JPH10247047A - 像担持体のクリーニング装置および画像形成装置 - Google Patents

像担持体のクリーニング装置および画像形成装置

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JPH10247047A
JPH10247047A JP5213797A JP5213797A JPH10247047A JP H10247047 A JPH10247047 A JP H10247047A JP 5213797 A JP5213797 A JP 5213797A JP 5213797 A JP5213797 A JP 5213797A JP H10247047 A JPH10247047 A JP H10247047A
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JP
Japan
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contact force
blade
image
time
toner
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JP5213797A
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Inventor
Koji Matsushita
浩治 松下
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーの拭き残しをなくして画像品位を高品
位に維持し、ブレードおよび像担持体の長寿命化を図
る。 【解決手段】 画像形成装置に組み込まれたクリーニン
グ装置は、感光体ドラムに対するクリーニングブレード
の当接力が所定の周期で強弱繰り返されるように当接力
変更機構が制御されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体のクリー
ニング装置、および、複写機、ファクシミリ、プリン
タ、像表示装置などの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の像担持体のクリーニング装置(以
下単に、「クリーニング装置」とも言う)には、特開昭
63−58475号公報に示されるように、トナーの拭
き残し状態を検出し、拭き残しが多くなると、感光体ド
ラムに対するクリーニングブレード(以下単に、「ブレ
ード」とも言う)の当接力を増加させるようにした技術
が提案されている。このクリーニング装置では、ブレー
ドよりも感光体ドラムの移動方向下流側に、感光体ドラ
ム表面のトナー付着状態を検出する検出手段が設けられ
ている。そして、ブレードの劣化に伴ってクリーニング
不良が起きたことを前記検出手段により検出した場合に
は、ブレードの当接力を増加させ、これによってブレー
ドの寿命を延ばすようにしている。
【0003】また、特開平4−151184号公報に示
されるように、ファーブラシとブレードとを用いるクリ
ーニング装置において、像担持体に対するブレードの当
接力を、経時により大なる方へ変化させることにより、
ブレード寿命を延ばす技術が提案されている。
【0004】さらに、特開平4−194878号公報や
特開平5−127574号公報に示されるように、残留
トナーの除去作業時には、クリーニングのための接触部
材を所定の当接力で像担持体に接触させる一方、非作業
時には所定の当接力以下で像担持体に接触させることに
より、像担持体の摩耗やクリーニングのための接触部材
の摩耗を低減する技術も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した特
開昭63−58475号公報の技術は、ブレードの拭き
残し状態を検出した後にブレード当接力を増加させる構
成であるので、トナー汚れを有する画像が排出されるこ
とになる。この後にはブレード当接力が増加されるので
汚れのない正常な画像が得られるが、ユーザはトナー汚
れを有する画像については、再度、複写し直さなければ
ならない。また、複数枚の原稿を連続して複写している
途中でトナー汚れを有する画像が生じた場合には、トナ
ー汚れを有する画像が排出されてしまったことにユーザ
が気が付かないことがあるという問題がある。また、通
常用いられているブレード材は、雰囲気の温度や湿度の
変化に応じてクリーニング特性が変化し、さらには、使
用するトナーの使用温度や湿度によるトナー特性の変化
によってもクリーニング特性が変化する。このため、当
初、クリーニング特性が劣る使用環境で使用されていた
ために高いブレード当接力が設定されていたが、途中で
クリーニング特性が良好になるような使用環境に変化し
た場合には、不必要に高いブレード当接力が設定される
結果となり、ブレード寿命が短くなる虞がある。
【0006】また、上述した特開平4−151184号
公報の技術では、ブレード当接力は予め定められた値で
変化するために、上述したように、雰囲気の温度や湿度
の変化に応じたブレード材のクリーニング特性の変化
や、トナーの使用温度や湿度によるトナー特性の変化に
よるクリーニング特性の変化を見込んで、高めの当接力
を設定する必要がある。そして、このように設定値を高
めにした分だけ、ブレード寿命の低下を招くという問題
がある。
【0007】また、上述した特開平4−194878号
公報や特開平5−127574号公報の技術では、画像
濃度を制御するために用いられるトナーパターンを像間
部において作成した場合には、当該トナーパターンはそ
のままクリーニング部に達するため、拭き残しが発生し
易いという問題がある。
【0008】そこで、本発明は、使用する環境ないし条
件が変化しようとも、またいかなるときにおいても、必
要最小限の最適なブレード当接力が作用した状態で像担
持体をクリーニングすることにより、トナーの拭き残し
をなくして画像品位を高品位に維持し、しかも、ブレー
ドの長寿命化および像担持体の長寿命化を図り得る像担
持体のクリーニング装置および画像形成装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に記載の発明は、像担持体に当接して当該像
担持体上のトナー像を掻き取るクリーニング部材と、前
記像担持体に対する前記クリーニング部材の当接力を変
更する当接力変更手段と、前記像担持体に対する前記ク
リーニング部材の当接力が所定の周期で強弱繰り返され
るように前記当接力変更手段を制御する制御手段と、を
備えてなる像担持体のクリーニング装置である。
【0010】かかる像担持体のクリーニング装置では、
像担持体に対するクリーニング部材の当接力の強弱を所
定の周期で繰り返して行うので、トナーの拭き残しがあ
る清掃不良、像担持体表面へのトナーなどのフィルミン
グあるいは部分付着がなくなり、画像品位が高品位にな
る。さらに、常に強い当接力でクリーニング部材を当接
させる場合に比べて、像担持体の摩耗が少なくなるので
像担持体の寿命が長くなり、クリーニング部材の摩耗も
少なくなるのでクリーニング部材の寿命が長くなる。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、トナー像
を保持する像担持体と、前記像担持体上にトナー像を形
成する像形成手段と、前記像担持体に当接して当該像担
持体上のトナー像を掻き取るクリーニング部材と、前記
像担持体に対する前記クリーニング部材の当接力を変更
する当接力変更手段と、前記像担持体に対する前記クリ
ーニング部材の当接力が所定の周期で強弱繰り返される
ように前記当接力変更手段を制御する制御手段と、を備
えてなる画像形成装置である。
【0012】かかる画像形成装置によれば、像担持体に
対するクリーニング部材の当接力の強弱を所定の周期で
繰り返して行うので、トナーの拭き残しがある清掃不
良、像担持体表面への現像剤などのフィルミングあるい
は部分付着がなくなり、残留トナーによる汚れがない高
品位の画像を形成できる。さらに、像担持体およびクリ
ーニング部材の摩耗が少なくなって寿命が長くなり、画
像形成装置全体の寿命が長くなる。
【0013】また、前記制御手段は、前記像担持体上に
形成された測定用トナー像を前記クリーニング部材で掻
き取った後における前記像担持体上の拭きとり状況に基
づいて、弱い方の当接力を求めている。
【0014】このようにして弱い方の当接力を求める
と、クリーニング部材のクリーニング特性が、雰囲気の
温度や湿度の変動、トナーなどの使用温度や湿度による
トナー特性の変動などによって変化しようとも、換言す
れば、使用する環境ないし条件が変化しようとも、必要
最小限の最適な当接力が作用した状態で像担持体をクリ
ーニングでき、トナーの拭き残しがなくなる。
【0015】また、前記制御手段は、前記クリーニング
部材が弱い方の当接力で前記像担持体に当接する時間
と、強い方の当接力で当接する時間との比を変更可能で
ある。このとき、前記制御手段は、経時により、(強い
方の当接力で当接する時間)/(弱い方の当接力で当接
する時間)の値を大きくする。
【0016】このようにすれば、経時変化に拘わらずい
かなるときにおいても、最適な当接力が作用した状態で
像担持体をクリーニングでき、トナーの拭き残しが一層
なくなる。
【0017】また、画像形成装置における当接力の強弱
繰り返しは、画像形成中に行うのがよい。
【0018】このようにすれば、高品位の画像が長期に
わたって安定して形成され、しかも、画像形成装置全体
の寿命が延びる。
【0019】
【実施の形態】以下、本発明に係る像担持体のクリーニ
ング装置およびこのクリーニング装置を組み込んだ画像
形成装置の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
【0020】《実施の形態1》図1は、本発明の実施の
形態1に係る画像形成装置を示す概略構成図である。
【0021】画像形成装置としての複写機の全体構成を
概説する。複写機10は、図示するように、原稿を読み
取るイメージスキャナ部11と、信号処理を行う信号処
理部12と、イメージスキャナ部11で読み取られた原
稿画像に対応した画像を転写紙ないし転写材にプリント
出力するプリンタ部13と、これら各部を配置ないし収
納するケーシング14とを有する。
【0022】イメージスキャナ部11において、プラテ
ンガラス15上に載置された原稿は、プラテンカバー1
6で押さえられるが、図示しない自動原稿送り装置を装
着するときには、プラテンカバー16に代えて自動原稿
送り装置が取り付けられる。プラテンガラス15上の原
稿はランプ17で照射され、原稿で反射した光は、ミラ
ー18a、18b、18c、および、集光レンズ19を
経てラインセンサ(CCD)20上に像を結び、イメー
ジ情報に変換され信号処理部12に送られる。スキャナ
モータ23を駆動することにより、第1スライダ21は
速度Vで、第2スライダ22はV/2でラインセンサの
電気的走査方向(主走査方向)に対して垂直方向(副走
査方向)に機械的に動き、原稿全面を走査する。また、
シェーディング補正用の白色板24がプラテンガラス1
5の端に設けられている。なお、図中符号「25」は、
メインスイッチを示している。
【0023】信号処理部12は、ラインセンサ20で読
み取った信号を電気的に処理し、プリンタ部13に送
る。
【0024】プリンタ部13は、レーザ発生器30と、
像担持体としての感光体ドラム31と、を備え、回転す
る感光体ドラム31の周辺には、帯電装置としての帯電
ローラ32と、現像装置33と、転写装置として転写ロ
ーラ34と、転写紙の除電および分離装置である除電針
35と、感光体ドラム31上の残留トナーを除去するク
リーニング装置36と、が配置されている。レーザ発生
器30は、信号処理部12から送られてくる画像信号の
レベルに応じて半導体レーザを駆動変調する。レーザ光
は、図示しないポリゴンミラー、f−θレンズおよび折
り返しミラーなどを経由し、記録光像37となって、帯
電ローラ32と現像装置33との間の位置で感光体ドラ
ム31に照射される。感光体ドラム31上に形成された
静電潜像は、現像装置33においてトナーで現像され
る。かかるプリンタ部13が像形成手段として機能す
る。
【0025】一方、ケーシング14に着脱自在に取り付
けられる給紙カセット40には、複数枚の転写紙が積層
した状態で収納されされている。給紙カセット40内の
転写紙は、給紙ローラ41により1枚ずつ捌かれて給紙
され、タイミングローラ42により所定のタイミング
で、感光体ドラム31と転写ローラ34との間の転写位
置に向けて送り込まれる。感光体ドラム31上に現像さ
れた像は、転写ローラ34によって転写紙に転写され
る。転写後の転写紙は、感光体ドラム31から分離さ
れ、搬送ベルト43により、熱ローラ44および加圧ロ
ーラ45を備えた定着装置46に向けて搬送される。両
ローラ44、45で転写紙を挟持加圧し、さらに加熱す
ることにより、転写紙上に転写された未定着のトナーが
固定される。このようにしてトナーを定着した転写紙
は、排紙トレー47に排紙される。
【0026】プリンタ部13の要部をさらに詳述する。
感光体ドラム31として、本実施の形態では、有機感光
体(OPC)を用いている。この有機感光体は、円筒状
のアルミ素管の上に、ビスアゾ顔料とバインダー樹脂と
からなる1μm以下の電荷発生層と、ヒドラゾン誘導体
とポリカーボネイト樹脂とからなる約23μmの電荷輸
送層とを、順次積層したものである。有機感光体として
は、この他にも、導電性基材の上に電荷発生層と電荷輪
送層とオーバーコート層とを設けたもの、電荷発生層と
電荷輸送層とを逆積層したもの、単層のもの、導電性基
材の上にアンダーコート層を設けたものなども使用で
き、特に限定されるものではない。また、有機感光体の
他にも、Cds感光体、セレン−ヒ素感光体、セレンテ
ルル感光体、セレン感光体あるいはアモルファスシリコ
ン感光体なども使用できる。さらに、ベルト状やシート
状に形成した感光体をドラム体に巻き付けて感光体ドラ
ムを構成してもよい。
【0027】帯電ローラ32は、交流にマイナスの直流
を重畳した電源が接続され、感光体ドラム31をマイナ
ス電位に帯電制御する。
【0028】記録光像37は、画像部が暗く、非画像部
が明るいポジの記録光像である。この記録光像37を感
光体ドラム31に照射することにより、感光体ドラム3
1上のマイナス電荷が記録光像37に応じて除電され、
記録光像37に応じたポジの静電潜像が感光体ドラム3
1上に形成される。
【0029】なお、感光体ドラム31の代わりに誘電体
ドラムを用いてもよく、この場合には、帯電装置および
記録光像の代わりに、静電潜像を形成するための印字装
置が必要になる。
【0030】現像装置33は、マイナス極性に帯電した
感光体ドラム31にポジの記録光像37を照射して作成
した静電潜像に応じて、帯電された粉体や粒子によって
感光体ドラム31に顕像化するものである。本実施の形
態では、プラス極性に帯電した非磁性トナー粉体と磁性
キャリアとを用いる2成分乾式現像方式を採用してい
る。現像方式にはトナー粉体のみを用いる1成分乾式現
像方式や、アイソバーなどに顔料粒子などを溶かし込ん
だり、インクを用いたりする湿式現像方式などの種々の
方式があり、現像方式は限定されるものではない。
【0031】感光体ドラム31上のトナー顕像は、トナ
ーとは逆極性の電圧が印加された転写ローラ34によっ
て転写紙上に転写される。転写紙は、転写ローラ34と
は逆極性の電圧が印加された除電針35により除電され
ることで、感光体ドラム31から滑らかに分離する。
【0032】転写されずに感光体ドラム31上に残った
残留トナーは、次の作像工程において悪影響を起こさな
いように、クリーニング装置36でクリーニングされ
る。
【0033】また、複写機10は、原稿の複写に先立
ち、画像濃度の制御ないし調整用として、感光体ドラム
31上に特定のパターンを作成している。このパターン
の濃度を画像濃度制御用のトナー量検知手段(図示せ
ず)で検知し、感光体ドラム31の帯電電位、現像装置
33のバイアス電圧、記録光像37の露光量あるいはト
ナー濃度などを制御して、画像濃度を適正な値に制御す
るようになっている。そして、感光体ドラム31上に作
成された画像濃度制御用パターンは、転写紙に転写され
ずにそのままの状態でクリーニング装置36まで保持さ
れ、当該クリーニング装置36でクリーニングされる。
【0034】実施の形態1のクリーニング装置36は、
感光体ドラム31上のトナー像を掻き取るクリーニング
ブレード(クリーニング部材に相当する)50と、クリ
ーニングブレード50の感光体ドラム31への当接力を
変更する当接力変更機構51(当接力変更手段102に
相当する)と、を備えている。
【0035】前記ブレード50は、そのエッジを感光体
ドラム31の外表面に押し当てて、エッジ部分で残留ト
ナーを掻き取っているが、感光体ドラム31表面に対す
るブレード50の当接力は、トナーを掻き取る機能を発
揮する上できわめて重要な要素である。すなわち、ブレ
ード当接力が低い場合には、清掃不良の問題、像担持体
である感光体ドラム31表面へのトナーや後処理剤など
のフィルミングや部分付着などの問題が発生する。一
方、ブレード当接力が高い場合には、感光体ドラム31
やブレード50自体の摩耗が多くなったり、ひどいとき
にはブレード50めくれが発生したりする虞がある。
【0036】ブレード50の素材として、本実施の形態
1ではポリウレタン樹脂を用いているが、これに限定さ
れるものではなく、この他に例えばテフロン樹脂なども
使用できる。
【0037】ブレード50は、折れ曲がった保持プレー
ト52に両面テープを介して接着されて保持される。ブ
レード50の保持構造としては、この他に、ホットメル
トなどの接着剤を用いて接着する形態や、挟み込みんで
保持する形態でもよい。クリーニング装置36のフレー
ム53には、ホルダ54が揺動自在に支持され、このホ
ルダ54における一方の揺動端に前記保持プレート52
が取り付けられている。ホルダ54における他方の揺動
端には、ブレード50を感光体ドラム31の表面に当接
させる方向のバネ力を付勢する引っ張りバネ55の一端
が引っ掛けられている。引っ張りバネ55の他端は、フ
レーム53に回転自在に取り付けられると共に図示しな
いステッピングモータによって回転駆動される回転部材
56に引っ掛けられている。ステッピングモータにより
回転される回転部材56の回転角度に応じて、引っ張り
バネ55の伸び量が変化し、この結果、感光体ドラム3
1表面に対するブレード50の当接力が変化する。この
ように図示する実施の形態1では、引っ張りバネ55、
回転部材56およびステッピングモータを有する当接力
変更機構51により、当接力変更手段102を構成して
ある。
【0038】クリーニング装置36の下流側には、感光
体ドラム31上の残留トナー量を検知する残留トナー量
検知手段101として、反射率測定センサ57が設けら
れている。この反射率測定センサ57は、LED等から
なる発光素子と、フォトダイオード等からなる受光素子
とが一対となって構成されている。発光素子の光を感光
体ドラム31に照射し、その反射光量を受光素子で測定
して、反射率を検出する。この反射率の値に基づいて、
感光体ドラム31上の残留トナー量が検知される。この
ような反射率測定センサ57を感光体ドラム31長手方
向に沿って多数並べて配置することにより、感光体ドラ
ム31上の残留トナー量を正確に測定できる。
【0039】図2は、実施の形態1におけるクリーニン
グ装置36の制御系を概略で示すブロック図である。
【0040】第1の演算手段111には、当接力変更手
段102が接続されると共に、残留トナー量検知手段1
01としての反射率測定センサ57が接続されている。
第1演算手段111は、感光体ドラム31に対するブレ
ード50の当接力を当接力変更手段102により変更さ
せながら、反射率測定センサ57の出力を検知して、最
低当接力を求める。この最低当接力は、残留トナーの拭
き残しが許容レベル以下になるぎりぎりの当接力であ
る。第1演算手段111はさらに、求めた最低当接力を
ベースにして、最低当接力よりも若干高目の低い当接力
(以下、低圧当接力という)と、低圧当接力よりもさら
に高い当接力(以下、高圧当接力という)とを選定す
る。
【0041】第2の演算手段112には、当接時間設定
手段104と、タイマから構成される当接時間検出手段
103とが接続されている。当接時間設定手段104に
は、ブレード当接力を低圧当接力に保持する時間T1、
または、高圧当接力に保持する時間T2が入力される。
また、当接時間検出手段103は、ブレード50の低圧
当接力での当接時間、または、高圧当接力での当接時間
を検出する。第2演算手段112は、当接時間検出手段
103による検出値と当接時間設定手段104による設
定値とを比較し、検出値つまり当接時間が設定値に達し
たときには、当接力変更手段102を制御してブレード
当接力を変更する。これと同時に、変更されたブレード
当接力を保持する時間T1またはT2が当接時間設定手
段104に入力される。すなわち、低圧当接力による当
接状態が時間T1だけ行われたことを第2演算手段11
2が検知すると、高圧当接力となるように当接力変更手
段102が制御され、当接時間設定手段104に時間T
2が入力される。一方、高圧当接力による当接状態が時
間T2だけ行われたことを第2演算手段112が検知す
ると、低圧当接力となるように当接力変更手段102が
制御され、当接時間設定手段104に時間T1が入力さ
れる。このような制御が繰り返される。
【0042】上記の当接時間検出手段103、当接時間
設定手段104、第1演算手段111および第2演算手
段112が制御手段として機能する。
【0043】なお、図2中符号「120」は、その他の
センサ入力部を示し、当該センサ入力部120には、例
えば、プラテンカバー16の開閉状態を検出する手段、
画像濃度制御用パターンの作成プロセスを検知する手段
などが接続されている。
【0044】次に、実施の形態1のクリーニング装置3
6の作動を図3〜図5を参照しつつ説明する。図3は、
ブレード当接力の制御を概略で示すフローチャート、図
4(A)〜(C)は、ブレード当接力を決定する手順の
説明に供する図、図5は、ブレード当接力の時間変化を
示す図である。
【0045】《ブレード当接力の制御の概要》図3に示
すように、実施の形態1のクリーニング装置36では、
作像前にまず、ブレード50の最低当接力を決定するブ
レード最低当接力の決定処理が実行される(ステップS
1)。この処理では、作成した測定用トナー像(AID
Cパターン)をクリーニングしてトナーの拭き残し状態
をチェックし、トナーの拭き残しが許容範囲となるま
で、ブレード当接力の変更、AIDCパターンの作成お
よび当該パターンのクリーニングを繰り返し、最低当接
力を設定するものである。さらに、求めた最低当接力を
ベースにして、低圧当接力および高圧当接力も選定され
る。このブレード最低当接力の決定処理の詳細について
は後述する。
【0046】この後、複写動作が実行され、転写されず
に感光体ドラム31上に残った残留トナーはクリーニン
グ装置36でクリーニングされるが、このクリーニング
動作時において、ブレード当接力の切換処理が実行され
る(S2)。この処理では、ブレード当接力が、選定し
た低圧当接力および高圧当接力に所定時間ずつ交互に繰
り返して設定される。
【0047】そして、所定のタイミングで、上述したブ
レード当接力の決定処理(S1)と切換処理(S2)と
が繰り返し実行される(S3)。
【0048】《ブレード最低当接力の決定処理(S
1)》ブレード最低当接力決定処理について、図4を参
照しつつ詳述する。この決定処理においては、同じよう
に作成されるAIDCパターンを用いて、感光体ドラム
31の1回転毎にブレード当接力を徐々に増加させ、ト
ナーの拭き残しが許容範囲となる当接力を検知すること
により、残留トナーを除去可能なブレード最低当接力を
求めている。
【0049】まず、図4(A)のタイムチャートに示す
ように、AIDCパターンを作成する前に、当該感光体
ドラム31上に残っている残留トナーを完全にクリーニ
ングする。すなわち、引っ張りバネ55の伸び量が最大
となるように回転部材56の回転角度を設定し、感光体
ドラム31に対するブレード50の当接力を、構成上与
え得る一番大きな当接力に設定する。これと共に、感光
体ドラム31を回転する。
【0050】次に、AIDCパターンを作成する。すな
わち、帯電ローラ32によってマイナス極性に均一に帯
電された感光体ドラム31に黒画像形成用の光像37′
を照射し、現像装置33にて現像する。
【0051】次に、感光体ドラム31をさらに回転し、
作成されたAIDCパターンを、感光体ドラム31上に
保持したままクリーニング装置36まで送り込む。この
ときには、AIDCパターンは転写ローラ34を通過す
ることになるが、AIDCパターンが感光体ドラム31
から離れて転写ローラ34に吸着されることがないよう
にするため、トナーと同極性のバイアス電圧を転写部に
印加するか、あるいは、転写ローラ34を感光体ドラム
31と非接触の状態にしておく。また、AIDCパター
ンを乱さないようにするため、除電針35には電圧を印
加しないか、あるいは、感光体ドラム31やトナーと放
電を起こさない程度の電圧を印加しておく。
【0052】AIDCパターンを作成した後に、感光体
ドラム31に対するブレード50の当接力が一番小さな
初期当接力に設定されるように、回転部材56の回転角
度が所定角度に設定される。この初期当接力が付与され
たブレード50によりAIDCパターンをクリーニング
し、感光体ドラム31表面に残留するトナー量を反射率
測定センサ57によって測定し、トナーの拭き残し状態
をチェックする。反射率測定センサ57の検出特性は、
図4(B)に示すように、残留トナー量が少なくなりA
IDCパターンの濃度が低くなるにつれて、受光素子で
測定される反射光量が多くなり、受光素子の検出電圧が
大きくなる。
【0053】検出電圧が所定のしきい値V0(図4
(C)参照)より小さい場合には、残留トナー量が許容
レベルを越えていると判断し、ブレード最低当接力のチ
ェックを繰り返す。すなわち、AIDCパターンを感光
体ドラム31上に再度作成し、ブレード当接力が前回の
当接力よりも若干大きい当接力に設定されるように回転
部材56の回転角度を所定角度に設定し、反射率測定セ
ンサ57によってトナーの拭き残し状態をチェックす
る。
【0054】このようなブレード当接力の変更、AID
Cパターンの作成および当該パターンのクリーニングを
繰り返し、検出電圧が所定のしきい値V0よりも大きく
なった場合には、残留トナー量が許容レベル以下になっ
たと判断し、現在設定されている当接力が、ブレード最
低当接力と設定される。図4(A)および(C)には、
AIDCパターンを3回作成し、3回目でブレード最低
当接力が設定された例を示してある。
【0055】そして、求めた最低当接力をベースにし
て、低圧当接力および高圧当接力が選定される。すなわ
ち、低圧当接力=最低当接力+α、高圧当接力=最低当
接力+β(但し、β>α>0)と設定される。ここに、
α、βは所望の値を適宜採択し得る。
【0056】なお、帯電ローラ32が残留トナーで汚れ
たり、残留トナーを掻き取ってしまわないように、トナ
ーと同極性のバイアス電圧を印加したり、非接触状態と
するのが好ましい。また、拭き残した残留トナーを現像
装置33で回収することも可能である。
【0057】上記のように、AIDCパターンを同じよ
うに作成しつつ、感光体ドラム31の1回転毎にブレー
ド当接力を徐々に増加させる方法でブレード最低当接力
を求める場合、残留トナー量を正確に検知するには、ク
リーニング装置36を通過した直後の残留トナーを、そ
のままの状態で、残留トナー量検知手段101の位置ま
で保持しておく必要がある。従って、残留トナー量検知
手段101の配置位置によっては、現像装置33が残留
トナー上にさらに現像したり、残留トナーをかき取った
りしないようにしなければならない。このため、現像装
置33をトナーの穂が出ていない状態にしたり、現像装
置33自体を退避させたりして、非現像状態にしておく
必要がある。同様の理由により、帯電ローラ、転写ロー
ラあるいは各種シール材など感光体ドラムに当接ないし
接触する部材についても、これらの部材に残留トナーが
付着して当該部材が不必要に汚れたり、残留トナーをか
き取ったりしないようにしなければならない。このた
め、上述したように、当該部材にトナーと同極性のバイ
アス電圧を印加したり、当該部材自体を非当接ないし非
接触の状態にしたりしておく必要がある。
【0058】《ブレード当接力の切換処理(S2)、お
よび、ブレード最低当接力の決定処理(S1)と切換処
理(S2)との繰り返し(S3)》ブレード当接力の切
換処理、および、ブレード最低当接力の決定処理と切換
処理との繰り返しについて、図5を参照しつつ詳述す
る。図5は、ブレード当接力の時間変化を示しており、
図中の時点A,BおよびCのタイミングにおいて、前述
したブレード最低当接力の決定処理(S1)がなされ
る。それぞれの処理において求めた最低当接力を、図中
破線で示してある。図示する実施の形態1では、時点A
は、複写機10のメインスイッチ25をオンしたときを
表している。また、時点Bは、時点Aにおいて選定され
た低圧当接力および高圧当接力でのクリーニングをそれ
ぞれ5回終えた時点を表し、時点Cは、時点Bにおいて
選定された低圧当接力および高圧当接力でのクリーニン
グをそれぞれ5回終えた時点を表している。なお、最低
当接力を求めるのに要する時間は、この図には描いてい
ない。
【0059】まず、時点Aにおいて、ブレード最低当接
力が求められ、低圧当接力および高圧当接力が選定され
る。その後、ブレード当接力が低圧当接力になるように
当接力変更手段102が制御され、同時に低圧当接力を
保持する時間T1が当接時間設定手段104に入力され
る。次に、低圧当接力での当接時間を当接時間検出手段
103で検出し、検出値と当接時間設定手段104の設
定値(T1)とを演算手段112で比較する。検出値が
設定値に達すると、ブレード当接力が高圧当接力となる
ように当接力変更手段102が制御され、同時に高圧当
接力を保持する時間T2が当接時間設定手段104に入
力される。次に、高圧当接力での当接時間が、当接時間
設定手段104の設定値(T2)に達すると、ブレード
当接力が低圧当接力となるように当接力変更手段102
が再び制御される。この一連の動作が5回繰り返され
る。
【0060】5回目の高圧当接力の下でのクリーニング
を終えた時点が時点Bであり、この時点で、ブレード最
低当接力が再度求められ、低圧当接力および高圧当接力
が再度選定される。そして、上述したように、低圧当接
力の下での時間T1のクリーニングと、高圧当接力の下
での時間T2のクリーニングとを交互に繰り返して行
う。
【0061】そして、5回目の高圧当接力の下でのクリ
ーニングを終えた時点が時点Cであり、この時点で、ブ
レード最低当接力が再度求められ、低圧当接力および高
圧当接力が再度選定される。そして、上述したように、
低圧当接力の下での時間T1のクリーニングと、高圧当
接力の下での時間T2のクリーニングとが交互に繰り返
される。
【0062】低圧当接力の時間T1および高圧当接力の
時間T2としては適宜設定し得るが、図示例にあって
は、時点A−B間およびB−C間では、T1を10分、
T2を2分に設定してある。また、時点C以降では、A
−C間でブレード50の使用回数が多くなっているの
で、高圧当接力の時間T2を長くしてある(例えば、T
2を7分)。また、低圧当接力あるいは高圧当接力での
当接時間については、当接時間検出手段103が、例え
ば感光体ドラム31の回転時間を検出することにより求
める。
【0063】上述したように、本実施の形態1のクリー
ニング装置36は、感光体ドラム31に対するブレード
当接力の強弱を、所定の周期で、また、トナーの拭き残
しが生じない範囲内で繰り返し行っているため、トナー
の拭き残しをなくして画像品位を高品位に維持するこ
と、および、クリーニングブレード50や感光体ドラム
31の寿命を長くすること、の両者を達成できる。ま
た、かかるクリーニング装置36を組み込んだ複写機1
0では、ブレード当接力の強弱の繰り返しを所定のタイ
ミングで画像形成中に行っていることから、残留トナー
による汚れがない高品位の画像をプリントでき、複写機
10の長寿命化を図り得る。
【0064】また、弱い方の当接力である低圧当接力
は、感光体ドラム31上に形成されたAIDCパターン
をクリーニングブレード50で掻き取った後における前
記感光体ドラム31上の拭きとり状況に基づいて求めら
れている。したがって、ブレード50のクリーニング特
性が、雰囲気の温度や湿度の変動、トナーの使用温度や
湿度によるトナー特性の変動などによって変化しようと
も、換言すれば、使用する環境ないし条件が変化しよう
とも、必要最小限の最適なブレード当接力が作用した状
態で感光体ドラム31をクリーニングでき、トナーの拭
き残しを確実に防止できる。
【0065】また、ブレードが低圧当接力で感光体ドラ
ム31に当接する時間T1と、高圧当接力で当接する時
間T2との比を変更可能とし、しかも、経時すなわちブ
レード50の使用回数が多くなると、(高圧当接力で当
接する時間T2)/(低圧当接力で当接する時間T1)
の値を大きくしたので、経時変化に拘わらずいかなると
きにおいても、最適なブレード当接力が作用した状態で
感光体ドラム31をクリーニングでき、トナーの拭き残
しを一層確実に防止できる。
【0066】ところで、一般に、感光体ドラム31表面
へのトナーの付着量が多いと、拭き残し、フィルミング
あるいは部分付着などが発生し易くなる。例えば、プラ
テンカバー16を開いたまま複写すると、原稿の周辺に
黒いベタ部ができることがあり、このときには、感光体
ドラム31表面のうちベタ部に対応する部位では、トナ
ーの付着量が多くなっている。また、前述した画像濃度
制御用パターンを作成したときには、転写されないトナ
ー像がそのままクリーニング装置36まで来るわけであ
るから、必然的にトナーの付着量が多くなる。
【0067】そこで、例えば、その他のセンサ入力部1
20(図2参照)を介してプラテンカバー16が開状態
であることを検出したときには、ブレード当接力を通常
よりも若干高めに設定しておけば、トナーの拭き残し、
フィルミングあるいは部分付着などが発生しにくくな
る。また、その他のセンサ入力部120を介して画像濃
度制御用パターンが作成されたことを検知したときに
も、作成されたパターンをクリーニングする際のブレー
ド当接力を通常よりも若干高めに設定しておけば、トナ
ーの拭き残しなどが発生しにくくなる。
【0068】なお、実施の形態1では、多数の反射率測
定センサ57を感光体ドラム31の長手方向に沿って配
置してあるが、反射率測定センサ57を感光体ドラム3
1の長手方向にスキャンさせる構成を採用することもで
きる。かかる構成でも、測定時間が多少長くなるもの
の、より少数のセンサ57で残留トナー量を正確に測定
できる。また、数個の反射率測定センサ57を適当な位
置に所定間隔を隔てて配置する構成を採用することもで
き、かかる構成では、測定精度が若干低下するものの、
残留トナー量を短時間で測定することが可能となる。
【0069】また、残留トナー量検知手段102の他の
構成として、例えば次のものが挙げられる。すなわち、
レンズを通して記録光像37を照射している場合に、記
録光像37の照射方向とは逆方向に光が行くように、均
一なスリット光を感光体ドラム31に照射する。そし
て、レンズ近傍に配置した受光素子によって集光された
反射光の光量を測定することにより、感光体ドラム31
の長手方向に沿う平均的な残留トナー量を検知すること
ができる。さらに他の残留トナー量検知手段102の方
式として、例えばトナー層の厚さを測定したり、表面電
荷を検知したりする方法もある。
【0070】また、本実施の形態1では、当接力変更手
段102の構造上与え得る最小の当接力を初期当接力と
しているが、ブレード最低当接力の決定処理を開始する
際には、初期当接力を一番低い当接力に必ずしも設定す
る必要はない。例えば、初期当接力を、拭き残しを起こ
さない最低当接力より若干低めの当接力を予測した値と
してもよい。このようにすることで、ブレード最低当接
力の決定に要する時間を短縮することが可能となる。上
記の予測する具体的手法としては、前回の最低当接力の
データから予測する、ブレード50の耐久枚数から予測
する、あるいは、これらを組み合わせて予測する、など
種々挙げられる。
【0071】さらに、当接力を徐々に増加させてブレー
ド最低当接力を決定する形態について説明したが、これ
とは逆に、最初に設定された当接力でトナーの拭き残し
が発生しなければ当接力を徐々に低減していき、拭き残
しが発生した当接力をもとにしてブレード最低当接力を
求めることも可能である。
【0072】《実施の形態2(図6)》以下に、ブレー
ド当接力の強弱制御を改変した種々の実施の形態につい
て説明する。なお、以後順に説明する他の実施形態にお
けるブレード当接力の時間変化に関する図には、図5と
同様に、最低当接力を求めるのに要する時間は描いてい
ない。また、図5と同様に、ブレード最低当接力の決定
処理(S1)において求めた最低当接力は、各図中に破
線をもって示してある。
【0073】図6は、実施の形態2におけるブレード当
接力の時間変化を示す図である。図6に示される時点
A、B、CおよびDは、複写機10のメインスイッチ2
5をオンオフしたときを表している。
【0074】実施の形態2では、メインスイッチ25の
オンオフのタイミングにおいて、前述したブレード最低
当接力の決定処理(S1)がなされる。そして、求めた
最低当接力をベースにして、低圧当接力=最低当接力+
0.1(g/mm)、高圧当接力=最低当接力+0.7
5(g/mm)と設定される。
【0075】具体的には、Aの時点でブレード最低当接
力は0.75g/mmと検知され、余裕を持たして、そ
れより若干高い、0.85g/mmの低圧当接力でブレ
ード50が当接される。この余裕分は現像剤の特性など
によって異なるものである。但し、余裕分を見込んだ前
記低圧当接力は、クリーニング不良は発生しないが、あ
まりに長い時間この当接力でクリーニングしていると、
トナーや後処理剤などの感光体ドラム31表面へのフィ
ルミングや部分付着などの問題が発生するようなギリギ
リの当接力としてある。これにより、感光体ドラム31
やブレード50の摩耗が少なくなる。また、低圧当接力
で当接する時間T1は、トナーや後処理剤などの感光体
ドラム31表面へのフィルミングや部分付着などの問題
が発生しないギリギリの時間か、若干は発生するが画像
上には問題がないような時間が望ましい。具体的には、
本実施の形態2では10分としている。
【0076】次に、上記低圧当接力よりも強く、トナー
や後処理剤などの感光体ドラム31表面への若干のフィ
ルミングや若干の部分付着などは拭き取るような当接力
として、1.5g/mmの高圧当接力でブレード50は
当接される。これにより、感光体ドラム31はリフレッ
シュされる。高圧当接力で当接する時間T2は、できる
だけ短いほうが感光体ドラム31やブレード50の摩耗
が少なくなることから、本実施の形態2では2分として
いる。
【0077】ブレード50が当接する時間T1あるいは
T2は、当接時間を直接検知してもよいし、感光体ドラ
ム31の回転数を検知してもよいし、複写枚数を検知し
てもよいし、その他の方法でもよい。
【0078】これが、2回繰り返され、3回目の高い当
接力で当接してから1分経過時のBの時点で、メインス
イッチ25のオンオフが行われる。Bの時点で最低当接
力は1.0g/mmと検知され、前回の続きとして残り
の1分間は、ブレード50は、高い方の当接力である
1.75g/mmの高圧当接力で当接される。次に低い
方の当接力である1.1g/mmの低圧当接力で当接さ
れる。
【0079】説明は省略するが、時点C、時点Dとなる
に従って、同様の処理が繰り返されていく。
【0080】本実施の形態2においても、実施の形態1
と同様に、ブレード当接力の強弱を繰り返し行っている
ため、画像品位を高品位に維持しつつ、クリーニングブ
レード50や感光体ドラム31の長寿命化を図り得る。
また、かかるクリーニング装置36を組み込んだ複写機
10では、残留トナーによる汚れがない高品位の画像を
プリントでき、複写機10の長寿命化を図り得る。
【0081】なお、図6中のA、B、C、Dの各々の時
点、すなわちメインスイッチ25のオンオフのタイミン
グでブレード最低当接力を検知する場合を示したが、ブ
レード最低当接力を検知するサイクルは、一定時間でも
よいし、これら以外でもよく、特に限定されるものでは
ない。
【0082】《実施の形態3(図7)》図7は、実施の
形態3におけるブレード当接力の時間変化を示す図であ
る。図7に示される時点A、B、CおよびDは、実施の
形態2と同様に、複写機10のメインスイッチ25をオ
ンオフしたときを表している。また、図中の各時点
A′、A″、B′、B″、C′、C″、C′′′および
D″は、メインスイッチ25はオン状態のままであり、
メインスイッチ25の最初のオンの時点Aを基準にして
所定の周期ごとに現れる時点である。
【0083】実施の形態3では、実施の形態2と同様
に、メインスイッチ25のオンオフのタイミングにおい
て、ブレード最低当接力の決定処理(S1)がなされて
いる。
【0084】さらに、実施の形態3では、図中の各時点
A′、A″、B′、B″、C′、C″、C′′′および
D″に示すように、メインスイッチ25はオン状態のま
まであるが、一定の周期ごとに自動的に、ブレード最低
当接力の決定処理(S1)がなされる。つまり、メイン
スイッチ25の状態(オンまたはオフ)に拘わらず、一
定の周期ごとにブレード最低当接力を強制的に決定し直
していることになる。前記一定の周期は、低圧当接力で
当接する時間T1と、高圧当接力で当接する時間T2と
の合計時間に相当している。
【0085】本実施の形態3は、特に、ブレード最低当
接力を周期的に決定し直していることから、使用する環
境ないし条件が変化しようとも、また、経時変化に拘わ
らずいかなるときにおいても、必要最小限の最適なブレ
ード当接力が作用した状態で感光体ドラム31をクリー
ニングできることとなり、トナーの拭き残しを確実に防
止できる。
【0086】《実施の形態4(図8および図9)》図8
は、実施の形態4におけるクリーニング装置36の制御
系を概略で示すブロック図であり、図2と共通する部材
には同一の符号を付してその説明は省略する。また、図
9は、実施の形態4におけるブレード当接力の時間変化
を示す図である。
【0087】一般に、ブレード50は耐久とともに、す
なわちコピー通紙枚数が多くなるに従って、摩耗あるい
はたわみが大きくなり、同じ当接力であってもニップ部
に作用する単位面積当たり当接力が小さくなり、フィル
ミングや部分付着などが発生し易くなる。そこで、この
実施の形態4では、コピー通紙枚数が多くなったときの
フィルミングや部分付着などの発生を防止する点を考慮
している。
【0088】図8に示すように、実施の形態4では第3
の積算手段113がさらに設けられている。第3積算手
段113には、当接時間検出手段103、当接時間設定
手段104および当接力変更手段102が接続され、当
接時間検出手段103で検出した当接時間の値が入力さ
れる。そして、第3積算手段113は、入力された当接
時間を積算し、この当接時間の積算値に応じて、当接時
間設定手段104に出力する当接時間設定値を増加ある
いは減少させている。かかる構成では、第3積算手段1
13も制御手段として機能する。
【0089】図9に示される時点A、B、C、D、E、
F、GおよびHは、実施の形態2と同様に、複写機10
のメインスイッチ25をオンオフしたときを表してい
る。
【0090】実施の形態4では、実施の形態2と同様
に、メインスイッチ25のオンオフのタイミングにおい
て、ブレード最低当接力の決定処理(S1)がなされて
いる。
【0091】さらに、実施の形態4では、コピー通紙枚
数が多くなるに従って、フィルミングや部分付着などが
発生し易い低圧当接力で当接する時間T1を短くすると
ともに、高圧当接力で当接する時間T2を長くしてあ
る。
【0092】本実施の形態4は、特に、経時すなわちコ
ピー通紙枚数が多くなると、(高圧当接力で当接する時
間T2)/(低圧当接力で当接する時間T1)の値を大
きくしていることから、経時変化に拘わらずいかなると
きにおいても、最適なブレード当接力が作用した状態で
感光体ドラム31をクリーニングでき、トナーの拭き残
しを一層確実に防止でき、しかも、フィルミングや部分
付着などの発生をも防止できる。
【0093】なお、時間T1はそのままで時間T2のみ
を長くする形態でもよい。
【0094】《実施の形態5(図10)》図10は、実
施の形態5におけるクリーニング装置36の制御系を概
略で示すブロック図であり、図8と共通する部材には同
一の符号を付してその説明は省略する。
【0095】実施の形態4では、ただ単にブレード50
の耐久時間に応じて当接時間の設定値を増加あるいは減
少させたが、ブレード50の摩耗量は、一般に、ブレー
ド50の当接力に応じて異なってくる。そこで、本実施
の形態5では、各々の当接力に応じた係数を各当接時間
に乗じて積算するようにしてある。
【0096】このため、図10に示すように、第3積算
手段113は、当接時間検出手段103で検出した当接
時間の値と、当接力変更手段102で設定された当接力
の値とが入力され、当接力の値に応じた係数を当接時間
の値に乗じ、補正された当接時間を積算する。そして、
実施の形態4と同様に、補正された当接時間の積算値に
応じて、当接時間設定手段104に出力する当接時間設
定値を増加あるいは減少させている。
【0097】《実施の形態6(図11)》図11は、実
施の形態6におけるブレード50の当接力の時間変化を
示す図である。
【0098】この実施の形態6は、実施の形態4と同様
に耐久状態でのフィルミングや部分付着などを考慮した
ものであるが、コピー通紙枚数が多くなるに従って、フ
ィルミングや部分付着などが発生し易い低圧当接力で当
接する時間T1のみを短くしたものである。高圧当接力
で当接する時間T2は、そのままとしている。耐久の終
盤にあっては、ブレード50は、ほとんど高圧当接力の
みで感光体ドラム31に対して当接している。
【0099】また、メインスイッチ25のオンオフの1
サイクル(例えば、時点Fと時点Gとの間)において、
所定時間を経過すれば(時点f)、低圧当接力で当接す
る時間T1を少し短くするように制御している。あるい
は、経過時間とともに時間T1を順次短くしていくよう
に制御してもよい。
【0100】《実施の形態7(図12)》図12は、実
施の形態7におけるブレード50の当接力の時間変化を
示す図である。
【0101】実施の形態7は、メインスイッチ25のオ
ンオフのタイミング(時点A〜F)に応じてブレード最
低当接力を決定し、さらにブレード当接力の強弱を繰り
返す点は実施の形態2〜6と同じである。但し、ブレー
ド最低当接力の決定後、ブレード50をまず高圧当接力
で感光体ドラム31に当接させてクリーニングを開始す
るようにした点で、実施の形態1〜6と相違している。
【0102】また、高圧当接力で当接する時間T2は耐
久に拘わらず一定であるが、実施の形態6と同様に、コ
ピー通紙枚数が多くなるに従って、低圧当接力で当接す
る時間T1を減少させており、耐久の終盤にあっては、
ブレード50は、ほとんど高圧当接力のみで感光体ドラ
ム31に対して当接している。
【0103】本実施の形態7にあっては、最低当接力を
検出しているB、C、D、EおよびFの各々の時点の直
前の当接力に拘わらず、換言すれば、各々の時点で感光
体ドラム31の状態がフィルミングや部分付着が起こり
そうな状態であるか否か、リフレッシュされた状態であ
るか否かに拘わらず、まず、高圧当接力でクリーニング
して、感光体ドラム31をリフレッシュしている。
【0104】このようにメインスイッチ25のオンのと
きに必ず高圧当接力からクリーニングを開始すれば、感
光体ドラム31がリフレッシュされるため、感光体ドラ
ム31やブレード50の摩耗量は若干増加するものの、
メインスイッチ25のオフ前の状態(高圧当接力か低圧
当接力か、当接時間の検出値など)を記憶しておく必要
はなく、オフ前の状態をリセットできる。したがって、
オフ前の状態を記憶するメモリ手段を備える必要がない
という利点がある。
【0105】《実施の形態8(図13および図14)》
図13は、実施の形態8におけるブレード当接力の時間
変化を示す図、図14は、トナーの拭き残しが始まるブ
レード当接力の耐久変化を示す図である。図13に示さ
れる時点A、B、C、D、E、F、GおよびHは、複写
機10のメインスイッチ25をオンオフしたときを表し
ている。また、図中の各時点B′、C′、D′、E′、
G′およびH′は、メインスイッチ25はオン状態のま
まであり、メインスイッチ25の最初のオンの時点Aを
基準にして所定の周期ごとに現れる時点である。
【0106】図14に示すように、一般に、コピー通紙
枚数が多くなるのに伴い、トナーの拭き残しが始まる当
接力に生じるばらつきが大きくなり、その他のばらつき
も大きくなってくる。これは、コピー通紙枚数が多くな
るのに伴って、求めたブレード最低当接力に含まれる誤
差が大きくなることを意味している。
【0107】実施の形態8では、実施の形態7と同様
に、スタート時(時点A)には、高圧当接力からクリー
ニングを開始し、感光体ドラム31をリフレッシュして
いる。また、実施の形態4と同様に、コピー通紙枚数が
多くなるに従って、フィルミングや部分付着などが発生
し易い低圧当接力で当接する時間T1を短くするととも
に、高圧当接力で当接する時間T2を長くしてある。
【0108】さらに、本実施の形態8では、求めた最低
当接力に含まれる誤差が大きくなることを考慮して、最
低当接力と低圧当接力との差(マージン)、および、最
低当接力と高圧当接力との差を、コピー通紙枚数が多く
なるにつれて、大きくしている。図示例では、所定の周
期ごと、つまり、B′、C′、D′、E′、G′および
H′の各時点において、前記2つのマージンを徐々に大
きくしている。
【0109】このように最低当接力に見込むべきマージ
ンを周期的に大きくしていることから、求めた最低当接
力に含まれる誤差が徐々に大きくなっても、必要最小限
の最適なブレード当接力を常に確保でき、トナーの拭き
残しを確実に防止できる。
【0110】《実施の形態9(図15)》図15は、実
施の形態9におけるブレード当接力の時間変化を示す図
である。
【0111】この実施の形態9は、図中のA,B、Cお
よびDの各々の時点でブレード最低当接力を決定してい
る点については、上述した実施の形態1〜8と同様であ
る。
【0112】但し、この実施の形態9にあっては、変更
される当接力は低圧・中圧・高圧の3段階に設定される
点で、変更される当接力が低圧・高圧の2段階である上
述した実施の形態1〜8と異なっている。図示例では、
低圧での当接を時間T1→高圧での当接を時間T2→中
圧での当接を時間T3のサイクルを繰り返すように設定
されている。
【0113】このように高圧からいきなり低圧に戻さず
に、その間に中圧での当接状態を作り出すことにより、
ブレード50の変形によって当接力が低下するという影
響を回避することができる。
【0114】なお、ブレード50の変形を抑制できるな
らば、低圧、高圧および中圧の順番は特に限定されるも
のではない。さらに、変更される当接力は3段階に限ら
れるものでもなく、4段階以上にわたって当接力を変更
することも可能である。
【0115】《実施の形態10(図16)》図16は、
実施の形態10におけるブレード当接力の時間変化を示
す図である。
【0116】実施の形態10は、所定のタイミング(時
点A〜O)でブレード最低当接力を決定しており、ま
た、実施の形態7および8と同様に、スタート時(時点
A)には、高圧当接力からクリーニングを開始してい
る。
【0117】一般に、ブレード当接力を高くしていくと
ブレード50めくれが発生し易くなる。そこで、実施の
形態10では、ブレード50めくれが発生しない程度に
ブレード当接力が抑えられる点で、上述した実施の形態
1〜9と異なっている。
【0118】すなわち、まず最初に、これ以上の当接力
だとブレード50めくれが発生し易くなるという上限当
接力を設定する。そして、この上限当接力の値を越えな
いように、当接力を設定するようになっている。
【0119】図16においては、Lの時点で高圧当接力
が上限当接力を越えるようになるため、高圧当接力を強
制的に上限当接力に設定している。高圧当接力を低めに
抑えることから感光体ドラム31のリフレッシュ機能が
低下するので、高圧当接力(この場合は上限当接力の値
に等しい)の当接時間をT1からT4に延ばしている。
また、これと同時に、フィルミングや部分付着の発生を
抑制するため、低圧当接力の当接時間をT2からT5に
短くしている。これにより、ブレード50がめくれると
いう事態を確実に防止できる。
【0120】なお、高圧当接力の当接時間の延長、およ
び、低圧当接力の当接時間の短縮は、両方行ってもよい
し、どちらか一方のみを行ってもよい。
【0121】また、本来設定すべき当接力と設定した当
接力との差に応じて、当接時間を延長、短縮させる制御
を行ってもよい。例えば、前記当接力の差が所定のしき
い値よりも大きくなった場合には、高圧当接力の当接時
間を本来より長く設定すると共に低圧当接力の当接時間
を本来より短く設定する。このようにすれば、ブレード
最低当接力の付近で制御しているにも拘わらず、トナー
の拭き残しがなくなり、フィルミングや部分付着なども
発生しなくなる。
【0122】また、トナーの拭き残し、フィルミング、
部分付着あるいはブレード50めくれなどが発生し易い
領域でクリーニング装置36を使用することになるの
で、ブレード50の交換に関する警告などを操作パネル
などに表示し、ユーザに注意を促すようにするのが好ま
しい。
【0123】さらに、図中のO時点では、決定した最低
当接力が上限当接力を上回っているが、トナーの拭き残
しを回避するために、設定される当接力が上限当接力を
越えてしまっている。かかる場合に、例えば、上限当接
力がある程度余裕を持って設定されているときには、ブ
レード50交換の警告などの表示をすればよいが、上限
当接力にあまり余裕がないときには、この時点でクリー
ニング装置36ないし複写機10の作動を停止して、ブ
レード50めくれによって感光体ドラム31などが損傷
する虞をなくすのがよい。
【0124】《実施の形態11(図17)》図17は、
本発明の実施の形態11に係る画像形成装置としての複
写機を示す概略構成図であり、図1に示した部材と共通
する部材には同一の符号を付しその説明は省略する。
【0125】実施の形態11の複写機60では、残留ト
ナー量検知手段101をクリーニング装置67の上流側
に設けた点で、実施の形態1の複写機10と相違してい
る。
【0126】前述したように複写機は、通常、画像濃度
制御用のトナー量検知手段を備えている。そして、実施
の形態11のように、残留トナー量検知手段101をク
リーニング装置36の上流側に設ける場合には、この残
留トナー量検知手段101と、画像濃度制御用のトナー
量検知手段とを兼用することが可能となる。また、画像
濃度制御用パターンが形成される部分はトナーが来る頻
度が多いため、ブレード50の摩耗も多くなり、拭き残
しが発生し易くなる。したがって、この部位に対応して
設置した1つの残留トナー量検知手段を、画像濃度制御
用にも、ブレード最低当接力の決定処理用にも兼用する
ことが可能となり、設置すべきセンサの個数の削減を通
してコストの低減を達成できる。
【0127】実施の形態11の複写機60を詳述する
と、回転する感光体ドラム61の周辺には、帯電装置と
してのスコロトロンチャージャー62、現像装置63、
転写装置としての転写チャージャー64、転写紙の除電
および分離装置である分離チャージャー65、クリーナ
前チャージャー66、クリーニング装置67および光イ
レーサ68が配置されており、帯電装置62と現像装置
63の間に記録光像69が照射される。
【0128】感光体ドラム61としては、本実施の形態
では、有機感光体(OPC)を用いている。この有機感
光体は、円筒状のアルマイト処理を施したアルミ素管の
上に、フタロシアニン系顔料およびバインダー樹脂より
なる1μm以下の電荷発生層と、ヒドラゾン誘導体とポ
リカーボネイト樹脂よりなる約18μmの電荷輸送層と
を、順次積層したものである。
【0129】スコロトロンチャージャー62の放電電極
にはマイナスの電圧が印加され、電源や庭定電圧素子を
接続したグリッド電極により、感光体ドラム61をマイ
ナス電位に帯電制御する。
【0130】記録光像69は、画像部は明るく、非画像
部が暗いネガの記録光像である。この記録光像69を感
光体ドラム61に照射することにより、感光体ドラム6
1上のマイナス電荷が記録光像69に応じて除電され、
記録光像69に応じたネガの静電潜像が感光体ドラム6
1上に形成される。
【0131】現像装置63は、ネガの記録光像69を照
射して作成した静電潜像に応じて、マイナス極性に帯電
した非磁性トナー粉体と磁性キャリアとを用いる2成分
乾式現像方式を用いて、トナー顕像化する。
【0132】感光体ドラム61上のトナー顕像は、トナ
ーと逆極性の電圧が印加された転写チャージャー64に
よって転写紙上に転写される。転写紙は、ACが印加さ
れた放電電極を有する分離チャージャー65によって除
電されることで、感光体ドラム61から滑らかに分離す
る。
【0133】転写されずに感光体ドラム61上に残った
残留トナーは、次の作像工程において悪影響を起こさな
いように、クリーニング装置67でクリーニングされ
る。このクリーニングの前に、残留トナーは、ACが印
加された放電電極を有するクリーナ前チャージャー66
によって除電され、クリーニングし易くされている。
【0134】実施の形態11のクリーニング装置67
も、感光体ドラム61上のトナー像を掻き取るクリーニ
ングブレード(クリーニング部材に相当する)70と、
クリーニングブレード70の感光体ドラム61への当接
力を変更する当接力変更機構71(当接力変更手段10
2に相当する)と、を備えている。
【0135】前記ブレード70は、そのエッジを感光体
ドラム61の表面に押し当てて、エッジ部分で残留トナ
ーを掻き取っている。ブレード70の素材として、ポリ
ウレタン樹脂を用いている。掻き取ったトナーは、図示
しない搬送スクリューにて廃棄トナー容器まで搬送され
る。
【0136】ブレード70は、折れ曲がった保持プレー
ト72にホットメルトにより接着され保持されている。
クリーニング装置67のフレーム73には、ホルダ74
が揺動自在に支持され、このホルダ74における一方の
揺動端に前記保持プレート72が取り付けられている。
ホルダ74における他方の揺動端上面とフレーム73上
面との間には、ブレード70を感光体ドラム61の表面
に当接させる方向のバネ力を付勢する圧縮バネ75が設
けられている。また、ホルダ74における前記他方の揺
動端の下面には、フレーム73に回転自在に取り付けら
れると共に図示しないステッピングモータによって回転
駆動される偏心回転部材76が当接している。この偏心
回転部材76がステッピングモータにより回転される回
転角度に応じて、圧縮バネ75の縮み量が変化し、この
結果、感光体ドラム61表面に対するブレード70の当
接力が変化する。このように図示する実施の形態11で
は、圧縮バネ75、偏心回転部材76およびステッピン
グモータを有する当接力変更機構71により、当接力変
更手段102を構成してある。
【0137】クリーニング後、感光体ドラム61上に残
留する表面電荷は、光イレーサ68の除電光により除電
される。
【0138】また、転写前チャージャー66の上流側に
は、感光体ドラム31上の残留トナー量を検知する残留
トナー量検知手段101として、反射率測定センサ77
が設けられている。
【0139】実施の形態11の作用を説明する。作像に
先立ち、まずAIDCパターンを作成する。すなわち、
帯電チャージャー62によってマイナス極性に均一に帯
電された感光体ドラム61に黒画像形成用の光像69′
を照射し、現像装置63にて現像する。
【0140】次に、感光体ドラム61をさらに回転し、
作成されたAIDCパターンを、感光体ドラム61上に
保持したままクリーニング装置67まで送り込む。この
とき、AIDCパターンは転写チャージャー64および
分離チャージャー65を通過するが、各々のチャージャ
ー64、65には電圧を印加しない。一方、クリーナ前
チャージャー66にはACを印加し、AIDCパターン
を通常の作像状態にする。
【0141】AIDCパターンを作成した後に、感光体
ドラム61に対するブレード70の当接力が一番小さな
初期当接力に設定されるように、偏心回転部材76の回
転角度が所定角度に設定される。この初期当接力が付与
されたブレード70によりAIDCパターンをクリーニ
ングし、感光体ドラム61をさらに回転させ、当該感光
体ドラム61表面に残留するトナー量を反射率測定セン
サ77によって測定し、トナーの拭き残し状態をチェッ
クする。
【0142】センサ77の検出電圧に基づいて感光体ド
ラム61上の残留トナーが許容レベル以上であることを
検知した場合には、偏心回転部材76の回転角度を所定
角度に設定してブレード当接力を適当量増加させ、クリ
ーニングを継続する。一方、感光体ドラム61上の残留
トナーが許容レベル以下になったことを検知した場合に
は、現在設定されている当接力が、ブレード最低当接力
と設定される。
【0143】この実施の形態11では、ブレード最低当
接力が決定されるまで最初に作成したAIDCパターン
を繰り返し使用しており、AIDCパターンが一旦作成
された以降においては、ブレード最低当接力が決定され
るまで、各種チャージャーは動作させず、また、現像装
置も退避した状態に維持されている。
【0144】そして、上述した実施の形態1〜10と同
様に、求めた最低当接力をベースにして、低圧当接力お
よび高圧当接力を選定し、画像形成時時には、感光体ド
ラム61に対するブレード当接力の強弱を、所定の周期
で、また、トナーの拭き残しが生じない範囲内で繰り返
し行う。これにより、画像品位を高品位に維持しつつ、
クリーニングブレード70や感光体ドラム61の長寿命
化を図り得る。また、かかるクリーニング装置67を組
み込んだ複写機60では、残留トナーによる汚れがない
高品位の画像をプリントでき、複写機60の長寿命化を
図り得る。
【0145】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、像担持体に対するクリーニング部材の当
接力の強弱を所定の周期で繰り返して行うようにしたた
め、トナーの拭き残しをなくして画像品位を高品位に維
持すること、および、クリーニング部材や像担持体の寿
命を長くすること、の両者を達成できる。
【0146】また、請求項2に記載の発明によれば、像
担持体に対するクリーニング部材の当接力の強弱を所定
の周期で繰り返して行うようにしたため、残留トナーに
よる汚れがない高品位の画像を形成でき、画像形成装置
全体の長寿命化を図ることができる。
【0147】また、請求項3に記載の発明によれば、使
用する環境ないし条件が変化しようとも、必要最小限の
最適な当接力が作用した状態で像担持体をクリーニング
でき、トナーの拭き残しを確実に防止できる。
【0148】また、請求項4および請求項5に記載の発
明によれば、経時変化に拘わらずいかなるときにおいて
も、最適な当接力が作用した状態で像担持体をクリーニ
ングでき、トナーの拭き残しを一層確実に防止できる。
【0149】また、請求項6に記載の発明によれば、当
接力の強弱の繰り返しを画像形成中に行うため、高品位
の画像を長期にわたって安定して形成しつつ、画像形成
装置全体の寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を
示す概略構成図である。
【図2】 実施の形態1におけるクリーニング装置の制
御系を概略で示すブロック図である。
【図3】 ブレード当接力の制御を概略で示すフローチ
ャート
【図4】 図4(A)〜(C)は、ブレード当接力を決
定する手順の説明に供する図である。
【図5】 実施の形態1におけるブレード当接力の時間
変化を示す図である。
【図6】 実施の形態2におけるブレード当接力の時間
変化を示す図である。
【図7】 実施の形態3におけるブレード当接力の時間
変化を示す図である。
【図8】 実施の形態4におけるクリーニング装置の制
御系を概略で示すブロック図である。
【図9】 実施の形態4におけるブレード当接力の時間
変化を示す図である。
【図10】 実施の形態5におけるクリーニング装置の
制御系を概略で示すブロック図である。
【図11】 実施の形態6におけるブレード当接力の時
間変化を示す図である。
【図12】 実施の形態7におけるブレード当接力の時
間変化を示す図である。
【図13】 実施の形態8におけるブレード当接力の時
間変化を示す図である。
【図14】 トナーの拭き残しが始まるブレード当接力
の耐久変化を示す図である。
【図15】 実施の形態9におけるブレード当接力の時
間変化を示す図である。
【図16】 実施の形態10におけるブレード当接力の
時間変化を示す図である。
【図17】 実施の形態11に係る画像形成装置を示す
概略構成図である。
【符号の説明】
13…プリンタ部(像形成手段) 31、61…感光体ドラム(像担持体) 36、67…クリーニング装置 50、70…クリーニングブレード(クリーニング部
材) 51、71…当接力変更機構 57、77…反射率測定センサ 101…残留トナー量検出手段 102…当接力変更手段 103…当接時間検出手段(制御手段) 104…当接時間設定手段(制御手段) 111…第1演算手段(制御手段) 112…第2演算手段(制御手段) 113…第3積算手段(制御手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体に当接して当該像担持体上のト
    ナー像を掻き取るクリーニング部材と、 前記像担持体に対する前記クリーニング部材の当接力を
    変更する当接力変更手段と、 前記像担持体に対する前記クリーニング部材の当接力が
    所定の周期で強弱繰り返されるように前記当接力変更手
    段を制御する制御手段と、を備えてなる像担持体のクリ
    ーニング装置。
  2. 【請求項2】 トナー像を保持する像担持体と、 前記像担持体上にトナー像を形成する像形成手段と、 前記像担持体に当接して当該像担持体上のトナー像を掻
    き取るクリーニング部材と、 前記像担持体に対する前記クリーニング部材の当接力を
    変更する当接力変更手段と、 前記像担持体に対する前記クリーニング部材の当接力が
    所定の周期で強弱繰り返されるように前記当接力変更手
    段を制御する制御手段と、を備えてなる画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記像担持体上に形成
    された測定用トナー像を前記クリーニング部材で掻き取
    った後における前記像担持体上の拭きとり状況に基づい
    て、弱い方の当接力を求めることを特徴とする請求項1
    に記載の像担持体のクリーニング装置または請求項2に
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記クリーニング部材
    が弱い方の当接力で前記像担持体に当接する時間と、強
    い方の当接力で当接する時間との比を変更可能であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の像担持体のクリーニン
    グ装置または請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、経時により、 (強い方の当接力で当接する時間)/(弱い方の当接力
    で当接する時間)の値を大きくする請求項4に記載の像
    担持体のクリーニング装置または画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段による当接力の強弱繰り返
    しは、画像形成中に行われることを特徴とする請求項2
    に記載の画像形成装置。
JP5213797A 1997-03-06 1997-03-06 像担持体のクリーニング装置および画像形成装置 Withdrawn JPH10247047A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006317937A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Xerox Corp 画質診断方法及び装置
JP2007022082A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Xerox Corp 転写面保守システム監視方法
JP2007108509A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2008209581A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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