JPH10253219A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH10253219A
JPH10253219A JP8455497A JP8455497A JPH10253219A JP H10253219 A JPH10253219 A JP H10253219A JP 8455497 A JP8455497 A JP 8455497A JP 8455497 A JP8455497 A JP 8455497A JP H10253219 A JPH10253219 A JP H10253219A
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博志 田島
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Kazuhiko Kondo
和彦 近藤
Junichi Furukawa
純一 布留川
Kiyoshi Katagai
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 断熱箱体内を冷凍室とそれよりも温度の高い
貯蔵室を形成して成る冷蔵庫において、前記貯蔵室から
冷気戻り口部分の構造を改善する。 【解決手段】 冷蔵庫1は、断熱箱体2内の上部に冷蔵
室8、下部に冷凍室12、両室間に野菜室11を区画形
成し、冷凍室12の背方に画成した冷却室46内の冷却
器47と熱交換した冷気を、送風機48により各室内に
循環して成るものであって、断熱材4中に形成され、冷
蔵室8、野菜室11内を循環した後の冷気が帰還する冷
蔵室・野菜室冷気戻りダクト71と、冷却器47の冷気
吸込側となる冷却室46下部に連続し、側方に向けて突
出形成された凹部46Aとを備え、冷気戻りダクト71
の冷気戻り口72を凹部46Aの上面において開口さ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱箱体内を区画
することによって冷凍室とそれよりも温度の高い貯蔵室
を形成して成る冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種家庭用冷蔵庫は、鋼板製
の外箱と硬質樹脂製の内箱間に発泡ポリウレタンなどの
発泡断熱材を現場発泡方式にて充填した断熱箱体から構
成されており、この断熱箱体内を区画することによっ
て、−20℃などの凍結温度に冷却される冷凍室や、+
5℃などの冷蔵温度に維持される冷蔵室、そして、野菜
などの乾燥を嫌う食品を保存するための野菜室などを形
成している。
【0003】特に、近年では例えば特開平8−3386
81号公報(F25D23/00)に示される如く、頻
繁に食品の納出が行われる冷蔵室や野菜室を上方に配置
し、長期保存を目的とした冷凍室は庫内の最下部に配置
した冷蔵庫が開発されている。この場合、冷蔵室は断熱
箱体内の上部に、野菜室は下部の冷凍室と上部の冷蔵室
の間に形成される。
【0004】そして、前記公報にも示される如く、冷凍
室の背方に画成した冷却室内に設けた冷却器からの冷気
を、その上方の送風機によって前記各室に循環供給する
ものであるが、この場合、従来では先ず送風機からの冷
気をダクトによって冷凍室へ向かうものと冷蔵室に向か
うものとに分流し、冷凍室にはそのまま供給すると共
に、冷蔵室へはダンパー装置を介して供給する。
【0005】そして、各室内を循環した冷気は、冷却器
の下側(吸込側)となる冷却室の下部に帰還させるもの
であるが、特に、冷蔵室・野菜室を順次循環した冷気
は、上から降下する冷蔵室・野菜室冷気戻りダクトによ
って冷却室に戻していた。
【0006】図8、図9に従来の冷蔵庫の係る部分の正
面図を示す。各図中101は断熱箱体を構成する内箱で
あり、102はこの内箱101内下部に構成された冷凍
室である。そして、103は図示しない仕切板によって
この冷凍室102の背方に画成された冷却室であり、こ
の冷却室103内に冷却装置の冷却器104が縦向きに
設置されている。
【0007】尚、この冷却器104上方の冷却室103
内に図示しない送風機が設置され、冷却器104と熱交
換した冷気を吸い上げるものである。また、106は冷
却器104下方の冷却室103内に取り付けられた除霜
ヒータである。
【0008】そして、図8の場合冷蔵室・野菜室冷気戻
りダクト107は冷却室103の側方の断熱箱体(断熱
材)内を降下し、冷却室103の下端部側面に形成され
た冷蔵室・野菜室冷気戻り口108にて開口しており、
図9の場合には冷却室103の側方の内箱101に並設
された冷蔵室・野菜室冷気戻りダクト107により冷却
室103の下部に冷気を戻していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8の
場合には冷気戻り口108と冷却器104とが近接して
しまい、冷気戻り口108の周囲及びその近傍の冷却器
104への着霜量が極めて多くなって霜閉塞を来す。ま
た、除霜ヒータ106によって除霜した際に生じる露水
(除霜水)が冷気戻り口108からダクト107側に容
易に侵入してしまうため、この部分のシールが必要とな
り、構造が複雑化する。
【0010】また、図9の場合には冷却室103と冷蔵
室・野菜室冷気戻りダクト107間のシールが極めて難
しくなるため、構造が複雑化し実用的ではない。
【0011】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、断熱箱体内を冷凍室とそ
れよりも温度の高い貯蔵室を形成して成る冷蔵庫におい
て、前記貯蔵室から冷気戻り口部分の構造を改善したも
のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の冷蔵庫は、外箱
と内箱間に断熱材を充填して成る断熱箱体内を区画する
ことにより、冷凍室と、それよりも温度の高い貯蔵室を
形成すると共に、冷凍室の背方に画成した冷却室内の冷
却器と熱交換した冷気を、送風機により各室内に循環し
て成るものであって、断熱材中に形成され、前記貯蔵室
内を循環した後の冷気が帰還する冷気戻りダクトと、冷
却器の冷気吸込側となる冷却室下部に連続し、側方に向
けて突出形成された凹部とを備え、冷気戻りダクトの冷
気戻り口を凹部の上面において開口させたものである。
【0013】本発明によれば、冷凍室とそれよりも温度
の高い貯蔵室を形成し、冷凍室の背方に画成した冷却室
内の冷却器と熱交換した冷気を、送風機により各室内に
循環して成る冷蔵庫において、前記貯蔵室内を循環した
後の冷気が帰還する冷気戻りダクトを断熱材中に形成す
ると共に、冷却器の冷気吸込側となる冷却室下部に連続
して側方に向けて突出形成された凹部を設け、冷気戻り
ダクトの冷気戻り口をこの凹部の上面において開口させ
たので、冷気戻り口と冷却器との間に充分な距離が確保
される。従って、比較的温度の高い湿った冷気が冷気戻
り口から冷却室内に吹き出されても、冷気戻り口周囲に
着霜が生じ難くなる。
【0014】また、冷却器の局部的な着霜も生じ難くな
るので、霜閉塞による冷却効果の悪化も抑制される。そ
して、冷却器の除霜時にも露水が冷気戻り口に付着する
ことが無くなると共に、冷気戻り口は冷却室底面から離
間しているので、除霜時に冷却器から滴下した除霜水が
冷気戻り口に流入する危険性も無い。これにより、冷気
戻り口周囲の水シールが不要となり、構造が簡素化され
るものである。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明を適用した実施例として
の冷蔵庫1の各扉を除く正面図、図2は同じく扉を除く
冷蔵庫1の一部切欠正面図、図3は冷蔵庫1の縦断側面
図、図4は冷蔵庫1のもう一つの縦断側面図である。
【0016】本発明の冷蔵庫1は、前方に開口する鋼板
製の外箱2と、硬質樹脂製の内箱3間に発泡ポリウレタ
ン断熱材4を現場発泡方式により充填して成る断熱箱体
6により構成されており、この断熱箱体6の庫内は、略
中央部に設けられた区画部材7によって上下に区画さ
れ、この区画部材7の上方を冷蔵温度(+5℃程)に維
持される冷蔵室8としている。
【0017】区画部材7の下方は更に断面略L字状の断
熱仕切壁9にて上下に区画され、この断熱仕切壁9と区
画部材7の間を野菜などの乾燥を嫌う食品を収納するた
めの野菜室11とし、断熱仕切壁9の下方を凍結温度
(−20℃程)に冷却される冷凍室12としている。
【0018】前記冷蔵室8内には上下複数段の棚13・
・が架設されており、その下部には上面に開口する氷温
容器16が前後方向に納出自在に配置されている。この
氷温容器16の上側は棚板17にて閉塞され、前面は氷
温容器16の引き出し動作で開閉する蓋18にて閉じら
れており、これによって、氷温容器16内に氷温(0℃
〜−3℃)に維持される氷温室19を構成する。また、
冷蔵室8の前面開口は回動式の扉21にて開閉自在に閉
塞されている。
【0019】更に、冷蔵室8の背部には上部がY字状に
分岐した冷蔵室ダクト24が上下に渡って形成されてお
り、その左右には冷蔵室ダクト24の上端部と冷蔵室8
内に連通した冷蔵室冷気吐出口26が上下に複数形成さ
れている。また、前記氷温容器16内の氷温室19の背
方にも冷蔵室ダクト24に連通した氷温室冷気吐出口2
5、25が形成されると共に、その奥部には冷蔵室冷気
戻り口27が形成されている。即ち、氷温室19内を循
環した冷気と冷蔵室8内を循環した冷気の一部はこの冷
蔵室冷気戻り口27に流入する。
【0020】一方、前記区画部材7は、後部の仕切板2
8とその前側の仕切前断熱部材29とから構成されてい
る。仕切板28の前部には、冷蔵室冷気戻り口31が形
成されており、氷温容器16の前部下側に位置してい
る。この氷温容器16は仕切板28と仕切前断熱部材2
9上に間隔を存して架設されており、これによって、扉
21の内側を降下して来た冷蔵室8内の冷気は、氷温容
器16の前側から冷蔵室冷気戻り口31に流入可能とし
ている。
【0021】他方、仕切前断熱部材29の下面は後端部
から前方に低く傾斜している。また、この仕切前断熱部
材29の下面前部には上蓋32が前方から差し込まれて
固定されている。この上蓋32は仕切前断熱部材29及
び仕切板28の下側に位置し、その固定部分を除いて仕
切前断熱部材29及び仕切板28との間に所定の間隔G
を形成する。そして、この間隔Gは少なくとも上蓋32
の前端部で野菜室11内に開放している。
【0022】この間隔Gの後端は連通孔33にてその後
方のダクト空間34に連通しており、ダクト空間34の
上部は前記冷蔵室冷気戻り口27に連通している。ま
た、前記冷蔵室ダクト24からはバイパスダクト36が
分岐して形成されており、このバイパスダクト36はダ
クト空間34の上部に連通している。
【0023】そして、前記野菜室11の右上奥部には野
菜室冷気戻り口37が形成されており、この野菜室11
の前面開口は引き出し式の扉38により開閉自在に閉塞
される。この場合、扉38の後面左右には図示しない扉
側レールが後方に延在して取り付けられており、内箱3
側左右には内箱側レール42が取り付けられ、扉側レー
ルがローラを介して内箱側レール42に滑動自在に支持
されるものである。
【0024】そして、この扉側レールには扉38の裏面
に位置して上面に開口した野菜容器43が取り付けられ
る。この野菜容器43の上縁周囲は、扉38が閉じられ
た状態で上蓋32に密着し、それによって、上面開口は
閉塞される。
【0025】一方、前記冷凍室12の背部には仕切板4
4により冷却室46が画成されており、この冷却室46
は冷凍室12の背方から野菜室11後面の断熱仕切壁9
の背方まで渡っている。そして、この冷却室36内には
冷却装置を構成する冷却器47が縦設されると共に、こ
の冷却器47の上方の冷却室46内には、野菜室11背
方の断熱仕切壁9背方に位置して送風機48が設置され
ている。尚、図5は仕切板44を装着した状態の冷凍室
12の正面図である。図6は仕切板44を取り去った冷
却室46の正面図で、図6中49は冷却器47の除霜ヒ
ータである。
【0026】この冷凍室12の前面開口は前述の扉38
の場合と同様の方式で引き出し自在とされた上下二段の
引き出し式の扉51、52により開閉自在に閉塞され
る。これら扉51、52の裏面にはそれぞれ上面に開口
した容器53、54が取り付けられると共に、各容器5
3、54が冷凍室12内の上下に配置されて、冷凍食品
やアイスクリームなどを収納するかたちとなる。
【0027】前記仕切板44と冷却器47及び送風機4
8間には冷気分配用ダクト56が形成されており、仕切
板44にはこのダクト56と冷凍室12とに連通する冷
凍室冷気吐出口57、58が各容器53、54の上奥部
に対応して開口している。また、断熱仕切壁9の下面に
はダクト56に連通した冷凍室用冷気ダクト64が形成
されている。冷凍室12内上部には自動製氷機61が取
り付けられており、自動製氷機61には冷凍室冷気吐出
口57から冷気が供給される。尚、62はこの自動製氷
機61への給水管である。また、容器54の背方には冷
却室46の下部に連通した冷凍室冷気戻り口63が形成
されている。
【0028】ダクト56の上部には送風機48の側方に
位置して冷気分配口66が形成され、この冷気分配口6
6から上昇する連通ダクト67は、野菜室11の背方に
おいて冷蔵室ダクト24の下端に連通している。この連
通ダクト67内には、前記各吐出口26、25やバイパ
スダクト36の手前に位置して、モータ駆動のダンパー
68が取り付けられており、野菜室11の背方に位置し
ている。
【0029】また、冷却器47の右側方の断熱材4中に
は冷蔵室・野菜室冷気戻りダクト71が形成されてお
り、その上端は前記野菜室冷気戻り口37に連通し、そ
の下端は冷却室46の下部に開口した冷蔵室・野菜室冷
気戻り口72にて冷却室46内に連通している。
【0030】この場合、冷却器47下側の冷却室46に
は右方に突出した凹部46A(図6参照)が連続して形
成されており、前記冷蔵室・野菜室冷気戻り口72は、
図7に拡大して示す如く、この凹部46Aの上面におい
て、下前方に指向した状態で開放している。尚、図中8
1、82は凹部46A周囲の断熱材4内に設けられた成
形断熱材で、83は断熱材4中を降下して成形断熱材8
1に連結されたダクト部材であり、前記冷蔵室・野菜室
冷気戻りダクト71はこのダクト部材83と成形断熱材
81内に構成される。
【0031】一方、断熱箱体6の底壁は後部が階段状に
立ち上がる形状とされており、この底壁の後部外側には
機械室73が形成されている。この機械室73内には冷
却装置を構成する図示しない圧縮機や蒸発皿コンデンサ
などが設置される。
【0032】係る構成で動作及び冷気循環を説明する。
前記圧縮機と送風機48が運転されると、冷却器47が
冷却作用を発揮する。この冷却器47にて冷却された極
めて低温(−25℃〜−30℃)の冷気は上方の送風機
48の運転により吸引され、前方の分配ダクト56に吹
き出される。分配ダクト56に吹き出された冷気は冷凍
室冷気吐出口57、58及び冷凍室用ダクト64から冷
凍室12内の各容器53、54及び自動製氷機61内に
吐出され、−20℃程の凍結温度に冷却すると共に、製
氷を行う。そして、冷凍室12内の冷気は冷凍室冷気戻
り口63から冷却器47の吸い込み側の冷却室46内に
帰還する(各図に矢印で示す)。
【0033】分配ダクト56に吹き出された冷気はま
た、冷気分配口66から連通ダクト67及びダンパー6
8を経て冷蔵室ダクト24に流入し、そこを上昇した
後、各冷蔵室冷気吐出口26・・及び氷温室冷気吐出口
25より冷蔵室8及び氷温室19内に吐出される(図中
矢印参照)。ダンパー68は冷蔵室8内の温度に基づき
制御されて連通ダクト67を開閉し、それによって、冷
蔵室8内を+5℃程の冷蔵温度に、氷温室19内は0℃
〜−3℃程の氷温に維持される。
【0034】尚、このダンパー68を経た冷気(冷却器
47と熱交換した直後の低温の冷気)の一部は前記バイ
パスダクト36に流入し、直接ダクト空間34の上部に
流入する。
【0035】他方、冷蔵室8内を循環して扉21の内側
を流下して来た冷気は、氷温容器16の前部下側の冷蔵
室冷気戻り口31から上蓋32と区画部材7間の間隔G
内に流入する。そして、前方に移動しながら仕切前断熱
部材29下面の傾斜に沿って下方の野菜容器43周囲の
野菜室11内の空間に流下する。
【0036】また、氷温室19内を循環した冷気と、冷
蔵室8内を循環した冷気の残りは後部の冷蔵室冷気戻り
口27からダクト空間34内上部に流入し、そこで、バ
イパスダクト36を経て来た低温の冷気と混合される。
その後、連通孔33から間隔Gの後部に流入し、前述同
様に前方に移動し、途中冷蔵室冷気戻り口31からの冷
気と混じり合いながら仕切前断熱部材29下面の傾斜に
沿って下方の野菜容器43周囲の野菜室11内の空間に
流下する。
【0037】これによって、野菜容器43内を周囲から
保冷する。そして、野菜室11内を循環した冷気は野菜
室冷気戻り口37より冷蔵室・野菜室冷気戻りダクト7
1に流入し、そこを流下して冷蔵室・野菜室冷気戻り口
72より冷却器47の吸い込み側の冷却室46内に帰還
する(各図中矢印参照)。
【0038】このとき、冷蔵室・野菜室冷気戻り口72
は、冷却器47下側の冷却室46に連続して右方に突出
形成された凹部46Aの上面において、下前方に指向し
た状態で開放されているので、冷却器56との間に充分
な距離が確保されている。従って、比較的温度の高い湿
った冷気が冷蔵室・野菜室冷気戻り口72から冷却室4
6内に吹き出されても、戻り口72周囲に着霜が生じ難
くなる。
【0039】また、冷却器56の局部的な着霜も生じ難
くなるので、霜閉塞による冷却効果の悪化も抑制され
る。そして、除霜ヒータ49による冷却器47の除霜に
も露水が戻り口72に付着することが無くなると共に、
戻り口72は冷却室46(凹部46Aを含む)底面から
離間しているので、除霜時に冷却器47から滴下した除
霜水が戻り口72に流入する危険性も無い。これによ
り、冷蔵室・野菜室冷気戻り口72周囲の水シールが不
要となり、構造が簡素化される。
【0040】特に、以上のようにダンパー68を経た冷
気の一部を、冷蔵室8や氷温室19内を経ること無く直
接野菜室11に供給するバイパスダクト36を設けたの
で、このバイパスダクト36から野菜室11に冷蔵室8
などを経ていない新鮮な(低温)冷気を供給することが
できるようになる。
【0041】これにより、野菜室11には冷蔵室8から
の戻り冷気に加えて低温の冷気が供給されるようになる
ので、冷蔵室8側の負荷の状況に拘わらず、野菜室11
を安定的に冷却することができるようになる。
【0042】また、区画部材7を、仕切板28とこの仕
切板28の前側に設けられた仕切前断熱部材29とから
構成し、仕切板28には氷温容器16の前部下側に位置
して冷蔵室冷気戻り口31を形成すると共に、仕切前断
熱部材29の下面を前方に低く傾斜させたので、冷蔵室
8からの戻り冷気は氷温容器16の前部下側から区画部
材7と上蓋32間の間隔Gに流入し、前方に移動しなが
ら仕切前断熱部材29下面の傾斜に沿って下方の野菜容
器43周囲に流下するようになる。
【0043】そして、野菜容器43周囲を循環した冷気
は野菜室11の上奥部の野菜室冷気戻り口37に流入す
るので、これらによって、野菜容器43周囲を冷気が満
遍なく円滑に循環できるようになり、野菜容器43内を
斑無く良好に冷却することが可能となる。特に、冷蔵室
冷気戻り口31は氷温容器16の下側にあるので、見え
難く、扉21を開けた状態の外観にも支障を生じない。
【0044】更に、氷温容器16後側に形成されたもう
一つの冷蔵室冷気戻り口27から出た冷気がバイパスダ
クト36を経た冷気と混じり合い、区画部材7と上蓋3
2間の間隔G後部に流入するようにしたので、バイパス
ダクト36からの冷気が直接当たる区画部材7の仕切板
28或いは上蓋32部分の野菜室11が過冷却されるこ
とを防止することができる。これにより、野菜室11の
冷却効果を維持しつつ、仕切板28や上蓋32に断熱材
を貼る必要性や、野菜室11内の温度斑の発生を一層効
果的に解消することができるようになる。
【0045】尚、実施例では断熱箱体6内に上から順に
冷蔵室8、野菜室11、冷凍室12を形成したものに本
発明を適用したが、それに限らず、冷凍室の上方に冷蔵
室のみが形成されたものにも本発明は有効である。
【0046】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、冷凍
室とそれよりも温度の高い貯蔵室を形成し、冷凍室の背
方に画成した冷却室内の冷却器と熱交換した冷気を、送
風機により各室内に循環して成る冷蔵庫において、前記
貯蔵室内を循環した後の冷気が帰還する冷気戻りダクト
を断熱材中に形成すると共に、冷却器の冷気吸込側とな
る冷却室下部に連続して側方に向けて突出形成された凹
部を設け、冷気戻りダクトの冷気戻り口をこの凹部の上
面において開口させたので、冷気戻り口と冷却器との間
に充分な距離が確保される。従って、比較的温度の高い
湿った冷気が冷気戻り口から冷却室内に吹き出されて
も、冷気戻り口周囲に着霜が生じ難くなる。
【0047】また、冷却器の局部的な着霜も生じ難くな
るので、霜閉塞による冷却効果の悪化も抑制される。そ
して、冷却器の除霜時にも露水が冷気戻り口に付着する
ことが無くなると共に、冷気戻り口は冷却室底面から離
間しているので、除霜時に冷却器から滴下した除霜水が
冷気戻り口に流入する危険性も無い。これにより、冷気
戻り口周囲の水シールが不要となり、構造が簡素化され
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施例としての冷蔵庫の各扉
を除く正面図である。
【図2】同じく扉を除く本発明の冷蔵庫の一部切欠正面
図である。
【図3】本発明の冷蔵庫の縦断側面図である。
【図4】本発明の冷蔵庫のもう一つの縦断側面図であ
る。
【図5】本発明の冷蔵庫の冷凍室部分の正面図である。
【図6】本発明の冷蔵庫の冷却室部分の正面図である。
【図7】本発明の冷蔵庫の冷蔵室・野菜室冷気戻り口部
分の拡大断面図である。
【図8】従来の冷蔵庫の冷却室部分の正面図である。
【図9】もう一つの従来の冷蔵庫の冷却室部分の正面図
である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 2 外箱 3 内箱 4 ポリウレタン断熱材 7 区画部材 8 冷蔵室 9 断熱仕切壁 11 野菜室 12 冷凍室 24 冷蔵室ダクト 27、31 冷蔵室冷気戻り口 28 仕切板 29 仕切前断熱部材 32 上蓋 34 ダクト空間 36 バイパスダクト 37 野菜室冷気戻り口 43 野菜容器 46 冷却室 46A 凹部 47 冷却器 48 送風機 56 分配ダクト 67 連通ダクト 68 ダンパー 71 冷蔵室・野菜室冷気戻りダクト 72 冷蔵室・野菜室冷気戻り口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 布留川 純一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 片貝 清 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱と内箱間に断熱材を充填して成る断
    熱箱体内を区画することにより、冷凍室と、それよりも
    温度の高い貯蔵室を形成すると共に、前記冷凍室の背方
    に画成した冷却室内の冷却器と熱交換した冷気を、送風
    機により前記各室内に循環して成る冷蔵庫において、 前記断熱材中に形成され、前記貯蔵室内を循環した後の
    冷気が帰還する冷気戻りダクトと、前記冷却器の冷気吸
    込側となる冷却室下部に連続し、側方に向けて突出形成
    された凹部とを備え、前記冷気戻りダクトの冷気戻り口
    を前記凹部の上面において開口させたことを特徴とする
    冷蔵庫。
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