JPH10256589A - 導波路型半導体受光素子およびその製造方法 - Google Patents
導波路型半導体受光素子およびその製造方法Info
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- JPH10256589A JPH10256589A JP9051897A JP5189797A JPH10256589A JP H10256589 A JPH10256589 A JP H10256589A JP 9051897 A JP9051897 A JP 9051897A JP 5189797 A JP5189797 A JP 5189797A JP H10256589 A JPH10256589 A JP H10256589A
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Abstract
低下させ信頼性を向上する。 【解決手段】 基板1上に、バッファ層2、中間屈折率
層3、光吸収層4、バンド不連続緩和層5、クラッド層
6が積層形成され、不純物(Zn)の選択熱拡散により
p+領域7が形成されている。p+領域7はストライプ状
で、実質的な導波路になる。光の入射端部にはn型の導
電型である非拡散領域8が残されている。p+領域7上
にはp電極(主電極)10、11が、その他の部分にn
電極13が設けられている。光の入射端部には、劈開時
のガイド用の溝14が形成されている。光吸収層4のう
ち空乏化するのはp+領域7の下部のみであり、非拡散
領域である入射端部には電界が印加されず、リーク電流
が発生することがないため、暗電流が低減され、素子の
信頼性が向上する。
Description
素子とその製造方法に関する。
る半導体受光素子として、従来は面入射型素子が用いら
れていたが、これは光吸収層に対して垂直な方向から信
号光を入射するので、高い光電変換効率を得るためには
光吸収層を厚く形成する必要があり、キャリア走行時間
が長くなり素子応答特性の高速化の妨げとなっていた。
性の高速化とを両立するものとして導波路型半導体受光
素子の研究開発が進められている。これは、光吸収層に
対して水平な方向から信号光を入射するので、光吸収層
が薄くても導波路長が十分長ければ高い光電変換効率が
得られる。したがって、素子応答特性の高速化(キャリ
ア走行時間短縮)と光電変換効率の向上との両立が可能
になる。
ール化の際の組立性に優れているという特徴も併せ持
つ。たとえば石英系導波路部品と単体の半導体レーザ
ー、受光素子等を組み合わせていわゆるハイブリッド型
光送受信モジュールを構成する場合、受光素子として面
入射型素子を用いると、光の入射方向が素子の表面に対
して垂直であるため、電気の配線、あるいは入射信号光
の光路のいずれかを90度折り曲げることが必要で、組
立性という観点からは問題があった。これに対し、導波
路型半導体受光素子を用いると、入射信号光を素子の端
面から、すなわち素子表面に対し平行な方向から入射で
きるため電気配線や光路の折り曲げが不要となる。通
常、半導体レーザーも素子の端面から光を出射する形態
であることから、半導体レーザーと導波路型半導体受光
素子とで組立工程を共通化できるということもあり、モ
ジュールの組立性の向上、コストの低減が期待できる。
て、1994年6月に発行された「第5回オプトエレク
トロニクス・コンファレンス テクニカルダイジェスト
(Fifth Optoelectronics Co
nference technical Diges
t)」の第66〜67頁に掲載されている論文「110
−GHz、50%−Efficiency Waveg
uide p−i−n Photodiode for
a 1.55−μm Wavelength」にその
一例が記載されている。この素子は、図13に示すよう
に、半絶縁性InP基板101上にn+−InPクラッ
ド層102、n+−InGaAsP中間屈折率層103
(コア層とクラッド層との中間の屈折率を有する層、層
厚:0.8μm)、n-−InGaAs光吸収層104
(コア層、層厚:0.2μm)、p+−InGaAsP
中間屈折率層105(層厚:0.8μm)、p+−In
Pクラッド層106からなる導波路メサを形成し、これ
をポリイミド107で埋め込んみ、さらにp電極108
を設けた構造となっている。結晶成長時の不純物ドーピ
ングによりpn接合を形成しており、pn接合の形態と
してはいわゆるグロウンジャンクション(Grown
junction)型に属する。
会において講演番号C−361として発表され、かつ1
996年3月発行のその論文集の361頁に掲載された
「光ハイブリッド実装用高効率プレーナ導波路型pin
フォトダイオード」に、導波路型半導体受光素子の他の
例が報告されている。この素子は、図14に示すよう
に、導波路の中央部に不純物の選択熱拡散によりp+領
域113が形成されたプレーナ型の素子となっている。
また、導波構造としては、Si−InP基板109上に
n−InGaAsP下部中間屈折率層110(波長組
成:1.2μm)、n-−InGaAsP光吸収層11
1(波長組成:1.4μm)、n-InGaAsP上部
中間屈折率層112(波長組成:1.2μm)を順次積
層し、p電極114とn電極115を形成した構造を有
する。この素子は波長1.3μm帯の信号光の受信に用
いられる。
は、光吸収層を厚く形成すればそれだけ高い結合トレラ
ンスが得られる(入射光スポットの位置ずれを許容する
ことができる)ものの、光吸収層を空乏化させるために
必要な電圧、つまり素子の動作電圧が上昇するという問
題が生じる。そこで、上下の中間屈折率層110、11
2を設けることによって、光吸収層自体の厚みは薄く保
ったまま等価的な層厚を増大させている。これにより、
入射光スポットの位置ずれが生じても感度があまり落ち
ずに位置ずれに対して高い結合トレランスが得られ、し
かも、中間屈折率層は高不純物濃度であるので、その挿
入により動作電圧が上昇することはなく低く保つことが
できる。
受光素子においては、低暗電流かつ高信頼性の素子を作
製することが困難である。図13の従来例のようなグロ
ウンジャンクション型素子は、メサ構造であり、光吸収
層104の側面が導波路の全長にわたって露出している
ため、プレーナ型と比較してリーク電流が生じ易いので
暗電流が大きく素子の信頼性という観点からも問題があ
る。一方、図14の従来例はプレーナ型素子であるが、
電圧が印加された状態の光吸収層が入射端部に露出して
おり、この入射端部においてリーク電流が流れ易く、こ
れが暗電流を増加させ、信頼性を低下させる要因となる
からである。
頼な導波路型半導体受光素子およびその製造方法を提供
することにある。
受光素子は、不純物の選択熱拡散によりpn接合を形成
するプレーナ型の導波路型半導体受光素子において、導
波路の中央部に位置する主電極の導電型と、光の入射端
部の導電型とが異なっている。それにより、素子にバイ
アスを印加した時に空乏層が入射端部に達しないので、
入射端部に電界が加わらず、暗電流を低減し信頼性を高
めることができる。
除く全域の導電型とが異なっていることが望ましい。
屈折率よりも大きく光吸収層の屈折率よりも小さい屈折
率を有する中間屈折率層とを備え、中間屈折率層が光吸
収層より基板に近い側にのみ形成されていることが望ま
しい。
の光吸収層除去領域内に素子実装用位置合わせパターン
が形成されている。
けられており、クラッド層の光吸収層除去領域と対向す
る部分上に位置合わせパターンが形成される場合もあ
る。
極の設けられている部分が上方へ突出するように形成さ
れていることが望ましい。
設けられており、クラッド層の屈折率よりも高い屈折率
を有する導波層が突出部内に形成される構成とすること
もできる。
法は、エッチングによりウェハ上に導波路と垂直方向の
溝を形成しておき、その溝に沿ってウェハを劈開して入
射端部を形成するものである。
って形成されることが望ましい。
て、図面を参照して詳細に説明する。
図、図2は図1のA−A線断面図、図3は製造工程を説
明するための図で、劈開により入射端面を形成する前の
状態を示す平面図である。
1上に、n+−InPバッファ層2(不純物濃度:1×
1018cmー3、層厚:0.2μm)、n+−InGaA
sP中間屈折率層3(不純物濃度:1×1018cm-3、
波長組成:1.3μm、層厚:4μm)、n-−InG
aAs光吸収層4(不純物濃度:1×1015cm-3、層
厚:1.5μm)、n−InGaAsPバンド不連続緩
和層5(不純物濃度:1×1018cm-3、波長組成:
1.3μm、層厚:0.1μm)、n−InPクラッド
層6(不純物濃度:3×1017cm-3、層厚:1μm)
が順次積層形成されている。なお、この構成において、
コア層は光吸収層4であり、クラッド層6は光吸収層4
よりも屈折率の低い層であり、中間屈折率層3は両層
4、6の中間の屈折率を有する層である。また、バッフ
ァ層2は結晶成長時の緩衝材として形成された層であ
り、バンド不連続緩和層5は屈折率の異なるクラッド層
6と光吸収層4との間をキャリアが高速で通過し得るよ
うに設けられた層である。
よりp+領域7が形成されている。このp+領域7は、幅
50μm、長さ100μmのストライプ形状(ハッチン
グ部)であり、そのストライプの方向は基板の[0 1
1]方向と一致させてある。このストライプの部分が実
質的な導波路になる。
たって拡散を施さない領域、すなわち非拡散領域8が残
されている。この非拡散領域8は、各層1〜6の本来の
性質通りn型の導電型である。
極としてのAuZn膜10、TiPuAu膜11、n電
極としてのAuGeNi膜12(図1〜3には表れてい
ない)、TiPuAu膜13が設けられている。p電極
であるAuZn膜10、TiPuAu膜11は、p+領
域7が形成されているストライプ部分上に設けられてお
り、本実施形態の主電極である。また、光の入射端部に
は、劈開時のガイド用の溝14が形成されており、この
溝は、導波路と垂直方向すなわち[0 1 −1]方向に
沿って形成されている。さらに、この入射端部を覆うよ
うに、SiNからなる反射防止膜15が形成されてい
る。
拡散領域8の光吸収層4で生成したキャリアは、キャリ
アの濃度勾配に伴う拡散によりp+領域7の下部の空乏
化した光吸収層4へ流れ込み、光電流が生じて外部回路
に取り出される。仮に非拡散領域8の長さが長すぎる
と、光吸収層4の非拡散領域8で生成したキャリアは、
p+領域7の下部の空乏化した光吸収層4へ流れ込む前
に再結合により失われてしまい、光電流に寄与しないた
め感度が低下してしまう。一方、逆に非拡散領域8の長
さが短すぎると、バイアス印加時に空乏化領域が入射端
部にまで達してしまうため、リーク電流が生じ易くなり
暗電流が増加し信頼性が低下する。
の長さは、ある最適範囲内に存在する必要がある。非拡
散領域8の長さは、ウェハを劈開して素子を形成する際
の劈開位置とp+領域7との間の距離によって決まるた
め、非拡散領域8の長さを正確に定めるためには劈開位
置を正確に制御する必要がある。そこで本実施形態で
は、図3に示すように、予めウェハにガイド用の溝14
を形成して、この溝14に沿って劈開し、劈開面を素子
の入射端部としている。溝14は、結晶の(10 0)
面上にブロムメタノールなどのエッチング液を用いてエ
ッチング形成されており、結晶の[0 1 −1]方向に
形成されているので、エッチング速度の異方性の影響で
溝の断面形状が略V字状となっている。したがって劈開
時に力が集中しやすく、劈開作業を容易にする有効なガ
イドとして機能し、最適の長さを持つ非拡散領域8を精
度よく簡単に形成できる。
り、入射端部に非拡散領域8が形成されているので、光
吸収層のうち空乏化するのはp+領域7の下部のみであ
り、n-−InGaAs光吸収層4の入射端部には電界
が印加されない。従って、従来例のように入射端部にリ
ーク電流が発生することがないため、暗電流が低減さ
れ、素子の信頼性が向上するという効果がある。また、
本実施形態では、図13に示した従来例には存在しない
InPクラッド層6を設けているため、光に対する損失
が小さく、高感度が得られるという効果がある。
によりp+領域7を形成するときは、拡散の深さが光吸
収層4の直上に達するように拡散時の温度、時間を制御
する必要がある。このとき、図14に示す従来例のよう
に上部中間屈折率層が形成される構成であると、光吸収
層4の上部の層が厚くなり、その分だけ選択熱拡散の深
さを深くしなければならず、拡散時の温度や時間の制御
が難しくなる。ところが本実施形態では、中間屈折率層
を光吸収層の下側すなわち基板に近い側にのみ形成し
て、上側には形成していないので、拡散の深さが浅くて
すみ、拡散時の温度や時間の制御が容易になる。
明する。図4は第2の実施形態を示す斜視図、図5は断
面図であり、図6は第2の実施形態の製造工程を説明す
る図で、劈開により入射端面を形成する前の状態を示す
平面図である。
(1 0 0)面を有するp+−InP基板16上にp+−
InPバッファ層17(不純物濃度:1×1018c
m-3、層厚:0.2μm)、p+−InGaAsP中間
屈折率層18(不純物濃度:1×1018cm-3、波長組
成:1.3μm、層厚:4μm)、n-−InGaAs
光吸収層4、n−InGaAsPバンド不連続緩和層
5、n−InPクラッド層6が順次積層されている。そ
してZnの選択熱拡散によりp+−InGaAsP中間
屈折率層18に達する深さまでp+領域7が形成されて
いる。図4に示すように、p+領域7の形成領域は第1
の実施形態の場合とちょうど反対で、第1の実施形態で
拡散を施した領域(導波路の中央に位置する主電極の下
方にあたる領域)には拡散を施さず、拡散を施さなかっ
た領域(ハッチング部:主電極の下方にあたる領域を除
く全域)に拡散を施している。それから、図6(b)に
示すように、第1の実施形態と同様な材質で、非拡散領
域上に主電極としてn電極12、13を形成し、それ以
外の部分にp電極10、11を形成する。さらに、第1
の実施形態と同様に予め形成してあるガイド用の溝14
に沿って、図6(b)のA−A線の位置でウェハが劈開
され、入射端部に反射防止膜15が形成されて、図4、
5に示す素子が完成する。なお、劈開面が素子の入射端
部となっている。
が施されてp型の導電型となっている。この部分は不純
物濃度が高くなっており光吸収層が空乏化しにくい状態
になっているので、この部分で生成した電子は濃度勾配
に伴う拡散によりn電極12、13の下方の空乏化した
光吸収層4へ流れ込む。この空乏化した部分には電界が
加わっているので、電子は電界に引っ張られてn電極か
ら外部に取り出される。これが光電流となる。一方、入
射端部で生成した正孔は、p型拡散領域7を通じてp電
極10、11に伝わる。
に、入射端部には電界が印加されないので、この部分に
リーク電流が生じず、暗電流が低く抑えられ、信頼性が
高い。
電極がp型で、入射端部から空乏化した光吸収層4へ流
れ込むキャリア種が正孔であったのに対し、第2の実施
形態では、入射端部の導電型がp型、主電極がn型で、
入射端部から光吸収層4へ流れ込むキャリア種は電子で
ある。
に比べて遅いため、入射端部から空乏化した光吸収層へ
正孔が流れ込む場合は、1GHz程度以上の高速信号が
入射すると応答劣化が起こったり、前述のように非拡散
領域8の長さが長すぎた場合の再結合による感度劣化が
起こりやすかった。これに対し、本実施形態では移動速
度の速い電子を利用するので、高速信号入射時にも応答
劣化しにくく、再結合による応答劣化も起こりにくいと
いう利点がある。
明する。図7は、本発明の第3の実施形態の斜視図、図
8はA−A線断面図である。本実施形態では、半導体レ
ーザー等の他部品と組み合せたハイブリッド型の受光モ
ジユールを組み立てる際に、赤外線カメラにより素子の
位置合わせを行うために用いるアラインメントパターン
19が設けられている。具体的には、第1の実施形態と
同様に各層1〜6を積層構成した後、部分的にエッチン
グして、光吸収層4、バンド不連続緩和層5、クラッド
層6を除去した除去領域25が形成され、その除去領域
25上に通常のフォトリソグラフィ工程、例えばリフト
オフエ程によりTiPtAu膜からなるアラインメント
パターン19が形成されている。
ン19を透視して位置合わせするが、n-−InGaA
s光吸収層4は1.6μm程度以下の短い波長の光に対
しては吸収係数が大きく不透明であるのに対し、赤外線
カメラは通常1.6μm程度以上の長い波長を有する赤
外線には感度をもたないため、光吸収層4を透過した赤
外線を赤外線カメラで検出することはできない。そこで
本実施例では、アラインメントパターン19を形成する
除去領域25については、n-−InGaAs光吸収層
4をエッチングして除去している。このとき、光吸収層
4上のバンド不連続緩和層5、n−InPクラッド層6
も同時にエッチングにより除去している。こうして、本
実施形態によると、受光モジュールを組み立てる際に、
アラインメントパターン19を用いて素子の位置合わせ
を行うことができる。
率層が形成される構成であると、その分だけエッチング
深さが深くなるとともに、素子の上端からアラインメン
トパターンまでの距離が長くなり、モジュール組立工程
において素子の位置合わせを行う際、素子を実装するサ
ブマウント側のアラインメントパターンと、素子側のア
ラインメントパターン19との距離が長く、赤外線カメ
ラの焦点が合わせにくくなる。これに対し第3の実施形
態では、中間屈折率層3を光吸収層4の下側すなわち基
板に近い側にのみ形成して、光吸収層の上側には形成し
ておらず、エッチングを浅くでき、かつ赤外線カメラの
焦点が合わせやすいという効果がある。
いるので、光に対する損失が小さく感度劣化を防止でき
るという効果がある。
明する。図9(a)は第4の実施形態の断面図、図9
(b)は第4の実施形態の製造工程の説明図である。
は、光吸収層4、中間屈折率層3、バンド不連続緩和層
5のみが選択的にエッチングにより除去され、n−In
Pクラッド層6はエッチングされずにひさし状に残され
ており、そのひさし状部26上にアラインメントパター
ン19が形成されている。
と、まず図9(b)に示すように、各層1〜6を積層形
成した後、ブロムメタノールなどの無選択エッチングに
より、アラインメントパターンを形成すべき部分のすぐ
横に、上面から少なくともn+−InPバッファ層2に
達する深さの溝21を形成する。次に、通常のフォトリ
ソグラフィ工程により、ひさし状部26を形成する部分
以外をレジスト膜22で覆う。その後、リン酸と過酸化
水素水と水などからなるエッチング液を用いた選択エッ
チングにより図9(a)に示すようなひさし状部26を
形成する。その後、アラインメントパターン19を形成
する。
果に加えて、素子実装時のサブマウント側のアラインメ
ントパターンと素子側のアラインメントパターン19と
の距離が第3の実施形態よりも短くなり、赤外線カメラ
の焦点が合わせやすく、アラインメント精度が向上する
という効果がある。
明する。図10は、本発明の第5の実施形態の斜視図、
図11はA−A線断面図である。
な積層構造において、p+領域7の部分が、それ以外の
部分に比べて上方に突出するように盛り上がったいわゆ
るリッジ構造部23となっている。このリッジ構造部2
3は、結晶成長後にブロムメタノールなどのエッチング
液を用いクラッド層6をエッチング加工することにより
形成される。それ以外の製造工程は第1の実施形態と実
質的に同様である。
充分に広いいわゆるスラブ構造の導波路である場合、こ
のスラブ構造の導波路には水平方向に光を閉じ込めるメ
カニズムが存在せず、入射した光は進行するに従って徐
々に水平方向に広がっていく。そして、p+領域7より
も外側、すなわち電界が印加されていない領域に広がっ
た光は、光電流として素子外部に取り出すことができ
ず、感度劣化の原因となるおそれがある。また、光電流
として素子外部に取り出すことができたとしても、高周
波信号に対する応答が遅いので、応答劣化の原因になる
などの問題が生じる。特に、素子容量低減などのために
p+領域7の幅を狭くした場合などに、かかる問題が顕
著である。
7部にリッジ構造部23が形成されており、水平方向に
関してはこのリッジ構造部23内に光を閉じ込められ
る。したがって入射光が水平方向に広がるのが抑制さ
れ、前述の感度劣化、応答劣化の問題が生じにくいとい
う効果がある。
明する。図12は、本発明の第6の実施形態の構成を示
す断面図である。
aAsP導波層(波長組成:1.3μm)24が設けら
れている。本実施形態の製造手順は、まず、n−InP
クラッド層6aを形成し結晶成長させた後、続けて導波
層24を形成し、さらにその上部にn−InPクラッド
層6bを再度形成する。その後、リッジ構造部23以外
の領域の導波層24およびその上部のクラッド層6b
を、ブロムメタノールなどのエッチング液を用いてエッ
チングして除去することにより、リッジ構造部23を形
成する。それ以外の製造工程は第1の実施形態と実質的
に同様である。これによると、InGaAsP導波層2
4によりリッジ構造部23の等価屈折率が高まり、入射
光が水平方向に広がるのを抑制する効果がさらに高ま
り、より高感度、高速応答の素子が得られるという効果
がある。
の実施形態と同様に導波路の中央部にp電極10、11
を主電極として形成し入射端部に非拡散領域8を有する
構成、にアラインメントパターン19またはリッジ構造
部23を付加した例を説明したが、第2の実施形態と同
様にn電極12、13を主電極とし入射端部にp型拡散
領域7を形成した構成について、第3〜6の実施形態を
採用することも可能である。また、第3または4の実施
形態と、第5または6の実施形態とを組み合せて、アラ
インメントパターン19とリッジ構造部23とを有する
構成とすることも可能である。
導波路型半導体受光素子の入射端部に電界が印加されな
いので、暗電流が低減され、素子の信頼性が向上する。
特に、主電極がn型で入射端面部がp型である場合、高
速信号入射時にも応答劣化しにくく、再結合による応答
劣化も起こりにくい。
層の上側には形成していないため不純物拡散の深さが浅
く、pn接合を形成する際の温度、時間の制御が容易に
なる。
わせして素子実装を行うことができる。
ンは素子の上面に位置するので、位置合わせ時にカメラ
の焦点を合せやすい。、請求項6によると、入射光の水
平方向への広がりが抑制され、感度劣化や応答劣化が生
じにくい。
率が高められて、より高感度かつ高速応答が達成でき
る。
または拡散領域を、容易に最適の長さに形成できる。
速度の異方性の影響で劈開時のガイド用の溝が断面形状
略V字状に形成され、劈開時に力が集中しやすい。
ある。
ある。
ある。
Claims (9)
- 【請求項1】 不純物の選択熱拡散によりpn接合を形
成するプレーナ型の導波路型半導体受光素子において、
導波路の中央部に位置する主電極の導電型と、光の入射
端部の導電型とが異なっていることを特徴とする導波路
型半導体受光素子。 - 【請求項2】 前記主電極の導電型と、前記主電極の下
方を除く全域の導電型とが異なっている請求項1に記載
の導波路型半導体受光素子。 - 【請求項3】 半導体基板と、光吸収層と、前記基板の
屈折率よりも大きく前記光吸収層の屈折率よりも小さい
屈折率を有する中間屈折率層とを備え、前記中間屈折率
層が前記光吸収層より前記基板に近い側にのみ形成され
ている請求項1または2に記載の導波路型半導体受光素
子。 - 【請求項4】 前記光吸収層が一部除去されており、こ
の光吸収層除去領域内に素子実装用位置合わせパターン
が形成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の
導波路型半導体受光素子。 - 【請求項5】 前記光吸収層の上部にクラッド層が設け
られており、前記クラッド層の前記光吸収層除去領域と
対向する部分上に前記位置合わせパターンが形成されて
いる請求項4に記載の導波路型半導体受光素子。 - 【請求項6】 前記導波路の導波方向に沿って、前記主
電極の設けられている部分が上方へ突出するように形成
されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の導波路
型半導体受光素子。 - 【請求項7】 前記光吸収層の上部にクラッド層が設け
られており、前記クラッド層の屈折率よりも高い屈折率
を有する導波層が前記突出部内に形成されている請求項
6に記載の導波路型半導体受光素子。 - 【請求項8】 エッチングによりウェハ上に導波路と垂
直方向の溝を形成しておき、その溝に沿ってウェハを劈
開して前記入射端部を形成する工程を含む請求項1〜7
のいずれか1項に記載の導波路型半導体受光素子の製造
方法。 - 【請求項9】 前記溝が、結晶の[0 1 −1]方向に
沿って形成されている請求項8に記載の導波路型半導体
受光素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9051897A JP2970575B2 (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | 導波路型半導体受光素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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| JP2970575B2 JP2970575B2 (ja) | 1999-11-02 |
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|---|---|---|---|---|
| KR100444820B1 (ko) * | 2001-08-08 | 2004-08-18 | 한국전자통신연구원 | 광검출기와 이종접합 바이폴라 트랜지스터가 집적된 장파장 반도체 광수신 칩 |
| JP2014049514A (ja) * | 2012-08-30 | 2014-03-17 | Hamamatsu Photonics Kk | 側面入射型のフォトダイオードの製造方法、及び、半導体ウエハ |
| JP2017034288A (ja) * | 2016-11-04 | 2017-02-09 | 浜松ホトニクス株式会社 | 半導体ウエハ |
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1997
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