JPH10250649A - 無限軌道帯 - Google Patents
無限軌道帯Info
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- JPH10250649A JPH10250649A JP5804097A JP5804097A JPH10250649A JP H10250649 A JPH10250649 A JP H10250649A JP 5804097 A JP5804097 A JP 5804097A JP 5804097 A JP5804097 A JP 5804097A JP H10250649 A JPH10250649 A JP H10250649A
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- Japan
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- endless track
- running
- traveling
- elongation
- fiber cord
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 剛性を高めて走行により生じる走行伸びを低
く抑えると共に、走行時における耐久性を向上させた無
限軌道帯を提供すること。 【解決手段】 補強芯体Aからなる芯体層13を内部に
有する無限軌道帯4において、補強芯体Aとしてポリエ
チレン−2,6−ナフタレート繊維コードを用いたこ
と。
く抑えると共に、走行時における耐久性を向上させた無
限軌道帯を提供すること。 【解決手段】 補強芯体Aからなる芯体層13を内部に
有する無限軌道帯4において、補強芯体Aとしてポリエ
チレン−2,6−ナフタレート繊維コードを用いたこ
と。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スノーモービル等に装
着されるトラックベルト等の無限軌道帯に係わり、更に
詳しくは、剛性を高めて走行により生じる走行伸び(永
久伸び等の走行成長)を低く抑えると共に、走行時にお
ける耐久性を向上させた無限軌道帯に関するものであ
る。
着されるトラックベルト等の無限軌道帯に係わり、更に
詳しくは、剛性を高めて走行により生じる走行伸び(永
久伸び等の走行成長)を低く抑えると共に、走行時にお
ける耐久性を向上させた無限軌道帯に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、無限軌道帯は、スノーモービル等
に装着されるトラックベルト等として使用されている。
例えば図5に示すように、スノーモービルMは、その車
体1が前部をスキー部材2により支えられ、両側部に駆
動輪5と遊動輪6とを備え、この駆動輪5と遊動輪6と
に懸架軌道部材3を介してエンドレスのベルト状をなす
無限軌道帯4が掛け回されている。この無限軌道帯4の
内周面には、前記駆動輪5と噛み合って駆動力を無限軌
道帯4に伝達するための駆動突起7が無限軌道帯4の回
転方向に所定の間隔をおいて設けられている。また、無
限軌道帯4の外周面には、雪面を蹴ってスノーモービル
Mを走行させるための牽引突起8が無限軌道帯4の回転
方向に一定の間隔で配置されている。
に装着されるトラックベルト等として使用されている。
例えば図5に示すように、スノーモービルMは、その車
体1が前部をスキー部材2により支えられ、両側部に駆
動輪5と遊動輪6とを備え、この駆動輪5と遊動輪6と
に懸架軌道部材3を介してエンドレスのベルト状をなす
無限軌道帯4が掛け回されている。この無限軌道帯4の
内周面には、前記駆動輪5と噛み合って駆動力を無限軌
道帯4に伝達するための駆動突起7が無限軌道帯4の回
転方向に所定の間隔をおいて設けられている。また、無
限軌道帯4の外周面には、雪面を蹴ってスノーモービル
Mを走行させるための牽引突起8が無限軌道帯4の回転
方向に一定の間隔で配置されている。
【0003】無限軌道帯4は、例えば図6に示すよう
に、幅方向に3つに区分されたベルト部11が横剛性材
12を介して互いに連結されて構成される。ベルト部1
1は、接着剤処理が施された補強芯体をゴムまたは樹脂
で被覆してなる芯体層13を中心層として有し、この芯
体層13の外側及び内側にそれぞれ補強布14、16が
配設され、更にその外側及び内側を外側カバーゴム層1
5と内側カバーゴム層17とからなるカバーゴム層で被
覆した構成となっている。
に、幅方向に3つに区分されたベルト部11が横剛性材
12を介して互いに連結されて構成される。ベルト部1
1は、接着剤処理が施された補強芯体をゴムまたは樹脂
で被覆してなる芯体層13を中心層として有し、この芯
体層13の外側及び内側にそれぞれ補強布14、16が
配設され、更にその外側及び内側を外側カバーゴム層1
5と内側カバーゴム層17とからなるカバーゴム層で被
覆した構成となっている。
【0004】駆動突起7及び牽引突起8は、それぞれ内
側カバーゴム層17の表面、及び外側カバーゴム層15
の表面に、無限軌道帯4の回転方向に所定の間隔で一体
的に設けられている。18は懸架軌道部材3を摺動可能
に乗せるために、緩衝用ゴムを介して横剛性材12に装
着された金具である。このようにしてなる無限軌道帯4
の芯体層13を構成する補強芯体として、従来、ポリエ
チレンテレフタレート繊維(PET繊維)、芳香族ポリ
アミド繊維等の有機繊維やガラス繊維等の無機繊維のコ
ードが一般に使用されている。
側カバーゴム層17の表面、及び外側カバーゴム層15
の表面に、無限軌道帯4の回転方向に所定の間隔で一体
的に設けられている。18は懸架軌道部材3を摺動可能
に乗せるために、緩衝用ゴムを介して横剛性材12に装
着された金具である。このようにしてなる無限軌道帯4
の芯体層13を構成する補強芯体として、従来、ポリエ
チレンテレフタレート繊維(PET繊維)、芳香族ポリ
アミド繊維等の有機繊維やガラス繊維等の無機繊維のコ
ードが一般に使用されている。
【0005】しかしながら、PET繊維の場合、剛性が
低いため無限軌道帯の走行伸びが大きく(クリープし易
い)、かつ無限軌道帯の加硫時の収縮率が大きいため寸
法安定性がわるい等の欠点がある。また、芳香族ポリア
ミド繊維やガラス繊維の場合、これらの繊維が耐屈曲疲
労性に劣るため無限軌道帯の走行時における耐久性がわ
るくなり、さらに他の繊維に比してコスト高となる欠点
がある。
低いため無限軌道帯の走行伸びが大きく(クリープし易
い)、かつ無限軌道帯の加硫時の収縮率が大きいため寸
法安定性がわるい等の欠点がある。また、芳香族ポリア
ミド繊維やガラス繊維の場合、これらの繊維が耐屈曲疲
労性に劣るため無限軌道帯の走行時における耐久性がわ
るくなり、さらに他の繊維に比してコスト高となる欠点
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】本発明の目的は、剛
性を高めて走行により生じる走行伸びを低く抑えると共
に、走行時における耐久性を向上させた無限軌道帯を提
供することにある。
性を高めて走行により生じる走行伸びを低く抑えると共
に、走行時における耐久性を向上させた無限軌道帯を提
供することにある。
【0007】
【発明を解決するための手段】本発明は、補強芯体から
なる芯体層を内部に有する無限軌道帯において、前記補
強芯体としてポリエチレン−2,6−ナフタレート繊維
コードを用いたことを特徴とする。
なる芯体層を内部に有する無限軌道帯において、前記補
強芯体としてポリエチレン−2,6−ナフタレート繊維
コードを用いたことを特徴とする。
【0008】このように、芯体層の補強芯体としてポリ
エチレン−2,6−ナフタレート繊維コード、すなわち
PEN繊維コードを用いたため、無限軌道帯の剛性を高
めることができ、これによって走行伸びを低く抑えるこ
とが可能となると共に、走行時における耐久性を向上さ
せることができる。ここで、“走行伸び”とは、無限軌
道帯の走行前に対する走行後の回転方向伸びをいう。
エチレン−2,6−ナフタレート繊維コード、すなわち
PEN繊維コードを用いたため、無限軌道帯の剛性を高
めることができ、これによって走行伸びを低く抑えるこ
とが可能となると共に、走行時における耐久性を向上さ
せることができる。ここで、“走行伸び”とは、無限軌
道帯の走行前に対する走行後の回転方向伸びをいう。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に本発明の無限軌道帯の一例
の主要部を表わす無限軌道帯回転方向部分断面を示す。
図1において、無限軌道帯4は、エンドレスのベルト状
をなし、中心層に、補強芯体Aに接着剤処理を施してゴ
ムまたは樹脂で被覆した芯体層13と、その外側及び内
側にそれぞれ配設された補強布14、16とから構成さ
れた補強層24を有し、この補強層24が無限軌道帯4
の回転方向に沿って配設されると共に、この補強層24
の表面および裏面に、カバーゴム層25をそれぞれ被覆
した構成となっている。
の主要部を表わす無限軌道帯回転方向部分断面を示す。
図1において、無限軌道帯4は、エンドレスのベルト状
をなし、中心層に、補強芯体Aに接着剤処理を施してゴ
ムまたは樹脂で被覆した芯体層13と、その外側及び内
側にそれぞれ配設された補強布14、16とから構成さ
れた補強層24を有し、この補強層24が無限軌道帯4
の回転方向に沿って配設されると共に、この補強層24
の表面および裏面に、カバーゴム層25をそれぞれ被覆
した構成となっている。
【0010】このカバーゴム層25の内側カバーゴム層
17には、駆動輪の駆動を無限軌道帯4に伝達するため
の駆動突起7が、無限軌道帯4の幅方向に沿って所定の
間隔で、かつ無限軌道帯4の回転方向に沿って一定の距
離をあけて一体的に設けられている。また、図示しない
が、前記カバーゴム層25の外側カバーゴム層15に
は、雪面を蹴ってスノーモービル等を走行させるための
牽引突起が、無限軌道帯4の幅方向に沿って、かつ無限
軌道帯4の回転方向に一定の間隔をおいて配置されてい
る。
17には、駆動輪の駆動を無限軌道帯4に伝達するため
の駆動突起7が、無限軌道帯4の幅方向に沿って所定の
間隔で、かつ無限軌道帯4の回転方向に沿って一定の距
離をあけて一体的に設けられている。また、図示しない
が、前記カバーゴム層25の外側カバーゴム層15に
は、雪面を蹴ってスノーモービル等を走行させるための
牽引突起が、無限軌道帯4の幅方向に沿って、かつ無限
軌道帯4の回転方向に一定の間隔をおいて配置されてい
る。
【0011】本発明においては、芯体層13の補強芯体
Aとしてポリエチレン−2,6−ナフタレート繊維コー
ド(PEN繊維コード)を用いている。すなわち、芯体
層13をPEN繊維コードで構成している。PEN繊維
コードは、無限軌道帯4の回転方向に間隔をおいて互い
に並行に配列される。PEN繊維コードをこのように配
列させるに当たっては、いずれの手段を用いてもよく、
例えば、PEN繊維コードをすだれ織り状にして用いる
かPEN繊維コードを螺旋状に巻回した後に押圧して板
状としたものを用いるようにしてもよい。
Aとしてポリエチレン−2,6−ナフタレート繊維コー
ド(PEN繊維コード)を用いている。すなわち、芯体
層13をPEN繊維コードで構成している。PEN繊維
コードは、無限軌道帯4の回転方向に間隔をおいて互い
に並行に配列される。PEN繊維コードをこのように配
列させるに当たっては、いずれの手段を用いてもよく、
例えば、PEN繊維コードをすだれ織り状にして用いる
かPEN繊維コードを螺旋状に巻回した後に押圧して板
状としたものを用いるようにしてもよい。
【0012】PEN繊維コードの総デニール数は、45
00d〜15000dであるとよく、4500d〜90
00dであるのが好ましい(d:デニール)。4500
d未満であると、無限軌道帯4の剛性が低くなり、走行
時に無限軌道帯4に発生する永久伸び等の走行成長(走
行伸び)を十分に抑制することができなくなり、一方、
15000dを超えると、無限軌道帯4の剛性が高くな
り、走行伸びは改善されるが、その反面、繊維間摩耗
(フレッティング)により耐久性が著しく低下してしま
う。
00d〜15000dであるとよく、4500d〜90
00dであるのが好ましい(d:デニール)。4500
d未満であると、無限軌道帯4の剛性が低くなり、走行
時に無限軌道帯4に発生する永久伸び等の走行成長(走
行伸び)を十分に抑制することができなくなり、一方、
15000dを超えると、無限軌道帯4の剛性が高くな
り、走行伸びは改善されるが、その反面、繊維間摩耗
(フレッティング)により耐久性が著しく低下してしま
う。
【0013】また、PEN繊維コードの芯体層13内で
のリベット比は、0.65〜0.95であることが好ま
しく、より好ましくは、0.75〜0.90の範囲であ
る。ここで、リベット比とは、PEN繊維コードの直径
/隣接するPEN繊維コード相互の中心間距離をいう。
このリベット比は、PEN繊維コードの配置密度を表わ
す。
のリベット比は、0.65〜0.95であることが好ま
しく、より好ましくは、0.75〜0.90の範囲であ
る。ここで、リベット比とは、PEN繊維コードの直径
/隣接するPEN繊維コード相互の中心間距離をいう。
このリベット比は、PEN繊維コードの配置密度を表わ
す。
【0014】リベット比が0.65未満であると、周辺
のゴム又は樹脂に対するPEN繊維コードの接着力が向
上するが無限軌道帯4の走行伸びが大きくなり、一方、
0.95を超えると、無限軌道帯4の走行伸びが著しく
減少する反面、PEN繊維コードの接着力が大幅に低下
するという問題がある。さらに、PEN繊維コードの下
記式で表される撚り係数Kの値が1000〜1800で
あることが好ましい。
のゴム又は樹脂に対するPEN繊維コードの接着力が向
上するが無限軌道帯4の走行伸びが大きくなり、一方、
0.95を超えると、無限軌道帯4の走行伸びが著しく
減少する反面、PEN繊維コードの接着力が大幅に低下
するという問題がある。さらに、PEN繊維コードの下
記式で表される撚り係数Kの値が1000〜1800で
あることが好ましい。
【0015】K=T√D K:撚り係数、T:コードの撚り数(回/ 10cm) D:コードの総デニール数
【0016】撚係数Kが1000未満であると、無限軌
道帯4の走行伸びが減少する反面、走行後のPEN繊維
コードの強度保持率が大幅に低下し、また、1800を
超えると走行時の無限軌道帯4の走行伸びが大きくなっ
てしまう。
道帯4の走行伸びが減少する反面、走行後のPEN繊維
コードの強度保持率が大幅に低下し、また、1800を
超えると走行時の無限軌道帯4の走行伸びが大きくなっ
てしまう。
【0017】芯体層13の外側及び内側にそれぞれ配設
された外側補強布14、及び内側補強布16は、一般的
なものでよく、その素材、織構造は既知のものでよい。
例えば、素材としては脂肪族ポリアミド(ナイロン)繊
維、PET繊維、ビニロン繊維等の有機繊維が使用さ
れ、織構造としては平織、ハーフマット織、バスケット
織、綾織等が用いられる。
された外側補強布14、及び内側補強布16は、一般的
なものでよく、その素材、織構造は既知のものでよい。
例えば、素材としては脂肪族ポリアミド(ナイロン)繊
維、PET繊維、ビニロン繊維等の有機繊維が使用さ
れ、織構造としては平織、ハーフマット織、バスケット
織、綾織等が用いられる。
【0018】
【実施例】 芯体層13の補強芯体AとしてPET繊維コード又
はPEN繊維コードを用いると共に、表1に示すように
太さ(総デニール数)、リベット比、および撚り係数K
を変化させて無限軌道帯を作製した。芯体層13のゴム
層としては、天然ゴムを使用した。
はPEN繊維コードを用いると共に、表1に示すように
太さ(総デニール数)、リベット比、および撚り係数K
を変化させて無限軌道帯を作製した。芯体層13のゴム
層としては、天然ゴムを使用した。
【0019】補強材料構成:芯体層13を内外両面から
ナイロン平織物(1260D/1、90×30(本/5
cm))で挟んだ構造で構成。 製品寸法:380mm幅(有効幅300mm)×166
0mm長。 これらの無限軌道帯につき、下記により150km/h
×1000km走行品の各種性能(150km/h走行
時伸度(%)、走行伸び(%)、走行後強度保持率
(%))、接着性(ゴム付、(%))、および乾熱収縮
率(%)を評価した。この結果を表1に示す。
ナイロン平織物(1260D/1、90×30(本/5
cm))で挟んだ構造で構成。 製品寸法:380mm幅(有効幅300mm)×166
0mm長。 これらの無限軌道帯につき、下記により150km/h
×1000km走行品の各種性能(150km/h走行
時伸度(%)、走行伸び(%)、走行後強度保持率
(%))、接着性(ゴム付、(%))、および乾熱収縮
率(%)を評価した。この結果を表1に示す。
【0020】150km/h×1000km走行品の各
種性能: (a) 150km/h走行時伸度(%);前記寸法の無
限軌道帯の周長方向(回転方向)に、150km/h走
行時の張力(9020N)を加え、その時の回転方向の
伸び量を下記計算式によりパーセント表示にて表わし
た。数値の小さい方が走行時の剛性が高い。
種性能: (a) 150km/h走行時伸度(%);前記寸法の無
限軌道帯の周長方向(回転方向)に、150km/h走
行時の張力(9020N)を加え、その時の回転方向の
伸び量を下記計算式によりパーセント表示にて表わし
た。数値の小さい方が走行時の剛性が高い。
【0021】
【数1】 (b) 走行伸び(%);無限軌道帯の周長を走行前後で
それぞれ測定し、その伸び量を下記計算式によりパーセ
ント表示にて表わした。数値の小さい方が走行伸びが小
さい。
それぞれ測定し、その伸び量を下記計算式によりパーセ
ント表示にて表わした。数値の小さい方が走行伸びが小
さい。
【0022】
【数2】 (c) 走行後強度保持率(%);150km/h×10
00km走行前後で無限軌道帯から取り出した芯体繊維
コードの切断強度をそれぞれ測定し、その変化率を下記
計算式によりパーセント表示にて表わした。数値の大き
い方が走行時における耐久性がよい。
00km走行前後で無限軌道帯から取り出した芯体繊維
コードの切断強度をそれぞれ測定し、その変化率を下記
計算式によりパーセント表示にて表わした。数値の大き
い方が走行時における耐久性がよい。
【0023】
【数3】 接着性(ゴム付、(%)):表1に示した各種補強芯体
について、リベット比を調整したうえで図7に示すよう
な補強芯体A、芯体間ゴム層26、およびカバーゴム層
27から構成される2プライサンプルを作製し、これを
所定条件で加硫した後、芯体間ゴム層26に切り込みを
入れ、その両側の補強芯体Aをそれぞれ180°方向に
引っ張って剥離し、そのゴム付量をパーセント表示にて
表わした。数値の大きい方が繊維−ゴム接着性がよく、
走行時における耐久性がよい。なお、芯体間ゴム層26
およびカバーゴム層27として用いるゴムは、いずれも
前記したように天然ゴムである。
について、リベット比を調整したうえで図7に示すよう
な補強芯体A、芯体間ゴム層26、およびカバーゴム層
27から構成される2プライサンプルを作製し、これを
所定条件で加硫した後、芯体間ゴム層26に切り込みを
入れ、その両側の補強芯体Aをそれぞれ180°方向に
引っ張って剥離し、そのゴム付量をパーセント表示にて
表わした。数値の大きい方が繊維−ゴム接着性がよく、
走行時における耐久性がよい。なお、芯体間ゴム層26
およびカバーゴム層27として用いるゴムは、いずれも
前記したように天然ゴムである。
【0024】以下に各接着試験における試験条件を示
す。 (a) 初期接着性;上記2プライサンプルを160°で
30分プレス加硫し、加硫後室温で1日放置した後、剥
離し、測定した。 (b) 水浸漬時接着性;上記2プライサンプルを160
°で30分プレス加硫し、加硫後40℃温水中に1週間
浸漬し、そこから取り出した直後に、剥離し、測定し
た。
す。 (a) 初期接着性;上記2プライサンプルを160°で
30分プレス加硫し、加硫後室温で1日放置した後、剥
離し、測定した。 (b) 水浸漬時接着性;上記2プライサンプルを160
°で30分プレス加硫し、加硫後40℃温水中に1週間
浸漬し、そこから取り出した直後に、剥離し、測定し
た。
【0025】(c) オーバーキュア時接着性;上記2プ
ライサンプルを標準加硫時間の3倍程度の加硫時間(1
60℃×90分)でプレス加硫した。加硫後室温で1日
放置した後、剥離し、測定した。乾熱収縮率(%) :乾熱収縮率とは、加硫前の無限軌道
帯の体積に対し、160℃×30分加硫した直後の無限
軌道帯の体積の収縮割合をいう。加硫前と加硫後の体積
を常法によって測定することにより求められる。数値の
小さい方が寸法安定性がよく、加工性がよい。
ライサンプルを標準加硫時間の3倍程度の加硫時間(1
60℃×90分)でプレス加硫した。加硫後室温で1日
放置した後、剥離し、測定した。乾熱収縮率(%) :乾熱収縮率とは、加硫前の無限軌道
帯の体積に対し、160℃×30分加硫した直後の無限
軌道帯の体積の収縮割合をいう。加硫前と加硫後の体積
を常法によって測定することにより求められる。数値の
小さい方が寸法安定性がよく、加工性がよい。
【0026】
【表1】
【0027】表1から判るように、PEN繊維コードを
用いる場合には、PET繊維コードを用いる場合に比し
て、走行伸びおよび走行時における耐久性が共に優れて
いるのが明らかである。
用いる場合には、PET繊維コードを用いる場合に比し
て、走行伸びおよび走行時における耐久性が共に優れて
いるのが明らかである。
【0028】 表1において、リベット比=0.8
1、撚り係数=1356で総デニール数が変化した場合
における走行伸びと総デニールの関係を図2に示す(一
点鎖線はPET繊維コードの場合)。図2から、総デニ
ール数は4500d〜15000dであるのが好ましい
ことが判る。
1、撚り係数=1356で総デニール数が変化した場合
における走行伸びと総デニールの関係を図2に示す(一
点鎖線はPET繊維コードの場合)。図2から、総デニ
ール数は4500d〜15000dであるのが好ましい
ことが判る。
【0029】 表1において、リベット比=0.8
1、撚り係数=1356で総デニール数が変化した場合
における強度保持率と総デニールの関係を図3に示す。
図3から、総デニール数は4500d〜15000dで
あるのが好ましいことが判る。 表1において、総デ
ニール数=6000d(1500d/2/2)、撚り係
数=1356でリベット比が変化した場合における走行
伸びとリベット比の関係を図4に示す(一点鎖線はPE
T繊維コードの場合)。図4から、リベット比は0.6
5〜0.95であるのが好ましいことが判る。
1、撚り係数=1356で総デニール数が変化した場合
における強度保持率と総デニールの関係を図3に示す。
図3から、総デニール数は4500d〜15000dで
あるのが好ましいことが判る。 表1において、総デ
ニール数=6000d(1500d/2/2)、撚り係
数=1356でリベット比が変化した場合における走行
伸びとリベット比の関係を図4に示す(一点鎖線はPE
T繊維コードの場合)。図4から、リベット比は0.6
5〜0.95であるのが好ましいことが判る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、補
強芯体からなる芯体層を内部に有する無限軌道帯におい
て、前記補強芯体としてポリエチレン−2,6−ナフタ
レート繊維コードを用いたため、無限軌道帯の剛性を高
めて走行により生じる走行伸びを低く抑えると共に、走
行時における耐久性を向上させることが可能となる。
強芯体からなる芯体層を内部に有する無限軌道帯におい
て、前記補強芯体としてポリエチレン−2,6−ナフタ
レート繊維コードを用いたため、無限軌道帯の剛性を高
めて走行により生じる走行伸びを低く抑えると共に、走
行時における耐久性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無限軌道帯の一例の主要部を表わす無
限軌道帯回転方向部分断面図である。
限軌道帯回転方向部分断面図である。
【図2】補強芯体の総デニール数と走行伸びとの関係図
である。
である。
【図3】補強芯体の総デニール数と強度保持率との関係
図である。
図である。
【図4】補強芯体のリベット比と走行伸びとの関係図で
ある。
ある。
【図5】無限軌道帯を装着したスノーモービルの側面図
である。
である。
【図6】スノーモービル用の無限軌道帯を一部破断して
示した部分断面斜視図である。
示した部分断面斜視図である。
【図7】接着性評価試験に供する試料の要部を示す斜視
図である。
図である。
4 無限軌道帯 13 芯体層 A 補強芯体
Claims (3)
- 【請求項1】 補強芯体からなる芯体層を内部に有する
無限軌道帯において、前記補強芯体としてポリエチレン
−2,6−ナフタレート繊維コードを用いた無限軌道
帯。 - 【請求項2】 前記ポリエチレン−2,6−ナフタレー
ト繊維コードの総デニール数が4500d〜15000
dであり、かつ該繊維コードの芯体層内でのリベット比
が0.65〜0.95である請求項1記載の無限軌道
帯。 - 【請求項3】 前記ポリエチレン−2,6−ナフタレー
ト繊維コードの下記式で表される撚り係数Kの値が10
00〜1800である請求項1又は2記載の無限軌道
帯。 K=T√D K:撚り係数、T:コードの撚り数(回/ 10cm) D:コードの総デニール数
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5804097A JPH10250649A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 無限軌道帯 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5804097A JPH10250649A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 無限軌道帯 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10250649A true JPH10250649A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13072833
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5804097A Pending JPH10250649A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 無限軌道帯 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10250649A (ja) |
-
1997
- 1997-03-12 JP JP5804097A patent/JPH10250649A/ja active Pending
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