JPH10248566A - 細胞容量調節ヒトキナーゼh−sgk - Google Patents
細胞容量調節ヒトキナーゼh−sgkInfo
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- JPH10248566A JPH10248566A JP10046565A JP4656598A JPH10248566A JP H10248566 A JPH10248566 A JP H10248566A JP 10046565 A JP10046565 A JP 10046565A JP 4656598 A JP4656598 A JP 4656598A JP H10248566 A JPH10248566 A JP H10248566A
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Abstract
遺伝子を利用する細胞容量の変化を伴う疾患の診断方法
の開発。 【解決手段】 本発明は、ヒトセリン/スレオニンキナ
ーゼ(h−sgk:血清およびグルココルチコイド依存
性キナーゼ)のクローニングおよび特性解明に関する。
本発明はさらに,生体内の細胞容量および/または「マ
クロ分子のクラウディング(crowding)」の変化に伴う
状態、たとえば高ナトリウム血症、低ナトリウム血症、
糖尿病、腎不全、異化亢進、肝性脳症、炎症および微生
物またはウイルス感染症の診断のための試薬に関する。
本発明はさらに、h−sgk、h−sgkをコードする
核酸、またはh−sgkに特異的に結合する受容体とく
に抗体からなる医薬に関する。
Description
オニンキナーゼ(h−sgk:血清およびグルココルチ
コイド依存性キナーゼ)のクローニングおよび特性解明
に関する。本発明はさらに、生体内の細胞容量および/
または「マクロ分子のクラウディング(crowding)」の
変化に伴う状態、たとえば高ナトリウム血症、低ナトリ
ウム血症、糖尿病、腎不全、異化亢進、肝性脳症、炎症
および微生物またはウイルス感染症の診断のための試薬
に関する。本発明はさらに、h−sgk、h−sgkを
コードする核酸、またはh−sgkに特異的に結合する
受容体とくに抗体からなる医薬に関する。
容量の恒常性は、細胞膜を横切る輸送および細胞の代謝
すなわち浸透圧活性物質の産生および分解により絶えず
攻撃を受けている。
マクロ分子の希釈および濃縮により細胞内環境を妨害
し、それが細胞機能の広範な損傷を招来する。これは、
細胞が多数の細胞容量調節機構を発達させてきた理由で
ある。細胞の膨潤は、大部分の組織においてイオンチャ
ンネルの活性化およびKCl共輸送によりイオンの細胞
性放出を招くことになる。逆に、細胞の収縮はNaCl
/KCl共輸送系およびNa+/H+交換系の活性化によ
るイオンの細胞内取り込みを招く。
なわち細胞内浸透圧の発生に特異的に使用される分子の
細胞内蓄積を刺激し、一方、細胞の膨潤はそれらの細胞
外放出を刺激する[Burg, M.B., Am. J. Physiol. 268:
F983-F996, 1995]。
および遺伝子発現に影響する[Haeussingerら(1994) A
m. J. Physiol. 267: E343-E355]。細胞の膨潤は、同
化シグナルと同様に作用してタンパク質およびグリコー
ゲンの合成を刺激し、タンパク質およびグリコーゲンの
分解を阻害する。逆に、細胞の収縮は、異化シグナルと
同様に作用して、タンパク質およびグリコーゲンの分解
を促進し、タンパク質およびグリコーゲンの合成を阻害
する[Haeussingerら (1994) Am. J. Physiol. 267: E3
43-E355]。
取り込みおよび酸化ストレスによる肝細胞代謝の調節に
おける重要なエレメントとして認識されてきた。
リングさせるシグナル機構についてはほとんど不明であ
る。細胞容量の変化は、一部は特定の遺伝子の発現の刺
激または抑制、ついでそれらの産物による多数の細胞成
分の発現または活性への影響による細胞機能に対する様
々な作用を達成する。細胞の膨潤に際して発現が増大す
る遺伝子を発見するため、本発明者らは、等張性または
非等張性細胞外液のいずれかに暴露された肝細胞からの
cDNAについて、判別mRNAフィンガープリンティ
ングアッセイを実施した。これにより、様々なプライマ
ーの使用に対し特異な発現速度を示す複数個のバンドが
生じた。
らのバンドの一つの発現は高張性条件下に刺激され、低
張性条件下に阻害されることが見出されたのである。細
胞容量の変化によって特定の様式でその発現が影響され
るこのバンドのcDNA配列を詳細に分析した。配列の
比較により、従来既知のヒト遺伝子とは全く類似性を示
さないことが見出された。配列番号1にそのヌクレオチ
ド配列を示す見出された遺伝子は、驚くべきことにセリ
ン/スレオニンキナーゼと思われる一つのキナーゼをコ
ードする。その配列を配列番号2ならびに配列番号1に
示す。それは、発現が血清およびグルココルチコイドに
よって上昇する従来既知のラットsgk(血清およびグ
ルココルチコイド依存性キナーゼ)と高いホモロジーを
有する。しかしながら、ラットsgkの細胞容量に対す
る依存性はこれまで報告されていない。
ト細胞容量調節キナーゼ(h−sgk)および遺伝子操
作によるその製造方法に関する。
する。細胞の膨潤はh−sgkの発現を阻害し、一方、
細胞の収縮はh−sgkの発現を刺激する。さらにh−
sgkの発現は尿素によって阻害される。尿素は細胞容
量の変化と同様に、細胞タンパク質の安定性すなわちそ
の機能、およびマクロ分子クラウディングと呼ばれる細
胞マクロ分子の充填密度に障害を及ぼす[Minton, A.
P., Mol. Cell. Biochem. 55: 119-140, 1983]。h−
sgkの発現はしたがって細胞マクロ分子のクラウディ
ングの指標となる。しかしながら、h−sgkの転写
は、ラットsgkとは異なりコルチコイドまたは胎児ウ
シ血清(FCS)のいずれによっても影響されない。
肝臓、心臓、膵臓、筋肉、腎臓、肺臓、胎盤、リンパ球
および脳内の数種の構造(海馬、尾状核、脳梁、黒質、
視床下核および視床)において発現する。
態生理学的役割を果たしている多くの疾患に対してかな
りの診断能力を有することが明らかにされた。h−sg
kの発現は、適当なプローブを用いて、たとえばノーザ
ンブロットまたはインシトゥハイブリダイゼーションに
よるmRNAの検出および/または定量によって証明す
ることが可能であり、またh−sgk自体を、たとえば
適当な抗体を用い、ウエスタンブロットまたは免疫組織
化学で検出することができる。適当なプローブおよび抗
体は既に有用性のチェックに成功している。
のフラグメントまたはそれをコードする関連核酸の診断
的使用に関する。使用できる診断方法は熟練した研究者
には周知である。これらには従来技術として知られるす
べてのイムノアッセイフォーマット、たとえばウエスタ
ンブロットまたは酵素免疫測定法(ELISA)ならび
に固相に結合させないすべての均一アッセイフォーマッ
トが包含される。考えられる例には競合アッセイの変法
があるが、サンドイッチ原理に基づく間接アッセイまた
は設計も直接可能である。同様に、熟練した研究者には
周知の標識技術も使用できる。すべての種類の核酸検出
法、たとえばサザンブロット、ノーザンブロットおよび
ハイブリダイゼーション法のすべての変法がインシトゥ
ハイブリダイゼーションを含めて使用できる。
液、血漿または血清中および固体組織中たとえば生検材
料中の両者で検出することができる。h−sgkの検出
は、生体内の細胞容量またはマクロ分子クラウディング
に変化が生じるすべての場合、たとえば、高ナトリウム
血症、低ナトリウム血症、糖尿病、腎不全、異化亢進、
肝性脳症、炎症および感染症において示される。
の調節障害を招来することがある。したがって、h−s
gkの検出はフルクトース不耐性ならびに高血糖および
低血糖状態の診断的解明に有用である。
性または腎性尿崩症による浸透圧利尿および水利尿があ
る場合に起こる生命に危険のある障害である。中枢性尿
崩症は、遺伝性欠損、頭蓋脳外傷、炎症による視床下部
ニューロンの損傷、低灌流、腫瘍、アルコール、オピエ
ートおよびある種の薬物の消費により生じる。腎性尿崩
症は、遺伝子欠損、低カリウム血症、高カルシウム血
症、タンパク質欠乏、腎盂腎炎、および様々な薬物によ
る処置等により起こる。培養肝細胞および腎細胞での実
験によって示されるように、常に細胞外浸透圧の上昇も
伴う細胞外Na+濃度の上昇は、h−sgkの発現の増
大を生じる。すなわち、このキナーゼは細胞収縮の程度
の指示薬として使用可能であり、また治療のモニタリン
グに採用できる。この種の監視は、細胞外高浸透圧にも
かかわらず高ナトリウム血症の矯正が迅速すぎると致命
的な細胞の膨潤を生じる場合があることから重要であ
る。
低ナトリウム血症は、全入院患者の約1〜2%に認めら
れる。この生命に危険のある障害の原因には、糖尿病、
ケトン尿症、肝不全、利尿剤、オピエート、各種薬物、
浸透圧利尿、重炭酸塩尿症、副腎不全、塩類消失性腎
炎、ネフローゼ症候群、ADHの分泌増加、および水の
みの置換による等張性液体の喪失(たとえば下痢)があ
る。低ナトリウム血症が血液中の他の浸透圧電解質の増
加の結果であれば、細胞容量およびh−sgkの発現は
正常に維持される。しかしながら、低ナトリウム血症が
細胞の膨張を伴う低浸透圧を反映するものであればh−
sgkの発現は低下する。すなわちh−sgkの測定は
細胞膨潤の存在についての情報を提供し、治療操作につ
いての合理的な決定を可能にする。このキナーゼは治療
に際して進行のチェックに採用できる。急速すぎる低ナ
トリウム血症の矯正は細胞の収縮を生じて、これが致命
的になる場合がある。
浸透圧の上昇を生じ、したがって細胞の収縮の原因とな
る。糸球体ろ過を受けるグルコースは最大腎輸送率を越
え、この様式で浸透圧利尿が強化されNa+および水が
失われる。これは低ナトリウム血症の発症をもたらすこ
とがある。細胞外浸透圧の上昇およびグルコースの過剰
供給はソルビトールの細胞内産生を促進し、これは細胞
外浸透圧低下時に細胞の膨潤を生じる。糖尿病に伴う細
胞収縮および細胞膨潤はその病態生理において極めて重
要であると考えられている[McManusら, New England
J. Med. 333: 1260-1266, Dermadashら, Kidney Inter
n. 50: 2032-2040, 1996]。糖尿病患者におけるh−s
gkの測定は細胞容量の変化の評価を可能にし、電解質
障害の補償に確実な基盤を提供する。この場合も進行の
観察は過剰な補正を防止できる。
しい上昇がタンパク質に対して不安定化作用を示すレベ
ルにまで達して、細胞の収縮を生じ、またh−sgkの
発現の低下をもたらす。尿素の不安定化作用はトリメチ
ルアミンの形成によって減弱する。尿素濃度の変化が急
速な場合にはトリメチルアミンの蓄積が維持できず、細
胞容量の変化による細胞代謝の妨害が予想されるところ
となる。h−sgkの測定は不安定化する尿素と安定化
するトリメチルアミンの間の不均衡を明らかにできる。
h−sgkが著しく低下しているならば、必要に応じて
トリメチルアミンの治療的投与が適用される。
症、火傷、急性膵炎、大きな手術において、異化亢進の
程度に相関する筋肉細胞の容量変化が検出されている。
実際に、細胞収縮はタンパク質分解の促進を、細胞の膨
潤はタンパク質分解の阻害を招来する。h−sgkの測
定は、細胞の収縮に対する拮抗に適当な治療手段の使
用、たとえばグルタミン投与[Haeussingerら, Lancet,
341: 1330-1332,1993]あるいは浸透圧電解質の投与
[Burg, M.B., J. Exp. Zool. 268 (2): 171-5, 1994]
を個々の症例において正当化することができる。
よってもたらされることには、注目すべき証拠がある
[Norenberg, M.D., Exp. Neurol. 53 (3): 213-220, 1
994]。実際、肝疾患の場合には、脳内の浸透圧電解質
イノシトールの低下が検出できる[Kreisら, NMR Biome
d. 4: 109-116, 1991]。完全な消失と一致して脳症が
発症する。h−sgkに対する適当な基質が開発され使
用されれば、肝性脳症が起こる前でも脳内h−sgk活
性の測定および均衡調節が可能と思われる。必要に応じ
て、より迅速に入手できる組織におけるh−sgkの発
現もグリア細胞における容量変化の指標として使用でき
る。
ツハイマー病における末梢細胞容量の上昇が指摘されて
いる。しかも浸透圧電解質イノシトールが、アルツハイ
マー病患者では上昇しているが、他の原因の痴呆では上
昇は認められない。h−sgkの発現はアルツハイマー
病の診断に寄与するものと思われる。
に相当する広範な細胞の収縮を伴う[Haeussingerら, L
ancet 1993, 341: 1330-1332]。実際、細胞容量は病原
体−宿主の関係に重要な役割を果たしている。h−sg
kの発現は感染症の病態生理の評価に有用なパラメータ
ーである可能性がある。インシトゥハイブリダイゼーシ
ョンにより、炎症疾患たとえば肝炎、膵炎、クローン
病、または糸球体腎炎においてh−sgkの組織レベル
の著しい上昇が明らかにされた。さらに、h−sgkの
発現は、肝硬変、肺線維症および進行性腎不全のような
進行性の線維症に関連するとされているTGFβによっ
て増大する。h−sgkの発現は実際に、慢性腎不全の
患者で増大が見出されている。
sgkの発現および/または機能の低下または上昇は、
細胞収縮および細胞膨潤に伴う炭水化物代謝の障害を生
じる場合がある[Langら, Pfluegers Arch. 413: 209-2
16, 1989]。機能の低下は低血糖の脅威を生じることが
ある。機能の上昇は、一方では高血糖を、他方では乳酸
アシドーシスを起こす可能性がある。したがって、起源
不明の高血糖、低血糖および乳酸アシドーシスの診断的
解明には、h−sgkの発現および機能の検討も常に有
用である。
さらに説明し、さらに実施例および請求の範囲によって
記述する。
ーグル培地)は Gibco/BRL(Eggenstein, German
y)、酵素はStratagene(Heidelberg, Germany)および
Boehringer Mannheim(Mannheim, Germany)、α−[35
S]−dATPはICN(Eschwege, Germany)、SuperS
cript(登録商標)逆転写酵素はGibco/BRLから購入
した。PCR(ポリメラーゼチェーン反応)はCrocodil
e(登録商標)IIサーモサイクラー(Appligene Oncor,
Heidelberg, Germany)によりPrime Zyme(登録商標)
DNAポリメラーゼおよびBiometra(Goettingen, Germ
any)からのPCR緩衝液を用いて実施した。RAP−
PCRプライマーはStratageneから、配列決定プライマ
ーはMWG(Ebersberg, Germany)から購入した。手動
配列決定はFidelity(登録商標)DNA配列決定システ
ム(Appligene Oncor)を用いGibco/BRLからのS2
シークエンサーによって実施した。
ol/vol)ウシ胎児血清(FCS)補充5%CO2、5mM
グルコース含有ダルベッコ改良イーグル培地(DME
M)pH 7.4中37℃で培養した。RNAの単離の前
に細胞を90%コンフルーエントに培養し、ウシ胎児血
清を含まないイーグルの基礎培地(BME,Gibco/BR
L)中に12時間保持した。細胞外浸透圧は、BME培
地の他の成分は変えないで食塩の特定量を添加または除
去することにより変動させた。アミノ酸の効果を試験す
る実験では、アミノ酸を添加する前2時間、アミノ酸を
含まない細胞外溶液中に細胞を保持した。
ティングPCR(RAP−PCR)は既報のようにして
[McClellandら, 1994, Nucleic Acids Res. 22: 4419-
4431]行った。4%アクリルアミド/7M尿素ポリアク
リルアミドゲルを通して電気泳動を実施したのち、PC
R産物は、銀染色によって可視化した[Sanguinetti
ら,Biotechniques 17: 914-921, 1994]。次いで1つ
の条件(高張性または低張性)のみで、可視化されたバ
ンドすべてを、逆転写および新たな培養体からのRNA
とのPCRによって確認した。RAP−PCRはcDN
A合成およびPCR増幅のための4つの異なるプライマ
ーペアにより実施した。さらに、最初の増幅ラウンドで
は30℃〜40℃の間の異なる温度を選択した。これら
の修飾とともに、計64回のPCR試行を行った。
ドを滅菌条件下に切り出した。このアンプリコンを10
0μlの緩衝液(50mM KCl、10mM Tris−Cl、
pH9.0、0.1%Triton X100)中70℃にて一夜溶
出した。PCRによる再増幅は3.0μlの溶出液によっ
て、適当なプライマー(250nM)、200μM dNT
P、1.5mM MgCl2含有1×低塩緩衝液(Stratagen
e)および5単位のTaq+(登録商標)DNAポリメラ
ーゼ(Stratagene)を用い、以下の温度サイクル:95
℃、60秒で1サイクル、95℃(15秒)、55℃
(15秒)、72℃(60秒)で30サイクル、および
最後に72℃、5分間で実施した。期待された長さを有
する1つの特定のアンプリコンのみが生成されたことを
PAGEで確認したのち、このアンプリコンを直接プロ
ーブの形成に使用した。
−カップリングプローブは、各種のアンプリコンの直接
PCR標識により、以下のdNTP濃度:200μM d
ATP、200μM dCTP、200μM dGTP、1
90μM dTTPおよび10μM DIG−dUTP(Bo
ehringer)を用いたほかは、上述のように適当なプライ
マーおよび条件を使用して生成させた。ノーザンブロッ
トは、2.2Mホルムアルデヒドの存在下に1%アガロ
ースゲルを通して電気泳により分離した20μgの総R
NAまたは2μgのポリ(A)−RNAを用いて調製し
た。ポリ(A)−RNAの検討では、プローブの等量負荷
をリボソームRNAバンドのエチジウムブロミド染色、
または内部標準としてヒト異種核リボヌクレオプロテイ
ンC1を用いるDIG−標識アンチセンスRNAプロー
ブによりチェックした。RNAのサイズはDIG−標識
分子量マーカーI(Boehringer)を用いて推定した。陽
性に荷電したナイロン膜(Boehringer)への移送には真
空ブロッティング(AppligeneOncor Trans DNA Express
Vacuum Blotter)を用い、これを紫外線[StratageneU
V Stratalinker(登録商標)2400]により、ついで架橋
した。ハイブリダイゼーションは、DIG-Easy-Hyb(登録
商標, Boehringer)により、DNAプローブまたはRN
Aプローブについて、プローブ濃度25ng/mlまたは1
00ng/ml、50℃または65℃において一夜実施し
た。異なる発現を示したプローブはpCR−Script S
K(+) クローニングキット(Stratagene)を用いてサ
ブクローニングして、ノーザンブロットによってチェッ
クした。以下に示すノーザンブロットは、これらのサブ
クローンに由来する。
定はFidelity(登録商標)DNA配列決定システム(Ap
pligene Oncor)を用いて実施した。配列決定生成物は
α−[ 35S]−dATPで標識し、6%ポリアクリルアミ
ド/8M尿素配列決定ゲル上で分画化した。FASTA
コンピュータープログラム[Pearson, W.R. & Lipman,
D.J. (1988) Proc. Natl. Acad. Sci. USA 85: 2444-24
48]を用いて、相同の配列についてGenBankのデータを
走査した。完全なh−sgk cDNAの配列は、TI
GR/ATCCヒトcDNAクローン特殊収集機関から
のI.M.A.G.E.共同体クローンID42669 を用いて
得られた。遺伝子データは欧州分子生物学試験所EMB
L(Heidelberg)、BLASTネットワークサービス、
タンパク質アラインメントについてはSwissProtタンパ
ク質データベース最新版のBLITZサーバーを用いて
検索した。
cDNA配列はGenBank データベースに受入番号:Y
10032として登録された。1997年3月1日まで閲覧でき
なかった。
おける遺伝子発現の相違:mRNAは、低張性(低張性
IおよびII:等張性対照培地と比較して、50mM NaC
lの除去により−100mosmol/Lおよび25mM Na
Clの除去により−50mosmol/L)、等張性(総浸透
圧 290mosmol/L、NaCl濃度114mM)または
高張性(50mMラフィノースの添加により+50mosmol
/L)培地で1〜2時間前処置したHepG2細胞から単離
した。mRNAは、任意のプライマーによるRAP−P
CRの鋳型として用いた。RAP−PCRの産物を変性
ポリアクリルアミドゲルに負荷し、比較のために平行し
たレーンで分画化した。数種のプライマーの使用に対し
て、数種のバンドが異なる発現を示した。RAP−PC
Rゲルからの4つの特異的なバンドをさらに分析した。
2つは以後のノーザンブロット分析において偽陽性であ
ることがわかり、1つのバンドは低張性および高張性条
件で増強されたが、その配列は既知のクローン化された
遺伝子とは類似性を示さなかった。約500塩基ペアの
1つのバンドは細胞外浸透圧の上昇とともに発現の増大
を示した(低張性I−低張性II−等張性−高張性)。こ
のバンドをゲルから精製し、プライマーRAP−A4を
用いて再増幅した。ジゴキシゲニンでPCR標識後、低
張性I、等張性および高張性培地で2時間前処置した様
々の細胞プレパレーションにおける異なる発現を確認す
るため、上記アンプリコンを用いてノーザンブロットを
行った。
胞外浸透圧の変化によって著しく影響された(配列番号
1)。転写体の量は浸透圧が低下すると減少し、浸透圧
が上昇すると増加した。
ローニングおよび配列決定:長さ500塩基ペアのPC
R産物をPCRIIベクターにサブクローニングし、この
構築体により、元のDNAフラグメントとサブクローニ
ングされたDNAフラグメントの間の同一性を証明する
ために新たなプローブを生成させた。このプローブを用
いたノーザンブロットの再ハイブリダイゼーションで
は、元のプローブの場合と同じ結果が得られた。さら
に、この新たな構築体を用いてサザンブロット分析を実
施し、元の構築体とハイブリダイズさせた。2回の高緊
縮洗浄後の強力なハイブリダイゼーションにより、配列
の同一性が確認された。
側で使用したプライマーの存在が示された。ヌクレオチ
ド配列の1つのリーディングフレームによって翻訳され
たアミノ酸配列は、ラット乳癌細胞系からクローン化さ
れたセリン/スレオニンプロテインキナーゼタンパク質
ファミリーの新しいメンバーである(Websterら, Mol.
Cell.Biol. 13: 2031-2040, 1993a)ラットsgk(血
清およびグルココルチコイド調節タンパク質キナーゼ)
のカルボキシル末端アミノ酸配列と95%の同一性を示
した。著しい類似性により、この新しいタンパク質にh
(ヒト)−sgkの名称が選択された。
ースをFASTAコンピュータープログラムを用いて走
査した。TIGR/ATCCヒトcDNAクローン特殊
収集機関からの数種のEST(発現配列タグ)DNA配
列が、h−sgk cDNAのフラグメントの部分と100
%の配列一致を示した。30の異なるTIGR/ATC
CヒトcDNAクローンをラットsgk cDNA配列
(GenBank受入番号L01624)とh−sgk DNAフラ
グメントと多重アラインメントしたのち、ヒト小児脳ラ
イブラリーからのクローンID 42669のI.M.A.G.
E.共同体構築体がh−sgkの完全コード配列を有す
ると推定された。この構築体の、センスおよびアンチセ
ンス方向で一致する配列との配列分析により、約2.4
キロベースのcDNA配列が明らかにされた。完全h−
sgkの包含を証明するために、このクローンの5′−
末端(コード配列のヌクレオチド1〜285)をPCR
IIベクターにサブクローニングし、すなわち、この構築
体で新たなプローブを生成させた。このプローブのノー
ザンブロットのハイブリダイゼーションでは元のプロー
ブの場合と同一の結果が得られた(配列番号1)。検討
したクローン中の最長のリーディングフレーム(1.3k
b)はラットsgkタンパク質と全体で98%の同一性
を有する431アミノ酸のタンパク質を与えた。
現の調節:h−sgk転写体の量に対する細胞外浸透圧
の変化の影響を検討するために、HepG2細胞を様々な時
間低張性(190mosmol/L)、等張性(290mosmol
/L)および高張性(390mosmol/L)のFCSを含
まないBME培地中でインキュベートした。高張性溶液
中では、60分以内にh−sgk mRNAの濃度が著
しく上昇した。初期の上昇は30分以内に明らかで、2時
間以内に最大に達した。したがって、h−sgkの誘導
は浸透圧の変化に続いて直ちに起こる。高張性細胞外B
ME培地中では、転写体の濃度は4〜8時間にわたって
さらに上昇し、ついで以後16〜24時間の経過で徐々
に再び低下して初期濃度に復した。一方、低張性細胞外
溶液中では、h−sgk転写体の濃度は急速に低下し、
わずか30分後に低下が認められ、2時間以内に低下は
最大に達した。
390および440mosmol/L)は2時間以内にh−sgk
の発現の差を示した。h−sgkの発現と細胞外浸透圧
の急峻な相関は全範囲にわたって検出された。浸透圧の
30%の上昇はキナーゼの発現の約3倍の増加を伴っ
た。浸透圧の290mosmol/Lから340mosmol/Lへ
の上昇、および290mosmol/Lから240mosmol/L
への低下はh−sgk発現の有意な変化を誘導した。し
たがって、転写制御機構は浸透圧の変化に極めて敏感に
反応することが明らかである。h−sgk RNAの誘
導は新しいタンパク質合成とは無関係だった。高張性B
ME培地中における転写体濃度の上昇は、タンパク質合
成阻害剤シクロヘキシミド(10μg/ml)の存在下の
方が阻害剤の不存在下よりも大であった。
写体の濃度が急速に低下したことはh−sgk mRN
Aの半減期が短いことを示唆している。h−sgk転写
体の濃度の低下速度を検討するために、HepG2細胞を高
張性培地(390mosmol/L)で2時間処置し、h−s
gk転写体濃度の最大上昇を得た。ついで一部の細胞
を、RNAポリメラーゼ阻害剤のアクチノマイシンD
(5μg/ml)に暴露し、残りの細胞は低張性培地(1
90mosmol/L)に暴露した。様々な時間後にRNAを
調製させて2つの細胞群の転写体濃度を比較した。アク
チノマイシンD処置では、h−sgk転写体濃度の急速
な低下を生じ、半減期は約30分と評価された。低張性
細胞外培地による細胞の処置も同様に急速な転写体濃度
の低下を生じた。
写体濃度の調節:細胞容量、イオン強度および浸透圧の
変化の影響の間の識別を可能にするため、細胞容量を2
つの異なる方法で操作し、この間イオン強度と浸透圧は
変化させなかった。ブメタニドおよび3−メチルスルホ
ニル−4−(1−ピペリジノ)ベンゾイルグアニジン
(EP−0 416 499)でのNaCl/KCl共輸送系およ
びNa+/H+交換系の阻害による等張性細胞収縮の2時
間以内に、h−sgk発現の増加が見られ、この効果
は、さらに細胞外浸透圧を上昇させることによって、さ
らに増強された。様々なアミノ酸(1×BMEアミノ酸
のアミノ酸混合物,Gibco/BRL)の供給による細胞の膨
潤は、逆に2時間以内にh−sgk転写体濃度の低下を
生じさせた。したがって、h−sgkの発現を調節する
のは、細胞容量であり、浸透圧でもイオン強度でもな
い。
が、乳癌細胞におけるラットのsgkの場合[Webster,
M.K.ら (1993), Mol. Cell. Biol. 13: 2031-2040]と
同様に、グルココルチコイドまたはウシ胎児血清(FC
S)によって調節されるかどうかをチェックするため
に、HepG2細胞をデキサメタゾン(1μM)またはFC
S(10%)と2〜12時間インキュベートした。HepG
2細胞内h−sgk転写体濃度に対するグルココルチコ
イドまたはFCSの影響は、ノーザンブロットでは見出
すことができなかった。
おける細胞外浸透圧によるsgk転写体濃度の調節:細
胞容量に対するh−sgk発現の観察された依存性がHe
pG2細胞に特殊なものかどうかをチェックするために、
イヌ腎臓上皮細胞MDCKを低張性(190mosmol/
L)および高張性(390mosmol/L)BME培地に2
時間暴露した。0.5×SSC(標準クエン酸塩食塩溶
液)による65℃での数回の高緊縮洗浄後にも長さ約2.
6キロベースのh−sgk転写体の検出が可能で、異な
る種の間のsgk遺伝子配列の高いホモロジーが指示さ
れた。
ける転写体の濃度にもHepG2細胞の場合と同様の作用を
示した。
た多重ノーザンブロット(Clontech,Heidelberg, Germa
ny)をh−sgk DNAプローブで検討した。h−s
gkの発現はある程度の組織特異性を示し、膵臓、肝臓
および心筋で最大の発現が認められる。胎盤、肺臓およ
び骨格筋での発現は若干低い。脳および腎臓では、低い
が検出可能な発現が見られる。ヒト脳組織では、発現は
黒質および脳梁において最大、扁桃体、海馬、尾状核お
よび視床下核で平均、視床で最小である。7キロベース
の第二の転写体がほとんどすべての組織で見出され、膵
臓で最大の発現を示したことは興味深い。この転写体
は、別のスプライシングまたはh−sgkに対して同種
の遺伝子による他のh−sgk mRNAである可能性
がある。7キロベースの転写体はHepG2ノーザンブロッ
トには見出されていない。
空間における尿素の存在はh−sgkの発現を低下させ
る。h−sgk発現の減少は50mmol/Lの尿素では中
等度であり、100mmol/Lの尿素では著しい。
子h−sgkは、ラット脳におけるCNS損傷後の損傷
誘導遺伝子として(Imaizumiら, Mol. Brain Res. 26,
189-196, 1994)またラット卵巣の顆粒膜細胞において
テストステロンおよび下垂体前葉卵胞刺激ホルモンによ
り誘導される遺伝子として(Richardsら, Recent Prog.
Horm. Res. 50, 223-254, 1995)、最近記載されたラ
ット乳癌細胞からの血清およびグルココルチコイド調節
遺伝子であるラットsgk配列と高いホモロジーを有す
るセリン/スレオニンプロテインキナーゼ候補をコード
する。49kDのh−sgkタンパク質は、実質的に保存
性のアミノ酸交換を含めてラットsgkタンパク質とほ
ぼ98%のホモロジーを示す。その触媒ドメインは、セ
カンドメッセンジャーファミリーの数種のキナーゼ、た
とえばracプロテインキナーゼ、プロテインキナーゼ
C、リボソームプロテインS6キナーゼ、およびcAM
P依存性プロテインキナーゼ[Websterら (1993b), J.
Biol. Chem.,268, 11482-11485; Websterら (1993a) Mo
l. Cell. Biol. 13, 2031-2040]と約50%のホモロジ
ーを示す。
gk転写体の発現レベルは細胞外浸透圧の変化によって
著しく影響される。細胞外浸透圧の上昇後30分以内に
転写体濃度の上昇が認められた。この誘導は、新たなタ
ンパク質合成とは無関係だった。この転写体濃度は、細
胞外浸透圧の低下後30分以内にの低下した。この低下
はアクチノマイシンDによる転写の阻害後の低下と同様
に急速であった。
転写速度に影響する。浸透圧性の細胞膨潤後のh−sg
k転写速度の低下および短い半減期により、HepG2細胞
におけるh−sgk RNA転写体濃度の迅速かつ効率
的な関係が確認される。
の発現に同様に影響する。細胞の収縮は、Na+/H+交
換系およびNaCl/KCl共輸送系の必須のイオン輸
送機構を、それらの特異的遮断剤、3−メチルスルホニ
ル−4−(1−ピペリジノ)ベンゾイルグアニジン(EP
−0416 499)およびブメタニドで阻害することによって
達成された。細胞の膨潤は、アミノ酸の添加、ついでた
とえばシステムA、NおよびASCのようなNa+依存
性アミノ酸輸送系を介したアミノ酸の肝細胞蓄積によっ
てもたらされた。転写体濃度は浸透圧ではなく細胞容量
に相関した。
体の濃度は初期の半時間以内に急峻に上昇し、ついで8
時間上昇したままに維持されたのち、再び徐々に低下し
た。この長時間の上昇は、細胞容量の調節の迅速性と明
らかに矛盾している。浸透圧によって収縮または膨潤し
た肝細胞は、しかしながら、それらの細胞容量を完全に
は調節せず、容量調節の迅速な相の後にもなお中等度に
収縮または膨潤したままに維持された[Haeussingerら
(1994) Am. J. Physiol. 267, E343-E355]。
発現の変化が関与するものと考えられる。
の発現対して著しい作用を有する。尿素はタンパク質に
対して不安定化作用を発揮し、この方式で細胞膨潤の効
果を模倣する。したがって、h−sgkはタンパク質の
安定性または細胞マクロ分子の充填密度のセンサーとも
いえる。尿素の不安定化作用はトリメチルアミンの形成
によって消失し、尿素の不安定化作用は腎不全の症例で
もこれによって消失するものと思われる。
である。とくに、現時点でもまだ、h−sgkの作用が
細胞容量の調節に関与しているのかどうかを確信をもっ
て述べることはできない。しかしながら、h−sgkの
作用は、診断の補助としてのh−sgkの使用には重要
ではない
にもかかわらず、本発明者らはラットsgkの調節に相
当する事象を見出すことはできなかった。血清(FC
S)もグルココルチコイド(デキサメタゾン)も、いず
れもラット乳癌細胞におけるsgkの転写には強い影響
を示したが、HepG2細胞におけるh−sgkの発現には
影響しなかった。したがって、様々なh−sgkプロモ
ーター配列が様々なタイプの細胞においてこのタンパク
質の発現を調節しているものと思われる。すなわち、h
−sgkの発現は、細胞容量または充填密度によって専
ら調節されるものではないことが想像される。本発明者
らはまた、腎臓上皮細胞(MDCK)およびマクロファ
ージでも、細胞容量に対するh−sgk発現の依存性を
検出することができた。すなわち、h−sgk発現の細
胞容量依存性はHepG2細胞に独特のもではない。様々な
細胞において、h−sgkの5′−隣接配列はsgk転
写体の発現における差に関与する調節エレメントを明ら
かにする可能性がある。ラットにおけるsgkの前述の
グルココルチコイドおよび血清誘導性の発現と同様に、
h−sgk RNAの細胞容量誘導性発現はわずか30
分で起こる。HepG2細胞におけるh−sgk転写体の3
0分の半減期は、RNAポリメラーゼ阻害剤アクチノマ
イシンDでの実験によって示されたように、ラット乳癌
細胞におけるsgkの半減期と同様に短い。
れたすべてのヒト組織において発現される。発現はとく
に膵臓および肝臓で著しく、これは多分、これらの組織
の特殊な上皮機能によるものと考えられる。
多数の細胞機能の変化へシグナルを変換するための迅速
かつ可逆性の機構である。h−sgkプロテインキナー
ゼは、細胞容量を調節する機構の一部である特異的タン
パク質のリン酸化によって誘導され、細胞の水和と細胞
機能の間の従来知られていない連結を提供するものと思
われる。
0mgの完全RNAまたは1〜2mgのポリ(A)−RNA
を、2.2Mホルムアルデヒドの存在下に1%アガロー
スゲル中電気泳動によって分画化した。陽性に荷電した
ナイロン膜への移送は、Vacuum Blotterにより、移送緩
衝液として10×SSCを用いて2時間の間行った。つ
いでRNAを強度制御紫外線照射によって膜に共有結合
で架橋した。特異的プローブ(25ng/ml)のハイブリ
ダイゼーションは、非放射性ハイブリダイゼーションの
目的にてとくに開発された緩衝液(Dig Easy Hyb, Boeh
ringer)中50℃で一夜実施した。この場合に用いたプ
ローブは、関連h−sgkのコード配列の3′−末端
(ヌクレオチド980〜1480)からポリメラーゼチ
ェーン反応により増幅し、反応緩衝液中にDig−dUT
Pを包含させることにより同時標識した。ブロットを室
温で2×SSCおよび65℃で0.5×SSCにより2回
洗浄したのち、標識されたプローブをアルカリホスファ
ターゼにカップリングした抗ジゴキシゲニン抗体を用い
て、ELISAにより検出した。これはCDP−Star
(Boehringer)中化学ルミネッセンス反応を生じて、オ
ートラジオグラフィー(平均露出時間約2分)によって
検出された。
らの2つのペプチド:Pos.386−Pos.404(DPEFTE
EPVPNSIGKSPDS),Pos.416−Pos.431(E
AFLGFSYAPPTDSFL) を用いて免疫処置した。この2つのペプチドをそれぞれ
キャリアーとしてKLHおよびMAPに接合させ、それ
ぞれフロインド完全および不完全アジュバントとともに
皮内注射した。注射および血液サンプリングのプロトコ
ルは標準操作に従った。免疫血清は親和性クロマトグラ
フィーによって精製し、抗体分画を収集し、約1mg/ml
の濃度で使用した。
ンパク質を、SDS/7.5%ポリアクリルアミドゲル
を通した電気泳動によって分画化し、ニトロセルロース
膜に移した。膜はPBS中3%BSA/5%粉乳/0.
06%Tween 20で一夜ブロックした。一次(親和性精製
抗h−sgk)および二次(西洋ワサビペルオキシダー
ゼ接合ヤギ抗ウサギIgG;Bio-Rad)抗体は、それぞ
れPBS中3%BSA/0.06%Tween中室温で1時間
インキュベートした。免疫検出には増強化学ルミネッセ
ンスキット(ECL, Amersham)を使用した。
4%ホルムアルデヒド中で20分間カウンター固定を行
った15mmの凍結切片を、次に100mMのリン酸緩衝液
pH7.2中各回5分の2回の洗浄工程に付した。プロ
テイナーゼK処置(1mg/100ml)後、0.1Mトリ
エタノールアミン/0.225%酢酸中で10分間イン
キュベートした。100mMリン酸緩衝液で再度洗浄した
のち、切片を上昇アルコール系列で脱水した。プレハイ
ブリダイゼーションはハイブリダイゼーション緩衝液中
55℃で行い、ハイブリダイゼーションは一夜実施し
た。用いたプローブはノーザンブロットについて記述し
たプローブに相当する。検出は抗ジゴキシゲニン抗体に
カップリングしたアルカリホスファターゼによって触媒
されるX−ホスフェート溶液の酵素的切断によって行っ
た。
Claims (20)
- 【請求項1】 配列番号2に示すアミノ酸配列を有する
ヒト細胞容量調節キナーゼh−sgkをコードする核
酸。 - 【請求項2】 配列番号1に示すヌクレオチド配列を有
する核酸。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の核酸と緊縮条
件下においてハイブリダイズし、ウシ胎児血清(FC
S)またはグルココルチコイドのいずれによってもその
転写を誘導できない機能的に活性な細胞容量調節キナー
ゼをコードする核酸。 - 【請求項4】 請求項1または2に記載の核酸と緊縮条
件下においてハイブリダイズし、ラットsgkとは同一
でない機能的に活性な細胞容量調節キナーゼをコードす
る核酸。 - 【請求項5】 請求項1または2に記載の核酸のヌクレ
オチド位置およそ980〜1480 の領域からなる核酸フラグ
メント。 - 【請求項6】 ヒト細胞容量調節キナーゼh−sgkの
免疫学的に活性なフラグメントをコードする核酸フラグ
メント。 - 【請求項7】 以下のアミノ酸配列: DPEFTEEPVPNSIGKSPDS (1) EAFLGFSYAPPTDSFL (2) の少なくとも一方を有するフラグメントをコードする請
求項6に記載の核酸フラグメント。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項に記載の核
酸の組換え発現によって得られるヒト細胞容量調節キナ
ーゼh−sgkまたはそのフラグメント。 - 【請求項9】 配列番号2に示すアミノ酸配列を有する
ヒト細胞容量調節キナーゼh−sgk。 - 【請求項10】 以下のアミノ酸配列: DPEFTEEPVPNSIGKSPDS (1) EAFLGFSYAPPTDSFL (2) の少なくとも一方を有する免疫原性ペプチド。
- 【請求項11】 請求項8または9に記載のヒト細胞容
量調節キナーゼh−sgkに特異的に結合する受容体。 - 【請求項12】 モノクローナルまたはポリクローナル
抗体からなる請求項11に記載の受容体。 - 【請求項13】 請求項1〜7のいずれか一項に記載の
核酸またはこの核酸のフラグメントの、ヒト細胞容量調
節キナーゼh−sgkをコードする核酸の検出のための
使用。 - 【請求項14】 請求項1〜7のいずれか一項に記載の
核酸またはこの核酸のフラグメントの、ヒト細胞容量調
節キナーゼh−sgkをコードする核酸をノーザンブロ
ットまたはハイブリダイゼーションによって検出するた
めの使用。 - 【請求項15】 請求項8または9のいずれかに記載の
ヒト細胞容量調節キナーゼh−sgkまたは請求項10
に記載のペプチドの、h−sgkに結合する受容体を検
出するための使用。 - 【請求項16】 請求項11または12のいずれかに記
載の受容体の、ヒト細胞容量調節キナーゼh−sgkの
定性的または定量的検出のための使用。 - 【請求項17】 免疫化学的方法を包含する請求項16
に記載の使用。 - 【請求項18】 請求項10に記載のペプチドの少なく
とも1種を実験動物の免疫処置に使用することからなる
ポリクローナルまたはモノクローナル抗体の製造方法。 - 【請求項19】 請求項1〜4のいずれか一項に記載の
核酸または請求項5〜7のいずれか一項に記載のフラグ
メントまたは請求項8もしくは9に記載のヒト細胞容量
調節キナーゼh−sgkまたは請求項10に記載のペプ
チドの、細胞容量の変化の検出のための使用。 - 【請求項20】 請求項1〜4のいずれか一項に記載の
核酸または請求項5〜7のいずれか一項に記載のフラグ
メント、または請求項8および9のいずれか一項に記載
のヒト細胞容量調節キナーゼh−sgkまたは請求項1
0に記載のペプチド、または請求項11および12のい
ずれか一項に記載の受容体からなる医薬。
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| JP2007529423A (ja) * | 2004-03-11 | 2007-10-25 | メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング | 血清・グルココルチコイド誘導性キナーゼのモジュレータの使用を含む、神経精神疾患を治療するためのグルタミン酸受容体の調節方法 |
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