JPH10256558A - 薄膜トランジスタアレイの製造方法、電子装置および薄膜トランジスタ - Google Patents

薄膜トランジスタアレイの製造方法、電子装置および薄膜トランジスタ

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JPH10256558A
JPH10256558A JP6262197A JP6262197A JPH10256558A JP H10256558 A JPH10256558 A JP H10256558A JP 6262197 A JP6262197 A JP 6262197A JP 6262197 A JP6262197 A JP 6262197A JP H10256558 A JPH10256558 A JP H10256558A
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JP
Japan
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layer
gate electrode
thin film
ohmic contact
film transistor
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JP6262197A
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Inventor
Mitsushi Ikeda
光志 池田
Yujiro Hara
雄二郎 原
Sumio Ashida
純生 芦田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスティック基板などの変形の大きな基板
に薄膜トランジスタアレイを自己整合的に形成する。 【解決手段】 ゲート線11をマスクとして裏面露光
し、ゲート線11に整合したレジストパターンにより、
半導体膜13のチャネル上部にメッキ層16を、信号線
21及びソース電極17a、ドレイン電極17bを形成
する金属層17よりもエッチングレートの速い金属によ
り形成する。メッキ層16と金属層17とを同時にエッ
チングすることによりゲートとソース・ドレインとが自
己整合的に形成された薄膜トランジスタアレイを得るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子回路の形成に適
する配線材料およびその配線材料を用いたアクティブマ
トリクス型液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、非晶質シリコン(a−Si)膜
や、多結晶シリコン(p−Si)を半導体膜として用い
た薄膜トランジスタ(TFT)をスイッチング素子をマ
トリクスアレイ状に配設したアクティブマトリクス型液
晶表示装置が注目されている。安価なガラス基板を用い
て低温成膜ができるa−Si半導体膜を用いてTFTア
レイを構成することにより、大面積、高精細、高画質か
つ安価なフラット型テレビジョンなどの平面型表示装置
を実現できる可能性があるからである。
【0003】また、このようなアクティブマトリクス型
液晶表示装置をプラスチック等の軽量でフレキシブルか
つ安価な基板上に形成したいという要求がある。このよ
うな要求は、液晶表示装置を携帯用情報機器等の表示装
置に用いる場合に特に大きい。ところが、プラスチック
等の変形の大きい基板や大面積の基板に適用する場合に
は基板の変形が大きいためにマスク合わせが困難である
という問題がある。マスク合わせの困難さを回避するた
めには薄膜トランジスタなどをセルフアライン的に形成
することが必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点を解決するためになされたものである。すなわち本
発明は、プラスチック等の変形の大きい基板上にも、セ
ルフアライン的に形成することができる薄膜トランジス
タ、薄膜トランジスタアレイ、液晶表示装置を提供する
ことを目的とする。また本発明は、プラスチック等の変
形の大きい基板上にも、セルフアライン的に形成するこ
とができる薄膜トランジスタ、薄膜トランジスタアレ
イ、液晶表示装置の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0005】また本発明はフォトエッチングプロセスな
どにおいて背面側も露光できる構造を備えた配線を有す
る電子装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、本発明は以下のような構成を備えるものであ
る。
【0007】請求項1に記載の本発明の薄膜トランジス
タアレイの製造方法は、透明絶縁性基板上にゲート電極
を形成する工程と、前記ゲート電極の上側から前記絶縁
性基板上に透光性を有するゲート絶縁膜、半導体膜、オ
ーミックコンタクト層を順次積層する工程と、前記オー
ミックコンタクト層上にネガ型感光性樹脂層を形成し、
前記絶縁性基板の前記ゲート電極が形成された側と反対
側から前記ゲート電極をマスクとして露光し、未露光の
前記感光性樹脂層を除去する工程と、前記感光性樹脂層
をマスクとして前記オーミックコンタクト層上に第1の
金属のメッキ層を形成する工程と、前記感光性樹脂層を
除去する工程と、前記メッキ層の上側から第1の金属よ
りもエッチングレートの小さい第2の金属からなる導体
層を形成する工程と、前記メッキ層および前記導体層と
を、前記メッキ層が除去され、前記導体層の少なくとも
一部が残るようにエッチングする工程とを具備したこと
を特徴とする。
【0008】請求項2に記載の本発明の薄膜トランジス
タアレイの製造方法は、透明絶縁性基板上に可視光線ま
たは赤外線に対して第1の反射率を有する導体材料から
なるゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極の上
側から前記絶縁性基板上に、透光性を有するとともに可
視光線または赤外線に対して第1の反射率よりも小さな
第2の反射率を有する、ゲート絶縁膜、半導体膜、オー
ミックコンタクト層を順次積層する工程と、前記オーミ
ックコンタクト層上に熱硬化性および感光性を有する樹
脂層を形成し、前記絶縁性基板の前記ゲート電極が形成
された側と反対側から前記ゲート電極をマスクとして露
光する工程と、未硬化の前記樹脂層を除去する工程と、
前記樹脂層をマスクとして前記オーミックコンタクト層
上にソース・ドレイン電極を形成する工程とを具備した
ことを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の本発明の電子装置は、第
1の導体配線と、前記第1の導体配線と感光性絶縁性樹
脂層を介して積層され、前記第1の導体配線と重なる領
域に、少なくとも可視光が回折するように形成されたス
リットを有する第2の導体配線とを具備したことを特徴
とする。
【0010】請求項4に記載の本発明の絶縁性基板と、
前記絶縁性基板上に形成されたゲート電極と、前記ゲー
ト電極を覆うように前記絶縁性基板上に形成されたゲー
ト絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成された半導体膜
と、前記半導体膜の酸化物からなり、前記半導体膜の前
記ゲート電極と対応する領域の前記ゲート電極と反対側
に形成された第1の絶縁層と、前記半導体膜上に形成さ
れたオーミックコンタクト層と、前記オーミックコンタ
クト層の酸化物からなり、前記オーミックコンタクト層
の前記第1の酸化層に対応する領域に、前記オーミック
コンタクト層のソース・ドレイン領域を分離するように
形成された第2の絶縁層と、前記第2の絶縁層により分
離された前記オーミックコンタクト層上に形成されたソ
ース電極およびドレイン電極とを有することを特徴とす
る。
【0011】すなわち本発明の薄膜トランジスタアレイ
の製造方法は、例えばプラスティック基板やガラス基板
などの熱や応力に対する変形が大きな基板や、熱変形の
影響の大きい大型の基板などにおいても、特性の均一な
薄膜トランジスタアレイを形成することができる薄膜ト
ランジスタアレイの製造方法である。薄膜トランジスタ
アレイとしては、例えばアクティブマトリクス型液晶表
示装置や撮像装置のアレイ基板などをあげることができ
る。
【0012】このため請求項1に記載の製造方法におい
ては、ガラスまたはプラスチックなどの透光性を有する
絶縁性基板の裏面側からゲート線をマスクとしてレジス
トを露光し、薄膜トランジスタのチャネル領域上部に比
較的エッチングレートの速い第1の金属をメッキし、そ
の上に形成したソース・ドレイン電極のチャネル部分を
選択的にエッチングすることにより、ゲート電極と自己
整合的にソース・ドレイン電極を形成することができ
る。
【0013】また、請求項2に記載の製造方法は、ガラ
スまたはプラスチックなどの透光性を有する絶縁性基板
の裏面側からゲート線をマスクとして加熱し、基板表面
に被覆されたレジストを選択的に加熱することにより、
ゲート電極と自己整合的に形成されたレジストパターン
を形成することによりソース・ドレイン電極、信号線を
形成するものである。ここでは、半導体層とゲート線お
よびゲート電極との可視光あるいは赤外線に対する反射
率(吸収率)の相違に着目し、照射光に対する反射率の
違いに基づいてレジストを選択的に硬化するものであ
る。レジストとしては熱に対して硬化する性質を有する
樹脂層、または光および熱に対して硬化する性質を有す
る樹脂層を用いることができる。
【0014】ここで可視光とは約380nm〜約800
nm程度の波長を有する光であり、また赤外線とは可視
光の下限から10μm程度までの波長を有する光のこと
である。なお本発明ではこれらの波長領域のすべての領
域にわたって波長の分布する光を用いる必要はない。例
えば赤外線の場合、波長1μm程度の波長を中心に用い
るようにしてもよい。
【0015】半導体層は一般に可視光領域、赤外線領域
の照射光に対して所定の吸収率を有している。一方、例
えばAg、Al、Cr、Cu、Mo、Ta、Nb、Au
等の金属は可視領域から赤外領域の波長に対する反射率
が、半導体層のそれよりも大きい。したがって、例えば
ゲート線材料として上述のような反射率の高い材料を用
いることにより半導体層の光吸収率の差が大きくとるこ
とができ、半導体層上部のレジストを選択的に硬化さ
せ、ゲート電極、ゲート線と自己整合的にパターニング
することができるのである。本発明者らは、例えばゲー
ト線と半導体膜との照射光に対する反射率の差が約30
%以上あれば、選択的にレジストを硬化することができ
ることを見出だした。
【0016】また、照射光源についてもゲート線と半導
体膜の反射率差が大きくなるような波長領域を有するよ
うに選択することが選択性を高める上でより好適であ
る。さらに、裏面からの加熱用光源として連続発光光源
を用いた場合には、熱拡散等により非照射部分の温度も
上昇しやすいため、反射率の選択性の差が薄まってしま
う場合がある。パルス光源で加熱すれば、熱伝導、拡散
による照射エネルギーの伝搬を小さく抑制することがで
きるから、ゲート線の部分と、半導体の部分の温度差を
拡大するのに有効である。
【0017】また、請求項3に記載の本発明の電子装置
は、第1の導体配線と、前記第1の導体配線と感光性絶
縁性樹脂層を介して積層され、前記第1の導体配線と重
なる領域に、少なくとも可視光が回折するように形成さ
れたスリットを有する第2の導体配線とを具備するもの
である。電子装置としては、例えば液晶表示装置のアレ
イ基板、撮像装置のアレイ基板等をあげることができる
が、互いに交差する配線層を有するものであればどのよ
うなものであっても適用することできる。
【0018】例えば、液晶表示装置のアレイ基板の場
合、走査線と信号線とは画素1個について通常は1カ所
交差することになる。このようなパターンを有する配線
層を例えば薄膜トランジスタなどとともに積層成膜して
ゆく場合、配線層の裏面側についても露光したい場合が
ある。例えば上述のような薄膜トランジスタアレイの製
造方法において、ゲート線をマスクとして裏面露光する
場合、ゲート線と信号線とが交差する領域については、
その裏面側も露光してレジストを残存させたい場合があ
る。
【0019】本発明はこのような場合に対応することが
できるもので、例えばゲート線などの配線に、照射光が
フレネル回折して配線の裏側にも回り込めるようなスリ
ットを形成したものである。スリットの幅、スリットに
よって分離される配線層の幅などは、用いる光源、光源
との距離等にあわせて設計するようにすればよい。
【0020】また例えば配線幅が太く、回折距離より広
い場合などには、スリットは複数形成するようにしても
よい。スリットにより配線層の有効幅が狭くなって抵抗
が大きくなるような場合には、スリットを形成した部分
の配線層の幅を広くするようにしてもよい。スリットの
長さは交差する配線層の幅よりも広くなるようにすれば
よいが、プロセスマージンを見込んで、交差する配線層
幅よりも長く形成するようにしてもよい。
【0021】このようなスリットを形成することにより
通常は遮光性を有する配線材料のような低抵抗の導体層
の裏面についても光を照射することができる。したがっ
て、フォトエッチングプロセスに関する工程を単純にす
ることができ生産性が向上する。
【0022】請求項4に記載の本発明の薄膜トランジス
タは、とくに薄膜トランジスタアレイを構成する場合な
どにおいて、ソース・ドレインをゲート電極と自己整合
的に分離することが容易にできるものである。この薄膜
トランジスタのオーミックコンタクト層は、そのチャネ
ル領域に対応する領域が陽極酸化されており、この第2
の酸化層によりソース・ドレインを絶縁しているもので
ある。
【0023】このような第2の絶縁層は、このような酸
化層は、例えば絶縁性基板上にオーミックコンタクト層
までを形成した段階で、オーミックコンタクト層上にレ
ジストを形成し、このレジスとをゲート電極をマスクと
して裏面露光して現像したものをマスクとして陽極酸化
を行うことにより形成することができる。
【0024】また、半導体膜のチャネル領域のコンタク
ト層側の一部に、半導体膜の酸化物からなる第1の酸化
層を有していてもよい。
【0025】このような第1の酸化層、第2の酸化層
は、ゲート電極をマスクとしてレジストを露光して自己
整合的に形成したレジストによりコンタクト層を被覆し
て陽極酸化することにより自己整合的に形成することが
できる。したがって、ガラス基板、プラスティック基板
のように熱や応力に対する変形の大きな基板や、サイズ
が大きい基板などにおいても、大規模な薄膜トランジス
タアレイを、均一に形成することができるという大きな
利点を有する。このような構造を有する薄膜トランジス
タにより構成した薄膜トランジスタアレイは、そのすべ
てが自己整合的に形成されているから、特性が均一にな
る。このため薄膜トランジスタアレイにより駆動される
各画素の表示がより均一になり、表示画面全体にわたっ
て均一な画質を有する表示装置を実現することができ
る。したがって、この薄膜トランジスタにより液晶表示
装置のアレイ基板や撮像装置を構成することにより、表
示品質、撮像の品質を向上することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に本発明についてさらに詳細
に説明する。
【0027】(実施形態1)図1、図2、図3は本発明
の液晶表示装置の製造方法の1例を説明するための図で
あり、アレイ基板の画素TFT部の断面構造を概略的に
示す図である。また図4はアレイ基板の平面構造を概略
的に示す図である。まず、透光性を有するガラスまたは
プラスチックなどからなる絶縁性基板10上にMo、T
a、Cu、Al合金、MoW等をスパッタ法などにより
厚さ約300nmにわたって堆積し、エッチングを行っ
て、ゲート線11、図示しないCs線のパターンにパタ
ーニングした。
【0028】次に、例えばプラズマCVD法などにより
ゲート絶縁膜12として厚さ約300nmのSiOx 膜
12aと厚さ約50nmのSiNx 膜12bを積層し
た。さらに、アンドープのa−Si半導体膜13を約1
00nm、n+ a−Si半導体膜14からなるコンタク
ト層14を約200nm、Μoからなる金属薄膜14b
を約20nm堆積した。
【0029】この後、図示しない画素領域の周辺部のゲ
ート線取り出しパッド部のΜo金属薄膜14b/n+ a
−Si半導体膜14/a−Si半導体膜13/SiNx
12b/SiOx 12aをエッチングしてコンタクトホ
ールを形成した。n+ a−Si半導体膜14上の金属薄
膜14bはこの段階で形成してもよい。金属としてはM
oの他に、n+ a−Si半導体膜14とのオーミック性
のよいW、Cr、Ta、Ti等の高融点金属や陽極酸化
性のよいTa、Ti、Al、Nb等を用いるようにして
もよい。
【0030】次にn+ a−Si半導体膜14上にネガレ
ジスト15を形成し、絶縁性基板10の裏面側(ゲート
線11を形成した側の面と反対側)からゲート線11を
マスクとして露光する(図1(a))。このときゲート
線11上のレジスト15はゲート線11がマスクになる
ため露光されない。このネガレジスト15を現像するこ
とによりソース・ドレイン部分は約1/2程度の膜厚
で、光の回折により幅1〜2μm程度にわたってゲート
線上に重なり、ゲート線11上にはレジストが形成され
ないパターンとなる。
【0031】しかし、信号線21とゲート線11の交差
部になる領域には光が当たらないためレジスト15が溶
解してしまう。このためにゲート線11と信号線21の
交差部になる領域にはマスクにより選択的に光を照射し
たり、あるいはレーザースポット照射により加熱重合さ
せるようにする。
【0032】または、ゲート線11の信号線21の交差
部になる領域に、ゲート線11がフレネル回析による光
の回り込み幅の2倍以下の幅を有する複数の部分からな
るようにスリット11bを形成するようにしてもよい。
【0033】図5はスリット11bを有するゲート線1
1の例を概略的に示す図である。スリット11bを形成
しておくことにより、回折光がゲート線11と信号線2
1との交差部にも回り込んでレジストを露光することが
できる。したがって、このためゲート線11上の信号線
21と重なる領域をレジストにより被覆することができ
る。
【0034】なお、スリット11bにより複数の部分に
分離されるゲート線の幅w1 、w2は同じでもよいし異
なっていてもよい。またスリット11bを複数形成する
ようにしてもよい。
【0035】またスリットの形成によりゲート線11の
有効な幅が小さくなってしまう場合などには、ゲート線
11の信号線21と重なる領域の幅Wを太く形成するよ
うにしてもよい。図6はゲート線11の信号線21と重
なる領域の幅Wを太く形成した例を概略的に示す図であ
る。
【0036】スリットの長さLは信号線21の幅よりも
大きくする必要がある。プロセスマージンを見込んで信
号線21の幅よりも長く形成するほうが、ゲート線と信
号線との絶縁を確保する観点からも好適である。
【0037】この段階で、基板上のレジスト15又は陽
極酸化膜に被覆されていない領域にCu、Zn、Ag等
の比較的エッチングされやすく、融点の低い金属をn+
a−Si半導体膜14のチャネル上にメッキ層16を形
成する(図1(b))。
【0038】メッキ層16はTi等の表面処理を行なっ
た後に無電解メッキを行ってもよいし、n+ a−Si半
導体膜14及びΜo金属薄膜14bの積層膜の基板端面
などの部分から導通を取って電気メッキを行って形成す
るようにしてもよい。
【0039】レジスト15を剥離した後に、信号線2
1、ソース・ドレイン電極となる例えばAlなどの金属
層17を、スパッタ法などにより厚さ約400nmにわ
たり堆積する。このときにメッキ層16は合金化するこ
とにより融点が低下し、表面がAlと合金化する。
【0040】堆積したAl層17上に信号線パターン及
びソース、ドレインがTFTチャネル上で連続した(未
分離)マスク18によりレジストパターンを形成する
(図1(c)、図13)。この後、Al層17をエッチ
ング液でエッチングする。このときCu、Zn、Sn、
AgはAlよりもエッチングされやすいために、薄膜ト
ランジスタのチャネル上のメッキ層16とその近傍の合
金化したAl層17がエッチングされて、ソース17a
とドレイン17bとを分離することができる(図2
(d))。また図4(a)はこのときのアレイ基板の状
態を概略的に示す平面図である。Al層よりもエッチン
グされやすいメッキ層16の形成されていた部分が除去
され、一方Al層17は所定パターンで残るから、ソー
ス・ドレインを自己整合的に分離することができる。
【0041】この後、CF4 /O2 ガスを用いたRIE
法(Riactive Ion Etching法)ま
たはCDE法(Chemical Dry Etchi
ng)などによりn+ a−Si半導体膜14、a−Si
半導体膜13をエッチングしてn+ a−Si半導体膜1
4のソース・ドレインを分離する(図2(e)))。
【0042】このようにして基板10上にゲートとソー
ス・ドレインとが自己整合的に形成された薄膜トランジ
スタ20が基板10上にマトリクス上に配列した薄膜ト
ランジスタアレイが完成する。
【0043】a−Siの厚さは約50〜300nm程度
の範囲で必要に応じて成膜するようにすればよく、また
a−Siに限らずpoly−Si、μc−Si、各種化
合物半導体など他の半導体材料を用いてもよい。
【0044】次に、ポジ系のポリビニルアルコール等の
感光性の染色可能な高分子材料31aを約1〜3μm程
度の厚さにコーティングする。そして裏面より露光する
ことにより信号線21及びゲー卜線11上に高分子材料
31を残す。
【0045】次に、この高分子材料31を加熱してパタ
ーンだれを発生させ、信号線21、走査線11の形成さ
れた領域を完全に覆うように変形させる。
【0046】さらにこの高分子材料31を赤青緑の染料
を混色させた反応性染料に浸漬して黒色に染色させて黒
色化31bする(図2(f)、図4(b))。このと
き、形成する高分子材料31の厚さと、染料の濃度は可
視領域の光の透過率が1〜0.1%程度以下になるよう
に調整するようにすればよい。
【0047】ついで黒色化した高分子材料31bを約1
00〜200℃程度で焼成して高分子を安定化する。
【0048】次に例えばアクリル系のネガレジストに赤
の顔料を約30〜50重量%程度混合させて、画素電極
を含む所定の領域上に例えばバブルジェットにより飛散
させて印刷し赤色のカラーフィルタ31Rを形成する。
同様に、次に青の顔料分散樹脂を、さらに緑の顔料分散
樹脂を飛散させ青色のカラーフィルタ31B、31Gを
形成する(図3(g))。これらの顔料にはITO、S
nO2 、SbOx 等の透明導電性の粒子のフィラーを混
合して導電率を上げるようにしてもよい。抵抗率は10
5 Ωcmから107 Ωcm程度であればよい。形成する
カラーフィルタの厚さは黒色化した高分子材料31の堤
と同程度とすればよい。あるいは、黒色化した高分子材
料31の堤よりも高く形成してから最後にポリッシング
するようにしてもよい。ポリッシングする場合には、黒
色化した高分子材料31(ブラックマトリクス)の部分
の硬度を増すために、カーボンや金属、金属化合物等の
硬度の高い材料を導電率が低くなりすぎない程度に混合
するようにしてもよい。
【0049】このように薄膜トランジスタアレイを形成
することにより、熱変形の大きいプラスチック基板を用
いた場合でも、ソース・ドレインとゲートが良好に整合
した薄膜トランジスタを形成することができた。また、
アレイ基板内での薄膜トランジスタの特性も揃ってい
た。このため液晶表示装置の画質も均一になり、表示品
質を向上することができた。
【0050】(実施形態2)対角40インチの高精細ア
クティブマトリクス型液晶表示装置に本発明を適用し
た。
【0051】実施形態1では絶縁性基板10としてプラ
スチック基板を用いたが、この例ではガラス基板を用い
た。ガラスは約5×10-5程度の熱膨張係数を持つた
め、3℃の変化で130μm以上の熱変形が発生する。
このため、通常のフォトリソグラフィ工程ではマスク合
わせを行うことができない。これに対し、本発明の裏面
露光とメッキ層形成を用いる自己整合的な製造方法によ
り、ほぼ完全に自己整合することができた。したがっ
て、対角40インチのような大きなアレイ基板上に、特
性の均一な薄膜トランジスタアレイを形成することがで
きた。
【0052】以上述べたように、本発明の薄膜トランジ
スタの製造方法によれば、ゲート電極と自己整合的にソ
ース・ドレイン電極を形成することができる。したがっ
て、プラスチック基板や大型基板のように、通常のフォ
トリソグラフィ技術では合わせられない基板に対しても
良好に整合することができ、基板内でのTFT特性を均
一に形成でき、画質が均一な高表示品質を有する液晶表
示装置を製造することができる。
【0053】また、本発明の電子装置によれば、例えば
走査線と信号線とが重なる領域についても感光性樹脂層
を露光することができる。
【0054】(実施形態3)つぎに、ゲート線と半導体
層との照射光に対する吸収率の差を利用して、レジスト
を硬化させる本発明の液晶表示装置の製造方法について
説明する。
【0055】まず、プラスチック基板上にΜoTa、C
u、Al合金、MoW等の導体層をスパッタ法などによ
り約300nm堆積させ、エッチングを行って、ゲート
線11、図示しないCs線、および信号線21のパター
ンを形成した。
【0056】ゲート線11の材料は何でもよいが反射率
の高い材料の方が、半導体層13との光吸収率の差が大
きくとれるのでより好ましい。特に可視領域から赤外領
域の波長に対して反射率の大きいAg、Al、Cr、C
u、Mo、Ta、Nb、Au等が好適である。
【0057】次にプラズマCVD法によりゲート絶縁膜
12としてSiOx 300nm、SiNx 50nmを積
層し、アンドープa−Si半導体膜13を100nm、
n+a−Si14を200nm、金属薄膜14bを50
nm堆積した。
【0058】次に図示しないゲート線取り出し部のMo
/n+ a−Si/a−Si/SiNx /SiOx をエッ
チングしてコンタクトホールを形成した。またITOな
どの透明導電性膜をスパッタ法などにより堆積して所定
形状にパターニングし、画素電極22を形成した。
【0059】この後、Wを約50nm、Alを約400
nm堆積し、Alエッチング液及びCF4 /O2 のドラ
イエッチにより、ソース電極17a、ドレイン電極17
b、信号線21を形成した。
【0060】次に基板全面にわたりレジストを塗布し
た。レジストはポジでもネガでもよいがここではノボラ
ック系のポジ型レジストを用いた。
【0061】次に基板裏面よりキセノンランプで加熱し
た。ゲート線11部分は照射光を反射し、n+ a−Si
をCDE(Chemical Dry Etchin
g)によりエッチングしてTFTアレイを完成した。
【0062】a−Si半導体膜13及びWは可視から赤
外において反射率が低いため光を吸収して加熱される。
このため、ゲート線11の形成されていない部分がより
高温となりレジストの重合が進む。このレジストを現像
することにより、例えばゲート電極上など光の吸収され
ない部分が溶解し、ソース・ドレイン部分の上及び一部
1〜2μm程度ゲート上に重なってレジストが残ことに
なる。
【0063】ここで、信号線11とゲート線21の交差
部には光が当たらないため、レジストが溶解してしま
う。このため前述のようにゲート線11、信号線21の
交差部にはマスクにより選択的に光を照射又はレーザー
スポットにより加熱重合させるようにしてもよい。ま
た、前述のようにゲート線11の信号線21と交差する
領域に照射光が回折して背面に回り込めるようなスリッ
トを形成しておけば、信号線11とゲート線21の交差
部にも光を当てることができ、レジストを硬化すること
ができる。
【0064】このレジストをマスクにAl、Wをエッチ
ングする。これをマスクにCF4 /O2 のドライエッチ
によりn+ a−Si半導体膜をエッチングする。この上
にITOなどの透明導電性膜からなる画素電極をした後
にSiNx からなるパッシベーション膜を形成する。
【0065】図7はこのようにして形成したアレイ基板
の画素領域の平面構造を模式的に示す図である。図8は
図7のアレイ基板のMM´方向の断面構造を概略的に示
す図である。このような工程で薄膜トランジスタアレイ
を形成することにより、大型ガラス基板や、熱変形の大
きいプラスチック基板を用いてもソース・ドレインとゲ
ートが基板全面にわたって良好に整合した薄膜トランジ
スタを形成することができる。したがって、基板内に多
数形成される薄膜トランジスタの特性を均一化すること
ができ、表示品質を向上することができる。
【0066】次に対角40インチの高精細TFT−LC
Dに本技術を適用した。第一の実施例ではプラスチック
基板を用いたが、本実施例ではガラス基板を用いた。ガ
ラスは約5×10-5程度の熱膨張係数を持つため、3℃
の変化で130μm以上の熱変形が発生してしまい、通
常のフォトリソグラフィ工程では合わすことができな
い。これに対し本発明のアレイ基板の裏面からの光加熱
による自己整合整合により、ほぼ完全に自己整合整合す
ることができた。
【0067】ゲート線としては可視光線(550n
m)、赤外光線(1μm)で反射率の大きいAg(0.
914、0.987)、Al(0.924、0.97
0)、Cr(0.698、0.639)、Cu(0.5
77、0.976)、Mo(0.582、0.80
5)、Ta(0.395、0.992)、Nb(0.5
11、0.875)、Au(0.331、0.992)
が好ましい。またa−Si半導体膜13上に形成する金
属としては反射率が小さくて光吸収の大きいSi(0.
364、0.316)、W(0.480、0.64
9)、Ti(0.462、0.570)などを用いるこ
とが好ましい。
【0068】ゲート線11と半導体膜13との照射光に
対する反射率の差は30%以上あれば選択的にレジスト
を硬化することができることがわかった。また、ゲート
線11と半導体膜13の反射率差の大きい波長領域を有
する照射光により加熱することが好適である。また、加
熱部と非加熱部との温度差は約20〜60℃程度、より
好ましくは約30〜50℃程度にすることにより、レジ
ストを選択的に溶解することができる。
【0069】(実施形態4)さらに、裏面からの加熱用
光源として連続発光光源を用いた場合には、熱拡散等に
より非照射部分の温度も上昇しやすいため、パルス光源
で加熱すれば、更に温度差を拡大するのに有効である。
【0070】実施形態3と同様のプロセスを、キセノン
ランプの代わりにパルス光源を用いて行った。パルス光
源としてはYAGレーザーを用い、波長約1μm、エネ
ルギー密度100W/cm2 程度の照射光を、1μse
c〜10msec程度のパルス幅で照射することによ
り、レジストがより選択的に加熱され、さらに良好なパ
ターニング形状を得ることができた。
【0071】(実施形態5)図9は本発明の薄膜トラン
ジスタの構造を概略的に示す図である。図9(a)はこ
の薄膜トランジスタの断面構造を、図9(b)はこの薄
膜トランジスタの半導体膜とオーミックコンタクト層の
部分を拡大して模式的に示す図である。
【0072】この薄膜トランジスタは絶縁性基板10
と、絶縁性基板10上に形成されたゲート電極11と、
ゲート電極11を覆うように絶縁性基板10上に形成さ
れたゲート絶縁膜12と、ゲート絶縁膜11上に形成さ
れた半導体膜13と、実質的に半導体膜13の酸化物1
3bからなり、半導体膜13のゲート電極11と対応す
る領域のゲート電極11と反対側に形成された第1の絶
縁層13bと、半導体膜13上に形成されたオーミック
コンタクト層14と、実質的にオーミックコンタクト層
14の酸化物14cからなり、オーミックコンタクト層
14の第1の酸化層13bに対応する領域に、オーミッ
クコンタクト層14のソース・ドレイン領域を分離する
ように形成された第2の絶縁層14cと、第2の絶縁層
14cにより分離されたオーミックコンタクト層14上
に形成されたソース電極17aおよびドレイン電極17
bとを有するものである。
【0073】この例では絶縁性基板10にはプラスティ
ック基板を用いている。また半導体膜にはa−Siを用
い、オーミックコンタクト層14にはn+ a−Siを用
いている。
【0074】この薄膜トランジスタのオーミックコンタ
クト層14は、そのゲート電極11と対向する領域に、
実質的にオーミックコンタクト層14の酸化物からなる
第2の酸化物層14cを有しており、この第2お酸化物
層14cによってソース・ドレインが分離されている。
【0075】また、半導体膜13のオーミックコンタク
ト層側の表層部には、実質的に半導体膜の酸化物からな
る第1の酸化層が形成されている。なお、第1の酸化層
は、半導体膜13に十分なキャリアのパスが残るように
形成されている。
【0076】第1の酸化層13bおよび第2の酸化層1
4cは、この場合どちらもシリコン酸化物から形成され
ているが、第2の酸化層14cにはリンの酸化物も存在
している。
【0077】このような酸化層は、例えば絶縁性基板上
にオーミックコンタクト層14までを形成した段階で、
オーミックコンタクト層上にレジストを形成し、このレ
ジスとをゲート電極11をマスクとして裏面露光して現
像したものをマスクとして陽極酸化を行うことにより形
成することができる。したがって、ソース・ドレインを
ゲート電極と自己整合的に形成することができる構造で
ある。例えば本発明の薄膜トランジスタは、プラスティ
ック基板や、大型基板などに薄膜トランジスタアレイを
形成する場合であっても、基板全体にわたって特性の均
一性を保ちながら形成することができる。
【0078】(実施形態6)図10、図11は図9に例
示したような本発明の薄膜トランジスタを絶縁性基板上
にマトリクスアレイ状に形成した液晶表示装置のアレイ
基板の製造方法の例を説明するための図である。
【0079】まず、透光性を有するガラスまたはプラス
チックなどからなる絶縁性基板10上にMo、Ta、C
u、Al合金、MoW等をスパッタ法などにより厚さ約
300nmにわたって堆積し、エッチングを行って、ゲ
ート線11、図示しないCs線のパターンにパターニン
グした。
【0080】次に、例えばプラズマCVD法などにより
ゲート絶縁膜12として厚さ約300nmのSiOx 膜
12aと厚さ約50nmのSiNx 膜12bを積層し
た。さらに、アンドープのa−Si半導体膜13を約1
00nm、n+ a−Si半導体膜14からなるコンタク
ト層14を約200nm、Μoからなる金属薄膜14b
を約20nm堆積した。
【0081】この後、図示しない画素領域の周辺部のゲ
ート線取り出しパッド部のΜo金属薄膜14b/n+ a
−Si半導体膜14/a−Si半導体膜13/SiNx
12b/SiOx 12aをエッチングしてコンタクトホ
ールを形成した。n+ a−Si半導体膜14上の金属薄
膜14bはこの段階で形成してもよい。金属としてはM
oの他に、n+ a−Si半導体膜14とのオーミック性
のよいW、Cr、Ta、Ti等の高融点金属や陽極酸化
性のよいAl、Nb等を用いるようにしてもよい。
【0082】次にネガレジスト60を形成し、ソース電
極17a、ドレイン電極17b、および信号線21が形
成される以外の領域を露光する。次に絶縁性基板10の
裏面側よりゲート線11をマスクとして露光することに
より、a−Si半導体膜13に対応する領域を通常露光
の半分程度まで露光し、レジストの残膜厚を1/2程度
にする。露光用の光は半導体に吸収されるため、半導体
を通過した光強度が低減し、このような露光の選択性を
得ることが可能となる。このときゲート電極11上のレ
ジストはゲート電極11がマスクになるため露光されな
い。このレジストを現像することによりレジスト60の
ソース電極17a、ドレイン電極17bの部分61bは
1/2程度の膜厚で幅1〜2μm程度にわたってチャネ
ル上に重なり、ゲート電極11に対応する領域にはレジ
ストが形成されていないレジストパターンとなる(図1
0(a))。
【0083】ここで、前述のように、信号線21とゲー
ト線11の交差部になる領域には光が当たらないためレ
ジスト15が溶解してしまう。このためにゲート線11
と信号線21の交差部になる領域にはマスクにより選択
的に光を照射したり、あるいはレーザースポット照射に
より加熱重合させるようにする。または、前述のよう
に、ゲート線11の信号線21の交差部になる領域に、
ゲート線11がフレネル回析による光の回り込み以下の
幅を有する複数の部分からなるようにスリット11bを
形成するようにしてもよい。このようにすることにより
ゲート線11上の信号線21もレジストにより被覆する
ことができる。
【0084】ついで、例えばクエン酸0.1%溶液等を
用いてチャネル部のn+ a−Siからなるオーミックコ
ンタクト層14を陽極酸化し、実質的にSiOx からな
る第2の酸化層14cを形成する。この第2の酸化層1
4cにはこの場合リンなどの不純物が酸化物として残存
している(図10(b))。
【0085】また、あるいは、陽極酸化を行う前にCF
4 /O2 のドライエッチ法又はCDE法などによりチャ
ネル部のn+ a−Si膜をエッチングしてから陽極酸化
するようにしてもよい。
【0086】次に、追加現像またはアッシングによりレ
ジストの膜厚を約1/2程度に減らして、信号線21を
形成する領域のレジストを除去し、n+ a−Siコンタ
クト層14を露出させる。そして、レジスト又は陽極酸
化膜に被覆されていない領域にCr、Ni、Cu等の単
層または積層の金属をメッキして信号線21を形成する
(図10(c))。また図12(a)は、このときの画
素の状態を概略的に示す平面図である。メッキの前には
希釈したHFなどにより半導体膜表面の酸化膜を除去し
たほうがよい。
【0087】メッキはTi等の表面処理を行なった後に
無電解メッキを行ってもよいし、n+ a−Si及びMo
の積層膜の端の部分から導通を取って電気メッキを行う
ようにしてもよい。
【0088】レジストを剥離した後に、メッキした金属
及び陽極酸化膜をマスクにして、配線およびチャネル以
外の部分のn+ a−Siオーミックコンタクト層14、
a−Si半導体膜13をCDE法またはRIE法などに
よりエッチングする(図11(d))。
【0089】チャネル部の陽極酸化を行う際には、ネガ
レジストを全面に形成して、a−Si半導体膜13を通
して露光して現像して、ゲート線11上のみのレジスト
を除去してゲート線11に対応したa−Si半導体膜1
3の表面を陽極酸化するようにしてもよい。
【0090】このようにして基板10上にゲートとソー
ス・ドレインとが自己整合的に形成された薄膜トランジ
スタが基板10上にマトリクス上に配列した薄膜トラン
ジスタ22がマトリクスアレイ状に形成された薄膜トラ
ンジスタアレイが完成する。この薄膜トランジスタを製
造後、その断面をSEMにより観察したところ、主とし
てシリコン酸化物からなる積層された陽極酸化層である
第1の酸化層と第2の酸化層は区別することができた。
【0091】次に、ポジ系のポリビニルアルコール等の
感光性の染色可能な高分子材料31aを約1〜3μm程
度の厚さにコーティングする。そして裏面より露光する
ことにより信号線21及びゲー卜線11上に高分子材料
31を残す。
【0092】次に、この高分子材料31を加熱してパタ
ーンだれを発生させ、信号線21、走査線11の形成さ
れた領域を完全に覆うように変形させる。
【0093】このように薄膜トランジスタアレイを形成
することにより、熱変形の大きいプラスチック基板を用
いた場合でも、ソース・ドレインとゲートが良好に整合
した薄膜トランジスタを形成することができた。また、
アレイ基板内での薄膜トランジスタの特性も揃ってい
た。このため液晶表示装置の画質も均一になり、表示品
質を向上することができた。
【0094】(実施形態7)対角40インチの高精細ア
クティブマトリクス型液晶表示装置に実施形態5、6で
例示した本発明に薄膜トランジスタを適用した。
【0095】実施形態1では絶縁性基板10としてプラ
スチック基板を用いたが、この例ではガラス基板を用い
た。ガラスは約5×10-5程度の熱膨張係数を持つた
め、3℃の変化で130μm以上の熱変形が発生する。
このため、通常のフォトリソグラフィ工程ではマスク合
わせを行うことができない。これに対し、本発明の裏面
露光とメッキ層形成を用いる自己整合的な製造方法によ
り、ほぼ完全に自己整合することができた。したがっ
て、対角40インチのような大きなアレイ基板上に、特
性の均一な薄膜トランジスタアレイを形成することがで
きた。
【0096】このようにTFTを形成することにより、
熱変形の大きいプラスチック基板を用いてもソース・ド
レインとゲートが良好に整合したTFTを形成でき、基
板面内で特性の揃ったTFTアレイが形成できた。この
ためLCDの画質も均一であり、良好な画面が実現でき
た。このようにしてTFT及びTFTアレイが完成す
る。
【0097】次に対角40インチの高精細TFT−LC
Dに本技術を適用した。第一の実施例ではプラスチック
基板を用いたが、本実施例ではガラス基板を用いた。ガ
ラスは5×10-5の熱膨張係数を持つため、3℃の変化
で130μm以上の熱変形が発生するため、通常のフォ
トリソグラフィ工程では合わすことができない。これに
対し、本発明の裏面露光とメッキを用いる製法により、
ほぼ完全に自己整合整合することができた。
【0098】なお本発明において用いる半導体膜はa−
Siに限ることはなく、p−Si、μc−Siでもよい
し、これら以外の半導体を用いるようにしてもよい(化
合物半導体を含む)。また半導体膜、絶縁成膜などの膜
厚は必要に応じて設定するようにすればよい。
【0099】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の薄膜トラン
ジスタアレイの製造方法によれば、ゲート電極と自己整
合的にソース・ドレイン電極を形成することができる。
したがってガラス基板やプラスティック基板などの熱や
応力に対する変形が大きな基板、または大型基板のよう
に熱や応力に対する変形が累積して通常のフォトリソグ
ラフィ技術では位置合わせが困難な基板においても、大
規模な薄膜トランジスタアレイを特性の均一性を維持し
ながら形成することができる。したがって、例えば液晶
表示装置のアレイ基板や撮像装置のアレイ基板などに本
発明を適用することにより、薄膜トランジスタの特性を
均一にすることができ、表示品質、撮像の品質を向上す
ることができる。
【0100】また本発明の電子装置によれば、照射光が
回折するようなスリットを形成することにより通常は遮
光性を有する配線材料のような低抵抗の導体層の裏面に
ついても光を照射することができる。したがって、例え
ば液晶表示装置のアレイ基板などの製造時における複雑
なフォトエッチングプロセスに関する工程を単純にする
ことができ、生産性を向上することができる。
【0101】さらに本発明の薄膜トランジスタは、オー
ミックコンタクト層、半導体膜自体の陽極酸化層である
第1の酸化層、第2の酸化層によりソース・ドレインを
分離した薄膜トランジスタである。したがって、ガラス
基板、プラスティック基板のように熱や応力に対する変
形の大きな基板や、サイズが大きい基板などにおいて
も、大規模な薄膜トランジスタアレイを、均一に形成す
ることができるという大きな利点を有する。このような
構造を有する薄膜トランジスタにより構成した薄膜トラ
ンジスタアレイは、そのすべてが自己整合的に形成され
ているから、特性が均一になる。したがって、この薄膜
トランジスタにより液晶表示装置のアレイ基板や撮像装
置を構成することにより、表示品質、撮像の品質を向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の製造方法の1例を説明
するための図。
【図2】本発明の液晶表示装置の製造方法の1例を説明
するための分図。
【図3】本発明の液晶表示装置の製造方法の1例を説明
するための分図。
【図4】製造中のアレイ基板の状態を概略的に示す平面
図。
【図5】本発明の電子装置の配線交差部を概略的に示す
図。
【図6】本発明の電子装置の配線交差部を概略的に示す
図。
【図7】アレイ基板の画素領域の平面構造を模式的に示
す図。
【図8】図7のアレイ基板のMM´方向の断面構造を概
略的に示す図。
【図9】本発明の薄膜トランジスタの構造を概略的に示
す図。
【図10】本発明の薄膜トランジスタを絶縁性基板上に
マトリクスアレイ状に形成した液晶表示装置のアレイ基
板の製造方法の例を説明するための図。
【図11】本発明の薄膜トランジスタを絶縁性基板上に
マトリクスアレイ状に形成した液晶表示装置のアレイ基
板の製造方法の例を説明するための図。
【図12】アレイ基板の画素領域の平面構造を模式的に
示す図。
【図13】製造中のアレイ基板の状態を概略的に示す平
面図。
【符号の説明】
10………絶縁性基板 11………ゲート電極 12………ゲート絶縁膜 13………半導体膜 13b……第1の酸化層 14………オーミックコンタクト層 14b……金属薄膜 14c……第2の酸化層 15………ネガレジスト 16………メッキ層 17………金属層 17a……ソース電極 17b……ドレイン電極 18………マスク 20………薄膜トランジスタ 21………信号線 22………薄膜トランジスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明絶縁性基板上にゲート電極を形成す
    る工程と、 前記ゲート電極の上側から前記絶縁性基板上に透光性を
    有するゲート絶縁膜、半導体膜、オーミックコンタクト
    層を順次積層する工程と、 前記オーミックコンタクト層上にネガ型感光性樹脂層を
    形成し、前記絶縁性基板の前記ゲート電極が形成された
    側と反対側から前記ゲート電極をマスクとして露光し、
    未露光の前記感光性樹脂層を除去する工程と、 前記感光性樹脂層をマスクとして前記オーミックコンタ
    クト層上に第1の金属のメッキ層を形成する工程と、 前記感光性樹脂層を除去する工程と、 前記メッキ層の上側から前記第1の金属よりもエッチン
    グレートの小さい第2の金属からなる導体層を形成する
    工程と、 前記メッキ層および前記導体層とを、前記メッキ層が除
    去され、前記導体層の少なくとも一部が残るようにエッ
    チングする工程とを具備したことを特徴とする薄膜トラ
    ンジスタアレイの製造方法。
  2. 【請求項2】 透明絶縁性基板上に可視光線または赤外
    線に対して第1の反射率を有する導体材料からなるゲー
    ト電極を形成する工程と、 前記ゲート電極の上側から前記絶縁性基板上に、透光性
    を有するとともに可視光線または赤外線に対して前記第
    1の反射率よりも小さな第2の反射率を有する、ゲート
    絶縁膜、半導体膜、オーミックコンタクト層を順次積層
    する工程と、 前記オーミックコンタクト層上に熱硬化性および感光性
    を有する樹脂層を形成し、前記絶縁性基板の前記ゲート
    電極が形成された側と反対側から前記ゲート電極をマス
    クとして露光する工程と、 未硬化の前記樹脂層を除去する工程と、 前記樹脂層をマスクとして前記オーミックコンタクト層
    上にソース・ドレイン電極を形成する工程と、を具備し
    たことを特徴とする薄膜トランジスタアレイの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 第1の導体配線と、 前記第1の導体配線と感光性絶縁性樹脂層を介して積層
    され、前記第1の導体配線と重なる領域に、少なくとも
    可視光が回折するように形成されたスリットを有する第
    2の導体配線とを具備したことを特徴とする電子装置。
  4. 【請求項4】 絶縁性基板と、 前記絶縁性基板上に形成されたゲート電極と、 前記ゲート電極を覆うように前記絶縁性基板上に形成さ
    れたゲート絶縁膜と、 前記ゲート絶縁膜上に形成された半導体膜と、 前記半導体膜の酸化物からなり、前記半導体膜の前記ゲ
    ート電極と対応する領域の前記ゲート電極と反対側に形
    成された第1の絶縁層と、 前記半導体膜上に形成されたオーミックコンタクト層
    と、 前記オーミックコンタクト層の酸化物からなり、前記オ
    ーミックコンタクト層の前記第1の酸化層に対応する領
    域に、前記オーミックコンタクト層のソース・ドレイン
    領域を分離するように形成された第2の絶縁層と、 前記第2の絶縁層により分離された前記オーミックコン
    タクト層上に形成されたソース電極およびドレイン電極
    とを有することを特徴とする薄膜トランジスタ。
JP6262197A 1997-03-17 1997-03-17 薄膜トランジスタアレイの製造方法、電子装置および薄膜トランジスタ Withdrawn JPH10256558A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000235190A (ja) * 1999-02-12 2000-08-29 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 液晶ディスプレイパネル及びその製造方法
JP2004179655A (ja) * 2002-11-22 2004-06-24 Xerox Corp マイクロ流体チャネルを用いた電子装置の作製方法
KR100480331B1 (ko) * 2002-04-08 2005-04-06 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정표시장치용 어레이 기판 및 그의 제조방법

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