JPH1024830A - マスタシリンダ - Google Patents
マスタシリンダInfo
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- JPH1024830A JPH1024830A JP19848796A JP19848796A JPH1024830A JP H1024830 A JPH1024830 A JP H1024830A JP 19848796 A JP19848796 A JP 19848796A JP 19848796 A JP19848796 A JP 19848796A JP H1024830 A JPH1024830 A JP H1024830A
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- Japan
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- hydraulic
- piston
- pressure
- fluid reservoir
- chamber
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Links
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- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 14
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 13
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 5
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- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 13
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Landscapes
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ブレーキ解除時に、ピストン30を迅速に復帰
させ、しかも、その際のシール部材32のシール喰われ
を防止する技術を提供する。 【解決手段】ブレーキ解除時に生じる液圧室42の液不
足状態を、作動液リザーバ側から作動液を補給すること
なく解消する。遮断弁72が閉じ、作動液リザーバ−液
圧室42間を連絡する通路52が遮断状態にあるとき、
大気圧の作動液リザーバに対して液圧室42が負圧とな
る場合でも、ピストン30の外周に設けたシール部材3
2により遮断状態を維持させる。そして、一端93に液
圧室42側の圧力を受け、それに対向する他端92に作
動液リザーバ側の圧力を受けるサブピストン90を設け
る。このサブピストン90は、大気圧の作動液リザーバ
に対して、液圧室42が負圧となったとき、それら液圧
差に応じた力がばね97の力に打ち勝ち、液圧室42に
向けて移動し、液圧室42の容積を減少させる。
させ、しかも、その際のシール部材32のシール喰われ
を防止する技術を提供する。 【解決手段】ブレーキ解除時に生じる液圧室42の液不
足状態を、作動液リザーバ側から作動液を補給すること
なく解消する。遮断弁72が閉じ、作動液リザーバ−液
圧室42間を連絡する通路52が遮断状態にあるとき、
大気圧の作動液リザーバに対して液圧室42が負圧とな
る場合でも、ピストン30の外周に設けたシール部材3
2により遮断状態を維持させる。そして、一端93に液
圧室42側の圧力を受け、それに対向する他端92に作
動液リザーバ側の圧力を受けるサブピストン90を設け
る。このサブピストン90は、大気圧の作動液リザーバ
に対して、液圧室42が負圧となったとき、それら液圧
差に応じた力がばね97の力に打ち勝ち、液圧室42に
向けて移動し、液圧室42の容積を減少させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両等の液圧式
ブレーキまたはクラッチ装置に用いられるマスタシリン
ダに関し、特に、瞬時に作動を解除するときに、液圧室
に負圧が生じるのを抑制するようにした技術に関する。
ブレーキまたはクラッチ装置に用いられるマスタシリン
ダに関し、特に、瞬時に作動を解除するときに、液圧室
に負圧が生じるのを抑制するようにした技術に関する。
【0002】
【発明の背景】この種のマスタシリンダでは、シリンダ
本体の内部の液圧室と作動液リザーバとを連絡する通路
の連通・遮断を行うことにより、液圧室に液圧を発生し
又はその発生した液圧を開放する。この通路の連通・遮
断は、ピストンの動きに応じて、遮断弁を切り換えるこ
とにより行っている。この遮断弁の形態としては、一般
にピストンの外周部に位置するコンベンショナル型(例
えば、実開平4−135868号公報記載のタンデム型
のプライマリピストンに対するもの)と、ピストンの中
央部に位置するセンターバルブ型(同公報のセカンダリ
ピストンに対するもの)の二種に大別される。いずれの
型の場合も、遮断弁は、上記通路の液圧室側に臨む開口
部と、そこに着座、離座する弁体とを備え、そこにシー
ル部材を介在させ密封性を確実にしている。
本体の内部の液圧室と作動液リザーバとを連絡する通路
の連通・遮断を行うことにより、液圧室に液圧を発生し
又はその発生した液圧を開放する。この通路の連通・遮
断は、ピストンの動きに応じて、遮断弁を切り換えるこ
とにより行っている。この遮断弁の形態としては、一般
にピストンの外周部に位置するコンベンショナル型(例
えば、実開平4−135868号公報記載のタンデム型
のプライマリピストンに対するもの)と、ピストンの中
央部に位置するセンターバルブ型(同公報のセカンダリ
ピストンに対するもの)の二種に大別される。いずれの
型の場合も、遮断弁は、上記通路の液圧室側に臨む開口
部と、そこに着座、離座する弁体とを備え、そこにシー
ル部材を介在させ密封性を確実にしている。
【0003】このようなマスタシリンダにおいて、ブレ
ーキ等の作動を瞬時に解除しようとすると、ばねの復帰
に基づくピストンの戻りに対して、ホイールシリンダ等
の作動力伝達部分にある作動液が液圧室に戻るのが追い
つかない。従って、液圧室が液不足あるいは負圧になる
現象が生じるため、ピストンが完全に非作動位置に戻る
のが遅くなってしまう。その点、アンチロックブレーキ
装置等を装着したものでは、それがブレーキ配管に起因
する流れ抵抗に対し、付加的な流れ抵抗となるため、そ
うした現象が顕著である。また、タンデム型のもので
は、プライマリ、セカンダリの各戻りばねのばね定数の
関係から、セカンダリ側が特に問題となる。そのため従
来では、そうした現象に応じるため、作動液リザーバ側
から液圧室に対して作動液を補給するようにしていた。
例えば、遮断弁を構成するシール部材にリップ形状のも
のを採用し、このシール部材のリップを押し倒すことに
より、液不足になった液圧室に対して作動液をリザーバ
側から補給し、両者の液圧差を緩和していた。
ーキ等の作動を瞬時に解除しようとすると、ばねの復帰
に基づくピストンの戻りに対して、ホイールシリンダ等
の作動力伝達部分にある作動液が液圧室に戻るのが追い
つかない。従って、液圧室が液不足あるいは負圧になる
現象が生じるため、ピストンが完全に非作動位置に戻る
のが遅くなってしまう。その点、アンチロックブレーキ
装置等を装着したものでは、それがブレーキ配管に起因
する流れ抵抗に対し、付加的な流れ抵抗となるため、そ
うした現象が顕著である。また、タンデム型のもので
は、プライマリ、セカンダリの各戻りばねのばね定数の
関係から、セカンダリ側が特に問題となる。そのため従
来では、そうした現象に応じるため、作動液リザーバ側
から液圧室に対して作動液を補給するようにしていた。
例えば、遮断弁を構成するシール部材にリップ形状のも
のを採用し、このシール部材のリップを押し倒すことに
より、液不足になった液圧室に対して作動液をリザーバ
側から補給し、両者の液圧差を緩和していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、作動液を補給
する方法にあっては、過剰量の作動液が液圧室内に流入
することとなる。流入した過剰液は、ピストンが迅速に
非作動位置に復帰することに対する障害となるし、しか
もまた、戻り時のシール喰われを生じる。ピストンが非
作動位置に戻りつつあり、遮断弁が正に開弁しようとし
ている状態(遮断弁のシール部材が開口部に若干かかっ
ている状態)において、開弁しかかった遮断弁の隙間を
通じて過剰量の作動液が作動液リザーバに戻る別の現象
が生じる。このとき、シール部材のリップ部先端が開口
部から小孔内に吸い込まれる、いわゆるシール喰われが
起こり、シール部材が損傷しやすくなってしまう。
する方法にあっては、過剰量の作動液が液圧室内に流入
することとなる。流入した過剰液は、ピストンが迅速に
非作動位置に復帰することに対する障害となるし、しか
もまた、戻り時のシール喰われを生じる。ピストンが非
作動位置に戻りつつあり、遮断弁が正に開弁しようとし
ている状態(遮断弁のシール部材が開口部に若干かかっ
ている状態)において、開弁しかかった遮断弁の隙間を
通じて過剰量の作動液が作動液リザーバに戻る別の現象
が生じる。このとき、シール部材のリップ部先端が開口
部から小孔内に吸い込まれる、いわゆるシール喰われが
起こり、シール部材が損傷しやすくなってしまう。
【0005】そこで、この発明は、ピストンを非作動状
態に迅速に復帰させることができ、しかも、ブレーキ解
除時のシール喰われを起こり難くする技術を提供するこ
とを目的とする。
態に迅速に復帰させることができ、しかも、ブレーキ解
除時のシール喰われを起こり難くする技術を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的に
従い鋭意研究を進めた結果、液圧室から作動液リザーバ
に向けての作動液の戻りを生じないようにすればよいこ
とに着目した。さらに、液圧室が液不足になっていると
きには、作動液リザーバ側より負圧になっていることに
着目し、この負圧を緩和するための手段として、液圧室
側の容積を減少させればよいことを見出し、この発明を
完成させた。従って、この発明は、液圧室の液不足状態
を、作動液を補給することなく解消するという、斬新な
着想に基づいている。
従い鋭意研究を進めた結果、液圧室から作動液リザーバ
に向けての作動液の戻りを生じないようにすればよいこ
とに着目した。さらに、液圧室が液不足になっていると
きには、作動液リザーバ側より負圧になっていることに
着目し、この負圧を緩和するための手段として、液圧室
側の容積を減少させればよいことを見出し、この発明を
完成させた。従って、この発明は、液圧室の液不足状態
を、作動液を補給することなく解消するという、斬新な
着想に基づいている。
【0007】この発明によるマスタシリンダは、次の二
点を特徴とする。 A.作動液リザーバ−液圧室間を連絡する通路が、遮断
弁により遮断状態にあるときには、大気圧の作動液リザ
ーバに対して液圧室が負圧となる差圧が生じた場合でも
遮断状態が維持されるようにしたこと。 B.一端に液圧室側の圧力を受け、それに対向する他端
に、前記作動液リザーバ側の圧力を受け、大気圧の作動
液リザーバに対して液圧室が負圧となる差圧が生じたと
きに、液圧室の容積を減少させる機構を設けたこと。
点を特徴とする。 A.作動液リザーバ−液圧室間を連絡する通路が、遮断
弁により遮断状態にあるときには、大気圧の作動液リザ
ーバに対して液圧室が負圧となる差圧が生じた場合でも
遮断状態が維持されるようにしたこと。 B.一端に液圧室側の圧力を受け、それに対向する他端
に、前記作動液リザーバ側の圧力を受け、大気圧の作動
液リザーバに対して液圧室が負圧となる差圧が生じたと
きに、液圧室の容積を減少させる機構を設けたこと。
【0008】この発明では、ブレーキ等の作動を瞬時に
解除しようとするときに、液圧室が大気圧の作動液リザ
ーバに対して負圧の状態になると、特徴Bの容積減少機
構によりこの状態は有効に解消され、液圧室内の圧力は
大気圧と同等の圧力になるため、液補給をする今までの
場合に比べて、ピストンは速やかに非作動位置に戻るこ
とができる。従って、操作者の瞬時の動作の解除に対し
ても応答性良く液圧を開放することができる。しかも、
この間に作動液リザーバ側から液圧室への作動液の移動
がないため、液戻りによるシール喰われを解決すること
ができる。
解除しようとするときに、液圧室が大気圧の作動液リザ
ーバに対して負圧の状態になると、特徴Bの容積減少機
構によりこの状態は有効に解消され、液圧室内の圧力は
大気圧と同等の圧力になるため、液補給をする今までの
場合に比べて、ピストンは速やかに非作動位置に戻るこ
とができる。従って、操作者の瞬時の動作の解除に対し
ても応答性良く液圧を開放することができる。しかも、
この間に作動液リザーバ側から液圧室への作動液の移動
がないため、液戻りによるシール喰われを解決すること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】一般に、遮断弁が遮断状態にある
ときには、コンベンショナル型では、ピストンの外周に
保持される1箇所のシール部材により、センターバルブ
型では、この箇所に加え、弁座あるいは弁体に保持され
たシール部材との計2箇所のシール部材によって、液圧
室は作動液リザーバに対して密封される。この発明で
は、これらのシール部材を含む密封機構として、液圧室
が大気圧の作動液リザーバに対して負圧になったときで
も密封(遮断)状態が維持できるものを適用する。液圧
室が負圧になったときに、液圧室に対する液補給を禁止
するためである。
ときには、コンベンショナル型では、ピストンの外周に
保持される1箇所のシール部材により、センターバルブ
型では、この箇所に加え、弁座あるいは弁体に保持され
たシール部材との計2箇所のシール部材によって、液圧
室は作動液リザーバに対して密封される。この発明で
は、これらのシール部材を含む密封機構として、液圧室
が大気圧の作動液リザーバに対して負圧になったときで
も密封(遮断)状態が維持できるものを適用する。液圧
室が負圧になったときに、液圧室に対する液補給を禁止
するためである。
【0010】液圧室の容積を減少させる機構としては、
例えば、両端に受ける圧力差に応じて移動するピストン
機構を利用したもの、あるいは内部と外部に受ける圧力
差に応じて収縮・伸張する弾性部材を利用したものが挙
げられる。ピストン機構を利用したものとしては、一端
に液圧室の圧力を受け、対向する他端に作動液リザーバ
側の圧力を受け、大気圧の作動液リザーバに対して液圧
室の圧力が負圧になる差圧が生じたときに、液圧室側に
移動できるようにした容積減少用ピストンを主体とした
ものである。この容積減少用ピストンは、非作動時に
は、ばねにより非作動位置に付勢するようにし、上記差
圧が生じたときにばねの付勢力に抗して液圧室に向けて
移動するようにする。従って、ばねのばね定数は、基本
的には容積減少用ピストンの受圧断面積×1(気圧)未
満になるようにするが、必要に応じて、容積減少用ピス
トンの摺動抵抗等の他の要因も考慮して設定する。ま
た、この機構には、液圧室の方が作動液リザーバに対し
て高圧であるときに、その液圧室を作動液リザーバ側に
対して密封するためのシール部材を含み、ピストン作動
時の液密性を確保している。
例えば、両端に受ける圧力差に応じて移動するピストン
機構を利用したもの、あるいは内部と外部に受ける圧力
差に応じて収縮・伸張する弾性部材を利用したものが挙
げられる。ピストン機構を利用したものとしては、一端
に液圧室の圧力を受け、対向する他端に作動液リザーバ
側の圧力を受け、大気圧の作動液リザーバに対して液圧
室の圧力が負圧になる差圧が生じたときに、液圧室側に
移動できるようにした容積減少用ピストンを主体とした
ものである。この容積減少用ピストンは、非作動時に
は、ばねにより非作動位置に付勢するようにし、上記差
圧が生じたときにばねの付勢力に抗して液圧室に向けて
移動するようにする。従って、ばねのばね定数は、基本
的には容積減少用ピストンの受圧断面積×1(気圧)未
満になるようにするが、必要に応じて、容積減少用ピス
トンの摺動抵抗等の他の要因も考慮して設定する。ま
た、この機構には、液圧室の方が作動液リザーバに対し
て高圧であるときに、その液圧室を作動液リザーバ側に
対して密封するためのシール部材を含み、ピストン作動
時の液密性を確保している。
【0011】一方、弾性部材を利用する機構としては、
例えば金属ベローズ装置などが挙げられる。非作動時に
は金属ベローズ装置を縮ませておき、内部に作動液リザ
ーバ側の圧力を、外部の伸張方向に直交する面に液圧室
の圧力を受けるようにする。そして、液圧室が負圧にな
る差圧が生じたときに、液圧室に向けて金属ベローズが
伸びることにより、液圧室の容積を減少させる。逆に、
通常は金属ベローズを伸びた状態にしておき、内部に液
圧室の圧力を、外部に作動液リザーバ側の圧力を受ける
ようにし、上記差圧が生じたときに、ベローズが縮み、
内部の液圧室側の作動液を吐き出すようにしてもよい。
また、液圧室の液密性が確保されている限り、作動液リ
ザーバ側の圧力は大気圧と同等であることから、作動液
リザーバ側の圧力として大気を受けるようにしてもよ
い。
例えば金属ベローズ装置などが挙げられる。非作動時に
は金属ベローズ装置を縮ませておき、内部に作動液リザ
ーバ側の圧力を、外部の伸張方向に直交する面に液圧室
の圧力を受けるようにする。そして、液圧室が負圧にな
る差圧が生じたときに、液圧室に向けて金属ベローズが
伸びることにより、液圧室の容積を減少させる。逆に、
通常は金属ベローズを伸びた状態にしておき、内部に液
圧室の圧力を、外部に作動液リザーバ側の圧力を受ける
ようにし、上記差圧が生じたときに、ベローズが縮み、
内部の液圧室側の作動液を吐き出すようにしてもよい。
また、液圧室の液密性が確保されている限り、作動液リ
ザーバ側の圧力は大気圧と同等であることから、作動液
リザーバ側の圧力として大気を受けるようにしてもよ
い。
【0012】上述のような液圧室の容積を減少させる機
構は、シリンダ本体の内部又は外部のどちらに設けても
良い。マスタシリンダを組み付けるためのスペースの有
効利用の観点からは、シリンダ本体内部に設けることが
好ましい。さらに小型化の観点からは、シリンダ孔内に
設けるようにすることがより好ましい。
構は、シリンダ本体の内部又は外部のどちらに設けても
良い。マスタシリンダを組み付けるためのスペースの有
効利用の観点からは、シリンダ本体内部に設けることが
好ましい。さらに小型化の観点からは、シリンダ孔内に
設けるようにすることがより好ましい。
【0013】
<実施例1>図1は、この発明を適用した、タンデム型
のブレーキ用マスタシリンダの断面構造を示し、図2
は、この発明の主要部分である液圧室の容積を減少させ
る機構の詳細を示す部分拡大図である。この実施例で
は、コンベンショナル型マスタシリンダであって、セカ
ンダリ側にこの発明を適用した例である。
のブレーキ用マスタシリンダの断面構造を示し、図2
は、この発明の主要部分である液圧室の容積を減少させ
る機構の詳細を示す部分拡大図である。この実施例で
は、コンベンショナル型マスタシリンダであって、セカ
ンダリ側にこの発明を適用した例である。
【0014】タンデム型のマスタシリンダ1は、内部に
軸線方向に沿う直線的なシリンダ孔4を持つシリンダ本
体2を有する。また、シリンダ本体2の上部には、シリ
ンダ孔4と連通するボス部6a、6bがあり、そこに作
動液リザーバの継手部10がシール部材12a、12b
を介して嵌め合わされている。シリンダ孔4は、図の左
側のシリンダボトム2b側が閉じ、右側のシリンダヘッ
ド2h側が開口し、その内周は一様な径になっている。
軸線方向に沿う直線的なシリンダ孔4を持つシリンダ本
体2を有する。また、シリンダ本体2の上部には、シリ
ンダ孔4と連通するボス部6a、6bがあり、そこに作
動液リザーバの継手部10がシール部材12a、12b
を介して嵌め合わされている。シリンダ孔4は、図の左
側のシリンダボトム2b側が閉じ、右側のシリンダヘッ
ド2h側が開口し、その内周は一様な径になっている。
【0015】シリンダ孔4の中には、シリンダボトム2
bに近い図中左側にセカンダリピストン30があり、そ
の右側にスプリングリテーナ27およびボルト状部材2
5を間にしてプライマリピストン20がある。プライマ
リピストン20およびセカンダリピストン30には、そ
れぞれ、その外周の2箇所にシール部材(カップシー
ル)21、22;31、32がある。
bに近い図中左側にセカンダリピストン30があり、そ
の右側にスプリングリテーナ27およびボルト状部材2
5を間にしてプライマリピストン20がある。プライマ
リピストン20およびセカンダリピストン30には、そ
れぞれ、その外周の2箇所にシール部材(カップシー
ル)21、22;31、32がある。
【0016】これらのカップシールの中、プライマリピ
ストン20の前部に位置するカップシール22は、リッ
プを押し倒し、液補給をすることができるが、他の3つ
のカップシール21、31、32は、液補給を禁止する
構造となっている。これら3つについては、図2に示す
カップシール32と同形状である。カップシール32
は、リップ部32aの後方に突起部32bを有する。こ
の突起部32bはセカンダリピストン30の外周とシリ
ンダ孔4内周とにより圧着されているので、カップシー
ル32により、その前後の液連通は常に遮断される。そ
れに対し、プライマリピストン20の前部のカップシー
ル22は、このような突起部を持たず、リップ部22a
がカップの内側に倒れると、リップ部22aの背面を通
じて作動液が流通できるようになっている。別にいう
と、マスタシリンダ1のセカンダリ側は、液補給をしな
いリップ型のシール部材32を備えているという特徴が
ある。
ストン20の前部に位置するカップシール22は、リッ
プを押し倒し、液補給をすることができるが、他の3つ
のカップシール21、31、32は、液補給を禁止する
構造となっている。これら3つについては、図2に示す
カップシール32と同形状である。カップシール32
は、リップ部32aの後方に突起部32bを有する。こ
の突起部32bはセカンダリピストン30の外周とシリ
ンダ孔4内周とにより圧着されているので、カップシー
ル32により、その前後の液連通は常に遮断される。そ
れに対し、プライマリピストン20の前部のカップシー
ル22は、このような突起部を持たず、リップ部22a
がカップの内側に倒れると、リップ部22aの背面を通
じて作動液が流通できるようになっている。別にいう
と、マスタシリンダ1のセカンダリ側は、液補給をしな
いリップ型のシール部材32を備えているという特徴が
ある。
【0017】これらのカップシール21、22;31、
32によって、シリンダ孔4の一番奥に第2の液圧室4
2、また、両ピストン間20、30に第1の液圧室41
を区画している。ブレーキ作動のない通常の状態では、
各ピストン20、30は、それぞれ、リターンスプリン
グ61、62によりシリンダヘッド2h側に付勢されて
いる。従って、通常の状態では、第1および第2の各液
圧室41、42は、リリーフポート51、52を通して
作動液リザーバの内部に連絡している。しかし、操作者
がブレーキを作動させると、まず、プライマリピストン
20が、リターンスプリング61の付勢力に打ち勝ち、
次いで、プライマリ側の動きに応じて、セカンダリピス
トン30がリターンスプリング62の付勢力に打ち勝っ
てシリンダボトム2b側に動く。すると、カップシール
22、32が、それぞれ、リリーフポート51、52を
閉じ、さらに両ピストン20、30が前進し、第1およ
び第2の各液圧室41、42に液圧が発生する。即ち、
プライマリ側では、リリーフポート51の開口部51a
およびカップシール22とが、セカンダリ側では、リリ
ーフポート52の開口部52aおよびカップシール32
とが、遮断弁71、72をそれぞれ構成する。なお、第
1の液圧室41は、出口81を通じて前輪のホイールシ
リンダ(図示しない)に連絡し、第2の液圧室42は、
出口82を通じて後輪のホイールシリンダ(図示しな
い)に連絡する。
32によって、シリンダ孔4の一番奥に第2の液圧室4
2、また、両ピストン間20、30に第1の液圧室41
を区画している。ブレーキ作動のない通常の状態では、
各ピストン20、30は、それぞれ、リターンスプリン
グ61、62によりシリンダヘッド2h側に付勢されて
いる。従って、通常の状態では、第1および第2の各液
圧室41、42は、リリーフポート51、52を通して
作動液リザーバの内部に連絡している。しかし、操作者
がブレーキを作動させると、まず、プライマリピストン
20が、リターンスプリング61の付勢力に打ち勝ち、
次いで、プライマリ側の動きに応じて、セカンダリピス
トン30がリターンスプリング62の付勢力に打ち勝っ
てシリンダボトム2b側に動く。すると、カップシール
22、32が、それぞれ、リリーフポート51、52を
閉じ、さらに両ピストン20、30が前進し、第1およ
び第2の各液圧室41、42に液圧が発生する。即ち、
プライマリ側では、リリーフポート51の開口部51a
およびカップシール22とが、セカンダリ側では、リリ
ーフポート52の開口部52aおよびカップシール32
とが、遮断弁71、72をそれぞれ構成する。なお、第
1の液圧室41は、出口81を通じて前輪のホイールシ
リンダ(図示しない)に連絡し、第2の液圧室42は、
出口82を通じて後輪のホイールシリンダ(図示しな
い)に連絡する。
【0018】さて、セカンダリピストン30の第2の液
圧室42に臨む側の端部30b周辺に注目する。図2を
参照して、この端部30bには、第2の液圧室42に向
けて開口する凹所35がある。凹所35の底部35aに
は、セカンダリピストン30の側周孔33に連絡する通
路37が開口する。この側周孔33は、作動液リザーバ
内部と連絡通路53を通じて連絡されている。従って、
作動液リザーバ側は、この連絡通路53および通路37
を通じて凹所35内に連通される。
圧室42に臨む側の端部30b周辺に注目する。図2を
参照して、この端部30bには、第2の液圧室42に向
けて開口する凹所35がある。凹所35の底部35aに
は、セカンダリピストン30の側周孔33に連絡する通
路37が開口する。この側周孔33は、作動液リザーバ
内部と連絡通路53を通じて連絡されている。従って、
作動液リザーバ側は、この連絡通路53および通路37
を通じて凹所35内に連通される。
【0019】凹所35の内部には、容積減少用ピストン
としてのサブピストン90が挿入されている。サブピス
トン90はO−リング96を保持しており、サブピスト
ン90の一方の端面92は、作動液リザーバ側の液圧を
受け、他方の端面93は、第2の液圧室42の液圧を受
ける。このサブピストン90は、段付き構造のサブピス
トン本体91と、その外周に嵌まり合って一体化される
筒状部材95とを備える。サブピストン本体91は、両
端92、93の外周にそれぞれ段部92a、93aが設
けてある。そして、サブピストン本体91の作動液リザ
ーバ側の液圧を受ける端面92にある段部92aと、筒
状部材95とにより生じる段部部分には、O−リング9
6を装着してある。これは、ブレーキの作動により、第
2の液圧室42が大気圧の作動液リザーバより高圧にな
ったときに、第2の液圧室42を作動液リザーバに対す
る密封性を確保するためである。従って、このときに
は、サブピストン90は、セカンダリピストン30の凹
所35の底部35aに押し付けられているようにする。
サブピストン90をこの状態にするのがばね97であ
る。ばね97は、第2の液圧室42が作動液リザーバに
対して負圧になったときには、その差圧に応じて縮むよ
うに設定する。ばね97の一端は、サブピストン本体9
1の第2の液圧室42に臨む側の端面93の段部93a
に係合させ、他端は、リターンスプリング62のばね受
け65に係合させる。なお、O−リング96を通路37
の開口部から離れた外周側に設けたのは、O−リング9
6が通路37内に吸い込まれることによって変形し損傷
するのを防止するためである。
としてのサブピストン90が挿入されている。サブピス
トン90はO−リング96を保持しており、サブピスト
ン90の一方の端面92は、作動液リザーバ側の液圧を
受け、他方の端面93は、第2の液圧室42の液圧を受
ける。このサブピストン90は、段付き構造のサブピス
トン本体91と、その外周に嵌まり合って一体化される
筒状部材95とを備える。サブピストン本体91は、両
端92、93の外周にそれぞれ段部92a、93aが設
けてある。そして、サブピストン本体91の作動液リザ
ーバ側の液圧を受ける端面92にある段部92aと、筒
状部材95とにより生じる段部部分には、O−リング9
6を装着してある。これは、ブレーキの作動により、第
2の液圧室42が大気圧の作動液リザーバより高圧にな
ったときに、第2の液圧室42を作動液リザーバに対す
る密封性を確保するためである。従って、このときに
は、サブピストン90は、セカンダリピストン30の凹
所35の底部35aに押し付けられているようにする。
サブピストン90をこの状態にするのがばね97であ
る。ばね97は、第2の液圧室42が作動液リザーバに
対して負圧になったときには、その差圧に応じて縮むよ
うに設定する。ばね97の一端は、サブピストン本体9
1の第2の液圧室42に臨む側の端面93の段部93a
に係合させ、他端は、リターンスプリング62のばね受
け65に係合させる。なお、O−リング96を通路37
の開口部から離れた外周側に設けたのは、O−リング9
6が通路37内に吸い込まれることによって変形し損傷
するのを防止するためである。
【0020】こうしたサブピストン90は、第2の液圧
室42内に負圧が生じるのを抑制する。遮断弁72が閉
じ、第2の液圧室42に液圧が発生しているブレーキ作
動状態から、ブレーキを瞬時に解除すると、リターンス
プリング62が復帰し始め、セカンダリピストン30を
押し戻す。しかし、出口82を通じて後輪のホイールシ
リンダ側にある作動液は第2の液圧室42へ急には戻っ
てこない。このとき、遮断弁72はまだ閉じた状態のま
まである。そのために、第2の液圧室42は一時的に液
不足状態になり、作動液リザーバ側に対して負圧にな
る。すると、この両者の差圧を受けて、サブピストン9
0が、ばね97の付勢力に抗して負圧になっている第2
の液圧室42側に向けて前進する。前進した分に応じて
第2の液圧室42の容積は減少するため、負圧は解消さ
れ、作動液リザーバ側と釣り合う。従って、リターンス
プリング62はスムーズに完全に復帰することができ、
遮断弁72が開弁し、ブレーキが迅速に解除される。こ
のとき、作動液リザーバ側から液圧室42へと向かう液
の移動が起こらないので、遮断弁72が開弁しかかって
いるときにシール部材32がリリーフポート52内部に
喰い込まれるおそれもない。なお、サブピストン90の
作動時には、O−リング96は凹所35の底部35aか
ら離れる。しかし、セカンダリピストン30の凹所35
内周とサブピストン90の外周との間には、わずか数1
0mμ程度の、サブピストン90が摺動できるだけのク
リアランスがあるだけであり、実質的に密封状態は維持
されたままである。密封のためだけならば、O−リング
96をサブピストン90の外周面に設けることもできる
が、サブピストン90の摺動抵抗が大きくなるので、サ
ブピストン90の応答性を低下させることになってしま
う。
室42内に負圧が生じるのを抑制する。遮断弁72が閉
じ、第2の液圧室42に液圧が発生しているブレーキ作
動状態から、ブレーキを瞬時に解除すると、リターンス
プリング62が復帰し始め、セカンダリピストン30を
押し戻す。しかし、出口82を通じて後輪のホイールシ
リンダ側にある作動液は第2の液圧室42へ急には戻っ
てこない。このとき、遮断弁72はまだ閉じた状態のま
まである。そのために、第2の液圧室42は一時的に液
不足状態になり、作動液リザーバ側に対して負圧にな
る。すると、この両者の差圧を受けて、サブピストン9
0が、ばね97の付勢力に抗して負圧になっている第2
の液圧室42側に向けて前進する。前進した分に応じて
第2の液圧室42の容積は減少するため、負圧は解消さ
れ、作動液リザーバ側と釣り合う。従って、リターンス
プリング62はスムーズに完全に復帰することができ、
遮断弁72が開弁し、ブレーキが迅速に解除される。こ
のとき、作動液リザーバ側から液圧室42へと向かう液
の移動が起こらないので、遮断弁72が開弁しかかって
いるときにシール部材32がリリーフポート52内部に
喰い込まれるおそれもない。なお、サブピストン90の
作動時には、O−リング96は凹所35の底部35aか
ら離れる。しかし、セカンダリピストン30の凹所35
内周とサブピストン90の外周との間には、わずか数1
0mμ程度の、サブピストン90が摺動できるだけのク
リアランスがあるだけであり、実質的に密封状態は維持
されたままである。密封のためだけならば、O−リング
96をサブピストン90の外周面に設けることもできる
が、サブピストン90の摺動抵抗が大きくなるので、サ
ブピストン90の応答性を低下させることになってしま
う。
【0021】この実施例では、コンベンショナル型の遮
断弁72のシール部材32として、リップ部32aの後
方に突起部32bがあるカップシールを選択した。しか
し、アンチロックブレーキ装置の装着車の場合に、その
装置の作動による脈動によって、リップ部32a先端が
リリーフポート52内に押し込まれるおそれをも回避す
るために、リップ部を持たないシール部材を選択するこ
とがより好ましい。図3は、その観点から、図1及び図
2に示す遮断弁を改良した例である。このようなシール
部材としては、図3に示すように、内周側に弾性材料か
らなるO−リング132d、その外周側に、O−リング
132dより高硬度の材料からなり、内外周面が平板状
のスライドリング132cからなるものが挙げられる。
これは、内周側のO−リング132dが、外周側のスラ
イドリング132cをシリンダ孔4の内周壁に対して密
着させることにより、作動液リザーバ−液圧室間の密封
性が常に確保されている。
断弁72のシール部材32として、リップ部32aの後
方に突起部32bがあるカップシールを選択した。しか
し、アンチロックブレーキ装置の装着車の場合に、その
装置の作動による脈動によって、リップ部32a先端が
リリーフポート52内に押し込まれるおそれをも回避す
るために、リップ部を持たないシール部材を選択するこ
とがより好ましい。図3は、その観点から、図1及び図
2に示す遮断弁を改良した例である。このようなシール
部材としては、図3に示すように、内周側に弾性材料か
らなるO−リング132d、その外周側に、O−リング
132dより高硬度の材料からなり、内外周面が平板状
のスライドリング132cからなるものが挙げられる。
これは、内周側のO−リング132dが、外周側のスラ
イドリング132cをシリンダ孔4の内周壁に対して密
着させることにより、作動液リザーバ−液圧室間の密封
性が常に確保されている。
【0022】<実施例2>この発明をセンターバルブ部
分に適用した例である。図4は、タンデム型マスタシリ
ンダのセカンダリ側のセンターバルブおよびこの発明の
液圧室の容積を減少させる機構を含む部分を拡大した断
面図であり、上記実施例1の図2に対応する図面であ
る。また、実施例1の対応部分には、200を加算した
符号で表してある。
分に適用した例である。図4は、タンデム型マスタシリ
ンダのセカンダリ側のセンターバルブおよびこの発明の
液圧室の容積を減少させる機構を含む部分を拡大した断
面図であり、上記実施例1の図2に対応する図面であ
る。また、実施例1の対応部分には、200を加算した
符号で表してある。
【0023】この実施例2でも、セカンダリピストン2
30の一端に凹所235があり、その中にサブピストン
290がある。そして、サブピストン290の周りに、
ばね297、筒状部材295およびO−リング296を
備える。実施例1と異なる点は、セカンダリピストン2
30の前部外周のシール手段として、内周側にO−リン
グ232d、外周側にスライドリング232cを配置し
た二重リング構造を採用していることと、サブピストン
230の内部に遮断弁272としてのセンターバルブを
配置していることである。遮断弁272は、ポペット型
の弁体2722と、弁体2722が離、着座する弁座2
724(シール部材2724sの一面)と、弁体272
2に対し、弁座2724に向かう方向の付勢力を与える
弁ばね2726のほか、非作動状態で弁体2722を開
弁状態に維持するストッパーピン2728とを備える。
ここで、サブピストン290を主体とした容積減少機構
による容積減少作用を有効にするため、弁ばね2726
のばね定数は、サブピストン290に対するばね297
よりも大きくなっている。それによって、サブピストン
290が第2の液圧室242の容積を減少するように移
動するとき、弁体2722は弁座2724に着座したま
まである。
30の一端に凹所235があり、その中にサブピストン
290がある。そして、サブピストン290の周りに、
ばね297、筒状部材295およびO−リング296を
備える。実施例1と異なる点は、セカンダリピストン2
30の前部外周のシール手段として、内周側にO−リン
グ232d、外周側にスライドリング232cを配置し
た二重リング構造を採用していることと、サブピストン
230の内部に遮断弁272としてのセンターバルブを
配置していることである。遮断弁272は、ポペット型
の弁体2722と、弁体2722が離、着座する弁座2
724(シール部材2724sの一面)と、弁体272
2に対し、弁座2724に向かう方向の付勢力を与える
弁ばね2726のほか、非作動状態で弁体2722を開
弁状態に維持するストッパーピン2728とを備える。
ここで、サブピストン290を主体とした容積減少機構
による容積減少作用を有効にするため、弁ばね2726
のばね定数は、サブピストン290に対するばね297
よりも大きくなっている。それによって、サブピストン
290が第2の液圧室242の容積を減少するように移
動するとき、弁体2722は弁座2724に着座したま
まである。
【0024】なお、図に示した実施例では、容積減少機
構をセカンダリ側にのみ設けているが、それをセカンダ
リ側に加えてプライマリ側にも設けることができる。
構をセカンダリ側にのみ設けているが、それをセカンダ
リ側に加えてプライマリ側にも設けることができる。
【図1】この発明の第1の実施例を示す全体的な断面構
造図である。
造図である。
【図2】図1の一部を拡大して示す要部拡大図である。
【図3】図1の第1の実施例を一部変形した例を示す要
部拡大図である。
部拡大図である。
【図4】この発明の第2の実施例を示す要部拡大図であ
る。
る。
1 マスタシリンダ 2 シリンダ本体 20 プライマリピストン 30 セカンダリピストン 32 カップシール(シール部材) 41 第1の液圧室 42 第2の液圧室 51,52 通路 71,72 遮断弁 90,290 サブピストン 95,295 筒状部材 96,296 O−リング(第2のシール部材) 97,297 ばね 2722 弁体 2724 シール部材 2726 弁ばね
Claims (12)
- 【請求項1】 内部に軸線方向に沿うシリンダ孔を持つ
シリンダ本体と、前記シリンダ孔内に摺動可能に挿入さ
れ、前記シリンダ本体と相俟って内部に液圧室を区画す
るピストンと、前記液圧室とその液圧室に作動液を供給
する作動液リザーバ側とを連絡する通路と、前記ピスト
ンの移動に応じてその通路を連通、遮断状態に切り換え
る遮断弁とを備えるマスタシリンダにおいて、 前記遮断弁は、遮断状態にあるとき、大気圧の作動液リ
ザーバ側に対して液圧室が負圧となる差圧が生じたとき
でも遮断状態を維持するよう構成し、 さらに、一端に液圧室側の圧力を受け、それに対向する
他端に、前記作動液リザーバ側の圧力を受け、前記のよ
うな差圧が生じたときに、前記液圧室の容積を減少させ
る機構を設けたことを特徴とするマスタシリンダ。 - 【請求項2】 前記通路は前記シリンダ本体を貫通する
小孔を含み、前記遮断弁は、その小孔のシリンダ孔に臨
む開口部と、前記ピストンの外周に保持され、前記ピス
トンの移動に応じてその開口部を塞ぐシール部材とから
なる、請求項1記載のマスタシリンダ。 - 【請求項3】 前記シール部材は、リップ部およびその
リップ部の後方に突起部を有するカップ形状であり、前
記リップ部が液圧室側に向くように配置された、請求項
2記載のマスタシリンダ。 - 【請求項4】 前記シール部材は、内周側に弾性材料か
らなるO−リング、その外周側に、前記O−リングより
高硬度の材料からなり、その内外周面が平板状のリング
とからなる、請求項2記載のマスタシリンダ。 - 【請求項5】 前記通路は前記シリンダ本体を貫通し、
シリンダ本体の内部と作動液リザーバ側とを連絡する第
1の小孔、および前記ピストンに形成され、第1の小孔
と相俟って作動液リザーバ側と液圧室との間を連絡する
第2の小孔とを含み、前記遮断弁は、前記ピストンの外
周に保持され、そこにおける作動液リザーバ−液圧室間
の液連通を常に遮断するシールリング、および、前記第
2の小孔の液圧室側に臨む開口部と、前記ピストンの移
動に応じてその開口部の周縁に着座又は離座するポペッ
ト型の弁体、および前記開口部若しくはポペット型の弁
体のどちらか一方に保持されたシール部材とからなる、
請求項1記載のマスタシリンダ。 - 【請求項6】 前記液圧室の容積を減少させる機構を、
前記シリンダ本体の内部に設けた、請求項1から5のい
ずれか一に記載のマスタシリンダ。 - 【請求項7】 前記液圧室の容積を減少させる機構は、
液圧室の圧力と作動液リザーバ側の圧力とを対向して受
ける容積減少用ピストンと、前記容積減少用ピストンを
非作動位置に付勢するばねと、前記液圧室が大気圧の前
記作動液リザーバ側より高圧であるときに、その液圧室
を作動液リザーバ側に対して密封するための第2のシー
ル部材とを含み、 大気圧の作動液リザーバ側に対して液圧室が負圧になる
ときに、前記容積減少用ピストンが、前記ばねの付勢力
に抗して前記液圧室側に移動する、請求項1から6のい
ずれか一に記載のマスタシリンダ。 - 【請求項8】 前記第2のシール部材は、前記容積減少
用ピストンの作動液リザーバ側の圧力を受ける端面の外
周部分であって、このピストンに対して作動液リザーバ
側の圧力を伝達するための通路を取り囲む位置に保持さ
れた、請求項7記載のマスタシリンダ。 - 【請求項9】 前記容積減少用ピストンは、ピストン本
体と、このピストン本体の外周に一体的に嵌まり合う筒
状部材とからなり、このピストン本体の作動液リザーバ
側に臨む端部外周に段部があり、この段部は前記筒状部
材と相俟って第2のシール部材を装着する装着部をな
す、請求項8記載のマスタシリンダ。 - 【請求項10】 前記ピストンの液圧室側に臨む端部に
開口し、その底部が作動液リザーバ側と連通している凹
所を設け、この凹所内部に摺動自在に前記容積減少用ピ
ストンを挿入した、請求項7から9のいずれか一に記載
のマスタシリンダ。 - 【請求項11】 前記液圧室の容積を減少する機構は、
その内部と外部に受ける圧力差に応じて収縮・伸張する
弾性部材を含み、その外部の少なくとも一面に液圧室の
圧力を受け、内部に作動液リザーバ側の圧力を受け、大
気圧の作動液リザーバ側に対して液圧室が負圧になる差
圧が生じたときに、この弾性部材が液圧室側に伸張する
ことにより液圧室の容積を減少させる、請求項1から6
のいずれか一に記載のマスタシリンダ。 - 【請求項12】 前記マスタシリンダがタンデム型であ
る場合において、少なくともセカンダリ側に、前記液圧
室の容積を減少する機構を設けた、請求項1から11の
いずれか一に記載のマスタシリンダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19848796A JPH1024830A (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | マスタシリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19848796A JPH1024830A (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | マスタシリンダ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1024830A true JPH1024830A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16391941
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19848796A Pending JPH1024830A (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | マスタシリンダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1024830A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012166728A (ja) * | 2011-02-16 | 2012-09-06 | Nissin Kogyo Co Ltd | 車両用液圧マスタシリンダ |
| JP2016203821A (ja) * | 2015-04-23 | 2016-12-08 | 日信工業株式会社 | 車両用液圧マスタシリンダ |
-
1996
- 1996-07-09 JP JP19848796A patent/JPH1024830A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012166728A (ja) * | 2011-02-16 | 2012-09-06 | Nissin Kogyo Co Ltd | 車両用液圧マスタシリンダ |
| JP2016203821A (ja) * | 2015-04-23 | 2016-12-08 | 日信工業株式会社 | 車両用液圧マスタシリンダ |
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