JPH10247720A - 圧接型半導体装置 - Google Patents

圧接型半導体装置

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Publication number
JPH10247720A
JPH10247720A JP4911997A JP4911997A JPH10247720A JP H10247720 A JPH10247720 A JP H10247720A JP 4911997 A JP4911997 A JP 4911997A JP 4911997 A JP4911997 A JP 4911997A JP H10247720 A JPH10247720 A JP H10247720A
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JP
Japan
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main surface
cathode
semiconductor substrate
electrode
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP4911997A
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English (en)
Inventor
Nobuhisa Nakajima
信久 中島
Tokumitsu Sakamoto
徳光 坂本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アロイフリータイプの圧接型半導体装置にお
いて、加圧前においても半導体基板と陰極内側熱補償板
との間に生じる隙間の発生を防止する。 【解決手段】 陽極挿入板5,陽極熱補償板7,半導体
基板12,陰極内側熱補償板8,陰極外側熱補償板2
0、陰極内側挿入板6a,陰極外側挿入板6b及び陰極
ブロック2を、断面がL字型の絶縁リング11で挟持す
る。これにより、皿バネ15のバネ圧以上の圧接力を上
記ブロック2と半導体基板12との間に発生させる。そ
の結果、各部5,7,12,8,20,6a,6bが陰
極ブロック2に一体的に固定され、陰極側の熱補償板
8,20が直接に半導体基板12の第1主面2S1に面
接触する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アロイフリータイ
プの電力用圧接型半導体装置(例えば、ゲートターンオ
フサイリスタ(以下、GTOと称す))のパッケージ内
部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のアロイフリータイプの圧
接型半導体装置(GTO)の一例を示す断面図である。
同図に示す様に、圧接型半導体装置は、Cuの陽極ブロ
ック1、Cuの陰極ブロック2、陽極フランジ3、陰極
フランジ4、陽極挿入板5、陰極内側挿入板6a、陰極
外側挿入板6b、陽極熱補償板7、陰極内側熱補償板8
a、陰極外側熱補償板8b、リングゲート10、圧接リ
ング11a,11b、半導体基板12、セラミックシー
ル13、ゲートリード14、マイカワッシャ15、皿バ
ネ16、平座金17、テフロンベルト18から構成され
る。
【0003】本装置では、陽極挿入板5と陽極熱補償板
7の外周端部に係合された圧接リング11aと、陰極外
側熱補償板8bと陰極外側挿入板6bの外周端部に係合
された圧接リング11bとを、図示しないボルトによっ
てボルト締結している。これにより、陽極挿入板5、陽
極熱補償板7、半導体基板12、陰極外側熱補償板8
b、及び陰極外側挿入板6bを締め付けて固定している
(但し、これらは、一体として装置内部で左右に動
く)。そして、陰極内側熱補償板8aと陰極内側挿入板
6aとは、陰極外側熱補償板8bの内周部分とリングゲ
ート10の外周部とで位置決めされる。リングゲート1
0は、陰極ブロック2に予め設けられたリング状の溝の
内部に配置された各部品15〜17によって組み立てら
れている。
【0004】本装置に対して外部から加圧接することに
より、半導体基板12に形成されているGTO素子の陽
極電極、ゲート電極及び、陰極電極は、それぞれ陽極ブ
ロック1,リングゲート10,陰極ブロック2に接続さ
れ、半導体基板12の特性が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5は、図4に示した
従来の圧接型半導体装置の圧接前の断面拡大図である。
圧接前では、図5に示す様に、リングゲート10は、皿
バネ16がたわまないために、半導体基板12を押し上
げている。この事により、陰極内側熱補償板8a及び陰
極内側挿入板6aはフリーな状態となり、陰極内側熱補
償板8aと半導体基板12との間に隙間30が生じる。
この隙間30の発生と両板8a,6aがフリーの状態に
あることとは、次のような問題点を生じさせる。
【0006】即ち、製造時の工程間の搬送中に生ずる
震動により、陰極内側熱補償板8aが半導体基板12の
表面に衝突して、その衝撃の際に半導体基板12の表面
に傷を付ける事態が生ずる。
【0007】あるいは、装置の密閉工程中に異物が隙
間30内に混入してきた場合には、図5に例示するよう
に、その異物19が陰極側とゲート側とをショートさせ
るという事態も生じうる。
【0008】この発明は、かかる問題点に鑑みてなされ
たものであり、アロイフリーの圧接型半導体装置におい
て、上記のような陰極内側熱補償板の半導体基板への衝
撃の発生をなくし、また、異物が混入することもなくし
て、安定した特性を得ることを可能にすることを目的と
する。
【0009】又、本発明は、そのような圧接型半導体装
置を高信頼性を有しつつ低コストで実現可能とすること
をも、目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の圧
接型半導体装置は、その第1主面の第1領域に第1主電
極が形成され、前記第1主面に対向する第2主面に第2
主電極が形成された半導体基板と、その第1主面が前記
半導体基板の前記第1主電極のみと面接触するように配
設された導電性の第1熱補償板と、前記第2熱補償板の
前記第2主面に面した内面の内の第1主面が前記第1熱
補償板の前記第1主面に対向する第2主面と面接触する
ように配設された導電性の第1電極ブロックと、その第
1主面が前記半導体基板の前記第2主電極と面接触する
ように配設された導電性の第2熱補償板と、その内面の
一部が前記第2熱補償板の前記第1主面に対向する第2
主面の一部と面接触するように配設された導電性の第2
電極ブロックと、前記第1及び第2電極ブロックの外面
に溶接されて前記第1及び第2電極ブロック間の空間を
密閉する絶縁性のケーシング体と、前記ケーシング体に
よって密閉された空間内に於いて、前記第2熱補償板を
介して前記半導体基板及び前記第1熱補償板を前記第1
電極ブロックの前記第1主面に圧接させる様に配設され
た、剛性を有するリング状の絶縁性リングとを備えるこ
とを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明の圧接型半導体装置で
は、請求項1記載の圧接型半導体装置において、前記半
導体基板の前記第1主面の内で前記第1領域の外側に位
置する第2領域には第3主電極が形成されており、前記
第1電極ブロックの前記内面の内で前記第1主面の外側
に位置する部分より前記第1電極ブロックの内部に向け
て形成された溝内に弾性力を有する導電性のリング機構
部がリング状に配設されおり、前記リング機構部は前記
弾性力を以て前記第3主電極と電気的に接触しており、
前記絶縁性リングは、前記リング機構部の前記弾性力よ
りも大きな圧接力を生ずることができる様に、前記ケー
シング体によって密閉された空間内に位置する前記第1
電極ブロックの突出した端部と、前記第2熱補償板の前
記第2主面の前記一部の外側に位置する他部とを、前記
半導体基板及び前記第1熱補償板を介して挟持している
ことを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明の圧接型半導体装置で
は、請求項2記載の圧接型半導体装置において、前記リ
ング機構部の外周面により位置決めされ且つその第1主
面が前記半導体基板の前記第1主面の内で前記第3主電
極が形成されている部分の外側に面接触する、リング状
の第3熱補償板を更に備え、前記第1電極ブロックの前
記内面の内で前記溝の外側に位置する部分は前記第3熱
補償板の前記第1主面に対向する第2主面に面接触して
いることを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明の圧接型半導体装置で
は、請求項2又は3に記載の圧接型半導体装置におい
て、前記絶縁性リングの一方の端部には係合部が設けら
れ、他方の端部には突起部が設けられており、前記係合
部を介して前記絶縁性リングの一方の端部と前記第2熱
補償板の前記第2主面の他部とが係合し、且つ前記絶縁
性リングの前記突起部と前記第1電極ブロックの前記突
出端部とが係合していることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明に係わる圧接型半導体装
置の特徴点は、以下の点にある。即ち、加圧接前でも、
パッケージ内部において、剛性を有するリング形状の絶
縁リングにより、陽極側の熱補償板の周縁端部と陰極ブ
ロックの装置内部の周縁端部とを、その間に設けられた
半導体基板及び陰極側の熱補償板を介して挟持すること
で、半導体基板と陰極側の熱補償板とを完全に圧接した
状態を作り出している。これにより、弾性力によって半
導体基板のゲート電極パターンと接触して導通している
リングゲートが、上記圧接力に屈して撓み(上記圧接力
>上記弾性力)、陰極側の熱補償板と半導体基板とを隙
間が空かないように接触させている。従って、外部から
の震動に起因した陰極側の熱補償板の半導体基板への衝
撃や、密閉工程中の異物混入という問題は、本発明では
全くなくなる。
【0015】以下、図面を参照して、本発明をGTOサ
イリスタに適用した場合の実施の形態1について記述す
る。勿論、本発明の圧接型半導体装置の適用対象は、G
TOサイリスタに限られるわけではなく、IGBT装置
やSIT(静電誘導型トランジスタ)装置やパワーMO
SFET等であっても良い。
【0016】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1に係るアローフリー型の圧接型半導体装置の内
部構造を示す断面図である。同図において、図4と同一
符号のものは同一のものを示す。
【0017】図1の構造が図4の構造と相違する点は、
ケーシング体内部の空間内に設けられた剛性のリング状
の絶縁性リング11(その断面がL字型)が、皿バネ1
6をたわませるように、陽極熱補償板7を介して、半導
体基板12と陰極内側熱補償板8と陰極外側熱補償板2
0とを、陰極ブロック2の内面2Sに圧接して固定して
いることにある。しかも、上記圧接固定により各部7,
12,8,20は陰極ブロック2に一体化されるので、
図4の従来技術の場合と異なり、これらが陰極ブロック
2とは別個に左右,上下方向に動くこともない。
【0018】尚、本実施の形態では、陽極挿入板5と、
陰極内側挿入板6aと陰極外側挿入板6bとを用いてい
るが、必ずしもそれら(5,6a,6b)を用いる必要
性はない。従って、それらは、この発明の本質的な構成
要素ではないと言える。
【0019】セラミックシール(絶縁性のケーシング体
に該当)13に陰極フランジ4を介して溶接されたCu
の陰極ブロック(導電性の第1電極ブロックに該当)2
には、その内面2Sの内の第1主面2S1の外側に位置
する部分より同ブロック2の内部に向けて、リングゲー
ト10を位置決めして装着するための溝2Rが、リング
状に加工・形成されている。又、陰極ブロック2内に
は、ゲートリード線14を配置するための空間用の切欠
部26が形成されている。その溝2R内には、その底面
側より順に、平座金17、皿バネ16、マイカワッシャ
15が挿入されて配置されると共に、更に、マイカワッ
シャ15の上には溝2Rの内壁に沿ってテフロンベルト
18が配設され、テフロンベルト18の内周面で画され
る範囲内にリングゲート10が配置される。ここでは、
上記各部材15,16,17,18,10を総称して、
リング状に配設されて弾性力を以て後述する第3主電極
と電気的に接触する「リング機構部」と呼ぶことにす
る。
【0020】又、陰極ブロック2と陰極フランジ4とを
総称して、ケーシング体13にその外面で溶接された
「第1電極ブロック」と呼ぶことも可能である。同様
に、陽極ブロック1と陽極フランジ3とを、「第2電極
ブロック」と総称しても良い。
【0021】半導体基板12の内部には、pnpn構造
のGTOサイリスタ素子(図示せず)が形成されてい
る。半導体基板12の表面上に形成される各電極パター
ンを、図2の縦断面図に模式的に示す。同図に示すよう
に、半導体基板12の第1主面12S1の中央部にあた
る第1領域R1には、陰極パターンK(第1主電極)が
形成されており、その隣接する外側の第2領域R2に
は、リング状のゲート電極パターンG(第3主電極)が
形成されている。第2領域R2の更に外側領域の一部分
にあたる第3領域R3は、後述するように、図1の陰極
外側熱補償板20の第1主面20S1(従って、陰極ブ
ロック2の内面2S中の第2主面2S2)と面接触する
部分である。更に、その外側の半導体基板12の周縁端
部には、樹脂製のリング状の保護部材23が嵌め込まれ
ている。又、半導体基板12の第2主面12S2上に
は、陽極パターンA(第2主電極)が形成されている。
【0022】以下に、本装置の組立て方法を図1を参照
しつつ説明することで、本装置の内部構成を詳述する。
【0023】先ず、上述したように、リング機構部15
〜18,10を溝2R内に配置し、テフロンベルト18
の内周面と陰極ブロック2の第1主面2S1とで画され
る範囲内、及びテフロンベルト18の外周面と陰極ブロ
ック2の第2主面2S2とで画される範囲のそれぞれの
中に、陰極内側挿入板6aと陰極内側熱補償板8とを、
及び陰極外側挿入板6bと陰極外側熱補償板20とを配
設する。これにより、陰極内側熱補償板8及び陰極内側
挿入板6aと、陰極外側熱補償板20及び陰極外側挿入
板6bとは、リングゲート10のテフロンベルト18の
内外周面により位置決めされて陰極ブロック2の内面2
S1,2S2上に装着されたこととなる。
【0024】次に、陰極内側熱補償板8の第1主面8S
1と陰極外側熱補償板20の第1主面20S1との上に
図2の半導体基板12をセットし、更に、半導体基板1
2の第2主面12S2(従って、陽極パターンA)の上
に、陽極熱補償板7、及び陽極挿入板5を順次に装着す
る。尚、8S2,20S2は、それぞれ、陰極内側熱補
償板8及び陰極外側熱補償板20の第2主面である。
又、7S1,7S2は、陽極熱補償板7の第1及び第2
主面である。
【0025】絶縁リング11の断面形状はL字状になっ
ており、陽極熱補償板7の外周端部分と係合させるべき
絶縁リング11の一方の端部には、段差形状の係合部2
4が設けられている。この係合部分24を利用して、絶
縁リング11の一方の端部を陽極熱補償板7の外周端部
(陽極熱補償板7の第2主面7S2の他部)と陽極挿入
板5の外周端部に係合し、これにより、絶縁リング11
の位置決め固定を行う。又、絶縁リング11の他方の端
部には、図1のように、陰極ブロック2の装置内部に位
置する突出端部2Eにワンタッチでかみ合うような、爪
状の突起部25が設けられている。そこで、この突起部
25を上記突出端部2Eにかみ合わせて両者を係合させ
ることにより、絶縁リング11を、陽極挿入板5及び陽
極熱補償板7の外周端部と陰極ブロック2の外周端部と
の間に装着する。この挟持状態が、皿バネ15のバネ圧
(ないしリング機構の弾性力)よりも強い圧接力で、陽
極熱補償板7を介して、半導体基板12と陰極内側熱補
償板8と陰極外側熱補償板20とを陰極ブロック2の第
1,第2主面2S1,2S2側に対して圧接することに
より、半導体基板12の陰極電極面K(図2)は、陰極
内側熱補償板8の第1主面8S1と完全に面接触する。
勿論、この場合、陰極外側熱補償板20の第1主面20
S1も、半導体基板12の第1主面12S1の第3領域
R3部分と完全に機械的に面接触する。
【0026】以上のように、絶縁リング11は、上記係
合部24と突起部25とを以て、陽極熱補償板7及び陰
極ブロック2の外周端部間にかみ合うように嵌め合わさ
れているので、外部からの衝撃が絶縁リング11に加わ
ったとしても、絶縁リング11がはずれることはない。
従って、陽極挿入板5,陽極熱補償板7,半導体基板1
2,陰極内側熱補償板8,及び陰極外側熱補償板20の
陰極ブロック2側への位置決め固定を、確実に高信頼度
で実現することができる。
【0027】尚、この発明の技術的思想からすれば、本
実施の形態で用いている陰極外側熱補償板20は必ずし
も必須の部材ではないと言える。
【0028】最後に、陽極ブロック(第2電極ブロッ
ク)1の内面の一部が陽極熱補償板7の第2主面7S2
側と面接触するように、陽極ブロック1の内面の一部を
絶縁リング11の一方の端部で囲まれた陽極挿入板5の
表面上に配置し、陽極ブロック1の外面に設けられたフ
ランジ部3をセラミックシール13の他方の端部と溶接
して、各部12,11,5,7,8,6,20を密閉す
る。
【0029】絶縁リング11の側面には、例えば図3に
模式的に例示するように、図1のゲートリード線14を
通すための溝21が設けられており、更に当該溝21の
周辺には、複数個の溝27が配設されている。これによ
り、ゲートリード線14を溝21及びセラミックシール
13内の溝22(図1)に貫通させた上で絶縁リング1
1を上記のように装着する際に、絶縁リング11に加わ
る応力を複数個(少なくとも1つ)の周辺溝27で吸収
ないし緩和させることができる。しかも、これらの溝2
7は、溶接後に高温加熱状態で高真空に装置内部を引い
た上で活性ガスを内部に充填する際の、真空用・充填用
の溝として、及び、装置各部より発生するガスの抜け道
用の溝としても、機能しうる。即ち、溝27の設定によ
り、脱ガス効果を向上させることができる。
【0030】以上のように、この圧接型半導体装置によ
れば、断面がL字形状をした絶縁リング11の一方の端
部を陽極熱補償板7の外周端部に係合固定し、絶縁リン
グ11の他方の端部を突起部25を介して陰極ブロック
2のケーシング体内部の外周の突出端部2Eにワンタッ
チで係合させることで、加圧接前の装置内部の各部を圧
接固定することとしている。このような圧接固定構造を
採用することにより、組立完了後の搬送中の衝撃等が加
わっても、内部の各部5,7,8,20,10,6a,
6bは陰極ブロック2の内面2S側に圧接されているた
め、リングゲート10の内側部分における熱補償板8と
半導体基板12の第1主面12S1(ないし陰極パター
ンK)とは常に面接触していることとなり、半導体基板
12の表面へのキズの発生を防ぐことが可能となる。加
えて、異物等が半導体基板12と陰極内側熱補償板8と
の間に混入することも一切なくなるので、ショート等の
不具合が発生することはなくなる。
【0031】また、従来は、図4に示すように、締付用
のリング部材を2個必要としていたが、本装置では、図
1の絶縁リング11を1個だけ設ければ良い。この点に
より、本装置は、装置のコストを低減させることも可能
となる。
【0032】又、絶縁リング11の側面の一部に複数の
溝を設けることにより、ゲートリード線14を貫通させ
ることができ、しかも、絶縁リング11の装着時の応力
緩和及び脱ガス効果も得られる。
【0033】以上より、低コストで高信頼性の圧接型半
導体装置を得ることができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、外部より
第1及び第2電極ブロックへ加圧される前の状態に於い
て、絶縁性リングが第2熱補償板を介して半導体基板と
第1熱補償板とを第1電極ブロックの第1主面に圧接す
るので、半導体基板と第1熱補償板とは第1電極ブロッ
クに固定されることとなる。その結果、半導体基板と第
1熱補償板とは完全に面接触した状態となり、両者間に
は隙間は発生しない。しかも、第2熱補償板と半導体基
板と第1熱補償板と第1電極ブロックは絶縁性リングを
介して一体化するので、第2熱補償板と半導体基板と第
1熱補償板とが別個に上下・左右方向へ動くこともなく
なる。従って、本装置の組み立て後の搬送工程中に本装
置に振動が加わっても、半導体基板の第1主面が第1熱
補償板の衝撃を受けて損傷することは無くなる。又、異
物等が半導体基板と第1熱補償板との間に混入すること
も無く、装置の電気的特性を信頼性のあるものとするこ
とが可能となる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、(絶縁性リ
ングの圧接力)>(リング機構部の弾性力)との関係が
成立するので、絶縁性リングによる挟持によりリング機
構部は撓み、リング機構部の内周面により画される範囲
内において、第1熱補償板を位置決めし且つ第1電極ブ
ロックに固定することが可能となる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、絶縁性リン
グによって半導体基板と第3熱補償板も第1電極ブロッ
クへ圧接固定されることとなり、第2熱補償板、半導体
基板、第1熱補償板及び第3熱補償板の全てを装置内部
で第1電極ブロックに固定することができる。
【0037】請求項4記載の発明によれば、絶縁性リン
グの一方及び他方の端部にそれぞれ係合部と突起部とを
設けているので、絶縁性リングの装着ないし取付けをワ
ンタッチで容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る圧接型半導体装
置の正面断面図である。
【図2】 半導体基板の電極パターンを模式的に示す断
面図である。
【図3】 絶縁リングの側面に設けられた溝を模式的に
示す斜視図である。
【図4】 従来の圧接型半導体装置の正面断面図であ
る。
【図5】 従来の圧接型半導体装置の部分拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
1 陽極ブロック、2 陰極ブロック、3 陽極フラン
ジ、4 陰極フランジ、5 陽極挿入板、6a 陰極内
側挿入板、6b 陰極外側挿入板、7 陽極熱補償板、
8 陰極内側熱補償板、20 陰極外側熱補償板、10
リングゲート、11 絶縁リング、12 半導体基
板、13 セラミックシール、14 ゲートリード、1
5 マイカワッシャ、16 皿バネ、17 平座金、1
8 テフロンベルト。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その第1主面の第1領域に第1主電極が
    形成され、前記第1主面に対向する第2主面に第2主電
    極が形成された半導体基板と、 その第1主面が前記半導体基板の前記第1主電極のみと
    面接触するように配設された導電性の第1熱補償板と、 前記第2熱補償板の前記第2主面に面した内面の内の第
    1主面が前記第1熱補償板の前記第1主面に対向する第
    2主面と面接触するように配設された導電性の第1電極
    ブロックと、 その第1主面が前記半導体基板の前記第2主電極と面接
    触するように配設された導電性の第2熱補償板と、 その内面の一部が前記第2熱補償板の前記第1主面に対
    向する第2主面の一部と面接触するように配設された導
    電性の第2電極ブロックと、 前記第1及び第2電極ブロックの外面に溶接されて前記
    第1及び第2電極ブロック間の空間を密閉する絶縁性の
    ケーシング体と、 前記ケーシング体によって密閉された空間内に於いて、
    前記第2熱補償板を介して前記半導体基板及び前記第1
    熱補償板を前記第1電極ブロックの前記第1主面に圧接
    させる様に配設された、剛性を有するリング状の絶縁性
    リングとを、備えることを特徴とする、圧接型半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の圧接型半導体装置におい
    て、 前記半導体基板の前記第1主面の内で前記第1領域の外
    側に位置する第2領域には第3主電極が形成されてお
    り、 前記第1電極ブロックの前記内面の内で前記第1主面の
    外側に位置する部分より前記第1電極ブロックの内部に
    向けて形成された溝内に弾性力を有する導電性のリング
    機構部がリング状に配設されおり、前記リング機構部は
    前記弾性力を以て前記第3主電極と電気的に接触してお
    り、 前記絶縁性リングは、前記リング機構部の前記弾性力よ
    りも大きな圧接力を生ずることができる様に、前記ケー
    シング体によって密閉された空間内に位置する前記第1
    電極ブロックの突出した端部と、前記第2熱補償板の前
    記第2主面の前記一部の外側に位置する他部とを、前記
    半導体基板及び前記第1熱補償板を介して挟持している
    ことを特徴とする、圧接型半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の圧接型半導体装置におい
    て、 前記リング機構部の外周面により位置決めされ且つその
    第1主面が前記半導体基板の前記第1主面の内で前記第
    3主電極が形成されている部分の外側に面接触する、リ
    ング状の第3熱補償板を更に備え、 前記第1電極ブロックの前記内面の内で前記溝の外側に
    位置する部分は前記第3熱補償板の前記第1主面に対向
    する第2主面に面接触していることを特徴とする、圧接
    型半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の圧接型半導体装
    置において、 前記絶縁性リングの一方の端部には係合部が設けられ、
    他方の端部には突起部が設けられており、 前記係合部を介して前記絶縁性リングの一方の端部と前
    記第2熱補償板の前記第2主面の他部とが係合し、且つ
    前記絶縁性リングの前記突起部と前記第1電極ブロック
    の前記突出端部とが係合していることを特徴とする、圧
    接型半導体装置。
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