JPH10253570A - 濃度測定装置 - Google Patents

濃度測定装置

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JPH10253570A
JPH10253570A JP9060887A JP6088797A JPH10253570A JP H10253570 A JPH10253570 A JP H10253570A JP 9060887 A JP9060887 A JP 9060887A JP 6088797 A JP6088797 A JP 6088797A JP H10253570 A JPH10253570 A JP H10253570A
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JP
Japan
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sensor
pressing
measuring device
pressing member
positioning portion
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JP9060887A
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Inventor
Yoshibumi Yamaguchi
義文 山口
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサのセット、排出のための操作を著しく
簡素化できる濃度測定装置を提供する。 【解決手段】 多数枚のセンサ1を上方に付勢する状態
で収容したカートリッジ2を濃度測定装置本体3に装着
し、最も上部のセンサ1を押圧部材4によって濃度測定
装置本体3から突出するように押し出し、押圧部材4の
往動長さ、復動長さを、1回目の往動時にセンサ1のほ
ぼ1/2の長さだけセンサ1を押し出し、2回目の往動
時にセンサ1のほぼ全長だけセンサ1を押し出すように
設定すべく、押圧部材4に追従して移動するカム部材4
bおよびカム部材4bと係合してカム部材4bの往動、
復動を制限するレバー部材4dを設け、カム部材4bと
レバー部材4dとの係合位置の変化を所定の順序に設定
する係合順序規定部4e11、4e21、4e31、4
e41を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は濃度測定装置に関
し、さらに詳細にいえば、生理活性物質の存在下におい
て測定対象物質が酸化され、もしくは還元されることに
よって生成され、もしくは消失される物質の量に対応す
る電気信号をセンサの電極から入力し、この電気信号に
基づいて濃回動度測定信号を出力するようにした濃度測
定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、作用電極、対向電極および必
要に応じて設けられる参照電極を有する電極本体の上面
に、酵素などの生理活性物質を固定化してなる膜(以
下、単に固定化酵素膜と称する)を設けてなるセンサを
用いて溶液中の対象物質の濃度を測定することが提案さ
れている。そして、生理活性物質としてグルコースオキ
シダーゼを採用すれば、糖分の濃度の測定に適用するこ
とができる。
【0003】しかし、血液中の糖分の濃度を測定する場
合には、血液中に血球などの妨害物質が多量に含まれて
いることが原因となって、前記の構成のセンサを用いて
血糖値を反復的に測定した場合に、2回目以降の測定値
が不正確になってしまう可能性が高い。特に、一般家庭
での使用を前提とした血糖値測定装置の場合には、測定
値が不正確になってしまうことを未然に防止すべく、セ
ンサを予め個装しておくとともに、血糖値の測定を行う
場合に新しいセンサを血糖値測定装置に装着すべきこと
を指示することが行われている。
【0004】このようにすれば、センサを交換すること
なく反復的に血糖値の測定を行ってしまうという不都合
を防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の血糖値
測定装置を採用した場合には、血糖値の測定を行う前
に、個装されたセンサを取り出して血糖値測定装置にセ
ットする作業が必要になるとともに、血糖値の測定終了
後に、血糖値測定装置から使用済みのセンサを取り出す
作業が必要になる。
【0006】そして、血液の必要量を可能な限り少なく
するためにセンサは著しく小形化されているのであるか
ら、上記作業が困難であり、しかも煩しいという不都合
がある。また、センサが正確にセットされない可能性も
あり、この場合にはセンサからの出力信号を取り出すこ
とができなくなり、ひいては血糖値測定を行うことがで
きなくなってしまうという不都合もある。
【0007】以上には血糖値測定装置についてのみ説明
したが、他の物質の濃度を測定する濃度測定装置であっ
ても、測定ごとにセンサを交換する必要があるものであ
れば、同様の不都合がある。
【0008】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、測定前におけるセンサのセット、測定後
におけるセンサの取り出しのための作業を大幅に簡素化
することができ、しかもセンサを正確にセットすること
ができる濃度測定装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の濃度測定装置
は、多数個の濃度測定用のセンサを積み重ねて収容して
なるカートリッジと、センサからの出力信号を入力とし
て濃度測定信号を出力する信号処理部を有する濃度測定
装置本体とを有し、前記カートリッジが取り出し可能に
濃度測定装置本体に装着されてあり、前記カートリッジ
がセンサをカートリッジの開口に向かって移動させるべ
く押圧力を作用させるセンサ付勢部材を有し、前記濃度
測定装置本体が、カートリッジの開口部に位置するセン
サを濃度測定装置本体から押し出す押圧部材と、押圧部
材を押し出し方向と反対方向に付勢する押圧部材付勢部
材と、カム部材と、カム部材と係合して押圧部材付勢部
材による押圧部材の復動位置および押圧力による押圧部
材の往動位置を制御する係合部材とを有し、カム部材、
係合部材の一方が押圧部材と一体的に設けられてあり、
前記カム部材が、1度目の押圧部材の押圧時の位置をセ
ンサをその全長よりも短い所定長さだけ濃度測定装置本
体から押し出すように設定する第1位置決め部と、1度
目の押圧力解除時における押圧部材の復動位置を2番目
のセンサのセンサ付勢手段による移動を阻止し得るよう
に設定する第2位置決め部と、2度目の押圧部材の押圧
時の位置をセンサをほぼその全長だけ濃度測定装置本体
から押し出すように設定する第3位置決め部と、2度目
の押圧力解除時における押圧部材の復動位置を2番目の
センサのセンサ付勢手段による移動を許容し得るように
設定する第4位置決め部と、カム部材と係合部材とが第
1位置決め部、第2位置決め部、第3位置決め部、第4
位置決め部の順に係合することを許容し、逆の順に係合
することを阻止する係合順序規定部とを含むものであ
る。
【0010】請求項2の濃度測定装置は、濃度測定装置
本体として、上下回動可能で、かつセンサに近い側に電
極を有する回動部材をさらに含むものを採用し、センサ
として、回動部材に近い側の所定位置に外部接続用の電
極をさらに含むものを採用し、カム部材として、少なく
とも第2位置決め部に対応して回動部材をセンサに向か
って回動させることにより回動部材の電極とセンサの外
部接続用の電極とを電気的に接続し、少なくとも第3位
置決め部および第4位置決め部に対応させて回動部材を
センサから離れる方向に回動させることにより回動部材
の電極とセンサの外部接続用の電極との電気的接続を阻
止するカム部をさらに含むものを採用したものである。
【0011】
【作用】請求項1の濃度測定装置であれば、カートリッ
ジが濃度測定装置本体に装着された状態において、カー
トリッジ内の多数個のセンサがセンサ付勢部材によって
カートリッジの開口に向かって付勢されている。この状
態において押圧部材付勢部材に抗して押圧部材を往動さ
せれば、押圧部材が1番目のセンサを濃度測定装置本体
から押し出す方向に移動させることができる。押圧部材
のこの移動は1度目であるから、カム部材と係合部材と
が第1位置決め部において係合するまで往動することに
よって、センサはその全長よりも短い所定長さだけ押し
出される。次いで、押圧部材の押圧力を解除すれば、押
圧部材付勢部材により押圧部材が復動し、カム部材と係
合部材とが第2位置決め部において係合するまで復動す
ることによって押圧部材の復動が阻止される。なお、セ
ンサは復動せず、前記の押し出し位置に保持され続け
る。この押し出されたセンサに対して測定対象溶液(測
定対象物質を含む溶液)を簡単に点着することができ
る。そして、測定対象物質の濃度に対応する信号がセン
サから出力され、この信号が濃度測定装置本体に含まれ
る信号処理部に導かれることにより濃度測定信号が出力
される。なお、押圧部材に対する押圧力を解除した場合
には、カム部材と係合部材とによって、押圧部材付勢部
材による押圧部材の復動距離を制限しているのであるか
ら、2番目のセンサがセンサ付勢部材により移動させら
れること(2番目のセンサが押圧部材により押し出され
得る状態になること)を確実に防止することができる。
【0012】濃度測定を行った後は、押圧部材付勢部材
に抗して押圧部材を再び往動させれば、カム部材と係合
部材とが第3位置決め部において係合するまで往動する
こによって、押圧部材が1番目のセンサをさらに濃度測
定装置本体から押し出し、このセンサを濃度測定装置本
体から落下させることができる。その後は、押圧部材に
対する押圧力を解除すればよく、カム部材と係合部材と
が第3位置決め部において係合するまで(初期状態ま
で)押圧部材付勢部材の付勢力によって押圧部材を復動
させることができる。この後は、センサ付勢部材によっ
て残りのセンサがカートリッジの開口に向かって移動さ
せられ、2番目のセンサが押圧部材によって押圧され得
る状態にする。
【0013】また、以上の一連の動作を行なうに当っ
て、係合順序規定部によりカム部材と係合部材とが第1
位置決め部、第2位置決め部、第3位置決め部、第4位
置決め部の順に係合することを許容し、逆の順に係合す
ることを阻止するのであるから、上記の動作順序を確実
に達成することができる。したがって、押圧部材を1回
往動させることにより濃度測定のための設定位置までセ
ンサを濃度測定装置本体から突出させることができ、濃
度測定後は、押圧部材を再び往動させることにより使用
されたセンサを濃度測定装置本体から落下させることが
できる。そして、押圧部材に対する押圧力を解除すれば
押圧部材を初期状態にまで復動させることができる。こ
の結果、センサのセット、取り出しのための作業を著し
く簡素化することができ、しかもセンサのセット状態を
正確に設定し、電気的接続不良などの発生を防止するこ
とができる。
【0014】請求項2の濃度測定装置であれば、濃度測
定装置本体として、上下回動可能で、かつセンサに近い
側に電極を有する回動部材をさらに含むものを採用し、
センサとして、回動部材に近い側の所定位置に外部接続
用の電極をさらに含むものを採用し、カム部材として、
少なくとも第2位置決め部に対応して回動部材をセンサ
に向かって回動させることにより回動部材の電極とセン
サの外部接続用の電極とを電気的に接続し、少なくとも
第3位置決め部および第4位置決め部に対応させて回動
部材をセンサから離れる方向に回動させることにより回
動部材の電極とセンサの外部接続用の電極との電気的接
続を阻止するカム部をさらに含むものを採用しているの
で、センサのセット時、取り出し時に回動部材の電極と
センサの外部接続用の電極とが接触することを未然に阻
止し、回動部材の電極の摩耗を大幅に低減し、しかも濃
度測定時に回動部材の電極とセンサの外部接続用の電極
とを確実に接触させることができるほか、請求項1と同
様の作用を達成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面によってこの発明
の実施の態様を詳細に説明する。図1はこの発明の濃度
測定電極の一実施態様を示す側面図、図2は要部透視側
面図である。この濃度測定装置は、多数枚の平板状のセ
ンサ1を積み重ね状態で収容するカートリッジ2と、濃
度測定装置本体3とを有している。
【0016】前記センサ1は、例えば図3にその平面形
状を示すように、五角形(所定長さの長方形の一方の短
辺側の角を切除してなる形)を呈する所定厚みの電気絶
縁性の薄板1aの先端寄り(前記切除部寄り)の所定位
置に、先端側から順に参照電極1b、対向電極1c、作
用電極1d、対向電極1c、作用電極1d、対向電極1
cを互いに近接させて形成してあるとともに、後端寄り
の所定位置に参照電極用引き出し端子1b1、対向電極
用引き出し端子1c1、作用電極用引き出し端子1d
1、作用電極用引き出し端子1d1を形成してある。な
お、これら各引き出し端子は、薄板1aの幅方向にこの
順に形成されてある。そして、参照電極1bと参照電極
用引き出し端子1b1との間を参照電極用配線パターン
1b2によって電気的に接続し、全ての対向電極1cと
対向電極用引き出し端子1c1との間を対向電極用配線
パターン1c2によって電気的に接続し、各作用電極1
dと対応する作用電極用引き出し端子1d1との間を作
用電極用配線パターン1d2によって電気的に接続して
ある。また、参照電極1b、対向電極1c、作用電極1
d、対向電極1c、作用電極1d、対向電極1cおよび
これらの間隙を覆うように固定化酵素膜(図示せず)が
設けられてあるとともに、参照電極用配線パターン1b
2、対向電極用配線パターン1c2、作用電極用配線パ
ターン1d2およびこれらの間隙を覆うようにレジスト
層(図示せず)が設けられてある。ただし、好ましく
は、固定化酵素膜の下面に、反応生成物質もしくは反応
消失物質を選択的に透過させるための選択透過膜を設け
る。
【0017】前記カートリッジ2は、図4および図5に
示すように、カートリッジ本体2g内にセンサ1を多数
枚積み重ねた状態で収容してあるとともに、一方の端部
側の所定位置にセンサ送り出し用の開口2aを有し、こ
の開口2aと対向する位置に後述する押圧部材の侵入を
許容する開口2bを有している。そして、カートリッジ
本体2gの内部には、これら多数枚のセンサ1を開口2
a,2bが形成された端部側に向かって移動させるべく
付勢力を与えるコイルバネ2c、コイルバネ2cを案内
する棒状体2d、およびコイルバネ2cにより押圧され
てセンサ1の下面にほぼ均一な付勢力を伝達する付勢力
伝達部材2eが設けられている。なお、2fは、カート
リッジ本体2gに対して取り外し可能に装着されたカー
トリッジキャップであり、棒状体2dと一体的に形成さ
れている。さらに、カートリッジ本体2gの上部側所定
位置に窓穴2hが形成されており、この窓穴2hおよび
後述する窓穴6bを通してセンサ1の残量が所定数以上
であるか否かを視覚的に確認することができる。
【0018】前記濃度測定装置本体3は、全体がほぼ直
方体状のケーシング3aの一方の端部寄りの内部に直流
電源としての電池(図示せず)を収容してあるととも
に、他方の端部寄りに区画壁3dによって他の部分から
区画されたカートリッジ収容空間3cを形成してある。
このカートリッジ収容空間3cは、ケーシング3aの底
部(図1、図2中下側)に設けた蓋(図示せず)を開放
した状態においてカートリッジ2の装着、取り出しを行
わせることができる。このカートリッジ収容空間3cの
外壁3f、区画壁3dには、カートリッジ2を収容した
状態においてカートリッジ2の開口2a,2bとそれぞ
れ正対する開口3g,3hが形成されてある。そして、
カートリッジ収容空間3cの直上に接点部材収容空間3
iが形成されてあり、この接点部材収容空間3iに4つ
の接点部材3jを有する回動部材3bが上下回動可能に
収容されている。これら4つの接点部材3jは、回動部
材3bが下方に回動した状態において、前記センサ1の
参照電極用引き出し端子1b1、対向電極用引き出し端
子1c1、作用電極用引き出し端子1d1、作用電極用
引き出し端子1d1とそれぞれ接触して電気的接続を達
成し得るようにそれらの位置が設定されている。なお、
回動部材3bは、その中央部所定位置において回動軸3
b2により濃度測定装置本体3に対して回動可能に支持
されているとともに、その基部に後述するカム溝4fと
係合する突軸部材3b1を有し、その先端部下面に露出
する4つの接点部材3jを有している。そして、回動部
材3bは、例えば、図示しない付勢部材によって時計周
り方向に回動付勢されている。さらに、4つの接点部材
3jと電気的に接続されることによりセンサ1からの出
力信号を取り込む信号処理部(図示せず)が設けられて
いる。この信号処理部は、センサ1からの出力信号を取
り込んで、例えば、出力信号の微分値の最大値を検出
し、この最大値および予め設定されている検量線に基づ
いて測定対象物質の濃度を示す濃度測定信号を出力す
る。
【0019】前記濃度測定装置本体3は、電池とカート
リッジ収容空間3cとの間の所定位置に、1番上のセン
サ1のみを押し出すための押圧部材4を往復スライド可
能に設けてある。この押圧部材4はケーシング3aから
突出する押圧操作部材4aを一体的に有しているととも
に、ケーシング3aの内部に位置するカム部材4bを一
体的に有している。また、押圧部材4をカートリッジ収
容空間3cから離れる方向に移動させるべく付勢力を与
える付勢バネ4cを押圧部材4の所定位置とケーシング
3aの所定位置との間に設けてある。さらに、カム部材
4bと係合して押圧部材4の往動距離、復動距離を規制
するレバー部材4dをケーシング3aの所定位置に揺動
可能に設けてある。さらにまた、濃度測定装置本体3の
側面の所定位置に、濃度測定結果を表示する表示部6
a、窓穴6bおよび測定開始を指示する操作部(例え
ば、スイッチボタン)6cを有している。ここで、窓穴
6bは前記窓穴2hと正対している。
【0020】前記カム部材4bは、カム溝4e、4fを
有しており、カム溝4eはレバー部材4dの先端部に設
けた突軸部材4d1と係合し、カム溝4fは回動部材3
bの基部に設けた突軸部材3b1と係合している。前記
カム溝4eは、押圧部材4の往動に伴なってレバー部材
4dを下方に回動させた後、上方に回動させ、かつ押圧
部材4がセンサ1の全長よりも短い所定長さ(全長のほ
ぼ1/2の長さ)だけ往動した状態においてレバー部材
4dの突軸部材4d1と突き当って押圧部材4の往動を
阻止する第1のカム溝部4e1と、第1のカム溝部4e
1によって往動が阻止された後に、付勢バネ4cによる
押圧部材4の復動に伴なってレバー部材4dを上方に回
動させ、かつ押圧部材4が前記往動長さよりも短い所定
長さだけ復動した状態においてレバー部材4dの突軸部
材4d1と突き当って押圧部材4の復動を阻止する第2
のカム溝部4e2と、押圧部材4が再び往動された場合
に、押圧部材4の往動に伴なってレバー部材4dを上方
に回動させた後、最も上方に回動された状態を保持させ
続け、かつ押圧部材4が当初の位置を基準としてセンサ
1の全長とほぼ等しい所定長さだけ往動した状態におい
てレバー部材4dの突軸部材4d1と突き当って押圧部
材4の往動を阻止する第3のカム溝部4e3と、第3の
カム溝部4e3によって往動が阻止された後に、付勢バ
ネ4cによる押圧部材4の復動に伴なってレバー部材4
dを最も上方に回動された状態を保持させ続けた後に下
方に回動させ、かつ押圧部材4が当初の位置まで復動し
た状態においてレバー部材4dの突軸部材4d1と突き
当って押圧部材4の復動を阻止する第4のカム溝部4e
4とを有している。
【0021】そして、第1のカム溝部4e1から第4の
カム溝部4e4まではこの順に連続しているとともに、
第4のカム溝部4e4の終端部と第1のカム溝部4e1
の始端部とを連続させることにより反復的に押圧部材4
の往動、復動を行わせることができるようにしてある。
さらに、第1のカム溝部4e1、第2のカム溝部4e
2、第3のカム溝部4e3および第4のカム溝部4e4
の終端部に、第1のカム溝部4e1から第4のカム溝部
4e4に向かう方向への突軸部材4d1の通過を許容
し、擬訳方向への突軸部材4d1の通過を阻止する通過
方向規制部(突軸部材4d1の通過の下流側が高くなる
山形部)4e11、4e21、4e31、4e41が設
けられている(図7中円A,B,C,Dで囲んだ部分を
拡大して示す図8、図12、図16、図20参照)。し
たがって、突軸部材4d1が通過方向規制部4f1、4
f2、4f3、4f4を通過した後の位置が、それぞれ
第1位置決め部、第2位置決め部、第3位置決め部、第
4位置決め部である。なお、以上の説明において、突軸
部材4d1はカム部材4bに対して相対的に移動すれば
よい。
【0022】カム溝4fは、押圧部材4の往復動方向と
ほぼ平行に延びる溝であり、突軸部材4d1が第1位置
決め部から第2位置決め部までの範囲に係合している状
態において突軸部材3b1と係合する範囲における溝の
底面が他の範囲における溝の底面よりも高くなるように
溝全体の形状が設定されている。前記の構成の濃度測定
装置の作用は次のとおりである。ただし、以下において
は、酵素としてグルコースオキシダーゼを採用し、血糖
値を測定する場合を例にとって説明する。
【0023】先ず、ケーシング3aの蓋3eを開放して
カートリッジ収容空間3cに、多数枚のセンサ1が積み
重ねられた状態で収容されているカートリッジ2を収容
し、その後、蓋3eを閉じてカートリッジ2の脱落を防
止する。なお、この状態においては、押圧部材4を全く
操作していないのであるから、カム溝4eの第4のカム
溝部4e4の終端部(第4位置決め部)がレバー部材4
dの突軸部材4d1と突き当った状態である(図6、図
7および図8参照)。また、カム溝4fのうち、溝の底
面が低くなっている範囲が回動部材3bの突軸部材3b
1と係合して回動部材3bが時計周り方向に回動し、4
つの接点部材3jがセンサ1と接触し得ない状態である
(図9参照)。
【0024】血糖値の測定を行う場合には、先ず、押圧
操作部材4aを押圧することにより押圧部材4を往動さ
せる。この場合には、押圧部材4の往動に伴なってカム
部材4bも往動し、レバー部材4cの突軸部材4d1が
第1のカム溝部4e1と係合しているので、レバー部材
4dを下方に回動させた後、上方に回動させ、最終的に
第1のカム溝部4e1の終端部(第1位置決め部)がレ
バー部材4cの突軸部材4d1と突き当って押圧部材4
の往動を阻止する。もちろん、レバー部材4cの突軸部
材4d1が通過方向規制部4e11を相対的に通過する
ことにより突軸部材4d1の復動が阻止される。押圧部
材4のこの往動によって押圧部材4の先端部が開口3
h,2bをこの順に通ってカートリッジ2の内部に侵入
し、最も上部(1番目)のセンサ1を押圧して開口2
a,3gをこの順に通ってケーシング3aから突出させ
る(図10、図11および図12参照)。ただし、セン
サ1の突出長さは、全長よりも短い所定長さであり、カ
ートリッジ2内に残っているセンサ1の部分はコイルバ
ネ2cおよび付勢力伝達部材2eにより押圧力が作用し
ているのであるから、センサ1の自然落下は確実に防止
されている。もちろん、センサ1の先端部(参照電極1
b、対向電極1c、作用電極1dが形成され、かつこれ
らが固定化酵素膜で覆われた部分を含む部分)はケーシ
ング3aから突出されている。また、カム溝4fのう
ち、溝の底面が高くなっている範囲が回動部材3bの突
軸部材3b1と係合して回動部材3bが反時計周り方向
に回動し、4つの接点部材3jがセンサ1の参照電極用
引き出し端子1b1、対向電極用引き出し端子1c1、
作用電極用引き出し端子1d1、作用電極用引き出し端
子1d1と接触する(図13参照)。したがって、セン
サ1が突出し終わる時点で回動部材3bが反時計周り方
向に回動させることができ、センサ1の突出途中におい
て4つの接点部材3jがセンサ1と接触し、不要な摩耗
が生じるという不都合の発生を未然に防止することがで
きる。
【0025】次いで、押圧力を解除すれば、付勢バネ4
cによって押圧部材4が復動される。ただし、この場合
の復動長さは、第2のカム溝部4e2の終端部(第2位
置決め部)がレバー部材4cの突軸部材4d1と突き当
って押圧部材4の往動を阻止するまでの長さであり、押
圧部材4が復動しても、押圧部材4の先端部はカートリ
ッジ2の内部に残留しているので、2番目のセンサ1が
押し上げられることはない(図14、図15および図1
6参照)。また、回動部材3bの突軸部材3b1はカム
溝4fのうち、溝の底面が高くなっている範囲と係合し
たままであるから、4つの接点部材3jがセンサ1の参
照電極用引き出し端子1b1、対向電極用引き出し端子
1c1、作用電極用引き出し端子1d1、作用電極用引
き出し端子1d1と接触したままである(図17参
照)。
【0026】この状態においては、1番目のセンサ1の
参照電極用引き出し端子1b1、対向電極用引き出し端
子1c1、作用電極用引き出し端子1d1、作用電極用
引き出し端子1d1がそれぞれ回動部材3bの4つの接
点部材3jと接触しているので、測定対象血液を固定化
酵素膜に点着することにより血糖値の測定を行うことが
できる。すなわち、血液中のグルコースがグルコースオ
キシダーゼの存在下において酸化され、グルコン酸と過
酸化水素を発生させる。そして、所定のバイアス電圧が
作用電極1dと参照電極1bとの間に印加されているこ
とに起因して過酸化水素が酸化され、この酸化に伴なう
電気信号が作用電極1dおよび対向電極1cから出力さ
れる。そして、この電気信号を該当する接点部材3jを
通して信号処理部に供給することにより血糖値測定信号
を得ることができる。
【0027】次いで、再び押圧部材4を往動させれば、
第3のカム溝部4e3の終端部(第3位置決め部)がレ
バー部材4cの突軸部材4d1と突き当って往動を阻止
するまで押圧部材4が往動するので、1番目のセンサ1
をほぼ完全にケーシング3aから突出させ、自然落下さ
せることができる(図17、図19および図20参
照)。また、押圧部材4の往動開始とほぼ同時に、カム
溝4fのうち、溝の底面が低くなっている範囲が回動部
材3bの突軸部材3b1と係合して回動部材3bが時計
周り方向に回動し、4つの接点部材3jがセンサ1と接
触し得ない状態になるので、4つの接点部材3jと接触
させることなく1番目のセンサ1を突出させることがで
きる(図21参照)。
【0028】その後は、押圧力を解除するだけでよく、
付勢バネ4cによって、第4のカム溝部4e4の終端部
(第4位置決め部)がレバー部材4cの突軸部材4d1
と突き当って押圧部材4の往動を阻止するまで押圧部材
4が復動される(図6、図7および図8参照)。この状
態は初期状態と同じであり、次の血糖値測定に備えるこ
とになる。ただし、カートリッジ2内においては、押圧
部材4が完全にカートリッジ2から脱出したことに応じ
てコイルバネ2cおよび付勢力伝達部材2eにより残り
の全てのセンサ1がセンサ1枚分の厚みだけ押し上げら
れる。また、カム溝4fのうち、溝の底面が低くなって
いる範囲が回動部材3bの突軸部材3b1と係合してい
るので、4つの接点部材3jがセンサ1と接触し得ない
状態に保持され続ける(図9参照)。
【0029】したがって、以上の操作を反復することに
より、血糖値の測定を反復して行うことができる。ま
た、以上の説明から明らかなように、オペレータが行う
べき操作は押圧部材4の押圧および押圧力の解除だけで
あり、センサ1を手に持ってセットし、もしくは取り出
す作業は全く不要であるから、操作を著しく簡素化する
ことができる。また、センサ1のセット状態は常に一定
であるから、電気的接続も確実に確保される。さらに、
通過方向規制部4e11、4e21、4e31、4e4
1によって、レバー部材4dの突軸部材4d1が第1の
カム溝部4e1から第4のカム溝部4e4に向かって相
対的に移動する状態を確実に確保することができ、上記
の一連の動作を確実に達成することができる。さらにま
た、実際に濃度測定を行う場合にのみ4つの接点部材3
jをセンサ1と接触させるべく回動部材3bを回動させ
るので、センサ1を突出させるに当って4つの接点部材
3jがセンサ1と接触し、4つの接点部材3jの摩耗を
必要最小限にすることができる。
【0030】以上には血糖値の測定を行う場合を例にと
って説明したが、グルコース以外の測定対象物質の濃度
の測定、血液以外の溶液中における測定対象物質の濃度
の測定に適用できることはもちろんである。ただし、こ
れらの場合には、測定対象物質に合せて酵素などの生理
活性物質を選定することが必要である。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明は、押圧部材の押圧、押
圧力の解除を反復するだけで、センサのセット、センサ
の排出をこの順に行わせることができ、この結果、操作
を著しく簡素化することができるとともに、センサの確
実なセット状態を達成することができるという特有の効
果を奏する。
【0032】請求項2の発明は、センサのセット時、取
り出し時に回動部材の電極とセンサの外部接続用の電極
とが接触することを未然に阻止し、回動部材の電極の摩
耗を大幅に低減し、しかも濃度測定時に回動部材の電極
とセンサの外部接続用の電極とを確実に接触させること
ができるほか、請求項1と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の濃度測定装置の一実施態様を示す側
面図である。
【図2】同上の要部透視側面図である。
【図3】センサの平面図である。
【図4】カートリッジの側面図である。
【図5】カートリッジの分解側面図である。
【図6】この発明の濃度測定装置の一実施態様の初期状
態を示す要部透視側面図である。
【図7】初期状態におけるカム溝とレバー部材との関係
を示す拡大側面図である。
【図8】図7の円A部分を示す断面図である。
【図9】初期状態におけるカム溝と回動部材との関係を
示す拡大側面図である。
【図10】この発明の濃度測定装置の一実施態様のセン
サ突出動作完了状態を示す要部透視側面図である。
【図11】センサ突出動作完了状態におけるカム溝とレ
バー部材との関係を示す拡大側面図である。
【図12】図7の円B部分を示す断面図である。
【図13】センサ突出動作完了状態におけるカム溝と回
動部材との関係を示す拡大側面図である。
【図14】この発明の濃度測定装置の一実施態様の濃度
測定状態を示す要部透視側面図である。
【図15】濃度測定状態におけるカム溝とレバー部材と
の関係を示す拡大側面図である。
【図16】図7の円C部分を示す断面図である。
【図17】濃度測定状態におけるカム溝と回動部材との
関係を示す拡大側面図である。
【図18】この発明の濃度測定装置の一実施態様のセン
サ排出状態を示す要部透視側面図である。
【図19】センサ排出状態におけるカム溝とレバー部材
との関係を示す拡大側面図である。
【図20】図7の円D部分を示す断面図である。
【図21】センサ排出状態におけるカム溝と回動部材と
の関係を示す拡大側面図である。
【符号の説明】
1 センサ 1b1 参照電極用引き出し端子 1c1 対向電極用引き出し端子 1d1 作用電極
用引き出し端子 2 カートリッジ 2a,2b 開口 2c コイルバネ 2e 付勢力伝達部材 3 濃度測定装置本体 3b 回動部材 3j 接点部材 4 押圧部材 4b カム部材 4c 付勢バネ 4d レバー部材 4f カム溝 4e11、4e21、4e31、4e41 通過方向規
制部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数個の濃度測定用のセンサ(1)を積
    み重ねて収容してなるカートリッジ(2)と、センサ
    (1)からの出力信号を入力として濃度測定信号を出力
    する信号処理部を有する濃度測定装置本体(3)とを有
    し、 前記カートリッジ(2)が取り出し可能に濃度測定装置
    本体(3)に装着されてあり、 前記カートリッジ(2)がセンサ(1)をカートリッジ
    (2)の開口(2a)(2b)に向かって移動させるべ
    く押圧力を作用させるセンサ付勢部材(2c)(2e)
    を有し、 前記濃度測定装置本体(3)が、カートリッジ(2)の
    開口部(2a)(2b)に位置するセンサ(1)を濃度
    測定装置本体(3)から押し出す押圧部材(4)と、押
    圧部材(4)を押し出し方向と反対方向に付勢する押圧
    部材付勢部材(4c)と、カム部材(4b)と、カム部
    材(4b)と係合して押圧部材付勢部材(4c)による
    押圧部材(4)の復動位置および押圧力による押圧部材
    (4)の往動位置を制御する係合部材(4d)とを有
    し、カム部材(4b)、係合部材(4d)の一方が押圧
    部材(4)と一体的に設けられてあり、 前記カム部材(4b)が、1度目の押圧部材(4)の押
    圧時の位置をセンサ(1)をその全長よりも短い所定長
    さだけ濃度測定装置本体(3)から押し出すように設定
    する第1位置決め部と、1度目の押圧力解除時における
    押圧部材(4)の復動位置を2番目のセンサ(1)のセ
    ンサ付勢手段(2c)(2e)による移動を阻止し得る
    ように設定する第2位置決め部と、2度目の押圧部材の
    押圧時の位置をセンサ(1)をほぼその全長だけ濃度測
    定装置本体(3)から押し出すように設定する第3位置
    決め部と、2度目の押圧力解除時における押圧部材
    (4)の復動位置を2番目のセンサ(1)のセンサ付勢
    手段(2c)(2e)による移動を許容し得るように設
    定する第4位置決め部と、カム部材(4b)と係合部材
    (4d)とが第1位置決め部、第2位置決め部、第3位
    置決め部、第4位置決め部の順に係合することを許容
    し、逆の順に係合することを阻止する係合順序規定部
    (4e11)(4e21)(4e31)(4e41)と
    を含むことを特徴とする濃度測定装置。
  2. 【請求項2】 濃度測定装置本体(3)は、上下回動可
    能で、かつセンサ(1)に近い側に電極(3j)を有す
    る回動部材(3b)をさらに含み、センサ(1)は、回
    動部材に近い側の所定位置に外部接続用の電極(1b
    1)(1c1)(1d1)をさらに含み、カム部材(4
    b)は、少なくとも第2位置決め部に対応して回動部材
    (3b)をセンサ(1)に向かって回動させることによ
    り回動部材(3b)の電極(3j)とセンサ(1)の外
    部接続用の電極(1b1)(1c1)(1d1)とを電
    気的に接続し、少なくとも第3位置決め部および第4位
    置決め部に対応させて回動部材(3b)をセンサ(1)
    から離れる方向に回動させることにより回動部材(3
    b)の電極(3j)とセンサ(1)の外部接続用の電極
    (1b1)(1c1)(1d1)との電気的接続を阻止
    するカム部(4f)をさらに含む請求項1に記載の濃度
    測定装置。
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