JPH10252171A - 無機質繊維天井板 - Google Patents
無機質繊維天井板Info
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- JPH10252171A JPH10252171A JP9074427A JP7442797A JPH10252171A JP H10252171 A JPH10252171 A JP H10252171A JP 9074427 A JP9074427 A JP 9074427A JP 7442797 A JP7442797 A JP 7442797A JP H10252171 A JPH10252171 A JP H10252171A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 室内が高温、多湿となるような建築物に施工
した場合にも、無機質繊維板内部に結露が生じにくく、
長期間に亙って吸音性、断熱性を維持することができる
無機質繊維天井板を提供する。 【解決手段】 無機質繊維板1の室内側に配置される面
に、透湿抵抗が50m2・hr・mmHg/g以上である防水性フィル
ム2を接着剤3によって貼り合わせる。また、無機質繊
維板1の小屋裏側に配置される面に、上記防水性フィル
ム2の透湿抵抗の1/5 以下の透湿抵抗とされた防水性フ
ィルム4を被せる。そして、室内側の防水性フィルム2
と小屋裏側の防水性フィルム4とをそれらの周縁部で接
合して、無機質繊維板1の外周を完全に覆って天井板を
構成する。
した場合にも、無機質繊維板内部に結露が生じにくく、
長期間に亙って吸音性、断熱性を維持することができる
無機質繊維天井板を提供する。 【解決手段】 無機質繊維板1の室内側に配置される面
に、透湿抵抗が50m2・hr・mmHg/g以上である防水性フィル
ム2を接着剤3によって貼り合わせる。また、無機質繊
維板1の小屋裏側に配置される面に、上記防水性フィル
ム2の透湿抵抗の1/5 以下の透湿抵抗とされた防水性フ
ィルム4を被せる。そして、室内側の防水性フィルム2
と小屋裏側の防水性フィルム4とをそれらの周縁部で接
合して、無機質繊維板1の外周を完全に覆って天井板を
構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、室内側が高
温、多湿となる建築物、例えば、室内温水プール等の建
築物に好適に用いられる無機質繊維天井板に関する。
温、多湿となる建築物、例えば、室内温水プール等の建
築物に好適に用いられる無機質繊維天井板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、オフィスビルディングや公共
施設等の建築物の天井板として、グラスウール、ロック
ウール等からなる無機質繊維板が用いられている。無機
質繊維天井板は、多孔質であることから、吸音性や断熱
性に優れている。しかしながら、多孔質であるために、
吸水性も大きく、雨水や水蒸気等が表面に付着すると、
毛細管現象により内部まで浸透して保持され、無機質繊
維天井板が膨潤して、形状が変化したり、吸音性、断熱
性の低下を招くという問題を有していた。したがって、
特に、室内側が高温、多湿となる建築物、例えば、室内
温水プール等の建築物への使用は困難であった。
施設等の建築物の天井板として、グラスウール、ロック
ウール等からなる無機質繊維板が用いられている。無機
質繊維天井板は、多孔質であることから、吸音性や断熱
性に優れている。しかしながら、多孔質であるために、
吸水性も大きく、雨水や水蒸気等が表面に付着すると、
毛細管現象により内部まで浸透して保持され、無機質繊
維天井板が膨潤して、形状が変化したり、吸音性、断熱
性の低下を招くという問題を有していた。したがって、
特に、室内側が高温、多湿となる建築物、例えば、室内
温水プール等の建築物への使用は困難であった。
【0003】この問題を解決するために、種々の提案が
なされている。例えば、特開昭57-12746号公報には、無
機質繊維板の全面を、撥水性防湿紙で被覆した建物用断
熱材が開示されている。また、実開平2-134108号公報に
は、無機質繊維板の全面を、透湿性、防水性及び防風性
を有するシートで被覆した断熱防音材が開示されてい
る。更に、特公平2-32419 号公報には、無機質繊維板の
室内側に防湿層を設け、小屋裏側に局部的に透湿性を有
する防水層を、無機質繊維板に全く接着しないか、或は
部分的に接着した状態で設けた天井板が開示されてい
る。
なされている。例えば、特開昭57-12746号公報には、無
機質繊維板の全面を、撥水性防湿紙で被覆した建物用断
熱材が開示されている。また、実開平2-134108号公報に
は、無機質繊維板の全面を、透湿性、防水性及び防風性
を有するシートで被覆した断熱防音材が開示されてい
る。更に、特公平2-32419 号公報には、無機質繊維板の
室内側に防湿層を設け、小屋裏側に局部的に透湿性を有
する防水層を、無機質繊維板に全く接着しないか、或は
部分的に接着した状態で設けた天井板が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
57-12746号公報に開示された建物用断熱材は、室内側が
高温、多湿となる建築物の天井板として用いた場合、室
内側が撥水性防湿紙で被覆されていても、室内側の水蒸
気を完全には遮断することはできず、室内側と小屋裏側
との水蒸気圧差により無機質繊維板の内部に水蒸気が徐
々に侵入する。一旦侵入した水蒸気は、小屋裏側も撥水
性防湿紙で被覆されているために、小屋裏側に排出され
にくく、無機質繊維板内部で、結露して水となって、長
期的には無機質繊維天井板が膨潤し、吸音性や断熱性を
低下させるという問題があった。
57-12746号公報に開示された建物用断熱材は、室内側が
高温、多湿となる建築物の天井板として用いた場合、室
内側が撥水性防湿紙で被覆されていても、室内側の水蒸
気を完全には遮断することはできず、室内側と小屋裏側
との水蒸気圧差により無機質繊維板の内部に水蒸気が徐
々に侵入する。一旦侵入した水蒸気は、小屋裏側も撥水
性防湿紙で被覆されているために、小屋裏側に排出され
にくく、無機質繊維板内部で、結露して水となって、長
期的には無機質繊維天井板が膨潤し、吸音性や断熱性を
低下させるという問題があった。
【0005】また、実開平2-134108号公報に開示された
断熱防音材は、室内側が高温、多湿となる建築物の天井
板として用いた場合、室内側も小屋裏側も透湿性のシー
トで被覆されているので、室内側の多量の水蒸気が小屋
裏側に透過し、小屋裏で大量に結露するという問題があ
った。また、この結露した水が、小屋裏側の防水性のシ
ート上に滴下して滞留することにより、小屋裏側のシー
トからの透湿が妨げられるため、室内側から、室内側の
シートを透過した水蒸気は、小屋裏側のシートから排出
されにくくなって、無機質繊維板内で結露して水とな
り、長期的には無機質繊維板を膨潤させ、吸音性や断熱
性を低下させるという問題があった。
断熱防音材は、室内側が高温、多湿となる建築物の天井
板として用いた場合、室内側も小屋裏側も透湿性のシー
トで被覆されているので、室内側の多量の水蒸気が小屋
裏側に透過し、小屋裏で大量に結露するという問題があ
った。また、この結露した水が、小屋裏側の防水性のシ
ート上に滴下して滞留することにより、小屋裏側のシー
トからの透湿が妨げられるため、室内側から、室内側の
シートを透過した水蒸気は、小屋裏側のシートから排出
されにくくなって、無機質繊維板内で結露して水とな
り、長期的には無機質繊維板を膨潤させ、吸音性や断熱
性を低下させるという問題があった。
【0006】更に、特公平2-32419 号公報に開示された
天井板は、室内側が防湿層で被覆されていても、室内側
と小屋裏側との水蒸気圧差により無機質繊維板の内部に
水蒸気が徐々に侵入するが、小屋裏側の防湿層には一部
にしか透湿層がないため、侵入した水蒸気は十分には排
出されず、無機質繊維板内部で結露して水となり、長期
的には無機質繊維天井板を膨潤させ、吸音性や断熱性を
低下させるという問題があった。また、この天井板は、
室内側の防湿層及び小屋裏側の防水層の接着に接着剤を
使用しているので、接着部の耐久性が乏しく、この部分
から水が侵入しやすくなって、無機質繊維天井板自体が
含水し、無機質繊維天井板の形状が変化し、見栄えが悪
くなる場合があるという問題もあった。
天井板は、室内側が防湿層で被覆されていても、室内側
と小屋裏側との水蒸気圧差により無機質繊維板の内部に
水蒸気が徐々に侵入するが、小屋裏側の防湿層には一部
にしか透湿層がないため、侵入した水蒸気は十分には排
出されず、無機質繊維板内部で結露して水となり、長期
的には無機質繊維天井板を膨潤させ、吸音性や断熱性を
低下させるという問題があった。また、この天井板は、
室内側の防湿層及び小屋裏側の防水層の接着に接着剤を
使用しているので、接着部の耐久性が乏しく、この部分
から水が侵入しやすくなって、無機質繊維天井板自体が
含水し、無機質繊維天井板の形状が変化し、見栄えが悪
くなる場合があるという問題もあった。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、室内側が高温、多湿となるような建
築物に施工した場合にも、無機質繊維板内部に結露が生
じにくく、長期間に亙って吸音性、断熱性を維持するこ
とができる無機質繊維天井板を提供することにある。
ので、その目的は、室内側が高温、多湿となるような建
築物に施工した場合にも、無機質繊維板内部に結露が生
じにくく、長期間に亙って吸音性、断熱性を維持するこ
とができる無機質繊維天井板を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1は、無機質繊維板の室内側及び小屋裏
側に配置されるそれぞれの面を防水性フィルムで被覆し
た天井板において、 i)前記室内側の防水性フィルムの透湿抵抗が50m2・hr・mm
Hg/g以上であり、 ii) 前記小屋裏側の防水性フィルムの透湿抵抗が、前記
室内側の防水性フィルムの透湿抵抗の1/5 以下であり、 iii)前記室内側の防水性フィルムが、前記無機質繊維板
に接着剤により貼り合わされており、 iv) 前記室内側の防水性フィルムと前記小屋裏側の防水
性フィルムとが、それらの周縁部で接合されていること
を特徴とする無機質繊維天井板を提供するものである。
め、本発明の第1は、無機質繊維板の室内側及び小屋裏
側に配置されるそれぞれの面を防水性フィルムで被覆し
た天井板において、 i)前記室内側の防水性フィルムの透湿抵抗が50m2・hr・mm
Hg/g以上であり、 ii) 前記小屋裏側の防水性フィルムの透湿抵抗が、前記
室内側の防水性フィルムの透湿抵抗の1/5 以下であり、 iii)前記室内側の防水性フィルムが、前記無機質繊維板
に接着剤により貼り合わされており、 iv) 前記室内側の防水性フィルムと前記小屋裏側の防水
性フィルムとが、それらの周縁部で接合されていること
を特徴とする無機質繊維天井板を提供するものである。
【0009】本発明の第2は、前記第1の発明におい
て、前記室内側の防水性フィルムに、凹凸模様及び/又
は印刷模様が施されている無機質繊維天井板を提供する
ものである。
て、前記室内側の防水性フィルムに、凹凸模様及び/又
は印刷模様が施されている無機質繊維天井板を提供する
ものである。
【0010】本発明の第3は、前記第1又は2の発明に
おいて、前記小屋裏側の防水性フィルムが熱収縮性フィ
ルムからなり、熱収縮されている無機質繊維天井板を提
供するものである。
おいて、前記小屋裏側の防水性フィルムが熱収縮性フィ
ルムからなり、熱収縮されている無機質繊維天井板を提
供するものである。
【0011】本発明の第4は、前記第1〜3のいずれか
一つの発明において、前記室内側の防水性フィルムと前
記小屋裏側の防水性フィルムとが、熱融着により接合さ
れている無機質繊維天井板を提供するものである。
一つの発明において、前記室内側の防水性フィルムと前
記小屋裏側の防水性フィルムとが、熱融着により接合さ
れている無機質繊維天井板を提供するものである。
【0012】本発明の第1によれば、室内側の防水性フ
ィルムの透湿抵抗が高いので、室内の水蒸気が無機質繊
維板内に侵入しにくい。また、室内側の防水性フィルム
の透湿抵抗が高くても、室内側と小屋裏側との水蒸気圧
差により、完全には水蒸気の侵入を防ぐことができず、
無機質繊維板の内部に徐々に侵入してくるが、屋根裏側
の防水性フィルムの透湿抵抗が低いので、侵入した水蒸
気は小屋裏へ排出される。したがって、水蒸気が無機質
繊維板内で結露することが防止され、吸音性や断熱性が
損なわれたり、形状が変化して見栄えが悪くなったりす
ることが防止される。
ィルムの透湿抵抗が高いので、室内の水蒸気が無機質繊
維板内に侵入しにくい。また、室内側の防水性フィルム
の透湿抵抗が高くても、室内側と小屋裏側との水蒸気圧
差により、完全には水蒸気の侵入を防ぐことができず、
無機質繊維板の内部に徐々に侵入してくるが、屋根裏側
の防水性フィルムの透湿抵抗が低いので、侵入した水蒸
気は小屋裏へ排出される。したがって、水蒸気が無機質
繊維板内で結露することが防止され、吸音性や断熱性が
損なわれたり、形状が変化して見栄えが悪くなったりす
ることが防止される。
【0013】本発明の第2によれば、室内側の防水性フ
ィルムに凹凸模様及び/又は印刷模様が施されているの
で、内装材としての意匠性を付与することができる。
ィルムに凹凸模様及び/又は印刷模様が施されているの
で、内装材としての意匠性を付与することができる。
【0014】本発明の第3によれば、小屋裏側の防水性
フィルムが熱収縮されているので、熱収縮時に室内側の
防水性フィルムが引張られ、無機質繊維板の全面におい
て防水性フィルムを密着させて被覆することができる。
したがって、天井に施工する場合にぴったり施工するこ
とができ、室内側から見た場合の見栄えもよい。
フィルムが熱収縮されているので、熱収縮時に室内側の
防水性フィルムが引張られ、無機質繊維板の全面におい
て防水性フィルムを密着させて被覆することができる。
したがって、天井に施工する場合にぴったり施工するこ
とができ、室内側から見た場合の見栄えもよい。
【0015】本発明の第4によれば、防水性フィルムと
小屋裏側の防水性フィルムとが確実に接合され、防水性
及び接合部の耐久性に優れている。
小屋裏側の防水性フィルムとが確実に接合され、防水性
及び接合部の耐久性に優れている。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明において無機質繊維板とし
ては、グラスウール、ロックウール等の無機質繊維に、
フェノール樹脂等の合成樹脂を主成分としたバインダー
を付与してマット状に成形し、加熱、加圧したものを用
いることができ、吸音性、軽量性等に優れていることか
ら、グラスウール板が好ましく用いられる。無機質繊維
板の密度は、施工する天井板のサイズにもよるが、通
常、32〜150kg/m3が好ましく、64〜120kg/m3がより好ま
しい。密度が32kg/m3 未満の場合、天井板としての剛性
が十分でなく、150kg/m3を超えると、コストが高くな
り、経済的に不利になるので好ましくない。また、無機
質繊維板の厚さは、10〜100 mmが好ましく、20〜50mmが
より好ましい。厚さが10mm未満の場合、天井板としたと
きの剛性が十分でなく、施工後にたわみが発生する虞れ
があり、100 mmを超えると、コストが高くなり、経済的
に不利になるので好ましくない。
ては、グラスウール、ロックウール等の無機質繊維に、
フェノール樹脂等の合成樹脂を主成分としたバインダー
を付与してマット状に成形し、加熱、加圧したものを用
いることができ、吸音性、軽量性等に優れていることか
ら、グラスウール板が好ましく用いられる。無機質繊維
板の密度は、施工する天井板のサイズにもよるが、通
常、32〜150kg/m3が好ましく、64〜120kg/m3がより好ま
しい。密度が32kg/m3 未満の場合、天井板としての剛性
が十分でなく、150kg/m3を超えると、コストが高くな
り、経済的に不利になるので好ましくない。また、無機
質繊維板の厚さは、10〜100 mmが好ましく、20〜50mmが
より好ましい。厚さが10mm未満の場合、天井板としたと
きの剛性が十分でなく、施工後にたわみが発生する虞れ
があり、100 mmを超えると、コストが高くなり、経済的
に不利になるので好ましくない。
【0017】本発明において無機質繊維板の室内側に配
置される面を被覆する防水性フィルムとしては、例えば
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合
体、フッ素樹脂等からなるフィルム等を単独でもしくは
複数層に積層して用いることができるが、フィルムの難
燃性の点から、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、
塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、フッ素樹脂から
なるフィルムが特に好ましい。
置される面を被覆する防水性フィルムとしては、例えば
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合
体、フッ素樹脂等からなるフィルム等を単独でもしくは
複数層に積層して用いることができるが、フィルムの難
燃性の点から、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、
塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、フッ素樹脂から
なるフィルムが特に好ましい。
【0018】また、上記室内側の防水性フィルムとして
は、透湿抵抗が50m2・hr・mmHg/g以上、好ましくは80m2・h
r・mmHg/g以上のものを用いる。透湿抵抗が50m2・hr・mmHg
/g未満では、室内の水蒸気が、無機質繊維板の内部に侵
入するのを十分に防止することができない。更に、防水
性フィルムの透湿抵抗は、フィルムの厚さ、樹脂への可
塑剤等の配合量等を適宜調整し、所望の値とすることが
できる。なお、本発明において、透湿抵抗は、JIS Z020
8 における40℃×90RH%の条件で測定した値を意味す
る。
は、透湿抵抗が50m2・hr・mmHg/g以上、好ましくは80m2・h
r・mmHg/g以上のものを用いる。透湿抵抗が50m2・hr・mmHg
/g未満では、室内の水蒸気が、無機質繊維板の内部に侵
入するのを十分に防止することができない。更に、防水
性フィルムの透湿抵抗は、フィルムの厚さ、樹脂への可
塑剤等の配合量等を適宜調整し、所望の値とすることが
できる。なお、本発明において、透湿抵抗は、JIS Z020
8 における40℃×90RH%の条件で測定した値を意味す
る。
【0019】室内側の防水性フィルムの厚さは、10〜15
0 μmが好ましく、10〜120 μmがより好ましい。厚さ
が10μm未満では、フィルムの取扱い性が悪く、また、
強度が十分でなく、更に、無機質繊維板の表面の凹凸
が、フィルム表面に出てしまうので好ましくない。一
方、厚さが150 μmを超えると、天井板の吸音性が損な
われるので好ましくない。
0 μmが好ましく、10〜120 μmがより好ましい。厚さ
が10μm未満では、フィルムの取扱い性が悪く、また、
強度が十分でなく、更に、無機質繊維板の表面の凹凸
が、フィルム表面に出てしまうので好ましくない。一
方、厚さが150 μmを超えると、天井板の吸音性が損な
われるので好ましくない。
【0020】また、室内側の防水性フィルムには、例え
ば、シボ加工、エンボス加工等によりフィルム表面に凹
凸模様を施したり、グラビア印刷、オフセット印刷等で
印刷を施すことにより、内装材に適した意匠性を付与す
ることが好ましい。なお、上記凹凸模様や印刷の模様と
しては、例えば、スタッコ模様、梨地模様、フィッシャ
ー模様、トラバーチン模様などから選ばれた1種又は2
種以上が好ましく採用される。また、使用環境による経
時変化を防ぐため、紫外線吸収剤、帯電防止剤等による
処理を施してもよい。
ば、シボ加工、エンボス加工等によりフィルム表面に凹
凸模様を施したり、グラビア印刷、オフセット印刷等で
印刷を施すことにより、内装材に適した意匠性を付与す
ることが好ましい。なお、上記凹凸模様や印刷の模様と
しては、例えば、スタッコ模様、梨地模様、フィッシャ
ー模様、トラバーチン模様などから選ばれた1種又は2
種以上が好ましく採用される。また、使用環境による経
時変化を防ぐため、紫外線吸収剤、帯電防止剤等による
処理を施してもよい。
【0021】一方、小屋裏側に使用する透湿抵抗の低い
防水性フィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル等のフィルムもしく
は多孔質フィルム、更にはフラッシュ法などによって製
造される不織布シート等を使用することができるが、フ
ィルムの難燃性の点からポリ塩化ビニルフィルムが好ま
しく使用できる。
防水性フィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル等のフィルムもしく
は多孔質フィルム、更にはフラッシュ法などによって製
造される不織布シート等を使用することができるが、フ
ィルムの難燃性の点からポリ塩化ビニルフィルムが好ま
しく使用できる。
【0022】小屋裏側の防水性フィルムの透湿抵抗は、
室内側の防水性フィルムを通して無機質繊維板の内部に
徐々に侵入した水蒸気を小屋裏側へ排出させるため、前
記室内側の防水性フィルムの透湿抵抗の1/5 以下、好ま
しくは1/10以下であることが必要とされ、具体的には10
m2・hr・mmHg/g以下が好ましく、5m2・hr・mmHg/g以下が特
に好ましい。
室内側の防水性フィルムを通して無機質繊維板の内部に
徐々に侵入した水蒸気を小屋裏側へ排出させるため、前
記室内側の防水性フィルムの透湿抵抗の1/5 以下、好ま
しくは1/10以下であることが必要とされ、具体的には10
m2・hr・mmHg/g以下が好ましく、5m2・hr・mmHg/g以下が特
に好ましい。
【0023】小屋裏側の防水性フィルムの厚さは、上記
透湿抵抗を満足する範囲で適宜設定すればよいが、通常
10〜100 μmが好ましく、20〜50μmが特に好ましい。
厚さが10μm未満では、フィルムの取扱い性が悪く、ま
た、強度が低く、100 μmを超えると、天井板の吸音性
が低下したり、所望の透湿抵抗とならない場合があった
りするので好ましくない。
透湿抵抗を満足する範囲で適宜設定すればよいが、通常
10〜100 μmが好ましく、20〜50μmが特に好ましい。
厚さが10μm未満では、フィルムの取扱い性が悪く、ま
た、強度が低く、100 μmを超えると、天井板の吸音性
が低下したり、所望の透湿抵抗とならない場合があった
りするので好ましくない。
【0024】また、室内側フィルムと無機質繊維板との
密着性を良好にして、無機質繊維天井板の外観や施工性
を向上させるために、小屋裏側フィルムとしては、熱収
縮性フィルムを使用し熱収縮させることが好ましい。熱
収縮性フィルムは、1軸もしくは2軸延伸により収縮性
を付与されたもので、その収縮率は特に限定されない
が、室内側フィルムの意匠性が損なわれない程度に収縮
することが望ましい。
密着性を良好にして、無機質繊維天井板の外観や施工性
を向上させるために、小屋裏側フィルムとしては、熱収
縮性フィルムを使用し熱収縮させることが好ましい。熱
収縮性フィルムは、1軸もしくは2軸延伸により収縮性
を付与されたもので、その収縮率は特に限定されない
が、室内側フィルムの意匠性が損なわれない程度に収縮
することが望ましい。
【0025】この場合、無機質繊維板の一方の面に室内
側の防水性フィルムを貼着した後、他方の面から被せた
小屋裏側の防水性フィルムと四辺どうしを接合して、無
機質繊維板の全面を2種のフィルムで被覆する。次い
で、天井板を熱風炉等の中で加熱し、熱収縮性の小屋裏
側の防水性フィルムを収縮させる。こうすることで、収
縮した小屋裏側のフィルムに接合された室内側のフィル
ムが引っ張られて、無機質繊維板と室内側及び小屋裏側
のフィルムとが密着する。
側の防水性フィルムを貼着した後、他方の面から被せた
小屋裏側の防水性フィルムと四辺どうしを接合して、無
機質繊維板の全面を2種のフィルムで被覆する。次い
で、天井板を熱風炉等の中で加熱し、熱収縮性の小屋裏
側の防水性フィルムを収縮させる。こうすることで、収
縮した小屋裏側のフィルムに接合された室内側のフィル
ムが引っ張られて、無機質繊維板と室内側及び小屋裏側
のフィルムとが密着する。
【0026】無機質繊維板と室内側の防水性フィルムと
の接着方法としては、エマルジョン型接着剤、溶剤型接
着剤、又はホットメルト型接着剤等が使用できるが、耐
水性及び作業性等の点からホットメルト型接着剤を使用
するのが好ましく、難燃性ホットメルト型接着剤を使用
するのが特に好ましい。
の接着方法としては、エマルジョン型接着剤、溶剤型接
着剤、又はホットメルト型接着剤等が使用できるが、耐
水性及び作業性等の点からホットメルト型接着剤を使用
するのが好ましく、難燃性ホットメルト型接着剤を使用
するのが特に好ましい。
【0027】室内側及び小屋裏側の2種の防水性フィル
ムの接合は、熱融着及び接着剤による接着等によって行
うことができるが、防水性及び接合部の耐久性を確保す
る点で熱融着が好ましく、熱融着方法としては、使用す
るフィルムの融着性能に応じて、ヒートシール、インパ
ルスシール、高周波シール、超音波シール等が好適に使
用できる。
ムの接合は、熱融着及び接着剤による接着等によって行
うことができるが、防水性及び接合部の耐久性を確保す
る点で熱融着が好ましく、熱融着方法としては、使用す
るフィルムの融着性能に応じて、ヒートシール、インパ
ルスシール、高周波シール、超音波シール等が好適に使
用できる。
【0028】図2には、無機質繊維板1を室内側の防水
性フィルム2と、小屋裏側の防水性フィルム4で被覆し
た状態が示されている。すなわち、無機質繊維板1より
もやや大きな寸法の室内側の防水性フィルム2を、無機
質繊維板1の一方の面に接着剤層3を介して、フィルム
2の四辺を無機質繊維板1の外周にはみ出させて接着す
る。次に、無機質繊維板1の他方の面に小屋裏側の防水
性フィルム4を載せ、小屋裏側の防水性フィルム4の周
縁部で無機質繊維板1の四側面を被覆すると共に、小屋
裏側の防水性フィルム4の周縁部を室内側の防水性フィ
ルム2の周縁部に熱融着等の方法で接合する。なお、図
中5はフィルム接合部である。
性フィルム2と、小屋裏側の防水性フィルム4で被覆し
た状態が示されている。すなわち、無機質繊維板1より
もやや大きな寸法の室内側の防水性フィルム2を、無機
質繊維板1の一方の面に接着剤層3を介して、フィルム
2の四辺を無機質繊維板1の外周にはみ出させて接着す
る。次に、無機質繊維板1の他方の面に小屋裏側の防水
性フィルム4を載せ、小屋裏側の防水性フィルム4の周
縁部で無機質繊維板1の四側面を被覆すると共に、小屋
裏側の防水性フィルム4の周縁部を室内側の防水性フィ
ルム2の周縁部に熱融着等の方法で接合する。なお、図
中5はフィルム接合部である。
【0029】なお、この状態で天井板として使用するこ
ともできるが、その場合には、無機質繊維板1の四側面
からはみだした室内側の防水性フィルム2の周縁部の幅
を、室内側の防水性フィルム2と小屋裏側の防水性フィ
ルム4との接合に支障が無い範囲でできるだけ小さくす
る方が、無機質繊維天井板の外観や施工性の点で好まし
い。
ともできるが、その場合には、無機質繊維板1の四側面
からはみだした室内側の防水性フィルム2の周縁部の幅
を、室内側の防水性フィルム2と小屋裏側の防水性フィ
ルム4との接合に支障が無い範囲でできるだけ小さくす
る方が、無機質繊維天井板の外観や施工性の点で好まし
い。
【0030】更に、前述のように、無機質繊維天井板の
外観や施工性を向上させるためには小屋裏側の防水性フ
ィルム4として熱収縮性フィルムを使用して熱収縮させ
ることが好ましい。すなわち、小屋裏側の防水性フィル
ム4として熱収縮性フィルム使用して図2の状態とした
後、各防水性フィルム2、4で被覆された無機質繊維板
1を熱風炉等に入れて加熱し、小屋裏側の防水性フィル
ム4を熱収縮させることにより、図中の矢印の方向に収
縮した小屋裏側の防水性フィルム4に室内側の防水性フ
ィルム2が引っ張られて、図1に示すように、防水性フ
ィルム2、4が無機質繊維板1の外周に密着し、無機質
繊維板1が防水性フィルム2、4で完全に被覆される。
外観や施工性を向上させるためには小屋裏側の防水性フ
ィルム4として熱収縮性フィルムを使用して熱収縮させ
ることが好ましい。すなわち、小屋裏側の防水性フィル
ム4として熱収縮性フィルム使用して図2の状態とした
後、各防水性フィルム2、4で被覆された無機質繊維板
1を熱風炉等に入れて加熱し、小屋裏側の防水性フィル
ム4を熱収縮させることにより、図中の矢印の方向に収
縮した小屋裏側の防水性フィルム4に室内側の防水性フ
ィルム2が引っ張られて、図1に示すように、防水性フ
ィルム2、4が無機質繊維板1の外周に密着し、無機質
繊維板1が防水性フィルム2、4で完全に被覆される。
【0031】こうすることで、無機質繊維天井板の外周
の角部がシャープになるので外観が向上し、また、グリ
ッド工法によって天井板を施工する際に、無機質繊維板
1の四側面からはみだした室内側の防水性フィルム2の
周縁部がじゃまになることがないので施工性が向上し、
更に、該周縁部がグリッド部材に当って天井板が浮いて
しまうことがないので、施工後の天井の外観不良が発生
しない。
の角部がシャープになるので外観が向上し、また、グリ
ッド工法によって天井板を施工する際に、無機質繊維板
1の四側面からはみだした室内側の防水性フィルム2の
周縁部がじゃまになることがないので施工性が向上し、
更に、該周縁部がグリッド部材に当って天井板が浮いて
しまうことがないので、施工後の天井の外観不良が発生
しない。
【0032】
実施例1 無機質繊維板として、密度80kg/m3 、厚さ25mm、大きさ
600mm ×900mm のグラスウール板を使用した。このグラ
スウール板の一方の面に、室内側の防水性フィルムとし
て、スタッコ模様でエンボス加工して意匠性を付与し
た、厚さ60μm、透湿抵抗57m2・hr・mmHg/gの硬質ポリ塩
化ビニルフィルムを、難燃性ホットメルト接着剤にて、
四辺全部に50mmのフィルム余長を残して貼り合わせた。
600mm ×900mm のグラスウール板を使用した。このグラ
スウール板の一方の面に、室内側の防水性フィルムとし
て、スタッコ模様でエンボス加工して意匠性を付与し
た、厚さ60μm、透湿抵抗57m2・hr・mmHg/gの硬質ポリ塩
化ビニルフィルムを、難燃性ホットメルト接着剤にて、
四辺全部に50mmのフィルム余長を残して貼り合わせた。
【0033】このグラスウール板の他方の面に、小屋裏
側の防水性フィルムとして、厚さ20μm、透湿抵抗10m2
・hr・mmHg/gの熱収縮性ポリ塩化ビニルフィルムを載せ、
グラスウール板の四側面を小屋裏側のフィルムで覆い、
室内側のフィルムの四辺の内側30mmの部分に、インパル
スシーラーを使用して熱融着した。
側の防水性フィルムとして、厚さ20μm、透湿抵抗10m2
・hr・mmHg/gの熱収縮性ポリ塩化ビニルフィルムを載せ、
グラスウール板の四側面を小屋裏側のフィルムで覆い、
室内側のフィルムの四辺の内側30mmの部分に、インパル
スシーラーを使用して熱融着した。
【0034】これを、150 ℃のオーブン内で15秒間加熱
し、小屋裏側フィルムを収縮させ、グラスウール板表面
に室内側及び小屋裏側の各フィルムをそれぞれ密着させ
て、無機質繊維天井板とした。本実施例では、小屋裏側
のフィルムの透湿抵抗が、室内側のフィルムの透湿抵抗
の1/5.7 倍となっている。
し、小屋裏側フィルムを収縮させ、グラスウール板表面
に室内側及び小屋裏側の各フィルムをそれぞれ密着させ
て、無機質繊維天井板とした。本実施例では、小屋裏側
のフィルムの透湿抵抗が、室内側のフィルムの透湿抵抗
の1/5.7 倍となっている。
【0035】実施例2 無機質繊維板として、実施例1と同様なグラスウール板
を使用した。このグラスウール板の一方の面に、室内側
の防水性フィルムとして、スタッコ模様でエンボス加工
して意匠性を付与した、厚さ100 μm、透湿抵抗80m2・h
r・mmHg/gの硬質ポリ塩化ビニルフィルムを、難燃性ホッ
トメルト接着剤にて、四辺全部に50mmのフィルム余長を
残して貼り合わせた。
を使用した。このグラスウール板の一方の面に、室内側
の防水性フィルムとして、スタッコ模様でエンボス加工
して意匠性を付与した、厚さ100 μm、透湿抵抗80m2・h
r・mmHg/gの硬質ポリ塩化ビニルフィルムを、難燃性ホッ
トメルト接着剤にて、四辺全部に50mmのフィルム余長を
残して貼り合わせた。
【0036】このグラスウール板の他方の面に、小屋裏
側の防水性フィルムとして、厚さ20μm、透湿抵抗10m2
・hr・mmHg/gの熱収縮性ポリ塩化ビニルフィルムを載せ、
グラスウール板の四側面を小屋裏側のフィルムで覆い、
室内側のフィルムの四辺の内側30mmの部分に、インパル
スシーラーを使用して熱融着した。
側の防水性フィルムとして、厚さ20μm、透湿抵抗10m2
・hr・mmHg/gの熱収縮性ポリ塩化ビニルフィルムを載せ、
グラスウール板の四側面を小屋裏側のフィルムで覆い、
室内側のフィルムの四辺の内側30mmの部分に、インパル
スシーラーを使用して熱融着した。
【0037】これを、150 ℃のオーブン内で15秒間加熱
し、小屋裏側フィルムを収縮させ、グラスウール板表面
に室内側及び小屋裏側の各フィルムをそれぞれ密着させ
て、無機質繊維天井板とした。本実施例では、小屋裏側
のフィルムの透湿抵抗が、室内側のフィルムの透湿抵抗
の1/8 倍となっている。
し、小屋裏側フィルムを収縮させ、グラスウール板表面
に室内側及び小屋裏側の各フィルムをそれぞれ密着させ
て、無機質繊維天井板とした。本実施例では、小屋裏側
のフィルムの透湿抵抗が、室内側のフィルムの透湿抵抗
の1/8 倍となっている。
【0038】実施例3 無機質繊維板として、実施例1と同様なグラスウール板
を使用した。このグラスウール板の一方の面に、室内側
の防水性フィルムとして、厚さ20μm、透湿抵抗330 m2
・hr・mmHg/gの塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合樹脂フ
ィルムを難燃性ホットメルト接着剤にて、四辺全部に50
mmのフィルム余長を残して貼り合わせた。
を使用した。このグラスウール板の一方の面に、室内側
の防水性フィルムとして、厚さ20μm、透湿抵抗330 m2
・hr・mmHg/gの塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合樹脂フ
ィルムを難燃性ホットメルト接着剤にて、四辺全部に50
mmのフィルム余長を残して貼り合わせた。
【0039】このグラスウール板の他方の面に、小屋裏
側の防水性フィルムとして、厚さ20μm、透湿抵抗10m2
・hr・mmHg/gの熱収縮性ポリ塩化ビニルフィルムを載せ、
グラスウール板の四側面を小屋裏側のフィルムで覆い、
室内側のフィルムの四辺の内側30mmの部分に、高周波シ
ーラーを使用して熱融着した。
側の防水性フィルムとして、厚さ20μm、透湿抵抗10m2
・hr・mmHg/gの熱収縮性ポリ塩化ビニルフィルムを載せ、
グラスウール板の四側面を小屋裏側のフィルムで覆い、
室内側のフィルムの四辺の内側30mmの部分に、高周波シ
ーラーを使用して熱融着した。
【0040】これを、150 ℃のオーブン内で15秒間加熱
し、小屋裏側フィルムを収縮させ、グラスウール板表面
に室内側及び小屋裏側の各フィルムをそれぞれ密着させ
て、無機質繊維天井板とした。本実施例では、小屋裏側
のフィルムの透湿抵抗が、室内側のフィルムの透湿抵抗
の1/33倍となっている。
し、小屋裏側フィルムを収縮させ、グラスウール板表面
に室内側及び小屋裏側の各フィルムをそれぞれ密着させ
て、無機質繊維天井板とした。本実施例では、小屋裏側
のフィルムの透湿抵抗が、室内側のフィルムの透湿抵抗
の1/33倍となっている。
【0041】比較例1 無機質繊維板として、実施例1と同様なグラスウール板
を使用した。このグラスウール板の一方の面に、室内側
の防水性フィルムとして、スタッコ模様でエンボス加工
して意匠性を付与した、厚さ100 μm、透湿抵抗80m2・h
r・mmHg/gの硬質ポリ塩化ビニルフィルムを、難燃性ホッ
トメルト接着剤にて、四辺全部に50mmのフィルム余長を
残して貼り合わせた。
を使用した。このグラスウール板の一方の面に、室内側
の防水性フィルムとして、スタッコ模様でエンボス加工
して意匠性を付与した、厚さ100 μm、透湿抵抗80m2・h
r・mmHg/gの硬質ポリ塩化ビニルフィルムを、難燃性ホッ
トメルト接着剤にて、四辺全部に50mmのフィルム余長を
残して貼り合わせた。
【0042】このグラスウール板の他方の面に、小屋裏
側の防水性フィルムとして、厚さ100 μm、透湿抵抗24
m2・hr・mmHg/gの軟質ポリ塩化ビニルフィルムを載せ、溶
剤型の接着剤を使用して、その四辺を室内側の防水性フ
ィルムの周縁部に接着し、無機質繊維天井板とした。本
実施例では、小屋裏側のフィルムの透湿抵抗が、室内側
のフィルムの透湿抵抗の1/3.3 倍となっている。
側の防水性フィルムとして、厚さ100 μm、透湿抵抗24
m2・hr・mmHg/gの軟質ポリ塩化ビニルフィルムを載せ、溶
剤型の接着剤を使用して、その四辺を室内側の防水性フ
ィルムの周縁部に接着し、無機質繊維天井板とした。本
実施例では、小屋裏側のフィルムの透湿抵抗が、室内側
のフィルムの透湿抵抗の1/3.3 倍となっている。
【0043】比較例2 無機質繊維板として、実施例1と同様なグラスウール板
を使用した。このグラスウール板の一方の面に、室内側
の防水性フィルムとして、厚さ20μm、透湿抵抗330 m2
・hr・mmHg/gの塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合樹脂フ
ィルムを難燃性ホットメルト接着剤にて、四辺全部に50
mmのフィルム余長を残して貼り合わせた。
を使用した。このグラスウール板の一方の面に、室内側
の防水性フィルムとして、厚さ20μm、透湿抵抗330 m2
・hr・mmHg/gの塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合樹脂フ
ィルムを難燃性ホットメルト接着剤にて、四辺全部に50
mmのフィルム余長を残して貼り合わせた。
【0044】このグラスウール板の他方の面側に、小屋
裏側の防水性フィルムとして、上記室内側の防水性フィ
ルムと同じフィルムを載せ、グラスウール板の四側面を
小屋裏側のフィルムで覆い、室内側のフィルムの四辺の
内側30mmの部分に高周波シーラーを使用して熱融着し、
無機質繊維天井板とした。本実施例では、小屋裏側のフ
ィルムの透湿抵抗が、室内側のフィルムの透湿抵抗の1
倍となっている。
裏側の防水性フィルムとして、上記室内側の防水性フィ
ルムと同じフィルムを載せ、グラスウール板の四側面を
小屋裏側のフィルムで覆い、室内側のフィルムの四辺の
内側30mmの部分に高周波シーラーを使用して熱融着し、
無機質繊維天井板とした。本実施例では、小屋裏側のフ
ィルムの透湿抵抗が、室内側のフィルムの透湿抵抗の1
倍となっている。
【0045】試験例 実施例1〜3、比較例1、2の各無機質繊維天井板を、
室内温度35℃、湿度95RH%、小屋裏温度10℃、湿度40RH
%の条件の天井に施工し、6箇月後の天井板内部の結露
状況を、小屋裏側のフィルムの内側のくもり及び試験前
後での天井板の重量変化によって確認した。この結果を
表1に示す。なお、表1において試験前後での天井板重
量比とは、施工前の天井板の重量を100 としたときの、
試験後の天井板の重量の比率を表わす値である。
室内温度35℃、湿度95RH%、小屋裏温度10℃、湿度40RH
%の条件の天井に施工し、6箇月後の天井板内部の結露
状況を、小屋裏側のフィルムの内側のくもり及び試験前
後での天井板の重量変化によって確認した。この結果を
表1に示す。なお、表1において試験前後での天井板重
量比とは、施工前の天井板の重量を100 としたときの、
試験後の天井板の重量の比率を表わす値である。
【0046】
【表1】
【0047】上記表1の結果から、小屋裏側の防水性フ
ィルムの透湿抵抗が、室内側の防水性フィルムの透湿抵
抗の1/5 以下とされた実施例の天井板は、いずれも内部
結露を起さず、天井板の重量変化もないことがわかる。
ィルムの透湿抵抗が、室内側の防水性フィルムの透湿抵
抗の1/5 以下とされた実施例の天井板は、いずれも内部
結露を起さず、天井板の重量変化もないことがわかる。
【0048】これに対し、小屋裏側の防水性フィルムの
透湿抵抗が、室内側の防水性フィルムの透湿抵抗の1/5
より大とされた比較例1、及び、室内側の防水性フィル
ムの透湿抵抗が高いが、小屋裏側の防水性フィルムの透
湿抵抗も高い比較例2においては、内部結露が生じ、天
井板の重量増加が生じることがわかる。
透湿抵抗が、室内側の防水性フィルムの透湿抵抗の1/5
より大とされた比較例1、及び、室内側の防水性フィル
ムの透湿抵抗が高いが、小屋裏側の防水性フィルムの透
湿抵抗も高い比較例2においては、内部結露が生じ、天
井板の重量増加が生じることがわかる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の無機質繊
維天井板によれば、室内側が高温、高湿となるような部
位に使用しても、無機質繊維天井板の内部に結露を発生
させることがなく、長期にわたり無機質繊維天井板の形
状を維持し、吸音性、断熱性を良好に維持できることが
わかる。
維天井板によれば、室内側が高温、高湿となるような部
位に使用しても、無機質繊維天井板の内部に結露を発生
させることがなく、長期にわたり無機質繊維天井板の形
状を維持し、吸音性、断熱性を良好に維持できることが
わかる。
【図1】本発明による無機質繊維天井板の一実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】無機質繊維板を室内側の防水性フィルムと小屋
裏側の防水性フィルムとで被覆し、小屋裏側の防水性フ
ィルムを熱収縮させる前の状態を示す断面図である。
裏側の防水性フィルムとで被覆し、小屋裏側の防水性フ
ィルムを熱収縮させる前の状態を示す断面図である。
1 無機質繊維板 2 室内側の防水性フィルム 3 接着剤層 4 小屋裏側の防水性フィルム 5 フィルム接合部
Claims (4)
- 【請求項1】 無機質繊維板の室内側及び小屋裏側に配
置されるそれぞれの面を防水性フィルムで被覆した天井
板において、 i)前記室内側の防水性フィルムの透湿抵抗が50m2・hr・mm
Hg/g以上であり、 ii) 前記小屋裏側の防水性フィルムの透湿抵抗が、前記
室内側の防水性フィルムの透湿抵抗の1/5 以下であり、 iii)前記室内側の防水性フィルムが、前記無機質繊維板
に接着剤により貼り合わされており、 iv) 前記室内側の防水性フィルムと前記小屋裏側の防水
性フィルムとが、それらの周縁部で接合されていること
を特徴とする無機質繊維天井板。 - 【請求項2】 前記室内側の防水性フィルムに、凹凸模
様及び/又は印刷模様が施されている請求項1記載の無
機質繊維天井板。 - 【請求項3】 前記小屋裏側の防水性フィルムが熱収縮
性フィルムからなり、熱収縮されている請求項1又は2
記載の無機質繊維天井板。 - 【請求項4】 前記室内側の防水性フィルムと前記小屋
裏側の防水性フィルムとが、熱融着により接合されてい
る請求項1〜3のいずれか一つに記載の無機質繊維天井
板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9074427A JPH10252171A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 無機質繊維天井板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9074427A JPH10252171A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 無機質繊維天井板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10252171A true JPH10252171A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13546910
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9074427A Pending JPH10252171A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 無機質繊維天井板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10252171A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004156335A (ja) * | 2002-11-07 | 2004-06-03 | Takenaka Komuten Co Ltd | 蓄煙機能を有する多孔質天井 |
| JP2007130811A (ja) * | 2005-11-08 | 2007-05-31 | Asahi Kasei Life & Living Corp | 積層フィルムからなる断熱材用防湿材 |
| CN100406656C (zh) * | 2004-01-02 | 2008-07-30 | 李安海 | 隔热保温隔音层状复合板及其制造方法 |
| JP2021038564A (ja) * | 2019-09-03 | 2021-03-11 | 清水建設株式会社 | 屋根構造 |
| US11865820B2 (en) | 2017-12-19 | 2024-01-09 | Saint-Gobain Adfors Canada, Ltd. | Reinforcing layer, a cementitious board, and method of forming the cementitious board |
-
1997
- 1997-03-11 JP JP9074427A patent/JPH10252171A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004156335A (ja) * | 2002-11-07 | 2004-06-03 | Takenaka Komuten Co Ltd | 蓄煙機能を有する多孔質天井 |
| CN100406656C (zh) * | 2004-01-02 | 2008-07-30 | 李安海 | 隔热保温隔音层状复合板及其制造方法 |
| JP2007130811A (ja) * | 2005-11-08 | 2007-05-31 | Asahi Kasei Life & Living Corp | 積層フィルムからなる断熱材用防湿材 |
| US11865820B2 (en) | 2017-12-19 | 2024-01-09 | Saint-Gobain Adfors Canada, Ltd. | Reinforcing layer, a cementitious board, and method of forming the cementitious board |
| JP2021038564A (ja) * | 2019-09-03 | 2021-03-11 | 清水建設株式会社 | 屋根構造 |
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