JPH10252544A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
内燃機関の排気浄化装置Info
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- JPH10252544A JPH10252544A JP9062561A JP6256197A JPH10252544A JP H10252544 A JPH10252544 A JP H10252544A JP 9062561 A JP9062561 A JP 9062561A JP 6256197 A JP6256197 A JP 6256197A JP H10252544 A JPH10252544 A JP H10252544A
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- injection
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- oxygen concentration
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- exhaust gas
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- Y02T10/47—
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 NOx触媒に供給する後噴射量を適正に制御
できるようにする。 【解決手段】 アクセルセンサ26とエンジン回転数セ
ンサ27の出力信号に基づいて後噴射無時の排気酸素濃
度をマップデータから算出し、後噴射無時の排気酸素濃
度を基にして排気ガス流量と後噴射量指令値とから後噴
射有時の排気酸素濃度Aを算出する。更に、酸素濃度セ
ンサ20の出力信号を180クランク角毎に平均化し
て、平均酸素濃度Bを求め、この平均酸素濃度Bを後噴
射有時の排気酸素濃度Aと比較し、B>Aの場合には、
後噴射でNOx触媒19に供給すべきHC量(指令値)
より実際のHC供給量(後噴射量)が少ないと判断し、
BとAの差に応じて後噴射量指令値を増量補正し、B<
Aの場合には、後噴射で供給すべきHC量より実際のH
C供給量が多いと判断し、BとAの差に応じて後噴射量
指令値を減量補正する。
できるようにする。 【解決手段】 アクセルセンサ26とエンジン回転数セ
ンサ27の出力信号に基づいて後噴射無時の排気酸素濃
度をマップデータから算出し、後噴射無時の排気酸素濃
度を基にして排気ガス流量と後噴射量指令値とから後噴
射有時の排気酸素濃度Aを算出する。更に、酸素濃度セ
ンサ20の出力信号を180クランク角毎に平均化し
て、平均酸素濃度Bを求め、この平均酸素濃度Bを後噴
射有時の排気酸素濃度Aと比較し、B>Aの場合には、
後噴射でNOx触媒19に供給すべきHC量(指令値)
より実際のHC供給量(後噴射量)が少ないと判断し、
BとAの差に応じて後噴射量指令値を増量補正し、B<
Aの場合には、後噴射で供給すべきHC量より実際のH
C供給量が多いと判断し、BとAの差に応じて後噴射量
指令値を減量補正する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関から排出
される排気中の窒素酸化物(NOx)を触媒で還元浄化
する内燃機関の排気浄化装置に関するものである。
される排気中の窒素酸化物(NOx)を触媒で還元浄化
する内燃機関の排気浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジン等の酸素過剰下で燃
料の燃焼が行われる内燃機関から排出される排気中のN
Oxを浄化するために、排気管内にNOx触媒を設置
し、炭化水素(燃料)を還元剤としてNOx触媒に供給
してNOxを還元浄化する技術が提案されている。その
一例として、特開平5−156993号公報では、内燃
機関の各気筒の燃料噴射弁に機関出力発生のための主噴
射指令を与えて主噴射を実施すると共に、主噴射後の膨
張行程で、後噴射指令を与えて燃料噴射弁から主噴射燃
料量の0.3〜3%の燃料を後噴射し、この後噴射によ
り未燃燃料(炭化水素)を還元剤としてNOx触媒に供
給するようにしている。
料の燃焼が行われる内燃機関から排出される排気中のN
Oxを浄化するために、排気管内にNOx触媒を設置
し、炭化水素(燃料)を還元剤としてNOx触媒に供給
してNOxを還元浄化する技術が提案されている。その
一例として、特開平5−156993号公報では、内燃
機関の各気筒の燃料噴射弁に機関出力発生のための主噴
射指令を与えて主噴射を実施すると共に、主噴射後の膨
張行程で、後噴射指令を与えて燃料噴射弁から主噴射燃
料量の0.3〜3%の燃料を後噴射し、この後噴射によ
り未燃燃料(炭化水素)を還元剤としてNOx触媒に供
給するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、燃料噴射弁
は、主噴射燃料量の調整範囲で精度良く動作するように
設計されており、後噴射時のように主噴射燃料量の0.
3〜3%という微量の燃料噴射量の調整は、本来的に得
意としていない。従って、主噴射燃料量の0.3〜3%
という微量の後噴射は、燃料噴射弁の個体差(ばらつ
き)や経時変化、噴射圧力の変動の影響を受けて変動し
やすく、実際の後噴射量が指令値からずれてばらついて
しまい、最適な炭化水素量を触媒に供給できなくなる。
その結果、過剰な炭化水素量が触媒に供給されると、未
燃の炭化水素が触媒で消費しきれずに大気中に排出され
てしまい、逆に、炭化水素供給量が不足すると、触媒で
のNOx浄化率が低下してNOx排出量が増加してしま
う。
は、主噴射燃料量の調整範囲で精度良く動作するように
設計されており、後噴射時のように主噴射燃料量の0.
3〜3%という微量の燃料噴射量の調整は、本来的に得
意としていない。従って、主噴射燃料量の0.3〜3%
という微量の後噴射は、燃料噴射弁の個体差(ばらつ
き)や経時変化、噴射圧力の変動の影響を受けて変動し
やすく、実際の後噴射量が指令値からずれてばらついて
しまい、最適な炭化水素量を触媒に供給できなくなる。
その結果、過剰な炭化水素量が触媒に供給されると、未
燃の炭化水素が触媒で消費しきれずに大気中に排出され
てしまい、逆に、炭化水素供給量が不足すると、触媒で
のNOx浄化率が低下してNOx排出量が増加してしま
う。
【0004】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、燃料噴射弁の個体差
(ばらつき)や経時変化、噴射圧力の変動があっても、
その影響を受けないように後噴射量を適正化できて、N
Ox浄化率向上と未燃炭化水素の排出防止とを実現する
ことができる内燃機関の排気浄化装置を提供することに
ある。
たものであり、従ってその目的は、燃料噴射弁の個体差
(ばらつき)や経時変化、噴射圧力の変動があっても、
その影響を受けないように後噴射量を適正化できて、N
Ox浄化率向上と未燃炭化水素の排出防止とを実現する
ことができる内燃機関の排気浄化装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の内燃機関の排気浄化装置によれ
ば、実際に噴射された後噴射量を反映した情報をセンサ
により検出し、噴射制御手段は、後噴射によるセンサの
出力変化量に基づいて、前記燃料噴射手段から噴射され
た後噴射量と指令値(触媒に供給すべき最適な炭化水素
量)との偏差を求め、最適な炭化水素量になるように後
噴射量の指令値を補正する。これにより、燃料噴射弁の
個体差(ばらつき)や経時変化、噴射圧力の変動があっ
ても、常に適正化された炭化水素量を触媒に供給するこ
とができ、NOx浄化率を向上できると共に、後噴射し
た未燃炭化水素が排出されることを防止でき、低エミッ
ション化の要求を満たすことができる。
に、本発明の請求項1の内燃機関の排気浄化装置によれ
ば、実際に噴射された後噴射量を反映した情報をセンサ
により検出し、噴射制御手段は、後噴射によるセンサの
出力変化量に基づいて、前記燃料噴射手段から噴射され
た後噴射量と指令値(触媒に供給すべき最適な炭化水素
量)との偏差を求め、最適な炭化水素量になるように後
噴射量の指令値を補正する。これにより、燃料噴射弁の
個体差(ばらつき)や経時変化、噴射圧力の変動があっ
ても、常に適正化された炭化水素量を触媒に供給するこ
とができ、NOx浄化率を向上できると共に、後噴射し
た未燃炭化水素が排出されることを防止でき、低エミッ
ション化の要求を満たすことができる。
【0006】この場合、請求項2のように、後噴射量を
反映した情報を検出するセンサとして酸素濃度センサを
用い、後噴射した炭化水素量に応じた酸素濃度変化から
後噴射量を推定しても良い。つまり、排気中の炭化水素
が酸素濃度センサで燃焼する際に消費される酸素量は、
排気中の炭化水素濃度に応じて変化するため、酸素濃度
の変化量から炭化水素濃度を推定でき、この炭化水素濃
度から後噴射量を推定して後噴射量の指令値を補正する
ことができる。
反映した情報を検出するセンサとして酸素濃度センサを
用い、後噴射した炭化水素量に応じた酸素濃度変化から
後噴射量を推定しても良い。つまり、排気中の炭化水素
が酸素濃度センサで燃焼する際に消費される酸素量は、
排気中の炭化水素濃度に応じて変化するため、酸素濃度
の変化量から炭化水素濃度を推定でき、この炭化水素濃
度から後噴射量を推定して後噴射量の指令値を補正する
ことができる。
【0007】ところで、後噴射は、全ての気筒について
行っても良いが、一部の気筒のみに後噴射(つまり間欠
的な後噴射)を行っても良く、この場合でも、触媒に十
分な炭化水素を供給することができて、NOx浄化率を
向上できる。間欠的な後噴射を行う場合には、後噴射に
よる炭化水素を含む排気ガスと、その炭化水素を含まな
い排気ガスとが交互に流れることから、請求項3のよう
に、後噴射指令を酸素濃度センサの応答性から決定され
る周期よりも長い時間間隔で出力し、酸素濃度センサの
前記時間間隔内の出力変化量に基づいて後噴射量の指令
値を補正しても良い。つまり、酸素濃度センサの応答性
から決定される周期よりも長い時間間隔で後噴射を行え
ば、後噴射による炭化水素を含まない排気中の酸素濃度
を、次の後噴射による炭化水素を含む排気が酸素濃度セ
ンサに到達する前に、該酸素濃度センサで精度良く検出
することができ、勿論、後噴射による炭化水素を含む排
気中の酸素濃度も精度良く検出することができる。これ
により、後噴射の前後の酸素濃度の変化量(酸素濃度セ
ンサの出力変化量)から後噴射量を精度良く推定するこ
とができ、後噴射量の指令値を精度良く補正することが
できる。
行っても良いが、一部の気筒のみに後噴射(つまり間欠
的な後噴射)を行っても良く、この場合でも、触媒に十
分な炭化水素を供給することができて、NOx浄化率を
向上できる。間欠的な後噴射を行う場合には、後噴射に
よる炭化水素を含む排気ガスと、その炭化水素を含まな
い排気ガスとが交互に流れることから、請求項3のよう
に、後噴射指令を酸素濃度センサの応答性から決定され
る周期よりも長い時間間隔で出力し、酸素濃度センサの
前記時間間隔内の出力変化量に基づいて後噴射量の指令
値を補正しても良い。つまり、酸素濃度センサの応答性
から決定される周期よりも長い時間間隔で後噴射を行え
ば、後噴射による炭化水素を含まない排気中の酸素濃度
を、次の後噴射による炭化水素を含む排気が酸素濃度セ
ンサに到達する前に、該酸素濃度センサで精度良く検出
することができ、勿論、後噴射による炭化水素を含む排
気中の酸素濃度も精度良く検出することができる。これ
により、後噴射の前後の酸素濃度の変化量(酸素濃度セ
ンサの出力変化量)から後噴射量を精度良く推定するこ
とができ、後噴射量の指令値を精度良く補正することが
できる。
【0008】また、請求項4のように、定常的に後噴射
している運転状態において、特定期間だけ全気筒に対し
て後噴射を停止し、後噴射停止前後の酸素濃度センサの
出力変化量から後噴射指令を補正しても良い。この場
合、全気筒に対して後噴射を停止する特定期間は、酸素
濃度センサに対して後噴射による炭化水素を含まない排
気ガスが流れる。従って、酸素濃度センサは、通常は後
噴射による炭化水素が酸素濃度センサで燃焼した後の排
気ガスの酸素濃度を検出するが、特定期間は、後噴射に
よる炭化水素を含まない排気ガスの酸素濃度を検出す
る。これにより、後噴射停止前後での酸素濃度センサの
出力変化量に基づいて後噴射量を精度良く推定すること
ができ、後噴射量の指令値を精度良く補正することがで
きる。
している運転状態において、特定期間だけ全気筒に対し
て後噴射を停止し、後噴射停止前後の酸素濃度センサの
出力変化量から後噴射指令を補正しても良い。この場
合、全気筒に対して後噴射を停止する特定期間は、酸素
濃度センサに対して後噴射による炭化水素を含まない排
気ガスが流れる。従って、酸素濃度センサは、通常は後
噴射による炭化水素が酸素濃度センサで燃焼した後の排
気ガスの酸素濃度を検出するが、特定期間は、後噴射に
よる炭化水素を含まない排気ガスの酸素濃度を検出す
る。これにより、後噴射停止前後での酸素濃度センサの
出力変化量に基づいて後噴射量を精度良く推定すること
ができ、後噴射量の指令値を精度良く補正することがで
きる。
【0009】また、請求項5のように、後噴射量を反映
した情報を検出するセンサとして、排気温度センサを用
い、気筒内で燃焼する後噴射量に応じた排気温度の変化
から後噴射量を推定しても良い。つまり、主噴射した燃
料の燃焼後期に後噴射した燃料を燃焼させると、その
分、排気温度が上昇するため、排気温度センサの出力変
化量から後噴射量を推定でき、後噴射量の指令値を補正
することができる。
した情報を検出するセンサとして、排気温度センサを用
い、気筒内で燃焼する後噴射量に応じた排気温度の変化
から後噴射量を推定しても良い。つまり、主噴射した燃
料の燃焼後期に後噴射した燃料を燃焼させると、その
分、排気温度が上昇するため、排気温度センサの出力変
化量から後噴射量を推定でき、後噴射量の指令値を補正
することができる。
【0010】更に、請求項6のように、定常的に後噴射
している運転状態において、特定期間だけ後噴射時期を
通常よりも進角させ、その進角前後の排気温度センサの
出力変化量から後噴射量の指令値を補正しても良い。こ
の場合、後噴射時期を通常よりも進角させることで、後
噴射した炭化水素の全量を確実に気筒内で燃焼させるこ
とができる。これにより、排気温度センサは、後噴射し
た炭化水素の全量が燃焼した排気ガスの温度変化を精度
良く検出することができ、その変化量に基づいて後噴射
量を精度良く推定することができて、後噴射量の指令値
を精度良く補正することができる。
している運転状態において、特定期間だけ後噴射時期を
通常よりも進角させ、その進角前後の排気温度センサの
出力変化量から後噴射量の指令値を補正しても良い。こ
の場合、後噴射時期を通常よりも進角させることで、後
噴射した炭化水素の全量を確実に気筒内で燃焼させるこ
とができる。これにより、排気温度センサは、後噴射し
た炭化水素の全量が燃焼した排気ガスの温度変化を精度
良く検出することができ、その変化量に基づいて後噴射
量を精度良く推定することができて、後噴射量の指令値
を精度良く補正することができる。
【0011】
[実施形態(1)]以下、本発明を例えば4気筒のディ
ーゼルエンジンに適用した実施形態(1)を図1乃至図
4に基づいて説明する。
ーゼルエンジンに適用した実施形態(1)を図1乃至図
4に基づいて説明する。
【0012】まず、図1に基づいてエンジン制御システ
ム全体の構成を説明する。内燃機関であるディーゼルエ
ンジン10の吸気管11には、吸入空気量を検出するエ
アーフローセンサ12が設置され、このエアーフローセ
ンサ12を通過した吸入空気が吸気マニホールド13を
通ってディーゼルエンジン10の各気筒に吸入される。
ディーゼルエンジン10の各気筒には、燃料噴射手段と
して電磁弁式の燃料噴射弁14が取り付けられ、各燃料
噴射弁14には、高圧燃料ポンプ15から高圧に蓄圧さ
れた燃料が燃料配管16を通して供給される。
ム全体の構成を説明する。内燃機関であるディーゼルエ
ンジン10の吸気管11には、吸入空気量を検出するエ
アーフローセンサ12が設置され、このエアーフローセ
ンサ12を通過した吸入空気が吸気マニホールド13を
通ってディーゼルエンジン10の各気筒に吸入される。
ディーゼルエンジン10の各気筒には、燃料噴射手段と
して電磁弁式の燃料噴射弁14が取り付けられ、各燃料
噴射弁14には、高圧燃料ポンプ15から高圧に蓄圧さ
れた燃料が燃料配管16を通して供給される。
【0013】ディーゼルエンジン10の各気筒から排出
される排気ガスは、排気マニホールド17(排気通路)
を通して1本の排気管18(排気通路)に排出され、こ
の排気管18の途中には、排気中のNOxを還元浄化す
る触媒、すなわちNOx触媒19が設置されている。こ
のNOx触媒19の上流側には、排気中の酸素濃度を検
出する酸素濃度センサ20が設置され、NOx触媒19
の下流側には、排気温度を検出する排気温度センサ21
が設置されている。
される排気ガスは、排気マニホールド17(排気通路)
を通して1本の排気管18(排気通路)に排出され、こ
の排気管18の途中には、排気中のNOxを還元浄化す
る触媒、すなわちNOx触媒19が設置されている。こ
のNOx触媒19の上流側には、排気中の酸素濃度を検
出する酸素濃度センサ20が設置され、NOx触媒19
の下流側には、排気温度を検出する排気温度センサ21
が設置されている。
【0014】ディーゼルエンジン10の運転中は、エン
ジン電子制御回路(以下「ECU」と表記する)25に
よって、各気筒の燃料噴射弁14が制御される。このE
CU25は、エアーフローセンサ12、アクセルセンサ
26及びエンジン回転数センサ27(これらはいずれも
運転状態検出手段に相当)から読み込んだ信号に基づい
てディーゼルエンジン10の運転状態を検出すると共
に、排気温度センサ21の出力信号に基づいてNOx触
媒19の温度が所定の活性温度範囲内にあるか否かを判
定する。
ジン電子制御回路(以下「ECU」と表記する)25に
よって、各気筒の燃料噴射弁14が制御される。このE
CU25は、エアーフローセンサ12、アクセルセンサ
26及びエンジン回転数センサ27(これらはいずれも
運転状態検出手段に相当)から読み込んだ信号に基づい
てディーゼルエンジン10の運転状態を検出すると共
に、排気温度センサ21の出力信号に基づいてNOx触
媒19の温度が所定の活性温度範囲内にあるか否かを判
定する。
【0015】また、ECU25に内蔵されたROM(記
憶媒体)には、図2及び図3に示す噴射制御プログラム
が記憶されている。ECU25は、図2及び図3の噴射
制御プログラムを実行することで、各気筒の燃料噴射弁
14に機関出力発生のための主噴射指令とNOx触媒1
9への炭化水素供給のための後噴射指令を出力する噴射
制御手段として機能し、更に、後噴射による酸素濃度セ
ンサ20の出力変化量に基づいて後噴射量の指令値をN
Ox触媒19への炭化水素供給量(後噴射量)が最適と
なるように補正する役割も果たす。
憶媒体)には、図2及び図3に示す噴射制御プログラム
が記憶されている。ECU25は、図2及び図3の噴射
制御プログラムを実行することで、各気筒の燃料噴射弁
14に機関出力発生のための主噴射指令とNOx触媒1
9への炭化水素供給のための後噴射指令を出力する噴射
制御手段として機能し、更に、後噴射による酸素濃度セ
ンサ20の出力変化量に基づいて後噴射量の指令値をN
Ox触媒19への炭化水素供給量(後噴射量)が最適と
なるように補正する役割も果たす。
【0016】以下、このECU25によって実行される
噴射制御プログラムの内容を図2及び図3のフローチャ
ートに従って説明する。この噴射制御プログラムは、所
定時間毎又は所定クランク角毎に繰り返し実行される。
この噴射制御プログラムが起動されると、まず、ステッ
プ101で、ディーゼルエンジン10の運転状態を検出
するために、アクセルセンサ26、エンジン回転数セン
サ27、エアーフローセンサ12及び排気温度センサ2
1から出力される各信号を読み込むと共に、ECU25
のRAM(図示せず)に記憶されている各気筒の後噴射
量指令値の補正係数k(i) (i =1〜4)を読み込む。
噴射制御プログラムの内容を図2及び図3のフローチャ
ートに従って説明する。この噴射制御プログラムは、所
定時間毎又は所定クランク角毎に繰り返し実行される。
この噴射制御プログラムが起動されると、まず、ステッ
プ101で、ディーゼルエンジン10の運転状態を検出
するために、アクセルセンサ26、エンジン回転数セン
サ27、エアーフローセンサ12及び排気温度センサ2
1から出力される各信号を読み込むと共に、ECU25
のRAM(図示せず)に記憶されている各気筒の後噴射
量指令値の補正係数k(i) (i =1〜4)を読み込む。
【0017】この後、ステップ102に進み、アクセル
センサ26とエンジン回転数センサ27の出力信号から
パイロット噴射量とその噴射時期の指令値を算出すると
共に、主噴射量とその噴射時期の指令値を算出し、更
に、アクセルセンサ26とエンジン回転数センサ27の
出力信号に基づいてディーゼルエンジン10からのNO
x排出量を推定し、推定したNOx排出量と排気温度セ
ンサ21の出力信号から後噴射量とその噴射時期の指令
値を算出する。尚、後噴射は、排気温度センサ21の出
力信号に基づいてNOx触媒19の温度が所定の活性温
度範囲内にあると判定された場合に実行される。
センサ26とエンジン回転数センサ27の出力信号から
パイロット噴射量とその噴射時期の指令値を算出すると
共に、主噴射量とその噴射時期の指令値を算出し、更
に、アクセルセンサ26とエンジン回転数センサ27の
出力信号に基づいてディーゼルエンジン10からのNO
x排出量を推定し、推定したNOx排出量と排気温度セ
ンサ21の出力信号から後噴射量とその噴射時期の指令
値を算出する。尚、後噴射は、排気温度センサ21の出
力信号に基づいてNOx触媒19の温度が所定の活性温
度範囲内にあると判定された場合に実行される。
【0018】ここで、パイロット噴射、主噴射、後噴射
について図4に基づいて説明する。図4はECU25か
らの燃料噴射信号に基づく各気筒の燃料噴射弁14の燃
料噴射波形を示すタイムチャートである。図4中のaは
パイロット噴射、bは主噴射、c10〜c41は後噴射を示
している。各気筒毎にエンジン出力発生のために圧縮上
死点近傍で主噴射が行われる。この主噴射に先立ち、パ
イロット噴射を行って少量の燃料を噴射し、この燃料が
着火状態となったところで、主噴射を行うことで、燃焼
初期の予混合燃焼を減少させてNOx排出量を低減させ
る。後噴射は、燃焼後の膨張行程又は排気行程で行われ
る。従って、後噴射された燃料は、未燃状態のまま排気
ガスに混じってディーゼルエンジン10から排出され、
NOx触媒19に供給されてNOxの還元浄化に消費さ
れる。この実施形態(1)では、全ての気筒に対して燃
料噴射毎に後噴射が実行される。
について図4に基づいて説明する。図4はECU25か
らの燃料噴射信号に基づく各気筒の燃料噴射弁14の燃
料噴射波形を示すタイムチャートである。図4中のaは
パイロット噴射、bは主噴射、c10〜c41は後噴射を示
している。各気筒毎にエンジン出力発生のために圧縮上
死点近傍で主噴射が行われる。この主噴射に先立ち、パ
イロット噴射を行って少量の燃料を噴射し、この燃料が
着火状態となったところで、主噴射を行うことで、燃焼
初期の予混合燃焼を減少させてNOx排出量を低減させ
る。後噴射は、燃焼後の膨張行程又は排気行程で行われ
る。従って、後噴射された燃料は、未燃状態のまま排気
ガスに混じってディーゼルエンジン10から排出され、
NOx触媒19に供給されてNOxの還元浄化に消費さ
れる。この実施形態(1)では、全ての気筒に対して燃
料噴射毎に後噴射が実行される。
【0019】図2のステップ102で、パイロット噴
射、主噴射、後噴射の噴射量と噴射時期の指令値を算出
し、次のステップ103で、各気筒の後噴射量指令値の
補正係数k(i) (i =1〜4)の再設定が必要か否かを
判定する。例えば、燃料噴射弁14の個体差(ばらつ
き)を補正する場合は、今までに一度も補正係数k(i)
の再設定が行われていない時に再設定が必要と判定さ
れ、また、経時劣化を補正する場合は、前回の補正係数
k(i) の再設定が行われてから所定の積算走行距離に達
している時に再設定が必要と判定される。また、コモン
レール圧力(燃料圧力)を補正する場合は、所定時間経
過毎、又は、エンジン運転状態が大きく変化した時に、
補正係数k(i) の再設定が必要と判定される。
射、主噴射、後噴射の噴射量と噴射時期の指令値を算出
し、次のステップ103で、各気筒の後噴射量指令値の
補正係数k(i) (i =1〜4)の再設定が必要か否かを
判定する。例えば、燃料噴射弁14の個体差(ばらつ
き)を補正する場合は、今までに一度も補正係数k(i)
の再設定が行われていない時に再設定が必要と判定さ
れ、また、経時劣化を補正する場合は、前回の補正係数
k(i) の再設定が行われてから所定の積算走行距離に達
している時に再設定が必要と判定される。また、コモン
レール圧力(燃料圧力)を補正する場合は、所定時間経
過毎、又は、エンジン運転状態が大きく変化した時に、
補正係数k(i) の再設定が必要と判定される。
【0020】上記ステップ103で、補正係数k(i) の
再設定が必要でないと判定された場合にはステップ11
0に進むが、再設定が必要と判定された場合は、ステッ
プ104に進み、アクセルセンサ26とエンジン回転数
センサ27の出力信号に基づいて後噴射無時の排気酸素
濃度を予め実験やシミュレーションによって求められた
マップデータ等から算出する。次に、エアーフローセン
サ12の出力信号から排気ガス流量を算出し、後噴射量
指令値からHC(炭化水素)量を算出し、この排気ガス
流量とHC量から排気中のHC濃度を算出し、この排気
中のHC濃度を燃焼させるのに必要な酸素濃度を、前述
した後噴射無時の排気酸素濃度から減算することで、後
噴射有時の排気酸素濃度Aを算出する。
再設定が必要でないと判定された場合にはステップ11
0に進むが、再設定が必要と判定された場合は、ステッ
プ104に進み、アクセルセンサ26とエンジン回転数
センサ27の出力信号に基づいて後噴射無時の排気酸素
濃度を予め実験やシミュレーションによって求められた
マップデータ等から算出する。次に、エアーフローセン
サ12の出力信号から排気ガス流量を算出し、後噴射量
指令値からHC(炭化水素)量を算出し、この排気ガス
流量とHC量から排気中のHC濃度を算出し、この排気
中のHC濃度を燃焼させるのに必要な酸素濃度を、前述
した後噴射無時の排気酸素濃度から減算することで、後
噴射有時の排気酸素濃度Aを算出する。
【0021】この後、ステップ105に進み、酸素濃度
センサ20の出力信号を読み込んだ後、ステップ106
に進み、酸素濃度センサ20の出力信号を180クラン
ク角毎に平均化して、平均酸素濃度Bを求める。ここ
で、酸素濃度を平均化する理由は、酸素濃度センサ20
の出力信号は後噴射指令の出力周期で変動するので、そ
の周期で平均化することで酸素濃度の検出精度を向上す
るためである。
センサ20の出力信号を読み込んだ後、ステップ106
に進み、酸素濃度センサ20の出力信号を180クラン
ク角毎に平均化して、平均酸素濃度Bを求める。ここ
で、酸素濃度を平均化する理由は、酸素濃度センサ20
の出力信号は後噴射指令の出力周期で変動するので、そ
の周期で平均化することで酸素濃度の検出精度を向上す
るためである。
【0022】次に、図3のステップ107に進み、ステ
ップ106で算出した平均酸素濃度Bとステップ104
で算出した後噴射有時の排気酸素濃度Aとを比較する。
もし、B>Aであれば、後噴射で供給すべきHC量(指
令値)より実際のHC供給量(後噴射量)が少ないと判
断され、ステップ108に進み、BとAの差に応じて後
噴射量指令値の増量係数k1 (k1>1)を算出し、前
回使用した後噴射量指令値の補正係数k(i) に増量係数
k1 を乗算することで(k(i) =k(i) ×k1)、後噴
射量指令値の補正係数k(i) を再設定してステップ11
0に進む。
ップ106で算出した平均酸素濃度Bとステップ104
で算出した後噴射有時の排気酸素濃度Aとを比較する。
もし、B>Aであれば、後噴射で供給すべきHC量(指
令値)より実際のHC供給量(後噴射量)が少ないと判
断され、ステップ108に進み、BとAの差に応じて後
噴射量指令値の増量係数k1 (k1>1)を算出し、前
回使用した後噴射量指令値の補正係数k(i) に増量係数
k1 を乗算することで(k(i) =k(i) ×k1)、後噴
射量指令値の補正係数k(i) を再設定してステップ11
0に進む。
【0023】一方、B=Aの場合には、後噴射で供給す
べきHC量と実際のHC供給量とが一致すると判断され
る。この場合には、前回使用した後噴射量指令値の補正
係数k(i) が今回もそのまま使用できるので、そのまま
ステップ110に進む。
べきHC量と実際のHC供給量とが一致すると判断され
る。この場合には、前回使用した後噴射量指令値の補正
係数k(i) が今回もそのまま使用できるので、そのまま
ステップ110に進む。
【0024】また、B<Aの場合には、後噴射で供給す
べきHC量より実際のHC供給量が多いと判断され、ス
テップ109に進み、BとAの差に応じて後噴射量指令
値の減量係数k2 (k2 <1)を算出し、前回使用した
後噴射量指令値の補正係数k(i) に減量係数k2 を乗算
することで(k(i) =k(i) ×k2 )、後噴射量指令値
の補正係数k(i) を再設定してステップ110に進む。
尚、前述したステップ103で、後噴射量指令値の補正
係数k(i) の再設定が必要ないと判定された場合にも、
ステップ110に進む。
べきHC量より実際のHC供給量が多いと判断され、ス
テップ109に進み、BとAの差に応じて後噴射量指令
値の減量係数k2 (k2 <1)を算出し、前回使用した
後噴射量指令値の補正係数k(i) に減量係数k2 を乗算
することで(k(i) =k(i) ×k2 )、後噴射量指令値
の補正係数k(i) を再設定してステップ110に進む。
尚、前述したステップ103で、後噴射量指令値の補正
係数k(i) の再設定が必要ないと判定された場合にも、
ステップ110に進む。
【0025】ステップ110では、後噴射量指令値に補
正係数k(i) を乗算することで(後噴射量指令値=後噴
射量指令値×k(i) )、後噴射量指令値を補正係数k
(i) で補正して、ステップ111に進み、燃料噴射弁1
4にパイロット噴射、主噴射、後噴射の指令(噴射量、
噴射時期)を出力する。
正係数k(i) を乗算することで(後噴射量指令値=後噴
射量指令値×k(i) )、後噴射量指令値を補正係数k
(i) で補正して、ステップ111に進み、燃料噴射弁1
4にパイロット噴射、主噴射、後噴射の指令(噴射量、
噴射時期)を出力する。
【0026】以上説明した噴射制御プログラムの動作例
を図4を用いて説明する。図4は、定常運転時の第1か
ら第4気筒〜の燃料噴射波形と酸素濃度センサ20
の出力信号波形を示すタイムチャートである。酸素濃度
センサ20のタイムチャートのうち、実線は実際のセン
サ出力を示し、破線はステップ104で算出した後噴射
有時の排気酸素濃度Aを示す。
を図4を用いて説明する。図4は、定常運転時の第1か
ら第4気筒〜の燃料噴射波形と酸素濃度センサ20
の出力信号波形を示すタイムチャートである。酸素濃度
センサ20のタイムチャートのうち、実線は実際のセン
サ出力を示し、破線はステップ104で算出した後噴射
有時の排気酸素濃度Aを示す。
【0027】まず、気筒で燃料噴射が行われると、排
気行程で排気ガスが酸素濃度センサ20に流入するの
で、位相(時間)が遅れて酸素濃度センサ20の出力が
変化する。気筒に相当する排気ガス(c10)の酸素濃
度センサ20の出力を180クランク角平均すると、波
線で示した排気酸素濃度Aと同じになる。つまり、気筒
で実行された後噴射量c10は目標の後噴射量(指令
値)と一致するため、後噴射量指令値の補正係数k(i)
の再設定は行われない。従って、次回の気筒の後噴射
量c11はc10と同量である。
気行程で排気ガスが酸素濃度センサ20に流入するの
で、位相(時間)が遅れて酸素濃度センサ20の出力が
変化する。気筒に相当する排気ガス(c10)の酸素濃
度センサ20の出力を180クランク角平均すると、波
線で示した排気酸素濃度Aと同じになる。つまり、気筒
で実行された後噴射量c10は目標の後噴射量(指令
値)と一致するため、後噴射量指令値の補正係数k(i)
の再設定は行われない。従って、次回の気筒の後噴射
量c11はc10と同量である。
【0028】次に、気筒からの排気ガス(c20)の酸
素濃度センサ20の出力を180クランク角で平均する
と、波線で示した排気酸素濃度Aよりも高い値になる。
つまり、気筒で実行された後噴射量c20は目標の後噴
射量より少ないため、後噴射量指令値の補正係数k(2)
は増量係数k1(k1>1)が乗算され、再設定され
る。従って、気筒の次回の後噴射量c21はc20より増
量される。
素濃度センサ20の出力を180クランク角で平均する
と、波線で示した排気酸素濃度Aよりも高い値になる。
つまり、気筒で実行された後噴射量c20は目標の後噴
射量より少ないため、後噴射量指令値の補正係数k(2)
は増量係数k1(k1>1)が乗算され、再設定され
る。従って、気筒の次回の後噴射量c21はc20より増
量される。
【0029】次に、気筒からの排気ガス(c30)の酸
素濃度センサ20の出力を180クランク角で平均する
と、波線で示した排気酸素濃度Aよりも低い値になる。
つまり、気筒で実行された後噴射量c30は目標の後噴
射量より多いため、後噴射量指令値の補正係数k(3) は
減量係数k2 (k2 <1)が乗算され、再設定される。
従って、次回の気筒の後噴射量c31はc30より減量さ
れる。
素濃度センサ20の出力を180クランク角で平均する
と、波線で示した排気酸素濃度Aよりも低い値になる。
つまり、気筒で実行された後噴射量c30は目標の後噴
射量より多いため、後噴射量指令値の補正係数k(3) は
減量係数k2 (k2 <1)が乗算され、再設定される。
従って、次回の気筒の後噴射量c31はc30より減量さ
れる。
【0030】次に、気筒からの排気ガス(c40)の酸
素濃度センサ20の出力を180クランク角で平均する
と波線で示した排気酸素濃度Aと同じになる。つまり、
気筒で実行された後噴射量c40は目標の後噴射量と一
致するため、後噴射量指令値の補正係数k(4) の再設定
は行われない。従って、次回の気筒の後噴射量c41は
c40と同量である。
素濃度センサ20の出力を180クランク角で平均する
と波線で示した排気酸素濃度Aと同じになる。つまり、
気筒で実行された後噴射量c40は目標の後噴射量と一
致するため、後噴射量指令値の補正係数k(4) の再設定
は行われない。従って、次回の気筒の後噴射量c41は
c40と同量である。
【0031】以上の処理により、次のサイクルの各気筒
の後噴射量(c11〜c41)は補正されているため、各気
筒からの排気ガスの酸素濃度センサ20の出力を180
クランク角で平均すると、波線で示した排気酸素濃度A
と同じになる。このように、酸素濃度センサ20で検出
した実際の後噴射量によって後噴射量の指令値を補正す
ることで、燃料噴射弁14の個体差(ばらつき)や経時
変化、噴射圧力の変動があっても、常に適正化された炭
化水素量を触媒に供給することができ、NOx浄化率を
向上できると共に、後噴射した未燃炭化水素が排出され
ることを防止でき、低エミッション化の要求を満たすこ
とができる。
の後噴射量(c11〜c41)は補正されているため、各気
筒からの排気ガスの酸素濃度センサ20の出力を180
クランク角で平均すると、波線で示した排気酸素濃度A
と同じになる。このように、酸素濃度センサ20で検出
した実際の後噴射量によって後噴射量の指令値を補正す
ることで、燃料噴射弁14の個体差(ばらつき)や経時
変化、噴射圧力の変動があっても、常に適正化された炭
化水素量を触媒に供給することができ、NOx浄化率を
向上できると共に、後噴射した未燃炭化水素が排出され
ることを防止でき、低エミッション化の要求を満たすこ
とができる。
【0032】本実施形態(1)では、酸素濃度センサ2
0の出力を180クランク角毎に平均化したが、例え
ば、360クランク角毎、または720クランク角毎に
平均化しても良い。
0の出力を180クランク角毎に平均化したが、例え
ば、360クランク角毎、または720クランク角毎に
平均化しても良い。
【0033】また、EGRがある場合は、ステップ10
4で、エアーフローセンサ12の出力信号と、エンジン
運転状態から決まるEGR率とによって、排気ガス流量
を算出し、排気中のHC濃度を算出しても良い。また
は、エンジン回転数から排気ガス流量を算出しても良
い。
4で、エアーフローセンサ12の出力信号と、エンジン
運転状態から決まるEGR率とによって、排気ガス流量
を算出し、排気中のHC濃度を算出しても良い。また
は、エンジン回転数から排気ガス流量を算出しても良
い。
【0034】[実施形態(2)]上記実施形態(1)で
は、図2のステップ104で、後噴射無時の排気酸素濃
度をアクセルセンサ26とエンジン回転数センサ27の
出力信号から例えばマップデータを用いて算出したが、
図5乃至図7に示す実施形態(2)では、所定時間だけ
後噴射を停止して、後噴射無時の排気酸素濃度を酸素濃
度センサ20により実測する。本実施形態(2)のシス
テム構成は、前記実施形態(1)で説明した図1の構成
と同じである。
は、図2のステップ104で、後噴射無時の排気酸素濃
度をアクセルセンサ26とエンジン回転数センサ27の
出力信号から例えばマップデータを用いて算出したが、
図5乃至図7に示す実施形態(2)では、所定時間だけ
後噴射を停止して、後噴射無時の排気酸素濃度を酸素濃
度センサ20により実測する。本実施形態(2)のシス
テム構成は、前記実施形態(1)で説明した図1の構成
と同じである。
【0035】以下、本実施形態(2)で実行する図5及
び図6の噴射制御プログラムの内容を説明する。ステッ
プ201〜203の処理は、前述した図2のステップ1
01〜103と同じである。ステップ203で補正係数
k(i) (i =1〜4)の再設定が必要でないと判定され
た場合は、後述する図6のステップ213に進むが、再
設定が必要と判定された場合には、ステップ204に進
み、後噴射有時の酸素濃度センサ20の出力を読み込
み、次のステップ205で、全気筒の後噴射量指令値を
ゼロに設定し、全気筒の後噴射を一時的に停止する。
び図6の噴射制御プログラムの内容を説明する。ステッ
プ201〜203の処理は、前述した図2のステップ1
01〜103と同じである。ステップ203で補正係数
k(i) (i =1〜4)の再設定が必要でないと判定され
た場合は、後述する図6のステップ213に進むが、再
設定が必要と判定された場合には、ステップ204に進
み、後噴射有時の酸素濃度センサ20の出力を読み込
み、次のステップ205で、全気筒の後噴射量指令値を
ゼロに設定し、全気筒の後噴射を一時的に停止する。
【0036】この後、テップ206に進み、後噴射停止
後、“所定時間”が経過したか否かを判定する。ここ
で、“所定時間”は、酸素濃度センサ20の応答性から
決定される周期よりも長い時間に設定され、例えば0.
2秒から0.5秒の判定で設定される。このステップ2
06で所定時間が経過していないと判定された場合に
は、後述する図6のステップ213に進むが、所定時間
が経過したと判定された場合には、ステップ207に進
み、後噴射無時(つまり後噴射停止中)の酸素濃度セン
サ20の出力を読み込み、後噴射無時の排気酸素濃度を
検出する。
後、“所定時間”が経過したか否かを判定する。ここ
で、“所定時間”は、酸素濃度センサ20の応答性から
決定される周期よりも長い時間に設定され、例えば0.
2秒から0.5秒の判定で設定される。このステップ2
06で所定時間が経過していないと判定された場合に
は、後述する図6のステップ213に進むが、所定時間
が経過したと判定された場合には、ステップ207に進
み、後噴射無時(つまり後噴射停止中)の酸素濃度セン
サ20の出力を読み込み、後噴射無時の排気酸素濃度を
検出する。
【0037】この後、図6のステップ208に進み、前
記ステップ204で読み込んだ後噴射有時の排気酸素濃
度センサ20の出力Cと、前記ステップ207で読み込
んだ後噴射無時の酸素濃度センサ20の出力Dとの差E
(つまり後噴射による実際の酸素濃度変化量)を算出す
る。この後、ステップ209に進み、エアーフローセン
サ12の出力信号から排気ガス流量を算出すると共に、
後噴射量指令値に対応するHC量を算出し、この排気ガ
ス流量とHC量から排気中のHC濃度を算出し、この排
気中のHC濃度を燃焼させるのに必要な酸素濃度F(つ
まり後噴射量指令値から推定した酸素濃度変化量)を算
出する。
記ステップ204で読み込んだ後噴射有時の排気酸素濃
度センサ20の出力Cと、前記ステップ207で読み込
んだ後噴射無時の酸素濃度センサ20の出力Dとの差E
(つまり後噴射による実際の酸素濃度変化量)を算出す
る。この後、ステップ209に進み、エアーフローセン
サ12の出力信号から排気ガス流量を算出すると共に、
後噴射量指令値に対応するHC量を算出し、この排気ガ
ス流量とHC量から排気中のHC濃度を算出し、この排
気中のHC濃度を燃焼させるのに必要な酸素濃度F(つ
まり後噴射量指令値から推定した酸素濃度変化量)を算
出する。
【0038】この後、ステップ210に進み、ステップ
208で算出した後噴射有時の排気酸素濃度センサ20
の出力Cと後噴射無時の酸素濃度センサ20の出力Dと
の差Eと、ステップ209で算出した排気中のHC濃度
を燃焼させるのに必要な酸素濃度Fとを比較する。も
し、F>Eであれば、後噴射で供給すべきHC量(指令
値)より実際のHC供給量が少ないと判断され、ステッ
プ211に進み、FとEの差に応じて後噴射量指令値の
増量係数k3 (k3 >1)を算出し、前回使用した後噴
射量指令値の補正係数k(i) (i =1〜4)に増量係数
k3 を乗算することで(k(i) =k(i) ×k3 )、後噴
射量指令値の補正係数k(i) を再設定してステップ21
3に進む。
208で算出した後噴射有時の排気酸素濃度センサ20
の出力Cと後噴射無時の酸素濃度センサ20の出力Dと
の差Eと、ステップ209で算出した排気中のHC濃度
を燃焼させるのに必要な酸素濃度Fとを比較する。も
し、F>Eであれば、後噴射で供給すべきHC量(指令
値)より実際のHC供給量が少ないと判断され、ステッ
プ211に進み、FとEの差に応じて後噴射量指令値の
増量係数k3 (k3 >1)を算出し、前回使用した後噴
射量指令値の補正係数k(i) (i =1〜4)に増量係数
k3 を乗算することで(k(i) =k(i) ×k3 )、後噴
射量指令値の補正係数k(i) を再設定してステップ21
3に進む。
【0039】また、F=Eの場合には、後噴射で供給す
べきHC量と実際のHC供給量とが一致すると判断され
る。この場合には、前回使用した後噴射量指令値の補正
係数k(i) が今回もそのまま使用できるので、そのまま
ステップ213に進む。
べきHC量と実際のHC供給量とが一致すると判断され
る。この場合には、前回使用した後噴射量指令値の補正
係数k(i) が今回もそのまま使用できるので、そのまま
ステップ213に進む。
【0040】また、F<Eの場合には、後噴射で供給す
べきHC量より実際のHC供給量が多いと判断され、ス
テップ212に進み、FとEの差に応じて後噴射量指令
値の減量係数k4 を算出し、前回使用した後噴射量指令
値の補正係数k(i) に減量係数k4 を乗算することで
(k(i) =k(i) ×k4 )、後噴射量指令値の補正係数
k(i) を再設定してステップ213に進む。尚、前述し
たステップ203,206のいずれかで「No」と判定
された場合にも、ステップ213に進む。
べきHC量より実際のHC供給量が多いと判断され、ス
テップ212に進み、FとEの差に応じて後噴射量指令
値の減量係数k4 を算出し、前回使用した後噴射量指令
値の補正係数k(i) に減量係数k4 を乗算することで
(k(i) =k(i) ×k4 )、後噴射量指令値の補正係数
k(i) を再設定してステップ213に進む。尚、前述し
たステップ203,206のいずれかで「No」と判定
された場合にも、ステップ213に進む。
【0041】ステップ213では、後噴射量指令値に補
正係数k(i) を乗算することで(後噴射量指令値=後噴
射量指令値×k(i) )、後噴射量指令値を補正係数k
(i) で補正して、ステップ214に進み、燃料噴射弁1
4にパイロット噴射、主噴射、後噴射の指令(噴射量、
噴射時期)を出力する。
正係数k(i) を乗算することで(後噴射量指令値=後噴
射量指令値×k(i) )、後噴射量指令値を補正係数k
(i) で補正して、ステップ214に進み、燃料噴射弁1
4にパイロット噴射、主噴射、後噴射の指令(噴射量、
噴射時期)を出力する。
【0042】以上説明した噴射制御プログラムの動作例
を図7を用いて説明する。図7は、定常運転時の第1か
ら第4気筒〜の燃料噴射波形と酸素濃度センサ20
の出力信号波形を示すタイムチャートである。図7中の
aはパイロット噴射、bは主噴射、c10〜c42は後噴射
を示す。酸素濃度センサ20のタイムチャートのうち、
実線は実際のセンサ出力、破線は後噴射無時の排気酸素
濃度、一点鎖線は後噴射指令値から推定した排気酸素濃
度を示す。
を図7を用いて説明する。図7は、定常運転時の第1か
ら第4気筒〜の燃料噴射波形と酸素濃度センサ20
の出力信号波形を示すタイムチャートである。図7中の
aはパイロット噴射、bは主噴射、c10〜c42は後噴射
を示す。酸素濃度センサ20のタイムチャートのうち、
実線は実際のセンサ出力、破線は後噴射無時の排気酸素
濃度、一点鎖線は後噴射指令値から推定した排気酸素濃
度を示す。
【0043】まず、気筒から気筒まで順番に後噴射
(c10〜c40)が実行され、その時の各気筒から排出さ
れる排気ガスの酸素濃度Cが検出される。その後、全て
の気筒〜の後噴射(c11〜c41)がゼロに設定され
るため、酸素濃度センサ20の出力は徐々に後噴射無時
の酸素濃度Dに達する。次に、検出した後噴射無時の酸
素濃度Dと各気筒からの排気ガスの酸素濃度Cとの差か
ら、各気筒毎の後噴射による酸素濃度の変化量Eを算出
する。この後、後噴射量指令値から推定した酸素濃度変
化量Fと各気筒毎の後噴射による実際の酸素濃度変化量
Eとを比較して後噴射量指令値を補正する。
(c10〜c40)が実行され、その時の各気筒から排出さ
れる排気ガスの酸素濃度Cが検出される。その後、全て
の気筒〜の後噴射(c11〜c41)がゼロに設定され
るため、酸素濃度センサ20の出力は徐々に後噴射無時
の酸素濃度Dに達する。次に、検出した後噴射無時の酸
素濃度Dと各気筒からの排気ガスの酸素濃度Cとの差か
ら、各気筒毎の後噴射による酸素濃度の変化量Eを算出
する。この後、後噴射量指令値から推定した酸素濃度変
化量Fと各気筒毎の後噴射による実際の酸素濃度変化量
Eとを比較して後噴射量指令値を補正する。
【0044】図7に示す例では、気筒で実行された後
噴射量c10は目標の後噴射量(指令値)と一致するた
め、後噴射量指令値の補正係数k(i) の再設定は行われ
ない。従って、次々回の気筒の後噴射量c12はc10と
同量である。次に、気筒で実行された後噴射量c20は
目標の後噴射量より少ないため、後噴射量指令値の補正
係数k(2) は増量係数k3 が乗算され、再設定される。
従って、気筒の次々回の後噴射量c22はc20より増量
される。次に、気筒で実行された後噴射量c30は目標
の後噴射量より多いため、後噴射量指令値の補正係数k
(3) は、減量係数k4 が乗算され、再設定される。従っ
て、次々回の気筒の後噴射量c32はc30より減量され
る。
噴射量c10は目標の後噴射量(指令値)と一致するた
め、後噴射量指令値の補正係数k(i) の再設定は行われ
ない。従って、次々回の気筒の後噴射量c12はc10と
同量である。次に、気筒で実行された後噴射量c20は
目標の後噴射量より少ないため、後噴射量指令値の補正
係数k(2) は増量係数k3 が乗算され、再設定される。
従って、気筒の次々回の後噴射量c22はc20より増量
される。次に、気筒で実行された後噴射量c30は目標
の後噴射量より多いため、後噴射量指令値の補正係数k
(3) は、減量係数k4 が乗算され、再設定される。従っ
て、次々回の気筒の後噴射量c32はc30より減量され
る。
【0045】次に、気筒で実行された後噴射量c40は
目標の後噴射量と一致するため、後噴射量指令値の補正
係数k(4) の再設定は行われない。従って、次々回の気
筒の後噴射量c42はc40と同量である。以上の処理に
より、次々回のサイクルの各気筒の後噴射量(c12〜c
42)は補正されるため、各気筒から排出される排気ガス
を検出する酸素濃度センサ20の出力は同一になる。
目標の後噴射量と一致するため、後噴射量指令値の補正
係数k(4) の再設定は行われない。従って、次々回の気
筒の後噴射量c42はc40と同量である。以上の処理に
より、次々回のサイクルの各気筒の後噴射量(c12〜c
42)は補正されるため、各気筒から排出される排気ガス
を検出する酸素濃度センサ20の出力は同一になる。
【0046】以上説明した本実施形態では、全気筒に対
して後噴射を停止する特定期間は、酸素濃度センサ20
に対して後噴射による炭化水素を含まない排気ガスが流
れる。従って、酸素濃度センサ20は、通常は後噴射に
よる炭化水素が酸素濃度センサ20で燃焼した後の排気
ガスの酸素濃度を検出するが、特定期間は、後噴射によ
る炭化水素を含まない排気ガスの酸素濃度を直接検出す
ることができる。これにより、後噴射停止前後での酸素
濃度センサ20の出力変化量に基づいて後噴射量を精度
良く推定することができ、後噴射量の指令値を精度良く
補正することができる。
して後噴射を停止する特定期間は、酸素濃度センサ20
に対して後噴射による炭化水素を含まない排気ガスが流
れる。従って、酸素濃度センサ20は、通常は後噴射に
よる炭化水素が酸素濃度センサ20で燃焼した後の排気
ガスの酸素濃度を検出するが、特定期間は、後噴射によ
る炭化水素を含まない排気ガスの酸素濃度を直接検出す
ることができる。これにより、後噴射停止前後での酸素
濃度センサ20の出力変化量に基づいて後噴射量を精度
良く推定することができ、後噴射量の指令値を精度良く
補正することができる。
【0047】尚、本実施形態(2)では、気筒毎に後噴
射量指令値の補正係数の再設定を行うようにしたが、全
気筒の後噴射量の平均値に対して補正係数の再設定を行
うようにしても良い。
射量指令値の補正係数の再設定を行うようにしたが、全
気筒の後噴射量の平均値に対して補正係数の再設定を行
うようにしても良い。
【0048】[実施形態(3)]上記実施形態(2)で
は、後噴射量指令値の補正係数k(i) の再設定を行う場
合のみ、特定期間だけ強制的に全気筒の後噴射を停止し
て、後噴射無時の排気酸素濃度を実測するようにした
が、図8乃至図10に示す実施形態(3)では、常時、
酸素濃度センサ20の応答性から決まる周期よりも長い
時間間隔で後噴射を行い、後噴射無時の排気酸素濃度を
実測するものである。本実施形態のシステム構成も、前
記実施形態(1)で説明した図1の構成と同じである。
は、後噴射量指令値の補正係数k(i) の再設定を行う場
合のみ、特定期間だけ強制的に全気筒の後噴射を停止し
て、後噴射無時の排気酸素濃度を実測するようにした
が、図8乃至図10に示す実施形態(3)では、常時、
酸素濃度センサ20の応答性から決まる周期よりも長い
時間間隔で後噴射を行い、後噴射無時の排気酸素濃度を
実測するものである。本実施形態のシステム構成も、前
記実施形態(1)で説明した図1の構成と同じである。
【0049】以下、本実施形態(3)で実行する図8及
び図9の噴射制御プログラムの内容を説明する。まず、
ステップ301で、ディーゼルエンジン10の運転状態
を検出するために、アクセルセンサ26、エンジン回転
数センサ27、エアーフローセンサ12、酸素濃度セン
サ20及び排気温度センサ21から出力される各信号を
読み込むと共に、ECU25のRAM(図示せず)に記
憶されている全気筒の後噴射量補正係数kを読み込む。
この後、ステップ302に進み、図2のステップ102
と同様の処理により、パイロット噴射量とその噴射時期
の指令値、主噴射量とその噴射時期の指令値、及び、後
噴射量とその噴射時期の指令値を算出する。
び図9の噴射制御プログラムの内容を説明する。まず、
ステップ301で、ディーゼルエンジン10の運転状態
を検出するために、アクセルセンサ26、エンジン回転
数センサ27、エアーフローセンサ12、酸素濃度セン
サ20及び排気温度センサ21から出力される各信号を
読み込むと共に、ECU25のRAM(図示せず)に記
憶されている全気筒の後噴射量補正係数kを読み込む。
この後、ステップ302に進み、図2のステップ102
と同様の処理により、パイロット噴射量とその噴射時期
の指令値、主噴射量とその噴射時期の指令値、及び、後
噴射量とその噴射時期の指令値を算出する。
【0050】この後、ステップ303に進み、前回の後
噴射終了から現時点までの経過時間(クランク角)に応
じた後噴射量を算出するために、前回の後噴射終了か
ら、本プログラムが起動される毎に、所定の後噴射量を
積算して積算後噴射量を求める(積算後噴射量=積算後
噴射量十後噴射量)。この後、ステップ304に進み、
前回の後噴射から“所定時間”が経過したか否かを判定
する。ここで、“所定時間”とは、酸素濃度センサ20
の検出応答性から決定される時間であり、例えば、20
msecから500msec、より好ましくは50ms
ecから200msecの範囲で設定する。
噴射終了から現時点までの経過時間(クランク角)に応
じた後噴射量を算出するために、前回の後噴射終了か
ら、本プログラムが起動される毎に、所定の後噴射量を
積算して積算後噴射量を求める(積算後噴射量=積算後
噴射量十後噴射量)。この後、ステップ304に進み、
前回の後噴射から“所定時間”が経過したか否かを判定
する。ここで、“所定時間”とは、酸素濃度センサ20
の検出応答性から決定される時間であり、例えば、20
msecから500msec、より好ましくは50ms
ecから200msecの範囲で設定する。
【0051】前回の後噴射から“所定時間”が経過して
いない場合には、ステップ304からステップ306に
進み、後噴射量指令値をゼロに設定し(つまり後噴射を
行わず)、ステップ313に進む。
いない場合には、ステップ304からステップ306に
進み、後噴射量指令値をゼロに設定し(つまり後噴射を
行わず)、ステップ313に進む。
【0052】そして、前回の後噴射から“所定時間”が
経過した時点で、ステップ304からステップ305に
進み、前記ステップ303で算出した積算後噴射量を後
噴射量指令値に設定する。この後、ステップ307に進
み、積算噴射量をゼロに設定した後、図9のステップ3
08に進み、所定時間内の酸素濃度センサ20の平均値
と最大値との差Gを算出する。そして、次のステップ3
09で、所定時間内で後噴射指令値を平均化し、それに
よって変化すべき酸素濃度Hを算出する。
経過した時点で、ステップ304からステップ305に
進み、前記ステップ303で算出した積算後噴射量を後
噴射量指令値に設定する。この後、ステップ307に進
み、積算噴射量をゼロに設定した後、図9のステップ3
08に進み、所定時間内の酸素濃度センサ20の平均値
と最大値との差Gを算出する。そして、次のステップ3
09で、所定時間内で後噴射指令値を平均化し、それに
よって変化すべき酸素濃度Hを算出する。
【0053】この後、ステップ310に進み、前記ステ
ップ308で算出した所定時間内の酸素濃度センサ20
の平均値と最大値の差Gと、ステップ309で算出した
所定時間内の後噴射指令値の平均値により変化すべき酸
素濃度Hとを比較する。もし、H>Gであれば、後噴射
で供給すべきHC量(指令値)より実際のHC供給量が
少ないと判断され、ステップ311に進み、HとGの差
に応じて後噴射量指令値の増量係数k5 を算出し、前回
使用した後噴射量指令値の補正係数kに増量係数k5 を
乗算することで(k=k×k5 )、後噴射量指令値の補
正係数kを再設定してステップ313に進む。
ップ308で算出した所定時間内の酸素濃度センサ20
の平均値と最大値の差Gと、ステップ309で算出した
所定時間内の後噴射指令値の平均値により変化すべき酸
素濃度Hとを比較する。もし、H>Gであれば、後噴射
で供給すべきHC量(指令値)より実際のHC供給量が
少ないと判断され、ステップ311に進み、HとGの差
に応じて後噴射量指令値の増量係数k5 を算出し、前回
使用した後噴射量指令値の補正係数kに増量係数k5 を
乗算することで(k=k×k5 )、後噴射量指令値の補
正係数kを再設定してステップ313に進む。
【0054】また、H=Gの場合には、後噴射で供給す
べきHC量と実際のHC供給量とが一致すると判断され
る。この場合には、前回使用した後噴射量指令値の補正
係数kが今回もそのまま使用できるので、そのままステ
ップ313に進む。
べきHC量と実際のHC供給量とが一致すると判断され
る。この場合には、前回使用した後噴射量指令値の補正
係数kが今回もそのまま使用できるので、そのままステ
ップ313に進む。
【0055】また、H<Gの場合には、後噴射で供給す
べきHC量よりも実際のHC供給量が多いと判断され、
ステップ312に進み、HとGの差に応じて後噴射量指
令値の減量係数k6 を算出し、前回使用した後噴射量指
令値の補正係数kに減量係数k6 を乗算することで(k
=k×k6 )、後噴射量指令値の補正係数kを再設定し
てステップ313に進む。
べきHC量よりも実際のHC供給量が多いと判断され、
ステップ312に進み、HとGの差に応じて後噴射量指
令値の減量係数k6 を算出し、前回使用した後噴射量指
令値の補正係数kに減量係数k6 を乗算することで(k
=k×k6 )、後噴射量指令値の補正係数kを再設定し
てステップ313に進む。
【0056】このステップ313では、後噴射量指令値
に補正係数kを乗算することで(後噴射量指令値=後噴
射量指令値×k)、後噴射量指令値を補正係数kで補正
してステップ314に進み、燃料噴射弁14にパイロッ
ト噴射、主噴射、後噴射の指令(噴射量、噴射時期)を
出力する。
に補正係数kを乗算することで(後噴射量指令値=後噴
射量指令値×k)、後噴射量指令値を補正係数kで補正
してステップ314に進み、燃料噴射弁14にパイロッ
ト噴射、主噴射、後噴射の指令(噴射量、噴射時期)を
出力する。
【0057】以上説明した噴射制御プログラムの動作例
を図10を用いて説明する。図10は、定常運転時の第
1から第4気筒〜の燃料噴射波形と酸素濃度センサ
20の出力信号波形を示すタイムチャートである。図1
0中のaはパイロット噴射、bは主噴射、c10〜c31は
後噴射を示す。酸素濃度センサ20のタイムチャートの
うち実線は実際のセンサ出力、破線は後噴射無時の排気
酸素濃度を示す。
を図10を用いて説明する。図10は、定常運転時の第
1から第4気筒〜の燃料噴射波形と酸素濃度センサ
20の出力信号波形を示すタイムチャートである。図1
0中のaはパイロット噴射、bは主噴射、c10〜c31は
後噴射を示す。酸素濃度センサ20のタイムチャートの
うち実線は実際のセンサ出力、破線は後噴射無時の排気
酸素濃度を示す。
【0058】全ての気筒〜に対して同じパイロット
噴射、主噴射が実行されているが、後噴射は、気筒
(c10)で実行された後、酸素濃度センサ20の検出応
答性から決定される所定時間が経過するまで実行されな
いため、気筒(c20)、気筒(c30)では後噴射が
実行されず、所定時間が経過した気筒(c40)で後噴
射が実行される。この後噴射は、気筒で実行された
後、所定時間が経過するまで実行されないため、気筒
(c11)、気筒(c21)では実行されず、所定時間が
経過した気筒(c31)で後噴射が実行され、以後、同
様の処理が繰り返される。
噴射、主噴射が実行されているが、後噴射は、気筒
(c10)で実行された後、酸素濃度センサ20の検出応
答性から決定される所定時間が経過するまで実行されな
いため、気筒(c20)、気筒(c30)では後噴射が
実行されず、所定時間が経過した気筒(c40)で後噴
射が実行される。この後噴射は、気筒で実行された
後、所定時間が経過するまで実行されないため、気筒
(c11)、気筒(c21)では実行されず、所定時間が
経過した気筒(c31)で後噴射が実行され、以後、同
様の処理が繰り返される。
【0059】この噴射制御では、気筒、気筒、気筒
で後噴射が実行される毎に、酸素濃度センサ20の出
力信号が低下し、その出力の変動周期は540℃Aに相
当する。後噴射が行われてから、次の後噴射が行われる
までに、2つの気筒から後噴射による未燃炭化水素を含
まない排気ガスが排出され、この排気ガスが酸素濃度セ
ンサ20に流入して酸素濃度センサ20内でガス交換さ
れるため、酸素濃度センサ20の出力が増加していく。
これにより、酸素濃度センサ20の検出応答性から決ま
る所定時間後に、酸素濃度センサ20の出力が最大値と
なり、この最大値を検出することで、後噴射無時の排気
酸素濃度を精度良く検出することができて、後噴射量指
令値の補正係数kの再設定が可能になり、後噴射指令を
精度良く補正することができる。
で後噴射が実行される毎に、酸素濃度センサ20の出
力信号が低下し、その出力の変動周期は540℃Aに相
当する。後噴射が行われてから、次の後噴射が行われる
までに、2つの気筒から後噴射による未燃炭化水素を含
まない排気ガスが排出され、この排気ガスが酸素濃度セ
ンサ20に流入して酸素濃度センサ20内でガス交換さ
れるため、酸素濃度センサ20の出力が増加していく。
これにより、酸素濃度センサ20の検出応答性から決ま
る所定時間後に、酸素濃度センサ20の出力が最大値と
なり、この最大値を検出することで、後噴射無時の排気
酸素濃度を精度良く検出することができて、後噴射量指
令値の補正係数kの再設定が可能になり、後噴射指令を
精度良く補正することができる。
【0060】本実施形態(3)では、全気筒の後噴射量
補正係数kを再設定したが、気筒毎に補正係数k(i) を
再設定しても良い。
補正係数kを再設定したが、気筒毎に補正係数k(i) を
再設定しても良い。
【0061】[実施形態(4)]上述した各実施形態
(1)〜(3)では、後噴射量を反映した情報を検出す
るセンサとして酸素濃度センサ20を用いたが、図11
乃至図14に示す実施形態(4)では、後噴射量を反映
した情報を検出するセンサとして、NOx触媒19の上
流側に設置した排気温度センサ31を用い、気筒内で燃
焼する後噴射量に応じた排気温度変化量に基づいて後噴
射量の指令値を補正する。本実施形態(4)のシステム
構成(図11)は、NOx触媒19の上流側に、酸素濃
度センサ20に代えて排気温度センサ31を設置した点
を除いて、前記実施形態(1)で説明した図1の構成と
同じである。
(1)〜(3)では、後噴射量を反映した情報を検出す
るセンサとして酸素濃度センサ20を用いたが、図11
乃至図14に示す実施形態(4)では、後噴射量を反映
した情報を検出するセンサとして、NOx触媒19の上
流側に設置した排気温度センサ31を用い、気筒内で燃
焼する後噴射量に応じた排気温度変化量に基づいて後噴
射量の指令値を補正する。本実施形態(4)のシステム
構成(図11)は、NOx触媒19の上流側に、酸素濃
度センサ20に代えて排気温度センサ31を設置した点
を除いて、前記実施形態(1)で説明した図1の構成と
同じである。
【0062】以下、本実施形態(4)で実行する図12
及び図13の噴射制御プログラムの内容を説明する。ス
テップ401〜403の処理は、前述した図2のステッ
プ101〜103と同じである。ステップ403で補正
係数k(i) (i =1〜4)の再設定が必要でないと判定
された場合は、後述する図13のステップ414に進む
が、再設定が必要と判定された場合には、ステップ40
4に進み、通常の後噴射時期で後噴射を実施した時の排
気温度センサ31の出力(通常の後噴射時期での排気温
度)を読み込む。
及び図13の噴射制御プログラムの内容を説明する。ス
テップ401〜403の処理は、前述した図2のステッ
プ101〜103と同じである。ステップ403で補正
係数k(i) (i =1〜4)の再設定が必要でないと判定
された場合は、後述する図13のステップ414に進む
が、再設定が必要と判定された場合には、ステップ40
4に進み、通常の後噴射時期で後噴射を実施した時の排
気温度センサ31の出力(通常の後噴射時期での排気温
度)を読み込む。
【0063】この後、ステップ405に進み、後噴射時
期指令値を所定値に進角設定し、次のステップ406
で、後噴射量指令値の燃焼熱量から排気昇温量Rを算出
する。そして、次のステップ407で、後噴射時期指令
値を進角設定してから“所定時間”が経過したか否かを
判定する。ここで、“所定時間”は、排気温度センサ3
1の応答性から決定される時間であり、例えば2秒から
10秒の範囲内で設定される。後噴射時期指令値を進角
設定してから“所定時間”が経過していない場合には、
後述する図13のステップ414に進むが、“所定時
間”が経過している場合には、図13のステップ408
に進み、後噴射時期指令値を進角設定した時の排気温度
センサ31の出力(後噴射時期進角時の排気温度)を読
み込む。
期指令値を所定値に進角設定し、次のステップ406
で、後噴射量指令値の燃焼熱量から排気昇温量Rを算出
する。そして、次のステップ407で、後噴射時期指令
値を進角設定してから“所定時間”が経過したか否かを
判定する。ここで、“所定時間”は、排気温度センサ3
1の応答性から決定される時間であり、例えば2秒から
10秒の範囲内で設定される。後噴射時期指令値を進角
設定してから“所定時間”が経過していない場合には、
後述する図13のステップ414に進むが、“所定時
間”が経過している場合には、図13のステップ408
に進み、後噴射時期指令値を進角設定した時の排気温度
センサ31の出力(後噴射時期進角時の排気温度)を読
み込む。
【0064】次のステップ409で、ステップ404で
読み込んだ通常の後噴射時期での排気温度センサ31の
出力と、ステップ408で読み込んだ後噴射時期進角時
の排気温度センサ31の出力との差S(実測した排気昇
温量)を算出した後、ステップ410に進み、後噴射時
期指令値を進角前の元の状態に戻す。この後、ステップ
411に進み、ステップ406で後噴射量指令値の燃焼
熱量から算出した排気昇温量Rと、ステップ409で算
出した排気温度センサ31の出力の差S(実測した排気
昇温量)とを比較する。もし、R>Sであれば、後噴射
で供給すべきHC量(指令値)より実際のHC供給量が
少ないと判断され、ステップ412に進み、RとSの差
に応じて後噴射量指令値の増量係数k7 (k7 >1)を
算出し、前回使用した後噴射量指令値の補正係数k(i)
(i =1〜4)に増量係数k7 を乗算することで(k
(i) =k(i) ×k7 )、後噴射量指令値の補正係数k
(i) を再設定してステップ414に進む。
読み込んだ通常の後噴射時期での排気温度センサ31の
出力と、ステップ408で読み込んだ後噴射時期進角時
の排気温度センサ31の出力との差S(実測した排気昇
温量)を算出した後、ステップ410に進み、後噴射時
期指令値を進角前の元の状態に戻す。この後、ステップ
411に進み、ステップ406で後噴射量指令値の燃焼
熱量から算出した排気昇温量Rと、ステップ409で算
出した排気温度センサ31の出力の差S(実測した排気
昇温量)とを比較する。もし、R>Sであれば、後噴射
で供給すべきHC量(指令値)より実際のHC供給量が
少ないと判断され、ステップ412に進み、RとSの差
に応じて後噴射量指令値の増量係数k7 (k7 >1)を
算出し、前回使用した後噴射量指令値の補正係数k(i)
(i =1〜4)に増量係数k7 を乗算することで(k
(i) =k(i) ×k7 )、後噴射量指令値の補正係数k
(i) を再設定してステップ414に進む。
【0065】また、R=Sの場合には、後噴射で供給す
べきHC量と実際のHC供給量とが一致すると判断され
る。この場合には、前回使用した後噴射量指令値の補正
係数k(i) が今回もそのまま使用できるので、そのまま
ステップ414に進む。
べきHC量と実際のHC供給量とが一致すると判断され
る。この場合には、前回使用した後噴射量指令値の補正
係数k(i) が今回もそのまま使用できるので、そのまま
ステップ414に進む。
【0066】また、R<Sの場合には、後噴射で供給す
べきHC量より実際のHC供給量が多いと判断され、ス
テップ413に進み、RとSの差に応じて後噴射量指令
値の減量係数k8 (k8 <1)を算出して、前回使用し
た後噴射量指令値の補正係数k(i) に減量係数k8 を乗
算することで(k(i) =k(i) ×k8 )、後噴射量指令
値の補正係数k(i) を再設定してステップ414に進
む。尚、前述したステップ403,407のいずれかで
「No」と判定された場合にも、ステップ414に進
む。
べきHC量より実際のHC供給量が多いと判断され、ス
テップ413に進み、RとSの差に応じて後噴射量指令
値の減量係数k8 (k8 <1)を算出して、前回使用し
た後噴射量指令値の補正係数k(i) に減量係数k8 を乗
算することで(k(i) =k(i) ×k8 )、後噴射量指令
値の補正係数k(i) を再設定してステップ414に進
む。尚、前述したステップ403,407のいずれかで
「No」と判定された場合にも、ステップ414に進
む。
【0067】ステップ414では、後噴射量指令値に補
正係数k(i) を乗算することで(後噴射量指令値=後噴
射量指令値×k(i) )、後噴射量指令値を補正係数k
(i) で補正して、ステップ415に進み、燃料噴射弁1
4にパイロット噴射、主噴射、後噴射の指令(噴射量、
噴射時期)を出力する。
正係数k(i) を乗算することで(後噴射量指令値=後噴
射量指令値×k(i) )、後噴射量指令値を補正係数k
(i) で補正して、ステップ415に進み、燃料噴射弁1
4にパイロット噴射、主噴射、後噴射の指令(噴射量、
噴射時期)を出力する。
【0068】以上説明した噴射制御プログラムの動作例
を図14を用いて説明する。図14は、定常運転時の第
1から第4気筒〜の燃料噴射波形と排気温度センサ
31の出力信号波形を示すタイムチャートである。図1
4中のaはパイロット噴射、bは主噴射、c10〜c42は
後噴射を示す。まず、気筒から気筒に通常の後噴射
時期で後噴射c10からc40が実行され、その時の各気筒
から排出される排気ガスの温度が検出される。この後、
気筒から気筒の後噴射(c11からc41)の時期が進
角設定されるため、後噴射した燃料が気筒内で燃焼して
排気温度が徐々に上昇し、排気温度センサ31の出力が
徐々に上昇する。
を図14を用いて説明する。図14は、定常運転時の第
1から第4気筒〜の燃料噴射波形と排気温度センサ
31の出力信号波形を示すタイムチャートである。図1
4中のaはパイロット噴射、bは主噴射、c10〜c42は
後噴射を示す。まず、気筒から気筒に通常の後噴射
時期で後噴射c10からc40が実行され、その時の各気筒
から排出される排気ガスの温度が検出される。この後、
気筒から気筒の後噴射(c11からc41)の時期が進
角設定されるため、後噴射した燃料が気筒内で燃焼して
排気温度が徐々に上昇し、排気温度センサ31の出力が
徐々に上昇する。
【0069】次に、検出した後噴射時期進角時の排気温
度センサ31の出力と通常の後噴射時期での排気温度セ
ンサ31の出力の差Sから、各気筒毎の後噴射の気筒内
燃焼による排気温度変化量Sを算出する。この排気温度
変化量Sを、後噴射量指令値から算出した排気昇温量R
と比較して、後噴射量指令値を補正する。この後、気筒
から気筒の後噴射(c12からc42)の時期が進角前
の元の状態に戻され、且つ、後噴射量指令値が補正され
て燃料噴射弁14に出力される。
度センサ31の出力と通常の後噴射時期での排気温度セ
ンサ31の出力の差Sから、各気筒毎の後噴射の気筒内
燃焼による排気温度変化量Sを算出する。この排気温度
変化量Sを、後噴射量指令値から算出した排気昇温量R
と比較して、後噴射量指令値を補正する。この後、気筒
から気筒の後噴射(c12からc42)の時期が進角前
の元の状態に戻され、且つ、後噴射量指令値が補正され
て燃料噴射弁14に出力される。
【0070】以上説明した実施形態(4)によれば、定
常的に後噴射している運転状態において、特定期間だけ
後噴射時期を通常よりも進角させ、後噴射した燃料を気
筒内で燃焼させることで、後噴射時期の進角前後の排気
温度センサ31の出力変化量から後噴射量を精度良く推
定することができて、後噴射量の指令値を精度良く補正
することができる。
常的に後噴射している運転状態において、特定期間だけ
後噴射時期を通常よりも進角させ、後噴射した燃料を気
筒内で燃焼させることで、後噴射時期の進角前後の排気
温度センサ31の出力変化量から後噴射量を精度良く推
定することができて、後噴射量の指令値を精度良く補正
することができる。
【0071】尚、本実施形態(4)では、気筒毎に後噴
射量指令値の補正係数の再設定を行うようにしたが、全
気筒の後噴射量の平均値に対して補正係数の再設定を行
うようにしても良い。
射量指令値の補正係数の再設定を行うようにしたが、全
気筒の後噴射量の平均値に対して補正係数の再設定を行
うようにしても良い。
【0072】[その他の実施形態]上記各実施形態は、
いずれも本発明を4気筒ディーゼルエンジンに適用した
ものであるが、気筒数は4気筒に限定されず、他の気筒
数であっても良いことは言うまでもない。また、本発明
を適用可能な内燃機関は、ディーゼルエンジンに限定さ
れず、筒内噴射(直噴)式ガソリンエンジンにも適用可
能である。
いずれも本発明を4気筒ディーゼルエンジンに適用した
ものであるが、気筒数は4気筒に限定されず、他の気筒
数であっても良いことは言うまでもない。また、本発明
を適用可能な内燃機関は、ディーゼルエンジンに限定さ
れず、筒内噴射(直噴)式ガソリンエンジンにも適用可
能である。
【0073】また、上記各実施形態では、後噴射量を反
映した情報を検出するセンサとして酸素濃度センサ20
や排気温度センサ31を用いたが、本発明はこれらのセ
ンサに限定されず、例えば、排気中の炭化水素濃度を検
出するHCセンサ、又は、燃料噴射弁14のニードル弁
のリフト量を検出するセンサを用いても良い。
映した情報を検出するセンサとして酸素濃度センサ20
や排気温度センサ31を用いたが、本発明はこれらのセ
ンサに限定されず、例えば、排気中の炭化水素濃度を検
出するHCセンサ、又は、燃料噴射弁14のニードル弁
のリフト量を検出するセンサを用いても良い。
【図1】本発明の実施形態(1)を示すエンジン制御シ
ステム全体の構成図
ステム全体の構成図
【図2】実施形態(1)における噴射制御プログラムの
処理の流れを示すフローチャート
処理の流れを示すフローチャート
【図3】図2の続きのフローチャート
【図4】実施形態(1)における定常運転時の各気筒の
燃料噴射弁の燃料噴射波形と酸素濃度センサの出力波形
を示すタイムチャート
燃料噴射弁の燃料噴射波形と酸素濃度センサの出力波形
を示すタイムチャート
【図5】本発明の実施形態(2)における噴射制御プロ
グラムの処理の流れを示すフローチャート
グラムの処理の流れを示すフローチャート
【図6】図5の続きのフローチャート
【図7】実施形態(2)における定常運転時の各気筒の
燃料噴射弁の燃料噴射波形と酸素濃度センサの出力波形
を示すタイムチャート
燃料噴射弁の燃料噴射波形と酸素濃度センサの出力波形
を示すタイムチャート
【図8】本発明の実施形態(3)における噴射制御プロ
グラムの処理の流れを示すフローチャート
グラムの処理の流れを示すフローチャート
【図9】図8の続きのフローチャート
【図10】実施形態(3)における定常運転時の各気筒
の燃料噴射弁の燃料噴射波形と酸素濃度センサの出力波
形を示すタイムチャート
の燃料噴射弁の燃料噴射波形と酸素濃度センサの出力波
形を示すタイムチャート
【図11】本発明の実施形態(4)を示すエンジン制御
システム全体の構成図
システム全体の構成図
【図12】実施形態(4)における噴射制御プログラム
の処理の流れを示すフローチャート
の処理の流れを示すフローチャート
【図13】図12の続きのフローチャート
【図14】実施形態(4)における定常運転時の各気筒
の燃料噴射弁の燃料噴射波形と酸素濃度センサの出力波
形を示すタイムチャート
の燃料噴射弁の燃料噴射波形と酸素濃度センサの出力波
形を示すタイムチャート
10…ディーゼルエンジン(内燃機関)、11…吸気
管、12…エアフローセンサ(運転状態検出手段)、1
3…吸気マニホールド、14…燃料噴射弁(燃料噴射手
段)、17…排気マニホールド(排気通路)、18…排
気管(排気通路)、19…NOx触媒(触媒)、20…
酸素濃度センサ(センサ)、21…排気温度センサ、2
5…ECU(噴射制御手段)、26…アクセルセンサ
(運転状態検出手段)、27…エンジン回転数センサ
(運転状態検出手段)、31…排気温度センサ(セン
サ)。
管、12…エアフローセンサ(運転状態検出手段)、1
3…吸気マニホールド、14…燃料噴射弁(燃料噴射手
段)、17…排気マニホールド(排気通路)、18…排
気管(排気通路)、19…NOx触媒(触媒)、20…
酸素濃度センサ(センサ)、21…排気温度センサ、2
5…ECU(噴射制御手段)、26…アクセルセンサ
(運転状態検出手段)、27…エンジン回転数センサ
(運転状態検出手段)、31…排気温度センサ(セン
サ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 45/00 368 F02D 45/00 368G 376 376C F02M 45/02 ZAB F02M 45/02 ZAB
Claims (6)
- 【請求項1】 内燃機関の各気筒毎に設けられた燃料噴
射手段と、 前記内燃機関の排気通路に設置され、排気中の窒素酸化
物を還元浄化する触媒と、 前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段
と、 前記運転状態検出手段の検出値に基づいて前記各気筒の
燃料噴射手段に機関出力発生のための主噴射指令を出力
すると共に少なくとも1つの気筒の燃料噴射手段に前記
触媒への炭化水素供給のための後噴射指令を出力する噴
射制御手段と、 前記燃料噴射手段から噴射された後噴射量を反映した情
報を検出するセンサとを備え、 前記噴射制御手段は、後噴射による前記センサの出力変
化量に基づいて後噴射量の指令値を補正して前記噴射制
御手段に出力することを特徴とする内燃機関の排気浄化
装置。 - 【請求項2】 前記センサは、排気中の酸素濃度を検出
する酸素濃度センサであることを特徴とする請求項1に
記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項3】 前記噴射制御手段は、前記後噴射指令を
前記酸素濃度センサの応答性から決定される周期より長
い時間間隔で出力し、前記酸素濃度センサの前記時間間
隔内の出力変化量に基づいて前記後噴射量の指令値を補
正して前記噴射制御手段に出力することを特徴とする請
求項2に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項4】 前記噴射制御手段は、特定期間だけ全気
筒に対し後噴射を停止し、後噴射停止前後の前記酸素濃
度センサの出力変化量に基づいて前記後噴射量の指令値
を補正して前記燃料噴射手段に出力することを特徴とす
る請求項2に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項5】 前記センサは、排気温度を検出する排気
温度センサであることを特徴とする請求項1に記載の内
燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項6】 前記噴射制御手段は、特定期間だけ後噴
射時期を通常よりも進角させ、その進角前後の前記排気
温度センサの出力変化量に基づいて前記後噴射量の指令
値を補正して前記燃料噴射手段に出力することを特徴と
する請求項5に記載の内燃機関の排気浄化装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9062561A JPH10252544A (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | 内燃機関の排気浄化装置 |
| DE69719460T DE69719460T2 (de) | 1996-11-22 | 1997-11-24 | Abgasemissionssteuerungssystem und Verfahren für Verbrennungsmotoren |
| EP97120579A EP0844380B1 (en) | 1996-11-22 | 1997-11-24 | Exhaust emission control system and method of internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9062561A JPH10252544A (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10252544A true JPH10252544A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13203829
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9062561A Pending JPH10252544A (ja) | 1996-11-22 | 1997-03-17 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10252544A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1122417A2 (en) | 2000-02-01 | 2001-08-08 | Mazda Motor Corporation | Engine control system |
| JP2002303192A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-18 | Mazda Motor Corp | ディーゼルエンジンの燃料噴射装置及びその異常診断装置 |
| JP2007040130A (ja) * | 2005-08-01 | 2007-02-15 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の排気浄化装置 |
| WO2007069436A1 (ja) | 2005-12-14 | 2007-06-21 | Isuzu Motors Limited | 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム |
| JP2008057365A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の排気浄化装置 |
| GB2519165A (en) * | 2013-10-14 | 2015-04-15 | Gm Global Tech Operations Inc | Method of controlling a late fuel injection in an internal combustion engine |
| JP2015190368A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | マツダ株式会社 | 直噴エンジンの制御装置 |
| DE102004059655B4 (de) * | 2003-12-12 | 2015-12-10 | Denso Corporation | Kraftstoffeinspritzsystem mit geringer Wärmeerzeugung |
| JP2017048743A (ja) * | 2015-09-02 | 2017-03-09 | ボッシュ株式会社 | 空燃比制御方法及び排気浄化装置 |
-
1997
- 1997-03-17 JP JP9062561A patent/JPH10252544A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| WO2007069436A1 (ja) | 2005-12-14 | 2007-06-21 | Isuzu Motors Limited | 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム |
| US8056323B2 (en) | 2005-12-14 | 2011-11-15 | Isuzu Motors Limited | Method of controlling exhaust gas purification system and exhaust gas purification system |
| JP2008057365A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の排気浄化装置 |
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| JP2017048743A (ja) * | 2015-09-02 | 2017-03-09 | ボッシュ株式会社 | 空燃比制御方法及び排気浄化装置 |
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