JPH10251682A - 潤滑剤組成物 - Google Patents

潤滑剤組成物

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JPH10251682A
JPH10251682A JP5564797A JP5564797A JPH10251682A JP H10251682 A JPH10251682 A JP H10251682A JP 5564797 A JP5564797 A JP 5564797A JP 5564797 A JP5564797 A JP 5564797A JP H10251682 A JPH10251682 A JP H10251682A
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JP
Japan
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component
alkyl
group
lubricant composition
alkenyl
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Pending
Application number
JP5564797A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Ando
嘉浩 安藤
Hidekazu Bessho
秀和 別所
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NOF Corp
Original Assignee
NOF Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】潤滑性、殺菌性、清浄性および組成物安定性に
優れている潤滑剤組成物を提供する。 【解決手段】a成分:特定のカルボン酸化合物0.5〜
40重量%と、 b成分:陽イオン性界面活性剤0.5〜20重量%とを
含有し、a成分/b成分の重量比が=1/2〜8/1で
あることを特徴とする潤滑剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は潤滑剤組成物に関す
る。さらに詳しくは、ビール、酒、牛乳、清涼飲料など
の瓶詰工程、缶詰工程などで使用される潤滑剤組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】ビール、酒、牛乳、清涼飲料などの瓶詰
工程、缶詰工程などでは、ベルトコンベアによる瓶、缶
などの高速移送が導入されている。このため従来より、
コンベアーベルトと瓶、缶などとの摩擦を低減させる目
的で、炭素数8〜22の飽和または不飽和の脂肪酸塩な
どを含有する潤滑剤が使用されている。この種の潤滑剤
は良好な潤滑性は有しているものの、殺菌性を有してい
ないため微生物による汚染が発生し、食品衛生上重要な
問題となる。そこで、潤滑剤への殺菌力の付加が近年の
課題となっている。例えば、特開平1―96294号公
報には脂肪酸塩およびアミド系化合物と陽イオン性界面
活性剤を、特開平2−55794号公報には炭素数6〜
10の脂肪酸塩と陽イオン性界面活性剤を、特公平4−
6756号公報にはアルキルリン酸エステル塩オキシエ
チレン付加物と第4アンモニウム型陽イオン性界面活性
剤を、特公平4−6757号公報にはアルキルリン酸エ
ステル塩オキシエチレン付加物と両性界面活性剤を、特
開平4−96998号公報にはアルキルリン酸エステル
塩と陽イオン性界面活性剤を、特開平6−330079
号公報にはアルキルリン酸エステルとアルキルアミン
を、特表平6−503377号公報には酢酸ジアミンを
含有する潤滑剤組成物が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら公知の
潤滑剤組成物は、殺菌性あるいは潤滑性が不十分であ
る。加えて、コンベアーベルトに対する清浄性が不十分
である。コンベアーベルト上の汚垢は微生物の温床とな
り得るため、食品衛生上好ましくない。本発明は、上記
従来の事情に鑑み、潤滑性、殺菌性、清浄性および組成
物安定性に優れている潤滑剤組成物を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、 a成分:式(I)で表される化合物0.5〜40重量%
と、 b成分:陽イオン性界面活性剤0.5〜20重量%とを
含有し、a成分/b成分の重量比が=1/2〜8/1で
あることを特徴とする潤滑剤組成物である。
【0005】
【化3】
【0006】(式中R1は炭素数8〜20のアルキル基
またはアルケニル基、 R2は水素原子またはメチル基、
Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アン
モニウムまたは有機アンモニウムである。)
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に用いるa成分である式
(I)の化合物において、R1は炭素数8〜20のアル
キル基またはアルケニル基である。具体的には、オクチ
ル基、2ーエチルヘキシル基、ノニル基、イソノニル
基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル
基、イソトリデシル基、テトラデシル基、テトラデセニ
ル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、イソヘキサデ
シル基、ヘキサデセニル基、ヘプタデシル基、オクタデ
シル基、イソステアリル基、ノナデシル基、エイコシル
基、パルミトレイル基、オレイル基、等が挙げられ、こ
れらの混合物であるヤシ油アルキル基や牛脂アルキル基
も用いられ、好ましくは炭素数が10〜16の直鎖状の
アルキル基またはアルケニル基である。炭素数が8未満
では潤滑性および清浄性が低下し、20を越えると潤滑
性、殺菌性、清浄性および組成物安定性が低下する。
【0008】R2は水素原子またはメチル基であり、好
ましくは水素原子である。Mのアルカリ金属としては、
ナトリウム、カリウム、リチウムなどが挙げられ、アル
カリ土類金属としては、1/2Mg、1/2caなどが
挙げられる。
【0009】有機アンモニウムを形成する有機アミンと
しては、第一アミン、第二アミン、第三アミンがあり、
メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エ
チルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、メチ
ルエチルアミン、などのモノアミン;エチレンジアミ
ン、ジエチレントリアミンなどのポリアミン;モノエタ
ノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールア
ミン、アミノエチルエタノールアミンなどのアルカノー
ルアミン、またはこれらのオキシエチレン付加物などが
挙げられ、これにチオカルボン酸の水素原子が付加して
有機アンモニウムを形成する。Mのうち好ましいもの
は、水素原子、ナトリウム、カリウム、モノエタノール
アンモニウム、ジエタノールアンモニウム及びトリエタ
ノールアンモニウムである。Mはこれらの中から、1種
または2種以上が用いられる。また、Mの水素原子であ
る比率は、a成分中の50等量以下のものが好ましい。
【0010】本発明に用いるb成分である陽イオン性界
面活性剤としては、アルキルジメチルベンジルアンモニ
ウムクロリド、ジアルキルジメチルアンモニウムクロリ
ド、アルキルトリメチルアンモニウムクロリド、アルキ
ルピリジニウムクロリド、アルキルイソキノリニウムブ
ロミドなどが挙げられる。好ましくはアルキルジメチル
ベンジルアンモニウムクロリドおよびジアルキルジメチ
ルアンモニウムクロリドである。具体的に陽イオン性界
面活性剤における前記のアルキル基としては炭素数8〜
22のアルキル基があり、ドデシル基、オクチル基、2
ーエチルヘキシル基、デシル基、テトラデシル基、ヘキ
サデシル基、オクタデシル基、ドコシル基、エイコシル
基などが挙げられ、ヤシ油アルキル基や牛脂アルキル基
などの2種以上の混合物も用いられる。
【0011】組成物中のa成分の配合比率は0.5〜4
0重量%であり、好ましくは2〜30重量%である。a
成分が少ないと、潤滑性および清浄性が低下し、多いと
殺菌性および組成物安定性が低下する。組成物中のb成
分の配合比率は0.5〜20重量%であり、好ましくは
2〜15重量%である。b成分が少ないと、殺菌性が低
下し、多いと潤滑性、清浄性および組成物安定性が低下
する。組成物中のa成分/b成分は重量比で1/2〜8
/1であり、好ましくは1/1〜4/1である。1/2
未満では潤滑性及び清浄性が低下し、8/1を越えると
殺菌性が低下する。
【0012】本発明において式(II)で示すc成分の化
合物を併用すると、潤滑剤組成物の潤滑性、清浄性およ
び組成物安定性を低下させることなく、殺菌性をさらに
向上させることができる。
【0013】
【化4】
【0014】(式中R3は炭素数8〜22のアルキル基
またはアルケニル基、 xおよびyはエチレンオキシド
の平均付加モル数を示し、x+y=5〜60である。) 式(II)の化合物において、R3で示される炭素数8〜
22のアルキル基またはアルケニル基としては、オクチ
ル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサ
デシル基、オクタデシル基、ドコシル基、エイコシル基
などのほか、混合物であるヤシ油アルキル基、牛脂アル
キル基などが挙げられる。炭素数が8未満では殺菌性が
向上せず、22を越えると組成物安定性が低下する。好
ましくは10〜18である。
【0015】xおよびyはエチレンオキシドの平均付加
モル数を示し、x+yが5〜60であり、好ましくは7
〜20である。x+yが5未満では組成物安定性が低下
し、60を越えると殺菌性が向上しない。これら化合物
の中から、その1種または2種以上が用いられる。組成
物中のc成分の配合比率は好ましくは1〜25重量%、
より好ましくは2〜20重量%である。1%未満では殺
菌性が向上せず、25重量%を越えると潤滑性が低下す
る傾向がある。a成分およびb成分との配合比率はとく
に限定されない。本発明の潤滑剤組成物は、通常1〜9
0重量%濃度の水溶液であり、使用時はこれを10〜1
000倍に水で希釈して使用することができる。
【0016】本発明の潤滑剤組成物には、必要に応じて
殺菌剤、抗菌剤、防腐剤、消泡剤、発泡剤、洗浄剤、分
散剤、湿潤剤、防錆剤、溶剤、減粘剤、キレート剤、着
色防止剤、着色料、香料、可溶化剤、クラック防止剤、
その他の界面活性剤などを含有していてもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明の潤滑剤組成物は、潤滑性、殺菌
性、清浄性および組成物安定性に優れているので、ビー
ル、酒、牛乳、清涼飲料などの瓶詰工程、缶詰工程など
で使用される潤滑剤組成物としてきわめて有用である。
【0018】
【実施例】本発明を実施例により具体的に説明する。な
お、以下%は重量%である。 実施例1 デシルチオプロピオン酸トリエタノールアンモニウム1
2%、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド10%
および水78%からなる潤滑剤組成物を調製した。得ら
れた潤滑剤組成物について、下記の試験方法で、潤滑性
試験、殺菌性試験、清浄性試験および組成物安定性試験
を行った。試験結果を表1に示した。
【0019】
【表1】
【0020】<潤滑性試験>50m/分の速度でステン
レス製コンベアーベルトの運転を開始し、潤滑剤組成物
を水で200倍に希釈した希釈液を100ml/分でコ
ンベアーベルト上に滴下しながら、バネばかりに接続し
た10本の清涼飲料水瓶(2800g)をコンベアーベ
ルト上に置き、10分後にバネばかりが示す数値(単位
g)より潤滑性を評価した。
【0021】<殺菌性試験>あらかじめ前培養を行った
供試菌(Eschericia coli)を水で10
7個/mlに調製し、供試菌懸濁液とした。供試菌懸濁
液0.1mlを潤滑剤組成物を水で200倍に希釈した
希釈液10mlに添加して混合したのち静置した。2分
30秒後および1時間後に、0.1mlを採取してSC
DLP寒天培地(日本製薬(株))に混釈し、37℃で
48時間培養後の培地中の生菌数の有無と混合後の経過
時間とで、殺菌性をつぎのように評価した。 ◎:2分30秒で生菌数なし・・・殺菌性が非常に良好 ○:1時間で生菌数なし・・・殺菌性が良好 ×:1時間で生菌数多数あり・・・殺菌性が不良
【0022】<清浄性試験>コンベアーベルトに付着す
る汚垢は、コンベアーベルト由来の金属粉が主成分であ
るので、酸化鉄懸濁液の安定性により清浄性を評価し
た。内径12mm、全長180mmの栓付き試験管に酸
化鉄(片山化学工業(株)製)0.5gと潤滑剤組成物
を水で200倍に希釈した希釈液25mlとを入れ、3
0秒間上下に振とうした後、静置した。16時間後の上
澄層の高さを計測し、下式のように希釈液層の高さとの
比(%)より清浄性を評価した。清浄性(%)が少ない
ほど優れている。 清浄性(%)=(上澄み層の高さ/希釈液層の高さ)×
100
【0023】<組成物安定性試験>潤滑剤組成物を20
℃の条件下に30日間保存した後、目視により外観を観
察して、組成物安定性をつぎのように評価した。 ○:透明である。・・・組成物安定性が良好 ×:分離、濁り、沈殿などがみられる。・・・組成物安定
性が不良
【0024】実施例2〜6 a成分、b成分およびc成分の化合物を用いて、表1に
示した配合組成により潤滑剤組成物を調製した。各潤滑
剤組成物について実施例1と同様に試験を行った。試験
結果を表1に示した。
【0025】比較例1〜8 a成分、b成分、c成分および本発明の範囲外の化合物
を用いて、表2に示した配合組成により潤滑剤組成物を
調製した。各潤滑剤組成物について実施例と同様に試験
を行った。試験結果を表2に示す。
【0026】
【表2】
【0027】表1および表2の結果より明らかなように
本発明の潤滑剤組成物は潤滑性、殺菌性、清浄性および
組成物安定性に優れている。これに対して、比較例1は
本発明における必須成分であるb成分を含有していない
ため、殺菌性が不十分である。比較例2はa成分とb成
分との比が本発明の範囲外であるため、潤滑性および清
浄性が不十分である。比較例3は本発明における必須成
分であるa成分を含有していないため、潤滑性および清
浄性が不十分である。比較例4はa成分の配合比率が本
発明の範囲外であり、a成分とb成分との比も本発明の
範囲外であるため、殺菌性および組成物安定性が不十分
である。比較例5はb成分の配合比率が本発明の範囲外
であり、a成分とb成分との比も本発明の範囲外である
ため、潤滑性、清浄性および組成物安定性が不十分であ
る。比較例6は本発明における必須成分であるa成分を
含有していないため、潤滑性、殺菌性、清浄性および組
成物安定性が不十分である。比較例7は公知の殺菌性潤
滑剤組成物であるが、殺菌性が不十分である。比較例8
は公知の殺菌性潤滑剤組成物であるが、清浄性が不十分
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C10N 30:06 30:16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a成分:式(I)で表される化合物0.5
    〜40重量%と、 b成分:陽イオン性界面活性剤0.5〜20重量%とを
    含有し、a成分/b成分の重量比が=1/2〜8/1で
    あることを特徴とする潤滑剤組成物。 【化1】 (式中R1は炭素数8〜20のアルキル基またはアルケ
    ニル基、R2は水素原子またはメチル基、Mは水素原
    子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウムま
    たは有機アンモニウムである。)
  2. 【請求項2】さらにc成分:式(II)で表される化合物
    を1〜25重量%含有する請求項1記載の潤滑剤組成
    物。 【化2】 (式中R3は炭素数8〜22のアルキル基またはアルケ
    ニル基、xおよびyはエチレンオキシドの平均付加モル
    数を示し、x+y=5〜60である。)
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