JPH10256550A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JPH10256550A JPH10256550A JP9270367A JP27036797A JPH10256550A JP H10256550 A JPH10256550 A JP H10256550A JP 9270367 A JP9270367 A JP 9270367A JP 27036797 A JP27036797 A JP 27036797A JP H10256550 A JPH10256550 A JP H10256550A
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- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D12/00—Bipolar devices controlled by the field effect, e.g. insulated-gate bipolar transistors [IGBT]
- H10D12/411—Insulated-gate bipolar transistors [IGBT]
- H10D12/441—Vertical IGBTs
- H10D12/461—Vertical IGBTs having non-planar surfaces, e.g. having trenches, recesses or pillars in the surfaces of the emitter, base or collector regions
- H10D12/481—Vertical IGBTs having non-planar surfaces, e.g. having trenches, recesses or pillars in the surfaces of the emitter, base or collector regions having gate structures on slanted surfaces, on vertical surfaces, or in grooves, e.g. trench gate IGBTs
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D12/00—Bipolar devices controlled by the field effect, e.g. insulated-gate bipolar transistors [IGBT]
- H10D12/01—Manufacture or treatment
- H10D12/031—Manufacture or treatment of IGBTs
- H10D12/032—Manufacture or treatment of IGBTs of vertical IGBTs
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D12/00—Bipolar devices controlled by the field effect, e.g. insulated-gate bipolar transistors [IGBT]
- H10D12/01—Manufacture or treatment
- H10D12/031—Manufacture or treatment of IGBTs
- H10D12/032—Manufacture or treatment of IGBTs of vertical IGBTs
- H10D12/038—Manufacture or treatment of IGBTs of vertical IGBTs having a recessed gate, e.g. trench-gate IGBTs
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- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
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- H10D12/411—Insulated-gate bipolar transistors [IGBT]
- H10D12/441—Vertical IGBTs
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- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D62/00—Semiconductor bodies, or regions thereof, of devices having potential barriers
- H10D62/10—Shapes, relative sizes or dispositions of the regions of the semiconductor bodies; Shapes of the semiconductor bodies
- H10D62/124—Shapes, relative sizes or dispositions of the regions of semiconductor bodies or of junctions between the regions
- H10D62/126—Top-view geometrical layouts of the regions or the junctions
- H10D62/127—Top-view geometrical layouts of the regions or the junctions of cellular field-effect devices, e.g. multicellular DMOS transistors or IGBTs
Landscapes
- Thin Film Transistor (AREA)
- Junction Field-Effect Transistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、低オン電圧と高ターンオフ能力と
の同時の実現を図る。 【解決手段】 高抵抗のn型ベース層2と、n型ベース
層2の一方の表面上に形成されたn型ドレイン層1と、
n型ベース層2の他方の表面に選択的に形成された各p
型ベース層3と、各p型ベース層3の表面に選択的に形
成された各n型ソース層4と、n型ベース層2の他方の
表面で各n型ソース層4と各p型ベース層3とは異なる
領域に選択的に形成された各p型インジェクション層2
0と、各n型ソース層4の表面からp型ベース層3を貫
通してn型ベース層2の途中の深さまで選択的に形成さ
れた溝5と、各溝5内に絶縁膜6を介して埋込み形成さ
れた第1のゲート電極7と、n型ドレイン層1上に形成
されたドレイン電極8と、n型ソース層4上に形成され
たソース電極9と、p型インジェクション層20上に形
成された第2のゲート電極21とを備えた半導体装置。
の同時の実現を図る。 【解決手段】 高抵抗のn型ベース層2と、n型ベース
層2の一方の表面上に形成されたn型ドレイン層1と、
n型ベース層2の他方の表面に選択的に形成された各p
型ベース層3と、各p型ベース層3の表面に選択的に形
成された各n型ソース層4と、n型ベース層2の他方の
表面で各n型ソース層4と各p型ベース層3とは異なる
領域に選択的に形成された各p型インジェクション層2
0と、各n型ソース層4の表面からp型ベース層3を貫
通してn型ベース層2の途中の深さまで選択的に形成さ
れた溝5と、各溝5内に絶縁膜6を介して埋込み形成さ
れた第1のゲート電極7と、n型ドレイン層1上に形成
されたドレイン電極8と、n型ソース層4上に形成され
たソース電極9と、p型インジェクション層20上に形
成された第2のゲート電極21とを備えた半導体装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に係わ
り、特に、電力用スイッチング素子として好適なバイポ
ーラ型の半導体装置に関する。
り、特に、電力用スイッチング素子として好適なバイポ
ーラ型の半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1000V程度以下の耐圧を有す
るパワー半導体装置として、パワーMOSFETが用い
られている。
るパワー半導体装置として、パワーMOSFETが用い
られている。
【0003】この種のパワーMOSFETとしては、ゲ
ートを平板状に設けたプレーナ構造及びゲートを溝内に
埋込み形成したトレンチ構造の2種類が広く知られてい
る。また一般的には、トレンチ構造の方が、チャネル抵
抗を低減させ易い点並びに1チップ内のキャリアの注入
量を増加させ易い点でプレーナ構造よりも有利とされて
いる。
ートを平板状に設けたプレーナ構造及びゲートを溝内に
埋込み形成したトレンチ構造の2種類が広く知られてい
る。また一般的には、トレンチ構造の方が、チャネル抵
抗を低減させ易い点並びに1チップ内のキャリアの注入
量を増加させ易い点でプレーナ構造よりも有利とされて
いる。
【0004】図111はこの種のトレンチ構造を有する
パワーMOSFETの構成を示す断面図である。このM
OSFETでは、高濃度のn+ 型ドレイン層1の上に、
低濃度のn- 型ベース層2及びp型ベース層3が形成さ
れ、p型ベース層3上には選択的にn+ 型ソース層4が
形成されている。また、n+ 型ソース層4からp型ベー
ス層3を貫通してn- 型ベース層2の途中までの深さの
溝5が形成され、その溝5内には絶縁膜6に囲まれてゲ
ート電極7が形成される。
パワーMOSFETの構成を示す断面図である。このM
OSFETでは、高濃度のn+ 型ドレイン層1の上に、
低濃度のn- 型ベース層2及びp型ベース層3が形成さ
れ、p型ベース層3上には選択的にn+ 型ソース層4が
形成されている。また、n+ 型ソース層4からp型ベー
ス層3を貫通してn- 型ベース層2の途中までの深さの
溝5が形成され、その溝5内には絶縁膜6に囲まれてゲ
ート電極7が形成される。
【0005】一方、n+ 型ドレイン層1におけるn- 型
ベース層2とは反対側の表面には、ドレイン電極8が形
成される。また、n+ 型ソース層4上及びp型ベース層
3上には両層3,4に接してソース電極9が形成されて
いる。
ベース層2とは反対側の表面には、ドレイン電極8が形
成される。また、n+ 型ソース層4上及びp型ベース層
3上には両層3,4に接してソース電極9が形成されて
いる。
【0006】このパワーMOSFETは、以下のように
動作する。
動作する。
【0007】ドレイン電極8に正電圧、ソース電極9に
負電圧が印加されているとき、ソースよりも正となる正
電圧をゲート電極7に印加すると、p型ベース層3のゲ
ート電極7に接した表面がn型に反転し、電子eがn+
型ソース層4から反転層を介してn- 型ベース層2に注
入されてn+ 型ドレイン層1に流れる。すなわち、素子
が導通状態になる。
負電圧が印加されているとき、ソースよりも正となる正
電圧をゲート電極7に印加すると、p型ベース層3のゲ
ート電極7に接した表面がn型に反転し、電子eがn+
型ソース層4から反転層を介してn- 型ベース層2に注
入されてn+ 型ドレイン層1に流れる。すなわち、素子
が導通状態になる。
【0008】このパワーMOSFETは、電流の流れの
みを用いたいわゆる単注入素子であるために、素子の導
通状態すなわち、オン状態における抵抗(オン抵抗)が
高いという問題がある。なお、オン抵抗は、素子のオン
状態の損失となるものであり、パワーエレクトロニクス
装置の変換効率を決定する重要な特性であるため、充分
に低い値をもつことが好ましい。
みを用いたいわゆる単注入素子であるために、素子の導
通状態すなわち、オン状態における抵抗(オン抵抗)が
高いという問題がある。なお、オン抵抗は、素子のオン
状態の損失となるものであり、パワーエレクトロニクス
装置の変換効率を決定する重要な特性であるため、充分
に低い値をもつことが好ましい。
【0009】次に、係る問題を解決し、2000V程度
以下のパワー半導体装置として用いられるIGBT(絶
縁ゲート型バイポーラトランジスタ)について説明す
る。
以下のパワー半導体装置として用いられるIGBT(絶
縁ゲート型バイポーラトランジスタ)について説明す
る。
【0010】図112はこの種のIGBTの構成を示す
断面図である。このIGBTは、図111に示すn+ 型
ドレイン層1に代えて、p+ 型ドレイン層10を設けた
構造となっている。
断面図である。このIGBTは、図111に示すn+ 型
ドレイン層1に代えて、p+ 型ドレイン層10を設けた
構造となっている。
【0011】前述同様に、ゲート電極7に正電圧を印加
すると、n- 型ベース層2に電子eが注入されてp+ 型
ドレイン層10に到達する。これに伴い、p+ 型ドレイ
ン層10から正孔hがn- 型ベース層2に注入される。
このようにn- 型ベース層2に電子eと正孔hの両方が
注入され、導電変調が起こってオン電圧が低減可能とな
る。
すると、n- 型ベース層2に電子eが注入されてp+ 型
ドレイン層10に到達する。これに伴い、p+ 型ドレイ
ン層10から正孔hがn- 型ベース層2に注入される。
このようにn- 型ベース層2に電子eと正孔hの両方が
注入され、導電変調が起こってオン電圧が低減可能とな
る。
【0012】しかしながら、IGBTの導通状態におい
ては、電子e及び正孔hがn- 型ベース層2とp+ 型ド
レイン層10との間に形成されるビルトイン電圧による
障壁を越える必要がある。このために、特に、ターンオ
ン時のオン抵抗を充分に低減できないという問題があ
る。
ては、電子e及び正孔hがn- 型ベース層2とp+ 型ド
レイン層10との間に形成されるビルトイン電圧による
障壁を越える必要がある。このために、特に、ターンオ
ン時のオン抵抗を充分に低減できないという問題があ
る。
【0013】以上をまとめると、図113の電流−電圧
特性図に示すように、パワーMOSFETでは、傾きが
低いことから全体的にオン抵抗が高い問題があり、IG
BTでは、ターンオンの際に、約0.7V程度のビルト
イン電圧によりオン抵抗を増大させるという問題があ
る。
特性図に示すように、パワーMOSFETでは、傾きが
低いことから全体的にオン抵抗が高い問題があり、IG
BTでは、ターンオンの際に、約0.7V程度のビルト
イン電圧によりオン抵抗を増大させるという問題があ
る。
【0014】ところで、近年のパワーエレクトロニクス
分野における電源機器の小型化、高性能化への要求を受
けて、パワー半導体装置では、高耐圧化、大電流化と共
に、低損失化、高速化に対する性能改善が注目されてい
る。特に、半導体装置の低損失化を図るためには、上述
したようなオン電圧(定常損失)とターンオフ損失を低
減させる必要があり、様々な素子構造が開発、検討され
ている。
分野における電源機器の小型化、高性能化への要求を受
けて、パワー半導体装置では、高耐圧化、大電流化と共
に、低損失化、高速化に対する性能改善が注目されてい
る。特に、半導体装置の低損失化を図るためには、上述
したようなオン電圧(定常損失)とターンオフ損失を低
減させる必要があり、様々な素子構造が開発、検討され
ている。
【0015】その中で、低オン電圧の特長をもつ半導体
装置として、例えば、H.R.Chang et.a
l,“MOS Trench Gate Field
Controlled Thyristor”,IED
M 89,pp.293−296,1989で発表され
た構造が知られている。この半導体装置は、埋込み絶縁
ゲート構造を有する静電誘導サイリスタであり、例えば
図114に示すように構成されている。
装置として、例えば、H.R.Chang et.a
l,“MOS Trench Gate Field
Controlled Thyristor”,IED
M 89,pp.293−296,1989で発表され
た構造が知られている。この半導体装置は、埋込み絶縁
ゲート構造を有する静電誘導サイリスタであり、例えば
図114に示すように構成されている。
【0016】すなわち、図114に示すように、高抵抗
のn- 型ベース層11の表面に高濃度のp+ 型エミッタ
層12が形成され、他方の表面にはストライプ状をなす
複数の溝13が選択的に形成されている。これらの溝1
3の内部には、ゲート絶縁膜14を介して絶縁ゲート電
極15が埋込み形成されている。各溝13の間のn-型
ベース層11表面には、溝13の側面に接するようにn
+ 型ソース層16が形成されている。また、各溝13端
部の周辺領域のn- 型ベース層11表面には、各溝及び
n+ 型ソース層16に接するように、p型層17が形成
されている。
のn- 型ベース層11の表面に高濃度のp+ 型エミッタ
層12が形成され、他方の表面にはストライプ状をなす
複数の溝13が選択的に形成されている。これらの溝1
3の内部には、ゲート絶縁膜14を介して絶縁ゲート電
極15が埋込み形成されている。各溝13の間のn-型
ベース層11表面には、溝13の側面に接するようにn
+ 型ソース層16が形成されている。また、各溝13端
部の周辺領域のn- 型ベース層11表面には、各溝及び
n+ 型ソース層16に接するように、p型層17が形成
されている。
【0017】p+ 型エミッタ層12におけるn- 型ベー
ス層11とは反対側の表面上には、ドレイン電極18が
形成されている。
ス層11とは反対側の表面上には、ドレイン電極18が
形成されている。
【0018】また、n+ 型ソース層16上とp型層17
上とには両層16,17に接するように、ソース電極
(図示せず)が設けられている。
上とには両層16,17に接するように、ソース電極
(図示せず)が設けられている。
【0019】図115はこの静電誘導サイリスタのn+
型ソース層16から溝間領域19の中心部を通ってドレ
イン電極18に達する線A−A′上のポテンシャル分布
を示す図である。
型ソース層16から溝間領域19の中心部を通ってドレ
イン電極18に達する線A−A′上のポテンシャル分布
を示す図である。
【0020】この半導体装置は、オン状態で、ソースに
対して零である零電圧が絶縁ゲート電極15に印加され
る。このとき、半導体装置は、図115(b)に示すよ
うに、p+ nn+ ダイオードとして動作し、溝間領域1
9が電流通路となる。すなわち、n+ 型ソース層16か
ら溝間領域19(溝ではさまれたn- 領域)を介してn
- 型ベース層11に電子eが注入され、それに見合う正
孔hがp+ 型エミッタ層12からn- 型ベース層11に
注入されて、n- 型ベース層11中が多量の蓄積キャリ
アで満たされる。
対して零である零電圧が絶縁ゲート電極15に印加され
る。このとき、半導体装置は、図115(b)に示すよ
うに、p+ nn+ ダイオードとして動作し、溝間領域1
9が電流通路となる。すなわち、n+ 型ソース層16か
ら溝間領域19(溝ではさまれたn- 領域)を介してn
- 型ベース層11に電子eが注入され、それに見合う正
孔hがp+ 型エミッタ層12からn- 型ベース層11に
注入されて、n- 型ベース層11中が多量の蓄積キャリ
アで満たされる。
【0021】このため、半導体装置は低いオン電圧で動
作可能となる。なお、この半導体装置は、絶縁ゲート電
極15に電圧を印加しないときにオン状態となるノーマ
リ・オン型となっている。
作可能となる。なお、この半導体装置は、絶縁ゲート電
極15に電圧を印加しないときにオン状態となるノーマ
リ・オン型となっている。
【0022】一方、ターンオフ動作の際には、ソースに
対して負である負電圧が絶縁ゲート電極15に印加され
る。これにより、溝13側面近傍の溝間領域19に空乏
層が形成されてピンチオフし、図115(a)に示すよ
うに、電子eに対してポテンシャル障壁が生じて電子注
入が止まる。一方、n- 型ベース層11中の正孔hは、
その一部がp型層17を介してソース電極に排出され、
残りの正孔hは、電子eと再結合して消滅する。これに
より、半導体装置はターンオフする。
対して負である負電圧が絶縁ゲート電極15に印加され
る。これにより、溝13側面近傍の溝間領域19に空乏
層が形成されてピンチオフし、図115(a)に示すよ
うに、電子eに対してポテンシャル障壁が生じて電子注
入が止まる。一方、n- 型ベース層11中の正孔hは、
その一部がp型層17を介してソース電極に排出され、
残りの正孔hは、電子eと再結合して消滅する。これに
より、半導体装置はターンオフする。
【0023】しかしながらこの種の半導体装置であって
も、オン電圧をビルトイン電圧VB以下には低減し得な
い問題がある。これは、p+ 型エミッタ層12とn- 型
ベース層11とによりpn接合が構成されており、この
pn接合のビルトイン電圧VB が素子のオン電圧≒(V
N +VB )に含まれてしまうためである。なお、VNは
n- 型ベース層11の電圧降下分である。
も、オン電圧をビルトイン電圧VB以下には低減し得な
い問題がある。これは、p+ 型エミッタ層12とn- 型
ベース層11とによりpn接合が構成されており、この
pn接合のビルトイン電圧VB が素子のオン電圧≒(V
N +VB )に含まれてしまうためである。なお、VNは
n- 型ベース層11の電圧降下分である。
【0024】また、この半導体装置は、ターンオフ能力
が低いという問題がある。これは、ターンオフ時にn-
型ベース層11内部の多量の蓄積キャリアを能動的に排
出する機構を備えてないことに起因する。特に、正孔h
の排出が遅れると、溝間領域19に空乏層が形成されて
ないため、n+ 型ソース層16からの電子eの注入が止
まらず、p+ 型エミッタ層12からも正孔hが注入され
続け、半導体装置はターンオフが不可となってしまう。
が低いという問題がある。これは、ターンオフ時にn-
型ベース層11内部の多量の蓄積キャリアを能動的に排
出する機構を備えてないことに起因する。特に、正孔h
の排出が遅れると、溝間領域19に空乏層が形成されて
ないため、n+ 型ソース層16からの電子eの注入が止
まらず、p+ 型エミッタ層12からも正孔hが注入され
続け、半導体装置はターンオフが不可となってしまう。
【0025】以上はトレンチ構造のパワー半導体装置に
関する説明である。次に、現在、最も多く、広い分野で
用いられる代表的な中容量装置としてプレーナ構造のパ
ワートランジスタについて述べる。
関する説明である。次に、現在、最も多く、広い分野で
用いられる代表的な中容量装置としてプレーナ構造のパ
ワートランジスタについて述べる。
【0026】図116はnpn型のパワートランジスタ
の構成を示す断面図である。このパワートランジスタで
は、高抵抗のn型ベース層2aの表面に高濃度のn型コ
レクタ層1aが形成されている。n型ベース層2aの他
方の面にはp型ベース層3aが形成され、p型ベース層
3a表面にはn型エミッタ層4aが選択的に形成されて
いる。p型ベース層3a表面におけるn型エミッタ層4
aとは異なる領域上にはベース電極7aが設けられてい
る。また、n型コレクタ層1a上にはコレクタ電極8a
が設けられ、n型エミッタ層4a上にはエミッタ電極9
aが設けられている。
の構成を示す断面図である。このパワートランジスタで
は、高抵抗のn型ベース層2aの表面に高濃度のn型コ
レクタ層1aが形成されている。n型ベース層2aの他
方の面にはp型ベース層3aが形成され、p型ベース層
3a表面にはn型エミッタ層4aが選択的に形成されて
いる。p型ベース層3a表面におけるn型エミッタ層4
aとは異なる領域上にはベース電極7aが設けられてい
る。また、n型コレクタ層1a上にはコレクタ電極8a
が設けられ、n型エミッタ層4a上にはエミッタ電極9
aが設けられている。
【0027】このパワートランジスタは、以下のように
動作する。
動作する。
【0028】コレクタ電極8aに正電圧が印加され、エ
ミッタ電極9aに零電圧が印加されているとする。ター
ンオンの際には、p型ベース層3aとn型エミッタ層4
aとからなるpn接合のビルトイン電圧よりも大きい値
の正電庄がベース電極7aに印加される。
ミッタ電極9aに零電圧が印加されているとする。ター
ンオンの際には、p型ベース層3aとn型エミッタ層4
aとからなるpn接合のビルトイン電圧よりも大きい値
の正電庄がベース電極7aに印加される。
【0029】これにより、図117に示すように、ベー
ス電極7aからp型ベース層3aを介してn型エミッタ
層4aに正孔が注入され、n型エミッタ層4aからp型
ベース層3aに電子eが注入される。一部の電子eは、
p型ベース層3a中で正孔hと再結合して消滅するが、
p型ベース層3aが非常に薄く、またコレクタ電極8a
が正電位にバイアスされていることから、大部分の電子
eはp型ベース層3aからn型ベース層2aに注入され
てn型コレクタ層1aを通ってコレクタ電極8aに流出
する。また、n型ベース層2a中に電子eが注入される
と、電荷中性条件を満たすように、正孔hもn型ベース
層2a中に注入される。この動作により、伝導度変調が
生じ、パワートランジスタがオン状態(導通状態)にな
る。
ス電極7aからp型ベース層3aを介してn型エミッタ
層4aに正孔が注入され、n型エミッタ層4aからp型
ベース層3aに電子eが注入される。一部の電子eは、
p型ベース層3a中で正孔hと再結合して消滅するが、
p型ベース層3aが非常に薄く、またコレクタ電極8a
が正電位にバイアスされていることから、大部分の電子
eはp型ベース層3aからn型ベース層2aに注入され
てn型コレクタ層1aを通ってコレクタ電極8aに流出
する。また、n型ベース層2a中に電子eが注入される
と、電荷中性条件を満たすように、正孔hもn型ベース
層2a中に注入される。この動作により、伝導度変調が
生じ、パワートランジスタがオン状態(導通状態)にな
る。
【0030】一方、ターンオフの際には、p型ベース層
3aとn型エミッタ層4aとからなるpn接合の耐圧よ
りも小さい値の負電圧がベース電極7aに印加される。
これにより、ベース・エミッタ間が逆バイアスされ、n
型エミッタ層4aからの電子注入が停止されると共に、
n型ベース層2a内に蓄積されていた正孔hがベース電
極7aから排出され、装置がターンオフする。
3aとn型エミッタ層4aとからなるpn接合の耐圧よ
りも小さい値の負電圧がベース電極7aに印加される。
これにより、ベース・エミッタ間が逆バイアスされ、n
型エミッタ層4aからの電子注入が停止されると共に、
n型ベース層2a内に蓄積されていた正孔hがベース電
極7aから排出され、装置がターンオフする。
【0031】このパワートランジスタでは、p型ベース
層3aからn型ベース層2aに正孔hが注入されること
により、n型ベース層2aで伝導度変調が生じるため、
オン電圧が低く、大きな電流を制御できるという特長が
ある。
層3aからn型ベース層2aに正孔hが注入されること
により、n型ベース層2aで伝導度変調が生じるため、
オン電圧が低く、大きな電流を制御できるという特長が
ある。
【0032】しかしながら、従来のパワートランジスタ
では、オン状態においてベース電極7aから注入される
正孔電流のうち、かなりの割合がn型ベース層2aには
注入されずに、p型ベース層3aを通って直接n型エミ
ッタ層4aへ流れ込む。このため、大きなベース電流を
必要とし、電流利得(直流電流増幅率:hFE=IC/I
B)が小さいという問題がある。
では、オン状態においてベース電極7aから注入される
正孔電流のうち、かなりの割合がn型ベース層2aには
注入されずに、p型ベース層3aを通って直接n型エミ
ッタ層4aへ流れ込む。このため、大きなベース電流を
必要とし、電流利得(直流電流増幅率:hFE=IC/I
B)が小さいという問題がある。
【0033】また、ターンオフの際、ベース電極7aに
はベース・エミッタ間耐圧を越える負電圧を印加するこ
とが不可能なため、ターンオフ能力が低いという問題が
ある。
はベース・エミッタ間耐圧を越える負電圧を印加するこ
とが不可能なため、ターンオフ能力が低いという問題が
ある。
【0034】ところで、以上のようなパワー半導体装置
は、インバータ回路やチョッパ回路等のスイッチング回
路に適用される際に、小型化と高性能化のニ−ズがます
ます高まっている。
は、インバータ回路やチョッパ回路等のスイッチング回
路に適用される際に、小型化と高性能化のニ−ズがます
ます高まっている。
【0035】インバータ回路では、モータ制御のように
負荷にインダクタンス成分を含むため、スイッチング素
子としてのパワートランジスタをターンオフする際に、
負荷のインダクタンスに蓄えられたエネルギーを放出す
る必要がある。この電気エネルギーを還流するため、イ
ンバータ回路は、図118に示すように、還流ダイオー
ド(フリーホイール・ダイオード)D1〜D4がパワー
トランジスタT1〜T4に逆並列に接続され、図示しな
い駆動回路によって各パワートランジスタT1〜T4の
ベースにベース信号IB1〜IB4を印加するように構成さ
れている。
負荷にインダクタンス成分を含むため、スイッチング素
子としてのパワートランジスタをターンオフする際に、
負荷のインダクタンスに蓄えられたエネルギーを放出す
る必要がある。この電気エネルギーを還流するため、イ
ンバータ回路は、図118に示すように、還流ダイオー
ド(フリーホイール・ダイオード)D1〜D4がパワー
トランジスタT1〜T4に逆並列に接続され、図示しな
い駆動回路によって各パワートランジスタT1〜T4の
ベースにベース信号IB1〜IB4を印加するように構成さ
れている。
【0036】例えば、図119に示すように、各ベース
信号IB1〜IB4が各パワートランジスタT1〜T4に印
加されると、出力電圧Vinv が負荷に加えられる。詳し
くは切替えの際のデッドタイムを考慮し、図120に示
すように、例えばベース信号IB1〜IB2は同時にオン・
オフされることはない。なお、出力電圧Vinv はベース
信号IB1に対応しており、還流ダイオードD1のフリー
ホイール電流ID1はベース信号IB1の逆となっている。
また、実際の出力電圧Vinv は、パルス幅変調PWMさ
れたベース信号に対応しており、図121に示す如き波
形になっている。
信号IB1〜IB4が各パワートランジスタT1〜T4に印
加されると、出力電圧Vinv が負荷に加えられる。詳し
くは切替えの際のデッドタイムを考慮し、図120に示
すように、例えばベース信号IB1〜IB2は同時にオン・
オフされることはない。なお、出力電圧Vinv はベース
信号IB1に対応しており、還流ダイオードD1のフリー
ホイール電流ID1はベース信号IB1の逆となっている。
また、実際の出力電圧Vinv は、パルス幅変調PWMさ
れたベース信号に対応しており、図121に示す如き波
形になっている。
【0037】このようなインバータ回路では、パワート
ランジスタT1〜T4と還流ダイオードD1〜D4の夫
々にて、電源電圧以上の耐圧を得るために、半導体チッ
プ内で一定面積以上の接合終端領域が必要となる。
ランジスタT1〜T4と還流ダイオードD1〜D4の夫
々にて、電源電圧以上の耐圧を得るために、半導体チッ
プ内で一定面積以上の接合終端領域が必要となる。
【0038】このため、チップ面積の縮小が難しく、高
電流密度化の達成が困難である。
電流密度化の達成が困難である。
【0039】また、モジュールとして実装する際に、パ
ワートランジスタT1〜T4には個別装置の還流ダイオ
ードD1〜D4が外付けで接続される。すなわち、パワ
ートランジスタ・チップと還流ダイオード・チップとが
同一基板上に搭載され、それぞれチップ上の電極と外部
導出電極との間が配線で接続される。よって、接続配線
のインダクタンスのために、高速化が困難となる問題が
ある。
ワートランジスタT1〜T4には個別装置の還流ダイオ
ードD1〜D4が外付けで接続される。すなわち、パワ
ートランジスタ・チップと還流ダイオード・チップとが
同一基板上に搭載され、それぞれチップ上の電極と外部
導出電極との間が配線で接続される。よって、接続配線
のインダクタンスのために、高速化が困難となる問題が
ある。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように従来
の半導体装置では、オン電圧をビルトイン電圧以下には
低減し得ない問題と、ターンオフ能力が低いという問題
とがある。
の半導体装置では、オン電圧をビルトイン電圧以下には
低減し得ない問題と、ターンオフ能力が低いという問題
とがある。
【0041】また、電流利得が小さい問題があり、ター
ンオフ能力が低い問題がある。さらにまた、パワートラ
ンジスタT1〜T4に還流ダイオードD1〜D4を逆並
列に接続するために高電流密度化が難しく、接続配線の
インダクタンスのために高速化が困難である問題があ
る。
ンオフ能力が低い問題がある。さらにまた、パワートラ
ンジスタT1〜T4に還流ダイオードD1〜D4を逆並
列に接続するために高電流密度化が難しく、接続配線の
インダクタンスのために高速化が困難である問題があ
る。
【0042】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、低いオン電圧と、高いターンオフ能力とを同時に実
現し得る半導体装置を提供することを目的とする。
で、低いオン電圧と、高いターンオフ能力とを同時に実
現し得る半導体装置を提供することを目的とする。
【0043】また、本発明の他の目的は、従来よりも電
流利得を増大でき、且つターンオフ能力を向上し得るこ
とにある。
流利得を増大でき、且つターンオフ能力を向上し得るこ
とにある。
【0044】さらにまた、本発明の他の目的は、簡易な
構成で小型化と高性能化を図ることにある。
構成で小型化と高性能化を図ることにある。
【0045】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、高抵抗の第1導電型ベース層と、前記第1導電型ベ
ース層の一方の表面に形成された第1導電型ドレイン層
と、前記第1導電型ベース層の他方の表面に形成された
第1導電型ソース層と、前記第1導電型ベース層の他方
の表面で前記第1導電型ソース層とは異なる領域に形成
された第2導電型インジェクション層と、前記第1導電
型ベース層の他方の表面の前記第1導電型ソース層と前
記第2導電型インジェクション層との間に形成された障
壁層と、前記第1導電型ドレイン層に形成された第1の
主電極と、前記第1導電型ソース層に形成された第2の
主電極と、前記第2導電型インジェクション層に形成さ
れたゲート電極とを備えた半導体装置である。
は、高抵抗の第1導電型ベース層と、前記第1導電型ベ
ース層の一方の表面に形成された第1導電型ドレイン層
と、前記第1導電型ベース層の他方の表面に形成された
第1導電型ソース層と、前記第1導電型ベース層の他方
の表面で前記第1導電型ソース層とは異なる領域に形成
された第2導電型インジェクション層と、前記第1導電
型ベース層の他方の表面の前記第1導電型ソース層と前
記第2導電型インジェクション層との間に形成された障
壁層と、前記第1導電型ドレイン層に形成された第1の
主電極と、前記第1導電型ソース層に形成された第2の
主電極と、前記第2導電型インジェクション層に形成さ
れたゲート電極とを備えた半導体装置である。
【0046】また、請求項2に対応する発明は、高抵抗
の第1導電型ベース層と、前記第1導電型ベース層の一
方の表面に形成された第1導電型ドレイン層と、前記第
1導電型ベース層の他方の表面に形成された第1導電型
ソース層と、前記第1導電型ベース層の他方の表面の前
記第1導電型ソース層とは異なる領域に形成された第2
導電型インジェクション層と、前記第1導電型ベース層
の他方の表面で前記第1導電型ソース層と前記第2導電
型インジェクション層との間に形成された溝と、前記第
1導電型ドレイン層に形成された第1の主電極と、前記
第1導電型ソース層に形成された第2の主電極と、前記
第2導電型インジェクション層に形成されたゲート電極
とを備えた半導体装置である。
の第1導電型ベース層と、前記第1導電型ベース層の一
方の表面に形成された第1導電型ドレイン層と、前記第
1導電型ベース層の他方の表面に形成された第1導電型
ソース層と、前記第1導電型ベース層の他方の表面の前
記第1導電型ソース層とは異なる領域に形成された第2
導電型インジェクション層と、前記第1導電型ベース層
の他方の表面で前記第1導電型ソース層と前記第2導電
型インジェクション層との間に形成された溝と、前記第
1導電型ドレイン層に形成された第1の主電極と、前記
第1導電型ソース層に形成された第2の主電極と、前記
第2導電型インジェクション層に形成されたゲート電極
とを備えた半導体装置である。
【0047】さらに、請求項3に対応する発明は、高抵
抗の第1導電型ベース層と、前記第1導電型ベース層の
一方の表面に形成された第1導電型ドレイン層と、前記
第1導電型ベース層の他方の表面に形成された第2導電
型ベース層と、前記第2導電型ベース層の表面に形成さ
れた第1導電型ソース層と、前記第1導電型ベース層の
他方の表面の前記第2導電型ベース層とは異なる領域に
形成された第2導電型インジェクション層と、前記第1
導電型ベース層の他方の表面で前記第2導電型ベース層
と前記第2導電型インジェクション層との間にかつ前記
第1導電型ソース層の表面から前記第2導電型ベース層
を貫通して前記第1導電型ベース層の途中の深さまで形
成され、前記第2導電型インジェクション層と前記第1
導電型ソース層との間のキャリアの障壁となるトレンチ
溝と、前記溝内に絶縁膜を介して埋込み形成された第1
のゲート電極と、前記第1導電型ドレイン層に形成され
た第1の主電極と、前記第1導電型ソース層に形成され
た第2の主電極と、前記第2導電型インジェクション層
に形成された第2のゲート電極とを備えた半導体装置で
ある。
抗の第1導電型ベース層と、前記第1導電型ベース層の
一方の表面に形成された第1導電型ドレイン層と、前記
第1導電型ベース層の他方の表面に形成された第2導電
型ベース層と、前記第2導電型ベース層の表面に形成さ
れた第1導電型ソース層と、前記第1導電型ベース層の
他方の表面の前記第2導電型ベース層とは異なる領域に
形成された第2導電型インジェクション層と、前記第1
導電型ベース層の他方の表面で前記第2導電型ベース層
と前記第2導電型インジェクション層との間にかつ前記
第1導電型ソース層の表面から前記第2導電型ベース層
を貫通して前記第1導電型ベース層の途中の深さまで形
成され、前記第2導電型インジェクション層と前記第1
導電型ソース層との間のキャリアの障壁となるトレンチ
溝と、前記溝内に絶縁膜を介して埋込み形成された第1
のゲート電極と、前記第1導電型ドレイン層に形成され
た第1の主電極と、前記第1導電型ソース層に形成され
た第2の主電極と、前記第2導電型インジェクション層
に形成された第2のゲート電極とを備えた半導体装置で
ある。
【0048】また、請求項4に対応する発明は、高抵抗
の第1導電型ベース層と、前記第1導電型ベース層の一
方の表面に形成された第1導電型ドレイン層と、前記第
1導電型ベース層の他方の表面に形成された第1導電型
ソース層と、前記第1導電型ベース層の他方の表面の前
記第1導電型ソース層とは異なる領域に形成された第2
導電型インジェクション層と、前記第1導電型ベース層
の他方の表面で前記第1導電型ソース層と前記第2導電
型インジェクション層との間に前記第1導電型ベース層
の途中の深さまで少なくとも前記第1導電型ソース層を
挟むように形成され、前記第2導電型インジェクション
層と前記第1導電型ソース層との間のキャリアの障壁と
なるトレンチ溝と、前記溝内に絶縁膜を介して埋込み形
成された第1のゲート電極と、前記第1導電型ドレイン
層に形成された第1の主電極と、前記第1導電型ソース
層に形成された第2の主電極と、前記第2導電型インジ
ェクション層に形成された第2のゲート電極とを備えた
半導体装置である。
の第1導電型ベース層と、前記第1導電型ベース層の一
方の表面に形成された第1導電型ドレイン層と、前記第
1導電型ベース層の他方の表面に形成された第1導電型
ソース層と、前記第1導電型ベース層の他方の表面の前
記第1導電型ソース層とは異なる領域に形成された第2
導電型インジェクション層と、前記第1導電型ベース層
の他方の表面で前記第1導電型ソース層と前記第2導電
型インジェクション層との間に前記第1導電型ベース層
の途中の深さまで少なくとも前記第1導電型ソース層を
挟むように形成され、前記第2導電型インジェクション
層と前記第1導電型ソース層との間のキャリアの障壁と
なるトレンチ溝と、前記溝内に絶縁膜を介して埋込み形
成された第1のゲート電極と、前記第1導電型ドレイン
層に形成された第1の主電極と、前記第1導電型ソース
層に形成された第2の主電極と、前記第2導電型インジ
ェクション層に形成された第2のゲート電極とを備えた
半導体装置である。
【0049】さらに、請求項5に対応する発明は、請求
項3又は請求項4に対応する半導体装置において、前記
第1及び第2のゲート電極が互いに電気的に接続されて
いる半導体装置である。
項3又は請求項4に対応する半導体装置において、前記
第1及び第2のゲート電極が互いに電気的に接続されて
いる半導体装置である。
【0050】また、請求項6に対応する発明は、高抵抗
の第1導電型ベース層と、前記第1導電型ベース層の一
方の表面に形成された第1導電型ドレイン層と、前記第
1導電型ベース層の他方の表面に形成された第2導電型
ベース層と、前記第2導電型ベース層の表面に形成され
た第1導電型ソース層と、前記第1導電型ベース層と前
記第1導電型ソース層との間の前記第2導電型ベース層
にゲート絶縁膜を介して設けられた第1のゲート電極
と、前記第1導電型ベース層の他方の表面で前記第2導
電型ベース層から所定距離離れて形成された第2導電型
インジェクション層と、前記第1導電型ドレイン層に形
成された第1の主電極と、前記第1導電型ソース層に形
成された第2の主電極と、前記第2導電型インジェクシ
ョン層に形成された第2のゲート電極とを備えた半導体
装置である。
の第1導電型ベース層と、前記第1導電型ベース層の一
方の表面に形成された第1導電型ドレイン層と、前記第
1導電型ベース層の他方の表面に形成された第2導電型
ベース層と、前記第2導電型ベース層の表面に形成され
た第1導電型ソース層と、前記第1導電型ベース層と前
記第1導電型ソース層との間の前記第2導電型ベース層
にゲート絶縁膜を介して設けられた第1のゲート電極
と、前記第1導電型ベース層の他方の表面で前記第2導
電型ベース層から所定距離離れて形成された第2導電型
インジェクション層と、前記第1導電型ドレイン層に形
成された第1の主電極と、前記第1導電型ソース層に形
成された第2の主電極と、前記第2導電型インジェクシ
ョン層に形成された第2のゲート電極とを備えた半導体
装置である。
【0051】さらに、請求項7に対応する発明は、請求
項6に対応する半導体装置において、前記第1のゲート
電極としては、前記第1導電型ソース層の表面から前記
第2導電型ベース層を貫通して前記第1導電型ベース層
の途中の深さまで形成された溝内に、前記ゲート絶縁膜
を介して埋込み形成された半導体装置である。
項6に対応する半導体装置において、前記第1のゲート
電極としては、前記第1導電型ソース層の表面から前記
第2導電型ベース層を貫通して前記第1導電型ベース層
の途中の深さまで形成された溝内に、前記ゲート絶縁膜
を介して埋込み形成された半導体装置である。
【0052】また、請求項8に対応する発明は、請求項
6に対応する半導体装置において、前記第1のゲート電
極としては、前記第1導電型ソース層と前記第2導電型
インジェクション層との間の前記第2導電型ベース層及
び第1導電型ベース層上にゲート絶縁膜を介して設けら
れた半導体装置である。
6に対応する半導体装置において、前記第1のゲート電
極としては、前記第1導電型ソース層と前記第2導電型
インジェクション層との間の前記第2導電型ベース層及
び第1導電型ベース層上にゲート絶縁膜を介して設けら
れた半導体装置である。
【0053】さらに、請求項9に対応する発明は、高抵
抗の第1導電型ベース層と、前記第1導電型ベース層の
一方の表面に形成された第1導電型ドレイン層と、前記
第1導電型ベース層の他方の表面に形成された第2導電
型べ一ス層と、前記第2導電型ベース層の表面に形成さ
れた第1導電型ソース層と、前記第1導電型ベース層の
他方の表面の前記第2導電型ベース層とは異なる領域に
形成された第1の第2導電型インジェクション層と、前
記第1導電型ベース層の他方の表面の前記第1の第2導
電型インジェクション層とは異なる領域に形成された第
2の第2導電型インジェクション層と、前記第1導電型
ドレイン層に形成された第1の主電極と、前記第1導電
型ソース層に形成された第2の主電極と、前記第1の第
2導電型インジェクション層に形成された第1のゲート
電極と、前記第2の第2導電型インジェクション層に形
成された第2のゲート電極と、前記第1の主電極と前記
第2のゲート電極との間に挿入されたダイオード又はM
OSFETとを備えた半導体装置である。 (補足説明)次に、以上のような半導体装置について補
足的に説明する。
抗の第1導電型ベース層と、前記第1導電型ベース層の
一方の表面に形成された第1導電型ドレイン層と、前記
第1導電型ベース層の他方の表面に形成された第2導電
型べ一ス層と、前記第2導電型ベース層の表面に形成さ
れた第1導電型ソース層と、前記第1導電型ベース層の
他方の表面の前記第2導電型ベース層とは異なる領域に
形成された第1の第2導電型インジェクション層と、前
記第1導電型ベース層の他方の表面の前記第1の第2導
電型インジェクション層とは異なる領域に形成された第
2の第2導電型インジェクション層と、前記第1導電型
ドレイン層に形成された第1の主電極と、前記第1導電
型ソース層に形成された第2の主電極と、前記第1の第
2導電型インジェクション層に形成された第1のゲート
電極と、前記第2の第2導電型インジェクション層に形
成された第2のゲート電極と、前記第1の主電極と前記
第2のゲート電極との間に挿入されたダイオード又はM
OSFETとを備えた半導体装置である。 (補足説明)次に、以上のような半導体装置について補
足的に説明する。
【0054】各溝(又は障壁層)は、例えば周期的にス
トライプ状あるいはメッシュ状の平面形状を成して形成
してもよい。各溝間には、第1導電型ソース層を表面に
有する第1の溝間領域と、第2導電型インジェクション
層を表面に有する第2の溝間領域とを所定の個数の比で
並べて配置してもよい。なお、個数の比としては、1:
1でもよく、他に2:1や3:1といった任意の値でよ
い。例えば、2:1とは、2つの第1の溝間領域と、1
つの第2の溝間領域とを交互に配置することを意味して
いる。
トライプ状あるいはメッシュ状の平面形状を成して形成
してもよい。各溝間には、第1導電型ソース層を表面に
有する第1の溝間領域と、第2導電型インジェクション
層を表面に有する第2の溝間領域とを所定の個数の比で
並べて配置してもよい。なお、個数の比としては、1:
1でもよく、他に2:1や3:1といった任意の値でよ
い。例えば、2:1とは、2つの第1の溝間領域と、1
つの第2の溝間領域とを交互に配置することを意味して
いる。
【0055】また、第1の溝間領域の幅は、第2の溝間
領域の幅以下であることが、注入される第2導電型キャ
リアを第1導電型ベース層内に蓄積させる観点から好ま
しい。 (作用)従って、請求項1に対応する発明は以上のよう
な手段を講じたことにより、オン状態では、多数キャリ
アの流路が少なくとも第2の主電極、第1導電型ソース
層、第1導電型ベース層、第1導電型ドレイン層及び第
1の主電極を結ぶ経路であるので、pn接合に起因する
ビルトイン電圧を含まず、かつ多数キャリアの流路から
外れて設けられた第2導電型インジェクション層から少
数キャリアが注入され障壁層により第1導電型ベース層
中に蓄積されるために導電変調を起こしてオン抵抗を低
下させることができ、また、ターンオフ時にはゲート電
極の極性を逆にして第2導電型インジェクション層から
少数キャリアを能動的に排出させるので、低いオン電圧
と、高いターンオフ能力とを同時に実現させることがで
きる。
領域の幅以下であることが、注入される第2導電型キャ
リアを第1導電型ベース層内に蓄積させる観点から好ま
しい。 (作用)従って、請求項1に対応する発明は以上のよう
な手段を講じたことにより、オン状態では、多数キャリ
アの流路が少なくとも第2の主電極、第1導電型ソース
層、第1導電型ベース層、第1導電型ドレイン層及び第
1の主電極を結ぶ経路であるので、pn接合に起因する
ビルトイン電圧を含まず、かつ多数キャリアの流路から
外れて設けられた第2導電型インジェクション層から少
数キャリアが注入され障壁層により第1導電型ベース層
中に蓄積されるために導電変調を起こしてオン抵抗を低
下させることができ、また、ターンオフ時にはゲート電
極の極性を逆にして第2導電型インジェクション層から
少数キャリアを能動的に排出させるので、低いオン電圧
と、高いターンオフ能力とを同時に実現させることがで
きる。
【0056】また、請求項2に対応する発明は、請求項
1に対応する発明の障壁層を溝を用いて実現するもので
ある。
1に対応する発明の障壁層を溝を用いて実現するもので
ある。
【0057】さらに、請求項3に対応する発明は、多数
キャリアの流路の第1導電型ソース層と第1導電型ベー
ス層との間に第2導電型ベース層を備え、かつ、請求項
1に対応する発明の障壁層がトレンチ溝内に絶縁膜を介
して埋込まれた第1のゲート電極にて実現されるので、
第1のゲート電極の電圧にて第2導電型ベース層の表面
に反転層を形成できるMOS構造を実現できるため、ト
レンチ構造の利点であるチャネル抵抗の低減と、単位面
積当たりのキャリアの注入量の増加とを実現させること
ができ、さらに、請求項1及び請求項2の双方に対応す
る作用を奏することができる。
キャリアの流路の第1導電型ソース層と第1導電型ベー
ス層との間に第2導電型ベース層を備え、かつ、請求項
1に対応する発明の障壁層がトレンチ溝内に絶縁膜を介
して埋込まれた第1のゲート電極にて実現されるので、
第1のゲート電極の電圧にて第2導電型ベース層の表面
に反転層を形成できるMOS構造を実現できるため、ト
レンチ構造の利点であるチャネル抵抗の低減と、単位面
積当たりのキャリアの注入量の増加とを実現させること
ができ、さらに、請求項1及び請求項2の双方に対応す
る作用を奏することができる。
【0058】また、請求項4に対応する発明は、請求項
1に対応する発明の障壁層として作用するトレンチ溝内
に絶縁膜を介して埋込まれた第1のゲート電極を多数キ
ャリアの流路の第1導電型ソース層と第1導電型ベース
層とを挟むように有するので、第1のゲート電極の電圧
にて第1導電型ベース層の表面に空乏層を形成できるノ
ーマリ・オン型の装置を実現でき、またトレンチ構造の
利点であるチャネル抵抗の低減と、単位面積当たりのキ
ャリアの注入量の増加とを実現でき、さらに、請求項1
及び請求項2の双方に対応する作用を奏することができ
る。
1に対応する発明の障壁層として作用するトレンチ溝内
に絶縁膜を介して埋込まれた第1のゲート電極を多数キ
ャリアの流路の第1導電型ソース層と第1導電型ベース
層とを挟むように有するので、第1のゲート電極の電圧
にて第1導電型ベース層の表面に空乏層を形成できるノ
ーマリ・オン型の装置を実現でき、またトレンチ構造の
利点であるチャネル抵抗の低減と、単位面積当たりのキ
ャリアの注入量の増加とを実現でき、さらに、請求項1
及び請求項2の双方に対応する作用を奏することができ
る。
【0059】さらに、請求項5に対応する発明は、請求
項3又は請求項4に対応する第1及び第2のゲート電極
が互いに電気的に接続されているので、請求項3又は請
求項4に対応する作用に加え、多数キャリアの流路のオ
ン・オフ用の第1のゲート電極と、少数キャリアの注入
・排出用の第2のゲート電極とを同時に制御でき、ゲー
ト駆動制御の容易化を図ることができる。
項3又は請求項4に対応する第1及び第2のゲート電極
が互いに電気的に接続されているので、請求項3又は請
求項4に対応する作用に加え、多数キャリアの流路のオ
ン・オフ用の第1のゲート電極と、少数キャリアの注入
・排出用の第2のゲート電極とを同時に制御でき、ゲー
ト駆動制御の容易化を図ることができる。
【0060】また、請求項6に対応する発明は、多数キ
ャリアのオン・オフ用の第1のゲート電極とは別に少数
キャリアの注入・排出用の第2のゲート電極を設け、オ
ン状態では、第2のゲート電極から注入される全正孔電
流が第1導電型ベース層に注入されるので、ゲート電流
が小さくてすみ、高い電流利得を実現することができ
る。また、ターンオフ時には、第2のゲート電極に、ベ
ース・エミッタ間耐圧を越える負電圧を印加でき、高い
ターンオフ能力を得ることができる。
ャリアのオン・オフ用の第1のゲート電極とは別に少数
キャリアの注入・排出用の第2のゲート電極を設け、オ
ン状態では、第2のゲート電極から注入される全正孔電
流が第1導電型ベース層に注入されるので、ゲート電流
が小さくてすみ、高い電流利得を実現することができ
る。また、ターンオフ時には、第2のゲート電極に、ベ
ース・エミッタ間耐圧を越える負電圧を印加でき、高い
ターンオフ能力を得ることができる。
【0061】さらに、請求項7に対応する発明は、請求
項6に対応する作用を奏するトレンチ構造の半導体装置
を実現することができる。
項6に対応する作用を奏するトレンチ構造の半導体装置
を実現することができる。
【0062】また、請求項8に対応する発明は、ターン
オン時には、第1のゲート電極の正電圧により、第2導
電型ベース層の表面にチャネルを形成して電子を注入さ
せ、ターンオフ時には、第1及び第2のゲート電極の負
電圧により、第2のゲート電極下方のチャネル領域と第
2導電型インジェクション層を介して、第2導電型ベー
ス層の電位を負電位に固定するので、ノイズによる誤点
弧を阻止することができる。
オン時には、第1のゲート電極の正電圧により、第2導
電型ベース層の表面にチャネルを形成して電子を注入さ
せ、ターンオフ時には、第1及び第2のゲート電極の負
電圧により、第2のゲート電極下方のチャネル領域と第
2導電型インジェクション層を介して、第2導電型ベー
ス層の電位を負電位に固定するので、ノイズによる誤点
弧を阻止することができる。
【0063】さらに、請求項9に対応する発明は、逆並
列還流ダイオードの機能が内蔵されたものであり、順方
向において第1のゲート電極の正起電力による第1の第
2導電型インジェクション層からの第2導電型キャリア
の注入によるスイッチング機能を有し、逆方向において
ダイオードから受けた第2のゲート電極の逆起電力によ
る第2の第2導電型インジェクション層からの第2導電
型キャリアの注入による導通特性を有するので、誘導負
荷により逆起電力が発生すると自動的に、半導体装置が
逆方向にターンオンする。また、MOSFETの場合に
はMOSFETのチャネルが導通状態となることによ
り、第2導電型キャリアの注入による導通特性を有する
ので、ダイオードの場合と同様に誘導負荷により逆起電
力が発生すると自動的に半導体装置が逆方向にターンオ
ンする。よって、逆並列還流ダイオードが不要となる結
果、高電流密度化と高速化を図ることができ、小型化と
高性能化を実現することができる。
列還流ダイオードの機能が内蔵されたものであり、順方
向において第1のゲート電極の正起電力による第1の第
2導電型インジェクション層からの第2導電型キャリア
の注入によるスイッチング機能を有し、逆方向において
ダイオードから受けた第2のゲート電極の逆起電力によ
る第2の第2導電型インジェクション層からの第2導電
型キャリアの注入による導通特性を有するので、誘導負
荷により逆起電力が発生すると自動的に、半導体装置が
逆方向にターンオンする。また、MOSFETの場合に
はMOSFETのチャネルが導通状態となることによ
り、第2導電型キャリアの注入による導通特性を有する
ので、ダイオードの場合と同様に誘導負荷により逆起電
力が発生すると自動的に半導体装置が逆方向にターンオ
ンする。よって、逆並列還流ダイオードが不要となる結
果、高電流密度化と高速化を図ることができ、小型化と
高性能化を実現することができる。
【0064】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。 (第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施の形態
に係る半導体装置の構成を示す断面図であり、図112
と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。また、以
下の説明中も図面中の同類の参照符号は数多の図中の同
等部分を示すものとする。
て図面を参照しながら説明する。 (第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施の形態
に係る半導体装置の構成を示す断面図であり、図112
と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。また、以
下の説明中も図面中の同類の参照符号は数多の図中の同
等部分を示すものとする。
【0065】すなわち、この半導体装置は、正孔を注入
して導電変調を可能としつつ、pn接合によるビルトイ
ン電圧を除去するものであり、具体的には図1に示すよ
うに、従来同様のp型ベース層3及びn+ 型ソース層4
からなる第1の表面構造をもつ第1の溝間領域T1と、
n- 型ベース層2の表面に形成されたp+ 型インジェク
ション層20からなる第2の表面構造をもつ第2の溝間
領域T2とを交互に備えて構成されている。
して導電変調を可能としつつ、pn接合によるビルトイ
ン電圧を除去するものであり、具体的には図1に示すよ
うに、従来同様のp型ベース層3及びn+ 型ソース層4
からなる第1の表面構造をもつ第1の溝間領域T1と、
n- 型ベース層2の表面に形成されたp+ 型インジェク
ション層20からなる第2の表面構造をもつ第2の溝間
領域T2とを交互に備えて構成されている。
【0066】また、p+ 型インジェクション層20の表
面には、正孔注入用のゲート電極(以下、第2のゲート
電極という)21が設けられている。なお、これに伴
い、前述同様のチャネル形成用の(溝内に埋込まれた絶
縁)ゲート電極7は、以下の説明中、第1のゲート電極
7という。
面には、正孔注入用のゲート電極(以下、第2のゲート
電極という)21が設けられている。なお、これに伴
い、前述同様のチャネル形成用の(溝内に埋込まれた絶
縁)ゲート電極7は、以下の説明中、第1のゲート電極
7という。
【0067】次に、このような半導体装置の動作を説明
する。
する。
【0068】ドレイン電極8に正の電圧が印加され、且
つソース電極9に負の電圧が印加されているとき、ソー
ス電極9に対して正である正電圧を第1のゲート電極7
及び第2のゲート電極21に印加すると、第1のゲート
電極7の正電圧により、前述同様に、p型ベース層3に
おける絶縁膜6との界面がn型に反転して反転層(チャ
ネル)となり、電子eがn+ 型ソース層4から反転層を
介してn- 型ベース層2に注入されてn+ 型ドレイン層
1に流れる。
つソース電極9に負の電圧が印加されているとき、ソー
ス電極9に対して正である正電圧を第1のゲート電極7
及び第2のゲート電極21に印加すると、第1のゲート
電極7の正電圧により、前述同様に、p型ベース層3に
おける絶縁膜6との界面がn型に反転して反転層(チャ
ネル)となり、電子eがn+ 型ソース層4から反転層を
介してn- 型ベース層2に注入されてn+ 型ドレイン層
1に流れる。
【0069】このとき、第2のゲート電極21の正電圧
により、p+ 型インジェクション層20から正孔hがn
- 型ベース層2に注入されてこのn- 型ベース層2中に
蓄積されるので、n- 型ベース層2中にて導電変調が生
じ、オン抵抗が低減される。
により、p+ 型インジェクション層20から正孔hがn
- 型ベース層2に注入されてこのn- 型ベース層2中に
蓄積されるので、n- 型ベース層2中にて導電変調が生
じ、オン抵抗が低減される。
【0070】ここで、主電流通路(n+ 型ソース層4、
反転層、n- 型ベース層2及びn+型ドレイン層1を結
ぶ経路)にはpn接合がないため、ビルトイン電圧に起
因したオン抵抗の増大を無くすことができ、もって、図
2に示すように、IGBTよりも低いオン抵抗をもつ半
導体装置を実現することができる。
反転層、n- 型ベース層2及びn+型ドレイン層1を結
ぶ経路)にはpn接合がないため、ビルトイン電圧に起
因したオン抵抗の増大を無くすことができ、もって、図
2に示すように、IGBTよりも低いオン抵抗をもつ半
導体装置を実現することができる。
【0071】また、p+ 型インジェクション層20から
注入された正孔hは、トレンチゲートを迂回してp型ベ
ース層3に到達し、p型ベース層3からソース電極9に
流れる。詳しくは、正孔は第1の溝間領域T1の底部で
蓄積されるため、正孔電流の経路に沿った正孔密度分布
は、図3に示すように、第1の溝間領域T1の底部で極
大値をもつ。
注入された正孔hは、トレンチゲートを迂回してp型ベ
ース層3に到達し、p型ベース層3からソース電極9に
流れる。詳しくは、正孔は第1の溝間領域T1の底部で
蓄積されるため、正孔電流の経路に沿った正孔密度分布
は、図3に示すように、第1の溝間領域T1の底部で極
大値をもつ。
【0072】このとき、正孔hを蓄積するには、注入さ
れた正孔hが、トレンチゲートによりn- 型ベース層2
の内部深く流れること、及び第1の溝間領域T1が狭い
ことにより、正孔hがp型ベース層に流れにくいことが
重要である。例えば、第1の溝間領域T1におけるトレ
ンチ間隔Wは、4μm以下が望ましい。さらには、第1
の溝間領域T1の幅は、第2の溝間領域T2の幅以下で
あることが、正孔の排出抵抗を増大させてキャリアを蓄
積させる観点から好ましい。
れた正孔hが、トレンチゲートによりn- 型ベース層2
の内部深く流れること、及び第1の溝間領域T1が狭い
ことにより、正孔hがp型ベース層に流れにくいことが
重要である。例えば、第1の溝間領域T1におけるトレ
ンチ間隔Wは、4μm以下が望ましい。さらには、第1
の溝間領域T1の幅は、第2の溝間領域T2の幅以下で
あることが、正孔の排出抵抗を増大させてキャリアを蓄
積させる観点から好ましい。
【0073】また、p+ 型インジェクション層20から
突出した溝3の深さTdもトレンチ間隔Wと同様に正孔
hをp型ベース層3に到達させにくくするために重要で
あり、具体的にはトレンチ深さTdは3〜20μm程度
の範囲内が好ましい。
突出した溝3の深さTdもトレンチ間隔Wと同様に正孔
hをp型ベース層3に到達させにくくするために重要で
あり、具体的にはトレンチ深さTdは3〜20μm程度
の範囲内が好ましい。
【0074】本発明は以上の構造をトレンチ構造との組
合せで簡単に実現できる特長をもつ。
合せで簡単に実現できる特長をもつ。
【0075】一方、この半導体装置をターンオフさせる
ためには、ソース電極に対して負である負電圧を第1の
ゲート電極7及び第2のゲート電極21に印加する。第
1のゲート電極7の負電圧により、電子eの注入は止ま
る。また、注入された正孔hは、ソース電極9及び第2
のゲート電極21の負電圧により、ソース電極9及び第
2のゲート電極21に排出される。これにより、半導体
装置はオフ状態となる。
ためには、ソース電極に対して負である負電圧を第1の
ゲート電極7及び第2のゲート電極21に印加する。第
1のゲート電極7の負電圧により、電子eの注入は止ま
る。また、注入された正孔hは、ソース電極9及び第2
のゲート電極21の負電圧により、ソース電極9及び第
2のゲート電極21に排出される。これにより、半導体
装置はオフ状態となる。
【0076】上述したように第1の実施の形態によれ
ば、オン状態では、電子eの流路がソース電極9、n+
型ソース層4、反転層、n- 型ベース層2、n+ 型ドレ
イン層1及びドレイン電極8を結ぶ経路であるので、p
n接合に起因するビルトイン電圧VB を含まず、かつ電
子eの流路から外れて設けられたp+ 型インジェクショ
ン層20から正孔hが注入され、導電変調を起こしてオ
ン抵抗を低下させることができる。
ば、オン状態では、電子eの流路がソース電極9、n+
型ソース層4、反転層、n- 型ベース層2、n+ 型ドレ
イン層1及びドレイン電極8を結ぶ経路であるので、p
n接合に起因するビルトイン電圧VB を含まず、かつ電
子eの流路から外れて設けられたp+ 型インジェクショ
ン層20から正孔hが注入され、導電変調を起こしてオ
ン抵抗を低下させることができる。
【0077】また、第1の溝間領域T1などの抵抗によ
り、第1の溝間領域T1の底部におけるn- 型ベース層
2中に正孔hが蓄積されるため、エミッタ注入効率を向
上させることができる。
り、第1の溝間領域T1の底部におけるn- 型ベース層
2中に正孔hが蓄積されるため、エミッタ注入効率を向
上させることができる。
【0078】これらにより、低いオン電圧を得ることが
でき、特に、ビルトイン電圧以下のオン電圧を実現させ
ることができる。
でき、特に、ビルトイン電圧以下のオン電圧を実現させ
ることができる。
【0079】また、ターンオフ時には第2のゲート電極
21の極性を逆にしてp+ 型インジェクション層20か
ら正孔hを能動的に排出させるので、高いターンオフ能
力を実現させることができる。さらにまた、この高いタ
ーンオフ能力は、前述した低いオン電圧と同時に実現さ
せることができる。
21の極性を逆にしてp+ 型インジェクション層20か
ら正孔hを能動的に排出させるので、高いターンオフ能
力を実現させることができる。さらにまた、この高いタ
ーンオフ能力は、前述した低いオン電圧と同時に実現さ
せることができる。
【0080】また、トレンチ構造の利点であるチャネル
抵抗の低減と、単位面積当たりのキャリアの注入量の増
加とを実現させることができる。また、MOS構造であ
るため、既存の素子製造技術を用いて容易に製造するこ
とができる。 (第2の実施の形態)次に、本発明の第2の実施の形態
に係る半導体装置について説明する。
抵抗の低減と、単位面積当たりのキャリアの注入量の増
加とを実現させることができる。また、MOS構造であ
るため、既存の素子製造技術を用いて容易に製造するこ
とができる。 (第2の実施の形態)次に、本発明の第2の実施の形態
に係る半導体装置について説明する。
【0081】図4はこの半導体装置の構成を示す断面図
であり、図1の変形構成を示している。
であり、図1の変形構成を示している。
【0082】すなわち、本実施の形態は、第1の実施形
態の変形構成であり、具体的には図4に示すように、第
1のゲート電極7と第2のゲート電極21とをゲート駆
動回路(図示せず)への端子Gとの間で電気的に接続し
た構成となっている。
態の変形構成であり、具体的には図4に示すように、第
1のゲート電極7と第2のゲート電極21とをゲート駆
動回路(図示せず)への端子Gとの間で電気的に接続し
た構成となっている。
【0083】以上のような構成により、ゲート駆動回路
を共通化できるので、ゲート駆動回路の簡易化を図るこ
とができる。 (第3の実施の形態)次に、本発明の第3の実施の形態
に係る半導体装置について説明する。
を共通化できるので、ゲート駆動回路の簡易化を図るこ
とができる。 (第3の実施の形態)次に、本発明の第3の実施の形態
に係る半導体装置について説明する。
【0084】図5はこの半導体装置の構成を示す断面図
であり、図1の変形構成を示している。
であり、図1の変形構成を示している。
【0085】すなわち、本実施の形態は、第1の実施形
態の変形構成であり、回路の簡易化を図るものであっ
て、具体的には図5に示すように、第1のゲート電極7
の上部の絶縁層6が省略され、第1のゲート電極7がp
+ 型インジェクション層20上に延長されて第2のゲー
ト電極21に接続された構成となっている。なお、これ
に伴い、第1及び第2のゲート電極7,21の駆動回路
への端子G1,G2は省略され、共通化されたゲート駆
動回路用の端子G3が第2のゲート電極21に接続され
ている。
態の変形構成であり、回路の簡易化を図るものであっ
て、具体的には図5に示すように、第1のゲート電極7
の上部の絶縁層6が省略され、第1のゲート電極7がp
+ 型インジェクション層20上に延長されて第2のゲー
ト電極21に接続された構成となっている。なお、これ
に伴い、第1及び第2のゲート電極7,21の駆動回路
への端子G1,G2は省略され、共通化されたゲート駆
動回路用の端子G3が第2のゲート電極21に接続され
ている。
【0086】このような構成により、2つの制御用端子
G1,G2を有する必要が無く、操作を簡単化すること
ができる。なお、半導体装置をターンオンするには、ソ
ース電極9に対して正である正電圧を第2のゲート電極
21に印加すればよい。同様に、半導体装置をターンオ
フするには、ソース電極9に対して負である負電圧を第
2のゲート電極21に印加すればよい。
G1,G2を有する必要が無く、操作を簡単化すること
ができる。なお、半導体装置をターンオンするには、ソ
ース電極9に対して正である正電圧を第2のゲート電極
21に印加すればよい。同様に、半導体装置をターンオ
フするには、ソース電極9に対して負である負電圧を第
2のゲート電極21に印加すればよい。
【0087】上述したように第3の実施の形態によれ
ば、第1及び第2のゲート電極7,21が互いに電気的
に接続されているので、第1の実施形態の効果に加え、
電子の流路のオン・オフ用の第1のゲート電極7と、正
孔の注入・排出用の第2のゲート電極21とを同時に制
御でき、ゲート駆動制御の容易化を図ることができる。 (第4の実施の形態)次に、本発明の第4の実施の形態
に係る半導体装置について説明する。
ば、第1及び第2のゲート電極7,21が互いに電気的
に接続されているので、第1の実施形態の効果に加え、
電子の流路のオン・オフ用の第1のゲート電極7と、正
孔の注入・排出用の第2のゲート電極21とを同時に制
御でき、ゲート駆動制御の容易化を図ることができる。 (第4の実施の形態)次に、本発明の第4の実施の形態
に係る半導体装置について説明する。
【0088】図6はこの半導体装置の構成を示す断面図
であり、図1の変形構成を示している。
であり、図1の変形構成を示している。
【0089】すなわち、本実施の形態は、第1の実施の
形態の変形構成であり、具体的には図6に示すように、
p型ベース層3及び各n+ 型ソース層4を有する第1の
溝間領域T1と、p+ 型インジェクション層20を有す
る第2の溝間領域T2との配置が異なっている。
形態の変形構成であり、具体的には図6に示すように、
p型ベース層3及び各n+ 型ソース層4を有する第1の
溝間領域T1と、p+ 型インジェクション層20を有す
る第2の溝間領域T2との配置が異なっている。
【0090】例えば、2つの第1の溝間領域(p型ベー
ス層3及び各n+ 型ソース層4)T1に対して1つの第
2の溝間領域(p+ 型インジェクション層20)T2が
形成されている。
ス層3及び各n+ 型ソース層4)T1に対して1つの第
2の溝間領域(p+ 型インジェクション層20)T2が
形成されている。
【0091】これにより、p+ インジェクション層20
からの正孔hの注入を過大にならないように制御でき
る。このように、各溝間領域T1,T2の配置は、オン
抵抗の低減と、ゲート電流とのトレードオフを考慮して
決定すればよく、T1:T2の個数の比が1:1や2:
1に限定されずに、任意に設計可能である。
からの正孔hの注入を過大にならないように制御でき
る。このように、各溝間領域T1,T2の配置は、オン
抵抗の低減と、ゲート電流とのトレードオフを考慮して
決定すればよく、T1:T2の個数の比が1:1や2:
1に限定されずに、任意に設計可能である。
【0092】このような構成としても、第1の実施形態
と同様の効果を得ることができる。 (第5の実施の形態)次に、本発明の第5の実施の形態
に係る半導体装置について説明する。
と同様の効果を得ることができる。 (第5の実施の形態)次に、本発明の第5の実施の形態
に係る半導体装置について説明する。
【0093】図7はこの半導体装置の構成を示す斜視断
面図であり、図8はこの半導体装置の半導体層における
表面構造を示す平面図である。
面図であり、図8はこの半導体装置の半導体層における
表面構造を示す平面図である。
【0094】本実施の形態は、第1の実施形態の変形構
成であり、第1及び第2のゲート電極の一体化を図るも
のであって、具体的には図7及び図8に示すように、第
1及び第2の溝間領域T1,T2から離間してn- ベー
ス層2上で且つ第2のゲート電極21直下に溝31及び
絶縁膜32を介して埋込み電極33が形成され、この埋
込み電極33はp+ 型インジェクション層20と第1の
ゲート電極7の両方に接続されている。また、埋込み電
極33と第1のゲート電極7との間の接続経路34は、
絶縁膜35によりソース電極9と電気的に絶縁されてい
る。
成であり、第1及び第2のゲート電極の一体化を図るも
のであって、具体的には図7及び図8に示すように、第
1及び第2の溝間領域T1,T2から離間してn- ベー
ス層2上で且つ第2のゲート電極21直下に溝31及び
絶縁膜32を介して埋込み電極33が形成され、この埋
込み電極33はp+ 型インジェクション層20と第1の
ゲート電極7の両方に接続されている。また、埋込み電
極33と第1のゲート電極7との間の接続経路34は、
絶縁膜35によりソース電極9と電気的に絶縁されてい
る。
【0095】以上のような構成により、第3の実施の形
態と同様に、回路を簡易化することができる。また、ソ
ース電極9下の溝5及び溝間領域T1を例えば夫々2μ
m幅のように微細に形成した場合でも、ソース電極9と
第2のゲート電極21との間はある程度離間して形成で
きるようになるので、電極形成等に係る製造工程の信頼
性を向上させることができる。 (第6の実施の形態)次に、本発明の第6の実施の形態
に係る半導体装置について説明する。
態と同様に、回路を簡易化することができる。また、ソ
ース電極9下の溝5及び溝間領域T1を例えば夫々2μ
m幅のように微細に形成した場合でも、ソース電極9と
第2のゲート電極21との間はある程度離間して形成で
きるようになるので、電極形成等に係る製造工程の信頼
性を向上させることができる。 (第6の実施の形態)次に、本発明の第6の実施の形態
に係る半導体装置について説明する。
【0096】図9はこの半導体装置の構成を示す断面図
であり、図1の変形構成を示している。
であり、図1の変形構成を示している。
【0097】すなわち、本実施の形態は、第1の実施形
態の変形構成であり、第1及び第2のゲート電極の一体
化を図るものであって、具体的には図9に示すように、
溝5底部のn- 型ベース層2内にp+ 型インジェクショ
ン層20を形成し、且つこのp+ 型インジェクション層
20と第1のゲート電極7とが互いに接する構造となっ
ている。
態の変形構成であり、第1及び第2のゲート電極の一体
化を図るものであって、具体的には図9に示すように、
溝5底部のn- 型ベース層2内にp+ 型インジェクショ
ン層20を形成し、且つこのp+ 型インジェクション層
20と第1のゲート電極7とが互いに接する構造となっ
ている。
【0098】このような構造は、例えば次のように形成
可能である。
可能である。
【0099】n+ 型ドレイン層1上にn- 型ベース層2
が形成され、n- 型ベース層2の表面にp型ベース層3
が形成される。次に、p型ベース層3表面に選択的に複
数のn+ 型ソース層4が形成され、各n+ 型ソース層4
の夫々中央部からn- 型ベース層2の途中の深さまで到
達する溝5が形成される。
が形成され、n- 型ベース層2の表面にp型ベース層3
が形成される。次に、p型ベース層3表面に選択的に複
数のn+ 型ソース層4が形成され、各n+ 型ソース層4
の夫々中央部からn- 型ベース層2の途中の深さまで到
達する溝5が形成される。
【0100】さらに、選択イオン注入及びアニールによ
り、この溝5の底部からn- 型ベース層2内にp+ 型イ
ンジェクション層20が形成され、熱CVD及びRIE
により、溝5側壁にのみ絶縁膜6が形成される。
り、この溝5の底部からn- 型ベース層2内にp+ 型イ
ンジェクション層20が形成され、熱CVD及びRIE
により、溝5側壁にのみ絶縁膜6が形成される。
【0101】以下、通常の工程により、溝5内に第1の
ゲート電極7が埋込み形成され、さらにp型ベース層3
上及び各n+ 型ソース層4上にソース電極9が形成され
る。また、n+ 型ドレイン層1におけるn- 型ベース層
2とは反対側の表面上にドレイン電極8が形成される。
これで、半導体装置の形成が完了する。
ゲート電極7が埋込み形成され、さらにp型ベース層3
上及び各n+ 型ソース層4上にソース電極9が形成され
る。また、n+ 型ドレイン層1におけるn- 型ベース層
2とは反対側の表面上にドレイン電極8が形成される。
これで、半導体装置の形成が完了する。
【0102】以上のような構成により、第1のゲート電
極7への正電圧の印加により、p型ベース層3における
絶縁膜6との界面に反転層が形成され、ソース電極9か
らn+ 型ソース層4及び反転層を介して電子がn- 型ベ
ース層2に注入されるとき、これと同時に、正孔が溝5
底部のp+ 型インジェクション層20からn- 型ベース
層2内に注入される。
極7への正電圧の印加により、p型ベース層3における
絶縁膜6との界面に反転層が形成され、ソース電極9か
らn+ 型ソース層4及び反転層を介して電子がn- 型ベ
ース層2に注入されるとき、これと同時に、正孔が溝5
底部のp+ 型インジェクション層20からn- 型ベース
層2内に注入される。
【0103】よって、導電変調が起こり、前述同様に、
低オン電圧で半導体装置をオン状態とすることができ
る。
低オン電圧で半導体装置をオン状態とすることができ
る。
【0104】上述したように第6の実施の形態によれ
ば、第1の実施形態の効果に加え、単位面積当たりの電
子の注入量を増加できると共に、ゲート電極を共通化す
ることができる。 (第7の実施の形態)次に、本発明の第7の実施の形態
に係る半導体装置について説明する。
ば、第1の実施形態の効果に加え、単位面積当たりの電
子の注入量を増加できると共に、ゲート電極を共通化す
ることができる。 (第7の実施の形態)次に、本発明の第7の実施の形態
に係る半導体装置について説明する。
【0105】図10はこの半導体装置の構成を示す断面
図であり、図1の変形構成を示している。
図であり、図1の変形構成を示している。
【0106】すなわち、本実施の形態は、第1の実施形
態の変形構成であり、回路の簡易化を図るものであっ
て、具体的には図10に示すように、第1のゲート電極
7と、ゲート駆動回路への端子Gとの間の配線部に、抵
抗Rを介して第2のゲート電極21が電気的に接続され
ている。
態の変形構成であり、回路の簡易化を図るものであっ
て、具体的には図10に示すように、第1のゲート電極
7と、ゲート駆動回路への端子Gとの間の配線部に、抵
抗Rを介して第2のゲート電極21が電気的に接続され
ている。
【0107】このような構成により、例えばゲート駆動
回路から制御用端子Gにて3Vを第1のゲート電極7に
印加してp型ベース層内に反転層を形成するとき、これ
と同時に0.7Vを第2のゲート電極21に印加してp
+ 型インジェクション層20から正孔hを注入すること
ができる。なお、差分の2.3Vは抵抗Rにおける電圧
降下分である。
回路から制御用端子Gにて3Vを第1のゲート電極7に
印加してp型ベース層内に反転層を形成するとき、これ
と同時に0.7Vを第2のゲート電極21に印加してp
+ 型インジェクション層20から正孔hを注入すること
ができる。なお、差分の2.3Vは抵抗Rにおける電圧
降下分である。
【0108】このように、2つの制御用端子G1,G2
を有する必要が無く、操作を簡単化することができる。
なお、半導体装置をターンオンするには、ソース電極9
に対して正である正電圧を制御用端子Gを介して第1及
び第2のゲート電極7,21に印加すればよい。同様
に、半導体装置をターンオフするには、ソース電極9に
対して負である負電圧を制御用端子Gを介して第1及び
第2のゲート電極7,21に印加すればよい。
を有する必要が無く、操作を簡単化することができる。
なお、半導体装置をターンオンするには、ソース電極9
に対して正である正電圧を制御用端子Gを介して第1及
び第2のゲート電極7,21に印加すればよい。同様
に、半導体装置をターンオフするには、ソース電極9に
対して負である負電圧を制御用端子Gを介して第1及び
第2のゲート電極7,21に印加すればよい。
【0109】上述したように第7の実施の形態によれ
ば、第1の実施形態の効果に加え、第1及び第2のゲー
ト電極を互いに電気的に接続したので、ゲート駆動制御
の容易化を図ることができ、さらにこのとき、ゲート駆
動回路の端子Gと第2のゲート電極21との間に抵抗R
を介在させているので、第1のゲート電極9の電圧より
も低い値となるように第2のゲート電極21に印加され
る電圧の値を最適に調整することができる。 (第8の実施の形態)次に、本発明の第8の実施の形態
に係る半導体装置について説明する。
ば、第1の実施形態の効果に加え、第1及び第2のゲー
ト電極を互いに電気的に接続したので、ゲート駆動制御
の容易化を図ることができ、さらにこのとき、ゲート駆
動回路の端子Gと第2のゲート電極21との間に抵抗R
を介在させているので、第1のゲート電極9の電圧より
も低い値となるように第2のゲート電極21に印加され
る電圧の値を最適に調整することができる。 (第8の実施の形態)次に、本発明の第8の実施の形態
に係る半導体装置について説明する。
【0110】図11はこの半導体装置の構成を示す斜視
断面図であり、図12はこの半導体装置における半導体
層の平面図であって、夫々図1の変形構成を示してい
る。
断面図であり、図12はこの半導体装置における半導体
層の平面図であって、夫々図1の変形構成を示してい
る。
【0111】すなわち、本実施の形態は、第1の実施形
態の変形形態であり、具体的には図11及び図12に示
すように、複数の第1の溝間領域T1と、複数の第2の
溝間領域T2とが溝5を介して図のように平面配置され
た構成となっている。
態の変形形態であり、具体的には図11及び図12に示
すように、複数の第1の溝間領域T1と、複数の第2の
溝間領域T2とが溝5を介して図のように平面配置され
た構成となっている。
【0112】以上のような構成により、複数の第1の溝
間領域T1上に1つのソース電極9を設けると共に、複
数の第2の溝間領域T2上に1つの第2のゲート電極2
1を設け、第1及び第2のゲート電極7,21を互いに
離間させて製造できるので、電極の配線パターンの幅を
広げることができ、もって、電極形成を容易化すること
ができる。
間領域T1上に1つのソース電極9を設けると共に、複
数の第2の溝間領域T2上に1つの第2のゲート電極2
1を設け、第1及び第2のゲート電極7,21を互いに
離間させて製造できるので、電極の配線パターンの幅を
広げることができ、もって、電極形成を容易化すること
ができる。
【0113】なお、本実施形態は、T1:T2の個数の
比を1:1とした場合について述べたが、これに限ら
ず、例えば図13及び図14に示すように、T1:T2
=3:1等の任意の比に設計し、設計内容に対応して電
極パターンを変えた構成としても、複数の第1の溝間領
域T1をひとまとめにでき、且つ第1及び第2のゲート
電極7,21を互いに離間できることに変わりはないか
ら、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
比を1:1とした場合について述べたが、これに限ら
ず、例えば図13及び図14に示すように、T1:T2
=3:1等の任意の比に設計し、設計内容に対応して電
極パターンを変えた構成としても、複数の第1の溝間領
域T1をひとまとめにでき、且つ第1及び第2のゲート
電極7,21を互いに離間できることに変わりはないか
ら、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0114】また、第4及び第8の実施の形態では、配
置の変形例を示したが、本発明はこれに限定されず、n
- 型ベース層2の表面における任意の位置に、p+ 型イ
ンジェクション層20を有する第1の溝間領域T1と、
p型ベース層3及びn+ 型ソース層4を有する第2の溝
間領域T2とを配置することができる。
置の変形例を示したが、本発明はこれに限定されず、n
- 型ベース層2の表面における任意の位置に、p+ 型イ
ンジェクション層20を有する第1の溝間領域T1と、
p型ベース層3及びn+ 型ソース層4を有する第2の溝
間領域T2とを配置することができる。
【0115】さらにまた、第3の実施の形態で述べた第
1及び第2のゲート電極7,21の一体化構造を、第3
及び/又は第4の実施の形態あるいはそれらの変形構成
に組み合わせてもよい。 (第9の実施の形態)次に、本発明の第9の実施の形態
に係る半導体装置について説明する。
1及び第2のゲート電極7,21の一体化構造を、第3
及び/又は第4の実施の形態あるいはそれらの変形構成
に組み合わせてもよい。 (第9の実施の形態)次に、本発明の第9の実施の形態
に係る半導体装置について説明する。
【0116】図15はこの半導体装置の構成を示す断面
図であり、図1の変形構成を示している。
図であり、図1の変形構成を示している。
【0117】すなわち、本実施の形態は、第1の実施形
態の変形構成であり、具体的には図15に示すように、
第1のゲート電極7とゲート駆動回路(図示せず)への
端子Gとの間に第2のゲート電極21を電気的に接続
し、且つp+ 型インジェクション層20の深さをp型ベ
ース層3(の深さ)よりも深くした構成となっている。
態の変形構成であり、具体的には図15に示すように、
第1のゲート電極7とゲート駆動回路(図示せず)への
端子Gとの間に第2のゲート電極21を電気的に接続
し、且つp+ 型インジェクション層20の深さをp型ベ
ース層3(の深さ)よりも深くした構成となっている。
【0118】このような構成により、第1の実施形態の
効果に加え、p+ 型インジェクション層20を深い位置
まで形成したので、正孔hの注入・排出の効率を向上さ
せることができる。 (第10の実施の形態)次に、本発明の第10の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
効果に加え、p+ 型インジェクション層20を深い位置
まで形成したので、正孔hの注入・排出の効率を向上さ
せることができる。 (第10の実施の形態)次に、本発明の第10の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0119】図16はこの半導体装置における半導体層
の表面近傍の構成を示す平面図であり、図1、図4、図
5、図10又は図15に示す断面図とも対応している。
の表面近傍の構成を示す平面図であり、図1、図4、図
5、図10又は図15に示す断面図とも対応している。
【0120】すなわち、本実施の形態は、第1、第2、
第3、第7又は第9の実施形態の平面構成を規定したも
のであり、具体的には図16に示すように、p+ 型イン
ジェクション層20、n+ 型ソース層4及びp型ベース
層3が互いに平行にストライプ状に形成されている。
第3、第7又は第9の実施形態の平面構成を規定したも
のであり、具体的には図16に示すように、p+ 型イン
ジェクション層20、n+ 型ソース層4及びp型ベース
層3が互いに平行にストライプ状に形成されている。
【0121】以上のような構成としても、第1、第2、
第3、第7又は第9の実施形態のうちで対応する実施形
態の効果を得ることができる。なお、図5に示した第4
の実施形態の平面構成も、図17に示すように、p+ 型
インジェクション層20、n+ 型ソース層4及びp型ベ
ース層3をストライプ状に規定可能なことは言うまでも
ない。図9に示した第6の実施形態の平面構成も、図示
はしないが同様に規定できる。 (第11の実施の形態)次に、本発明の第11の実施形
態に係る半導体装置について説明する。
第3、第7又は第9の実施形態のうちで対応する実施形
態の効果を得ることができる。なお、図5に示した第4
の実施形態の平面構成も、図17に示すように、p+ 型
インジェクション層20、n+ 型ソース層4及びp型ベ
ース層3をストライプ状に規定可能なことは言うまでも
ない。図9に示した第6の実施形態の平面構成も、図示
はしないが同様に規定できる。 (第11の実施の形態)次に、本発明の第11の実施形
態に係る半導体装置について説明する。
【0122】図18はこの半導体装置における半導体層
の表面近傍の構成を示す平面図であり、図1、図4、図
5、図10又は図15に示す断面図とも対応している。
の表面近傍の構成を示す平面図であり、図1、図4、図
5、図10又は図15に示す断面図とも対応している。
【0123】すなわち、本実施の形態は、第1、第2、
第3、第7又は第9の実施形態の平面構成を規定したも
のであり、具体的には図18に示すように、n+ 型ソー
ス層4がp型ベース層3表面上において、p+ 型インジ
ェクション層20(又は溝5)の長手方向とは直交する
方向に沿って、ストライプ状の配線パターンとなるよう
に形成されている。
第3、第7又は第9の実施形態の平面構成を規定したも
のであり、具体的には図18に示すように、n+ 型ソー
ス層4がp型ベース層3表面上において、p+ 型インジ
ェクション層20(又は溝5)の長手方向とは直交する
方向に沿って、ストライプ状の配線パターンとなるよう
に形成されている。
【0124】以上のような構成としても、第1、第2、
第3、第7又は第9の実施形態の効果を得ることができ
る。また、第4の実施形態の平面構成も、図19に示す
ように、本実施の形態と同様に規定可能である。さら
に、図示はしないが、図9に示した第6の実施形態の平
面構成も、同様に規定できる。 (第12の実施の形態)次に、本発明の第12の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
第3、第7又は第9の実施形態の効果を得ることができ
る。また、第4の実施形態の平面構成も、図19に示す
ように、本実施の形態と同様に規定可能である。さら
に、図示はしないが、図9に示した第6の実施形態の平
面構成も、同様に規定できる。 (第12の実施の形態)次に、本発明の第12の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0125】図20はこの半導体装置の構成を示す斜視
断面図であり、図1、図4、図5、図10又は図15に
示す断面図とも対応している。
断面図であり、図1、図4、図5、図10又は図15に
示す断面図とも対応している。
【0126】すなわち、本実施の形態は、第1、第2、
第3、第7又は第9の実施形態の平面構成を規定したも
のであり、具体的には図20に示すように、溝5が格子
状に形成され、各溝5間で紙面の行方向及び列方向に点
在する溝間領域T1,T2において、同一行方向に沿っ
てp型ベース層3及びn+ 型ソース層4からなる第1の
溝間領域T1あるいはp+ 型インジェクション層20か
らなる溝間領域T2が形成され、同一列方向に沿って溝
間領域T1と溝間領域T2とが交互に形成された構成と
なっている。
第3、第7又は第9の実施形態の平面構成を規定したも
のであり、具体的には図20に示すように、溝5が格子
状に形成され、各溝5間で紙面の行方向及び列方向に点
在する溝間領域T1,T2において、同一行方向に沿っ
てp型ベース層3及びn+ 型ソース層4からなる第1の
溝間領域T1あるいはp+ 型インジェクション層20か
らなる溝間領域T2が形成され、同一列方向に沿って溝
間領域T1と溝間領域T2とが交互に形成された構成と
なっている。
【0127】以上のような構成としても、第1、第2、
第3、第7又は第9の実施形態のうちの対応する実施形
態の効果を得ることができる。
第3、第7又は第9の実施形態のうちの対応する実施形
態の効果を得ることができる。
【0128】なお、この構成は90度回転させ、同一列
方向に沿って溝間領域T1又は溝間領域T2が形成さ
れ、同一行方向に沿って溝間領域T1と溝間領域T2と
が交互に形成された構成としても同じことであるのは言
うまでもない。
方向に沿って溝間領域T1又は溝間領域T2が形成さ
れ、同一行方向に沿って溝間領域T1と溝間領域T2と
が交互に形成された構成としても同じことであるのは言
うまでもない。
【0129】また、この構成は、1行置きにp+ 型イン
ジェクション層20の行が存在するが、これに限らず、
2行置き、3行置き等の任意の行置きにp+ 型インジェ
クション層20の行を設けてもよい。さらにまた、任意
の行置きのp+ 型インジェクション層20の行におい
て、適宜p型ベース層3及びn+ 型ソース層4を設けた
構成としてもよい。なお、この他にも配列パターンの変
形例は、上記記載及び図面に基づいて種々容易に想到し
得るものであり、本発明の範囲に包含される。 (第13の実施の形態)次に、本発明の第13の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
ジェクション層20の行が存在するが、これに限らず、
2行置き、3行置き等の任意の行置きにp+ 型インジェ
クション層20の行を設けてもよい。さらにまた、任意
の行置きのp+ 型インジェクション層20の行におい
て、適宜p型ベース層3及びn+ 型ソース層4を設けた
構成としてもよい。なお、この他にも配列パターンの変
形例は、上記記載及び図面に基づいて種々容易に想到し
得るものであり、本発明の範囲に包含される。 (第13の実施の形態)次に、本発明の第13の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0130】図21はこの半導体装置の構成を示す斜視
断面図であり、図1、図4、図5、図10又は図15に
示す断面図とも対応している。
断面図であり、図1、図4、図5、図10又は図15に
示す断面図とも対応している。
【0131】すなわち、本実施の形態は、第1、第2、
第3、第7又は第9の実施形態の平面構成を規定したも
のであり、具体的には図21に示すように、溝5が格子
状に形成され、各溝5間で紙面の行方向及び列方向に点
在する溝間領域T1,T2において、同一行方向に沿っ
て溝間領域T1と溝間領域T2とが交互に形成され、且
つ、同一列方向に沿って溝間領域T1と溝間領域T2と
が交互に形成された構成となっている。
第3、第7又は第9の実施形態の平面構成を規定したも
のであり、具体的には図21に示すように、溝5が格子
状に形成され、各溝5間で紙面の行方向及び列方向に点
在する溝間領域T1,T2において、同一行方向に沿っ
て溝間領域T1と溝間領域T2とが交互に形成され、且
つ、同一列方向に沿って溝間領域T1と溝間領域T2と
が交互に形成された構成となっている。
【0132】以上のような構成としても、第1、第2、
第3、第7又は第9の実施形態のうちの対応する効果を
得ることができる。
第3、第7又は第9の実施形態のうちの対応する効果を
得ることができる。
【0133】なお、この構成は、行方向及び列方向で1
つ置きに溝間領域T2(p+ 型インジェクション層2
0)が存在するが、これに限らず、2つ置き、3つ置き
等の任意個数の溝間領域T1置きにp+ 型インジェクシ
ョン層20を設けてもよい。前述したが、この他にも配
列パターンを変更したとしても、本発明の範囲に包含さ
れる。また、このような配列パターンは、規則的なもの
に限らず、不規則なものとしても、本発明の範囲に包含
される。 (第14の実施の形態)次に、本発明の第14の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
つ置きに溝間領域T2(p+ 型インジェクション層2
0)が存在するが、これに限らず、2つ置き、3つ置き
等の任意個数の溝間領域T1置きにp+ 型インジェクシ
ョン層20を設けてもよい。前述したが、この他にも配
列パターンを変更したとしても、本発明の範囲に包含さ
れる。また、このような配列パターンは、規則的なもの
に限らず、不規則なものとしても、本発明の範囲に包含
される。 (第14の実施の形態)次に、本発明の第14の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0134】図22はこの半導体装置の構成を示す断面
図であり、図1の変形構成を示している。
図であり、図1の変形構成を示している。
【0135】すなわち、本実施の形態は、第1の実施形
態の変形構成であり、具体的には図22に示すように、
溝5間の領域にはp+ 型インジェクション層20を設け
ず、p+ 型インジェクション層20を各溝5から離間し
てn- 型ベース層2表面に選択的に設けている。
態の変形構成であり、具体的には図22に示すように、
溝5間の領域にはp+ 型インジェクション層20を設け
ず、p+ 型インジェクション層20を各溝5から離間し
てn- 型ベース層2表面に選択的に設けている。
【0136】なお、p+ 型インジェクション層20とn
- 型ベース層2との間にはp型ベース層3からの空乏層
の広がりを抑制するためのn+ 型バッファ層41が形成
されている。但し、このn+ 型バッファ層41は省略可
能である。
- 型ベース層2との間にはp型ベース層3からの空乏層
の広がりを抑制するためのn+ 型バッファ層41が形成
されている。但し、このn+ 型バッファ層41は省略可
能である。
【0137】ここで、p+ 型インジェクション層20上
には、第2のゲート電極21が形成され、第2のゲート
電極21がドレイン電極及びドレイン側回路(図示せ
ず)に接続されている。
には、第2のゲート電極21が形成され、第2のゲート
電極21がドレイン電極及びドレイン側回路(図示せ
ず)に接続されている。
【0138】以上のような構成により、前述同様に、ド
レイン電極8に正電圧、ソース電極9に負電圧を印加
し、且つゲート電極7に正電圧を印加すると、電子eが
n+ 型ソース層4からp型ベース層3の反転層を介して
n- 型ベース層2に注入され、大部分の電子eがn+ 型
ドレイン層1を介してドレイン電極8に流れるが、一部
の電子eが表面方向に流れてn+ 型バッファ層41を介
してp+ 型インジェクション層20に到達する。
レイン電極8に正電圧、ソース電極9に負電圧を印加
し、且つゲート電極7に正電圧を印加すると、電子eが
n+ 型ソース層4からp型ベース層3の反転層を介して
n- 型ベース層2に注入され、大部分の電子eがn+ 型
ドレイン層1を介してドレイン電極8に流れるが、一部
の電子eが表面方向に流れてn+ 型バッファ層41を介
してp+ 型インジェクション層20に到達する。
【0139】このとき、正孔hがp+ 型インジェクショ
ン層20からn+ 型バッファ層41を介してn- 型ベー
ス層2に注入される。よって、導電変調が起こり、オン
電圧が低減される。
ン層20からn+ 型バッファ層41を介してn- 型ベー
ス層2に注入される。よって、導電変調が起こり、オン
電圧が低減される。
【0140】また、ターンオフするには、前述同様に、
ゲート電極7に負電圧を印加して電子eの注入を停止す
ればよい。
ゲート電極7に負電圧を印加して電子eの注入を停止す
ればよい。
【0141】本実施の形態によれば、第1の実施形態の
効果に加え、p+ 型インジェクション層20を溝間に形
成せずに分離して設け、溝間領域を全て電子注入のため
に用いるので、単位面積当たりの電子の注入量を増加さ
せることができる。
効果に加え、p+ 型インジェクション層20を溝間に形
成せずに分離して設け、溝間領域を全て電子注入のため
に用いるので、単位面積当たりの電子の注入量を増加さ
せることができる。
【0142】また、ドレイン電極8と第2のゲート電極
21とを接続し、正孔注入用のゲート駆動回路を不要と
したので、ゲート駆動回路の簡易化を図ることができ
る。 (第15の実施の形態)次に、本発明の第15の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
21とを接続し、正孔注入用のゲート駆動回路を不要と
したので、ゲート駆動回路の簡易化を図ることができ
る。 (第15の実施の形態)次に、本発明の第15の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0143】図23はこの半導体装置の構成を示す断面
図であり、図1の変形構成を示している。
図であり、図1の変形構成を示している。
【0144】すなわち、本実施の形態は、第1の実施形
態の変形構成であり、具体的には図23に示すように、
p型ベース層3上に選択的にはn+ 型ソース層4を設け
ずに、p型ベース層3の全面上にn+ 型ソース層4を設
けた構成となっている。
態の変形構成であり、具体的には図23に示すように、
p型ベース層3上に選択的にはn+ 型ソース層4を設け
ずに、p型ベース層3の全面上にn+ 型ソース層4を設
けた構成となっている。
【0145】以上のような構成としても、第1の実施形
態の作用効果を得ることができる。例えば、図24は、
この半導体装置における正孔電流の経路に沿った正孔密
度分布を示す図であり、図1と異なり、正孔hが溝間領
域T1を通ってソース電極9へ抜ける抵抗が増大し、ト
レンチ底部nベース中の正孔濃度が増大して、よりいっ
そうオン電圧が低減されている。
態の作用効果を得ることができる。例えば、図24は、
この半導体装置における正孔電流の経路に沿った正孔密
度分布を示す図であり、図1と異なり、正孔hが溝間領
域T1を通ってソース電極9へ抜ける抵抗が増大し、ト
レンチ底部nベース中の正孔濃度が増大して、よりいっ
そうオン電圧が低減されている。
【0146】また同様に、以下の第16〜第27の実施
の形態も夫々対応する元の実施形態の作用効果を得るこ
とができる。 (第16の実施の形態)次に、本発明の第16の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
の形態も夫々対応する元の実施形態の作用効果を得るこ
とができる。 (第16の実施の形態)次に、本発明の第16の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0147】図25はこの半導体装置の構成を示す断面
図であり、図5の変形構成を示している。
図であり、図5の変形構成を示している。
【0148】すなわち、本実施の形態は、第3の実施形
態の変形構成であり、具体的には図25に示すように、
p型ベース層3上に選択的にはn+ 型ソース層4を設け
ずに、p型ベース層3の全面上にn+ 型ソース層4を設
けた構成となっている。 (第17の実施の形態)次に、本発明の第17の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
態の変形構成であり、具体的には図25に示すように、
p型ベース層3上に選択的にはn+ 型ソース層4を設け
ずに、p型ベース層3の全面上にn+ 型ソース層4を設
けた構成となっている。 (第17の実施の形態)次に、本発明の第17の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0149】図26はこの半導体装置の構成を示す断面
図であり、図6の変形構成を示している。
図であり、図6の変形構成を示している。
【0150】すなわち、本実施の形態は、第4の実施形
態の変形構成であり、具体的には図26に示すように、
p型ベース層3上に選択的にはn+ 型ソース層4を設け
ずに、p型ベース層3の全面上にn+ 型ソース層4を設
けた構成となっている。 (第18の実施の形態)次に、本発明の第18の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
態の変形構成であり、具体的には図26に示すように、
p型ベース層3上に選択的にはn+ 型ソース層4を設け
ずに、p型ベース層3の全面上にn+ 型ソース層4を設
けた構成となっている。 (第18の実施の形態)次に、本発明の第18の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0151】図27はこの半導体装置の構成を示す斜視
断面図であり、図28はこの半導体装置における半導体
層の平面図であって、夫々図11及び図12の変形構成
を示している。
断面図であり、図28はこの半導体装置における半導体
層の平面図であって、夫々図11及び図12の変形構成
を示している。
【0152】すなわち、本実施の形態は、第8の実施形
態の変形構成であり、具体的には図27及び図28に示
すように、p型ベース層3上に選択的にはn+ 型ソース
層4を設けずに、p型ベース層3の全面上にn+ 型ソー
ス層4を設けた構成となっている。なお、前述同様に、
図29及び図30にて示される構成としてもよい。 (第19の実施の形態)次に、本発明の第19の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
態の変形構成であり、具体的には図27及び図28に示
すように、p型ベース層3上に選択的にはn+ 型ソース
層4を設けずに、p型ベース層3の全面上にn+ 型ソー
ス層4を設けた構成となっている。なお、前述同様に、
図29及び図30にて示される構成としてもよい。 (第19の実施の形態)次に、本発明の第19の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0153】図31はこの半導体装置の構成を示す断面
図であり、図10の変形構成を示している。
図であり、図10の変形構成を示している。
【0154】すなわち、本実施の形態は、第7の実施形
態の変形構成であり、具体的には図31に示すように、
p型ベース層3上に選択的にはn+ 型ソース層4を設け
ずに、p型ベース層3の全面上にn+ 型ソース層4を設
けた構成となっている。 (第20の実施の形態)次に、本発明の第20の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
態の変形構成であり、具体的には図31に示すように、
p型ベース層3上に選択的にはn+ 型ソース層4を設け
ずに、p型ベース層3の全面上にn+ 型ソース層4を設
けた構成となっている。 (第20の実施の形態)次に、本発明の第20の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0155】図32はこの半導体装置の構成を示す斜視
断面図であり、図33はこの半導体装置の半導体層にお
ける表面構造を示す平面図である。
断面図であり、図33はこの半導体装置の半導体層にお
ける表面構造を示す平面図である。
【0156】すなわち、本実施の形態は、第5の実施形
態の変形構成であり、具体的には図32及び図33に示
すように、p型ベース層3上に選択的にはn+ 型ソース
層4を設けずに、p型ベース層3の全面上にn+ 型ソー
ス層4を設けた構成となっている。 (第21の実施の形態)次に、本発明の第21の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
態の変形構成であり、具体的には図32及び図33に示
すように、p型ベース層3上に選択的にはn+ 型ソース
層4を設けずに、p型ベース層3の全面上にn+ 型ソー
ス層4を設けた構成となっている。 (第21の実施の形態)次に、本発明の第21の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0157】図34はこの半導体装置の構成を示す断面
図であり、図9の変形構成を示している。
図であり、図9の変形構成を示している。
【0158】すなわち、本実施の形態は、第6の実施形
態の変形構成であり、具体的には図34に示すように、
p型ベース層3上に選択的にはn+ 型ソース層4を設け
ずに、p型ベース層3の全面上にn+ 型ソース層4を設
けた構成となっている。 (第22の実施の形態)次に、本発明の第22の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
態の変形構成であり、具体的には図34に示すように、
p型ベース層3上に選択的にはn+ 型ソース層4を設け
ずに、p型ベース層3の全面上にn+ 型ソース層4を設
けた構成となっている。 (第22の実施の形態)次に、本発明の第22の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0159】図35はこの半導体装置の構成を示す断面
図であり、図4の変形構成を示している。
図であり、図4の変形構成を示している。
【0160】すなわち、本実施の形態は、第2の実施形
態の変形構成であり、具体的には図35に示すように、
p型ベース層3上に選択的にはn+ 型ソース層4を設け
ずに、p型ベース層3の全面上にn+ 型ソース層4を設
けた構成となっている。 (第23の実施の形態)次に、本発明の第23の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
態の変形構成であり、具体的には図35に示すように、
p型ベース層3上に選択的にはn+ 型ソース層4を設け
ずに、p型ベース層3の全面上にn+ 型ソース層4を設
けた構成となっている。 (第23の実施の形態)次に、本発明の第23の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0161】図35はこの半導体装置の構成を示す断面
図であり、図4の変形構成を示している。
図であり、図4の変形構成を示している。
【0162】すなわち、本実施の形態は、第9の実施形
態の変形構成であり、具体的には図36に示すように、
p型ベース層3上に選択的にはn+ 型ソース層4を設け
ずに、p型ベース層3の全面上にn+ 型ソース層4を設
けた構成となっている。 (第24の実施の形態)次に、本発明の第24の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
態の変形構成であり、具体的には図36に示すように、
p型ベース層3上に選択的にはn+ 型ソース層4を設け
ずに、p型ベース層3の全面上にn+ 型ソース層4を設
けた構成となっている。 (第24の実施の形態)次に、本発明の第24の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0163】図37はこの半導体装置の表面近傍の構成
を示す平面図であり、図16の変形構成を示している。
を示す平面図であり、図16の変形構成を示している。
【0164】すなわち、本実施の形態は、第10の実施
形態の変形構成に対応し、第15、第16、第19、第
22及び第23の実施形態の平面構成を規定したもので
あり、具体的には図37に示すように、p+ 型インジェ
クション層20、n+ 型ソース層4及びp型ベース層3
が互いに平行にストライプ状に形成されている。
形態の変形構成に対応し、第15、第16、第19、第
22及び第23の実施形態の平面構成を規定したもので
あり、具体的には図37に示すように、p+ 型インジェ
クション層20、n+ 型ソース層4及びp型ベース層3
が互いに平行にストライプ状に形成されている。
【0165】なお、前述同様に、図26に示した第17
の実施形態の平面構成も、図38に示すように、p+ 型
インジェクション層20、n+ 型ソース層4及びp型ベ
ース層3をストライプ状に規定可能である。また、図3
4に示した第21の実施形態の平面構成も、図示はしな
いが同様に規定できる。 (第25の実施の形態)次に、本発明の第25の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
の実施形態の平面構成も、図38に示すように、p+ 型
インジェクション層20、n+ 型ソース層4及びp型ベ
ース層3をストライプ状に規定可能である。また、図3
4に示した第21の実施形態の平面構成も、図示はしな
いが同様に規定できる。 (第25の実施の形態)次に、本発明の第25の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0166】図39はこの半導体装置の構成を示す斜視
断面図であり、図23、図25、図31、図35又は図
36に示す断面図とも対応している。
断面図であり、図23、図25、図31、図35又は図
36に示す断面図とも対応している。
【0167】すなわち、本実施の形態は、第15の実施
形態の変形構成に対応し、第15、第16、第19、第
22又は第23の実施形態の平面構成を規定したもので
あり、具体的には図39に示すように、溝5が格子状に
形成され、各溝5間で紙面の行方向及び列方向に点在す
る溝間領域T1,T2において、同一行方向に沿ってp
型ベース層3上にn+ 型ソース層4を有する第1の溝間
領域T1あるいはp+型インジェクション層20からな
る溝間領域T2が形成され、同一列方向に沿って溝間領
域T1と溝間領域T2とが交互に形成された構成となっ
ている。 (第26の実施の形態)次に、本発明の第26の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
形態の変形構成に対応し、第15、第16、第19、第
22又は第23の実施形態の平面構成を規定したもので
あり、具体的には図39に示すように、溝5が格子状に
形成され、各溝5間で紙面の行方向及び列方向に点在す
る溝間領域T1,T2において、同一行方向に沿ってp
型ベース層3上にn+ 型ソース層4を有する第1の溝間
領域T1あるいはp+型インジェクション層20からな
る溝間領域T2が形成され、同一列方向に沿って溝間領
域T1と溝間領域T2とが交互に形成された構成となっ
ている。 (第26の実施の形態)次に、本発明の第26の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0168】図40はこの半導体装置の構成を示す斜視
断面図であり、図23、図25、図31、図35又は図
36に示す断面図とも対応している。
断面図であり、図23、図25、図31、図35又は図
36に示す断面図とも対応している。
【0169】すなわち、本実施の形態は、第15の実施
形態の変形構成に対応し、第15、第16、第19、第
22又は第23の実施形態の平面構成を規定したもので
あり、具体的には図40に示すように、溝5が格子状に
形成され、各溝5間で紙面の行方向及び列方向に点在す
る溝間領域T1,T2において、同一行方向に沿って溝
間領域T1と溝間領域T2とが交互に形成され、且つ、
同一列方向に沿って溝間領域T1と溝間領域T2とが交
互に形成された構成となっている。 (第27の実施の形態)次に、本発明の第27の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
形態の変形構成に対応し、第15、第16、第19、第
22又は第23の実施形態の平面構成を規定したもので
あり、具体的には図40に示すように、溝5が格子状に
形成され、各溝5間で紙面の行方向及び列方向に点在す
る溝間領域T1,T2において、同一行方向に沿って溝
間領域T1と溝間領域T2とが交互に形成され、且つ、
同一列方向に沿って溝間領域T1と溝間領域T2とが交
互に形成された構成となっている。 (第27の実施の形態)次に、本発明の第27の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0170】図41はこの半導体装置の構成を示す断面
図であり、図22の変形構成を示している。
図であり、図22の変形構成を示している。
【0171】すなわち、本実施の形態は、第14の実施
形態の変形構成であり、具体的には図41に示すよう
に、p型ベース層3上に選択的にはn+ 型ソース層4を
設けずに、p型ベース層3の全面上にn+ 型ソース層4
を設けた構成となっている。 (第28の実施の形態)次に、本発明の第28の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
形態の変形構成であり、具体的には図41に示すよう
に、p型ベース層3上に選択的にはn+ 型ソース層4を
設けずに、p型ベース層3の全面上にn+ 型ソース層4
を設けた構成となっている。 (第28の実施の形態)次に、本発明の第28の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0172】図42はこの半導体装置の構成を示す断面
図である。この半導体装置は、高抵抗のn- 型ベース層
51の一方の面に高濃度のn型ドレイン層52が形成さ
れ、他方の面に複数の溝53が微小間隔をもって形成さ
れている。これらの溝53の内部にはゲート絶縁膜54
を介して第1のゲート電極55が埋込み形成されてい
る。n- 型ベース層51表面の各溝53に挟まれた溝間
領域には、高濃度のn+型ソース層56とp+ 型インジ
ェクション層57が交互に形成されている。
図である。この半導体装置は、高抵抗のn- 型ベース層
51の一方の面に高濃度のn型ドレイン層52が形成さ
れ、他方の面に複数の溝53が微小間隔をもって形成さ
れている。これらの溝53の内部にはゲート絶縁膜54
を介して第1のゲート電極55が埋込み形成されてい
る。n- 型ベース層51表面の各溝53に挟まれた溝間
領域には、高濃度のn+型ソース層56とp+ 型インジ
ェクション層57が交互に形成されている。
【0173】n- 型ベース層51におけるn+ 型ドレイ
ン層52とは反対側の表面上にはドレイン電極58が形
成されている。n+ 型ソース層56上にはソース電極5
9が形成されている。p+ 型インジェクション層57上
には第2のゲート電極60が形成されている。
ン層52とは反対側の表面上にはドレイン電極58が形
成されている。n+ 型ソース層56上にはソース電極5
9が形成されている。p+ 型インジェクション層57上
には第2のゲート電極60が形成されている。
【0174】次に、この半導体装置の製造方法及び動作
を説明する。 (製造方法)始めに、図43(a)に示すように、高抵
抗基板としてのn- 型ベース層51の一方の面に高濃度
のn+ 型ドレイン層52を形成する。
を説明する。 (製造方法)始めに、図43(a)に示すように、高抵
抗基板としてのn- 型ベース層51の一方の面に高濃度
のn+ 型ドレイン層52を形成する。
【0175】また、n- 型ベース層51の他方の面にお
いて、図43(b)に示すように、互いに異なる領域に
選択的にn+ 型ソース層56とp+ 型インジェクション
層57とを拡散等により形成する。
いて、図43(b)に示すように、互いに異なる領域に
選択的にn+ 型ソース層56とp+ 型インジェクション
層57とを拡散等により形成する。
【0176】続いて、図43(c)に示すように、n+
型ソース層56とp+ 型インジェクション層57とを個
別に覆い、且つ、両層56,57の中間領域を露出する
ように、n+ 型ソース層56上及びp+ 型インジェクシ
ョン層57上に絶縁層61を形成する。
型ソース層56とp+ 型インジェクション層57とを個
別に覆い、且つ、両層56,57の中間領域を露出する
ように、n+ 型ソース層56上及びp+ 型インジェクシ
ョン層57上に絶縁層61を形成する。
【0177】以下、周知の製造工程により、露出された
中間領域に溝53を形成し、トレンチ構造の半導体装置
を形成する。 (動作)この半導体装置は、図44に示すようなタイム
チャートに従ったゲート駆動法により、スイッチング動
作可能となっている。図44において、VG1は、第1
のゲート電極55のゲート電圧を示し、VG2は、第2
のゲート電極60のゲート電圧を示している。
中間領域に溝53を形成し、トレンチ構造の半導体装置
を形成する。 (動作)この半導体装置は、図44に示すようなタイム
チャートに従ったゲート駆動法により、スイッチング動
作可能となっている。図44において、VG1は、第1
のゲート電極55のゲート電圧を示し、VG2は、第2
のゲート電極60のゲート電圧を示している。
【0178】この半導体装置は、メインキャリアの経路
がn+ n- n+ 型の半導体層であり、ノーマリ・オン型
であるため、阻止状態となるように、第1のゲート電極
55に負電圧が印加される(時刻t=t1)。このと
き、各溝53間のA1−A1線に沿ったエネルギーバン
ドは図45に示す通りであり、各溝53側から溝間中央
に向けて空乏層が広がっている。また、溝53からドレ
イン電極58に向かうB1−B1線に沿ったエネルギー
バンドは図46に示す通りであり、同様に、各溝53側
からドレイン電極58側に向けて空乏層が広がってい
る。
がn+ n- n+ 型の半導体層であり、ノーマリ・オン型
であるため、阻止状態となるように、第1のゲート電極
55に負電圧が印加される(時刻t=t1)。このと
き、各溝53間のA1−A1線に沿ったエネルギーバン
ドは図45に示す通りであり、各溝53側から溝間中央
に向けて空乏層が広がっている。また、溝53からドレ
イン電極58に向かうB1−B1線に沿ったエネルギー
バンドは図46に示す通りであり、同様に、各溝53側
からドレイン電極58側に向けて空乏層が広がってい
る。
【0179】続いて、ターンオン動作について説明す
る。
る。
【0180】ターンオン時には、ソース電極59に対し
て正となる正電圧を第1及び第2のゲート電極55,6
0に夫々印加する(時刻t=t2)。これにより、A1
−A1線に沿ったエネルギーバンド図が図47に示すよ
うになり、阻止状態で溝間領域に形成されていた空乏層
が消滅し、n+ 型ソース層56からn- 型ベース層51
に電子が注入される。
て正となる正電圧を第1及び第2のゲート電極55,6
0に夫々印加する(時刻t=t2)。これにより、A1
−A1線に沿ったエネルギーバンド図が図47に示すよ
うになり、阻止状態で溝間領域に形成されていた空乏層
が消滅し、n+ 型ソース層56からn- 型ベース層51
に電子が注入される。
【0181】このとき、電子eは、図48に示すよう
に、溝間領域のバルク部分のみでなく、溝53側面近傍
に形成される蓄積層をも導通通路として注入される。さ
らに、第2のゲート電極60からp+ 型インジェクショ
ン層60と溝53底部のn- 型ベース層51を経てn+
型ソース層56に正孔hが注入され、n- 型ベース層5
1にキャリアが蓄積して導電変調が起こる。なお、図4
9にこのときの正孔電流の経路に沿った正孔密度分布を
示す。
に、溝間領域のバルク部分のみでなく、溝53側面近傍
に形成される蓄積層をも導通通路として注入される。さ
らに、第2のゲート電極60からp+ 型インジェクショ
ン層60と溝53底部のn- 型ベース層51を経てn+
型ソース層56に正孔hが注入され、n- 型ベース層5
1にキャリアが蓄積して導電変調が起こる。なお、図4
9にこのときの正孔電流の経路に沿った正孔密度分布を
示す。
【0182】一方、ターンオフ時は、ソースに対して負
である負電圧を第1及び第2のゲート電極55,60に
印加する(時刻t=t3)。これにより、n- 型ベース
層51中に蓄積されていた正孔hがp+ 型インジェクシ
ョン層57を介して第2のゲート電極60に排出され
る。このとき正孔hは、図50に示すように、溝間領域
のバルク部分のみでなく、溝側面近傍に形成される反転
層をも導通通路として排出される。正孔hの排出に伴
い、溝間領域には空乏層が形成されてピンチオフし、電
子eに対するポテンシャル障壁が生じて電子注入が止ま
り、半導体装置がターンオフする。
である負電圧を第1及び第2のゲート電極55,60に
印加する(時刻t=t3)。これにより、n- 型ベース
層51中に蓄積されていた正孔hがp+ 型インジェクシ
ョン層57を介して第2のゲート電極60に排出され
る。このとき正孔hは、図50に示すように、溝間領域
のバルク部分のみでなく、溝側面近傍に形成される反転
層をも導通通路として排出される。正孔hの排出に伴
い、溝間領域には空乏層が形成されてピンチオフし、電
子eに対するポテンシャル障壁が生じて電子注入が止ま
り、半導体装置がターンオフする。
【0183】なお、阻止状態における溝間領域のA1−
A1線に沿ったエネルギーバンドは、図45に示した通
りである。
A1線に沿ったエネルギーバンドは、図45に示した通
りである。
【0184】上述したように第27の実施の形態によれ
ば、オン状態で、電子eと正孔hとの双方のキャリアが
n- 型ベース層51に蓄積されて導電変調が起きる。し
かも、主電流通路にはpn接合が存在しないため、ビル
トイン電圧以下の低オン電圧を得ることができる。ま
た、エミッタ注入効率を向上させることができる。
ば、オン状態で、電子eと正孔hとの双方のキャリアが
n- 型ベース層51に蓄積されて導電変調が起きる。し
かも、主電流通路にはpn接合が存在しないため、ビル
トイン電圧以下の低オン電圧を得ることができる。ま
た、エミッタ注入効率を向上させることができる。
【0185】詳しくは、オン状態で、正孔電流がp+ 型
インジェクション層60からn+ 型ソース層56に流れ
るにあたり、n+ 型ソース層56を挟む溝間領域での溝
53側壁に沿った抵抗(電位障壁)のため、溝間領域に
正孔電流が流れにくくなり、溝間領域の底部で正孔hが
蓄積される。この正孔hの蓄積に伴って、n+ 型ソース
層56からの電子注入が促進されてオン電圧を効果的に
低減させることができる。
インジェクション層60からn+ 型ソース層56に流れ
るにあたり、n+ 型ソース層56を挟む溝間領域での溝
53側壁に沿った抵抗(電位障壁)のため、溝間領域に
正孔電流が流れにくくなり、溝間領域の底部で正孔hが
蓄積される。この正孔hの蓄積に伴って、n+ 型ソース
層56からの電子注入が促進されてオン電圧を効果的に
低減させることができる。
【0186】また、ターンオフ時にn- 型ベース層51
内部の蓄積キャリアが第2のゲート電極60により能動
的に排出される。しかも、正孔hの排出経路が上記の主
電流通路とは異なるため、溝間領域に空乏層が確実に形
成され、高いターンオフ能力を得ることができる。
内部の蓄積キャリアが第2のゲート電極60により能動
的に排出される。しかも、正孔hの排出経路が上記の主
電流通路とは異なるため、溝間領域に空乏層が確実に形
成され、高いターンオフ能力を得ることができる。
【0187】なお、この半導体装置は、図51に示すタ
イムチャートに従ったゲート駆動法により、図44で示
した駆動法よりもさらにターンオフ能力を向上させるこ
とができる。但し、ターンオン時の時刻t1〜t2の動
作は同じであるため説明を省略する。
イムチャートに従ったゲート駆動法により、図44で示
した駆動法よりもさらにターンオフ能力を向上させるこ
とができる。但し、ターンオン時の時刻t1〜t2の動
作は同じであるため説明を省略する。
【0188】ターンオフ時にはまず、ソース電極59に
対して負である負電圧を第2のゲート電極60に印加す
る(時刻t=t3a )。このとき、電子eは、オン状態
と同様に、n+ 型ソース層からn- 型ベース層51へ注
入され、溝53側面の蓄積層と溝間領域を通って流れ
る。しかしながら、正孔hは、第2のゲート電極60が
負電位であるため、図50に示したように、p+ 型イン
ジェクション層57に排出される。
対して負である負電圧を第2のゲート電極60に印加す
る(時刻t=t3a )。このとき、電子eは、オン状態
と同様に、n+ 型ソース層からn- 型ベース層51へ注
入され、溝53側面の蓄積層と溝間領域を通って流れ
る。しかしながら、正孔hは、第2のゲート電極60が
負電位であるため、図50に示したように、p+ 型イン
ジェクション層57に排出される。
【0189】そして、時刻t3a から一定時間Δtの後
に、第1のゲート電極55に負電圧を印加して(時刻t
=t3b )、空乏層をピンチオフさせることにより、電
子eの注入を停止させて半導体装置をオフ状態とする。
に、第1のゲート電極55に負電圧を印加して(時刻t
=t3b )、空乏層をピンチオフさせることにより、電
子eの注入を停止させて半導体装置をオフ状態とする。
【0190】このようなゲート駆動法によれば、ターン
オフ直前に溝間領域の正孔hが排出されるため、より確
実に空乏層がピンチオフすると共に、ターンオフ損失を
大幅に低減させることができる。 (第29の実施の形態)次に、本発明の第29の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
オフ直前に溝間領域の正孔hが排出されるため、より確
実に空乏層がピンチオフすると共に、ターンオフ損失を
大幅に低減させることができる。 (第29の実施の形態)次に、本発明の第29の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0191】図52はこの半導体装置の構成を示す断面
図であり、図42の変形構成を示している。
図であり、図42の変形構成を示している。
【0192】すなわち、本実施の形態は、第28の実施
形態の変形構成であり、具体的には図52に示すよう
に、第1のゲート電極55と第2のゲート電極60とが
電気的に接続されている。
形態の変形構成であり、具体的には図52に示すよう
に、第1のゲート電極55と第2のゲート電極60とが
電気的に接続されている。
【0193】以上のような構成により、ゲート駆動回路
を共通化できるので、ゲート駆動回路の簡易化を図るこ
とができる。 (第30の実施の形態)次に、本発明の第30の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
を共通化できるので、ゲート駆動回路の簡易化を図るこ
とができる。 (第30の実施の形態)次に、本発明の第30の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0194】図53はこの半導体装置の構成を示す断面
図であり、図42の変形構成を示している。
図であり、図42の変形構成を示している。
【0195】すなわち、本実施の形態は、第28の実施
形態の変形構成であり、具体的には図53に示すよう
に、第1のゲート電極55とゲート駆動回路(図示せ
ず)への端子Gとの間に第2のゲート電極60を電気的
に接続し、且つp+ 型インジェクション層57の深さを
n+ 型ソース層56(の深さ)よりも深くした構成とな
っている。
形態の変形構成であり、具体的には図53に示すよう
に、第1のゲート電極55とゲート駆動回路(図示せ
ず)への端子Gとの間に第2のゲート電極60を電気的
に接続し、且つp+ 型インジェクション層57の深さを
n+ 型ソース層56(の深さ)よりも深くした構成とな
っている。
【0196】このような構成により、第28の実施形態
の効果に加え、p+ 型インジェクション層57を深い位
置まで形成したので、正孔hの注入・排出の効率を向上
させることができる。 (第31の実施の形態)次に、本発明の第31の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
の効果に加え、p+ 型インジェクション層57を深い位
置まで形成したので、正孔hの注入・排出の効率を向上
させることができる。 (第31の実施の形態)次に、本発明の第31の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0197】図54はこの半導体装置の構成を示す断面
図であり、図42の変形構成を示している。
図であり、図42の変形構成を示している。
【0198】すなわち、本実施の形態は、第28の実施
形態の変形構成であり、具体的には図54に示すよう
に、溝53内の絶縁膜54のうちで第1のゲート電極5
5の上部に位置する絶縁膜54を省略し、第1のゲート
電極55上に第2のゲート電極60を延長して設け、両
電極55,60を短絡させた構成となっている。
形態の変形構成であり、具体的には図54に示すよう
に、溝53内の絶縁膜54のうちで第1のゲート電極5
5の上部に位置する絶縁膜54を省略し、第1のゲート
電極55上に第2のゲート電極60を延長して設け、両
電極55,60を短絡させた構成となっている。
【0199】以上のような構成により、第28の実施形
態の効果に加え、第1及び第2のゲート電極55,60
を一体化したので、製造及び駆動制御を容易化すること
ができる。 (第32の実施の形態)次に、本発明の第32の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
態の効果に加え、第1及び第2のゲート電極55,60
を一体化したので、製造及び駆動制御を容易化すること
ができる。 (第32の実施の形態)次に、本発明の第32の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0200】図55はこの半導体装置の構成を示す断面
図であり、図42の変形構成を示している。
図であり、図42の変形構成を示している。
【0201】すなわち、本実施の形態は、第28の実施
形態の変形構成であり、n- 型ベース層51中に正孔h
を注入可能なようにトレンチゲート先端にp+ 型インジ
ェクション層57を形成したものであり、具体的には図
55に示すように、p+ 型インジェクション層57を表
面には設けずに、n- 型ベース層表面にn+ 型ソース層
を設け、且つ、p+ 型インジェクション層57を第1の
ゲート電極55の底部に接するようにn- 型ベース層2
内における溝53底部の周辺領域に設けている。また、
全てのn+ 型ソース層56は、前述同様に、ソース電極
59を介して互いに接続されていることは言うまでもな
い。
形態の変形構成であり、n- 型ベース層51中に正孔h
を注入可能なようにトレンチゲート先端にp+ 型インジ
ェクション層57を形成したものであり、具体的には図
55に示すように、p+ 型インジェクション層57を表
面には設けずに、n- 型ベース層表面にn+ 型ソース層
を設け、且つ、p+ 型インジェクション層57を第1の
ゲート電極55の底部に接するようにn- 型ベース層2
内における溝53底部の周辺領域に設けている。また、
全てのn+ 型ソース層56は、前述同様に、ソース電極
59を介して互いに接続されていることは言うまでもな
い。
【0202】以上のような構成により、第28の実施形
態の効果に加え、第1のゲート電極55に第2のゲート
電極60を兼用させることができる。すなわち、ターン
オン時には第1のゲート電極55に正電圧を印加する
が、これにより、前述した溝間領域の空乏層の消滅作用
及び溝53側面の蓄積層の形成作用に加え、p+ 型イン
ジェクション層57から正孔hをn- 型ベース層51に
注入することができる。
態の効果に加え、第1のゲート電極55に第2のゲート
電極60を兼用させることができる。すなわち、ターン
オン時には第1のゲート電極55に正電圧を印加する
が、これにより、前述した溝間領域の空乏層の消滅作用
及び溝53側面の蓄積層の形成作用に加え、p+ 型イン
ジェクション層57から正孔hをn- 型ベース層51に
注入することができる。
【0203】また、溝53底部にp+ 型インジェクショ
ン層57を設け、図50にてp+ 型インジェクション層
57のあったn- 型ベース層51表面に、n+ 型ソース
層56を設けた構成なので、単位面積当たりの電子eの
注入量を増加させることができる。 (第33の実施の形態)次に、本発明の第33の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
ン層57を設け、図50にてp+ 型インジェクション層
57のあったn- 型ベース層51表面に、n+ 型ソース
層56を設けた構成なので、単位面積当たりの電子eの
注入量を増加させることができる。 (第33の実施の形態)次に、本発明の第33の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0204】図56はこの半導体装置の構成を示す断面
図であり、図42の変形構成を示している。
図であり、図42の変形構成を示している。
【0205】すなわち、本実施の形態は、第28の実施
形態の変形構成であり、具体的には図56に示すよう
に、第1のゲート電極55及びその周囲の絶縁膜54に
代えて、SiO2 等からなる絶縁層62を溝53内に形
成した構成となっている。
形態の変形構成であり、具体的には図56に示すよう
に、第1のゲート電極55及びその周囲の絶縁膜54に
代えて、SiO2 等からなる絶縁層62を溝53内に形
成した構成となっている。
【0206】ここで、絶縁層62は、p+ 型インジェク
ション層57から注入される正孔hがn+ 型ソース層5
6に流れる過程において、障壁層として作用するもので
ある。また、この絶縁層62は、p+ 型インジェクショ
ン層57を第1のゲート電極55として作用させるとき
の絶縁膜54に相当するものなので、通常のゲート絶縁
膜程度に薄い方が好ましい。
ション層57から注入される正孔hがn+ 型ソース層5
6に流れる過程において、障壁層として作用するもので
ある。また、この絶縁層62は、p+ 型インジェクショ
ン層57を第1のゲート電極55として作用させるとき
の絶縁膜54に相当するものなので、通常のゲート絶縁
膜程度に薄い方が好ましい。
【0207】以上のような構成としても、第28の実施
形態と同様の効果を得ることができる。また、第1のゲ
ート電極55を省略し、p+ 型インジェクション層57
に兼用させるため、構成を容易化することができる。
形態と同様の効果を得ることができる。また、第1のゲ
ート電極55を省略し、p+ 型インジェクション層57
に兼用させるため、構成を容易化することができる。
【0208】なお、本実施の形態においては、図56に
示すように、p+ 型インジェクション層57の深さをn
+ 型ソース層56(の深さ)よりも深くした方が、正孔
hの注入・排出の効率を向上させる観点から好ましい。 (第34の実施の形態)次に、本発明の第34の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
示すように、p+ 型インジェクション層57の深さをn
+ 型ソース層56(の深さ)よりも深くした方が、正孔
hの注入・排出の効率を向上させる観点から好ましい。 (第34の実施の形態)次に、本発明の第34の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0209】図57はこの半導体装置の構成を示す断面
図であり、図42の変形構成を示している。
図であり、図42の変形構成を示している。
【0210】すなわち、本実施の形態は、第28の実施
形態の変形構成であり、回路の簡易化を図るものであっ
て、具体的には図57に示すように、第1のゲート電極
55とゲート駆動回路(図示せず)への端子Gとの間の
配線部に、抵抗Rを介して第2のゲート電極60が電気
的に接続されている。 (第35の実施の形態)次に、本発明の第35の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
形態の変形構成であり、回路の簡易化を図るものであっ
て、具体的には図57に示すように、第1のゲート電極
55とゲート駆動回路(図示せず)への端子Gとの間の
配線部に、抵抗Rを介して第2のゲート電極60が電気
的に接続されている。 (第35の実施の形態)次に、本発明の第35の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0211】図58はこの半導体装置の構成を示す斜視
断面図であり、図42、図52〜図57のいずれかに示
す断面図とも対応している。
断面図であり、図42、図52〜図57のいずれかに示
す断面図とも対応している。
【0212】すなわち、本実施の形態は、第28〜第3
4の実施形態のいずれかの平面構成を規定したものであ
り、具体的には図58に示すように、溝53が格子状に
形成され、各溝53間で紙面の行方向及び列方向に点在
する溝間領域において、同一行方向に沿ってn+ 型ソー
ス層56又はp+ 型インジェクション層57が形成さ
れ、同一列方向に沿ってn+ 型ソース層56とp+ 型イ
ンジェクション層57とが交互に形成された構成となっ
ている。 (第36の実施の形態)次に、本発明の第36の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
4の実施形態のいずれかの平面構成を規定したものであ
り、具体的には図58に示すように、溝53が格子状に
形成され、各溝53間で紙面の行方向及び列方向に点在
する溝間領域において、同一行方向に沿ってn+ 型ソー
ス層56又はp+ 型インジェクション層57が形成さ
れ、同一列方向に沿ってn+ 型ソース層56とp+ 型イ
ンジェクション層57とが交互に形成された構成となっ
ている。 (第36の実施の形態)次に、本発明の第36の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0213】図59はこの半導体装置の構成を示す斜視
断面図であり、図42、図52〜図57のいずれかに示
す断面図とも対応している。
断面図であり、図42、図52〜図57のいずれかに示
す断面図とも対応している。
【0214】すなわち、本実施の形態は、第28〜第3
4の実施形態のいずれかの平面構成を規定したものであ
り、具体的には図59に示すように、溝53が格子状に
形成され、各溝53間で紙面の行方向及び列方向に点在
する溝間領域において、同一行方向に沿ってn+ 型ソー
ス層56とp+ 型インジェクション層57とが交互に形
成され、且つ、同一列方向に沿ってn+ 型ソース層56
とp+ 型インジェクション層57とが交互に形成された
構成となっている。 (第37の実施の形態)次に、本発明の第37の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
4の実施形態のいずれかの平面構成を規定したものであ
り、具体的には図59に示すように、溝53が格子状に
形成され、各溝53間で紙面の行方向及び列方向に点在
する溝間領域において、同一行方向に沿ってn+ 型ソー
ス層56とp+ 型インジェクション層57とが交互に形
成され、且つ、同一列方向に沿ってn+ 型ソース層56
とp+ 型インジェクション層57とが交互に形成された
構成となっている。 (第37の実施の形態)次に、本発明の第37の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0215】図60はこの半導体装置の構成を示す斜視
断面図であり、図61はこの半導体装置の半導体層にお
ける表面構造を示す平面図であって、夫々図42の変形
構成を示している。
断面図であり、図61はこの半導体装置の半導体層にお
ける表面構造を示す平面図であって、夫々図42の変形
構成を示している。
【0216】すなわち、本実施の形態は、第28の実施
形態の変形構成であり、第1及び第2のゲート電極5
5,60の一体化並びにソース電極59形成や第2のゲ
ート電極60形成の容易化を図るものであって、具体的
には図60に示すように、各溝53間の領域から離間し
てn- 型ベース層51上で且つ第2のゲート電極60直
下に溝63及び絶縁膜64を介して埋込み電極65が形
成され、この埋込み電極65がp+ 型インジェクション
層57上を介して第1のゲート電極55に接続されてい
る。また、埋込み電極65と第1のゲート電極55の間
の接続経路66は、絶縁膜67を介してソース電極59
に接している。 (第38の実施の形態)次に、本発明の第38の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
形態の変形構成であり、第1及び第2のゲート電極5
5,60の一体化並びにソース電極59形成や第2のゲ
ート電極60形成の容易化を図るものであって、具体的
には図60に示すように、各溝53間の領域から離間し
てn- 型ベース層51上で且つ第2のゲート電極60直
下に溝63及び絶縁膜64を介して埋込み電極65が形
成され、この埋込み電極65がp+ 型インジェクション
層57上を介して第1のゲート電極55に接続されてい
る。また、埋込み電極65と第1のゲート電極55の間
の接続経路66は、絶縁膜67を介してソース電極59
に接している。 (第38の実施の形態)次に、本発明の第38の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0217】図62はこの半導体装置の構成を示す斜視
断面図であり、図63はこの半導体装置における半導体
層の表面構造を示す平面図であって、夫々図42の変形
構成を示している。
断面図であり、図63はこの半導体装置における半導体
層の表面構造を示す平面図であって、夫々図42の変形
構成を示している。
【0218】すなわち、本実施の形態は、第28の実施
形態の変形構成であり、電極の配線パターンの幅を広げ
てソース電極形成と第2のゲート電極形成との容易化を
図るものであり、具体的には図62及び図63に示すよ
うに、複数のn+ 型ソース層56上に1つのソース電極
59を設け、複数のp+ 型インジェクション層57上に
1つの第2のゲート電極60を設けた構成となってい
る。
形態の変形構成であり、電極の配線パターンの幅を広げ
てソース電極形成と第2のゲート電極形成との容易化を
図るものであり、具体的には図62及び図63に示すよ
うに、複数のn+ 型ソース層56上に1つのソース電極
59を設け、複数のp+ 型インジェクション層57上に
1つの第2のゲート電極60を設けた構成となってい
る。
【0219】なお、この構成は、例えば図64及び図6
5に示すように、n+ 型ソース層56の個数と、p+ 型
インジェクション層57の個数の比とを3:1のよう
に、任意の比に変形してもよい。 (第39の実施の形態)次に、本発明の第39の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
5に示すように、n+ 型ソース層56の個数と、p+ 型
インジェクション層57の個数の比とを3:1のよう
に、任意の比に変形してもよい。 (第39の実施の形態)次に、本発明の第39の実施の
形態に係る半導体装置について説明する。
【0220】図66はこの半導体装置の構成を示す断面
図であり、図42の変形構成を示している。
図であり、図42の変形構成を示している。
【0221】すなわち、本実施の形態は、第28の実施
形態の変形構成であり、単位面積当たりの電子の注入量
の増加と、ゲート駆動制御の簡易化とを図るものであ
り、具体的には図66に示すように、溝間領域にはp+
型インジェクション層57を設けず、p+ 型インジェク
ション層57を溝53から離間させてn- 型ベース層5
1表面に選択的に設けている。なお、p+ 型インジェク
ション層57とn- 型ベース層51との間にはn+ 型ソ
ース層56からの空乏層の広がりを抑制するためのn+
型バッファ層71が形成されている。但し、このn+ 型
バッファ層71は省略可能である。
形態の変形構成であり、単位面積当たりの電子の注入量
の増加と、ゲート駆動制御の簡易化とを図るものであ
り、具体的には図66に示すように、溝間領域にはp+
型インジェクション層57を設けず、p+ 型インジェク
ション層57を溝53から離間させてn- 型ベース層5
1表面に選択的に設けている。なお、p+ 型インジェク
ション層57とn- 型ベース層51との間にはn+ 型ソ
ース層56からの空乏層の広がりを抑制するためのn+
型バッファ層71が形成されている。但し、このn+ 型
バッファ層71は省略可能である。
【0222】ここで、p+ 型インジェクション層57上
には、第2のゲート電極60が形成され、第2のゲート
電極60がドレイン電極58及びドレイン側回路(図示
せず)に接続されている。
には、第2のゲート電極60が形成され、第2のゲート
電極60がドレイン電極58及びドレイン側回路(図示
せず)に接続されている。
【0223】以上のような構成としても、第27の実施
の形態の効果に加え、単位面積当たりの電子の注入量を
増加でき、また、ゲート駆動制御の簡易化を図ることが
できる。 (第40の実施形態)図67は本発明の第40の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。この半
導体装置は、高抵抗のn型ベース層81の一方の面に高
濃度のn型ドレイン層82が形成されている。n型ベー
ス層81の他方の面にはp型ベース層83が選択的に形
成され、p型ベース層83内にはn型ソース層84が形
成されている。
の形態の効果に加え、単位面積当たりの電子の注入量を
増加でき、また、ゲート駆動制御の簡易化を図ることが
できる。 (第40の実施形態)図67は本発明の第40の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。この半
導体装置は、高抵抗のn型ベース層81の一方の面に高
濃度のn型ドレイン層82が形成されている。n型ベー
ス層81の他方の面にはp型ベース層83が選択的に形
成され、p型ベース層83内にはn型ソース層84が形
成されている。
【0224】n型ベース層81とn型ソース層84との
間のp型ベース層83上には、ゲート絶縁膜85を介し
て第1のゲート電極86が形成されている。なお、これ
らゲート電極86、ゲート絶縁膜85、p型ベース層8
3、n型ベース層81及びn型ソース層84により、C
H1をチャネル領域とする電子注入用MOSFETが構
成されている。
間のp型ベース層83上には、ゲート絶縁膜85を介し
て第1のゲート電極86が形成されている。なお、これ
らゲート電極86、ゲート絶縁膜85、p型ベース層8
3、n型ベース層81及びn型ソース層84により、C
H1をチャネル領域とする電子注入用MOSFETが構
成されている。
【0225】また、n型ベース層81表面には、p型ベ
ース層83から所定距離離れた位置にp型インジェクシ
ョン層87が形成されている。なお、この所定距離とし
ては、例えば正孔の拡散長程度が設定される。
ース層83から所定距離離れた位置にp型インジェクシ
ョン層87が形成されている。なお、この所定距離とし
ては、例えば正孔の拡散長程度が設定される。
【0226】一方、n型ドレイン層82上にはドレイン
電極89が形成され、n型ソース層84上にはソース電
極90が形成されている。p型インジェクション層87
上には第2のゲート電極88が形成されている。
電極89が形成され、n型ソース層84上にはソース電
極90が形成されている。p型インジェクション層87
上には第2のゲート電極88が形成されている。
【0227】次に、このような半導体装置の動作を図6
8のタイムチャートを用いて説明する。図68中の各線
は、上から順に、第1のゲート電極86のゲート電圧V
G1、第2のゲート電極88のゲート電圧VG2、第2のゲ
ート電極88のゲート電流IG2、ドレイン電圧VD 、ド
レイン電流ID を示している。
8のタイムチャートを用いて説明する。図68中の各線
は、上から順に、第1のゲート電極86のゲート電圧V
G1、第2のゲート電極88のゲート電圧VG2、第2のゲ
ート電極88のゲート電流IG2、ドレイン電圧VD 、ド
レイン電流ID を示している。
【0228】ターンオン時(時刻t=t11)には、第1
及び第2のゲート電極86,88にソースに対して正の
電圧を印加する。これにより、図69に示すように、n
型ソース層84から第1のゲート電極86下方のnチャ
ネルCH1を介してn型ベース層81に電子eが注入さ
れると同時に、p型インジェクション層87からn型ベ
ース層81に正孔hが注入されて、半導体装置がターン
オンする(時刻t=t12)。このため、p型ベース層8
3の電位がpn接合のビルトイン電圧以上まで上昇し、
n型ソース層84からp型ベース層83に電子eが直接
注入される。
及び第2のゲート電極86,88にソースに対して正の
電圧を印加する。これにより、図69に示すように、n
型ソース層84から第1のゲート電極86下方のnチャ
ネルCH1を介してn型ベース層81に電子eが注入さ
れると同時に、p型インジェクション層87からn型ベ
ース層81に正孔hが注入されて、半導体装置がターン
オンする(時刻t=t12)。このため、p型ベース層8
3の電位がpn接合のビルトイン電圧以上まで上昇し、
n型ソース層84からp型ベース層83に電子eが直接
注入される。
【0229】この結果、n型ベース層81で伝導度変調
が起こり、低オン電圧で通電される。このとき、第2の
ゲート電極88から注入された正孔電流は、従来素子と
異なり、全てn型ベース層81に注入される。
が起こり、低オン電圧で通電される。このとき、第2の
ゲート電極88から注入された正孔電流は、従来素子と
異なり、全てn型ベース層81に注入される。
【0230】しかも、p型インジェクション層87がp
型ベース層83から所定距離離れて形成されたため、図
69のA−A′線に沿って図70にキャリア濃度分布を
示すように、n型ベース層81の深い位置まで正孔hが
注入されて伝導度変調を起こす。
型ベース層83から所定距離離れて形成されたため、図
69のA−A′線に沿って図70にキャリア濃度分布を
示すように、n型ベース層81の深い位置まで正孔hが
注入されて伝導度変調を起こす。
【0231】以上の機構により、本発明では従来素子よ
りオン電圧が低減される。言い替えれば、従来素子と同
じオン電圧を得るために必要なゲート電流が低減され、
電流利得(直流電流増幅率:hFS=ID /IG )を増大
できる。例えば、図71に示すように、一般的なIGB
Tのようなpn接合による電圧降下がなく、零電圧から
電流が立上るので、低いオン電圧を得ることができる。
りオン電圧が低減される。言い替えれば、従来素子と同
じオン電圧を得るために必要なゲート電流が低減され、
電流利得(直流電流増幅率:hFS=ID /IG )を増大
できる。例えば、図71に示すように、一般的なIGB
Tのようなpn接合による電圧降下がなく、零電圧から
電流が立上るので、低いオン電圧を得ることができる。
【0232】一方、ターンオフ時(時刻t=t13)は、
第1及び第2のゲート電極86,88に負電圧を印加す
る。これにより、nベース層1中に蓄積されていた正孔
hは、図72に示すように、p型インジェクション層8
7を介してゲート電極88から素子外に排出される。
第1及び第2のゲート電極86,88に負電圧を印加す
る。これにより、nベース層1中に蓄積されていた正孔
hは、図72に示すように、p型インジェクション層8
7を介してゲート電極88から素子外に排出される。
【0233】この正孔hの排出に伴って、p型ベース層
83の電位がpn接合のビルトイン電圧以下まで低下す
る結果、n型ソース層84からの電子注入が止まり、装
置がターンオフする(時刻t=t14)。
83の電位がpn接合のビルトイン電圧以下まで低下す
る結果、n型ソース層84からの電子注入が止まり、装
置がターンオフする(時刻t=t14)。
【0234】このとき、第2のゲート電極88には、従
来素子とは異なり、ベース・エミッタ間耐圧を越える負
電圧を印加できるので、従来素子よりも高いターンオフ
能力をもつ半導体素子を実現することができる。
来素子とは異なり、ベース・エミッタ間耐圧を越える負
電圧を印加できるので、従来素子よりも高いターンオフ
能力をもつ半導体素子を実現することができる。
【0235】上述したように第40の実施形態によれ
ば、オン状態では、n型ベース層1の深い位置まで電子
e・正孔hの双方のキャリアが蓄積されて伝導度変調が
起きるので、高い電流利得(直流電流増幅率hFS)を実
現することができる。
ば、オン状態では、n型ベース層1の深い位置まで電子
e・正孔hの双方のキャリアが蓄積されて伝導度変調が
起きるので、高い電流利得(直流電流増幅率hFS)を実
現することができる。
【0236】また、ターンオフ時には、第2のゲート電
極88にベース・エミッタ耐圧を越える大きな負電圧を
印加できるので、高いターンオフ能力を得ることができ
る。 (第41の実施形態)図73は本発明の第41の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実施
形態は、第40の実施形態の変形構成であり、n型ソー
ス層84の両側にゲート絶縁膜85及び第1のゲート電
極86からなるMOS構造を設けた構成となっている。
このような構成としても、第40の実施形態と同様の効
果を得ることができる。 (第42の実施形態)図74は本発明の第42の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実施
形態は、第40の実施形態の変形構成であり、第1及び
第2のゲート電極86,88が互いに電気的に接続され
ている。これにより、1つのゲート電極端子Gを用いて
半導体装置をオン・オフ制御できるので、第40の実施
形態の効果に加え、駆動回路の簡素化を図ることができ
る。 (第43の実施形態)図75は本発明の第43の実施形
態に係る半導体装置の構造を示す断面図である。本実施
形態は、第40の実施形態の変形構成であり、第2のゲ
ート電極88が抵抗91を介して第1のゲート電極86
と同じゲート電極端子Gに接続されている。
極88にベース・エミッタ耐圧を越える大きな負電圧を
印加できるので、高いターンオフ能力を得ることができ
る。 (第41の実施形態)図73は本発明の第41の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実施
形態は、第40の実施形態の変形構成であり、n型ソー
ス層84の両側にゲート絶縁膜85及び第1のゲート電
極86からなるMOS構造を設けた構成となっている。
このような構成としても、第40の実施形態と同様の効
果を得ることができる。 (第42の実施形態)図74は本発明の第42の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実施
形態は、第40の実施形態の変形構成であり、第1及び
第2のゲート電極86,88が互いに電気的に接続され
ている。これにより、1つのゲート電極端子Gを用いて
半導体装置をオン・オフ制御できるので、第40の実施
形態の効果に加え、駆動回路の簡素化を図ることができ
る。 (第43の実施形態)図75は本発明の第43の実施形
態に係る半導体装置の構造を示す断面図である。本実施
形態は、第40の実施形態の変形構成であり、第2のゲ
ート電極88が抵抗91を介して第1のゲート電極86
と同じゲート電極端子Gに接続されている。
【0237】このように1つのゲート電極端子Gを用い
る簡易な構成としても、抵抗91の設定により、第1の
ゲート電極86に印加する電圧と第2のゲート電極88
に印加する電圧との両者の値を夫々所望の大きさに設定
することができる。なお、第40の実施形態の効果を得
ることもできるのは言うまでもない。 (第44の実施形態)図76は本発明の第44の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実施
形態は、第40の実施形態の変形構成であり、n型ソー
ス層84とn型ベース層81との間でp型インジェクシ
ョン層87側のp型ベース層83に溝92aを形成し、
溝92a内に絶縁膜からなる障壁層92を埋込み形成し
たものである。なお、障壁層92は、少なくともp型ベ
ース層83よりも深く形成される。
る簡易な構成としても、抵抗91の設定により、第1の
ゲート電極86に印加する電圧と第2のゲート電極88
に印加する電圧との両者の値を夫々所望の大きさに設定
することができる。なお、第40の実施形態の効果を得
ることもできるのは言うまでもない。 (第44の実施形態)図76は本発明の第44の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実施
形態は、第40の実施形態の変形構成であり、n型ソー
ス層84とn型ベース層81との間でp型インジェクシ
ョン層87側のp型ベース層83に溝92aを形成し、
溝92a内に絶縁膜からなる障壁層92を埋込み形成し
たものである。なお、障壁層92は、少なくともp型ベ
ース層83よりも深く形成される。
【0238】このような構成により、第40の実施形態
の効果に加え、オン状態にて、p型インジェクション層
87から注入される正孔がn型ベース層81中の深い位
置を経由して、p型ベース層83へ到達するため、伝導
度変調が促進され、電流利得を向上させることができ
る。 (第45の実施形態)図77は本発明の第45の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実施
形態は、第40の実施形態の変形構成であり、ソース側
のp型インジェクション層87の端部にp型インジェク
ション層87よりも深い溝92aを形成し、溝92a内
に絶縁膜からなる障壁層92を埋込み形成したものであ
る。
の効果に加え、オン状態にて、p型インジェクション層
87から注入される正孔がn型ベース層81中の深い位
置を経由して、p型ベース層83へ到達するため、伝導
度変調が促進され、電流利得を向上させることができ
る。 (第45の実施形態)図77は本発明の第45の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実施
形態は、第40の実施形態の変形構成であり、ソース側
のp型インジェクション層87の端部にp型インジェク
ション層87よりも深い溝92aを形成し、溝92a内
に絶縁膜からなる障壁層92を埋込み形成したものであ
る。
【0239】このような構成としても、第40の実施形
態の効果に加え、オン状態にて、p型インジェクション
層87から注入される正孔がn型ベース層81中の深い
位置に到達できるため、伝導度変調が促進され、電流利
得を向上させることができる。 (第46の実施形態)図78は本発明の第46の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実施
形態は、第44及び第45の実施形態の組合せであり、
p型インジェクション層87側のp型ベース層83に溝
92aを介して埋込形成された第1の障壁層92と、p
型ベース層側のp型インジェクション層87の端部に溝
93aを介して埋込み形成された第2の障壁層93とを
備えている。
態の効果に加え、オン状態にて、p型インジェクション
層87から注入される正孔がn型ベース層81中の深い
位置に到達できるため、伝導度変調が促進され、電流利
得を向上させることができる。 (第46の実施形態)図78は本発明の第46の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実施
形態は、第44及び第45の実施形態の組合せであり、
p型インジェクション層87側のp型ベース層83に溝
92aを介して埋込形成された第1の障壁層92と、p
型ベース層側のp型インジェクション層87の端部に溝
93aを介して埋込み形成された第2の障壁層93とを
備えている。
【0240】以上のような構成としても、第44及び第
45の実施形態と同様の効果を得ることができる。 (第47の実施形態)図79は本発明の第47の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実施
形態は、n型ベース層81の表面で、p型ベース層83
とn型ソース層84に接するように溝92aが形成さ
れ、この溝92aの内部に、ゲート絶縁膜85を介して
第1のゲート電極86が埋込形成されている。この第1
のゲート電極86により、ゲート絶縁膜85に接するp
型ベース層83の側面をチャネル領域CH1とする電子
注入用MOSFETが構成される。
45の実施形態と同様の効果を得ることができる。 (第47の実施形態)図79は本発明の第47の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実施
形態は、n型ベース層81の表面で、p型ベース層83
とn型ソース層84に接するように溝92aが形成さ
れ、この溝92aの内部に、ゲート絶縁膜85を介して
第1のゲート電極86が埋込形成されている。この第1
のゲート電極86により、ゲート絶縁膜85に接するp
型ベース層83の側面をチャネル領域CH1とする電子
注入用MOSFETが構成される。
【0241】このようなトレンチ構造により、チャネル
密度を増加できるので、n型ベース層81に注入される
電子・正孔濃度が増加されてさらにオン電圧を低減で
き、電流利得を向上させることができる。また、第40
の実施形態と同様に、ターンオフ時には、第2のゲート
電極88にベース・エミッタ耐圧を越える大きな負電圧
を印加できるので、高いターンオフ能力が得られること
は言うまでもない。 (第48の実施形態)図80は本発明の第48の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実施
形態は、第47の実施形態の変形構成であり、溝92
a、ゲート絶縁膜85及び第1のゲート電極86からな
るトレンチ構造の配置を変えたものである。
密度を増加できるので、n型ベース層81に注入される
電子・正孔濃度が増加されてさらにオン電圧を低減で
き、電流利得を向上させることができる。また、第40
の実施形態と同様に、ターンオフ時には、第2のゲート
電極88にベース・エミッタ耐圧を越える大きな負電圧
を印加できるので、高いターンオフ能力が得られること
は言うまでもない。 (第48の実施形態)図80は本発明の第48の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実施
形態は、第47の実施形態の変形構成であり、溝92
a、ゲート絶縁膜85及び第1のゲート電極86からな
るトレンチ構造の配置を変えたものである。
【0242】すなわち、n型ソース層84からp型ベー
ス層83を介してn型ベース層81に到達する溝92a
が、p型インジェクション層87側に対向するn型ベー
ス層81の表面に形成されている。このような構造とし
ても、第47の実施形態と同様の効果を得ることがで
き、さらに、このトレンチ構造が、p型インジェクショ
ン層87から注入される正孔の障壁層としても機能する
ので、n型ベース層81のより深い位置まで正孔が注入
され、電流利得を向上させることができる。 (第49の実施形態)図81は本発明の第49の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実施
形態は、第48の実施形態の変形構成であり、溝93
a、ゲート絶縁膜85a及びゲート電極86aからなる
第2のトレンチ構造がソース側のp型インジェクション
層87の端部に接するようにn型ベース層81表面に形
成されている。このゲート電極86aは、前述した第1
のゲート電極86と電気的に接続されている。
ス層83を介してn型ベース層81に到達する溝92a
が、p型インジェクション層87側に対向するn型ベー
ス層81の表面に形成されている。このような構造とし
ても、第47の実施形態と同様の効果を得ることがで
き、さらに、このトレンチ構造が、p型インジェクショ
ン層87から注入される正孔の障壁層としても機能する
ので、n型ベース層81のより深い位置まで正孔が注入
され、電流利得を向上させることができる。 (第49の実施形態)図81は本発明の第49の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実施
形態は、第48の実施形態の変形構成であり、溝93
a、ゲート絶縁膜85a及びゲート電極86aからなる
第2のトレンチ構造がソース側のp型インジェクション
層87の端部に接するようにn型ベース層81表面に形
成されている。このゲート電極86aは、前述した第1
のゲート電極86と電気的に接続されている。
【0243】このような構造とすることにより、第48
の実施形態以上に電流利得を向上できる。 (第50の実施形態)図82は本発明の第50の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。この実
施形態は、第49の実施形態の変形構成であり、溝92
a、ゲート絶縁膜85及び第1のゲート電極86からな
るトレンチ構造が、n型ソース層84とp型インジェク
ション層87との間の半導体領域に、p型ベース層83
及びp型インジェクション層87を貫通してn型ベース
層81の途中の深さまで形成されている。
の実施形態以上に電流利得を向上できる。 (第50の実施形態)図82は本発明の第50の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。この実
施形態は、第49の実施形態の変形構成であり、溝92
a、ゲート絶縁膜85及び第1のゲート電極86からな
るトレンチ構造が、n型ソース層84とp型インジェク
ション層87との間の半導体領域に、p型ベース層83
及びp型インジェクション層87を貫通してn型ベース
層81の途中の深さまで形成されている。
【0244】このような構造としても、第49の実施形
態と同様に、トレンチ構造によるチャネル密度の増加
と、p型インジェクション層87に対向したトレンチ構
造の配置による深い位置への正孔注入とを同時に実現さ
せることができる。 (第51の実施形態)図83は本発明の第51の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実施
形態は、第49の実施形態の変形構成であり、障壁層と
して機能する2つのゲート電極86と86aとの間に、
p型ベース層83の横方向拡散部分83aとp型インジ
ェクション層87の横方向拡散部分87aとが形成され
ている。このため、第49の実施形態の効果に加え、製
造方法の容易化を図ることができる。 (第52の実施形態)図84は本発明の第52の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実施
形態は、第40の実施形態の変形形態であり、ゲート絶
縁膜85及び第1のゲート電極86が、p型インジェク
ション層87とn型ソース層84との間のp型ベース層
83及びn型ベース層81からなる領域上に形成されて
いる。
態と同様に、トレンチ構造によるチャネル密度の増加
と、p型インジェクション層87に対向したトレンチ構
造の配置による深い位置への正孔注入とを同時に実現さ
せることができる。 (第51の実施形態)図83は本発明の第51の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実施
形態は、第49の実施形態の変形構成であり、障壁層と
して機能する2つのゲート電極86と86aとの間に、
p型ベース層83の横方向拡散部分83aとp型インジ
ェクション層87の横方向拡散部分87aとが形成され
ている。このため、第49の実施形態の効果に加え、製
造方法の容易化を図ることができる。 (第52の実施形態)図84は本発明の第52の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実施
形態は、第40の実施形態の変形形態であり、ゲート絶
縁膜85及び第1のゲート電極86が、p型インジェク
ション層87とn型ソース層84との間のp型ベース層
83及びn型ベース層81からなる領域上に形成されて
いる。
【0245】すなわち、第1のゲート電極86、n型ソ
ース層84、n型ベース層81によって、チャネル領域
CH1を有する電子注入用nチャネルMOSFETが構
成されると同時に、第1のゲート電極86、p型ベース
層83、p型インジェクション層87によって、チャネ
ル領域CH2を有する電位固定用pチャネルMOSFE
Tが構成されている。なお、p型インジェクション層8
7とp型ベース層83とは、例えば正孔hの拡散長程度
の所定距離だけ離れている。また、p型インジェクショ
ン層87には第2のゲート電極88が形成されている。
ース層84、n型ベース層81によって、チャネル領域
CH1を有する電子注入用nチャネルMOSFETが構
成されると同時に、第1のゲート電極86、p型ベース
層83、p型インジェクション層87によって、チャネ
ル領域CH2を有する電位固定用pチャネルMOSFE
Tが構成されている。なお、p型インジェクション層8
7とp型ベース層83とは、例えば正孔hの拡散長程度
の所定距離だけ離れている。また、p型インジェクショ
ン層87には第2のゲート電極88が形成されている。
【0246】次に、このような半導体装置の動作を図8
5のタイムチャートを用いて説明する。図85中の各線
は、上から順に、第1のゲート電極86のゲート電圧V
G1、第2のゲート電極88のゲート電圧VG2、第2のゲ
ート電極88のゲート電流IG2、ドレイン電圧VD 、ド
レイン電流ID を示している。
5のタイムチャートを用いて説明する。図85中の各線
は、上から順に、第1のゲート電極86のゲート電圧V
G1、第2のゲート電極88のゲート電圧VG2、第2のゲ
ート電極88のゲート電流IG2、ドレイン電圧VD 、ド
レイン電流ID を示している。
【0247】ターンオン時(時刻t=t21)には、第1
及び第2のゲート電極86,88にソースに対して正の
電圧を印加する。これにより、図86に示すように、n
型ソース層84から第1のゲート電極86下方のnチャ
ネルCH1を介してn型ベース層81に電子eが注入さ
れると同時に、p型インジェクション層87からn型ベ
ース層81に正孔hが注入されて、半導体装置がターン
オンする。
及び第2のゲート電極86,88にソースに対して正の
電圧を印加する。これにより、図86に示すように、n
型ソース層84から第1のゲート電極86下方のnチャ
ネルCH1を介してn型ベース層81に電子eが注入さ
れると同時に、p型インジェクション層87からn型ベ
ース層81に正孔hが注入されて、半導体装置がターン
オンする。
【0248】これに伴ない、p型ベース層83の電位が
pn接合のビルトイン電圧以上まで上昇し、n型ソース
層84からp型ベース層83に電子eが直接注入され
る。
pn接合のビルトイン電圧以上まで上昇し、n型ソース
層84からp型ベース層83に電子eが直接注入され
る。
【0249】この結果、n型ベース層81で伝導度変調
が起こり、低オン電圧で通電される。このとき、第2の
ゲート電極88から注入された正孔電流は、従来素子と
異なり、全てn型ベース層81に注入される。しかも、
p型インジェクション層87がp型ベース層83から所
定距離離れて形成されたため、図87に示すように、n
型ベース層81の深い位置まで正孔hが注入されて伝導
度変調を起こす。
が起こり、低オン電圧で通電される。このとき、第2の
ゲート電極88から注入された正孔電流は、従来素子と
異なり、全てn型ベース層81に注入される。しかも、
p型インジェクション層87がp型ベース層83から所
定距離離れて形成されたため、図87に示すように、n
型ベース層81の深い位置まで正孔hが注入されて伝導
度変調を起こす。
【0250】以上の機構により、本発明では従来素子よ
りもオン電圧が低減される。例えば図88に示すよう
に、一般的なIGBTのようなpn接合による電圧降下
がなく、零電圧から電流が立上るので、低いオン電圧を
得ることができる。
りもオン電圧が低減される。例えば図88に示すよう
に、一般的なIGBTのようなpn接合による電圧降下
がなく、零電圧から電流が立上るので、低いオン電圧を
得ることができる。
【0251】また、言い替えると、従来素子と同じオン
電圧を得るために必要なゲート電流が低減され、電流利
得(直流電流増幅率:hFS=ID /IG )を増大でき
る。例えば、図89は図84に示す半導体装置における
電流利得に関してn型ソース層84幅に対する依存性を
示す図である。本発明者らの研究によれば、電流利得
は、セル幅に対するn型ソース層84幅の比率(Wn+
/Wcell)と、p型インジェクション層87幅の比率
(Wp+ /Wcell)との両者に大きく依存する。本発明
によれば、n型ソース層84幅とp型インジェクション
層87幅とを共に小さく形成できるので、高い電流利得
を実現することができる。
電圧を得るために必要なゲート電流が低減され、電流利
得(直流電流増幅率:hFS=ID /IG )を増大でき
る。例えば、図89は図84に示す半導体装置における
電流利得に関してn型ソース層84幅に対する依存性を
示す図である。本発明者らの研究によれば、電流利得
は、セル幅に対するn型ソース層84幅の比率(Wn+
/Wcell)と、p型インジェクション層87幅の比率
(Wp+ /Wcell)との両者に大きく依存する。本発明
によれば、n型ソース層84幅とp型インジェクション
層87幅とを共に小さく形成できるので、高い電流利得
を実現することができる。
【0252】一方、ターンオフ時は、第1及び第2のゲ
ート電極86,88に負電圧を印加する(時刻t=
t22)。これにより、図90に示すようにn型ベース層
81中に蓄積されていた正孔hがp型インジェクション
層87を介して第2のゲート電極88から素子外に排出
される。この正孔hの排出に伴って、p型ベース層83
の電位がpn接合のビルトイン電圧以下まで低下する結
果、n型ソース層84からの電子注入が止まり、素子が
ターンオフする(時刻t=t23〜t24)。
ート電極86,88に負電圧を印加する(時刻t=
t22)。これにより、図90に示すようにn型ベース層
81中に蓄積されていた正孔hがp型インジェクション
層87を介して第2のゲート電極88から素子外に排出
される。この正孔hの排出に伴って、p型ベース層83
の電位がpn接合のビルトイン電圧以下まで低下する結
果、n型ソース層84からの電子注入が止まり、素子が
ターンオフする(時刻t=t23〜t24)。
【0253】このターンオフ時には、第2のゲート電極
88には、従来素子とは異なり、ベース・エミッタ間耐
圧を越える負電圧を印加できるだけでなく、CH2を介
しても正孔hが排出されるので、従来素子よりも高いタ
ーンオフ能力をもつ半導体素子を実現することができ
る。
88には、従来素子とは異なり、ベース・エミッタ間耐
圧を越える負電圧を印加できるだけでなく、CH2を介
しても正孔hが排出されるので、従来素子よりも高いタ
ーンオフ能力をもつ半導体素子を実現することができ
る。
【0254】さらに、オフ状態では、ターンオフ時に引
き続き、第1及び第2のゲート電極86,88にソース
に対して負の電圧を印加する(時刻t=t25〜)。これ
により、p型ベース層83の電位が、第1のゲート電極
86下のpチャネル領域CH2とp型インジェクション
層87とを介して、負の電位に固定されるので、ノイズ
による誤点弧を防止することができる。
き続き、第1及び第2のゲート電極86,88にソース
に対して負の電圧を印加する(時刻t=t25〜)。これ
により、p型ベース層83の電位が、第1のゲート電極
86下のpチャネル領域CH2とp型インジェクション
層87とを介して、負の電位に固定されるので、ノイズ
による誤点弧を防止することができる。
【0255】上述したように第52の実施形態によれ
ば、オン状態では、n型ベース層81の深い位置まで電
子e・正孔hの双方のキャリアが蓄積されて伝導度変調
が起きるので、高い電流利得(直流電流増幅率)を実現
することができる。また、ターンオフ時には、第2のゲ
ート電極88にベース・エミッタ耐圧を越える大きな負
電圧を印加でき、且つpチャネルMOSFETを介して
も正孔hが排出されるので、高いターンオフ能力を得る
ことができる。さらにまた、オフ状態では、第1及び第
2のゲート電極86,88にソースに対して負の電圧を
印加することにより、p型ベース層83の電位が負の電
位に固定されるので、ノイズによる誤点弧を防止するこ
とができる。 (第53の実施形態)図91は本発明の第53の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実施
形態では、第1及び第2のゲート電極86,88がゲー
ト電極端子Gに互いに電気的に接続されている。
ば、オン状態では、n型ベース層81の深い位置まで電
子e・正孔hの双方のキャリアが蓄積されて伝導度変調
が起きるので、高い電流利得(直流電流増幅率)を実現
することができる。また、ターンオフ時には、第2のゲ
ート電極88にベース・エミッタ耐圧を越える大きな負
電圧を印加でき、且つpチャネルMOSFETを介して
も正孔hが排出されるので、高いターンオフ能力を得る
ことができる。さらにまた、オフ状態では、第1及び第
2のゲート電極86,88にソースに対して負の電圧を
印加することにより、p型ベース層83の電位が負の電
位に固定されるので、ノイズによる誤点弧を防止するこ
とができる。 (第53の実施形態)図91は本発明の第53の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実施
形態では、第1及び第2のゲート電極86,88がゲー
ト電極端子Gに互いに電気的に接続されている。
【0256】この半導体装置は、図92に示す如き、タ
イムチャートに従ったゲート駆動法によりスイッチング
動作させることができる。図92中の各線は、上から順
に、第1及び第2のゲート電極86,88のゲート電圧
VG 、第2のゲート電極88のゲート電流IG 、ドレイ
ン電圧VD 、ドレイン電流ID を示している。
イムチャートに従ったゲート駆動法によりスイッチング
動作させることができる。図92中の各線は、上から順
に、第1及び第2のゲート電極86,88のゲート電圧
VG 、第2のゲート電極88のゲート電流IG 、ドレイ
ン電圧VD 、ドレイン電流ID を示している。
【0257】ここで、ゲート電圧VG は、前述した第5
2の実施形態のVG2と同じタイミングで、ターンオン時
及びオン状態ではVG1と同じ値が印加され、ターンオフ
時及びオフ状態ではVG2と同じ値が印加される。
2の実施形態のVG2と同じタイミングで、ターンオン時
及びオン状態ではVG1と同じ値が印加され、ターンオフ
時及びオフ状態ではVG2と同じ値が印加される。
【0258】このように本実施形態によれば、一つのゲ
ート電極端子Gを用いて素子を制御できるので、駆動回
路を簡素化することができる。 (第54の実施形態)図93は本発明の第54の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す斜視断面図である。本
実施形態は、トレンチ構造の変形例を示すものであり、
製造工程において、n型ベース層81表面に選択的にス
トライプ状のp型ベース層83及びp型インジェクショ
ン層87が互いに所定距離離して形成され、p型ベース
層83の表面には選択的にストライプ状のn型ソース層
84が形成される。
ート電極端子Gを用いて素子を制御できるので、駆動回
路を簡素化することができる。 (第54の実施形態)図93は本発明の第54の実施形
態に係る半導体装置の構成を示す斜視断面図である。本
実施形態は、トレンチ構造の変形例を示すものであり、
製造工程において、n型ベース層81表面に選択的にス
トライプ状のp型ベース層83及びp型インジェクショ
ン層87が互いに所定距離離して形成され、p型ベース
層83の表面には選択的にストライプ状のn型ソース層
84が形成される。
【0259】ここで、トレンチ構造を構成する複数の溝
92aは、p型ベース層83及びp型インジェクション
層87のストライプ方向とは直交するように、n型ソー
ス層84、p型ベース層83、n型ベース層81及びp
型インジェクション層87に形成される。なお、溝92
aの深さは、p型ベース層83及びp型インジェクショ
ン層87よりも深い。この溝92aには、ゲート絶縁膜
85を介して第1のゲート電極86が埋込み形成され
る。
92aは、p型ベース層83及びp型インジェクション
層87のストライプ方向とは直交するように、n型ソー
ス層84、p型ベース層83、n型ベース層81及びp
型インジェクション層87に形成される。なお、溝92
aの深さは、p型ベース層83及びp型インジェクショ
ン層87よりも深い。この溝92aには、ゲート絶縁膜
85を介して第1のゲート電極86が埋込み形成され
る。
【0260】また、p型インジェクション層87上には
第2のゲート電極88が形成され、n型ソース層84上
にはソース電極90が形成される。一方、n型ベース層
81の他方の表面上にはn型ドレイン層82を介してド
レイン電極89が形成されている。
第2のゲート電極88が形成され、n型ソース層84上
にはソース電極90が形成される。一方、n型ベース層
81の他方の表面上にはn型ドレイン層82を介してド
レイン電極89が形成されている。
【0261】以上のような構成としても、前述同様に、
トレンチ構造によるチャネル密度の増加を実現すること
ができる。なお、本実施形態は、図94に示すように、
ゲート駆動回路(図示せず)への端子Gと第1のゲート
電極86との間の配線部に抵抗91を介して第2のゲー
ト電極88が電気的に接続された配線構造としてもよ
い。この配線構造をもつ変形構成は、前述した図75に
示す構造と同様に、ゲート駆動の簡単化と、抵抗による
第1及び第2のゲート電極86,88への印加電圧の容
易な調整とを実現できる。 (第55〜第59の各実施形態)以下に述べる第55〜
第59の各実施形態はインバータ装置に適用された半導
体装置に関する。ここで、各半導体装置は、主スイッチ
ング素子としての例えばパワートランジスタT2であ
り、ゲート駆動回路94に接続され、且つ逆並列還流ダ
イオードが内蔵されて構成されている。すなわち、各半
導体装置は、順方向バイアスにおいてはスイッチング機
能を有し、逆方向バイアスにおいては導通特性を有す
る。
トレンチ構造によるチャネル密度の増加を実現すること
ができる。なお、本実施形態は、図94に示すように、
ゲート駆動回路(図示せず)への端子Gと第1のゲート
電極86との間の配線部に抵抗91を介して第2のゲー
ト電極88が電気的に接続された配線構造としてもよ
い。この配線構造をもつ変形構成は、前述した図75に
示す構造と同様に、ゲート駆動の簡単化と、抵抗による
第1及び第2のゲート電極86,88への印加電圧の容
易な調整とを実現できる。 (第55〜第59の各実施形態)以下に述べる第55〜
第59の各実施形態はインバータ装置に適用された半導
体装置に関する。ここで、各半導体装置は、主スイッチ
ング素子としての例えばパワートランジスタT2であ
り、ゲート駆動回路94に接続され、且つ逆並列還流ダ
イオードが内蔵されて構成されている。すなわち、各半
導体装置は、順方向バイアスにおいてはスイッチング機
能を有し、逆方向バイアスにおいては導通特性を有す
る。
【0262】各半導体装置は、回路ブロック図で述べる
と、図95及び図96に示すように、ソース側の逆起電
力を判定回路95が検出してパワートランジスタT2の
ゲート端子Gをオン状態とする動作を行なうものであ
り、具体的な構成は第55〜第59の各実施形態に示す
通りである。ここで、判定回路95は、基本的には、以
下の第55〜第59の各実施形態に示す構成図から、図
97に示す主スイッチング素子の基本構成が除かれ、且
つソース側の配線に電気的に接続された部分となってい
る。
と、図95及び図96に示すように、ソース側の逆起電
力を判定回路95が検出してパワートランジスタT2の
ゲート端子Gをオン状態とする動作を行なうものであ
り、具体的な構成は第55〜第59の各実施形態に示す
通りである。ここで、判定回路95は、基本的には、以
下の第55〜第59の各実施形態に示す構成図から、図
97に示す主スイッチング素子の基本構成が除かれ、且
つソース側の配線に電気的に接続された部分となってい
る。
【0263】また、図96に示す第2の判定回路96
は、パワートランジスタT2内を逆方向にキャリアが流
れるとき、ゲート駆動回路94からのゲート駆動信号を
遮断する機能をもつ。また、これら判定回路95は、図
98に示すように、ソース側の逆起電力を検出すると、
ゲート駆動回路94を介してパワートランジスタT2の
ゲートをオン状態にしてもよい。また、図99に示すよ
うに、判定回路95はゲート駆動回路94に内蔵されて
いてもよい。図100は図95、図96、図98、図9
9の回路ブロックに適用可能なゲート駆動回路94の基
本構成を示し、図101は図99の回路ブロックに好適
なゲート駆動回路94の基本構成を示している。 (第55の実施形態)図102は本発明の第55の実施
形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。この
半導体装置は、図67等で述べた形態の変形構成であ
り、p型ベース層83の片側のn型ベース層81表面に
選択的に第1のp型インジェクション層87aが形成さ
れ、p型ベース層83の片側のn型ベース層81表面に
選択的に第2のp型インジェクション層87bが形成さ
れている。
は、パワートランジスタT2内を逆方向にキャリアが流
れるとき、ゲート駆動回路94からのゲート駆動信号を
遮断する機能をもつ。また、これら判定回路95は、図
98に示すように、ソース側の逆起電力を検出すると、
ゲート駆動回路94を介してパワートランジスタT2の
ゲートをオン状態にしてもよい。また、図99に示すよ
うに、判定回路95はゲート駆動回路94に内蔵されて
いてもよい。図100は図95、図96、図98、図9
9の回路ブロックに適用可能なゲート駆動回路94の基
本構成を示し、図101は図99の回路ブロックに好適
なゲート駆動回路94の基本構成を示している。 (第55の実施形態)図102は本発明の第55の実施
形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。この
半導体装置は、図67等で述べた形態の変形構成であ
り、p型ベース層83の片側のn型ベース層81表面に
選択的に第1のp型インジェクション層87aが形成さ
れ、p型ベース層83の片側のn型ベース層81表面に
選択的に第2のp型インジェクション層87bが形成さ
れている。
【0264】なお、第1及び第2のp型インジェクショ
ン層87a,87bは、夫々p型ベース層83から正孔
hの拡散長程度の所定距離離れている。第1のp型イン
ジェクション層87aは第1のゲート電極86が形成さ
れ、第2のp型インジェクション層87bには第2のゲ
ート電極88が形成されている。第2のゲート電極88
とソース電極90との間には、ソース電極90から第2
のゲート電極88への向きが順方向となるように、ダイ
オード101が電気的に接続されている。なお、ダイオ
ード101は、図95に示した判定回路95の機能をも
っている。
ン層87a,87bは、夫々p型ベース層83から正孔
hの拡散長程度の所定距離離れている。第1のp型イン
ジェクション層87aは第1のゲート電極86が形成さ
れ、第2のp型インジェクション層87bには第2のゲ
ート電極88が形成されている。第2のゲート電極88
とソース電極90との間には、ソース電極90から第2
のゲート電極88への向きが順方向となるように、ダイ
オード101が電気的に接続されている。なお、ダイオ
ード101は、図95に示した判定回路95の機能をも
っている。
【0265】次に、このような半導体装置の動作を図1
03のタイムチャートを用いて説明する。図103中の
各線は、上側アームの半導体装置(以下、上側アーム装
置という)に入力されるベース(ゲート)電流IB1、下
側アームの半導体装置(以下、下側アーム装置という)
に入力されるベース電流IB2((IG1)、第1のゲー
ト電極86のゲート電流)、下側アーム装置の第2のゲ
ート電極88を流れるゲート電流IG2、下側アーム装置
を流れる主電流IT2、負荷に供給される出力電圧VINV
である。詳しくは以下に述べるが、上側アーム装置のベ
ース電流IB1のオフ状態に同期して、下側アーム装置の
主電流IT2が逆方向に流れている。
03のタイムチャートを用いて説明する。図103中の
各線は、上側アームの半導体装置(以下、上側アーム装
置という)に入力されるベース(ゲート)電流IB1、下
側アームの半導体装置(以下、下側アーム装置という)
に入力されるベース電流IB2((IG1)、第1のゲー
ト電極86のゲート電流)、下側アーム装置の第2のゲ
ート電極88を流れるゲート電流IG2、下側アーム装置
を流れる主電流IT2、負荷に供給される出力電圧VINV
である。詳しくは以下に述べるが、上側アーム装置のベ
ース電流IB1のオフ状態に同期して、下側アーム装置の
主電流IT2が逆方向に流れている。
【0266】いま、上側アーム装置がオン状態のとき
(時刻t<t31)、下側アーム装置の第1のゲー卜電極
86にソース電位よりも負の電圧を印加する。これによ
り、下側アーム装置は、ドレイン電極89が正にバイア
スされ、ソース電極90が負にバイアスされた状態で、
全体がオフ状態として保持される。
(時刻t<t31)、下側アーム装置の第1のゲー卜電極
86にソース電位よりも負の電圧を印加する。これによ
り、下側アーム装置は、ドレイン電極89が正にバイア
スされ、ソース電極90が負にバイアスされた状態で、
全体がオフ状態として保持される。
【0267】次に、上側アーム装置をターンオフさせる
と(時刻t=t31)、誘導負荷による逆起電力が発生
し、下側アーム装置のドレイン電極89が負にバイアス
され、ソース電極90が正にバイアスされる。
と(時刻t=t31)、誘導負荷による逆起電力が発生
し、下側アーム装置のドレイン電極89が負にバイアス
され、ソース電極90が正にバイアスされる。
【0268】これに伴い、下側アーム装置の第2のゲー
ト電極88には、ダイオード101を介してソース電極
90と同じ正電圧が印加される。そしてソース電極90
及び第2のゲート電極88の電圧が上昇し、第2のp型
インジェクション層87bとn型ベース層81とのpn
接合が順バイアスされると、第2のp型インジェクショ
ン層87bからn型ベース層81に正孔hが注入され、
半導体装置が逆方向にターンオンする。
ト電極88には、ダイオード101を介してソース電極
90と同じ正電圧が印加される。そしてソース電極90
及び第2のゲート電極88の電圧が上昇し、第2のp型
インジェクション層87bとn型ベース層81とのpn
接合が順バイアスされると、第2のp型インジェクショ
ン層87bからn型ベース層81に正孔hが注入され、
半導体装置が逆方向にターンオンする。
【0269】これに伴い、p型ベース層83の電位がp
n接合のビルトイン電圧以上まで上昇し、n型ドレイン
層82からn型ベース層81を介してp型ベース層83
に電子eが直接注入される。
n接合のビルトイン電圧以上まで上昇し、n型ドレイン
層82からn型ベース層81を介してp型ベース層83
に電子eが直接注入される。
【0270】この結果、n型ベース層81で伝導度変調
が起こり、低オン電圧で通電する。さらに、上側アーム
装置をターンオフしてから一定のデッド・タイムが経過
した後、第1のゲート電極86にドレインに対して正の
電圧を印加することにより(時刻t=t32)、さらに低
いオン電圧で通電することができる。このとき、第1の
ゲート電極86と第2のゲート電極88から注入された
正孔電流は、従来のバイポーラ・トランジスタと異なっ
て全てn型ベース層81に注入される。
が起こり、低オン電圧で通電する。さらに、上側アーム
装置をターンオフしてから一定のデッド・タイムが経過
した後、第1のゲート電極86にドレインに対して正の
電圧を印加することにより(時刻t=t32)、さらに低
いオン電圧で通電することができる。このとき、第1の
ゲート電極86と第2のゲート電極88から注入された
正孔電流は、従来のバイポーラ・トランジスタと異なっ
て全てn型ベース層81に注入される。
【0271】しかも、第1及び第2のp型インジェクシ
ョン層87a,87bがp型べ一ス層83から所定距離
離れて形成されているため、n型ベース層81の深い位
置まで正孔hが注入されて伝導度変調を起こす。
ョン層87a,87bがp型べ一ス層83から所定距離
離れて形成されているため、n型ベース層81の深い位
置まで正孔hが注入されて伝導度変調を起こす。
【0272】以上の機構により、本実施形態では従来の
バイポーラ・トランジスタを逆方向に導通させた場合よ
りもはるかにオン電圧が低減される。言い替えると、必
要なゲート電流が低減され、電流利得(直流電流増幅
率:hFS=ID /IG )が大きくなる。
バイポーラ・トランジスタを逆方向に導通させた場合よ
りもはるかにオン電圧が低減される。言い替えると、必
要なゲート電流が低減され、電流利得(直流電流増幅
率:hFS=ID /IG )が大きくなる。
【0273】なお、図104に図102の半導体装置の
順方向及び逆方向のオン特性を示す。図示するように、
IGBTに見られるようなpn接合による電圧降下がな
く、零電圧から電流が立ち上がるので、低いオン電圧を
得ることができる。さらに、第1及び第2のp型インジ
ェクション層87a,87bがp型ベース層83から所
定距離離して形成されることにより、図のように、順方
向と比べてほとんど遜色ないオン特性を得ることができ
る。
順方向及び逆方向のオン特性を示す。図示するように、
IGBTに見られるようなpn接合による電圧降下がな
く、零電圧から電流が立ち上がるので、低いオン電圧を
得ることができる。さらに、第1及び第2のp型インジ
ェクション層87a,87bがp型ベース層83から所
定距離離して形成されることにより、図のように、順方
向と比べてほとんど遜色ないオン特性を得ることができ
る。
【0274】図105及び図106に順方向及び逆方向
のオン状態におけるキャリア分布を示す。いずれの場合
もn型ベース層81の深い位置まで電子eと正孔hが注
入され、伝導度変調が起きることがわかる。
のオン状態におけるキャリア分布を示す。いずれの場合
もn型ベース層81の深い位置まで電子eと正孔hが注
入され、伝導度変調が起きることがわかる。
【0275】上述したように本実施形態によれば、逆並
列還流ダイオードの機能が内蔵され、順方向においてス
イッチング機能を有し、逆方向において導通特性を有す
る。従って、誘導負荷により逆起電力が発生すると自動
的に、半導体装置が逆方向にターンオンする。よって、
逆並列還流ダイオードが不要となる結果、高電流密度化
と高速化を図ることができ、小型で高性能な半導体装置
を実現することができる。 (第56の実施形態)図107は本発明の第56の実施
形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実
施形態は、第55の実施形態の変形であり、第2のp型
インジェクション層87bを含む程度にp型ベース層8
3の面積が拡張されている。このような構成としても、
第55の実施形態と同様の効果を得ることができる。 (第57の実施形態)図108は本発明の第57の実施
形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実
施形態は、第55の実施形態の変形であり、ターンオン
時およびオフ状態時の動作を変えたものであって、具体
的には第1のp型インジェクション層87aとn型ソー
ス層84との間のp型ベース層83及びn型ベース層8
1上にゲート絶縁膜102を介してゲート電極103が
形成されている。
列還流ダイオードの機能が内蔵され、順方向においてス
イッチング機能を有し、逆方向において導通特性を有す
る。従って、誘導負荷により逆起電力が発生すると自動
的に、半導体装置が逆方向にターンオンする。よって、
逆並列還流ダイオードが不要となる結果、高電流密度化
と高速化を図ることができ、小型で高性能な半導体装置
を実現することができる。 (第56の実施形態)図107は本発明の第56の実施
形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実
施形態は、第55の実施形態の変形であり、第2のp型
インジェクション層87bを含む程度にp型ベース層8
3の面積が拡張されている。このような構成としても、
第55の実施形態と同様の効果を得ることができる。 (第57の実施形態)図108は本発明の第57の実施
形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実
施形態は、第55の実施形態の変形であり、ターンオン
時およびオフ状態時の動作を変えたものであって、具体
的には第1のp型インジェクション層87aとn型ソー
ス層84との間のp型ベース層83及びn型ベース層8
1上にゲート絶縁膜102を介してゲート電極103が
形成されている。
【0276】このような構成により、ドレイン電極89
に正電圧が印加され、ソース電極90に負電圧が印加さ
れた状態で、ターンオン時には、ゲート電極86,10
3に正電圧が印加されると、ゲート電極103下方のp
型ベース層83表面が反転してチャネルとなり、n型ソ
ース層84から電子eがチャネルを介してn型ベース層
81に注入される。また、これと同時に、ゲート電極8
6の正電圧により正孔hがp型インジェクション層87
aからn型ベース層81に注入される。これにより、n
型ベース層81が伝導度変調を起こし、ソース・ドレイ
ン間が低電圧で通電する。
に正電圧が印加され、ソース電極90に負電圧が印加さ
れた状態で、ターンオン時には、ゲート電極86,10
3に正電圧が印加されると、ゲート電極103下方のp
型ベース層83表面が反転してチャネルとなり、n型ソ
ース層84から電子eがチャネルを介してn型ベース層
81に注入される。また、これと同時に、ゲート電極8
6の正電圧により正孔hがp型インジェクション層87
aからn型ベース層81に注入される。これにより、n
型ベース層81が伝導度変調を起こし、ソース・ドレイ
ン間が低電圧で通電する。
【0277】一方、ターンオフの際には、図84で述べ
た構造と同様に、両ゲート電極86,103に負電圧を
印加する。nベース層81中の正孔hがp型インジェク
ション層87aを介して素子外に排出される。この正孔
hの排出に伴って、p型ベース層83の電位がpn接合
のビルトイン電圧以下まで低下する結果、n型ソース層
84からの電子注入が止まり、素子がターンオフする。
た構造と同様に、両ゲート電極86,103に負電圧を
印加する。nベース層81中の正孔hがp型インジェク
ション層87aを介して素子外に排出される。この正孔
hの排出に伴って、p型ベース層83の電位がpn接合
のビルトイン電圧以下まで低下する結果、n型ソース層
84からの電子注入が止まり、素子がターンオフする。
【0278】また同様に、オフ状態では、図84で述べ
た構造と同様に、ターンオフ時に引き続き、両ゲート電
極86,103にソースに対して負の電圧を印加する。
これにより、p型ベース層83の電位が、ゲート電極1
03下のpチャネル領域CH2とp型インジェクション
層87aとを介して負の電位に固定されるので、ノイズ
による誤点弧を防止することができる。
た構造と同様に、ターンオフ時に引き続き、両ゲート電
極86,103にソースに対して負の電圧を印加する。
これにより、p型ベース層83の電位が、ゲート電極1
03下のpチャネル領域CH2とp型インジェクション
層87aとを介して負の電位に固定されるので、ノイズ
による誤点弧を防止することができる。
【0279】なお、逆方向の導通状態に関しては、第5
5の実施形態と同様に作用し、同様の効果を得ることが
できる。 (第58の実施形態)図109は本発明の第58の実施
形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。この
半導体装置は、図102に示す構造とは異なり、ダイオ
ード101が削除され、且つp型ベース層83が第2の
p型インジェクション層87bを含むように一体的に形
成されている。p型ベース層83内に、n型ソース層8
4から所定距離離れた位置にn型層104が形成されて
いる。n型ソース層84とn型層104の間のp型ベー
ス層83上に、ゲート絶縁膜105を介して第2のゲー
ト電極106が形成されている。第2のゲート電極10
6、ゲート絶縁膜105、n型ソース層84、p型ベー
ス層83、n型層104により、チャネル領域CH1を
有するnチャネルMOSFETが構成されている。n型
層104上には、p型ベース層83と短絡するように電
極107が形成されている。
5の実施形態と同様に作用し、同様の効果を得ることが
できる。 (第58の実施形態)図109は本発明の第58の実施
形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。この
半導体装置は、図102に示す構造とは異なり、ダイオ
ード101が削除され、且つp型ベース層83が第2の
p型インジェクション層87bを含むように一体的に形
成されている。p型ベース層83内に、n型ソース層8
4から所定距離離れた位置にn型層104が形成されて
いる。n型ソース層84とn型層104の間のp型ベー
ス層83上に、ゲート絶縁膜105を介して第2のゲー
ト電極106が形成されている。第2のゲート電極10
6、ゲート絶縁膜105、n型ソース層84、p型ベー
ス層83、n型層104により、チャネル領域CH1を
有するnチャネルMOSFETが構成されている。n型
層104上には、p型ベース層83と短絡するように電
極107が形成されている。
【0280】次に、このような半導体素子の動作を説明
する。オン状態の動作は、前述した通りである。すなわ
ち、ドレイン電極89が正にバイアスされ、ソース電極
90が負にバイアスされた状態で、第1のゲート電極8
6が正にバイアスされる。これにより、第1のゲート電
極86からp型インジェクション層87aを介して正孔
hがn型ベース層81に注入され、これに伴い、p型ベ
ース層83の電位がpn接合のビルトイン電圧以上まで
上昇する。よって、n型ドレイン層82からn型ベース
層81を介してp型ベース層83に電子eが直接注入さ
れ、n型ベース層81で伝導度変調が起こり、半導体装
置が低オン電圧で通電する。
する。オン状態の動作は、前述した通りである。すなわ
ち、ドレイン電極89が正にバイアスされ、ソース電極
90が負にバイアスされた状態で、第1のゲート電極8
6が正にバイアスされる。これにより、第1のゲート電
極86からp型インジェクション層87aを介して正孔
hがn型ベース層81に注入され、これに伴い、p型ベ
ース層83の電位がpn接合のビルトイン電圧以上まで
上昇する。よって、n型ドレイン層82からn型ベース
層81を介してp型ベース層83に電子eが直接注入さ
れ、n型ベース層81で伝導度変調が起こり、半導体装
置が低オン電圧で通電する。
【0281】一方、下側アーム装置がオフした状態にお
いて、上側アーム装置をターンオフさせると、誘導負荷
による逆起電力が発生し、下側アーム装置のドレイン電
極89が負にバイアスされ、且つソース電極90及び第
2のゲート電極106が正にバイアスされる。そして、
ソース電極90及び第2のゲート電極106の電圧が上
昇し、第2のゲート電極106下方のp型ベース層83
の表面がしきい値電圧を超えてチャネル領域CH1が導
通状態となり、且つ、p型ベース層83とn型ベース層
81からなるpn接合が順バイアスされると、p型ベー
ス層83からn型ベース層81に正孔hが注入され、半
導体装置が逆方向でタ一ンオンする。
いて、上側アーム装置をターンオフさせると、誘導負荷
による逆起電力が発生し、下側アーム装置のドレイン電
極89が負にバイアスされ、且つソース電極90及び第
2のゲート電極106が正にバイアスされる。そして、
ソース電極90及び第2のゲート電極106の電圧が上
昇し、第2のゲート電極106下方のp型ベース層83
の表面がしきい値電圧を超えてチャネル領域CH1が導
通状態となり、且つ、p型ベース層83とn型ベース層
81からなるpn接合が順バイアスされると、p型ベー
ス層83からn型ベース層81に正孔hが注入され、半
導体装置が逆方向でタ一ンオンする。
【0282】これにより、p型ベース層83の電位がp
n接合のビルトイン電圧以上まで上昇し、n型ドレイン
層82からn型ベース層81を介してp型ベース層83
に電子eが直接注入される。この結果、n型ベース層8
1で伝導度変調が起こり、低オン電圧で通電する。
n接合のビルトイン電圧以上まで上昇し、n型ドレイン
層82からn型ベース層81を介してp型ベース層83
に電子eが直接注入される。この結果、n型ベース層8
1で伝導度変調が起こり、低オン電圧で通電する。
【0283】上述したように本実施形態によれば、ソー
ス電位が上昇すると導通するnチャネルMOSFET構
造がp型ベース層83表面に形成され、且つnチャネル
MOSFET構造のn型層104とp型ベース層83と
の間に電極107が設けられたので、誘導負荷の逆起電
力が第2のゲート電極106に印加されたとき、nチャ
ネルMOSFETが導通すると共に、電極107がドレ
インに対して正電位となり、p型ベース層83から正孔
hがn型ベース層81に注入されるので、逆方向のター
ンオンを実現することができる。 (第59の実施形態)図110は本発明の第59の実施
形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実
施形態は、第58の実施形態の変形であり、具体的には
nチャネルMOSFET構造に代えて、p型ベース層8
3におけるn型ソース層84とは異なる表面領域にn型
層108が選択的に形成され、このn型層108の表面
にp型層109が選択的に形成されている。p型層10
9は、上部に検知電極110が形成され、この検知電極
110は配線層を介してソース電極90に電気的に接続
されている。また、n型層108とpベース層83との
界面の表面領域には両者を短絡させるための電極107
が形成されている。
ス電位が上昇すると導通するnチャネルMOSFET構
造がp型ベース層83表面に形成され、且つnチャネル
MOSFET構造のn型層104とp型ベース層83と
の間に電極107が設けられたので、誘導負荷の逆起電
力が第2のゲート電極106に印加されたとき、nチャ
ネルMOSFETが導通すると共に、電極107がドレ
インに対して正電位となり、p型ベース層83から正孔
hがn型ベース層81に注入されるので、逆方向のター
ンオンを実現することができる。 (第59の実施形態)図110は本発明の第59の実施
形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実
施形態は、第58の実施形態の変形であり、具体的には
nチャネルMOSFET構造に代えて、p型ベース層8
3におけるn型ソース層84とは異なる表面領域にn型
層108が選択的に形成され、このn型層108の表面
にp型層109が選択的に形成されている。p型層10
9は、上部に検知電極110が形成され、この検知電極
110は配線層を介してソース電極90に電気的に接続
されている。また、n型層108とpベース層83との
界面の表面領域には両者を短絡させるための電極107
が形成されている。
【0284】すなわち、ソース端子S側から順に、検知
電極110、p型層109及びn型層108からなるp
nダイオード、電極107、p型ベース層83とn型ベ
ース層81及びn型ドレイン層82とからなるpnダイ
オード、ドレイン電極89という構造が形成されてい
る。
電極110、p型層109及びn型層108からなるp
nダイオード、電極107、p型ベース層83とn型ベ
ース層81及びn型ドレイン層82とからなるpnダイ
オード、ドレイン電極89という構造が形成されてい
る。
【0285】以上のような構成により、ターンオフの際
に、ソース電極90が正にバイアスされると、p型層1
09及びn型層108からなるpnダイオードが導通状
態となって電極107をドレインに対して正にバイアス
させる。これにより、p型ベース層83に正電圧が印加
され、正孔hがp型ベース層83からn型ベース層81
に注入され、正孔電流が流れる。
に、ソース電極90が正にバイアスされると、p型層1
09及びn型層108からなるpnダイオードが導通状
態となって電極107をドレインに対して正にバイアス
させる。これにより、p型ベース層83に正電圧が印加
され、正孔hがp型ベース層83からn型ベース層81
に注入され、正孔電流が流れる。
【0286】以下、前述同様に、ドレイン層82からn
型ベース層81に電子eが注入され、n型ベース層81
内で伝導度変調が起こり、装置が逆方向にターンオンす
る。
型ベース層81に電子eが注入され、n型ベース層81
内で伝導度変調が起こり、装置が逆方向にターンオンす
る。
【0287】上述したように本実施形態によれば、ソー
スを順バイアス側としたpnダイオードをp型ベース層
83内に形成したことにより、図102に示す構造と同
様に、逆方向において導通特性を有する半導体装置を実
現することができる。なお、通常の順方向におけるスイ
ッチング機能を有することは言うまでもない。
スを順バイアス側としたpnダイオードをp型ベース層
83内に形成したことにより、図102に示す構造と同
様に、逆方向において導通特性を有する半導体装置を実
現することができる。なお、通常の順方向におけるスイ
ッチング機能を有することは言うまでもない。
【0288】その他、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施できる。
囲で種々変形して実施できる。
【0289】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、オン状態では、多数キャリアの流路が少なくとも
第2の主電極、第1導電型ソース層、第1導電型ベース
層、第1導電型ドレイン層及び第1の主電極を結ぶ経路
であるので、pn接合に起因するビルトイン電圧を含ま
ず、かつ多数キャリアの流路から外れて設けられた第2
導電型インジェクション層から少数キャリアが注入され
障壁層により第1導電型ベース層中に蓄積されるために
導電変調を起こしてオン抵抗を低下させることができ、
また、ターンオフ時にはゲート電極の極性を逆にして第
2導電型インジェクション層から少数キャリアを能動的
に排出させるので、低いオン電圧と、高いターンオフ能
力とを同時に実現できる半導体装置を提供できる。
れば、オン状態では、多数キャリアの流路が少なくとも
第2の主電極、第1導電型ソース層、第1導電型ベース
層、第1導電型ドレイン層及び第1の主電極を結ぶ経路
であるので、pn接合に起因するビルトイン電圧を含ま
ず、かつ多数キャリアの流路から外れて設けられた第2
導電型インジェクション層から少数キャリアが注入され
障壁層により第1導電型ベース層中に蓄積されるために
導電変調を起こしてオン抵抗を低下させることができ、
また、ターンオフ時にはゲート電極の極性を逆にして第
2導電型インジェクション層から少数キャリアを能動的
に排出させるので、低いオン電圧と、高いターンオフ能
力とを同時に実現できる半導体装置を提供できる。
【0290】また、請求項2の発明によれば、請求項1
に対応する発明の障壁層を溝を用いて実現できる半導体
装置を提供できる。
に対応する発明の障壁層を溝を用いて実現できる半導体
装置を提供できる。
【0291】さらに、請求項3の発明によれば、多数キ
ャリアの流路の第1導電型ソース層と第1導電型ベース
層との間に第2導電型ベース層を備え、かつ、請求項1
に対応する発明の障壁層がトレンチ溝内に絶縁膜を介し
て埋込まれた第1のゲート電極にて実現されるので、第
1のゲート電極の電圧にて第2導電型ベース層の表面に
反転層を形成できるMOS構造を実現できるため、トレ
ンチ構造の利点であるチャネル抵抗の低減と、単位面積
当たりのキャリアの注入量の増加とを実現させることが
でき、さらに、請求項1及び請求項2の発明の双方に対
応する効果を奏する半導体装置を提供できる。
ャリアの流路の第1導電型ソース層と第1導電型ベース
層との間に第2導電型ベース層を備え、かつ、請求項1
に対応する発明の障壁層がトレンチ溝内に絶縁膜を介し
て埋込まれた第1のゲート電極にて実現されるので、第
1のゲート電極の電圧にて第2導電型ベース層の表面に
反転層を形成できるMOS構造を実現できるため、トレ
ンチ構造の利点であるチャネル抵抗の低減と、単位面積
当たりのキャリアの注入量の増加とを実現させることが
でき、さらに、請求項1及び請求項2の発明の双方に対
応する効果を奏する半導体装置を提供できる。
【0292】また、請求項4の発明によれば、請求項1
に対応する発明の障壁層として作用するトレンチ溝内に
絶縁膜を介して埋込まれた第1のゲート電極を多数キャ
リアの流路の第1導電型ソース層と第1導電型ベース層
とを挟むように有するので、第1のゲート電極の電圧に
て第1導電型ベース層の表面に空乏層を形成できるノー
マリ・オン型の装置を実現でき、またトレンチ構造の利
点であるチャネル抵抗の低減と、単位面積当たりのキャ
リアの注入量の増加とを実現でき、さらに、請求項1及
び請求項2の発明の双方に対応する効果を奏する半導体
装置を提供できる。
に対応する発明の障壁層として作用するトレンチ溝内に
絶縁膜を介して埋込まれた第1のゲート電極を多数キャ
リアの流路の第1導電型ソース層と第1導電型ベース層
とを挟むように有するので、第1のゲート電極の電圧に
て第1導電型ベース層の表面に空乏層を形成できるノー
マリ・オン型の装置を実現でき、またトレンチ構造の利
点であるチャネル抵抗の低減と、単位面積当たりのキャ
リアの注入量の増加とを実現でき、さらに、請求項1及
び請求項2の発明の双方に対応する効果を奏する半導体
装置を提供できる。
【0293】さらに、請求項5の発明によれば、請求項
3又は請求項4に対応する第1及び第2のゲート電極が
互いに電気的に接続されているので、請求項3又は請求
項4の効果に加え、多数キャリアの流路のオン・オフ用
の第1のゲート電極と、少数キャリアの注入・排出用の
第2のゲート電極とを同時に制御でき、ゲート駆動制御
の容易化を図り得る半導体装置を提供できる。
3又は請求項4に対応する第1及び第2のゲート電極が
互いに電気的に接続されているので、請求項3又は請求
項4の効果に加え、多数キャリアの流路のオン・オフ用
の第1のゲート電極と、少数キャリアの注入・排出用の
第2のゲート電極とを同時に制御でき、ゲート駆動制御
の容易化を図り得る半導体装置を提供できる。
【0294】また、請求項6の発明によれば、多数キャ
リアのオン・オフ用の第1のゲート電極とは別に少数キ
ャリアの注入・排出用の第2のゲート電極を設け、オン
状態では、第2のゲート電極から注入される全正孔電流
が第1導電型ベース層に注入されるので、ゲート電流が
小さくてすみ、高い電流利得を実現でき、また、ターン
オフ時には、第2のゲート電極に、ベース・エミッタ間
耐圧を越える負電圧を印加でき、高いターンオフ能力を
得ることができる半導体装置を提供できる。
リアのオン・オフ用の第1のゲート電極とは別に少数キ
ャリアの注入・排出用の第2のゲート電極を設け、オン
状態では、第2のゲート電極から注入される全正孔電流
が第1導電型ベース層に注入されるので、ゲート電流が
小さくてすみ、高い電流利得を実現でき、また、ターン
オフ時には、第2のゲート電極に、ベース・エミッタ間
耐圧を越える負電圧を印加でき、高いターンオフ能力を
得ることができる半導体装置を提供できる。
【0295】さらに、請求項7の発明によれば、請求項
6の効果を奏するトレンチ構造の半導体装置を実現でき
る。
6の効果を奏するトレンチ構造の半導体装置を実現でき
る。
【0296】また、請求項8の発明によれば、ターンオ
ン時には、第1のゲート電極の正電圧により、第2導電
型ベース層の表面にチャネルを形成して電子を注入さ
せ、ターンオフ時には、第1及び第2のゲート電極の負
電圧により、第2のゲート電極下方のチャネル領域と第
2導電型インジェクション層を介して、第2導電型ベー
ス層の電位を負電位に固定するので、ノイズによる誤点
弧を阻止できる半導体装置を提供できる。
ン時には、第1のゲート電極の正電圧により、第2導電
型ベース層の表面にチャネルを形成して電子を注入さ
せ、ターンオフ時には、第1及び第2のゲート電極の負
電圧により、第2のゲート電極下方のチャネル領域と第
2導電型インジェクション層を介して、第2導電型ベー
ス層の電位を負電位に固定するので、ノイズによる誤点
弧を阻止できる半導体装置を提供できる。
【0297】さらに、請求項9の発明によれば、逆並列
還流ダイオードの機能が内蔵されたものであり、順方向
において第1のゲート電極の正起電力による第1の第2
導電型インジェクション層からの第2導電型キャリアの
注入によるスイッチング機能を有し、逆方向においてダ
イオードから受けた第2のゲート電極の逆起電力による
第2の第2導電型インジェクション層からの第2導電型
キャリアの注入による導通特性を有するので、誘導負荷
により逆起電力が発生すると自動的に、半導体装置が逆
方向にターンオンする。また、MOSFETの場合には
MOSFETのチャネルが導通状態となることにより、
第2導電型キャリアの注入による導通特性を有するの
で、ダイオードの場合と同様に誘導負荷により逆起電力
が発生すると自動的に半導体装置が逆方向にターンオン
する。よって、逆並列還流ダイオードが不要となる結
果、高電流密度化と高速化を図ることができ、小型化と
高性能化を実現できる半導体装置を提供できる。
還流ダイオードの機能が内蔵されたものであり、順方向
において第1のゲート電極の正起電力による第1の第2
導電型インジェクション層からの第2導電型キャリアの
注入によるスイッチング機能を有し、逆方向においてダ
イオードから受けた第2のゲート電極の逆起電力による
第2の第2導電型インジェクション層からの第2導電型
キャリアの注入による導通特性を有するので、誘導負荷
により逆起電力が発生すると自動的に、半導体装置が逆
方向にターンオンする。また、MOSFETの場合には
MOSFETのチャネルが導通状態となることにより、
第2導電型キャリアの注入による導通特性を有するの
で、ダイオードの場合と同様に誘導負荷により逆起電力
が発生すると自動的に半導体装置が逆方向にターンオン
する。よって、逆並列還流ダイオードが不要となる結
果、高電流密度化と高速化を図ることができ、小型化と
高性能化を実現できる半導体装置を提供できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の
構成を示す断面図
構成を示す断面図
【図2】同実施の形態における半導体装置の電流−電圧
特性と従来のIGBT及びパワーMOSFETの電流−
電圧特性とを比較して示す図
特性と従来のIGBT及びパワーMOSFETの電流−
電圧特性とを比較して示す図
【図3】同実施の形態における正孔電流の経路に沿った
正孔密度分布を示す図
正孔密度分布を示す図
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の
構成を示す断面図
構成を示す断面図
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置の
構成を示す断面図
構成を示す断面図
【図6】本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置の
構成を示す断面図
構成を示す断面図
【図7】本発明の第5の実施の形態に係る半導体装置の
構成を示す斜視断面図
構成を示す斜視断面図
【図8】同実施の形態における半導体層の表面構造を示
す平面図
す平面図
【図9】本発明の第6の実施の形態に係る半導体装置の
構成を示す断面図
構成を示す断面図
【図10】本発明の第7の実施の形態に係る半導体装置
の構成を示す断面図
の構成を示す断面図
【図11】本発明の第8の実施の形態に係る半導体装置
の構成を示す断面図
の構成を示す断面図
【図12】同実施の形態における半導体層の平面図
【図13】同実施の形態における半導体装置の変形構成
を示す断面図
を示す断面図
【図14】同実施の形態における変形構成を示す平面図
【図15】本発明の第9の実施の形態に係る半導体装置
の構成を示す断面図
の構成を示す断面図
【図16】本発明の第10の実施の形態に係る半導体装
置の表面近傍の構成を示す平面図
置の表面近傍の構成を示す平面図
【図17】同実施の形態における表面近傍の変形構成を
示す平面図
示す平面図
【図18】本発明の第11の実施の形態に係る半導体装
置の表面近傍の構成を示す平面図
置の表面近傍の構成を示す平面図
【図19】同実施の形態における表面近傍の変形構成を
示す平面図
示す平面図
【図20】本発明の第12の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す斜視断面図
置の構成を示す斜視断面図
【図21】本発明の第13の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す斜視断面図
置の構成を示す斜視断面図
【図22】本発明の第14の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す断面図
置の構成を示す断面図
【図23】本発明の第15の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す断面図
置の構成を示す断面図
【図24】同実施の形態における正孔電流の経路に沿っ
た正孔密度分布を示す図
た正孔密度分布を示す図
【図25】本発明の第16の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す断面図
置の構成を示す断面図
【図26】本発明の第17の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す断面図
置の構成を示す断面図
【図27】本発明の第18の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す斜視断面図
置の構成を示す斜視断面図
【図28】同実施の形態における半導体層の平面図
【図29】同実施の形態における半導体装置の変形構成
を示す斜視断面図
を示す斜視断面図
【図30】同実施の形態における半導体層の変形構成を
示す平面図
示す平面図
【図31】本発明の第19の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す断面図
置の構成を示す断面図
【図32】本発明の第20の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す斜視断面図
置の構成を示す斜視断面図
【図33】同実施の形態における半導体層の表面構造を
示す平面図
示す平面図
【図34】本発明の第21の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す断面図
置の構成を示す断面図
【図35】本発明の第22の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す断面図
置の構成を示す断面図
【図36】本発明の第23の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す断面図
置の構成を示す断面図
【図37】本発明の第24の実施の形態に係る半導体装
置の表面近傍の構成を示す平面図
置の表面近傍の構成を示す平面図
【図38】同実施の形態における表面近傍の変形構成を
示す平面図
示す平面図
【図39】本発明の第25の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す斜視断面図
置の構成を示す斜視断面図
【図40】本発明の第26の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す斜視断面図
置の構成を示す斜視断面図
【図41】本発明の第27の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す断面図
置の構成を示す断面図
【図42】本発明の第28の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す断面図
置の構成を示す断面図
【図43】同実施の形態における半導体装置の製造方法
を説明するための工程断面図
を説明するための工程断面図
【図44】同実施の形態における半導体装置のゲート駆
動法を説明するためのタイムチャート
動法を説明するためのタイムチャート
【図45】同実施の形態における阻止状態の溝間領域の
エネルギーバンドを示す図
エネルギーバンドを示す図
【図46】同実施の形態における阻止状態の溝底部のエ
ネルギーバンドを示す図
ネルギーバンドを示す図
【図47】同実施の形態における導通状態の溝間領域の
エネルギーバンドを示す図
エネルギーバンドを示す図
【図48】同実施の形態におけるキャリアの流れを示す
図
図
【図49】同実施の形態における正孔電流の経路に沿っ
た正孔密度分布を示す図
た正孔密度分布を示す図
【図50】同実施の形態におけるキャリアの流れを示す
図
図
【図51】同実施の形態における他のゲート駆動法を説
明するためのタイムチャート
明するためのタイムチャート
【図52】本発明の第29の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す断面図
置の構成を示す断面図
【図53】本発明の第30の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す断面図
置の構成を示す断面図
【図54】本発明の第31の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す断面図
置の構成を示す断面図
【図55】本発明の第32の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す断面図
置の構成を示す断面図
【図56】本発明の第33の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す断面図
置の構成を示す断面図
【図57】本発明の第34の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す断面図
置の構成を示す断面図
【図58】本発明の第35の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す斜視断面図
置の構成を示す斜視断面図
【図59】本発明の第36の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す斜視断面図
置の構成を示す斜視断面図
【図60】本発明の第37の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す斜視断面図
置の構成を示す斜視断面図
【図61】同実施の形態における半導体層の表面構造を
示す平面図
示す平面図
【図62】本発明の第38の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す斜視断面図
置の構成を示す斜視断面図
【図63】同実施の形態における半導体層の表面構造を
示す平面図
示す平面図
【図64】同実施の形態における半導体装置の変形構成
を示す斜視断面図
を示す斜視断面図
【図65】同実施の形態における半導体層の表面構造の
変形構成を示す平面図
変形構成を示す平面図
【図66】本発明の第39の実施の形態に係る半導体装
置の構成を示す断面図
置の構成を示す断面図
【図67】本発明の第40の実施形態に係る半導体装置
の構成を示す断面図
の構成を示す断面図
【図68】同実施の形態における動作を説明するための
タイムチャート
タイムチャート
【図69】同実施の形態におけるキャリアの流れを示す
図
図
【図70】同実施の形態におけるオン状態のキャリア濃
度分布を示す図
度分布を示す図
【図71】同実施の形態における半導体装置の電流−電
圧特性と従来のIGBTの電流−電圧特性とを比較して
示す図
圧特性と従来のIGBTの電流−電圧特性とを比較して
示す図
【図72】同実施の形態におけるターンオフ時のキャリ
アの流れを示す図
アの流れを示す図
【図73】本発明の第41の実施形態に係る半導体装置
の構成を示す断面図
の構成を示す断面図
【図74】本発明の第42の実施形態に係る半導体装置
の構成を示す断面図
の構成を示す断面図
【図75】本発明の第43の実施形態に係る半導体装置
の構造を示す断面図
の構造を示す断面図
【図76】本発明の第44の実施形態に係る半導体装置
の構成を示す断面図
の構成を示す断面図
【図77】本発明の第45の実施形態に係る半導体装置
の構成を示す断面図
の構成を示す断面図
【図78】本発明の第46の実施形態に係る半導体装置
の構成を示す断面図
の構成を示す断面図
【図79】本発明の第47の実施形態に係る半導体装置
の構成を示す断面図
の構成を示す断面図
【図80】本発明の第48の実施形態に係る半導体装置
の構成を示す断面図
の構成を示す断面図
【図81】本発明の第49の実施形態に係る半導体装置
の構成を示す断面図
の構成を示す断面図
【図82】本発明の第50の実施形態に係る半導体装置
の構成を示す断面図
の構成を示す断面図
【図83】本発明の第51の実施形態に係る半導体装置
の構成を示す断面図
の構成を示す断面図
【図84】本発明の第52の実施形態に係る半導体装置
の構成を示す断面図
の構成を示す断面図
【図85】同実施の形態における動作を説明するための
フローチャート
フローチャート
【図86】同実施の形態におけるキャリアの流れを示す
図
図
【図87】同実施の形態におけるオン状態のキャリア濃
度分布を示す図
度分布を示す図
【図88】同実施の形態における半導体装置の電流−電
圧特性と従来のIGBTの電流−電圧特性とを比較して
示す図
圧特性と従来のIGBTの電流−電圧特性とを比較して
示す図
【図89】同実施の形態における電流利得のn型ソース
幅依存性を示す図
幅依存性を示す図
【図90】同実施の形態におけるターンオフ時のキャリ
アの流れを示す図
アの流れを示す図
【図91】本発明の第53の実施形態に係る半導体装置
の構成を示す断面図
の構成を示す断面図
【図92】同実施の形態における動作を説明するための
タイムチャート
タイムチャート
【図93】本発明の第54の実施形態に係る半導体装置
の構成を示す斜視断面図
の構成を示す斜視断面図
【図94】同実施の形態における半導体装置の変形構成
を示す斜視断面図
を示す斜視断面図
【図95】本発明に係る半導体装置の機能を示す回路ブ
ロック図
ロック図
【図96】本発明に係る半導体装置の機能を示す回路ブ
ロック図
ロック図
【図97】本発明に係る主スイッチング素子に適用され
た半導体装置の基本構成を示す断面図
た半導体装置の基本構成を示す断面図
【図98】本発明に係る半導体装置の機能を示す回路ブ
ロック図
ロック図
【図99】本発明に係る半導体装置の機能を示す回路ブ
ロック図
ロック図
【図100】図99の回路ブロックに適用可能なゲート
駆動回路の基本構成を示す図
駆動回路の基本構成を示す図
【図101】図99の回路ブロックに好適なゲート駆動
回路の基本構成を示す図
回路の基本構成を示す図
【図102】本発明の第55の実施形態に係る半導体装
置の構成を示す断面図
置の構成を示す断面図
【図103】同実施の形態における動作を説明するため
のタイムチャート
のタイムチャート
【図104】図102の半導体装置の順方向及び逆方向
のオン特性を示す図
のオン特性を示す図
【図105】同実施の形態における順方向のオン状態に
おけるキャリア分布を示す図
おけるキャリア分布を示す図
【図106】同実施の形態における逆方向のオン状態に
おけるキャリア分布を示す図
おけるキャリア分布を示す図
【図107】本発明の第56の実施形態に係る半導体装
置の構成を示す断面図
置の構成を示す断面図
【図108】本発明の第57の実施形態に係る半導体装
置の構成を示す断面図
置の構成を示す断面図
【図109】本発明の第58の実施形態に係る半導体装
置の構成を示す断面図
置の構成を示す断面図
【図110】本発明の第59の実施形態に係る半導体装
置の構成を示す断面図
置の構成を示す断面図
【図111】従来のトレンチ構造を有するパワーMOS
FETの構成を示す断面図
FETの構成を示す断面図
【図112】従来のIGBTの構成を示す断面図
【図113】従来のIGBT及びパワーMOSFETの
電流−電圧特性図
電流−電圧特性図
【図114】従来の静電誘導サイリスタの構成を示す断
面図
面図
【図115】従来の静電誘導サイリスタの主キャリア流
路に沿ったポテンシャル分布を示す図
路に沿ったポテンシャル分布を示す図
【図116】従来のnpn型のパワートランジスタの構
成を示す断面図
成を示す断面図
【図117】従来のnpn型のパワートランジスタのキ
ャリアの流れを示す図
ャリアの流れを示す図
【図118】一般的なインバータ回路を示す回路図
【図119】一般的なインバータ回路の動作を説明する
ためのタイムチャート
ためのタイムチャート
【図120】一般的なインバータ回路の動作を説明する
ためのタイムチャート
ためのタイムチャート
【図121】一般的なインバータ回路のPWM制御され
た出力電圧波形を示すタイムチャート
た出力電圧波形を示すタイムチャート
1,52,82…n+ 型ドレイン層 2,51,81…n- 型ベース層 3,83…p型ベース層 4,56,84…n+ 型ソース層 5,31,53,63,92a,93b…溝 6,32,35,54,64,67,85,102,1
05…絶縁膜 7,55,86…第1のゲート電極 8,58,89…ドレイン電極 9,59,90…ソース電極 20,57,87…p+ 型インジェクション層 21,60,88,106…第2のゲート電極 33,65…埋込み電極 34,66…接続経路 41,71…n+ 型バッファ層 61,62…絶縁層 92,93…障壁層 94…ゲート駆動回路 95…判定回路 101…ダイオード 103…ゲート電極 104,108…n型層 107…電極 109…p型層 110…検知電極 R,91…抵抗 G,G1,G2…端子 T1…第1の溝間領域 T2…第2の溝間領域 e…電子 h…正孔 W…トレンチ間隔 Td…トレンチ深さ
05…絶縁膜 7,55,86…第1のゲート電極 8,58,89…ドレイン電極 9,59,90…ソース電極 20,57,87…p+ 型インジェクション層 21,60,88,106…第2のゲート電極 33,65…埋込み電極 34,66…接続経路 41,71…n+ 型バッファ層 61,62…絶縁層 92,93…障壁層 94…ゲート駆動回路 95…判定回路 101…ダイオード 103…ゲート電極 104,108…n型層 107…電極 109…p型層 110…検知電極 R,91…抵抗 G,G1,G2…端子 T1…第1の溝間領域 T2…第2の溝間領域 e…電子 h…正孔 W…トレンチ間隔 Td…トレンチ深さ
Claims (9)
- 【請求項1】高抵抗の第1導電型ベース層と、 前記第1導電型ベース層の一方の表面に形成された第1
導電型ドレイン層と、 前記第1導電型ベース層の他方の表面に形成された第1
導電型ソース層と、 前記第1導電型ベース層の他方の表面で前記第1導電型
ソース層とは異なる領域に形成された第2導電型インジ
ェクション層と、 前記第1導電型ベース層の他方の表面の前記第1導電型
ソース層と前記第2導電型インジェクション層との間に
形成された障壁層と、 前記第1導電型ドレイン層に形成された第1の主電極
と、 前記第1導電型ソース層に形成された第2の主電極と、 前記第2導電型インジェクション層に形成されたゲート
電極とを備えたことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】高抵抗の第1導電型ベース層と、 前記第1導電型ベース層の一方の表面に形成された第1
導電型ドレイン層と、 前記第1導電型ベース層の他方の表面に形成された第1
導電型ソース層と、 前記第1導電型ベース層の他方の表面の前記第1導電型
ソース層とは異なる領域に形成された第2導電型インジ
ェクション層と、 前記第1導電型ベース層の他方の表面で前記第1導電型
ソース層と前記第2導電型インジェクション層との間に
形成された溝と、 前記第1導電型ドレイン層に形成された第1の主電極
と、 前記第1導電型ソース層に形成された第2の主電極と、 前記第2導電型インジェクション層に形成されたゲート
電極とを備えたことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】高抵抗の第1導電型ベース層と、 前記第1導電型ベース層の一方の表面に形成された第1
導電型ドレイン層と、 前記第1導電型ベース層の他方の表面に形成された第2
導電型ベース層と、 前記第2導電型ベース層の表面に形成された第1導電型
ソース層と、 前記第1導電型ベース層の他方の表面の前記第2導電型
ベース層とは異なる領域に形成された第2導電型インジ
ェクション層と、 前記第1導電型ベース層の他方の表面で前記第2導電型
ベース層と前記第2導電型インジェクション層との間に
かつ前記第1導電型ソース層の表面から前記第2導電型
ベース層を貫通して前記第1導電型ベース層の途中の深
さまで形成され、前記第2導電型インジェクション層と
前記第1導電型ソース層との間のキャリアの障壁となる
トレンチ溝と、 前記溝内に絶縁膜を介して埋込み形成された第1のゲー
ト電極と、 前記第1導電型ドレイン層に形成された第1の主電極
と、 前記第1導電型ソース層に形成された第2の主電極と、 前記第2導電型インジェクション層に形成された第2の
ゲート電極とを備えたことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】高抵抗の第1導電型ベース層と、 前記第1導電型ベース層の一方の表面に形成された第1
導電型ドレイン層と、 前記第1導電型ベース層の他方の表面に形成された第1
導電型ソース層と、 前記第1導電型ベース層の他方の表面の前記第1導電型
ソース層とは異なる領域に形成された第2導電型インジ
ェクション層と、 前記第1導電型ベース層の他方の表面で前記第1導電型
ソース層と前記第2導電型インジェクション層との間に
前記第1導電型ベース層の途中の深さまで少なくとも前
記第1導電型ソース層を挟むように形成され、前記第2
導電型インジェクション層と前記第1導電型ソース層と
の間のキャリアの障壁となるトレンチ溝と、 前記溝内に絶縁膜を介して埋込み形成された第1のゲー
ト電極と、 前記第1導電型ドレイン層に形成された第1の主電極
と、 前記第1導電型ソース層に形成された第2の主電極と、 前記第2導電型インジェクション層に形成された第2の
ゲート電極とを備えたことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項5】 請求項3又は請求項4に記載の半導体装
置において、 前記第1及び第2のゲート電極は、互いに電気的に接続
されていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項6】高抵抗の第1導電型ベース層と、 前記第1導電型ベース層の一方の表面に形成された第1
導電型ドレイン層と、 前記第1導電型ベース層の他方の表面に形成された第2
導電型ベース層と、 前記第2導電型ベース層の表面に形成された第1導電型
ソース層と、 前記第1導電型ベース層と前記第1導電型ソース層との
間の前記第2導電型ベース層にゲート絶縁膜を介して設
けられた第1のゲート電極と、 前記第1導電型ベース層の他方の表面で前記第2導電型
ベース層から所定距離離れて形成された第2導電型イン
ジェクション層と、 前記第1導電型ドレイン層に形成された第1の主電極
と、 前記第1導電型ソース層に形成された第2の主電極と、 前記第2導電型インジェクション層に形成された第2の
ゲート電極とを備えたことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載の半導体装置において、 前記第1のゲート電極は、前記第1導電型ソース層の表
面から前記第2導電型ベース層を貫通して前記第1導電
型ベース層の途中の深さまで形成された溝内に、前記ゲ
ート絶縁膜を介して埋込み形成されたことを特徴とする
半導体装置。 - 【請求項8】 請求項6に記載の半導体装置において、 前記第1のゲート電極は、前記第1導電型ソース層と前
記第2導電型インジェクション層との間の前記第2導電
型ベース層及び第1導電型ベース層上にゲート絶縁膜を
介して設けられたことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項9】高抵抗の第1導電型ベース層と、 前記第1導電型ベース層の一方の表面に形成された第1
導電型ドレイン層と、 前記第1導電型ベース層の他方の表面に形成された第2
導電型べ一ス層と、 前記第2導電型ベース層の表面に形成された第1導電型
ソース層と、 前記第1導電型ベース層の他方の表面の前記第2導電型
ベース層とは異なる領域に形成された第1の第2導電型
インジェクション層と、 前記第1導電型ベース層の他方の表面の前記第1の第2
導電型インジェクション層とは異なる領域に形成された
第2の第2導電型インジェクション層と、 前記第1導電型ドレイン層に形成された第1の主電極
と、 前記第1導電型ソース層に形成された第2の主電極と、 前記第1の第2導電型インジェクション層に形成された
第1のゲート電極と、 前記第2の第2導電型インジェクション層に形成された
第2のゲート電極と、 前記第1の主電極と前記第2のゲート電極との間に挿入
されたダイオード又はMOSFETとを備えたことを特
徴とする半導体装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9270367A JPH10256550A (ja) | 1997-01-09 | 1997-09-18 | 半導体装置 |
| US09/003,829 US6114727A (en) | 1997-01-09 | 1998-01-07 | Semiconductor device |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP176597 | 1997-01-09 | ||
| JP9-1765 | 1997-01-09 | ||
| JP9270367A JPH10256550A (ja) | 1997-01-09 | 1997-09-18 | 半導体装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10256550A true JPH10256550A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=26335047
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9270367A Pending JPH10256550A (ja) | 1997-01-09 | 1997-09-18 | 半導体装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6114727A (ja) |
| JP (1) | JPH10256550A (ja) |
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