JPH10256258A - 半導体装置の突起電極形成方法 - Google Patents
半導体装置の突起電極形成方法Info
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- JPH10256258A JPH10256258A JP9055777A JP5577797A JPH10256258A JP H10256258 A JPH10256258 A JP H10256258A JP 9055777 A JP9055777 A JP 9055777A JP 5577797 A JP5577797 A JP 5577797A JP H10256258 A JPH10256258 A JP H10256258A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体装置の外部電極と密着性が高く、接触
抵抗値の低い突起電極を形成する。 【解決手段】 Al電極1上の自然酸化膜を除去し洗浄
を行った後、80℃に保持したNiを含有するアルカリ
性の溶液中に20秒浸漬することにより、Al電極1の
表面に膜厚300〜500ÅのNi粒子膜8を形成す
る。洗浄を行った後、再度、同じ溶液中に20秒浸漬す
ることにより、均一な大きさのNi粒子が隙間なく形成
されたNi粒子膜9となる。洗浄を行った後、Ni粒子
膜9上に、無電解めっき法によりNi膜6を形成しす
る。洗浄を行った後、Ni膜6上に、無電解めっき法に
よりAu膜7を形成する。均一な大きさのNi粒子が隙
間なく形成されたNi粒子膜9とAl電極1との間に隙
間がないため、Au膜7の形成時にAl電極1とNi粒
子膜9の界面に無電解Auめっき液の侵入がなく、Al
電極1表面に密着性が高く、接触抵抗値の低い突起電極
を形成できる。
抵抗値の低い突起電極を形成する。 【解決手段】 Al電極1上の自然酸化膜を除去し洗浄
を行った後、80℃に保持したNiを含有するアルカリ
性の溶液中に20秒浸漬することにより、Al電極1の
表面に膜厚300〜500ÅのNi粒子膜8を形成す
る。洗浄を行った後、再度、同じ溶液中に20秒浸漬す
ることにより、均一な大きさのNi粒子が隙間なく形成
されたNi粒子膜9となる。洗浄を行った後、Ni粒子
膜9上に、無電解めっき法によりNi膜6を形成しす
る。洗浄を行った後、Ni膜6上に、無電解めっき法に
よりAu膜7を形成する。均一な大きさのNi粒子が隙
間なく形成されたNi粒子膜9とAl電極1との間に隙
間がないため、Au膜7の形成時にAl電極1とNi粒
子膜9の界面に無電解Auめっき液の侵入がなく、Al
電極1表面に密着性が高く、接触抵抗値の低い突起電極
を形成できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置をフリ
ップチップ方式やTAB方式を用いて実装する場合に必
要な突起電極を形成する半導体装置の突起電極形成方法
に関するものである。
ップチップ方式やTAB方式を用いて実装する場合に必
要な突起電極を形成する半導体装置の突起電極形成方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置は、通常外部と電気的
な接続をするための外部電極を有しており、通常、樹脂
パッケージ等にパッケージングする場合は、この外部電
極に金属ワイヤーを接続する。外部電極には、半導体素
子の配線に用いられるAlが用いられている。近年、電
子機器の小型化,高機能化の要求から、従来の樹脂パッ
ケージに変わり、TCP(Tape Carrier
PKG)や、さらにベアチップを直接回路基板に実装す
るフリップチップ方式等の高密度実装技術が必要とされ
ている。これらの実装技術に用いる半導体装置の外部電
極には、接合用の突起電極を必要とする。
な接続をするための外部電極を有しており、通常、樹脂
パッケージ等にパッケージングする場合は、この外部電
極に金属ワイヤーを接続する。外部電極には、半導体素
子の配線に用いられるAlが用いられている。近年、電
子機器の小型化,高機能化の要求から、従来の樹脂パッ
ケージに変わり、TCP(Tape Carrier
PKG)や、さらにベアチップを直接回路基板に実装す
るフリップチップ方式等の高密度実装技術が必要とされ
ている。これらの実装技術に用いる半導体装置の外部電
極には、接合用の突起電極を必要とする。
【0003】この突起電極の形成方法について図4を参
照しながら説明する。図4は従来の半導体装置の突起電
極形成方法を示す工程断面図である。図4において、1
は外部電極となるAl電極、3は半導体装置、4は保護
膜、5はNi粒子膜、6はNi膜、7はAu膜である。
図4(a)に示すように、突起電極形成前には、Al電
極1の表面に自然酸化膜2が形成されているため、ま
ず、リン酸や水酸化ナトリウムの水溶液中に浸漬するウ
エットエッチング工程によって、Al電極1の表面に形
成された自然酸化膜2の除去を行う(図4(b))。
照しながら説明する。図4は従来の半導体装置の突起電
極形成方法を示す工程断面図である。図4において、1
は外部電極となるAl電極、3は半導体装置、4は保護
膜、5はNi粒子膜、6はNi膜、7はAu膜である。
図4(a)に示すように、突起電極形成前には、Al電
極1の表面に自然酸化膜2が形成されているため、ま
ず、リン酸や水酸化ナトリウムの水溶液中に浸漬するウ
エットエッチング工程によって、Al電極1の表面に形
成された自然酸化膜2の除去を行う(図4(b))。
【0004】つぎに、Ni粒子膜5を形成する。これ
は、前の工程によって除去した自然酸化膜2のAl電極
1上への再形成を防止するために、80℃に保持したN
iを含有するアルカリ性(pH9〜10)の溶液中に6
0秒浸漬することにより、Alと溶液中のNiイオンの
置換反応を利用してAl電極1の表面に膜厚300〜5
00ÅのNi粒子膜5を形成する(図4(c))。
は、前の工程によって除去した自然酸化膜2のAl電極
1上への再形成を防止するために、80℃に保持したN
iを含有するアルカリ性(pH9〜10)の溶液中に6
0秒浸漬することにより、Alと溶液中のNiイオンの
置換反応を利用してAl電極1の表面に膜厚300〜5
00ÅのNi粒子膜5を形成する(図4(c))。
【0005】つぎに、無電解Niめっき液中に半導体装
置3を浸漬する無電解Niめっき工程を行う。ここで
は、前の工程で形成したNi粒子膜5が無電解Niめっ
き液中で触媒として作用し、無電解Niめっき液の自己
還元反応によりNi粒子膜5上にNiが自己析出し、N
i膜6が形成される(図4(d))。つぎに、無電解A
uめっき液中に半導体装置3を浸漬する無電解Auめっ
き工程を行う。これは、Ni膜6単独ではNiの酸化膜
のために接続性が悪いため、接続性を高める目的で、A
u膜7をNiと無電解Auめっき液中のAuイオンとの
置換反応によって形成する(図4(e))。
置3を浸漬する無電解Niめっき工程を行う。ここで
は、前の工程で形成したNi粒子膜5が無電解Niめっ
き液中で触媒として作用し、無電解Niめっき液の自己
還元反応によりNi粒子膜5上にNiが自己析出し、N
i膜6が形成される(図4(d))。つぎに、無電解A
uめっき液中に半導体装置3を浸漬する無電解Auめっ
き工程を行う。これは、Ni膜6単独ではNiの酸化膜
のために接続性が悪いため、接続性を高める目的で、A
u膜7をNiと無電解Auめっき液中のAuイオンとの
置換反応によって形成する(図4(e))。
【0006】この半導体装置3をベアチップ実装する場
合には、外部電極となるAl電極1上に形成したNi粒
子膜5,Ni膜6およびAu膜7からなる突起電極を、
直接回路基板にフリップチップ実装で接続したり、また
TCPにパッケージングする。
合には、外部電極となるAl電極1上に形成したNi粒
子膜5,Ni膜6およびAu膜7からなる突起電極を、
直接回路基板にフリップチップ実装で接続したり、また
TCPにパッケージングする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記図4に示す突起電
極形成方法では、Al電極1上にNi膜6を無電解Ni
めっきで形成する前に、無電解Niめっき前処理とし
て、AlとNiイオンの置換反応によるNi粒子膜5を
形成している。これは、それ以前に、半導体装置の外部
電極上に無電界めっき法によってNi膜とAu等の他の
金属膜とを積層して突起電極を形成する方法では、無電
解Niめっき前処理としてZnの置換処理が行われてい
たが、Znの置換処理によるZn粒子の層が存在する
と、Zn層は耐食性が極めて悪いため、Niのめっき膜
上にAu等の他の金属膜を無電解めっきにより積層する
際のめっき液の浸入や、突起電極形成後の外部からの水
分の浸入によって、Zn層が腐食して、Niのめっき膜
と他の金属膜との密着性が悪くなるという欠点があり、
Znの置換処理に代わる方法としてNiの置換処理が用
いられるようになったものである。
極形成方法では、Al電極1上にNi膜6を無電解Ni
めっきで形成する前に、無電解Niめっき前処理とし
て、AlとNiイオンの置換反応によるNi粒子膜5を
形成している。これは、それ以前に、半導体装置の外部
電極上に無電界めっき法によってNi膜とAu等の他の
金属膜とを積層して突起電極を形成する方法では、無電
解Niめっき前処理としてZnの置換処理が行われてい
たが、Znの置換処理によるZn粒子の層が存在する
と、Zn層は耐食性が極めて悪いため、Niのめっき膜
上にAu等の他の金属膜を無電解めっきにより積層する
際のめっき液の浸入や、突起電極形成後の外部からの水
分の浸入によって、Zn層が腐食して、Niのめっき膜
と他の金属膜との密着性が悪くなるという欠点があり、
Znの置換処理に代わる方法としてNiの置換処理が用
いられるようになったものである。
【0008】しかしながら図4に示す突起電極形成方法
では、Ni粒子膜5の粒子のサイズにバラツキが生じ易
いために、Ni粒子膜5とAl電極1との界面に隙間が
生じてしまい、接触抵抗値が高くなるという問題点を有
していた。本発明の目的は、半導体装置の外部電極との
密着性が高く、接触抵抗値の低い突起電極を形成するこ
とができる半導体装置の突起電極形成方法を提供するこ
とである。
では、Ni粒子膜5の粒子のサイズにバラツキが生じ易
いために、Ni粒子膜5とAl電極1との界面に隙間が
生じてしまい、接触抵抗値が高くなるという問題点を有
していた。本発明の目的は、半導体装置の外部電極との
密着性が高く、接触抵抗値の低い突起電極を形成するこ
とができる半導体装置の突起電極形成方法を提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半導体装
置の突起電極形成方法は、半導体装置の外部電極上に、
無電解Niめっきの前処理としてNi粒子膜を形成した
後、無電解めっき法によってNi膜と1種類以上の他の
金属膜とを積層することにより突起電極を形成する半導
体装置の突起電極形成方法であって、Ni粒子膜の形成
工程は、外部電極上に離散したNi粒子を形成する工程
と洗浄工程とを2回以上繰り返すことを特徴とする。
置の突起電極形成方法は、半導体装置の外部電極上に、
無電解Niめっきの前処理としてNi粒子膜を形成した
後、無電解めっき法によってNi膜と1種類以上の他の
金属膜とを積層することにより突起電極を形成する半導
体装置の突起電極形成方法であって、Ni粒子膜の形成
工程は、外部電極上に離散したNi粒子を形成する工程
と洗浄工程とを2回以上繰り返すことを特徴とする。
【0010】この方法によれば、外部電極上に離散した
Ni粒子を形成する工程と洗浄工程とを2回以上繰り返
すことにより、Ni粒子膜は、均一な大きさのNi粒子
が隙間なく形成されたものとなり、外部電極とNi粒子
膜の間に隙間が形成されることがない。そして、Ni粒
子膜の上にNi膜,さらにその上に他の金属膜が無電解
めっき法により形成されるが、他の金属膜の形成時に外
部電極とNi粒子膜との界面にめっき液の侵入がなく、
極めて容易に外部電極表面に密着性が高く、接触抵抗値
の低い突起電極を形成することができる。
Ni粒子を形成する工程と洗浄工程とを2回以上繰り返
すことにより、Ni粒子膜は、均一な大きさのNi粒子
が隙間なく形成されたものとなり、外部電極とNi粒子
膜の間に隙間が形成されることがない。そして、Ni粒
子膜の上にNi膜,さらにその上に他の金属膜が無電解
めっき法により形成されるが、他の金属膜の形成時に外
部電極とNi粒子膜との界面にめっき液の侵入がなく、
極めて容易に外部電極表面に密着性が高く、接触抵抗値
の低い突起電極を形成することができる。
【0011】請求項2記載の半導体装置の突起電極形成
方法は、半導体装置の外部電極上に、無電解Niめっき
の前処理としてNi粒子膜を形成した後、無電解めっき
法によってNi膜と1種類以上の他の金属膜とを積層す
ることにより突起電極を形成する半導体装置の突起電極
形成方法であって、Ni粒子膜の形成工程は、第1のN
i粒子を形成する工程と第1の洗浄工程と第1のNi粒
子を溶解させる工程と第2の洗浄工程とを1回以上行っ
た後に、第2のNi粒子を形成する工程を行うことを特
徴とする。
方法は、半導体装置の外部電極上に、無電解Niめっき
の前処理としてNi粒子膜を形成した後、無電解めっき
法によってNi膜と1種類以上の他の金属膜とを積層す
ることにより突起電極を形成する半導体装置の突起電極
形成方法であって、Ni粒子膜の形成工程は、第1のN
i粒子を形成する工程と第1の洗浄工程と第1のNi粒
子を溶解させる工程と第2の洗浄工程とを1回以上行っ
た後に、第2のNi粒子を形成する工程を行うことを特
徴とする。
【0012】この方法によれば、第1のNi粒子を形成
する工程と第1の洗浄工程と第1のNi粒子を溶解させ
る工程と第2の洗浄工程とを1回以上行った後に、第2
のNi粒子を形成する工程を行うことにより形成される
Ni粒子膜は、微細で均一な大きさのNi粒子が隙間な
く形成されたものとなり、外部電極とNi粒子膜の間に
隙間が形成されることがない。そして、Ni粒子膜の上
にNi膜,さらにその上に他の金属膜が無電解めっき法
により形成されるが、他の金属膜の形成時に外部電極と
Ni粒子膜との界面にめっき液の侵入がなく、極めて容
易に外部電極表面に密着性が高く、接触抵抗値の低い突
起電極を形成することができる。
する工程と第1の洗浄工程と第1のNi粒子を溶解させ
る工程と第2の洗浄工程とを1回以上行った後に、第2
のNi粒子を形成する工程を行うことにより形成される
Ni粒子膜は、微細で均一な大きさのNi粒子が隙間な
く形成されたものとなり、外部電極とNi粒子膜の間に
隙間が形成されることがない。そして、Ni粒子膜の上
にNi膜,さらにその上に他の金属膜が無電解めっき法
により形成されるが、他の金属膜の形成時に外部電極と
Ni粒子膜との界面にめっき液の侵入がなく、極めて容
易に外部電極表面に密着性が高く、接触抵抗値の低い突
起電極を形成することができる。
【0013】請求項3記載の半導体装置の突起電極形成
方法は、半導体装置の外部電極上に、無電解Niめっき
の前処理としてNi粒子膜を形成した後、無電解めっき
法によってNi膜と1種類以上の他の金属膜とを積層す
ることにより突起電極を形成する半導体装置の突起電極
形成方法であって、Ni膜の形成工程は、析出速度が低
速度の無電解Niめっきを行った後、析出速度が高速度
の無電解Niめっきを行うことを特徴とする。
方法は、半導体装置の外部電極上に、無電解Niめっき
の前処理としてNi粒子膜を形成した後、無電解めっき
法によってNi膜と1種類以上の他の金属膜とを積層す
ることにより突起電極を形成する半導体装置の突起電極
形成方法であって、Ni膜の形成工程は、析出速度が低
速度の無電解Niめっきを行った後、析出速度が高速度
の無電解Niめっきを行うことを特徴とする。
【0014】この方法によれば、Ni粒子膜を形成した
後、Ni膜を形成する際に、まず析出速度が低速度の無
電解Niめっきを行うことにより、Ni粒子膜の隙間が
Ni膜で埋められるため、外部電極とNi粒子膜の間に
隙間が形成されることがない。そして、析出速度が高速
度の無電解Niめっきを行った後、他の金属膜が無電解
めっき法により形成されるが、他の金属膜の形成時に外
部電極とNi粒子膜との界面にめっき液の侵入がなく、
極めて容易に外部電極表面に密着性が高く、接触抵抗値
の低い突起電極を形成することができる。
後、Ni膜を形成する際に、まず析出速度が低速度の無
電解Niめっきを行うことにより、Ni粒子膜の隙間が
Ni膜で埋められるため、外部電極とNi粒子膜の間に
隙間が形成されることがない。そして、析出速度が高速
度の無電解Niめっきを行った後、他の金属膜が無電解
めっき法により形成されるが、他の金属膜の形成時に外
部電極とNi粒子膜との界面にめっき液の侵入がなく、
極めて容易に外部電極表面に密着性が高く、接触抵抗値
の低い突起電極を形成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。 〔第1の実施の形態〕まず、本発明の第1の実施の形態
について説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に
おける半導体装置の突起電極形成方法を示す工程断面図
である。図1において、1は半導体装置3の外部電極で
あるAl電極、4は保護膜、6はNi膜、7はAu膜、
8,9はNi粒子膜である。
て、図面を参照しながら説明する。 〔第1の実施の形態〕まず、本発明の第1の実施の形態
について説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に
おける半導体装置の突起電極形成方法を示す工程断面図
である。図1において、1は半導体装置3の外部電極で
あるAl電極、4は保護膜、6はNi膜、7はAu膜、
8,9はNi粒子膜である。
【0016】まず、突起電極形成前に、半導体装置3を
リン酸や水酸化ナトリウムの水溶液中に浸漬するウエッ
トエッチング工程によって、Al電極1の表面に形成さ
れた自然酸化膜(図4参照)の除去を行う(図1
(a))。この後、純水により洗浄を行う。つぎに、図
1(b)に示すように、Al電極1上にNi粒子膜8を
形成する。これは、図1(a)の工程によって自然酸化
膜を除去したが、そのまま放置すると再度Al電極1上
に自然酸化膜が形成されてしまうため、このAl電極1
上への自然酸化膜の再形成を防止するために、80℃に
保持したNiを含有するアルカリ性(pH9〜10)の
溶液中に20秒浸漬することにより、Alと溶液中のN
iイオンの置換反応を利用して、Al電極1の表面に膜
厚300〜500ÅのNi粒子膜8を形成する。このN
i粒子膜8の形成時には、Al電極1上に自然酸化膜は
存在しないが、Al電極1の表面において、Ni置換反
応が進む部分と進まない部分が存在するために、Ni粒
子が離散した状態のNi粒子膜8となる。このNi粒子
膜8を形成後、純水により洗浄を行う。
リン酸や水酸化ナトリウムの水溶液中に浸漬するウエッ
トエッチング工程によって、Al電極1の表面に形成さ
れた自然酸化膜(図4参照)の除去を行う(図1
(a))。この後、純水により洗浄を行う。つぎに、図
1(b)に示すように、Al電極1上にNi粒子膜8を
形成する。これは、図1(a)の工程によって自然酸化
膜を除去したが、そのまま放置すると再度Al電極1上
に自然酸化膜が形成されてしまうため、このAl電極1
上への自然酸化膜の再形成を防止するために、80℃に
保持したNiを含有するアルカリ性(pH9〜10)の
溶液中に20秒浸漬することにより、Alと溶液中のN
iイオンの置換反応を利用して、Al電極1の表面に膜
厚300〜500ÅのNi粒子膜8を形成する。このN
i粒子膜8の形成時には、Al電極1上に自然酸化膜は
存在しないが、Al電極1の表面において、Ni置換反
応が進む部分と進まない部分が存在するために、Ni粒
子が離散した状態のNi粒子膜8となる。このNi粒子
膜8を形成後、純水により洗浄を行う。
【0017】つぎに、図1(c)に示すように、Al電
極1上に再度Ni粒子膜9を形成する。これは、図1
(b)の工程によってNi粒子膜8を形成したが、Al
電極1上でNi粒子が析出していない部分が残っている
ため、図1(b)の処理と同一の80℃に保持したNi
を含有するアルカリ性(pH9〜10)の溶液中に20
秒浸漬することにより、Ni粒子膜8の隙間にもNi粒
子が析出したNi粒子膜9を形成する。このNi粒子膜
9を形成後、純水により洗浄を行う。
極1上に再度Ni粒子膜9を形成する。これは、図1
(b)の工程によってNi粒子膜8を形成したが、Al
電極1上でNi粒子が析出していない部分が残っている
ため、図1(b)の処理と同一の80℃に保持したNi
を含有するアルカリ性(pH9〜10)の溶液中に20
秒浸漬することにより、Ni粒子膜8の隙間にもNi粒
子が析出したNi粒子膜9を形成する。このNi粒子膜
9を形成後、純水により洗浄を行う。
【0018】つぎに、図1(d)に示すように、Al電
極1上に隙間なく形成されたNi粒子膜9上に、無電解
めっき法によりNi膜6を形成する。このとき、図1
(c)の工程において形成されたNi粒子膜9が無電解
Niめっき液中で触媒として作用し、無電解Niめっき
液の自己還元反応によりNi粒子膜9上にNiが自己析
出し、Ni膜6が形成される。具体的には、半導体装置
3を90℃に保持した無電解Niめっき液中に2〜5分
間浸漬することにより、半導体装置3のAl電極1上に
1.0〜2.0μmのNi膜6を形成する。このNi膜
6を形成後、純水により洗浄を行う。
極1上に隙間なく形成されたNi粒子膜9上に、無電解
めっき法によりNi膜6を形成する。このとき、図1
(c)の工程において形成されたNi粒子膜9が無電解
Niめっき液中で触媒として作用し、無電解Niめっき
液の自己還元反応によりNi粒子膜9上にNiが自己析
出し、Ni膜6が形成される。具体的には、半導体装置
3を90℃に保持した無電解Niめっき液中に2〜5分
間浸漬することにより、半導体装置3のAl電極1上に
1.0〜2.0μmのNi膜6を形成する。このNi膜
6を形成後、純水により洗浄を行う。
【0019】つぎに、図1(e)に示すように、Ni膜
6上に、無電解めっき法によりAu膜7を形成する。具
体的には、半導体装置3を90℃に保持した無電解Au
めっき液中に40分間浸漬することにより、Ni膜6上
に0.2μmのAu膜7を形成する。このAu膜7を形
成後、純水により洗浄を行う。この実施の形態によれ
ば、図1(b),(c)のように、Ni粒子を形成する
工程と洗浄工程とを2回繰り返すことにより、Ni粒子
膜9は、均一な大きさのNi粒子が隙間なく形成された
ものとなり、Al電極1とNi粒子膜9の間に隙間が形
成されることがない。その結果、Au膜7の形成時にA
l電極1とNi粒子膜9の界面に無電解Auめっき液の
侵入がないため、極めて容易にAl電極1表面に密着性
が高く、接触抵抗値の低い突起電極を形成することがで
きる。
6上に、無電解めっき法によりAu膜7を形成する。具
体的には、半導体装置3を90℃に保持した無電解Au
めっき液中に40分間浸漬することにより、Ni膜6上
に0.2μmのAu膜7を形成する。このAu膜7を形
成後、純水により洗浄を行う。この実施の形態によれ
ば、図1(b),(c)のように、Ni粒子を形成する
工程と洗浄工程とを2回繰り返すことにより、Ni粒子
膜9は、均一な大きさのNi粒子が隙間なく形成された
ものとなり、Al電極1とNi粒子膜9の間に隙間が形
成されることがない。その結果、Au膜7の形成時にA
l電極1とNi粒子膜9の界面に無電解Auめっき液の
侵入がないため、極めて容易にAl電極1表面に密着性
が高く、接触抵抗値の低い突起電極を形成することがで
きる。
【0020】なお、この実施の形態では、最終的なNi
粒子膜9を、Ni粒子を形成する工程と洗浄工程とを2
回繰り返すことにより形成したが、Ni粒子を形成する
工程と洗浄工程とを3回以上繰り返すことにより形成し
てもよい。 〔第2の実施の形態〕つぎに、本発明の第2の実施の形
態について説明する。図2は本発明の第2の実施の形態
における半導体装置の突起電極形成方法を示す工程断面
図である。図2において、1は半導体装置3の外部電極
であるAl電極、4は保護膜、6はNi膜、7はAu
膜、10,11はNi粒子膜である。
粒子膜9を、Ni粒子を形成する工程と洗浄工程とを2
回繰り返すことにより形成したが、Ni粒子を形成する
工程と洗浄工程とを3回以上繰り返すことにより形成し
てもよい。 〔第2の実施の形態〕つぎに、本発明の第2の実施の形
態について説明する。図2は本発明の第2の実施の形態
における半導体装置の突起電極形成方法を示す工程断面
図である。図2において、1は半導体装置3の外部電極
であるAl電極、4は保護膜、6はNi膜、7はAu
膜、10,11はNi粒子膜である。
【0021】まず、突起電極形成前に、半導体装置3を
リン酸や水酸化ナトリウムの水溶液中に浸漬するウエッ
トエッチング工程によって、Al電極1の表面に形成さ
れた自然酸化膜(図4参照)の除去を行う(図2
(a))。この後、純水により洗浄を行う。つぎに、図
2(b)に示すように、Al電極1上にNi粒子膜10
を形成する。これは、図2(a)の工程によって自然酸
化膜を除去したが、そのまま放置すると再度Al電極1
上に自然酸化膜が形成されてしまうため、このAl電極
1上への自然酸化膜の再形成を防止するために、80℃
に保持したNiを含有するアルカリ性(pH9〜10)
の溶液中に30秒浸漬することにより、Alと溶液中の
Niイオンの置換反応を利用して、Al電極1の表面に
膜厚300〜500ÅのNi粒子膜10を形成する。こ
の図2(b)の工程では、図1(b)の工程の浸漬時間
(20秒)よりも長い時間(30秒)浸漬することによ
り、Al電極1上全面にNi粒子を析出させているが、
Ni粒子のサイズにバラツキがある。このNi粒子膜1
0を形成後、純水により洗浄を行う。
リン酸や水酸化ナトリウムの水溶液中に浸漬するウエッ
トエッチング工程によって、Al電極1の表面に形成さ
れた自然酸化膜(図4参照)の除去を行う(図2
(a))。この後、純水により洗浄を行う。つぎに、図
2(b)に示すように、Al電極1上にNi粒子膜10
を形成する。これは、図2(a)の工程によって自然酸
化膜を除去したが、そのまま放置すると再度Al電極1
上に自然酸化膜が形成されてしまうため、このAl電極
1上への自然酸化膜の再形成を防止するために、80℃
に保持したNiを含有するアルカリ性(pH9〜10)
の溶液中に30秒浸漬することにより、Alと溶液中の
Niイオンの置換反応を利用して、Al電極1の表面に
膜厚300〜500ÅのNi粒子膜10を形成する。こ
の図2(b)の工程では、図1(b)の工程の浸漬時間
(20秒)よりも長い時間(30秒)浸漬することによ
り、Al電極1上全面にNi粒子を析出させているが、
Ni粒子のサイズにバラツキがある。このNi粒子膜1
0を形成後、純水により洗浄を行う。
【0022】つぎに、図2(c)に示すように、Al電
極1上に形成したNi粒子膜10を除去する。これは、
図2(b)の工程によって形成したNi粒子膜10は、
その形成処理時間が長く、Al電極1上全面にNi粒子
が析出しているが、Ni粒子のサイズにバラツキが生じ
ているため、Niを溶解する溶液中に半導体装置3を浸
漬することで、Ni粒子膜10を溶解させる。具体的に
は、半導体装置3を40%の硝酸溶液や塩酸溶液中に2
0秒間浸漬してNi粒子膜10をすべて溶解する。溶解
後は、純水により洗浄を行う。
極1上に形成したNi粒子膜10を除去する。これは、
図2(b)の工程によって形成したNi粒子膜10は、
その形成処理時間が長く、Al電極1上全面にNi粒子
が析出しているが、Ni粒子のサイズにバラツキが生じ
ているため、Niを溶解する溶液中に半導体装置3を浸
漬することで、Ni粒子膜10を溶解させる。具体的に
は、半導体装置3を40%の硝酸溶液や塩酸溶液中に2
0秒間浸漬してNi粒子膜10をすべて溶解する。溶解
後は、純水により洗浄を行う。
【0023】つぎに、図2(d)に示すように、半導体
装置3のAl電極1上に再度Ni粒子膜11を形成す
る。これは、図2(c)の工程によってNi粒子膜10
を除去したAl電極1上に、再度図2(b)で使用した
80℃に保持したNiを含有するアルカリ性(pH9〜
10)の溶液中に半導体装置3を20〜30秒浸漬する
ことにより、Alと溶液中のNiイオンの置換反応を利
用して、Al電極1の表面に膜厚300〜500Åの緻
密で粒子サイズが均一なNi粒子膜11を形成する。こ
のNi粒子膜11を形成後、純水により洗浄を行う。
装置3のAl電極1上に再度Ni粒子膜11を形成す
る。これは、図2(c)の工程によってNi粒子膜10
を除去したAl電極1上に、再度図2(b)で使用した
80℃に保持したNiを含有するアルカリ性(pH9〜
10)の溶液中に半導体装置3を20〜30秒浸漬する
ことにより、Alと溶液中のNiイオンの置換反応を利
用して、Al電極1の表面に膜厚300〜500Åの緻
密で粒子サイズが均一なNi粒子膜11を形成する。こ
のNi粒子膜11を形成後、純水により洗浄を行う。
【0024】つぎに、図2(e)に示すように、Al電
極1上に隙間なく形成されたNi粒子膜11上に、無電
解めっき法によりNi膜6を形成する。このとき、図2
(d)の工程において形成されたNi粒子膜11が無電
解Niめっき液中で触媒として作用し、無電解Niめっ
き液の自己還元反応によりNi粒子膜11上にNiが自
己析出し、Ni膜6が形成される。具体的には、半導体
装置3を90℃に保持した無電解Niめっき液中に2〜
5分間浸漬することにより、半導体装置3のAl電極1
上に1.0〜2.0μmのNi膜6を形成する。このN
i膜6を形成後、純水により洗浄を行う。
極1上に隙間なく形成されたNi粒子膜11上に、無電
解めっき法によりNi膜6を形成する。このとき、図2
(d)の工程において形成されたNi粒子膜11が無電
解Niめっき液中で触媒として作用し、無電解Niめっ
き液の自己還元反応によりNi粒子膜11上にNiが自
己析出し、Ni膜6が形成される。具体的には、半導体
装置3を90℃に保持した無電解Niめっき液中に2〜
5分間浸漬することにより、半導体装置3のAl電極1
上に1.0〜2.0μmのNi膜6を形成する。このN
i膜6を形成後、純水により洗浄を行う。
【0025】つぎに、図2(f)に示すように、Ni膜
6上に、無電解めっき法によりAu膜7を形成する。具
体的には、半導体装置3を90℃に保持した無電解Au
めっき液中に40分間浸漬することにより、Ni膜6上
に0.2μmのAu膜7を形成する。このAu膜7を形
成後、純水により洗浄を行う。なお、図2(b)の工程
におけるNi粒子膜10の形成時は、自然酸化膜を除去
した後であり、Al電極1の表面全面で均一なNi置換
反応が開始する状態ではなく、反応時間の差により、N
i粒子のサイズにばらつきのあるNi粒子膜10とな
る。これに対し、図2(d)の工程におけるNi粒子膜
11の形成時は、Al電極1の表面は一度Ni置換反応
した面であるため、Al電極1の表面全面で均一なNi
置換反応を起こし易い状態となっており、粒子サイズが
均一なNi粒子膜11を形成できる。
6上に、無電解めっき法によりAu膜7を形成する。具
体的には、半導体装置3を90℃に保持した無電解Au
めっき液中に40分間浸漬することにより、Ni膜6上
に0.2μmのAu膜7を形成する。このAu膜7を形
成後、純水により洗浄を行う。なお、図2(b)の工程
におけるNi粒子膜10の形成時は、自然酸化膜を除去
した後であり、Al電極1の表面全面で均一なNi置換
反応が開始する状態ではなく、反応時間の差により、N
i粒子のサイズにばらつきのあるNi粒子膜10とな
る。これに対し、図2(d)の工程におけるNi粒子膜
11の形成時は、Al電極1の表面は一度Ni置換反応
した面であるため、Al電極1の表面全面で均一なNi
置換反応を起こし易い状態となっており、粒子サイズが
均一なNi粒子膜11を形成できる。
【0026】この実施の形態によれば、Ni粒子膜10
の形成,洗浄,Ni粒子膜10の溶解除去,洗浄を行っ
た後に、Ni粒子膜11を形成することにより、形成さ
れるNi粒子膜11は、微細で均一な大きさのNi粒子
が隙間なく形成されたものとなり、Al電極1とNi粒
子膜11の間に隙間が形成されることがない。その結
果、Au膜7の形成時にAl電極とNi粒子膜11との
界面に無電解Auめっき液の侵入がないため、極めて容
易にAl電極1表面に密着性が高く、接触抵抗値の低い
突起電極を形成することができる。
の形成,洗浄,Ni粒子膜10の溶解除去,洗浄を行っ
た後に、Ni粒子膜11を形成することにより、形成さ
れるNi粒子膜11は、微細で均一な大きさのNi粒子
が隙間なく形成されたものとなり、Al電極1とNi粒
子膜11の間に隙間が形成されることがない。その結
果、Au膜7の形成時にAl電極とNi粒子膜11との
界面に無電解Auめっき液の侵入がないため、極めて容
易にAl電極1表面に密着性が高く、接触抵抗値の低い
突起電極を形成することができる。
【0027】なお、この実施の形態では、最終的に使用
されるNi粒子膜11の前に、Ni粒子膜10の形成,
洗浄,Ni粒子膜10の溶解除去,洗浄を1回行ってい
るが、2回以上行うようにしてもよい。 〔第3の実施の形態〕つぎに、本発明の第3の実施の形
態について説明する。図3は本発明の第3の実施の形態
における半導体装置の突起電極形成方法を示す工程断面
図である。図3において、1は半導体装置3の外部電極
であるAl電極、4は保護膜、5はNi粒子膜、6,1
2はNi膜、7はAu膜である。
されるNi粒子膜11の前に、Ni粒子膜10の形成,
洗浄,Ni粒子膜10の溶解除去,洗浄を1回行ってい
るが、2回以上行うようにしてもよい。 〔第3の実施の形態〕つぎに、本発明の第3の実施の形
態について説明する。図3は本発明の第3の実施の形態
における半導体装置の突起電極形成方法を示す工程断面
図である。図3において、1は半導体装置3の外部電極
であるAl電極、4は保護膜、5はNi粒子膜、6,1
2はNi膜、7はAu膜である。
【0028】まず、突起電極形成前に、半導体装置3を
リン酸や水酸化ナトリウムの水溶液中に浸漬するウエッ
トエッチング工程によって、Al電極1の表面に形成さ
れた自然酸化膜(図4参照)の除去を行う(図3
(a))。この後、純水により洗浄を行う。つぎに、図
3(b)に示すように、Al電極1上にNi粒子膜5を
形成する。これは、図3(a)の工程によって自然酸化
膜を除去したが、そのまま放置すると再度Al電極1上
に自然酸化膜が形成されてしまうため、このAl電極1
上への自然酸化膜の再形成を防止するために、80℃に
保持したNiを含有するアルカリ性(pH9〜10)の
溶液中に60秒浸漬することにより、Alと溶液中のN
iイオンの置換反応を利用して、Al電極1の表面に膜
厚300〜500ÅのNi粒子膜5を形成する。このN
i粒子膜5を形成後、純水により洗浄を行う。
リン酸や水酸化ナトリウムの水溶液中に浸漬するウエッ
トエッチング工程によって、Al電極1の表面に形成さ
れた自然酸化膜(図4参照)の除去を行う(図3
(a))。この後、純水により洗浄を行う。つぎに、図
3(b)に示すように、Al電極1上にNi粒子膜5を
形成する。これは、図3(a)の工程によって自然酸化
膜を除去したが、そのまま放置すると再度Al電極1上
に自然酸化膜が形成されてしまうため、このAl電極1
上への自然酸化膜の再形成を防止するために、80℃に
保持したNiを含有するアルカリ性(pH9〜10)の
溶液中に60秒浸漬することにより、Alと溶液中のN
iイオンの置換反応を利用して、Al電極1の表面に膜
厚300〜500ÅのNi粒子膜5を形成する。このN
i粒子膜5を形成後、純水により洗浄を行う。
【0029】つぎに、図3(c)に示すように、析出速
度が低速度(0.5μm/hr以下)の無電解めっき法
により、Al電極1上にNi膜12を形成する。これ
は、図3(b)の工程において形成されたNi粒子膜5
が無電解Niめっき液中で触媒として作用し、無電解N
iめっき液の自己還元反応によりNi粒子膜5上にNi
が自己析出し、Ni膜12が形成される。このとき、無
電解Niめっきの析出速度が低速であるため、Ni粒子
膜5の隙間をNi膜12が埋めることになる。具体的に
は、析出速度を低速度にするため60℃に保持した無電
解Niめっき液中に半導体装置3を5〜15分間浸漬す
ることにより、Ni粒子膜5上に0.05〜0.1μm
のNi膜12を形成する。このNi膜12を形成後、純
水により洗浄を行う。
度が低速度(0.5μm/hr以下)の無電解めっき法
により、Al電極1上にNi膜12を形成する。これ
は、図3(b)の工程において形成されたNi粒子膜5
が無電解Niめっき液中で触媒として作用し、無電解N
iめっき液の自己還元反応によりNi粒子膜5上にNi
が自己析出し、Ni膜12が形成される。このとき、無
電解Niめっきの析出速度が低速であるため、Ni粒子
膜5の隙間をNi膜12が埋めることになる。具体的に
は、析出速度を低速度にするため60℃に保持した無電
解Niめっき液中に半導体装置3を5〜15分間浸漬す
ることにより、Ni粒子膜5上に0.05〜0.1μm
のNi膜12を形成する。このNi膜12を形成後、純
水により洗浄を行う。
【0030】つぎに、図3(d)に示すように、図3
(c)の工程で形成されたNi膜12上に、析出速度が
高速度(10μm/hr以上)の無電解めっき法によ
り、Ni膜6を形成する。このとき、図3(c)の工程
で形成されたNi膜12が無電解Niめっき液中で触媒
として作用し、無電解Niめっき液の自己還元反応によ
りNi膜12上にNiが自己析出し、Ni膜6が形成さ
れる。具体的には、析出速度を高速度にするため90℃
に保持した無電解Niめっき液中に半導体装置3を2〜
5分間浸漬することにより、Ni膜12上に1.0〜
2.0μmのNi膜6を形成する。このNi膜6を形成
後、純水により洗浄を行う。
(c)の工程で形成されたNi膜12上に、析出速度が
高速度(10μm/hr以上)の無電解めっき法によ
り、Ni膜6を形成する。このとき、図3(c)の工程
で形成されたNi膜12が無電解Niめっき液中で触媒
として作用し、無電解Niめっき液の自己還元反応によ
りNi膜12上にNiが自己析出し、Ni膜6が形成さ
れる。具体的には、析出速度を高速度にするため90℃
に保持した無電解Niめっき液中に半導体装置3を2〜
5分間浸漬することにより、Ni膜12上に1.0〜
2.0μmのNi膜6を形成する。このNi膜6を形成
後、純水により洗浄を行う。
【0031】つぎに、図3(e)に示すように、Ni膜
6上に、無電解めっき法によりAu膜7を形成する。具
体的には、半導体装置3を90℃に保持した無電解Au
めっき液中に40分間浸漬することにより、Ni膜6上
に0.2μmのAu膜7を形成する。このAu膜7を形
成後、純水により洗浄を行う。この実施の形態によれ
ば、Ni粒子膜5を形成した後、Ni膜を形成する際
に、まず析出速度が低速度(0.5μm/hr以下)の
無電解Niめっきを行うことにより、Ni粒子膜5の隙
間がNi膜12で埋められるため、Al電極1とNi粒
子膜5の間に隙間が形成されることがない。その結果、
Au膜7の形成時にAl電極1とNi膜5の界面への無
電解Auめっき液の侵入がないため、極めて容易にAl
電極1表面に密着性が高く、接触抵抗値の低い突起電極
を形成することができる。
6上に、無電解めっき法によりAu膜7を形成する。具
体的には、半導体装置3を90℃に保持した無電解Au
めっき液中に40分間浸漬することにより、Ni膜6上
に0.2μmのAu膜7を形成する。このAu膜7を形
成後、純水により洗浄を行う。この実施の形態によれ
ば、Ni粒子膜5を形成した後、Ni膜を形成する際
に、まず析出速度が低速度(0.5μm/hr以下)の
無電解Niめっきを行うことにより、Ni粒子膜5の隙
間がNi膜12で埋められるため、Al電極1とNi粒
子膜5の間に隙間が形成されることがない。その結果、
Au膜7の形成時にAl電極1とNi膜5の界面への無
電解Auめっき液の侵入がないため、極めて容易にAl
電極1表面に密着性が高く、接触抵抗値の低い突起電極
を形成することができる。
【0032】なお、第1,第2,第3の実施の形態にお
いて、無電解めっき工程において、Ni膜6上にAu膜
7を形成したが、Au膜7の代わりに、Cu膜,Pd膜
またはPt膜等を無電解めっき工程で形成するようにし
てもよい。
いて、無電解めっき工程において、Ni膜6上にAu膜
7を形成したが、Au膜7の代わりに、Cu膜,Pd膜
またはPt膜等を無電解めっき工程で形成するようにし
てもよい。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の半導体装置の突起電極形
成方法は、外部電極上に離散したNi粒子を形成する工
程と洗浄工程とを2回以上繰り返すことにより、形成さ
れるNi粒子膜は、均一な大きさのNi粒子が隙間なく
形成されたものとなり、外部電極とNi粒子膜の間に隙
間が形成されることがない。そして、Ni粒子膜の上に
Ni膜,さらにその上に他の金属膜が無電解めっき法に
より形成されるが、他の金属膜の形成時に外部電極とN
i粒子膜との界面にめっき液の侵入がなく、極めて容易
に外部電極表面に密着性が高く、接触抵抗値の低い突起
電極を形成することができる。
成方法は、外部電極上に離散したNi粒子を形成する工
程と洗浄工程とを2回以上繰り返すことにより、形成さ
れるNi粒子膜は、均一な大きさのNi粒子が隙間なく
形成されたものとなり、外部電極とNi粒子膜の間に隙
間が形成されることがない。そして、Ni粒子膜の上に
Ni膜,さらにその上に他の金属膜が無電解めっき法に
より形成されるが、他の金属膜の形成時に外部電極とN
i粒子膜との界面にめっき液の侵入がなく、極めて容易
に外部電極表面に密着性が高く、接触抵抗値の低い突起
電極を形成することができる。
【0034】請求項2記載の半導体装置の突起電極形成
方法は、第1のNi粒子を形成する工程と第1の洗浄工
程と第1のNi粒子を溶解させる工程と第2の洗浄工程
とを1回以上行った後に、第2のNi粒子を形成する工
程を行うことにより形成されるNi粒子膜は、微細で均
一な大きさのNi粒子が隙間なく形成されたものとな
り、外部電極とNi粒子膜の間に隙間が形成されること
がない。そして、Ni粒子膜の上にNi膜,さらにその
上に他の金属膜が無電解めっき法により形成されるが、
他の金属膜の形成時に外部電極とNi粒子膜との界面に
めっき液の侵入がなく、極めて容易に外部電極表面に密
着性が高く、接触抵抗値の低い突起電極を形成すること
ができる。
方法は、第1のNi粒子を形成する工程と第1の洗浄工
程と第1のNi粒子を溶解させる工程と第2の洗浄工程
とを1回以上行った後に、第2のNi粒子を形成する工
程を行うことにより形成されるNi粒子膜は、微細で均
一な大きさのNi粒子が隙間なく形成されたものとな
り、外部電極とNi粒子膜の間に隙間が形成されること
がない。そして、Ni粒子膜の上にNi膜,さらにその
上に他の金属膜が無電解めっき法により形成されるが、
他の金属膜の形成時に外部電極とNi粒子膜との界面に
めっき液の侵入がなく、極めて容易に外部電極表面に密
着性が高く、接触抵抗値の低い突起電極を形成すること
ができる。
【0035】請求項3記載の半導体装置の突起電極形成
方法は、無電解Niめっきの前処理としてNi粒子膜を
形成した後、Ni膜を形成する際に、まず析出速度が低
速度の無電解Niめっきを行うことにより、Ni粒子膜
の隙間がNi膜で埋められるため、外部電極とNi粒子
膜の間に隙間が形成されることがない。そして、析出速
度が高速度の無電解Niめっきを行った後、他の金属膜
が無電解めっき法により形成されるが、他の金属膜の形
成時に外部電極とNi粒子膜との界面にめっき液の侵入
がなく、極めて容易に外部電極表面に密着性が高く、接
触抵抗値の低い突起電極を形成することができる。
方法は、無電解Niめっきの前処理としてNi粒子膜を
形成した後、Ni膜を形成する際に、まず析出速度が低
速度の無電解Niめっきを行うことにより、Ni粒子膜
の隙間がNi膜で埋められるため、外部電極とNi粒子
膜の間に隙間が形成されることがない。そして、析出速
度が高速度の無電解Niめっきを行った後、他の金属膜
が無電解めっき法により形成されるが、他の金属膜の形
成時に外部電極とNi粒子膜との界面にめっき液の侵入
がなく、極めて容易に外部電極表面に密着性が高く、接
触抵抗値の低い突起電極を形成することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態における半導体装置
の突起電極形成方法を示す工程断面図である。
の突起電極形成方法を示す工程断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における半導体装置
の突起電極形成方法を示す工程断面図である。
の突起電極形成方法を示す工程断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態における半導体装置
の突起電極形成方法を示す工程断面図である。
の突起電極形成方法を示す工程断面図である。
【図4】従来の半導体装置の突起電極形成方法を示す工
程断面図である。
程断面図である。
1 Al電極(外部電極) 2 自然酸化膜 3 半導体装置 4 保護膜 5 Ni粒子膜 6 Ni膜 7 Au膜 8 Ni粒子膜 9 Ni粒子膜 10 Ni粒子膜 11 Ni粒子膜 12 Ni膜
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体装置の外部電極上に、無電解Ni
めっきの前処理としてNi粒子膜を形成した後、無電解
めっき法によってNi膜と1種類以上の他の金属膜とを
積層することにより突起電極を形成する半導体装置の突
起電極形成方法であって、 前記Ni粒子膜の形成工程は、前記外部電極上に離散し
たNi粒子を形成する工程と洗浄工程とを2回以上繰り
返すことを特徴とする半導体装置の突起電極形成方法。 - 【請求項2】 半導体装置の外部電極上に、無電解Ni
めっきの前処理としてNi粒子膜を形成した後、無電解
めっき法によってNi膜と1種類以上の他の金属膜とを
積層することにより突起電極を形成する半導体装置の突
起電極形成方法であって、 前記Ni粒子膜の形成工程は、第1のNi粒子を形成す
る工程と第1の洗浄工程と前記第1のNi粒子を溶解さ
せる工程と第2の洗浄工程とを1回以上行った後に、第
2のNi粒子を形成する工程を行うことを特徴とする半
導体装置の突起電極形成方法。 - 【請求項3】 半導体装置の外部電極上に、無電解Ni
めっきの前処理としてNi粒子膜を形成した後、無電解
めっき法によってNi膜と1種類以上の他の金属膜とを
積層することにより突起電極を形成する半導体装置の突
起電極形成方法であって、 前記Ni膜の形成工程は、析出速度が低速度の無電解N
iめっきを行った後、析出速度が高速度の無電解Niめ
っきを行うことを特徴とする半導体装置の突起電極形成
方法。
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|---|---|---|---|
| JP05577797A JP3274381B2 (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 半導体装置の突起電極形成方法 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05577797A JP3274381B2 (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 半導体装置の突起電極形成方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10256258A true JPH10256258A (ja) | 1998-09-25 |
| JP3274381B2 JP3274381B2 (ja) | 2002-04-15 |
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ID=13008328
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| JP05577797A Expired - Fee Related JP3274381B2 (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | 半導体装置の突起電極形成方法 |
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|---|---|
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Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100385165B1 (ko) * | 2000-09-25 | 2003-05-22 | 삼성테크윈 주식회사 | 반도체 패키지와 이의 제조방법 |
| US6747351B2 (en) | 2000-12-22 | 2004-06-08 | Sharp Kabushiki Kaisha | Semiconductor device and method of manufacturing of the same |
| KR100722554B1 (ko) | 2005-04-15 | 2007-05-28 | 엘지전자 주식회사 | 인쇄회로기판 및 그 표면처리방법 |
| CN1897097B (zh) | 2005-07-11 | 2010-05-12 | 三星电子株式会社 | 驱动电路、方法、以及具有该驱动电路的显示装置 |
| JP2014038886A (ja) * | 2012-08-10 | 2014-02-27 | Toshiba Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
| WO2014110013A1 (en) * | 2013-01-09 | 2014-07-17 | International Business Machines Corporation | Improved metal to metal bonding for stacked (3d) integrated circuits |
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|---|---|---|---|---|
| JP3485561B1 (ja) | 2002-10-07 | 2004-01-13 | 東京エレクトロン株式会社 | 無電解メッキ方法および無電解メッキ装置 |
-
1997
- 1997-03-11 JP JP05577797A patent/JP3274381B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (15)
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