JPH10250791A - ルーフタンクの浮屋根構造 - Google Patents

ルーフタンクの浮屋根構造

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JPH10250791A
JPH10250791A JP9078955A JP7895597A JPH10250791A JP H10250791 A JPH10250791 A JP H10250791A JP 9078955 A JP9078955 A JP 9078955A JP 7895597 A JP7895597 A JP 7895597A JP H10250791 A JPH10250791 A JP H10250791A
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roof
floating
roof tank
tank
oil storage
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JP9078955A
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Hidenori Watari
秀則 渡
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易かつ簡単にルーフタンク内に浮屋根を構
築することができるルーフタンクの浮屋根構造を提供す
る。 【解決手段】 ルーフタンク10内に貯留されているガ
ソリン等の油15の貯油面16と略同じ表面積を有する
と共に貯油面16上に接触状態で載置され、浮屋根本体
を形成する薄膜状シート17と、薄膜状シート17を貯
油面16と同一形状に保形すると共に、薄膜状シート1
7を貯油面16上に浮遊させることができる分割構造の
フロート式保形枠18と、内周縁部がフロート式保形枠
18の外周縁部に取付けられると共に、外周縁部がルー
フタンク10の環状側壁12の内面に上下方向に摺動自
在に当接される環状シール19とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ルーフタンクの貯
油面上に設置されるルーフタンクの浮屋根構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ルーフタンクはタンク内の貯油量が減少
すると空槽内に石油ガスが発生して爆発の危険がある。
そこで、このような爆発事故を防止すると共に、タンク
内での組み立てを可能としたルーフタンクの浮屋根構造
が開発されており、その一形態として特開昭52−67
811号公報に記載のルーフタンクの浮屋根構造があ
り、その構造を図8〜図10に示す。
【0003】図8に示すように、ルーフタンク50は、
底板51上に環状側壁52を立設し、環状側壁52の頂
部に屋根53を上架することによって構築されており、
また中央部には支柱54が立設されている。ルーフタン
ク50内には浮屋根55が配設されており、浮屋根55
は以下の構成を有する。即ち、ルーフタンク50内には
外径が環状側壁52の内径よりわずかに小さく、内径が
支柱54よりわずかに大きい強化プラスチック製の環状
円板56が配設されており、環状円板56の内、外周縁
に、それぞれ内、外補強リブ57、58を一体的に立設
することによって浮屋根55が形成される。また、浮屋
根55において、内補強リブ57は弾性板59を介して
支柱54に摺動自在に取付けられている内側シールド部
材60に連結されており、一方、外補強リブ58にはル
ーフタンク50の環状側壁52の内面に摺動自在に当接
するシールド部材61が取付けられている。
【0004】次に、上記した構成を有するルーフタンク
の浮屋根構造の設置方法について、図8〜図10を参照
して説明する。まず、ルーフタンク50の底板51の全
面にわたってポリプロピレン等からなるシート材62を
順次敷設して、その各接合部を接着テープ63で接着さ
せる。また、シート材62の周辺と、シート材62に穿
設した支柱54を挿通するための挿通孔64、及び、支
杆65(図8参照)を挿通するための挿通孔66の各周
辺に断面L字形の側縁67、68、69、69aをそれ
ぞれ連設して、図9に示すような型枠70を形成する。
【0005】次に、型枠70の上側面及び各側縁67、
68、69、69aに沿って強化プラスチック層を一体
的に層設し、その後、強化プラスチック層が硬化するこ
とによって、図10に示すように、環状円板56と内、
外補強リブ57、58からなる浮屋根55が形成され
る。そして、図8に示すように、シート材62と側縁6
7、68、69、69aとからなる型枠70を取り外し
た後、浮屋根55の外補強リブ58にシールド部材61
を装着して浮屋根55とルーフタンク50の環状側壁5
2の内面間を密着すると共に、内補強リブ57には、支
柱54に摺動自在に取付けられている内側シールド部材
60を弾性板59を介して連結するようにしている。
【0006】従って、上記したルーフタンクの浮屋根構
造を用いることによって、ルーフタンク50内で浮屋根
55を成形することができる。なお、図8に示すよう
に、環状側壁52の下部にはマンホール71が設けられ
ており、環状円板56には、浮屋根55が下降した際、
浮屋根55を底板51から一定の高さ位置に保持するた
めの支杆65が設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のルーフタンクの浮屋根構造は、未だ、以下の解決すべ
き課題を有していた。即ち、ルーフタンクの浮屋根構造
を構成する各部材は軽量なので、ルーフタンク50内へ
の各部材の取込みは容易であるが、取込み後、シート材
62と側縁67、68、69、69aとからなる型枠7
0の形成、強化プラスチック層の層設による環状円板5
6の形成、及び、型枠70の撤去等、ルーフタンクの浮
屋根構造の構築に際しては多くの工程を必要とし、しか
も、各工程が煩雑であるため、経済性、施工性、及び、
工期の面で大きな制約を受けることになっていた。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、容易かつ簡単にルーフタンク内に浮屋根を
構築することができるルーフタンクの浮屋根構造を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載のルーフタンクの浮屋根構造は、底板上に環状側壁
を立設し、該環状側壁の頂部に屋根を上架することによ
って構築されるルーフタンク内に貯留される油の貯油面
に浮遊状態に設置されるルーフタンクの浮屋根構造にお
いて、前記貯油面と略同じ表面積を有すると共に該貯油
面上に接触状態で載置され、浮屋根本体を形成する折り
畳みや巻き取りが自在な薄膜状シートと、前記薄膜状シ
ートを前記貯油面と同一形状に保形すると共に、前記薄
膜状シートを前記貯油面上に浮遊させることができる分
割構造のフロート式保形枠と、内周縁部が前記フロート
式保形枠の外周縁部に取付けられると共に、外周縁部が
前記ルーフタンクの環状側壁の内面に上下方向に摺動自
在に当接される環状シールとを具備する。
【0010】請求項2記載のルーフタンクの浮屋根構造
は、請求項1記載のルーフタンクの浮屋根構造におい
て、前記フロート式保形枠は、それぞれ独立した浮力室
を有する多数のフロートを連結することによって構成さ
れる。請求項3記載のルーフタンクの浮屋根構造は、請
求項2記載のルーフタンクの浮屋根構造において、前記
フロートは両端が閉塞されると共に前記油に対して不活
性の管から形成される。
【0011】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。
【0012】まず、図1〜図3を参照して本発明の一実
施の形態に係るルーフタンクの浮屋根構造Aの基本構成
について説明する。図1及び図2に示すように、ルーフ
タンク10は、底板11上に環状側壁12を立設し、環
状側壁12の頂部に屋根13を上架することによって構
築されており、中央部には支柱14が立設されている。
また、環状側壁12の一側下部にはマンホール10aが
設けられている。
【0013】そして、上記構成を有するルーフタンク1
0内には本実施の形態に係るルーフタンクの浮屋根構造
Aが配設されており、以下、ルーフタンクの浮屋根構造
Aについて、図1〜図4を参照して具体的に説明する。
図1及び図2に示すように、ルーフタンクの浮屋根構造
Aは、実質的に、ルーフタンク10内に貯留されている
ガソリン等の油15の貯油面16と略同じ表面積を有す
ると共に貯油面16上に接触状態で載置され、浮屋根本
体を形成する薄膜状シート17と、薄膜状シート17を
貯油面16と同一形状に保形すると共に、薄膜状シート
17を貯油面16上に浮遊させることができる分割構造
のフロート式保形枠18と、内周縁部がフロート式保形
枠18の外周縁部に取付けられると共に、外周縁部がル
ーフタンク10の環状側壁12の内面に上下方向に摺動
自在に当接される環状シール19から構成されることを
特徴とする。
【0014】以下、ルーフタンクの浮屋根構造Aの各部
の構成について詳細に説明する。まず、図1〜図5を参
照して、薄膜状シート17を保形すると共に貯油面16
上に浮遊させる分割構造のフロート式保形枠18の構成
について説明する。図1及び図2に示すように、フロー
ト式保形枠18は、貯油面16上であって、支柱14の
外周に同心円的に配設される内側環状枠20と、ルーフ
タンク10の環状側壁12の内周に同心円的に配設され
る外側環状枠21とを、ルーフタンク10の中心から放
射状に外部に向けて伸延する複数(本実施の形態では8
個)の連結枠22によって連結することによって構成さ
れる。
【0015】図3及び図4に示すように、内側環状枠2
0は複数のフロートの一例である内側曲管23を、支柱
14の外周周りに、環状に連結することによって構成さ
れている。各内側曲管23は軽量性を考慮して薄肉管か
らなり、その両端開口はそれぞれ盲板24、25によっ
て閉塞されており、従って、内側曲管23の内部には浮
力室26が形成されることになる。
【0016】図5及び図6に示すように、外側環状枠2
1も、複数のフロートの一例である外側曲管27を、環
状側壁12の内周周りに、環状に連結することによって
構成されている。各外側曲管27は軽量性を考慮して薄
肉管からなり、その両端開口もそれぞれ盲板28、29
によって閉塞されており、従って、外側曲管27の内部
にも浮力室30が形成されることになる。図3〜図7に
示すように、内側環状枠20と外側環状枠21とを連結
する各連結枠22は単一の長尺の直管31から構成され
ている。直管31は軽量性を考慮して薄肉管からなり、
その内、外端開口はそれぞれ盲板32、33によって閉
塞されており、従って、各連結枠22の内部にも浮力室
34が形成されることになる。
【0017】内側環状枠20と連結枠22との連結構造
について説明すると、本実施の形態では、図3及び図4
に示すように、内側環状枠20を構成する内側曲管23
の外周面にブラケット35が取付けられると共に、連結
枠22を構成する直管31の内端に設けられた盲板32
にはブラケット36が取付けられており、ブラケット3
5、36の先部は相互に重合されると共に連結ボルト3
7によって強固に連結されている。
【0018】次に、外側環状枠21と連結枠22との連
結構造について説明すると、本実施の形態では、図5及
び図6に示すように、外側環状枠21を構成する外側曲
管27の内周面にブラケット38が取付けられると共
に、連結枠22を構成する直管31の外端に設けられた
盲板33にはブラケット39が取付けられており、ブラ
ケット38、39の先部は相互に重合されると共に連結
ボルト40によって強固に連結されている。
【0019】上記した構成によって、フロート式保形枠
18は貯油面16上に十分な浮力をもって浮上すること
ができると共に、後述する薄膜状シート17を展開状態
に保形するために十分な剛性を有することができる。ま
た、フロート式保形枠18を構成する内側曲管23、外
側曲管27及び直管31はいずれもガソリン等の油に直
接接触するので、油に対して不活性な管、例えば、ステ
ンレス鋼管やアルミニウム管から形成されるのが好まし
い。このようにすることによって、ルーフタンク10内
において、フロート式保形枠18の浮力の低下や腐食等
を防止して、フロート式保形枠18を長期間にわたって
安定状態に使用することができる。
【0020】次に、薄膜状シート17及び薄膜状シート
17をフロート式保形枠18に取付けるシート取付構造
について説明する。図1及び図2に示すように、本実施
の形態では、薄膜状シート17は8枚の扇状のシート部
材41によって形成されている。シート部材41は、容
易にルーフタンク10内にマンホール10aを通して取
り込み、その後、広く展開できるように、コンパクトに
折り畳みや巻き取りが可能なシート素材からなるのが好
ましい。また、シート部材41は、ガソリン等の油15
に直接接触するので、軽量、難燃性、気密性を有し、さ
らに、油に対して不活性なシート素材からなるのが好ま
しい。具体的にはテフロンシートを用いることができ
る。しかし、シート部材41として、金属シートを用い
ることもできる。
【0021】次に、各シート部材41のフロート式保形
枠18への取付構造について説明する。各シート部材4
1の内、外周縁部41a、41b及び円周方向縁部41
c、41dは、それぞれ、図2及び図3〜図7に示すよ
うに、内側環状枠20を構成する内側曲管23、外側環
状枠21を構成する外側曲管27、及び、連結枠22を
構成する直管31の上面にそれぞれ略全長にわたって突
設されているシート取付リブ23a、27a、31aに
連結ボルト42〜44によって取付けられる。
【0022】以下、図7を参照して、直管31の上面に
突設されているシート取付リブ31aにシート部材41
を取付ける場合について説明する。なお、内側曲管23
と外側曲管27の上面に突設されているシート取付リブ
23a、27aにシート部材41を取付ける場合も同様
にして行なうことができる。即ち、図7に示すように、
シート取付リブ31aの両側に位置するシート部材41
の対応する円周方向縁部41c、41dをシート取付リ
ブ31a上に重合状態に跨がせると共に、連結ボルト4
4でこれらの円周方向縁部41c、41dを強固にシー
ト取付リブ31aに連結することによって、シート部材
41を強固に直管31、即ち、連結枠22に取付けるこ
とができる。
【0023】次に、環状側壁12とフロート式保形枠1
8の外側環状枠21との間に配設された環状シール19
の構造について、図2、図5及び図6を参照して以下に
説明する。図2に示すように、環状シール19は多数の
弾力性を有する扇状シール45を円周方向に環状に配設
することによって構成されている。図5及び図6に示す
ように、各扇状シール45の内周縁部45aは連結ボル
ト46によって外側環状枠21の外周面に突設されたブ
ラケット21aに取付けられており、その外周縁部45
bはルーフタンク10の環状側壁12の内面に上下方向
に摺動自在に当接されている。かかる構成によって、ガ
ソリン等の油15が揮発するのを可及的に防止すること
ができる。
【0024】また、本実施の形態では、図2〜図4に示
すように、支柱14とフロート式保形枠18の内側環状
枠20との間にも環状シール47が配設されている。図
2に示すように、環状シール47は多数の弾力性を有す
る扇状シール48を円周方向に環状に配設することによ
って構成されている。図3及び図4に示すように、各扇
状シール48の外周縁部48aは連結ボルト49によっ
て内側環状枠20の内周面に突設されたブラケット20
aに取付けられており、その内周縁部48bは支柱14
の外面に上下方向に摺動自在に当接されている。かかる
構成によって、ガソリン等の油15が揮発するのを可及
的に防止することができる。
【0025】次に、上記した構成を有するルーフタンク
の浮屋根構造Aのルーフタンク10内での設置方法につ
いて説明する。
【0026】既設のルーフタンク10に本実施の形態に
係るルーフタンクの浮屋根構造Aを構築するに際して
は、まず、油15をルーフタンク10から完全に抜き取
った後、マンホール10aを通して、フロート式保形枠
18の内側環状枠20、外側環状枠21、連結枠22を
形成するための部材である内側曲管23、外側曲管27
及び直管31を、ルーフタンク10内に搬入する。搬入
後、内側曲管23と外側曲管27をそれぞれ環状に連結
して内側環状枠20と外側環状枠21を形成すると共
に、連結ボルト37、40等を用いて、内側環状枠20
と外側環状枠21とを連結枠22を介して相互に連結
し、フロート式保形枠18を形成する。
【0027】次に、薄膜状シート17を形成する部材で
あるシート部材41を、マンホール10aを通して、折
り畳んだり巻いた状態でルーフタンク10内に搬入する
と共に、環状シール19、47を形成する扇状シール4
5、48をマンホール10aを通してルーフタンク10
内に搬入する。その後、シート部材41を、連結ボルト
42、43、44を用いてフロート式保形枠18に取付
けると共に、フロート式保形枠18に、連結ボルト4
6、49を用いて、環状シール19、47を取付けるこ
とによって、ルーフタンクの浮屋根構造Aを構築するこ
とができる。新設のルーフタンク10に本実施の形態に
係るルーフタンクの浮屋根構造Aを構築する場合も、同
様な手順によって行なうことができる。
【0028】このように、本実施の形態では、ルーフタ
ンクの浮屋根構造Aの構築に必要な全ての構成部材をル
ーフタンク10内に分解状態で搬入することができるの
で、搬入作業を容易に行なうことができ、搬入後は、連
結ボルト37、40等を用いて容易かつ迅速にルーフタ
ンクの浮屋根構造Aを構築することができる。即ち、本
実施の形態では、ルーフタンクの浮屋根構造Aを軽量か
つ施工が容易な構造とすることにより、工期を著しく短
縮することができる。
【0029】また、本実施の形態では、フロート式保形
枠18は、それぞれ独立した浮力室26、30、34を
有する多数のフロート(内側曲管23、外側曲管27、
直管31)を連結することによって構成されているの
で、フロート同士を連結する作業だけで、薄膜状シート
17の保形機能と浮遊機能とを有するフロート式保形枠
18を、容易かつ迅速に形成することができ、工期を著
しく短縮することができ、経済性も高めることができ
る。また、ルーフタンク10の環状側壁12に、大型構
成部材搬入のための大きな開口を設けなくてよいので、
火気制限や火気養生による工事上の制約を受けなくてす
む。さらに、クレーン等を使用しなくてよいので、安全
性も向上できる。
【0030】以上、本発明を、一実施の形態を参照して
説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記
載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に
記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施
の形態や変容例も含むものである。例えば、本発明に係
るルーフタンクの浮屋根構造は、中央部に支柱を有しな
いルーフタンクにも好適に用いることができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1〜3記載のルーフタンクの浮屋
根構造においては、貯油面と略同じ表面積を有すると共
に貯油面上に接触状態で載置され、浮屋根本体を形成す
る折り畳みや巻き取り自在な薄膜状シートと、薄膜状シ
ートを貯油面と同一形状に保形すると共に、薄膜状シー
トを前記貯油面上に浮遊させることができる分割構造の
フロート式保形枠と、内周縁部がフロート式保形枠の外
周縁部に取付けられると共に、外周縁部がルーフタンク
の環状側壁の内面に上下方向に摺動自在に当接される環
状シールとを具備する。
【0032】従って、ルーフタンクの浮屋根構造の構築
に必要な構成部材をルーフタンク内に分解状態で搬入す
ることができるので、搬入作業を容易に行なうことがで
き、搬入後も、連結ボルト等を用いて容易かつ迅速にル
ーフタンクの浮屋根構造を構築することができる。即
ち、ルーフタンクの浮屋根構造を軽量かつ施工が容易な
構造とすることにより、工期を著しく短縮することがで
き、経済性も高めることができる。また、ルーフタンク
の環状側壁に、大型構成部材搬入のための大きな開口を
設けなくてよいので、火気制限や火気養生による工事上
の制約を受けなくてすむ。さらに、クレーン等を使用し
なくてよいので、安全性も向上できる。
【0033】特に、請求項2記載のルーフタンクの浮屋
根構造においては、フロート式保形枠は、それぞれ独立
した浮力室を有する多数のフロートを連結することによ
って構成されているので、フロート同士を連結する作業
だけで、薄膜状シートの保形機能と浮遊機能とを有する
フロート式保形枠を容易かつ迅速に形成することがで
き、工期の短縮化を促進することができる。
【0034】請求項3記載のルーフタンクの浮屋根構造
においては、フロートを両端が閉塞されると共に油に対
して不活性の管から形成することによって、フロート式
保形枠を、ルーフタンク内において、浮力の低下や腐食
等を防止して、長期間にわたって安定状態に使用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るルーフタンクの浮
屋根構造の正断面図である。
【図2】図1のI−I線による断面図である。
【図3】内側環状枠と連結枠との連結構造を示す平面図
である。
【図4】同正断面図である。
【図5】外側環状枠と連結枠との連結構造を示す平面図
である。
【図6】同正断面図である。
【図7】連結枠の拡大断面図である。
【図8】従来のルーフタンクの浮屋根構造の正断面図で
ある。
【図9】同構築手順説明図である。
【図10】同構築手順説明図である。
【符号の説明】
A ルーフタンクの浮屋根構造 10 ルーフタ
ンク 10a マンホール 11 底板 12 環状側壁 13 屋根 14 支柱 15 油 16 貯油面 17 薄膜状シ
ート 18 フロート式保形枠 19 環状シー
ル 20 内側環状枠 20a ブラケ
ット 21 外側環状枠 21a ブラケ
ット 22 連結枠 23 内側曲管 23a シート取付リブ 24 盲板 25 盲板 26 浮力室 27 外側曲管 27a シート
取付リブ 28 盲板 29 盲板 30 浮力室 31 直管 31a シート取付リブ 32 盲板 33 盲板 34 浮力室 35 ブラケット 36 ブラケッ
ト 37 連結ボルト 38 ブラケッ
ト 39 ブラケット 40 連結ボル
ト 41 シート部材 41a 内周縁
部 41b 外周縁部 41c 円周方
向縁部 41d 円周方向縁部 42 連結ボル
ト 43 連結ボルト 44 連結ボル
ト 45 扇状シール 45a 内周縁
部 45b 外周縁部 46 連結ボル
ト 47 環状シール 48 扇状シー
ル 48a 外周縁部 48b 内周縁
部 49 連結ボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板上に環状側壁を立設し、該環状側壁
    の頂部に屋根を上架することによって構築されるルーフ
    タンク内に貯留される油の貯油面に浮遊状態に設置され
    るルーフタンクの浮屋根構造において、 前記貯油面と略同じ表面積を有すると共に該貯油面上に
    接触状態で載置され、浮屋根本体を形成する折り畳みや
    巻き取りが自在な薄膜状シートと、 前記薄膜状シートを前記貯油面と同一形状に保形すると
    共に、前記薄膜状シートを前記貯油面上に浮遊させるこ
    とができる分割構造のフロート式保形枠と、 内周縁部が前記フロート式保形枠の外周縁部に取付けら
    れると共に、外周縁部が前記ルーフタンクの環状側壁の
    内面に上下方向に摺動自在に当接される環状シールとを
    具備することを特徴とするルーフタンクの浮屋根構造。
  2. 【請求項2】 前記フロート式保形枠は、それぞれ独立
    した浮力室を有する多数のフロートを連結することによ
    って構成されることを特徴とする請求項1記載のルーフ
    タンクの浮屋根構造。
  3. 【請求項3】 前記フロートは両端が閉塞されると共に
    前記油に対して不活性の管から形成されることを特徴と
    する請求項2記載のルーフタンクの浮屋根構造。
JP9078955A 1997-03-12 1997-03-12 ルーフタンクの浮屋根構造 Withdrawn JPH10250791A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009120236A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Yanmar Co Ltd 燃料タンク
CN115447916A (zh) * 2022-11-11 2022-12-09 北斗启明(北京)节能科技服务有限公司 一种内浮顶储罐VOCs零排放环保治理设备
CN117602235A (zh) * 2023-12-14 2024-02-27 湖北万安环保石化设备有限公司 一种装配式全接液浮盘

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