JPH10250558A - ブレーキ制御装置 - Google Patents
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- JPH10250558A JPH10250558A JP5660897A JP5660897A JPH10250558A JP H10250558 A JPH10250558 A JP H10250558A JP 5660897 A JP5660897 A JP 5660897A JP 5660897 A JP5660897 A JP 5660897A JP H10250558 A JPH10250558 A JP H10250558A
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Abstract
ーキ制御装置を提供する。 【解決手段】 操作量検出手段114で検出されたブレ
ーキペダル10の操作量に応じた目標減速度を設定し実
際の車体減速度が目標減速度に一致するようにブレーキ
力を制御する制御信号を出力する目標減速度一致制御手
段102Aと、車輪のスリップ率を検出演算するととも
該スリップ率が所定値を越えた場合に、該スリップ率を
許容範囲内に収めるようにブレーキ力を制御する制御信
号を出力するABS制御を行うスリップ率制御手段10
2Bと、該スリップ率制御手段によりABS制御が行わ
れているか否かを判定するとともに、該ABS制御が行
われている場合、目標減速度一致制御手段102Aおよ
びスリップ率制御手段102Bのうち発生させるブレー
キ力が小さい方の制御信号を選択して前記ブレーキ力発
生手段に出力させる選択制御手段102Cとを具備す
る。
Description
関するものであり、特に、ブレーキペダルの操作量を電
気信号に換えてブレーキ力を電気的に制御するブレーキ
制御装置に関するものである。
キ制御装置として、特開平5−39008号公報に開示
されたもの等がある。このブレーキ制御装置は、ブレー
キペダルの操作量を検出する操作量検出手段と、制御信
号により制御されてブレーキ力を発生させるブレーキ力
発生手段と、操作量検出手段で検出されたブレーキペダ
ルの操作量に応じた目標減速度を設定し実際の車体減速
度が目標減速度に一致するようにブレーキ力を制御する
制御信号をブレーキ力発生手段に出力する目標減速度一
致制御手段を有し、該目標減速度一致制御手段で、ブレ
ーキペダルの操作量に応じた目標減速度が得られるよう
にブレーキ力を制御するものである。
なブレーキ制御装置は、車輪がロック状態に陥るのを防
止するABS機能を具備するものではなく、当然のこと
ながら、車輪がロック状態に陥って車両の挙動が不安定
となりやすいという問題があった。したがって、本発明
の目的は、車両の挙動を安定化させることができるブレ
ーキ制御装置を提供することである。
め、本発明の請求項1記載のブレーキ制御装置は、ブレ
ーキペダルの操作量を検出する操作量検出手段と、制御
信号により制御されてブレーキ力を発生させるブレーキ
力発生手段と、前記操作量検出手段で検出されたブレー
キペダルの操作量に応じた目標減速度を設定し実際の車
体減速度が目標減速度に一致するようにブレーキ力を制
御する制御信号を出力する目標減速度一致制御手段と、
を有するものであって、車輪のスリップ率を検出演算す
るとともに該スリップ率が所定値を越えた場合に、該ス
リップ率を許容範囲内に収めるようにブレーキ力を制御
する制御信号を出力するABS制御を行うスリップ率制
御手段と、該スリップ率制御手段により前記ABS制御
が行われているか否かを判定するとともに、該ABS制
御が行われている場合、前記目標減速度一致制御手段お
よび前記スリップ率制御手段のうち発生させるブレーキ
力が小さい方の制御信号を選択して前記ブレーキ力発生
手段に出力させる選択制御手段と、を具備することを特
徴としている。これにより、ブレーキペダルの操作量に
応じた目標減速度と実際の車体減速度が一致するように
ブレーキ力を制御する制御信号を出力する目標減速度一
致制御手段に加えて、車輪のスリップ率を許容範囲内に
収めるようにブレーキ力を制御する制御信号を出力する
ABS制御を行うスリップ率制御手段を設けており、し
かも、選択制御手段は、スリップ率制御手段でABS制
御が行われている場合、目標減速度一致制御手段および
スリップ率制御手段のうち発生させるブレーキ力が小さ
い方の制御信号を選択してブレーキ力発生手段に出力さ
せることになる。よって、いずれかの車輪がロック傾向
となると、スリップ率制御手段の制御信号が、発生させ
るブレーキ力が小さくなることで選択されることになっ
て、車輪のスリップ率を許容範囲内に収めるようにブレ
ーキ力が制御されることになる。
は、請求項1記載のものに関して、前記目標減速度一致
制御手段は、前記スリップ率制御手段により前記ABS
制御が行われているか否かの判定を行い、該ABS制御
が行われている場合には、ブレーキペダルの操作量と発
生させるブレーキ力との関係を維持して制御信号を出力
させることを特徴としている。これにより、スリップ率
制御手段の制御信号が採用されている間に、ABS作動
で実際の車体減速度が目標減速度に達しないことに起因
して、目標減速度一致制御手段の制御信号が、ブレーキ
ペダルの操作量に対しブレーキ力を増大させる方向に更
新されてしまい、ロック傾向が回避されてスリップ率制
御手段のABS制御が停止されスリップ率制御手段の制
御信号から目標減速度一致制御手段の制御信号に切り換
えられたときに不要にブレーキ力を大きくするよう制御
されてしまうことが防止される。
は、請求項2記載のものに関して、前記目標減速度一致
制御手段は、前記スリップ率制御手段により前記ABS
制御が行われているか否かの判定を行うに先立って、目
標減速度より実際の車体減速度の絶対値が所定の比率以
上に大きいか否かの判定を行い、目標減速度より実際の
車体減速度の絶対値が所定の比率以上に大きい場合は、
ブレーキペダルの操作量と発生させるブレーキ力との関
係を、ブレーキペダルの操作量に対し発生させるブレー
キ力を小さくするよう変更して制御信号を出力させるこ
とを特徴としている。これにより、目標減速度一致制御
手段は、目標減速度より実際の車体減速度が大きい場合
には、スリップ率制御手段によりABS制御が行われて
いるか否かとは無関係に、ブレーキペダルの操作量に対
し発生させるブレーキ力を小さくするよう変更して制御
信号を出力させることになるため、制御の迅速化を図る
ことができる。
を図1〜図7に基づいて詳細に説明する。図1において
10はブレーキ操作部材としてのブレーキペダルであ
る。ブレーキペダル10はマスタシリンダ12に接続さ
れており、マスタシリンダ12の2個の加圧室にそれぞ
れ、ブレーキペダル10の踏力に対応する液圧が発生さ
せられる。マスタシリンダ12の一方の加圧室は、液通
路14,16および分岐通路18,20により、左右前
輪22,24にそれぞれ設けられたブレーキのフロント
ホイールシリンダ26,28に接続されており、他方の
加圧室は、液通路30,32および分岐通路34,36
により、左右後輪38,40にそれぞれ設けられたブレ
ーキのリヤホイールシリンダ42,44に接続されてい
る。46は後輪38,40用の液通路32に設けられた
プロポーショニングバルブである。
それぞれ、電磁方向切換弁50,52,54,56が設
けられ、液圧制御弁(ブレーキ力発生手段)58,6
0,62,64が接続されている。電磁方向切換弁50
〜56のソレノイドは常には消磁されて図に示す原位置
にあり、ホイールシリンダ26,28,42,44を液
圧制御弁58〜64に連通させているが、ソレノイドが
励磁されれば反対側の位置に切り換えられ、ホイールシ
リンダ26,28,42,44をマスタシリンダ12に
連通させる。
ムレータ70とリザーバ72とに液通路74,76によ
り接続されており、アキュムレータ70にはリザーバ7
2の液がポンプ80によって汲み上げられ、一定の範囲
で蓄えられる。液圧制御弁58〜64は、ソレノイドの
励磁電流の制御により、アキュムレータ70の液圧を車
輪の回転を抑制するために必要な高さに制御してホイー
ルシリンダ26,28,42,44に供給し、その液圧
に基づいてブレーキが作動し、該ブレーキの作動力で車
輪の回転が抑制される。
ルシリンダ26,28とを接続する液通路14と16と
の間、およびマスタシリンダ12とホイールシリンダ4
2,44とを接続する液通路30と32の間にはそれぞ
れ電磁方向切換弁84,86が設けられ、ストロークシ
ュミレータ88,90が接続されている。ストロークシ
ュミレータ88,90は、マスタシリンダ12から排出
されるブレーキ液を収容してブレーキペダル10の踏込
みを許容するとともに、踏込みストロークに応じた反力
をブレーキペダル10に与えるものである。車輪の回転
が液圧制御弁58〜64によって制御された液圧に基づ
いて抑制される状態においては、電磁方向切換弁84,
86のソレノイドが消磁されてマスタシリンダ12がス
トロークシュミレータ88,90に連通させられ、運転
者にあたかもホイールシリンダ26,28,42,44
に接続されているかのような操作フィーリングを与える
ようになされているのである。
って制御される。制御装置100はCPU102、RO
M104、RAM106、入力部108、出力部110
およびバスを含んでいる。制御装置100の入力部10
8には、ブレーキペダル10の踏込みを検出するブレー
キスイッチ112、ブレーキペダル10の踏込み力を検
出する操作量検出手段としての踏力検出装置114、ア
キュムレータ70の液圧を検出する液圧センサ116、
ホイールシリンダ26,28,42,44の液圧を検出
する液圧センサ118,120,122,124、左右
の前輪22,24および後輪38,40の各回転速度を
検出する車輪速センサ126,128,130,13
2、各輪における車体の高さを検出する車高センサ13
4,136,138,140および車体の前後方向の減
速度を検出する前後Gセンサ144が接続されている。
左右方向の軸線まわりに回動可能に支持された扇形の錘
を有する。この錘には、その回動軸線を中心とする円弧
上に微小間隔を隔てて多数のスリットが形成されるとと
もに、比較的大きい間隔を隔てた2個の切欠が形成され
ており、これらスリットおよび切欠が光電的に検出され
ることによって、錘の原点、回動方向および回動角度を
検出し、前後方向の加速度が検出される。出力部110
には、液圧制御弁58〜64および電磁方向切換弁5
0,52,54,56,84,86が接続されている。
また、ROM104には、図5にグラフで示すブレーキ
ペダル10の踏込み力と目標減速度Grとの関係を規定
するマップの他、CPU102で実行される図2にフロ
ーチャートで示す車輪回転抑制ルーチン、図3にフロー
チャートで示す制動液圧決定ルーチン、図示せぬABS
ルーチンおよび図4にフローチャートで示すABSフラ
グ操作ルーチン等が格納されている。
ついて説明する。なお、CPU102は、ブレーキペダ
ル10の操作量に応じた目標減速度を設定し実際の車体
減速度が目標減速度に一致するようにブレーキ力を制御
する制御信号を出力する目標減速度一致制御手段102
Aと、車輪のスリップ率が所定値を越えた場合に、該ス
リップ率を許容範囲内に収めるようにブレーキ力を制御
する制御信号を出力するABS制御を行うスリップ率制
御手段102Bと、これらの制御信号のいずれか一方を
選択して出力させる選択制御手段102Cと、該選択制
御手段102Cから出力された制御信号に基づいて液圧
制御弁58〜64をフィードバック制御するフィードバ
ック制御手段(ブレーキ力発生手段)102Dとを具備
している。
液圧制御弁58〜64により制御された液圧に基づいて
行われるのであって、電磁方向切換弁50〜56,8
4,86は常には消磁され、ホイールシリンダ26,2
8,42,44は液圧制御弁58〜64に連通させら
れ、マスタシリンダ12はストロークシュミレータ8
8,90に連通させられている。そして、イグニッショ
ンスイッチがONにされると同時にCPU102により
図示しないメインルーチンが実行され、その初期設定に
おいてブレーキの摩擦材の摩擦係数μが基本値μBに設
定されてRAM106に設けられた摩擦係数記憶エリア
に格納される。基本値μBは設計上定められ、あるいは
乾燥状態の摩擦材の常温における実測値である。
PU102の目標減速度一致制御手段102Aにおい
て、ステップSA1が実行され、ブレーキペダル10の
踏込み力、車体の減速度Gおよび車高が読み込まれた
後、ステップSA2において目標減速度Grが演算され
る。ここで、ブレーキペダル10の踏込み力と目標減速
度Grとの関係を規定する図5に示す前記マップから、
読み込まれた踏込み力に対する目標減速度Grが演算さ
れるのである。次いで、ステップSA3が実行され、A
BSフラグがON(ABSフラグ=1)であるかOFF
(ABSフラグ=0)であるかの判定が行われる。
スイッチがONにされると同時に、CPU102の目標
減速度一致制御手段102Aにおいて並行して実行され
ている図4に示すABSフラグ操作ルーチンによりON
・OFFが制御される。すなわち、ABSフラグを一旦
OFFとし(ステップSB1)、次いで、全車輪22,
24,38,40のうち、少なくともいずれか一つの車
輪についてABS制御が実行されているか否かを判定し
て(ステップSB2)、少なくともいずれか一つの車輪
についてABS制御が実行されている場合にはABSフ
ラグをONし(ステップSB3)、車輪22,24,3
8,40のいずれにおいてもABS制御が実行されてい
ない場合にはABSフラグをOFF状態のままとする。
されると同時に、CPU102のスリップ率制御手段1
02Bにおいて、ABS制御を行うためのABSルーチ
ンも並行して実行されている。すなわち、スリップ率制
御手段102Bは、車輪速センサ126,128,13
0,132からの出力である各車輪速と模擬車体速との
関係に基づいて各車輪22,24,38,40のスリッ
プ率を検出演算する。そして、該スリップ率が予め設定
された所定値を越えた車輪がある場合に、該車輪につい
て該スリップ率を予め設定された許容範囲内に収めるよ
うに、各ホイールシリンダ26,28,42,44のう
ちの対応するもののブレーキ力すなわち制動液圧Pを設
定し、設定された制動液圧Pを示す制御信号を選択制御
手段102Cに出力するABS制御を実行する。
24,38,40毎にそれぞれ実行されるもので、制御
対象となる(すなわちスリップが発生している車輪に設
けられている)ホイールシリンダ26,28,42,4
4のうち対応するものについて最初の減圧指令を出力し
てからスリップ率が予め設定された許容範囲内に収まっ
てスリップが回復した後ホイールシリンダ26,28,
42,44のうちの対応するものについてブレーキ液圧
を増圧させて戻した後にスリップ傾向とならないと判定
されるまでの間の制御信号の出力中を言う。
は、上記ステップSA3でABSフラグがONされてい
なければ、ステップSA3の判定はNOとなり、ステッ
プSA4〜SA8が実行され、目標減速度Grと実際の
車体減速度Gとを一致させるべく、ホイールシリンダ2
6,28,42,44の制動液圧を設定するために摩擦
材の摩擦係数μが設定される。
速度Grに対する割合に応じて設定される。ステップS
A4においては実際の車体減速度Gの絶対値|G|が目
標減速度Grの95%以下であるか否かの判定が行わ
れ、95%以下であればステップSA4の判定結果がY
ESとなってステップSA7が実行され、摩擦係数μが
0.99μに決定されて、それまで摩擦係数記憶エリア
に格納されていた従前の摩擦係数μと置き換えられる。
また、実際の車体減速度Gの絶対値|G|が目標減速度
Grの95%より大きい場合にはステップSA5が実行
され、実際の車体減速度Gの絶対値|G|が目標減速度
Grの105%以上であるか否かの判定が行われる。
テップSA5の判定がYESとなってステップSA8が
実行され、摩擦係数μが1.01μに決定されて、それ
まで摩擦係数記憶エリアに格納されていた従前の摩擦係
数μと置き換えられる。さらに、実際の車体減速度Gの
絶対値|G|が目標減速度Grの95%より大きく、1
05%より小さい場合にはステップSA6が実行され、
摩擦係数μはそれまで通りの値に決定される。これによ
って、実際の車体減速度Gの絶対値|G|が目標減速度
Grの95%以下である間は、車輪回転抑制ルーチンの
1実行サイクル毎に摩擦係数μが1%ずつ減じられ、1
05%以上である間は1%ずつ増やされ、95%と10
5%との間では変更されないこととなる。そして、この
実施の形態において、目標減速度一致制御手段102A
は、ステップSA3の判断において、ABSフラグがO
Nされている場合すなわちスリップ率制御手段102B
により、車輪22,24,38,40の少なくともいず
れか一つに対してのABS制御が行われている場合に
は、ステップSA6に進み、摩擦係数μを変更しない。
輪22,24および後輪38,40の各車輪荷重が決定
される。4輪の各荷重の大きさは車両の構造や制動時に
生ずる車両後方から前方への荷重移動によって異なり、
同じ制動力では4輪が同時にロックするように車輪の回
転を抑制することができないため、各輪毎に適切な制動
力が得られるように車輪荷重を決定するのである。左前
輪22の荷重FFLは次式に従って決定される。 FFL=WFL+{(H・GX)/2L−(H・RF・GY)
/T}−M ただし、 WFL:停車状態において左前輪22にかかる車両重量 H:車両の重心高さ GX:前後加速度 L:ホイールベース RF:前輪のロール剛性配分 GY:横加速度 T:トレッド M:車両の質量
の高さHおよび車両の質量Mを掛けた大きさのモーメン
ト(M・H・GX)が生じ、このモーメントは前輪に地
面から加えられる反力FにホイールベースLを掛けたモ
ーメント(F・L)と釣り合うことからF=(M・H・
GX)/Lが得られ、さらにこの反力Fは左右の前輪2
2,24に加えられるのであるから、左前輪22の荷重
は(M・H・GX)/2Lだけ増大することとなる。
重移動が生ずる。車両旋回時には横加速度GYに重心高
さHを掛けた大きさのモーメント(M・H・GY)が生
じ、トレッドTに左の前後輪に地面から加えられる反力
Fを掛けたモーメント(F・T)と釣り合うことからF
=(M・H・GY)/Tが得られる。この力Fは前輪と
後輪とがそのロール剛性配分RF,RRの大きさに応じて
分担する。ロール剛性配分は、車両が前後方向の軸線ま
わりに回動する際に、懸架装置からばね上重量に伝えら
れる復元モーメントの前輪と後輪との配分比率であり、
(M・H・GY)/Tに前輪22,24のロール剛性配
分RFを掛けた値が旋回に伴う左前輪22の荷重の変化
量である。左旋回時における横加速度GYを正で表すと
すれば、左前輪22の場合、車両の左旋回時には荷重移
動により荷重が減少するため、上記式において(M・H
・RF・Gr)/Τが引かれ、右旋回時にはGYが負の値
となり、荷重が増大することとなる。
て求められる。 FFR=WFR+{(H・GX)/2L+(H・RF・GY)
/T}・M ただし、 WFR=停車状態において右前輪24にかかる車両重量 右前輪24の場合、車両の左旋回時には横方向の荷重移
動により荷重が大きくなり、これを加えることにより荷
重FFRが求められ、右旋回時にはGYの値が負になるた
め、荷重が減少する。
荷重FRL,FRRは次式によって求められる。 FRL=WRL−{(H・GX)/2L+(H・RR・GY)
/T}・M FRR=WRR−{(H・GX)/2L−(H・RR・GY)
/T}・M ただし、 WRL:停車状態において左後輪38にかかる車両重量 RR:後輪のロール剛性配分 WRR:停車状態において右後輪40にかかる車両重量 制動に伴う前後方向の荷重移動により後輪の荷重は減少
するため、(M・H・GX)/2Lを引くのである。ま
た、左右方向の移動荷重は(M・H・GY)/Tに後輪
のロール剛性の分担率RRを掛けることにより求めら
れ、この値を左後輪38の場合には引き、右後輪40の
場合には加えることとなる。
輪38,40の荷重が求められたならばステップSA1
0が実行され、荷重の大きさに応じた制動力が得られる
ように、各輪のホイールシリンダ26,28,42,4
4に供給される制動液圧PFL,PFR,PRL,PRRが次式
により算出される。 PFL=(FFL・Gr)/(μ・bF) PFR=(FFR・Gr)/(μ・bF) PRL=(FRL・Gr)/(μ・bR) PRR=(FRR・Gr)/(μ・bR) ただし、bFは前輪のブレーキファクタ、bRは後輪のブ
レーキファクタであり、bF,bRはそれぞれ次式によっ
て表される。 bF=2・AF・(r/R) bR=2・AR・(r/R) ただし、 AF:左右前輪22,24のブレーキのピストン断面積 AR:左右後輪38,40のブレーキのピストン断面積 r:ディスクロータの有効半径 R:タイヤの有効半径
2Aは、実際の車体減速度Gの絶対値|G|が目標減速
度Grの95%以下の場合、摩擦係数μを減少させ、そ
の結果、同じ目標減速度Grに対する制動液圧Pを高く
設定することになる。この場合は車輪回転の抑制量が不
足しているため、制動液圧Pが高くなる方向に制御する
のである。また、実際の車体減速度Gの絶対値|G|が
目標減速度Grの105%以上の場合には、摩擦係数μ
を増大させ、その結果、同じ目標減速度Gにr対する制
動液圧Pを低く設定することになる。この場合は車輪回
転の抑制が過大なのであるから、制動液圧Pが低くなる
方向に制御するのである。
|が目標減速度Grの95%より大きく目標減速度Grの
105%より小さい場合には、摩擦計数μを維持させ、
その結果、同じ目標減速度Grに対する制動液圧Pの関
係が直前の関係に維持されるよう設定することになる。
加えて、ステップSA3の判断において、ABSフラグ
がONされている場合にも、摩擦係数μを変更せず、同
じ目標減速度Grすなわちブレーキペダル10の操作量
に対する制動液圧Pすなわち発生させるブレーキ力の関
係が直前の関係に維持されるよう設定することになる。
は、上記のようにして設定された各車輪毎の制動液圧P
を示す制御信号を選択制御手段102Cに出力する。す
ると、選択制御手段102Cが、目標減速度一致制御手
段102Aから各車輪22,24,38,40毎に出力
される上記制御信号を入力させることになるが、これと
は別に、車輪22,24,38,40にスリップ率が予
め設定された所定値を越えたものがある場合、このよう
な車輪についてスリップ率制御手段102Bからスリッ
プ率を許容範囲内に収めるように出力された制御信号も
入力させており、各車輪22,24,38,40毎に、
これらの制御信号のうち一方を選択して液圧制御弁58
〜64へ出力させる制動液圧決定ルーチンを実行する。
24,38,40のうち対応するものに対してのABS
制御が実行されているか否かを判定し(ステップSC
1)、ABS制御が実行されている場合には、目標減速
度一致制御手段102Aおよびスリップ率制御手段10
2Bのうち発生させるブレーキ力すなわち制動液圧Pが
小さい方の制御信号を選択し(ステップSC2)、AB
S制御が実行されていない場合には、目標減速度一致制
御手段102Aから出力される制御信号を選択する(ス
テップSC3)。このような制動液圧決定ルーチンをす
べての車輪22,24,38,40について実行する。
制動液圧決定ルーチンにおいて選択された各車輪22,
24,38,40毎の制御信号をフィードバック制御手
段102Dに出力させる。すると、該フィードバック制
御手段102Dは、選択された制御信号で示される各車
輪22,24,38,40毎の制動液圧Pが各ホイール
シリンダ26,28,42,44に供給されるように液
圧制御弁58〜64のソレノイドの励磁電流の大きさを
各別にフィードバック制御する。すなわち、液圧センサ
118〜124によって検出されるホイールシリンダ2
6,28,42,44に供給される各液圧と各車輪2
2,24,38,40毎に設定された制動液圧Pとが各
対応毎に比較され、各車輪22,24,38,40毎に
設定された制動液圧Pが実際に得られるように電流をフ
ィードバック制御するのである。
手段102Aの制御信号が選択された場合は、ブレーキ
ペダル10の踏込み力に対応する目標減速度Grを得る
ために、実際の車体減速度Gの目標減速度Grに対する
割合によって制動液圧Pの高さを変える。すなわち、実
際の車体減速度Gが目標減速度Grの95%以下である
間はステップSA7が実行される毎に摩擦係数μが1%
ずつ小さくされ、制動液圧Pが増大させられるのであ
り、実際の車体減速度Gが目標減速度Grの105%以
上である間はステップSA8が実行される毎に摩擦係数
μが1%ずつ大きくされ、制動液圧Pが減少させられ
る。また、実際の車体減速度Gが目標減速度Grの95
%より大きく、105%より小さくなれば摩擦係数μは
一定値に保たれ、実際の車体減速度Gが目標減速度Gr
と正確に一致しなくても、その範囲内では制動液圧Pが
一定に保たれる。そのため、電磁液圧制御弁58〜64
が増圧状態と減圧状態に頻繁に切り換えられることがな
く、振動を生ずることなく車輪の回転が抑制される。
Aに加えて、車輪のスリップ率を許容範囲内に収めるよ
うにブレーキ力を制御する制御信号を出力するABS制
御を行うスリップ率制御手段102Bを設けており、し
かも、選択制御手段102Cが、スリップ率制御手段1
02BでABS制御が行われている場合、目標減速度一
致制御手段102Aおよびスリップ率制御手段102B
のうち発生させるブレーキ力が小さい方の制御信号を選
択してフィードバック制御手段102Dへ出力させるこ
とになる。よって、車輪22,24,38,40のいず
れかがロック傾向となると、スリップ率制御手段102
Bの制御信号が、発生させるブレーキ力が小さくなるこ
とで選択されることになって、車輪のスリップ率を許容
範囲内に収めるようにブレーキ力が制御されることにな
る。したがって、車輪22,24,38,40がロック
状態に陥るのを防止して車両の挙動を安定化させること
ができる。
は、ステップSA3の判断において、ABSフラグがO
Nされている場合すなわち全車輪22,24,38,4
0のうち少なくともいずれか一つに対しABS制御がス
リップ率制御手段102Bで行われている場合には、摩
擦係数μを変更せず、同じ目標減速度Grすなわちブレ
ーキペダル10の操作量に対する制動液圧Pすなわち発
生させるブレーキ力の関係を直前の関係に維持すること
になる。
プ率制御手段102Bの制御信号が採用されている間
に、ABS作動で実際の車体減速度が目標減速度に達し
ないことに起因して、目標減速度一致制御手段102A
の制御信号が、摩擦係数μを増大させる方向すなわちブ
レーキペダル10の操作量に対しブレーキ力を増大させ
る方向に更新されてしまい、ロック傾向が回避されてス
リップ率制御手段102BのABS制御が停止されスリ
ップ率制御手段102Bの制御信号から目標減速度一致
制御手段102Aの制御信号に切り換えられたときに不
要にブレーキ力を大きくするよう制御されてしまうこと
を防止することができる。
速度一致制御手段102Aは、図4に示すABSフラグ
操作ルーチンにより、全車輪22,24,38,40の
うち少なくともいずれか一つに対しABS制御がスリッ
プ率制御手段102Bで行われている場合には、ABS
フラグをONする場合を例にとり説明したが、図6ある
いは図7に示すフローチャートのABSフラグ操作ルー
チンのように変更することも可能である。
OFFとし(ステップSB1)、次いで、両前輪22,
24のうちのいずれかについてABS制御が実行されて
いるか否かを判定して(ステップSD2)、両前輪2
2,24のうちのいずれか一つについてABS制御が実
行されている場合にはABSフラグをONし(ステップ
SB3)、両前輪22,24のいずれもABS制御が実
行されていない場合にはABSフラグをOFF状態のま
まとする。また、図7では、ABSフラグを一旦OFF
とし(ステップSB1)、次いで、両前輪22,24に
ついて共にABS制御が実行されているか否かを判定し
て(ステップSE2)、両前輪22,24について共に
ABS制御が実行されている場合にはABSフラグをO
Nし(ステップSB3)、両前輪22,24について共
にはABS制御が実行されていない場合にはABSフラ
グをOFF状態のままとする。ここで、ブレーキ操作時
には前輪側が後輪側に対し先行してロック状態となるよ
うにブレーキ制御装置の構成が設定されているため、こ
のような前輪のみの判断を採用することができるのであ
る。
参照して第1の実施の形態との相違部分を中心に以下に
説明する。第2の実施の形態では、車輪回転抑制ルーチ
ンにおいて、目標減速度一致制御手段102Aが、ステ
ップSA3においてスリップ率制御手段102Bにより
ABS制御が行われているか否かの判定を行うに先立っ
て、ステップSA5を実行して、目標減速度Grより実
際の車体減速度Gの絶対値|G|が所定の比率以上、具
体的には105%以上に大きいか否かの判定を行い、目
標減速度Grより実際の車体減速度Gの絶対値|G|が
所定の比率以上に大きい場合は、ステップSA8を実行
し、摩擦係数μを1.01μに決定させる。他方、目標
減速度Grより実際の車体減速度Gの絶対値|G|が所
定の比率以上に大きくない場合は、ステップSA3を実
行する。なお、この変更にともなって、上記ステップS
A3において、ABSフラグがONされていないと判定
され、ステップSA4で実際の車体減速度Gの絶対値|
G|が目標減速度Grの95%以下でない場合は、ステ
ップSA6に進んで摩擦係数μはそれまで通りの値に決
定されることになる。
2Aは、目標減速度Grより実際の車体減速度Gの絶対
値|G|が所定の比率以上に大きい場合には、スリップ
率制御手段102BによりABS制御が行われているか
否かとは無関係に、摩擦係数μを小さくする、すなわち
ブレーキペダル10の操作量に対し発生させるブレーキ
力を小さくするよう変更して制御信号を出力させること
になるため、制御の迅速化を図ることができる。
を参照して第1の実施の形態との相違部分を中心に以下
に説明する。第3の実施の形態は、図1に示される車輪
個々にブレーキ液圧を変調できる液圧制御弁58,6
0,62,64の代りに、出力が変調可能なブースタ
(ブレーキ力発生手段)160を用いた点が主たる相違
点である。第3の実施の形態のブレーキ制御装置は、ブ
レーキペダル10とマスタシリンダ12との間に介在さ
れて、マスタシリンダ12の2個の加圧室にそれぞれ、
ブレーキペダル10の踏込み力に対応する液圧を、ブレ
ーキペダル10の踏込み力を助勢しつつ発生させるブー
スタ160を有しており、該ブースタ160は、上記し
たようにその出力を制御装置100からの信号で変調す
ることにより、マスタシリンダ12から発生させる液圧
を変調させるようになっている(このブースタ160に
ついては実開昭60−134067号公報、実開昭60
−134068号公報および実開昭60−134069
号公報参照)。
前輪22(図9においては図示略)に設けられたブレー
キのフロントホイールシリンダ26と右後輪40(図9
においては図示略)に設けられたブレーキのリヤホイー
ルシリンダ44に接続されており、他方の加圧室は、右
前輪24(図9においては図示略)に設けられたブレー
キのフロントホイールシリンダ28と左後輪38(図9
においては図示略)に設けられたブレーキのリヤホイー
ルシリンダ42に接続されている。後輪38,40用の
液通路にはプロポーショニングバルブ46がそれぞれ設
けられている。
からホイールシリンダ26,28,42,44への液圧
を必要に応じて遮断しつつホイールシリンダ26,2
8,42,44の液圧を減圧および増圧等させるABS
用アクチュエータであり、該ABS用アクチュエータ1
62は、例えば、共通のブレーキ配管系統とされたホイ
ールシリンダ26,44に対し同時に制御を行い、これ
らとは別に、共通のブレーキ配管系統とされたホイール
シリンダ28,42に対し同時に制御を行う。
ペダル10の踏込み力を検出する操作量検出手段として
の踏力検出装置114、左右の前輪22,24および後
輪38,40の各回転速度を検出する車輪速センサ12
6,128,130,132(図9においては図示略)
等が設けられている。第3の実施の形態のブレーキ制御
装置は、第1の実施の形態に対して、上記ブースタ16
0を用いる点が主に相違しているため、図10に示すよ
うに、車輪回転抑制ルーチンにおいて、目標減速度一致
制御手段102Aが、目標減速度Grと実際の車体減速
度Gとの比に応じてブースタ160の出力を変更する制
御信号を選択制御手段102Cに出力し、該目標減速度
一致制御手段102Aの制御信号が選択制御手段102
Cで選択された場合には、該制御信号によってブースタ
160に出力を行わせるようになっている。また、ステ
ップSA9の車輪荷重の決定およびステップSA10の
制動液圧のフィードバック制御は廃止され、加えて、ス
テップSA1の代りに、該ステップSA1から車高およ
び車体減速度の読み込みを削除して車輪速度の読み込み
を加えたステップSA101と、該ステップSA101
で検出された車輪速度から車体減速度Gを演算するステ
ップSA102とを実行するようになっている。
目標減速度Grすなわちブレーキペダル10の各踏込み
力に一対一で対応するブースタ160の基準の出力特性
があらかじめ設定されマップとして制御装置100に記
憶されており、イグニッションキーがONされるとこの
設定に初期設定される。そして、第1の実施の形態と同
様に、目標減速度一致制御手段102Aは、車輪回転抑
制ルーチンのステップSA3において、ABS制御が実
行されている場合にONされるABSフラグがON(A
BSフラグ=1)であるかOFF(ABSフラグ=0)
の判定を行う。
されると同時に、スリップ率制御手段102Bでは、車
輪速センサ126,128,130,132からの出力
である各車輪速と模擬車体速との関係に基づいて各車輪
22,24,38,40のスリップ率を検出演算し、そ
して、該スリップ率が予め設定された所定値を越えた車
輪がある場合に、該車輪について該スリップ率を予め設
定された許容範囲内に収めるように、ABS用アクチュ
エータ162を制御するとともに、ABS用アクチュエ
ータ162を用いることなくスリップ率を予め設定され
た許容範囲内に収めるような出力が得られるようにブー
スタ160の出力を制御する制御信号を選択制御手段1
02Cに出力するABS制御を実行する。
においては、ステップSA3でABSフラグがONされ
ていなければ、実際の車体減速度Gが目標減速度Grの
95%以下であるか否かの判定が行われ、95%以下で
あればステップSF4の判定結果がYESとなってステ
ップSF7が実行され、ブースタ160の基準の出力特
性に対する実際の出力特性の係数値がその直前の値に対
し1%増加され、結果として、ブースタ160の実際の
出力特性がその直前の出力特性に対し1%増加されるよ
うに変更して、この新たな出力特性に応じたブースタ1
60の出力を示す制御信号を選択制御手段102Cに出
力させる。なお、上記したブースタ160の出力特性と
は、入力に対するブースタ160の出力特性のことであ
り、ブレーキペダル10からの各入力に一対一で対応す
る出力(同じ入力に対し得られる出力)が、その直前の
ものに対し、すべて1%ずつ増やされるように出力特性
を全体として変化させるのである。
Gが目標減速度Grの95%より大きい場合にはステッ
プSF5が実行され、実際の車体減速度Gが目標減速度
Grの105%以上であるか否かの判定が行われる。目
標減速度Grの105%以上であればステップSF5の
判定がYESとなってステップSF8が実行され、ブー
スタ160の基準の出力特性に対する実際の出力特性の
係数値がその直前の値に対し1%減少され、結果とし
て、ブースタ160の実際の出力特性がその直前の出力
特性に対し1%減少するように、言い換えればブレーキ
ペダル10からの各入力に一対一で対応する出力が、そ
の直前のものに対し、すべて1%ずつ減らされように出
力特性を全体として変更して、この新たな出力特性に応
じたブースタ160の出力を示す制御信号を選択制御手
段102Cに出力させる。
5%より大きく、105%より小さい場合にはステップ
SF6が実行され、ブースタ160の基準の出力特性に
対する実際の出力特性の係数値がその直前の値に維持さ
れ、結果としてブースタ160の出力特性はその直前の
状態が維持されるよう制御する制御信号を選択制御手段
102Cに出力させる。そして、この実施の形態におい
て、目標減速度一致制御手段102Aは、ステップSA
3の判断において、ABSフラグがONされている場合
すなわちスリップ率制御手段102Bにより、車輪2
2,24,38,40のいずれかに対してABS制御が
行われている場合には、ステップSF6に進み、ブース
タ160の基準の出力特性に対する実際の出力特性の係
数値がその直前の値に維持され、結果としてブースタ1
60の出力特性はその直前の状態が維持され、この出力
特性に応じたブースタ160の出力を示す制御信号を選
択制御手段102Cに出力させる。
速度一致制御手段102Aから出力される上記制御信号
を入力させることになるが、これとは別に、車輪22,
24,38,40にスリップ率が予め設定された所定値
を越えたものがある場合、このような車輪についてスリ
ップ率制御手段102Bからスリップ率を許容範囲内に
収めるようにブースタ160の出力を示す制御信号も入
力させており、これらの制御信号のうちブースタ160
の出力が小さい一方を選択してブースタ160へ出力さ
せる。このような構成の第3の実施の形態によれば、第
1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。そ
の上、前後Gセンサおよび車高センサを削除することが
できる。
を参照して第3の実施の形態との相違部分を中心に以下
に説明する。第4の実施の形態においては、図11に示
すように、車輪回転抑制ルーチンにおいて、目標減速度
一致制御手段102Aは、ステップSA3においてスリ
ップ率制御手段102BによりABS制御が行われてい
るか否かの判定を行うに先立って、ステップSF5を実
行して、目標減速度Grより実際の車体減速度Gが所定
の比率以上、具体的には105%以上に大きいか否かの
判定を行い、目標減速度Grより実際の車体減速度Gが
所定の比率以上に大きい場合は、ステップSF8を実行
し、ブースタ160の基準の出力特性に対する実際の出
力特性の係数値がその直前の値に対し1%減少させる。
他方、目標減速度Grより実際の車体減速度Gが所定の
比率以上に大きくない場合は、ステップSA3を実行す
る。なお、この変更にともなって、上記ステップSA3
において、ABSフラグがONされていないと判定さ
れ、ステップSF4で実際の車体減速度Gが目標減速度
Grの95%以下でない場合は、ステップSF6に進ん
で摩擦係数μはそれまで通りの値に決定されることにな
る。
2Aは、目標減速度Grより実際の車体減速度Gが所定
の比率以上に大きい場合には、スリップ率制御手段10
2BによりABS制御が行われているか否かとは無関係
に、ブースタの出力特性を小さくする、すなわちブレー
キペダル10の操作量に対し発生させるブレーキ力を小
さくするよう変更して制御信号を出力させることになる
ため、制御の迅速化を図ることができる。
3を参照して第1の実施の形態との相違部分を中心に以
下に説明する。第5の実施の形態は、第1の実施の形態
に対し制御内容が一部異なるものである。すなわち、こ
の第5の実施の形態においては、図13に示すように、
各目標減速度Grすなわちブレーキペダル10の各踏込
み力に一対一で対応する基準の制動液圧の出力特性があ
らかじめ初期設定されマップとして制御装置100に記
憶されている。また、ステップSA9の車輪荷重の決定
は廃止され、加えて、ステップSA1の代りに、該ステ
ップSA1から車高および車体減速度の読み込みを削除
して車輪速度の読み込みを加えたステップSA101
と、該ステップSA101で検出された車輪速度から車
体減速度Gを演算するステップSA102とを実行する
ようになっている。
標減速度一致制御手段102Aは、ステップSG4で実
際の車体減速度Gが目標減速度Grの95%以下である
か否かの判定が行われ、95%以下であればステップS
G4の判定結果がYESとなってステップSG7が実行
され、基準の制動液圧の出力特性に対する実際の制動液
圧の出力特性の係数値がその直前の値に対し1%増加さ
れ、結果として、実際の制動液圧の出力特性がその直前
の制動液圧の出力特性に対し1%増加される。なお、上
記した制動液圧の出力特性とは、入力に対する制動液圧
の出力特性のことで、ステップSG7においては、ブレ
ーキペダル10からの各入力に一対一で対応する制動液
圧の出力特性(同じ入力に対し得られる出力)が、その
直前のものに対し、すべて1%ずつ増やされるように制
動液圧の出力特性を全体として変更させる。
95%より大きい場合にはステップSG5が実行され、
実際の車体減速度Gが目標減速度Grの105%以上で
あるか否かの判定が行われる。目標減速度Grの105
%以上であればステップSG5の判定がYESとなって
ステップSG8が実行され、基準の制動液圧の出力特性
に対する実際の制動液圧の出力特性の係数値がその直前
の値に対し1%減少され、結果として、実際の制動液圧
の出力特性がその直前の制動液圧の出力特性に対し1%
減少されるように、言い換えればブレーキペダル10か
らの各入力に一対一で対応する制動液圧が、その直前の
ものに対し、すべて1%ずつ減らされように制動液圧の
出力特性を全体として変更させる。
5%より大きく、105%より小さい場合にはステップ
SG6が実行され、基準の制動液圧の出力特性に対する
実際の制動液圧の出力特性の係数値がその直前の値に維
持され、結果として制動液圧の出力特性はその直前と同
じ状態に維持される。そして、この実施の形態におい
て、目標減速度一致制御手段102Aは、ステップSA
3の判断において、ABSフラグがONされている場合
すなわちスリップ率制御手段102Bにより、車輪2
2,24,38,40のいずれかに対してABS制御が
行われている場合には、ステップSG6に進み、基準の
制動液圧の出力特性に対する実際の制動液圧の出力特性
の係数値がその直前の値に維持され、結果として制動液
圧の出力特性はその直前の状態が維持される。
2Aは、実際の車体減速度Gが目標減速度Grの95%
以下の場合、係数値がその直前の値に対し1%増加さ
れ、その結果、同じ目標減速度Grに対する制動液圧P
を高く設定することになる。また、実際の車体減速度G
が目標減速度Grの105%以上の場合には、係数値が
その直前の値に対し1%減少され、その結果、同じ目標
減速度Grに対する制動液圧Pを低く設定することにな
る。さらに、実際の車体減速度Gが目標減速度Grの9
5%より大きく目標減速度Grの105%より小さい場
合には、係数値がその直前の値に維持され、その結果、
同じ目標減速度Grに対する制動液圧Pの関係が直前の
関係に維持されるよう設定することになる。加えて、ス
テップSA3の判断において、ABSフラグがONされ
ている場合にも、係数値を変更せず、同じ目標減速度G
rすなわちブレーキペダル10の操作量に対する制動液
圧Pすなわち発生させるブレーキ力の関係が直前の関係
に維持されるよう設定することになる。
は、上記のようにして設定された各車輪毎の制動液圧P
を示す制御信号を選択制御手段102Cに出力する。そ
して、目標減速度一致制御手段102Aは、上記のよう
にして設定された各車輪毎の制動液圧Pを示す制御信号
を選択制御手段102Cに出力する。すると、ステップ
SA10が実行され、選択制御手段102Cが、目標減
速度一致制御手段102Aから各車輪22,24,3
8,40毎に出力される上記制御信号を入力させること
になるが、これとは別に、車輪22,24,38,40
にスリップ率が予め設定された所定値を越えたものがあ
る場合、このような車輪についてスリップ率制御手段1
02Bからスリップ率を許容範囲内に収めるように出力
された制御信号も入力させており、各車輪22,24,
38,40毎に、これらの制御信号のうち一方を選択し
て液圧制御弁58〜64へ出力させる制動液圧決定ルー
チンを実行する。
輪22,24,38,40のうち対応するものに対して
のABS制御が実行されているか否かを判定し(ステッ
プSC1)、ABS制御が実行されている場合には、目
標減速度一致制御手段102Aおよびスリップ率制御手
段102Bのうち発生させるブレーキ力すなわち制動液
圧Pが小さい方の制御信号を選択し(ステップSC
2)、ABS制御が実行されていない場合には、目標減
速度一致制御手段102Aから出力される制御信号を選
択する(ステップSC3)。このような制動液圧決定ル
ーチンをすべての車輪22,24,38,40について
実行する。
制動液圧決定ルーチンにおいて選択された各車輪22,
24,38,40毎の制御信号をフィードバック制御手
段102Dに出力させる。すると、該フィードバック制
御手段102Dは、選択された制御信号で示される各車
輪22,24,38,40毎の制動液圧Pが各ホイール
シリンダ26,28,42,44に供給されるように液
圧制御弁58〜64のソレノイドの励磁電流の大きさを
各別にフィードバック制御する。すなわち、液圧センサ
118〜124によって検出されるホイールシリンダ2
6,28,42,44に供給される各液圧と各車輪2
2,24,38,40毎に設定された制動液圧Pとが各
対応毎に比較され、各車輪22,24,38,40毎に
設定された制動液圧Pが実際に得られるように電流をフ
ィードバック制御するのである。このような構成の第5
の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果
を奏することができる。その上、前後Gセンサおよび車
高センサを削除することができる。
を参照して第5の実施の形態との相違部分を中心に以下
に説明する。第6の実施の形態においては、車輪回転抑
制ルーチンで目標減速度一致制御手段102Aが、ステ
ップSA3においてスリップ率制御手段102Bにより
ABS制御が行われているか否かの判定を行うに先立っ
て、ステップSG5を実行して、目標減速度Grより実
際の車体減速度Gが所定の比率以上、具体的には105
%以上に大きいか否かの判定を行い、目標減速度Grよ
り実際の車体減速度Gが所定の比率以上に大きい場合
は、ステップSG8を実行し、基準の制動液圧の出力特
性に対する実際の制動液圧の出力特性の係数値をその直
前の値に対し1%減少させる。他方、目標減速度Grよ
り実際の車体減速度Gが所定の比率以上に大きくない場
合は、ステップSA3を実行する。なお、この変更にと
もなって、上記ステップSA3において、ABSフラグ
がONされていないと判定され、ステップSG4で実際
の車体減速度Gが目標減速度Grの95%以下でない場
合は、ステップSG6に進んで摩擦係数μはそれまで通
りの値に決定されることになる。
2Aは、目標減速度Grより実際の車体減速度Gが所定
の比率以上に大きい場合には、スリップ率制御手段10
2BによりABS制御が行われているか否かとは無関係
に、制動液圧の出力特性を小さくする、すなわちブレー
キペダル10の操作量に対し発生させるブレーキ力を小
さくするよう変更して制御信号を出力させることになる
ため、制御の迅速化を図ることができる。なお、以上の
第1〜第6の実施の形態としては、ブレーキ操作量とし
てブレーキペダル10の踏込み力を用いて目標減速度を
設定する場合を例にとり説明したが、ブレーキ操作量と
してブレーキペダル10の踏込み量を検出して、図15
に示すブレーキペダル10の踏込み量と目標減速度との
関係から目標減速度を設定するようにしてもよい。
記載のブレーキ制御装置によれば、ブレーキペダルの操
作量に応じた目標減速度と実際の車体減速度が一致する
ようにブレーキ力を制御する制御信号を出力する目標減
速度一致制御手段に加えて、車輪のスリップ率を許容範
囲内に収めるようにブレーキ力を制御する制御信号を出
力するABS制御を行うスリップ率制御手段を設けてお
り、しかも、選択制御手段は、スリップ率制御手段でA
BS制御が行われている場合、目標減速度一致制御手段
およびスリップ率制御手段のうち発生させるブレーキ力
が小さい方の制御信号を選択してブレーキ力発生手段に
出力させることになる。よって、いずれかの車輪がロッ
ク傾向となると、スリップ率制御手段の制御信号が、発
生させるブレーキ力が小さくなることで選択されること
になって、車輪のスリップ率を許容範囲内に収めるよう
にブレーキ力が制御されることになる。したがって、車
両の挙動を安定化させることができる。
によれば、スリップ率制御手段の制御信号が採用されて
いる間に、ABS作動で実際の車体減速度が目標減速度
に達しないことに起因して、目標減速度一致制御手段の
制御信号が、ブレーキペダルの操作量に対しブレーキ力
を増大させる方向に更新されてしまい、ロック傾向が回
避されてスリップ率制御手段のABS制御が停止されス
リップ率制御手段の制御信号から目標減速度一致制御手
段の制御信号に切り換えられたときに不要にブレーキ力
を大きくするよう制御されてしまうことが防止される。
によれば、目標減速度一致制御手段は、目標減速度より
実際の車体減速度が大きい場合には、スリップ率制御手
段によりABS制御が行われているか否かとは無関係
に、ブレーキペダルの操作量に対し発生させるブレーキ
力を小さくするよう変更して制御信号を出力させること
になるため、制御の迅速化を図ることができる。
態の構成図である。
態の制御装置に格納された車輪回転抑制ルーチンを示す
フローチャートである。
態の制御装置に格納された制動液圧決定ルーチンを示す
フローチャートである。
態の制御装置に格納されたABSフラグ操作ルーチンを
示すフローチャートである。
態の制御装置に格納されたブレーキペダルの踏込み力と
目標減速度との関係を示すグラフである。
態の制御装置に格納されたABSフラグ操作ルーチンの
他の例を示すフローチャートである。
態の制御装置に格納されたABSフラグ操作ルーチンの
さらに他の例を示すフローチャートである。
態の制御装置に格納された車輪回転抑制ルーチンを示す
フローチャートである。
態の構成図である。
形態の制御装置に格納された車輪回転抑制ルーチンを示
すフローチャートである。
形態の制御装置に格納された車輪回転抑制ルーチンを示
すフローチャートである。
形態の制御装置に格納された車輪回転抑制ルーチンを示
すフローチャートである。
形態の制御装置に格納されたブレーキペダルの操作量と
制動液圧との関係を示すグラフである。
形態の制御装置に格納された車輪回転抑制ルーチンを示
すフローチャートである。
実施の形態の制御装置に格納可能なブレーキペダルの踏
込み量と目標減速度との関係を示すグラフである。
手段) 102A 目標減速度一致制御手段 102B スリップ率制御手段 102C 選択制御手段 102D フィードバック制御手段 114 踏込力検出装置(操作量検出手段)
Claims (3)
- 【請求項1】 ブレーキペダルの操作量を検出する操作
量検出手段と、 制御信号により制御されてブレーキ力を発生させるブレ
ーキ力発生手段と、 前記操作量検出手段で検出されたブレーキペダルの操作
量に応じた目標減速度を設定し実際の車体減速度が目標
減速度に一致するようにブレーキ力を制御する制御信号
を出力する目標減速度一致制御手段と、を有するブレー
キ制御装置において、 車輪のスリップ率を検出演算するとともに該スリップ率
が所定値を越えた場合に、該スリップ率を許容範囲内に
収めるようにブレーキ力を制御する制御信号を出力する
ABS制御を行うスリップ率制御手段と、 該スリップ率制御手段により前記ABS制御が行われて
いるか否かを判定するとともに、該ABS制御が行われ
ている場合、前記目標減速度一致制御手段および前記ス
リップ率制御手段のうち発生させるブレーキ力が小さい
方の制御信号を選択して前記ブレーキ力発生手段に出力
させる選択制御手段と、を具備することを特徴とするブ
レーキ制御装置。 - 【請求項2】 前記目標減速度一致制御手段は、前記ス
リップ率制御手段により前記ABS制御が行われている
か否かの判定を行い、該ABS制御が行われている場合
には、ブレーキペダルの操作量と発生させるブレーキ力
との関係を維持して制御信号を出力させることを特徴と
する請求項1記載のブレーキ制御装置。 - 【請求項3】 前記目標減速度一致制御手段は、前記ス
リップ率制御手段により前記ABS制御が行われている
か否かの判定を行うに先立って、目標減速度より実際の
車体減速度の絶対値が所定の比率以上に大きいか否かの
判定を行い、目標減速度より実際の車体減速度の絶対値
が所定の比率以上に大きい場合は、ブレーキペダルの操
作量と発生させるブレーキ力との関係を、ブレーキペダ
ルの操作量に対し発生させるブレーキ力を小さくするよ
う変更して制御信号を出力させることを特徴とする請求
項2記載のブレーキ制御装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP05660897A JP4004583B2 (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | ブレーキ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05660897A JP4004583B2 (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | ブレーキ制御装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10250558A true JPH10250558A (ja) | 1998-09-22 |
| JP4004583B2 JP4004583B2 (ja) | 2007-11-07 |
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ID=13031966
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05660897A Expired - Fee Related JP4004583B2 (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | ブレーキ制御装置 |
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| JP (1) | JP4004583B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007196705A (ja) * | 2006-01-23 | 2007-08-09 | Toyota Motor Corp | 車両用制動制御装置 |
| JP2015123842A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 日信工業株式会社 | ブレーキシステム |
| WO2022025095A1 (ja) * | 2020-07-31 | 2022-02-03 | 日立Astemo株式会社 | 車両用ブレーキ装置 |
-
1997
- 1997-03-11 JP JP05660897A patent/JP4004583B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| WO2022025095A1 (ja) * | 2020-07-31 | 2022-02-03 | 日立Astemo株式会社 | 車両用ブレーキ装置 |
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