JPH1025489A - トラクションドライブ用流体 - Google Patents
トラクションドライブ用流体Info
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- JPH1025489A JPH1025489A JP8180954A JP18095496A JPH1025489A JP H1025489 A JPH1025489 A JP H1025489A JP 8180954 A JP8180954 A JP 8180954A JP 18095496 A JP18095496 A JP 18095496A JP H1025489 A JPH1025489 A JP H1025489A
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Abstract
数を示し、摩擦特性がすぐれたトラクションドライブ用
流体を提供する。 【解決手段】 下記A,B,D,E成分を配合する。 A成分:一般式 (式中、R1 〜R10は、水素C1 〜C3 のアルキル基ま
たはシクロヘキシル基からそれぞれ独立に選択され2基
をあらわし、Q1 〜Q4 はC1 〜C3 のアルキル基また
はシクロヘキシル基からそれぞれ独立に選択され、n1
〜n4 は0〜5の整数である。)であらわされる少なく
とも1種の化合物 B成分:シクロペンタジエン類とビニル芳香族炭化水素
類との熱共重合物またはその水素化物で軟化点が40℃
以上もしくは重量平均分子量が250以上のものを配合
してなる。 D成分:特定のリン酸エステル E成分:N系またはエステル系の摩擦調節剤。 さらに、C成分:A成分より低粘度の炭化水素を配合し
てもよい。
Description
イブ用流体の改良に関し、広い温度範囲にわたって高い
トラクション係数を示すとともに、摩擦特性がすぐれた
トラクションドライブ用流体を提供する。
たは円錐状の回転体とそれを包む回転体との間にはさみ
こまれた流体油膜が流動性を失い硬化することにより生
じる剪断に対する抵抗力に起因する、ころがりすべり摩
擦を利用した動力伝達装置であって、自動車用無段変速
機、産業用機械の無段変速機あるいは水圧機器などに広
く用いられてきている。 とくに近年、自動車用を中心
にトラクションドライブ装置の高性能化や小型軽量化の
研究が進み、トラクションドライブ用流体も高性能のも
のが要求されている。
トラクションドライブ本体のほかにトルクコンバータ、
油圧機構、湿式クラッチなどが含まれており、これらを
潤滑するトラクションドライブ用流体には、前述した優
れたトラクション特性に加えて、粘度特性、摩擦特性、
耐摩耗性、焼き付き防止性、耐腐食性、低温流動性、酸
化安定性、錆止め性、シール適合性、消泡性、剪断安定
性など、さまざまな性質が求められている。
も種々提案されている(特開昭60−228599、特
開昭60−96690、特開昭60−58495等)。
従来のものは、30℃付近でのトラクション係数は比
較的高いが、高温になるにつれてトラクション係数が低
下し、実走行時の油温と考えられる高温域ではトラクシ
ョン係数が小さく、実用性が低い。 そこで、高温にお
けるトラクション係数の改善法が提案された(特開平5
−1292)。 これは、シクロペンタジエン系の3〜
6量体を主成分とするものに、シクロペンタジエン類と
α−オレフィンとの熱共重合物を配合することにより、
高温領域(120℃付近)のトラクション係数を向上さ
せる技術である。
は、シクロペンタジエン系化合物の重合物を使用して、
高温領域のトラクション係数を向上させている。 この
効果はシクロペンタジエン系化合物単独の重合物の効果
によるものであって、他の共重合物を用いるとしても、
使えるものは脂肪族のオレフィンまたはジエンであると
記載されている。
体に関しては、トラクション特性だけが問題にされてい
る場合が多く、後述するトラクションドライブ装置の潤
滑という観点から必要とされる、各種の性能を備えてい
ないものが多い。 自動車用トラクションドライブは広
い温度領域で使用されるため、これらを潤滑する自動車
用トラクションフルードは、低温時の始動性を考慮する
とともに、油圧制御のための油圧油としての性能が要求
される。 すなわち、低温粘度を重視した粘度−温度特
性、および低温流動性を改善する必要がある。
ッチを用いたロックアップ機構を付けたトルクコンバー
タの採用が検討されている。 ロックアップ機構とは、
走行条件に応じて、エンジンの出力を直接トラクション
ドライブに伝達するものである。 低速域における燃費
を改善するため、低速域でもロックアップクラッチを使
用する、スリップ制御が導入されることが予想される。
低速域においてロックアップ機構を作動させた場合、
「ジャダー」と呼ばれる車体振動が発生するおそれがあ
る。 ジャダーの発生を抑制するためには、μ(摩擦係
数)−V(滑り速度)特性の良好な潤滑油を使用するこ
とが必要である。
が発生しやすくなり、ロックアップ作動時に伝達トルク
のロスが多くなるおそれがある。 伝達トルクのロスを
少なくするためには、湿式クラッチにおける静摩擦係数
を高める必要がある。 この特性を「伝達トルク容量」
と名づける。
であるが、自動車用トラクションフルードとしては、両
者をバランスよくもつことが要求される。 ところが、
従来提案されてきたトラクションドライブ用流体は、ジ
ャダー防止性能および伝達トルク容量の両性能をともに
加味したものは少ない。 すなわち、スリップ制御ロッ
クアップコンバータ付きトラクションドライブ装置用の
潤滑油としては、不満足なものである。
ロペンタジエンとα−オレフィン類またはモノビニル芳
香族炭化水素類との熱共重合物またはその水素化物に、
分岐を有するポリ−α−オレフィンを配合したものを使
用することが提案されている(特開平5−14057
4)。
ション係数を有するトラクションドライブ用流体を開発
すべく研究の結果、高いトラクション係数を有する下記
の化合物(A成分)に、
素、C1〜C3のアルキル基およびシクロヘキシル基から
選択される基をあらわし、Q1〜Q4はC1〜C3のアルキ
ル基およびシクロヘキシル基からそれぞれ独立に選択さ
れる基をあらわし、n1〜n4は0〜5の整数である。
n1〜n4が2〜5の整数である場合、Q1〜Q4の各基は
独立に選択することができる。〕 シクロペンタジエン類とビニル芳香族炭化水素類との熱
共重合物またはその水素化物であって、軟化点が40℃
付近以上および重量平均分子量が250以上の条件の少
なくともひとつを満たす化合物(B成分)を、A/Bが
85/15〜97/3の重量比で配合したもの、あるい
はその配合重量比A/Bが85/15未満である場合
に、そこで用いられているA成分よりも低粘度の下記の
化合物の少なくとも1種(C成分)を加えたトラクショ
ンドライブ用流体が、優れた温度特性をもつことを見出
して、すでに提案した(特願平7−349892)。
導体の水素化物である、式6の化合物
はシクロヘキシル基から選択される基をあらわし、n5
は0〜10の整数である。 n5が2〜10の場合、そ
れぞれのQ5は独立に選択することができる。〕 (ii)トリシクロペンタジエンまたはその誘導体の水素
化物である、式7の化合物
ロヘキシル基から選択される基をあらわし、n6は0〜
15の整数である。 n6が2〜15の場合、それぞれ
のQ6は独立に選択することができる。〕 (iii)テトラシクロペンタジエンまたはその誘導体の水
素化物である、式8の化合物
ロヘキシル基から選択される基をあらわし、n7は0〜
20の整数である。 n7が2〜20の場合、それぞれ
のQ7は独立に選択することができる。〕 (iv)デカリンまたはその誘導体である、式9の化合物
ロヘキシル基から選択される基をあらわし、n8は0〜
10の整数である。 n8が2〜10の場合、それぞれ
のQ8は独立に選択することができる。〕および (v)ポリ−α−オレフィンであって重量平均分子量が
100〜1000であり、分岐を有する化合物。
成分について開示した上記特開平5−14074に記載
のトラクションドライブ用流体の成分(ポリ−α−オレ
フィン)と、前記特願平7−349892に記載のトラ
クションドライブ用流体の成分(シクロペンタジエン系
化合物)とを組み合わせ、それにリン酸エステル化合物
または亜リン酸エステル化合物と摩擦調整剤とを配合す
ることによって、いっそうすぐれたトラクションドライ
ブ用流体が得られることを見出した。
した発明者らの得た最新の知見を活かし、30℃付近で
高いトラクション係数を有し、そのトラクション係数が
高温域においてもあまり低下せず、しかもすぐれた摩擦
特性を有するトラクションドライブ用流体を提供するこ
とにある。
ライブ用流体のひとつの態様は、下記のA,B,Dおよ
びE成分 (A)一般式1または2の化合物
素、C1〜C3のアルキル基およびシクロヘキシル基から
選択される基をあらわし、Q1〜Q4はC1〜C3のアルキ
ル基およびシクロヘキシル基からそれぞれ独立に選択さ
れる基をあらわし、n1〜n4は0〜5の整数である。
n1〜n4が2〜5の整数である場合、Q1〜Q4の各基は
独立に選択することができる。〕 (B)シクロペンタジエン類とビニル芳香族炭化水素類
との熱共重合物またはその熱共重合物の水素化物であっ
て、軟化点が40℃以上および重量平均分子量が250
以上の条件の少なくともひとつを満たすもの、(D)一
般式3〜5の、リン酸エステル、酸性リン酸エステル、
亜リン酸エステルおよび酸性亜リン酸エステルからえら
んだ少なくとも1種のリン化合物、
C1 〜C30の炭化水素基またはイオウ原子含有炭化水素
基をあらわし、XおよびYは1または2である。〕なら
びに(E)N系およびエステル系の化合物からえらんだ
少なくとも1種の摩擦調整剤からなり、A成分とB成分
との比が、重量で、A:B=85:15〜97:3であ
るトラクションドライブ用流体である。
まひとつの態様は、下記のA,B,C,DおよびE成分 (A)一般式1または2の化合物
1〜Q4、およびn1〜n4は前記した意味を有する。〕 (B)シクロペンタジエン類とビニル芳香族炭化水素類
との熱共重合物またはその熱共重合物の水素化物であっ
て、軟化点が40℃以上および重量平均分子量が250
以上の条件の少なくともひとつを満たすもの、 (C)下記の化合物のうちの少なくとも1種であって、
かつ40℃における粘度が、そこで用いられているA成
分の40℃における粘度よりも低いもの (i)ジシクロペンタジエンまたはその誘導体の水素化
物である、式6の化合物
する。〕 (ii)トリシクロペンタジエンまたはその誘導体の水素
化物である、式7の化合物
する。〕 (iii)テトラシクロペンタジエンまたはその誘導体の水
素化物である、式8の化合物
する。〕 (iv)デカリンまたはその誘導体である、式9の化合物
する。〕および (v)ポリ−α−オレフィンであって重量平均分子量が
100〜1000であり、分岐を有する化合物 (D)一般式3〜5の、リン酸エステル、酸性リン酸エ
ステル、亜リン酸エステルおよび酸性亜リン酸エステル
からえらんだ少なくとも1種のリン化合物
は前記した意味を有する。〕ならびに (E)N系およびエステル系の化合物からえらんだ少な
くとも1種の摩擦調整剤からなるトラクションドライブ
用流体であり、そして環状の炭素骨格に結合している水
素は、置換基としては表示してない。
書で、C1〜C3のアルキル基は、具体的には、メチル
基、エチル基、n−プロピル基およびi−プロピル基で
ある。
は、水素、メチル基またはエチル基であることが好まし
い。 中でも、水素またはメチル基が好ましい。 ま
た、シクロヘキシル基に隣接する炭素原子がアルキル化
されているものが、とくに好ましい。 原料の入手が容
易であることや、コストから考えて、n1 〜n4 は実際
上は0〜2の範囲にあることがとくに適切である。 Q
1 〜Q4 が存在する場合には、メチル基が一般的であ
る。 化合物1および2の好ましい例としては、1,2
−ジシクロヘキシルプロパン、1,2−ジシクロヘキシ
ル−2−メチルプロパン、2,3−ジシクロヘキシルブ
タン、2,3−ジシクロヘキシル−2−メチルブタン、
2,3−ジシクロヘキシル−2,3−ジメチルブタン、
1,3−ジシクロヘキシルブタン、1,3−ジシクロヘ
キシル−3−メチルブタン、2,4−ジシクロヘキシル
ペンタン、2,4−ジシクロヘキシル−2−メチルペン
タン、2,4−ジシクロヘキシル−2,4−ジメチルペ
ンタン、1,3−ジシクロヘキシル−2−メチルブタ
ン、2,4−ジシクロヘキシル−2,3−ジメチルブタ
ン、2,4−ジシクロヘキシル−2,3−ジメチルペン
タン等が挙げられる。 さらに、上記化合物の任意のメ
チル基が、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基
またはシクロヘキシル基で置換された化合物、および、
シクロヘキシル環の任意の位置がひとつ以上、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、シク
ロヘキシル基の中から選ばれた基でアルキル化されたも
のなどが挙げられる。 また、化合物1と2とは、それ
ぞれ単独で使用しても、任意の割合の混合物で使用して
もかまわない。
二量体の水素化物は、α−アルキルスチレンを二量化
し、さらに水素化することによって得ることができる。
二量化および水素化の方法についてはとくに制限がな
く、任意の方法により適宜行なうことができる。
般には酸性触媒の存在下、必要に応じて溶剤、反応調整
剤などを加えて実施することができる。 酸性触媒とし
て、具体的には活性白土、酸性白土等の白土類、硫酸、
塩酸、フッ化水素酸等の鉱酸類、p−トルエンスルホン
酸、トリフリック酸等の有機酸、塩化アルミニウム、塩
化第二鉄、塩化第二スズ、三フッ化ホウ素、三臭化ホウ
素、臭化アルミニウム、塩化ガリウム、臭化ガリウム等
のルイス酸、さらに、ゼオライト、シリカ、アルミナ、
シリカ・アルミナ、カチオン交換樹脂、ヘテロポリ酸等
の固体酸が挙げられる。 この酸性触媒の使用量はα−
メチルスチレンに対し一般に0.1〜100重量%、好
ましくは1〜20重量%の範囲であるが、とくに制限は
ない。
く、具体例としてはn−ペンタン、n−ヘキサン、ヘプ
タン、オクタン、ノナン、デカン、あるいはシクロペン
タン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、デカリ
ン等が挙げられる。
的で、反応調整剤を用いるとよい。具体的には、酢酸等
のカルボン酸、無水酢酸、無水フタル酸等の酸無水物、
γ−ブチロラクトン、バレロラクトン等の環状エステル
類、エチレングリコール等のグリコール類、ニトロメタ
ン、ニトロベンゼン等のモノニトロ化合物類、酢酸エチ
ル等のエステル類、メシチルオキシド等のケトン類、ホ
ルマリン、アセトアルデヒド等のアルデヒド類、セロソ
ルブ類、ジエチレングリコールモノエチルエーテル等の
ポリアルキレングリコールアルキルエーテル類等が挙げ
られる。
0℃、とくに0〜160℃が好ましい。
レン二量体の水素化も、一般に触媒の存在下、必要に応
じて反応媒体として溶剤を使用して行なうことができ
る。触媒としては、ニッケル、ルテニウム、パラジウ
ム、白金、ロジウム、イリジウム、銅、クロム、モリブ
デン、コバルト、タングステン等の金属を1種類以上含
む、いわゆる水添用触媒として知られているものを用い
ることができる。 この触媒の添加量もとくに制限はな
いが、通常は、上記重合体に対して0.1〜100重量
%、好ましくは1〜20重量%の範囲とする。
−ペンタン、n−ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナ
ン、デカン、ドデカン等やシクロペンタン、シクロヘキ
サン、メチルシクロヘキサン等の液状の飽和炭化水素類
が挙げられる。 この水素化反応は、通常の水素化反応
と同様に、20〜300℃、好ましくは40〜200℃
の温度範囲で、常圧〜200kg/cm2(G)、好ましく
は20〜100kg/cm2(G)の水素圧下で実施すること
ができる。
化について説明したが、スチレンや、メチル基以外のア
ルキル基またはシクロアルキル基で置換されたα−アル
キルスチレンの二量体の水素化も、これと同様に実施で
きることはもちろんである。
体の水素化物は、その中の線状体の割合を高める必要が
ある。 そのためには、本発明者らがすでに提案した下
記の方法でこれを製造することが好ましい。 すなわ
ち、α−アルキルスチレンを、 i)原料α−アルキルスチレン基準で1〜100重量%
のヘテロポリ酸を触媒として用い、無溶剤下、固相−液
相の不均一系で、80〜140℃で二量化するか(特開
平7−242575)、 ii)原料α−アルキルスチレン基準で1〜200重量%
のヘテロポリ酸を用い、触媒を溶解しない溶剤の存在
下、固相−液相の不均一系で、30〜140℃で二量化
するか(同上)、または iii) ヘテロポリ酸を用いて、水の共存下、二量化する
方法(特開平7−242573)である。 これらの反
応生成物に前述した既知の水素化反応を行なって得た反
応生成物は、線状体の割合がきわめて高いので、困難な
環状体の分離工程を省略できるという利点を有する。
上記した発明者ら提案の二量化法は、二量体への転化率
も高く、反応時間も大幅に短縮できるため、経済的にも
有利である。
るに際して、目的物の環状異性体であるオクタヒドロイ
ンダンが副生することもある。 これはトラクション係
数を低下させるため、混在しないことが好ましい。 本
発明のトラクションドライブ用流体中のα−アルキルス
チレン二量体水素化物の純度は、70重量%以上である
ことを要する。 90重量%以上であることが好まし
い。
成分は、二量化以外の手段でも得られる。 たとえば芳
香族化合物のカップリング反応の後に核水素化すること
(特開昭60−258131、特開昭60−26289
2)である。 核水素化する前にフリーデルクラフツ反
応等の芳香族置換反応によりアルキル化を行ない、その
後に水素化を行なえば、シクロヘキサン環にアルキル基
が導入された化合物が得られる。
成分は、前記したとおり、シクロペンタジエン類とビニ
ル芳香族炭化水素類との熱共重合体またはその水素化物
である。 このB成分の製造に用いられるシクロペンタ
ジエン類には、シクロペンタジエン、そのオリゴマーの
アルキル置換体、およびそれらの混合物が含まれ、工業
的には、ナフサ等をスチームクラッキングして得られ
る、シクロペンタジエン類を約30重量%以上、好まし
くは約50重量%以上含むシクロペンタジエン系留分
(CPD留分)を用いることが有利である。
共重合可能なオレフィン性単量体が含まれていてもよ
い。 オレフィン性単量体の例としては、イソプレン、
ピペリレンあるいはブタジエン等の脂肪族ジオレフィン
や、シクロペンテン等の脂環式オレフィン等が挙げられ
る。 これらオレフィン類の濃度は低い方が好ましい
が、シクロペンタジエンに対して約10重量%以下であ
れば許容される。
ペンタジエンまたはその誘導体の単量体を用いる場合は
1モルとして、二量体を用いる場合は2モルとして、そ
れぞれ配合量を計算する。
ル芳香族炭化水素類としては、スチレン、o−,m−,
p−ビニルトルエン、α−,β−メチルスチレン等が挙
げられ、これらを、シクロペンタジエン類1モル当たり
3モル未満配合するのが工業的に好ましい。 このビニ
ル芳香族炭化水素類はインデン、メチルインデンあるい
はエチルインデン等のインデン類を含んでいてもよい。
工業的には、ナフサ等のスチームクラッキングにより
得られる、いわゆるC9 留分を用いるのがよいが、得ら
れる生成物の品質を高く保つためには、これらの各種原
料の中でもとくにスチレンモノマーを用いることが好ま
しい。
芳香族炭化水素類との熱共重合体またはその水素化物で
ありさえすればよく、その製法にはとくに制限がない
が、熱共重合法の好適な例を示せば、下記の方法があ
る。 すなわち、シクロペンタジエン類とビニル芳香族
炭化水素類とを、溶剤の存在下または不存在下に、好ま
しくは窒素ガス等の不活性ガス雰囲気下で、約160〜
300℃、好ましくは約180〜280℃の温度で、約
0.1〜10時間、好ましくは約0.5〜6時間、原料
系を液相に保ち得る圧力下で熱共重合する。 この重合
反応混合液から、原料中の不活性成分、未反応原料、さ
らに必要ならば溶剤を、蒸留等の操作により留去した
後、引き続き第二段の重合を、減圧下、約160〜28
0℃で約0.5〜4時間行ない、さらに必要に応じて目
的とする熱共重合物から、軽質のものを蒸留等の操作に
より除去する。
ン類とビニル芳香族炭化水素類との熱共重合体は、軟化
点が40℃以上または重量平均分子量が約250以上、
好ましくは、軟化点が100℃以上200℃以下または
重量平均分子量が400以上2000以下のものであ
る。
てもトラクションドライブ用流体として高い配合効果を
示すが、酸化安定性等の性能を考慮すると、水素化処理
を施すことが好ましい。 水素化処理は、通常の方法で
行なうことができる。 たとえば、前記したA成分の水
素化に用いられる触媒、代表的にはニッケル、パラジウ
ム、白金等の水素化触媒を用い、溶剤の存在下または不
存在下に、約70〜300℃、好ましくは約100〜2
50℃の温度範囲、水素圧約10〜200kg/cm2
(G)、好ましくは約20〜120kg/cm2 (G)の圧
力下で、約0.5〜20時間、好ましくは約1〜10時
間水素化処理すればよい。
体の芳香族環にアルキル化を施すこともできる。 アル
キル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、i−プロピル基、シクロヘキシル基等が挙げられ
る。
分との配合比は、重量でA/B=85/15〜97/
3、好ましくは85/15〜95/5である。 B成分
の割合が少な過ぎると、高温におけるトラクション係数
向上効果がほとんど認められない。 多過ぎると、トラ
クション係数は高くなるが、粘度の増加が大きくなり、
ハンドリング時および使用時のエネルギー損失等の問題
を生じるので好ましくない。 上記範囲内の配合比であ
ってもさらに粘度を下げたい場合には、40℃における
粘度がそこで用いるA成分の40℃における粘度よりも
低い化合物を加えることにより、粘度を下げることがで
きる。
上記よりも多く使用する場合には、やはり粘度が高くな
るので、それを抑えるために、同様に低粘度の物質を加
えることが好ましい。 とくに、トラクション係数が高
いものを使えば、トラクション係数の低下は小さく抑え
ながら、粘度を下げることができる。 好ましい具体例
として前記の化合物(i)〜(v)を挙げることがで
き、これらをC成分として使用する態様が本発明の第二
の態様である。 なお(i)〜(v)の化合物は、単独で用
いても、混合して用いてもよい。
易性やコストから考えて、つぎの範囲からえらぶことが
好ましい:シクロペンタジエン重合体である(i)〜(i
ii)のn5 〜n7 は0〜4、デカリン化合物である(i
v)のn8 は0〜8、とくに0〜4。
−オレフィンは、四級または、三級炭素原子を主鎖にも
つものである。 原料としては炭素数が3以上のオレフ
ィンであればよく、とくにイソブチレンの1〜4量体や
プロピレンの1〜5量体が好適に用いられる。 また、
これらのオレフィンは1種類単独で重合させてもよい
し、2種類以上混合して重合させてもよい。
量が100〜1000の範囲のものであればよく、とく
に分子量150〜500のものが好適に用いられる。
これらポリα−オレフィンの分子量は100より小さい
と、蒸発性が高い上に、油膜保持能力が低いし、分子量
が1000より大きいと、粘度上昇による低温流動性の
低下が生じ、どちらも好ましくない。 なお、C成分と
してポリエチレンなどの分岐を有しないポリα−オレフ
ィンを使用すると、得られるトラクション係数が低く、
本発明の所期の効果は得られない。
用流体中10〜70重量%、好ましくは30〜50重量
%とする。
の温度領域において高いトラクション性能を示すが、以
下に述べるD成分およびE成分を一定量含有することに
より、摩擦特性に優れたトラクションドライブ用流体を
得ることができる。
ステル、亜リン酸エステルおよび酸性亜リン酸エステル
などのリン化合物であって、前記の一般式で表わされる
ものである。
ルホスフェート、トリアルキルホスフェート等があり、
たとえば、ベンジルジフェニルホスフェート、アリルジ
フェニルホスフェート、トリフェニルホスフェート、ト
リクレジルホスフェート、エチルジフェニルホスフェー
ト、トリブチルホスフェート、エチルジブチルホスフェ
ート、クレジルジフェニルホスフェート、ジクレジルフ
ェニルホスフェート、エチルフェニルジフェニルホスフ
ェート、ジエチルフェニルフェニルホスフェート、プロ
ピルフェニルジフェニルホスフェート、ジプロピルフェ
ニルフェニルホスフェート、トリエチルフェニルホスフ
ェート、トリプロピルフェニルホスフェート、ブチルフ
ェニルジフェニルホスフェート、ジブチルフェニルフェ
ニルホスフェート、およびトリブチルフェニルホスフェ
ート等の化合物を挙げることができる。
2−エチルヘキシルアシッドホスフェート、イソデシル
アシッドホスフェート、ラウリルアシッドホスフェー
ト、トリデシルアシッドホスフェート、ステアリルアシ
ッドホスフェート、イソステアリルアシッドホスフェー
ト、オレイルアシッドホスフェート、ジ(2−エチルヘ
キシル)ホスフェート等が挙げられる。
リフェニルホスファイト、トリ(p−クレジル)ホスフ
ァイト、トリ(ノニルフェニル)ホスファイト、トリイ
ソオクチルホスファイト、ジフェニルイソデシルホスフ
ァイト、フェニルジイソデシルホスファイト、トリイソ
デシルホスファイト、トリステアリルホスファイト、ト
リオレイルホスファイト等が挙げられる。
ば、ジ(2−エチルヘキシル)ハイドロジエンホスファ
イト、ジラウリルハイドロジエンホスファイト、ジオレ
イルハイドロジエンホスファイト等が挙げられる。
用流体中、0.01〜5.0重量%、好ましくは、0.
03〜3重量%、とくに好ましくは、0.05〜1重量
%を占めるように配合する。
たは)エステル系摩擦調整剤を添加する。
(CO)NH−(アミド結合)、−NH−、および−N
<を有する化合物がある。 −(CO)NH−を有する
ものとしては、エチルヘキシルアミド、ブチルヘキシル
アミド、ブチルデシルアミド、エチルヘキサデシルアミ
ド、ブチルエイコシルアミド、ジヘキサデシルアミドの
ような、一般式R9 −CONH−R10 であらわされる
化合物を挙げることができ、これらの中でも、ブチルデ
シルアミド、エチルヘキサデシルアミド、ブチルエイコ
シルアミドなどが好ましい。 上記一般式中、R9 およ
びR10は、各々炭素数3〜20および2〜20の炭化水
素基であり、好ましい炭化水素基は、アルキル基および
アルケニル基である。 −NH−を有するものとして
は、エチルヘキシルアミン、エチルデシルアミン、ブチ
ルデシルアミン、エチルヘキサデシルアミン、ブチルエ
イコシルアミンなどを挙げることができ、これらの中で
も、エチルデシルアミン、ブチルデシルアミン、ブチル
エイコシルアミンなどが好ましい。
N(C8 H16−COOH)2 のように、一般式R13−N
(R14−COOH)2 であらわされる化合物を挙げるこ
とができる。 C18H37−N(C8 H16−COOH)2
などは、カルボキシル基と−N<結合の両方を含む化合
物である。
−COO−を有する化合物であって、ヘキサン酸メチ
ル、ウンデカン酸メチル、テトラデカン酸メチル、オク
タデカン酸メチル、エイコサン酸ブチル、酢酸オクタデ
シル、こはく酸ジテトラデシルなどを挙げることがで
き、これらの中でも、テトラデカン酸メチル、オクタデ
カン酸メチルなどが好ましい。
を基準として、0.01〜3.0重量%、好ましくは、
0.03〜1重量%、とくに好ましくは、0.05〜
0.5重量%の範囲で使用する。 この範囲より少ない
と耐ジャダー性能(μ−V特性)の改善効果が小さく、多
すぎると静摩擦係数が低くなって、伝達トルク容量の低
下による湿式クラッチの滑りが生じる。
は、必要に応じて、摩耗防止剤、無灰型分散剤、金属型
清浄剤、酸化防止剤、防錆剤、金属不活性剤、粘度指数
向上剤および消泡剤などを添加してもよい。
ルフォネート、アルカリ土類金属フェネート等が、無灰
型分散剤としてはアルケニルコハク酸イミド、アルケニ
ルコハク酸エステル、長鎖脂肪酸とポリアミンとのアミ
ド(アミノアミド型)等が、摩耗防止剤としてはジアル
キルジチオリン酸亜鉛等が、酸化防止剤としてはアミン
系、フェノール系の酸化防止剤等が、金属不活性剤とし
てはベンゾトリアゾール、チアジアゾール、防錆剤とし
てはアルケニルコハク酸エステルまたはその部分エステ
ル等が、粘度指数向上剤としてはポリメタクリレート、
オレフィンコポリマー等が、流動点降下剤としてはポリ
メタクリレート等が、消泡剤としてはシリコン化合物、
エステル系消泡剤等が、それぞれ挙げられる。
けるA成分とB成分とは、相乗効果により、とくに高温
領域でのトラクション係数を大きく向上させる。 これ
らにD成分およびE成分を添加することにより、トラク
ションドライブ装置で必要とされる摩擦特性が大いに向
上する。 A成分よりも低粘度のC成分を配合した態様
においては、広範囲の温度領域で高いトラクション係数
を示すとともに、低温流動性に優れたトラクションドラ
イブ用流体が得られる。
体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。
α−メチルスチレンを1200g、水を400g、H3
PW12O40を800g入れ、冷却装置および温度計を取
り付けて、100℃で3時間反応させた。 冷却後水層
を除去し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
有機層をガスクロマトグラフィーで分析したところ、α
−メチルスチレンの転化率は89.5%、α−メチルス
チレン二量体の収率は86.4%、選択率は96.5%
であった。
0リットルのオートクレーブに入れ、さらにシクロヘキ
サン5000gおよびN−113(日揮化学(株)製の水
素化触媒)120gを加え、オートクレーブを密封し
た。 水素圧60kg/cm2(G)、反応温度180℃で5
時間反応させた後冷却し、濾過して触媒を除去した。
ルスチレンの水素化物を留去し、生成物1250gを得
た。 ガスクロマトグラフィーで分析したところ、2,
4−ジシクロヘキシル−2−メチルペンタン(以下、
(a−1)成分と記す。 これはA成分の一具体例であ
る。)の純度は96.5%であった。
に温度計および冷却管を取り付け、無水クメン2300
gと、金属ナトリウム40gおよびイソプロピルアルコ
ール11gを入れて130℃に加熱し、強く撹拌しなが
らスチレン650gを3時間かけて滴下し、続いて1時
間撹拌し反応させた。 撹拌を止め、冷却後に油層を取
り出し、エタノール200gを加え、5N塩酸水溶液お
よび飽和食塩水2リットルでそれぞれ3回洗浄した。
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、ロータリーエバポレータ
ーにより未反応のクメンを留去し、次いで減圧蒸留によ
り沸点115〜125℃(0.13mmHg)の留分700g
を得た。 この留分450gを10リットのオートクレ
ーブに入れ、シクロヘキサン4500gおよびN−11
3(日揮化学(株)製の水素化触媒)45gを入れ、オー
トクレーブを密閉した。 水素圧60kg/cm2(G)で1
80℃、5時間水素化を行ない、室温まで冷却した。
触媒を濾別し、シクロヘキサンをロータリエバポレータ
ーで留去後分析したところ、1,3−ジシクロヘキシル
−3−メチルブタン(以下、(a−2)成分と記す。 こ
れはA成分の一具体例である。)であった。
グにより得たペンタジエン留分(ジシクロペンタジエン
75.0重量%、オレフィン5.4重量%、残余の大部
分は飽和炭化水素からなる)500g、スチレンモノマ
ー125gおよびキシレン775gを、窒素雰囲気下、
18kg/cm2 (G)、260℃で3時間反応させた。
反応液から原料中の不活性留分、未反応原料および溶剤
を、最初は加圧下に、続いて減圧下に252℃で留去し
た後、さらに50Torrの減圧下で同じ温度に1時間保持
し、シクロペンタジエン系縮合体を留去しながら、第二
段の重合を行った。 反応容器の残留物から、シクロペ
ンタジエン−ビニル芳香族炭化水素熱共重合物を401
g得た。 これにN−111(日揮化学(株)製の水素
化触媒)3重量%を加え、水素圧60kg/cm2 (G)、
反応温度220℃で6時間水素化し、目的とする水素化
シクロペンタジエン−ビニル芳香族炭化水素熱共重合物
(以下、(b)成分と記す。 これはB成分の一具体例
である。)401gを得た。 軟化点175℃、重量平
均分子量1300であった。
シクロペンタジエン留分600gを、溶剤として用いた
キシレン400g中、窒素雰囲気下に、圧力18kg/cm
2 (G)、温度260℃で3時間反応させた。 反応液
から原料中の不活性留分、未反応原料および溶剤を、最
初は加圧下に、引続いて減圧下に160℃で留去した
後、さらに50Torrの減圧下で同じ温度に1時間保持
し、目的とするシクロペンタジエン系縮合体56gを得
た。 得られた留分56gにN−111(日揮化学
(株)製の水素化触媒)3重量%を加え、水素圧60kg
/cm2 (G)、反応温度180℃で4時間反応させ、水
素化シクロペンタジエン系縮合体(以下、(c−1)成
分と記す。 これは平均組成としてC成分の(iii) の
一具体例である。)を56g得た。 GPC分析を行っ
たところ、面積比で、シクロペンタジエン3,4,5,
6量体を、各々41重量%、25重量%、19重量%、
7重量%含有していた。
素化シクロペンタジエン系縮合体を蒸留し、オーバーヘ
ッド分として48重量%を得た。 GPC分析を行った
ところ、シクロペンタジエン3,4,5量体を、各々8
5重量%、13重量%、2重量%含有していた(以下、
(c−2)成分と記す。 これは平均組成としてC成分の
(ii)の一具体例である。)。
rich社製)1kg、N−113(日揮化学(株)製の水素化
触媒)100g、シクロヘキサン10kgを20リットル
オートクレーブに入れ、密封した。 6.0MPa の水素
圧下、200℃で5時間撹拌して反応させた。 冷却後
オートクレーブを開封し、触媒を濾過により除去し、シ
クロヘキサンを蒸発させて2−エチルデカリン1.06
kgを得た(以下、(c−3)成分と記す。 これはC成
分の(iv)の一具体例である。)。
ドライブ用流体の評価は、下記の方法で行なった: (トラクション係数)四円筒式摩擦試験機を用いて駆動
軸回転数2,000rpm(4.19m/s)、すべり率5%、法
線荷重395kg、試験油温度30℃および120℃にお
いて測定した、法線荷重に対する伝達された接線力の比
で表示した。
No.2試験機および低速すべり試験機により評価した。
サイクル運転した後のスタティックサイクルでの静摩擦
係数を測定した。 静摩擦係数が0.120以上あれば
伝達トルク容量が十分であるとした。
枚) プレート:国産自動変速機用鋼製プレート(1枚) 回転数 :1〜150rpm 油 温:40℃ 面 圧:10kg/cm2 以上の評価評価条件ににおける回転数1rpm のときの摩
擦係数をμ1 、回転数50rpm のときの摩擦係数をμ50
として測定し、μ1 /μ50を算出した。μ1 /μ50<1
であれば、実機でジャダーを発生しない。
ASTM D 2983に従って、−30℃のBF粘度
を測定した。
チレンを用い、通常のゲルパーミュエーションクロマト
グラフィーを行ない、その結果をポリスチレン換算値で
表示した。 すなわち、本発明では東ソー(株)製HL
C−802型を用いて以下の分析条件で測定したもので
ある。
得た生成物を用いて、表1に示す配合組成のトラクショ
ンドライブ用流体を製造した。 表1において、原料の
符号はそれぞれ下記の意味をあらわす: A :2,4−ジシクロヘキシル−2−メチルペンタン B :水素化シクロペンタジエン−ビニル芳香族炭化水素熱共重合物 C−1 :水素化シクロペンタジエン系縮合炭化水素(2〜3量体) C−2 :ポリイソブチレン(重量平均分子量300) D−1 :トリイソオクチルホスファイト D−2 :2−エチルヘキシルアシッドホスフェイト D−3 :ジ−2−エチルヘキシルハイドロゼンホスファイト E−1 :(N系)ブチルデシルアミド E−2 :(N系)ブチルデシルアミン E−3 :(エステル系)ミリスチン酸メチル E−4 :(エステル系)ステアリン酸メチル 各流体のいずれにも、重量で、酸化防止剤0.5%、無
灰型分散剤4.0%、金属型清浄剤0.1%、摩耗防止
剤0.1%および金属不活性剤0.05%を添加した。
120℃におけるトラクション係数、伝達トルク容量お
よび耐ジャダー性能を測定した。 その結果を表2に示
す。
囲の温度領域で高いトラクション係数を有し、伝達トル
ク容量および耐ジャダー性能においても良好である。
一方、実施例9〜13にみるとおり、低粘度剤としてC
成分を添加することにより、優れたμ−T特性をもち、
かつ低温流動性にも優れたトラクションドライブ用流体
が得られる。 実施例9〜13は、実施例1〜8と比較
してトラクション係数はやや低いが、μ−T特性および
低温流動性に優れており、広範囲な温度領域で使用され
る自動車用トラクションドライブ流体には適している。
は,広い温度範囲において高いトラクション係数を有す
るとともに、摩擦特性に優れており、とくに自動車用に
使用したとき、すぐれた性能を発揮できる。 必要とさ
れる性能に応じて成分の配合比を変えることで、さまざ
まな要求を満たしたトラクションドライブ用流体を得る
ことができる。
Claims (8)
- 【請求項1】 下記のA,B,DおよびE成分 (A)一般式1または2の化合物 【化1】 【化2】 〔上記二つの式において、R1 〜R10は水素、C1〜C3
のアルキル基およびシクロヘキシル基から選択される基
をあらわし、Q1〜Q4はC1〜C3のアルキル基およびシ
クロヘキシル基からそれぞれ独立に選択される基をあら
わし、n1〜n4は0〜5の整数である。 n1〜n4が2
〜5の整数である場合、Q1〜Q4の各基は独立に選択す
ることができる。〕 (B)シクロペンタジエン類とビニル芳香族炭化水素類
との熱共重合物またはその熱共重合物の水素化物であっ
て、軟化点が40℃以上および重量平均分子量が250
以上の条件の少なくともひとつを満たすもの、(D)一
般式3〜5の、リン酸エステル、酸性リン酸エステル、
亜リン酸エステルおよび酸性亜リン酸エステルからえら
んだ少なくとも1種のリン化合物、 【化3】 【化4】 【化5】 〔上記三つの式において、Rは水素原子、C1 〜C30の
炭化水素基またはイオウ原子含有炭化水素基をあらわ
し、XおよびYは1または2である。〕ならびに(E)
N系およびエステル系の化合物からえらんだ少なくとも
1種の摩擦調整剤からなり、A成分とB成分との比が、
重量で、A:B=85:15〜97:3であるトラクシ
ョンドライブ用流体。 - 【請求項2】 下記のA,B,C,DおよびE成分 (A)一般式1または2の化合物 【化6】 【化7】 〔上記二つの式において、R1 〜R10は水素、C1〜C3
のアルキル基およびシクロヘキシル基から選択される基
をあらわし、Q1〜Q4はC1〜C3のアルキル基およびシ
クロヘキシル基からそれぞれ独立に選択される基をあら
わし、n1〜n4は0〜5の整数である。 n1〜n4が2
〜5の整数である場合、Q1〜Q4の各基は独立に選択す
ることができる。〕 (B)シクロペンタジエン類とビニル芳香族炭化水素類
との熱共重合物またはその熱共重合物の水素化物であっ
て、軟化点が40℃以上および重量平均分子量が250
以上の条件の少なくともひとつを満たすもの、 (C)下記の化合物のうちの少なくとも1種であって、
かつ40℃における粘度が、そこで用いられているA成
分の40℃における粘度よりも低いもの (i)ジシクロペンタジエンまたはその誘導体の水素化
物である、式6の化合物 【化8】 〔式中、Q5はC1〜C3 のアルキル基またはシクロヘキ
シル基から選択される基をあらわし、n5は0〜10の
整数である。 n5が2〜10の場合、それぞれのQ5は
独立に選択することができる。〕 (ii)トリシクロペンタジエンまたはその誘導体の水素
化物である、式7の化合物 【化9】 〔Q6はC1〜C3 のアルキル基またはシクロヘキシル基
から選択される基をあらわし、n6 は0〜15の整数で
ある。 n6が2〜15の場合、それぞれのQ6は独立に
選択することができる。〕 (iii)テトラシクロペンタジエンまたはその誘導体の水
素化物である、式8の化合物 【化10】 〔Q7はC1〜C3 のアルキル基またはシクロヘキシル基
から選択される基をあらわし、n7 は0〜20の整数で
ある。 n7が2〜20の場合、それぞれのQ7は独立に
選択することができる。〕 (iv)デカリンまたはその誘導体である、式9の化合物 【化11】 〔Q8はC1〜C3 のアルキル基またはシクロヘキシル基
から選択される基をあらわし、n8 は0〜10の整数で
ある。 n8が2〜10の場合、それぞれのQ8は独立に
選択することができる。〕および (v)ポリ−α−オレフィンであって重量平均分子量が
100〜1000であり、分岐を有する化合物 (D)一般式3〜5の、リン酸エステル、酸性リン酸エ
ステル、亜リン酸エステルおよび酸性亜リン酸エステル
からえらんだ少なくとも1種のリン化合物、 【化12】 【化13】 【化14】 〔上記三つの式において、Rは水素原子、C1 〜C30の
炭化水素基またはイオウ原子含有炭化水素基をあらわ
し、XおよびYは1または2である。〕ならびに (E)N系またはエステル系の摩擦調整剤からなるトラ
クションドライブ用流体。 - 【請求項3】 A成分がα−アルキルスチレン二量体の
水素化物である請求項1または2のトラクションドライ
ブ用流体。 - 【請求項4】 A成分の化合物におけるR1 〜R10が、
メチル基、エチル基、n−プロピル基およびi−プロピ
ル基のいずれかまたはシクロヘキシル基である請求項1
または2のトラクションドライブ用流体。 - 【請求項5】 B成分が、軟化点100℃以上200℃
以下および重量平均分子量400以上2000以下の条
件の少なくともひとつを満たすものである請求項1また
は2のトラクションドライブ用流体。 - 【請求項6】 C成分としてシクロペンタジエン重合体
である(i)〜(iii)を使用する場合はそのアルキル基の
数n5 〜n7 が0〜4であり、デカリン化合物である
(iv)を使用する場合はそのアルキル基の数n8 が0〜
8である請求項2のトラクションドライブ用流体。 - 【請求項7】 C成分の(v)の分岐を有するポリα−
オレフィン化合物がポリイソブチレンである請求項2の
トラクションドライブ用流体。 - 【請求項8】 C成分の配合量を流体中10〜70重量
%とする請求項2のトラクションドライブ用流体。
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|---|---|---|---|
| JP18095496A JP3811996B2 (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | トラクションドライブ用流体 |
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|---|---|
| JPH1025489A true JPH1025489A (ja) | 1998-01-27 |
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