JPH10253773A - 太陽電池上面を覆う被覆部材及びそれを有する電子機器、時計 - Google Patents

太陽電池上面を覆う被覆部材及びそれを有する電子機器、時計

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JPH10253773A
JPH10253773A JP10001176A JP117698A JPH10253773A JP H10253773 A JPH10253773 A JP H10253773A JP 10001176 A JP10001176 A JP 10001176A JP 117698 A JP117698 A JP 117698A JP H10253773 A JPH10253773 A JP H10253773A
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JP
Japan
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solar cell
decorative pattern
light
covering
timepiece
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Application number
JP10001176A
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English (en)
Inventor
Shigeyuki Fujimori
茂幸 藤森
Koichi Kobayashi
耕一 小林
Yoshihiro Hitai
好広 比田井
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽電池付き電子機器において、発電性能を
ダウンさせることなく、その外観性向上(見栄え改善)
を図る。 【解決手段】 太陽電池上面を覆う被覆部材の構成を、 a)透光性部材、 b)透光性部材の上面を部分的に覆う装飾パターンAを配
置し、 c)透光性部材の下面を部分的に覆う装飾パターンBを配
置し、 d)装飾パターンAと装飾パターンBとにより、太陽電池
の上面を覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池を備える
電子機器の装飾構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境保全の立場からクオーツ
時計などの小型電子機器の電源として、従来のボタン型
電池にかわり、太陽電池素子が注目されている。太陽電
池素子はその発電能力、エネルギー源のクリーン度(水
銀やカドミウム等の有害な重金属を含まない)や素子自
体の製造など環境保全の立場から電子時計のエネルギー
源として非常に優れている。
【0003】従来、太陽電池を備えた電子機器の太陽電
池素子は、光を吸収して発電を行う関係上、特開昭52
−102766号公報の図4に記載されているように、
時計用文字板上面に配置して、風防ガラスから直視でき
る構造にする方法がとられていた。また、特開昭62−
130379号公報の図1及び同公報の図2に記載され
ているように、時計用文字板に開口部を設け、その下に
太陽電池を備え、外から見える構造にする方法がとられ
ていた。
【0004】これらの手段で、時計などの電子機器の外
観的な審美性を確保しようとすると、 1)太陽電池がもつ独特な濃紫色により、時計用文字板の
色彩や質感等のデザインは大きな制約を受けてしまう。
【0005】2)また、太陽電池がもつ独特な濃紫色によ
り、時刻を示す針も色彩や質感等のデザインが大きな制
約を受けてしまう。
【0006】3)さらに、太陽電池がもつ独特な濃紫色に
より、時刻の見やすさも制約されてしまう。
【0007】特に、電子時計は、時刻を表示するという
機能をもつと同時に、装飾性を備えた商品であり、その
商品性を考えれば、この外観上の欠点を見過ごすことは
できない。
【0008】また、現在使用されている太陽電池素子
は、特開昭52−65694号公報の図2に記載されて
いるように、発電電圧の問題から太陽電池素子の面内を
多段分割したうえで、それらを直列接続して電力を取り
出している。このため、太陽電池素子を時計用文字板と
して使用すると、この多段分割線が丸見えとなり、時刻
を表示するという機能には大いに役立つが、外観上好ま
しくないという問題が残る。特に、高級品嗜好の人々の
需要を見込むことが困難となる。そこで、これらの問題
を解決するため、下記のような方法が種々考えられてい
る。
【0009】方法1:特開平05−29641号公報に
記載のように、コレステリク液晶をマイクロカプセル化
し、これをバインダーにして、太陽電池の受光面に塗布
し着色手段を得る方法。
【0010】方法2:また、実開平05−92776号
公報の図1に記載されているように、太陽電池の受光面
の上部を半透光性材料で覆う方法。
【0011】方法3:特開平07−198866号公報
の図1に記載されているように、透光性部材の両面に樹
脂フィルムを形成し、これで太陽電池の受光面の上部を
覆う方法。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような方法では、未だになお下記の欠点を有している。
【0013】方法1の欠点:特開平5−29641号公
報記載の手段では、時計用文字板の色として、選択でき
る色が少なく、さらに濃い色となり、時計用文字板の色
は限定されてしまう。特に、白基調のものは表現しづら
い。
【0014】方法2の欠点:実開平05−92776号
公報記載の手段では、太陽電池がもつ独特な濃紫色や多
段分割線は、直接肉眼では見えなくなる。たが、太陽電
池の受光面の上部を覆う部材の材質は、透光性を有して
いるものに限定されていたため、時計用文字板全体に光
を遮断してしまう金属調の高級外観仕上げを施すことが
できなかった。
【0015】また、透光性材料が白色のプラスチックで
ある場合、太陽電池を覆うことにより、時計用文字板は
太陽電池素子の多段分割線部分だけが白く透けて見えた
り、太陽電池がある部分は、黒く濁ごった色に見えたり
する場合があり、外観上好ましくない。透光性材料が黒
色のプラスチックである場合も、太陽電池を覆うことに
より、時計用文字板は太陽電池素子の多段分割線部分だ
けが薄明るく透けて見えたり、太陽電池がある部分は、
灰色に濁ごった色に見えたりする場合があり、外観上好
ましくない。特に、時計用文字板の色調において、純白
色や純黒色や純青色等の外観が表現しづらい。透光性材
料を透過し太陽電池素子表面で反射された光が、再度透
光性材料を透過するためと考えられる。
【0016】方法3の欠点:特開平07−198866
号公報記載の手段では、太陽電池の受光面の上部を覆う
層の数が多くなるので、太陽電池の遮蔽効果が高まり、
純な色を表現しやすくなるが未だに不充分であった。ま
た、太陽電池の受光面の上部を覆う層の数が多くなる
と、太陽電池付き時計の発電性能の低下を招くことも考
えられる。
【0017】そこで前述の課題を解決するため、本発明
の目的は、時計を含む太陽電池付きの電子機器におい
て、発電性能をダウンさせることなく、その装飾性の外
観向上(見栄え改善)を図ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の太陽電池付き電子機器の太陽電池上面を覆
う被覆部材の構成を以下のように構成する。
【0019】請求項1は、本発明の基本構成を示し、そ
の特徴は、太陽電池の上部を覆う被覆部材において、そ
の被覆部材は、 a)透光性部材と、 b)前記透光性部材の上面を、部分的に覆うように配設さ
れた装飾パターンAと、 c)前記透光性部材の下面に、部分的に覆うように配設さ
れた装飾パターンBとからなり、 d)前記装飾パターンAと前記装飾パターンBとにより、
前記太陽電池を覆うよう配設されていることである。
【0020】ここで透光性部材は、可視光・赤外線・遠
赤外線・紫外線などの光線を透過できる部材を用いる。
主な材質は、ガラス、プラスチック、セラミックス、紙
類、布類などを用いる。ガラスでは、特にサファイアガ
ラスを用いれば、強度面で薄形化が可能であり、加工面
で様々な装飾を施せるので豊富なデザインを実現でき
る。プラスチックでは、アクリルやポリカーボネートな
どを用いる。透光性部材の色は、材質がガラスやプラス
チックなどの場合、無色透明または、有色半透明、灰色
等の無彩色半透明の物などを用いて、色彩におけるデザ
インバラエテイを豊富にするのがよい。透光性部材の両
面には、上面に部分的な装飾パターンA、下面に部分的
な装飾パターンBを施し、両者の重ねあわせにより、太
陽電池全面を覆う役目を果たす。
【0021】その装飾パターンに用いられる材質は、金
属類、プラスチック、セラミックス、ガラスなどで、こ
れらのうち一種類または複数の材質を選択して用いるこ
とにより、質感におけるデザインバラエテイを豊富にす
るのがよい。一方、その装飾パターンに蛍光物質などの
発光体を用い、昼間だけでなく夜間装飾も可能となるよ
うデザインバラエテイを豊富にするのがよい。
【0022】その装飾パターンの形状は、どんなもので
もよい。一例として、装飾パターンが幾何学的な模様で
あれば、市松模様や千鳥格子模様などの定型的な形状の
くり返しパターンであってもよい。また、放射状模様、
渦巻模様などを用いて、形状におけるデザインバラエテ
イを豊富にするのがよい。装飾パターンAと装飾パター
ンBは、同一の形状・サイズであってもよいし、ちがっ
てもよい。さらに、装飾パターンAが透光性部材から突
出していれば、時計用文字板の立体感を演出できる。
【0023】装飾パターンA及び装飾パターンBの製造
方法は、透光性部材の材質と、装飾パターンA及び装飾
パターンBの材質の兼合いから、プラスチック等の射出
成形、レーザー照射、メッキ、蒸着、写真彫刻(エッチ
ング)、切削加工、研削・研磨加工、放電、鋳造、彫
金、焼結、紫外線硬化、印刷、圧入・かしめ、接着、超
音波等による溶着などの種々の方法から最適な手段が選
択される。
【0024】これにより、装飾パターンAと装飾パター
ンBの材質が何であっても、光の入射は、透光性部材の
装飾パターンAが配設されていない面積部分から入射が
可能となり、透光性部材の中を屈折して、装飾パターン
Bが配設されていない面積部分から、入射した一部の光
が出ていくため、光を太陽電池素子まで到達させること
ができ、発電が可能となる。また、透光性部材の装飾パ
ターンAが配設されていない面積部分から入射した光
は、透光性部材の中を屈折した後、装飾パターンBの上
面で反射され、再度装飾パターンAの下面で反射され、
装飾パターンBが配設されていない面積部分から、光が
出ていくため、光を太陽電池素子まで到達させることが
でき、発電が可能となる。なお、装飾パターンBの上面
及び装飾パターンAの下面の表面粗さを調整することに
より、光の反射率を調整でき、太陽電池への発電量調整
及び過充電防止を行える。
【0025】したがって、たとえば装飾パターンAと装
飾パターンBの材質が金属であっても、装飾パターンは
透光性部材に部分的に配設されているため、光を太陽電
池素子まで到達させることができると同時に、金属調の
高級外観を得られる。透光性部材の上面または下面全体
を金属等の光を透過できないもので覆えば、光が遮断さ
れてしまい、太陽電池素子による発電を行うことはでき
ない。だが、本発明では、透光性部材の表面を金属等の
光を透過できないもので覆われていても、発電を行える
ところに最大の特徴がある。その理由は、透光性部材の
上面及び下面を部分的に金属で覆うため、金属で覆われ
ていない部分から太陽光の入射が可能となり発電を行え
る。また、被覆部材を上方から直視すると、透光性部材
の上面及び下面を部分的に金属で覆うため、両者の重ね
あわせにより、金属面が見え太陽電池を見えなくするこ
とができる。
【0026】なお、透光性部材の表面に金属やガラスや
セラミツクスなどの小さな玉(ビーズ)を設ける方法
は、特開平07−134185号公報の請求項1〜請求
項12及び図1〜図6に記載されており、本発明の「透
光性部材の上面を部分的に覆う」に対し類似している。
しかし、ビーズの塗布量がばらつくので、この「装飾パ
ターン」は定型的なパターンとはいえない。したがっ
て、ビーズの塗布量がばらつくと、太陽電池素子まで到
達できる光量がばらつき、安定した発電を行うことがで
きない。また、ビーズを接着する接着剤の塗布量がばら
つくと、太陽電池素子まで到達できる光量がばらつきが
変動する大きな要因となり、安定した発電を行うことが
できない。本発明の「装飾パターンA」と「装飾パター
ンB」の形状は、定型的なパターンを製造するので、太
陽電池素子まで到達できる光量のばらつきをなくし、安
心して発電を行うことができるものである。
【0027】また、太陽電池付き電子機器を構成する基
板、電極膜、太陽電池、透光性部材を断面方向に湾曲さ
せ、湾曲した透光性部材の上面に装飾パターンAと、湾
曲した透光性部材の下面に装飾パターンBを配設し、太
陽電池上部全面を覆うよう配設してもよいし、部分的に
覆うようにしてもよい。
【0028】湾曲の向きが、上に凸であるかまたは下に
凹である場合、立体感をもてせ、時刻の視認性を向上さ
せるとともに、太陽電池の表面積を広くして、受光面積
を増やし発電性能向上を図れる。
【0029】請求項2は、装飾パターンAと装飾パター
ンBとの平面的な重ね合わせをもつことにより、太陽電
池の全面を覆うことを特徴とする。上面から時計用文字
板を直視した場合、太陽電池は見えない。また斜めから
時計用文字板を直視した場合も、太陽電池は見えない配
置となっている。
【0030】装飾パターンAと装飾パターンBの材質が
金属等の遮光物質であっても、光の入射は、透光性部材
の装飾パターンAが配設されていない面積部分から入射
が可能となり、透光性部材の中を屈折して、装飾パター
ンBが配設されていない面積部分から、入射した一部の
光が出ていくため、光を太陽電池素子まで到達させるこ
とができ、発電が可能となる。また、上面から覗いた場
合、太陽電池は見えなくなり、金属仕上げや宝飾部材を
配置した外観を施し、外観品質向上を図れる。さらに、
斜めから覗いた場合、太陽電池を見えなくすることも可
能となる。
【0031】請求項3は、装飾パターンAと装飾パター
ンBは、互いに平面的に重ならない位置に配設されてい
ることを特徴とする。上面から時計用文字板を直視した
場合、太陽電池は見えず、斜めから時計用文字板を直視
した場合、太陽電池が見える配置となっている。
【0032】太陽電池全面を覆う装飾パターンの面積を
最小にしながら、太陽電池表面に光を集光させることが
可能な面積を最も多く確保することができる。装飾パタ
ーンAと装飾パターンBは、幾何学的なパターンであっ
てもよいし、なくてもよい。なお、装飾パターンA及び
装飾パターンBが透光性部材と接する面部の表面粗さを
調整することにより、光の反射率を調整でき、太陽電池
への発電量調整及び過充電防止を行える。
【0033】請求項4は、装飾パターンAと装飾パター
ンBは、平面的な重ね合わせにより、太陽電池上部を部
分的に覆うことを特徴とする。上面から時計用文字板を
直視した場合、太陽電池が見え、斜めから時計用文字板
を直視した場合も、太陽電池は見える配置となってい
る。
【0034】太陽電池素子の色調も、装飾パターンAと
装飾パターンBと組み合わせてデザインバラエテイを豊
富にすることができる。
【0035】請求項5は、装飾パターンAと前記装飾パ
ターンBの一方または両方が、透光性部材に埋設されて
いることを特徴とする。装飾パターンAと装飾パターン
Bは、透光性部材の表面から突出していてもよいし、突
出していなくてもよい。装飾パターンA(装飾パターン
B)が、透光性部材の表面から突出していれば、立体的
な装飾パターンを作り出せる。また、装飾パターンA
(装飾パターンB)が透光性部材の上面(下面)から飛
び出ないようにすれば、装飾パターンが分解組立時にこ
すれて破損するのを防止できる。また、電子機器全体の
薄形化を図れる。
【0036】請求項6は、透光性部材は、その表面に複
数の凹凸部を設けることを特徴とする。
【0037】立体的な装飾パターンを作り出して、時計
用文字板の外観向上を図れる。この立体的な装飾パター
ンは、光の進路を切換える手段として使用することによ
り発電性能の向上や、太陽電池の多段分割線を見えにく
くして外観向上を図れる。
【0038】請求項7は、装飾パターンAは、立体的な
装飾パターンからなることを特徴とする。
【0039】請求項6と同様な効果が得られるのに加
え、透光性部材は平板からつくることが可能となるの
で、量産上の製造コストを抑えて、多品種モデルの変更
が容易となる。多品種モデルの変更は、装飾パターンA
のレイアウトや形状をかえるだけで対応できる。
【0040】請求項8は、透光性部材は、無色透明であ
ることを特徴とする。
【0041】無色透明の透光性部材の中を光が通過する
途上では、均一の屈折率をもつ材料により構成できるた
め、光の乱反射を生じないので、純色を表現することが
でき、外観が向上する。
【0042】請求項9は、透光性部材は、有色透明であ
ることを特徴とする。
【0043】透光性部材の中を進む光はその途上で光の
吸収が行なわれ、装飾パターンBで反射した光もまたそ
の進行途上で光の吸収が行なわれるため、装飾パターン
Aと装飾パターンBの間にコントラストや色調の違いを
表現することができる。
【0044】請求項10は、透光性部材は、光の複屈折
を生じるものであることを特徴とする。
【0045】光が2方向に分かれ、位相差をもって進む
ので、遠近感をもつ装飾パターンを2重にみせることに
より、立体的な装飾を施すことができる。請求項6記載
のように、透光性部材表面に複数の凹凸部を設けたり、
請求項7記載のように、装飾パターンAに、立体的な装
飾パターンを設けたりしなくても、装飾パターンを2重
にみせることにより、立体的な装飾を施すことができ
る。
【0046】請求項11は、装飾パターンAと装飾パタ
ーンBは、いずれか一方または両方が金属であることを
特徴とする。金・銀・パラジウムなどの貴金属による仕
上げを行って、時計用文字板の高級外観を施すことがで
きる。
【0047】請求項12は、請求項11において、装飾
パターンAと装飾パターンBの金属の厚みは、0.1μm
〜0.3μmであることを特徴とする。金属を薄くする
と、光を透過させることができるようになるので、発電
性能を向上させることができる。さらに、太陽電池の多
段分割線を見せないようにしているので、外観が向上す
る。
【0048】請求項13は、請求項1乃至請求項12の
内少なくとも1項記載の太陽電池上面を覆う被覆部材
を、電子機器表示体部に用いたことを特徴とする。被覆
部材を設けることにより、太陽電池の濃紫色に限定され
ずに、背景色を自由に設定できるので、視認性を向上さ
せることができる。請求項14は、請求項1乃至請求項
12の内少なくとも1項記載の太陽電池上面を覆う被覆
部材を、電子機器表示体部及び電子機器裏側に用いたこ
とを特徴とする。
【0049】時計用文字板などの電子機器表示体部の反
対側にも太陽電池を配置しながら装飾を行えば、電子機
器表示体部がどのような姿勢状態で放置されても、光の
当たる所に電子機器が置かれていると、必ず発電が行な
うことができる。
【0050】請求項15は、請求項1乃至請求項12の
内少なくとも1項記載の太陽電池上面を覆う被覆部材
を、電子機器表示体部及びその携帯用バンドに用いたこ
とを特徴とする。携帯用バンドの装飾も合わせて行なわ
れるので、商品の完成体としての外観性向上が図れる。
【0051】また、帯用バンドにも太陽電池を配置すれ
ば、携帯用バンドは湾曲しているので、腕が回転しても
光は携帯用バンドのどこかの場所では受光されているこ
とになり、発電効率を向上させることができる。
【0052】請求項16は、請求項1乃至請求項12の
内少なくとも1項記載の太陽電池上面を覆う被覆部材
を、電子機器表示体部、電子機器裏側及びその携帯用バ
ンドに用いたことを特徴とする。 請求項13,14,
15に比べて、太陽電池の取付け面積がさらに広くなる
ので、さらに発電性能を向上させることができる。電子
機器表示体部だけでなく、その裏側や携帯用バンドに装
飾が施されるのでさらに、商品の完成体としての外観性
向上が図れる。
【0053】請求項17は、請求項13乃至請求項16
の内少なくとも1項記載の太陽電池付き電子機器を電子
時計としたことを特徴とする。特に、電子機器の中でも
装飾品としての利用価値が高く、携帯性が要求される電
子時計に用いることにより、商品の完成体としての外観
性向上が図ることができ、かつ発電性能を向上させるこ
とができる。
【0054】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて、本発明の実施
形態を説明する。
【0055】図1は、本発明の第1の実施形態における
太陽電池付き電子時計の断面図である。
【0056】図2は、本発明の第1の実施形態における
太陽電池付き電子時計の時計用文字板の断面図で、時計
用文字板装飾の第1の実施例である。
【0057】図3は、本発明の第1の実施形態における
太陽電池付き電子時計の時計用文字板の平面図で、時計
用文字板装飾の第1の実施例である。
【0058】図4は、本発明の第1の実施形態における
太陽電池付き電子時計の時計用文字板の断面図で、時計
用文字板装飾の第2の実施例である。
【0059】図5は、本発明の第1の実施形態における
太陽電池付き電子時計の時計用文字板の平面図で、時計
用文字板装飾の第2の実施例である。
【0060】図6は、本発明の第1の実施形態における
太陽電池付き電子時計の時計用文字板の断面図で、時計
用文字板装飾の第3の実施例である。
【0061】図7は、本発明の第1の実施形態における
太陽電池付き電子時計の時計用文字板の平面図で、時計
用文字板装飾の第3の実施例である。
【0062】図8は、本発明の第1の実施形態における
太陽電池付き電子時計の時計用文字板の断面図で、時計
用文字板装飾の第4の実施例である。
【0063】図9は、本発明の第1の実施形態における
太陽電池付き電子時計の時計用文字板の平面図で、時計
用文字板装飾の第4の実施例である。
【0064】図10は、本発明の第1の実施形態におけ
る太陽電池付き電子時計の時計用文字板の断面図で、時
計用文字板装飾の第5の実施例である。
【0065】図11は、本発明の第1の実施形態におけ
る太陽電池付き電子時計の時計用文字板の平面図で、時
計用文字板装飾の第5の実施例である。
【0066】図12は、本発明の第1の実施形態におけ
る太陽電池付き電子時計の時計用文字板の断面図で、時
計用文字板装飾の第6の実施例である。
【0067】図13は、本発明の第1の実施形態におけ
る太陽電池付き電子時計の時計用文字板の断面図で、時
計用文字板装飾の第7の実施例である。
【0068】図14は、本発明の第2の実施形態で、太
陽電池付き電子時計の断面図であり、本発明の第1の実
施形態に加え、時計用文字板の反対側(ウラブタ側)に
も太陽電池を配置しながら時計用文字板と同様な装飾を
施している。
【0069】図15は、本発明の第3の実施形態で、太
陽電池付き電子時計の断面図であり、本発明の第1の実
施形態に加え、携帯用バンドにも太陽電池を配置しなが
ら時計用文字板と同様な装飾を施している。
【0070】図16は、本発明の第4の実施形態で、太
陽電池付き電子時計の断面図であり、本発明の第1の実
施形態に加え、時計用文字板の反対側(ウラブタ側)及
び携帯用バンドにも太陽電池を配置しながら時計用文字
板と同様な装飾を施している。
【0071】(第1の実施形態)図1に示すように、外
胴ケース1に透明ガラスからなる風防2を設け、外胴ケ
ース1とウラブタ3からなる外装内に、時計駆動用ムー
ブメント4を設ける。時針5、分針6、秒針7は、時計
駆動用ムーブメント4内に設けられたステップモータ等
を駆動源とし、輪列機構を介し駆動される。8は時計用
文字板である。時計用文字板8の中央は、時針5、分針
6、秒針7を通す貫通穴があいており、時計駆動用ムー
ブメント4の上に配置されている。
【0072】図2〜図16に示す時計用文字板8の構造
及びその製造方法について述べる。時計用文字板8は、
足部9を介して、圧入やかしめ等により、時計駆動用ム
ーブメント4に固定される。基板10の上に絶縁皮膜1
1を設け、その上に電極膜12を設け、さらに太陽電池
13を重ねて配置し、透明電極14でその上を覆う。透
明電極14の上部にスペーサ15を介し、被覆部材16
が配置されている。被覆部材16が反っていたり、外部
からの衝撃等により被覆部材16がたわんでも、太陽電
池13を直撃しない構造となっている。また、太陽電池
13がもつ多段分割線を見えなくするための役割をかね
ている。スペーサ15は、光を透過しない物質で構成す
る。
【0073】時計用文字板8の製造方法について説明す
る。
【0074】基板10は、ステンレス鋼板や黄銅などの
金属材料からなり、足部9を2箇所スポット溶接により
形成する。
【0075】次に、スパッタリング装置を用いて基板1
0の全面に絶縁皮膜11を設ける。絶縁皮膜11は、酸
化シリコン膜を用いる。
【0076】次に、スパッタリング装置を用いて電極膜
12を設ける。電極膜12は、絶縁皮膜11の上に全面
に形成しても良いし、部分的に形成しても良い。電極膜
12は、アルミニウムを用いる。
【0077】次に、電極膜12の上に太陽電池13を形
成する。この太陽電池13は、プラズマ化学気相成長装
置で連続的に形成される。太陽電池13は、非結晶シリ
コンとしてアモルファスシリコンで構成し、導電型とし
て、p−i−n構造がとられる。太陽電池13は、時計
用文字板全面に形成してもよいし、部分的に形成しても
良い。太陽電池13は、アモルファスシリコンだけでな
く、結晶シリコンを使用してもよい。また、発電性能を
向上させるため、アモルファスシリコンと結晶シリコン
を積層したタンデム型を使用してもよい。
【0078】次に太陽電池13の上面に透明電極14を
スパッタリング装置を用いて形成する。透明電極14
は、酸化インジウムスズを用いる。透明電極14上部に
スペーサ15を接着などで固定する。
【0079】その後、一方の面に時刻目盛りや文字やマ
ークなどを形成した被覆部材16を、スペーサ15上部
に、接着剤を用いて接合し、太陽電池を備えた時計用文
字板8ができあがる。
【0080】電極膜12は太陽電池13の下部電極、透
明電極14は太陽電池13の上部電極の役割をもつ。
【0081】被覆部材16は、透光性部材17の上面に
装飾パターンA18が配設され、透光性部材17の下面
に装飾パターンB19が配設されている。
【0082】装飾パターンA18は、光が集光できるよ
うにするため、透光性部材17の上面に部分的に被覆さ
れている。装飾パターンB19は、光が太陽電池13に
到達できるようにするため、透光性部材17の下面に部
分的に被覆されている。
【0083】なお、実施形態では、基板10の材質は金
属材料を用いているが、プラスチックなどのフィルム状
の基板を用いてもよい。
【0084】なお、実施形態では、足部9を介して時計
用文字板8が、時計駆動用ムーブメント4に固定されて
いるが、足部9をなくして両面接着等で固定してもよ
い。
【0085】<時計用文字板装飾の第1の実施例>時計用
文字板装飾の第1の実施例を図2及び図3を用いて説明
する。図3は、矢印a方向から覗いた平面図である。図
3で斜線が記入されている部分が装飾パターンA18で
あり、斜線が記入されていない部分が装飾パターンB1
9である。装飾パターンA18と装飾パターンB19と
の平面的な重ね合わせにより、太陽電池13の全面を覆
っている。したがって、矢印a方向から覗いた場合、時
計用文字板上面から太陽電池を見ることはできない。な
お、矢印a方向から覗いた場合、装飾パターンA18と
装飾パターンB19は、互いに平面的には重なっていな
い。
【0086】透光性部材は、可視光・赤外線・遠赤外線
・紫外線などの光線を透過できる部材を用いる。主な材
質は、ガラス、プラスチック、セラミックス、紙類、布
類などを用いる。セラミックス、紙類、布類は、光の透
過率が概30%以上のものを用いる。
【0087】透光性部材の色は、材質がガラスやプラス
チックなどの場合、無色透明または、有色半透明、灰色
等の無彩色半透明の物などを用いて、色彩におけるデザ
インバラエテイを豊富にするのがよい。中でも無色透明
の材質を用いれば、発電性能向上を最も向上させること
が可能となる。
【0088】したがって、プラスチックでは、アクリル
やポリカーボネートなどを用いるのがよく、インクによ
る印刷、射出成形による立体的な装飾形成ができる。
【0089】また、ガラスでは、サファイアガラスを用
いれば、強度面で時計の薄形化が可能であり、加工面で
様々な装飾を施せるので豊富なデザインを実現できる。
その方法として、インクによる印刷、エッチングによる
立体的な装飾形成、スパッタリングによる金属装飾があ
げられる。
【0090】さらに、水晶や方解石などの光の複屈折を
生ずるものを用いれば、装飾パターンを2重にみせるこ
とにより、透光性部材17の表面に凸凹を設けずに、立
体感ある装飾を施すことができる。
【0091】[時計用文字板装飾の第1の実施例その1]
時計用文字板装飾の第1の実施例その1として、透光性
部材17に、無色透明のアクリル板を使用し、インクで
装飾パターンA18及び装飾パターンB19を印刷した
場合を考える。
【0092】無色透明のアクリル板は、実使用状態の強
度を考慮して板厚が約0.3mm〜0.5mmの物を使用す
る。透光性部材17の上面に格子状の装飾パターンAを
インク印刷し、透光性部材17の下面に格子状の装飾パ
ターンBをインク印刷する。印刷の色は、白色、黒色、
青色の3種とする。その格子形状は0.3mm四方の正方
形で、印刷の厚みは0.05mm〜0.1mmとする。また、
時計用文字板の見切り径を直径25mmとする。なお、
印刷方法は、スクリーン印刷、オフセット印刷、タコ印
刷、UV(紫外線)印刷などどのような方法を用いても
よい。
【0093】実際に製造してみると、無色透明のアクリ
ル板を使用するほうが、白い半透過のアクリル板を使用
する場合に比べ、より純白色を表現することができる。
無色透明の板材の中を光が通過する途上では、均一の屈
折率により材料が構成されているため、光の乱反射を生
じない。光の乱反射が生じるのは、装飾パターンA及び
装飾パターンBを通過する場合だけである。これに対
し、白い半透過の板材を用いた場合は、均一の屈折率に
より材料が構成されていないため、板材の中を光が進行
しているとき乱反射を生じながら進行するので、灰色ま
たは白濁した色になると考えられる。この乱反射を生じ
させる原因は、アクリル板を白く染める染料にあると考
えられる。この白い染料の含有率が、板材の中に不均一
に点在しているため、乱反射が生じやすくなっていると
考えられる。時計用文字板の色調として、白色は使用者
に最も好まれる色であることを考慮すると、販売上も有
利となる。さらに、装飾パターンAと装飾パターンBの
色を青や黒にかえて、実際に製造してみると純青色や純
黒色を表現することができ、濁った色がなくなった。こ
のように透光性部材17は、無色透明の物を用いれば同
様な効果が得られ、アクリル板以外にサファイアガラス
やポリエステルなどを使用してもよい。
【0094】次に、この時計用文字板を使用した場合の
発電性能を測定するため、1000ルクスの蛍光燈の光
を直射した場合の透過率を比較した。時計用文字板に対
し、直角方向となる矢印a方向及び斜め方向となる矢印
b方向から光を直射した場合の透過率を比較した。矢印
b方向は矢印a方向に対し、20度ずれている。印刷の
色が白色の場合、矢印a方向からの光の透過率は70%
で、矢印b方向からの光の透過率は85%であった。印
刷の色が黒色の場合、矢印a方向からの光の透過率は5
5%で、矢印b方向からの光の透過率は70%であっ
た。印刷の色が青色の場合、矢印a方向からの光の透過
率は60%で、矢印b方向からの光の透過率は75%で
あった。以上より、時計用文字板に対し斜め方向から光
が照射されると透過率が向上するので、全体として充分
発電性能を確保できることがわかった。
【0095】特に、時計用文字板に対し斜め方向から光
が照射されると透過率が向上することは、公園などに水
平状態で置かれている太陽電池付き時計用の時計用文字
板の装飾に有利であるといえる。
【0096】その理由は、冬季には、太陽の南中高度
は、夏季に比べ低いので、直射日光は、時計用文字板に
対し斜め方向から入射しやすくなる。反対に夏季は、太
陽の南中高度は、冬季に比べ高いので、直射日光は、時
計用文字板に対し斜め方向から入射しにくくなるが、日
差しが強くなること及び日照時間が長くなることで、入
射光量をカバーしているからである。
【0097】なお、装飾パターンA18と装飾パターン
B19の色を同色とせず互いに違った色にすれば、装飾
パターンA18と装飾パターンB19を上下逆に組み替
えることで、1つの部品で顔の違った2つのモデルをつ
くることができる。
【0098】[時計用文字板装飾の第1の実施例その2]
また、装飾の第1の実施例その2として、透光性部材1
7は、有彩色透明でナチュラルな物を用いた場合を考え
る。その一例として、透明で淡い琥珀色をしたポリカー
ボネートを使用する。その板厚は0.5mmの物を使用
し、透光性部材17の上面に白色の格子状の装飾パター
ンA18を印刷し、透光性部材17の下面に白色の格子
状の装飾パターンB19を印刷を施す。格子形状は0.3
mm四方の正方形で、格子のピッチは0.3mm、印刷の
厚みは0.05mm〜0.1mmとする。装飾パターンA18
と装飾パターンB19にコントラストをつけたい場合、
有彩色透明でナチュラルな物を透光性部材17の材質と
して用いると効果が出る。透光性部材17の中を光が通
過する途上では、均一の屈折率により材料が構成されて
いるため、光の乱反射を生じない。光の乱反射が生じる
のは、装飾パターンA及び装飾パターンBを通過する場
合だけである。
【0099】透光性部材17が無色透明な場合、装飾パ
ターンAで生じる光の乱反射と装飾パターンBで生じる
光の乱反射とは、人間の目にはほぼ同一に見えるため、
コントラストに差は見られない。コントラストに差が見
られないのは、両者の光の反射率の差はあっても、透光
性部材17の中を進む光がほとんど吸収されないため、
肉眼ではほぼ同じと判断されるためと考えられる。
【0100】しかし、透光性部材17が有彩色透明であ
る場合、装飾パターンAで生じる光の乱反射と装飾パタ
ーンBで生じる光の乱反射とは、人間の目には大きく違
って見えるため、コントラストに差が生じる。装飾パタ
ーンAが明るく、装飾パターンBが暗く見える状態とな
る。装飾パターンAで生じる光の反射は直接肉眼に入
る。透光性部材17の中を進む光はその途上で光の吸収
が行なわれ、装飾パターンBで反射した光もまたその進
行途上で光の吸収が行なわれるため、装飾パターンBは
装飾パターンAより暗く見える。
【0101】[時計用文字板装飾の第1の実施例その3]
さらに、時計用文字板装飾の第1の実施例その3とし
て、透光性部材17は、無色透明のサファイアガラスを
用い、透光性部材17の上面に金属の格子状の装飾パタ
ーンA18を施し、透光性部材17の下面に金属の格子
状の装飾パターンB19を施す。格子形状は、0.3mm
四方の正方形で、装飾パターンの厚みは、0.1μm〜0.1
mmとする。
【0102】まず、サファイアガラスの両側の表面を研
磨して平滑に仕上げるのが好ましい。特に鏡面仕上げが
よい。太陽光が表面で乱反射するのを防止して発電性能
向上を図るためである。
【0103】次に、スパッタリング装置を用いて金属の
格子状の装飾パターンを両面に形成する。これを矢印a
方向から直視すると、装飾パターンA18は金属仕上げ
の光沢が見える。また、装飾パターンB19と透光性部
材17の接合面は、鏡面となっているため、光が反射し
た場合、金属仕上げの光沢が見える。したがって、時計
用文字板8の全面において、金属仕上げの光沢が見え
る。
【0104】また、サファイアガラスの表面に凹み部を
設け、その凹み部に金属パターンを施せば立体的な装飾
が得られる。
【0105】発電に必要な光は、時計用文字板8に対し
矢印b方向から入射される。装飾パターンと透光性部材
17の接合面は鏡面となっているため、透光性部材17
内部に光が入射した場合、前記接合面を反射板として利
用することも可能である。前記接合面での散乱光が少な
くなるので、効率よく太陽電池13にエネルギーを供給
することができる。
【0106】特に、装飾パターンA18及び装飾パター
ンB19の装飾パターンの厚みを、0.1μm〜0.3μmに
すると、太陽光は、装飾パターンA18及び装飾パター
ンB19を透過することが可能となり、発電性能を向上
させることができると同時に、太陽電池を分割した十字
線を隠すことができる。
【0107】装飾パターンの厚みを、0.1μm以下にす
ると、発電性能は向上するが、太陽電池を分割した十字
線が透けてみえるようになり、外観品質を損ねる。
【0108】サファイアガラスは、表面に印刷だけでな
く、エッチングやスパッタリングなどの種々の加工を施
せる。したがって、金・銀・パラジウムなどの貴金属に
よる仕上げを行って、時計用文字板の高級外観を施すこ
とができる。また、太陽電池がもつ多段分割線は、金属
調の仕上げにより透けて見えなくなるので、外観品質が
向上する。さらに、プラスチック材料や他の無機ガラス
に比べて耐圧強さが大きいので、透光性部材17を薄く
でき、時計用文字板が薄くなるので、時計全体のデザイ
ンを向上できる。透光性部材17を薄くすることは、太
陽光が透光性部材17を進む距離を短くできるので、光
の吸収率抑え、発電性能向上にもつながる。
【0109】[時計用文字板装飾の第1の実施例その4]
時計用文字板装飾の第1の実施例その4として、透光性
部材17は、水晶や方解石などの光の複屈折を生ずるも
のを用いる。
【0110】透光性部材17の上面に金属の格子状の装
飾パターンA18を施し、透光性部材17の下面に金属
の格子状の装飾パターンB19を施す。格子形状は、0.
3mm四方の正方形で、装飾パターンの厚みは、0.1μm
〜0.1mmとする。
【0111】まず、水晶や方解石などの表面を研磨して
平滑に仕上げるのが好ましい。特に鏡面仕上げがよい。
太陽光が表面で乱反射するのを防止して発電性能向上を
図るためである。
【0112】次に、スパッタリング装置を用いて金属の
格子状の装飾パターンを両面に形成する。これを矢印a
方向から直視すると、装飾パターンA18は金属仕上げ
の光沢が見える。また、装飾パターンB19と透光性部
材17の接合面は、鏡面となっているため、光が反射し
た場合、金属仕上げの光沢が見える。したがって、時計
用文字板8の全面において、金属仕上げの光沢が見え
る。このとき、装飾パターンA18がない部分から透光
性部材17へ入射した光は、複屈折により、光は2つの
方向に分かれて進む。2つの方向に分かれて進んだ光
が、共に装飾パターンB19と透光性部材17の接合面
で反射された場合、時計用文字板8の直視方向によっ
て、装飾パターンB19が2重にみえたり、2重にみえ
ない場合がある。装飾パターンB19が2重にみえる場
合、2つの方向に分かれて進んだ光は、位相差をもって
いるため、遠近感をもち立体的にみえる。さらに、2重
にみえない場合と組み合わせると、より立体感ある装飾
を施すことができる。これにより、透光性部材17の表
面に凸凹を施すことなく、立体感ある装飾を施すことが
できる。
【0113】[時計用文字板装飾の第1の実施例その5]
時計用文字板装飾の第1の実施例その1〜その4適宜組
み合わせて、被覆部材16を形成する。
【0114】多色化、コントラスト、質感に多様なバラ
エティをもたせることができ、時計用文字板の外観品質
を向上させることができる。
【0115】<時計用文字板装飾の第2の実施例>次に、
時計用文字板装飾の第2の実施例を図4及び図5を用い
て説明する。
【0116】時計用文字板装飾の特徴は、装飾パターン
A18が、立体的な装飾パターン18a、18b、18
cをもつことにある。18dは、厚みが均一な装飾パタ
ーンである。立体的な装飾パターンは、被覆部材16の
上面の全面あるいは一部に設けられている。時計用文字
板上面(矢印a方向)からみた場合、装飾パターンA1
8と装飾パターンB19は、平面的に重なる部分が、あ
ってもよいし、なくてもよい。透光性部材17は、厚み
が均一な部材であってもよいし、なくてもよい。
【0117】時計用文字板装飾の第1の実施例の記載と
同様な方法で、被覆部材16を製造してもよい。
【0118】立体的な装飾パターン18a、18b、1
8cには、彫金やダイヤカットによる機械加工をほどこ
してもよい。質感にバラエティをもたせることができる
ためである。
【0119】また、立体的な装飾パターン18a、18
b、18cは、接着や溶着などにより組み立ててもよ
い。
【0120】さらに、立体的な装飾パターン18a、1
8b、18cの形状は、円錘、角錐、半球、円盤、多面
体など様々な立体形状で表現させることが好ましい。
【0121】その理由として、太陽光の進路を制御して
発電性能を向上させることができるからである。
【0122】たとえば、装飾パターン18a、18bが
四角錐で光を透過できる材料でできている場合、太陽光
Lが時計用文字板上面(矢印a方向)から直進して、装
飾パターン18aで、反射光L1と透過光L2に分かれ
る。透過光L2は、被覆部材16を透過して、太陽電池
14に至る。反射光L1は、装飾パターン18bに至
り、反射光L3と透過光L4に分かれる。透過光L4
は、被覆部材16を透過して、太陽電池14に至る。装
飾パターン18aで1度反射された反射光L1が、再度
透過されることになるので、太陽電池への入力エネルギ
ーが多くなり、発電性能を向上させることができる。斜
め(矢印b方向)から太陽光Lが直進した場合、受光面
積を大きくして、被覆部材16を透過する光の量を多く
できるので、発電性能が向上する。
【0123】さらに、立体的な装飾パターンがあると、
斜め(矢印b方向)から太陽光Lが直進したとき、透光
性部材17表面での全反射を防止できる。これにより、
透光性部材17表面からの入射光量を増加させ、発電性
能を向上できる。
【0124】また、装飾パターン18cのように、上に
凸レンズ形状をしている場合、太陽光は集光されるの
で、太陽電池の多段分割線部に光が到達しないようにす
ることができる。したがって、太陽電池の多段分割線部
が透けてみえにくくなり、かつ発電性能を向上させるこ
とができる。太陽電池の多段分割線部が透けてみえにく
くなりえることは、被覆部材16を薄くできることにな
るので、時計用文字板全体の厚みも薄くでき、時計全体
の意匠を向上させることになる。
【0125】<時計用文字板装飾の第3の実施例>次に、
時計用文字板装飾の第3の例を図6及ぶ図7を用いて説
明する。
【0126】時計用文字板装飾の特徴は、装飾パターン
A18と装飾パターンB19とが互いに平面的な重なり
をもつことにある。
【0127】これにより、太陽電池の全面を覆うので、
時計用文字板上面(矢印a方向)から太陽電池を見るこ
とはできない。さらに、斜め(矢印b方向)から覗いた
場合も、太陽電池が見えなくなる配置となっている。時
計用文字板装飾の第1の実施例の記載と同様な方法で、
被覆部材16を製造してもよい。
【0128】[時計用文字板装飾の第3の実施例その1]
時計用文字板装飾の第3の実施例その1として、透光性
部材17は、無色透明のサファイアガラスを用い、透光
性部材17の上面に金属の格子状の装飾パターンA18
を施し、透光性部材17の下面に金属の格子状の装飾パ
ターンB19を施す。格子形状は、0.3mm四方の正方
形で、装飾パターンの厚みは、0.1μm〜0.1mmとす
る。
【0129】まず、サファイアガラスの両側の表面を研
磨して平滑に仕上げるのが好ましい。特に鏡面仕上げが
よい。太陽光が表面で乱反射するのを防止して発電性能
向上を図るためである。
【0130】次に、スパッタリング装置を用いて金属の
格子状の装飾パターンを両面に形成する。これを矢印a
方向から直視すると、装飾パターンA18は金属仕上げ
の光沢が見える。また、装飾パターンB19と透光性部
材17の接合面は、鏡面となっているため、光が反射し
た場合、金属仕上げの光沢が見える。したがって、時計
用文字板8の全面において、金属仕上げの光沢が見え
る。
【0131】また、サファイアガラスの表面に凹み部を
設け、その凹み部に金属パターンを施せば立体的な装飾
が得られる。
【0132】発電に必要な光は、時計用文字板8に対し
矢印b方向から入射される。装飾パターンと透光性部材
17の接合面は鏡面となっているため、透光性部材17
内部に光が入射した場合、前記接合面を反射板として利
用することも可能である。前記接合面での散乱光が少な
くなるので、効率よく太陽電池13にエネルギーを供給
することができる。
【0133】[時計用文字板装飾の第3の実施例その2]
特に、装飾パターンA18及び装飾パターンB19の装
飾パターンの厚みを、0.1μm〜0.3μmにすると、太陽
光は、装飾パターンA18及び装飾パターンB19を透
過することが可能となり、発電性能を向上させることが
できると同時に、太陽電池を分割した十字線を隠すこと
ができる。
【0134】装飾パターンの厚みを、0.1μm以下にす
ると、発電性能は向上するが、太陽電池を分割した十字
線が透けてみえるようになり、外観品質を損ねる。
【0135】サファイアガラスは、表面に印刷だけでな
く、エッチングやスパッタリングなどの種々の加工を施
せる。したがって、金・銀・パラジウムなどの貴金属に
よる仕上げを行って、時計用文字板の高級外観を施すこ
とができる。また、太陽電池がもつ多段分割線は、金属
調の仕上げにより透けて見えなくなるので、外観品質が
向上する。さらに、プラスチック材料や他の無機ガラス
に比べて耐圧強さが大きいので、透光性部材17を薄く
でき、時計用文字板全体を薄くすることができ、時計全
体のデザインを向上できる。透光性部材17を薄くする
ことは、太陽光が透光性部材17を進む距離を短くでき
るので、光の吸収率抑え、発電性能向上にもつながる。
【0136】<時計用文字板装飾の第4の実施例>次に、
時計用文字板装飾の第4の実施例を図8及ぶ図9を用い
て説明する。
【0137】時計用文字板装飾の特徴は、装飾パターン
A18と装飾パターンB19が、平面的な重ね合わせを
もたないことにある。
【0138】これにより、時計用文字板上面(矢印a方
向)から太陽電池を部分的にみることができる。太陽電
池素子13の色調も、装飾パターンA18と装飾パター
ンB19と組み合わせてデザインバラエテイを豊富にす
ることができる。また、装飾パターンA18と装飾パタ
ーンB19を逆に用いて使用すれば、1部品で2つのち
がった顔をもつモデルをつくることもできる。被覆部材
16は、時計用文字板装飾の第1の実施例の記載と同様
な方法で、製造してもよい。
【0139】<時計用文字板装飾の第5の実施例>次に、
時計用文字板装飾の第5の実施例を図10及ぶ図11を
用いて説明する。
【0140】時計用文字板装飾の特徴は、透光性部材1
7の表面に複数の凹凸部17aを設けていることにあ
る。複数の凹凸部17aは、透光性部材17の片方また
は両方の面に設けてもよい。複数の凹凸部17aを設け
ることにより、光の集光面積を大きくして、発電性能を
高めることができる。また、立体的な装飾パターンを作
り出し、デザインバラエティを豊かにすることができ
る。
【0141】時計用文字板上面(矢印a方向)からみた
場合、装飾パターンA18と装飾パターンB19は、平
面的に重なる部分が、あってもよいし、なくてもよい。
時計用文字板装飾の第1の実施例の記載と同様な方法
で、被覆部材16を製造してもよい。
【0142】複数の凹凸部17aには、彫金やダイヤカ
ットによる機械加工をほどこしてもよい。質感にバラエ
ティをもたせることができるためである。
【0143】さらに、複数の凹凸部17aの形状は、円
錘、角錐、半球、円盤、多面体など様々な立体形状で表
現させることが好ましい。
【0144】その理由として、太陽光の進路を制御して
発電性能を向上させることができるからである。
【0145】たとえば、複数の凹凸部17aが四角錐で
光を透過できる材料でできている場合、太陽光Lが時計
用文字板上面(矢印a方向)から直進して、複数の凹凸
部17aで、反射光L5と透過光L6に分かれる。透過
光L6は、被覆部材16を透過して、太陽電池14に至
る。反射光L5は、隣の凹凸部17aに至り、反射光L
7と透過光L8に分かれる。透過光L8は、被覆部材1
6を透過して、太陽電池14に至る。複数の凹凸部17
aで1度反射された反射光L5が、再度透過されること
になるので、太陽電池への入力エネルギーが多くなり、
発電性能を向上させることができる。
【0146】また、複数の凹凸部17aを設けることに
より、太陽光Lが斜め(矢印b方向)から直進した場
合、透光性部材17の表面での全反射を防止できる。こ
れにより、透光性部材17表面からの入射光量を増加さ
せ、発電性能を向上させることができる。
【0147】さらに、複数の凹凸部17aが、上に凸レ
ンズ形状をしている場合、太陽光は集光されるので、太
陽電池の多段分割線部に光が到達しないようにすること
ができる。したがって、太陽電池の多段分割線部が透け
てみえにくくなり、かつ発電性能を向上させることがで
きる。このように、段分割線部が透けてみえにくくなり
えることは、被覆部材16を薄くできることになるの
で、時計用文字板全体の厚みも薄くでき、時計全体の意
匠を向上させることになる。
【0148】<時計用文字板装飾の第6の実施例>次に、
時計用文字板装飾の第6の実施例を図12を用いて説明
する。
【0149】時計用文字板装飾の特徴は、装飾パターン
A18と装飾パターンB19が、透光性部材17に埋設
されていることにある。
【0150】この場合、装飾パターンA18または装飾
パターンB19の一方または両方が、透光性部材の表面
から突出していてもよいし、突出していなくてもよい。
時計用文字板上面(矢印a方向)からみた場合、装飾パ
ターンA18と装飾パターンB19は、平面的に重なる
部分が、あってもよいし、なくてもよい。
【0151】装飾パターンA18(装飾パターンB1
9)が、透光性部材17の表面から突出していれば、立
体的な装飾パターンを作り出せる。
【0152】また、装飾パターンA18(装飾パターン
B19)が透光性部材17の上面(下面)から飛び出な
いようにすれば、時計用文字板8の薄形化を図れる。時
計用文字板装飾の第1の実施例の記載と同様な方法で、
被覆部材16を製造してもよい。
【0153】[時計用文字板装飾の第6の実施例その1]
時計用文字板装飾の第6の実施例その1として、透光性
部材17に、無色透明のアクリル板を使用し、インクで
装飾パターンA18及び装飾パターンB19を印刷した
場合を考える。
【0154】無色透明のアクリル板は、実使用状態の強
度を考慮して板厚が約0.3mm〜0.5mmの物を使用す
る。透光性部材17の上面に格子状の装飾パターンAを
インク印刷し、透光性部材17の下面に格子状の装飾パ
ターンBをインク印刷する。印刷の色は、白色、黒色、
青色の3種とする。その格子形状は0.3mm四方の正方
形で、印刷の厚みは0.05mm〜0.1mmとする。また、
時計用文字板の見切り径を直径25mmとする。なお、
印刷方法は、スクリーン印刷、オフセット印刷、タコ印
刷、UV(紫外線)印刷などどのような方法を用いても
よい。
【0155】実際に製造してみると、無色透明のアクリ
ル板を使用するほうが、白い半透過のアクリル板を使用
する場合に比べ、より純白色を表現することができる。
無色透明の板材の中を光が通過する途上では、均一の屈
折率により材料が構成されているため、光の乱反射を生
じない。光の乱反射が生じるのは、装飾パターンA及び
装飾パターンBを通過する場合だけである。これに対
し、白い半透過の板材を用いた場合は、均一の屈折率に
より材料が構成されていないため、板材の中を光が進行
しているとき乱反射を生じながら進行するので、灰色ま
たは白濁した色になると考えられる。この乱反射を生じ
させる原因は、アクリル板を白く染める染料にあると考
えられる。この白い染料の含有率が、板材の中に不均一
に点在しているため、乱反射が生じやすくなっていると
考えられる。時計用文字板の色調として、白色は使用者
に最も好まれる色であることを考慮すると、販売上も有
利となる。さらに、装飾パターンAと装飾パターンBの
色を青や黒にかえて、実際に製造してみると純青色や純
黒色を表現することができ、濁った色がなくなった。こ
のように透光性部材17は、無色透明の物を用いれば同
様な効果が得られ、アクリル板以外にサファイアガラス
やポリエステルなどを使用してもよい。
【0156】次に、この時計用文字板を使用した場合の
発電性能を測定するため、1000ルクスの蛍光燈の光
を直射した場合の透過率を比較した。時計用文字板に対
し、直角方向となる矢印a方向及び斜め方向となる矢印
b方向から光を直射した場合の透過率を比較した。矢印
b方向は矢印a方向に対し、20度ずれている。印刷の
色が白色の場合、矢印a方向からの光の透過率は70%
で、矢印b方向からの光の透過率は85%であった。印
刷の色が黒色の場合、矢印a方向からの光の透過率は5
5%で、矢印b方向からの光の透過率は70%であっ
た。印刷の色が青色の場合、矢印a方向からの光の透過
率は60%で、矢印b方向からの光の透過率は75%で
あった。以上より、時計用文字板に対し斜め方向から光
が照射されると透過率が向上するので、全体として充分
発電性能を確保できることがわかった。
【0157】特に、時計用文字板に対し斜め方向から光
が照射されると透過率が向上することは、公園などに水
平状態で置かれている太陽電池付き時計用の時計用文字
板の装飾に有利であるといえる。
【0158】その理由は、冬季には、太陽の南中高度
は、夏季に比べ低いので、直射日光は、時計用文字板に
対し斜め方向から入射しやすくなる。反対に夏季は、太
陽の南中高度は、冬季に比べ高いので、直射日光は、時
計用文字板に対し斜め方向から入射しにくくなるが、日
差しが強くなること及び日照時間が長くなることで、入
射光量をカバーしているからである。
【0159】なお、装飾パターンA18と装飾パターン
B19の色を同色とせず互いに違った色にすれば、装飾
パターンA18と装飾パターンB19を上下逆に組み替
えることで、1つの部品で顔の違った2つのモデルをつ
くることができる。
【0160】[時計用文字板装飾の第6の実施例その2]
また、装飾の第6の実施例その2として、透光性部材1
7は、有彩色透明でナチュラルな物を用いた場合を考え
る。その一例として、透明で淡い琥珀色をしたポリカー
ボネートを使用する。その板厚は0.5mmの物を使用
し、透光性部材17の上面に白色の格子状の装飾パター
ンA18を印刷し、透光性部材17の下面に白色の格子
状の装飾パターンB19を印刷を施す。格子形状は0.3
mm四方の正方形で、格子のピッチは0.3mm、印刷の
厚みは0.05mm〜0.1mmとする。装飾パターンA18
と装飾パターンB19にコントラストをつけたい場合、
有彩色透明でナチュラルな物を透光性部材17の材質と
して用いると効果が出る。透光性部材17の中を光が通
過する途上では、均一の屈折率により材料が構成されて
いるため、光の乱反射を生じない。光の乱反射が生じる
のは、装飾パターンA及び装飾パターンBを通過する場
合だけである。
【0161】透光性部材17が無色透明な場合、装飾パ
ターンAで生じる光の乱反射と装飾パターンBで生じる
光の乱反射とは、人間の目にはほぼ同一に見えるため、
コントラストに差は見られない。コントラストに差が見
られないのは、両者の光の反射率の差はあっても、透光
性部材17の中を進む光がほとんど吸収されないため、
肉眼ではほぼ同じと判断されるためと考えられる。
【0162】しかし、透光性部材17が有彩色透明であ
る場合、装飾パターンAで生じる光の乱反射と装飾パタ
ーンBで生じる光の乱反射とは、人間の目には大きく違
って見えるため、コントラストに差が生じる。装飾パタ
ーンAが明るく、装飾パターンBが暗く見える状態とな
る。装飾パターンAで生じる光の反射は直接肉眼に入
る。透光性部材17の中を進む光はその途上で光の吸収
が行なわれ、装飾パターンBで反射した光もまたその進
行途上で光の吸収が行なわれるため、装飾パターンBは
装飾パターンAより暗く見える。
【0163】[時計用文字板装飾の第6の実施例その3]
さらに、時計用文字板装飾の第6の実施例その3とし
て、透光性部材17は、無色透明のサファイアガラスを
用い、透光性部材17の上面に金属の格子状の装飾パタ
ーンA18を施し、透光性部材17の下面に金属の格子
状の装飾パターンB19を施す。格子形状は、0.3mm
四方の正方形で、装飾パターンの厚みは、0.1μm〜0.1
mmとする。
【0164】まず、サファイアガラスの両側の表面を研
磨して平滑に仕上げるのが好ましい。特に鏡面仕上げが
よい。太陽光が表面で乱反射するのを防止して発電性能
向上を図るためである。
【0165】次に、スパッタリング装置を用いて金属の
格子状の装飾パターンを両面に形成する。これを矢印a
方向から直視すると、装飾パターンA18は金属仕上げ
の光沢が見える。また、装飾パターンB19と透光性部
材17の接合面は、鏡面となっているため、光が反射し
た場合、金属仕上げの光沢が見える。したがって、時計
用文字板8の全面において、金属仕上げの光沢が見え
る。
【0166】また、サファイアガラスの表面に凹み部を
設け、その凹み部に金属パターンを施せば立体的な装飾
が得られる。
【0167】発電に必要な光は、時計用文字板8に対し
矢印b方向から入射される。装飾パターンと透光性部材
17の接合面は鏡面となっているため、透光性部材17
内部に光が入射した場合、前記接合面を反射板として利
用することも可能である。前記接合面での散乱光が少な
くなるので、効率よく太陽電池13にエネルギーを供給
することができる。
【0168】特に、装飾パターンA18及び装飾パター
ンB19の装飾パターンの厚みを、0.1μm〜0.3μmに
すると、太陽光は、装飾パターンA18及び装飾パター
ンB19を透過することが可能となり、発電性能を向上
させることができると同時に、太陽電池を分割した十字
線を隠すことができる。
【0169】装飾パターンの厚みを、0.1μm以下にす
ると、発電性能は向上するが、太陽電池を分割した十字
線が透けてみえるようになり、外観品質を損ねる。
【0170】サファイアガラスは、表面に印刷だけでな
く、エッチングやスパッタリングなどの種々の加工を施
せる。したがって、金・銀・パラジウムなどの貴金属に
よる仕上げを行って、時計用文字板の高級外観を施すこ
とができる。また、太陽電池がもつ多段分割線は、金属
調の仕上げにより透けて見えなくなるので、外観品質が
向上する。さらに、プラスチック材料や他の無機ガラス
に比べて耐圧強さが大きいので、透光性部材17を薄く
でき、時計用文字板が薄くなるので、時計全体のデザイ
ンを向上できる。透光性部材17を薄くすることは、太
陽光が透光性部材17を進む距離を短くできるので、光
の吸収率抑え、発電性能向上にもつながる。
【0171】[時計用文字板装飾の第6の実施例その4]
時計用文字板装飾の第1の実施例その4として、透光性
部材17は、水晶や方解石などの光の複屈折を生ずるも
のを用いる。
【0172】透光性部材17の上面に金属の格子状の装
飾パターンA18を施し、透光性部材17の下面に金属
の格子状の装飾パターンB19を施す。格子形状は、0.
3mm四方の正方形で、装飾パターンの厚みは、0.1μm
〜0.1mmとする。
【0173】まず、水晶や方解石などの表面を研磨して
平滑に仕上げるのが好ましい。特に鏡面仕上げがよい。
太陽光が表面で乱反射するのを防止して発電性能向上を
図るためである。
【0174】次に、スパッタリング装置を用いて金属の
格子状の装飾パターンを両面に形成する。これを矢印a
方向から直視すると、装飾パターンA18は金属仕上げ
の光沢が見える。また、装飾パターンB19と透光性部
材17の接合面は、鏡面となっているため、光が反射し
た場合、金属仕上げの光沢が見える。したがって、時計
用文字板8の全面において、金属仕上げの光沢が見え
る。このとき、装飾パターンA18がない部分から透光
性部材17へ入射した光は、複屈折により、光は2つの
方向に分かれて進む。2つの方向に分かれて進んだ光
が、共に装飾パターンB19と透光性部材17の接合面
で反射された場合、時計用文字板8の直視方向によっ
て、装飾パターンB19が2重にみえたり、みえない場
合がある。これにより、透光性部材17の表面に凸凹を
施すことなく、立体感ある装飾を施すことができる。
【0175】[時計用文字板装飾の第6の実施例その5]
時計用文字板装飾の第6の実施例その1〜その4を適宜
組み合わせて、被覆部材16を形成する。
【0176】多色化、コントラスト、質感に多様なバラ
エティをもたせることができ、時計用文字板の外観品質
を向上させることができる。
【0177】<時計用文字板装飾の第7の実施例>次に、
時計用文字板装飾の第7の実施例を図13を用いて説明
する。
【0178】時計用文字板装飾の特徴は、透光性部材
に、集光部を設けたことにある。透光性部材17の下面
に複数の凸レンズ状の突起17bを設ける。これによ
り、太陽電池素子13への集光密度を高め、発電性能を
高めることができる。下に凸レンズ形状をしている場
合、太陽光は集光されるので、太陽電池の多段分割線部
に光が到達しないようにすることができる。したがっ
て、太陽電池の多段分割線部が透けてみえにくくなり、
かつ発電性能を向上させることができる。このように、
段分割線部が透けてみえにくくなりえることは、被覆部
材16を薄くできることになるので、時計用文字板全体
の厚みも薄くでき、時計全体の意匠を向上させることに
なる。時計用文字板装飾の第1の実施例の記載と同様な
方法で、被覆部材16を製造してもよい。時計用文字板
上面(矢印a方向)からみた場合、装飾パターンA18
と装飾パターンB19は、平面的に重なる部分が、あっ
てもよいし、なくてもよい。
【0179】透光性部材17を上下逆にして使えば、時
計用文字板装飾の第5の実施例と同じになる。
【0180】(第2の実施形態)図9に示すように、本
発明の第1の実施形態に加え、時計用文字板8の反対側
(ウラブタ側)にも太陽電池を配置しながら時計用文字
板8と同様な装飾を施している。ウラブタ側の装飾は、
時計用文字板装飾の第1の実施例〜第7の実施例に記載
した内容と同様なものを施してもよい。
【0181】101はウラブタ固定リングで、外胴ケー
ス1に固定されている。102は中枠で、時計駆動用ム
ーブメント4と外胴ケース1の位置決めを行い、さらに
太陽電池ユニット100を位置決め固定している。太陽
電池ユニット100は、基板109、絶縁皮膜110、
電極膜111、太陽電池112、透明電極113の積層
構造からなり、基板109の上に絶縁皮膜110を設
け、その上に電極膜111を設け、さらに太陽電池11
2を重ねて配置し、透明電極113でその上を覆う。太
陽電池ユニット100の製造工程は、本発明の第1の実
施形態で説明した時計用文字板8と同じでよい。太陽電
池ユニット100の上部には、被覆部材103が配置さ
れ、ウラブタ固定リング101で上下方向を位置決めさ
れている。108は防水パッキンである。
【0182】被覆部材103は、透光性部材104の太
陽電池ユニット100側に装飾パターンA105が配設
され、その反対側に装飾パターンB106配設されてい
る。装飾パターンA105は、光が集光できるようにす
るため、透光性部材104の上面に部分的に被覆されて
いる。装飾パターンB106は、光が太陽電池112に
到達できるようにするため、太陽電池ユニット100と
は反対側の面に部分的に被覆されている。装飾パターン
A105は、ウラブタ固定リング101より低い位置に
配置したほうがよい。装飾パターンA105の表面がこ
すれて外観品質が落ちるのを防いだり、透光性部材10
4の表面が傷ついて、入射光が散乱することにより発電
性能がダウンすることを防いだりできる。被覆部材10
3表面の装飾は、第1の実施形態で説明した方法と同じ
方法が用いられる。時計用文字板の反対側の面の装飾も
バラエティに富ますことができる。
【0183】ここで、時計用文字板の反対側にも太陽電
池を配置した理由について述べる。
【0184】実際の使用状態を考慮すると、時計を腕か
らはずした時、時計用文字板を下側して置かれ、放置さ
れることが考えられる。この場合、太陽電池の発電効率
が優れ、光が当たる所に時計が置かれていても発電され
ないことが有り得る。そこで、時計用文字板の反対側に
も太陽電池を配置しながら装飾を行えば、時計がどのよ
うな姿勢状態で放置されても、光の当たる所に時計が置
かれていると、必ず発電が行なわれる。時計用文字板を
下側して置かれれば、その反対側から光エネルギーを得
て発電を行える。
【0185】(第3の実施形態)図10に示すように、
本発明の第1の実施形態に加え、携帯用バンドにも太陽
電池を配置しながら時計用文字板8と同様な装飾を施し
ている。形態バンドの装飾は、時計用文字板装飾の第1
の実施例〜第7の実施例に記載した内容と同様なものを
施してもよい。
【0186】200は携帯用バンドで湾曲可能である。
201は、合成樹脂や薄い金属板などの湾曲可能な材質
で構成された携帯用バンド基枠である。208は太陽電
池ユニットで携帯用バンド基枠201の上に接着やかし
めなどの方法で固定されている。太陽電池ユニット20
8は、基板202及び太陽電池203からなり、基板2
02は湾曲可能なフィルム樹脂からなり、その上に太陽
電池203が配設されている。太陽電池ユニット208
と被覆部材204の間は隙間が設けられているので、外
部からの衝撃等により被覆部材204がたわんでも、太
陽電池203を直撃しない構造となっている。被覆部材
204は、透光性部材206の上面に装飾パターンA2
05が配設され、透光性部材206の下面に装飾パター
ンB207が配設されている。装飾パターンA205
は、光が集光できるようにするため、透光性部材206
の上面に部分的に被覆されている。装飾パターンB20
7は、光が太陽電池203に到達できるようにするた
め、透光性部材206の下面に部分的に被覆されてい
る。被覆部材204の表面の装飾は、第1の実施形態で
説明した方法と同じ方法が用いられる。時計用文字板8
の装飾だけでなく、携帯用バンド200の装飾も合わせ
て行なわれるので、時計の商品としての完成体の外観性
向上が図れる。
【0187】ここで、携帯用バンドにも太陽電池を配置
した理由について述べる。
【0188】実際の使用状態を考慮すると、時計を腕に
携帯している主な状態は、2つの場合が考えられる。一
つは、時計用文字板を手の甲に向けてはめている状態で
ある。もう一つは、時計用文字板を手のひらに向けては
めている場合である。光発電を行うことを考えると、前
者の方が発電効率がよいといえる。後者の方は、時計用
文字板が腕の陰の隠れ、受光しにくくなってしまう。特
に、デスクワークを行う場合、時計の風防が机上面にあ
たり、時計用文字板に光が入りにくくなる。そこで、携
帯用バンドにも太陽電池を配置すれば、前者・後者どち
らの携帯においても発電を行うことができる。携帯用バ
ンドは湾曲しているので、腕が回転しても光は携帯用バ
ンドのどこかの場所では受光されていることになり、発
電効率を向上させることができる。
【0189】(第4の実施形態)図11に示すように、
本発明の第1の実施形態に加え、時計用文字板の反対側
(ウラブタ側)及び携帯用バンドにも太陽電池を配置し
ながら時計用文字板8と同様な装飾を施している。
【0190】時計用文字板の反対側(ウラブタ側)に、
太陽電池を配置した構造は、第2の実施形態と同じであ
るため、説明を省略する。ウラブタ側の装飾は、時計用
文字板装飾の第1の実施例〜第7の実施例に記載した内
容と同様なものを施してもよい。
【0191】携帯用バンドに太陽電池を配置したした構
造は、第3の実施形態と同じであるため、説明を省略す
る。携帯用バンドの装飾は、時計用文字板装飾の第1の
実施例〜第7の実施例に記載した内容と同様なものを施
してもよい。
【0192】第2の実施形態及び第3の実施形態に比
べ、太陽電池の取り付け面積がさらに広くなるので、さ
らに発電性能を向上させることができる。特に、腕から
はずした状態における発電性能が最も高い。
【0193】なお、本発明では電子時計を用いて実施形
態の説明を行ったが、太陽電池付きの電卓、電子手帳、
液晶表示装置などの電子機器において、本発明を逸脱し
ない範囲内において種々変形応用が可能である。
【0194】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、太
陽電池上面を覆う被覆部材を有する電子機器において、
発電性能をダウンさせることなく、外観性向上(見栄え
改善)を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における太陽電池付き
電子時計の断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における太陽電池付き
電子時計の時計用文字板の断面図で、時計用文字板装飾
の第1の実施例である。
【図3】本発明の第1の実施形態における太陽電池付き
電子時計の時計用文字板の平面図で、時計用文字板装飾
の第1の実施例である。
【図4】本発明の第1の実施形態における太陽電池付き
電子時計の時計用文字板の断面図で、時計用文字板装飾
の第2の実施例である。
【図5】本発明の第1の実施形態における太陽電池付き
電子時計の時計用文字板の平面図で、時計用文字板装飾
の第2の実施例である。
【図6】本発明の第1の実施形態における太陽電池付き
電子時計の時計用文字板の断面図で、時計用文字板装飾
の第3の実施例である。
【図7】本発明の第1の実施形態における太陽電池付き
電子時計の時計用文字板の平面図で、時計用文字板装飾
の第3の実施例である。
【図8】本発明の第1の実施形態における太陽電池付き
電子時計の時計用文字板の断面図で、時計用文字板装飾
の第4の実施例である。
【図9】本発明の第1の実施形態における太陽電池付き
電子時計の時計用文字板の平面図で、時計用文字板装飾
の第4の実施例である。
【図10】本発明の第1の実施形態における太陽電池付
き電子時計の時計用文字板の断面図で、時計用文字板装
飾の第5の実施例である。
【図11】本発明の第1の実施形態における太陽電池付
き電子時計の時計用文字板の平面図で、時計用文字板装
飾の第5の実施例である。
【図12】本発明の第1の実施形態における太陽電池付
き電子時計の時計用文字板の断面図で、時計用文字板装
飾の第6の実施例である。
【図13】本発明の第1の実施形態における太陽電池付
き電子時計の時計用文字板の断面図で、時計用文字板装
飾の第7の実施例である。
【図14】本発明の第2の実施形態における太陽電池付
き電子時計の断面図である。
【図15】本発明の第3の実施形態における太陽電池付
き電子時計の断面図である。
【図16】本発明の第4の実施形態における太陽電池付
き電子時計の断面図である。
【符号の説明】
1 外胴ケース 2 風防 3 ウラブタ 4 時計駆動用ムーブメント 5 時針 6 分針 7 秒針 8 時計用文字板 9 足部 10、109、202 基板 11、110 絶縁皮膜 12、111 電極膜 13、112、203 太陽電池! 14、113 透明電極 15 スペーサ 16、103、203 被覆部材 17、104、206 透光性部材 18、105、205 装飾パターンA 19、106、207 装飾パターンB 100、208 太陽電池ユニット

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1)太陽電池の上部を覆う被覆部材におい
    て、 2)前記被覆部材は、 a)透光性部材と、 b)前記透光性部材の上面を、部分的に覆うように配設さ
    れた装飾パターンAと、 c)前記透光性部材の下面に、部分的に覆うように配設さ
    れた装飾パターンBとからなり、 d)前記装飾パターンAと前記装飾パターンBとにより、
    前記太陽電池を覆うよう配設されていることを特徴とす
    る太陽電池上面を覆う被覆部材。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記装飾パターンAと前記装飾パターンBとの平面的な
    重ね合わせにより、前記太陽電池の全面を覆うことを特
    徴とする太陽電池上面を覆う被覆部材。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記装飾パターンAと前記装飾パターンBは、互いに平
    面的に重ならない位置に配設されていることを特徴とす
    る太陽電池上面を覆う被覆部材。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記装飾パターンAと前記装飾パターンBは、その平面
    的な重ね合わせにより、太陽電池上部を部分的に覆うこ
    とを特徴とする太陽電池上面を覆う被覆部材。
  5. 【請求項5】請求項1において、 前記装飾パターンAと前記装飾パターンBの一方または
    両方が、透光性部材に埋設されていることを特徴とする
    太陽電池上面を覆う被覆部材。
  6. 【請求項6】請求項1において、 前記透光性部材は、その表面の一方または両方に、複数
    の凹凸部を設けることを特徴とする太陽電池上面を覆う
    被覆部材。
  7. 【請求項7】請求項1において、 前記前記装飾パターンAは、立体的な装飾パターンから
    なることを特徴とする太陽電池上面を覆う被覆部材。
  8. 【請求項8】前記透光性部材は、無色透明であることを
    特徴とする請求項1記載の太陽電池上面を覆う被覆部
    材。
  9. 【請求項9】前記透光性部材は、有色透明であることを
    特徴とする請求項1記載の太陽電池上面を覆う被覆部
    材。
  10. 【請求項10】前記透光性部材は、光の複屈折を生じる
    ものであることを特徴とする請求項1記載の太陽電池上
    面を覆う被覆部材。
  11. 【請求項11】前記装飾パターンAと前記装飾パターン
    Bは、いずれか一方または両方が金属であることを特徴
    とする請求項1記載の太陽電池上面を覆う被覆部材。
  12. 【請求項12】請求項11において、前記装飾パターン
    Aと前記装飾パターンBの金属の厚みは、0.1μm〜0.3
    μmであることを特徴とする請求項1記載の太陽電池上
    面を覆う被覆部材。
  13. 【請求項13】請求項1乃至12の内少なくとも1項記
    載の太陽電池上面を覆う被覆部材を、電子機器表示体部
    に用いたことを特徴とする太陽電池付き電子機器。
  14. 【請求項14】請求項1乃至12の内少なくとも1項記
    載の太陽電池上面を覆う被覆部材を、電子機器表示体部
    及び電子機器裏側に用いたことを特徴とする太陽電池付
    き電子機器。
  15. 【請求項15】請求項1乃至12の内少なくとも1項記
    載の太陽電池上面を覆う被覆部材を、電子機器表示体部
    及びその携帯用バンドに用いたことを特徴とする太陽電
    池付き電子機器。
  16. 【請求項16】請求項1乃至12の内少なくとも1項記
    載の太陽電池上面を覆う被覆部材を、電子機器表示体
    部、電子機器裏側及びその携帯用バンドに用いたことを
    特徴とする太陽電池付き電子機器。
  17. 【請求項17】請求項13乃至16の内少なくとも1項
    記載の太陽電池付き電子機器を電子時計としたことを特
    徴とする太陽電池付き時計。
JP10001176A 1997-01-08 1998-01-06 太陽電池上面を覆う被覆部材及びそれを有する電子機器、時計 Pending JPH10253773A (ja)

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