の2/3値幅が従来の緑色層のそれより広くなってい
る。
【0026】これは、上述のように青色層Bの分光透過
率曲線におけるピークの幅を広くすることにより、後述
する三波長型蛍光管31を用いたバックライト装置30
の分光スペクトルを示す曲線(細線)Lにおいて、青色
の光のメインピークLbの短波長側に存在するサブピー
クS3の光をより多く透過できるようにするためであ
る。これにより、図2において、サブピークS3の頂点
の波長における従来の青色層の光透過率が、40%程度
なのに対して、この一例のカラーフィルタ24の青色層
Bの光透過率が60%程度、すなわち、45%以上とな
っており、サブピークS1の頂点の波長における光透過
率を大幅に向上することができる。
率曲線におけるピークの幅を広くすることにより、後述
する三波長型蛍光管31を用いたバックライト装置30
の分光スペクトルを示す曲線(細線)Lにおいて、青色
の光のメインピークLbの短波長側に存在するサブピー
クS3の光をより多く透過できるようにするためであ
る。これにより、図2において、サブピークS3の頂点
の波長における従来の青色層の光透過率が、40%程度
なのに対して、この一例のカラーフィルタ24の青色層
Bの光透過率が60%程度、すなわち、45%以上とな
っており、サブピークS1の頂点の波長における光透過
率を大幅に向上することができる。
【0027】さらに、従来の青色層では、その分光透過
率曲線Bbにおけるピークの頂点の波長に対して、三波
長型蛍光管31の分光スペクトルにおける青色のメイン
ピークLbの頂点の波長が短波長側にずれる分光特性を
備えているために、青色光全体の光透過量が削減される
傾向があるが、この一例においてカラーフィルタ24の
青色層Bのように、その分光透過率曲線Baにおけるピ
ークの幅を短波長側に拡げることで、三波長型蛍光管3
1の青色光のメインピークLbの頂点の波長の光の透過
率を向上させ、この波長の光は最も発光量の多い波長光
であるから青色光全体の光透過量を大幅に増加させるこ
とができる。
率曲線Bbにおけるピークの頂点の波長に対して、三波
長型蛍光管31の分光スペクトルにおける青色のメイン
ピークLbの頂点の波長が短波長側にずれる分光特性を
備えているために、青色光全体の光透過量が削減される
傾向があるが、この一例においてカラーフィルタ24の
青色層Bのように、その分光透過率曲線Baにおけるピ
ークの幅を短波長側に拡げることで、三波長型蛍光管3
1の青色光のメインピークLbの頂点の波長の光の透過
率を向上させ、この波長の光は最も発光量の多い波長光
であるから青色光全体の光透過量を大幅に増加させるこ
とができる。
【0028】すなわち、従来のカラーフィルタにおい
て、三波長型蛍光管31の青色光のメインピークLbの
頂点の波長における透過率が65%程度なのに対して、
この一例のカラーフィルタ24の青色層Bにおける三波
長型蛍光管31の青色光のメインピークLbの頂点の波
長における透過率が80%程度、つまり70%以上とな
っており、メインピークLbの頂点の波長における光透
過率を大幅に向上することができる。なお、2/3値幅
を100nmより小さくした場合には、従来のカラーフ
ィルタよりも全波長範囲にわたり実質的に光透過率を向
上させることが困難であり、2/3値幅を110nmよ
り大きくした場合には、色純度が大きく低下する恐れが
ある。従って、上述の2/3値幅の範囲内であれが、色
純度を大きく低下させることなく、カラーフィルタ24
の透過率を全体的に向上させ、青色光全体の光透過量を
大幅に増加させることができる。
て、三波長型蛍光管31の青色光のメインピークLbの
頂点の波長における透過率が65%程度なのに対して、
この一例のカラーフィルタ24の青色層Bにおける三波
長型蛍光管31の青色光のメインピークLbの頂点の波
長における透過率が80%程度、つまり70%以上とな
っており、メインピークLbの頂点の波長における光透
過率を大幅に向上することができる。なお、2/3値幅
を100nmより小さくした場合には、従来のカラーフ
ィルタよりも全波長範囲にわたり実質的に光透過率を向
上させることが困難であり、2/3値幅を110nmよ
り大きくした場合には、色純度が大きく低下する恐れが
ある。従って、上述の2/3値幅の範囲内であれが、色
純度を大きく低下させることなく、カラーフィルタ24
の透過率を全体的に向上させ、青色光全体の光透過量を
大幅に増加させることができる。
【0029】そして、この一例では、上記カラーフィル
タ24に設けられた赤色層Rを、波長が585nm近傍
の光の透過率が25%以上となるように形成してある。
すなわち、従来のカラーフィルタに設けられた赤色層の
波長が585nmの光に対する透過率が例えば20%以
下であるのに対して、本発明のカラーフィルタ24に設
けられた赤色層Rの同透過率が25%以上となっている
ので、波長が585nm近傍の光をより多く透過するよ
うになっている。
タ24に設けられた赤色層Rを、波長が585nm近傍
の光の透過率が25%以上となるように形成してある。
すなわち、従来のカラーフィルタに設けられた赤色層の
波長が585nmの光に対する透過率が例えば20%以
下であるのに対して、本発明のカラーフィルタ24に設
けられた赤色層Rの同透過率が25%以上となっている
ので、波長が585nm近傍の光をより多く透過するよ
うになっている。
【0030】これは、三波長型蛍光管31を用いたバッ
クライト装置30の分光スペクトルを示す曲線Lにおけ
るサブピークS1の光、つまり、赤色の光のメインピー
クLrの短波長側の585nm付近の波長範囲に存在す
るサブピークS1の光を、より多く透過できるようする
ためである。なお、カラーフィルタ24においては、従
来のカラーフィルタに比較して、585nm近傍の波長
光に対する透過率を上げるために、赤色層Rの分光透過
率を示す曲線Raの透過率が立ち上がる部分の波長範囲
を従来のカラーフィルタの赤色層の分光透過率を示す曲
線Rbの透過率が立ち上がる部分の波長範囲に対して僅
かに短波長側にずらしている。
クライト装置30の分光スペクトルを示す曲線Lにおけ
るサブピークS1の光、つまり、赤色の光のメインピー
クLrの短波長側の585nm付近の波長範囲に存在す
るサブピークS1の光を、より多く透過できるようする
ためである。なお、カラーフィルタ24においては、従
来のカラーフィルタに比較して、585nm近傍の波長
光に対する透過率を上げるために、赤色層Rの分光透過
率を示す曲線Raの透過率が立ち上がる部分の波長範囲
を従来のカラーフィルタの赤色層の分光透過率を示す曲
線Rbの透過率が立ち上がる部分の波長範囲に対して僅
かに短波長側にずらしている。
【0031】そして、従来のカラーフィルタの赤色層の
波長が585nmの光に対する透過率が15%程度であ
るのに対して、本発明のカラーフィルタ24の赤色層R
の585nm波長光に対する透過率が35%程度、すな
わち、25%以上とされている。また、三波長型蛍光管
31の発光スペクトルにおける赤色範囲のメインピーク
Lrは、赤色層の分光透過率を示す曲線Rbの透過率が
完全に立ち上がった部分よりも短波長側にずれているの
で、上述の本発明による赤色層Rのように、その分光透
過率曲線Raの透過率が立ち上がる部分の波長範囲を短
波長側にずらすことにより、赤色のメインピークLrに
おける透過率が従来より高くなり、赤色光の透過量を増
加させることができる。
波長が585nmの光に対する透過率が15%程度であ
るのに対して、本発明のカラーフィルタ24の赤色層R
の585nm波長光に対する透過率が35%程度、すな
わち、25%以上とされている。また、三波長型蛍光管
31の発光スペクトルにおける赤色範囲のメインピーク
Lrは、赤色層の分光透過率を示す曲線Rbの透過率が
完全に立ち上がった部分よりも短波長側にずれているの
で、上述の本発明による赤色層Rのように、その分光透
過率曲線Raの透過率が立ち上がる部分の波長範囲を短
波長側にずらすことにより、赤色のメインピークLrに
おける透過率が従来より高くなり、赤色光の透過量を増
加させることができる。
【0032】なお、赤色層Rの波長が585nm近傍の
光に対する透過率を25%より小さくした場合には、従
来のカラーフィルタとの差があまりなく、赤色光の透過
量を増加させることが困難である。また、上限について
は、赤色層Rの分光透過率を示す曲線Raの透過率が立
ち上がる部分の波長範囲を短波長側に大きくずらした場
合には、色純度の低下を招く恐れがあるが、585nm
近傍の波長光に対する透過率の上限を40%程度とすれ
ば、色純度の低下を招くことなく、三波長型蛍光管31
のサブピークS1の光を多く透過させることができる。
光に対する透過率を25%より小さくした場合には、従
来のカラーフィルタとの差があまりなく、赤色光の透過
量を増加させることが困難である。また、上限について
は、赤色層Rの分光透過率を示す曲線Raの透過率が立
ち上がる部分の波長範囲を短波長側に大きくずらした場
合には、色純度の低下を招く恐れがあるが、585nm
近傍の波長光に対する透過率の上限を40%程度とすれ
ば、色純度の低下を招くことなく、三波長型蛍光管31
のサブピークS1の光を多く透過させることができる。
【0033】そして、上述のような分光透過率の特性を
有するカラーフィルタ24は、基本的に周知の顔料分散
法により形成されるものであるが、顔料を用いるカラー
フィルタの製造方法ならば良く、例えば、周知の印刷
法、電着法、転写法等を用いることができる。また、顔
料分散方法としては、例えば、周知のエッチング方法や
フォトリソ方法等を用いることができる。
有するカラーフィルタ24は、基本的に周知の顔料分散
法により形成されるものであるが、顔料を用いるカラー
フィルタの製造方法ならば良く、例えば、周知の印刷
法、電着法、転写法等を用いることができる。また、顔
料分散方法としては、例えば、周知のエッチング方法や
フォトリソ方法等を用いることができる。
【0034】そして、顔料分散方法に用いられる感光性
樹脂としては、例えば、アクリル樹脂を用いた重合型
と、ポリビニールアルコール(PVA)を用いた架橋型
があるが、これ以外の感光性樹脂を用いるものとしても
良い。また、感光性樹脂中に分散される顔料として、赤
色は、例えば、キナクリドン顔料(赤)とジスアゾイエ
ロー(黄)とを混合したものを用い、緑色は、例えば、
フタロシアニングリーン(緑)とジスアゾイエロー
(黄)とを混合したものを用い、青色は、例えば、ジオ
キサンバイオレットとフタロシアニンブルーとを混合し
たものを用いることができるが、これ以外の顔料を用い
るものとしても良い。
樹脂としては、例えば、アクリル樹脂を用いた重合型
と、ポリビニールアルコール(PVA)を用いた架橋型
があるが、これ以外の感光性樹脂を用いるものとしても
良い。また、感光性樹脂中に分散される顔料として、赤
色は、例えば、キナクリドン顔料(赤)とジスアゾイエ
ロー(黄)とを混合したものを用い、緑色は、例えば、
フタロシアニングリーン(緑)とジスアゾイエロー
(黄)とを混合したものを用い、青色は、例えば、ジオ
キサンバイオレットとフタロシアニンブルーとを混合し
たものを用いることができるが、これ以外の顔料を用い
るものとしても良い。
【0035】これらの顔料を用いた方法においては、顔
料分散方法以外の方法においても、基本的に同様の顔料
を用いてカラーフィルタ24を形成することにより、同
様の分光特性を得ることができる。そして、この一例に
おいては、各顔料の平均粒径を従来使用されている顔料
の平均粒径よりも小さくすることにより、顔料の樹脂中
における分散性を向上させ、従来のカラーフィルタの分
光特性に対してこの一例のカラーフィルタ24の分光特
性を上述のように変更できるようになっている。そし
て、この一例においては、顔料の平均粒径を0.1μm
〜0.15μmとすることが好ましい。そして、顔料の
平均粒径を0.2μmより大きくした場合には、カラー
フィルタ24において上述のような分光透過率の特性を
得ることが困難である。
料分散方法以外の方法においても、基本的に同様の顔料
を用いてカラーフィルタ24を形成することにより、同
様の分光特性を得ることができる。そして、この一例に
おいては、各顔料の平均粒径を従来使用されている顔料
の平均粒径よりも小さくすることにより、顔料の樹脂中
における分散性を向上させ、従来のカラーフィルタの分
光特性に対してこの一例のカラーフィルタ24の分光特
性を上述のように変更できるようになっている。そし
て、この一例においては、顔料の平均粒径を0.1μm
〜0.15μmとすることが好ましい。そして、顔料の
平均粒径を0.2μmより大きくした場合には、カラー
フィルタ24において上述のような分光透過率の特性を
得ることが困難である。
【0036】上記バックライト装置30は、例えば、図
1に示すように、直下方式(反射板方式)のものであ
り、三波長型の光源として三波長型蛍光管31と反射板
32と図示しない拡散透過板とを備えたものである。な
お、バックライト装置30は、三波長型蛍光管31を用
いるものならば、特に直下方式に限定されるものではな
く、導光体方式(エッジライト方式)でも良い。そし
て、上記三波長型蛍光管31は、熱陰極管でも良いが、
発熱性や耐久性を考慮した場合に、冷陰極管が好まし
い。
1に示すように、直下方式(反射板方式)のものであ
り、三波長型の光源として三波長型蛍光管31と反射板
32と図示しない拡散透過板とを備えたものである。な
お、バックライト装置30は、三波長型蛍光管31を用
いるものならば、特に直下方式に限定されるものではな
く、導光体方式(エッジライト方式)でも良い。そし
て、上記三波長型蛍光管31は、熱陰極管でも良いが、
発熱性や耐久性を考慮した場合に、冷陰極管が好まし
い。
【0037】なお、三波長型蛍光管31は、周知のもの
であり、一般的に図2に示すような分光スペクトル(曲
線L)を有する。すなわち、三波長型蛍光管31は、6
10nm付近に赤のメインピークLrを有し、545n
m付近に緑のメインピークLgを有し、435nm付近
に青のメインピークLbを有する。また、三波長型蛍光
管31は、585nm付近にサブピークS1を有し、4
90nm付近にサブピークS2を有し、405nm付近
にサブピークS3を有する。
であり、一般的に図2に示すような分光スペクトル(曲
線L)を有する。すなわち、三波長型蛍光管31は、6
10nm付近に赤のメインピークLrを有し、545n
m付近に緑のメインピークLgを有し、435nm付近
に青のメインピークLbを有する。また、三波長型蛍光
管31は、585nm付近にサブピークS1を有し、4
90nm付近にサブピークS2を有し、405nm付近
にサブピークS3を有する。
【0038】そして、上述のような液晶表示素子10に
よれば、カラーフィルタ24の分光透過率において、緑
色層Gの分光透過率の曲線Gaのピークの幅と、青色層
Bの分光透過率の曲線Baのピークの幅とが拡げられ、
かつ、赤色層Rの585nm近傍の波長光に対する透過
率が25%以上となるように、赤色層Rの分光透過率の
曲線Raの透過率の立ち上がる部分を低波長側に移動す
ることにより、各着色光の色純度を大きく低下させるこ
となく各着色光の透過量を増加させて明るい表示を得る
ことができる。
よれば、カラーフィルタ24の分光透過率において、緑
色層Gの分光透過率の曲線Gaのピークの幅と、青色層
Bの分光透過率の曲線Baのピークの幅とが拡げられ、
かつ、赤色層Rの585nm近傍の波長光に対する透過
率が25%以上となるように、赤色層Rの分光透過率の
曲線Raの透過率の立ち上がる部分を低波長側に移動す
ることにより、各着色光の色純度を大きく低下させるこ
となく各着色光の透過量を増加させて明るい表示を得る
ことができる。
【0039】特に、上述の液晶表示素子10と上述の三
波長型蛍光管31を有するバックライト装置30とを備
えた液晶表示素子においては、カラーフィルタ24の赤
色層Rにおいて三波長型蛍光管31の分光スペクトルに
おけるサブピークS1の波長光に対する透過率を向上し
て、サブピークS1の光を多く透過させることができ
る。また、カラーフィルタ24の緑色層Gにおいて三波
長型蛍光管31の分光スペクトルにおけるサブピークS
1、S2の波長光に対する透過率を向上して、サブピー
クS1、S2の光を多く透過させることができる。
波長型蛍光管31を有するバックライト装置30とを備
えた液晶表示素子においては、カラーフィルタ24の赤
色層Rにおいて三波長型蛍光管31の分光スペクトルに
おけるサブピークS1の波長光に対する透過率を向上し
て、サブピークS1の光を多く透過させることができ
る。また、カラーフィルタ24の緑色層Gにおいて三波
長型蛍光管31の分光スペクトルにおけるサブピークS
1、S2の波長光に対する透過率を向上して、サブピー
クS1、S2の光を多く透過させることができる。
【0040】また、カラーフィルタ24の青色層Bにお
いて三波長型蛍光管31の分光スペクトルにおけるサブ
ピークS3の波長光に対する透過率を向上して、サブピ
ークS1の光を多く透過させることができる。また、カ
ラーフィルタ24の分光特性を上述のようにすることに
より、赤色層R、緑色層G及び青色層Bにおいて、三波
長型蛍光管31の分光スペクトルのサブピークS1、S
2、S3だけではなく、それぞれ各色のメインピークL
r、Lg、Lbの波長光に対する透過率を向上でき、特
に、青色層Bにおいて、青色範囲のメインピークLbの
波長光に対する透過率を大きく向上できる。
いて三波長型蛍光管31の分光スペクトルにおけるサブ
ピークS3の波長光に対する透過率を向上して、サブピ
ークS1の光を多く透過させることができる。また、カ
ラーフィルタ24の分光特性を上述のようにすることに
より、赤色層R、緑色層G及び青色層Bにおいて、三波
長型蛍光管31の分光スペクトルのサブピークS1、S
2、S3だけではなく、それぞれ各色のメインピークL
r、Lg、Lbの波長光に対する透過率を向上でき、特
に、青色層Bにおいて、青色範囲のメインピークLbの
波長光に対する透過率を大きく向上できる。
【0041】以上のように、液晶表示装置1のカラーフ
ィルタ24の透過率をバックライト装置31の発光スペ
クトルにおける発光ピークに対応させて高くすることに
より、バックライト装置31の駆動電圧を上げずに、液
晶表示装置1の輝度を向上させることができる。また、
上記カラーフィルタ24においては、従来のカラーフィ
ルタに比較して、三波長型蛍光管31の発光スペクトル
における各ピーク(メインピークLr、Lg、Lb及び
サブピークS1、S2、S3)の光をより多く透過させ
ることができるので、カラーフィルタ24を透過させな
い三波長型蛍光管31の出射光の白色度(色温度Tcと
黒体軌跡からのずれduv)とカラーフィルタ24を透
過させた光の白色度との差が従来に比較して小さくな
る。
ィルタ24の透過率をバックライト装置31の発光スペ
クトルにおける発光ピークに対応させて高くすることに
より、バックライト装置31の駆動電圧を上げずに、液
晶表示装置1の輝度を向上させることができる。また、
上記カラーフィルタ24においては、従来のカラーフィ
ルタに比較して、三波長型蛍光管31の発光スペクトル
における各ピーク(メインピークLr、Lg、Lb及び
サブピークS1、S2、S3)の光をより多く透過させ
ることができるので、カラーフィルタ24を透過させな
い三波長型蛍光管31の出射光の白色度(色温度Tcと
黒体軌跡からのずれduv)とカラーフィルタ24を透
過させた光の白色度との差が従来に比較して小さくな
る。
【0042】従って、この一例の液晶表示装置1におい
ては、三波長型蛍光管31の出射光自体のニュートラル
な色味に近い色味を表示することができるので、液晶表
示装置1の表示品位を向上することができる。なお、本
発明の液晶表示装置1は、図1に示される液晶表示装置
1に限定されるものではなく、例えば、アクティブマト
リクス型や単純マトリックス型等の各種の液晶表示装置
に応用できる。
ては、三波長型蛍光管31の出射光自体のニュートラル
な色味に近い色味を表示することができるので、液晶表
示装置1の表示品位を向上することができる。なお、本
発明の液晶表示装置1は、図1に示される液晶表示装置
1に限定されるものではなく、例えば、アクティブマト
リクス型や単純マトリックス型等の各種の液晶表示装置
に応用できる。
【0043】
【実施例】以下に、本発明の液晶表示装置1を実際に作
成して試験した結果を説明する。上記液晶表示素子10
のカラーフィルタ24は、平均粒径が約0.12μmの
顔料を用いて、顔料分散法により製造されたものであ
る。また、液晶表示素子10は、上述のTFT型のもの
である。そして、上記カラーフィルタ24は、図2に示
す上述の分光透過率を有するものとされている。
成して試験した結果を説明する。上記液晶表示素子10
のカラーフィルタ24は、平均粒径が約0.12μmの
顔料を用いて、顔料分散法により製造されたものであ
る。また、液晶表示素子10は、上述のTFT型のもの
である。そして、上記カラーフィルタ24は、図2に示
す上述の分光透過率を有するものとされている。
【0044】この実施例のカラーフィルタ24の赤色層
R、緑色層G及び青色層Bの色度特性(色度座標)と、
従来のカラーフィルタの色度特性とを測定した結果を以
下の表1に示す。なお、表1に示す従来のカラーフィル
タは、図2に示す従来のカラーフィルタの分光透過率を
有するものであり、顔料分散法により製造されたもので
ある。また、図2に示す分光透過率を有し、表1に示す
色度特性を有するこの実施例のカラーフィルタ24及び
従来のカラーフィルタは、その厚みが1、2μmのもの
である。
R、緑色層G及び青色層Bの色度特性(色度座標)と、
従来のカラーフィルタの色度特性とを測定した結果を以
下の表1に示す。なお、表1に示す従来のカラーフィル
タは、図2に示す従来のカラーフィルタの分光透過率を
有するものであり、顔料分散法により製造されたもので
ある。また、図2に示す分光透過率を有し、表1に示す
色度特性を有するこの実施例のカラーフィルタ24及び
従来のカラーフィルタは、その厚みが1、2μmのもの
である。
【表1】 表1に示されるように、この実施例のカラーフィルタ2
4の赤色層R、緑色層G及び青色層Bの色度座標のx、
yで示される色度は、従来の色度と略同様の値であり、
従来のカラーフィルタに対してこの実施例のカラーフィ
ルタ24の色純度の悪化は認められない。
4の赤色層R、緑色層G及び青色層Bの色度座標のx、
yで示される色度は、従来の色度と略同様の値であり、
従来のカラーフィルタに対してこの実施例のカラーフィ
ルタ24の色純度の悪化は認められない。
【0045】また、表1に示されるように、輝度を示す
Yの値は、従来に比較してこの実施例のカラーフィルタ
24の赤色層R、緑色層G及び赤色層Bの各フィルタに
おいて向上が認められ、各フィルタの平均で30%以上
改善されていることが認められる。すなわち、上記カラ
ーフィルタ24を有する液晶表示装置1は、従来と同様
の明るさを有するバックライト装置30を用いても輝度
を向上することができる。また、表1に示すように、従
来のカラーフィルタを用い、カラーフィルタ以外は実施
例の液晶表示素子10と同様の構成を有する液晶表示素
子に対して、上記カラーフィルタ24を用いた液晶表示
素子10は、素子全体としての透過率が2割以上向上し
ていることが認められる。
Yの値は、従来に比較してこの実施例のカラーフィルタ
24の赤色層R、緑色層G及び赤色層Bの各フィルタに
おいて向上が認められ、各フィルタの平均で30%以上
改善されていることが認められる。すなわち、上記カラ
ーフィルタ24を有する液晶表示装置1は、従来と同様
の明るさを有するバックライト装置30を用いても輝度
を向上することができる。また、表1に示すように、従
来のカラーフィルタを用い、カラーフィルタ以外は実施
例の液晶表示素子10と同様の構成を有する液晶表示素
子に対して、上記カラーフィルタ24を用いた液晶表示
素子10は、素子全体としての透過率が2割以上向上し
ていることが認められる。
【0046】以下に示す表2と図3は、バックライト装
置30の光と、上記液晶表示素子10(液晶にかかる電
圧がoffの状態)を透過したバックライト装置30の光
(すなわち、この実施例の液晶表示装置1の表示光)
と、従来の液晶表示素子(液晶にかかる電圧がoffの状
態)を透過したバックライト装置30の光とにおいて、
色温度Tc及び黒体軌跡からのズレduvを測定した際
の結果を示すものである。
置30の光と、上記液晶表示素子10(液晶にかかる電
圧がoffの状態)を透過したバックライト装置30の光
(すなわち、この実施例の液晶表示装置1の表示光)
と、従来の液晶表示素子(液晶にかかる電圧がoffの状
態)を透過したバックライト装置30の光とにおいて、
色温度Tc及び黒体軌跡からのズレduvを測定した際
の結果を示すものである。
【表2】
【0047】なお、図3において、黒四角がこの実施例
の上記カラーフィルタ24を用いた液晶表示装置1の測
定結果(Tc,duv)を示すものであり、黒三角が従
来の液晶表示装置の測定結果を示すものであり、白丸が
バックライト装置のみの測定結果を示すものである。そ
して、図3及び表2に示されるように、バックライト装
置30の色温度に対する液晶表示装置の色温度の差(Δ
Tc)が、従来の液晶表示装置において−1040Kで
あったものが、この実施例の液晶表示装置1において
は、−625Kとなっており、色温度の差が30%以上
改善され、この実施例の液晶表示装置1は、バックライ
ト装置30との色温度の差が小さなものとされている。
の上記カラーフィルタ24を用いた液晶表示装置1の測
定結果(Tc,duv)を示すものであり、黒三角が従
来の液晶表示装置の測定結果を示すものであり、白丸が
バックライト装置のみの測定結果を示すものである。そ
して、図3及び表2に示されるように、バックライト装
置30の色温度に対する液晶表示装置の色温度の差(Δ
Tc)が、従来の液晶表示装置において−1040Kで
あったものが、この実施例の液晶表示装置1において
は、−625Kとなっており、色温度の差が30%以上
改善され、この実施例の液晶表示装置1は、バックライ
ト装置30との色温度の差が小さなものとされている。
【0048】また、この例の液晶表示装置1において
は、黒体軌跡からのズレ(duv)も小さくなってお
り、バックライト装置30のduvに対する液晶表示装
置のduvの差(Δduv)が、従来の液晶表示装置に
おいて0.0132であったものが、この実施例の液晶
表示装置においては、0.0115となっている。これ
らのことから、この実施例の液晶表示装置1によれば、
その表示光のバックライト装置30の出射光に対する白
色度の変化量が小さく、優れた表示品位が得られる。
は、黒体軌跡からのズレ(duv)も小さくなってお
り、バックライト装置30のduvに対する液晶表示装
置のduvの差(Δduv)が、従来の液晶表示装置に
おいて0.0132であったものが、この実施例の液晶
表示装置においては、0.0115となっている。これ
らのことから、この実施例の液晶表示装置1によれば、
その表示光のバックライト装置30の出射光に対する白
色度の変化量が小さく、優れた表示品位が得られる。
【0049】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の液晶表示素子に
よれば、三波長型光源の発光スペクトルにおける緑色波
長領域のピークに対応してカラーフィルタの緑色層の透
過率が高められるから、緑色層を透過する光量が大幅に
増加して表示が明るくなると共に、緑色波長領域におけ
る中央ピークの波長光と両側のサブピーク波長光に対す
る各透過率が高められて夫々の透過光量が共に増加する
から、色純度が大きく悪化することがない。すなわち、
液晶表示素子において、色純度を悪化させることなく、
表示の明るさを向上させることが可能となる。
よれば、三波長型光源の発光スペクトルにおける緑色波
長領域のピークに対応してカラーフィルタの緑色層の透
過率が高められるから、緑色層を透過する光量が大幅に
増加して表示が明るくなると共に、緑色波長領域におけ
る中央ピークの波長光と両側のサブピーク波長光に対す
る各透過率が高められて夫々の透過光量が共に増加する
から、色純度が大きく悪化することがない。すなわち、
液晶表示素子において、色純度を悪化させることなく、
表示の明るさを向上させることが可能となる。
【0050】特に、本発明のように液晶表示素子の光源
として三波長型光源を用いる場合、その分光スペクトル
における緑色波長領域の両側に比較的大きいサブピーク
が存在するから、透過光量がより多くなる。以上のこと
から、本発明の液晶表示素子によれば、カラーフィルタ
の緑色層の透過光量が大幅に増加し、液晶表示素子の輝
度が顕著に上昇するとともに、輝度を従来と同程度に抑
える場合は、バックライト装置の消費電力を低減するこ
とができる。
として三波長型光源を用いる場合、その分光スペクトル
における緑色波長領域の両側に比較的大きいサブピーク
が存在するから、透過光量がより多くなる。以上のこと
から、本発明の液晶表示素子によれば、カラーフィルタ
の緑色層の透過光量が大幅に増加し、液晶表示素子の輝
度が顕著に上昇するとともに、輝度を従来と同程度に抑
える場合は、バックライト装置の消費電力を低減するこ
とができる。
【0051】本発明の請求項2記載の液晶表示装置によ
れば、三波長型光源の発光スペクトルにおける緑色及び
青色波長領域の各ピークに対応してカラーフィルタの緑
色及び青色層の透過率が高められるから、緑色と青色の
量フィルタを透過する光量が大幅に増加して表示が明る
くなると共に、緑色及び青色の両波長領域における各中
央ピークの波長光と両側のサブピーク波長光に対する各
透過率が高められて夫々の透過光量が共に増加するか
ら、色純度が大きく悪化することがない。すなわち、液
晶表示素子において、色純度を悪化させることなく、表
示の明るさを向上させることが可能となる。
れば、三波長型光源の発光スペクトルにおける緑色及び
青色波長領域の各ピークに対応してカラーフィルタの緑
色及び青色層の透過率が高められるから、緑色と青色の
量フィルタを透過する光量が大幅に増加して表示が明る
くなると共に、緑色及び青色の両波長領域における各中
央ピークの波長光と両側のサブピーク波長光に対する各
透過率が高められて夫々の透過光量が共に増加するか
ら、色純度が大きく悪化することがない。すなわち、液
晶表示素子において、色純度を悪化させることなく、表
示の明るさを向上させることが可能となる。
【0052】特に、本発明のように三波長型光源を用い
る場合、その発光スペクトルにおける青色光範囲のメイ
ンピークが、従来のカラーフィルタの青色層の分光透過
率のピークに対して短波長側にずれているので、青色層
の分光透過率のピーク幅を短波長側に拡げることによ
り、三波長型光源の上述のサブピークだけではなく、青
色のメインピークの波長光の透過量も増加させることが
できる。従って、この液晶表示装置によれば、緑色範囲
の波長光だけでなく青色範囲の波長光の透過光量も大き
く増加させることができるので、請求項1記載の構成と
同様に、液晶表示素子の輝度の向上や、バックライト装
置の消費電力の低減をより一層促進することができる。
る場合、その発光スペクトルにおける青色光範囲のメイ
ンピークが、従来のカラーフィルタの青色層の分光透過
率のピークに対して短波長側にずれているので、青色層
の分光透過率のピーク幅を短波長側に拡げることによ
り、三波長型光源の上述のサブピークだけではなく、青
色のメインピークの波長光の透過量も増加させることが
できる。従って、この液晶表示装置によれば、緑色範囲
の波長光だけでなく青色範囲の波長光の透過光量も大き
く増加させることができるので、請求項1記載の構成と
同様に、液晶表示素子の輝度の向上や、バックライト装
置の消費電力の低減をより一層促進することができる。
【0053】本発明の請求項3記載の液晶表示素子によ
れば、カラーフィルタの分光透過特性において赤色層の
波長が585nmの光に対する透過率を高くすることに
より、三波長型光源の585nm近傍の波長域に存在す
るピーク光を選択的に透過させて透過光量をさらに増加
させることができるとともに、585nmにおける透過
率を高くするということは、透過可能な赤色の波長域を
僅かに低波長側に拡げているだけなので、色純度が悪化
することがない。すなわち、カラー液晶表示装置におい
て、色純度を悪化させることなく、透過光量を増加させ
輝度を向上させることが可能となる。
れば、カラーフィルタの分光透過特性において赤色層の
波長が585nmの光に対する透過率を高くすることに
より、三波長型光源の585nm近傍の波長域に存在す
るピーク光を選択的に透過させて透過光量をさらに増加
させることができるとともに、585nmにおける透過
率を高くするということは、透過可能な赤色の波長域を
僅かに低波長側に拡げているだけなので、色純度が悪化
することがない。すなわち、カラー液晶表示装置におい
て、色純度を悪化させることなく、透過光量を増加させ
輝度を向上させることが可能となる。
【0054】また、上述のような分光透過特性を有する
カラーフィルタを用いた液晶表示素子によれば、バック
ライト装置の出射光の白色度と、液晶表示素子を透過さ
せた表示光の白色度との差を減少させることができるの
で、液晶表示装置の表示の色味をよりニュートラルなも
のとすることができる。すなわち、液晶表示装置の表示
品位を向上することができる。
カラーフィルタを用いた液晶表示素子によれば、バック
ライト装置の出射光の白色度と、液晶表示素子を透過さ
せた表示光の白色度との差を減少させることができるの
で、液晶表示装置の表示の色味をよりニュートラルなも
のとすることができる。すなわち、液晶表示装置の表示
品位を向上することができる。
【図1】本発明の実施の形態の一例の液晶表示素子及び
液晶表示装置の概略を示す要部断面図である。
液晶表示装置の概略を示す要部断面図である。
【図2】上記例の液晶表示素子のカラーフィルタの分光
透過率の測定結果と、上記例の液晶表示装置のバックラ
イト装置の分光スペクトルの測定結果とを示すグラフで
ある。
透過率の測定結果と、上記例の液晶表示装置のバックラ
イト装置の分光スペクトルの測定結果とを示すグラフで
ある。
【図3】上記例の液晶表示装置の白色の色温度の測定結
果を示すグラフである。
果を示すグラフである。
R カラーフィルタの赤色層 G カラーフィルタの緑色層 B カラーフィルタの青色層 Ra 赤色層の分光透過率を示す曲線 Ga 緑色層の分光透過率を示す曲線 Ba 青色層の分光透過率を示す曲線 1 液晶表示装置 10 液晶表示素子 24 カラーフィルタ 30 バックライト装置 31 三波長型蛍光管(三波長型光源)
Claims (3)
- 【請求項1】 三波長型光源を備えると共に赤、緑、青
の各色層からなるカラーフィルタを用いるカラー液晶表
示装置であって、 上記カラーフィルタに設けられた緑色層の分光透過率を
示す曲線において、緑色波長域のピークの半値幅が95
nm〜105nmとされていることを特徴とするカラー
液晶表示装置。 - 【請求項2】 上記カラーフィルタに設けられた青色層
の分光透過率を示す曲線において、青色波長域のピーク
の2/3値幅が100nm〜110nmとされ、上記カ
ラーフィルタに設けられた緑色層の分光透過率を示す曲
線の緑色波長域のピークの2/3値幅が75nm〜90
nmとされていることを特徴とする請求項1記載のカラ
ー液晶表示装置。 - 【請求項3】 上記カラーフィルタに設けられた赤色層
は、波長が585nm近傍の光に対する透過率が25%
以上であることを特徴とする請求項1または2記載のカ
ラー液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4913597A JPH10246884A (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | カラー液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4913597A JPH10246884A (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | カラー液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10246884A true JPH10246884A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12822634
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4913597A Pending JPH10246884A (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | カラー液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10246884A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001125098A (ja) * | 1999-10-26 | 2001-05-11 | Toppan Printing Co Ltd | カラー液晶ディスプレー |
| JP2002311429A (ja) * | 2001-04-11 | 2002-10-23 | Toppan Printing Co Ltd | 液晶表示装置 |
| JP2003207770A (ja) * | 2002-01-15 | 2003-07-25 | Toppan Printing Co Ltd | 液晶表示装置用カラーフィルタ及びそれを用いた液晶表示装置 |
| CN107132692A (zh) * | 2017-03-31 | 2017-09-05 | 友达光电股份有限公司 | 显示装置 |
-
1997
- 1997-03-04 JP JP4913597A patent/JPH10246884A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001125098A (ja) * | 1999-10-26 | 2001-05-11 | Toppan Printing Co Ltd | カラー液晶ディスプレー |
| JP2002311429A (ja) * | 2001-04-11 | 2002-10-23 | Toppan Printing Co Ltd | 液晶表示装置 |
| JP2003207770A (ja) * | 2002-01-15 | 2003-07-25 | Toppan Printing Co Ltd | 液晶表示装置用カラーフィルタ及びそれを用いた液晶表示装置 |
| CN107132692A (zh) * | 2017-03-31 | 2017-09-05 | 友达光电股份有限公司 | 显示装置 |
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