JPH10253271A - 発電プラントの冷却水系統 - Google Patents

発電プラントの冷却水系統

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JPH10253271A
JPH10253271A JP5509897A JP5509897A JPH10253271A JP H10253271 A JPH10253271 A JP H10253271A JP 5509897 A JP5509897 A JP 5509897A JP 5509897 A JP5509897 A JP 5509897A JP H10253271 A JPH10253271 A JP H10253271A
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cooling water
power plant
water system
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heat exchanger
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JP5509897A
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Nobuo Okita
信雄 沖田
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】海水等を冷却水として使用する場合、無公害に
して確実に海洋生物等の不純物を除去できる発電プラン
トの冷却水系統を提供する。 【解決手段】本発明に係る発電プラントの冷却水系統
は、プレート式熱交換器1a,1b,1cの冷却水供給
側および被冷却水供給側のいずれか少なくとも一方に、
加熱流体を供給する加熱流体供給装置7,15,16,
18を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海水、河川水等を
冷却水として用い、各種の熱交換器から排出された被冷
却水を再冷却する発電プラントの冷却水系統に係り、特
に海水等に含まれる海洋生物等の不純物を効果的に除去
する発電プラントの冷却水系統に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、タービンプラントでは、各種の
熱交換器から排出された高温の被冷却水を冷却水として
再び元に戻す冷却水系統が設けられており、この冷却水
系統の熱交換器の中で、蒸気タービン、給水ポンプ駆動
タービン、給水ポンプ等の軸受用の油を冷却する油冷却
器、あるいは発電機内を循環する水素を冷却する水素冷
却器から出た高温の被冷却水を一つにまとめて冷却水と
して戻す冷却器がある。
【0003】この冷却器は、冷却水として海水または河
川水等を用いた多管円筒形熱交換器になっている。
【0004】最近の冷却水系統でも、省設備化、高熱交
換率化が求められており、従来から使用されている多管
円筒形熱交換器に代ってプレート式熱交換器の適用が注
目されるようになってきた。
【0005】このプレート式熱交換器は、板状または波
板状の伝熱エレメントを等間隔の距離を置いて積層状に
組み立てたもので、伝熱エレメントを境に一側に冷却水
を、またその他側に被冷却水を流す向流式になってお
り、多管円筒形のものに較べ圧力損失が少なく、熱交換
率が高く、しかもコンパクト化できる利点を備えている
ため、既に発電プラントで適用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】プレート式熱交換器
は、上述のように優れた利点を備えているが、それでも
幾つかの問題点があり、その一つに熱交換通路の目詰り
がある。
【0007】プレート式熱交換器は、板状または波板状
の伝熱エレメントで、冷却水および高温の被冷却水のそ
れぞれの熱交換通路を交互に形成しているが、その通路
がきわめて狭く不純物が付着し易い。このため、プレー
ト式熱交換器の入口にはストレレーナを設け、海水等に
含まれる微生物や海洋生物等の流入を除去しているが、
それでもスライム等が網目を潜り抜けて熱交換通路に流
入し、繁殖することがある。
【0008】微生物や海洋生物の熱交換通路への流入防
止手段には、熱交換通路を頻繁に分解清掃するか、ある
いは冷却水に塩素を注入するか、または海水の電気分解
により生成される次亜塩素酸ソーダを注入するかが考え
られる。
【0009】しかし、前者の場合、作業員が熱交換通路
を一つ一つ点検していかなければならず、作業員の労苦
を考慮すると不向きであり、また後者の場合、冷却水に
塩素類を投入すること自体、海洋汚染問題に発展するだ
けに、時代の要請に逆行し、好ましくない。
【0010】また、他の手段として、熱交換通路にジェ
ット洗浄装置を設けることや冷却水を予め加温する加温
装置を設けることも考えらるが、その処理量またはコス
トを考慮すると省設備化に適さない。
【0011】このように、従来の冷却水系統では、熱交
換上、優れた性能を備えたプレート式熱交換器を採用し
ていても、冷却水として海水等を使用すると、必然的に
考慮しなければならない海洋生物等の除去の問題点があ
り、このため海洋生物の除去対策が試行錯誤的に行わ
れ、現在模索中である。
【0012】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたもので、海水等を冷却水として使用する場合、無公
害にして確実に海洋生物等の不純物を除去できる発電プ
ラントの冷却水系統を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る発電プラン
トの冷却水系統は、上記目的を達成するために、請求項
1に記載したように、各種の熱交換器から排出された被
冷却水を、海水等の冷却水により熱交換させて上記被冷
却水を冷却水にして元の熱交換器に戻すプレート式熱交
換器を備えた発電プラントの冷却水系統において、上記
プレート式熱交換器の冷却水側および被冷却水側のいず
れか少なくとも一方に、加熱流体を供給する加熱流体供
給装置を備えたものである。
【0014】本発明に係る発電プラントの冷却水系統
は、上記目的を達成するために、請求項2に記載したよ
うに、加熱供給装置の加熱流体は、各種の熱交換器から
排出される熱流体およびタービンの抽気蒸気のうち、い
ずれかを選択したものである。
【0015】本発明に係る発電プラントの冷却水系統
は、上記目的を達成するために、請求項3に記載したよ
うに、タービンは、主タービンおよび給水ポンプ駆動タ
ービンのいずれかを選択したものである。
【0016】本発明に係る発電プラントの冷却水系統
は、上記目的を達成するために、請求項4に記載したよ
うに、各種の熱交換器から排水される熱流体は、給水加
熱器の加熱後の給水であることを特徴とするものであ
る。
【0017】本発明に係る発電プラントの冷却水系統
は、上記目的を達成するために、請求項5に記載したよ
うに、加熱流体供給装置は、プレート式熱交換器の冷却
水側および被冷却水側のいずれか少なくとも一方に供給
する加熱流体の温度をコントロールする調節弁を備えた
ものである。
【0018】本発明に係る発電プラントの冷却水系統
は、上記目的を達成するために、請求項6に記載したよ
うに、加熱流体供給装置は、回収タンク、ドレンタン
ク、ヒータ、蒸気タンクおよび温水タンクのいずれか少
なくとも一つ以上を選択したものである。
【0019】本発明に係る発電プラントの冷却水系統
は、上記目的を達成するために、請求項7に記載したよ
うに、加熱流体供給装置は、加熱流体をさらに加熱させ
る補助タンクを備えたものである。
【0020】本発明に係る発電プラントの冷却水系統
は、上記目的を達成するために、請求項8に記載したよ
うに、プレート式熱交換器は、冷却水供給側に正洗装置
および逆洗装置を備えたものである。
【0021】本発明に係る発電プラントの冷却水系統
は、上記目的を達成するために、請求項9に記載したよ
うに、正洗装置および逆洗装置は、プレート式熱交換器
の加熱流体供給管と冷却流体戻り管とを互いに接続する
連絡管と、この連絡管に介装した洗浄弁とで構成したも
のである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る発電プラント
の冷却水系統の一実施の形態を図面を参照して説明す
る。
【0023】図1は、本発明に係る発電プラントの冷却
水系統の第1実施形態を示す概略図である。
【0024】本実施形態に係るプレート式熱交換器1
a,1b,1cは、いずれか2台を運転用として、また
1台を予備として使用するようになっている。
【0025】これらプレート式熱交換器1a,1b,1
cは、それぞれの一側に、取水管から取水した海水等の
冷却水をブースタポンプ4を介装して案内する冷却水供
給管2,2a,2b,2cと、熱交換後の冷却水を放水
管に案内する冷却水戻り管3,3a,3b,3cとをそ
れぞれ備える構成になっている。
【0026】また、プレート式熱交換器1a,1b,1
cは、それぞれの他側に例えば油冷却器、水素冷却器等
のクーラから出た比較的温度の高い被冷却水を案内する
被冷却水供給管5,5a,5b,5cと、熱交換後、常
温に下げられた被冷却水を冷却水として再びクーラに戻
す被冷却水戻り管6,6a,6b,6cとをそれぞれ備
える構成になっている。
【0027】また、被冷却水戻り管6,6a,6b,6
cは、それぞれの途中に、各プレート式熱交換器1a,
1b,1cのそれぞれから出た被冷却水の一部を回収タ
ンク7に貯水する被冷却水戻り分岐管8a,8b,8c
を設けている。
【0028】一方、回収タンク7は、上述被冷却水のほ
かに、他の熱交換器またはドレンタンク等から案内され
たドレン等の熱流体が集められており、その貯水が比較
的温度の高い熱流体になっている。
【0029】また、回収タンク7は、ポンプ10、止め
弁11、調節弁12を順次介装する熱流体供給母管9を
備えるとともに、熱流体供給母管9から分岐し、被冷却
水供給管5a,5b,5cのそれぞれに接続する熱流体
供給分岐管13a,13b,13cを備える構成になっ
ている。なお、回収タンク7および熱流体供給母管9の
それぞれは、必要に応じて復水器または復水管のそれぞ
れに補給水を供給する。また、符号14a,14b,1
4cは、それぞれ切替弁であり、これら切替弁14a,
14b,14cのうち、黒塗り部分は通常時に閉弁であ
り、白塗部分は使用時に開弁であることを示している。
【0030】ところで、冷却水中に含まれる微生物や海
洋生物は、図2に示すように、5月〜9月にかけての水
温が20℃〜35℃の温度領域Aになると繁殖時期にな
ることが長い間の測定記録から確認されている。
【0031】このため、本実施形態は、5月〜9月の時
期に、例えば予備としてのプレート式熱交換器1cの被
冷却水供給側に、回収タンク7の熱流体供給母管9から
熱流体供給分岐管13cを介して比較的温度の高い熱流
体を供給する際、調節弁12で適温にコントロールして
供給すればプレート式熱交換器1cの板状または波板状
の伝熱エレメントを加熱でき、その伝熱エレメントの熱
流体を供給ない側すなわち冷却水供給側に付着する海洋
生物等を死滅させることができる。プレート式熱交換器
1cの海洋生物等の除去作業が終了すると、他の残りの
プレート式熱交換器1a,1bに順次移行する。
【0032】このように本実施形態では、海洋生物等を
除去する際、回収タンク7の比較的温度の高い熱流体を
巧みに利用してプレート式熱交換器1a,1b,1cの
伝熱エレメントを被冷却水供給側から加熱して冷却水供
給側に付着した海洋生物等を死滅させるので、無公害に
して確実に海洋生物等の不純物を除去することができ
る。
【0033】図3は、本発明に係る発電プラントの冷却
水系統の第1実施形態における第1実施例を示す概略図
である。
【0034】本実施例は、海洋生物等の不純物を死滅さ
せて除去する供給熱流体源を、冷却水供給管2側に設け
たものである。なお、構成部品は、第1実施形態の構成
部品と同一符号を付してある。また、熱流体供給母管9
は、冷却水が回収タンク7に逆流しないように、逆止弁
12aを設けてある。
【0035】本実施形態は、プレート式熱交換器1a,
1b,1cのそれぞれの伝熱エレメントの冷却水通路側
に直接、加熱流体を供給するので、伝熱エレメントの冷
却水通路側に付着した海洋生物を直ちに死滅させること
ができ、有益である。なお、第1実施形態の説明におい
て、伝熱エレメントの冷却水供給側または被冷却水供給
側の一方に熱流体を供給する例で示したが、熱流体供給
系を配管で接続し、双方に熱流体を供給すればより有益
な効果を得ることができる。
【0036】図4は、本発明に係る発電プラントの冷却
水系統の第2実施形態を示す概略図である。なお、第1
実施形態の構成部品と同一部分には同一符号を付し、そ
の重複説明を省略する。
【0037】本実施形態は、熱流体供給母管9に補助タ
ンク15を設け、回収タンク7から供給される熱流体を
加熱させたものである。補助タンク15の加熱流体源
は、例えばヒータおよび高圧・高温蒸気のいずれかが用
いられる。
【0038】一般に、回収タンク7に集められる比較的
温度の高い熱流体は、その温度、流量ともに部分負荷運
転、全負荷運転等の発電プラントの運転状況により変化
する。また、海洋生物等の不純物の死滅温度は、その生
物の種類によって図2に示すように約50℃の場合もあ
る。
【0039】本実施形態は、上述の実情を踏まえて熱流
体供給母管9に補助タンク15を設け、回収タンク7か
ら供給される熱流体をさらに加熱させたものである。
【0040】したがって、本実施形態によれば、発電プ
ラントの運転状況如何に拘らず、熱流体を確実に高い温
度に維持できるから、プレート式熱交換器1a,1b,
1cの被冷却水供給側から伝熱エレメントを加熱するこ
とができ、伝熱エレメントの冷却水供給側に付着した海
洋生物等の不純物を確実に死滅させて除去することがで
きる。
【0041】図5は、本発明に係る発電プラントの冷却
水系統の第2実施形態における第1実施例を示す概略図
である。
【0042】本実施例も、第1実施形態の第1実施例と
同様に、海洋生物等の不純物を死滅させて除去する供給
熱流体源を、冷却水供給管2側に設けたものである。な
お、構成部品は、図4に示す第2実施形態の構成部品と
同一符号を付してある。
【0043】本実施例も、回収タンク7から供給される
熱流体の温度が不足している場合、その熱流体を補助タ
ンク15で加熱するから、プレート式熱交換器1a,1
b,1cの冷却水供給側を加熱するのでそれぞれの伝熱
エレメントの冷却水供給側に付着した海洋生物等の不純
物を確実に死滅させて除去することができる。なお、第
2実施形態の説明において、伝熱エレメントの冷却水供
給側または被冷却水供給側の一方に熱流体を供給する例
で示したが、熱流体供給系を配管で接続し、双方に熱流
体を供給すれば、より有用な効果を得ることができる。
【0044】図6は、本発明に係る発電プラントの冷却
水系統の第3実施形態を示す概略図である。なお、第1
実施形態の構成部品と同一部分には同一符号を付す。
【0045】本実施形態は、第1実施形態に示した回収
タンク7と異なり、容量的に大きいドレンタンク16を
設置したものである。また、ドレンタンク16は、その
熱流体を、例えば給水加熱器(図示せず)の加熱後の給
水に求めている。この給水加熱器の加熱後の給水温度
は、第1実施形態の熱流体に較べ高温に維持されてい
る。
【0046】したがって、本実施形態によれば、第1実
施形態に較べて容量的に、また温度的に高い熱流体を確
保したから、プレート式熱交換器1a,1b,1cの被
冷却水供給側から伝熱エレメントを加熱することがで
き、伝熱エレメントの冷却水供給側に付着した海洋生物
等の不純物を確実に死滅させて除去することができ、さ
らに、海洋生物等の不純物除去作業に安定した運転を行
わせることができる。
【0047】図7は、本発明に係る発電プラントの冷却
水系統の第3実施形態における第1実施例を示す概略図
である。なお、第3実施形態の構成部品と同一部分には
同一符号を付す。
【0048】本実施例は、ドレンタンク16のドレンか
ら成る熱流体を各プレート式熱交換器1a,1b,1c
のそれぞれの伝熱エレメントの冷却水供給側に供給する
にあたり、各伝熱エレメントの冷却水供給側に正洗およ
び逆洗のいずれにも自在にできるようにしたものであ
る。
【0049】各プレート式熱交換器1a,1b,1cの
それぞれは、被冷却水供給管5,5a,5b,5cと被
冷却水戻り管6,6a,6b,6cとの間に、連絡管1
9a,19b,19c,20a,20b,20cを備え
る一方、各連絡管19a,19b,…の一つ一つに洗浄
弁21a,21b,21c,22a,22b,22cを
備えた構成になっている。
【0050】例えば、ドレンタンク16のドレンをプレ
ート式熱交換器1aに供給する場合、連絡管19aの洗
浄弁21aおよび連絡管20aの洗浄弁22aを弁開さ
せておけば、伝熱エレメントの冷却水供給側を逆洗する
ことができ、また被冷却水供給管5aの洗浄弁22aお
よび被冷却水戻り管6aの洗浄弁22aを開弁させれ
ば、伝熱エレメントの冷却水供給側を正洗することがで
きる。
【0051】このように、本実施例は、伝熱エレメント
の冷却水側を正洗、逆洗のいずれでもできるようにした
ので、伝熱エレメントに付着した海洋生物等の不純物を
確実に死滅させて除去することができる。なお、上述し
た連絡管19a,19b,…、洗浄弁21a…を図3,
図5に適用することによっても、上述した第3実施形態
の作用効果を得ることができる。
【0052】図8は、本発明に係る発電プラントの冷却
水系統の第4実施形態を示す概略図である。なお、第1
実施形態の構成部品と同一部分には同一符号を付す。
【0053】本実施形態は、プレート式熱交換器1a,
1b,1cのそれぞれの伝熱エレメントの冷却水供給側
に付着した海洋生物等の不純物を死滅させて除去する熱
流体を、蒸気タービン17の抽気蒸気に求めたものであ
る。蒸気タービン17は、主タービンあるいは給水ポン
プ駆動用タービンのいずれでもよい。また、蒸気タービ
ン17は、その抽気蒸気をプレート式熱交換器1a,1
b,1cのそれぞれの伝熱エレメントに供給するに先立
ち、一旦貯水する蒸気タンク18を備えるようになって
いる。
【0054】この蒸気タンク18に集められた抽気蒸気
は、高圧高温の蒸気であるから、ポンプ10からプレー
ト式熱交換器1a,1b,1cのそれぞれの伝熱エレメ
ントに供給する際、調節弁12により適圧適温に制御さ
れる。
【0055】このように、本実施形態では、海洋生物等
の不純物を死滅させて除去する熱流体を、蒸気タービン
17の抽気蒸気に求めたから、プレート式熱交換器1
a,1b,1cの被冷却水供給側から伝熱エレメントを
加熱することができ、伝熱エレメントの冷却水供給側に
付着した海洋生物等の不純物を確実に死滅させて除去す
ることができる。また、本実施形態では、蒸気タービン
17の抽気蒸気を集める蒸気タンク18を別置き設置に
したので、運転中、プレート式熱交換器1a,1b,1
cのそれぞれの伝熱エレメントから冷却水が漏洩して
も、いわゆる蒸気タービン17へのウォータインダクシ
ョンを防止することができる。
【0056】なお、海洋生物等の不純物を死滅させて除
去する熱流体を、給水ポンプ駆動用タービンに求める場
合、抽気蒸気および排気蒸気のいずれでもよい。排気蒸
気の場合、エネルギの有効活用が図れる。
【0057】図9は、本発明に係る発電プラントの冷却
水系統の第4実施形態における第1実施例を示す概略図
である。なお、第4実施形態の構成部品と同一部分には
同一符号を付す。
【0058】本実施例は、第4実施形態と同様に、熱流
体を蒸気タービン17の抽気蒸気に求めるとともに、そ
の熱流体を各プレート式熱交換器1a,1b,1cのそ
れぞれの伝熱エレメントの冷却水供給側に供給したもの
である。
【0059】このように、本実施例では、熱流体を蒸気
タービン17の抽気蒸気に求め、その抽気蒸気を伝熱エ
レメントの冷却水側に供給したので、伝熱エレメントの
冷却水側に付着した海洋生物等の不純物を確実に死滅さ
せて除去することができる。
【0060】なお、本実施例では、熱流体を蒸気タービ
ン17の抽気蒸気に求めたが、これに限らず、発電プラ
ント内の他の機器に供給される補助蒸気のドレンであっ
てもよい。補助蒸気のドレンを、各プレート式熱交換器
1a,1b,1cのそれぞれの伝熱エレメントに付着し
た海洋生物等の除去に使用する場合、配管、弁、ポンプ
等が不要になり、設備コスト上、有益である。また、第
4実施形態の説明において、伝熱エレメントの冷却水供
給側または被冷却水供給側の一方に熱流体を供給する例
で示したが、熱流体供給系を配管で接続し、双方に熱流
体を供給すればより有益な効果を得ることができる。
【0061】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明に係る発電
プラントの冷却水系統は、プレート式熱交換器に付着・
成長した海洋生物等の不純物に加熱流体を加えて死滅さ
せて除去したので、従来のように塩素等の化学品を海水
等に供給して海洋汚染を招くこともなく、無公害な運転
を行なうことができる。
【0062】また、本発明に係る発電プラントの冷却水
系統は、プレート式熱交換器の伝熱エレメントの冷却水
側および被冷却水側のいずれか少なくとも一方に加熱流
体を供給して海洋生物等を死滅させる手段を講じたの
で、海洋生物等の不純物を確実に除去することができ
る。
【0063】また、本発明に係る発電プラントの冷却水
系統は、プレート式熱交換器の伝熱エレメントの冷却水
側を正洗および逆洗できる手段を講じたので、伝熱エレ
メントに目詰りの支障がなく、プレート式熱交換器に安
定運転を行わせることができる等、優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発電プラントの冷却水系統の第1
実施形態を示す概略図。
【図2】海洋生物等の不純物の繁殖時期を説明する図。
【図3】本発明に係る発電プラントの冷却水系統の第1
実施形態における第1実施例を示す概略図。
【図4】本発明に係る発電プラントの冷却水系統の第2
実施形態を示す概略図。
【図5】本発明に係る発電プラントの冷却水系統の第2
実施形態における第1実施例を示す概略図。
【図6】本発明に係る発電プラントの冷却水系統の第3
実施形態を示す概略図。
【図7】本発明に係る発電プラントの冷却水系統の第3
実施形態における第1実施例を示す概略図。
【図8】本発明に係る発電プラントの冷却水系統の第4
実施形態を示す概略図。
【図9】本発明に係る発電プラントの冷却水系統の第4
実施形態における第1実施例を示す概略図。
【符号の説明】
1a,1b,1c プレート式熱交換器 2,2a,2b,2c 冷却水供給管 3,3a,3b,3c 冷却水戻り管 4 ブースタポンプ 5,5a,5b,5c 被冷却水供給管 6,6a,6b,6c 被冷却水戻り管 7 回収タンク 8a,8b,8c 被冷却流体戻り分岐管 9 熱流体供給母管 10 ポンプ 11 止め弁 12 調節弁 12a 逆止弁 13a,13b,13c 熱流体供給分岐管 14a,14b,14c 切替弁 15 補助タンク 16 ドレンタンク 17 蒸気タービン 18 蒸気タンク 19a,19b,19c,20a,20b,20c 連
絡管 21a,21b,21c,22a,22b,22c 洗
浄弁

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の熱交換器から排出された被冷却水
    を、海水等の冷却水により熱交換させて上記被冷却水を
    冷却水にして元の熱交換器に戻すプレート式熱交換器を
    備えた発電プラントの冷却水系統において、上記プレー
    ト式熱交換器の冷却水側および被冷却水側のいずれか少
    なくとも一方に、加熱流体を供給する加熱流体供給装置
    を備えたことを特徴とする発電プラントの冷却水系統。
  2. 【請求項2】 加熱供給装置の加熱流体は、各種の熱交
    換器から排出される熱流体およびタービンの抽気蒸気の
    うち、いずれかを選択したことを特徴とする請求項1記
    載の発電プラントの冷却水系統。
  3. 【請求項3】 タービンは、主タービンおよび給水ポン
    プ駆動タービンのいずれかを選択したことを特徴とする
    請求項2記載の発電プラントの冷却水系統。
  4. 【請求項4】 各種の熱交換器から排水される熱流体
    は、給水加熱器の加熱後の給水であることを特徴とする
    請求項2記載の発電プラントの冷却水系統。
  5. 【請求項5】 加熱流体供給装置は、プレート式熱交換
    器の冷却水側および被冷却水側のいずれか少なくとも一
    方に供給する加熱流体の温度をコントロールする調節弁
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の発電プラント
    の冷却水系統。
  6. 【請求項6】 加熱流体供給装置は、回収タンク、ドレ
    ンタンク、ヒータ、蒸気タンクおよび温水タンクのいず
    れか少なくとも一つ以上を選択したことを特徴とする請
    求項1または5記載の発電プラントの冷却水系統。
  7. 【請求項7】 加熱流体供給装置は、加熱流体をさらに
    加熱させる補助タンクを備えたことを特徴とする請求項
    1または6記載の発電プラントの冷却水系統。
  8. 【請求項8】 プレート式熱交換器は、冷却水供給側に
    正洗装置および逆洗装置を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の発電プラントの冷却水系統。
  9. 【請求項9】 正洗装置および逆洗装置は、プレート式
    熱交換器の加熱流体供給管と冷却流体戻り管とを互いに
    接続する連絡管と、この連絡管に介装した洗浄弁とで構
    成したことを特徴とする請求項8記載の発電プラントの
    冷却水系統。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008008538A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 熱交換器洗浄装置および熱交換器の洗浄方法
JP2009063239A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Chubu Electric Power Co Inc 熱交換器のスケール対策法
CN102003915A (zh) * 2010-11-10 2011-04-06 天脊煤化工集团股份有限公司 处理低温甲醇洗粗煤气预冷系统压差升高的装置和方法
CN108827062A (zh) * 2018-07-25 2018-11-16 润电能源科学技术有限公司 一种生物控制方法及装置

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