JPH10249545A - チップドレッサ及びこのチップドレッサを用いた電極チップの整形方法 - Google Patents

チップドレッサ及びこのチップドレッサを用いた電極チップの整形方法

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JPH10249545A
JPH10249545A JP5791297A JP5791297A JPH10249545A JP H10249545 A JPH10249545 A JP H10249545A JP 5791297 A JP5791297 A JP 5791297A JP 5791297 A JP5791297 A JP 5791297A JP H10249545 A JPH10249545 A JP H10249545A
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Yukie Ueda
幸英 上田
Setsuo Nakamura
節男 中村
Teruo Segawa
輝夫 瀬川
Shoichi Takahashi
祥一 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切削刃を回転させるための駆動部を必要とす
ることなく、簡単な構成で電極チップの整形を行う。 【解決手段】 内周に雌ねじ31が形成された円筒ボデ
ィ21内に、外周に雄ねじ33a及び35aがそれぞれ
形成された上側回転子33及び下側回転子35が、ねじ
結合した状態で収容されている。上下各回転子33,3
は、相互間にコイルスプリング37を備えるとともに、
切削刃41,43がそれぞれ固定されている。円筒ボデ
ィ21の上下からスポット溶接ガンの電極チップ7,9
を挿入し、加圧すると、上下各回転子33,35は、回
転しつつコイルスプリング37を押し縮めながら互いに
接近する方向に移動し、これとともに回転する切削刃4
1,43により電極チップ7,9が切削されて整形が行
われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、溶接ガンの電極
チップを切削して整形するためのチップドレッサに関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、電極チッ
プ整形用の切削刃を回転させるための駆動部を必要とす
ることなく、簡単な構成で電極チップの整形を行えるよ
うにすることを目的としている。
【0003】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、第1に、溶接ガンの相互に対向する一
対の電極チップが挿入可能な開口が両端に形成された円
形の貫通孔を備えた筒部材と、この筒部材の内面にねじ
結合して前記電極チップの押圧動作により回転可能かつ
前記貫通孔に沿って移動可能な移動体と、この移動体の
前記一対の電極チップが押圧される部位に固定された切
削刃とを有する構成としてある。
【0004】上記構成によれば、一対の電極チップを筒
部材の両端の開口から挿入して切削刃に押し付けると、
移動体が筒部材に対して回転かつ軸方向移動し、これに
伴い切削刃も移動体とともに回転するので、回転する切
削刃により電極チップが切削されて整形がなされる。
【0005】第2に、移動体は、一対の電極チップに対
応して一対設けられ、この一対の移動体相互間に、電極
チップの押圧動作により移動体相互が互いに接近する方
向に移動可能となるよう弾性変形する弾性体が介装され
ている。
【0006】上記構成によれば、一対の電極チップを、
対応する一対の移動体それぞれの切削刃に押し付ける
と、一対の移動体は相互間に介装された弾性体を弾性変
形させつつ回転しながら相互に接近し、この移動体の回
転に伴う切削刃の回転により電極チップが切削されて整
形がなされる。整形後は、弾性体の復元力により、移動
体相互が互いに離間した位置まで移動する。
【0007】第3に、弾性体の長さ方向のほぼ中央部分
が筒部材の軸方向のほぼ中央部に固定されている。
【0008】上記構成によれば、電極チップによる押圧
動作解除後は、筒部材の中央部に固定された弾性体の復
元力によって移動体が元の位置に戻る。
【0009】第4に、弾性体はコイルスプリングで構成
されている。
【0010】上記構成によれば、電極チップの押圧動作
により、コイルスプリングが容易に弾性変形し、移動体
の移動がスムーズなものとなる。
【0011】第5に、筒部材は、電極チップを両端の開
口から挿入する際に、電極チップが取り付けられるガン
アームの逃げ部となるスリットが設けられている。
【0012】上記構成によれば、電極チップを筒部材の
両端の開口から挿入する際に、ガンアームがスリット内
に入り込んで電極チップの押圧動作が支障なく行える。
【0013】第6に、筒部材内にねじ結合した移動体に
切削刃を固定し、この切削刃に対し、溶接ガンの相互に
対向する一対の電極チップを押し付けることで、前記移
動体が筒部材内を回転しつつ軸方向移動し、前記移動体
の回転に伴う切削刃の回転により電極チップが切削され
て整形される。
【0014】上記方法によれば、電極チップを切削刃に
押し付けるだけで、切削刃を回転させる駆動部を必要と
することなく、切削刃が移動体とともに回転して電極チ
ップの整形が行える。
【0015】
【発明の効果】第1の発明によれば、電極チップを切削
刃に押し付けるという動作により、切削刃が移動体とと
もに回転して電極チップの整形が行えるので、この整形
のための駆動部が不要であり、また構成についても、切
削刃が固定された移動体が筒部材内にねじ結合するとい
う簡単なもので済む。
【0016】第2の発明によれば、電極チップの押圧動
作により弾性変形した弾性体は、押圧動作が解除される
ことで、その復元力によって移動体を互いに離間した位
置に移動させることができる。
【0017】第3の発明によれば、電極チップによる押
圧動作解除後は、筒部材の中央部に固定された弾性体の
復元力によって移動体を元の位置に戻すことができる。
【0018】第4の発明によれば、電極チップの切削刃
への押圧動作によりコイルスプリングが容易に弾性変形
するので、移動体の移動をスムーズなものとすることが
できる。
【0019】第5の発明によれば、電極チップを筒部材
の両端の開口から挿入する際に、ガンアームがスリット
内に入り込むことで、電極チップの押圧動作を支障なく
行うことができる。
【0020】第6の発明によれば、電極チップを切削刃
に押し付けるという動作により、切削刃が移動体ととも
に回転して電極チップの整形が行えるので、この整形の
ための駆動部を不要とすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0022】図1は、この発明の実施の一形態を示すチ
ップドレッサ1により、スポット溶接用の溶接ロボット
3に設けた溶接ガン5における電極チップ7,9に対す
る整形作業を行っている状態を示す全体構成図である。
このチップドレッサ1は、支柱11の上端の側部に、支
持ブラケット13を介してドレッサ本体15が装着され
ている。一方、溶接ガン5は、サーボガンであり、一対
の電極チップ7,9がそれぞれ取り付けられたガンアー
ム17,19により、いわゆるC形を構成している。
【0023】図2は、ドレッサ本体15の内部構造を示
す一部を破断した斜視図で、このドレッサ本体15は、
筒部材としての円筒ボディ21を備えている。円筒ボデ
ィ21は、電極チップ7,9が挿入可能な開口23a,
23bが上下両端に形成された貫通孔23を備え、側部
には上下方向全長にわたってスリット25が形成されて
貫通孔23は側方の一部が開放された状態となってい
る。貫通孔23の内周面には雌ねじ31が形成され、こ
の雌ねじ31にねじ結合した状態で、一対の移動体であ
る円板状の上側回転子33及び下側回転子35が、円筒
ボディ21内にそれぞれ収容されている。
【0024】すなわち、上記各回転子33,35は、外
周面に雄ねじ33a,35aがそれぞれ形成され、この
各雄ねじ33a,35aが円筒ボディ21の雌ねじ31
に螺合して、円筒ボディ21に対して回転可能かつ貫通
孔23に沿って軸方向(図2中で上下方向)に移動可能
となっている。雌ねじ31及び雄ねじ33a,35a
は、有効径を90mm、リード角を45度、リードを30
mmとしてある。
【0025】上下各回転子33,35相互間には、弾性
体としてのコイルスプリング37が介装され、このコイ
ルスプリング37は、各回転子33,35が相互に接近
する方向に移動することにより圧縮されて弾性変形す
る。コイルスプリング37は、円筒ボディ21の軸方向
のほぼ中央部に配置されており、この位置でのコイルス
プリング37の上下方向のほぼ中央部にて、円筒ボディ
21の外部からねじ込まれた止めねじ39により円筒ボ
ディ21に固定される。
【0026】なお、コイルスプリング37は、少なくと
も下側回転子35に対しては、例えば下端が下側回転子
35の上面に形成した溝などに嵌め込まれた状態で、相
互に回転可能となるよう連結されており、これにより下
側回転子35が落下しないような構成となっている。
【0027】上記コイルスプリング37と反対側の上側
回転子33の開口23a側の面及び、下側回転子35の
開口23b側の面には、電極チップ7及び9をそれぞれ
切削して整形するための切削刃41及び43が固定され
ている。
【0028】次に、上記した実施の形態の動作を説明す
る。溶接ロボット3を動作させて溶接ガン5をチップド
レッサ1に接近させ、図1に示すように、一対の電極チ
ップ7,9を、ドレッサ本体15における円筒ボディ2
1の上下の開口23a,23bから挿入する。このと
き、図1中で下部側のガンアーム19が、図2に示され
るスリット25に入り込んで、電極チップ9の挿入が支
障なくなされる。
【0029】その後、溶接ガン5を加圧して電極チップ
7,9を上下の各切削刃41,43にそれぞれ押し付け
ると、上側回転子33及び下側回転子35が、ねじ結合
している円筒ボディ21に対し、ねじ山に沿って回転し
つつ互いに接近する方向にコイルスプリング37の弾性
力に抗して移動し、これとともに回転する切削刃41及
び43により電極チップ7,9が切削されて整形が行わ
れる。このとき、上下の各回転子33,35は、止めね
じ39で円筒ボディ21に固定されているコイルスプリ
ング37に対して摺動回転する。
【0030】整形終了後、溶接ガン5の加圧動作を解除
し、両電極チップ7,9を相互に離反する方向に移動さ
せると、上下の各回転子33,35は、コイルスプリン
グ37の弾性力により、互いに離反する方向に回転しな
がら移動し、元の位置に復帰して、次の整形作業が行え
る状態となる。電極チップ7,9の整形が、溶接ガン5
の1度の加圧動作では充分になされない場合には、加圧
動作を繰り返し行えばよい。
【0031】このように、電極チップ7,9を切削刃4
1,43に押し付けるという動作により、切削刃41,
43を回転させて電極チップ7,9の整形を行うので、
切削刃41,43を回転させるための駆動部が不要であ
るとともに、その構成についても、円筒ボディ21内に
切削刃41,43を備えた上下の各回転子33,35
を、ねじ結合するという簡単なものであるので、低コス
トで電極チップ7,9の整形が行えることになる。
【0032】図3は、この発明の実施の他の形態を示し
ている。この実施の形態は、ドレッサ本体45が、図1
と同様な円筒ボディ21内に、筒部材として一つの回転
子47がねじ結合した構成となっている。すなわち、こ
の回転子47の外周には、円筒ボディ21の雌ねじ31
に螺合する雄ねじ47aが形成され、上下両面には、切
削刃41,43がそれぞれ固定されている。
【0033】また、円筒ボディ21の下端には、その下
部側部分の断面図である図4に示すように、回転子47
の円筒ボディ21からの落下を防止するためのストッパ
49が装着されている。このストッパ49は、円筒ボデ
ィ21と同様に、円筒状に形成されてスリット25に対
応した位置に、切欠49aが形成されるとともに、内周
面の上端には内側に向けて突出するストッパ片49bが
形成されている。
【0034】上記図3の実施の形態においては、電極チ
ップ7,9を円筒ボディ21内に挿入する前の状態で
は、図4のように、回転子47が自由落下により下方に
移動してストッパ片49bに接触した位置にある。この
状態で、上下の開口23a,23bから電極チップ7,
9を円筒ボディ21内にそれぞれ挿入し、溶接ガン5を
加圧した状態で上方に移動させると、回転子47が回転
しながら上方に移動し、これとともに回転する切削刃4
1,43が電極チップ7,9を切削して整形が行われ
る。
【0035】この場合にも、溶接ガン5の1度の上昇動
作で整形が充分行われないときには、溶接ガン5の上下
動作を繰り返して行えばよく、整形終了後、電極チップ
7,9を円筒ボディ21内から引き抜くと、回転子47
は、自由落下により回転しながら下方に移動落下して図
4に示すように、ストッパ片49bに当接した元の位置
に復帰する。
【0036】このように、上記図3に示した実施の形態
においても、電極チップ7,9を、切削刃41,43に
押し付けることにより整形を行うので、切削刃を回転さ
せるための駆動部が不要であるとともに、その構成につ
いても、円筒ボディ21内に切削刃41,43を備えた
回転子47をねじ結合するという簡単なものであるの
で、低コストで電極チップ7,9の整形が行えることに
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態に係わるチップドレッ
サに溶接ガンをセットした状態を示す全体構成図であ
る。
【図2】図1のチップドレッサにおけるドレッサ本体内
の構造を示す一部を破断した斜視図である。
【図3】この発明の実施の他の形態に係わるチップドレ
ッサにおけるドレッサ本体内の構造を示す一部を破断し
た斜視図である。
【図4】図3のドレッサ本体の下部側部分の断面図であ
る。
【符号の説明】
5 溶接ガン 7,9 電極チップ 17,19 ガンアーム 21 円筒ボディ(筒部材) 23a,23b 開口 23 貫通孔 25 スリット 31 雌ねじ 33 上側回転子(移動体) 35 下側回転子(移動体) 37 コイルスプリング(弾性体) 33a,35a,47a 雄ねじ 41,43 切削刃 47 回転子(移動体)
フロントページの続き (72)発明者 高橋 祥一 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接ガンの相互に対向する一対の電極チ
    ップが挿入可能な開口が両端に形成された円形の貫通孔
    を備えた筒部材と、この筒部材の内面にねじ結合して前
    記電極チップの押圧動作により回転可能かつ前記貫通孔
    に沿って移動可能な移動体と、この移動体の前記一対の
    電極チップが押圧される部位に固定された切削刃とを有
    することを特徴とするチップドレッサ。
  2. 【請求項2】 移動体は、一対の電極チップに対応して
    一対設けられ、この一対の移動体相互間に、電極チップ
    の押圧動作により移動体相互が互いに接近する方向に移
    動可能となるよう弾性変形する弾性体が介装されている
    ことを特徴とする請求項1記載のチップドレッサ。
  3. 【請求項3】 弾性体の長さ方向のほぼ中央部分が筒部
    材の軸方向のほぼ中央部に固定されていることを特徴と
    する請求項2記載のチップドレッサ。
  4. 【請求項4】 弾性体はコイルスプリングで構成されて
    いることを特徴とする請求項2または3記載のチップド
    レッサ。
  5. 【請求項5】 筒部材は、電極チップを両端の開口から
    挿入する際に、電極チップが取り付けられるガンアーム
    の逃げ部となるスリットが設けられていることを特徴と
    する請求項1記載のチップドレッサ。
  6. 【請求項6】 筒部材内にねじ結合した移動体に切削刃
    を固定し、この切削刃に対し、溶接ガンの相互に対向す
    る一対の電極チップを押し付けることで、前記移動体が
    筒部材内を回転しつつ軸方向移動し、前記移動体の回転
    に伴う切削刃の回転により電極チップが切削されて整形
    されることを特徴とする電極チップの整形方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020044568A (ja) * 2018-09-21 2020-03-26 トヨタ自動車株式会社 溶接チップの研磨装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020044568A (ja) * 2018-09-21 2020-03-26 トヨタ自動車株式会社 溶接チップの研磨装置
KR20200034587A (ko) * 2018-09-21 2020-03-31 도요타지도샤가부시키가이샤 용접 팁의 연마 장치
EP3628432A1 (en) * 2018-09-21 2020-04-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Polishing device for welding tip

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